JP2003166861A - タービン式流量計 - Google Patents

タービン式流量計

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JP2003166861A
JP2003166861A JP2001364868A JP2001364868A JP2003166861A JP 2003166861 A JP2003166861 A JP 2003166861A JP 2001364868 A JP2001364868 A JP 2001364868A JP 2001364868 A JP2001364868 A JP 2001364868A JP 2003166861 A JP2003166861 A JP 2003166861A
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impeller
pickup coil
detection signal
cone
downstream
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JP2001364868A
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Koji Koike
弘二 小池
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Tokico Ltd
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Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はタービン式流量計の羽根車の異常の
有無を検出することを課題とする。 【解決手段】 タービン式流量計10は、メータ本体1
2の内部に形成された流路14内に羽根車16を回転自
在に設けてなる。羽根車16は、上流側と下流側との圧
力バランスにより上流側コーン24と下流側コーン26
との間のほぼ中間位置でフローティング状態に支持され
ているが、例えば、下流側コーン26に設けられた圧力
導入孔26dが異物等により閉塞されてしまうと、下流
側にずれた位置で回転することになる。このように羽根
車16が下流側へずれた位置で回転すると、ピックアッ
プコイル36からの磁界40を外れて回転する。その結
果、ピックアップコイル36の検出信号は、波高値V2
が規定値以下に低下する。従って、ピックアップコイル
36の検出信号の波高値を比較することで、羽根車16
の異常の有無を判別することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はタービン式流量計に
係り、特に被測流体の流量に応じた羽根車の回転を検出
することで流量を計測するように構成されたタービン式
流量計に関する。 【0002】 【従来の技術】タービン式流量計では、ハブの外周に複
数の羽根を有する羽根車(ロータ)を流路中に回転自在
に支持し、流路を流れる被測流体の流量に応じた羽根車
の回転を検出することで流量計測を行うように構成され
ている。 【0003】また、羽根車は、羽根車の上下流側での圧
力バランスにより、上下流側コーンの間で回転軸に挿通
されてフローティング状態に支持されており、羽根車の
端面が下流側コーンの端面または軸受に接触しないよう
にしている。これにより、被測流体の圧力で羽根車が下
流側コーンに押し付けられて摺動抵抗が羽根車に作用す
ることで計測精度が低下することを防止する。 【0004】この種のタービン式流量計に用いられる回
転検出手段としては、ピックアップコイルがある。ター
ビン式流量計では、ピックアップコイルを羽根車の外周
に対向する流量計本体に設け、磁性材料により形成され
た羽根車の羽根がピックアップコイルの磁界を横切るこ
とによって磁気回路の磁気抵抗を変化させて誘起電圧を
生じさせることで、検出パルスが生成される。 【0005】そして、流量計の演算部では、ピックアッ
プコイルから出力された検出信号から得た流量パルスを
カウントし、この単位時間当たりのカウント値から瞬時
流量及び積算流量を求めている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記タ
ービン式流量計では、羽根車が回転軸に回転自在に支持
され、且つ羽根車の上下流側での圧力バランスにより羽
根車が上下流側コーンの間でフローティング状態に支持
されているため、羽根車の上下流側での圧力バランスが
崩れると、羽根車が下流側コーンに近接した位置で回転
することになる。その結果、羽根車のハブ端面が下流側
コーンの端面に接触して負荷増大により羽根車の回転数
が流量に比例しなくなるという問題があった。 【0007】さらに、タービン式流量計においては、羽
根車が下流側へずれることでピックアップコイルに対す
る羽根車の離間距離が大きくなり、その分ピックアップ
