JP2003172432A - 組み合わせ式やまば歯車の組立方法及び組立装置並びに位相測定方法及び測定装置 - Google Patents

組み合わせ式やまば歯車の組立方法及び組立装置並びに位相測定方法及び測定装置

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JP2003172432A
JP2003172432A JP2001372208A JP2001372208A JP2003172432A JP 2003172432 A JP2003172432 A JP 2003172432A JP 2001372208 A JP2001372208 A JP 2001372208A JP 2001372208 A JP2001372208 A JP 2001372208A JP 2003172432 A JP2003172432 A JP 2003172432A
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功久 小林
Kiyotaka Hirata
清孝 平田
Mitsuo Kumagai
光男 熊谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯の傾斜方向が互いに異なる1対のはすば歯
車2a、2b同士を所定の位相で組み合わせる作業を、
容易に且つ正確に行なえる様にする。 【解決手段】 上記両はすば歯車2a、2bを、それぞ
れ第一、第二両支持板7、8の互いに対向する面に、互
いに同心に支持する。この状態で、第一、第二両プラン
ジャ12、15の先端部に設けた第一、第二位置決め片
13、16を、上記両はすば歯車2a、2bの外周縁部
に係合させる。この状態で、上記1対のはすば歯車2
a、2b同士の位相が適正に規制される。そこで、この
状態のまま、上記第二支持板8を上記第一支持板7に近
付けて、上記両はすば歯車2a、2b同士を結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係る組み合わせ式
やまば歯車の組立方法及び組立装置並びに位相測定方法
及び測定装置は、自動車用変速機や各種産業機械の動力
伝達部に組み込む組み合わせ式やまば歯車を構成する1
対のはすば歯車の位相を適正に規制する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】自動車用変速機や各種産業機械の動力伝
達部を構成する複数の歯車は、それぞれはすば歯車とし
ている。この理由は、動力伝達時に、これら各歯車の噛
合部で発生する騒音(噛み合い音)を低減させる為であ
る。この様に各歯車をはすば歯車とした場合には、上記
自動車用変速機や各種産業機械の運転時に、各歯車の噛
合部にスラスト力が発生する。この様に歯車同士の噛合
部で発生したスラスト力は、歯車を固設した軸等を軸方
向に押圧する。歯車を両端部に設けた伝達軸等の場合に
は、1対の歯車の(はすばの)傾斜方向を互いに逆にす
る事により上記スラスト力を相殺する事も可能である。
ところが、中間部に1個の歯車のみを設けている回転部
材に関しては、この様な方法で上記スラスト力を相殺す
る事はできない。そして、この様なスラスト力を、上記
回転部材を支持している転がり軸受により支承する構造
を採用した場合には、この転がり軸受部分の回転抵抗が
大きくなり、動力の伝達効率が悪化するだけでなく、こ
の転がり軸受の耐久性も損なわれる。
【0003】この様な事情に鑑みて、特開平8−159
229号公報、同9−89063号公報等には、組み合
わせ式やまば歯車に関する発明が記載されている。これ
ら各公報に記載された組み合わせ式やまば歯車は、互い
に傾斜方向が逆で、且つ、ピッチ、傾斜角度並びに径に
関する寸法が互いに等しい1対のはすば歯車を互いに同
心に結合固定して成る。この様な組み合わせ式やまば歯
車の場合には、動力伝達に伴って上記1対のはすば歯車
に、互いに逆方向に同じ大きさのスラスト力が発生す
る。この為、上記組み合わせ式やまば歯車と共に回転す
る転がり軸受に大きなスラスト力を支承させる必要がな
くなって、動力の伝達効率並びに転がり軸受の耐久性向
上を図れる。尚、上記特開平8−159229号公報に
は、1対のはすば歯車の位相をずらせる事により噛み合
い荷重の変動を抑制し、噛み合い部で発生するノイズ低
減を図る技術も記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の様な組み合わせ
式やまば歯車により構成した動力伝達部の伝達効率を確
保し、組み合わせ式やまば歯車同士の噛合部で発生する
騒音を抑える為には、この組み合わせ式やまば歯車を構
成する1対のはすば歯車同士の位相を適正に規制する必
要がある。この位相が少しでもずれていた場合には、上
記噛合部の噛み合い抵抗が大きくなり、伝達効率が低下
するだけでなく、運転時に発生する騒音が大きくなる。
【0005】これに対して、1対のはすば歯車を、これ
ら両はすば歯車同士の位相を所望通りに規制した状態で
組み合わせる事は面倒である。特に、噛み合い荷重の変
動を抑制すべく、1対のはすば歯車の位相をずらせる構
造の場合には、これら両はすば歯車同士の位相のずれを
適正値に規制した状態のまま、これら両はすば歯車を組
み合わせる事は、従前の技術のままでは困難である。こ
の為、これら両はすば歯車を、円周方向に関する位相を
適正に規制した状態のまま組み合わせる方法及び装置、
並びに互いに組み合わせた1対のはすば歯車同士の位相
が適正か否かを測定する方法及び装置が必要になる。本
発明の組み合わせ式やまば歯車の組立方法及び組立装置
並びに位相測定方法及び測定装置は、この様な事情に鑑
みて発明したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の組み合わせ式や
まば歯車の組立方法及び組立装置並びに位相測定方法及
び測定装置のうち、請求項1に係る組み合わせ式やまば
歯車の組立方法は、互いに傾斜方向が逆で、且つ、ピッ
チ、傾斜角度並びに径に関する寸法が互いに等しい1対
のはすば歯車を互いに同心に結合固定して成る組み合わ
せ式やまば歯車の組立方法に関する。この様な請求項1
に係る組み合わせ式やまば歯車の組立方法は、先ず、上
