JP2003168578A - 非常用照明装置 - Google Patents

非常用照明装置

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JP2003168578A JP2001366635A JP2001366635A JP2003168578A JP 2003168578 A JP2003168578 A JP 2003168578A JP 2001366635 A JP2001366635 A JP 2001366635A JP 2001366635 A JP2001366635 A JP 2001366635A JP 2003168578 A JP2003168578 A JP 2003168578A
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弘之 松本
Jun Matsuzaki
純 松崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】交直両用型の電子バラストを用いた非常用照明
装置において、停電時・復電時のスイッチの切り替えに
よるストレスを低減する。また、停電時に速やかに非常
点灯へ移行させる。 【解決手段】停電時には商用電源Vsと電子バラスト1
の間のスイッチSACをOFFし、非常用コンバータ4と
電子バラスト1の間のスイッチSDCをONし、非常用コ
ンバータ4と電池Bの間のスイッチS1をONした後、
非常用コンバータ4の出力が定格まで上昇するように制
御する。復電時にはスイッチS1をOFFし、非常用コ
ンバータ4の平滑コンデンサC0の電荷が放出されるま
での遅延時間の後、スイッチSDCをOFFし、スイッチ
ACをONするように制御する。各スイッチの切り替え
時間の合計は、電源遮断時に電子バラスト1の制御機能
がリセットされる時間よりも短くなるように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は非常用照明装置に関
し、停電時も常用の点灯装置をそのまま用いて非常点灯
させるための非常用電源に係るものである。
【0002】
【従来の技術】非常用照明装置の基本的な構成を図3に
示す。常時、商用電源Vsから電子バラスト1を介して
蛍光灯などのランプ負荷2を点灯するとともに、非常灯
ブロック6を構成する充電回路31によって二次電池B
を充電する。商用電源Vsが停電すると、常用の電子バ
ラスト1側からの電力供給が断たれるためランプ負荷2
は一旦消灯するが、非常灯ブロック6を構成する停電検
知回路32によって停電を検知し、切替制御回路33に
よってスイッチSWを切り替えて上述のランプ負荷2を
非常点灯側に接続するとともにスイッチS1をONして
非常用インバータ61を起動させ、ランプ負荷2は非常
点灯を行なう。この様な構成は、電池内蔵型非常用照明
装置として広く普及している。
【0003】図1は停電時も常用の電子バラスト1をそ
のまま用いて非常点灯させるように構成した例であり、
電子バラスト1は商用電源でも直流電源でも動作可能な
交直両用型でIEC61347−2−7に規定されてい
る。非常用電源ユニット3は別置型として照明器具外部
に置かれ、複数の器具に直流電源を供給する大型システ
ムとして用いれば、設備コスト面、メンテナンス面で効
果が大きいとされる。
【0004】常時、商用電源Vsから接点SAC(停電時
OFF)を介して交直両用の電子バラスト1により蛍光
灯などのランプ負荷2を点灯するとともに、非常用電源
ユニット3を構成する充電回路31によって二次電池B
を充電する。商用電源Vsが停電すると、非常用電源ユ
ニット3を構成する停電検知回路32によって停電を検
知し、切替制御回路33によってスイッチS1を切り替
えて非常用コンバータ4を起動させ、スイッチSDCをO
N、スイッチSACをOFFとして交直両用の電子バラス
ト1によりランプ負荷2を非常点灯させる。スイッチS
1は半導体スイッチでもよい。また、非常用コンバータ
4の制御部41でスイッチング素子Qのスイッチング動
作をON−OFFすることでスイッチS1の機能を兼ね
るという方法もある。なお、非常用電源ユニット3を構
成する非常用コンバータ4は、二次電池Bの起電力を商
用電源レベルの直流電圧まで昇圧するためのものであ
り、電池のセル数を積み上げれば不要となる。非常用コ
ンバータ4を用いると、少ない電池セル数でも所望の直
流電圧が得られることから、電池Bを器具内に置いた
“器具内蔵型”としても有効なシステムを構成すること
が可能となり、非常点灯時の負荷が大きい場合には図3
に示した従来の電池内蔵型非常用照明装置に対してコス
ト的効果も期待できる。
【0005】上述のような交直両用の電子バラスト1と
非常用電源ユニット3を用いた従来例において、停電及
び復電の際に切り替えるスイッチのストレスが大きく、
特に直流電源をON−OFFするSDCは接点アークの持
続も有り得るために、大容量で溶着の起こりにくい特殊
なスイッチが必要となり、設備の大型化や経済的な課題
を有する。
【0006】またこの様な課題に対して半導体素子を用
いた無接点方式も一般的に知られており、接点溶着など
の可能性がなく信頼性の面で有利となるが、用いる負荷
によっては切り替え時の電気的ストレスを考慮して大電
流・高電圧の高価な半導体素子が必要となる。
【0007】接点方式、無接点方式も含めて、切り替え
時に十分なインターバルを設けながらスイッチ素子のス
トレス軽減が図られるが、放電灯を点灯する電子バラス
トを負荷とする場合には電源投入時に一定時間フィラメ
ントを予熱する機能を備える場合が多く、切り替え時の
インターバル次第では速やかな非常点灯への移行が損な
われる可能性が有る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述のような
点に鑑みてなされたもので、商用電源でも直流電源でも
動作可能な交直両用型の電子バラストを用いた非常用照
明装置において、停電及び復電の際に切り替えるスイッ
チ素子のストレスに起因する設備の大型化や経済的な課
題を解決し、更に停電時の速やかな非常点灯への移行、
非常時の適切な光出力の確保等によって経済性、安全性
を向上させることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、上記の課題を解決するために、図1に示すように、
商用電源Vsから第1のスイッチSACを介して接続され
た電子バラスト1と、電子バラスト1の負荷であるラン
プ2と、商用電源Vsに接続された充電回路31と、こ
の充電回路31によって充電される二次電池Bと、商用
