JP2003169815A - 医科歯科用診療装置 - Google Patents

医科歯科用診療装置

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JP2003169815A
JP2003169815A JP2001370847A JP2001370847A JP2003169815A JP 2003169815 A JP2003169815 A JP 2003169815A JP 2001370847 A JP2001370847 A JP 2001370847A JP 2001370847 A JP2001370847 A JP 2001370847A JP 2003169815 A JP2003169815 A JP 2003169815A
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dental
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JP2001370847A
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Yoshikazu Furuta
美一 古田
Naonori Hashimoto
修典 橋本
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J Morita Manufaturing Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】微電流滅菌防食装置の滅菌効果が、診療の最先
端である診療器具部分で確実に発揮され、また、除菌効
果を持続させるためのメンテナンスが容易な医科歯科用
診療装置を提供する。 【解決手段】給水源Wからの水を給水管路1を介して診
療器具5A〜5Dに導出させて診療を行う医科歯科用診
療装置10であって、導電内壁と前記導電内壁の内部に
突出する突出電極とを備え、前記内部にある水を電気分
解する構造にした通電処理ユニット4を、給水管路1の
内、前記診療器具に近い所定位置(加温タンク3の出口
側)に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科用診療器具な
どのように、水(清浄水)を噴射、放出などすることに
よって診療を行う診療器具を備えた診療装置、つまり、
給水源からの水を給水管路を介して診療器具に導出させ
て診療を行う医科歯科用診療装置に関する。
【0002】
【従来の技術】歯科用診療器具によって代表される、清
浄水を噴射、放出などさせて治療をおこなう診療器具と
しては、たとえば水と空気を混合させたものを噴出させ
て口腔内を掃除する歯科用シリンジなどが知られている
が、このような診療器具では、その給水管路は、その治
療にもちいる水の長期残留による菌の繁殖や、治療中の
患者から感染菌が混入するサックバックなどの問題があ
る。このため、給水管路は常に滅菌状態にしておくこと
が望ましい。
【0003】この給水管路を滅菌状態にするための一つ
の方法として、実登3069670号公報で提案された
微電流滅菌防食装置を医科歯科用診療装置に設置する方
法があり、その一例を図11に示す。
【0004】この医科歯科用診療装置110は、歯科用
のものであって、給水源Wからの水を給水管路101
(101a〜101gなど)を介して、複数種類の診療
器具105A〜105Dに給水して、それぞれの診療を
行うものである。
【0005】このため、給水源Wから、給水管路101
a〜101eによって、手動給水弁V0、逆流防止弁V
1、減圧弁V2、給水元弁SVw、水フィルタ102、
加温タンク103を接続し、この加温タンク103から
の給水を給水管路101gと給水枝管路101ga〜1
01gdで分岐させ、それぞれ給水開閉弁SVa〜SV
d、先端管路Ta〜Tdによって、上記診療器具105
A〜105Dに給水している。
【0006】この医科歯科用診療装置110は、この給
水管路101の、給水源Wと手動給水弁V0とを接続す
る給水管路101aに、上述の微電流滅菌防食装置の主
要部をなす通電処理ユニット104を設け、これによっ
て、このユニット104内を通過する水を電気分解し
て、金属イオンと化合したり、水酸基と化合して殺菌力
を失った塩素を復活、活性化して、殺菌力を回復させる
ものであり、わずかな電力で、効果的な管路滅菌を行う
ことができるものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記微
電流滅菌防食装置の通電処理ユニット104は、医科歯
科用診療装置110に付加的に設置されるものであり、
この装置110内部に設けることは難しく、管路系とし
ては、図に二点鎖線で示す様に、装置110の主要部分
を収容している筐体106の外部として把握される手動
給水弁V0の入口側に設けられていた。
【0008】また、通電処理ユニット104は、これか
ら距離的に離れ、また、絶縁された管路については電気
分解の効力は発揮しないので、いったん活性化された塩
素も、その下流の給水管路101d〜101g、Ta〜
