JP2003169247A - 利用者識別機能を備える電子装置および識別方法 - Google Patents

利用者識別機能を備える電子装置および識別方法

Info

Publication number
JP2003169247A
JP2003169247A JP2001368014A JP2001368014A JP2003169247A JP 2003169247 A JP2003169247 A JP 2003169247A JP 2001368014 A JP2001368014 A JP 2001368014A JP 2001368014 A JP2001368014 A JP 2001368014A JP 2003169247 A JP2003169247 A JP 2003169247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
electronic device
identification function
wireless communication
user identification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001368014A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4114348B2 (ja
Inventor
Yosuke Kusaka
洋介 日下
Masanaga Nakamura
正永 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2001368014A priority Critical patent/JP4114348B2/ja
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to AU2002354181A priority patent/AU2002354181A1/en
Priority to US10/497,146 priority patent/US7382405B2/en
Priority to PCT/JP2002/012625 priority patent/WO2003049424A1/ja
Publication of JP2003169247A publication Critical patent/JP2003169247A/ja
Priority to US12/149,231 priority patent/US7864218B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4114348B2 publication Critical patent/JP4114348B2/ja
Priority to US12/926,564 priority patent/US8482634B2/en
Priority to US13/909,283 priority patent/US8804006B2/en
Priority to US14/327,903 priority patent/US20140340534A1/en
Priority to US14/808,549 priority patent/US20150370360A1/en
Priority to US15/131,395 priority patent/US9894220B2/en
Priority to US15/160,379 priority patent/US9578186B2/en
Priority to US15/213,845 priority patent/US10015403B2/en
Priority to US15/342,266 priority patent/US9838550B2/en
Priority to US15/802,033 priority patent/US20180069968A1/en
Priority to US15/859,966 priority patent/US20180124259A1/en
Priority to US16/270,870 priority patent/US20190174066A1/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザに多大な負担をかけずに、しかも迅速
かつ確実にユーザに応じた電子装置のカスタマイズ設定
を行う。また電子装置のカスタマイズのための面倒なユ
ーザ情報の設定が不要で、電子装置の使用に不慣れなユ
ーザに対しても適切なカスタマイズ設定を自動的に行
う。 【解決手段】 ユーザが電子装置を使用する際に、ユー
ザが所持しているユーザの個人情報を記憶した電子機器
と電子装置とが無線交信を行い、ユーザの個人情報を電
子装置が自動的に読み取り、該個人情報に基づき電子装
置を自動的にユーザに応じてカスタマイズ設定する。ま
た電子装置が利用者となりうる複数のユーザを検出した
場合には、所定の識別処理により利用者である可能性が
最も高いユーザを電子装置の利用者として設定する。ま
た利用者の一般的な個人情報に基づき利用者を類型化
し、類型化された利用者に対し電子装置を自動的にカス
タマイズ設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、利用者を識別し、
利用者に応じた動作を行う電子装置および電子装置の利
用者や利用者が利用する電子装置を識別する方法に関
し、特に電子装置と利用者の間で交信を行うことにより
利用者の識別を行う電子装置および電子装置の利用者や
利用者が利用する電子装置を識別する方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】カメラ等の電子装置において、電子装置
の利用者(ユーザ)を特定し、ユーザに応じた動作を行
う電子装置が知られている。例えば特開平11−164
282号公報には、デジタルカメラがカード読み取り部
を備え、ユーザは個人情報を該カード読み取り部からデ
ジタルカメラに入力し、デジタルカメラは入力された個
人情報に応じそのユーザに対応するデータサーバに自動
接続し、そのデジタルカメラで撮影した画像データを該
データサーバに自動転送するデジタルカメラが開示され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の電
子装置においては、個人情報を読み込ませるために、個
人情報を格納した磁気カードやメモリカードを直接電子
装置に装着したり、有線で電子装置と磁気カードやメモ
リカードを接続する必要があった。
【0004】しかしながら、電子装置を使用する度に磁
気カードやメモリカードを直接電子装置に装着したり、
有線で電子装置と磁気カードやメモリカードを接続する
ことは、ユーザにとって負担となるばかりでなく突発的
な状況において電子装置を緊急に使用することができな
いという欠点があった。たとえばデジタルカメラにおい
て、個人情報の設定をしている間にシャッターチャンス
を逃す場合等があった。
【0005】そこで本発明は、電子装置の利用者識別を
ユーザの負担なしに迅速に行なうために無線方式で行う
とともに、無線方式で利用者識別を行う場合にユーザ以
外をユーザとして誤識別することを効率よく防止できる
利用者識別機能を備えた電子装置および利用者の識別方
法を提供することを目的とする。
【0006】また本発明はユーザが利用しようとする電
子装置の識別をユーザの負担なしに迅速に行なうために
無線方式で行うとともに、無線方式で電子装置の識別を
行う場合に利用対象となる電子装置以外の電子装置を誤
識別することを効率よく防止できる電子装置の識別方法
を提供することを目的とする。
【0007】また上記のような従来の電子装置において
は、個人情報の使い道が画像の送信先の自動選択などに
限定されていたため、個人情報が充分に電子装置の設定
・表示動作に反映されておらず、ユーザが使い勝手上の
不満を抱く場合があった。特に電子装置を使い慣れてい
ない初心者や老人や未成年者に対する配慮が欠けてい
た。
【0008】そこで本発明は、電子装置に利用者識別さ
せるために特別なデータ入力や登録設定が不要で、かつ
ベテランユーザと初心者、老人、未成年者が同時に快適
に使用できる利用者識別機能を備えた電子装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
め、本発明による利用者識別機能を備える電子装置また
は識別方法においては、電子装置とユーザの個人情報を
記憶した電子機器が無線により交信を行うことにより、
電子装置が自動的に該電子装置の利用者を識別すること
を特徴とする。また電子装置が利用者となりうる複数の
ユーザを識別した場合には、電子装置が所定の利用者識
別処理に基づいて自動的に利用者を選択することを特徴
とする。
【0010】上記目的を達成するため、本発明による電
子装置の識別方法においては、電子装置とユーザが所持
している電子機器が無線により交信を行うことにより、
電子機器が自動的に利用対象となる電子装置を識別する
ことを特徴とする。また電子装置が利用対象となりうる
複数の電子装置を識別した場合には、電子機器が所定の
識別処理に基づいて自動的に電子装置を選択することを
特徴とする。
【0011】また上記目的を達成するため、本発明によ
る利用者識別機能を備える電子装置または識別方法にお
いては、電子装置と該電子装置以外にも一般的に用いら
れる個人情報を記憶した電子機器が無線により交信を行
うことにより電子装置側に前記個人情報を転送し、電子
装置は該一般的に用いられる個人情報に基づき利用者を
類型化するとともに、該類型化に基づき自動的に電子装
置の種々の動作設定を行うことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は本発明を適用した電子
カメラと該電子カメラを利用した電子画像通信システム
の概念図である。図1において、電子カメラ100はメ
モリカードを備え、撮影した電子画像データまたはデジ
タル画像データ(以下画像データと呼ぶ)をメモリカー
ドに保存する。また電子カメラ100は近距離無線通信
機能(例えば交信可能範囲が半径10m程度のブルーツ
ース)を備え、同じく近距離無線通信機能を備えた携帯
電話160と交信する。この携帯電話160は電子カメ
ラ100のユーザが所持していることが想定されてお
り、この携帯電話160にはユーザの個人情報(利用者
情報)が格納されたUIMカード(User Iden
tify Module カード)170が装着され
る。
【0013】電子カメラ100とユーザが所持している
携帯電話160の交信により、ユーザの個人情報が電子
カメラ100に転送され、電子カメラ100は転送され
た個人情報に応じて電子カメラ100を特定ユーザ用に
セットアップする。また電子カメラ100で撮影された
画像データは、電子カメラ100より携帯電話160に
転送され、無線携帯電話回線190により無線基地局1
20を経由し有線または無線の一般公衆電話回線または
インターネット130により個人使用のパソコン140
や画像データベース150に転送される。
【0014】図2、図3は、図1に示した電子カメラ1
00の一実施形態の外観図(正面視および背面視)であ
る。図2に示すように電子カメラ100の前面には被写
体像を形成するための撮影レンズ10、撮影画面を確認
するためのファインダ11、撮影時に被写体を照明する
ためのストロボ12、被写体の明るさを検知するための
測光回路13、電子カメラ100を手でホールドするた
めにカメラ本体から出っ張ったグリップ部14が備えら
れ、上面には撮影開始を指示するためのレリーズボタン
16、電子カメラ100の電源のON/OFF制御を行
うための電源スイッチ17(モーメンタリーなスイッチ
であり、操作毎にONとOFFが切り替わる)が備えら
れる。
【0015】図3に示すように、電子カメラ100の背
面にはファインダ11の接眼部、電子カメラ100のユ
ーザ識別モードを選択するために回転可能なモードダイ
ヤル19(ユーザを登録するための登録モードとユーザ
を自動識別するための自動モードとユーザを固定するた
めの固定モードがある)とモードダイヤル19の設定位
置を指示するためのドット20、テキストおよび画像表
示用の略四角形の画面を備えた左LCD(左画面)21
とテキスト表示用および画像表示用の略四角形の画面を
備えた右LCD(右画面)22が配置され、左LCD2
1の左側近傍には左画面21に表示される画像を切り換
えるための上方向ボタン23と下方向ボタン24、右L
CD22と左LCD21の下側には電子カメラ100の
各種動作設定を行うための設定ボタン25、画像データ
の外部への送信を指示するための送信ボタン26、ユー
ザ設定や選択項目の決定のために用いられる決定ボタン
27、電子カメラ100の各種動作設定の初期化を行う
ためのイニシャライズボタン29が備えられ、左LCD
21の上にはメモリカード104に保存されている画像
データを左LCD21に再生表示する再生モードと画像
データの撮影を行う撮影モードを選択するための撮影/
再生ボタン28(操作毎に撮影モードと再生モードが切
り替わる)が配置されている。側面にはメモリカード1
04を装着するためのメモリカードスロット30が備え
られる。
【0016】なおレリーズボタン16、モードダイヤル
19、上方向ボタン23、下方向ボタン24、設定ボタ
ン25、送信ボタン26、決定ボタン27、撮影/再生
ボタン28、イニシャライズボタン29は全てユーザー
によって操作される操作キーである。
【0017】なお左LCD21および右LCD22の表
面上には、指の接触操作により指示された位置に対応す
る位置データを出力する機能を備えたいわゆるタッチタ
ブレット66が配置され、画面上に表示された選択項目
や画像データの選択に用いることができる。このタッチ
タブレット66はガラス樹脂等の透明材料によって構成
され、ユーザはタッチタブレット66の内側に形成され
る画像やテキストを、タッチタブレット66を通して観
察することができる。
【0018】図4は、図2および図3に示した電子カメ
ラ100の内部の電気構成例を示すブロック図であっ
て、各構成要素は各種情報データおよび制御データを伝
送するためのデータ/制御バス51を介して互いに接続
されている。各構成要素は大きく以下の5つのブロック
に分類される。画像データの撮影動作を実行する撮影制
御回路60を中心とするブロック、外部との間で画像デ
ータの送信・受信を実行する無線送信回路71、無線受
信回路72を中心とするブロック、画像データを記憶・
保存するメモリカード104のブロック、画像データお
よびその関連情報の表示を実行する画面制御回路92を
中心とするブロック、操作キー65等のユーザーインタ
ーフェースと各制御回路に対する統括制御を行うCPU
50を中心とするブロックである。
【0019】CPU50(中央処理ユニット)は電子カ
メラ100全体の制御を行う手段であって、操作キー6
5、タッチタブレット66、各種検出回路70、電源ス
イッチ17、タイマ74、測光回路13、GPS回路6
1、姿勢変化検出回路62からの入力情報に応じて撮影
制御回路60、無線送信回路71、無線受信回路72、
画面制御回路92、電源制御回路64への各種指示を行
う。なお各種検出回路70には後述するグリップセンサ
などが含まれる。
【0020】測光回路13は被写体の輝度を測定し、そ
の測定結果である測光データをCPU50に出力する。
CPU50は測光データに応じて、CCD55の露光時
間、感度をCCD駆動回路56により設定するととも
