JP2003171908A - 人工芝生グランドおよびその敷設工法 - Google Patents
人工芝生グランドおよびその敷設工法Info
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Abstract
した粒状物の移動を防止し、衝撃吸収性に優れ、かつ、
環境に優しく風合い、感触等をより天然芝生に近似の人
工芝生グランドを提供せんとするものである。 【解決手段】本発明の人工芝生グランドは、基材に植設
されたパイルの隙間に粒状物を充填した粒状物入り人工
芝生であって、該パイル長(A)が、直立させたときの
長さで、30〜60mmの範囲にあり、かつ、該充填粒状
物の表面から突出したパイルの平均直立長さ(B)が該
パイル長(A)の30〜70%であり、かつ、該突出し
たパイル部分は、該突出パイルの平均直立長さ(B)の
30〜70%の範囲の高さに、屈曲あるいは湾曲してい
ることを特徴とするものである。
Description
場、ホッケー場等のグランドに好適に用いることができ
る粒状物を充填した粒状物入り人工芝生グランドに関す
る。
は、プレーヤーの健康管理を考慮するとともに快適なプ
レーを望まれる選手のために、より天然芝生に近づける
方向で開発がなされている。最近では、砂入り人工芝生
の諸性状を天然芝生により近似させる手法として、パイ
ルの長さを通常テニスコートに使用されている19mm〜
20mmに対して約50mmと長く植毛し、パイルの隙間に
砂やゴムチップ粒状物等を30mm程度層状に充填して人
工芝生を構成する工法が既に公知である。しかし、かか
る公知工法における砂入り人工芝生グランドにおいて
は、 (1) 充填物層から突出したパイルが直立状態にあるた
め、風合いが硬くて、粒状物の飛散や移動が激しい。
欠ける)で球技用グランド特にホッケー競技に使用でき
ない。
定なため衝撃吸収性能が不明確。
ン系樹脂のため長期間の使用に耐えられない。
より通常の砂充填コートに比べてゴムチップの臭気が問
題になる。
により通常の砂充填コートに比べて難燃性に欠ける。な
どの問題点があった。
技術の背景に鑑み、基材に植毛したパイルの隙間に充填
した粒状物の移動を防止し、衝撃吸収性に優れ、かつ、
環境に優しく風合い、感触等をより天然芝生に近似の人
工芝生グランドを提供せんとするものである。
解決するために、次のような手段を採用するものであ
る。すなわち、本発明の人工芝生グランドは、基材に植
設されたパイルの隙間に粒状物を充填した粒状物入り人
工芝生であって、該パイル長(A)が、直立させたとき
の長さで、30〜60mmの範囲にあり、かつ、該充填粒
状物の表面から突出したパイルの平均直立長さ(B)が
該パイル長(A)の30〜70%であり、かつ、該突出
したパイル部分は、該突出パイルの平均直立長さ(B)
の30〜70%の範囲の高さに、屈曲あるいは湾曲して
いることを特徴とするものである。
に植毛したパイルの隙間に充填した粒状物の移動を防止
し、衝撃吸収性に優れ、かつ、環境に優しく風合い、感
触等をより天然芝生に近似の人工芝生グランドについ
て、鋭意検討し、特定な長いパイルを植毛してなる人工
芝生の芝目内に粒状物を充填した粒状物入り人工芝生に
おいて、該芝生の特定長さの先端部分を屈曲あるいは湾
曲させてみたところ、かかる課題を一挙に解決し、風合
いが軟らかく天然芝生に近似で、粒状物の飛散や移動を
有効に防止し、かつより自然なボールの転がり性を得る
人工芝生グランドを提供し得たものである。
イルの平均長さとは、粒状物表面から突出パイルの伸張
時の長さを100本金尺で計測した平均値である。ま
た、パイル部の平均高さとは、粒状物表面からパイルの
最先端までの厚みを100箇所金尺で計測した平均値で
ある。
ックス、陶磁器屑粉砕物、ガラス玉、廃ガラス粒状物、
下水汚泥溶融スラグ、ゴミ溶融スラグ、鉄鋼スラグなど
硬質粒状物や、ゴムチップ弾性粒状物、プラスチック粒
状物などの弾性粒状物などで構成することが可能なた
め、産廃物の有効活用にも大きく寄与することができる
ものである。
状物として、硬質粒状物層の上に弾性粒状物層を充填し
た構成とし、該弾性粒状物として、該硬質粒状物の粒径
以上に大きいもので構成し、さらに、該弾性粒状物層の
空隙率を、該硬質粒状物層の空隙率よりも大きく構成す
ることにより、衝撃吸収性能を大きく向上させることに
成功したものである。さらに、下層の硬質粒状物と上層
の弾性粒状物の比率を適宜変更することにより、構成さ
れるグランドの弾力性を調整することもできる。
以上のものを70重量%以上含み、かつ、該硬質粒状物
として、粒径0.6mm以下のものを70重量%以上含む
構成とすることにより、該弾性粒状物層に対して該硬質
粒状物層が安定した下層を形成し、該弾性粒状物層の施