Tdや、水フィルタ102、加温タンク103で吸収さ
れたり、不活性化されたりして、殺菌力を失うこととな
っていた。
【0009】また、通電処理ユニット104は、所定期
間使用後は、電気分解のために内部壁面に発生する副成
物(カルシウムやマグネシウムの化合物)を除去すると
いうメンテナンスが必要であったが、そのためには、管
路からの取り外しが必要で、面倒な作業であった。
【0010】本発明は、このような問題を解決しようと
するもので、微電流滅菌防食装置の滅菌効果が、診療の
最先端である診療器具部分で確実に発揮され、また、除
菌効果を持続させるためのメンテナンスが容易な医科歯
科用診療装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の医科歯
科用診療装置は、給水源からの水を給水管路を介して診
療器具に導出させて診療を行う医科歯科用診療装置であ
って、導電内壁と前記導電内壁の内部に突出する突出電
極とを備え、前記内部にある水を電気分解する構造にし
た通電処理ユニットを、前記給水管路の内、前記診療器
具に近い所定位置に設けたことを特徴とする。
【0011】この装置は、塩素を活性化することで滅菌
作用を有する通電処理ユニットを、給水管路のできるだ
け診療機器に近い所定位置に設けるようにしたもので、
このユニットより下流の部分による塩素の吸収、不活性
化を極力避けることができ、診療の最先端である診療器
具部分で確実に滅菌効果が発揮され、患者に安全な水を
供給することができる。
【0012】請求項2に記載の医科歯科用診療装置は、
請求項1に記載の医科歯科用診療装置において、前記所
定位置が前記診療装置の筐体内であることを特徴とす
る。
【0013】この装置は、通電処理ユニットを、装置の
筐体内に設けたもので、ユニットが筐体に覆われて、外
から見えなくなり、ユニットを装着したことにより、装
置の美観に影響を与えることがない。
【0014】請求項3に記載の医科歯科用診療装置は、
請求項1に記載の医科歯科用診療装置において、前記所
定位置が前記診療装置の筐体外であることを特徴とす
る。
【0015】この装置は、請求項1の条件、つまり、で
きるだけ診療機器に近い所定位置とう条件を備えなが
ら、通電処理ユニットを設ける所定位置を診療装置の筐
体外としたものである。
【0016】このため、通電処理ユニットは、筐体外に
露出することとなるが、その代わり、着脱交換しやすく
なる。露出という問題については、筐体の比較的に目に
付かない所に設けたり、通電処理ユニットだけのための
カバーを別途設けるようにすれば良い。
【0017】請求項4に記載の医科歯科用診療装置は、
請求項1に記載の医科歯科用診療装置において、前記所
定位置が、前記診療器具に供給する水を温めるための加
温タンクの出口側あるいは入口側であることを特徴とす
る。
【0018】この装置は、通電処理ユニットを設ける所
定位置を具体的に加温タンクの前後と規定したもので、
この加温タンクは、患者に低温刺激を与えないように人
体の体温近くまで水を温めるので、細菌などによっても
より繁殖しやすい環境となり、また、塩素吸収の程度が
一番高いので、この前後に塩素復活効果、滅菌効果のあ
る通電処理ユニットを設けることで、これらの効果がよ
り効果的に発揮される。
【0019】請求項5に記載の医科歯科用診療装置は、
請求項1に記載の医科歯科用診療装置において、前記所
定位置が、前記診療器具に供給する水を濾過するための
水フィルタの出口側あるいは入口側であることを特徴と
する。
【0020】この装置は、請求項3と同様に、通電処理
ユニットを設ける所定位置を具体的に水フィルタの前後
と規定したもので、この水フィルタは、水の滞留が最も
大きい所なので、この前後に滅菌効果のある通電処理ユ
ニットを設けることで、滅菌効果がより効果的に発揮さ
れる。
【0021】請求項6に記載の医科歯科用診療装置は、
請求項1に記載の医科歯科用診療装置において、前記所
定位置が、前記診療器具への分岐の直前の上流部である
ことを特徴とする。
【0022】この装置は、通電処理ユニットを設ける所
定位置を具体的に診療器具への分岐の直前の上流部とし
たもので、可能な最も近い位置から、1台の通電処理ユ
ニットで、全ての診療器具へ電気分解による塩素復活さ
れた水を供給することができ、最も効率よく、確実に滅
菌効果を発揮することができる。
【0023】請求項7に記載の医科歯科用診療装置は、
請求項1に記載の医科歯科用診療装置において、前記所
定位置が、前記給水管路の最初の分岐の直前の上流部で
あることを特徴とする。
【0024】この装置は、請求項1の条件、つまり、で
きるだけ診療機器に近い所定位置とう条件を備えなが
ら、通電処理ユニットを設ける所定位置を給水管路の最
初の分岐の直前の上流部としたので、給水管路から給水
を受ける、診療器具や関連器具の全てに、滅菌効果を及
ぼすことができる。特に、通常、給水管路からの初めの
分岐として、スピットンの洗浄管路が設けられることが
多いが、その場合でも、この洗浄管路にも滅菌効果が及
ぶこととなる。
【0025】請求項8に記載の医科歯科用診療装置は、
請求項1から7のいずれかに記載の医科歯科用診療装置
