JP2003169388A - マイクロフォンに取付けた操作用スイッチ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】マイクロフォンに組み込まれたスイッチの操作
によりカラオケ機器および周辺機器、その他の音響機器
や各種外部機器を操作することを可能とする。 【解決手段】マイクロフォンに組み込まれたスイッチと
外部機器コントローラーにより音響機器や照明機器、コ
ンピューター装置などをマイクロフォンから外部制御可
能とし、コンピューター装置を外部機器コントローラー
とすることにより、マイクロフォンに組み込まれたスイ
ッチの属性を随時変更可能とすることで、多種の機器と
組み合わせが可能であり、アプリケーションソフトと組
み合わせることで複雑な機器操作を簡単な画像インター
フェースによりマイクロフォンに組み込んだスイッチ操
作で可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、カラオケ装置の周
辺機器およびその他設備の各種外部機器などの操作をマ
イクロフォンで操作することを目的とした複合機能リモ
コンであり、マイクロフォンの使用者がマイクロフォン
に取付けたスイッチを操作して各種の周辺機器を操作す
ることが出来るものである。

【０００２】

【従来の技術】従来から、各機器の個別のリモコン及び
複合型インテリジェントリモコンは市販されている。し
かし、機器毎の固有の操作を行う場合や機種毎に複雑な
操作を行う必要がある場合は、手動による操作または複
数のリモコンを使用する必要があった。更に、リモコン
操作が不可能な機器も有り、個別に操作する必要もあ
る。

【０００３】また、各機器のコンピューター化が進み、
個々の機器操作が複雑になっている。このため、複数の
音響機器や照明機器を使用するアミューズメント施設や
カラオケボックスなどのカラオケ設備を持つ店舗などで
は、各機器の設定を固定化し、一定の機能以外を使用し
ない設定を設けたり、専任の操作者により機器を操作し
たり、個別のコンピューターやシーケンサーに操作プロ
グラムを組み、各種の自動演出を行っている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】簡単なリモコン操作で
複雑な機能を持つ周辺機器や外部機器を操作可能とし、
マイクロフォン使用者が理解しやすい操作環境を提供す
ることで娯楽性を高め、従来はマイクロフォンを使用し
ながら操作不可能だった周辺機器や外部機器も同時に操
作可能とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、一般的なリモ
コンの操作手法であるスイッチやマウスなどをマイクロ
フォンに組込み、視覚的な操作インターフェースを利用
し、リモコン部と制御部の双方向の通信機能を併用する
ことで、操作者が比較的簡単な操作を行い、各種の周辺
機器および外部機器を操作することを可能とし、コンピ
ューターの制御やコンピューターを介して、他の機器や
他の複数のコンピューターを制御することを主要な特徴
とする。

【０００６】さらに、マイクロフォンと外部機器コント
ローラー間は複合ケーブルで接続されているが、電波や
赤外線によるワイヤレスマイクにスイッチやマウスなど
を組み込むことで、動きの制約にとらわれずにマイクロ
フォンの使用とリモコン操作ができる。

【０００７】

【発明の実施の形態】本発明は、マイクロフォンの本体
部にスイッチを複数取付けて、スイッチ信号をシリアル
変換して有線または無線で専用インターフェース及び外
部機器コントローラーにより外部機器のリモートコント
ロールを可能とするものである。

【０００８】

【実施例】以下に、本発明の実施例に元づいて説明す
る。本実施例は、本発明で音響機器や特殊効果機器及び
照明機器を操作したものであり、本発明の主体はマイク
ロフォンに組み込まれたスイッチ及び、その操作にかか
わる操作手法にあるので、カラオケ機器および周辺機
器、外部機器や調光に関する電子、電気系の説明は省略
する。

【０００９】図１は、本発明の実施例を説明したシステ
ム図であり、比較的単純なスイッチ操作で機器を操作す
る手法である。Ａはマイクロフォンである。１はスイッ
チ、２はエンコーダー回路、３はシリアル変換回路であ
り、Ｆは複合ケーブル、Ｂは外部機器コントローラー、
６はバイナリー変換回路、７は外部機器制御回路、８は
外部機器、９は拡張回路、１０は周辺機器である。