電源Vsが停電したことを検知する停電検知回路32
と、上記二次電池Bと並列に入力部を接続され出力部に
平滑コンデンサC0を有する非常用コンバータ4と、こ
の非常用コンバータ4をON−OFFするための第2の
スイッチS1と、上記非常用コンバータ4の出力を上記
第1のスイッチSACと電子バラスト1の接続点に供給す
るための第3のスイッチSDCと、上記停電検知回路32
の出力によって上記各スイッチSAC,S1,SDCを遅延
時間を設けながら切り替える切替制御回路33とから構
成され、図2に示すように、停電時には第1のスイッチ
ACをOFFし、第3のスイッチSDCをONし、第2の
スイッチS1をONした後、非常用コンバータ4の出力
が定格まで上昇するように制御するとともに、復電時に
は第2のスイッチS1をOFFし、上記平滑コンデンサ
C0の電荷が放出されるまでの遅延時間の後、第3のス
イッチSDCをOFFし、第1のスイッチSACをONする
ように制御し、停電時の各スイッチSAC,S1,SDC
切り替え時間の合計(A+B+C+D)及び復電時の各
スイッチS1,SDC,SACの切り替え時間の合計(E+
F+G)が、電源が遮断された場合に電子バラスト1の
制御機能がリセットされる時間Hよりも短くなるように
設定したことを特徴とするものである。
【0010】請求項2の発明によれば、同じ課題を解決
するために、図4に示すように、商用電源Vsから整流
回路DB1を介して接続された電子バラスト1と、その
負荷であるランプ2と、商用電源Vsに接続された充電
回路31と、この充電回路31によって充電される二次
電池Bと、商用電源Vsが停電したことを検知する停電
検知回路32と、上記二次電池Bと並列に入力部を接続
され出力部に平滑コンデンサC0を有する非常用コンバ
ータ4と、この非常用コンバータ4をON−OFFする
ためのスイッチS1と、上記非常用コンバータ4の出力
を上記整流回路DB1と電子バラスト1の接続点に電流
を供給する方向に接続するダイオードD3と、上記停電
検知回路32の出力によって上記スイッチS1を遅延時
間を設けて停電時はON、復電時はOFFする切替制御
回路33から構成され、図5に示すように、停電時には
上記スイッチS1をONする時間C及び非常用コンバー
タ4の出力が定常値まで上昇する時間Dの合計(C+
D)が電子バラスト1の制御機能がリセットされる時間
Hよりも短くなるように設定したことを特徴とするもの
である。請求項3の発明によれば、図6に示すように、
二次電池Bの電圧を検出して非常用コンバータ4の出力
制御を行なうフィードフォワード回路42、非常用コン
バータ4の出力電圧を検出して出力電圧が一定値になる
ように制御するフィードバック回路43を備えたことを
特徴とするものである。また、二次電池Bの電圧が閾値
以下となった場合は非常用コンバータ4の動作を停止さ
せる過放電防止回路を設けても良い。
【0011】請求項4の発明によれば、図7に示すよう
に、電子バラストは外部からの信号を受けて調光が可能
な調光形電子バラスト1aであり、また停電検知回路3
2の出力によって調光信号を発生する調光信号回路34
を設けて上記調光型電子バラスト1aに調光信号を供給
することを特徴とするものである。請求項5の発明によ
れば、図8に示すように、調光信号回路34からの調光
信号を、二次電池Bの電圧で変調する変調器35を有す
ることを特徴とするものである。請求項6の発明によれ
ば、図9に示すように、常時、調光形電子バラスト1a
に調光信号を供給する常用調光器5と、非常時には常用
調光器5からの信号を調光信号回路34からの信号に切
り替えるための信号切替スイッチS2を有することを特
徴とするものである。
【0012】請求項7の発明によれば、図11に示すよ
うに、電子バラスト1は昇圧チョッパー回路12とその
出力に接続されたインバータ回路13及びこれらいずれ
かの回路の動作条件を切り替えて光出力を低減する調光
スイッチS21,S22で構成され、停電検知回路32
の出力で動作する切替制御回路33によって上記調光ス
イッチS21,S22を切り替えることを特徴とするも
のである。請求項8の発明によれば、図12に示すよう
に、商用電源Vsに接続され昇圧チョッパー回路12と
その出力に接続されたインバータ回路13を含む電子バ
ラスト1と、商用電源Vsに接続された充電回路31
と、この充電回路31によって充電される二次電池B
と、商用電源Vsが停電したことを検知する停電検知回
路32と、上記二次電池Bと並列に入力部を接続された
非常用コンバータ4と、この非常用コンバータ4をON
−OFFするためのスイッチS1と、上記非常用コンバ
ータ4の出力を上記電子バラスト1を構成するインバー
タ回路13の入力部に供給するためのダイオードD3
と、上記スイッチS1を停電時にONし復電時にOFF
するように切り替える切替制御回路33から構成された
ことを特徴とするものである。
【0013】請求項9の発明によれば、電子バラスト1
は、図13に示すように、ランプ2の寿命末期を検出す
るための検出回路17と、この検出回路17の出力で回
路動作を停止・保持する発振停止保持回路15を有し、
図16に示すように、停電検知回路の出力で動作する切
替制御回路33によって停電時には上記発振停止保持回
路15の保持を解除し、または図15に示すように、上
記検出回路17の検出感度を切り替えることを特徴とす
るものである。請求項10の発明によれば、電子バラス
トは、図14に示すように、電源投入時に放電灯のフィ
ラメントを一定時間予熱するための先行予熱タイマー1
6を有し、停電検知回路の出力で動作する切替制御回路
33によって停電時に上記先行予熱タイマー16のタイ
マー時間を短縮または除去するように切り替えることを
特徴とするものである。請求項11の発明によれば、電
子バラストは、図17に示すように、放電灯の寿命末期
を検出するための検出回路17と、内部温度が約100
℃を超える温度に至った場合には上記検出回路17の検
出感度を低減あるいは検出動作を停止させる手段(負特
性サーミスタRt)を有することを特徴とするものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の第
1の実施の形態を図1及び図2に示す。まず、図1の回
路構成について説明する。商用交流電源Vsには、スイ
ッチSACを介して電子バラスト1の電源入力端子が接続
されている。電子バラスト1の電源入力端子には、スイ
ッチSDCを介して非常用コンバータ4の平滑コンデンサ
C0が接続されている。非常用コンバータ4の電源入力
はスイッチS1を介して二次電池Bに接続されている。
これらのスイッチSAC、SDC、S1は例えばリレー接点
などで構成することができる。