において、前記通電処理ユニットを前記給水管路の所定
位置に着脱交換可能に設けたことを特徴とする。
【0026】この装置は、通電処理ユニットの取付を着
脱交換可能なものとしたので、ユニットを容易に交換で
き、通電処理ユニットで発生する副成物の除去のための
メンテナンスが容易に行える。
【0027】請求項9に記載の医科歯科用診療装置は、
請求項8に記載の医科歯科用診療装置において、前記通
電処理ユニットを前記所定位置に着脱交換可能に設置す
るのに、急速継手を用いたことを特徴とする。
【0028】この装置は、通電処理ユニットを着脱交換
可能に設置するのに、急速継手を用いたので、着脱交換
を素早く、簡単に行うことができる。
【0029】請求項10に記載の医科歯科用診療装置
は、請求項1から9のいずれかに記載の医科歯科用診療
装置において、前記通電処理ユニットを設置した前記所
定位置と前記診療器具との間の給水管路に、切替機構を
備え該給水管路の水を排水先へ排水するバイパス管路を
設け、前記切替機構を所定の時刻に排水先側に切替るタ
イマー手段を備えたことを特徴とする。
【0030】この装置は、通電処理ユニットと診療器具
との間の給水管路に、切替機構を備え、この間の水を排
水するバイパス管路を設け、タイマー手段で所定時刻、
例えば、通電処理ユニットで電気分解され塩素復活され
滅菌状態とされた水がこの間の給水管路で塩素が吸収さ
れ不活性化される程度の時間が経過する前の時刻に、こ
の水が診療器具へ供給されずに自動的に排水先に排水さ
れるようにできるので、診療器具には常に滅菌状態が維
持された水が供給される。
【0031】請求項11に記載の医科歯科用診療装置
は、請求項1から9のいずれかに記載の医科歯科用診療
装置において、前記通電処理ユニットを設置した前記所
定位置と前記診療器具との間の給水管路に、流量調節弁
を備え該給水管路の水を排水先へ排水するバイパス管路
を設け、前記流量調節弁でこの給水管路の水が常に診療
に不都合のない程度の量で前記排水先へ排水されるよう
にしたことを特徴とする。
【0032】この装置は、通電処理ユニットと診療器具
との間の給水管路に、この間の水を排水するバイパス管
路を設け、流量調節弁で、この給水管路の水が常に診療
に不都合のない程度量で前記排水先へ排水されるように
したので、通電処理ユニットで電気分解され塩素復活さ
れ滅菌状態とされた水が滞留することがなく、診療器具
には常に滅菌状態が維持された水が供給される。
【0033】請求項12に記載の医科歯科用診療装置
は、給水源からの水を給水管路を介して診療器具に導出
させて診療を行う医科歯科用診療装置であって、前記診
療器具に供給する水を温めるための加温タンクの内壁を
導電内壁とし、この導電内壁の内部に突出する突出電極
を前記加温タンクに設け、このタンクにある水を電気分
解する構造にして、前記加温タンクを通電処理ユニット
として構成したことを特徴とする。
【0034】この装置は、上述したような性格を有する
加温タンクそのものを通電処理ユニットとして構成した
ので、請求項3と同様な効果を有すると共に、ユニット
を別途付加する必要がなく、設置スペースを節約するこ
とができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図とともに説明する。
【0036】図1は、本発明の医科歯科用診療装置を構
成する給水管路の概略を示す全体管路図である。
【0037】この医科歯科用診療装置10の給水管路1
の基本構成は、図11の従来例と同様であり、歯科用の
ものであって、給水源Wからの水を給水管路1(1a〜
1gなど)を介して、複数種類の診療器具5A〜5Dに
給水して、それぞれの診療を行うものである。
【0038】このため、給水源Wから、給水管路1a〜
1eによって、手動給水弁V0、逆流防止弁V1、減圧
弁V2、給水元弁SVw、水フィルタ2、加温タンク3
を接続し、この加温タンク3からの給水を給水管路1g
と給水枝管路1ga〜1gdで分岐させ、それぞれ給水
開閉弁SVa〜SVd、先端管路Ta〜Tdによって、
上記診療器具5A〜5Dに給水している。
【0039】ここで、手動給水弁V0は、長時間、診療
装置10を使用しない場合に、誤動作で給水されること
がないように、給水を手動で開閉するものである。逆流
防止弁V1は、給水の逆流を防止するものである。減圧
弁V2は、給水管路2cの水圧をフィードバックしてお
り、水圧を一定値に保つものである。給水元弁SVw
は、電磁弁で構成されており、制御回路により、自動的
に操作されるようになっている。給水フィルタ2は、診
療器具5A〜5Dに供給される水を濾過するためのもの
で、水道水などに含まれる不純物などを取り除くもので
ある。
【0040】また、加温タンク3は、診療に用いる場
合、給水を適温に加熱して、患者に水温による刺激を与
えないようにするものである。
【0041】診療器具5A〜5Dは、より具体的には、
口中洗浄のためのうがい水をコップに給水するコップ給
水口5A、別途供給される加圧空気とともに給水を噴射
して、処置部を適宜、冷却あるいは清掃するスリーウエ
イシリンジ5B、冷却のためまた研削屑などが飛散しな
いように給水しながら高速で歯面を研削するエアーター
