JP2003170922A - 紙製容器 - Google Patents

紙製容器

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JP2003170922A JP2001370484A JP2001370484A JP2003170922A JP 2003170922 A JP2003170922 A JP 2003170922A JP 2001370484 A JP2001370484 A JP 2001370484A JP 2001370484 A JP2001370484 A JP 2001370484A JP 2003170922 A JP2003170922 A JP 2003170922A
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JP2001370484A
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Junichi Murakami
純一 村上
Yoshihiro Kubozono
善弘 久保園
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Nihon Matai Co Ltd
Original Assignee
Nihon Matai Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/80Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging

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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Cartons (AREA)
  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用後に古紙再生する際、分別する必要があ
る膜や異物を除去するための作業をすることなく、再生
紙として極めて容易にリサイクルすることができる紙製
容器を提供する。 【解決手段】 少なくとも容器の内面に水溶性樹脂コー
トが施された紙製の容器であって、底面部分と、該底面
部分から延出する側面部分と、該側面部分を相互につな
ぐ連結部分とからなり、前記側面部分と、容器の内側も
しくは外側に向けて折り曲げられた前記連結部分とが、
異種材料を用いずに係止されて容器が組み立てられてい
るものであることを特徴とする紙製容器1。一例とし
て、前記側面部分3b,3dが、上縁から縦方向に設け
た切り込みと該縦方向の切り込みに続けて設けた横方向
の切り込みからなる切り込み部5を有し、前記折り曲げ
られた連結部分4a,4b,4c,4dが、前記側面部
分の切り込み部に係止されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水等の液体を入れ
ても液漏れしない紙製容器に関し、特に、切り花や活魚
等、水に入れておく必要がある動植物の輸送や一時的な
保管に適しており、なおかつ容易にリサイクルすること
ができる紙製容器に関する。
【0002】
【従来の技術】水をはじめ、各種液体を入れる容器とし
ては、金属製、ガラス製、プラスチック製等、様々なも
のがあるが、牛乳等の飲料を入れて市販するいわゆる牛
乳パックのように紙製のものもある。例えば、牛乳パッ
クは、牛乳パック用原紙にポリエチレンラミネートを施
したもの(ポリエチレン加工紙、ポリラミ紙)を所望の
形状に成型して作られており、ポリエチレンの薄い層が
パック内の牛乳の漏れを防いでいる。紙製の容器は、前
記した他の材質のものと比べて軽量であるため、取扱い
易く、特に輸送時に有利であるほか、使用後は折りたた
んで小さくすることができ、場所も取らないという利点
もある。
【0003】このような輸送上及び使用後の利点から、
紙製容器は飲料を収容する場合に限らず、切り花や魚な
どの動植物を輸送する用途にも向けられている。例え
ば、切り花等の切断した植物を輸送する場合、切断した
まま輸送すると植物が弱ってしまうので、特に輸送時間
が長くなる場合には、切断箇所を水につけて輸送する必
要がある。このとき、切断箇所を水に浸しておくための
容器の1つとして、従来、ポリプロピレン等のプラスチ
ック製のものがある。プラスチック製の容器は、比較的
軽量である上、中の水を漏らすことがないという点で優
れているが、成型品であるが故に嵩高であり、廃棄処分
する場合、近年急激に増大して問題となっているプラス
チックゴミとして残る点で特に問題がある。
【0004】このような問題を解決するものとして、近
年、前記牛乳パックを応用したものが使用されている。