に、該設定データに応じて撮影制御回路60を介し絞り
53の絞り値を絞り制御回路54により制御する。CP
U50は撮影モードではレリーズボタン15の操作に応
じて撮影制御回路60を介し撮影動作を制御する。また
CPU50は測光データに基づき被写体が暗い場合に
は、撮影時にストロボ駆動回路73を介しストロボ12
を発光させる。
【0021】GPS回路61(グローバルポジショニン
グシステム回路)は、地球の周りを周回している複数の
衛星からの情報を用いて電子カメラ100の位置情報を
検出し、CPU50に供給する。画像撮影時には、CP
U50はこの位置情報あるいは加工した位置情報(場所
名、地名等)をメモリカード104に画像データととも
に転送して記憶させる。
【0022】姿勢変化検出回路62は、電子カメラ10
0の姿勢変化を検出するために周知の姿勢センサなどか
ら構成され、直前の撮影から今回の撮影までの姿勢変化
量の情報をCPU50に供給する。姿勢変化情報に基づ
き直前の撮影と今回の撮影との間に構図変更が行われた
否かを判断することができる。CPU50はこの姿勢変
化情報をメモリカード104に画像データとともに転送
して記憶させる。
【0023】タイマ74は時計回路を内蔵し、現在の時
刻に対応する時間情報をCPU50に供給する。CPU
50は撮影時の時刻情報をメモリカード104に画像デ
ータとともに転送して記憶させる。CPU50は、RO
M67(リードオンリメモリ)に記憶されている制御プ
ログラムに従い各部を制御する。EEPROM68(電
気的消去書き込み可能ROM)は不揮発性のメモリであ
って、電子カメラ100の動作に必要な個人情報や登録
設定情報等を記憶している。CPU50は、電源スイッ
チ17の操作状態を検知して、電源制御回路64を介し
て電源63の制御を行う。
【0024】撮影制御回路60は、レンズ駆動回路52
により撮影レンズ10のフォーカシング、ズーミングを
行い、絞り制御回路54により絞り53を制御してCC
D55の露光量をコントロールし、CCD駆動回路56
によりCCD55の動作を制御する。被写体からの光束
は撮影レンズ10により光量調節のための絞り53を介
し、CCD55上に被写体像として形成され、この被写
体像はCCD55により撮像される。複数の画素を備え
たCCD55(チャージカップルドデバイス)は被写体
像を撮像するための電荷蓄積型イメージセンサーであ
り、CCD55上に形成された被写体像の強度に応じた
電気的な画像信号をCCD駆動回路56により供給され
る駆動パルスに応じてアナログ処理部57に出力する。
【0025】アナログ処理部57はCCD55が光電変
換した画像信号を所定のタイミングでサンプリングし、
そのサンプリングした信号を所定のレベルに増幅する。
A/D変換回路58(アナログデジタル変換回路)は画
像処理部57でサンプリングした画像信号をデジタル化
することによりデジタルデータに変換し、撮影バッファ
メモリ59は該デジタルデータを一旦格納する。
【0026】撮影モードにおいては、撮影制御回路60
は上述の動作を繰り返すとともに、画面制御回路92は
撮影バッファメモリ59に順次格納されるデジタルデー
タをデータ/制御バス51を介して読み出してフレーム
メモリ69に一旦格納し、該デジタルデータを表示用画
像データに変換してフレームメモリ69に再格納し、該
表示用画像データを左画面21に表示させるという動作
を繰り返す。また画面制御回路92は必要に応じてテキ
スト表示情報をCPU50から入手し、表示用テキスト
データに変換してフレームメモリ69に格納し、該表示
用テキストデータを左画面21、右画面22に表示させ
る。このようにして撮影モードにおいては、左画面21
にCCD50により撮像されている画像がリアルタイム
に表示されるので、このスルー画面をモニター画面とし
て使用して撮影のための構図設定を行うことが可能にな
る。
【0027】撮影制御回路60は撮影バッファメモリ5
9に格納したデジタルデータの高周波成分の度合い解析
して撮影レンズ10の焦点調節状態を検出し、検出結果
に応じてレンズ駆動回路52により撮影レンズ10の焦
点調節を行う。撮影制御回路60はCPU50から撮影
指示を受けると、CCD駆動回路56を介してCCD5
5により被写体像を撮像させ、撮像により生成した画像
信号をアナログ処理部57、A/D変換回路58を介し
て撮影バッファメモリ59にデジタルデータ(生デー
タ)として一旦格納する。撮影制御回路60は撮影バッ
ファメモリ59に一旦格納したデジタルデータを所定の
記録フォーマット(JPEGなど)に変換または圧縮し
て画像データを形成し、該画像データを撮影バッファメ
モリ59に再格納する。撮影制御回路60は撮影バッフ
ァメモリ59に再格納した画像データを画像ファイルと
してメモリカード104に格納する。
【0028】再生モードにおいては、画面制御回路92
はメモリカード104からCPU50に指示された画像
ファイルを読み出してフレームメモリ69に一旦格納
し、該画像データを表示用画像データに変換してフレー
ムメモリ69に再格納し、該表示用画像データを左画面
21に表示する。
【0029】再生モードにおいて無線送信回路71はC
PU50から送信指示を受けると、指定された画像ファ
イルをメモリカード104から読み出して、該画像ファ
イルを外部に無線送信出力する。無線送信回路71、無
線受信回路72はユーザ識別時に外部の無線機器と交信
を行い、交信結果をCPU50に送る。
【0030】図5、図6はEEPROM68内に保存さ
れるユーザ登録情報のデータ構成を示す。図5に示すよ
うにユーザ登録情報はユーザ別(図5ではユーザA、ユ
ーザB、デフォルトユーザ、最新ユーザ)に構成され
る。デフォルトユーザはユーザ識別ができなかった場合
のために設定された汎用ユーザであり、最新ユーザは電
子カメラ100を最後に使用したユーザに設定される。
個別ユーザ情報はさらに識別データ(交信先の機器の個
別識別データ)、個人情報データ(図6)、カメラデー
タ、優先順位データから構成される。カメラデータはさ
らにカメラ情報、通信情報、カスタム設定データ、最終
時刻使用時刻データ、最終設定データから構成される。
【0031】個人情報データは図6に示すように、電子
カメラ100の設定とは無関係な一般的な個人情報デー
タであり、この情報は多用途に利用することができる。
したがって電子カメラ100を使用するにあたって、こ
の個人情報データを特別に設定する必要はない。この個
人情報データは、個人の氏名、生年月日、使用言語、身
体的データ(視力、視度、利き手)、嗜好(色など)、
その他のデータから構成され、これらの個人情報を用い
て電子カメラ100を自動的にカスタマイズすることが
できる。
【0032】図7は本発明による電子カメラの実施形態
の状態遷移図である。電源ON時に無線によるユーザ識
別処理を行う。このユーザ識別処理では、交信動作と、
カメラの設定動作を行う。電源ON時のユーザ識別処理
を終了すると撮影モードに移行し、撮影動作とカメラの
設定動作を行う。撮影/再生ボタン28の操作に応じて
撮影モードから再生モードまたはその逆方向に移行す
る。再生モードにおいては、画像データの再生動作、カ
メラの設定動作、画像データの送信動作が行われる。モ
ードダイヤル19が登録に設定された場合に、撮影モー
ドと再生モードからユーザ登録処理に移行し、ユーザ登
録のための交信動作と登録動作が行われ、動作終了後に
元の撮影モードと再生モードに戻る。
【0033】図8はユーザ識別処理の動作を示す表であ
って、無線交信動作により検出されたユーザ数が0の場
合はユーザをデフォルトユーザとし、検出されたユーザ
数が1の場合はユーザを検出されたユーザとし、検出さ
れたユーザ数が2以上の場合にはユーザを後述する自動
選択処理により選択されたユーザとする。
【0034】図9は上記実施形態における電子カメラ1
00(CPU50)の動作のメインフローチャートであ
る。まずS10により電源スイッチ17を操作すると電
源がONとなり、S20で電子カメラ100のユーザを
識別するために後述するユーザ識別処理のサブルーチン
を実行する。S20でユーザ識別処理が終了すると、S
30で撮影モードのサブルーチンを実行し撮影可能状態
になる。撮影モード中にレリーズボタン16を操作する
と、S40のレリーズ割込み処理サブルーチンが実行さ
れ、撮影動作が行われる。撮影モード中に撮影/再生ボ
タン28を操作すると、S70の撮影/再生割込み処理
サブルーチンが実行され、S80の再生モードサブルー
チンが実行され、メモリカード104に格納されている
画像データが左画面21に再生表示される。逆に再生モ
ード中に撮影/再生ボタン28を操作すると、S70の
撮影/再生割込み処理サブルーチンが実行され、S30
の撮影モードサブルーチンが実行される。
【0035】再生モード中に送信ボタン26を操作する
と、S90の送信割込み処理サブルーチンが実行され、
再生モードで再生されている画像データが外部に送信さ
れる。また撮影モードまたは再生モードにおいて、設定
ボタン25を操作するとカメラを手動設定するためにS
60の設定割込み処理、イニシャライズボタン29を操
作するとカメラ設定をユーザに応じて初期化するために
S95のイニシャライズ割込み処理、モードダイヤル1
9を登録にセットするとユーザの新規登録のためにS5
0の登録割込み処理が実行される。
【0036】図10はユーザ識別処理サブルーチンの詳
細なフローチャートであって、S20でサブルーチンが
起動すると、S201で前回ユーザを最新ユーザに設定
する。S202でモードダイヤル19が“自動”に設定
されているかチェックし、“自動”に設定されていない
場合は最新ユーザをユーザに設定し、カメラ設定を最新
ユーザの設定にし、S210に進む。すなわちモードダ
イヤル19が“固定”にセットされていた場合は、ユー
ザ識別を行わず、カメラを最後に使用したユーザをユー
ザとして設定して、カメラ設定が行われる。S202で
モードダイヤル19が“自動”であった場合には、S2
04に進み、ユーザ検出のために無線送信回路71、無
線受信回路72を用いて外部との交信を試みる。このと
き無線送信回路71の出力信号レベルGを最大(Gma
x)にし、無線交信範囲を最大に拡大してユーザ検出を
行う。
【0037】S205で検出されたユーザの中の登録ユ
ーザ数が0であるかチェックし、0の場合はS206で
ユーザをデフォルトに設定し、カメラ設定もデフォルト
ユーザ用にセットし、最新ユーザをデフォルトに更新
し、S210に進む。S205で登録ユーザ数が0でな
い場合は、S207で検出されたユーザの中の登録ユー
ザ数が1であるかチェックし、1の場合はS208でユ
ーザを検出された登録ユーザに設定し、カメラ設定も検
出された登録ユーザ用にセットし、最新ユーザを検出さ
れた登録ユーザに更新し、S209に進む。
【0038】S207で検出されたユーザの中の登録ユ
ーザ数が1でない場合すなわち検出されたユーザの中の
登録ユーザ数が2以上の場合は、後述するS25のユー
ザ自動選択サブルーチンにより一人の登録ユーザを選択
し、S209に進む。S209では決定された登録ユー
ザと再度交信を行い、個別ユーザ情報を読み込みEEP
ROM68に保存する。
【0039】S210ではEEPROM68に格納され
ている最新ユーザと前回ユーザが一致するか否かをチェ
ックし、一致する場合にはそのままS211でリターン
する。一致しない場合は後述するS22の自動設定サブ
ルーチンを実行し、カメラ設定を初期化し、S211で
リターンする。
【0040】図11はユーザ自動選択サブルーチンの詳
細フローチャートであって、S25で起動すると、S2
51でまず無線送信回路71の出力信号レベルGを最小
(Gmin)に初期化し、無線交信範囲を最小に縮小
し、S252で登録されたユーザとの交信のために設定
された出力信号レベルGで無線交信を試みる。S253
で登録されたユーザと交信が成立したかチェックし、交
信が成立しない場合にはS254で無線送信回路71の
出力信号レベルGをΔGだけ増加させる。S255で無
線送信回路71の出力信号レベルGが最大(Gmax)
を超えるかチェックし、超えていない場合はS252に
戻り、出力信号レベルを少しずつ増加させて登録ユーザ
との交信を試みる。
【0041】S253で登録されたユーザとの交信が成
立した場合には、S257で設定された出力信号レベル
で交信成立した登録ユーザが複数であるかチェックし、
複数でない場合にはS258でユーザを交信成立した登
録ユーザとし、カメラ設定は交信成立した登録ユーザ用
に設定し、最新ユーザを交信成立した登録ユーザに更新
し、S261でリターンする。
【0042】S257で設定された出力信号レベルで交
信成立した登録ユーザが複数である場合にはS259で
ユーザを交信成立した登録ユーザの中で一番優先順位の
高い登録ユーザを選択し、S260でユーザを選択され
た登録ユーザとし、カメラ設定は選択された登録ユーザ
用に設定し、最新ユーザを選択された登録ユーザに更新
し、S261でリターンする。
【0043】S255で無線送信回路71の出力信号レ
ベルGが最大(Gmax)を超える場合には、S256
でユーザをデフォルトに設定し、カメラ設定もデフォル
トユーザ用にセットし、最新ユーザをデフォルトに更新
し、S261でリターンする。
【0044】上記のように図11に示すユーザ自動選択
サブルーチンでは徐々に無線交信範囲を拡大しながら登
録ユーザを探索するので、距離的にカメラに一番近い登
録ユーザ(カメラのユーザである可能性が高い)を自動
的に選択することができるとともに、複数の登録ユーザ
と同時に交信成立した場合でも、予め定められた優先順
位によってカメラを使用している確率の高いユーザを選
択することができる。
【0045】図12は自動設定処理サブルーチンの詳細
フローチャートであって、S22で起動すると、S22
1で図13に示すように左画面21に前回ユーザと最新
ユーザを表示し、右画面22に前回ユーザと最新ユーザ
が異なる旨を告知表示する。次にS95のイニシャライ
ズ割込み処理サブルーチンを実行し、S222でリター
ンする。
【0046】図14はイニシャライズ割込み処理サブル
ーチンの詳細フローチャートであって、S95で起動す
ると、S951でカメラ設定を最新ユーザのカスタム設
定に初期化し、S952でリターンする。図15は撮影
モードサブルーチンの詳細フローチャートであって、S
30で起動すると、S301の処理を繰り返す。S30
1ではユーザが設定したカメラ設定条件または初期化さ
れたカメラ設定条件で順次CCD55により生成される
画像データを図16に示すように左画面21に表示し、
そのときのカメラ設定条件とユーザ名を右画面22にテ
キスト表示する。
【0047】図17はレリーズ割込み処理サブルーチン
の詳細フローチャートであって、S40で起動すると、
S401で撮影モードであるかチェックし、撮影モード
でない場合はS403でリターンする。撮影モードの場
合は、S402でユーザに応じたカメラ設定条件で撮像
操作を実行し、得られた画像データをメモリカード10
4に格納する。またその画像データを所定時間の間画面
に表示して、S403でリターンする。
【0048】図18は再生モードサブルーチンの詳細フ
ローチャートであって、S80で起動すると、S801
の処理を繰り返す。S801では方向ボタン23,24
の操作に応じてメモリカード104に格納された画像デ
ータを選択して読み出し、図19に示すように左画面2
1に再生表示するとともに、右画面22に操作方法の説
明とユーザ名を表示する。
【0049】図20は送信割込み処理サブルーチンの詳
細フローチャートであって、S90で起動すると、S9