コイルから出力された検出信号の波形(波高値)が減少
して検出精度が低下するという問題も生じる。 【0008】また、従来は、ピックアップコイルの出力
が徐々に低下しても、流量計測が行えるので、計測精度
が低下した状態のまま流量計測を継続してしまう場合も
ある。 【0009】そこで、本発明は上記課題を解決したター
ビン式流量計を提供することを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、以下のような特徴を有する。本発明は、ハブ
の外周に複数の羽根を有し、流路中に回転自在に支持さ
れた羽根車と、流路を流れる被測流体の流量に応じた羽
根車の回転を検出するピックアップと、を備えてなるタ
ービン式流量計において、ピックアップから出力された
回転検出信号の波高値を監視する監視手段と、監視手段
により波高値が所定のしきい値以下になったとき異常を
検出する異常検出手段と、を備えており、ピックアップ
から出力された回転検出信号の波高値が所定のしきい値
以下になったとき異常を検出して羽根車がフローティン
グ状態で回転せず、計測精度が低下したことを認識する
ことが可能になる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の一実施
例について説明する。図1は本発明になるタービン式流
量計の一実施例を示す図であり、(A)はタービン式流
量計の縦断面図、(B)は流路内の圧力分布図である。
図1(A)に示されるように、タービン式流量計10
は、メータ本体12の内部に形成された流路14内に羽
根車(ロータ)16を回転自在に設けてなる。羽根車1
6は、流路14の中心に支持された回転軸18に挿通さ
れて回転可能に支持されており、流路14内を流れる被
測流体の流量に比例した回転数で回転する。 【0012】回転軸18の両端は、流路14内に嵌合さ
れた軸支持部材20,22により保持されている。そし
て、回転軸18には、羽根車16の上流側に位置する上
流側コーン24と、羽根車16の下流側に位置する下流
側コーン26と、上流側コーン24と下流側コーン26
との間に介在する円筒軸28とが挿通されている。 【0013】羽根車16は、ハブ30の外周に磁性材料
により形成された複数の羽根(ブレード)32が一定間
隔で放射状に設けられており、且つハブ30の中心には
円筒軸28の外周に摺動可能に嵌合する軸受部材34が
一体的に設けられている。また、羽根車16のハブ30
は、軸方向の厚さTが上流側コーン24と下流側コーン
26との間隔Lよりも小さくなっている(T<L)。 【0014】従って、羽根車16は、ハブ30の上下流
端面30a,30bが、上流側コーン24,下流側コー
ン26と隙間S=(L−T)/2を介して対向するよう
に支持されることにより、上流側コーン24及び下流側
コーン26と接触しないフローティング状態に支持され
る。 【0015】このため、羽根車16は、軸受部材34が
円筒軸28によりフローティング状態に回転自在に支持
され、且つ上記隙間S分だけ円筒軸28の軸方向(上流
側または下流側)へ摺動可能に支持されている。 【0016】上流側コーン24は、軸支持部材20に当
接される軸部24aと、軸部24aの外径より大径とな
るように下流側へ向けて傾斜する円錐形状のコーン部2
4bと、コーン部24bの端面に埋設され、円筒軸28
の上流側端部が当接する軸受部24cとを有する。 【0017】また、下流側コーン26は、軸支持部材2
2に当接される軸部26aと、軸部26aの外径より大
径となるように上流側へ向けて傾斜する円錐形状のコー
ン部26bと、コーン部26bの端面に埋設され、円筒
軸28の下流側端部が当接する軸受部26cと、コーン
部26bの端面に下流側の圧力を導入するための圧力導
入孔26dとを有する。 【0018】回転軸18は、上流側コーン24の軸部2
4a及び下流側コーン26の軸部26aを貫通して軸支
持部材20,22に挿通されている。そして、回転軸1
8の両端は、雄ねじになっており、ナット35a,35
bが螺入されて軸支持部材20,22に保持される。 【0019】圧力導入孔26dは、コーン部26bを軸
方向に貫通しており、羽根車16のハブ30の下流端面
30bとコーン部26bとの間に形成された隙間Sに下
流側圧力を導入する。これにより、羽根車16は、ハブ
30の上下流端面30a,30bに作用する上流側の圧
力と下流側の圧力とがバランスしてフローティング状態
に保持される。 【0020】尚、流路14内の圧力分布は、図1(B)
に示されるように、上流側コーン24の上流ではP1、
羽根車16の羽根32の外周付近ではP2、下流側コー
ン26の下流ではP3,P4となる(P1>P3(P
4)>P2)。また、羽根車16の上流側では、圧力が
P1からP2に変化し、羽根車16の下流側では、圧力
がP2からP3に変化する。圧力導入孔26dは、圧力
P3を羽根車16のハブ30の下流端面30bに向けて
導入することでハブ30の上下流端面30a,30bに