工初期状態を長期間にわたって安定的に維持できる上
に、最適な衝撃吸収性能を長期間保持することができる
ものである。しかし、該弾性粒状物が、粒径0.7mm以
上のものを70重量%未満の含有量の状態で構成した場
合、細かい粒状物が増加し細密充填となるため、最適な
衝撃吸収性が得られない。また、該硬質粒状物が、粒径
0.6mm以下のものを70重量%未満とした場合には、
大粒状物が増加するため硬質粒状物が疎な充填層を形成
し、該硬質粒状物層自体の形態維持が不安定となり、該
弾性粒状物層の施工初期状態を長期間にわたって安定的
に維持できなくなる。
チップ弾性粒状物を使用し、硬質粒状物として、無機系
粒状物または有機系粒状物を使用することにより、衝撃
吸収性能を向上させることができる。
縮加工糸および直毛から選ばれた少なくとも1種で構成
されたものを使用すると、パイルの風合いをより天然芝
生に近似させた人工芝生を提供することができる。
ド系樹脂を用いたものを使用することにより、人工芝生
の耐久性を大幅に向上させることができ、長期間の使用
を可能とすることができる。
ピレン製平織り基布にニードルパンチにより不織布を交
絡させて作られた不織布付きポリプロピレン製平織り基
布のさらに、ポリプロピレン製平織り基布を重ね合わせ
て構成したものを使用すると、寸法安定性を大幅に向上
させた人工芝生を提供することができる。ここで用いる
不織布は目付が30g/m2 〜150g/m2 が好まし
い。
湾曲している方向が、部分的に異なるように構成する
と、縞状の模様を有する天然芝生に近似した人工芝生グ
ランドを提供することができる。
に異なった色調に着色したものを使用すると、縞状の模
様を付与することができ、天然芝生に近似した人工芝生
グランドを提供することができる。前記縞状の模様をア
メリカンフットボールグランドのヤード単位に採用する
とより明瞭に区分ができる。あるいはサッカーグランド
においてはオフサイド位置を判断し易い。さらには、天
然芝生に比べて、縞状の模様を恒久的に維持することが
できるためため、天然芝生に係るメンテナンス経費を大
幅に経費削減できる。
パイルを、物理的に割繊することにより、天然芝生に近
似する風合いや感触を付与することができる。
を施すことにより、テカリ(照り返しによるキラツキ)
が減少し、目に優しい人工芝生グランドを提供すること
ができる。かかるテカリ防止加工方法としては、パイル
表面擦過や、パイル表面凹凸加工などを採用することが
できる。また、かかるテカリ防止加工として、酸化チタ
ンやシリカの少なくとも1種を製造工程において原料に
添加する手段を採用することもできる。また、さらに
は、パイルにモノフィラメント糸を用いることによって
も、テカリを防止することができる。
を充填した粒状物入り人工芝生において、該粒状物の層
中、表層部、下層部の少なくとも1部分に消臭剤を含有
させることにより、臭気を減少させることができる。か
かる消臭剤として、活性炭、ゼオライト、シリカゲル、
活性白度、活性アルミナ、イオン交換体および珪藻土か
ら選ばれた少なくとも1種を使用することができる。
に対して、1〜15重量%添加するのが効果の上から好
ましい。消臭剤の配合量が、粒状物に対して15重量%
を越えると、衝撃吸収性や形状安定性を損なうことがあ
る。
物に難燃剤を添加することにより難燃性効果を付与する
こともできる。かかる難燃剤としては、水酸化アルミ、
酸化アンチモン、マイカ、タルク、シリカ、アルミナ、
クレーおよび有機ハロゲン化合物から選ばれた少なくと
も1種を使用することができ、かかる難燃剤は弾性粒状
物に充填することにより使用することができる。
プロピレン・ジエン三元共重合体(EPDM)を用いる
と、より難燃性の向上した人工芝生グランドを提供する
ことができる。
るいは散水しながら、10〜80N/cm2 の加圧下で、
ローラー転圧すると、パイルの損傷や粒状物層の形態破
壊も起こらず、且つ短時間で効率的に粒状物表面から突
出したパイルの屈曲あるいは湾曲後の高さを特定範囲に
仕上げることが出来る。理由として、散水することによ
って人工芝生のパイルを軟質化させ屈曲あるいは湾曲を
し易くする。さらに加圧荷重を10〜80N/cm2 の範
囲に規制した理由は、10N/cm2 未満にすると、一端
はパイルに屈曲あるいは湾曲が見られるものの、短時間
のうちに直立状態に復元してしまう。また、80N/cm
2 を越えると、屈曲あるいは湾曲するものの、パイルが
損傷すると共に、粒状物層の形態を維持することができ
なくなるためである。
設した人工芝生グランドの構造体例を図1に示す。図1
において、人工芝生グランド用構造体1は、アスファル
トやコンクリート、アスファルトコンクリート、モルタ
ル、砕石路盤などからなる下地基盤6の上に、基材5に