01で再生モードであるかチェックし、再生モードでな
い場合はS903でリターンする。再生モードの場合
は、S902で現在左画面21に再生表示されている画
像データをメモリカード104から読み出し、該画像デ
ータをユーザに応じた送信先へ無線送信回路71により
無線送信し、S903でリターンする。
【0050】図21は登録割込み処理サブルーチンの詳
細フローチャートであって、S50で起動すると、S5
01で図22に示すように左画面21に新規ユーザ登録
と登録ユーザ選択の2つの選択項目を表示して、選択項
目をユーザに選択させる。新規登録であった場合は、S
502で出力信号レベルGを最大(Gmax)にして無
線送信回路71と無線受信回路72によりユーザ検出の
ための交信を試みる。S503で図23に示すように検
出したユーザ名と識別データを左画面21に表示し、そ
の中から登録するユーザを選択させる。S504では図
24に示すように左画面21に登録済みのユーザを優先
順位順に表示し、新規登録ユーザの優先順位を選択させ
る。
【0051】S505で選択されたユーザと優先順位の
データおよび選択されたユーザに関するデータ(識別デ
ータ、個人情報データ)をEEPROM68に登録保存
する。S60では設定割込み処理サブルーチンを実行
し、新規登録ユーザ用のカメラ設定等をセッティング
し、S506ではセッティングされた内容を新規登録ユ
ーザのカメラデータとしてセッティングされた設定デー
タをEEPROM68に登録保存するとともに、無線送
信回路71によりユーザの所持している携帯電話などの
機器に送り返して保存させ、S509に進む。
【0052】S501で登録ユーザ選択が選択された場
合は、S507で図25に示すように左画面21に登録
済みのユーザ名を表示し、その中から所望する登録ユー
ザを選択させ、S508で現在のユーザを選択された登
録ユーザに変更し、カメラ設定も選択された登録ユーザ
用に変更し、最新ユーザも選択された登録ユーザに更新
し、S509に進む。S509ではモードダイヤル19
が“登録”以外に変更されたかチェックを繰り返し、変
更された場合にはS510でリターンする。
【0053】図26は設定割込み処理サブルーチンの詳
細フローチャートであって、S60で起動すると、S6
01で図27に示すように左画面21に露出モードの選
択項目を表示し、ユーザに選択させる。S602で図2
8に示すように左画面21にAFモード(自動焦点調節
モード)の選択項目を表示し、ユーザに選択させる。S
603で図29に示すように左画面21に画像データの
記録モードの選択項目を表示し、ユーザに選択させる。
S604で図30に示すように左画面21に画像データ
の表示モードの選択項目を表示し、ユーザに選択させ
る。S605で選択されたカメラ設定により現在のカメ
ラ設定を更新し、S606でリターンする。
【0054】図31は撮影/再生割込み処理サブルーチ
ンの詳細フローチャートであって、S70で起動する
と、現在再生モードであるかチェックし、再生モードで
ある場合はS702で再生モードを終了し、S30の撮
影モードサブルーチンに移行する。再生モードでない場
合はS703で撮影モードを終了し、S80の再生モー
ドサブルーチンに移行する。
【0055】図32はユーザ自動選択サブルーチンの別
実施形態の詳細フローチャートであって、S25で起動
すると、S271で検出された登録ユーザと無線送信信
号の出力レベルを一定にして交信し、ユーザ側機器より
ユーザ側機器の受信信号の出力レベルデータを取得す
る。S272では受信信号の出力レベルデータが最も大
きい登録ユーザを選択する。S273でユーザを選択さ
れた登録ユーザとし、カメラ設定は選択された登録ユー
ザ用に設定し、最新ユーザを選択された登録ユーザに更
新し、S274でリターンする。
【0056】上記のように図32に示すユーザ自動選択
サブルーチンでは電子カメラ側が送信した信号をユーザ
側で受信した場合の信号出力レベルを受信側で検出し、
検出された受信信号出力レベルデータをカメラ側に送り
返し、該受信信号出力レベルが最も大きい(距離的に最
も近い)登録ユーザを選択する。
【0057】図33はユーザ自動選択サブルーチンの別
実施形態の詳細フローチャートであって、S25で起動
すると、S281で検出された登録ユーザと交信し、ユ
ーザ側機器よりユーザ側機器の送信信号の出力レベルデ
ータを取得する。S282ではユーザ側から送信された
信号を受信し、受信信号の出力レベルを検出する。S2
83では受信信号の出力レベルと送信信号の出力レベル
データの比較により、受信信号の減衰率が最も小さい登
録ユーザを選択する。S284でユーザを選択された登
録ユーザとし、カメラ設定は選択された登録ユーザ用に
設定し、最新ユーザを選択された登録ユーザに更新し、
S285でリターンする。上記のように図33に示すユ
ーザ自動選択サブルーチンでは電子カメラ側が受信した
信号の減衰率が最も小さい(距離的に最も近い)登録ユ
ーザを選択する。
【0058】図34はユーザ自動選択サブルーチンの別
実施形態の詳細フローチャートであって、S25で起動
すると、S291で検出された登録ユーザの中から最終
使用時刻が最も新しい登録ユーザを選択する。S292
でユーザを選択された登録ユーザとし、カメラ設定は選
択された登録ユーザ用に設定し、最新ユーザを選択され
た登録ユーザに更新し、S285でリターンする。
【0059】上記のように図34に示すユーザ自動選択
サブルーチンでは検出された登録ユーザの中から最終使
用時刻が最も新しい登録ユーザ(現在のユーザである可
能性が最も高い)を選択する。このようにユーザの利用
履歴を用いることでユーザ識別能力を向上させることが
できる。
【0060】図35は電子カメラ内の無線送信回路71
と無線受信回路72の構成を示す説明図であって、無線
送信回路71と無線受信回路72は電磁シールドフィル
ム79によりカメラ前面(撮影光軸方向)と下面と上面
と左右の側面を囲まれている。したがって無線送信回路
71と無線受信回路72はカメラの背面方向に位置する
確率が高いユーザ=撮影者(図ではユーザA)の所持し
ている携帯機器180Aとの交信がし易く、撮影方向に
いる被写体等(図ではユーザB)が所持している携帯機
器180Bとは交信がし辛くなっている。図36は無線
送信回路71と無線受信回路72の交信の指向性を示し
た図であり、電子カメラ100の背面方向に強い指向性
を持ち、前面方向(光軸40の方向)の指向性は弱い。
【0061】上記のように図35に示す構成により無線
送信回路71と無線受信回路72をカメラの背面方向に
強い指向性を持たせることにより、撮影者をユーザとし
て検出できる確率を高めることができる。なお指向性の
調整は電磁シールドフィルム以外に、アンテナの構成に
より調整することも可能である。
【0062】図37はカメラとユーザの位置関係に応じ
てユーザを選択する場合の説明図であって、カメラ、ユ
ーザA、ユーザBが独自にGPS(Global Po
sitioning System)により位置データ
(x、y、z)を検出し、検出されたユーザAの位置デ
ータ(x1、y1、z1)とユーザBの位置データ(x
2、y2、z3)をカメラに送ることにより、カメラは
自分自身の位置データ(x0、y0、z0)に基づき、
カメラとユーザAおよびユーザBとの相対距離を演算
し、相対距離の最も近いユーザを選択する。例えばカメ
ラとユーザAの相対距離は(x1−x0)、(y1−y
0)、(z1−z0)の各自乗の和の平方根で求められ
る。
【0063】図38はGPSを用いたユーザ自動選択サ
ブルーチンの実施形態の詳細フローチャートであって、
S25で起動すると、S391で検出された登録ユーザ
と交信し、ユーザの位置データを取得する。S392で
自分自身の位置データを検出する。S393ではユーザ
の位置データとカメラの位置データに基づき、カメラと
検出された登録ユーザとの間の相対距離を算出する。S
394で相対距離が最も近い登録ユーザを選択する。S
395でユーザを選択された登録ユーザとし、カメラ設
定は選択された登録ユーザ用に設定し、最新ユーザを選
択された登録ユーザに更新し、S396でリターンす
る。
【0064】上記のように図38に示すユーザ自動選択
サブルーチンではGPSで検出した位置に基づいてカメ
ラから最も近距離にいる登録ユーザを選択する。図39
はユーザ自動選択サブルーチンの代わりにユーザを手動
で選択するユーザ手動選択サブルーチンの詳細フローチ
ャートであって、S35で起動すると、S351で交信
トライの結果として検出された登録ユーザを図40に示
すように左画面21に表示し、ユーザに選択させる。S
352でユーザを選択された登録ユーザとし、カメラ設
定は選択された登録ユーザ用に設定し、最新ユーザを選
択された登録ユーザに更新し、S353でリターンす
る。上記のように図39に示すユーザ手動選択サブルー
チンでは交信結果に基づいて手動で登録ユーザを選択す
るので、確実にユーザを選択することが可能になる。
【0065】図41はユーザ識別処理を電源ON以外
に、グリップ部14に内蔵されたグリップセンサの出力
により起動するグリップセンサ割込み処理サブルーチン
の詳細フローチャートであって、グリップ部14が握ら
れていない状態から握られた状態に変化したことをグリ
ップセンサが検知するとS45のグリップセンサ割込み
処理サブルーチンが起動し、S20のユーザ識別処理サ
ブルーチンを実行し、S451でリターンする。上記の
ように図41に示すグリップセンサ割込みサブルーチン
では、電源ON中に撮影者が交代した場合でも確実にユ
ーザを識別することが可能になる。
【0066】図42はユーザ識別処理をタイマ割込みに
より起動するタイマ割込み処理サブルーチンの詳細フロ
ーチャートであって、所定時間毎にS46のタイマ割込
み処理が起動し、S461でセルフタイマ撮影モード
(レリーズ操作から所定の遅延時間後に撮像動作が行わ
れるモードであって、不図示の操作部材によって設定さ
れる)またはリモコンモード(カメラのレリーズをリモ
コン操作によって行うモードであって、不図示の操作部
材によって設定される)であるかチェックされ、セルフ
タイマ撮影モードまたはリモコンモードの場合はそのま
まユーザ識別を行わずにS462でリターンする。セル
フタイマ撮影モードでもリモコンモードでもない場合は
S20のユーザ識別処理サブルーチンを実行し、S46
2でリターンする。
【0067】上記のように図42に示すタイマ割込み割
込みサブルーチンでは、所定時間毎にユーザ識別を行う
ので電源ON中に撮影者が交代した場合でも確実にユー
ザを識別することが可能になるとともに、撮影者がカメ
ラ近傍にいない確率が高い動作モード(セルフタイマ撮
影モードでまたはリモコンモード)ではユーザ識別を行
わないようにしているので、ユーザ識別の確実性が向上
する。
【0068】図43はイニシャライズ割込み処理サブル
ーチンの別実施形態の詳細フローチャートであって、個
人情報データに応じてカメラの動作設定を実行する。S
95で起動すると、S961で使用言語、表示文字サイ
ズ、文章表現、動作モードをデフォルト(使用言語=日
本語、文字サイズ=拡大サイズ、表現=平易、動作モー
ド=フルオート)に設定する。S962で最新ユーザが
デフォルトであるかチェックし、デフォルトの場合はS
570でリターンする。デフォルトでない場合はS96
3で最新ユーザの使用言語が日本語であるかチェック
し、日本語である場合はS965に進む。日本語でない
場合はS964で使用言語を英語に設定し、S965に
進む。S965では最新ユーザの視力が1.0以上ある
かチェックし、1.0以上ない場合はS967に進む。
1.0以上ある場合は文字サイズを通常サイズに設定
し、S967に進む。S967で最新ユーザの年齢が1
5以上60以下であるかチェックし、最新ユーザの年齢
が15以上60以下でない場合はS570でリターンす
る。最新ユーザの年齢が15以上60以下である場合に
は、S968で表現を通常に設定し、S969で動作モ
ードをマニュアルに設定し、S570でリターンする。
上記設定はリターン後のカメラ動作、表示動作に反映さ
れる。
【0069】上記のように図43に示すイニシャライズ
割込みサブルーチンでは個人情報データ(年齢、視力、
言語)に応じて、カメラの動作モードを変更(初心者で
ある可能性の高いユーザにはフルオートで簡単に使用で
き、経験豊富なユーザに対してはマニュアル設定により
応用的な使用が可能)したり、文字サイズを変更(視力
の弱いユーザには大きな文字で表示)して見やすい表示
を行ったり、表現を変更(老人と若年には専門用語を使
わない平易な文章表現や図を用いてわかりやすくする)
して間違いのない操作を行わせたり、言語を変更するこ
とにより確実なマンマシンインターフェースを提供した
りしている。図44は使用言語=英語、文字サイズ=拡
大サイズ、表現=平易の場合の撮影モード時の画面表示
例であり、大きなサイズの英文字で、簡易な英語表現
(専門用語なし)で、図を用いて表示を行うとともに、
カメラ設定はフルオート(プログラム露出モード、ワン
ショットAFモード、ノーマル記録モード、カラーノー
マル表示モード)になり、特別な設定は不要で初心者で
も確実に撮影を行うことができる。
【0070】図45はファインダ視度をユーザの視度デ
ータに応じて自動的に調節する場合の構成例であって、
ケプラーファインダ(実像式ファインダ)が対物レンズ
110、正立プリズム111、接眼レンズ112により
構成され、ファインダ光軸115上に目113を置くこ
とにより被写界を観察することができる。接眼レンズ1
12をファインダ光軸方向に移動することにより視度調
節を行うことができる。接眼レンズ112はCPU50
により制御されるモータ114により移動される。
【0071】図46はイニシャライズ割込み処理サブル
ーチンにより、図45の構成を用いてユーザ毎に自動視
度調節を行う場合の詳細フローチャートであって、S9
5で起動すると、S971で視度をデフォルト値にセッ
トし、S972で最新ユーザがデフォルトであるかチェ
ックし、デフォルトである場合はS975に進む。デフ
ォルトでない場合は、S973に進み、最新ユーザの視
度データがあるかチェックし、ない場合にはS975に
進む。視度データがある場合には、視度を最新ユーザの
視度データに設定し、S975に進む。S975で設定
された視度に応じてCPU50はモータ114を駆動し
て接眼レンズ112の位置調整を行い、ユーザの視度に
応じた視度調節を完了し、S976でリターンする。な
お所定時間おきにユーザと交信してユーザの疲労度デー
タを読み出し、該疲労度データに応じて視度を微調整し
たり、ユーザが電子カメラ100の使用を開始してから
の使用継続時間を計測し、該使用継続時間に応じて視度
を微調整してもよい。
【0072】図47は電子カメラとユーザが所持する機
器の無線交信する場合の別実施形態の構成を示す図であ
って、電子カメラ100のグリップ部14をホールドし
ているユーザの体内(手201)の経路202を通る微
弱な電流(電波)により送受信回路75を経由してCP
U50とユーザが装着している腕時計型のユーザ情報を
記憶した機器200が交信する。グリップ部45の表面
には接触した手を通じて、電気信号を送受信する電気的
コンタクト層が形成されている。該コンタクト層と送受
信回路75は接続されており、グリップ部14をホール
ドした手を通じてユーザの所持している機器200と交
信する。機器200もユーザの手201に対する電気的
なコンタクト層をそなえており、該コンタクト層を通し
てデータを受信したり記憶しているデータを送信したり
することができる。
【0073】図48は図47の実施形態を利用したユー