記1対のはすば歯車を互いに同心に配置すると共に、こ
れら両はすば歯車の外周縁に形成した複数の歯のうちの
円周方向に隣り合う歯同士の間でこれら両はすば歯車の
軸方向反対側端面から等距離位置部分に、形状及び大き
さが互いに同一であって、上記両はすば歯車の中心軸に
関する位相が所望の関係に規制された第一、第二両位置
決め片をがたつきなく係合させる事により、上記両はす
ば歯車同士の円周方向に関する位相を上記所望の関係に
規制する。その後、上記第一、第二両位置決め片と上記
両はすば歯車の歯とを係合させた状態のままこれら両は
すば歯車同士を互いに近付けて、互いに結合固定する。
【0007】又、請求項3に係る組み合わせ式やまば歯
車の組立装置は、互いに傾斜方向が逆で、且つ、ピッ
チ、傾斜角度並びに径に関する寸法が互いに等しい1対
のはすば歯車を互いに同心に結合固定して成る組み合わ
せ式やまば歯車を組み立てる為の組立装置に関する。こ
の様な請求項2に係る組み合わせ式やまば歯車の組立装
置は、第一、第二両支持板と、第一、第二両支持凸部
と、第一支持ブロックと、第一プランジャと、第一位置
決め片と、第二支持ブロックと、第二プランジャと、第
二位置決め片とを備える。このうちの第一、第二両支持
板は、互いに平行に且つ遠近動自在に設置されている。
又、上記第一、第二両支持凸部は、これら両支持板の互
いに対向する部分に互いに同心に設けられ、それぞれの
周囲に上記各はすば歯車をがたつきなく支持自在であ
る。又、上記第一支持ブロックは、上記第一支持板のう
ちで上記第二支持板と対向する片面に支持固定されてい
る。又、上記第一プランジャは、上記第一支持ブロック
に、上記第一支持凸部の直径方向の変位自在に、先端部
をこの第一支持凸部の側に向けた状態で支持されてい
る。又、上記第一位置決め片は、上記第一プランジャの
先端部に設置されている。又、上記第二支持ブロック
は、上記第二支持板のうちで上記第一支持板と対向する
片面に支持固定されている。又、上記第二プランジャ
は、上記第二支持ブロックに、上記第二支持凸部の直径
方向の変位自在に、先端部をこの第二支持凸部の側に向
けた状態で支持されている。又、上記第二位置決め片
は、上記第二プランジャの先端部に設置されており、上
記第一位置決め片と形状及び大きさが同じである。そし
て、上記第一、第二両プランジャの先端側への変位に伴
って第一、第二両位置決め片を、前記両はすば歯車の歯
の軸方向反対側端面からの距離が既知である部分に係合
自在としている。
【0008】又、請求項5に係る組み合わせ式やまば歯
車の位相測定方法は、互いに傾斜方向が逆で、且つ、ピ
ッチ、傾斜角度並びに径に関する寸法が互いに等しい1
対のはすば歯車を互いに同心に結合固定して成る組み合
わせ式やまば歯車を構成する、これら両はすば歯車の歯
の円周方向に関する位相を測定する方法である。この様
な請求項5に係る組み合わせ式やまば歯車の位相測定方
法は、上記両はすば歯車を互いに同心に配置すると共
に、これら両はすば歯車の外周縁に形成した複数の歯の
うちの円周方向に隣り合う歯同士の間でこれら両はすば
歯車の軸方向反対側端面からの距離が既知である部分
に、形状及び大きさが互いに同一である第一、第二両位
置決め片をがたつきなく係合させる状態と、円周方向に
関するこれら第一、第二両位置決め片の位相を一致させ
る状態とを実現する。次いで、両状態の間でのこれら第
一、第二両位置決め片の円周方向に関する変位量に基づ
いて、上記両はすば歯車の歯の円周方向に関する位相を
測定する。
【0009】更に、請求項7に係る組み合わせ式やまば
歯車の位相測定装置は、互いに傾斜方向が逆で、且つ、
ピッチ、傾斜角度並びに径に関する寸法が互いに等しい
1対のはすば歯車を互いに同心に結合固定して成る組み
合わせ式やまば歯車を構成する、これら両はすば歯車の
歯の円周方向に関する位相を測定する装置である。この
様な請求項7に係る組み合わせ式やまば歯車の位相測定
装置は、第一支持板と、支持軸と、第二支持板と、第一
支持ブロックと、第一プランジャと、第一位置決め片
と、第二支持ブロックと、第二プランジャと、第二位置
決め片と、測定器とを備える。このうちの支持軸は、上
記第一支持板の片面にその基端部を、この第一支持板に
対し直角に支持され、その中間部周囲に上記組み合わせ
式やまば歯車をがたつきなく外嵌自在である。又、上記
第二支持板は、上記第一支持板に対し平行に配置された
状態でこの支持軸の先端部に着脱自在に、且つ、この支
持軸を中心とする回転自在に設けられている。又、上記
第一支持ブロックは、上記第一支持板のうちで上記第二
支持板と対向する片面に支持固定されている。又、上記
第一プランジャは、上記第一支持ブロックに、上記支持
軸の直径方向の変位自在に、先端部をこの支持軸の側に
向けた状態で支持されている。又、上記第一位置決め片
は、上記第一プランジャの先端部に設置されている。
又、上記第二支持ブロックは、上記第二支持板のうちで
上記第一支持板と対向する片面に支持固定されている。
又、上記第二プランジャは、上記第二支持ブロックに、
上記支持軸の直径方向の変位自在に、先端部をこの支持
軸の側に向けた状態で支持されている。又、上記第二位
置決め片は、上記第二プランジャの先端部に設置された
もので、上記第一位置決め片と形状及び大きさが同じで
ある。更に、上記測定器は、上記第一支持板に対する上
記第二支持板の変位量を測定する為のものである。そし
て、上記第一、第二両プランジャの先端側への変位に伴
って第一、第二両位置決め片を、上記両はすば歯車の歯
の軸方向反対側端面からの距離が既知である部分に係合
自在としている。
【0010】
【作用】前述の様な、請求項1、3に係る組み合わせ式
やまば歯車の組立方法及び組立装置によれば、第一、第
二両位置決め片と両はすば歯車の歯とを係合させた状態
のままこれら両はすば歯車同士を互いに近付けて互いに
結合固定する事で、これら両はすば歯車同士を、適正な
位相関係で組み合わせる事ができる。又、請求項5、7
に係る組み合わせ式やまば歯車の位相測定方法及び測定
装置によれば、第一、第二両位置決め片と両はすば歯車
の歯とをがたつきなく係合させる状態と、円周方向に関
するこれら第一、第二両位置決め片の位相を一致させる
