JP2003172547A - 充電式の暖房装置 - Google Patents

充電式の暖房装置

Info

Publication number
JP2003172547A
JP2003172547A JP2001371294A JP2001371294A JP2003172547A JP 2003172547 A JP2003172547 A JP 2003172547A JP 2001371294 A JP2001371294 A JP 2001371294A JP 2001371294 A JP2001371294 A JP 2001371294A JP 2003172547 A JP2003172547 A JP 2003172547A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
secondary battery
charging
heating device
current capacity
combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001371294A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisuke Betsusou
大介 別荘
Noriyuki Komeno
範幸 米野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001371294A priority Critical patent/JP2003172547A/ja
Publication of JP2003172547A publication Critical patent/JP2003172547A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は2次電池を備えた充電式の暖房装置
において、充電時の過充電を少なくすることを課題とす
るものである。 【解決手段】 2次電池の定格電流容量ICONSTANTの設
定は2次電池の状態に応じてその大きさを変える構成と
することにより、過充電される回数を減らして2次電池
の劣化を少なくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石油などの燃料を
燃焼させて行う暖房装置に関するもので、特に燃焼に送
風手段を用いる暖房装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の暖房装置の構成を図7に示す。同
図は灯油を用いた暖房装置の外観を示した図で、同図
(a)は正面図、同図(b)は背面図である。1は灯油
を蓄える燃料タンク、2は燃焼手段、3はファンとモー
タからなる送風手段、4は制御手段、5は操作手段、6
は交流100V用の電源ケーブル、7は受け皿である。
制御手段4は燃料タンク1から燃焼手段2へ灯油を送る
ポンプの制御や、送風手段3の回転数制御などを行う。
操作部5は制御手段4に動作指令を与える。制御手段4
は100V電源からの電力供給を受けて、送風手段3や
燃料ポンプを適切に動作させて、燃焼部での灯油の安定
した燃焼を実現している。受け皿7は灯油がこぼれた時
に、受けられるようになっている。
【0003】暖房装置の外観サイズは、高さ500mm、
幅500mm、奥行き300mm程度で、燃料タンク1は着
脱式で容量が7リッター程度のものが多い。燃焼時間は
燃焼強さによって変わるが、4.5kWの暖房能力で15
時間弱程度である。
【0004】図8は構成要素の役割をわかりやすく説明
するためのブロック図で、8は燃焼部、9a、9bは加
熱手段、10は点火手段、15は燃料ポンプ、12は
弁、13はソレノイド、14は送油経路を示し、これら
が燃焼手段2の構成要素となる。11は交流モータ、1
2はファンでこれらが送風手段3の構成要素となる。
【0005】燃焼を行うためには、まず弁12をソレノ
イド13によって閉じた状態にする。
【0006】そして、燃焼部8と送油経路14の一部
は、灯油が気化できるように加熱手段9aと加熱手段9
bにより温められる。
【0007】灯油が気化できる温度に燃焼部8と送油経
路14の一部がなると、制御手段4はソレノイド13の
動作を停止させて、弁12を開くと共に、燃料ポンプ1
5を動作させて、燃料を燃料タンク1から燃焼部へ導
き、点火手段10を動作させて着火させる。その後、送
風手段3を動作させて燃焼に適した送風を開始する。燃
焼量の調整は、燃料ポンプ15からの灯油供給量の調
整、および送風手段3の能力調整を適切に制御して行わ
れる。
【0008】燃焼の停止時はソレノイド13を動作させ
て弁12を閉じて、燃料ポンプ15を停止する。その
後、送風手段3を動作させて燃焼部8と送油経路14の
一部の温度が下がり、灯油が気化できない温度になる
と、ソレノイド13の動作を停止して燃焼停止時動作が
終了する。
【0009】燃焼を行うために、最初に弁12をソレノ