【0015】非常用電源ユニット3は、非常用コンバー
タ4のほかに、その動作電源となる二次電池Bと、その
充電回路31、停電検知回路32、切替制御回路33を
備えている。充電回路31は商用交流電源Vsに接続さ
れており、商用交流電源Vsを降圧・整流して二次電池
Bを充電する。停電検知回路32は充電回路31に接続
された商用交流電源Vsの通電状態を監視しており、商
用交流電源Vsの停電・復電を検知する。切替制御回路
33は停電検知回路32の停電検知信号を受けて、スイ
ッチSAC、S1、SDCを非常時の接続状態に切り替える
と共に、制御部41の動作を開始させる。また、停電検
知回路32の復電検知信号を受けて、スイッチSAC、S
1、SDCを常用時の接続状態に切り替えると共に、制御
部41の動作を停止させる。
【0016】非常用コンバータ4は、発振トランスOT
と、その1次巻線と直列接続されたスイッチング素子Q
と、スイッチング素子Qを高周波でオン・オフ動作させ
る制御部41と、発振トランスOTの2次巻線に接続さ
れた整流用のダイオードD1と平滑用のインダクタL1
と平滑コンデンサC0の直列回路と、インダクタL1と
平滑コンデンサC0の直列回路に並列接続された回生電
流通電用のダイオードD2とから構成されている。発振
トランスOTの1次巻線と2次巻線の巻数比は二次電池
Bの直流低電圧を商用電源Vsと同等の電圧レベルに変
換できるように設定されている。スイッチS1がオンさ
れた状態で、制御部41の出力によりスイッチング素子
Qが高周波でオン・オフ駆動されると、二次電池Bから
発振トランスOTの1次巻線に高周波で断続される電流
が流れる。これにより、発振トランスOTの2次巻線に
は巻数比に応じて昇圧された高周波の電圧が発生する。
この高周波の電圧がダイオードD1に対して順極性とな
る期間では、半波整流用のダイオードD1がオンとな
り、インダクタL1を介して平滑コンデンサC0が充電
される。また、発振トランスOTの2次巻線の電圧がダ
イオードD1に対して逆極性となる期間では、半波整流
用のダイオードD1がオフとなり、インダクタL1の蓄
積エネルギーにより、回生電流通電用のダイオードD2
がオンとなり、平滑コンデンサC0が充電される。スイ
ッチSDCがオン状態で、スイッチSACがオフ状態である
と、平滑コンデンサC0の電圧は電子バラスト1の電源
入力端子に供給される。
【0017】図2において、(a)は商用電源Vsが停
電、復電するタイミングを表したもので、(b)〜
(d)は図1の各スイッチSAC,SDC,S1のON−O
FFタイミングを示している。何れもHighがON、
LowがOFF状態を表す。なお図2(e)は、商用電
源VsのOFF時及びON時の電子バラスト動作を模式
的に表したものであり、非常用電源は供給されない場
合、つまり、商用電源のみで動作する場合を前提に示し
ている。
【0018】停電発生時は、以下のシーケンスにて各ス
イッチを切り替えて非常用コンバータを起動させる。商
用電源電圧が例えば図2(a)のV1以下に低下すると
停電を検知(t0)し、スイッチSACをOFFさせる
(t1)。次に、スイッチSDCをONする(t2)。さ
らに、スイッチS1をONして非常用コンバータを起動
させる(t3)。そして、非常用コンバータの出力を徐
々に増加し定常状態へ移行させる(t4)。t0〜t1
はスイッチSACの動作時間A、t1〜t2はスイッチS
DCの動作時間B、t2〜t3はスイッチS1の動作時間
C、t3〜t4は非常用コンバータの出力立ち上がり時
間Dである。
【0019】ここで、電子バラストは停電(電源OF
F)でも即時に動作を停止するものではなく、内蔵の電
解コンデンサの残留電荷によってしばらくの間は動作を
継続した後、タイマー機能や検出保護機能等がリセット
されて初期状態へ戻る。図2(e)のt0〜t5は電子
バラストのリセット時間Hである。一方、復電(電源O
N)すると、蛍光灯のような熱陰極フィラメントを有す
るランプを負荷とする電子バラストにおいては、通常、
ランプを始動させる前に一定時間の予熱を与えて始動電
圧を下げるとともにランプヘのストレス軽減を行なう。
図2(e)のt6〜t10は先行予熱時間I(通常約1
秒)である。
【0020】従って、停電の間、非常用電源ユニットに
て電子バラストに非常用電源を供給する場合、前述した
各スイッチの切り替え及び非常用コンバータの起動時間
の合計が上記電子バラストのリセット時間Hを超える
と、常用点灯と非常点灯の間に約1秒の予熱期間が介在
することになって、非常用照明装置に期待される即時点
灯機能を損ねることになる。この観点から、停電時にお
いて各スイッチの切り替え及び非常用コンバータの起動
を上述のシーケンスにて行なうとともに、それらに要す
る時間(スイッチSACの動作時間A+スイッチSDCの動
作時間B+スイッチS1の動作時間C+出力の立ち上が
り時間D)を電子バラストのリセット時間H未満に設定
する。
【0021】同様に、復電時においては、以下のシーケ
ンスにて各スイッチを切り替え、非常用コンバータを停
止させる。商用電源電圧が、例えば図2(a)のV2以
上に上昇すると復電を検知(t6)し、スイッチS1を
OFFして非常用コンバータの動作を停止する(t
7)。非常用コンバータの出力平滑用コンデンサC0の
残留電荷が減少して、電子バラストへの電源供給が停止
した後、スイッチSDCをOFFする(t8)。次に、ス
イッチSACをONする(t9)。t6〜t7はスイッチ
S1の動作時間Eである。t7〜t8は電解コンデンサ
C0の残留電荷放電時間Fであり、スイッチSDCの動作
時間となる。また、t8〜t9はスイッチS ACの動作時
間Gである。
【0022】停電時と同様、復電時においても各スイッ
チの切り替え及び非常用コンバータの停止を上述のシー
ケンスにて行なうとともに、それらに要する時間(スイ
ッチS1の動作時間E+電解コンデンサC0残留電荷放
電時間(スイッチSDC動作時間)F+スイッチSACの動
作時間G)を電子バラストのリセット時間H未満に設定
する。
【0023】なお本発明においては、非常用電源ユニッ
トの各種切り替え及び制御条件が電子バラストのリセッ
ト機能などと密接に関連するため、従来例で示した電源
別置型システムとして構成するよりも、器具内蔵型シス
テムとして構成するのに適している。その際、二次電池
のセル数の最適化が重要な要素となる。すなわち電池の
セル数を増やせば非常用コンバータの昇圧比が小さいの
で、少ない回路損失設計ができる反面、電池の容積が増
えて器具の大型化、コストアップの課題が生じる。また
電池のセル数を少なくすれば非常用コンバータの昇圧比
を大きく設計する必要があり、また電池の放電電流も大