植設されたパイル3の隙間に粒状物4を充填した粒状物
入り人工芝生2であって、該パイル3を直立させたとき
のパイル長(A)とし、該充填粒状物の表面から突出し
たパイルの平均直立長さ(B)で示した。
ときの長さで、30〜60mmの範囲にあり、かつ、該充
填粒状物の表面から突出したパイルの平均直立長さ
(B)が該パイル長(A)の30〜70%であり、か
つ、該突出したパイル部分は、該突出パイルの平均直立
長さ(B)の30〜70%の範囲の高さに、屈曲あるい
は湾曲した構造であることが好ましい。
ラミックス、陶磁器屑粉砕物、ガラス玉、廃ガラス粒状
物、下水汚泥溶融スラグ、ゴミ溶融スラグ、鉄鋼スラ
グ、ゴムチップ弾性粒状物、プラスチック粒状物から選
ばれた少なくとも1種を用いて構成されることが出来
る。
状物を撒布し下層硬質粒状物4Dを形成し、その上に弾性
粒状物を撒布し上層弾性粒状物4Uを形成した構成として
も良く、該弾性粒状物の粒径が、該硬質粒状物の粒径以
上に大きいもので構成されており、かつ、該弾性粒状物
層の空隙率が、該硬質粒状物層の空隙率よりも大きく構
成されていることが好ましい。ここに、下層硬質粒状物
の上に該弾性粒状物を層状に充填形成することは、即ち
転倒した特の衝撃を和らげるとともに擦り傷減少に有効
である。
粒状物の粒径以上に大きいもので構成されており、か
つ、該弾性粒状物層の空隙率が、該硬質粒状物層の空隙
率よりも大きく構成することは、即ち、下層硬質粒状物
の隙間に弾性粒状物が充填されにくく、下層硬質粒状物
と上層弾性粒状物の各々の層厚みを長期間にわたり初期
に近い状態で維持する効果がある。
て粒径0.7mm以上のものを70重量%以上含み、該硬
質粒状物として粒径0.6mm以下のものを70重量%以
上含む組成からなる粒状物を用いるのが好ましい。すな
わち、該弾性粒状物層に対して該硬質粒状物層が安定し
た下層を形成し、該弾性粒状物層の施工初期状態を長期
間にわたって安定的に維持出来、最適な衝撃吸収性能が
長期間保持される。
チップ弾性粒状物からなり、該硬質粒状物が無機系粒状
物または有機系粒状物からなる粒状物で構成することが
好ましい。
パイル3が、撚りセット糸、捲縮加工糸および直毛から
選ばれた少なくとも1種で構成することが好ましい。
を用いることが耐久性向上には不可欠である。さらに前
記パイルの形状は、モノフィラメント糸、フィルムスプ
リット糸、フィルムスリット糸のいずれでも良く、より
好ましくはモノフィラメント糸が好適である。
きポリプロピレン製平織り基布の上に、さらにポリプロ
ピレン製平織り基布を重ね合わせて構成することが好ま
しい。
パイル3の主たるヘタリ方向7を反物8ごとに変えるこ
とにより、グランドに反物ごとの縞状の模様付けをする
ことができる。
イルが、部分的に異なった色調に着色されて、縞状の模
様を有すること天然芝生近似の人工芝生グランドを得る
ことができる。
を用いて人工芝生2の充填粒状物の表面から突出したパ
イルを、物理的に割繊した。該割繊を行うことにより天
然芝生に近似する風合い、感触を得ることができる。該
割繊方法として針付き回転ローラ等を用いても良い。
止加工を施すことによりテカリ(照り返しによるキラツ
キ)が減少し、目に優しい人工芝生グランドとすること
ができる。
面擦過、口金凹凸の少なくとも1種を使用することが好
ましく、さらには、該テカリ防止加工方法が、酸化チタ
ン、シリカの少なくとも1種を製造工程において原料に
添加しても良い。
用いることによりテカリ防止がより好適にできる。
を充填した粒状物入り人工芝生において、粒状物の層
中、表層部、下層部の少なくとも1部分に消臭剤を含有
することにより、臭気を減少させる効果を得る。
ト、シリカゲル、活性白度、活性アルミナ、イオン交換
体、珪藻土から選ばれた少なくとも1種で構成すると臭
気を減少させる効果を得る。
て、1〜15重量%添加すると臭気を減少させる効果を
得る。
難燃剤を添加することにより難燃性効果を得ることがで
きる。
化アンチモン、マイカ、タルク、シリカ、アルミナ、ク
レー、有機ハロゲン化合物から選ばれた少なくとも1種
が充填された弾性粒状物で構成されていると難燃性を得
ることができる。
いることによりさらに難燃性の良好な人工芝生グランド
を得る。
面から突出したパイルを、転圧ローラ12を用いて転圧
し、屈曲あるいは湾曲させた後、充填粒状物の表面から
突出したパイル高さCを特定範囲内に仕上げる敷設工法
である。この時、人工芝生の表面に散水した後、あるい
は散水しながら、10〜80N/cm2 の加圧下で転圧す
ると短時間により効率的にパイルの屈曲あるいは湾曲が
出来る。さらに重要なことは、該突出パイルの平均直立
長さ(B)の30〜70%の範囲の高さ仕上げることで
ある。
の平均長さが30〜60mmと長く、パイルの隙間に充填
