JP2003166347A - 露出鉄筋用カバー - Google Patents
露出鉄筋用カバーInfo
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- JP2003166347A JP2003166347A JP2001366908A JP2001366908A JP2003166347A JP 2003166347 A JP2003166347 A JP 2003166347A JP 2001366908 A JP2001366908 A JP 2001366908A JP 2001366908 A JP2001366908 A JP 2001366908A JP 2003166347 A JP2003166347 A JP 2003166347A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】コンクリート基礎におけるコンクリート塊の上
面から上方に立ち上がるように植設されている複数の鉄
筋の頭部を、莫大な労力を要することなく、容易にしか
も確実に鉄筋の頭部を覆った状態で固定することのでき
る露出鉄筋用カバーの提供を目的とする。 【解決手段】可撓性を有する樹脂によりシート状に形成
され、コンクリート基礎において植設されている複数の
鉄筋の頭部を覆うことが可能な大きさを有しており、前
記鉄筋の頭部を覆ったとき、この頭部に臨むシート面に
鉄筋の頭部に対する滑り止めが設けられているカバー本
体と、このカバー本体を前記複数の鉄筋の頭部を覆った
状態で保持するカバー保持手段とを備えている構成とし
た。
面から上方に立ち上がるように植設されている複数の鉄
筋の頭部を、莫大な労力を要することなく、容易にしか
も確実に鉄筋の頭部を覆った状態で固定することのでき
る露出鉄筋用カバーの提供を目的とする。 【解決手段】可撓性を有する樹脂によりシート状に形成
され、コンクリート基礎において植設されている複数の
鉄筋の頭部を覆うことが可能な大きさを有しており、前
記鉄筋の頭部を覆ったとき、この頭部に臨むシート面に
鉄筋の頭部に対する滑り止めが設けられているカバー本
体と、このカバー本体を前記複数の鉄筋の頭部を覆った
状態で保持するカバー保持手段とを備えている構成とし
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート基礎
におけるコンクリート塊の上面から上方に立ち上がるよ
うに植設されている複数の鉄筋の頭部を覆う露出鉄筋用
カバーに関する。
におけるコンクリート塊の上面から上方に立ち上がるよ
うに植設されている複数の鉄筋の頭部を覆う露出鉄筋用
カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】建築物など建築する際には、まず、コン
クリート基礎を構築することから始まる。図3に示した
ように、コンクリート基礎5では、コンクリート塊51
の上面から上方に立ち上がるように鉄筋52を植設し
て、梁などにアンカーとして作用させるようにしてい
る。
クリート基礎を構築することから始まる。図3に示した
ように、コンクリート基礎5では、コンクリート塊51
の上面から上方に立ち上がるように鉄筋52を植設し
て、梁などにアンカーとして作用させるようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようにコンクリー
ト基礎から起立させるように植設した鉄筋52は、剥き
出しの状態でコンクリート塊51から立ち上がるように
植設されているため、非常に外観が悪い。また、鉄筋5
2は、鉄などの金属で形成されており、それぞれが剥き
出しの状態で植設されていると、このコンクリート基礎
から建築物を建築していく作業者などにとって大変危険
な存在となる。
ト基礎から起立させるように植設した鉄筋52は、剥き
出しの状態でコンクリート塊51から立ち上がるように
植設されているため、非常に外観が悪い。また、鉄筋5
2は、鉄などの金属で形成されており、それぞれが剥き
出しの状態で植設されていると、このコンクリート基礎
から建築物を建築していく作業者などにとって大変危険
な存在となる。
【0004】そこで、上記問題を解決するものとして、
鉄筋52の頭部520に嵌合させる樹脂製のキャップが
