JP2003170631A - プリンタ及びその制御方法 - Google Patents
プリンタ及びその制御方法Info
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- JP2003170631A JP2003170631A JP2001371818A JP2001371818A JP2003170631A JP 2003170631 A JP2003170631 A JP 2003170631A JP 2001371818 A JP2001371818 A JP 2001371818A JP 2001371818 A JP2001371818 A JP 2001371818A JP 2003170631 A JP2003170631 A JP 2003170631A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printing
- paper
- length
- printer
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- Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
- Handling Of Sheets (AREA)
- Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Advancing Webs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 主としてレシート上に多色やカラー印刷など
の多彩な広告情報の印刷を可能としつつ、プリンタの印
刷速度を低下させることのないプリンタ及びその制御方
法を提供する。 【解決手段】 ロール紙102に対して印刷を行うプリ
ンタ100であって、サーマル印刷ヘッド104と、こ
の印刷ヘッドに同期してロール紙を搬送する第1の用紙
搬送手段120と、サーマル印刷ヘッド104の上流側
に位置し、この印刷ヘッドよりも印刷処理速度の遅いイ
ンクジェット印刷ヘッド106と、この印刷ヘッドに同
期してロール紙を搬送する第2の用紙搬送手段122
と、これらの印刷ヘッドの間に、インクジェット印刷ヘ
ッド106による印刷済みの用紙が常時所定長さスプー
ルされるように、インクジェット印刷ヘッド106及び
第2の用紙搬送手段122を制御する制御手段200を
備える。
の多彩な広告情報の印刷を可能としつつ、プリンタの印
刷速度を低下させることのないプリンタ及びその制御方
法を提供する。 【解決手段】 ロール紙102に対して印刷を行うプリ
ンタ100であって、サーマル印刷ヘッド104と、こ
の印刷ヘッドに同期してロール紙を搬送する第1の用紙
搬送手段120と、サーマル印刷ヘッド104の上流側
に位置し、この印刷ヘッドよりも印刷処理速度の遅いイ
ンクジェット印刷ヘッド106と、この印刷ヘッドに同
期してロール紙を搬送する第2の用紙搬送手段122
と、これらの印刷ヘッドの間に、インクジェット印刷ヘ
ッド106による印刷済みの用紙が常時所定長さスプー
ルされるように、インクジェット印刷ヘッド106及び
第2の用紙搬送手段122を制御する制御手段200を
備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷処理速度の異
なる2つの印刷手段を備えてロール紙のような連続状の
用紙に印刷を行うプリンタ及びその制御方法に関する。
なる2つの印刷手段を備えてロール紙のような連続状の
用紙に印刷を行うプリンタ及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】小売店において商品の決済情報を印刷し
たレシートを生成するために、レジスターと共に用いら
れる小型のプリンタが広く普及している。この種のプリ
ンタの出力態様として、小売店における販売促進等のた
めに、印刷出力されるレシート上に、小売店における商
品の広告やキャンペーンなどの情報(本書では、これを
「広告情報」と呼ぶ。)を、決済情報の印刷スペースの
空き領域(例えば、決済情報の上下やレシートの裏面)
を用いて印刷することが行われつつある。
たレシートを生成するために、レジスターと共に用いら
れる小型のプリンタが広く普及している。この種のプリ
ンタの出力態様として、小売店における販売促進等のた
めに、印刷出力されるレシート上に、小売店における商
品の広告やキャンペーンなどの情報(本書では、これを
「広告情報」と呼ぶ。)を、決済情報の印刷スペースの
空き領域(例えば、決済情報の上下やレシートの裏面)
を用いて印刷することが行われつつある。
【0003】レシート上に広告情報を印刷して顧客に提
供する方法として、従来においては主として2種類の方
法が用いられている。1つは、レシートの裏面側などに
予め所定の広告情報を印刷したロール紙をプリンタに設
置して使用する方法である。この方法においては、広告
情報は予めロール紙に印刷できるため、カラー印刷や精
細な写真などの印刷が行える利点がある一方で、定期的
に広告情報の内容を変更したり、店舗毎に広告情報を異
ならせたりするといった柔軟性のある情報提供が困難で
あるという欠点がある。
供する方法として、従来においては主として2種類の方
法が用いられている。1つは、レシートの裏面側などに
予め所定の広告情報を印刷したロール紙をプリンタに設
置して使用する方法である。この方法においては、広告
情報は予めロール紙に印刷できるため、カラー印刷や精
細な写真などの印刷が行える利点がある一方で、定期的
に広告情報の内容を変更したり、店舗毎に広告情報を異
ならせたりするといった柔軟性のある情報提供が困難で
あるという欠点がある。
【0004】レシート上に広告情報を印刷する他の方法
は、決済情報の印刷時に、それと同じ印刷機構か、又は
それとは別に備えられた広告情報の印刷専用の印刷機構
によって、広告情報をリアルタイムに印刷する方法であ
る。この方法においては、プリンタに記憶させた広告デ
ータを定期的に変更したり、店舗毎に異ならせたりする
ことによって、柔軟性のある情報提供が可能になる。
は、決済情報の印刷時に、それと同じ印刷機構か、又は
それとは別に備えられた広告情報の印刷専用の印刷機構
によって、広告情報をリアルタイムに印刷する方法であ
る。この方法においては、プリンタに記憶させた広告デ
ータを定期的に変更したり、店舗毎に異ならせたりする
ことによって、柔軟性のある情報提供が可能になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方で、情報提供者側
にとっては、広告情報をレシート上でより目立たせたい
という要求があり、この要求に応えるためには、広告情
報専用の印刷機構を、決済情報の印刷機構とは別に用意
し、更に、これを多色やカラー印刷ができる仕様のもの
(例えば、インクジェット式印刷機構)とする必要があ
る。
にとっては、広告情報をレシート上でより目立たせたい
という要求があり、この要求に応えるためには、広告情
報専用の印刷機構を、決済情報の印刷機構とは別に用意
し、更に、これを多色やカラー印刷ができる仕様のもの
(例えば、インクジェット式印刷機構)とする必要があ
る。
【0006】しかしながら、この種のプリンタにおいて
は、決済業務をできるだけ短いものにする必要から決済
情報の印刷に用いられる印刷機構には、通常、サーマル
式などの比較的高速印刷が可能な印刷機構が用いられて
いるが、前述のように多色やカラーの広告情報を決済情
報と同時に印刷する場合、広告情報を印刷する比較的低
速の印刷機構に合わせて印刷出力を行わなければならな
くなる。
は、決済業務をできるだけ短いものにする必要から決済
情報の印刷に用いられる印刷機構には、通常、サーマル
式などの比較的高速印刷が可能な印刷機構が用いられて
いるが、前述のように多色やカラーの広告情報を決済情
報と同時に印刷する場合、広告情報を印刷する比較的低
速の印刷機構に合わせて印刷出力を行わなければならな
くなる。
【0007】したがって本発明の目的は、主としてレシ
ート上に多色やカラー印刷などの多彩な広告情報の印刷
を可能としつつ、プリンタの印刷速度を低下させること
のないプリンタ及びその制御方法を提供することであ
る。
ート上に多色やカラー印刷などの多彩な広告情報の印刷
を可能としつつ、プリンタの印刷速度を低下させること
のないプリンタ及びその制御方法を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、連続状の用紙に対して印刷を行うプリンタ
であって、第1の印刷手段と、前記第1の印刷手段によ
る印刷動作に同期して前記用紙を搬送する第1の用紙搬
