JP2003171241A - 藁シャンプーおよびその製造方法および藁を利用した消臭材 - Google Patents
藁シャンプーおよびその製造方法および藁を利用した消臭材Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 稲や麦の藁を使用して容易に製造することが
でき、コストが低廉で、人間の身体に悪影響を与えない
と共に環境汚染の原因ともならないシャンプーおよびそ
の製造方法および藁を利用した消臭材を提供する。 【解決手段】 稲または麦の藁1を燃やして灰2とし、
その灰2の中に熱湯3をくぐらせて、灰2の中の有効成
分を取込んだ原液4を作り、当該原液4を濾過し、その
中に含まれる不要物を除去して濾過液5とし、さらに、
濾過液5を常温まで冷却して藁シャンプー6とする。
でき、コストが低廉で、人間の身体に悪影響を与えない
と共に環境汚染の原因ともならないシャンプーおよびそ
の製造方法および藁を利用した消臭材を提供する。 【解決手段】 稲または麦の藁1を燃やして灰2とし、
その灰2の中に熱湯3をくぐらせて、灰2の中の有効成
分を取込んだ原液4を作り、当該原液4を濾過し、その
中に含まれる不要物を除去して濾過液5とし、さらに、
濾過液5を常温まで冷却して藁シャンプー6とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は稲や麦の藁(わら)
を使用して製造するシャンプーおよびその製造方法およ
び藁を利用した消臭材に関するものである。
を使用して製造するシャンプーおよびその製造方法およ
び藁を利用した消臭材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、頭髪を洗うために一般に市販され
ているシャンプーを使用するが、この市販のシャンプー
にはエーテル硫酸塩、エデト酸塩、塩化メチルアンモニ
ウム等の化学物質を多く含んでいるため、人間の身体に
必ずしも良いものではなく、また、環境汚染の一因とも
なっている。さらに、抜け毛やふけの防止、あるいは毛
髪の艶出しと言った点においても必ずしも満足できるも
のではない。
ているシャンプーを使用するが、この市販のシャンプー
にはエーテル硫酸塩、エデト酸塩、塩化メチルアンモニ
ウム等の化学物質を多く含んでいるため、人間の身体に
必ずしも良いものではなく、また、環境汚染の一因とも
なっている。さらに、抜け毛やふけの防止、あるいは毛
髪の艶出しと言った点においても必ずしも満足できるも
のではない。
【0003】こうした点に鑑み、近年ではアロエや墨な
どの天然物質を使用したシャンプーが製造販売されるよ
うになってきた。これらのシャンプーは化学物質を殆ど
含まないので人間の身体に悪影響を与えることがなく、
また自然環境を破壊することもない。さらに、抜け毛等
の防止や毛髪の艶出しにもそれなりの効果がある。
どの天然物質を使用したシャンプーが製造販売されるよ
うになってきた。これらのシャンプーは化学物質を殆ど
含まないので人間の身体に悪影響を与えることがなく、
また自然環境を破壊することもない。さらに、抜け毛等
の防止や毛髪の艶出しにもそれなりの効果がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アロエ
を使用したシャンプーは、植物であるアロエを多くの時
間を費やして栽培し、また、栽培したアロエに多くの加
工を加えて製造する必要があり、多大の時間と手間を要
し、製造コストも嵩む。また、墨を使用したシャンプー
も、油煙や松の根を燃やして煤を採集し、その煤を加工
して墨を製造し、さらにその墨に加工を施して最終製品
とする必要があるので、多くの手間を必要とし、製造コ
ストが嵩む。
を使用したシャンプーは、植物であるアロエを多くの時
間を費やして栽培し、また、栽培したアロエに多くの加
工を加えて製造する必要があり、多大の時間と手間を要
し、製造コストも嵩む。また、墨を使用したシャンプー
も、油煙や松の根を燃やして煤を採集し、その煤を加工
して墨を製造し、さらにその墨に加工を施して最終製品
とする必要があるので、多くの手間を必要とし、製造コ