提案されている。前記キャップは、鉄筋52の頭部52
0の一つ一つに被せることで、鉄筋52を剥き出し状態
でなくして、見栄えを向上させるとともに、危険度を緩
和することを可能とする。
鉄筋52の頭部520に嵌合させる樹脂製のキャップが
提案されている。前記キャップは、鉄筋52の頭部52
0の一つ一つに被せることで、鉄筋52を剥き出し状態
でなくして、見栄えを向上させるとともに、危険度を緩
和することを可能とする。
【0005】しかし、図3に示したように、コンクリー
ト基礎5において、コンクリート塊51から立ち上がっ
ている鉄筋52の数が、非常に多いため、建築物を建築
する作業者にとって、鉄筋52の一つ一つにキャップを
被せる作業に要する労力が莫大なものとなってしまう。
ト基礎5において、コンクリート塊51から立ち上がっ
ている鉄筋52の数が、非常に多いため、建築物を建築
する作業者にとって、鉄筋52の一つ一つにキャップを
被せる作業に要する労力が莫大なものとなってしまう。
【0006】したがって、作業者は、鉄筋52の頭部5
20にキャップを被せるという作業を煩わしがって積極
的に行わなくなってしまい、結局、鉄筋52が剥き出し
のままの状態に放置されていることが殆どである。すな
わち、上述したようなキャップは、実用的でないという
問題がある。
20にキャップを被せるという作業を煩わしがって積極
的に行わなくなってしまい、結局、鉄筋52が剥き出し
のままの状態に放置されていることが殆どである。すな
わち、上述したようなキャップは、実用的でないという
問題がある。
【0007】そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなさ
れ、コンクリート基礎におけるコンクリート塊の上面か
ら上方に立ち上がるように植設されている複数の鉄筋の
頭部を、莫大な労力を要することなく、容易にしかも確
実に鉄筋の頭部を覆った状態で固定することのできる露
出鉄筋用カバーの提供を目的としている。
れ、コンクリート基礎におけるコンクリート塊の上面か
ら上方に立ち上がるように植設されている複数の鉄筋の
頭部を、莫大な労力を要することなく、容易にしかも確
実に鉄筋の頭部を覆った状態で固定することのできる露
出鉄筋用カバーの提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の請求項1にかかる露出鉄筋用カバー
(以下、「請求項1のカバー」とのみ記す。)は、可撓
性を有する樹脂によりシート状に形成され、シート面
が、コンクリート基礎におけるコンクリート塊の上面か
ら上方に立ち上がるように植設されている複数の鉄筋の
頭部を覆うことが可能な大きさを有しているとともに、
前記鉄筋の頭部を覆ったとき、この頭部に臨むシート面
に鉄筋の頭部に対する滑り止めが設けられているカバー
本体と、このカバー本体を前記複数の鉄筋の頭部を覆っ
た状態で保持するカバー保持手段とを備えている構成と
した。
るために、本発明の請求項1にかかる露出鉄筋用カバー
(以下、「請求項1のカバー」とのみ記す。)は、可撓
性を有する樹脂によりシート状に形成され、シート面
が、コンクリート基礎におけるコンクリート塊の上面か
ら上方に立ち上がるように植設されている複数の鉄筋の
頭部を覆うことが可能な大きさを有しているとともに、
前記鉄筋の頭部を覆ったとき、この頭部に臨むシート面
に鉄筋の頭部に対する滑り止めが設けられているカバー
本体と、このカバー本体を前記複数の鉄筋の頭部を覆っ
た状態で保持するカバー保持手段とを備えている構成と
した。
【0009】また、本発明の請求項2にかかる露出鉄筋
用カバー(以下、「請求項2のカバー」とのみ記す。)
は、請求項1のカバーの構成に加えて、滑り止めが、カ
バー本体のシート面に形成させた溝および/または突起
である構成とした。
用カバー(以下、「請求項2のカバー」とのみ記す。)
は、請求項1のカバーの構成に加えて、滑り止めが、カ
バー本体のシート面に形成させた溝および/または突起
である構成とした。
【0010】また、本発明の請求項3にかかる露出鉄筋
用カバー(以下、「請求項3のカバー」とのみ記す。)
は、請求項1または請求項2のカバーの構成に加えて、
カバー保持手段が、カバー本体の両端部に一端を取り付
けられているとともに、他端同士が連結可能となってい