状態との間でのこれら第一、第二両位置決め片の円周方
向に関する変位量に基づいて、上記両はすば歯車の歯の
円周方向に関する位相を測定できる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜4は、請求項1〜4に対応
する、本発明の組み合わせ式やまば歯車の組立装置の実
施の形態の1例を示している。この組み合わせ式やまば
歯車の組立装置1は、図1に示す様な1対のはすば歯車
2a、2bを、図3〜4に示す様に互いに結合固定し
て、組み合わせ式やまば歯車3とする場合に、上記両は
すば歯車2a、2bの円周方向に関する位相を適正に規
制するものである。これら両はすば歯車2a、2bは、
傾斜方向が逆で、且つ、ピッチ、歯の傾斜角度並びに径
に関する寸法(ピッチ円、歯先円、歯底円の直径)が互
いに等しい。又、上記両はすば歯車2a、2bの中心部
に設けたボス部4a、4bの軸方向端面で互いに対向す
る部分には、互いにがたつきなく嵌合する環状凹部5と
環状凸部6とを、それぞれのはすば歯車2a、2bと同
心に形成している。
【0012】上述の様な両はすば歯車2a、2bを、位
相を適正に規制した状態で組み合わせて、上記組み合わ
せ式やまば歯車3とする、組み合わせ式やまば歯車の組
立装置1は、第一、第二両支持板7、8と、第一、第二
両支持凸部9、10と、第一支持ブロック11と、第一
プランジャ12と、第一位置決め片13と、第二支持ブ
ロック14と、第二プランジャ15と、第二位置決め片
16とを備える。
【0013】このうちの第一、第二両支持板7、8は、
互いに平行に且つ遠近動自在に設置されている。この為
に図示の例では、下側に位置する第一支持板7の上面四
隅部にガイドロッド17、17を鉛直方向に植設し、こ
れら各ガイドロッド17、17の上端部を、上記第二支
持板8の四隅部に形成したガイド孔18、18内に、ス
リーブ19、19を介して、軸方向の移動(昇降)自在
に挿入している。上記各ガイドロッド17、17の周囲
には、図示しない圧縮コイルばねを配置し、上記第二支
持板8に、上向きの弾力を付与している。従ってこの第
二支持板8は、図示しないプレス装置のラム等により下
方に押圧された場合にのみ、上記各圧縮コイルばねの弾
力に抗して下降する(上記第一支持板7に近付く)。
【0014】又、上記第一、第二両支持凸部9、10
は、上記第一、第二両支持板7、8の互いに対向する部
分に互いに同心に設けられ、それぞれの周囲に上記各は
すば歯車2a、2bをがたつきなく支持自在である。こ
のうちの第一支持凸部9は、上記第一支持板7の上面中
央部に、その中心軸を上記各ガイドロッド17、17の
中心軸と平行にした状態で(中心軸を鉛直方向に向けた
状態で)固定している。これに対して上記第二支持凸部
10は、上記第二支持板8の中央部に、この第二支持板
8の下面からの出入自在に設けている。
【0015】この為に図示の例では、上記第二支持板8
の上面中央部に昇降機構20を、その出力ロッド21を
上記各ガイドロッド17、17の中心軸と平行にした状
態で(中心軸を鉛直方向に向けた状態で)設置してい
る。そして、上記出力ロッド21の下端部に、上記第二
支持凸部10を構成する弾性スリーブ22を支持してい
る。この弾性スリーブ22は、軸方向両端縁から軸方向
に向け複数の切り込みを、両端縁同士の間で位相を半分
ずつずらせた状態で形成する事により、外径を弾性的に
収縮自在としたものである。この様な弾性スリーブ22
は、上記出力ロッド21により下降させられた状態で、
その下半部が、図1、3に示す様に、上記第二支持板8
の下面から突出する。そしてこの状態で、その外径を弾
性的に縮めた状態で、前記1対のはすば歯車2a、2b
のうち、組み合わせ作業時に上側に存在するはすば歯車
2bのボス部4b内に押し込み自在である。
【0016】又、前記第一支持ブロック11は、前記第
一支持板7のうちで上記第二支持板8と対向する片面、
即ち、上面に支持固定されている。そして、上記第一支
持ブロック11に前記第一プランジャ12を、前記第一
支持凸部9の直径方向の変位自在に、先端部をこの第一
支持凸部9の側に向けた状態で支持している。この為に
本例の場合には、上記第一支持ブロック11に第一支持
孔23を、上記第一支持凸部9の直径方向に亙って形成
している。この第一支持孔23は、この第一支持凸部9
寄りの小径部と反対寄りの大径部とを段部により連続さ
せた貫通孔である。又、上記第一プランジャ12の中間
部には、上記小径部に進入不能で上記大径部に摺動自在
に係合する鍔部を設けている。更に上記第一プランジャ
12の尾部(図1〜3の右端部)は、上記第一支持ブロ
ック11の外端面にねじ止め固定した第一抑え板24に
形成した通孔を、摺動自在に挿通している。又、この第
一抑え板24と上記鍔部との間に圧縮コイルばねを設け
て上記第一プランジャ12に、上記第一支持凸部9に近
付く方向の弾力を付与している。この第一プランジャ1
2は、上記第一抑え板24から突出した尾部を引っ張る
事により上記第一支持凸部9から離れる方向に変位させ
られるが、この尾部を引っ張る力を解除すれば、上記圧
縮コイルばねの弾力により、上記第一支持凸部9に近付
く方向に変位する。
【0017】この様な第一プランジャ12の先端に、前
記第一位置決め片13を設置している。この第一位置決
め片13としては、例えば玉軸受用の鋼球(ボール)を
使用する。この場合には、この鋼球の中心を、上記第一
プランジャ12の中心軸上に位置させる。或は、上記第
一プランジャ12の先端面を半球状に形成して、この第
一プランジャ12の先端部自体を、上記第一位置決め片
13とする事もできる。この場合には、半球形状の曲率
中心を、上記第一プランジャ12の中心軸上に位置させ
る。そして、上記圧縮ばねの弾力に基づく上記第一プラ
ンジャ12の先端側への変位に伴って、上記第一位置決
め片13を、前記第一支持板7の上面に支持したはすば
歯車2aの外周縁部に係合自在としている。尚、係合時
に上記第一位置決め片13が、このはすば歯車2aの外
周縁部に形成した多数の歯のうちで、円周方向に隣り合
う歯の円周方向側面同士の間に掛け渡される様に、上記
第一位置決め片13の曲率半径を規制している。言い換
えれば、この位置決め片13が、歯先の端縁や歯底に突