ビンハンドピース5C、処置部の冷却などのため給水し
ながら歯垢などを除去するスケーラ5Dなどが例示され
ている。
【0042】なお、この診療装置10は、ここで説明し
た特徴点以外については、一般の水を用いる医科歯科用
診療装置と同様に、吸引管路、排水管路、電気配線、制
御装置などを備え、また、診療に必要な他の機器、例え
ば、患者を座位、あるいは仰臥位で保持する診療台など
を備えて、全体として、医科や歯科の診療を行う診療装
置として機能するものである。
【0043】この診療装置10では、図11の診療装置
110に比べ、給水管路1を介して、最終的に診療器具
5A〜5Dから、導出され、診療に用いられる水を滅菌
するための通電処理ユニット4を、加温タンク3の出口
側に設けていることを特徴とする。
【0044】この位置は、給水管路1gから給水枝管路
1ga〜1gdへ枝分かれする直前の部分であり、通電
処理ユニット4を装置に1台だけ設けるとすれば、この
位置が最も、最先端の診療器具5A〜5Dに近い位置と
なり、それだけ、通電処理ユニット4より下流の給水枝
管路1ga〜1gd、先端管路Ta〜Tdが短いので、
活性化された塩素がそのまま残留して、滅菌効果が減じ
られることが少なく、患者の診療に安全な水を供給する
ことができる。
【0045】なお、この通電処理ユニット4をより小型
化、安価なものとすることができるのであれば、より上
流、例えば、給水枝管路1ga〜1gd、先端管路Ta
〜Tdにそれぞれ通電処理ユニット4を設置するように
してもよく、その場合には、先端の診療器具5A〜5D
での滅菌効果がより良く維持される。
【0046】さらに、通電処理ユニット4が小型化され
るのであれば、それぞれの診療器具5A〜5Dに内蔵し
たり、これらの診療器具5A〜5Dと先端管路Ta〜T
dの接続部にアダプターとして介挿することもでき、そ
の場合、さらに、先端の診療器具5A〜5Dでの滅菌効
果がより良く維持される。
【0047】図1において、二点鎖線で示した部分は、
この医科歯科用診療装置10の主要部分を収容する筐体
6であり、ここでは、通電処理ユニット4は、この筐体
6の内部に設置されている。したがって、ユニットが筐
体に覆われて、外から見えなくなり、ユニットを装着し
たことにより、装置の美観に影響を与えることがない。
【0048】また、図1では、通電処理ユニット4は、
加温タンク3の出口側の給水管路1gに設けているが、
同じ給水管路1gであっても、より、給水枝管路1ga
〜1gdへの分岐に近い上流部1gvに設けるようにす
ることもできる。
【0049】この上流部1gvは、分岐の前でありなが
ら給水枝管路1ga〜1gdに最も近くなるので、可能
な最も近い位置から、1台の通電処理ユニット4で、全
ての診療器具へ電気分解による塩素復活された水を供給
することができ、最も効率よく、確実に滅菌効果を発揮
することができる。
【0050】図2(a)、(b)は本発明の通電処理ユ
ニットを設置する所定位置の例を示す要部管路図であ
る。これより、すでに説明した部分には、同じ符号を付
して重複説明を省略する。
【0051】図2(a)は、図1の加温タンク3とその
出口側に設けられた通電処理ユニット4の詳細を示す一
部破断の管路図である。
【0052】通電処理ユニット4は、この破断図が示す
ように、導電内壁4baを備えた管路体4bと、この管
路体4bに絶縁栓4cを介して内挿された陽極4aとで
構成され、この陽極4aの一部が突出電極4aaとし
て、管路体4bの内部に突出するようになっている。
【0053】管路体4bの導電内壁4baと陽極4aの
突出電極4aaとは電気的に絶縁されており、この突出
電極4aaを陽極とし、管路体4bの導電内壁4baに
陰極として、電気が通電され、これによって、この管路
体4bの内部にある水、つまり、この管路体4bを通
過、滞留する水を電気分解する。
【0054】これによって、通電処理ユニット4は、金
属イオンと化合したり、水酸基と化合して殺菌力を失っ
た塩素を復活、活性化して、殺菌力を回復させるもので
あり、わずかな電力で、効果的な管路滅菌を行うことが
できる。
【0055】なお、図2(a)における3aは、加温タ
ンク3のタンク本体であり、3bは、このタンク本体3
bの外周に設けられ、タンク本体3aを加熱すること
で、このタンク3内の水を加熱するヒータである。
【0056】図2(b)では、通電処理ユニット4は、
図2(a)と異なり、加温タンク3の入り口側に設けら
れている。このようにしても、診療器具5A〜5Dへの
距離はあまり変わらず、図2(a)の場合と同様な効果
を発揮することができる。
【0057】また、加温タンク3は、患者に低温刺激を
与えないように人体の体温近くまで水を温めるものなの
で、細菌などによってもより繁殖しやすい環境となり、
また、塩素吸収の程度が一番高いので、この前後に塩素
復活効果、滅菌効果のある通電処理ユニットを設けるこ
とで、これらの効果がより効果的に発揮される。
【0058】図3(a)、(b)は本発明の通電処理ユ
ニットを設置する所定位置の他例を示す要部管路図であ
る。
【0059】この場合、通電処理ユニット4は、水フィ