【００１０】マイクロフォンＡのスイッチ１のスイッチ
操作はエンコーダー回路２によりエンコードされシリア
ル変換回路３によりシリアル信号に変換し、複合ケーブ
ルＦの専用線により外部機器コントローラーＢに接続さ
れる。外部機器コントローラーＢのバイナリー変換回路
６によりバイナリー信号に変換され、外部機器制御回路
７により外部機器８および周辺機器１０や音響機器Ｃを
操作する信号として出力される。外部機器制御回路７
は、基本的に使用する各機器の専用コントロールリモコ
ンの集合装置であり、信号変換インターフェースであ
る。

【００１１】外部機器制御回路７は、バイナリー変換回
路６の出力するバイナリー信号に基づいて予め設定して
ある操作信号を出力する。複数の機能を限られた数のス
イッチ１で操作するために、スイッチ１の属性を外部機
器コントローラーＢ側で随時変更しながら操作を行うこ
とが出来、スイッチ操作が機器に受け付けられたか否か
は、外部機器操作回路７からマイクロフォンＡに返され
て、応答用ＬＥＤ１４で表示して知らせる。

【００１２】また、拡張回路９は音声や画像などに対応
した拡張用Ｉ／Ｏであり、映像インターフェースを使用
して、手元用小型液晶ＴＶにメニュー画面を映し出し、
スイッチ操作を矢印や画像の反転などで表示し、直接画
面を確認しながら操作でき、必要に応じて、音声による
モニター機構を使用することが可能である。

【００１３】外部機器８及び周辺機器１０は、各種音響
機器、コンピューター、カラオケ装置、映像機器、照明
器具、空調装置などであり、各機器の音量やスタート／
ストップ、選曲、調光操作、温度設定、風量などの各種
機能をマイクロフォンＡに組み込んだスイッチ１により
マイクロフォンを使用しながら操作することが出来る。

【００１４】図２はスイッチ操作機能付き有線マイクロ
フォンの姿図であり、図３、図４はスイッチとマイクロ
フォンのバリエーションを説明した姿図である。

【００１５】図７はマイクロフォンに小型液晶画面４９
を組み込んだ、液晶画面付きマイクロフォンである。小
型液晶画面を手元モニターとして使用し、双方向の通信
機能により画像情報や文字情報を表示したりすることが
可能となる。

【００１６】また、図８で示すようにタッチパネル機能
付き小型液晶画面５４を組み込むことで、操作性も向上
することが出来、機動性が増し展示会のＭＣやイベント
の司会者が直接機器操作をしながら進行することが可能
である。

【００１７】図５は本発明の別の実施例であり、マウス
機能付きマイクロフォンＤにより、コンピューターを直
接操作することを可能としたシステムである。マウス機
能付きマイクロフォンＤによる操作信号は、分配器２３
により３２のコンピューターａ及び２４のコンピュータ
ーｂに送られる。３２のコンピューターａは、専用アプ
リケーションソフトでリモコンメニュー画面をモニター
テレビ３１の画面に映し出し、マウス機能付きマイクロ
フォンＤの使用者はリモコンメニュー画面を見ながら機
器を操作することが出来る。

【００１８】２４のコンピューターｂは、画像及び音声
メディアを内蔵し、マウス機能付きマイクロフォンＤの
操作に対応して画像及び音声を出力する。同時に変換機
２６，２７により各種外部機器の操作信号を出力し、音
量や室内照明を調整することが可能である。

【００１９】また、複数のマウス機能付きマイクロフォ
ンを使用し、各マウス機能付きマイクロフォンに固有の
アドレスを持たせることで、特定のマウス操作機能付き
マイクロフォンの機能を拡張したり限定したりすること
で、機器操作を複数の操作者が同時に行うことができ、
大規模な設備にも対応が可能である。

【００２０】さらに、３２のコンピューターａと２４の
コンピューターｂ及びマウス機能付きマイクロフォンＤ
は相互に通信環境を備え、専用のアプリケーションソフ
トにより、マウス機能付きマイクロフォンＤは３２のコ
ンピューターａと２４のコンピューターｂを同時または
交互に操作しながら、３２のコンピューターａと２４の
コンピューターｂからマウス機能付きマイクロフォンＤ
に各種情報を提供することも可能である。

【００２１】このことは、アミューズメント施設などで
司会者または利用者がマイクロフォンに組み込まれたマ
ウス操作により、コンピューターを直接操作することを
可能とし、コンピューターを介して映像機器や音響機
器、照明機器などの各種外部機器をインタラクティブに
制御することを可能としている。コンピューターを介す
ることにより、空調設備やドアーの開閉、ＢＧＭ装置な
どの操作可能な機器の分野も広がり、少数のスタッフで
より複雑な機器操作を可能とすることで、演出の進行を
司会者または利用者が自由に進めることが可能となり、
設備規模に対して運用コストを減らしながら演出効果を
高めることが出来る。