イド13によって閉じた状態にする制御は、加熱手段9
aと加熱手段9bの動作途中で蒸発した灯油が、燃焼部
8から外部に放出されることを防ぐために必要である。
気化した灯油は非常な悪臭を放つ。
【0010】また、燃焼の停止時にソレノイド13を動
作させて弁12を閉じる制御も同じ理由からである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の暖房装置では、交流100Vを用いているために、商
用100V電源のコンセントが設置されている近傍でし
か暖房装置を使用することができなかった。ところが、
商用100V電源のコンセントが設置されていないこと
が多い場所、例えば浴室の脱衣室、玄関、ガレージなど
で灯油を燃料とした暖房装置を使用したいという要望が
強く、また、台所など商用100V電源のコンセントが
設置されている場所でも、電気ストーブでは能力が弱す
ぎるので、高カロリーでかつ、送風手段により温風が噴
出して広い範囲で暖房できる暖房装置が望まれている。
台所の場合、特にスペースが狭い場合が多く、商用10
0V電源のコンセントにケーブルをつないで、電力供給
を行う従来の暖房装置では、ケーブルが邪魔になるとい
う課題があった。
【0012】実願昭61−57547号「実開昭62−
171756号」のマイクロフィルムには、このような
課題を解決するため、燃料装置と送風ファンを有する温
風暖房装置において、熱風の流路の温接点を、冷風の流
路に冷接点を配置した複数の熱電素子からなる発電装置
を設けると共に、前記発電装置と送風ファンを駆動する
電動機の間に導電回路を形成し、かつこの導電回路中に
電圧調整器と蓄電池を接続する構成が開示されている。
これは熱電素子で蓄電池を充電するが、熱電素子は発電
効率が低く、送風ファンを駆動するだけの電力を得よう
とすると、多くの熱電素子を用いなければならず、装置
が高コスト、大型化してしまい一般家庭での用途には実
用的でない。そこで、小型で使い勝手がよく、特に充電
機能がよく充電電池の劣化を防ぐことができる暖房装置
が課題となる。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、直流モータで駆動される送風手段と、燃焼手
段と、2次電池と、2次電池を充電するのに必要な情報
を記憶した制御手段と、燃料タンクとを備えた本体と、
本体とは別個に設けた充電手段とを備え、充電手段の制
御は本体に備えた制御手段で行う構成とした。そしてこ
の構成で、充電手段事態の構成を簡素化することが可能
で、本体に設けた制御手段により2次電池の状態に応じ
て充電を制御するので2次電池の劣化を防ぐことが出来
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1にかかる充電式
の暖房装置は、直流モータで駆動される送風手段と、燃
焼手段と、燃料タンクと、2次電池と、制御手段とを備
えた本体と、前記本体とは別に設けた充電手段とからな
り、前記制御手段は前記充電手段を制御して前記2次電
池を充電する構成とした。これにより、充電手段には充
電のための制御手段を不用なので充電手段事態の構成を
簡素で小型化とすることができる。
【0015】本発明の請求項2にかかる充電式の暖房装
置は、充電手段が制御手段より充電の開始と停止の信号
のみを入力する構成とした。これにより、充電手段は充
電電力供給手段と充電を制御するための簡単なスイッチ
機能だけを設ける簡素な構成とすることができる。
【0016】本発明の請求項3にかかる充電式の暖房装
置は、制御手段が2次電池の残存電流容量を基に充電手
段の充電時間を決定する構成とした。本体の制御手段で
2次電池の残存電流容量を算定することにより、充電手
段の動作時間を設定することで、本体の制御手段からの
充電手段への信号は、充電の開始と停止の動作指令を行
うだけの簡単なものとすることができる。
【0017】本発明の請求項4にかかる充電式の暖房装
置は、制御手段が2次電池の状態に応じて定格電流容量
を設定する構成とした。これにより、2次電池が過充電
される回数を減らして2次電池の劣化を少なくすること
ができる。
【0018】本発明の請求項5にかかる充電式の暖房装
置は、2次電池の電圧が所定の電圧に達した場合、その
時の算定された2次電池の残存電流容量を基にして、新
たな2次電池の定格電流容量を設定することにより、過
充電される回数を減らして2次電池の劣化を少なくする
ことができる。
【0019】本発明の請求項6にかかる充電式の暖房装
置は、燃料タンクと燃焼手段とを結ぶ燃料供給経路にソ
レノイドで駆動される弁を備える。そして、前記ソレノ
イドの動作後に2次電池電圧を測定することで、前記2
次電池の電圧を正確に測定することができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0021】図1は本発明の実施例1における暖房装置
の外観図で、同図(a)は正面図、同図(b)は側面
図、同図(c)充電手段を取りつけた状態の側面図であ