する粒状物も人工芝生2の周縁部から流出し易くなるた
め、粒状物流出止め部材13を併設することにより粒状
物の流出防止ができる。前記粒状物流出止め部材として
は基材にモノフィラメント糸からなるパイルやフィルム
スプリット糸、フィルムスリット糸から選ばれた少なく
とも1種からなるパイルを植毛した人工芝生や成形人工
芝生を用いても良く、人工芝生の下にはクッション材と
なる材質の物を敷設することもできる。
説明する。
平織り基布の上に、さらにポリプロピレン製平織り基布
を重ね合わせた基材に、ナイロン製モノフィラメント糸
(繊度10,000dtex)からなるヨリセット糸を、パ
イルの伸張時の長さが50mmとなるように植毛し、基材
の裏面にスチレン・ブタジエン・ラバー(SBR)系樹脂
を塗布した後、熱風乾燥により固化して製作した人工芝
生をアスファルトコンクリートからなる下地基盤の上に
敷設した。続いて該人工芝生のパイルの隙間に、最初に
硬質粒状物である粒度分布が0.6mmを70重量%以上
含む珪砂を23Kg/m2 充填し下層粒状物とし、その上
に粒度分布が0.7mmを80重量%以上含むゴムチップ
弾性粒状物を7Kg/m2 充填し上層粒状物とし、パイル
長で約30mmの高さまで充填して人工芝生を構成した。
引き続いて、パイルの修整工法として、事前に散水した
後、50N/cm2 の凹凸付きゴムタイヤ製ローラーを用
いて転圧し、突出パイルの平均直立高さ(B)の40%
の高さに、屈曲あるいは湾曲させて仕上げ人工芝生グラ
ンドの構造体を得た。
す指標であるGB係数で表すと珪砂が6%、ゴムチップ
が2%、空隙率は珪砂が38%、ゴムチップが52%で
ある。
さ100cmから自然落下させ、反撥後の高さ、即ち試験
体表面からボール下面までの距離を計測しh1とすると、
GB(%)=(h1/100)×100で表す。空隙率はJIS A 110
4 の単位容積重量試験に基づいて、実績率を求め、逆
算して算出した。
を基材とし、ポリプロピレン製フィルムスプリット糸
(繊度10,000dtex)からなる直毛糸を、パイルの
伸張時の長さが50mmとなるように植毛し、基材の裏面
にSBR系樹脂を塗布した後、熱風乾燥により固化して
製作した人工芝生をアスファルトコンクリートからなる
下地基盤の上に敷設した。続いて該人工芝生のパイルの
隙間に、硬質粒状物である粒度分布が0.6mmを50重
量%含む珪砂を46Kg/m2 充填し、パイル長(A)の
約30mmの高さまで充填して人工芝生を構成した。この
時、突出パイル平均直立高さ(B)は直立状態である。
イルの隙間に珪砂を充填しているため衝撃吸収性が悪
く、パイルが直立しているため、パイルの隙間から珪砂
が飛散し易い。また、パイルの性状に直毛を使用してい
るため風合いが硬い。
系樹脂を用いているため、パイルが摩耗し易く耐久性に
欠ける。
充填した後、上層にゴムチップ弾性粒状物を定量充填し
て構成しているため衝撃吸収性に優れ、更に突出パイル
の平均直立高さ(B)の40%の高さに屈曲あるいは湾
曲させて仕上げたため、粒状物の移動防止効果が大き
く、風合いも天然芝生に近似する。さらには、パイルに
ヨリセット糸を使用しているため前述同様に風合いが天
然芝生に近似する。
のため耐摩耗性に優れる。更に、不織布付きポリプロピ
レン製平織り基布の上に、さらにポリプロピレン製平織
り基布を重ね合わせた構成の基材を使用しているため極
めて寸法安定性に優れる。従って長期間の使用に耐えう
る人工芝生グランドを得る。
きポリプロピレン製平織り基布の上に、さらにポリプロ
ピレン製平織り基布を重ね合わせた基材に、ナイロン製
モノフィラメント糸(繊度10,000dtex)からなるヨリセ
ット糸を、パイルの伸張時の長さが50mmとなるように
植毛し、基材の裏面にSBR系樹脂を塗布した後、熱風
乾燥により固化して製作した人工芝生をアスファルトコ
ンクリートからなる下地基盤の上に敷設した。続いて該
人工芝生のパイルの隙間に、最初に硬質粒状物である粒
度分布が0.6mmを70重量%以上含む珪砂を23Kg/
m2 充填し下層粒状物とし、その上に粒度分布が0.7
mmを70重量%以上含むゴムチップ弾性粒状物を7Kg/
m2 充填し上層粒状物とし、パイル長で約30mmの高さ
まで充填して人工芝生を構成した。引き続いて、パイル
の修整工法として、事前に散水した後、50N/cm2
の凹凸のないゴムタイヤ製ローラーを用いて反物毎にパ
イルの屈曲あるいは湾曲方向を変更しながら転圧し、突
出パイルの平均直立高さ(B)の40%の高さに、屈曲
あるいは湾曲させて仕上げ人工芝生グランドの構造体を
得た。評価結果を表2に示す。
を敷設し、この後引き続いて、パイルの修整工法とし
て、事前に散水した後50N/cm2 の凹凸付きゴムタ
イヤ製ローラーを用いて転圧し、突出パイルの平均直立