すなわちポリラミ紙で作られた容器は、水漏れが生じる
ことがなく、製造コストも低く、またプラスチック製の
成型容器に比べ軽量であるという点でも優れているの
で、切り花等を輸送すること自体には適している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなポリラミ紙で作られた輸送用容器は、比率が低い
とはいえ、容器の内側にポリエチレン樹脂膜が施されて
いるため原紙と分別して廃棄することが必要であり、処
分する際に問題がある。また、再生紙としてリサイクル
するにもポリエチレンの膜を特殊な処理によって除去す
る必要があるのでコストがかかるという問題があった。
【0006】そこで、リサイクルを考慮した容器とし
て、セルロース類やポリエーテル類等の水溶性樹脂コー
トを施した段ボール原紙を用いた紙製容器が開発されて
いる。このような紙製容器は、容器の内面に水溶性樹脂
コートが施されており、水等の液体を収容することがで
きる。また、水溶性樹脂コートを施した段ボール原紙
は、リサイクルするにも水溶性樹脂コートを除去する必
要が無く、ポリラミ紙のように膜を除去するための特殊
な処理を施す必要が無いという利点がある。
【0007】ところが、上記のような水溶性樹脂コート
を施した段ボール原紙からなる容器であっても、容器形
状を保つために所定の箇所をステッチャによりステープ
ルで留めたり、ホットメルト等の接着剤を用いて固定す
る必要があり、使用後に古紙再生するには、このステー
プルや接着剤等の異種材料を異物として取り除かなけれ
ばならないという問題があった。
【0008】そこで、本発明では、使用後に古紙再生す
る際、分別する必要がある膜や異物を除去するための作
業をすることなく、再生紙として極めて容易にリサイク
ルすることができる紙製容器を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、少なくとも容器の内面に水溶性樹
脂コートが施された紙製の容器であって、底面部分と、
該底面部分から延出する側面部分と、該側面部分を相互
につなぐ連結部分とからなり、前記側面部分と、容器の
内側もしくは外側に向けて折り曲げられた前記連結部分
とが、異種材料を用いずに係止されて容器が組み立てら
れているものであることを特徴とする紙製容器が提供さ
れる。
【0010】このように、水溶性樹脂コートが施された
紙からなり、しかも、側面部分と、容器の内側もしくは
外側に向けて折り曲げられた前記連結部分とが係止され
て容器が組み立てられていれば、ステープルや接着剤等
の異種材料が容器に用いられていないため、使用後に古
紙として再生する際、特殊な処理や異物の除去作業等を
することなく、再生紙としてそのまま極めて容易にリサ
イクルすることができる。
【0011】より具体的な態様としては、前記側面部分
が、上縁から縦方向に設けた切り込みと該縦方向の切り
込みに続けて設けた横方向の切り込みからなる切り込み
部を有し、前記折り曲げられた連結部分が、前記側面部
分の切り込み部に係止されていることを特徴とする紙製
容器とすることができる。このように側面部分に切り込
み部を有する紙製容器とすれば、折り曲げられた連結部
分が側面部分の切り込み部に係止されるだけで容器形状
が保たれるため、紙と水溶性樹脂コート以外の異種材料
を全く用いる必要が無いとともに、組立てあるいは解体
作業が非常に容易なものとなるという利点もある。
【0012】この場合、前記切り込み部に係止された連
結部分と、前記横方向の切り込みの末端との間に、3m
m〜6mmの遊びがあることが好ましい。このような遊
びを設けておけば、組立ての際に係止し易く、作業性が
向上する上、組立て作業時に横方向の切り込みの末端か
らの破れ等を防止することができる。
【0013】前記縦方向の切り込みの少なくとも一部が
傾斜して設けられていることが好ましい。このように縦
方向の切り込みの少なくとも一部が傾斜していれば、連
結部分を切り込み部にはめ易く、容器を組み立てる時の
作業性が一層向上する。
【0014】また、前記切り込み部が、側面部分の一つ
の面に対して左右対象に設けられており、該切り込み部
の間の部分が容器の内側に折り返されているものとして
も良い。このように左右の切り込み部の間の部分が容器
の内側に折り返されているものとすれば、係止が外れる
のをより効果的に防止することができ、また、例えば容
器内に水を入れた際に、水の跳ねかえりや飛び出しを防
ぐ効果もある。
【0015】さらに本発明では、他の態様として、前記
側面部分が、上縁から延出する嵌め込み部を有し、該嵌
め込み部が、折り曲げられているとともに、前記折り曲
げられた連結部分に嵌め込まれて係止されていることを
特徴とする紙製容器が提供される。このように側面部分
から延出する嵌め込み部を有し、これを折り曲げて連結
