JP2003166531A - 案内装置 - Google Patents
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- JP2003166531A JP2003166531A JP2001367143A JP2001367143A JP2003166531A JP 2003166531 A JP2003166531 A JP 2003166531A JP 2001367143 A JP2001367143 A JP 2001367143A JP 2001367143 A JP2001367143 A JP 2001367143A JP 2003166531 A JP2003166531 A JP 2003166531A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 組立作業性の向上を図った案内装置を提供す
る。 【解決手段】 エンドプレート6は、プレート本体61
とRピース62とを備えており、これらを、連結部63
を介して一体成形する。そして、プレート本体61にお
ける外周面部61aとRピース62における内周面部6
2aが同一面側に開放されるように一体成形し、成形後
に、Rピース62をプレート本体61側に折り畳んで、
ブロック本体にエンドプレート6を取り付ける。
る。 【解決手段】 エンドプレート6は、プレート本体61
とRピース62とを備えており、これらを、連結部63
を介して一体成形する。そして、プレート本体61にお
ける外周面部61aとRピース62における内周面部6
2aが同一面側に開放されるように一体成形し、成形後
に、Rピース62をプレート本体61側に折り畳んで、
ブロック本体にエンドプレート6を取り付ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業機器等を移動
案内させるための案内装置に関するものである。
案内させるための案内装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば産業機器等を直線的あるい
は曲線的に移動案内させるために、移動ブロックを直線
状あるいは曲線状の軌道レールに沿って移動させるよう
に構成した案内装置が知られている。
は曲線的に移動案内させるために、移動ブロックを直線
状あるいは曲線状の軌道レールに沿って移動させるよう
に構成した案内装置が知られている。
【0003】このような案内装置は、軌道レールと、複
数の転動体(例えばボール)と、軌道レールに複数の転
動体を介して移動自在に設けられる移動ブロックと、を
備えている。
数の転動体(例えばボール)と、軌道レールに複数の転
動体を介して移動自在に設けられる移動ブロックと、を
備えている。
【0004】そして、軌道レールには、長手方向に沿っ
て転動体が転がる軌道となる負荷転送溝が形成されてい
る。
て転動体が転がる軌道となる負荷転送溝が形成されてい
る。
【0005】一方、移動ブロックは、上述した軌道レー
ルに設けられた負荷転送溝に対向する位置に設けられた
転動体の負荷域の通路となる負荷転送溝と転動体の無負
荷域の通路となる無負荷転送路とが設けられたブロック
本体と、このブロック本体に設けられた負荷転送溝と無
負荷転送路をつないで無限循環路をつくる方向転換路が
設けられたエンドプレートと、を備えている。
ルに設けられた負荷転送溝に対向する位置に設けられた
転動体の負荷域の通路となる負荷転送溝と転動体の無負
荷域の通路となる無負荷転送路とが設けられたブロック
本体と、このブロック本体に設けられた負荷転送溝と無
負荷転送路をつないで無限循環路をつくる方向転換路が
設けられたエンドプレートと、を備えている。
【0006】ここで、エンドプレート自体には、方向転
換路のうちの外周面部が設けられており、方向転換路の
うちの内周面部はRピースによって形成していた。
換路のうちの外周面部が設けられており、方向転換路の
うちの内周面部はRピースによって形成していた。
【0007】従来、このRピースは、エンドプレートと
は別部品として作製して、エンドプレートに設けられた
方向転換路の外周面部を設けるための溝に嵌め込むよう
にしたり、Rピースをブロック本体と一体的に設けたり
していた。
は別部品として作製して、エンドプレートに設けられた
方向転換路の外周面部を設けるための溝に嵌め込むよう
にしたり、Rピースをブロック本体と一体的に設けたり
していた。
【0008】前者の場合には、製品が小型になればなる
ほど、Rピースの組み付け作業が大変であるという問題
があった。つまり、単にRピースが小さいというだけで
はなく、方向転換路の内周面部がエンドプレートの溝側
となるようにRピースを嵌め込む必要があるが、Rピー
スが小さいと、その表裏の見分けが困難で、作業性が非
常に悪かった。
ほど、Rピースの組み付け作業が大変であるという問題
があった。つまり、単にRピースが小さいというだけで
はなく、方向転換路の内周面部がエンドプレートの溝側
となるようにRピースを嵌め込む必要があるが、Rピー