き当たらず、各歯の円周方向側面に突き当たる様にして
いる。
【0018】一方、前記第二支持ブロック14は、前記
第二支持板8のうちで前記第一支持板7と対向する片
面、即ち下面に支持固定されている。そして、上記第二
支持ブロック14に前記第二プランジャ15を、前記第
二支持凸部10(及び前記第一支持凸部9)の直径方向
の変位自在に、先端部をこの第二支持凸部10の側に向
けた状態で支持している。この為に本例の場合には、上
記第二支持ブロック14に第二支持孔25を、上記第二
支持凸部10の直径方向に亙って形成している。この第
二支持孔25は、この第二支持凸部10寄りの小径部と
反対寄りの大径部とを段部により連続させた貫通孔であ
る。又、上記第二プランジャ15の中間部には、上記小
径部に進入不能で上記大径部に摺動自在に係合する鍔部
を設けている。更に上記第二プランジャ15の尾部(図
1、3の右端部)は、上記第二支持ブロック14の外端
面にねじ止め固定した第二抑え板26に形成した通孔
を、摺動自在に挿通している。又、この第一抑え板26
と上記鍔部との間に圧縮コイルばねを設けて上記第二プ
ランジャ15に、上記第二支持凸部10に近付く方向の
弾力を付与している。この第二プランジャ15は、上記
第二抑え板26から突出した尾部を引っ張る事により上
記第二支持凸部10から離れる方向に変位させられる
が、この尾部を引っ張る力を解除すれば、上記圧縮コイ
ルばねの弾力により、上記第二支持凸部10に近付く方
向に変位する。
【0019】この様な第二プランジャ15の先端に、前
記第二位置決め片16を設置している。この第二位置決
め片16としても、前述した第一位置決め片13と同様
に、玉軸受用の鋼球(ボール)を使用したり、或は、上
記第二プランジャ15の先端面を半球状に形成する。鋼
球の中心、或は上記半球形状の曲率中心を、上記第二プ
ランジャ15の中心軸上に位置させる事も、上記第一位
置決め片13の場合と同様である。又、上記第二位置決
め片16は、この第一位置決め片13と、形状及び大き
さが同じである。そして、上記圧縮ばねの弾力に基づく
上記第二プランジャ15の先端側への変位に伴って、上
記第二位置決め片16を、前記第二支持板8の下面に支
持したはすば歯車2bの外周縁部に係合自在としてい
る。尚、係合時に上記第二位置決め片16が、このはす
ば歯車2bの外周縁部に形成した多数の歯のうちで、円
周方向に隣り合う歯の円周方向側面同士の間に掛け渡さ
れる様に、上記第二位置決め片16の曲率半径を規制し
ている。
【0020】前記第一プランジャ12と上記第二プラン
ジャ15とは、図2に示す様に、円周方向に関して角度
θだけずらせた状態で設けている。この角度θは、前記
1対のはすば歯車2a、2bの外周縁部に形成した歯の
位相をずらせるべき角度αに応じて規制する。これら両
はすば歯車2a、2bの外周縁部に形成した歯の中心角
ピッチをβとし、kを自然数とすれば、θ=α+k・β
となる。上記両はすば歯車2a、2bの位相を一致させ
る場合には、θ=k・βとする。尚、前記第一、第二支
持板7、8同士を近付けた場合に、前記第一、第二両支
持ブロック11、14同士が干渉する可能性がなけれ
ば、上記各式で、k=0としても良い。
【0021】又、前述の様に第一支持板7の上面に支持
したはすば歯車2aの外周縁部と前記第一位置決め片1
3との軸方向に関する係合位置と、前記第二支持板8の
下面に支持したはすば歯車2bの外周縁部と上記第二位
置決め片16との軸方向に関する係合位置とは、互いに
同じとなる様にしている。本例の場合、上記第一、第二
両位置決め片13、16と上記1対のはすば歯車2a、
2bの外周縁部に形成した歯の側面とが係合する位置
を、これら両はすば歯車2a、2bの歯の軸方向反対側
端面から等距離位置としている。尚、この前提条件とし
て、上記両はすば歯車2a、2bの中心部に設けた前記
各ボス部4a、4bの軸方向端面を、上記第一支持板7
の上面或は上記第二支持板8の下面に突き当てる。この
点に就いて、図1を参照しつつ説明する。
【0022】図示の場合、上記下側のはすば歯車2aの
外周縁部に形成した歯と上記第一位置決め片13との係
合部(歯の側面と第一位置決め片13との接触点)が、
上記歯の下端縁からL1a、上端縁からL1bの距離に存在
する。又、上記上側のはすば歯車2bの外周縁部に形成
した歯と上記第二位置決め片16との係合部が、上記歯
の上端縁からL2a、下端縁からL2bの距離に存在する。
本例の場合、L1a=L 2a、L1b=L2bとしている。尚、
上記両はすば歯車2a、2bの外周縁に形成した歯の幅
をそれぞれW1 、W2 とした場合、W1 =L1a+L1b
2a+L2b=W 2 である。上記各式で表した状態に、上
記第一、第二両位置決め片13、16と上記1対のはす
ば歯車2a、2bの外周縁部に形成した歯の側面とが係
合する位置を規制する為には、前記第一、第二プランジ
ャ12、15の中心と、上記第一支持板7の上面又は上
記第二支持板8の下面との距離を、上記両はすば歯車2
a、2bの外周縁に形成した歯とこれら第一、第二両支
持板7、8との距離との関係で適正に規制する。
【0023】但し、上記第一、第二両位置決め片13、
16と上記両はすば歯車2a、2bの外周縁部との係合
位置の歯の軸方向反対側端面からの距離が既知であれ
ば、第一、第二両位置決め片13、16と1対のはすば
歯車2a、2bの外周縁部に形成した歯とが係合する位
置が、これら両はすば歯車2a、2bの歯の軸方向反対
側端面から等距離位置に存在しなくても、上記両はすば
歯車2a、2b同士の位相を算出できる。従って、L1a
≠L2a、L1b≠L2bとしても、本発明は実施可能であ
る。
【0024】上述の様に構成する組立装置1を使用し
て、上記1対のはすば歯車2a、2bを所定の位相で組
み合わせ、組み合わせ式やまば歯車3とする作業は、次
の様にして行なう。先ず、上記第一、第二両支持板7、
8同士を、図1に示す様に互いに離隔させた状態で、第
一の支持板7の上面に設けた第一支持凸部9に上記はす
ば歯車2aを、第二の支持板8の下面から突出させた第
二支持凸部10に上記はすば歯車2bを、それぞれがた
つきなく外嵌する。この際、このはすば歯車2bの中心
部に設けたボス部4bの上端面を、上記第二支持板8の
下面に突き当てる。この状態で上記第二支持凸部10