部分に嵌め込んで係止するようにすれば、嵌め込み部の
分だけ材料は多くなってしまうものの、一層強く係止す
ることができるという利点がある。
【0016】そして、本発明に係る容器を構成する紙
は、段ボール原紙または厚紙であることが好ましい。段
ボール原紙や厚紙であれば、使用後は再生紙として容易
にリサイクルすることができ、また、強度に優れている
ため容器としての形状と機能を十分保つことができる
し、低コストであるという利点もある。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について具体的に説明するが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。本発明に係る紙製容器
は、少なくとも容器の内面に水溶性樹脂コートが施され
た紙製の容器であり、しかも、この紙と水溶性樹脂コー
ト以外にステープルや接着剤等の異種材料を全く用いず
に組み立てられていることを特徴としている。
【0018】まず、本発明でいう水溶性樹脂コートに関
して説明しておくと、具体的には原紙に被覆させた水溶
性樹脂の膜や層のことであるが、その文言に拘泥される
ものではなく、その厚さや被覆態様等に関しても、必要
に応じて適宜調整されるものであって、特に限定される
ものではない。
【0019】具体的に本発明で使用できる水溶性樹脂と
しては、例えば、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の
天然高分子化合物、メチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等の水溶性
セルロース類、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール等のポリエーテル類、(メタ)アクリル酸
系ポリマー、アクリル−スチレン共重合体等の水溶性ア
クリル系樹脂、及び水溶性ポリブチラール、ポリビニル
アルコール等の水溶性合成高分子化合物が挙げられる。
【0020】なお、本発明で使用できる水溶性樹脂は上
に挙げたものに限定されず、原紙に膜状に被覆した際、
例えば数日間から数週間水の漏れを防止する耐水性、防
湿性、撥水性等を示すものであれば特に限定されない。
【0021】図1は、本発明に係る紙製容器の第1の態
様を示したものであり、図2は、その組立前の状態であ
る。紙製容器1は、図2に示される水溶性樹脂コートが
施された段ボール原紙から作られ、底面部分2と、該底
面部分2から延出する側面部分3a,3b,3c,3d
と、該側面部分を相互につなぐ連結部分4a,4b,4
c,4dとから構成されている。
【0022】対向配置されている側面部分3b,3dに
は、一つの面に対してそれぞれ左右対象に切り込み部5
が設けられており、容器1の内側に折り曲げられた連結
部分4a,4b,4c,4dが、側面部分3b,3dの
切り込み部5に係止されている。図3は、切り込み部5
付近の一部を拡大して示した図である。この図に示され
るように、切り込み部5は、側面部分3dの上縁から縦
方向に設けた切り込み5aとこれに続けて設けた横方向
の切り込み5bからなり、縦方向の切り込み5aの略上
半分は傾斜して設けられている。このように縦方向の切
り込み5aの少なくとも一部が傾斜していることで、連
結部分4cと側面部分3dの切り込み部5を係止し易
く、製造時の組立て作業がより効率的なものとなる。
【0023】また、切り込み部5に係止された連結部分
4cと、横方向の切り込み5bの末端5cとの間には適
度な間隔の遊びPが設けられている。遊びPの間隔は、
特に限定されるものではないが、例えば、3mm〜6m
mとすれば、係止し易く、組立て時の作業性が良いもの
となり、横方向の切り込み5bの末端5cからの破れや
係止の外れを効果的に防止することができる。
【0024】また、図2に示されるように、容器1の底
面部分2と側面部分3a,3b,3c,3dとの間には
二重の罫線(折り目)10a、10bが設けられ、さら
に他の折り曲げ箇所にも同様の罫線10が設けられてい
る。このように底面部分2と側面部分3a,3b,3
c,3dとの間に二重の罫線10a、10bが設けらて
いるため、各罫線10a,10bに沿って折り曲げるこ
とが容易であるとともに、底面部分2と側面部分3a,
3b,3c,3dの間で二段階に屈曲した容器とするこ
ともできる。これにより、各罫線10a,10bに沿っ
て広い角度で折り曲げることができ、換言すれば、罫線
10a,10bに沿って鋭角に折り曲げる必要が無いの
で、罫線部分10a,10bにおける水溶性樹脂コート
にクラックが発生して液漏れするのを防ぐことができ
る。なお、罫線の本数はこれに限定されず、一重、ある
いは三重以上の罫線を設けても良い。