る。
【0022】50は本体、51は送風手段、52は燃焼
手段、53は2次電池、54は充電手段である。
【0023】2次電池53はニッケル・カドミウム蓄電
池を使用している。1セル当たり1.7Ahの容量のも
のを10個直列に接続して12Vの電圧を出力するよう
にパック構造にしている。この2次電池53の電力によ
り燃焼手段52、送風手段51を構成する電気部品が駆
動される。この2次電池53でおよそ1〜2時間の連続
燃焼が行われる。燃料タンク64は、およそ1〜2時間
の連続燃焼に必要な灯油を蓄える容量のみを持たせてい
るので、従来の暖房装置に比べ容量が小さい。暖房装置
の全体サイズもおおよそ幅、230mm奥行き420mm、
高さ230mmで重量は10kg以下のコンパクトさであ
るので、持ち運びが容易で、かつ、電池で駆動されるの
でコンセントの無い場所でも使用が可能である。
【0024】図2は構成要素の役割をわかりやすく説明
するためのブロック図である。60は直流モータ、61
はファンでこれらが送風手段51の構成要素である。6
2は燃焼部、63は燃料供給経路、65と66は加熱手
段、67は送油ポンプ、68は点火手段、69はソレノ
イド、70は弁である。
【0025】従来の技術でも述べたように、燃焼を行う
ためには燃焼手段52の構成要素である燃焼部62と燃
料供給経路63の一部を、灯油が気化できるように加熱
しておくことが必要である。このための加熱手段65、
66は300W程度の大きな電力を必要とする。そこ
で、加熱手段65、66への電力供給は2次電池53か
らは行わず外部の電力を利用する。そして、外部の電力
が遮断されてから燃焼部62と燃料供給経路63の一部
の温度が灯油が気化できる温度にある時間内に、燃焼動
作を行うようにしている。燃焼手段52には断熱が施さ
れているので、この時間は3分程度ある。この時間内で
燃焼装置の本体50を使用したい場所に移動することが
できる。使用したい場所に移動した後、操作手段56か
ら動作指令が制御手段57に伝達され、制御手段57は
送油ポンプ67を駆動し灯油を加熱されている燃料供給
経路63の一部に送りこみ、さらにソレノイド69を駆
動して弁70を開いて加熱されている燃焼部62に気化
した灯油を導く。ここで制御手段57は点火手段68を
駆動して着火し、燃焼させるとともに、直流モータ60
を駆動して燃焼に必要な送風を行う。制御手段57、操
作手段56、送油ポンプ67、ソレノイド69、点火手
段68、直流モータ60は2次電池53から電力供給さ
れる。
【0026】図3は本発明の充電式の燃焼装置の回路構
成を示すブロック図である。80は充電手段の回路部、
81は本体の回路部を示す。充電手段の回路部80には
外部電源を接続するコンセント82が設けられ、外部電
源の電力を本体の加熱手段65、66のに供給するため
に接点83が設けられる。本体の回路部81には接点8
4が設けられて、これは本体が充電手段に取りつけられ
ると設点83と接続される。設点83と加熱手段65、
66は開閉手段85を介して接続される。開閉手段85
は加熱手段65、66の温度が一定になるように制御手
段57によって操作される。
【0027】86は切替手段で2つのスイッチ87、8
8を有する。本体が充電手段に取りつけられていない場
合、スイッチ87はオフ、スイッチ88は右側に接続す
る。
【0028】この状態で、操作手段に設けられた自己復
帰型の第1のスイッチ89が押されると、2次電池53
が制御手段57用の電源回路88に接続されて電源が確
立し、制御手段57が駆動する。制御手段57は即座に
信号を第2のスイッチ90に出力し、これをオンさせ
る。これで第1のスイッチ89がオフしても2次電池5
3が電源回路88に接続されているので、制御手段57
の動作は持続する。制御手段57が第2のスイッチ90
にオフの指令を与えると、電源回路88やその他の構成
要素である送風手段51、送油ポンプ67、ソレノイド
69、点火手段68を2次電池53から完全に遮断され
るので、非動作時の2次電池53の放電を2次電池53
の自己放電のみにすることができる。
【0029】次に、本体50が充電手段54に取りつけ
られた場合について説明する。スイッチ87はオン、ス
イッチ88は左側に接続される。スイッチ87の一端は
接点102に接続されており、これは充電手段の回路部
80の接点103と接続される。接点103には外部電
源から12Vの電源を作る電源回路104に接続されて
いる。スイッチ87の他端は制御手段57を駆動する電
源回路105に接続されているので、制御手段57は外
部電源の電力で駆動される。
【0030】スイッチ88が左側に接続されことで2次
電池53は接点91に接続され、接点91は充電手段の
回路部80の接点92に接続される。接点93、94は
それぞれ本体の回路部81、充電手段の回路部80の基
準電位である。
【0031】また、制御手段57からの信号は接点9
5、97、99に接続され、これらの接点はそれぞれ充
電手段の回路部80の接点96、98、100と接続さ