は、弾性的に縮径して、上記はすば歯車2bが落下しな
い様に保持する。上記はすば歯車2aの中心部に設けた
ボス部4aの下端面が重力により上記第一支持板7の上
面に突き当たる事は勿論である。この状態で、上記1対
のはすば歯車2a、2bは、互いに同心に支持される。
又、上記両ボス部4a、4bの端部に形成し、前記環状
凹部5と環状凸部6とは、互いに対向させる。
【0025】この様に上記両はすば歯車2a、2bを互
いに同心に支持した状態で、これら両はすば歯車2a、
2bの外周縁部に形成した歯に、前記第一、第二両プラ
ンジャ12、15の先端部に設けた第一、第二位置決め
片13、16を係合させる。この係合作業時には、先
ず、上記第一、第二両プランジャ12、15を圧縮ばね
の弾力に抗して上記両はすば歯車2a、2bの径方向外
方に退避させる。そして、この状態で、上記第一、第二
両プランジャ12、15の中心軸の延長線上に、上記両
はすば歯車2a、2bの外周縁部で円周方向に隣り合う
歯同士の間部分を位置させる。その後、上記第一、第二
両プランジャ12、15の先端部に設けた、上記第一、
第二両位置決め片13、16を、上記圧縮ばねの弾力に
基づいて、上記円周方向に隣り合う歯同士の間部分に進
入させる。この作業により、上記両はすば歯車2a、2
bの中心軸に関する位相が所望の関係に規制される。
【0026】次いで、上記第一、第二両位置決め片1
3、16と上記両はすば歯車2a、2bの歯とを係合さ
せた状態のまま、これら両はすば歯車2a、2b同士を
互いに近付けて、図3に示す様に互いに結合固定する。
この結合固定時には、前記第二支持板8を、図示しない
プレス装置のラムにより、前記各ガイドロッド17、1
7の周囲に配置した、図示しない圧縮コイルばねの弾力
に抗して下降させる。この下降時に、上記第二プランジ
ャ15は、上記第二支持板8と共に下降するので、上記
両はすば歯車2a、2bの位相は、上記規制された状態
のままに維持される。そして、上記第二支持板8の下降
に伴って、前記両ボス部4a、4bの端部に形成した前
記環状凹部5と環状凸部6とが、締り嵌めにより嵌合す
る。この状態で上記両はすば歯車2a、2b同士が、円
周方向に関する位相が適正に規制された状態のまま結合
される。
【0027】この様にして上記両はすば歯車2a、2b
同士を結合したならば、先ず、前記昇降機構20によ
り、それまで下降していた、前記第二支持凸部10であ
る前記弾性スリーブ22を上昇させ、この弾性スリーブ
22を、上記はすば歯車2bの中心部に形成したボス部
4bの内側から抜き取る。次いで、上記ラムにより上記
第二支持板8を押圧していた力を解除し、この第二支持
板8を、上記図示しない圧縮コイルばねの弾力により、
上昇させる。この状態で、上記環状凹部5と環状凸部6
との嵌合に基づいて上記両はすば歯車2a、2bを結合
して成る、前記組み合わせ式やまば歯車3を取り出す。
【0028】図4は、この様にして得られた組み合わせ
式やまば歯車3を示している。本例の場合には、上記環
状凹部5と環状凸部6とを、十分に大きな締り嵌めで嵌
合させている為、そのまま組み合わせ式やまば歯車3と
して使用可能である。これに対して、用途によっては、
上記環状凹部5と環状凸部6との嵌合のみでは、上記両
はすば歯車2a、2b同士の結合力が不十分である場合
も考えられる。そこで、この様な場合には、上記環状凹
部5と環状凸部6とを嵌合させて成る上記組み合わせ式
やまば歯車3を取り出した後、この組み合わせ式やまば
歯車3に、図5〜8に示す様な構造を組み付ける事もで
きる。
【0029】先ず、図5に示した第1例の構造は、1対
のはすば歯車2a、2b同士の間にノックピン27を掛
け渡したものである。このノックピン27を嵌合させる
為の円孔は、上記環状凹部5と環状凸部6とを嵌合させ
て上記組み合わせ式やまば歯車3を構成した後に形成す
る。尚、上記ノックピン27を円周方向に関して複数本
設け、且つ、上記両はすば歯車2a、2b同士の間に上
記ノックピン27を掛け渡すまでの間、これら両はすば
歯車2a、2b同士の位置関係を規制できるのであれ
ば、上記環状凹部5と環状凸部6とを省略する事もでき
る。又、これら環状凹部5と環状凸部6とを設ける場合
でも、単なる心合わせの為の印籠嵌合とする事もでき
る。
【0030】次に、図6に示した第2例の構造は、1対
のはすば歯車2a、2b同士を複数本のボルト28、2
8とナット29とにより結合したものである。これら各
ボルト28、28を挿通する為の円孔は、上記環状凹部
5と環状凸部6とを嵌合させて上記組み合わせ式やまば
歯車3を構成した後に形成する。本例の場合も、上記各
ボルト28、28とナット29とにより上記両はすば歯
車2a、2b同士を結合するまでの間、これら両はすば
歯車2a、2b同士の位置関係を規制できるのであれ
ば、上記環状凹部5と環状凸部6とを省略する事もでき
る。又、これら環状凹部5と環状凸部6とを設ける場合
でも、単なる心合わせの為の印籠嵌合とする事もでき
る。
【0031】次に、図7に示した第3例の構造の場合に
は、1対のはすば歯車2a´、2b´同士の間に、短円
筒状の結合スリーブ30を掛け渡したものである。この
結合スリーブ30は、上記両はすば歯車2a´、2b´
同士を位相を合わせた状態で互いに近付けるのと同時
に、これら両はすば歯車2a´、2b´の互いに対向す
る部分に形成した環状凹部5、5に締り嵌めで内嵌し、
これら両はすば歯車2a´、2b´同士の間に掛け渡
す。
【0032】更に、図8に示した第4例の構造の場合に
は、1対のはすば歯車2a、2b同士の間に、円筒状の
スプラインスリーブ31を掛け渡し、これら両はすば歯
車2a、2bの内周面に係止した止め輪32、32によ
り、このスプラインスリーブ31の抜け止めを図ったも
のである。このスプラインスリーブ31の外周面に形成
した雄スプライン溝を係合させる為、上記両はすば歯車
2a、2bの内周面に設ける雌スプライン溝は、これら
両はすば歯車2a、2bの位相を合わせた後に形成す
る。この様な本例の場合も、上記スプラインスリーブ3
1を掛け渡す(或は雌スプライン溝を形成する)までの
間、上記両はすば歯車2a、2b同士の位置関係を規制
できるのであれば、環状凹部5と環状凸部6とを省略す