【0025】組立の際には、水溶性樹脂コートが施され
た段ボール原紙を、水溶性樹脂コートが施された面が容
器の内側となるように各罫線10,10a,10bに沿
って折り、容器の外側あるいは内側に折り曲げた連結部
分4a,4b,4c,4dと側面部分3b,3dの切り
込み部5を係止させることで、容器1を組み立てること
ができる。
【0026】このように、紙製容器1は、水溶性樹脂コ
ートが施された段ボール原紙等からなり、側面部分3
a,3b,3c,3dと、折り目(罫線)10に沿って
容器1の内側に折り曲げられた連結部分4a,4b,4
c,4dが側面部分3b,3dの切り込み部5に係止さ
れ、ステープルや接着剤等の異種材料を用いずに組み立
てられているため、使用後に古紙として再生する際、特
殊な処理や異物の除去作業等を一切することなく、再生
紙として容易にリサイクルすることができる。
【0027】次に、図4は、本発明に係る紙製容器11
の第2の態様を示している。この紙製容器11では、切
り込み部5´の縦方向の切り込みが垂直に形成され、左
右の切り込み部5´の間の部分(折り返し部)6b,6
dが、容器11の内側に折り返されている。これによ
り、連結部分4c,4dと側面部分3dの切り込み部5
´とが使用中に外れるのをより効果的に防止することが
できる。また、折り返し部6b,6dは、容器11に切
り花等と共に入れる水等の跳ねかえり、あるいは飛び出
し等を防ぐという効果もある。
【0028】図5及び図6は、本発明に係る紙製容器の
第3の態様を示すものであり、図5は、組立て前の展開
図であり、図6は組立て後の正面図である。この紙製容
器21では、対向する側面部分3b,3dが、上縁から
延出する嵌め込み部7b,7dを有し、嵌め込み部7d
が、容器21の外側に折り曲げられ、さらにその先端部
分が、容器21の外側に折り曲げられた連結部分4c,
4dの間に嵌め込まれて係止されている。なお、連結部
分4c,4dを容器21の内側に折り、嵌め込み部7d
も内側に折って2つの連結部分4c,4dの間に先端を
嵌め込んで係止してもよい。
【0029】このようにすることによって、非常に強く
係止することができ、容器の運搬中等に係止が外れるこ
とがほとんどないという利点がある。但し、この態様は
前記第2、第3態様に比べ、嵌め込み部7b,7dの分
だけ材料を多く用いる必要がある。
【0030】上記のような第2、第3の態様の紙製容器
11,21も、水溶性樹脂コートが施された段ボール原
紙からなる上、ステープルや接着剤等の異種材料を用い
ずに組み立てられているため、使用後に古紙再生する
際、特殊な処理や異物の除去作業等をすることなく、再
生紙として極めて容易にリサイクルすることができる。
【0031】なお、本発明に係る容器を構成する紙は特
に限定されるものではないが、段ボール原紙または厚紙
であることが好ましい。段ボール原紙や厚紙であれば、
使用後は再生紙として容易にリサイクルすることができ
るものとなる。また、段ボール原紙または厚紙は強度に
優れているため、容器の中に水等の液体を入れた場合、
あるいは水等と一緒に動植物を入れても容器としての形
状と機能を十分保つことができるし、低コストであると
いう利点もある。
【0032】また、本発明に係る紙製容器の用途に関し
ては、水、海水、水溶液もしくは油等の各種液体のほ
か、氷を収容する場合のように、溶けて液状となったと
きに漏れが生じないようにする必要があるものを収容す
る用途にも用いることができる。また、切り花や魚に限
らず、その他の動植物の輸送や一時的な保管にも好適に
用いることができる。すなわち、本発明の紙製容器のこ
れらの用途は例示したに留まり、液体を一時的に収容
し、輸送や保管等が必要なあらゆる用途に使用できる。
【0033】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。上記実施形態は単なる例示であり、本
発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的
に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、
いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含され
る。
【0034】例えば、本発明に係る紙製容器と、これを
収容する段ボール製の外容器とを組み合わせることで、
花や葉を傷めずに輸送することができる上、使用後は、
これらの紙製容器と外容器を一緒に処理して古紙として
容易に再生することができる。さらに、本発明に係る紙
製容器は、外容器も含め、容器の側面と一体的、あるい
は分離できる蓋を設けることもできる。また、図4で示
した折り返し部6b,6dを設けることは、言うまでも