れる。接点95には充電指令の信号が出力され、これが
接点96と接続されるとスイッチ101がオンして接点
92に外部電源からの電力供給ラインが接続されるの
で、2次電池53が充電されるようになる。十分な充電
が行われると制御手段57からの指令でスイッチ101
がオフして充電が完了する。このような構成とすること
により、充電手段の回路部80には充電を制御するため
のマイコンなどの制御手段を設ける必要が無く、充電手
段の回路部80を簡素なものにすることができる。
【0032】本体の回路部81の制御手段57はマイコ
ンを有し、以下に示すような制御を行っている。
【0033】図4は燃焼動作を制御するマイコンのプロ
グラム部分の一部を示すフローチャートである。燃焼動
作の制御は最初に130で燃焼手段52の温度が灯油を
気化できる温度にあるかを判定し、よければ131に進
み2次電池53の電圧が規定値VSTOP1より大きいかを
判定し、よければ132に進みソレノイド69を動作さ
せて弁70を開放にする。133で再び2次電池53の
電圧が規定値VSTOP1より大きいかを判定し、よければ
134の送油ポンプ67動作、135の点火手段68動
作、136の送風手段51動作と進んで燃焼が始まる。
ソレノイド69は本体の回路部81の構成電気部品の中
で最も電流が大きいものである。2次電池53は大きな
電流が流れると電圧降下を起こし、とくに残存電流容量
が少なくなってくるとより顕著にこの傾向がある。そこ
でソレノイド69を駆動後に2次電池53を検知するこ
とで、2次電池53が安全に動作可能な電圧であるかを
確実に判断することができる。燃焼中は137で2次電
池53の電圧が規定値VST OP1より大きいかを判定し、
よければ2次電池53の残留電流容量IhREMAINを算定
して、これを138でメモリに書込む。メモリはマイコ
ンの電源が切れても保持される手段を用いている。残留
電流容量IhREMAINの算定は一定時間間隔Tごとに2次
電池53の電流Iを検知してI×Tを求め、もとから存
在していた2次電池53の電流容量IINITIALから次の
(1)式によって求める。 IhREMAIN=IINITIAL−Σ(I×T)(1) 139で残留電流容量IhREMAINが規定値である(α×
CONSTANT)よりも大きければ137に戻り動作を繰り
返す。ここでICONSTANTは2次電池53の定格電流容量
でαは係数である。残留電流容量IhREMAINが規定値で
ある(α×ICO NSTANT)未満であれば140の停止時動
作に移る。操作手段56からの動作停止指令の割り込み
があった場合も同様に140の停止時動作に移る。
【0034】このようにして求めた残留電流容量Ih
REMAINをもとに、充電手段の回路80に対して以下のよ
うな制御を行う。
【0035】図5は充電動作を制御する本体の回路部8
1の制御手段57に設けられたマイコンのプログラム部
分の一部を示すフローチャートである。141の充電動
作は最初に、142で充電手段54を動作させる時間T
CHARGEを算定する。TCHARGEはIhREMAINをもとに、次
(2)式で求められる。
【0036】 TCHARGE={(ICONSTANT−IhREMAIN)/ICHARGE}×β(2) ここで、ICHARGEは充電手段54による2次電池53を
充電する時の電流の大きさ、βは係数である。βは充電
効率を考慮して設定される。このようにして定めたT
CHARGEによって、フローチャートの143に進み、T
CHARGEが零の場合は充電を終了する信号を充電手段の回
路部80に出力する。
【0037】TCHARGEが零よりも大きい場合は、144
に進み2次電池53の温度が充電可能な温度であるかを
判断して、よければ145に進んで充電を開始させる。
充電時間を積算していき146で充電時間がTCHARGE
りも大きくなったかを判定する。NOであれば、147
に進み充電した分IhREMAINは増加しているので、その
算定を行う。148で再び2次電池53の温度の判定を
行いよければ146に戻って充電を持続させる。146
で充電時間がTCHARGEよりも大きくなると、充電した分
IhREMAINは増加しているので、その算定を149で行
い充電を終了する。
【0038】図5の137に戻って、2次電池53の電
圧が任意の電圧VSTOP1よりも小さくなった場合は15
0に移りIhREMAINと新たな2次電池の定格容量I
CONSTANTの設定を行い停止時動作140に移る。ここで
新たな2次電池の定格容量ICONS TANTの設定について、
図6の充放電時の電流容量を示した模式図を参照して説
明する。同図の右の縦軸は2次電池の真の残存電流容量
と、算定されたIhREMAINと、充電時間を示しており、
それぞれを正規化しているので単位はない。同様に左の
縦軸は放電した放電電流容量を示している。図中の棒グ
ラフで斜線のないものは真の残存電流容量を示し、斜線
のあるものは放電電流容量を示し、太線はIhREMAIN
値を示している。Aは2次電池の初期の定格電流容量で