ザ処理サブルーチンの詳細フローチャートであって、S
25で起動すると、S551でグリップセンサによりグ
リップ部14がグリップされているかチェックし、グリ
ップされていない場合は、S552でユーザを最新ユー
ザとし、カメラ設定は最新ユーザ用に設定し、最新ユー
ザはそのままとし、S557でリターンする。S551
でグリップされている場合はS553で手201内の経
路202を介した交信を試み、S554で交信が成立し
た場合にはS555でユーザを交信成立したユーザと
し、カメラ設定は交信成立したユーザ用に設定し、最新
ユーザは交信成立したユーザに更新し、S557でリタ
ーンする。S554で交信が成立しなかった場合はS5
56でユーザをデフォルトとし、カメラ設定はデフォル
ト用に設定し、最新ユーザはデフォルトに更新し、S5
57でリターンする。上記のように図48に示すユーザ
自動選択サブルーチンでは電子カメラ100をホールド
した手を通じてユーザの個人情報を記憶した機器と交信
するので、確実に電子カメラ100の操作者(ユーザ)
を選択することが可能になる。
【0074】図49は本発明を適用した電子カメラと該
電子カメラを利用した電子画像通信システムの別の概念
図である。図1の電子画像通信システムにおいては、電
子カメラ100とユーザの所持する携帯電話180が近
距離無線通信を行うことにより、携帯電話160に装着
されたUIMカード170に記憶された個人情報データ
が電子カメラ100に読み込まれるようになっている
が、図49の電子画像通信システムでは個人情報データ
を記憶した無線タグ(非接触ICカード)が非接触無線
読み込み部を内蔵した電子カメラ100に近接すると、
個人情報データが無線タグから電子カメラ100に自動
的に読み込まれる。電子カメラ100は無線電話回線1
90による無線通信機能も備えており、撮像した画像デ
ータを外部のデータベース140等に送信することがで
きる。上記のように図49に示す電子画像通信システム
においては、ユーザは電源不要な小型の無線タグ(非接
触ICカード)を保持しているだけで、電子カメラ10
0の動作をカスタマイズすることができる。
【0075】上記実施形態(図1、図10)において
は、電子装置にユーザが接近するだけで無線により電子
装置とユーザの所持している携帯機器の間で交信が行わ
れ、電子装置側に個人情報が転送され、該個人情報に応
じてユーザに最適な動作設定を電子装置が自動的に行う
ので、ユーザは特別な操作なしで自分用にカスタマイズ
された電子装置をすぐに使用することができる。
【0076】上記実施形態(図1)においては、ユーザ
識別を行う際に、近距離無線を用いているので、ユーザ
である確率の高い相手と交信できる確率を高めることが
できる。上記実施形態(図9)においては、電源ONの
時に電子装置の本来の動作を始める前にユーザ識別を行
い、識別したユーザに応じた電子装置の設定を行うの
で、ユーザが電子装置を使用する場合には必ずそのユー
ザにカスタマイズされた設定で使用することができる。
【0077】上記実施形態(図10)においては、無線
によりユーザ識別を行う際に、複数の相手と無線交信が
成立した場合に、自動的にユーザである確率の高い相手
をユーザとして選択することができるので、電子装置の
周囲に無線交信可能な相手が複数いる場合の混乱を防止
することができる。
【0078】上記実施形態(図10)においては、無線
によりユーザ識別を行う際に、複数の相手と無線交信が
成立した場合に、予め登録されたユーザに絞ってユーザ
識別することができるので、電子装置の周囲に無線交信
可能な相手が複数いる場合の混乱を防止することができ
る。
【0079】上記実施形態(図10)においては、無線
によりユーザ識別を行う際に、相手と無線交信が成立し
なかった場合に、予め定められたデフォルトユーザに設
定するので、個人情報データを電子装置に転送できない
ユーザでも、電子装置をデフォルト設定で使用すること
ができる。
【0080】上記実施形態(図10)においては、モー
ドダイヤル19が“固定”にセットされている場合はユ
ーザ識別を実行せず、最新ユーザの設定で電子装置を使
用することができるので、電子装置の周囲に無線交信可
能な相手が複数いる場合の混乱を防止することができ
る。
【0081】上記実施形態(図11)においては、無線
によりユーザ識別を行う際に、複数の相手と無線交信が
成立した場合に、送信出力を小から大に徐々に変更しな
がら交信を試み、最初に交信が成立した相手をユーザと
して選択するので、ユーザである確率の高い相手(電子
装置に最も近い距離にいる相手)をユーザとして選択す
ることができ、電子装置の周囲に無線交信可能な相手が
複数いる場合の混乱を防止することができる。
【0082】上記実施形態(図11)においては、無線
によりユーザ識別を行う際に、複数の相手と無線交信が
成立した場合に、予め定められた優先順位に基づいてユ
ーザを選択するので、ユーザである確率の高い相手をユ
ーザとして選択することができ、電子装置の周囲に無線
交信可能な相手が複数いる場合の混乱を防止することが
できる。
【0083】上記実施形態(図10、図12、図13)
においては、ユーザ識別の結果、前回のユーザと今回の
ユーザが相違した場合にのみ前回のユーザと今回のユー
ザの名前を表示するので、同じユーザが使用を継続して
いる場合には煩わしくないとともに、ユーザを誤識別し
た場合にはすぐに手動で対応(登録設定)を行うことが
できる。
【0084】上記実施形態(図14)においては、電子
装置をワンアクションでユーザ毎に予め定められたカス
タム設定にイニシャライズすることができるので、撮影
状況に応じてユーザの好みのカメラ設定を迅速に行うこ
とができる。上記実施形態(図16など)においては、
識別したユーザ名を画面に表示しつづけるので、万が一
ユーザを誤識別した場合でも、すぐに手動で対応(登録
設定)を行うことができる。
【0085】上記実施形態(図21、図23)において
は、新規ユーザ登録の際、無線交信が成立した相手を画
面に表示し、その中からユーザ自身により新規ユーザを
選択させるので、確実に新規ユーザを特定することがで
きる。上記実施形態(図21、図25)においては、カ
メラが自動的に識別したユーザを手動で変更することが
できるので、カメラがユーザを誤識別した場合にもすぐ
に手動で対応することができる。
【0086】上記実施形態(図32)においては、無線
によりユーザ識別を行う際に、複数の相手と無線交信が
成立した場合に、相手側の受信信号レベルが最も大きい
交信相手をユーザとして選択するので、ユーザである確
率の高い相手(電子装置に最も近い距離にいる相手)を
ユーザとして選択することができ、電子装置の周囲に無
線交信可能な相手が複数いる場合の混乱を防止すること
ができる。
【0087】上記実施形態(図33)においては、無線
によりユーザ識別を行う際に、複数の相手と無線交信が
成立した場合に、相手側の送信信号の減衰率が最も小さ
い交信相手をユーザとして選択するので、ユーザである
確率の高い相手(電子装置に最も近い距離にいる相手)
をユーザとして選択することができ、電子装置の周囲に
無線交信可能な相手が複数いる場合の混乱を防止するこ
とができる。
【0088】上記実施形態(図34)においては、無線
によりユーザ識別を行う際に、複数の相手と無線交信が
成立した場合に、電子装置をより最近に使用した相手を
ユーザとして選択するので、ユーザである確率の高い相
手をユーザとして選択することができ、電子装置の周囲
に無線交信可能な相手が複数いる場合の混乱を防止する
ことができる。
【0089】上記実施形態(図35、図36)において
は、電磁シールドシートなどにより電子装置の無線通信
の指向性を電子装置本体に対して使用者が存在する確率
の高い方向に制限しているので、無線交信によりユーザ
識別を行う場合に、真のユーザと無線交信が成立する確
率を高めることができるとともに、真のユーザ以外と無
線交信が成立する確率を低下させることができ、電子装
置の周囲に無線交信可能な相手が複数いる場合の混乱を
防止することができる。
【0090】上記実施形態(図37、図38)において
は、無線によりユーザ識別を行う際に、複数の相手と無
線交信が成立した場合に、電子装置と交信相手との相対
距離が最も近い相手をユーザとして選択するので、ユー
ザである確率の高い相手をユーザとして選択することが
でき、電子装置の周囲に無線交信可能な相手が複数いる
場合の混乱を防止することができる。
【0091】上記実施形態(図39、図40)において
は、無線によりユーザ識別を行う際に、複数の相手と無
線交信が成立した場合に、交信成立した相手を画面表示
するとともに、ユーザ自身によりその中から真のユーザ
を選択させるようにしたので、間違いなく確実にユーザ
を特定でき、電子装置の周囲に無線交信可能な相手が複
数いる場合の混乱を防止することができる。
【0092】上記実施形態(図41)においては、電子
装置をユーザが保持したことを検知してユーザ識別を実
行するので、確実に電子装置のユーザが存在する場合に
のみユーザ識別を実行でき、電子装置の周囲に真のユー
ザが存在しない場合に真のユーザでない相手と無線交信
が成立し、その相手をユーザとして認定してしまことを
防止することができる。
【0093】上記実施形態(図42)においては、所定
時間毎にユーザ識別を実行するので、電源ON中に電子
装置のユーザが交代した場合においても自動的にユーザ
交代を確実に検出でき、電子装置を新しいユーザ用にセ
ッティングすることができる。
【0094】上記実施形態(図42)においては、電子
装置の近傍に真のユーザがいない確率の高い動作モード
においては、近距離無線によるユーザ識別を行わないの
で、真のユーザ以外を間違ってユーザとして認定してし
まう可能性を少なくすることができる。
【0095】上記実施形態(図43、図44)において
は、ユーザに関する一般的な個人情報(電子装置とは直
接的な関係がない情報)に基づいてユーザの電子装置に
関する習熟度を間接的に類推して、該習熟度に応じて電
子装置の動作設定および表示設定を行うので、電子装置
には不慣れな老人、未成年には簡単でわかりやすい操作
で電子装置を使うことができるとともに、電子装置に馴
染んでいる世代の人たちにはマニュアル設定などの高度
な使い方ができる。
【0096】上記実施形態(図45、図46)において
は、ユーザの視力に関する情報に基づいて、ファインダ
の視度調整を行うので、複数の人が共用で使用している
カメラを使用する度にマニュアルでファインダの視度調
整を行う必要がなく、迅速に撮影動作を開始でき、シャ
ッターチャンスを逃すことを防止できる。
【0097】上記実施形態(図47、図48)において
は、電子装置を保持しているユーザの手を通じてユーザ
の装着している機器と電子装置が交信を行うので、ユー
ザを確実に特定することができる。また電子機器は利用
者の体内に埋め込んでおいてもよい。
【0098】上記実施形態(図49)においては、電子
装置が非接触ICカード(無線タグ)の読み取り回路を
備え、個人情報を非接触ICカード(無線タグ)より非
接触で読み取るようにしているので、ユーザは軽量で小
型で電源不要な非接触ICカードを所持しているのみで
一切の操作を必要としないで、ユーザの個人情報が電子
装置に送られ、電子装置をユーザの好みの設定で使うこ
とができる。(変形形態の説明)本発明は以上説明した
実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可
能である。
【0099】上記実施形態(図9)においてはユーザ識
別の際に電子装置(電子カメラ)側からユーザの所持す
る電子機器(携帯電話、無線タグ)に交信トライを行っ
ているが、ユーザ側の電子機器に交信トライを実行する
操作部材を設け、該操作部材をユーザが操作した場合の
み、該電子機器の周囲にある電子装置が応答してユーザ
の個人情報が電子装置側に送られるようにしてもよい。
【0100】図50はユーザが所持する電子機器側から
ユーザが利用しようとする電子装置に対し無線交信を開
始する場合の電子機器と電子装置で行われる交信のやり
とりのシーケンスを説明する図である。電子機器は、図
52に示すような携帯電話160であり、UIMカード
等の装着によって該携帯電話160を所持しているユー
ザの個人情報が記憶保存されている。携帯電話160は
表示画面161と操作ボタン162を備えている。図5
1に示すように、電子機器の周りには電子カメラA、電
子カメラB、プリンタA、スキャナAが存在しており、
電子機器(携帯電話160)を所持するユーザが電子装
置(電子カメラA)を利用しようとする場合、まず携帯
電話160の操作ボタン162を操作すると携帯電話1
60は交信モードとなり、図53に示すように利用する
電子装置のジャンルを表示画面161に表示し、ユーザ
に不図示の選択部材により利用しようとする電子装置の
ジャンルを選択させる。図53は利用しようとする電子
装置のジャンルとして電子カメラを選択した場合の表示
例である。
【0101】電子機器はユーザが利用しようとする電子
装置のジャンルが選択されると、の利用状況情報要求
の交信で電子機器の近傍に存在する電子装置に対し、電
子機器の識別情報と選択されたジャンルの情報とユーザ
の識別情報を送信する。電子機器からの利用状況情報
要求を受けた電子装置はジャンル情報に基づき、該ジャ
ンル情報が意味するジャンルにその電子装置が属さない
場合は何の応答も行わないとともに、該ジャンル情報が
意味するジャンルにその電子装置が属する属する場合に
は、該電子装置の現在の利用状況(前記ユーザ情報のユ
ーザが利用可能/不能)を確認し、確認した利用状況情
報に送信元の電子装置の識別情報とあて先の電子機器情
報を添付しての交信を行う。
【0102】電子装置よりの利用状況情報を受けた電
子機器情報に対応した電子機器は、該利用状況を図54
に示すように利用可能な電子装置を表示画面161に表
示し、例えば電子機器と電子装置の間の距離の相違に基
づいて電子機器が自動的に電子装置を選択する。あるい
はユーザに不図示の選択部材により利用しようとする電
子装置のジャンルを選択させてもよい。図54は利用し
ようとする電子装置として電子カメラAを選択した場合
の表示例である。
【0103】電子機器側で利用する電子装置が選択され
ると、電子機はの交信で選択した電子装置の識別情報
と送信元の電子機器の識別情報とユーザの個人情報を送
信し、選択された電子装置に対し利用要求を行う。の
利用要求を受けた電子機器により選択された電子装置
は、ユーザの個人情報に基づき、該電子装置のカスタマ
イズ設定を行うとともに、の交信で利用状況を送って
きた電子機器に対し、送信元の電子装置の識別情報とあ
て先の電子機器の識別情報を添付し確認通知を行う。
の確認通知を受けた確認通知の送信先の電子機器は、図
55に示すように選択された電子装置が利用可能になっ
た旨を表示画面161に表示し、ユーザに報知する。こ
れ以降ユーザは自分用にカスタマイズされた設定で電子
装置を使用することが可能になる。
【0104】このようにすれば電子装置は交信トライを
して来た電子機器がユーザの保持している電子機器であ
ることを確実に認知できるので、ユーザの誤識別を防止
することができるとともに、任意のタイミングで電子装
置にユーザ識別を実行させることができるので、電子装
置のユーザが交代した場合などに有効である。
【0105】ユーザ側の電子機器は電子装置側から受信
した電子装置の利用情報(例えば現在他の人が利用中で
あるとか、特定ユーザのみ使用可能であるとかいうよう
な情報)を受け取り、該電子装置がユーザにより利用可
能か判断する。ユーザ側の電子機器が自分の周囲にユー
