JP2003173057A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003173057A
JP2003173057A JP2001371440A JP2001371440A JP2003173057A JP 2003173057 A JP2003173057 A JP 2003173057A JP 2001371440 A JP2001371440 A JP 2001371440A JP 2001371440 A JP2001371440 A JP 2001371440A JP 2003173057 A JP2003173057 A JP 2003173057A
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Hiroshi Yokoyama
博司 横山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジャムが発生した場合に、発生箇所が定着装
置の用紙搬送方向上流側、下流側にかかわらず、簡単な
動作でジャム処理を行うことができ、その処理のために
所定部材の引き出し距離もあまりスペースを必要としな
いようにする。 【解決手段】 像担持体(10)と、当該像担持体上の画像
情報を用紙に転写する転写装置と、用紙上に担持された
画像情報を定着する定着装置(30)と、当該定着装置の用
紙搬送方向下流側に配された排紙部(40)と、少なくとも
上記像担持体から上記定着装置にわたって用紙を上方へ
搬送する用紙搬送装置(100)とを有し、当該用紙搬送装
置が旋回して像担持体から離れるように構成された画像
形成装置において、用紙垂直搬送経路を境として定着装
置が排紙部位置とは反対方向へ解放移動に構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、垂直方向に指向し
た記録媒体搬送装置とその記録媒体搬送方向下流側に位
置する定着装置とを備えた画像形成装置に関するもの
で、とりわけ定着装置のジャム処理を容易化する技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画
像形成装置において、記録媒体(以下「用紙」ともい
う)上に形成された静電潜像をトナーによって現像し、
このトナー像を用紙上に定着した後、排紙部に排出する
タイプのものが従来から知られ、広く用いられている。
このような画像形成装置で、用紙を垂直に搬送する経路
を有したものが多数知られている(例えば特開平10−
198106号)。
【0003】また画像形成装置では、用紙を装置内で搬
送する間に、その先端が近接部材に当たってつかえ、内
部で詰まることがある。これを一般にジャムと称してい
るが、用紙を搬送する以上、このようなジャムを絶対的
に回避することはできない。特に定着部の近傍ではこの
ようなジャムが発生し易い。
【0004】ジャムが発生した場合に、その解消を効率
良く且つ優れた操作性で行うための提案が多数なされて
いる。例えば特開2000−44086号公報には、ジ
ャム処理時に、開放されるべき上方カバーの開閉動作
を、伝達手段を構成する歯車、ピニオン及びラックによ
って、用紙搬送手段であるアイドルローラ、定着ローラ
及び排紙ローラに伝達し、これらローラを駆動してジャ
ム紙を搬送・除去する構成が開示されている。
【0005】また特開平9−101732号公報には、
画像形成装置を二体に分けて、像露光手段、給紙部、定
着装置等を収める第1本体に備えたガイド部材とガイド
ローラに、感光体、帯電器、現像器及びクリーニング装
置等を収める第2本体の板状部材と回動ローラを係合さ
せて、第2本体を水平方向に移動できるようにし、ジャ
ム処理等の際には第2本体を給紙の上流方向に移動して
感光体の露光面を露出させることなく画像の転写域や用
紙の搬送面を開放できるようにした構成が開示されてい
る。
【0006】また定着装置の排出側でジャムが生じた場
合の解消のために特開2001−30555号公報に
は、定着装置排出側で用紙を把持する一対のガイドと、
この一対のガイドを取り付けて装置本体に開閉自在に設
けられ且つ開放されることにより一対のガイドに把持さ
れたジャム用紙を外部に引き出す排紙フレームとを備え
る構成が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のジャム処理のための提案技術にあっては、それぞれ弱
点を有する。例えばローラを駆動しただけではジャム紙
を搬送・除去できないジャム形態が存する。例えば、定