スが小さいと、その表裏の見分けが困難で、作業性が非
常に悪かった。
【0009】後者の場合には、ブロック本体のエンドプ
レート取り付け側の端面に、削り出し加工等によってR
ピースの部分を作成しなければならず、加工作業が面倒
であるという問題があり、ひいてはコストアップの原因
となっていた。
レート取り付け側の端面に、削り出し加工等によってR
ピースの部分を作成しなければならず、加工作業が面倒
であるという問題があり、ひいてはコストアップの原因
となっていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来技
術の場合には、組み付け作業や加工作業等の作業性が悪
いという問題があった。
術の場合には、組み付け作業や加工作業等の作業性が悪
いという問題があった。
【0011】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、組立
作業性の向上を図った案内装置を提供することにある。
ためになされたもので、その目的とするところは、組立
作業性の向上を図った案内装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、方向転換路の外周面部が設けられ
たエンドプレートと方向転換路の内周面部を形成する内
周面形成部材とを一体成形するようにした。
に本発明にあっては、方向転換路の外周面部が設けられ
たエンドプレートと方向転換路の内周面部を形成する内
周面形成部材とを一体成形するようにした。
【0013】これにより、エンドプレートと内周面形成
部材を同じ金型で同時に作製することができる。したが
って、内周面形成部材専用の金型等は不要である。ま
た、内周面形成部材の面倒な組み付け作業が不要とな
る。また、内周面形成部材の部分を作製するための、削
り出し加工等の面倒な加工は不要である。
部材を同じ金型で同時に作製することができる。したが
って、内周面形成部材専用の金型等は不要である。ま
た、内周面形成部材の面倒な組み付け作業が不要とな
る。また、内周面形成部材の部分を作製するための、削
り出し加工等の面倒な加工は不要である。
【0014】ここで、エンドプレートと内周面形成部材
を一体成形することによって、成形のみで方向転換路が
形成されているようにすることは、一般的には困難であ
る。何故ならば、方向転換路を、エンドプレートの内部
を通るように形成する必要が生じることから、方向転換
路を形成するために、成形金型に部品の一部を駆動させ
る機構を設けるなどの特殊な機構を必要とするからであ
る。
を一体成形することによって、成形のみで方向転換路が
形成されているようにすることは、一般的には困難であ
る。何故ならば、方向転換路を、エンドプレートの内部
を通るように形成する必要が生じることから、方向転換
路を形成するために、成形金型に部品の一部を駆動させ
る機構を設けるなどの特殊な機構を必要とするからであ
る。
【0015】そこで、エンドプレートと内周面形成部材
は、一体成形された段階では、エンドプレートに設けら
れた方向転換路の外周面部と内周面形成部材に設けられ
た方向転換路の内周面部が、同一面側に開放されるよう
に連結部を介して一体成形し、連結部が折れ曲がるよう
に、内周面形成部材をエンドプレート側に折り畳むこと
によって、方向転換路が形成されるようにすると好適で
ある。
は、一体成形された段階では、エンドプレートに設けら
れた方向転換路の外周面部と内周面形成部材に設けられ
た方向転換路の内周面部が、同一面側に開放されるよう
に連結部を介して一体成形し、連結部が折れ曲がるよう
に、内周面形成部材をエンドプレート側に折り畳むこと
によって、方向転換路が形成されるようにすると好適で
ある。
【0016】このように構成すれば、成形金型に特殊な
機構は不要であるので、簡易な構成で良い。また、エン
ドプレートと内周面形成部材は連結部によって連結され
ているため、内周面形成部材の組み付けの際に、その表
裏面を確認するなどの必要がなく、取り扱いが容易であ
る。従って、内周面形成部材の組み付け作業について
も、内周面形成部材を折り畳むだけでよく、非常に簡単
な作業で済む。
機構は不要であるので、簡易な構成で良い。また、エン
ドプレートと内周面形成部材は連結部によって連結され
ているため、内周面形成部材の組み付けの際に、その表
裏面を確認するなどの必要がなく、取り扱いが容易であ
る。従って、内周面形成部材の組み付け作業について
も、内周面形成部材を折り畳むだけでよく、非常に簡単
な作業で済む。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0018】図1〜図6を参照して、本発明の実施の形
態に係る案内装置について説明する。図1は本発明の実
施の形態に係る案内装置全体の斜視図であり、説明を容
易にするために一部を破断した図を示している。図2は
本発明の実施の形態に係る案内装置を構成するエンドプ
レートの正面図であり、エンドプレートの成形後であっ
て組立前の状態において、ブロック本体への取り付け面
側から見た正面図を示している。図3は本発明の実施の