作用する圧力をバランスさせる。 【0021】羽根車16の羽根32の外周端部に近接す
る流路14の壁面内部には、ピックアップコイル36が
取り付けられている。そして、ピックアップコイル36
は、流量演算を行う制御回路38に接続されている。 【0022】ピックアップコイル36は、磁性材料によ
り形成された羽根車16の羽根32が磁界40を横切る
ことによって磁気回路の磁気抵抗を変化させて誘起電圧
を生じさせることで、検出信号を出力する。 【0023】そして、制御回路38では、ピックアップ
コイル36から出力された検出信号の波形から得た流量
パルスをカウントし、この単位時間当たりのカウント値
から瞬時流量及び積算流量を算出する。 【0024】上記のように構成されたタービン式流量計
10の流量計測について説明する。図2は羽根車16に
よる流量計測方法を示す図であり、(A)は羽根車16
がフローティングされた状態を示す縦断面図であり、
(B)は(A)に対応するピックアップコイル36の検
出信号の波形図である。 【0025】メータ本体12の流路14内に流入した被
測流体は、上流側コーン24によって羽根車16の羽根
32に向けて導かれ、羽根32を回転方向に押圧しなが
ら下流方向へ移動する。そして、被測流体は、羽根車1
6を通過した後、下流側コーン26に沿って下流側へ流
れるが、その一部が圧力導入孔26dを通って羽根車1
6のハブ30の下流端面30bに向けて移動する。 【0026】これにより、ハブ30の下流端面30bに
2次圧力が作用して羽根車16を僅かに上流側へ押し戻
す。そのため、羽根車16は、図2(A)に示されるよ
うに、上流側コーン24と下流側コーン26との間のほ
ぼ中間位置でフローティング状態に支持される。 【0027】このようにフローティング状態とされた羽
根車16の羽根32は、ピックアップコイル36に対向
するように位置しており、ピックアップコイル36から
の磁界40を通過して回転する。その結果、図2(B)
に示されるように、ピックアップコイル36の検出信号
が一定の周期の正弦波となって出力される。また、羽根
車16の羽根32は、ピックアップコイル36に対して
最も近接した位置で回転しているため、上記検出信号の
波高値V1が規定値以上になる。 【0028】図3は羽根車16による流量計測方法を示
す図であり、(A)は羽根車16がフローティング位置
から下流側へずれた状態を示す縦断面図であり、(B)
は(A)に対応するピックアップコイル36の検出信号
の波形図である。 【0029】図3(A)に示されるように、羽根車16
は、上流側と下流側との圧力バランスにより上流側コー
ン24と下流側コーン26との間のほぼ中間位置でフロ
ーティング状態に支持されているが、例えば、下流側コ
ーン26に設けられた圧力導入孔26dが異物等により
閉塞されてしまうと、下流側にずれた位置で回転するこ
とになる。 【0030】この場合、羽根車16は、ハブ30の下流
端面30bが下流側コーン26に近接または接触する位
置に移動しているため、羽根32がピックアップコイル
36から離間した位置で回転する。 【0031】このように羽根車16が下流側へずれた位
置で回転すると、ピックアップコイル36からの磁界4
0を外れて回転する。その結果、図3(B)に示される
ように、ピックアップコイル36の検出信号は、波高値
V2が規定値以下に低下する(V1>V2)。 【0032】従って、ピックアップコイル36の検出信
号の波高値を比較することで、羽根車16の異常の有無
を判別することが可能になる。また、制御回路38は、
ピックアップコイル36から出力された検出信号から得
られた流量パルスをカウントして瞬時流量及び積算流量
を演算する。尚、制御回路38のメモリには、検出信号
の周波数に応じた波高値のしきい値SHが予め登録され
た周波数−波高値データベースが記憶されている。 【0033】ここで、制御回路38が実行する異常検出
処理につき図4を参照して説明する。図4は制御回路3
8が実行する異常検出処理のフローチャートである。
尚、制御回路38は、通常、ピックアップコイル36か
ら出力された検出信号から流量を演算しているが、所定
時間毎あるいはその日の電源投入時などで定期的に異常
検出処理を実行する。 【0034】図4に示されるように、制御回路38は、
ステップS11(以下「ステップ」を省略する)でピッ
クアップコイル36から出力された検出信号の入力パル
ス間隔から周波数を演算する。次のS12では、ピック
アップコイル36から出力された検出信号の波高値SX
(図2(B)に示すV1または図3(B)に示すV2に
対応する)を検出する。 【0035】続いて、S13に進み、メモリに格納され
た周波数−波高値データベースから今回の周波数に対応
するしきい値SHを読み込む。次のS14では、S12
で検出された波高値SXと周波数に対応するしきい値S
Hとを比較し、SX<SHのときはS15に進み、波高
値異常信号を出力する。これにより、例えば、アラーム
を発して異常発生を報知したり、あるいは上流側に配置