きくなるので回路損失が大きくなり、電池の性能(許容
放電電流)によって限界を有する。これらを勘案して目
安を掲げれば、最小セル数≧(電子バラスト最大負荷×
非常用電源動作時間)/(非常用コンバータ回路効率×
電池容量×公称電池電圧)となる。また、最大セル数<
電子バラストの最小許容入力電圧/(公称電池電圧×非
常用コンバータの昇圧比)となる。ここで、最小セル数
時の非常用コンバータの回路効率は、電池の放電電流増
大による損失を考慮しても0.6以上の能力が目安とな
る。また、非常用コンバータの昇圧比は、電池の放電時
に1.5〜0.5V/セル程度の電圧変動(ニカド電池
の場合)があっても昇圧回路の出力電圧を一定化させる
ために、3倍以上の能力が目安となる。
【0024】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態を図4、図5に基づいて説明する。図4の回路
は、図1におけるスイッチSACをダイオードブリッジD
B1に置き換えると共に、スイッチSDCをダイオードD
3に置き換えて無接点化を図ったものである。図4の回
路では、図1の回路に比べると、スイッチSACが無い
が、代わりにダイオードブリッジDB1が有るので、商
用交流電源Vsが停電している場合において非常用コン
バータ4が動作しているときには、ダイオードD3を介
して電子バラスト1の電源入力部に直流電圧が供給され
て、ダイオードブリッジDB1が電圧阻止状態となり、
実質的にスイッチSACの機能を果たしている。また、図
4の回路では、図1の回路に比べると、スイッチSDC
無いが、代わりにダイオードD3が有るので、商用交流
電源Vsが通電している場合において非常用コンバータ
4の平滑コンデンサC0の電荷が放電された後はダイオ
ードD3が電圧阻止状態となり、実質的にスイッチSDC
の機能を果たしている。その他の構成は図1と同一のた
め、説明は省略する。
【0025】図5は、図4の構成における非常用コンバ
ータの起動、出力立ち上がり条件を示している。図5
(a)は商用電源の停電(t0)と復電(t4)のタイ
ミングを示している。図5(b)は、停電中に非常用電
源が供給されない場合について、商用電源のOFF時及
びON時の電子バラスト動作を模式的に表している。前
述のように、商用電源のOFF時(停電時)に電子バラ
ストの諸機能がリセットされる時間(t0〜t3:電子
バラストのリセット時間H)が存在し、また、電源ON
時(復電時)には約1秒の先行予熱を行なう。t4〜t
7は先行予熱時間I(通常約1秒)である。
【0026】図5(c)は非常用コンバータの動作を模
式的に表したもので、t0で停電を検知した後、スイッ
チS1をONさせる。t0〜t1はスイッチS1の動作
時間Cである。その後、非常用コンバータの出力が所定
値に上昇する。t1〜t2は非常用コンバータの出力立
ち上がり時間Dである。なお、この出力立ち上がり時間
を適度に設定すれば、非常用コンバータを構成する電子
部品に過渡的に発生する電気的ストレスを軽減するとと
もに、その出力に発生するオーバーシュートを抑制して
電子バラストを保護するのに有効である。また、非常用
コンバータの制御回路にソフトスタート回路を付加すれ
ば、出力立ち上がり時間Dの設計が容易となる。また復
電時は、t4で復電を検知した後、スイッチS1をOF
Fさせる。t4〜t5はスイッチS1の動作時間Eであ
る。スイッチS1をOFFして非常時コンバータを停止
させれば、平滑コンデンサC0の残留電荷が放出され
る。t5〜t6は平滑コンデンサC0の残留電荷放電時
間Fである。
【0027】図5(d)は、停電中に非常用電源が供給
される場合について、商用の電子バラストの動作を模式
的に表したものである。第1の実施の形態では有接点で
あったスイッチSACおよびSDCをここでは無接点化する
ことにより、上記スイッチS1の動作時間C及び非常用
コンバータのソフトスタート時間Dの間は出力が一旦低
下するが、これらの合計時間が電子バラストのリセット
時間H以下であれば、電子バラストは先行予熱モードに
入ることがなく、速やかに非常点灯に移行できる。また
復電時は、スイッチS1をOFFして非常用コンバータ
を停止させれば、平滑コンデンサC0の残留電荷が放出
されるが、この場合すでに復電されているので、電子バ
ラストの入力電圧は途切れることなく連続して印加され
る。なお、上記のスイッチS1は半導体スイッチでもよ
く、また非常用コンバータ4の制御部41でコンバータ
の動作をON−OFFさせても構わない。
【0028】この実施の形態によれば、電子バラストの
商用電源側に整流ブリッジを、また非常用電源ユニット
から電子バラストへ向けてダイオードD3を設け、更に
停電時のスイッチS1の動作時間Cと非常用コンバータ
の出力立ち上がり時間Dの合計を電子バラストのリセッ
ト時間Hより短く設定することによって、高信頼性の非
常用照明装置を実現できる。また、この実施の形態にお
いては、非常用電源ユニットの各種切り替え及び制御条
件が電子バラストのリセット機能などと密接に関連する
ため、従来例で示した電源別置型システムとして構成す
るよりも、器具内蔵型システムとして構成するのに適し
ている。
【0029】(実施例2−1)図6の実施例は、図4の
基本回路において、電池電圧(非常用コンバータ4の入
力電圧)を検出して非常用コンバータ4の制御部41を
介して動作を制御するフィードフォワード回路42と、
非常用コンバータ4の出力電圧を検出して非常用コンバ
ータ4の制御部41を介して動作を制御するフィードバ
ック回路43を付加したものである。フィードフォワー
ド回路42は、電池電圧が放電開始直後の高い状態では
非常用コンバータ4が過負荷動作に至らないように、ま
た、放電末期に電池電圧が所定値以下になった場合には
電池の過放電を防止するために非常用コンバータ4の動
作を停止させるように動作する。フィードバック回路4
3は、電子バラスト1側の負荷変動(無負荷や動作停
止、始動時など)があっても非常用コンバータ4の出力
電圧を所定値に保つように動作する。
【0030】この実施例のように、フィードフォワード
機能やフィードバック機能を付加することによって、電
池エネルギーの有効利用と過放電防止、非常用コンバー
タの過負荷抑制、非常時の電子バラストへの過電圧等に
よるストレス低減等の効果により、信頼性に優れたシス
テムを実現できる。なお、フィードフォワード回路やフ
ィードバック回路は、そのどちらか一方のみ付加しても
上述の様な効果を得ることができるが、双方を具備する
ことで、より高い信頼性を得ることが可能となる。
【0031】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態によれば、調光機能を有する非常用照明装置につ