る事もできる。又、これら環状凹部5と環状凸部6とを
設ける場合でも、単なる心合わせの為の印籠嵌合とする
事もできる。
【0033】次に、図9〜12は、請求項5〜8に対応
する、本発明の組み合わせ式やまば歯車の位相測定装置
の実施の形態の1例を示している。この位相測定装置3
3は、第一支持板7aと、支持軸34と、第二支持板8
aと、第一支持ブロック11aと、第一プランジャ12
aと、第一位置決め片13aと、第二支持ブロック14
aと、第二プランジャ15aと、第二位置決め片16a
と、測定器35とを備える。
【0034】このうちの支持軸34は、上記第一支持板
7aの片面である上面に、その基端部である下端部を、
この第一支持板7aに対し直角に、即ち中心軸を鉛直方
向に配置した状態で支持固定している。この様な支持軸
34は、図11に示す様にその中間部周囲に、1対のは
すば歯車2a、2bを結合固定して成る組み合わせ式や
まば歯車3を、がたつきなく外嵌自在である。
【0035】又、上記第二支持板8aは、上記第一支持
板7aに対し平行に配置された状態で上記支持軸34の
先端部である上端部に、着脱自在に、且つ、この支持軸
34を中心とする回転自在に設けられている。この為に
本例の場合には、上記第二支持板8aの中央部でこの第
二支持板8aの中央部に形成した通孔36の周囲部分
を、上下1対のスラスト軸受37、37により挟持して
いる。測定作業時にこれら両スラスト軸受37、37と
上記第二支持板8aの中央部とを、上記支持軸34に外
嵌したスリーブ38(図9)或は上記組み合わせ式やま
ば歯車3の中心部に設けたボス部4b(図11)の上端
面と、上記支持軸34の上端部に螺着したナット39の
下面との間で挟持する。
【0036】又、前記第一支持ブロック11aは、上記
第一支持板7aのうちで上記第二支持板8aと対向する
片面である上面に支持固定されている。又、前記第一プ
ランジャ12aは、上記第一支持ブロック11aに、上
記支持軸34の直径方向の変位自在に、先端部をこの支
持軸34の側に向けた状態で支持されている。又、前記
第一位置決め片13aは、上記第一プランジャ12aの
先端部に設置されている。尚、これら第一支持ブロック
11a、第一プランジャ12a、第一位置決め片13a
の構成及び機能に関しては、前述の図1〜3に示した組
立装置1を構成する第一支持ブロック11、第一プラン
ジャ12、第一位置決め片13の構成及び機能と同じで
あるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説
明は省略する。
【0037】又、上記第二支持ブロック14aは、上記
第二支持板8aのうちで上記第一支持板7aと対向する
片面である下面に支持固定されている。又、前記第二プ
ランジャ15aは、上記第二支持ブロック14aに、上
記支持軸34の直径方向の変位自在に、先端部をこの支
持軸34の側に向けた状態で支持されている。又、前記
第二位置決め片16aは、上記第二プランジャ15aの
先端部に設置されたもので、上記第一位置決め片13a
と形状及び大きさが同じである。これら第二支持ブロッ
ク14a、第二プランジャ15a、第二位置決め片16
aの構成及び機能に関しても、前述の図1〜3に示した
組立装置1を構成する第二支持ブロック14、第二プラ
ンジャ15、第二位置決め片16の構成及び機能と同じ
であるから、同等部分には同一符号を付して、重複する
説明は省略する。
【0038】但し、本例の位相測定装置33を構成する
第一、第二支持ブロック11a、14aの場合には、上
記組立装置1を構成する第一、第二支持ブロック11、
14とは異なり、円周方向に関する位相がほぼ一致する
部分に設けている。より具体的には、上記支持軸34に
対して上記第二支持板8aを回転させ、この第二支持板
8aの長さ方向と前記第一支持板7aの長さ方向とを一
致させた状態で、上記第一、第二両プランジャ12a、
15a同士が互いに平行になる様に、上記第一、第二両
支持ブロック11a、14aの設置位置並びに設置方向
を規制している。
【0039】そして、上記第一プランジャ12a及び上
記第二プランジャ15aの先端側への変位に伴って、前
記第一位置決め片13aと上記第二位置決め片16aと
を、前記両はすば歯車2a、2bの外周縁部に形成した
歯の軸方向反対側端面から等距離位置部分に係合自在と
している。この為に図示の例では、上記両位置決め片1
3a、16aを、上記両はすば歯車2a、2bの外周縁
部に形成した歯の幅方向中央位置に突き当て自在として
いる。
【0040】更に、前記測定器35は、上記第一支持板
7aに対する上記第二支持板8aの変位量を測定する為
のもので、図示の例ではマイクロメータヘッドを使用し
ている。即ち、上記第一支持板7aの上面に上記測定器
35を、支持ブラケット40により支持すると共に、こ
の測定器35の測定端子41を、上記第二支持板8aの
下面に固定した衝合片42に突き当てている。この構成
により、前記支持軸34を中心とする上記第二支持板8
aの回転角度を、上記衝合片42の変位量として測定自
在としている。
【0041】上述の様に構成する位相測定装置33を使
用して、前記組み合わせ式やまば歯車3を構成する上記
1対のはすば歯車2a、2bの位相を測定する作業は、
次の様にして行なう。先ず、上記測定器35の初期設定
作業を行なう。この初期設定作業は、図9〜10に示す
様にして、円周方向に関する上記第一、第二両位置決め
片13a、16aの位相を一致させる。即ち、上記第一
支持板7aの上面に1対のL字ブロック43、43を、
それぞれの平坦面を直角方向に位置させた状態で配置
し、これら両平坦面同士の交差部分に、上記第一、第二
両位置決め片13a、16aを突き当てる。この状態で
はこれら第一、第二両位置決め片13a、16aの円周
方向に関する位相が一致するので、この状態での上記測
定器35の指示値を、初期値(零点)とする。この際、
上記支持軸34には、前記スリーブ38を外嵌して、上
記第二支持板8aを支える。
【0042】次いで、図11〜12に示す様に、上記1
対のはすば歯車2a、2bを組み合わせて成る組み合わ
せ式やまば歯車3を、上記支持軸34に外嵌する。この
状態では上記第二支持板8aが、この組み合わせ式やま
ば歯車3の中心部に設けたボス部4a、4bが支承す