る一対のベルト体である構成とした。
用カバー(以下、「請求項3のカバー」とのみ記す。)
は、請求項1または請求項2のカバーの構成に加えて、
カバー保持手段が、カバー本体の両端部に一端を取り付
けられているとともに、他端同士が連結可能となってい
る一対のベルト体である構成とした。
【0011】上記構成において、可撓性を有する樹脂と
しては、特に限定されないが、たとえば、ポリ塩化ビニ
ル系の樹脂、ポリエチレン系の樹脂、ポリプロピレン系
の樹脂などの熱可塑性樹脂が挙げられる。また、可撓性
を有する樹脂は、上述したような樹脂原料に、顔料など
の添加剤が適宜添加されたものであっても構わない。
しては、特に限定されないが、たとえば、ポリ塩化ビニ
ル系の樹脂、ポリエチレン系の樹脂、ポリプロピレン系
の樹脂などの熱可塑性樹脂が挙げられる。また、可撓性
を有する樹脂は、上述したような樹脂原料に、顔料など
の添加剤が適宜添加されたものであっても構わない。
【0012】また、コンクリート基礎としては、建築物
の基礎として、地面に構築するものに限らず、重機器を
設置する際の基礎として設置面に構築するものであって
もよい。また、プレキャストコンクリートとして予め工
場などで製作するものであっても構わない。
の基礎として、地面に構築するものに限らず、重機器を
設置する際の基礎として設置面に構築するものであって
もよい。また、プレキャストコンクリートとして予め工
場などで製作するものであっても構わない。
【0013】また、本発明におけるカバー本体は、少な
くとも2本以上の鉄筋頭部を同時に覆うことができる大
きさをしていれば、特に限定されないが、たとえば、鉄
筋カバーが、布基礎における鉄筋を覆うカバーとして用
いる場合、カバー本体の大きさが、一連の布基礎部分に
おいて立ち上がっている全ての鉄筋を一度に覆うことが
できる大きさをしていると、より作業効率が向上するの
で好ましい。
くとも2本以上の鉄筋頭部を同時に覆うことができる大
きさをしていれば、特に限定されないが、たとえば、鉄
筋カバーが、布基礎における鉄筋を覆うカバーとして用
いる場合、カバー本体の大きさが、一連の布基礎部分に
おいて立ち上がっている全ての鉄筋を一度に覆うことが
できる大きさをしていると、より作業効率が向上するの
で好ましい。
【0014】また、カバー本体に設けられている滑り止
めの形態としては、鉄筋頭部を覆った状態でカバーがず
れ動くことを防止することができるのであれば、特に限
定されないが、特に請求項2のカバーのように、カバー
本体のシート面に細かな溝を形成させたり突起をシート
面に付着させるようにしたりすると、滑り止めの加工を
容易に行うことができるため好ましい。このとき滑り止
めは、カバー本体を成形する際同時に形成させるように
しても良いし、カバー本体成形後、別工程で形成させる
ようにしても良い。
めの形態としては、鉄筋頭部を覆った状態でカバーがず
れ動くことを防止することができるのであれば、特に限
定されないが、特に請求項2のカバーのように、カバー
本体のシート面に細かな溝を形成させたり突起をシート
面に付着させるようにしたりすると、滑り止めの加工を
容易に行うことができるため好ましい。このとき滑り止
めは、カバー本体を成形する際同時に形成させるように
しても良いし、カバー本体成形後、別工程で形成させる
ようにしても良い。
【0015】また、カバー保持手段としては、たとえ
ば、カバー本体のシート両端部分に互いに付着しあう面
ファスナーを取り付け、この面ファスナーによってカバ
ーを保持するようにすることや、ベルトや紐などによっ
てカバーを保持するようにすること、カバー本体の所定
位置に磁石を取り付け、この磁石を鉄筋に付着させるこ
とによりカバーを保持することなどが挙げられるが、請
求項3のカバーのようにすると、カバー本体を容易に保
持することができるため好ましい。
ば、カバー本体のシート両端部分に互いに付着しあう面
ファスナーを取り付け、この面ファスナーによってカバ
ーを保持するようにすることや、ベルトや紐などによっ
てカバーを保持するようにすること、カバー本体の所定
位置に磁石を取り付け、この磁石を鉄筋に付着させるこ
とによりカバーを保持することなどが挙げられるが、請
求項3のカバーのようにすると、カバー本体を容易に保
持することができるため好ましい。
【0016】