高さ(B)の40%の高さに、屈曲あるいは湾曲させて
仕上げ人工芝生グランドの構造体を得た。評価結果を表
2に示す。
ル修整工法として、凹凸付きゴムタイヤ製ローラーを用
いて転圧することにより屈曲および湾曲方向がランダム
になる。対して実施例2では、パイルの屈曲および湾曲
している方向が、部分的に異なって、縞状の模様を得る
ため、天然芝生の刈り込み方向による縞状のコントラス
トに近似する外観を人工芝生グランドで得られる。
きポリプロピレン製平織り基布の上に、さらにポリプロ
ピレン製平織り基布を重ね合わせた基材に、ナイロン製
スプリット糸(繊度10,000dtex)を、パイルの伸
張時の長さが50mmとなるように植毛し、基材の裏面に
SBR系樹脂を塗布した後、熱風乾燥により固化して製
作した人工芝生をアスファルトコンクリートからなる下
地基盤の上に敷設した。続いて該人工芝生のパイルの隙
間に、最初に硬質粒状物である粒度分布が0.6mmを7
0重量%以上含む珪砂を23Kg/m2 充填し下層粒状物
とし、その上に粒度分布が0.7mmを70重量%以上含
むゴムチップ弾性粒状物を7Kg/m2 充填し上層粒状物
とし、パイル長で約30mmの高さまで充填して人工芝生
を構成した。該人工芝生に充填された粒状物の表面から
突出したパイルを針付き平板を用いて割繊した。 評価
結果を表3に示す。
ピレン製平織り基布を基材とし、ポリプロピレン製フィ
ルムスプリット糸(繊度10,000dtex)からなる直
毛糸を、パイルの伸張時の長さが50mmとなるように植
毛し、基材の裏面にSBR系樹脂を塗布した後、熱風乾
燥により固化して製作した人工芝生をアスファルトコン
クリートからなる下地基盤の上に敷設した。続いて該人
工芝生のパイルの隙間に、最初に硬質粒状物である粒度
分布が0.6mmを70重量%以上含む珪砂を23Kg/m
2 充填し下層粒状物とし、その上に粒度分布が0.7mm
を70重量%以上含むゴムチップ弾性粒状物を7Kg/m
2 充填し上層粒状物とし、パイル長で約30mmの高さま
で充填して人工芝生を構成した。この時、突出パイルは
未割繊とした。
粒状物の表面から突出したパイルを針付き平板を用いて
割繊することによってパイルは細繊化され、風合いが天
然芝生により近似するとともに、摩擦抵抗も小さくなり
擦過傷、火傷等し難くなる。
に、不織布付きポリプロピレン製平織り基布の上に、さ
らにポリプロピレン製平織り基布を重ね合わせた基材
に、ナイロン製フィルムスプリット糸(繊度10,00
0dtex)を、パイルの伸張時長さが50mmとなるように
植毛し、基材の裏面にSBR系樹脂を塗布した後、熱風
乾燥により固化して製作した人工芝生をアスファルトコ
ンクリートからなる下地基盤の上に敷設した。続いて該
人工芝生のパイルの隙間に、最初に硬質粒状物である粒
度分布が0.6mmを70重量%以上含む珪砂を23Kg/
m2 充填し下層粒状物とし、その上に粒度分布が0.7
mmを70重量%以上含むゴムチップ弾性粒状物を7Kg/
m2 充填し上層粒状物とし、パイル長で約30mmの高さ
まで充填して人工芝生を構成した。ここで、実施例4-1
では、該人工芝生のパイルとしたフィルムスプリット糸
の製造工程において前記フィルムスプリット糸の表面を
擦過した。実施例4-2では、前記フィルムスプリット糸
の製造工程においてフィルム原料に対して0.1重量%
の酸化チタンを添加して製造した。実施例4-3では、パ
イルにモノフィラメント糸を使用した。
を基材とし、ナイロン製フィルムスプリット糸(繊度1
0,000dtex)を、パイルの伸張時の長さが50mmと
なるように植毛し、基材の裏面にSBR系樹脂を塗布し
た後、熱風乾燥により固化して製作した人工芝生をアス
ファルトコンクリートからなる下地基盤の上に敷設し
た。最初に硬質粒状物である粒度分布が0.6mmを70
重量%以上含む珪砂を23Kg/m2 充填し下層粒状物と
し、その上に粒度分布が0.7mmを70重量%以上含む
ゴムチップ弾性粒状物を7Kg/m2 充填し上層粒状物と
し、パイル長で約30mmの高さまで充填して人工芝生を
構成した。この時、突出パイルは未処理である。
を用いて測定した。比較例4と対比して、実施例4-1、4
-2、4-3ともに光沢度は小さく、テカリすなわち光の照
り返しが減少する効果を得た。
きポリプロピレン製平織り基布の上に、さらにポリプロ
ピレン製平織り基布を重ね合わせた基材に、ナイロン製
フィルムスプリット糸(繊度10,000dtex)を、パ
イルの伸張時の長さが50mmとなるように植毛し、基材
の裏面にSBR系樹脂を塗布した後、熱風乾燥により固
化して製作した人工芝生をアスファルトコンクリートか
らなる下地基盤の上に敷設した。続いて該人工芝生のパ
イルの隙間に、最初に硬質粒状物である粒度分布が0.