着分離爪にジャム紙が突き刺さった場合、これを強制的
に搬送しようとすると定着ローラを傷つけ、回復不能な
状態になることもある。このようなジャム形態に対して
特開2000−44086号の提案技術は無力である。
また特開平9−101732号の構成では、搬送部分を
全て見渡すことができジャム処理を容易にする反面、大
きな引き出し距離を必要とし、装置自体も構成上強度を
要し、コストアップとなりデメリットも大きい。そして
特開2000−44086号や特開平9−101732
号で提案された技術は用紙搬送が基本的に水平であっ
て、特開平9−101732号提案技術は定着装置上流
側の搬送経路におけるジャム処理を利便化するものであ
る。特開2001−30555号提案技術は定着装置下
流側のジャム処理のためだけのものである。
【0008】本発明は、上記の欠点に鑑み、ジャムが発
生した場合に、発生箇所が定着装置の用紙搬送方向上流
側、下流側にかかわらず、簡単な動作でジャム処理を行
うことができ、その処理のために所定部材の引き出し距
離もあまりスペースを必要としないようにすることを課
題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明によ
り、像担持体と、当該像担持体上の画像情報を用紙に転
写する転写装置と、用紙上に担持された画像情報を定着
する定着装置と、当該定着装置の用紙搬送方向下流側に
配された排紙部と、少なくとも上記像担持体から上記定
着装置にわたって用紙を上方へ搬送する用紙搬送装置と
を有し、当該用紙搬送装置が旋回して像担持体から離れ
るように構成された画像形成装置において、用紙垂直搬
送経路を境として定着装置が排紙部位置とは反対方向へ
解放移動に構成されることにより、解決される。
【0010】用紙垂直搬送経路を境として、像担持体と
排紙部とが一方の側に配され、定着装置が他方の側へ移
動するように構成されていれば、好適である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、多
色トナーでのカラー作像プロセスを採用する両面画像形
成装置において、図面に基づき説明する。なおモノクロ
画像形成装置の場合には、下記する中間転写ベルト10
を備えず、感光体が直接、最終ベルト像担持体(下記実
施の形態では第3の像担持体)100に接するような配
置にすれば、直ちに本発明を適用することができる。
【0012】回転可能に支持され矢印方向に回転する第
1の像担持体たる感光体1の外周部には除電装置L、ク
リーニング装置2、帯電装置3、現像装置5が配置され
ている。帯電装置3と現像装置5の間には、下方の露光
装置4から発せられる光情報の入るスペースがとられて
いる。感光体1は4個(a,b,c,d)あるが、それ
ぞれ周囲に配される部品構成は同じである。現像装置5
が扱う色材(トナー)の色が異なっている。感光体1
は、直径が30〜100mm程度のアルミニウム製円筒
表面に、光導電性物質である有機半導体の層を設けて構
成されており、その一部が、第2の像担持体たる中間転
写ベルト10に接している。ベルト状の感光体も採用可
能である。
【0013】中間転写ベルト(一次転写体ともいう)1
0は、基体厚みが50〜600μmの樹脂フィルムある
いはゴムを基体にしたベルトで成り、感光体1からトナ
ーを転写可能とする抵抗値を有しており、横方向に長
く、矢印方向に移動可能に、回転するローラ11,1
2,13で支持・張架されている。その裏側(ループの
内側)には、第1の転写手段20が感光体1の近傍に配
置されている。ベルトループの外側に、中間転写ベルト
用クリーニング装置25が配置されていて、中間転写ベ
ルト10で転写プロセスが実行された後に表面に残留す
る不要トナーを拭い去る。
【0014】露光装置4は公知のレーザ方式で、色分解
され、現像するトナーの色に対応した光情報を、一様に
帯電された感光体表面に潜像として照射する。LEDア
レイと結像手段から成る露光装置も採用できる。
【0015】図の右方にはベルト状の第3の像担持体た
る裏面用転写体(二次転写体ともいう)100が垂直方
向に配置されている。ほぼ垂直方向での配置でなく、斜
めに傾いて立ち上がるような配置をとることも考えられ
る。裏面用転写体100は矢印方向に移動可能に、回転
ローラ111,112,113で支持、張架されてい
て、裏側(ループの内側)には、第2の転写手段120
が中間転写ベルト10を支持するローラ11の近傍に配
置されている。ベルトループの外側に、チャージャCH
や二次転写用クリーニング装置などが配置されている。
この不図示のクリーニング装置は、用紙にトナーを転写