ルタ2の出口側(図3(a))、入口側(図3(b))
に設けられている。
【0060】この場合、水フィルタ2は、水の滞留が最
も大きい所なので、この前後に滅菌効果のある通電処理
ユニット4を設けることで、滅菌効果がより効果的に発
揮される。
【0061】図4(a)、(b)は本発明の通電処理ユ
ニットを給水管路に着脱交換可能に設置する例を示す要
部管路図である。
【0062】図4(a)では、図2(a)のように給水
管路1f、1gの部分に、直列的に通電処理ユニット4
を設ける代わりに、バイパス管路体4fをまず直列的に
介挿し、このバイパス管路体4fにエルボ管4dと筒体
継手4eを用いて、通電処理ユニット4がバイパス管路
を形成するように着脱交換可能に取りつける。
【0063】エルボ管4dのバイパス管路体4f側に
は、Oリング4daが外挿されており、これにより、通
電処理ユニット4をバイパス管路体4fに取りつけた際
のエルボ管4dとバイパス管路体4fの間の水漏れが生
じないようになっている。
【0064】このようにして、通電処理ユニット4を取
り付けておくと、通電処理ユニット4の交換が必要な際
には、筒体継手4eのネジ締結を緩めるだけで、簡単に
通電処理ユニット4を取り外すことができ、通電処理ユ
ニット4で発生する副成物の除去のためのメンテナンス
が容易に行える。また、新しい通電処理ユニット4を別
に用意しておいて、これを交換装着しておけば、古いユ
ニットの副成物の除去の間も装置を作動させ続けること
ができる。
【0065】図4(b)は、給水管路1f、1gがフレ
キシブルチューブで構成されている場合で、この給水管
路1f、1gと通電処理ユニット4との接続をワンタッ
チ継手4gで行うようにしている。
【0066】このワンタッチ継手4gは、図のリング部
4gaを本体方向に押しつけるだけで、フレキシブルチ
ューブ1f、1gの脱着ができ、チューブ装着後は、こ
のリング部4gaへの押しつけを解除するだけで、水漏
れのない連結が可能となる急速継手であるので、図4
(a)と同様の効果を発揮する上、通電処理ユニット4
の着脱交換を素早く、簡易にすることができる。
【0067】図5は、本発明の通電処理ユニットとして
構成された加温タンクを例示する概略断面図である。
【0068】この加温タンク3Aは、タンク本体3a′
が、導電性材料(例えば、銅、ステンレス鋼など)で製
され、その内壁が導電内壁3daとなっている。また、
タンク本体3a′は、タンク3Aから水を導出する導出
管3aa、タンク3Aに水を供給する供給管3ab、通
電のための電極端子3dを備えている。
【0069】更に、このタンク3Aには、タンク本体3
a′の上部に、絶縁体3eを介してタンク内部に突出
し、タンク3A内に貯留、滞留された水wに浸されてい
る突出電極3caを備えた陽極3cが設けられている。
【0070】こうして、この加温タンク3Aでは、陽極
3cと電極端子3dの間に通電することで、タンク3A
内の水wを電気分解することができ、通電処理ユニット
4Aとして機能している。
【0071】このようにすると、通電処理ユニットとし
ての効果を発揮するのはもちろんであり、更に、ユニッ
トを別途付加する必要がなく、設置スペースを節約する
ことができる。
【0072】図6は、本発明の医科歯科用診療装置の他
例を構成する給水管路の概略を示す全体管路図である。
【0073】この診療装置10Aは、図1の診療装置1
0に比べ、通電処理ユニット4から、それぞれの診療機
器5A、5B、5C、5Dへ向かう給水管路1gの分岐
前部分に、切替弁SV1を設け、この切替弁SV1の出
口側の一方は元の給水管路1gに、他方は排水先Dに導
かれるバイパス管路7に接続されている点が異なってい
る。
【0074】また、この診療装置10Aは、切替弁SV
1の出口側を、所定のタイムスケジュールに従って、給
水管路1g側とバイパス管路7側とのいずれかに切替制
御するタイマー手段8を備えている。
【0075】従って、例えば、通電処理ユニット4で電
気分解され塩素復活され滅菌状態とされた水がこの間の
給水管路1gで塩素が吸収され不活性化される程度の時
間が経過する前の時刻に、タイマー手段8で切替弁SV
1をバイパス管路7側に切替て、この水が診療器具5
A、5B、5C、5Dへ供給されずに自動的に排水先D
に排水されるようにできるので、診療器具5A、5B、
5C、5Dには常に滅菌状態が維持された水が供給され
る。
【0076】このタイマー手段8による時刻の設定は、
診療器具5A、5B、5C、5Dのいずれかが使用され
た場合には、更新されるようにしておくと、診療器具5
A、5B、5C、5Dの使用中に、切替弁SV1が排水
側に切り替わって、診療器具5A、5B、5C、5Dへ
の給水が中断されることを回避することができる。
【0077】一方、診療器具5A、5B、5C、5Dの
不使用の状態が継続しておれば、定期的に、通電処理ユ
ニット4とそれぞれの診療機器5A、5B、5C、5D
との間の給水管路1gに残留した水が排水先Dに排水さ
れ、新しく通電処理ユニット4で活性化され、滅菌状態
が維持された水が給水管路1gに充填される。
【0078】ここで、切替弁SV1は、通電処理ユニッ
ト4からの水を、診療機器5A、5B、5C、5D側と