ザが利用可能な電子装置が単数存在すると判断した場合
には、該電子装置をユーザの利用対象として選択し、該
電子装置に対し該電子装置を使用する旨やユーザの個人
情報を送信する。前記電子機器より使用する旨や個人情
報を受け取った電子装置は、該電子機器を所持している
ユーザを該電子装置のユーザとして識別し、ユーザの個
人情報に基づいて該電子装置をユーザ用にカスタマイズ
設定する。
【0106】ユーザ側の電子機器は自分の周囲にユーザ
が利用可能な複数の電子装置が存在すると判断した場合
には、上記実施形態と同様な方法(距離的に近い、優先
順位、手動選択等)でユーザの使用対象である確率の高
い電子装置を自動的に選択し、該選択された電子装置に
該電子装置を使用する旨やユーザの個人情報を送信す
る。前記電子機器より使用する旨や個人情報を受け取っ
た電子装置は、該電子機器を所持しているユーザを該電
子装置のユーザとして識別し、ユーザの個人情報に基づ
いて該電子装置をユーザ用にカスタマイズ設定する。
【0107】またユーザ側の電子機器は自分の周囲にユ
ーザが利用可能な複数の電子装置が存在すると判断した
場合に、該複数の電子装置に対し該電子装置を使用する
旨やユーザの個人情報を送信する。前記電子機器より使
用する旨や個人情報を受け取った複数の電子装置は、該
電子機器を所持しているユーザを該電子装置のユーザと
して識別し、ユーザの個人情報に基づいて該複数の電子
装置を同時にユーザ用にカスタマイズ設定することもで
きる。このようにすれば複数の電子装置を同時に使用す
る場合に、電子装置毎に利用者識別を行う手間を省くこ
とができる。
【0108】またユーザ側の電子機器は自分の周囲ある
ユーザが利用可能な電子装置の数を確認することなく、
いきなり自分の周囲ある電子装置に対し、該電子装置を
使用する旨やユーザの個人情報を送信し、前記電子機器
より使用する旨や個人情報を受け取った電子装置は、該
電子機器を所持しているユーザを該電子装置のユーザと
して識別し、ユーザの個人情報に基づいて該複数または
単数の電子装置をユーザ用にカスタマイズ設定すること
もできる。このようにすれば、ユーザは特定の電子装置
を選択して利用することはできないが、電子装置がユー
ザにとって利用可能か否かの判定するステップを省略で
きるので、緊急に電子装置をユーザ用にカスタマイズし
て使いたい場合には有効である。
【0109】またユーザ側の電子機器が自動的に選択し
た電子装置は、電子機器の表示部に表示して、ユーザに
確認させるようにしてもよい。またユーザ側の電子機器
において、交信結果に基づきユーザの使用対象候補とな
る電子装置のリストを表示し、ユーザに使用対象となる
電子装置を選択させるようにしてもよい。
【0110】上記実施形態(図9)においては無線(電
波)により電子装置とユーザの所持する電子機器が交信
を行うことでユーザ識別を行っているが、真のユーザ以
外の人が所持している電子機器とむやみに交信を成立さ
せないために、平均的な受信性能を電子機器が備えてい
ることを想定し、無線送信信号の出力レベルを所定値以
内に限定して交信可能な距離範囲を制限しておくのが望
ましい。電子装置の使われ方や電子装置と電子機器との
間の電波遮蔽物の有無や電子機器の受信機の性能などを
考慮して前記距離範囲は決定されるが、通常は10m程
度以内がよく、主としてユーザが携帯して使用する電子
装置においては2m以内がよく、望ましくは1m以内が
よい。
【0111】上記実施形態(図9)においては無線(電
波)により電子装置とユーザの所持する電子機器が交信
を行うことでユーザ識別を行っているが、これ以外の方
法で非接触方式または接触方式でユーザ識別を行っても
いい。またユーザの身体的特徴を利用した接触式のユー
ザ識別方法(例えば指紋検出)や非接触方式のユーザ識
別方法(例えば虹彩パターン検出、網膜パターン検出、
顔画像検出、声紋検出)と上記電波による無線方式のユ
ーザ検出方式と組み合わせれば、より確実にユーザの識
別が可能になる。このような組み合わせ方式では、電子
装置が検出したユーザの身体的特徴に基づき、無線方式
で電子装置の周囲に存在する電子機器から読み出した身
体的特徴が前記検出した身体的特徴に一致した交信相手
をユーザとして識別することができる。
【0112】上記実施形態(図9)においては無線によ
り電子装置とユーザの所持する電子機器が交信を行うこ
とでユーザ識別を行い、ユーザは電子装置に自分が識別
されたことを電子装置の画面に表示されるユーザ名を見
て確認しているが、電子装置で識別したユーザの所持し
ている電子機器に電子装置から該電子装置の情報を送信
し、ユーザが所持している機器がその情報を受け取った
場合には、ユーザ側の電子機器においてユーザがどの電
子装置に識別されたのかを表示してもいい。また電子機
器は発音手段を用いて電子装置に認知された旨をユーザ
に通知してもよい。この場合電子装置の種類に応じて発
音パターンを変更することにより、表示を確認すること
なくユーザが認知された電子装置の種類をユーザに伝達
することができる。
【0113】このようにすれば、電子装置が表示手段を
備えていない場合でも、ユーザは自分が正しく電子装置
に識別されたか確認できる。また音による通知を行うこ
とにより電子機器が表示手段を備えていない場合でも、
ユーザは自分が正しく電子装置に識別されたか確認でき
るとともに、電子機器をユーザの衣服のポケットの中な
どに入れたままでユーザは自分が正しく電子装置に識別
されたか確認できる。
【0114】上記実施形態(図11)においては無線に
より電子装置とユーザの所持する電子機器が交信を行
い、複数のユーザが検出された場合には、電子装置は送
信出力を徐々に増大させながら電子機器と交信を試み、
最初に交信が成立し電子装置を利用可能なユーザをユー
ザとして選択しているが、電子装置は第1段階から送信
出力を徐々に増大させながら電子機器と交信を試み、最
初に交信が成立し電子装置を利用可能なユーザをユーザ
として選択するようにしてもよい。
【0115】上記実施形態(図41)においては、電子
装置をユーザがホールドしたタイミングでユーザ識別を
実行しているが、これ以外の方法やタイミングでユーザ
識別を行ってもよい。例えば電子装置の各操作部材を操
作したタイミング(例えば電子カメラ100のレリーズ
ボタン16を半押ししたタイミング)でユーザ識別を行
ってもよい。このようにすれば電子装置のユーザが電子
装置の周囲に存在することが確実なタイミングでユーザ
識別を行うことができるので、ユーザ識別を確実に行う
ことができるとともに、グリップセンサーなどの特別な
検出センサが不必要となる。またファインダ11の接眼
部付近に発光素子、受光素子をペアで配置し、接眼部に
ユーザが目や顔を接近させた場合の反射光量の増加を検
出し、そのタイミングでユーザ識別を行うようにしても
よい。またメモリカード104の脱着のタイミングでユ
ーザ識別を行うようにしてもよい。また電子カメラにお
いては撮影レンズの交換、ズーム操作、フォーカス操
作、外付けストロボの脱着のタイミングでユーザ識別を
行うようにしてもよい。
【0116】上記実施形態(図42)においては、電子
装置がリモコンモードの場合はユーザ識別を行っていな
いが、ユーザ識別機能をリモコン装置が備えるようにし
てもよい。このようにすればリモコンモードでもユーザ
識別が可能になるとともに、ひとつのリモコン装置で複
数の電子装置を制御する場合には個々の電子装置でのユ
ーザ識別が不要になる。
【0117】上記実施形態(図43)においては、電子
装置が識別したユーザの個人情報に応じて、カメラ設定
動作と表示動作をカスタマイズしているが、これ以外の
処理を取得した個人情報に応じて行ってもよい。例えば
ユーザの利き手情報(左利き、右利き)に応じて操作部
材の機能を変更(図2においてレリーズボタン16と電
源ボタン17の機能を入れ替える)してもよい。また年
齢や性別に応じてレリーズボタン16の力量(反発力)
を調整してもよい。またユーザが色盲などの視力障害が
ある場合には画面上で色相の違いで表示している部分を
コントラストの相違で表示するように変更してもよい。
【0118】上記実施形態(図9)においては、電子カ
メラ100は撮影者(ユーザ)の所持する電子機器と交
信を行い、電子カメラ100の撮影者を識別している
が、電子カメラ100の被写体となる人物の所持する電
子機器と交信を行い、電子カメラの被写体人物の個人情
報に応じて電子カメラ100の動作設定を行ってもよ
い。
【0119】例えばまず電子カメラ100が周囲の電子
機器と無線交信し、交信が成立した電子機器の中から撮
影者の所持している電子機器と思われる電子機器を除外
する。撮影者の電子機器は予め電子カメラ100に登録
されているか又は電子カメラ100に最も近い距離にあ
る電子機器が撮影者の所持している電子機器と認識され
る。次に電子カメラ100は撮影レンズの焦点距離情報
あるいは撮影レンズの撮影距離情報を利用して、電子カ
メラ100の撮影対象が存在する距離範囲を設定し、電
子カメラ100と電子機器との間の距離に関する情報
(信号レベル、位置情報等)を用い、無線交信が成立し
た電子機器の中から電子カメラ100の撮影対象が存在
する距離範囲にある電子カメラ100の利用者(被写
体)の所持している電子機器を選択する。このとき更に
電子カメラ100に内蔵された方位検出手段により検出
した方位情報と撮影レンズの焦点距離情報に基づいて、
電子カメラ100の撮影方向と撮影画角を決定するとと
もに、電子カメラ100と電子機器の測位情報(位置情
報)に基づき電子カメラ100に対する電子機器の相対
的な位置情報(方向)を算出し、前記撮影方向の撮影画
角内に存在する電子機器を選択するようにしてもよい。
【0120】電子カメラ100は上記のようにして撮影
者以外の被写体となっている人が所持している電子機器
を選択し、該電子機器と選択的に無線交信を行うことに
より被写体となる人物の瞳の色のデータを取得し、その
人物を撮影した画像データに赤目現象が生じた場合に
は、取得した瞳色データを用いて、画像データの赤目部
分を修復するようにしてもよい。
【0121】また個人情報のなかに赤目現象が出易いか
否かのデータを入れておき、電子カメラ100は被写体
となる人物から取得した個人情報に基づき、ユーザが赤
目現象の出易い人である場合には、ストロボ撮影時の撮
影モードを自動的に赤目軽減モード(撮影に先立ってス
トロボを少量発光させ、被写体となる人物の瞳孔を縮小
させることにより、赤目現象を軽減させるモード)に電
子カメラを設定するようにしてもよい。また上記個人情
報のなか含まれる赤目現象が出易いか否かのデータは直
接的なデータではなく、一般的な個人情報である年齢情
報や視力情報から類推した関節的なものであってもよ
り。例えば統計的に幼児や近視者は瞳孔が大きく赤目減
少が出やすいので、カメラを強制的に赤目軽減モードに
する。また瞳孔を収縮されるための手段としては、スト
ロボ発光以外に所定時間連続的な照明が可能なランプや
高輝度LEDを撮影前に連続点灯するようにしてもよ
い。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による利用
者識別機能を備える電子装置および利用者識別方法にお
いては、無線により利用者識別を行うことにより、利用
者に多大な負担をかけずに迅速に利用者識別が行えると
ともに、無線により複数の利用者候補を検出した場合で
も、真の利用者である確率の高い利用者を自動的に選択
するので、利用者は手間をかけずにすぐその電子装置を
使うことができる。
【0123】また本発明による利用者識別機能を備える
電子装置および利用者識別方法においては、電子装置が
利用者から取得した直接電子装置の設定とは無関係な一
般的個人情報に応じて電子装置の設定・表示等の調整を
自動的に利用者に最適化して行うことにより、ベテラン
ユーザも初心者、老人、未成年者も電子装置を快適に使
用できる環境を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のシステム構成を示す概念図
である。
【図2】本発明による電子カメラの外観図(正面視)で
ある。
【図3】本発明による電子カメラの外観図(背面視)で
ある。
【図4】本発明による電子カメラの電気構成を示すブロ
ック図である。
【図5】ユーザ登録情報の構成図である。
【図6】個人情報データの構成図である。
【図7】本発明による電子カメラの状態遷移図である。
【図8】ユーザ識別の動作対応表である。
【図9】CPUのメインフローチャートである。
【図10】サブルーチンのフローチャートである。
【図11】サブルーチンのフローチャートである。
【図12】サブルーチンのフローチャートである。
【図13】画面の表示例である。
【図14】サブルーチンのフローチャートである。
【図15】サブルーチンのフローチャートである。
【図16】画面の表示例である。
【図17】サブルーチンのフローチャートである。
【図18】サブルーチンのフローチャートである。
【図19】画面の表示例である。
【図20】サブルーチンのフローチャートである。
【図21】サブルーチンのフローチャートである。
【図22】画面の表示例である。
【図23】画面の表示例である。
【図24】画面の表示例である。
【図25】画面の表示例である。
【図26】サブルーチンのフローチャートである。
【図27】画面の表示例である。
【図28】画面の表示例である。
【図29】画面の表示例である。
【図30】画面の表示例である。
【図31】サブルーチンのフローチャートである。
【図32】サブルーチンのフローチャートである。
【図33】サブルーチンのフローチャートである。
【図34】サブルーチンのフローチャートである。
【図35】無線回路の構成の説明図である。
【図36】交信指向性の説明図である。
【図37】位置検出の説明図である。
【図38】サブルーチンのフローチャートである。
【図39】サブルーチンのフローチャートである。
【図40】画面の表示例である。
【図41】サブルーチンのフローチャートである。
【図42】サブルーチンのフローチャートである。
【図43】サブルーチンのフローチャートである。
【図44】画面の表示例である。
【図45】視度調整の説明図である。
【図46】サブルーチンのフローチャートである。
【図47】体内経路による交信の説明図である。
【図48】サブルーチンのフローチャートである。
【図49】本発明の別実施形態のシステム構成を示す概
念図である。
【図50】本発明の別実施形態の交信シーケンスの説明
図である。
【図51】交信形態の説明図である。
【図52】携帯電話の外観図である。
【図53】画面の表示例である。
【図54】画面の表示例である。
【図55】画面の表示例である。
【符号の説明】
10 撮影レンズ 14 グリップ部 16 レリーズボタン 17 電源スイッチ 19 モードダイヤル 21 左LCD(左画面) 22 右LCD(右画面) 23 上方向ボタン 24 下方向ボタン 25 設定ボタン 26 送信ボタン 27 決定ボタン 28 撮影/再生ボタン 50 CPU 51 データ/制御バス 55 CCD 60 撮影制御回路 63 電源 68 EEPROM 71 無線送信回路 72 無線受信回路 100 電子カメラ 104 メモリカード 160 携帯電話 170 UIMカード 180 無線タグ
フロントページの続き Fターム(参考) 5C022 AA13 AB15 AC02 AC03 AC13 AC18 AC22 AC32 AC42 AC51 AC69 AC77 5K067 AA30 AA34 BB04 BB21 DD17 DD52 EE02 EE12 EE16 FF02 FF23