【作用】本発明にかかる請求項1のカバーは、可撓性を
有する樹脂により形成されているため、コンクリート基
礎におけるコンクリート塊の上面から上方に立ち上がる
ように植設されている複数の鉄筋の頭部を覆う際、この
覆う部分の形状に合わせて変形する。また、カバー本体
に滑り止めが設けられているため、鉄筋の頭部を覆った
ときにカバー本体がずれ動くことがない。さらに、カバ
ー保持手段を備えているため、覆った状態を保持するこ
とができる。
有する樹脂により形成されているため、コンクリート基
礎におけるコンクリート塊の上面から上方に立ち上がる
ように植設されている複数の鉄筋の頭部を覆う際、この
覆う部分の形状に合わせて変形する。また、カバー本体
に滑り止めが設けられているため、鉄筋の頭部を覆った
ときにカバー本体がずれ動くことがない。さらに、カバ
ー保持手段を備えているため、覆った状態を保持するこ
とができる。
【0017】また、本発明にかかる請求項2のカバー
は、カバー本体の樹脂成形と同時に溝や突起を成形する
ことが出来るのに加え、溝や突起が鉄筋の頭部に対して
大きな抵抗を与えるため、非常に効率良く滑り止めとし
ての役割を果たす。また、本発明にかかる請求項3のカ
バーは、少なくとも一対のベルト体の先端部を連結させ
るだけでカバー本体が鉄筋を覆った状態で保持される。
は、カバー本体の樹脂成形と同時に溝や突起を成形する
ことが出来るのに加え、溝や突起が鉄筋の頭部に対して
大きな抵抗を与えるため、非常に効率良く滑り止めとし
ての役割を果たす。また、本発明にかかる請求項3のカ
バーは、少なくとも一対のベルト体の先端部を連結させ
るだけでカバー本体が鉄筋を覆った状態で保持される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図面を参照しつつ詳しく説明する。図1は、本発明にか
かる露出鉄筋用カバーの一実施の形態を示した斜視図で
ある。
図面を参照しつつ詳しく説明する。図1は、本発明にか
かる露出鉄筋用カバーの一実施の形態を示した斜視図で
ある。
【0019】図1に示したように露出鉄筋用カバー1
は、可撓性を有する樹脂製のカバー本体2と、カバー保
持手段3とを備えている。カバー本体2は、ポリ塩化ビ
ニルにより約1mmの厚みを有するシート形状に形成さ
れており、図1に示したように、片側のシート面には、
複数の溝21と、複数の突起22とが設けられている。
は、可撓性を有する樹脂製のカバー本体2と、カバー保
持手段3とを備えている。カバー本体2は、ポリ塩化ビ
ニルにより約1mmの厚みを有するシート形状に形成さ
れており、図1に示したように、片側のシート面には、
複数の溝21と、複数の突起22とが設けられている。
【0020】溝21は、図1に示したように、カバー本
体2の長手方向に沿って所定の間隔を有した状態で複数
設けられている。突起22は、図4に示したように、略
円錐形状をしており、図1に示したように、カバー本体
2の溝21を除く略全面に渡って複数設けられている。
体2の長手方向に沿って所定の間隔を有した状態で複数
設けられている。突起22は、図4に示したように、略
円錐形状をしており、図1に示したように、カバー本体
2の溝21を除く略全面に渡って複数設けられている。
【0021】カバー保持手段3は、図1に示したよう
に、不織布により帯状に形成された一対のベルト体30
およびベルト体31により構成されており、これらベル
ト体30およびベルト体31それぞれの一端が、カバー
本体2の側部近傍の対称位置に取り付けられている。ベ
ルト体30およびベルト体31それぞれの他端側には、
これらベルト体同士を連結させるために嵌合する面ファ
スナー32が設けられている。
に、不織布により帯状に形成された一対のベルト体30
およびベルト体31により構成されており、これらベル
ト体30およびベルト体31それぞれの一端が、カバー
本体2の側部近傍の対称位置に取り付けられている。ベ
ルト体30およびベルト体31それぞれの他端側には、
これらベルト体同士を連結させるために嵌合する面ファ
スナー32が設けられている。
【0022】次に、露出鉄筋用カバー1の使用例につい
て説明する。 :図3に示したように、コンクリート基礎5のコンク
リート塊51の上面から上方に起立させるように植設さ
れている複数の鉄筋52の頭部520を覆うことが可能