いて、非常時に光出力を所定値に設定することを特徴と
するものである。 (実施例3−1)図7の実施例は、調光信号を受けてラ
ンプ2を調光点灯させる調光形電子バラスト1aを用
い、また非常用電源ユニット3内部に、停電を検知した
ときに上記調光用電子バラスト1aに調光信号を与える
ための調光信号回路34を設けて構成される。非常時に
要求される光出力は常用時に比べて低く設定される場合
が多く、非常時に調光信号も同時に発生させることによ
って非常時に所定の光出力を得ることができる。
【0032】(実施例3−2)図8の実施例は、調光信
号回路34からの調光信号を、二次電池Bの電圧で変調
する変調器35を有している。放電の過程で低下してい
く電池電圧に応じて調光信号回路34からの調光信号に
変調を加えて調光形電子バラスト1aに供給することに
よって、非常時の光出力をある程度一定に保つことがで
き、電池エネルギーの有効活用が図れる。
【0033】(実施例3−3)図9の実施例は、調光形
電子バラスト1aと調光器5によって常時調光を行なう
場合の例である。非常時は停電を検知して調光信号を発
生するとともに、この信号と調光器5を切り替えるスイ
ッチS2によって構成される。スイッチS2により調光
用電子バラスト1aの調光信号端子は、常時は調光器5
からの任意の信号を、非常時は非常用電源ユニット3か
らの予め設定された調光信号を受けることができる。
【0034】(実施例3−4)図10の実施例は、停電
検知信号を調光器5へ入力し、調光器5内部で常時と非
常時の調光信号を発生させる例である。この例の揚含、
調光器5は非常時の調光状態を記憶しておく何らかの手
段を備えておく必要があるが、図9では常時用と非常時
用で別個に備えていた調光信号発生部34を共通化でき
るため、非常用電源ユニット3の小型化を図ることが出
来る。
【0035】(実施例3−5)図11の実施例は、電子
バラスト1を昇圧チョッパー回路12とその出力に接続
されるインバータ回路13で構成し、これらの動作条件
をスイッチS21,S22で切り替えるように構成した
ものである。電子バラスト1の電源入力端子には、雑防
回路11を介してダイオードブリッジDB2の交流入力
端子が接続されている。雑防回路11とは雑音防止用の
フィルター回路であり、電子バラスト1のスイッチング
動作による高周波雑音が商用交流電源Vsに漏洩するこ
とを防止するための回路である。ダイオードブリッジD
B2の直流出力端子(整流出力側)にはインダクタL2
とスイッチング素子Q3の直列回路が接続されており、
スイッチング素子Q3の両端にはダイオードD4を介し
て平滑コンデンサC2が接続されている。スイッチング
素子Q3は制御回路18により高周波でオン・オフされ
る。スイッチング素子Q3とインダクタL2、ダイオー
ドD4、平滑コンデンサC2は昇圧チョッパー回路12
を構成しており、スイッチング素子Q3のオン・オフ動
作により商用交流電源Vsの整流出力を昇圧した直流電
圧を平滑コンデンサC2の両端に出力する。平滑コンデ
ンサC2の両端に得られる直流電圧の大きさは、制御回
路18によりスイッチング素子Q3のオン期間等を制御
することにより可変とすることができる。平滑コンデン
サC2の両端にはインバータ回路13が接続されてい
る。インバータ回路13は平滑コンデンサC2の直流電
圧をスイッチング素子により高周波電圧に変換してラン
プ2に供給する。インバータ回路13のスイッチング素
子の周波数あるいはオン期間は制御回路14により制御
される。
【0036】停電を検知して光出力の切り替え制御を行
なう際に、電子バラスト内部の昇圧チョッパー回路12
の制御回路18或いはインバータ回路13の制御回路1
4の動作条件をスイッチS21,S22で切り替える。
このように、非常時にのみ電子バラスト1を構成する各
部の動作条件を変えることによって、外部の調光器等を
使用すること無く、非常時の光出力を設定することがで
きる。
【0037】(実施例3−6)図12の実施例は、非常
用電源ユニット3からの直流出力を電子バラスト1内部
のインバータ回路13の入力部に供給するように構成
し、非常時に所定の光出力が得られるように非常用電源
ユニット3からの直流電圧を設定する。この様な構成に
よって、電子バラスト1と商用電源Vs間に設けていた
ダイオードブリッジ(例えば図11のDB1)は不要と
なり、更に非常時は電子バラスト1内部の昇圧チョッパ
ー回路12は動作しないので、非常時の回路損失が低減
されて電池容量の節約も可能となる。
【0038】この実施の形態によれば、簡単な構成で非
常時の光出力を所定値に設定することが可能であり、ま
た電池電圧に応じて調光信号に変調を加えれば非常時の
光出力をある程度一定に保つことも可能であり、更に非
常用電源ユニットからの直流出力を電子バラスト内部の
インバータ回路入力に供給すれば回路構成の簡素化、回
路損失の低減が可能となり、小形で経済性に優れた高信
頼性のシステムが構成できる。また、非常時の光出力
は、調光信号発生部の部品を変更することで容易に設定
可能であるが、例えばディップスイッチやボリューム等
を使用すれば、ユニット外部から容易に設定を変更する
ことも可能となり、汎用性をより一層高めることも可能
となる。なお、電子バラスト、放電灯、二次電池、常用
調光器を除いて一つのプリント基板上に実装し、かつ常
用調光器を除いた全てを一つの照明器具に内蔵すること
が好ましい。
【0039】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施
の形態によれば、電子バラストに付加された検出保護機
能を、非常時においては除去あるいは感度低減して非常
点灯を最優先させることによって、安全性確保に適した
非常用照明を実現できる。この実施の形態を図13に基
づいて説明する。昇圧回路12は上述の昇圧チョッパー
回路などで構成されており、平滑コンデンサC2の両端
に直流電圧を得ている。インバータ回路13の電源入力
部では、平滑コンデンサC2の両端にスイッチング素子
Q1,Q2の直列回路を接続している。これらのスイッ
チング素子Q1,Q2は制御回路14の出力により高周
波で交互にオン・オフされる。一方のスイッチング素子
Q2の両端には、直流カット用のコンデンサC4と、共
振用のインダクタL3を介して、蛍光ランプ2が接続さ
れている。蛍光ランプ2のフィラメントの非電源側端子
間には共振用のコンデンサC3が並列接続されている。
コンデンサC3とインダクタL3は共振回路を構成して
いる。ランプ2の両端(端子−間)には検出回路1
7が接続されている。この検出回路17は後述するよう