Claims (50)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者を識別する利用者識別機能を備え
    る電子装置であって、前記電子装置の利用者が所持して
    いる電子機器との間で無線交信を行うとともに、無線交
    信により電子機器から利用者の個人情報を取得する無線
    交信手段と、前記無線交信の結果に基づき、前記電子装
    置を利用可能な複数の利用者が存在すると判断した場合
    には、前記複数の利用者の中から前記電子装置の利用者
    である確率が最も高い利用者を前記電子装置の利用者と
    して自動的に選択する利用者選択手段と、前記利用者選
    択手段により選択された利用者の個人情報に基づき前記
    電子装置の動作設定を行う設定手段とを備えることを特
    徴とする利用者識別機能を備える電子装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の利用者識別機能を備え
    る電子装置において、前記無線交信手段は、電波信号を
    用いて相手の電子機器と交信するとともに、電波信号の
    送信出力レベルを限定し、前記電子装置の無線交信範囲
    を前記電子装置から所定距離範囲内に制限することを特
    徴とする利用者識別機能を備える電子装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の利用者識別機能を備え
    る電子装置において、前記無線交信手段は、前記電子装
    置を利用者が使用する場合に該電子装置に対し利用者が
    存在する確率が高い方向に強い無線交信の指向性を有す
    ることを特徴とする利用者識別機能を備える電子装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の利用者識別機能を備え
    る電子装置において、前記電子装置は撮影光学系を備え
    た撮影装置であるとともに、前記無線交信手段は、前記
    撮影光学系の光軸に沿った方向で撮影対象とは反対側の
    方向に高い無線交信の指向性を有することを特徴とする
    利用者識別機能を備える電子装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の利用者識別機能を備え
    る電子装置において、前記利用者選択手段は、無線交信
    が成立した電子機器の利用者が予め前記電子装置に登録
    された利用者である場合に、該利用者が前記電子装置を
    利用可能であると判断することを特徴とする利用者識別
    機能を備える電子装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の利用者識別機能を備え
    る電子装置において、前記利用者選択手段は、前記電子
    装置と前記電子機器の間の距離の相違に基づき、前記電
    子装置を利用可能な複数の利用者の中から、前記電子装
    置に最も近い電子機器の利用者を前記電子装置の利用者
    として選択することを特徴とする利用者識別機能を備え
    る電子装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の利用者識別機能を備え
    る電子装置において、前記利用者選択手段は、前記電子
    装置が無線交信範囲を複数の大きさに変更して前記電子
    機器と交信を試みることにより前記電子装置の利用者を
    選択することを特徴とする利用者識別機能を備える電子
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の利用者識別機能を備え
    る電子装置において、前記利用者選択手段は、前記無線
    交信手段の無線送信信号の出力レベルを徐々に増大させ
    ながら前記電子機器との交信を行うことにより、該電子
    機器の利用者が前記電子装置を利用可能な利用者である
    か確認していくとともに、最初に見つかった前記電子装
    置を利用可能な利用者を前記電子装置の利用者として選
    択することを特徴とする利用者識別機能を備える電子装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載の利用者識別機能を備え
    る電子装置において、前記利用者選択手段は、前記電子
    装置が送信する無線送信信号を前記電子機器が受信する
    際の出力レベルに基づいて前記電子装置の利用者を選択
    することを特徴とする利用者識別機能を備える電子装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の利用者識別機能を備
    える電子装置において、前記利用者選択手段は、前記無
    線交信手段の無線送信信号の出力レベルを一定にして前
    記電子機器との交信を行い、前記電子機器より前記無線
    送信信号を受信した際の出力レベルデータを送り返して
    もらうとともに、前記電子装置を利用可能な利用者の所
    持する前記電子機器より送り返された出力レベルデータ
    中で最大の出力レベルデータを送り返した電子機器の利
    用者を前記電子装置の利用者として選択することを特徴
    とする利用者識別機能を備える電子装置。
  11. 【請求項11】 請求項6に記載の利用者識別機能を備
    える電子装置において、前記利用者選択手段は、前記電
    子機器が送信する無線送信信号の減衰率に基づいて前記
    電子装置の利用者を選択することを特徴とする利用者識
    別機能を備える電子装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の利用者識別機能を
    備える電子装置において、前記利用者選択手段は、前記
    無線交信手段により前記電子装置を利用可能な利用者の
    所持する前記電子機器から前記電子機器の無線送信信号
    の出力レベルデータを受け取るとともに、前記電子装置
    を利用可能な利用者の所持する前記電子機器から送信さ
    れる無線送信信号を受信した際の出力レベルを検出する
    とともに、前記出力レベルデータと前記検出した出力レ
    ベルにより前記電子機器の無線送信信号の減衰率を算出
    し、前記電子装置を利用可能な利用者の所持する前記電
    子機器の中で最も無線送信信号の減衰率が小さい電子機
    器の利用者を前記電子装置の利用者として選択すること
    を特徴とする利用者識別機能を備える電子装置。
  13. 【請求項13】 請求項6に記載の利用者識別機能を備
    える電子装置において、前記利用者選択手段は、前記電
    子装置と前記電子装置の利用可能な利用者が所持する電
    子機器との間の距離を検出するとともに、検出した距離
    に基づいて前記電子装置の利用者を選択することを特徴
    とする利用者識別機能を備える電子装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の利用者識別機能を
    備える電子装置において、前記電子装置と前記電子機器
    は自分自身の位置データを測定する測位手段をさらに備
    えるとともに、前記利用者選択手段は、前記無線交信手
    段により前記電子装置を利用可能な利用者の所持する前
    記電子機器からその位置データを受信するとともに、前
    記測位手段で測定した電子装置の位置データと前記電子
    機器から受信した位置データに基づき、前記電子装置と
    各電子機器との間の距離データを算出するとともに、前
    記距離データが最小となる前記電子機器の利用者を前記
    電子装置の利用者として選択することを特徴とする利用
    者識別機能を備える電子装置。
  15. 【請求項15】 請求項1に記載の利用者識別機能を備
    える電子装置において、前記利用者選択手段は、予め定
    められた利用者の優先順位に基づき、前記電子装置を利
    用可能な複数の利用者の中から、最も優先順位の高い利
    用者を前記電子装置の利用者として選択することを特徴
    とする利用者識別機能を備える電子装置。
  16. 【請求項16】 請求項1に記載の利用者識別機能を備
    える電子装置において、前記電子装置は、該電子装置の
    利用者毎に最後に利用した時刻を記憶する記憶手段を備
    えるとともに、前記利用者選択手段は、前記記憶手段に
    記憶された利用者毎の最終利用時刻に基づき、前記電子
    装置を利用可能な複数の利用者の中から、最も最近前記
    電子装置を使用した利用者を前記電子装置の利用者とし
    て選択することを特徴とする利用者識別機能を備える電
    子装置。
  17. 【請求項17】 請求項1に記載の利用者識別機能を備
    える電子装置において、前記電子装置の利用者により操
    作される操作部材と、前記操作部材が操作された際に、
    前記無線交信手段と前記利用者選択手段による利用者識
    別動作を行わせる制御手段とをさらに備えることを特徴
    とする利用者識別機能を備える電子装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の利用者識別機能を
    備える電子装置において、前記操作部材は前記電子装置
    に電源を投入するために操作される電源投入操作部材で
    あり、前記制御手段は前記電源投入操作部材が操作され
    前記電子装置に電源が投入された際に、前記無線交信手
    段と前記利用者選択手段による利用者識別動作を行わせ
    ることを特徴とする利用者識別機能を備える電子装置。
  19. 【請求項19】 請求項1に記載の利用者識別機能を備
    える電子装置において、前記電子装置に対する利用者の
    接触を検出する接触検出手段と、前記接触検出手段によ
    り利用者の接触が検出された際に、前記無線交信手段と
    前記利用者選択手段による利用者識別動作を行わせる制
    御手段とをさらに備えることを特徴とする利用者識別機
    能を備える電子装置。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の利用者識別機能を
    備える電子装置において、前記電子装置は利用者が該電
    子装置を使用する際に利用者が手で保持する保持部を備
    え、前記接触検出手段は前記保持部の近傍に配置される
    ことを特徴とする利用者識別機能を備える電子装置。
  21. 【請求項21】 請求項1に記載の利用者識別機能を備
    える電子装置において、一定の時間周期で前記無線交信
    手段と前記利用者選択手段による利用者識別動作を行わ
    せる制御手段とをさらに備えることを特徴とする利用者
    識別機能を備える電子装置。
  22. 【請求項22】 請求項1に記載の利用者識別機能を備
    える電子装置において、前記利用者が前記電子装置の近
    傍では前記電子装置の操作を行わない動作モードに前記
    電子装置が設定された場合には、前記無線交信手段と前
    記利用者選択手段による利用者識別動作を禁止する制御
    手段とをさらに備えることを特徴とする利用者識別機能
    を備える電子装置。
  23. 【請求項23】 請求項1に記載の利用者識別機能を備
    える電子装置において、前記電子機器は操作部材を備
    え、前記電子機器は前記操作部材が利用者により操作さ
    れた場合に、前記電子装置に前記操作部材が利用者によ
    り操作された旨を無線交信により前記電子装置の前記無
    線交信手段に通知するとともに、前記無線交信手段が前
    記電子機器から前記操作部材が利用者により操作された
    旨を受信した場合に、前記無線交信手段と前記利用者選
    択手段による利用者識別動作を行わせる制御手段とをさ
    らに備えることを特徴とする利用者識別機能を備える電
    子装置。
  24. 【請求項24】 請求項1に記載の利用者識別機能を備
    える電子装置において、前記無線交信手段と前記利用者
    選択手段による利用者識別動作を許可するモードと、前
    記無線交信手段と前記利用者選択手段による利用者識別
    動作を禁止するモードとを切換える切換手段をさらに備
    えることを特徴とする利用者識別機能を備える電子装
    置。
  25. 【請求項25】 請求項1に記載の利用者識別機能を備
    える電子装置において、前記電子装置は、前記電子装置
    をリモートコントロールするためのリモコン部を備えて
    おり、前記無線交信手段と前記利用者選択手段は前記リ
    モコン部に内蔵されることを特徴とする利用者識別機能
    を備える電子装置。
  26. 【請求項26】 請求項1に記載の利用者識別機能を備
    える電子装置において、前記利用者選択手段は前記電子
    装置を利用可能な利用者が見つからなかった場合には、
    予め設定されたデフォルト利用者を利用者として選択す
    ることを特徴とする利用者識別機能を備える電子装置。
  27. 【請求項27】 請求項1に記載の利用者識別機能を備
    える電子装置において、前記電子装置は操作部材を備え
    るとともに、前記設定手段は、前記操作部材が利用者に
    より操作された場合に、前記利用者選択手段により選択
    された利用者の個人情報に基づき前記電子装置の動作設
    定を初期化することを特徴とする利用者識別機能を備え
    る電子装置。
  28. 【請求項28】 請求項1に記載の利用者識別機能を備
    える電子装置において、前記電子装置の利用者を手動で
    変更するマニュアル利用者変更手段をさらに備えること
    を特徴とする利用者識別機能を備える電子装置。
  29. 【請求項29】 請求項1に記載の利用者識別機能を備
    える電子装置において、表示手段と、前記利用者選択手
    段により自動的に選択された利用者を前記表示手段に表
    示させる制御手段とをさらに備えることを特徴とする利
    用者識別機能を備える電子装置。
  30. 【請求項30】 請求項1に記載の利用者識別機能を備
    える電子装置において、前記利用者選択手段により選択
    された利用者に対して利用者として選択された旨を通知
    するために、前記利用者が所持している電子機器に通知
    を行う通知手段をさらに備えることを特徴とする利用者
    識別機能を備える電子装置。
  31. 【請求項31】 請求項1に記載の利用者識別機能を備
    える電子装置において、前記電子装置は、該電子装置を
    最後に使用した利用者を記憶する記憶手段と、前記利用
    者選択手段により選択された利用者と、前記記憶手段に
    記憶された利用者が異なる場合には、その旨を告知する
    告知手段とを備えることを特徴とする利用者識別機能を
    備える電子装置。
  32. 【請求項32】 請求項1に記載の利用者識別機能を備
    える電子装置において、前記電子装置の利用者の身体的
    な特徴情報を検出する利用者特徴検出手段をさらに備
    え、前記利用者選択手段は前記電子機器から無線交信に
    より受信した利用者の特徴情報と、前記利用者特徴検出
    手段により検出した利用者の身体的な特徴情報とが一致
    する利用者を前記電子装置の利用者として選択すること
    を特徴とする利用者識別機能を備える電子装置。
  33. 【請求項33】 請求項1に記載の利用者識別機能を備
    える電子装置において、表示手段を備えるとともに、前
    記設定手段は前記利用者選択手段により選択された利用
    者の一般的な個人情報に基づき利用者の前記電子装置に
    関する習熟度を間接的に判断し、該習熟度に応じて前記
    表示手段の表示設定を行うことを特徴とする利用者識別
    機能を備える電子装置。
  34. 【請求項34】 請求項33に記載の利用者識別機能を
    備える電子装置において、前記表示設定は前記表示手段
    に表示する文字の大きさまたは表現の形態であることを
    特徴とする利用者識別機能を備える電子装置。
  35. 【請求項35】 請求項1に記載の利用者識別機能を備
    える電子装置において、表示手段を備えるとともに、前
    記設定手段は前記利用者選択手段により選択された利用
    者の年齢情報に基づき利用者の前記電子装置に関する習
    熟度を間接的に判断し、該習熟度に応じて前記表示手段
    の表示設定または前記電子装置の動作設定を変更するこ
    とを特徴とする利用者識別機能を備える電子装置。
  36. 【請求項36】 請求項1に記載の利用者識別機能を備
    える電子装置において、表示手段を備えるとともに、前
    記設定手段は前記利用者選択手段により選択された利用
    者の視力に関する個人情報に基づき、前記表示手段に表
    示する文字の大きさを変更することを特徴とする利用者
    識別機能を備える電子装置。
  37. 【請求項37】 請求項1に記載の利用者識別機能を備
    える電子装置において、前記電子装置は被写体を撮影す
    るための撮影装置であり、前記被写体を観察するための
    ファインダと、前記ファインダの視度を調整する視度調
    整手段とをさらに備え、前記設定手段は前記利用者選択
    手段により選択された利用者の視度に関する個人情報に
    基づき、前記ファインダの視度を前記視度調整手段によ
    り自動的に調整することを特徴とする利用者識別機能を
    備える電子装置。
  38. 【請求項38】 請求項1に記載の利用者識別機能を備
    える電子装置において、前記電子機器は利用者の体内に
    埋め込まれるかまたは体表面に密着して装着され、利用
    者の体内を通る電流または電波により利用者に接触して
    いる電子装置と無線交信することが可能であり、前記電
    子装置は利用者が該電子装置を使用する際に利用者が手
    で保持する保持部を備え、前記無線交信手段は、前記保
    持部を保持した利用者の手を通じて前記電子機器と通信
    を行うことを特徴とする利用者識別機能を備える電子装
    置。
  39. 【請求項39】 利用者を識別する利用者識別機能を備
    える電子装置であって、前記電子装置の周囲の電子機器
    との間で無線交信を行う無線交信手段と、前記無線交信
    が成立した電子機器の中から前記電子装置の操作者以外
    の利用者が所持している電子機器を選択するとともに、
    前記無線交信手段により前記選択された電子機器から利
    用者の個人情報を取得する利用者選択手段と、前記利用
    者選択手段により取得された利用者の個人情報に基づき
    前記電子装置の動作制御を行う制御手段とを備えること
    を特徴とする利用者識別機能を備える電子装置。
  40. 【請求項40】 請求項39に記載の利用者識別機能を
    備える電子装置において、前記電子装置は撮影により画
    像データを生成する撮影装置であり、個人情報は利用者
    の瞳の色に関する情報であり、撮影時に撮影対象者とな
    る利用者を閃光照明する閃光手段を備えるとともに、前
    記制御手段は前記閃光手段を用いて前記利用者を撮影し
    た画像データに生じた利用者の赤目部分を抽出するとと
    もに、前記赤目部分を前記瞳の色に関する情報に応じた
    色で修復することを特徴とする利用者識別機能を備える
    電子装置。
  41. 【請求項41】 請求項39に記載の利用者識別機能を
    備える電子装置において、前記電子装置は撮影を行う撮
    影装置であって、撮影時に撮影対象者となる利用者を閃
    光照明する閃光手段を備える撮影装置であるとともに、
    前記個人情報は前記閃光手段を用いて撮影を行う閃光撮
    影時に、撮影された画像において利用者の目が赤目とな
    りやすいか否かを表す情報であり、前記制御手段は前記
    個人情報に基づき、利用者が赤目になりやすいと判断し
    た場合には、前記閃光撮影に先立って前記閃光手段によ
    り前記利用者に閃光照明を行い、前記利用者の瞳孔を収
    縮させさせることにより、閃光撮影した画像において利
    用者の目が赤目になりにくくすることを特徴とする利用
    者識別機能を備える電子装置。
  42. 【請求項42】 請求項39に記載の利用者識別機能を
    備える電子装置において、前記電子装置は撮影により画
    像を生成する撮影装置であって、撮影対象者となる利用
    者を照明する閃光手段と照明手段を備える撮影装置であ
    るとともに、前記個人情報は前記閃光手段を用いて撮影
    を行う閃光撮影時に、撮影された画像において利用者の
    目が赤目となりやすいか否かを表す情報であり、前記制
    御手段は前記個人情報に基づき、利用者が赤目になりや
    すいと判断した場合には、前記閃光撮影に先立って前記
    照明手段により前記利用者に照明を行い、前記利用者の
    瞳孔を収縮させることにより、閃光撮影した画像におい
    て利用者の目が赤目になりにくくするを特徴とする利用
    者識別機能を備える電子装置。
  43. 【請求項43】 利用者を識別する利用者識別機能を備
    える電子装置であって、表示手段と、前記電子装置の利
    用者が所持している電子機器との間で無線交信を行うと
    ともに、無線交信により電子機器から利用者の個人情報
    を取得する無線交信手段と、前記無線交信の結果に基づ
    き、前記電子装置を利用可能な複数の利用者が存在する
    と判断した場合には、前記複数の利用者を前記表示手段
    に表示させる制御手段と、前記表示手段に表示された複
    数の利用者の中から一人の利用者をマニュアルで選択す
    るマニュアル利用者選択手段と、前記マニュアル利用者
    選択手段により選択された利用者の個人情報に基づき前
    記電子装置の動作設定を行う設定手段とを備えることを
    特徴とする利用者識別機能を備える電子装置。
  44. 【請求項44】 利用者を識別する利用者識別機能を備
    える電子装置であって、前記電子装置の利用者が所持し
    ている電子機器との間で無線交信を行うとともに、無線
    交信により電子機器から利用者の個人情報を取得する無
    線交信手段と、前記無線交信手段に無線送信信号の出力
    レベルを徐々に増大させながら前記電子機器との無線交
    信を行わせ、該電子機器の利用者が前記電子装置を利用
    可能な利用者であるか確認していくとともに、最初に見
    つかった前記電子装置を利用可能な利用者を前記電子装
    置の利用者として選択する利用者選択手段と、前記利用
    者選択手段により選択された利用者の個人情報に基づき
    前記電子装置の動作設定を行う設定手段とを備えること
    を特徴とする利用者識別機能を備える電子装置。
  45. 【請求項45】 利用者により利用される電子装置が、
    利用者が所持している電子機器であって該利用者に関す
    る情報を記憶した電子機器との間で無線により交信を行
    うことにより、前記電子装置の利用者を識別する識別方
    法において、前記電子装置が前記電子装置の周囲に存在
    する前記電子機器と無線交信を実行する無線交信ステッ
    プと、前記無線交信ステップの結果、前記電子装置が前
    記電子装置の利用者となりうる利用者が単数であると判
    断した場合には、該利用者を前記電子装置の利用者とし
    て選択する第1識別ステップと、前記無線交信ステップ
    の結果、前記電子装置が前記電子装置の利用者となりう
    る利用者が複数であると判断した場合には、前記電子装
    置の利用者である確率が最も高い利用者を前記電子装置
    の利用者として自動的に選択する第2識別ステップとか
    らなることを特徴とする利用者の識別方法。
  46. 【請求項46】 利用者により利用される電子装置が、
    利用者の所持している電子機器であって該利用者に関す
    る情報を記憶した電子機器との間で無線により交信を行
    うことにより、前記電子装置が前記電子装置の利用者を
    識別する利用者識別方法において、前記電子装置が前記
    電子装置の周囲に存在する前記電子機器に対し無線送信
    信号の出力レベルを徐々の増大させながら無線交信を行
    い、前記電子装置の利用者となりうる利用者を探索する
    探索ステップと、前記探索ステップの結果、前記電子装
    置が最初に見つけた前記電子装置の利用者となりうる利
    用者を該電子装置の利用者として選択する識別ステップ
    とからなることを特徴とする利用者の識別方法。
  47. 【請求項47】 利用者により利用される電子装置が、
    利用者の所持している電子機器であって該利用者に関す
    る情報を記憶した電子機器との間で無線により交信を行
    うことにより、前記電子装置の利用者を識別する識別方
    法において、前記電子装置が前記電子装置の周囲に存在
    する前記電子機器と無線交信を実行する無線交信ステッ
    プと、前記無線交信ステップの結果に基づき、前記電子
    装置が前記電子装置の利用者である確率が最も高い利用
    者を前記電子装置の利用者として自動的に選択する識別
    ステップと、前記電子装置が選択した利用者の所持する
    電子機器に、前記利用者を選択した旨を無線交信により
    通知する通知ステップと、前記通知を受信した電子機器
    が該電子機器を所持する利用者に、該利用者が前記電子
    装置に利用者として選択された旨を報知する報知ステッ
    プとからなることを特徴とする利用者の識別方法。
  48. 【請求項48】 非接触ICカード読み取り機能を備
    え、利用者により利用される電子装置が、利用者の所持
    している非接触ICカードであって該利用者に関する情
    報を記憶した非接触ICカードとの間で無線により交信
    を行うことにより、前記電子装置の利用者を識別する利
    用者の識別方法において、前記電子装置が前記電子装置
    の周囲に存在する前記非接触ICカードと無線交信を実
    行する無線交信ステップと、前記無線交信ステップの結
    果、前記電子装置が前記電子装置の利用者となりうる利
    用者が単数であると判断した場合には、該利用者を前記
    電子装置の利用者として選択する第1識別ステップと、
    前記無線交信ステップの結果、前記電子装置が前記電子
    装置の利用者となりうる利用者が複数であると判断した
    場合には、前記電子装置の利用者である確率が最も高い
    利用者を前記電子装置の利用者として自動的に選択する
    第2識別ステップとからなることを特徴とする利用者の
    識別方法。
  49. 【請求項49】 利用者の所持している電子機器が、利
    用者により利用される電子装置との間で無線により交信
    を行うことにより、前記利用者が利用する電子装置を識
    別する識別方法において、利用者が所持している前記電
    子機器が前記電子機器の周囲に存在する前記電子装置と
    無線交信を実行する無線交信ステップと、前記無線交信
    ステップの結果、前記電子機器が前記電子機器を所持し
    ている利用者が利用可能な電子装置が単数であると判断
    した場合には、該電子装置を前記利用者の利用対象とな
    る電子装置として選択する第1識別ステップと、前記無
    線交信ステップの結果、前記電子機器が前記電子機器を
    所持している利用者が利用可能な電子装置が複数である
    と判断した場合には、前記利用者の利用対象である確率
    が最も高い電子装置を前記利用者の利用対象となる電子
    装置として自動的に選択する第2識別ステップとからな
    ることを特徴とする電子装置の識別方法。
  50. 【請求項50】 利用者の所持している電子機器が、利
    用者により利用される電子装置との間で無線により交信
    を行うことにより、前記利用者が利用する電子装置を識
    別する識別方法において、利用者が所持している前記電
    子機器が前記電子機器の周囲に存在する前記電子装置と
    無線交信を実行する無線交信ステップと、前記無線交信
    ステップの結果に基づいて、前記電子機器が前記利用者
    の利用対象である確率が最も高い電子装置を前記利用者
    の利用対象となる電子装置として自動的に選択する識別
    ステップと、前記電子機器から前記識別ステップにより
    選択された電子装置に対し、前記利用者が前記選択され
    た電子装置を利用する旨を通知する通知ステップとから
    なることを特徴とする電子装置の識別方法。
JP2001368014A 2001-12-03 2001-12-03 利用者識別機能を備える電子装置および識別方法 Expired - Lifetime JP4114348B2 (ja)