ストが嵩む。
【0005】そこで、本発明の目的とするところは、人
間の身体に悪影響を与えないと共に環境汚染の原因とも
ならず、また、容易に製造することができてコストの低
廉な、稲や麦の藁を使用して製造したシャンプーおよび
当該藁シャンプーの製造方法を提供することにある。
間の身体に悪影響を与えないと共に環境汚染の原因とも
ならず、また、容易に製造することができてコストの低
廉な、稲や麦の藁を使用して製造したシャンプーおよび
当該藁シャンプーの製造方法を提供することにある。
【0006】また、本発明者は、藁シャンプーを製造す
る段階で、稲または麦の藁を燃やして得た灰や、その灰
に熱湯をくぐらせて濾過したものは、それ自体、優れた
消臭効果を発揮することを確認した。そこで、本発明の
他の目的とするところは、藁を利用した消臭材を提供す
ることにある。
る段階で、稲または麦の藁を燃やして得た灰や、その灰
に熱湯をくぐらせて濾過したものは、それ自体、優れた
消臭効果を発揮することを確認した。そこで、本発明の
他の目的とするところは、藁を利用した消臭材を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1に記載の藁シャンプーは、洗髪
に使用するシャンプーであって、熱湯(3)を、稲また
は麦の藁(1)を燃やして得た灰(2)の中にくぐらせ
て濾過し、常温まで冷却してなるものであることを特徴
とする。
めに、本発明の請求項1に記載の藁シャンプーは、洗髪
に使用するシャンプーであって、熱湯(3)を、稲また
は麦の藁(1)を燃やして得た灰(2)の中にくぐらせ
て濾過し、常温まで冷却してなるものであることを特徴
とする。
【0008】また、請求項2に記載の藁シャンプーの製
造方法は、洗髪に使用するシャンプーを製造する方法で
あって、稲または麦の藁(1)を燃やして灰(2)とす
る燃焼工程と、前記灰(2)の中に熱湯(3)をくぐら
せて、灰(2)の中の有効成分を取込んだ原液(4)を
作る原液工程と、前記原液(4)を濾過し、その中に含
まれる不要物を除去して濾過液(5)とする濾過工程
と、前記濾過液(5)を常温まで冷却して藁シャンプー
(6)とする冷却工程と、からなることを特徴とする。
造方法は、洗髪に使用するシャンプーを製造する方法で
あって、稲または麦の藁(1)を燃やして灰(2)とす
る燃焼工程と、前記灰(2)の中に熱湯(3)をくぐら
せて、灰(2)の中の有効成分を取込んだ原液(4)を
作る原液工程と、前記原液(4)を濾過し、その中に含
まれる不要物を除去して濾過液(5)とする濾過工程
と、前記濾過液(5)を常温まで冷却して藁シャンプー
(6)とする冷却工程と、からなることを特徴とする。
【0009】さらに、請求項3に記載の藁を利用した消
臭材は、稲または麦の藁(1)を燃やして得た灰(2)
からなることを特徴とする。
臭材は、稲または麦の藁(1)を燃やして得た灰(2)
からなることを特徴とする。
【0010】また、請求項4に記載の藁を利用した消臭
材は、稲または麦の藁(1)を燃やして得た灰(2)を
不織布又はネット又はフィルターの中に入れるか、不織
糸に織り込んでなることを特徴とする。
材は、稲または麦の藁(1)を燃やして得た灰(2)を
不織布又はネット又はフィルターの中に入れるか、不織
糸に織り込んでなることを特徴とする。
【0011】また、請求項5に記載の藁を利用した消臭
材は、熱湯(3)を、稲または麦の藁(1)を燃やして
得た灰(2)の中にくぐらせて濾過し、常温まで冷却し
てなるものであることを特徴とする。
材は、熱湯(3)を、稲または麦の藁(1)を燃やして
得た灰(2)の中にくぐらせて濾過し、常温まで冷却し
てなるものであることを特徴とする。
【0012】なお、カッコ内の記号は、図面および後述
する発明の実施の形態に記載された対応要素または対応
事項を示す。
する発明の実施の形態に記載された対応要素または対応
事項を示す。
【0013】本発明の請求項1に記載の藁シャンプーに
よれば、熱湯を、稲または麦の藁を燃やして得た灰の中
にくぐらせて濾過し、さらに常温まで冷却することによ