ある10まで充電されている状態を示しており真の残存
電流容量とIhREMAINの値はともに10である。BはA
から6の大きさの放電が行われた状態を示しており真の
残存電流容量とIhREMAINの値はともに6である。Cは
BのIhREMAINから充電電流容量を計算し6の大きさの
充電を行った状態を示しており、真の残存電流容量とI
REMAINの値はともに10である。このような充放電を
繰り返し、Dは6の大きさの放電が行われた状態を示し
ており真の残存電流容量とIhREMAINの値はともに6で
ある。充放電を繰り返すと2次電池が劣化していき初期
の定格電流容量を維持できなくなってくる。Eは劣化し
て2次電池が保持できる電流容量が8に下がった状態で
あるが、IhREMAINから充電電流容量を計算し6の充電
を行った場合で、真の残存電流容量は8でIhREMAIN
値は10となる。同図の波線のある棒グラフの部分は、
2次電池に蓄電する能力が無いのに充電が続けられる時
間を示し、これを過充電の状態と呼ぶ。FはEの状態か
ら7の放電を行った場合を示したもので、真の残存電流
容量は1でIhREMAINの値は3となる。GはFのIh
REMAINから充電電流容量を計算し7の大きさの充電を行
った状態を示しており、真の残存電流容量は8でIh
REMAINの値は10である。このような充放電を繰り返し
てさらに2次電池が劣化していく。HはGの状態から7
の放電を行った場合を示したもので、真の残存電流容量
は1でIhREMAINの値は3となる。Iは2次電池が劣化
し6の電流容量しか蓄電できない状態で、HのIh
REMAINから充電電流容量を計算し7の大きさの充電を行
った状態を示しており、2に相当する過充電が行われ
る。真の残存電流容量は6でIhREMAINの値は10であ
る。JはIの状態から7の放電を行おうとした場合であ
るが、真の残存電流容量は無くなり、この時点でのIh
REMAINは4である。このように真の残存電流容量がなく
なる直前は2次電池電圧が低下するので、通常の2次電
池電圧よりも低い値の任意の電圧VSTOP1を図4の13
7のように設定しておき、この電圧に達したら150に
移り2次電池の定格電流容量を(ICONSTANT−Ih
REMAIN)として新たな定格電流容量ICONSTANTとして定
義し、IhREMAINを零に設定する。これにより正確な定
格電流容量とすることができるので、以降の充放電の繰
返しにおいて過充電される回数を低減することができ2
次電池の寿命拡大が図れる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明の充電式の暖
房装置は、直流モータで駆動される送風手段と、燃焼手
段と、2次電池と、前記2次電池の充電に必要な情報を
記憶した制御手段と、燃料タンクとを備えた本体と、本
体とは別個に設けられた充電手段とを備える。これによ
り、充電手段には充電のための制御手段を不用とするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の充電式の暖房装置を示す外観図で (a)は正面図 (b)、(c)は側面図
【図2】同暖房装置の本体の構成要素の役割を示すため
のブロック図
【図3】同暖房装置の本体と充電手段の回路構成を示す
回路ブロック図
【図4】同暖房装置の本体の制御手段の構成要素である
マイコンのプログラムの燃焼動作制御の一部を示すフロ
ーチャート
【図5】同暖房装置の本体の制御手段の構成要素である
マイコンのプログラムの充電動作制御の一部を示すフロ
ーチャート
【図6】充放電時の電流容量を示した模式図
【図7】従来の暖房装置を示す外観図で (a)は正面図 (b)は背面図
【図8】同暖房装置の本体の構成要素の役割を示すため
のブロック図
【符号の説明】 50 本体 51 送風手段 52 燃焼手段 53 2次電池 54 充電手段 57 制御手段 60 直流モータ 63 燃料供給経路 64 燃料タンク 69 ソレノイド 70 弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L028 AA02 AB05 AC01 EA01 EB04 EC02 5G003 AA01 BA01 CA06 CA14 CB06 CC02 GC05 5H030 AA06 AS11 BB01 FF41 FF44 FF52

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流モータで駆動される送風手段と、燃
    焼手段と、燃料タンクと、2次電池と、制御手段とを備
    えた本体と、前記本体とは別に設けた充電手段とからな
    り、前記制御手段は前記充電手段を制御して前記2次電
    池を充電する構成とした充電式の暖房装置。
  2. 【請求項2】 充電手段は、制御手段より充電の開始と
    停止の信号のみを入力する構成とした請求項1記載の充
    電式の暖房装置。
  3. 【請求項3】 制御手段は2次電池の残存電流容量を基