Priority Applications (16)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001368014A JP4114348B2 (ja) 2001-12-03 2001-12-03 利用者識別機能を備える電子装置および識別方法
AU2002354181A AU2002354181A1 (en) 2001-12-03 2002-12-03 Electronic apparatus, electronic camera, electronic device, image display apparatus, and image transmission system
US10/497,146 US7382405B2 (en) 2001-12-03 2002-12-03 Electronic apparatus having a user identification function and user identification method
PCT/JP2002/012625 WO2003049424A1 (fr) 2001-12-03 2002-12-03 Appareil electronique, camera electronique, dispositif electronique, appareil d'affichage d'image et systeme de transmission d'image
US12/149,231 US7864218B2 (en) 2001-12-03 2008-04-29 Electronic camera, electronic instrument, and image transmission system and method, having user identification function
US12/926,564 US8482634B2 (en) 2001-12-03 2010-11-24 Image display apparatus having image-related information displaying function
US13/909,283 US8804006B2 (en) 2001-12-03 2013-06-04 Image display apparatus having image-related information displaying function
US14/327,903 US20140340534A1 (en) 2001-12-03 2014-07-10 Image display apparatus having image-related information displaying function
US14/808,549 US20150370360A1 (en) 2001-12-03 2015-07-24 Image display apparatus having image-related information displaying function
US15/131,395 US9894220B2 (en) 2001-12-03 2016-04-18 Image display apparatus having image-related information displaying function
US15/160,379 US9578186B2 (en) 2001-12-03 2016-05-20 Image display apparatus having image-related information displaying function
US15/213,845 US10015403B2 (en) 2001-12-03 2016-07-19 Image display apparatus having image-related information displaying function
US15/342,266 US9838550B2 (en) 2001-12-03 2016-11-03 Image display apparatus having image-related information displaying function
US15/802,033 US20180069968A1 (en) 2001-12-03 2017-11-02 Image display apparatus having image-related information displaying function
US15/859,966 US20180124259A1 (en) 2001-12-03 2018-01-02 Image display apparatus having image-related information displaying function
US16/270,870 US20190174066A1 (en) 2001-12-03 2019-02-08 Image display apparatus having image-related information displaying function