って得ることができるので、製造コストの低廉化を図る
ことができる。特に、主な材料である稲や麦の藁は、容
易かつ安価に手に入れることができるので、製造コスト
を大幅に低廉化することが可能となる。また、稲や麦の
藁と熱湯といった天然資源のみを使用しているので人間
の身体に悪影響を及ぼすことがなく、環境汚染の原因と
もならない。
よれば、熱湯を、稲または麦の藁を燃やして得た灰の中
にくぐらせて濾過し、さらに常温まで冷却することによ
って得ることができるので、製造コストの低廉化を図る
ことができる。特に、主な材料である稲や麦の藁は、容
易かつ安価に手に入れることができるので、製造コスト
を大幅に低廉化することが可能となる。また、稲や麦の
藁と熱湯といった天然資源のみを使用しているので人間
の身体に悪影響を及ぼすことがなく、環境汚染の原因と
もならない。
【0014】また、請求項2に記載の藁シャンプーの製
造方法によれば、燃焼工程、原液工程、濾過工程および
冷却工程といったそれぞれが簡易な四つの工程で構成し
ているので、藁シャンプーを容易かつ低コストで製造す
ることができる。また、使用する材料は藁と熱湯のみで
あるため、人間の身体に優しく、自然環境を破壊するこ
ともない。
造方法によれば、燃焼工程、原液工程、濾過工程および
冷却工程といったそれぞれが簡易な四つの工程で構成し
ているので、藁シャンプーを容易かつ低コストで製造す
ることができる。また、使用する材料は藁と熱湯のみで
あるため、人間の身体に優しく、自然環境を破壊するこ
ともない。
【0015】本発明の請求項3に記載の藁を利用した消
臭材によれば、稲または麦の藁を燃やして得た灰からな
るので製造コストの低廉化を図ることができる。またそ
の灰そのものに消臭効果があるので、風呂の中に入れる
ことにより体臭を消し、肌をすべすべにしたりすること
ができる。また、残った粉で風呂場を磨くことによりき
れいにすることもできる。さらに、稲または麦の藁を燃
やして得た灰からなる消臭材をそのまま部屋の中に置く
ことにより脱臭を図り、しかも湿気を取ることもでき
る。
臭材によれば、稲または麦の藁を燃やして得た灰からな
るので製造コストの低廉化を図ることができる。またそ
の灰そのものに消臭効果があるので、風呂の中に入れる
ことにより体臭を消し、肌をすべすべにしたりすること
ができる。また、残った粉で風呂場を磨くことによりき
れいにすることもできる。さらに、稲または麦の藁を燃
やして得た灰からなる消臭材をそのまま部屋の中に置く
ことにより脱臭を図り、しかも湿気を取ることもでき
る。
【0016】また本発明の請求項4に記載の藁を利用し
た消臭材によれば、稲または麦の藁を燃やして得た消臭
効果を有する灰を不織布又はネット又はフィルターの中
に入れるか、不織糸に織り込んでなるので、例えば、お
むつの漏れ防止部や生理用ナプキンに入れて消臭効果を
図ることができる。また、クーラーのフィルターや靴底
のインソール(中敷)に入れて脱臭効果を図ることがで
きる。
た消臭材によれば、稲または麦の藁を燃やして得た消臭
効果を有する灰を不織布又はネット又はフィルターの中
に入れるか、不織糸に織り込んでなるので、例えば、お
むつの漏れ防止部や生理用ナプキンに入れて消臭効果を
図ることができる。また、クーラーのフィルターや靴底
のインソール(中敷)に入れて脱臭効果を図ることがで
きる。
【0017】さらに本発明の請求項5に記載の藁を利用
した消臭材によれば、熱湯を、稲または麦の藁を燃やし
て得た灰の中にくぐらせて濾過し、常温まで冷却してな
る液状のものであるので、入浴剤として風呂に入れるこ
とによって体臭を消し、肌をすべすべにしたりすること
ができる。
した消臭材によれば、熱湯を、稲または麦の藁を燃やし
て得た灰の中にくぐらせて濾過し、常温まで冷却してな
る液状のものであるので、入浴剤として風呂に入れるこ
とによって体臭を消し、肌をすべすべにしたりすること
ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1を参照して、本発明の実施形
態に係る藁シャンプーおよびその製造方法について説明