る。そこで、この状態で、前記第一、第二両プランジャ
12a、15aの先端部に設けた、前記第一、第二両位
置決め片13a、16aを、上記両はすば歯車2a、2
bの外周縁部に形成した歯のうちで円周方向に隣り合う
歯同士の間部分に進入させる。この際、上記第二支持板
8aを上記支持軸34を中心として回転させる事によ
り、第一、第二両位置決め片13a、16aを上記両は
すば歯車2a、2bの外周縁部に形成した歯に、それぞ
れがたつきなく係合させる。
【0043】そして、図9〜10に示す様に上記第一、
第二両位置決め片13a、16aの円周方向に関する位
相を一致させた状態と、これら両位置決め片13a、1
6aの位相を上記両はすば歯車2a、2b同士の位相に
合わせた状態との間で、上記第二支持板8aの回転角度
を測定する。本例の場合、この回転角度は、前記測定器
35が測定する、前記衝合片42の変位量として、次の
様にして求められる。
【0044】上記支持軸34の中心と、上記測定器35
の測定端と上記衝合片42との当接位置との距離をRと
し、上記2種類の状態でのこの衝合片の変位量をLとす
る。この場合に、上記回転角度θ(上記両はすば歯車2
a、2b同士の位相差)が微小であれば、 sinθ≒θで
あるから、この回転角度θを、θ=L/Rで求める。こ
れに対して、上記回転角度が大きく、 sinθ≒θが成り
立たない場合には、図13から明らかな通り、上記回転
角度θを、θ= sin-1(L/R)で求める。
【0045】尚、図示の例では、それぞれが変速機等の
他の部品と独立して形成された、1対のはすば歯車を所
定の位相に組み合わせたり、或は組み合わされた1対の
はすば歯車同士の位相を測定する場合に就いて示した。
但し、本発明は、この様な他の部品と独立した1対のは
すば歯車に関して実施する場合に限らず、はすば歯車を
一体に形成した1対の部品を所定の位相に組み合わせた
り、或は組み合わされた1対の部品に直接形成したはす
ば歯車同士の位相を測定する場合にも適用できる。例え
ば、自動車用の自動変速機の変速ユニットとして使用さ
れる、ダブルキャビティ型のトロイダル型無段変速機を
構成する1対の出力側ディスクの外周縁部に、互いに傾
斜方向が逆であるはすば歯車を直接形成する事が考えら
れている。この様な場合に、上記1対の出力側ディスク
を所定の位相に組み合わせたり、或は組み合わされた1
対の出力側ディスク同士の位相を測定する為に、本発明
を使用する事ができる。この場合、これら両出力側ディ
スクが、各請求項に記載したはすば歯車に相当する事は
明らかである。勿論、独立したはすば歯車と、他の部品
と一体に設けられたはすば歯車との結合に関して実施す
る事もできる。
【0046】
【発明の効果】本発明の組み合わせ式やまば歯車の組立
方法及び組立装置並びに位相測定方法及び測定装置は以
上に述べた通り構成され作用する為、回転伝達時にスラ
スト力を発生しない、高精度の組み合わせ式やまば歯車
を実現できる。そして、組み合わせ式やまば歯車を組み
込んだ、自動車用変速機や各種産業機械の性能向上に寄
与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の組み合わせ式やまば歯車の組立装置の
実施の形態の1例を、はすば歯車同士を結合する以前の
状態で示す縦断面図。
【図2】一部を省略して示す平面図。
【図3】はすば歯車同士を結合した状態で示す縦断面
図。
【図4】はすば歯車同士を結合固定する構造の第1例を
示す断面図。
【図5】同じく第2例を示す平面図及び断面図。
【図6】同じく第3例を示す平面図及び断面図。
【図7】同じく第4例を示す断面図。
【図8】同じく第5例を示す断面図。
【図9】本発明の組み合わせ式やまば歯車の位相測定装
置の実施の形態の1例を、第一、第二両位置決め片の位
相を一致させた状態で示す縦断面図。
【図10】一部を省略して図9の上方から見た平面図。
【図11】組み合わせ式やまば歯車を構成する1対のは
すば歯車に合わせて第一、第二両位置決め片の位相をず
らせた状態で示す縦断面図。
【図12】一部を省略して図11の上方から見た平面
図。
【図13】第二支持板の変位量から位相のずれ角度を求
める場合を示す模式図。
【符号の説明】
1 組立装置 2a、2b、2a′、2b′ はすば歯車 3 組み合わせ式やまば歯車 4a、4b ボス部 5 環状凹部 6 環状凸部 7、7a 第一支持板 8、8a 第二支持板 9 第一支持凸部 10 第二支持凸部 11、11a 第一支持ブロック 12、12a 第一プランジャ 13、13a 第一位置決め片 14、14a 第二支持ブロック 15、15a 第二プランジャ 16、16a 第二位置決め片 17 ガイドロッド 18 ガイド孔 19 スリーブ 20 昇降機構 21 出力ロッド 22 弾性スリーブ 23 第一支持孔 24 第一抑え板 25 第二支持孔 26 第二抑え板 27 ノックピン 28 ボルト 29 ナット 30 結合スリーブ 31 スプラインスリーブ 32 止め輪 33 位相測定装置 34 支持軸 35 測定器 36 通孔 37 スラスト軸受 38 スリーブ 39 ナット 40 支持ブラケット 41 測定端子 42 衝合片 43 L字ブロック
フロントページの続き (72)発明者 熊谷 光男 埼玉県羽生市大沼1丁目1番地 日本精工 株式会社内 Fターム(参考) 3J009 DA01 DA11 DA12 EA04 EA05 EA13 EA21 EA32 EB15 FA03 3J030 AA08 BA06 BB03 CA10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに傾斜方向が逆で、且つ、ピッチ、
    傾斜角度並びに径に関する寸法が互いに等しい1対のは
    すば歯車を互いに同心に結合固定して成る組み合わせ式
    やまば歯車の組立方法であって、上記1対のはすば歯車
    を互いに同心に配置すると共に、これら両はすば歯車の
    外周縁に形成した複数の歯のうちの円周方向に隣り合う
    歯同士の間でこれら両はすば歯車の軸方向反対側端面か
    らの距離が既知である部分に、形状及び大きさが互いに
    同一であって、上記両はすば歯車の中心軸に関する位相