に寿命末期や無負荷等の異常を検出して端子に負荷異
常検出信号を発生する。この負荷異常検出信号を受けて
発振停止保持回路15が端子に発振停止保持信号を出
力し、制御回路14の動作を停止させる。また、先行予
熱タイマー16は電源投入後の一定期間は端子に先行
予熱期間を示す信号を出力し、インバータ回路13の出
力をランプ2が点灯しないレベルに低減させる。
【0040】電子バラストにおける検出回路17は、主
にランプ寿命末期にフィラメントに塗布されたエミッタ
が消滅することによる異常放電に対して回路及びランプ
を保護するために設けられるもので、ランプ間の電圧上
昇或いは電流増加を検出してインバータ動作を停止・保
持させたり、出力を低減・保持あるいは間欠動作させる
場合が多い。図13の回路では、非常用電源ユニットの
停電検知部で停電を検知して非常点灯のための切り替え
制御を行なう際に、図14〜図17の各実施例のよう
に、電子バラスト内部のインバータ回路の一部を同時に
操作するように構成している。
【0041】(実施例4−1)図14は先行予熱タイマ
ー回路16の回路構成を一例として示している。電子バ
ラスト1の電源が投入されて、制御電源電圧Vccが立
ち上がると、抵抗R11を介してツェナーダイオードD
z1に電流が流れて、ツェナーダイオードDz1の両端
に生じる一定の基準電圧がコンパレータCOMP1の+
側入力端子に印加される。また、抵抗R12とコンデン
サC11よりなる時定数回路(積分回路)に制御電源電
圧Vccが印加され、コンデンサC11の電圧が徐々に
上昇する。このコンデンサC11の電圧はコンパレータ
COMP1の−側入力端子に印加されて、ツェナーダイ
オードDz1の基準電圧と比較されている。コンデンサ
C11の電圧は電源投入後、約1秒後にツェナーダイオ
ードDz1の電圧に達するように抵抗R12とコンデン
サC11の値を設定されている。これによりコンパレー
タCOMP1の出力(端子)は電源投入後の約1秒間
はHighレベルとなり、その後はLowレベルとな
る。端子はインバータ回路13の制御回路14に接続
されて、電源投入後の一定期間は、インバータ回路13
の出力をランプ2が点灯しないレベルに低減させる。こ
れにより、ランプ2のフィラメントを十分に予熱して常
用点灯時のランプ寿命を確保している。
【0042】一方、非常用電源ユニット3の切替制御回
路33が動作したときには、スイッチSW1がオンとな
り、非常時にコンデンサC11への充電を促進するため
の抵抗R13を積分回路の抵抗R12に並列接続する。
R12≫R13と設定しておくことにより、抵抗R13
を介して急速にコンデンサC11が充電されるため、先
行予熱タイマーの予熱時間(通常約1秒)を短縮して速
やかに光出力を得ることができる。非常用照明装置の使
命は、非常時に速やかに必要な光束を確保することにあ
るので、停電発生とともに先行予熱タイマーの機能を除
去或いは時間を短縮することは有効である。
【0043】(実施例4−2)図15は検出回路17の
回路構成を一例として示している。この回路では、ラン
プ2の両端(端子−間)の電圧をダイオードDで半
波整流し、抵抗R2とR3で分圧してコンデンサCにラ
ンプ電圧の検出値を生成し、これをコンパレータCOM
Pの+側入力端子に印加している。コンパレータCOM
Pの−側入力端子には抵抗R1とツェナーダイオードD
zにより生成した基準電圧が印加されている。ランプ2
が寿命末期でなく正常に点灯しているときには、コンデ
ンサCの電圧はツェナーダイオードDzの基準電圧より
も低く、コンパレータCOMPの出力(端子)はLo
wレベルに維持されている。ランプ2が接続されていな
いとき、あるいは寿命末期(エミレス状態)となったと
きには、コンデンサCの電圧は上昇し、ツェナーダイオ
ードDzの基準電圧を越える。これによりコンパレータ
COMPの出力(端子)はHighレベルとなり、ラ
ンプ2が寿命末期あるいは無負荷状態であることを検出
する。
【0044】スイッチSWは非常用電源ユニット3の切
替制御回路33によって停電検知時にONされる。ラン
プ2が正常な場合においては検出回路17の両端電圧は
低く、抵抗R2とR3及びコンデンサCで分圧・平滑さ
れた電位は基準電位未満に設定される。ランプ寿命末期
にランプ電圧が上昇すると、上記の検出電圧は基準電位
を超えてコンパレータCOMPの出力が反転し、その出
力が発振停止・保持回路15に入力されてインバータ回
路13は発振動作を停止する。非常時に、非常用電源ユ
ニット3で停電を検知し切替制御回路33によりスイッ
チSWをONすると、抵抗R3と並列に抵抗R4が接続
されて抵抗R2との分圧値は低下するので、抵抗R4の
値次第で検出回路17の機能を除去或いは感度低減を行
なうことができる。
【0045】(実施例4−3)図16は発振停止保持回
路15の回路構成を一例として示している。この回路で
は、検出回路17の出力(端子)がHighレベルと
なる時間が多くなると、抵抗R22,R23、コンデン
サC21よりなる蓄積回路を介してSCRのゲート電圧
が上昇し、SCRがターンオンする。ひとたびSCRが
オンすると、常閉スイッチSW2と抵抗R21を介して
制御電源電圧Vccからグランド(端子)にSCRの
保持電流が流れ続けるので、発振停止保持回路15の出
力(端子)はLowレベルに保持される。これにより
制御回路14は動作を停止し、インバータ回路13の発
振停止状態を保持する。
【0046】この実施例では常用時に検出回路17が動
作して発振停止・保持回路15が動作した状態で停電が
発生した場合、発振停止・保持機能を解除して非常点灯
を行なうことができる。すなわち、非常用電源ユニット
3の切替制御回路33が動作して常開スイッチSW2が
オフされると、SCRの保持電流が遮断されて、SCR
はターンオフする。また、発振停止保持回路15の出力
(端子)は抵抗R21を介して制御電源電圧Vccに
接続されるので、Highレベルとなり、インバータ回
路13の発振停止保持は解除される。
【0047】(実施例4−4)図17の実施例は図15
に示した検出回路17の抵抗R3と並列に負特性サーミ
スタRtを接続したものであり、特に火災を想定した高
温状態(例えば100℃以上:火災時以外は非常に可能
性が低く、電子バラストを構成する電子部品の信頼性を
損なわない程度の温度)では検出回路17の感度を低下
させて、高温でランプ2に異常放電が起こっても検出回
路17が動作しないようにして非常点灯を最優先させて
いる。この実施の形態によれば、電子バラストに付加さ
れた検出保護機能を、非常時においては除去あるいは感
度低減して非常点灯を最優先させることによって、安全
性確保に適した非常用照明を実現できる。