する。図1は、藁シャンプーの製造方法を示す実施形態
である。
態に係る藁シャンプーおよびその製造方法について説明
する。図1は、藁シャンプーの製造方法を示す実施形態
である。
【0019】本発明の実施形態に係る藁シャンプーは、
洗髪に使用するシャンプーであって、熱湯3を、稲また
は麦の藁1を燃やして得た灰2の中にくぐらせて濾過
し、さらに常温まで冷却して得たものである。
洗髪に使用するシャンプーであって、熱湯3を、稲また
は麦の藁1を燃やして得た灰2の中にくぐらせて濾過
し、さらに常温まで冷却して得たものである。
【0020】具体的には、燃焼工程、原液工程、濾過工
程および冷却工程によって製造される。ここで、燃焼工
程は、稲または麦の藁1を燃やして灰2とする工程であ
る(図1(a)参照)。なお、藁1を短時間で燃焼させ
るためにバーナー7を使用することができる。
程および冷却工程によって製造される。ここで、燃焼工
程は、稲または麦の藁1を燃やして灰2とする工程であ
る(図1(a)参照)。なお、藁1を短時間で燃焼させ
るためにバーナー7を使用することができる。
【0021】また原液工程は、その灰2の中に熱湯3を
くぐらせて、灰2の中の有効成分を取込んだ原液4を作
る工程であり、また濾過工程は、その原液4を濾過し、
その中に含まれる不要物を除去して濾過液5とする工程
である(図1(b)参照)。この原液工程においては、
相当量の灰2をメッシュ材8の上に載置し、その上から
熱湯3を注ぎ、灰2の中をくぐった熱湯3をメッシュ材
8で濾過する。従って、原液工程と濾過工程とを同時に
行なうことができる。
くぐらせて、灰2の中の有効成分を取込んだ原液4を作
る工程であり、また濾過工程は、その原液4を濾過し、
その中に含まれる不要物を除去して濾過液5とする工程
である(図1(b)参照)。この原液工程においては、
相当量の灰2をメッシュ材8の上に載置し、その上から
熱湯3を注ぎ、灰2の中をくぐった熱湯3をメッシュ材
8で濾過する。従って、原液工程と濾過工程とを同時に
行なうことができる。
【0022】また、冷却工程は、濾過液5を常温まで冷
却して最終製品である藁シャンプー6とする工程である
(図1(c)参照)。この冷却工程は、冷蔵設備や冷却
ファンを使用して行なうこともできるし、本実施形態の
ように、単に濾過液5を常温環境内に一定時間放置して
おくことによって行なうこともできる。なお、常温まで
冷却したシャンプーは、所定の容器に収納すると使用し
易い(図1(d)参照)。
却して最終製品である藁シャンプー6とする工程である
(図1(c)参照)。この冷却工程は、冷蔵設備や冷却
ファンを使用して行なうこともできるし、本実施形態の
ように、単に濾過液5を常温環境内に一定時間放置して
おくことによって行なうこともできる。なお、常温まで
冷却したシャンプーは、所定の容器に収納すると使用し
易い(図1(d)参照)。
【0023】このようにして製造した藁シャンプー6
は、稲や麦の藁1と熱湯3のみで作ることができるので
製造コストの低廉化を図ることができる。稲や麦の藁1
は、従来技術におけるシャンプーの材料であるアロエ等
と比較して、容易かつ安価に入手することができるの
で、製造コストを大幅に低減することができる。また、
この藁シャンプー6は天然素材のみを使用して製造して
いるので人間の身体に悪影響を与えることがないと共
に、自然環境を破壊することもない。
は、稲や麦の藁1と熱湯3のみで作ることができるので
製造コストの低廉化を図ることができる。稲や麦の藁1
は、従来技術におけるシャンプーの材料であるアロエ等
と比較して、容易かつ安価に入手することができるの
で、製造コストを大幅に低減することができる。また、
この藁シャンプー6は天然素材のみを使用して製造して
いるので人間の身体に悪影響を与えることがないと共
に、自然環境を破壊することもない。
【0024】さらに、この藁シャンプー6は、抜け毛や
ふけの防止、および毛髪の艶出しにも優れている。
ふけの防止、および毛髪の艶出しにも優れている。
【0025】本発明者は、自ら、当該藁シャンプー6を
長期にわたって使用し、その効果を試した。その結果、