送手段と、前記用紙の搬送方向に関し前記第1の印刷手
段の上流側に位置し、前記第1の印刷手段よりも印刷処
理速度の遅い第2の印刷手段と、前記第2の印刷手段に
よる印刷動作に同期して前記用紙を搬送する第2の用紙
搬送手段と、前記第1の印刷手段と前記第2の印刷手段
との間に、該第2の印刷手段による印刷済みの用紙が常
時所定長さスプールされるように、前記第2の印刷手段
及び前記第2の用紙搬送手段を制御する制御手段とを備
えて構成される。
に本発明は、連続状の用紙に対して印刷を行うプリンタ
であって、第1の印刷手段と、前記第1の印刷手段によ
る印刷動作に同期して前記用紙を搬送する第1の用紙搬
送手段と、前記用紙の搬送方向に関し前記第1の印刷手
段の上流側に位置し、前記第1の印刷手段よりも印刷処
理速度の遅い第2の印刷手段と、前記第2の印刷手段に
よる印刷動作に同期して前記用紙を搬送する第2の用紙
搬送手段と、前記第1の印刷手段と前記第2の印刷手段
との間に、該第2の印刷手段による印刷済みの用紙が常
時所定長さスプールされるように、前記第2の印刷手段
及び前記第2の用紙搬送手段を制御する制御手段とを備
えて構成される。
【0009】前記構成により、比較的印刷処理速度の速
い第1の印刷手段は、比較的印刷処理速度の遅い第2の
印刷手段よる印刷処理に妨げられることなく、印刷処理
要求に応じてスムーズに印刷出力を行うことができるよ
うになる。
い第1の印刷手段は、比較的印刷処理速度の遅い第2の
印刷手段よる印刷処理に妨げられることなく、印刷処理
要求に応じてスムーズに印刷出力を行うことができるよ
うになる。
【0010】この場合において、前記制御手段が、前記
第1の印刷手段により印刷される用紙の長さを算出する
第1の印刷長算出手段と、前記第2の印刷手段により印
刷される用紙の長さを算出する第2の印刷長算出手段
と、前記第1及び第2の印刷長算出手段により算出され
た値に基づいて、前記第1の印刷手段と前記第2の印刷
手段との間にスプールされている用紙の長さを算出する
スプール長算出手段とを備えて構成されることが好まし
い。
第1の印刷手段により印刷される用紙の長さを算出する
第1の印刷長算出手段と、前記第2の印刷手段により印
刷される用紙の長さを算出する第2の印刷長算出手段
と、前記第1及び第2の印刷長算出手段により算出され
た値に基づいて、前記第1の印刷手段と前記第2の印刷
手段との間にスプールされている用紙の長さを算出する
スプール長算出手段とを備えて構成されることが好まし
い。
【0011】本発明に係るプリンタは、更に、前記スプ
ール長算出手段により算出されたスプールされている用
紙の長さを記憶する第1の記憶手段を備え、前記制御手
段が、前記第1の印刷手段による印刷の実行の後に、前
記第1の記憶手段より前記スプールされている用紙の長
さを読み出して、該用紙の長さが所定量に満たないとき
に、前記第2の印刷手段及び前記第2の用紙搬送手段を
制御して、用紙に前記第2の印刷手段による印刷を実行
させるよう構成されることが好ましい。
ール長算出手段により算出されたスプールされている用
紙の長さを記憶する第1の記憶手段を備え、前記制御手
段が、前記第1の印刷手段による印刷の実行の後に、前
記第1の記憶手段より前記スプールされている用紙の長
さを読み出して、該用紙の長さが所定量に満たないとき
に、前記第2の印刷手段及び前記第2の用紙搬送手段を
制御して、用紙に前記第2の印刷手段による印刷を実行
させるよう構成されることが好ましい。
【0012】好適な実施形態においては、前記第1の印
刷手段がサーマル式印刷手段であり、前記第2の印刷手
段がインクジェット式印刷手段である。
刷手段がサーマル式印刷手段であり、前記第2の印刷手
段がインクジェット式印刷手段である。
【0013】また、好ましくは、前記第1の印刷手段が
用紙の第1の面に対して印刷を実行し、前記第2の印刷
手段が用紙の第2の面に対して印刷を実行するものであ
る。
用紙の第1の面に対して印刷を実行し、前記第2の印刷
手段が用紙の第2の面に対して印刷を実行するものであ
る。
【0014】また、前記第1の用紙搬送手段が、用紙の
搬送方向に関し前記第1の印刷手段の上流側に位置し、
前記第2の用紙搬送手段が、用紙の搬送方向に関し前記
第2の印刷手段の下流側に位置することが好ましい。
搬送方向に関し前記第1の印刷手段の上流側に位置し、
前記第2の用紙搬送手段が、用紙の搬送方向に関し前記
第2の印刷手段の下流側に位置することが好ましい。
【0015】好適な実施形態において、前記第1の用紙
搬送手段と前記第2の用紙搬送手段との間に、所定長さ
の用紙をスプールできるようにするスプール領域を更に
備える。
搬送手段と前記第2の用紙搬送手段との間に、所定長さ
の用紙をスプールできるようにするスプール領域を更に
備える。
【0016】また、前記第1の用紙搬送手段と前記第2
の用紙搬送手段との間に、用紙を紙経路から前記スプー
ル領域に導く紙経路変換手段を更に備えることが好まし
い。一実施形態において、前記プリンタが、レシート印
刷用のプリンタであり、前記第1の印刷手段が、用紙に
対し商品決済情報を印刷し、前記第2の印刷手段が、用
紙に対し広告情報を印刷するものである。
の用紙搬送手段との間に、用紙を紙経路から前記スプー
ル領域に導く紙経路変換手段を更に備えることが好まし
い。一実施形態において、前記プリンタが、レシート印
刷用のプリンタであり、前記第1の印刷手段が、用紙に
対し商品決済情報を印刷し、前記第2の印刷手段が、用
紙に対し広告情報を印刷するものである。
【0017】また、本発明のプリンタは、前記第2の印
刷手段により用紙に印刷する広告情報のデータを記憶す
る書き換え可能な第2の記憶手段を更に備えることが好
ましい。
刷手段により用紙に印刷する広告情報のデータを記憶す
る書き換え可能な第2の記憶手段を更に備えることが好
ましい。
【0018】本発明はまた、独立して制御可能な第1及
び第2の印刷手段を備え、連続状の用紙に対して印刷を
行うプリンタの制御方法に関する。本発明に係るプリン
タの制御方法は、前記第1の印刷手段と前記第2の印刷
手段との間にスプールされている前記第2の印刷手段に
よる印刷済みの用紙の長さを確認する工程と、前記スプ
ールされている用紙の長さが所定量に満たないときに、
前記第2の印刷手段による印刷を実行させる工程とを備
えて構成される。
び第2の印刷手段を備え、連続状の用紙に対して印刷を
行うプリンタの制御方法に関する。本発明に係るプリン
タの制御方法は、前記第1の印刷手段と前記第2の印刷
手段との間にスプールされている前記第2の印刷手段に
よる印刷済みの用紙の長さを確認する工程と、前記スプ
ールされている用紙の長さが所定量に満たないときに、
前記第2の印刷手段による印刷を実行させる工程とを備
えて構成される。
【0019】また、本制御方法は、前記第2の印刷手段
による印刷を実行させる工程の後に、前記第1の印刷手
段と前記第2の印刷手段との間にスプールされている前
記第2の印刷手段による印刷済みの用紙の長さを計算
し、記憶手段に記憶させる工程を更に備え、前記用紙の
長さを確認する工程は、前記記憶手段に記憶した用紙の
長さを読み出して行われることが好ましい。
による印刷を実行させる工程の後に、前記第1の印刷手
段と前記第2の印刷手段との間にスプールされている前
記第2の印刷手段による印刷済みの用紙の長さを計算
し、記憶手段に記憶させる工程を更に備え、前記用紙の
長さを確認する工程は、前記記憶手段に記憶した用紙の
長さを読み出して行われることが好ましい。
【0020】また、前記第2の印刷手段による印刷を実
行させる工程の後に前記用紙の長さを計算する工程は、
前記記憶手段に記憶した用紙の長さに、前記第2の印刷
手段による印刷の実行の際に搬送された用紙の長さを加
算することにより算出されることが好ましい。
行させる工程の後に前記用紙の長さを計算する工程は、
前記記憶手段に記憶した用紙の長さに、前記第2の印刷
手段による印刷の実行の際に搬送された用紙の長さを加
算することにより算出されることが好ましい。
【0021】更に、前記用紙の長さを確認する工程の前
に、前記第1の印刷手段による印刷を実行させる工程
と、前記第1の印刷手段と前記第2の印刷手段との間に
スプールされている前記第2の印刷手段による印刷済み
の用紙の長さを計算し、記憶手段に記憶させる工程とを
備えることが好ましい。
に、前記第1の印刷手段による印刷を実行させる工程
と、前記第1の印刷手段と前記第2の印刷手段との間に
スプールされている前記第2の印刷手段による印刷済み
の用紙の長さを計算し、記憶手段に記憶させる工程とを
備えることが好ましい。
【0022】また、前記第1の印刷手段による印刷を実
行させる工程の後に前記用紙の長さを計算する工程は、