した後、二次転写体表面に残留する不要のトナーや紙粉
を拭い去る。
【0016】上記転写手段120、ローラ113、一次
転写体10を支持するローラ11により、一次転写体1
0と二次転写体100は接触し、あらかじめ定められた
転写ニップを形成する。
【0017】二次転写体(裏面用転写体)100も、基
体の厚みが50〜600μmの樹脂フィルムあるいはゴ
ムを基体にしたベルトで成り、中間転写ベルト10から
トナーを転写可能とする抵抗値を有している。
【0018】記録媒体(用紙)Pは図の下方の給紙装置
(給紙カセット)26-1,26-2に収納されており、
最上の用紙が給紙ローラ27で1枚ずつ、複数のガイド
29を経てレジストローラ対28に搬送される。
【0019】図の上方には、定着装置30、排紙ガイド
31、排紙ローラ対32、排紙スタック部40が配置さ
れている。定着装置30は、シリコーンゴムなどの表層
材質にヒータを内蔵した定着ローラ310に対して、ル
ープ内に発熱体を配置した加圧ベルト311を当接させ
た構成となっているが、他の公知様式の定着装置を採用
することも可能である。
【0020】中間転写ベルト10の上方で、排紙部40
の下方には、補給用のトナーが収納できる収納部TSが
設けられている。トナーの色はマゼンタ、シアン、イエ
ロー、ブラックの四色があり、カートリッジTCの形態
をとっている。粉体ポンプ等で対応する色の現像装置に
適宜補給される。
【0021】図2において、二次転写体カバー301
は、通常の装着状態(図2a)においては、一体的に形
成された裏面用転写体100を覆うように、ロックレバ
ー308によって本体側ピン309と連結して固定さ
れ、閉じられている。また定着装置30は、二次転写体
カバーのストッパー302に押されてセットされてい
る。この状態で、定着装置30と裏面用転写体100
は、本体側の交流コネクター303と定着装置側の対応
コネクター304で電気的に結合している。
【0022】裏面用転写体100から定着装置30を介
し排紙用ローラ32にかけての用紙搬送路範囲でジャム
が発生した場合、画像形成動作や用紙搬送動作が中断
し、ユーザーにジャム処理を促すべく警告メッセージが
不図示の操作パネル上に表示される。
【0023】ジャム処理に際しては、ロックレバー30
8を上に上げることで当該レバーが回動し、本体側ピン
309と連結が外れて二次転写体カバー301が裏面用
転写体100を伴って旋回して開放され、用紙の搬送路
はレジストローラ対28より用紙搬送方向下流側以降、
場合によっては給紙部以降の全搬送路にわたって大きく
開き、この範囲でジャムした用紙の処理を容易にしてい
る(図2b)。その際、定着装置30はストッパー30
2がカバー301と共に移動するために、圧縮スプリン
グ306によって本体フレーム307の突き当て部31
7に押しやられる。この時の移動距離Iは交流コネクタ
ー303,304が電気的に切断される距離であり、ユ
ーザーが明らかに開いたと認識できる距離でなければな
らない。これは指が入らない程度の僅かな距離にすぎな
いが、ロックレバー308の上方部分でもあり、目立ち
易く認識容易である。
【0024】定着装置30でのジャム処理にあたって
は、定着装置30を引き出して行う(図2c)が、この
際、定着装置30をいったん持ち上げ(II-a)、本体
横方向へ引き出す(II-b)こととなる。引き出し方向
が裏面用転写体100と一体に構成された二次転写体カ
バー301と同じ方向であって且つ排紙スタック部40
或いは作像プロセスと反対側であるので、両方の搬送経
路を一望することができ、ジャム処理が容易となる。
【0025】上記のように構成された画像形成装置にお
ける画像形成動作について説明する。まず、用紙の両面
に画像を得る場合の動作から説明する。なお、用紙両面
に画像を得る場合、先に形成する画像を第1面画像、後
から形成する画像を第2面画像と呼び、第1面画像が転
写される用紙面を用紙第1面(表現上、裏面側とな
る)、第2面画像が転写される用紙面を用紙第2面(表
現上、表面側となる)と呼ぶことにする。
【0026】本例の画像形成装置はいわゆるプリンタで
あり、書き込みのための信号は不図示のホストマシー
ン、例えばPCから送られてくる。受信した画像信号に
基づいて露光装置4が駆動され、露光装置のLD光源
(図示せず)からの光は、不図示の光学部品を経て、帯
電装置3により一様に帯電された感光体ドラム1のう
ち、まずaと記された感光体上に至り、書き込み情報
(色に応じた情報)に対応した潜像を形成する。
【0027】感光体1上の静電潜像は現像装置5によっ