それ以前の化学物質を多く含む市販のシャンプーを使用
していた時期と比較して抜け毛とふけが明らかに少なく
なったことを確認した。また、毛髪の色も黒々とした光
沢感に満ちてきたことを確認することができた。これ
は、稲や麦の藁1に、こうした抜け毛やふけを防止し、
毛髪につやを与える成分が豊富に含まれていることによ
るものである。本発明は、この成分を、藁1を燃焼させ
て灰2とし、その中をくぐる熱湯3が取込み易いように
したものである。
長期にわたって使用し、その効果を試した。その結果、
それ以前の化学物質を多く含む市販のシャンプーを使用
していた時期と比較して抜け毛とふけが明らかに少なく
なったことを確認した。また、毛髪の色も黒々とした光
沢感に満ちてきたことを確認することができた。これ
は、稲や麦の藁1に、こうした抜け毛やふけを防止し、
毛髪につやを与える成分が豊富に含まれていることによ
るものである。本発明は、この成分を、藁1を燃焼させ
て灰2とし、その中をくぐる熱湯3が取込み易いように
したものである。
【0026】なお、これまでに稲や麦の藁1に脱臭成分
が含まれていることは確認されており、その性質を利用
した脱臭剤が創案されているが(例えば、特開平8−5
7028号公報や特開平6−105894号公報を参
照)、毛髪に有効な成分が含まれていることを確認し、
それを使用してシャンプーを製造するといった技術は存
在しない。
が含まれていることは確認されており、その性質を利用
した脱臭剤が創案されているが(例えば、特開平8−5
7028号公報や特開平6−105894号公報を参
照)、毛髪に有効な成分が含まれていることを確認し、
それを使用してシャンプーを製造するといった技術は存
在しない。
【0027】また本発明者は、藁シャンプー6を製造す
る工程において、稲または麦の藁1を燃やして得た灰2
からなる消臭材を見出した。これによれば、稲または麦
の藁1を燃やして得た灰2からなるので製造コストの低
廉化を図ることができる。またその灰2そのものに消臭
効果があるので、風呂の中に入れることにより体臭を消
し、肌をすべすべにしたりすることができる。また、残
った粉で風呂場を磨くことによりきれいにすることもで
きる。さらに、稲または麦の藁1を燃やして得た灰2か
らなる消臭材をそのまま部屋の中に置くことにより脱臭
を図り、しかも湿気を取ることもできる。
る工程において、稲または麦の藁1を燃やして得た灰2
からなる消臭材を見出した。これによれば、稲または麦
の藁1を燃やして得た灰2からなるので製造コストの低
廉化を図ることができる。またその灰2そのものに消臭
効果があるので、風呂の中に入れることにより体臭を消
し、肌をすべすべにしたりすることができる。また、残
った粉で風呂場を磨くことによりきれいにすることもで
きる。さらに、稲または麦の藁1を燃やして得た灰2か
らなる消臭材をそのまま部屋の中に置くことにより脱臭
を図り、しかも湿気を取ることもできる。
【0028】また、稲または麦の藁1を燃やして得た消
臭効果を有する灰2を図示しない不織布又はネット又は
フィルターの中に入れるか、不織糸に織り込むようにし
てもよい。例えば、おむつの漏れ防止部や生理用ナプキ
ンに入れて消臭効果を図ることができる。また、クーラ
ーのフィルターや靴底のインソール(中敷)に入れて脱
臭効果を図ることができる。
臭効果を有する灰2を図示しない不織布又はネット又は
フィルターの中に入れるか、不織糸に織り込むようにし
てもよい。例えば、おむつの漏れ防止部や生理用ナプキ
ンに入れて消臭効果を図ることができる。また、クーラ
ーのフィルターや靴底のインソール(中敷)に入れて脱
臭効果を図ることができる。
【0029】さらに熱湯3を、稲または麦の藁1を燃や
して得た灰2の中にくぐらせて濾過し、常温まで冷却し
てなる液状のものからなる消臭材を、入浴剤として風呂
に入れることによって体臭を消し、肌をすべすべにした
りすることができる。
して得た灰2の中にくぐらせて濾過し、常温まで冷却し
てなる液状のものからなる消臭材を、入浴剤として風呂
に入れることによって体臭を消し、肌をすべすべにした
りすることができる。