前記記憶手段に記憶した用紙の長さに、前記第1の印刷
手段による印刷の実行の際に搬送された用紙の長さを減
算することにより算出されることが好ましい。
行させる工程の後に前記用紙の長さを計算する工程は、
前記記憶手段に記憶した用紙の長さに、前記第1の印刷
手段による印刷の実行の際に搬送された用紙の長さを減
算することにより算出されることが好ましい。
【0023】本発明はまた、前記何れか1つに記載のプ
リンタの制御方法を実行するプログラムに関するもので
ある。
リンタの制御方法を実行するプログラムに関するもので
ある。
【0024】本発明は更に、このプログラムを記録した
コンピュータで読み取り可能な情報記録媒体に関するも
のである。
コンピュータで読み取り可能な情報記録媒体に関するも
のである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に沿って説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る
レシートプリンタの内部機構を示す概略構成図である。
図においてレシートプリンタ100は、内蔵したロール
紙102に対し印刷を行う、第1の印刷手段としてのサ
ーマル印刷ヘッド104及び第2の印刷手段としてのイ
ンクジェット印刷ヘッド106の2つの印刷ヘッドを備
えて構成されている。
に沿って説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る
レシートプリンタの内部機構を示す概略構成図である。
図においてレシートプリンタ100は、内蔵したロール
紙102に対し印刷を行う、第1の印刷手段としてのサ
ーマル印刷ヘッド104及び第2の印刷手段としてのイ
ンクジェット印刷ヘッド106の2つの印刷ヘッドを備
えて構成されている。
【0026】サーマル印刷ヘッド104は、プリンタ1
00のレシート排出口108寄りに配置され、ロール紙
102の表面側の面に対し、該プリンタが使用される店
舗における商品の決済情報、すなわち顧客が購入した商
品の識別名、その購入価格、価格合計額、税額、支払額
などを印刷するためのものである。なお、ロール紙10
2には、サーマル印刷ヘッド104による印刷を可能と
するために、感熱紙が用いられる。
00のレシート排出口108寄りに配置され、ロール紙
102の表面側の面に対し、該プリンタが使用される店
舗における商品の決済情報、すなわち顧客が購入した商
品の識別名、その購入価格、価格合計額、税額、支払額
などを印刷するためのものである。なお、ロール紙10
2には、サーマル印刷ヘッド104による印刷を可能と
するために、感熱紙が用いられる。
【0027】一方、インクジェット印刷ヘッド106
は、サーマル印刷ヘッド104よりも用紙の搬送方向に
おける上流側に配置されており、ロール紙102の裏面
側の面に対し、該プリンタが使用される店舗における商
品の広告やキャンペーンなどのいわゆる広告情報を印刷
するためのものである。一実施形態としてインクジェッ
ト印刷ヘッド106は、印刷情報を目立たせるために、
複数色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラッ
ク)のインク及び対応ヘッドを用いてカラー印刷を可能
とするものが好ましい。一般に、インクジェット印刷ヘ
ッドによる印刷処理速度は、サーマル印刷ヘッドによる
それよりも遅く、相対的にその出力に時間が掛かるもの
である。すなわち、現行のプリンタにおいて、サーマル
印刷ヘッドによる印刷処理速度が150〜180mm/
sであるのに対して、インクジェット印刷ヘッドによる
印刷処理速度は100mm/s程度である。しかしなが
ら、本発明に係るプリンタにおいては、後述する構成に
よりインクジェット印刷ヘッド106の印刷処理速度
は、本プリンタによるレシート出力時の印刷処理速度に
影響を与えることがない。
は、サーマル印刷ヘッド104よりも用紙の搬送方向に
おける上流側に配置されており、ロール紙102の裏面
側の面に対し、該プリンタが使用される店舗における商
品の広告やキャンペーンなどのいわゆる広告情報を印刷
するためのものである。一実施形態としてインクジェッ
ト印刷ヘッド106は、印刷情報を目立たせるために、
複数色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラッ
ク)のインク及び対応ヘッドを用いてカラー印刷を可能
とするものが好ましい。一般に、インクジェット印刷ヘ
ッドによる印刷処理速度は、サーマル印刷ヘッドによる
それよりも遅く、相対的にその出力に時間が掛かるもの
である。すなわち、現行のプリンタにおいて、サーマル
印刷ヘッドによる印刷処理速度が150〜180mm/
sであるのに対して、インクジェット印刷ヘッドによる
印刷処理速度は100mm/s程度である。しかしなが
ら、本発明に係るプリンタにおいては、後述する構成に
よりインクジェット印刷ヘッド106の印刷処理速度
は、本プリンタによるレシート出力時の印刷処理速度に
影響を与えることがない。
【0028】ロール紙102は、プリンタ100の筐体
内において、複数の搬送ローラ対110〜116及びこ
こでは図示しない紙ガイドによって構成される紙経路1
18に沿って、排出口108まで導かれる。複数の搬送
ローラ110〜116を、各印刷ヘッド104及び10
6と同期的に駆動させることにより、ロール紙102上
に印刷が実現されると共に、排出口108に向けて印刷
済みの用紙部分が出力されていく。ロール紙102の印
刷済み部分、すなわち排出口108から外部へ出力され
た部分は、その手前に配置された自動切断機構124に
よって、プリンタ筐体内部側と切断分離され、ユーザに
引渡し可能な状態となる。
内において、複数の搬送ローラ対110〜116及びこ
こでは図示しない紙ガイドによって構成される紙経路1
18に沿って、排出口108まで導かれる。複数の搬送
ローラ110〜116を、各印刷ヘッド104及び10
6と同期的に駆動させることにより、ロール紙102上
に印刷が実現されると共に、排出口108に向けて印刷
済みの用紙部分が出力されていく。ロール紙102の印
刷済み部分、すなわち排出口108から外部へ出力され
た部分は、その手前に配置された自動切断機構124に
よって、プリンタ筐体内部側と切断分離され、ユーザに
引渡し可能な状態となる。
【0029】ここで、本実施形態に係るプリンタ100
においては、用紙搬送方向下流側の二対の搬送ローラ対
110、112と、用紙搬送方向上流側の二対の搬送ロ
ーラ対114、116とは、それぞれが、別の駆動制御
系、すなわち第1搬送駆動コントローラ126及び第2
搬送駆動コントローラ128に接続され、独立して制御
され得る。つまり、下流側の搬送ローラ対110及び1
12で構成される第1搬送手段120は、第1搬送駆動
コントローラ126により、サーマル印刷ヘッド104
による決済情報の印刷と同期して駆動され、上流側の搬
送ローラ対114及び116で構成される第2搬送手段
122は、第2搬送駆動コントローラ128により、イ
ンクジェット印刷ヘッド106による広告情報の印刷と
同期して駆動されるものである。
においては、用紙搬送方向下流側の二対の搬送ローラ対
110、112と、用紙搬送方向上流側の二対の搬送ロ
ーラ対114、116とは、それぞれが、別の駆動制御
系、すなわち第1搬送駆動コントローラ126及び第2
搬送駆動コントローラ128に接続され、独立して制御
され得る。つまり、下流側の搬送ローラ対110及び1
12で構成される第1搬送手段120は、第1搬送駆動
コントローラ126により、サーマル印刷ヘッド104
による決済情報の印刷と同期して駆動され、上流側の搬
送ローラ対114及び116で構成される第2搬送手段
122は、第2搬送駆動コントローラ128により、イ
ンクジェット印刷ヘッド106による広告情報の印刷と
同期して駆動されるものである。
【0030】プリンタ100筐体内の紙経路118上に
おいて、前記第1搬送手段120と第2搬送手段122
との間には、紙経路切り替え弁130、及びプリンタ筐
体内に一定長のロール紙をスプールする領域(以下、ス
プール領域という)を確保するよう形成されたガイド部
材132が備えられている。
おいて、前記第1搬送手段120と第2搬送手段122
との間には、紙経路切り替え弁130、及びプリンタ筐
体内に一定長のロール紙をスプールする領域(以下、ス
プール領域という)を確保するよう形成されたガイド部
材132が備えられている。
【0031】紙経路切り替え弁130は、通常状態で
は、ローラ対112と114との間における紙経路11
8を開放する位置にその動作部分を置いているけれど
も、切り替え弁駆動コントローラ134によりこれが駆