排水先Dへのバイパス管路7側に切り換える切替機構を
構成する三方切替弁であるが、このような切替機構は、
この例のものに限られない。
【0079】切替機構は、例えば、給水管路1gを単
に、本来の給水管路1gと、バイパス管路7に分岐し、
分岐後の給水管路1gか、バイパス管路7のいずれか一
方、あるいは、双方に開閉弁を設けるような構成であっ
てもよい。
【0080】図7は、本発明の医科歯科用診療装置の他
例を構成する給水管路の概略を示す全体管路図である。
【0081】この診療装置10Bは、図6の診療装置1
0Aと同様な切替弁SV2〜SV5と、この出口側に接
続され排水先Dに達しているバイパス管路7Aを備えて
いるが、この切替弁SV2〜SV5の設置位置が、診療
装置10Aとは異なり、それぞれの診療機器5A、5
B、5C、5Dへ分岐した先端管路Ta〜Tdの診療機
器5A、5B、5C、5Dの直前部分となっている。
【0082】また、これに対応して、タイマー手段8A
は、図6のタイマー手段8と同様な切替制御を行うが、
その制御対象が、切替弁SV2〜SV5である点で異な
っている。
【0083】このような構成でも、図6の診療装置10
Aと同様に、滅菌状態の水だけを診療機器5A、5B、
5C、5Dに供給することができるが、更に、この方法
では、切替部分がより診療機器5A、5B、5C、5D
に近い部分となっているので、排水先Dへの切替が行わ
れる直前の多少滅菌状態の低い水が診療機器5A、5
B、5C、5Dに流れたとしても、その量を少なくする
ことができるので、より安全である。
【0084】図8は、本発明の医科歯科用診療装置の他
例を構成する給水管路の概略を示す全体管路図である。
この診療装置10Cは、図6の診療装置10Aと比べ、
通電処理ユニット4からそれぞれの診療機器5A、5
B、5C、5Dへ分岐する前の給水管路1gに、排水先
Dに排水するバイパス管路7Bへの分岐が設けられてい
る点では同様であるが、この分岐に切替弁を用いず、一
方、バイパス管路7Bに流量調節弁V3が設けられてい
る点が異なっている。
【0085】この流量調節弁V3は、バイパス管路7B
への流量を調節して、常に診療に不都合のない程度の量
の水が排水先Dへ排水されるようにしている。
【0086】このようにしておくと、通常、給水元弁S
Vwは開状態であるので、給水源Wから診療に不都合の
ない程度の少量の水が常に排水先Dへ排水され、給水管
路gの分岐までは水の滞留が生じない状態となり、つま
り、通電処理ユニット4で活性化され滅菌状態の水が常
に更新維持される状態となっており、このため、この先
にある診療機器5A、5B、5C、5Dには、常に滅菌
状態の水が供給されることとなる。
【0087】図9は、本発明の医科歯科用診療装置の他
例を構成する給水管路の概略を示す全体管路図である。
【0088】この診療装置10Dは、図1の診療装置1
0と比べ、通電処理ユニット4が、加温タンク3の下流
ではなく、給水フィルタ2の上流の給水管路1dの、ス
ピットン洗浄管路1ddへの分岐の直前の上流部に設け
られている点が異なっている。なお、符号dは、この装
置10D内の排水を排水先Dへ導く排水管路である。
【0089】このスピットン洗浄管路1ddへの分岐
は、給水管路1に設けられた最初の分岐であり、この上
流部に通電処理ユニット4を設けると、給水管路1から
給水を受ける診療器具や関連器具の全てに、この例で
は、診療器具5A、5B、5C、5Dだけでなく、スピ
ットンSPの洗浄にも、滅菌効果を及ぼすことができ
る。
【0090】なお、この例では、最初の分岐として、ス
ピットン洗浄管路1ddへの分岐を示したが、これに限
るものではない。
【0091】図10は、本発明の医科歯科用診療装置の
他例を構成する給水管路の概略を示す全体管路図であ
る。
【0092】この診療装置10Eは、図9の診療装置1
0Dと比べ、通電処理ユニット4が、給水フィルタ2の
上流の給水管路1dに設けられている点では同じである
が、しかし、その給水管路1dが、この装置10Eの筐
体6の外部に迂回するような管路となっており、この筐
体6と外部との境目に、逆止弁機能を備えた急速継手4
fを備え、これらの急速継手4fを介して、通電処理ユ
ニット4が筐体6の外部に設けられている点で異なって
いる。
【0093】このようにすると、通電処理ユニット4
は、筐体外に露出するので、着脱交換しやすくなる。特
に、急速継手4fを介して取りつけておくと、より簡単
に着脱交換することができるが、このような急速継手は
必ずしも用いなくともよく、簡易継手などであってもよ
い。
【0094】一方、露出という問題については、筐体の
比較的に目に付かない所に設けたり、通電処理ユニット
だけのためのカバー6′を別途設けるようにすれば良
い。
【0095】なお、ここでは、滅菌機能を備えた診療装
置の例として、歯科診療の場合のものについて説明した
が、本発明は、水を用いて治療をする診療器具を有する
診療装置の全てに適用可能なもので、耳鼻咽喉科、産婦
人科、泌尿器科、眼科などで用いられる診療装置が含ま
れるものである。
【0096】
【発明の効果】請求項1に記載の医科歯科用診療装置に