【0048】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、商用電源と電
子バラストを接続、切断するためのスイッチ、及び、非
常用コンバータと電子バラストを接続、切断するための
スイッチを用いた構成において、停電時及び復電時に各
スイッチの切り替え、非常用コンバータの起動・停止を
適切な順序で行なうとともに、それらに要する時間が電
子バラストのリセット時間未満となるように設定したの
で、高信頼性を保ちながら速やかに非常点灯に切り替え
ることができる。すなわち、商用電源でも直流電源でも
動作可能な交直両用型の電子バラストを用いた非常用電
源ユニットにおいて、停電及び復電の際に切り替えるス
イッチのストレスに起因する設備の大型化や経済的な課
題を解決することができる。請求項2の発明によれば、
商用電源と電子バラストを接続、切断するためのスイッ
チを整流ブリッジに、非常用コンバータと電子バラスト
を接続、切断するためのスイッチをダイオードに置き換
えて無接点化を図った構成において、停電時の非常用コ
ンバータ起動時間と出力立ち上がり時間の合計を電子バ
ラストのリセット時間より短く設定することによって、
高信頼性の非常用照明装置を実現できる。請求項3の発
明によれば、フィードフォワード機能やフィードバック
機能を付加することによって、電池エネルギーの有効利
用と過放電防止、非常用コンバータの過負荷抑制、非常
時の電子バラストヘの過電圧等によるストレス低減等の
効果により、信頼性に優れたシステムを実現できる。
【0049】請求項4の発明によれば、調光信号を受け
てランプを調光点灯させる調光形電子バラストを用い、
また非常用電源ユニット内部に、停電を検知したときに
上記調光用電子バラストに調光信号を与えるための調光
信号回路を設けて構成され、簡単な構成で非常時の光出
力を所定値に設定することが可能であり、適切な光出力
を得ることにより、経済性及び安全性を一段と向上させ
ることができる。請求項5の発明によれば、電池電圧に
応じて調光信号に変調を加えることで、非常時の光出力
をある程度一定に保つことが可能である。
【0050】請求項8の発明によれば、更に非常用電源
ユニットからの直流出力を電子バラスト内部のインバー
タ回路入力に供給することで、回路構成の簡素化、回路
損失の低減が可能となり、小形で経済性に優れた高信頼
性のシステムが構成できる。請求項9の発明によれば、
電子バラストのインバータ回路部と非常用電源ユニット
の切替制御回路を連動させることによって、停電発生時
には電子バラストに付加された検出保護機能を除去ある
いは感度低減して非常点灯を最優先させることによっ
て、安全性確保に適した非常用照明を実現できるもので
ある。請求項10の発明によれば、停電発生時には電子
バラストによる放電灯のフィラメントの予熱を短縮ある
いは省略するようにしたから、非常時に速やかに必要な
光束を確保することができ、安全性確保に適した非常用
照明を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の回路図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の動作説明図であ
る。
【図3】従来例の回路図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の回路図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の動作説明図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施の形態の一実施例を示す回
路図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態の第1実施例を示す
回路図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態の第2実施例を示す
回路図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態の第3実施例を示す
回路図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態の第4実施例の要
部構成を示す回路図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態の第5実施例を示
す回路図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態の第6実施例を示
す回路図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態の回路図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態の第1実施例の要
部構成を示す回路図である。
【図15】本発明の第4の実施の形態の第2実施例の要
部構成を示す回路図である。
【図16】本発明の第4の実施の形態の第3実施例の要
部構成を示す回路図である。
【図17】本発明の第4の実施の形態の第4実施例の要
部構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 電子バラスト 2 ランプ 31 充電回路 32 停電検知回路 33 切替制御回路 4 非常用コンバータ Vs 商用電源 SAC 第1のスイッチ S1 第2のスイッチ SDC 第3のスイッチ C0 平滑コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西野 博之 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 Fターム(参考) 3K082 AA02 AA09 AA16 AA17 AA22 AA43 AA61 AA76 BA05 BA24 BA25 BA33 BA55 BA58 BB05 BD28 BD32 BD33 BE04 BE34 DA01 EA01 EA04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源から第1のスイッチを介して
    接続された電子バラストと、電子バラストの負荷である
    放電灯と、商用電源に接続された充電回路と、この充電
    回路によって充電される二次電池と、商用電源が停電し
    たことを検知する停電検知回路と、上記二次電池と並列
    に入力部を接続され出力部に平滑コンデンサを有する非
    常用コンバータと、この非常用コンバータをON−OF