動制御されると、図に示すように、ローラ対114を超
えたロール紙102の部分を、前記ガイド部材132で
形成されるスプール領域内に導くよう機能される。この
紙経路切り替え弁130の動作によって、第1搬送手段
120が停止されている状態で、インクジェット印刷ヘ
ッド106及び第2搬送手段122が駆動されると、ガ
イド部材132で形成されたスプール領域内には、徐々
に広告情報がその裏面に印刷されたロール紙部分がスプ
ールされていくこととなる。
は、ローラ対112と114との間における紙経路11
8を開放する位置にその動作部分を置いているけれど
も、切り替え弁駆動コントローラ134によりこれが駆
動制御されると、図に示すように、ローラ対114を超
えたロール紙102の部分を、前記ガイド部材132で
形成されるスプール領域内に導くよう機能される。この
紙経路切り替え弁130の動作によって、第1搬送手段
120が停止されている状態で、インクジェット印刷ヘ
ッド106及び第2搬送手段122が駆動されると、ガ
イド部材132で形成されたスプール領域内には、徐々
に広告情報がその裏面に印刷されたロール紙部分がスプ
ールされていくこととなる。
【0032】なお、第1搬送手段120を停止させた状
態で、第2搬送手段122を駆動させる状況において、
ローラ対114によるロール紙102の出力方向を最適
化することによって、前記紙経路切り替え弁130を配
置しなくとも、ローラ対114を超えたロール紙の部分
は、その弾性力によってスプール領域内に撓んでいくよ
うになるので、必ずしも紙経路切り替え弁を設けなくと
もよい。もっとも、スプール領域内におけるロール紙の
収納状態をコントロールして、これが第1搬送手段12
0によって排出される際に円滑な送り出しができるよう
にする上では、紙経路切り替え弁130を用いることが
好ましい。
態で、第2搬送手段122を駆動させる状況において、
ローラ対114によるロール紙102の出力方向を最適
化することによって、前記紙経路切り替え弁130を配
置しなくとも、ローラ対114を超えたロール紙の部分
は、その弾性力によってスプール領域内に撓んでいくよ
うになるので、必ずしも紙経路切り替え弁を設けなくと
もよい。もっとも、スプール領域内におけるロール紙の
収納状態をコントロールして、これが第1搬送手段12
0によって排出される際に円滑な送り出しができるよう
にする上では、紙経路切り替え弁130を用いることが
好ましい。
【0033】図2は、本発明に係るプリンタの制御ブロ
ック図を示している。図において制御手段200は、プ
リンタ全体の制御を司る中央制御装置202、各種のデ
ータ記憶及びプログラム実行のための複数の記憶手段、
すなわちROM204、RAM206及びEPROM2
08、第1搬送手段120を駆動制御する第1搬送駆動
コントローラ210、第2搬送手段122を駆動制御す
る第2搬送駆動コントローラ212、サーマル印刷ヘッ
ド104を駆動制御する第1印刷ヘッドコントローラ2
14、インクジェット印刷ヘッド106を駆動制御する
第2印刷ヘッドコントローラ216、及び紙経路切り替
え弁130を駆動制御する切り替え弁駆動コントローラ
218を含んでいる。また、制御手段200は、第1及
び第2の搬送手段120及び122をそれぞれ駆動する
図示しないステップモータの回転ステップ数を計数して
ロール紙の送り量を算出する第1及び第2の印刷長算出
手段220及び222、並びにこれら印刷長算出手段2
20及び222により算出された送り量に基づいてスプ
ール領域内にスプールされているロール紙の長さを算出
するスプール長算出手段224を備える。前記中央制御
装置202、各コントローラ210〜218及び各算出
手段220〜224は、それぞれが独立したハードウェ
アロジックにより構成されていてもよいし、単一又は複
数のCPU及び実行プログラムにより構成されていても
よい。制御手段200は、通信インタフェース226を
介して、POSターミナル・コンピュータと接続されて
おり、該POSターミナル・コンピュータからの各種指
令を受けて制御手段200は、プリンタ100に各種の
動作を起こさせる。
ック図を示している。図において制御手段200は、プ
リンタ全体の制御を司る中央制御装置202、各種のデ
ータ記憶及びプログラム実行のための複数の記憶手段、
すなわちROM204、RAM206及びEPROM2
08、第1搬送手段120を駆動制御する第1搬送駆動
コントローラ210、第2搬送手段122を駆動制御す
る第2搬送駆動コントローラ212、サーマル印刷ヘッ
ド104を駆動制御する第1印刷ヘッドコントローラ2
14、インクジェット印刷ヘッド106を駆動制御する
第2印刷ヘッドコントローラ216、及び紙経路切り替
え弁130を駆動制御する切り替え弁駆動コントローラ
218を含んでいる。また、制御手段200は、第1及
び第2の搬送手段120及び122をそれぞれ駆動する
図示しないステップモータの回転ステップ数を計数して
ロール紙の送り量を算出する第1及び第2の印刷長算出
手段220及び222、並びにこれら印刷長算出手段2
20及び222により算出された送り量に基づいてスプ
ール領域内にスプールされているロール紙の長さを算出
するスプール長算出手段224を備える。前記中央制御
装置202、各コントローラ210〜218及び各算出
手段220〜224は、それぞれが独立したハードウェ
アロジックにより構成されていてもよいし、単一又は複
数のCPU及び実行プログラムにより構成されていても
よい。制御手段200は、通信インタフェース226を
介して、POSターミナル・コンピュータと接続されて
おり、該POSターミナル・コンピュータからの各種指
令を受けて制御手段200は、プリンタ100に各種の
動作を起こさせる。
【0034】前記制御手段200において、ROM20
4には、プリンタ100に所望の動作を引き起こさせる
ための実行プログラムや印刷フォントデータなどが予め
格納されており、これらは中央制御装置202や他のコ
ントローラからの要求に従って読み出され、利用され
る。RAM206は、ROM204に格納された実行プ
ログラムや各種データ、並びに通信インタフェース22
6を介したPOSターミナル・コンピュータからの各種
命令が実行される際の主記憶領域として利用される。E
PROM208には、インクジェット印刷ヘッド106
で印刷される広告情報の対象データが格納される。EP
ROMは、適時書き換えが可能な不揮発性メモリであ
り、本実施形態に係るプリンタにおいては、POSター
ミナル・コンピュータから、適時(例えば、月毎、キャ
ンペーン期間、店舗毎など)広告用データを送信し、こ
こに格納することが可能である。もっとも、ROM20
4等の書き換えができないメモリ内に複数種類の広告デ
ータを格納して、これを選択的に利用するようにしても
よい。EPROM208に格納するデータ、延いてはレ
シートに印刷する広告情報は、当該小売店におけるお薦
め商品の情報、キャンペーン情報、レシートに映画や展
示会の割引券としての機能を持たせるための情報、レシ
ートにくじとしての機能を持たせるための情報であって
よい。
4には、プリンタ100に所望の動作を引き起こさせる
ための実行プログラムや印刷フォントデータなどが予め
格納されており、これらは中央制御装置202や他のコ
ントローラからの要求に従って読み出され、利用され
る。RAM206は、ROM204に格納された実行プ
ログラムや各種データ、並びに通信インタフェース22
6を介したPOSターミナル・コンピュータからの各種
命令が実行される際の主記憶領域として利用される。E
PROM208には、インクジェット印刷ヘッド106
で印刷される広告情報の対象データが格納される。EP
ROMは、適時書き換えが可能な不揮発性メモリであ
り、本実施形態に係るプリンタにおいては、POSター
ミナル・コンピュータから、適時(例えば、月毎、キャ
ンペーン期間、店舗毎など)広告用データを送信し、こ
こに格納することが可能である。もっとも、ROM20
4等の書き換えができないメモリ内に複数種類の広告デ
ータを格納して、これを選択的に利用するようにしても
よい。EPROM208に格納するデータ、延いてはレ
シートに印刷する広告情報は、当該小売店におけるお薦
め商品の情報、キャンペーン情報、レシートに映画や展
示会の割引券としての機能を持たせるための情報、レシ
ートにくじとしての機能を持たせるための情報であって
よい。
【0035】前記スプール長算出手段224は、ガイド
部材132で形成されるスプール領域内に残っているロ
ール紙の長さ、すなわち、インクジェット印刷ヘッド1
06による広告情報の印刷がなされ、サーマル印刷ヘッ
ド104による決済情報の印刷を控えて予めスプールさ