【００２２】また、コンピューターのアプリケーション
プログラムにより、スイッチメニューのスイッチ属性を
変更することで各種機器に対応することが可能であり、
テレビモニター３１の画面にリモコン操作メニュー画面
以外に、演出の進行や時計、台本などを同時に映し出す
ことが出来、演出内容の変更や演目の変更時にＣＤ−Ｒ
ＯＭの差し替えや、アプリケーションソフトによる変更
で対応できることから、仕込みやリハーサル時間短縮な
どのコストの削減もできる。

【００２３】図６はトラックボール機能つきのマイクロ
フォンＥを使用したカラオケシステムの実施図である。
３６はモニターテレビであり、３７はカラオケシステ
ム、３８は分配器、３９はメインアンプ、４０はスピー
カー、４１はコンピューターｃ、４２、４３は変換機、
４４は調光盤、４５は大型プロジェクター、４６は外部
制御機能付きテレビカメラ、４７は照明機器である。

【００２４】４１のコンピューターｃには、専用の操作
メニューソフトが組み込まれていてメニューおよび曲目
のリストがモニターテレビ３６及び大型プロジェクター
４５に映し出され、利用者は画面を見ながらトラックボ
ール機能付きマイクロフォンＥによりカラオケシステム
３７を操作し、選曲、音響効果、ＢＧＭ、ＢＧＶ、調光
などの操作を行うことが出来、使用していないトラック
ボール機能付きマイクロフォンＥ′により同様に曲予約
や音響効果、照明機器２６の調光操作などができる。

【００２５】さらに、リモコン機能付きテレビカメラ４
６をリアルタイムで操作し、歌っている姿を大型プロジ
ェクター４５に映し出すことも可能であり、各機器を１
台または２台のトラックボール機能つきのマイクロフォ
ンＥを使用して、操作することが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】 マイクロフォンに取付けたスイッチを説明し
たシステム図である。（実施図）

【図２】 マイクロフォンの説明図である

【図３】 マイクロフォンの説明図である。

【図４】 マイクロフォンの説明図である。

【図５】 マウス操作機能付きマイクロフォンを使用し
たシステム図である。（実施図）

【図６】 トラックボール機能付きマイクロフォンを
使用したシステム図である。（実施図）

【図７】 液晶画面付きマイクロフォンの説明図であ
る。

【図８】 タッチパネル機能付きマイクロフォンの説明
図である。

【符号の説明】

１、１６、１９、２１、５０、５３ スイッチ ２ エンコーダー回路 ３ シリアル変換回路 ４、１５、１８、２０、４８、５２ マイクユニット ５ トランス ６ バイナリー変換 ７ 外部機器制御回路 ８ 外部機器 ９ 拡張回路 １０ 周辺機器 １１ ヘッドアンプ １２、３４、３９ メインアンプ １３、３５、４０ スピーカー １４、１７ 応答用ＬＥＤ ２２、５１ トラックボール ２３、３８ 分配器 ２４ コンピューターｂ ２５、４５ 大型プロジェクター ２６、２７、４２、４３ 変換機 ２８ 調光コントローラー ２９ 電力制御機器 ３０ 照明器具 ３１、３６ モニターテレビ ３２ コンピューターａ ３３ 外部機器制御機能付きプリアンプ ３７ カラオケシステム ４１ コンピューターｃ ４４ 調光器 ４６ リモコン機能付きテレビカメラ ４７ 照明機器 ４９ 液晶画面 ５４ タッチパネル機能付き液品画面 Ａ マイクロフォン Ｂ 外部機器コントローラー Ｃ 音響機器 Ｄ マウス機能付きマイクロフォン Ｅ トラックボール機能付きマイクロフォン Ｅ′ トラックボール機能付きマイクロフォン Ｆ 複合ケーブル

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 マイクロフォン本体に外部機器を操作す
   る為の操作機能を取付けたことを特徴とするマイクロフ
   ォン。
2. 【請求項２】 外部機器を操作する操作信号の送信およ
   び受信を可能とし、外部機器の操作表示をすることを特
   徴とする請求項１記載のマイクロフォン。
3. 【請求項３】 外部機器との相互の通信を可能とするこ
   とを特徴とする請求項１記載のマイクロフォン。