形態に係る案内装置を構成するエンドプレートの底面図
であり、組み立て前の状態における底面図を示してい
る。
態に係る案内装置について説明する。図1は本発明の実
施の形態に係る案内装置全体の斜視図であり、説明を容
易にするために一部を破断した図を示している。図2は
本発明の実施の形態に係る案内装置を構成するエンドプ
レートの正面図であり、エンドプレートの成形後であっ
て組立前の状態において、ブロック本体への取り付け面
側から見た正面図を示している。図3は本発明の実施の
形態に係る案内装置を構成するエンドプレートの底面図
であり、組み立て前の状態における底面図を示してい
る。
【0019】図4は図2におけるAA断面図である。図
5はエンドプレートにおける組立後の状態における断面
図で、断面の方向に関しては図2におけるAA断面方向
に切断した図である。図6は本発明の実施の形態に係る
案内装置を水平方向に切断した断面図の一部であり、断
面の方向に関しては図2におけるBB断面方向に切断し
た図である。
5はエンドプレートにおける組立後の状態における断面
図で、断面の方向に関しては図2におけるAA断面方向
に切断した図である。図6は本発明の実施の形態に係る
案内装置を水平方向に切断した断面図の一部であり、断
面の方向に関しては図2におけるBB断面方向に切断し
た図である。
【0020】図示のように、案内装置1は、図1及び図
6に明示したように、軌道レール2と、軌道レール2に
複数の転動体(例えば鋼球)3を介して移動自在に設け
られる移動ブロック4と、を備えている。
6に明示したように、軌道レール2と、軌道レール2に
複数の転動体(例えば鋼球)3を介して移動自在に設け
られる移動ブロック4と、を備えている。
【0021】そして、軌道レール2と移動ブロック4の
ブロック本体5には、図1に示すように、それぞれ貫通
孔あるいはねじ孔等の取り付け孔2a,5aが備えられ
ており、一方を固定側に固定し、他方を移動側に固定し
て移動案内機構を構成している。より具体的な例を挙げ
ると、軌道レール2を床に固定して、移動ブロック4に
産業機械が載置されたテーブルを固定して、産業機械を
軌道レール2に沿って移動させるために案内装置1を利
用する。
ブロック本体5には、図1に示すように、それぞれ貫通
孔あるいはねじ孔等の取り付け孔2a,5aが備えられ
ており、一方を固定側に固定し、他方を移動側に固定し
て移動案内機構を構成している。より具体的な例を挙げ
ると、軌道レール2を床に固定して、移動ブロック4に
産業機械が載置されたテーブルを固定して、産業機械を
軌道レール2に沿って移動させるために案内装置1を利
用する。
【0022】軌道レール2は断面が略四角形の鋼材であ
り、鉄鋼材料を用いて、必要により熱処理が施されて、
必要な強度を備えている。なお、軌道レール2は、図1
では直線状の部材を用いた場合を示したが、曲線状の部
材を用いることもできる。この軌道レール2は、下面が
固定面となり、上面及び両側面が移動ブロック4を案内
するための案内面となる。また、軌道レール2には、そ
の両側面に、長手方向に沿って転動体3が転がる軌道と
なる負荷転送溝21が形成されている。
り、鉄鋼材料を用いて、必要により熱処理が施されて、
必要な強度を備えている。なお、軌道レール2は、図1
では直線状の部材を用いた場合を示したが、曲線状の部
材を用いることもできる。この軌道レール2は、下面が
固定面となり、上面及び両側面が移動ブロック4を案内
するための案内面となる。また、軌道レール2には、そ
の両側面に、長手方向に沿って転動体3が転がる軌道と
なる負荷転送溝21が形成されている。
【0023】移動ブロック4は、本体部となるブロック
本体5と、ブロック本体5の移動方向の前後両端面にそ
れぞれボルト8によって締結された、エンドプレート6
及びエンドシール7と、を備えている。
本体5と、ブロック本体5の移動方向の前後両端面にそ
れぞれボルト8によって締結された、エンドプレート6
及びエンドシール7と、を備えている。
【0024】ブロック本体5の断面形状は、略四角形の
下部中央を抉り取られたコ字形状であり、軌道レール2
に嵌合できる形状となっている。
下部中央を抉り取られたコ字形状であり、軌道レール2
に嵌合できる形状となっている。
【0025】そして、ブロック本体5の下部中央の凹部
における両側面には、軌道レール2に形成された負荷転
送溝21に対応する位置に、転動体3の負荷転送溝51
が設けられている。これにより、図6に示すように、軌
道レール2に形成された負荷転送溝21とブロック本体
5に形成された負荷転送溝51が対向することによっ
て、転動体3に対して負荷を与えつつ転送させる負荷転
送路R1を構成している。
における両側面には、軌道レール2に形成された負荷転
送溝21に対応する位置に、転動体3の負荷転送溝51
が設けられている。これにより、図6に示すように、軌
道レール2に形成された負荷転送溝21とブロック本体
5に形成された負荷転送溝51が対向することによっ
て、転動体3に対して負荷を与えつつ転送させる負荷転
送路R1を構成している。