れているロール紙の長さを算出するものであり、この値
は、前記第1印刷長算出手段220と前記第2印刷長算
出手段222により算出されるロール紙の送り量に基づ
いて求められる。すなわち、前記第1印刷長算出手段2
20は、第1搬送手段120を駆動するステップモータ
の回転ステップ数に基づいて、第1搬送手段120によ
るロール紙の送り量を算出するものであり、第1搬送手
段120が駆動された場合には、スプール長算出手段2
24は、既に分かっているスプール長から第1印刷長算
出手段220で得られた送り量を差し引くことにより、
更新されたスプール長を得る。また、前記第2印刷長算
出手段222は、第2搬送手段122を駆動するステッ
プモータの回転ステップ数に基づいて、第2搬送手段1
22によるロール紙の送り量を算出するものであり、第
2搬送手段122が駆動された場合には、スプール長算
出手段224は、既に分かっているスプール長に第2印
刷長算出手段222で得られた送り量を足すことによ
り、更新されたスプール長を得る。なお、ロール紙のセ
ット時においては、初期のスプール長はゼロであり、最
初の第2搬送手段122によるロール紙の送りがあった
場合、それにより得られる送り量がスプール長となる。
各算出手段220〜224によって算出された長さは、
RAM206に記憶され、次の演算の際に読み出されて
利用される。プリンタ100の電源オフ時における終了
処理においては、最後に算出されたスプール長は、EP
ROM208に格納され、次にプリンタが起動されたと
き又はスプール長の更新が必要となったときに、RAM
206上に読み出される。
部材132で形成されるスプール領域内に残っているロ
ール紙の長さ、すなわち、インクジェット印刷ヘッド1
06による広告情報の印刷がなされ、サーマル印刷ヘッ
ド104による決済情報の印刷を控えて予めスプールさ
れているロール紙の長さを算出するものであり、この値
は、前記第1印刷長算出手段220と前記第2印刷長算
出手段222により算出されるロール紙の送り量に基づ
いて求められる。すなわち、前記第1印刷長算出手段2
20は、第1搬送手段120を駆動するステップモータ
の回転ステップ数に基づいて、第1搬送手段120によ
るロール紙の送り量を算出するものであり、第1搬送手
段120が駆動された場合には、スプール長算出手段2
24は、既に分かっているスプール長から第1印刷長算
出手段220で得られた送り量を差し引くことにより、
更新されたスプール長を得る。また、前記第2印刷長算
出手段222は、第2搬送手段122を駆動するステッ
プモータの回転ステップ数に基づいて、第2搬送手段1
22によるロール紙の送り量を算出するものであり、第
2搬送手段122が駆動された場合には、スプール長算
出手段224は、既に分かっているスプール長に第2印
刷長算出手段222で得られた送り量を足すことによ
り、更新されたスプール長を得る。なお、ロール紙のセ
ット時においては、初期のスプール長はゼロであり、最
初の第2搬送手段122によるロール紙の送りがあった
場合、それにより得られる送り量がスプール長となる。
各算出手段220〜224によって算出された長さは、
RAM206に記憶され、次の演算の際に読み出されて
利用される。プリンタ100の電源オフ時における終了
処理においては、最後に算出されたスプール長は、EP
ROM208に格納され、次にプリンタが起動されたと
き又はスプール長の更新が必要となったときに、RAM
206上に読み出される。
【0036】次に、プリンタ100の印刷制御について
説明する。最初に、図1〜図3を参照する。図3は、プ
リンタ100の制御手段200において、POSターミ
ナル・コンピュータからの決済情報の印刷命令を受信し
た場合の処理のフローチャートを示している。なお、こ
こでは、プリンタ100のスプール領域に予め所定量
(例えば、数トランザクション分)の広告情報印刷済み
のロール紙が存在しており、更にそのスプール長がRA
M206上に記憶されていることを前提として説明を進
める。
説明する。最初に、図1〜図3を参照する。図3は、プ
リンタ100の制御手段200において、POSターミ
ナル・コンピュータからの決済情報の印刷命令を受信し
た場合の処理のフローチャートを示している。なお、こ
こでは、プリンタ100のスプール領域に予め所定量
(例えば、数トランザクション分)の広告情報印刷済み
のロール紙が存在しており、更にそのスプール長がRA
M206上に記憶されていることを前提として説明を進
める。
【0037】POSターミナル・コンピュータより決済
情報の印刷命令及び印刷すべき決済情報を受け取ると、
決済情報印刷処理300は、対象の決済情報の印刷を実
行する(S302)。すなわち、第1搬送駆動コントロ
ーラ210により第1搬送手段120を駆動制御して、
第1搬送手段120の位置及びスプール領域内にあるロ
ール紙の領域をステップ搬送してサーマル印刷ヘッド1
04へ向かわせると共に、第1印刷ヘッドコントローラ
214を駆動制御して、前記ロール紙の送りと同期させ
て対象の決済情報をロール紙102の紙面上に印刷す
る。決済印刷の1トランザクションが終了すると、自動
切断機構124が駆動されて、表側に決済情報が、また
裏側に広告情報が印刷されたロール紙先端部分が、プリ
ンタ筐体内部側と切断分離され、ユーザに引渡し可能な
状態となる(S304)。
情報の印刷命令及び印刷すべき決済情報を受け取ると、
決済情報印刷処理300は、対象の決済情報の印刷を実
行する(S302)。すなわち、第1搬送駆動コントロ
ーラ210により第1搬送手段120を駆動制御して、
第1搬送手段120の位置及びスプール領域内にあるロ
ール紙の領域をステップ搬送してサーマル印刷ヘッド1
04へ向かわせると共に、第1印刷ヘッドコントローラ
214を駆動制御して、前記ロール紙の送りと同期させ
て対象の決済情報をロール紙102の紙面上に印刷す
る。決済印刷の1トランザクションが終了すると、自動
切断機構124が駆動されて、表側に決済情報が、また
裏側に広告情報が印刷されたロール紙先端部分が、プリ
ンタ筐体内部側と切断分離され、ユーザに引渡し可能な
状態となる(S304)。
【0038】次に、前記決済情報の印刷に関連して搬送
されたロール紙の送り量が算出される(S306)。す
なわち、第1印刷長算出手段220は、第1搬送手段1
20を駆動するステップモータの回転ステップ数に基づ
いてこの送り量Ltを求める。算出された送り量Ltは、
次の処理のためにRAM206上に格納される。次い
で、スプール長算出手段224の実行により、スプール
領域内にスプールされているスプール長の更新処理がな
される(S308)。直前のスプール長Lsから、前記
決算情報の印刷により送られたロール紙の送り量Ltを
差し引くことにより、更新されたスプール長Lsが得ら
れる。 Ls ← Ls − Lt スプール長算出手段224は、RAM206よりスプー
ル長Ls及びロール紙送り量Ltを読み出し、前記演算を
行って得た新たなスプール長LsをRAM上の直前のも
のに変えてここに書き込む。
されたロール紙の送り量が算出される(S306)。す
なわち、第1印刷長算出手段220は、第1搬送手段1
20を駆動するステップモータの回転ステップ数に基づ
いてこの送り量Ltを求める。算出された送り量Ltは、
次の処理のためにRAM206上に格納される。次い
で、スプール長算出手段224の実行により、スプール
領域内にスプールされているスプール長の更新処理がな
される(S308)。直前のスプール長Lsから、前記
決算情報の印刷により送られたロール紙の送り量Ltを
差し引くことにより、更新されたスプール長Lsが得ら
れる。 Ls ← Ls − Lt スプール長算出手段224は、RAM206よりスプー
ル長Ls及びロール紙送り量Ltを読み出し、前記演算を
行って得た新たなスプール長LsをRAM上の直前のも
のに変えてここに書き込む。
【0039】次に、処理はステップ310に移り、ここ
で、前記更新されたスプール長Lsが、次に行われる決
済情報の印刷の際の妨げにならないほどの量に達してい
るか否かの判断がなされる。各決済情報の印刷トランザ
クションにおいては、印刷されるロール紙の長さは一定
ではないが、予想される1トランザクションにおける最
長のロール紙送り量以上のロール紙を最低限スプール領
域に確保すればよい。
で、前記更新されたスプール長Lsが、次に行われる決
済情報の印刷の際の妨げにならないほどの量に達してい
るか否かの判断がなされる。各決済情報の印刷トランザ
クションにおいては、印刷されるロール紙の長さは一定
ではないが、予想される1トランザクションにおける最
長のロール紙送り量以上のロール紙を最低限スプール領
域に確保すればよい。