    に充電手段の充電時間を決定する請求項2記載の充電式
    の暖房装置。
  4. 【請求項4】 制御手段は2次電池の状態に応じて定格
    電流容量を設定する請求項1または2記載の充電式の暖
    房装置。
  5. 【請求項5】 制御手段は2次電池の電圧が所定の電圧
    に達すると定格電流容量を設定する請求項4記載の充電
    式の暖房装置。
  6. 【請求項6】 燃料タンクと燃焼手段を結ぶ燃料供給経
    路に弁と、前期弁を駆動するソレノイドを設け、2次電
    池の電圧測定は前記ソレノイドの動作により測定する構
    成とした請求項1〜5のいずれか1項記載の充電式の暖
    房装置。
JP2001371294A 2001-12-05 2001-12-05 充電式の暖房装置 Pending JP2003172547A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001371294A JP2003172547A (ja) 2001-12-05 2001-12-05 充電式の暖房装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001371294A JP2003172547A (ja) 2001-12-05 2001-12-05 充電式の暖房装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003172547A true JP2003172547A (ja) 2003-06-20

Family

ID=19180365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001371294A Pending JP2003172547A (ja) 2001-12-05 2001-12-05 充電式の暖房装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003172547A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7564223B2 (en) High frequency battery charger and method of operating same
US6833685B2 (en) Battery charger with standby mode
US9698621B2 (en) Portable power driven equipment with internal combustion engine combined battery charging and starting circuit where the battery is a removable battery pack
US5055656A (en) Battery heating system using instantaneous excess capacity of a vehicle electrical power generating subsystem
AU2020204707A1 (en) Battery enabled pellet grill
US20110265779A1 (en) Forced Air Heater Including On-Board Source of Electric energy
JP2002359008A (ja) 二次電池の運用方法及び二次電池装置
JPH1189103A (ja) 非接触型充電装置
CA2502556C (en) High frequency battery charger and method of operating same
JP5492987B2 (ja) 充電器制御装置、充電装置
JPH08226637A (ja) 蓄電池内蔵の燃焼装置
US4010410A (en) Recreational vehicle converter-battery fast charging circuit
CA2795946C (en) Forced air heater including on-board source of electric energy
JP2003172547A (ja) 充電式の暖房装置
KR101760168B1 (ko) 공기 조화기 및 그 제어방법
JP2003172545A (ja) 充電式の暖房装置
KR102174201B1 (ko) 원적외선 스마트 난방기
JP2003042561A (ja) 暖房装置
JP3432987B2 (ja) 充電器
WO2012073194A1 (en) Battery chargers
KR102173152B1 (ko) 원적외선 스마트 난방기
JP3418475B2 (ja) 燃焼装置
JP2003194342A (ja) 暖房装置
JPH07123601A (ja) 充電器
JP3038858B2 (ja) 充電器