6mmを70重量%以上含む珪砂を23Kg/m2 充填し下
層粒状物とし、その上に粒度分布が0.7mmを70重量
%以上含むゴムチップ弾性粒状物を7Kg/m2 充填し上
層粒状物とし、パイル長で約30mmの高さまで充填して
人工芝生を構成した。ここで、前記上層ゴムチップ弾性
粒状物の層中に活性炭を前記ゴムチップ弾性粒状物に対
して8重量%添加した。
平織り基布の上に、さらにポリプロピレン製平織り基布
を重ね合わせた基材に、ナイロン製フィルムスプリット
糸(繊度10,000dtex)を、パイルの伸張時長さが
50mmとなるように植毛し、基材の裏面にSBR系樹脂
を塗布した後、熱風乾燥により固化して製作した人工芝
生をアスファルトコンクリートからなる下地基盤の上に
敷設した。続いて該人工芝生のパイルの隙間に、最初に
硬質粒状物である粒度分布が0.6mmを70重量%以上
含む珪砂を23Kg/m2 充填し下層粒状物とし、その上
に粒度分布が0.7mmを70重量%以上含むゴムチップ
弾性粒状物を7Kg/m2 充填し上層粒状物とし、パイル
長で約30mmの高さまで充填して人工芝生を構成し、消
臭剤は無添加とした。
ゴムチップの異臭がきつかったのに対比して、実施例5
では、消臭剤を添加することにより異臭も減少し消臭効
果を得た。
織布付きポリプロピレン製平織り基布の上に、さらにポ
リプロピレン製平織り基布を重ね合わせた基材に、ナイ
ロン製フィルムスプリット糸(繊度10,000dtex)
を、パイルの伸張時の長さが50mmとなるように植毛
し、基材の裏面にSBR系樹脂を塗布した後、熱風乾燥
により固化して製作した人工芝生をアスファルトコンク
リートからなる下地基盤の上に敷設した。続いて該人工
芝生のパイルの隙間に、最初に硬質粒状物である粒度分
布が0.6mmを70重量%以上含む珪砂を23Kg/m2
充填し下層粒状物とし、その上に粒度分布が0.7mmを
70重量%以上含むゴムチップ弾性粒状物を7Kg/m2
充填し上層粒状物とし、パイル長で約30mmの高さまで
充填して人工芝生を構成した。ここで、実施例6-1で
は、前記上層粒状物として難燃剤水酸化アルミが添加さ
れたゴムチップ弾性粒を使用した。実施例6-2では、前
記上層粒状物としてEPDMを使用した。
平織り基布の上に、さらにポリプロピレン製平織り基布
を基材に、ナイロン製フィルムスプリット糸(繊度1
0,000dtex)を、パイルの伸張時の長さが50mmと
なるように植毛し、基材の裏面にSBR系樹脂を塗布し
た後、熱風乾燥により固化して製作した人工芝生をアス
ファルトコンクリートからなる下地基盤の上に敷設し
た。続いて該人工芝生のパイルの隙間に、最初に硬質粒
状物である粒度分布が0.6mmを70重量%以上含む珪
砂を23Kg/m2 充填し下層粒状物とし、その上に粒度
分布が0.7mmを70重量%以上含むゴムチップ弾性粒
状物を7Kg/m2 充填し上層粒状物とし、パイル長で約
30mmの高さまで充填して人工芝生を構成し難燃剤は無
添加とした。
に、難燃効果を得ることが出来た。
平織り基布の上に、さらにポリプロピレン製平織り基布
の上に重ね合わせた基材に、ナイロン製モノフィラメン
ト糸(繊度10,000dtex)を、パイルの伸張時の長
さが50mmとなるように植毛し、基材の裏面にSBR系
樹脂を塗布した後、熱風乾燥により固化して製作した人
工芝生をアスファルトコンクリートからなる下地基盤の
上に敷設した。続いて該人工芝生のパイルの隙間に、最
初に硬質粒状物である粒度分布が0.6mmを70重量%
以上含む珪砂を23Kg/m2 充填し下層粒状物とし、そ
の上に粒度分布が0.7mmを70重量%以上含むゴムチ
ップ弾性粒状物を7Kg/m2 充填し上層粒状物とし、パ
イル長で約30mmの高さまで充填して人工芝生を構成し
た。この時、該人工芝生のパイルの色調を濃色グリーン
系反物と淡色グリーン系反物として、交互に敷設した。
パイルの色調を淡色グリーン系反物一色を敷設した。
芝生のパイルの色調を濃色グリーン系反物と淡色グリー
ン系反物として、交互に敷設したことにより、天然芝生
グランドの刈り込み方向による縞状のコントラストを人
工芝生グランドでも得ることが出来、しかも、天然芝生
に近似したコントラストを恒久的に維持することができ
るため、天然芝生に必要なメンテナンス費用が大幅に削
減出来る。
きポリプロピレン製平織り基布の上に、さらにポリプロ
ピレン製平織り基布を重ね合わせた基材に、ナイロン製
モノフィラメント糸(繊度10,000dtex)からなる