な大きさを有している露出鉄筋用カバー1を用意する。 :図2に示したように、コンクリート塊51に植設さ
れている鉄筋52の頭部を覆うように露出鉄筋用カバー
1のカバー本体2を被せるとともに、この状態をカバー
保持手段3により保持する。 :このとき、カバー本体2の溝21および突起22が
設けられている面が、鉄筋52に臨むようにする。 また、カバー保持手段3により、カバー本体2を鉄筋5
2の頭部520を覆った状態に保持するときは、図2の
拡大部分に示したように、ベルト体30とベルト体31
とを面ファスナー32を介して結合させることにより行
う。
て説明する。 :図3に示したように、コンクリート基礎5のコンク
リート塊51の上面から上方に起立させるように植設さ
れている複数の鉄筋52の頭部520を覆うことが可能
な大きさを有している露出鉄筋用カバー1を用意する。 :図2に示したように、コンクリート塊51に植設さ
れている鉄筋52の頭部を覆うように露出鉄筋用カバー
1のカバー本体2を被せるとともに、この状態をカバー
保持手段3により保持する。 :このとき、カバー本体2の溝21および突起22が
設けられている面が、鉄筋52に臨むようにする。 また、カバー保持手段3により、カバー本体2を鉄筋5
2の頭部520を覆った状態に保持するときは、図2の
拡大部分に示したように、ベルト体30とベルト体31
とを面ファスナー32を介して結合させることにより行
う。
【0023】露出鉄筋用カバー1は、以上のような構成
をしているため、今まで、図3に示したように剥き出し
状態となっていた鉄筋52の頭部を覆うため、作業者の
安全を推し進めることができる。また、露出鉄筋用カバ
ー1は、カバー本体2の鉄筋52の頭部520に臨ませ
る面に、溝21および突起22が設けられているため、
カバー本体2で鉄筋52の頭部520を覆ったとき、溝
21および突起22が滑り止めの役割を有するため、ず
れ動くことがない。しかもカバー本体2に設けられてい
る溝21は、鉄筋52の頭部520を覆う最にカバー本
体2を折り曲げるときの折り目としての働きも有する。
をしているため、今まで、図3に示したように剥き出し
状態となっていた鉄筋52の頭部を覆うため、作業者の
安全を推し進めることができる。また、露出鉄筋用カバ
ー1は、カバー本体2の鉄筋52の頭部520に臨ませ
る面に、溝21および突起22が設けられているため、
カバー本体2で鉄筋52の頭部520を覆ったとき、溝
21および突起22が滑り止めの役割を有するため、ず
れ動くことがない。しかもカバー本体2に設けられてい
る溝21は、鉄筋52の頭部520を覆う最にカバー本
体2を折り曲げるときの折り目としての働きも有する。
【0024】さらに、露出鉄筋用カバー1は、カバー保
持手段3が、ベルト体30とベルト体31とを面ファス
ナー32を介して連結させることにより、カバー本体2
が鉄筋52の頭部520を覆った状態を保持することが
できるため、非常に操作性が容易である。しかも、露出
鉄筋用カバー1は、カバー本体2が樹脂により形成され
ているため、風雨により鉄筋52が浸食されるのを防止
することもできる。加えて、露出鉄筋用カバー1は、可
撓性を有するシート状に形成されているため、運搬に要
する場所や保管に要する場所を少なく抑えることができ
る。
持手段3が、ベルト体30とベルト体31とを面ファス
ナー32を介して連結させることにより、カバー本体2
が鉄筋52の頭部520を覆った状態を保持することが
できるため、非常に操作性が容易である。しかも、露出
鉄筋用カバー1は、カバー本体2が樹脂により形成され
ているため、風雨により鉄筋52が浸食されるのを防止
することもできる。加えて、露出鉄筋用カバー1は、可
撓性を有するシート状に形成されているため、運搬に要
する場所や保管に要する場所を少なく抑えることができ
る。
【0025】なお、本発明にかかる露出鉄筋用カバー
は、上述した実施の形態で説明した露出鉄筋用カバー1
の形態に限定されるものではない。たとえば、露出鉄筋
用カバー1では、鉄筋52の頭部520に臨む面の滑り
止めとして、カバー本体2の一面に、溝21および突起
22を設けるようにしていたが、溝が設けられる向きが
異なっていたり、突起の形状が異なっていたりしていて
も構わない。また、溝だけが設けられていても、突起だ
けが設けられていても構わない。