された開閉弁を閉弁させて被測流体の供給を停止させる
ことも可能である。そのため、計測精度が低下した状態
での計測を停止させて流量計測の信頼性を高められる。 【0036】また、S14において、SX>SHのとき
はS16に進み、波高値異常信号の出力を停止する。そ
して、S11に戻り、再びS11以降の処理を実行す
る。 【0037】このように、本実施例では、検出された波
高値SXと周波数に対応するしきい値SHとを比較する
ことで異常の有無を検出でき、波高値SXがしきい値S
H以下に低下した場合には、羽根車16がフローティン
グ状態で回転せず(図3(A)参照)、計測精度が低下
したことを認識することが可能になる。 【0038】ここで、変形例について説明する。図5は
変形例の流量計測方法を示す図であり、(A)は羽根車
16が正常に回転検出された状態を上流側からみた正面
図であり、(B)は(A)に対応するピックアップコイ
ル36の検出信号の波形図である。 【0039】図5(A)に示されるように、ピックアッ
プコイル36は、コア(鉄心)36aにコイル36bを
巻回したものであり、コア36aとその上部に配置され
たマグネット36cが磁気回路を構成している。そし
て、コア36a及びマグネット36cを通る磁界40が
羽根車16の羽根32が回転する流路14まで延びてい
る。 【0040】羽根車16の羽根32は、磁性材により形
成されており、ハブ30の外周に複数枚(本実施例では
8枚)が等間隔で放射状に突出している。そして、被測
流体が流路14を流れると、被測流体の流量(流速)に
応じた回転力が羽根32に作用して羽根車16が回転す
る。そのため、羽根車16の8枚の羽根32は、回転数
に応じた周期でピックアップコイル36からの磁界40
を通過する。 【0041】これにより、ピックアップコイル36のコ
イル36bには、誘導電圧が発生し、羽根車16の回転
数に応じた周波数の検出信号が制御回路38へ出力され
る。この場合、図5(B)に示されるように、ピックア
ップコイル36からの検出信号は、羽根車16の回転数
に応じた一定の周期の正弦波形となる。 【0042】ここで、羽根車16の羽根32の一枚が破
損(変形)した場合について説明する。図6は変形例の
流量計測方法を示す図であり、(A)は羽根32が変形
した羽根車16の回転を検出された状態を上流側からみ
た正面図であり、(B)は(A)に対応するピックアッ
プコイル36の検出信号の波形図である。 【0043】図6(A)に示されるように、8枚の羽根
32の1枚が円周方向に変形した場合、変形された羽根
32aが時計回りに隣接する羽根32bから離間すると
共に、反時計回りに隣接する羽根32cに近接する。そ
のため、変形された羽根32aと時計回りに隣接する羽
根32bとの距離(間隔)L1が通常の間隔Lよりも大
(L1>L)となり、反時計回りに隣接する羽根32と
の距離(間隔)L2が通常の間隔Lよりも小さくなる
(L2<L)。 【0044】そのため、図6(B)に示されるように、
ピックアップコイル36からの検出信号は、一定の周期
でなく、周期が不均一な波形となる。すなわち、羽根3
2aと時計回りに隣接する羽根32bとの周期T1が通
常の周期Tよりも大(T1>T)となり、反時計回りに
隣接する羽根32との周期T2が通常の周期Tよりも小
さくなる(T2<T)。 【0045】従って、本変形例では、隣合う周期を比較
することで羽根車16の異常の有無を判別することが可
能になり、例えば、T1=T2=Tであるときは、羽根
車16の各羽根32が等間隔であり、正常と判別でき、
T1>T2であるときは、羽根車16の各羽根32の間
隔が不均一であり、異常発生を検知することができる。 【0046】ここで、変形例の制御回路38が実行する
異常検出処理につき図7を参照して説明する。図7は変
形例の制御回路38が実行する異常検出処理のフローチ
ャートである。尚、変形例の制御回路38は、通常、ピ
ックアップコイル36から出力された検出信号から流量
を演算しているが、所定時間毎あるいはその日の電源投
入時などで定期的に異常検出処理を実行する。 【0047】図7に示されるように、制御回路38は、
S21において、ピックアップコイル36から出力され
た検出信号より得られた流量パルス(1個目のパルス)
が入力されると、S22に進み、流量パルスをカウント
(+1)する。 【0048】次のS23では、計時を開始する。続い
て、S24において、流量パルス(2個目のパルス)が
入力されると、S25に進み、計時値(1個目のパルス
と2個目のパルスとの時間的な間隔)を記憶する。 【0049】続いて、S26で計時値をリセットする。
次のS27では、パルスカウント数が羽根32の枚数
(本変形例では、8枚)と同一かどうかをチェックす
る。S27において、パルスカウント数が羽根32の枚
数に達していないときは、上記S22に戻り、S22〜
S27の処理を繰り返す。そして、S27において、パ
ルスカウント数が羽根32の枚数に達したときは、S2