【0026】更に、ブロック本体5の内部には、貫通孔
52が設けられており、この貫通孔52が、転動体3を
無負荷で転送する無負荷転送路R2を構成している。
52が設けられており、この貫通孔52が、転動体3を
無負荷で転送する無負荷転送路R2を構成している。
【0027】一方、エンドプレート6のプレート本体6
1に設けられた湾曲溝の内周面と、内周面形成部材とし
てのRピース62の外周面によって、方向転換路R3を
形成している。なお、方向転換路R3は、ブロック本体
5の移動方向の前後両端に設けられる。以下、上記湾曲
溝の内周面は、湾曲する方向転換路R3の外周面を形成
することから外周面部61aと称し、Rピース62の外
周面は方向転換路R3の内周面を形成することから内周
面部62aと称する。
1に設けられた湾曲溝の内周面と、内周面形成部材とし
てのRピース62の外周面によって、方向転換路R3を
形成している。なお、方向転換路R3は、ブロック本体
5の移動方向の前後両端に設けられる。以下、上記湾曲
溝の内周面は、湾曲する方向転換路R3の外周面を形成
することから外周面部61aと称し、Rピース62の外
周面は方向転換路R3の内周面を形成することから内周
面部62aと称する。
【0028】以上、負荷転送路R1と無負荷転送路R2
とこれらの両端にそれぞれ設けられた方向転換路R3に
よって、転動体3の無限循環路を構成している。
とこれらの両端にそれぞれ設けられた方向転換路R3に
よって、転動体3の無限循環路を構成している。
【0029】なお、エンドプレート6の更に外側に設け
られるエンドシール7は、無限循環路内に注入されてい
るグリース等が外に漏れないため、また、外部から異物
が内部に侵入しないために設けられたものである。
られるエンドシール7は、無限循環路内に注入されてい
るグリース等が外に漏れないため、また、外部から異物
が内部に侵入しないために設けられたものである。
【0030】次に、エンドプレート6について、特に図
2〜図5を参照して、更に詳しく説明する。
2〜図5を参照して、更に詳しく説明する。
【0031】エンドプレート6は、プレート本体61と
Rピース62とを備えており、これらプレート本体61
とRピース62は連結部63によって連結されている。
また、プレート本体61とRピース62は連結部63を
介して一体成形されている。
Rピース62とを備えており、これらプレート本体61
とRピース62は連結部63によって連結されている。
また、プレート本体61とRピース62は連結部63を
介して一体成形されている。
【0032】プレート本体61には、方向転換路R3の
外周面を形成する外周面部61aと、エンドプレート6
をブロック本体5に締結するためのボルト8を通すため
の貫通孔あるいはねじが形成されたねじ孔等の孔61b
が設けられている。
外周面を形成する外周面部61aと、エンドプレート6
をブロック本体5に締結するためのボルト8を通すため
の貫通孔あるいはねじが形成されたねじ孔等の孔61b
が設けられている。
【0033】外周面部61aは、上述のようにプレート
本体61の表面に湾曲した溝が形成され、その溝の溝底
表面に相当する部分である。
本体61の表面に湾曲した溝が形成され、その溝の溝底
表面に相当する部分である。
【0034】また、Rピース62には、湾曲面が設けら
れており、その表面が方向転換路R3の内周面を形成す
る内周面部62aとなっている。
れており、その表面が方向転換路R3の内周面を形成す
る内周面部62aとなっている。
【0035】連結部63は、図4から明らかなように、
薄肉部で構成されており、Rピース62を図4中矢印方
向に折り曲げることができるように構成している。
薄肉部で構成されており、Rピース62を図4中矢印方
向に折り曲げることができるように構成している。
【0036】ここで、上述したように、プレート本体6
1とRピース62は連結部63を介して一体成形される
が、一体成形された段階では、エンドプレート6は図2
及び図4に示した状態となるように成形金型は構成され
ている。
1とRピース62は連結部63を介して一体成形される
が、一体成形された段階では、エンドプレート6は図2
及び図4に示した状態となるように成形金型は構成され
ている。
【0037】つまり、プレート本体61における外周面
部61aとRピース62における内周面部62aが同一
面側(図2においては紙面手前側,図4においては図中
左側)に開放されるように一体成形される。
部61aとRピース62における内周面部62aが同一
面側(図2においては紙面手前側,図4においては図中
左側)に開放されるように一体成形される。
【0038】このように成形すれば、型の一部が駆動す
るような特殊な機構を設ける必要はなく、図2において
は紙面の手前あるいは奥に、また、図4においては図中
左右に、型締めあるいは型開きを行う、一般的な金型を
用いればよいので、簡易な金型でエンドプレート6を作
製することができる。
るような特殊な機構を設ける必要はなく、図2において
は紙面の手前あるいは奥に、また、図4においては図中
左右に、型締めあるいは型開きを行う、一般的な金型を