は、上述した実施の形態で説明した露出鉄筋用カバー1
の形態に限定されるものではない。たとえば、露出鉄筋
用カバー1では、鉄筋52の頭部520に臨む面の滑り
止めとして、カバー本体2の一面に、溝21および突起
22を設けるようにしていたが、溝が設けられる向きが
異なっていたり、突起の形状が異なっていたりしていて
も構わない。また、溝だけが設けられていても、突起だ
けが設けられていても構わない。
【0026】また、カバー本体2は、ポリ塩化ビニルに
より約1mmの厚みを有するシート形状に形成されてい
たが、可撓性を確保できるのであれば、他の樹脂材料を
用いても、厚みを変更させても構わない。
より約1mmの厚みを有するシート形状に形成されてい
たが、可撓性を確保できるのであれば、他の樹脂材料を
用いても、厚みを変更させても構わない。
【0027】また、露出鉄筋用カバー1では、カバー保
持手段3が、カバー本体2に取り付けられたベルト体3
0とベルト体31とを面ファスナー32で連結させるよ
うになっていたが、たとえば、ホックなどの面ファスナ
ー以外の連結手段を用いても構わないし、通常用いられ
ているベルトのようにバックルなどを使用して連結する
ようにしても構わない。
持手段3が、カバー本体2に取り付けられたベルト体3
0とベルト体31とを面ファスナー32で連結させるよ
うになっていたが、たとえば、ホックなどの面ファスナ
ー以外の連結手段を用いても構わないし、通常用いられ
ているベルトのようにバックルなどを使用して連結する
ようにしても構わない。
【0028】さらに、露出鉄筋用カバー1では、カバー
本体2の表面側、すなわち、カバー本体2における鉄筋
52に臨まない側の面について何ら説明を行っていなか
ったが、たとえば、注意を喚起するために黄色などの色
彩を施しても良いし、注意を喚起する文字、記号、図形
などを施しても良い。また、カバー本体2の表面側に
は、反射体を取り付けたり、蓄光剤を塗布したりするな
どして、夜間でも注意を喚起できるようにしても良い。
本体2の表面側、すなわち、カバー本体2における鉄筋
52に臨まない側の面について何ら説明を行っていなか
ったが、たとえば、注意を喚起するために黄色などの色
彩を施しても良いし、注意を喚起する文字、記号、図形
などを施しても良い。また、カバー本体2の表面側に
は、反射体を取り付けたり、蓄光剤を塗布したりするな
どして、夜間でも注意を喚起できるようにしても良い。
【0029】
【発明の効果】本発明にかかる請求項1の露出鉄筋用カ
バーは可撓性を有する樹脂により形成されているため、
コンクリート基礎におけるコンクリート塊の上面から上
方に立ち上がるように植設されている複数の鉄筋の頭部
を覆う際、この覆う部分の形状に合わせて変形する。ま
た、カバー本体に滑り止めが設けられているため、鉄筋
の頭部を覆ったときにカバー本体がずれ動くことがな
い。さらに、カバー保持手段を備えているため、覆った
状態を保持することができる。したがって、非常に容易
な作業を行うだけで、コンクリート基礎における鉄筋の
剥き出し状態を解除することができ、しかも確実に鉄筋
を覆った状態を保持することができる。
バーは可撓性を有する樹脂により形成されているため、
コンクリート基礎におけるコンクリート塊の上面から上
方に立ち上がるように植設されている複数の鉄筋の頭部
を覆う際、この覆う部分の形状に合わせて変形する。ま
た、カバー本体に滑り止めが設けられているため、鉄筋
の頭部を覆ったときにカバー本体がずれ動くことがな
い。さらに、カバー保持手段を備えているため、覆った
状態を保持することができる。したがって、非常に容易
な作業を行うだけで、コンクリート基礎における鉄筋の
剥き出し状態を解除することができ、しかも確実に鉄筋
を覆った状態を保持することができる。
【0030】また、本発明にかかる請求項2のカバー
は、カバー本体の樹脂成形と同時に溝や突起を成形する
ことが出来るのに加え、溝や突起が鉄筋の頭部に対して
大きな抵抗を与えるため、非常に効率良く滑り止めがな
される。したがって、安価に鉄筋カバーを製造すること
ができ、滑り止め効果も充分期待することができる。
は、カバー本体の樹脂成形と同時に溝や突起を成形する
ことが出来るのに加え、溝や突起が鉄筋の頭部に対して
大きな抵抗を与えるため、非常に効率良く滑り止めがな