【0040】ステップ310の判断において、前記決済
情報の印刷にも拘わらずスプール長が所定量に達してい
る場合には、処理はここで終わる。一方、ステップ31
0の判断において、前記決済情報の印刷によりスプール
長が所定量を下回った場合には、所定のスプール量を確
保するために、ロール紙に対して広告情報の印刷処理が
実行される(S314)。すなわち、最初に、切り替え
弁駆動コントローラ218により紙経路切り替え弁13
0を切り替えて、ローラ対114を越えた部分のロール
紙がスプール領域に向かうようにし、次いで、第2搬送
駆動コントローラ212により第2搬送手段122を駆
動制御して、ロール紙102のロール部分を引き出して
インクジェット印刷ヘッド106へ向かわせると共に、
第2印刷ヘッドコントローラ216を駆動制御して、前
記ロール紙の送りと同期させて、EPROM208に格
納されている広告情報をロール紙102の紙面上に印刷
する。広告印刷の1トランザクションが終了すると、該
広告情報の印刷に関連して搬送されたロール紙の送り量
が算出される(S316)。すなわち、第2印刷長算出
手段222は、第2搬送手段122を駆動するステップ
モータの回転ステップ数に基づいてこの送り量Liを求
める。算出された送り量Liは、次の処理のためにRA
M206上に格納される。次いで、スプール長算出手段
224の実行により、スプール領域内にスプールされて
いるスプール長の更新処理がなされる(S318)。直
前のスプール長Lsから、前記広告情報の印刷により送
られたロール紙の送り量Liを加算することにより、更
新されたスプール長Lsが得られる。 Ls ← Ls + Li スプール長算出手段224は、RAM206よりスプー
ル長Ls及びロール紙送り量Liを読み出し、前記演算を
行って得た新たなスプール長LsをRAM上の直前のも
のに変えてここに書き込む。ステップ310〜318ま
での処理は、スプール長が所定量に達するまで繰り返さ
れ、それが完了した時点で終了する(S312)。以上
により、決済情報印刷処理300が完了する。
情報の印刷にも拘わらずスプール長が所定量に達してい
る場合には、処理はここで終わる。一方、ステップ31
0の判断において、前記決済情報の印刷によりスプール
長が所定量を下回った場合には、所定のスプール量を確
保するために、ロール紙に対して広告情報の印刷処理が
実行される(S314)。すなわち、最初に、切り替え
弁駆動コントローラ218により紙経路切り替え弁13
0を切り替えて、ローラ対114を越えた部分のロール
紙がスプール領域に向かうようにし、次いで、第2搬送
駆動コントローラ212により第2搬送手段122を駆
動制御して、ロール紙102のロール部分を引き出して
インクジェット印刷ヘッド106へ向かわせると共に、
第2印刷ヘッドコントローラ216を駆動制御して、前
記ロール紙の送りと同期させて、EPROM208に格
納されている広告情報をロール紙102の紙面上に印刷
する。広告印刷の1トランザクションが終了すると、該
広告情報の印刷に関連して搬送されたロール紙の送り量
が算出される(S316)。すなわち、第2印刷長算出
手段222は、第2搬送手段122を駆動するステップ
モータの回転ステップ数に基づいてこの送り量Liを求
める。算出された送り量Liは、次の処理のためにRA
M206上に格納される。次いで、スプール長算出手段
224の実行により、スプール領域内にスプールされて
いるスプール長の更新処理がなされる(S318)。直
前のスプール長Lsから、前記広告情報の印刷により送
られたロール紙の送り量Liを加算することにより、更
新されたスプール長Lsが得られる。 Ls ← Ls + Li スプール長算出手段224は、RAM206よりスプー
ル長Ls及びロール紙送り量Liを読み出し、前記演算を
行って得た新たなスプール長LsをRAM上の直前のも
のに変えてここに書き込む。ステップ310〜318ま
での処理は、スプール長が所定量に達するまで繰り返さ
れ、それが完了した時点で終了する(S312)。以上
により、決済情報印刷処理300が完了する。
【0041】次に、図1、図2及び図4を参照して、プ
リンタ100に新たにロール紙102をセットしたとき
の処理について説明する。図4は、プリンタ100にロ
ール紙102をセットした際の処理のフローチャートを
示している。ユーザによってプリンタ100に新たなロ
ール紙102がセットされ、その筐体カバーが閉じられ
ると、処理400が開始される。ユーザによるロール紙
のセットは、ロール紙収納部にロール紙を配置し、その
紙端を紙経路118に沿って排出口108まで引き出
し、筐体カバーを閉じることによって行われる。
リンタ100に新たにロール紙102をセットしたとき
の処理について説明する。図4は、プリンタ100にロ
ール紙102をセットした際の処理のフローチャートを
示している。ユーザによってプリンタ100に新たなロ
ール紙102がセットされ、その筐体カバーが閉じられ
ると、処理400が開始される。ユーザによるロール紙
のセットは、ロール紙収納部にロール紙を配置し、その
紙端を紙経路118に沿って排出口108まで引き出
し、筐体カバーを閉じることによって行われる。
【0042】処理400は、最初にRAM206に格納
されているスプール長Lsを初期化し、ここにゼロを設
定する(S402)。次いで、インクジェット印刷ヘッ
ド106を駆動してロール紙102の裏面に広告情報を
印刷する(S404)。この際、制御手段200は、第
2搬送手段122のみならず、第1搬送手段120を駆
動して、スプール領域にロール紙を貯めることなくロー
ル紙を搬送し、広告情報が印刷されたロール紙の先端部
分が、少なくともサーマル印刷ヘッド104の位置まで
至るようにする。これによって、最初の決済情報の印刷
の際に、そのロール紙の部分の裏面にも広告情報が印刷
されたものとなる。
されているスプール長Lsを初期化し、ここにゼロを設
定する(S402)。次いで、インクジェット印刷ヘッ
ド106を駆動してロール紙102の裏面に広告情報を
印刷する(S404)。この際、制御手段200は、第
2搬送手段122のみならず、第1搬送手段120を駆
動して、スプール領域にロール紙を貯めることなくロー
ル紙を搬送し、広告情報が印刷されたロール紙の先端部
分が、少なくともサーマル印刷ヘッド104の位置まで
至るようにする。これによって、最初の決済情報の印刷
の際に、そのロール紙の部分の裏面にも広告情報が印刷
されたものとなる。
【0043】次に、処理はステップ406に移り、ここ
で、スプール長Lsが、次に行われる決済情報の印刷の
際の妨げにならないほどの量に達しているか否かの判断
がなされる。ここで、スプール長Lsは、ステップ40
2の初期化によりゼロに設定されているので、処理は、
次いでステップ408〜412へ移される。そして、所
定のスプール量に到るまで、ロール紙に対して広告情報
の印刷処理が実行される(S408)。すなわち、最初
に、切り替え弁駆動コントローラ218により紙経路切
り替え弁130を切り替えて、ローラ対114を越えた
部分のロール紙がスプール領域に向かうようにし、次い
で、第2搬送駆動コントローラ212により第2搬送手
段122を駆動制御して、ロール紙102のロール部分
を引き出してインクジェット印刷ヘッド106へ向かわ
せると共に、第2印刷ヘッドコントローラ216を駆動
制御して、前記ロール紙の送りと同期させて、EPRO
M208に格納されている広告情報をロール紙102の
紙面上に印刷する。広告印刷の1トランザクションが終
了すると、該広告情報の印刷に関連して搬送されたロー
ル紙の送り量が算出される(S410)。すなわち、第
2印刷長算出手段222は、第2搬送手段122を駆動
するステップモータの回転ステップ数に基づいてこの送
り量Liを求める。算出された送り量Liは、次の処理の
ためにRAM206上に格納される。次いで、スプール
長算出手段224の実行により、スプール領域内にスプ
ールされているスプール長の更新処理がなされる(S4
12)。直前のスプール長Lsから、前記広告情報の印
刷により送られたロール紙の送り量Liを加算すること
により、更新されたスプール長Lsが得られる。 Ls ← Ls + Li ステップ406〜412の最初のループで、スプール長
Lsの初期値はゼロであるから、最初のスプール長Lsの
値として広告情報の印刷により送られたロール紙の送り
量Liが設定される。スプール長算出手段224は、R
AM206よりスプール長Ls及びロール紙送り量Liを
読み出し、前記演算を行って得た新たなスプール長Ls
をRAM上の直前のものに変えてここに書き込む。ステ
ップ406〜412までの処理は、スプール長が所定量
に達するまで繰り返され、それが完了した時点で終了す