用いればよいので、簡易な金型でエンドプレート6を作
製することができる。
【0039】そして、エンドプレート6を一体成形した
後に、Rピース62を図4中矢印方向に折り畳み、図3
あるいは図5に示す状態とする。これによって、プレー
ト本体61における外周面部61aとRピース62にお
ける内周面部62aが対向する位置関係となり、上述し
たように方向転換路R3が形成される。
後に、Rピース62を図4中矢印方向に折り畳み、図3
あるいは図5に示す状態とする。これによって、プレー
ト本体61における外周面部61aとRピース62にお
ける内周面部62aが対向する位置関係となり、上述し
たように方向転換路R3が形成される。
【0040】そして、この状態で、Rピース62の設け
られた側が、ブロック本体5の端面に密着するように、
エンドプレート6をエンドシール7と共に、ブロック本
体5に締結する。これにより、上述のように無限循環路
が完成する。
られた側が、ブロック本体5の端面に密着するように、
エンドプレート6をエンドシール7と共に、ブロック本
体5に締結する。これにより、上述のように無限循環路
が完成する。
【0041】ここで、Rピース62の設けられた側が、
ブロック本体5の端面に密着した状態で、エンドプレー
ト6が取り付けられるため、エンドプレート6を取り付
けた後に、Rピース62が開いてしまうようなことはな
い。したがって、Rピース62を折り畳んだ際に、Rピ
ース62をプレート本体61に固定するための手段は不
要である。ただし、接着剤や係合機構等を設けてRピー
ス62をプレート本体61に固定するようにしても良い
ことは言うまでもない。
ブロック本体5の端面に密着した状態で、エンドプレー
ト6が取り付けられるため、エンドプレート6を取り付
けた後に、Rピース62が開いてしまうようなことはな
い。したがって、Rピース62を折り畳んだ際に、Rピ
ース62をプレート本体61に固定するための手段は不
要である。ただし、接着剤や係合機構等を設けてRピー
ス62をプレート本体61に固定するようにしても良い
ことは言うまでもない。
【0042】以上のように、本発明の実施の形態に係る
案内装置1によれば、プレート本体61とRピース62
を連結部63で連結させるようにしてエンドプレート6
を一体成形により作製するので、金型が1つで済む。従
って、Rピース62を作製するための専用の金型を必要
とすることはない。また、削り出し加工のような大変な
作業によってRピース62を作製する必要もない。
案内装置1によれば、プレート本体61とRピース62
を連結部63で連結させるようにしてエンドプレート6
を一体成形により作製するので、金型が1つで済む。従
って、Rピース62を作製するための専用の金型を必要
とすることはない。また、削り出し加工のような大変な
作業によってRピース62を作製する必要もない。
【0043】そして、一体成形された段階では、プレー
ト本体61における外周面部61aとRピース62にお
ける内周面部62aが同一面側に開放されるような構成
とすることで、金型を簡易な構成とすることができる。
ト本体61における外周面部61aとRピース62にお
ける内周面部62aが同一面側に開放されるような構成
とすることで、金型を簡易な構成とすることができる。
【0044】この場合においても、一体成形後は、Rピ
ース62を折り畳む作業のみでよいので、作業は非常に
容易である。従って、例え小型製品(例えば全長数mm
程度の製品)の場合であっても、Rピースが別体の場合
には問題となるような、Rピースが紛失してしまうおそ
れはなく、Rピースの表裏を確かめるような面倒な作業
も必要ない。また、Rピースの嵌め込み作業時にRピー
スの位置決め作業が必要ない等、嵌め込み作業が非常に
容易である。
ース62を折り畳む作業のみでよいので、作業は非常に
容易である。従って、例え小型製品(例えば全長数mm
程度の製品)の場合であっても、Rピースが別体の場合
には問題となるような、Rピースが紛失してしまうおそ
れはなく、Rピースの表裏を確かめるような面倒な作業
も必要ない。また、Rピースの嵌め込み作業時にRピー
スの位置決め作業が必要ない等、嵌め込み作業が非常に
容易である。
【0045】このように、Rピースの製造作業が非常に
簡易なものとなった。また、Rピースの取り扱いも非常
に容易となるため組立作業性も向上した。ひいては、コ
ストダウンを図ることもできた。
簡易なものとなった。また、Rピースの取り扱いも非常
に容易となるため組立作業性も向上した。ひいては、コ
ストダウンを図ることもできた。
【0046】なお、これまでの説明では、転動体がボー
ル形状(鋼球)の場合を図示して説明したが、転動体を
ローラ形状のものとすることもできる。
ル形状(鋼球)の場合を図示して説明したが、転動体を
ローラ形状のものとすることもできる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、組
立作業性の向上を図ることができた。
立作業性の向上を図ることができた。
【図1】本発明の実施の形態に係る案内装置全体の斜視
図である。