て現像され、トナーによる顕像が感光体表面に形成・保
持される。この感光体上のトナー像は、第1転写手段2
0(転写ローラ)により、感光体1と同期して移動する
中間転写ベルト10の表面に転写される。感光体1の表
面は、残存するトナーがクリーニング装置2でクリーニ
ングされ、除電装置Lで除電され次の作像サイクルに備
える。
【0028】中間転写ベルト10は、表面に転写された
トナー像(用紙第1面に転写されるべき画像)を担持し
て図中反時計回りに走行する。次いでbと記された感光
体1に、別の色に対応する潜像が書き込まれ、対応する
色のトナーで現像され顕像となる。この顕像は、既に中
間転写ベルト10にのっている前の色の顕像に重ねら
れ、感光体1c、1dでも同じ処理がなされて、最終的
に4色重ねられる。
【0029】このとき中間転写ベルト10は感光体1と
同期して矢印方向に移動しており、第2の転写手段12
0の作用で、裏面用転写体100の表面に中間転写ベル
ト10の表面に形成された画像が転写される。所謂タン
デム形式で4個の感光体上に画像を形成させながら、中
間転写ベルト(一次転写体)、裏面用転写体(二次転写
体)が移動し、作像が進められるので、その時間が短縮
できる。
【0030】中間転写ベルト10が、所定位置まで移動
すると、用紙の別の面(用紙第2面)に作成されるべき
トナー画像(顕像)が、前述した工程で再度、感光体1
により作像され、合わせて給紙が開始される。給紙ロー
ラ27が反時計方向に回転すると、給紙カセット26-
1若しくは26-2の最上部にある用紙Pが引き出さ
れ、レジストローラ対28に搬送される。その間、裏面
用転写体100上に転写されたトナー像(第1面画像)
は、1回りして中間転写ベルト10と接触する位置に向
けて搬送されている。レジストローラ対28を経て中間
転写ベルト10と裏面用転写体100の間に送られる用
紙の片側面(第1面)に、中間転写ベルト表面のトナー
像が、第2の転写手段120により転写される。更に用
紙は上方へ搬送され、裏面用転写体表面のトナー像が、
チャージャCHにより用紙のもう一方の面(第2面)に
転写される。転写に際して、用紙は画像の位置が正規の
ものとなるようにタイミングがとられて搬送される。
【0031】本例では、感光体1に作像されるトナーの
極性はマイナスである。第1の転写手段20にプラス電
荷を与えることで、感光体に作像されたトナー像は中間
転写ベルト10(第2の像担持体)に転写される。第2
の転写手段120にプラス電荷を与えることで、中間転
写ベルト10に作像されたトナーは裏面用転写体(第3
の像担持体)100に転写される。また中間転写ベルト
表面のトナーも、用紙の片側の面に転写される。チャー
ジャCHからプラス極性の電荷を与えることで、裏面用
転写体100表面のマイナス極性のトナーは吸引され
て、用紙の他の面に転写される。
【0032】上記ステップで両面にトナー像を転写され
た用紙Pは、定着装置30に送られ、用紙上のトナー像
(両面)が一度に溶融定着され、ガイド対31を経て排
紙ローラ対32により本体フレーム上部の排紙スタック
部40に排出される。
【0033】図1に示すように排紙部40を構成した場
合、両面画像のうちの第2面、すなわち中間転写ベルト
10から用紙へ転写される面(頁)が下面となって、排
紙スタック部40に載置されるから、頁揃えをしておく
には2頁目の画像を先に作成し裏面転写体100上にそ
のトナー像を保持し、1頁目の画像を後から作成し、中
間転写ベルト10表面から用紙に直接転写するようにす
ればよい。したがって、排紙スタック部40に頁順に用
紙を排出(フェイスダウン排紙)する場合は、第1面画
像が2頁目の画像であり、第2面画像が1頁目の画像で
ある。3頁以降の画像についても同様であり、偶数頁に
画像がある場合は、その偶数頁の画像を先に形成して裏
面転写体100上に転写・保持し、その偶数頁の1つ手
前の奇数頁を後から作成し、中間転写ベルト10表面か
ら用紙に直接転写する。この場合の作像順をページ数で
示すと、2→1→4→3→6→5・・・となる。このよ
うな作像順の制御は、画像データをメモリに蓄積する公
知の技術でもって、画像形成装置の不図示の制御部によ
って行われる。
【0034】中間転写ベルト10から用紙に転写される
画像は、感光体表面で正像にし、裏面用転写体100か
ら用紙に転写されるトナー像は、感光体表面で逆像(鏡
像)になるように露光される。このような正像、逆像
(鏡像)の切り換え露光も、公知の画像処理技術により
実現できる。
【0035】裏面用転写体100から用紙にトナー像を
転写した後、内部に公知のブラシローラ、回収ローラ、