8に進み、隣合う各パルス間の計時値(周期T)を比較
する。 【0050】次のS29では、隣合う各パルス間の計時
値(周期T)の差が所定値以上の計時値があることを確
認する。このS29において、隣合う各パルス間の計時
値(周期T)の差が所定値以上あるとき(T1>T2)
は、図5(B)に示されるように、ピックアップコイル
36からの検出信号が不均一であると判断し、間隔異常
信号の出力する。これにより、例えば、アラームを発し
て異常発生を報知したり、あるいは上流側に配置された
開閉弁を閉弁させて被測流体の供給を停止させることも
可能である。そのため、計測精度が低下した状態での計
測を停止させて流量計測の信頼性を高められる。 【0051】また、このS29において、隣合う各パル
ス間の計時値(周期T)の差が殆どないとき(T1=T
2)は、図5(B)に示されるように、ピックアップコ
イル36からの検出信号が羽根車16の回転数に応じた
一定の周期の正弦波形であると判断し、間隔異常信号の
出力を停止させる。 【0052】尚、上記実施例では、ピックアップコイル
36を用いて羽根車16の回転数に応じた検出信号を出
力する構成の検出手段を一例として挙げたが、これに限
らず、他の検出手段(例えば、マグネットの通過を磁気
的に検出する磁気センサなど)を用いる構成としても良
いのは勿論である。 【0053】 【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、ハブの外
周に複数の羽根を有し、流路中に回転自在に支持された
羽根車と、流路を流れる被測流体の流量に応じた羽根車
の回転を検出するピックアップと、を備えてなるタービ
ン式流量計において、ピックアップから出力された回転
検出信号の波高値を監視する監視手段と、監視手段によ
り波高値が所定のしきい値以下になったとき異常を検出
する異常検出手段と、を備えており、ピックアップから
出力された回転検出信号の波高値が所定のしきい値以下
になったとき異常を検出して羽根車がフローティング状
態で回転せず、計測精度が低下したことを認識すること
ができる。そのため、波高値が所定のしきい値以下にな
ったとき、例えば、アラームを発して異常発生を報知し
たり、あるいは上流側に配置された開閉弁を閉弁させて
被測流体の供給を停止させることもでき、計測精度が低
下した状態での計測を停止して流量計測の信頼性を高め
られる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明になるタービン式流量計の一実施例を示
す図であり、(A)はタービン式流量計の縦断面図、
(B)は流路内の圧力分布図である。 【図2】羽根車16による流量計測方法を示す図であ
り、(A)は羽根車16がフローティングされた状態を
示す縦断面図であり、(B)は(A)に対応するピック
アップコイル36の検出信号の波形図である。 【図3】羽根車16による流量計測方法を示す図であ
り、(A)は羽根車16がフローティング位置から下流
側へずれた状態を示す縦断面図であり、(B)は(A)
に対応するピックアップコイル36の検出信号の波形図
である。 【図4】制御回路38が実行する異常検出処理のフロー
チャートである。 【図5】変形例の流量計測方法を示す図であり、(A)
は羽根車16が正常に回転検出された状態を上流側から
みた正面図であり、(B)は(A)に対応するピックア
ップコイル36の検出信号の波形図である。 【図6】変形例の流量計測方法を示す図であり、(A)
は羽根32が変形した羽根車16の回転を検出された状
態を上流側からみた正面図であり、(B)は(A)に対
応するピックアップコイル36の検出信号の波形図であ
る。 【図7】変形例の制御回路38が実行する異常検出処理
のフローチャートである。 【符号の説明】 10 タービン式流量計 12 メータ本体 14 流路 16 羽根車 18 回転軸 20,22 軸支持部材 24 上流側コーン 26 下流側コーン 28 円筒軸 30 ハブ 32 羽根 34 軸受部材 36 ピックアップコイル 38 制御回路 40 磁界

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ハブの外周に複数の羽根を有し、流路中
    に回転自在に支持された羽根車と、前記流路を流れる被
    測流体の流量に応じた前記羽根車の回転を検出するピッ
    クアップと、を備えてなるタービン式流量計において、 前記ピックアップから出力された回転検出信号の波高値
    を監視する監視手段と、 該監視手段により前記波高値が所定のしきい値以下にな
    ったとき異常を検出する異常検出手段と、 を備えたことを特徴とするタービン式流量計。
JP2001364868A 2001-11-29 2001-11-29 タービン式流量計 Pending JP2003166861A (ja)

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