無く、図1に示した第1の態様の紙製容器にも適用する
ことができる。
【0035】さらに、係止手段も任意であり、上記態様
あるいは形状の切り込み部によるものに限られるもので
はなく、異種材料を用いずに係止できるものであれば、
いずれの手段によっても良い。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る紙製
容器は、少なくとも容器の内面に水溶性樹脂コートが施
された紙製の容器であり、しかも、側面部分をつなぐ連
結部分と、側面部分に設けた切り込み部や嵌め込み部を
係止して、ステープルや接着剤等の異種材料を用いずに
容器を組み立てたものである。従って、使用後に古紙と
して再生する際、特殊な処理や異物の除去作業が必要無
く、環境にやさしく、再生紙として容易にリサイクルす
ることができる。また、組立ても容易であり、容器の形
状を保つための異種材料を必要としないため、低いコス
トで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る紙製容器の第1の態様を示す正面
斜視図である。
【図2】図1の紙製容器の組立前の展開図である。
【図3】切り込み部の拡大図である。
【図4】本発明に係る紙製容器の第2の態様を示す斜視
図である。
【図5】本発明に係る紙製容器の第3の態様の組立前の
展開図である。
【図6】本発明に係る紙製容器の第3の態様を示す正面
図である。
【符号の説明】
1,11,21…紙製容器、 2…底面部分、3a,3
b,3c,3d…側面部分、 4a,4b,4c,4d
…連結部分、5,5´…切り込み部、 5a…縦方向の
切り込み、5b…横方向の切り込み、 5c…横方向の
切り込みの末端、6b,6d…折り返し部、 7b,7
d…嵌め込み部、10,10a,10b…折り目(罫
線)、 P…遊び。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01K 63/02 A01K 63/02 A B65D 5/43 B65D 5/56 D 5/56 85/50 G 85/50 5/42 Z Fターム(参考) 2B104 AA01 BA16 CA09 CB15 CB22 CB28 CB35 3E035 AA05 AA20 BA01 BB10 BC01 BD04 3E060 AB15 AB17 BC02 BC04 DA21 EA12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも容器の内面に水溶性樹脂コー
    トが施された紙製の容器であって、底面部分と、該底面
    部分から延出する側面部分と、該側面部分を相互につな
    ぐ連結部分とからなり、前記側面部分と、容器の内側も
    しくは外側に向けて折り曲げられた前記連結部分とが、
    異種材料を用いずに係止されて容器が組み立てられてい
    るものであることを特徴とする紙製容器。
  2. 【請求項2】 前記側面部分が、上縁から縦方向に設け
    た切り込みと該縦方向の切り込みに続けて設けた横方向
    の切り込みからなる切り込み部を有し、前記折り曲げら
    れた連結部分が、前記側面部分の切り込み部に係止され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の紙製容器。
  3. 【請求項3】 前記切り込み部に係止された連結部分
    と、前記横方向の切り込みの末端との間に、3mm〜6
    mmの遊びがあることを特徴とする請求項2に記載の紙
    製容器。
  4. 【請求項4】 前記縦方向の切り込みの少なくとも一部
    が、傾斜して設けられていることを特徴とする請求項2
    または請求項3に記載の紙製容器。
  5. 【請求項5】 前記切り込み部が、側面部分の一つの面
    に対して左右対象に設けられており、該切り込み部の間
    の部分が容器の内側に折り返されていることを特徴とす
    る請求項2ないし請求項4のいずれか一項に記載の紙製
    容器。
  6. 【請求項6】 前記側面部分が、上縁から延出する嵌め
    込み部を有し、該嵌め込み部が、折り曲げられていると
    ともに、前記折り曲げられた連結部分に嵌め込まれて係
    止されていることを特徴とする請求項1に記載の紙製容
    器。
  7. 【請求項7】 前記容器を構成する紙が、段ボール原紙
    または厚紙であることを特徴とする請求項1ないし請求
    項6のいずれか一項に記載の紙製容器。
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Cited By (4)

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