【0030】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の藁シャンプー
によれば、熱湯を、稲または麦の藁を燃やして得た灰の
中にくぐらせて濾過し、常温まで冷却することによって
得ることができるので、従来の天然素材を使用したシャ
ンプーと比較して、製造コストを大幅に低減することが
できる。また、稲や麦の藁と熱湯といった天然資源のみ
を使用しているので人間の身体に悪影響を及ぼすことが
なく、環境汚染の原因ともならない。さらに、抜け毛や
ふけの予防に効果的であると共に、毛髪に光沢を与える
ことができる。
によれば、熱湯を、稲または麦の藁を燃やして得た灰の
中にくぐらせて濾過し、常温まで冷却することによって
得ることができるので、従来の天然素材を使用したシャ
ンプーと比較して、製造コストを大幅に低減することが
できる。また、稲や麦の藁と熱湯といった天然資源のみ
を使用しているので人間の身体に悪影響を及ぼすことが
なく、環境汚染の原因ともならない。さらに、抜け毛や
ふけの予防に効果的であると共に、毛髪に光沢を与える
ことができる。
【0031】また、請求項2に記載の藁シャンプーの製
造方法によれば、燃焼工程、原液工程、濾過工程および
冷却工程といったそれぞれが簡易な四つの工程で構成し
ているので、藁シャンプーを容易かつ低コストで製造す
ることができる。また、使用する材料は藁と熱湯のみで
あるため、人間の身体に優しく、自然環境を破壊するこ
ともない理想的なシャンプーを提供することができる。
造方法によれば、燃焼工程、原液工程、濾過工程および
冷却工程といったそれぞれが簡易な四つの工程で構成し
ているので、藁シャンプーを容易かつ低コストで製造す
ることができる。また、使用する材料は藁と熱湯のみで
あるため、人間の身体に優しく、自然環境を破壊するこ
ともない理想的なシャンプーを提供することができる。
【0032】本発明の請求項3に記載の藁を利用した消
臭材によれば、稲または麦の藁を燃やして得た灰からな
るので製造コストの低廉化を図ることができる。またそ
の灰そのものに消臭効果があるので、風呂の中に入れる
ことにより体臭を消し、肌をすべすべにしたりすること
ができる。また、残った粉で風呂場を磨くことによりき
れいにすることもできる。さらに、稲または麦の藁を燃
やして得た灰からなる消臭材をそのまま部屋の中に置く
ことにより脱臭を図り、しかも湿気を取ることもでき
る。
臭材によれば、稲または麦の藁を燃やして得た灰からな
るので製造コストの低廉化を図ることができる。またそ
の灰そのものに消臭効果があるので、風呂の中に入れる
ことにより体臭を消し、肌をすべすべにしたりすること
ができる。また、残った粉で風呂場を磨くことによりき
れいにすることもできる。さらに、稲または麦の藁を燃
やして得た灰からなる消臭材をそのまま部屋の中に置く
ことにより脱臭を図り、しかも湿気を取ることもでき
る。
【0033】また本発明の請求項4に記載の藁を利用し
た消臭材によれば、稲または麦の藁を燃やして得た消臭
効果を有する灰を不織布又はネット又はフィルターの中
に入れるか、不織糸に織り込んでなるので、例えば、お
むつの漏れ防止部や生理用ナプキンに入れて消臭効果を
図ることができる。また、クーラーのフィルターや靴底
のインソール(中敷)に入れて脱臭効果を図ることがで
きる。
た消臭材によれば、稲または麦の藁を燃やして得た消臭
効果を有する灰を不織布又はネット又はフィルターの中
に入れるか、不織糸に織り込んでなるので、例えば、お
むつの漏れ防止部や生理用ナプキンに入れて消臭効果を
図ることができる。また、クーラーのフィルターや靴底
のインソール(中敷)に入れて脱臭効果を図ることがで
きる。
【0034】さらに本発明の請求項5に記載の藁を利用
した消臭材によれば、熱湯を、稲または麦の藁を燃やし
て得た灰の中にくぐらせて濾過し、常温まで冷却してな
る液状のものであるので、入浴剤として風呂に入れるこ
とによって体臭を消し、肌をすべすべにしたりすること
ができる。
した消臭材によれば、熱湯を、稲または麦の藁を燃やし
て得た灰の中にくぐらせて濾過し、常温まで冷却してな