る(S414)。以上により、ロール紙のセット時にお
ける処理400が完了する。
で、スプール長Lsが、次に行われる決済情報の印刷の
際の妨げにならないほどの量に達しているか否かの判断
がなされる。ここで、スプール長Lsは、ステップ40
2の初期化によりゼロに設定されているので、処理は、
次いでステップ408〜412へ移される。そして、所
定のスプール量に到るまで、ロール紙に対して広告情報
の印刷処理が実行される(S408)。すなわち、最初
に、切り替え弁駆動コントローラ218により紙経路切
り替え弁130を切り替えて、ローラ対114を越えた
部分のロール紙がスプール領域に向かうようにし、次い
で、第2搬送駆動コントローラ212により第2搬送手
段122を駆動制御して、ロール紙102のロール部分
を引き出してインクジェット印刷ヘッド106へ向かわ
せると共に、第2印刷ヘッドコントローラ216を駆動
制御して、前記ロール紙の送りと同期させて、EPRO
M208に格納されている広告情報をロール紙102の
紙面上に印刷する。広告印刷の1トランザクションが終
了すると、該広告情報の印刷に関連して搬送されたロー
ル紙の送り量が算出される(S410)。すなわち、第
2印刷長算出手段222は、第2搬送手段122を駆動
するステップモータの回転ステップ数に基づいてこの送
り量Liを求める。算出された送り量Liは、次の処理の
ためにRAM206上に格納される。次いで、スプール
長算出手段224の実行により、スプール領域内にスプ
ールされているスプール長の更新処理がなされる(S4
12)。直前のスプール長Lsから、前記広告情報の印
刷により送られたロール紙の送り量Liを加算すること
により、更新されたスプール長Lsが得られる。 Ls ← Ls + Li ステップ406〜412の最初のループで、スプール長
Lsの初期値はゼロであるから、最初のスプール長Lsの
値として広告情報の印刷により送られたロール紙の送り
量Liが設定される。スプール長算出手段224は、R
AM206よりスプール長Ls及びロール紙送り量Liを
読み出し、前記演算を行って得た新たなスプール長Ls
をRAM上の直前のものに変えてここに書き込む。ステ
ップ406〜412までの処理は、スプール長が所定量
に達するまで繰り返され、それが完了した時点で終了す
る(S414)。以上により、ロール紙のセット時にお
ける処理400が完了する。
【0044】前述のように、前記実施形態に係るプリン
タにおいては、広告情報を印刷したロール紙の部分が常
時所定量、スプール領域に確保されており、従って、決
済情報の印刷を実行する際に広告情報を印刷する必要が
なくなり、相対的に印刷速度の遅いインクジェット印刷
ヘッドによる印刷の影響を受けることなく、決済情報を
速やかに印刷し、ユーザに出力することができるように
なる。
タにおいては、広告情報を印刷したロール紙の部分が常
時所定量、スプール領域に確保されており、従って、決
済情報の印刷を実行する際に広告情報を印刷する必要が
なくなり、相対的に印刷速度の遅いインクジェット印刷
ヘッドによる印刷の影響を受けることなく、決済情報を
速やかに印刷し、ユーザに出力することができるように
なる。
【0045】以上、本発明の一実施形態を図面に沿って
説明したが、本発明は前記実施形態において示された事
項に限定されず、特許請求の範囲及び発明の詳細な説明
の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者がその変
更・応用を行うことができる範囲が含まれる。例えば、
前記実施形態においては、第1印刷手段をサーマル式の
ものとし、第2印刷手段をインクジェット式のものとし
たが、相対的な印刷処理速度が異なる2つの印刷手段が
用いられる限り、何れの印刷手段においても本発明は有
益なものである。従って、例えば、第1印刷手段に単色
サーマル式のものを、第2印刷手段に多色サーマル式の
ものを用いたプリンタにおいても、本発明を採用するこ
とができる。また、前記実施形態においては、広告情報
をロール紙の裏面側に印刷するようにプリンタを構成し
たが、決済情報を印刷する面に広告情報を印刷するよう
に構成してもよい。この場合は、広告情報の印刷の際に
決済情報の印刷領域を確保すると共に、決済情報の印刷
の際にはその空き領域を検出して印刷を行うようにす
る。
説明したが、本発明は前記実施形態において示された事
項に限定されず、特許請求の範囲及び発明の詳細な説明
の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者がその変
更・応用を行うことができる範囲が含まれる。例えば、
前記実施形態においては、第1印刷手段をサーマル式の
ものとし、第2印刷手段をインクジェット式のものとし
たが、相対的な印刷処理速度が異なる2つの印刷手段が
用いられる限り、何れの印刷手段においても本発明は有
益なものである。従って、例えば、第1印刷手段に単色
サーマル式のものを、第2印刷手段に多色サーマル式の
ものを用いたプリンタにおいても、本発明を採用するこ
とができる。また、前記実施形態においては、広告情報
をロール紙の裏面側に印刷するようにプリンタを構成し
たが、決済情報を印刷する面に広告情報を印刷するよう
に構成してもよい。この場合は、広告情報の印刷の際に
決済情報の印刷領域を確保すると共に、決済情報の印刷
の際にはその空き領域を検出して印刷を行うようにす
る。
【0046】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、広告情報を
印刷したロール紙の部分が常時所定量、スプール領域に
確保されており、従って、相対的に印刷速度の遅い印刷
手段を用いて広告情報の印刷を行うようにしても、決済
情報を速やかに印刷することができる。
印刷したロール紙の部分が常時所定量、スプール領域に
確保されており、従って、相対的に印刷速度の遅い印刷
手段を用いて広告情報の印刷を行うようにしても、決済
情報を速やかに印刷することができる。
【図1】本発明の一実施形態に係るレシートプリンタの
内部機構を示す概略構成図である。
内部機構を示す概略構成図である。
【図2】図1のプリンタの制御ブロック図である。
【図3】図1のプリンタにおいて、POSターミナル・
コンピュータからの決済情報の印刷命令を受信した場合
の処理のフローチャートである。
コンピュータからの決済情報の印刷命令を受信した場合
の処理のフローチャートである。
【図4】プリンタにロール紙をセットした際の処理のフ
ローチャートである。
ローチャートである。
100 レシートプリンタ
102 ロール紙
104 サーマル印刷ヘッド
106 インクジェット印刷ヘッド
108 排出口
110〜116 搬送ローラ対
118 紙経路
120 第1搬送手段
122 第2搬送手段
124 自動切断機構
126 第1搬送駆動コントローラ
128 第2搬送駆動コントローラ
130 紙経路切り替え弁
132 ガイド部材
134 切り替え弁駆動コントローラ
200 制御手段
202 中央制御装置
204 ROM
206 RAM
208 EPROM
210 第1搬送駆動コントローラ
212 第2搬送駆動コントローラ
214 第1印刷ヘッドコントローラ
216 第2印刷ヘッドコントローラ
218 切り替え弁駆動コントローラ
220 第1印刷長算出手段
222 第2印刷長算出手段
224 スプール長算出手段
226 通信インタフェース
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 2C055 KK00 KK04 KK06
2C058 AB08 AC06 AC07 AD05 AE04
AE10 AF06 GB09 GB20 GB42
GB47 GB49
2C060 BA01 BC03 BC04 BC12 BC15
BC84
2C061 AQ04 AQ05 AR01 AS06 AS14
HH05 HJ02 HK23
3F103 AA02 BA04
Claims (17)
- 【請求項1】 連続状の用紙に対して印刷を行うプリン
タであって、 第1の印刷手段と、 前記第1の印刷手段による印刷動作に同期して前記用紙
を搬送する第1の用紙搬送手段と、 前記用紙の搬送方向に関し前記第1の印刷手段の上流側
に位置し、前記第1の印刷手段よりも印刷処理速度の遅
い第2の印刷手段と、 前記第2の印刷手段による印刷動作に同期して前記用紙
を搬送する第2の用紙搬送手段と、 前記第1の印刷手段と前記第2の印刷手段との間に、該
第2の印刷手段による印刷済みの用紙が常時所定長さス
プールされるように、前記第2の印刷手段及び前記第2
の用紙搬送手段を制御する制御手段と、を備えたプリン