図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る案内装置を構成する
エンドプレートの正面図である。
エンドプレートの正面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る案内装置を構成する
エンドプレートの底面図である。
エンドプレートの底面図である。
【図4】図2におけるAA断面図である。
【図5】エンドプレートにおける組立後の状態における
断面図である。
断面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る案内装置を水平方向
に切断した断面図の一部である。
に切断した断面図の一部である。
1 案内装置
2 軌道レール
2a 取り付け孔
21 負荷転送溝
3 転動体
4 移動ブロック
5 ブロック本体
5a 取り付け孔
51 負荷転送溝
52 貫通孔
6 エンドプレート
61 プレート本体
61a 外周面部
61b 孔
62 Rピース
62a 内周面部
63 連結部
7 エンドシール
8 ボルト
R1 負荷転送路
R2 無負荷転送路
R3 方向転換路
─────────────────────────────────────────────────────
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(72)発明者 生田 貢士
東京都品川区西五反田3丁目11番6号 テ
イエチケー株式会社内
(72)発明者 高橋 良孝
東京都品川区西五反田3丁目11番6号 テ
イエチケー株式会社内
(72)発明者 藤井 英樹
東京都品川区西五反田3丁目11番6号 テ
イエチケー株式会社内
Fターム(参考) 3J104 AA02 AA23 AA34 AA63 AA69
AA74 BA24 BA33 CA02 DA18
EA01 EA04
Claims (2)
- 【請求項1】軌道レールと、 該軌道レールに複数の転動体を介して移動自在に設けら
れた移動ブロックと、を備え、 該移動ブロックは、 前記転動体の負荷域の通路となる負荷転送溝と転動体の
無負荷域となる無負荷転送通路が設けられたブロック本
体と、 前記負荷転送溝と無負荷転送通路をつないで転動体を無
限循環させる方向転換路の外周面部が設けられたエンド
プレートと、 前記方向転換路の内周面部を形成する内周面形成部材
と、を有すると共に、 前記エンドプレートと内周面形成部材は一体成形されて
いることを特徴とする案内装置。 - 【請求項2】前記エンドプレートと内周面形成部材は、
前記外周面部及び内周面部が同一面側に開放されるよう
に、連結部を介して一体成形されると共に、 該連結部が折れ曲がるように、前記内周面形成部材を前
記エンドプレート側に折り畳むと、前記方向転換路が形
成されることを特徴とする請求項1に記載の案内装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001367143A JP2003166531A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 案内装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001367143A JP2003166531A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 案内装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003166531A true JP2003166531A (ja) | 2003-06-13 |
Family
ID=19176933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001367143A Withdrawn JP2003166531A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 案内装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003166531A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006112226A1 (ja) | 2005-03-31 | 2006-10-26 | Thk Co., Ltd. | 案内装置における軌道レールの固定構造 |
-
2001
- 2001-11-30 JP JP2001367143A patent/JP2003166531A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006112226A1 (ja) | 2005-03-31 | 2006-10-26 | Thk Co., Ltd. | 案内装置における軌道レールの固定構造 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050201 |