ヨリセット糸を、パイルの伸張時の長さが50mmとなる
ように植毛し、基材の裏面にSBR系樹脂を塗布した
後、熱風乾燥により固化して製作した人工芝生をアスフ
ァルトコンクリートからなる下地基盤の上に敷設した。
続いて該人工芝生のパイルの隙間に、最初に硬質粒状物
である粒度分布が0.6mmを80重量%以上含む珪砂を
23Kg/m2 充填し下層粒状物とし、その上に粒度分布
が0.7mmを70重量%以上含むゴムチップ弾性粒状物
を7Kg/m2 充填し上層粒状物とし、パイル長で約30
mmの高さまで充填して人工芝生を構成した。引き続い
て、パイルの修整工法として、事前に散水した後、50
N/cm2 の凹凸付きゴムタイヤ製ローラーを用いて転
圧し、突出パイルの平均直立高さ(B)の40%の高さ
に、屈曲あるいは湾曲させて仕上げ人工芝生グランドの
構造体を得た。評価結果を表4に示す。
ピレン製平織り基布を基材とし、ポリプロピレン製フィ
ルムスプリット糸(繊度110,000dtex)からなる
直毛糸を、パイルの伸張時の長さが50mmとなるように
植毛し、基材の裏面にSBR系樹脂を塗布した後、熱風
乾燥により固化して製作した人工芝生をアスファルトコ
ンクリートからなる下地基盤の上に、敷設した。続いて
該人工芝生のパイルの隙間に、最初に硬質粒状物である
粒度分布が0.6mmを70重量%以上含む珪砂を23Kg
/m 2 充填し下層粒状物とし、その上に粒度分布が0.
7mmを70重量%以上含むゴムチップ弾性粒状物を7Kg
/m2 充填し上層粒状物とし、パイル長で約30mmの高
さまで充填して人工芝生を構成した。この後引き続い
て、パイルの修整工法として、散水をせずに50N/c
m2 の凹凸付きゴムタイヤ製ローラーを用いて転圧し、
突出パイルの平均直立高さ(B)の40%の高さに、屈
曲あるいは湾曲させて仕上げ人工芝生グランドの構造体
を得た。
ル修整工法として、散水なしでローラ転圧しているため
往復100回の転圧回数を必要とする。対比して実施例
8では、パイル修整工法として、事前に散水を行った
後、ローラー転圧しているため往復20回の転圧回数で
特定範囲内のパイルの屈曲あるいは湾曲を得ることが出
来る。
や移動、さらには、ボールの転がり性、衝撃吸収性能や
臭気問題などを大幅に改良することができるので、ホッ
ケー競技を含むグランドに提供することができる。
下地基盤上に敷設した状態を示す概略断面図である。
充填粒状物層の状態を示す概略断面図である。
パイルの屈曲あるいは湾曲後のパイルヘタリ方向すなわ
ち縞状の模様を示す概略図である。
パイルが部分的に異なった色調に着色されて、縞状の模
様を示す概略図である。
突出したパイルを針付き平板により物理的に割繊する状
態を示す概略断面図である。
製造する際の転圧ローラによるパイルの屈曲あるいは湾
曲状態を示す概略断面図である。
充填された粒状物の流出を防止する状態を示す概略断面
図である。
Claims (23)
- 【請求項1】 基材に植設されたパイルの隙間に粒状物
を充填した粒状物入り人工芝生であって、該パイル長
(A)が、直立させたときの長さで、30〜60mmの範
囲にあり、かつ、該充填粒状物の表面から突出したパイ
ルの平均直立長さ(B)が該パイル長(A)の30〜7
0%であり、かつ、該突出したパイル部分は、該突出パ
イルの平均直立長さ(B)の30〜70%の範囲の高さ
に、屈曲あるいは湾曲していることを特徴とする人工芝
生グランド。 - 【請求項2】 該粒状物が、珪砂、破砕屑、セラミック
ス、陶磁器屑粉砕物、ガラス玉、廃ガラス粒状物、下水
汚泥溶融スラグ、ゴミ溶融スラグ、鉄鋼スラグ、ゴムチ
ップ弾性粒状物およびプラスチック粒状物から選ばれた
少なくとも1種で構成されている請求項1に記載の人工
芝生グランド。 - 【請求項3】 該粒状物入り人工芝生の該粒状物が、硬
質粒状物層の上に弾性粒状物層を充填した構成を有する
ものである請求項1または2に記載の人工芝生グラン
ド。 - 【請求項4】 該弾性粒状物の粒径が、該硬質粒状物の
粒径以上に大きいもので構成されており、かつ、該弾性
粒状物層の空隙率が、該硬質粒状物層の空隙率よりも大
きく構成されている請求項3に記載の人工芝生グラン
ド。 - 【請求項5】 該弾性粒状物が、粒径0.7mm以上のも
のを70重量%以上含み、かつ、該硬質粒状物が、粒径
0.6mm以下のものを70重量%以上含む構成である請
求項3または4に記載の人工芝生グランド。 - 【請求項6】 該弾性粒状物が、主としてゴムチップ弾