タ。 - 【請求項2】 前記制御手段が、 前記第1の印刷手段により印刷される用紙の長さを算出
する第1の印刷長算出手段と、 前記第2の印刷手段により印刷される用紙の長さを算出
する第2の印刷長算出手段と、 前記第1及び第2の印刷長算出手段により算出された値
に基づいて、前記第1の印刷手段と前記第2の印刷手段
との間にスプールされている用紙の長さを算出するスプ
ール長算出手段と、を備えた請求項1に記載のプリン
タ。 - 【請求項3】 前記スプール長算出手段により算出され
たスプールされている用紙の長さを記憶する第1の記憶
手段を更に備え、 前記制御手段は、前記第1の印刷手段による印刷の実行
の後に、前記第1の記憶手段より前記スプールされてい
る用紙の長さを読み出して、該用紙の長さが所定量に満
たないときに、前記第2の印刷手段及び前記第2の用紙
搬送手段を制御して、用紙に前記第2の印刷手段による
印刷を実行させるものである請求項1又は2に記載のプ
リンタ。 - 【請求項4】 前記第1の印刷手段がサーマル式印刷手
段であり、前記第2の印刷手段がインクジェット式印刷
手段である請求項1〜3の何れか1つに記載のプリン
タ。 - 【請求項5】 前記第1の印刷手段が用紙の第1の面に
対して印刷を実行し、前記第2の印刷手段が用紙の第2
の面に対して印刷を実行するものである請求項1〜4の
何れか1つに記載のプリンタ。 - 【請求項6】 前記第1の用紙搬送手段が、用紙の搬送
方向に関し前記第1の印刷手段の上流側に位置し、前記
第2の用紙搬送手段が、用紙の搬送方向に関し前記第2
の印刷手段の下流側に位置する請求項1〜5の何れか1
つに記載のプリンタ。 - 【請求項7】 前記第1の用紙搬送手段と前記第2の用
紙搬送手段との間に、所定長さの用紙をスプールできる
ようにするスプール領域を更に備えた請求項6に記載の
プリンタ。 - 【請求項8】 前記第1の用紙搬送手段と前記第2の用
紙搬送手段との間に、用紙を紙経路から前記スプール領
域に導く紙経路変換手段を更に備えた請求項7に記載の
プリンタ。 - 【請求項9】 前記プリンタが、レシート印刷用のプリ
ンタであり、前記第1の印刷手段が、用紙に対し商品決
済情報を印刷し、前記第2の印刷手段が、用紙に対し広
告情報を印刷するものである請求項1〜8の何れか1つ
に記載のプリンタ。 - 【請求項10】 前記第2の印刷手段により用紙に印刷
する広告情報のデータを記憶する書き換え可能な第2の
記憶手段を更に備えた請求項9に記載のプリンタ。 - 【請求項11】 独立して制御可能な第1及び第2の印
刷手段を備え、連続状の用紙に対して印刷を行うプリン
タの制御方法であって、 前記第1の印刷手段と前記第2の印刷手段との間にスプ
ールされている前記第2の印刷手段による印刷済みの用
紙の長さを確認する工程と、 前記スプールされている用紙の長さが所定量に満たない
ときに、前記第2の印刷手段による印刷を実行させる工
程と、を備えたプリンタの制御方法。 - 【請求項12】 前記第2の印刷手段による印刷を実行
させる工程の後に、前記第1の印刷手段と前記第2の印
刷手段との間にスプールされている前記第2の印刷手段
による印刷済みの用紙の長さを計算し、記憶手段に記憶
させる工程を更に備え、 前記用紙の長さを確認する工程は、前記記憶手段に記憶
した用紙の長さを読み出して行われる請求項11に記載
のプリンタの制御方法。 - 【請求項13】 前記第2の印刷手段による印刷を実行
させる工程の後に前記用紙の長さを計算する工程は、前
記記憶手段に記憶した用紙の長さに、前記第2の印刷手
段による印刷の実行の際に搬送された用紙の長さを加算
することにより算出される請求項12に記載のプリンタ
の制御方法。 - 【請求項14】 前記用紙の長さを確認する工程の前
に、 前記第1の印刷手段による印刷を実行させる工程と、 前記第1の印刷手段と前記第2の印刷手段との間にスプ
ールされている前記第2の印刷手段による印刷済みの用
紙の長さを計算し、記憶手段に記憶させる工程と、を備
えた請求項11〜13の何れか1つに記載のプリンタの
制御方法。 - 【請求項15】 前記第1の印刷手段による印刷を実行
させる工程の後に前記用紙の長さを計算する工程は、前
記記憶手段に記憶した用紙の長さに、前記第1の印刷手
段による印刷の実行の際に搬送された用紙の長さを減算
することにより算出される請求項14に記載のプリンタ
の制御方法。 - 【請求項16】 請求項11〜15の何れか1つに記載
のプリンタの制御方法を実行するプログラム。 - 【請求項17】 請求項16に記載のプログラムを記録
したコンピュータで読み取り可能な情報記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001371818A JP2003170631A (ja) | 2001-12-05 | 2001-12-05 | プリンタ及びその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001371818A JP2003170631A (ja) | 2001-12-05 | 2001-12-05 | プリンタ及びその制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003170631A true JP2003170631A (ja) | 2003-06-17 |
Family
ID=19180812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001371818A Withdrawn JP2003170631A (ja) | 2001-12-05 | 2001-12-05 | プリンタ及びその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003170631A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013082202A (ja) * | 2011-09-27 | 2013-05-09 | Seiko Epson Corp | 媒体処理装置、及び、媒体処理装置の制御方法 |
JP2014037092A (ja) * | 2012-08-16 | 2014-02-27 | Toshiba Tec Corp | プリンタ装置 |
KR101441733B1 (ko) * | 2010-03-31 | 2014-09-17 | 캐논 가부시끼가이샤 | 매체 반송 장치 및 화상 형성 장치 |
JP2015163447A (ja) * | 2014-02-28 | 2015-09-10 | 富士通コンポーネント株式会社 | プリンタ装置 |
WO2015198994A1 (ja) * | 2014-06-24 | 2015-12-30 | 富士通コンポーネント株式会社 | プリンタ装置 |
WO2016027824A1 (ja) * | 2014-08-20 | 2016-02-25 | 富士通コンポーネント株式会社 | プリンタ装置 |
-
2001
- 2001-12-05 JP JP2001371818A patent/JP2003170631A/ja not_active Withdrawn
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101441733B1 (ko) * | 2010-03-31 | 2014-09-17 | 캐논 가부시끼가이샤 | 매체 반송 장치 및 화상 형성 장치 |
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JP2016007765A (ja) * | 2014-06-24 | 2016-01-18 | 富士通コンポーネント株式会社 | プリンタ装置 |
CN106457853A (zh) * | 2014-06-24 | 2017-02-22 | 富士通电子零件有限公司 | 打印机装置 |
US9902176B2 (en) | 2014-06-24 | 2018-02-27 | Fujitsu Component Limited | Printer |
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JP2016043524A (ja) * | 2014-08-20 | 2016-04-04 | 富士通コンポーネント株式会社 | プリンタ装置 |
CN106660378A (zh) * | 2014-08-20 | 2017-05-10 | 富士通电子零件有限公司 | 打印机装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050301 |