される。したがって、安価に鉄筋カバーを製造すること
ができ、滑り止め効果も充分期待することができる。
【0031】また、本発明にかかる請求項3のカバー
は、少なくとも一対のベルト体の先端部を連結させるだ
けでカバー本体が鉄筋を覆った状態で保持されるため、
より作業者にとっての作業性が向上する。
は、少なくとも一対のベルト体の先端部を連結させるだ
けでカバー本体が鉄筋を覆った状態で保持されるため、
より作業者にとっての作業性が向上する。
【図1】本発明にかかる鉄筋カバーの一実施形態を示し
た斜視図である。
た斜視図である。
【図2】図1に示した鉄筋カバーで鉄筋を覆った状態を
示した斜視図である。
示した斜視図である。
【図3】コンクリート基礎を示した斜視図である、
【図4】突起の形状を説明するための断面図である。
1 鉄筋カバー
2 カバー本体
21 溝(滑り止め)
22 突起(滑り止め)
3 カバー保持手段
Claims (3)
- 【請求項1】可撓性を有する樹脂によりシート状に形成
され、シート面が、コンクリート基礎におけるコンクリ
ート塊の上面から上方に立ち上がるように植設されてい
る複数の鉄筋の頭部を覆うことが可能な大きさを有して
いるとともに、前記鉄筋の頭部を覆ったとき、この頭部
に臨むシート面に鉄筋の頭部に対する滑り止めが設けら
れているカバー本体と、このカバー本体を前記複数の鉄
筋の頭部を覆った状態で保持するカバー保持手段とを備
えている露出鉄筋用カバー。 - 【請求項2】滑り止めが、カバー本体のシート面に形成
させた溝および/または突起である請求項1に記載の露
出鉄筋用カバー。 - 【請求項3】カバー保持手段が、カバー本体の両端部に
一端を取り付けられているとともに、他端同士が連結可
能となっている一対のベルト体である請求項1または請
求項2に記載の露出鉄筋用カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001366908A JP2003166347A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 露出鉄筋用カバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001366908A JP2003166347A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 露出鉄筋用カバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003166347A true JP2003166347A (ja) | 2003-06-13 |
Family
ID=19176741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001366908A Pending JP2003166347A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 露出鉄筋用カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003166347A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180059998A (ko) * | 2016-11-28 | 2018-06-07 | 강두현 | 콘크리트 타설용 철근 보양재 |
JP7557901B1 (ja) | 2023-08-07 | 2024-09-30 | Short Bound株式会社 | 鉄筋の防錆方法 |
-
2001
- 2001-11-30 JP JP2001366908A patent/JP2003166347A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180059998A (ko) * | 2016-11-28 | 2018-06-07 | 강두현 | 콘크리트 타설용 철근 보양재 |
JP7557901B1 (ja) | 2023-08-07 | 2024-09-30 | Short Bound株式会社 | 鉄筋の防錆方法 |
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