    が所望の関係に規制された第一、第二両位置決め片をが
    たつきなく係合させる事により、上記両はすば歯車同士
    の円周方向に関する位相を上記所望の関係に規制した
    後、上記第一、第二両位置決め片と上記両はすば歯車の
    歯とを係合させた状態のままこれら両はすば歯車同士を
    互いに近付けて互いに結合固定する組み合わせ式やまば
    歯車の組立方法。
  2. 【請求項2】 第一、第二両位置決め片と1対のはすば
    歯車の外周縁部とが係合する位置が、これら両はすば歯
    車の歯の軸方向反対側端面から等距離位置である、請求
    項1に記載した組み合わせ式やまば歯車の組立方法。
  3. 【請求項3】 互いに傾斜方向が逆で、且つ、ピッチ、
    傾斜角度並びに径に関する寸法が互いに等しい1対のは
    すば歯車を互いに同心に結合固定して成る組み合わせ式
    やまば歯車を組み立てる為の組立装置であって、互いに
    平行に且つ遠近動自在に設置された第一、第二両支持板
    と、これら両支持板の互いに対向する部分に互いに同心
    に設けられ、それぞれの周囲に上記各はすば歯車をがた
    つきなく支持自在な第一、第二両支持凸部と、上記第一
    支持板のうちで上記第二支持板と対向する片面に支持固
    定された第一支持ブロックと、この第一支持ブロック
    に、上記第一支持凸部の直径方向の変位自在に、先端部
    をこの第一支持凸部の側に向けた状態で支持された第一
    プランジャと、この第一プランジャの先端部に設置され
    た第一位置決め片と、上記第二支持板のうちで上記第一
    支持板と対向する片面に支持固定された第二支持ブロッ
    クと、この第二支持ブロックに、上記第二支持凸部の直
    径方向の変位自在に、先端部をこの第二支持凸部の側に
    向けた状態で支持された第二プランジャと、この第二プ
    ランジャの先端部に設置された、上記第一位置決め片と
    形状及び大きさが同じである第二位置決め片とを備え、
    上記第一、第二両プランジャの先端側への変位に伴って
    第一、第二両位置決め片を、上記両はすば歯車の歯の軸
    方向反対側端面からの距離が既知である位置部分に係合
    自在とした組み合わせ式やまば歯車の組立装置。
  4. 【請求項4】 第一、第二両位置決め片と1対のはすば
    歯車の外周縁部とが係合する位置が、これら両はすば歯
    車の歯の軸方向反対側端面から等距離位置である、請求
    項3に記載した組み合わせ式やまば歯車の組立装置。
  5. 【請求項5】 互いに傾斜方向が逆で、且つ、ピッチ、
    傾斜角度並びに径に関する寸法が互いに等しい1対のは
    すば歯車を互いに同心に結合固定して成る組み合わせ式
    やまば歯車を構成する、これら両はすば歯車の歯の円周
    方向に関する位相を測定する方法であって、これら両は
    すば歯車を互いに同心に配置すると共に、これら両はす
    ば歯車の外周縁に形成した複数の歯のうちの円周方向に
    隣り合う歯同士の間でこれら両はすば歯車の軸方向反対
    側端面からの距離が既知である部分に、形状及び大きさ
    が互いに同一である第一、第二両位置決め片をがたつき
    なく係合させる状態と、円周方向に関するこれら第一、
    第二両位置決め片の位相を一致させる状態とを実現し、
    両状態の間でのこれら第一、第二両位置決め片の円周方
    向に関する変位量に基づいて上記両はすば歯車の歯の円
    周方向に関する位相を測定する組み合わせ式やまば歯車
    の位相測定方法。
  6. 【請求項6】 第一、第二両位置決め片と1対のはすば
    歯車の外周縁部とが係合する位置が、これら両はすば歯
    車の歯の軸方向反対側端面から等距離位置である、請求
    項5に記載した組み合わせ式やまば歯車の位相測定方
    法。
  7. 【請求項7】 互いに傾斜方向が逆で、且つ、ピッチ、
    傾斜角度並びに径に関する寸法が互いに等しい1対のは
    すば歯車を互いに同心に結合固定して成る組み合わせ式
    やまば歯車を構成する、これら両はすば歯車の歯の円周
    方向に関する位相を測定する装置であって、第一支持板
    と、この第一支持板の片面にその基端部を、この第一支
    持板に対し直角に支持され、その中間部周囲に上記組み
    合わせ式やまば歯車をがたつきなく外嵌自在な支持軸
    と、上記第一支持板に対し平行に配置された状態でこの
    支持軸の先端部に着脱自在に、且つ、この支持軸を中心
    とする回転自在に設けられた第二支持板と、上記第一支
    持板のうちで上記第二支持板と対向する片面に支持固定
    された第一支持ブロックと、この第一支持ブロックに、
    上記支持軸の直径方向の変位自在に、先端部をこの支持
    軸の側に向けた状態で支持された第一プランジャと、こ
    の第一プランジャの先端部に設置された第一位置決め片
    と、上記第二支持板のうちで上記第一支持板と対向する
    片面に支持固定された第二支持ブロックと、この第二支
    持ブロックに、上記支持軸の直径方向の変位自在に、先
    端部をこの支持軸の側に向けた状態で支持された第二プ
    ランジャと、この第二プランジャの先端部に設置され
    た、上記第一位置決め片と形状及び大きさが同じである
    第二位置決め片と、上記第一支持板に対する上記第二支
    持板の変位量を測定する為の測定器とを備え、上記第
    一、第二両プランジャの先端側への変位に伴って第一、
    第二位置決め片を、上記両はすば歯車の歯の軸方向反対
    側端面からの距離が既知である位置部分に係合自在とし
    た組み合わせ式やまば歯車の位相測定装置。
  8. 【請求項8】 第一、第二両位置決め片と1対のはすば
    歯車の外周縁部とが係合する位置が、これら両はすば歯
    車の歯の軸方向反対側端面から等距離位置である、請求
    項7に記載した組み合わせ式やまば歯車の位相測定装
    置。
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