    Fするための第2のスイッチと、上記非常用コンバータ
    の出力を上記第1のスイッチと電子バラストの接続点に
    供給するための第3のスイッチと、上記停電検知回路の
    出力によって、停電時には第1のスイッチをOFFし、
    第3のスイッチをONし、第2のスイッチをONした
    後、非常用コンバータの出力が定格まで上昇するように
    制御するとともに、復電時には第2のスイッチをOFF
    し、上記平滑コンデンサの電荷が放出されるまでの遅延
    時間の後、第3のスイッチをOFFし、第1のスイッチ
    をONするように、上記各スイッチを遅延時間を設けな
    がら切り替える切替制御回路とから構成され、停電時の
    各スイッチの切り替え時間の合計及び復電時の各スイッ
    チの切り替え時間の合計が、電源が遮断された場合に電
    子バラストの制御機能がリセットされる時間よりも短く
    なるように設定したことを特徴とする非常用照明装置。
  2. 【請求項2】 商用電源から整流回路を介して接続さ
    れた電子バラストと、その負荷である放電灯と、商用電
    源に接続された充電回路と、この充電回路によって充電
    される二次電池と、商用電源が停電したことを検知する
    停電検知回路と、上記二次電池と並列に入力部を接続さ
    れ出力部に平滑コンデンサを有する非常用コンバータ
    と、この非常用コンバータをON−OFFするためのス
    イッチと、上記非常用コンバータの出力を上記整流回路
    と電子バラストの接続点に電流を供給する方向に接続す
    るダイオードと、上記停電検知回路の出力によって上記
    スイッチを遅延時間を設けて停電時はON、復電時はO
    FFする切替制御回路から構成され、停電時には上記ス
    イッチをONする時間及び非常用コンバータの出力が定
    常値まで上昇する時間の合計が電子バラストの制御機能
    がリセットされる時間よりも短くなるように設定したこ
    とを特徴とする非常用照明装置。
  3. 【請求項3】 二次電池の電圧を検出して非常用コン
    バータの出力制御を行なうフィードフォワード回路、二
    次電池の電圧が閾値以下となった場合は非常用コンバー
    タの動作を停止させる過放電防止回路、非常用コンバー
    タの出力電圧を検出して出力電圧が一定値になるように
    制御するフィードバック回路のうち少なくとも一つ以上
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の非常
    用照明装置。
  4. 【請求項4】 電子バラストは外部からの信号を受け
    て調光が可能な調光形電子バラストであり、停電検知回
    路の出力によって調光信号を発生する調光信号回路を設
    けて上記調光型電子バラストに調光信号を供給すること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の非常用照
    明装置。
  5. 【請求項5】 調光信号回路からの調光信号を、二次
    電池の電圧で変調する変調器を有することを特徴とする
    請求項4に記載の非常用照明装置。
  6. 【請求項6】 常時、調光形電子バラストに調光信号
    を供給する常用調光器と、非常時には常用調光器からの
    信号を調光信号回路からの信号に切り替えるための信号
    切り替えスイッチを有することを特徴とする請求項4又
    は5に記載の非常用照明装置。
  7. 【請求項7】 電子バラストは昇圧チョッパー回路と
    その出力に接続されたインバータ回路及びこれらいずれ
    かの回路の動作条件を切り替えて光出力を低減する調光
    スイッチで構成され、停電検知回路の出力で動作する切
    替制御回路によって上記調光スイッチを切り替えること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の非常用照
    明装置。
  8. 【請求項8】 商用電源に接続され昇圧チョッパー回
    路とその出力に接続されたインバータ回路を含む電子バ
    ラストと、商用電源に接続された充電回路と、この充電
    回路によって充電される二次電池と、商用電源が停電し
    たことを検知する停電検知回路と、上記二次電池と並列
    に入力部を接続された非常用コンバータと、この非常用
    コンバータをON−OFFするためのスイッチと、上記
    非常用コンバータの出力を上記電子バラストを構成する
    インバータ回路の入力部に供給するためのダイオード
    と、上記スイッチを停電時にONし復電時にOFFする
    ように切り替える切替制御回路から構成されたことを特
    徴とする非常用照明装置。
  9. 【請求項9】 電子バラストは、放電灯の寿命末期を
    検出するための検出回路と、この検出回路の出力で回路
    動作を停止・保持する発振停止保持回路を有し、停電検
    知回路の出力で動作する切替制御回路によって停電時に
    は上記発振停止保持回路の保持を解除し、または上記検
    出回路の検出感度を切り替えることを特徴とする請求項
    1〜8のいずれかに記載の非常用照明装置。
  10. 【請求項10】 電子バラストは、電源投入時に放電
    灯のフィラメントを一定時間予熱するための先行予熱タ
    イマーを有し、停電検知回路の出力で動作する切替制御
    回路によって停電時に上記先行予熱タイマーのタイマー
    時間を短縮または除去するように切り替えることを特徴
    とする請求項1〜9のいずれかに記載の非常用照明装
    置。
  11. 【請求項11】 電子バラストは、放電灯の寿命末期
    を検出するための検出回路と、内部温度が約100℃を
    超える温度に至った場合には上記検出回路の検出感度を
    低減あるいは検出動作を停止させる手段を有することを
    特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の非常用照
    明装置。
  12. 【請求項12】 電子バラスト、放電灯、二次電池、
    常用調光器を除いて一つのプリント基板上に実装し、か
    つ常用調光器を除いた全てを一つの照明器具に内蔵した
    ことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の非
    常用照明装置。
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