性粒状物からなり、該硬質粒状物が無機系粒状物または
有機系粒状物からなる請求項3〜5のいずれかに記載の
人工芝生グランド。 - 【請求項7】 該パイルが、撚りセット糸、捲縮加工糸
および直毛から選ばれた少なくとも1種で構成されてい
る請求項1〜6のいずれかに記載の人工芝生グランド。 - 【請求項8】 該パイルが、ポリアミドであることを特
徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の人工芝生グラ
ンド。 - 【請求項9】 該基材が、不織布付きポリプロピレン製
平織り基布の上に、さらにポリプロピレン製平織り基布
を重ね合わせて構成されているものである請求項1〜8
のいずれかに記載の人工芝生グランド。 - 【請求項10】 該人工芝生のパイルの屈曲あるいは湾
曲している方向が、部分的に異なって、縞状の模様を有
することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の
人工芝生グランド。 - 【請求項11】 該人工芝生のパイルが、部分的に異な
った色調に着色されて、縞状の模様を有することを特徴
とする請求項1〜10のいずれかに記載の人工芝生グラ
ンド。 - 【請求項12】 該突出したパイルが、物理的に割繊さ
れていることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに
記載の人工芝生グランド。 - 【請求項13】 該パイルが、テカリ防止加工されてい
ることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の
人工芝生グランド。 - 【請求項14】 該テカリ防止加工方法が、パイル表面
擦過およびパイル表面凹凸加工の少なくとも1種である
ことを特徴とする請求項13に記載の人工芝生グラン
ド。 - 【請求項15】 該テカリ防止加工が、酸化チタンおよ
びシリカの少なくとも1種を含有してなるものである請
求項13または14に記載の人工芝生グランド。 - 【請求項16】 該パイルが、モノフィラメント糸であ
る請求項1〜15のいずれかに記載の人工芝生グラン
ド。 - 【請求項17】 該粒状物が、消臭剤を含有する請求項
1〜16のいずれかに記載の人工芝生グランド。 - 【請求項18】 該消臭剤が、活性炭、ゼオライト、シ
リカゲル、活性白度、活性アルミナ、イオン交換体およ
び珪藻土から選ばれた少なくとも1種である請求項17
に記載の人工芝生グランド。 - 【請求項19】 該消臭剤の配合量が、該粒状物に対し
て、1〜15重量%である請求項17または18に記載
の人工芝生グランド。 - 【請求項20】 該弾性粒状物が、難燃剤を含有するも
のである請求項3〜6のいずれかに記載の人工芝生グラ
ンド。 - 【請求項21】 該難燃剤が、水酸化アルミ、酸化アン
チモン、マイカ、タルク、シリカ、アルミナ、クレーお
よび有機ハロゲン化合物から選ばれた少なくとも1種で
ある請求項20に記載の人工芝生グランド。 - 【請求項22】 該弾性粒状物が、エチレン・プロピレ
ン・ジエン三元共重合体(EPDM)である請求項3〜6、
20のいずれかに記載の人工芝生グランド。 - 【請求項23】 基材に植設されたパイルの隙間に粒状
物を充填した粒状物入り人工芝生であって、該パイル長
(A)が、直立させたときの長さで、30〜60mmの範
囲にあり、かつ、該充填粒状物の表面から突出したパイ
ルの平均直立長さ(B)が該パイル長(A)の30〜7
0%である人工芝生グランドの該人工芝生の表面に散水
した後、あるいは散水しながら、10〜80N/cm2 の
加圧下で、ローラー転圧することにより、該突出パイル
の平均直立長さ(B)の30〜70%の範囲の高さに、
該突出したパイル部分を屈曲あるいは湾曲することを特
徴とする人工芝生敷設工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001368798A JP2003171908A (ja) | 2001-12-03 | 2001-12-03 | 人工芝生グランドおよびその敷設工法 |
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- 2001-12-03 JP JP2001368798A patent/JP2003171908A/ja active Pending
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