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001368014A JP4114348B2 (ja) 2001-12-03 2001-12-03 利用者識別機能を備える電子装置および識別方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003169247A true JP2003169247A (ja) 2003-06-13
JP4114348B2 JP4114348B2 (ja) 2008-07-09

Family

ID=19177669

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001368014A Expired - Lifetime JP4114348B2 (ja) 2001-12-03 2001-12-03 利用者識別機能を備える電子装置および識別方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4114348B2 (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004120304A (ja) * 2002-09-26 2004-04-15 Fuji Photo Film Co Ltd 情報記録装置
JP2005303609A (ja) * 2004-04-09 2005-10-27 Canon Inc レンズ装置
JP2005309409A (ja) * 2004-03-25 2005-11-04 Fuji Photo Film Co Ltd 赤目防止装置、プログラムおよびプログラムを記録した記録媒体
JP2006209285A (ja) * 2005-01-26 2006-08-10 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP2007281755A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Olympus Corp デジタルカメラシステム
JP2008066984A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Toshiba Corp 携帯端末
JP2008187316A (ja) * 2007-01-29 2008-08-14 Sharp Corp 画像データ処理方法及び装置
JP2008219168A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Olympus Corp 撮像システム及び撮像機器の認証方法
JP2009218980A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Ricoh Co Ltd 撮像装置および設定画面の表示方法
JP2010213090A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Casio Computer Co Ltd 撮像装置、撮像方法、及び撮像プログラム
JP2012039490A (ja) * 2010-08-10 2012-02-23 Fujitsu Ltd 情報処理装置および情報処理方法
JP2013517683A (ja) * 2010-01-15 2013-05-16 マイクロソフト コーポレーション ネットワークコンピュータのきめの細かい位置決定
US10101785B2 (en) 2012-02-28 2018-10-16 Saturn Licensing Llc Electronic device, power control method, and program
US10158795B2 (en) 2012-12-27 2018-12-18 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Electronic apparatus for communicating with another apparatus
CN113206930A (zh) * 2020-01-30 2021-08-03 佳能株式会社 显示控制设备、其控制方法及记录介质

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001014277A (ja) * 1999-06-28 2001-01-19 Olympus Optical Co Ltd 情報処理システム及びカメラシステム
JP2002094857A (ja) * 2000-09-18 2002-03-29 Fuji Photo Film Co Ltd カメラ、撮影情報取得システム及びその方法
JP2002271672A (ja) * 2001-03-09 2002-09-20 Fuji Photo Film Co Ltd 電子機器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001014277A (ja) * 1999-06-28 2001-01-19 Olympus Optical Co Ltd 情報処理システム及びカメラシステム
JP2002094857A (ja) * 2000-09-18 2002-03-29 Fuji Photo Film Co Ltd カメラ、撮影情報取得システム及びその方法
JP2002271672A (ja) * 2001-03-09 2002-09-20 Fuji Photo Film Co Ltd 電子機器

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004120304A (ja) * 2002-09-26 2004-04-15 Fuji Photo Film Co Ltd 情報記録装置
JP2005309409A (ja) * 2004-03-25 2005-11-04 Fuji Photo Film Co Ltd 赤目防止装置、プログラムおよびプログラムを記録した記録媒体
JP4497990B2 (ja) * 2004-04-09 2010-07-07 キヤノン株式会社 レンズ装置
JP2005303609A (ja) * 2004-04-09 2005-10-27 Canon Inc レンズ装置
JP2006209285A (ja) * 2005-01-26 2006-08-10 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP2007281755A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Olympus Corp デジタルカメラシステム
JP2008066984A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Toshiba Corp 携帯端末
JP2008187316A (ja) * 2007-01-29 2008-08-14 Sharp Corp 画像データ処理方法及び装置
JP2008219168A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Olympus Corp 撮像システム及び撮像機器の認証方法
JP2009218980A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Ricoh Co Ltd 撮像装置および設定画面の表示方法
JP2010213090A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Casio Computer Co Ltd 撮像装置、撮像方法、及び撮像プログラム
US8373760B2 (en) 2009-03-11 2013-02-12 Casio Computer Co., Ltd. Image capturing device suitable for photographing a person
JP2013517683A (ja) * 2010-01-15 2013-05-16 マイクロソフト コーポレーション ネットワークコンピュータのきめの細かい位置決定
JP2012039490A (ja) * 2010-08-10 2012-02-23 Fujitsu Ltd 情報処理装置および情報処理方法
US10101785B2 (en) 2012-02-28 2018-10-16 Saturn Licensing Llc Electronic device, power control method, and program
US10732692B2 (en) 2012-02-28 2020-08-04 Saturn Licensing Llc Electronic device, power control method, and program
US10158795B2 (en) 2012-12-27 2018-12-18 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Electronic apparatus for communicating with another apparatus
CN113206930A (zh) * 2020-01-30 2021-08-03 佳能株式会社 显示控制设备、其控制方法及记录介质
CN113206930B (zh) * 2020-01-30 2023-09-12 佳能株式会社 显示控制设备、其控制方法及记录介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP4114348B2 (ja) 2008-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1791348B1 (en) Electronic camera system, photographing ordering device and photographing system
JP4114348B2 (ja) 利用者識別機能を備える電子装置および識別方法
JP4114350B2 (ja) 電子カメラ、電子機器、画像伝送システムおよび画像伝送方法
JP2003174578A (ja) 電子カメラおよび画像表示装置および画像表示方法
US9049317B2 (en) Communication system, communication terminal, and method of controlling a communication system
JP4572954B2 (ja) 画像表示装置
JP2008160879A (ja) 電子カメラおよび画像表示装置および画像表示方法
CN113364945A (zh) 电子装置、控制方法和计算机可读介质
JP5392141B2 (ja) 電子機器
JP5446976B2 (ja) 電子機器
JP2016220261A (ja) 電子機器
WO2013051533A1 (ja) 電子カメラ
JP5754500B2 (ja) 電子機器および電子機器用プログラム
WO2013051546A1 (ja) 電子カメラ
JP5440240B2 (ja) 電子機器
JP5448913B2 (ja) 電子機器および電子機器用プログラム
WO2013051547A1 (ja) 電子カメラ
CN106527708A (zh) 摇晃切换前后摄像头的方法和移动终端
JP5614487B2 (ja) 電子機器および電子機器用プログラム
JP5644976B2 (ja) 電子機器及び電子機器用プログラム
JP2019054521A (ja) 電子機器及びプログラム
JP5644932B2 (ja) 電子機器
JP2023052626A (ja) 電子機器
JP2020036366A (ja) 電子機器及び撮像方法
JP2018125890A (ja) 電子機器および電子機器用プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080325

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080407

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4114348

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140425

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140425

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140425

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term