よれば、塩素を活性化することで滅菌作用を有する通電
処理ユニットを、給水管路のできるだけ診療機器に近い
所定位置に設けるようにしたもので、このユニットより
下流の部分による塩素の吸収、不活性化を極力避けるこ
とができ、診療の最先端である診療器具部分で確実に滅
菌効果が発揮され、患者に安全な水を供給することがで
きる。
【0097】請求項2に記載の医科歯科用診療装置によ
れば、請求項1の効果に加え、通電処理ユニットを装置
の筐体内に設けたので、ユニットが筐体に覆われて外か
ら見えなくなり、ユニットを装着したことにより、装置
の美観に影響を与えることがない。
【0098】請求項3に記載の医科歯科用診療装置によ
れば、請求項1の効果に加え、通電処理ユニットを設け
る所定位置を診療装置の筐体外としたので、通電処理ユ
ニットが、着脱交換しやすくなる。
【0099】請求項4に記載の医科歯科用診療装置によ
れば、請求項1の効果に加え、通電処理ユニットを設け
る所定位置を具体的に加温タンクの前後と規定したもの
で、この加温タンクは、患者に低温刺激を与えないよう
に人体の体温近くまで水を温めるので、細菌などによっ
てもより繁殖しやすい環境となり、また、塩素吸収の程
度が一番高いので、この前後に塩素復活効果、滅菌効果
のある通電処理ユニットを設けることで、これらの効果
がより効果的に発揮される。
【0100】請求項5に記載の医科歯科用診療装置によ
れば、請求項1の効果に加え、請求項2と同様に、通電
処理ユニットを設ける所定位置を具体的に水フィルタの
前後と規定したもので、この水フィルタは、水の滞留が
最も大きい所なので、この前後に滅菌効果のある通電処
理ユニットを設けることで、滅菌効果がより効果的に発
揮される。
【0101】請求項6に記載の医科歯科用診療装置によ
れば、請求項1の効果に加え、通電処理ユニットを設け
る所定位置を具体的に診療器具への分岐の直前の上流部
としたので、可能な最も近い位置から、1台の通電処理
ユニットで、全ての診療器具へ電気分解による塩素復活
された水を供給することができ、最も効率よく、確実に
滅菌効果を発揮することができる。
【0102】請求項7に記載の医科歯科用診療装置によ
れば、請求項1の効果に加え、通電処理ユニットを設け
る所定位置を給水管路の最初の分岐の直前の上流部とし
たので、給水管路から給水を受ける、診療器具や関連器
具の全てに、滅菌効果を及ぼすことができる。
【0103】請求項8に記載の医科歯科用診療装置によ
れば、請求項1から7のいずれかの効果に加え、通電処
理ユニットの取付を着脱交換可能なものとしたので、ユ
ニットを容易に交換でき、通電処理ユニットで発生する
副成物の除去のためのメンテナンスが容易に行える。
【0104】請求項9に記載の医科歯科用診療装置によ
れば、請求項8の効果に加え、通電処理ユニットを着脱
交換可能に設置するのに急速継手を用いたので、着脱交
換を素早く簡単に行うことができる。
【0105】請求項10に記載の医科歯科用診療装置に
よれば、請求項1から9のいずれかにの効果に加え、通
電処理ユニットと診療器具との間の給水管路に、切替機
構を備え、この間の水を排水するバイパス管路を設け、
タイマー手段で所定時刻、例えば、通電処理ユニットで
電気分解され塩素復活され滅菌状態とされた水がこの間
の給水管路で塩素が吸収され不活性化される程度の時間
が経過する前の時刻に、この水が診療器具へ供給されず
に自動的に排水先に排水されるようにできるので、診療
器具には常に滅菌状態が維持された水が供給される。
【0106】請求項11に記載の医科歯科用診療装置に
よれば、請求項1から9のいずれかの効果に加え、通電
処理ユニットと診療器具との間の給水管路に、この間の
水を排水するバイパス管路を設け、流量調節弁で、この
給水管路の水が常に診療に不都合のない程度量で前記排
水先へ排水されるようにしたので、通電処理ユニットで
電気分解され塩素復活され滅菌状態とされた水が滞留す
ることがなく、診療器具には常に滅菌状態が維持された
水が供給される。
【0107】請求項12に記載の医科歯科用診療装置に
よれば、請求項2で説明したような性格を有する加温タ
ンクそのものを通電処理ユニットとして構成したので、
請求項2と同様な効果を有すると共に、ユニットを別途
付加する必要がなく、設置スペースを節約することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の医科歯科用診療装置を構成する給水管
路の概略を示す全体管路図
【図2】(a)、(b)は本発明の通電処理ユニットを
設置する所定位置の例を示す要部管路図
【図3】(a)、(b)は本発明の通電処理ユニットを
設置する所定位置の他例を示す要部管路図
【図4】(a)、(b)は本発明の通電処理ユニットを
給水管路に着脱交換可能に設置する例を示す要部管路図
【図5】本発明の通電処理ユニットとして構成された加
温タンクを例示する概略断面図
【図6】本発明の医科歯科用診療装置の他例を構成する
給水管路の概略を示す全体管路図
【図7】本発明の医科歯科用診療装置の他例を構成する
給水管路の概略を示す全体管路図
【図8】本発明の医科歯科用診療装置の他例を構成する
給水管路の概略を示す全体管路図