る液状のものであるので、入浴剤として風呂に入れるこ
とによって体臭を消し、肌をすべすべにしたりすること
ができる。
【図1】本発明の実施形態に係る藁シャンプーの製造方
法を示す工程図であり、(a)は燃焼工程、(b)は原
液工程および濾過工程、(c)は冷却工程、そして
(d)は最終製品である藁シャンプーである。
法を示す工程図であり、(a)は燃焼工程、(b)は原
液工程および濾過工程、(c)は冷却工程、そして
(d)は最終製品である藁シャンプーである。
1 藁
2 灰
3 熱湯
4 原液
5 濾過液
6 藁シャンプー
7 バーナー
8 メッシュ材
Claims (5)
- 【請求項1】洗髪に使用するシャンプーであって、熱湯
を、稲または麦の藁を燃やして得た灰の中にくぐらせて
濾過し、常温まで冷却してなるものであることを特徴と
する藁シャンプー。 - 【請求項2】洗髪に使用するシャンプーを製造する方法
であって、 稲または麦の藁を燃やして灰とする燃焼工程と、 前記灰の中に熱湯をくぐらせて、灰の中の有効成分を取
込んだ原液を作る原液工程と、 前記原液を濾過し、その中に含まれる不要物を除去して
濾過液とする濾過工程と、 前記濾過液を常温まで冷却して藁シャンプーとする冷却
工程と、からなることを特徴とする藁シャンプーの製造
方法。 - 【請求項3】稲または麦の藁を燃やして得た灰からなる
ことを特徴とする藁を利用した消臭材。 - 【請求項4】稲または麦の藁を燃やして得た灰を不織布
又はネット又はフィルターの中に入れるか、不織糸に織
り込んでなることを特徴とする藁を利用した消臭材。 - 【請求項5】熱湯を、稲または麦の藁を燃やして得た灰
の中にくぐらせて濾過し、常温まで冷却してなるもので
あることを特徴とする藁を利用した消臭材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002142377A JP2003171241A (ja) | 2001-09-21 | 2002-05-17 | 藁シャンプーおよびその製造方法および藁を利用した消臭材 |
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JP2001288980 | 2001-09-21 | ||
JP2001-288980 | 2001-09-21 | ||
JP2002142377A JP2003171241A (ja) | 2001-09-21 | 2002-05-17 | 藁シャンプーおよびその製造方法および藁を利用した消臭材 |
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ID=26622685
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JP2002142377A Pending JP2003171241A (ja) | 2001-09-21 | 2002-05-17 | 藁シャンプーおよびその製造方法および藁を利用した消臭材 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2003171241A (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5714700A (en) * | 1980-06-30 | 1982-01-25 | Hideko Maeda | Medical soap |
JPH04193278A (ja) * | 1990-11-27 | 1992-07-13 | Matsushita Electric Works Ltd | シェーバー用消臭剤 |
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-
2002
- 2002-05-17 JP JP2002142377A patent/JP2003171241A/ja active Pending
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