ブレード等を備えたクリーニング装置250が、裏面用
転写体表面に残留する不要トナーや紙粉を除去する。図
ではブラシローラが裏面用転写体から離れた状態にあ
る。これは当該ローラが裏面用転写体に接離可能である
ことを表している。用紙に転写する前で裏面用転写体が
トナーを担持している間は離れ、クリーニングが必要な
段階で当該ベルト転写体に接触するのである。除去され
たトナーはトナー収容箇所へ集められる。
【0036】次に、用紙の片面に画像を得る場合の動作
について説明する。上記両面画像形成の説明から理解で
きるように、片面画像形成の場合、裏面用転写体から用
紙に転写するやり方と中間転写ベルトから用紙に転写す
るやり方の2通りがあるが、ここでは中間転写ベルトか
ら用紙に転写するやり方を説明する。この場合、裏面用
転写体100にトナーを転写する工程を省くことがで
き、感光体1の表面に形成されたトナー像を中間転写ベ
ルトに転写し、重ね合わせ像を用紙Pに転写する。
【0037】図1において、中間転写ベルト10上に形
成された重ね合わせ像との位置合わせのため同期をとっ
て、用紙Pは中間転写ベルト10と裏面用転写体100
の間に送られ、第2の転写手段120により用紙上(用
紙上面:中間転写ベルト側の面)にトナー像が中間転写
ベルト10から転写される。
【0038】第3転写手段であるチャージャCHは作動
することなく、用紙は裏面用転写体100とともに移動
し、定着手段30のある領域へ送られ、トナーが定着さ
れる。このとき、その後、用紙は裏面用転写体100か
ら離間され、ガイド対31、排紙ローラ対32を経て矢
印Aの方向に排出され、画像面が下になった状態(フェ
ースダウン)で排紙スタック部40に載置される。この
ような構成により、数頁にわたる原稿を1頁から順に処
理しても、排紙スタック部40から取り出したとき、プ
リント物は頁順になっている。このときの作像順は1→
2→3→4→5→6・・・となる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、用紙垂直搬送経路を境として定着装置が
排紙部位置とは反対方向へ解放移動に構成されているの
で、ジャム発生箇所が定着装置の用紙搬送方向上流側、
下流側にかかわらず、定着装置でのジャム処理を簡単に
行うことができ、また定着装置自体の移動による用紙搬
送方向上下流同時の解放を実現できるので、処理に要す
る移動距離もあまり必要としない。
【0040】用紙垂直搬送経路を境として、像担持体と
排紙部とが一方の側に配され、定着装置が他方の側へ移
動するように構成されていることで、排紙部と像担持体
(作像ユニット)を同じ側にとりまとめることができ、
これら部材が画像形成装置における占有面積の多くを占
めるものであることに照らせば、装置全体としての大型
化を抑制できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置の一例である
カラー両面プリンタの概略構成図である。
【図2】裏面用転写体、定着装置の解除機構を説明する
ための概略図であり、経時的にaからb、cと進んで用
紙搬送経路が開放される。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 3 帯電装置 4 露光装置 5 現像装置 10 中間転写ベルト 20 第1の転写手段 28 レジストローラ対 30 定着装置 31 排紙ガイド 32 排紙ローラ対

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、当該像担持体上の画像情報
    を記録媒体に転写する転写装置と、記録媒体上に担持さ
    れた画像情報を定着する定着装置と、当該定着装置の記
    録媒体搬送方向下流側に配された排紙部と、少なくとも
    上記像担持体から上記定着装置にわたって記録媒体を上
    方へ搬送する記録媒体搬送装置とを有し、当該記録媒体
    搬送装置が旋回して像担持体から離れるように構成され
    た画像形成装置において、 記録媒体垂直搬送経路を境として定着装置が排紙部位置
    とは反対方向へ解放移動に構成されたことを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体垂直搬送経路を境として、像担
    持体と排紙部とが一方の側に配され、定着装置が他方の
    側へ移動するように構成されたことを特徴とする請求項
    1に記載の画像形成装置。
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