【図9】本発明の医科歯科用診療装置の他例を構成する
給水管路の概略を示す全体管路図
【図10】本発明の医科歯科用診療装置の他例を構成す
る給水管路の概略を示す全体管路図
【図11】従来の医科歯科用診療装置を構成する給水管
路の概略を示す全体管路図
【符号の説明】
1(1a、・・・) 給水管路 2 水フィルタ 3 加温タンク 4 通電処理ユニット 4aa 突出電極 4ba 導電内壁 5(5A、・・・) 診療器具 6 筐体 7〜7B バイパス管路 8、8B タイマー手段 10〜10E 医科歯科用診療装置 D 排水先 W 給水源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C052 AA10 CC10 EE03 LL04 4C058 AA13 AA14 AA15 AA20 BB02 CC02 CC06 JJ06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給水源からの水を給水管路を介して診療器
    具に導出させて診療を行う医科歯科用診療装置であっ
    て、 導電内壁と前記導電内壁の内部に突出する突出電極とを
    備え、前記内部にある水を電気分解する構造にした通電
    処理ユニットを、前記給水管路の内、前記診療器具に近
    い所定位置に設けたことを特徴とする医科歯科用診療装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の医科歯科用診療装置にお
    いて、 前記所定位置が前記診療装置の筐体内であることを特徴
    とする医科歯科用診療装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の医科歯科用診療装置にお
    いて、 前記所定位置が前記診療装置の筐体外であることを特徴
    とする医科歯科用診療装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の医科歯科用診療装置にお
    いて、 前記所定位置が、前記診療器具に供給する水を温めるた
    めの加温タンクの出口側あるいは入口側であることを特
    徴とする医科歯科用診療装置。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の医科歯科用診療装置にお
    いて、 前記所定位置が、前記診療器具に供給する水を濾過する
    ための水フィルタの出口側あるいは入口側であることを
    特徴とする医科歯科用診療装置。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の医科歯科用診療装置にお
    いて、 前記所定位置が、前記診療器具への分岐の直前の上流部
    であることを特徴とする医科歯科用診療装置。
  7. 【請求項7】請求項1に記載の医科歯科用診療装置にお
    いて、 前記所定位置が、前記給水管路の最初の分岐の直前の上
    流部であることを特徴とする医科歯科用診療装置。
  8. 【請求項8】請求項1から7のいずれかに記載の医科歯
    科用診療装置において、 前記通電処理ユニットを前記所定位置に着脱交換可能に
    設けたことを特徴とする医科歯科用診療装置。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の医科歯科用診療装置にお
    いて、 前記通電処理ユニットを前記所定位置に着脱交換可能に
    設置するのに、急速継手を用いたことを特徴とする医科
    歯科用診療装置。
  10. 【請求項10】請求項1から9のいずれかに記載の医科
    歯科用診療装置において、 前記通電処理ユニットを設置した前記所定位置と前記診
    療器具との間の給水管路に、切替機構を備え該給水管路
    の水を排水先へ排水するバイパス管路を設け、前記切替
    機構を所定の時刻に排水先側に切替るタイマー手段を備
    えたことを特徴とする医科歯科用診療装置。
  11. 【請求項11】請求項1から9のいずれかに記載の医科
    歯科用診療装置において、 前記通電処理ユニットを設置した前記所定位置と前記診
    療器具との間の給水管路に、流量調節弁を備え該給水管
    路の水を排水先へ排水するバイパス管路を設け、前記流
    量調節弁でこの給水管路の水が常に診療に不都合のない
    程度の量で前記排水先へ排水されるようにしたことを特
    徴とする医科歯科用診療装置。
  12. 【請求項12】給水源からの水を給水管路を介して診療
    器具に導出させて診療を行う医科歯科用診療装置であっ
    て、 前記診療器具に供給する水を温めるための加温タンクの
    内壁を導電内壁とし、この導電内壁の内部に突出する突
    出電極を前記加温タンクに設け、このタンクにある水を
    電気分解する構造にして、前記加温タンクを通電処理ユ
    ニットとして構成したことを特徴とする医科歯科用診療
    装置。
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