JP2003165467A - 車両用フロアボード構造 - Google Patents

車両用フロアボード構造

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JP2003165467A
JP2003165467A JP2001368175A JP2001368175A JP2003165467A JP 2003165467 A JP2003165467 A JP 2003165467A JP 2001368175 A JP2001368175 A JP 2001368175A JP 2001368175 A JP2001368175 A JP 2001368175A JP 2003165467 A JP2003165467 A JP 2003165467A
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JP
Japan
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floorboard
vehicle
leg
floor
surface side
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JP2001368175A
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English (en)
Inventor
Atsushi Tokuhisa
厚 徳久
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多様な荷物の積載に対応することにより、安定
させて積荷を運搬出来る車両用フロアボード構造を提供
する。 【解決手段】複数の板体15…間が折曲可能なヒンジ部
16で連結されて、テーブル組立状態では、板体で周囲
を囲まれた中空柱状を呈して、上端14aをテーブル面
13の裏面側17に当接させることにより、フロアボー
ド本体12を下方から支持する4本の脚部14を有して
いる。フロアボード本体12の側縁部12aには、脚部
14の上端を回動自在に連結する回動ピン21が設けら
れて、脚部14を裏面側17からテーブル面13側に回
動させると共に、ヒンジ部16の折曲により、扁平状に
折り畳んで、テーブル面13とリアフロアパネル11と
の間に介挿させて収納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のラゲッ
ジルームの床部上に設けられる車両用フロアボード構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車などの車両1では、図20
乃至図21に示すような車両用フロアボード構造を用い
るものが知られている(特開平8−282380号公報
等参照)。
【0003】この様なものでは、車両1の後部座席2の
後方に、ラゲッジルーム3が形成されている。このラゲ
ッジルーム3には、床部3aが設けられていると共に、
この床部3aの周囲には、枠型ボード4が敷設されてい
る。
【0004】この枠型ボード4の左,右側縁には、ホイ
ールハウスの形状に沿って形成された側板5,5が固着
されると共に、この枠型ボード4の前枠には、前板6が
固着されている。
【0005】そして、この前板6と、これらの側板5,
5との間には、フロアボード7が配設されている。
【0006】このフロアボード7には、複数の案内レー
ル部8,8が一体に形成されている。この案内レール部
8は、各々上面の断面形状が略円弧状を呈するように形
成されている。
【0007】次に、この従来例の作用について説明す
る。
【0008】このように構成された従来のものでは、案
内レール部8,8の上に載置された荷物9は、これらの
案内レール部8,8に沿って、車両前後方向に円滑に移
動可能であると共に、前記案内レール部8上面の断面形
状が略円弧状を呈しているので、この案内レール部8の
延設方向に略直交する車幅方向にも、円滑に前記荷物9
を移動させることが出来る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車両用フロアボード構造では、荷物9が複数
存在する場合、前記フロアボード7の上に載置された荷
物9の上に別の荷物9aを積載すると、不安定となる虞
があった。
【0010】また、比較的容積の小さい荷物9bでは、
車両1走行中、前記床部3a上面を転げ廻ってしまう虞
もあった。
【0011】そこで、本発明の目的は、上記の問題点を
解消し、多様な荷物の積載に対応することにより、安定
させて積荷を運搬出来る車両用フロアボード構造を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明では、車両のラゲッジル
ーム床部に敷設されて、敷設状態で下面側に位置するテ
ーブル面を、テーブル組立状態で上面側とするフロアボ
ード本体を有する車両用フロアボード構造であって、複
数の板体間が折曲可能なヒンジ部で連結されて、テーブ
ル組立状態では、該板体で周囲を囲まれた中空柱状を呈
して、上端をテーブル面の裏面側に当接させることによ
り、該フロアボード本体を下方から支持する脚部を有
し、前記フロアボード本体の側縁部には、前記脚部の上
端を回動自在に連結する回動部を設けて、該回動部を回
転中心として、該脚部を前記裏面側からテーブル面側に
回動させると共に、前記ヒンジ部の折曲により該脚部
を、該テーブル面に沿わせて扁平状に折り畳んで、該テ
ーブル面と前記床部との間に介挿させて収納する車両用
フロアボード構造を特徴としている。
【0013】このように構成された請求項1記載のもの
では、テーブル組立状態では、前記中空柱状を呈した脚
部の上端を、前記フロアボード本体の裏面側に当接させ
ることにより、該フロアボード本体のテーブル面を上側
面として前記ラゲッジルーム床部から、該脚部の高さで
離間させて支持させることが出来る。
【0014】このため、該床部と共に上,下2段の収納
スペースを得られて、荷物が複数存在する場合であって
も、前記床部上面と、該テーブル面とに分けて載置出来
る。
【0015】従って、従来のように、荷物を他の荷物の
上に積載させる必要が無くなり、安定して運搬できる。
【0016】また、前記脚部を収納して、床部に敷設す
る場合には、前記回動部を回転中心として、該脚部を前
記裏面側から上面側に回動させると共に、前記ヒンジ部
の折曲により該脚部を、該テーブル面に沿わせて扁平状
に折り畳んだ状態とする。
【0017】そして、該フロアボード本体のテーブル面
側と裏面側との上,下を反転させると、裏面側が上方に
向けられると共に、テーブル側と前記床部との間に、前
記脚部が介挿されて収納される。
【0018】このため、前記脚部等の突起の無い裏面側
が上面となって、例えば、周囲の前記床部の高さ位置
と、この裏面側の高さ位置とが一致するように設定する
ことにより、平坦なラゲッジスペースが形成されて、前
記比較的大きな容積の荷物も安定させて収納出来る。
【0019】しかも、敷設状態では、裏面側が上面とな
るので、例えばカーペット等を該裏面側に貼設して、ク
ッション性を持たせつつ、テーブル組立状態で、該カー
ペットを下面側とすることにより、該カーペットが貼設
されていない面を上面側として、良好な衛生状態を保持
出来る。このため、例えば、野外テーブル等として用い
て好適である。
【0020】また、請求項2に記載されたものでは、前
記脚部下端には、前記収納凹部に設けられた係合部に係
合可能な被係合部を設けている請求項1記載の車両用フ
ロアボード構造を特徴としている。
【0021】このように構成された請求項2記載のもの
では、前記脚部下端に設けられた被係合部が、前記収納
凹部に設けられた係合部に係合されると、前記脚部が、
前記収納凹部に固定されて、前記フロアボード本体をラ
ゲッジルーム内で固定することが出来る。
【0022】また、前記被係合部による前記係合部への
係合が解除されると、前記脚部は前記フロアボード本体
と共に、取り外し可能となり、例えば、屋外に載置する
ことにより、野外テーブルとして使用できる。
【0023】更に、請求項3に記載されたものでは、前
記脚部には、該脚部の一端部に形成される開口部の周縁
に張設されて伸縮自在とするゴムネット部材を設けると
共に、前記フロアボード本体のうち、該脚部収納状態で
の一端部近傍には、折曲により、該フロアボードの一部
と共に、該脚部の他端部を上向きとなるように揺動させ
るフロアヒンジ部を設けた請求項1又は2記載の車両用
フロアボード構造を特徴としている。
【0024】このように構成された請求項3記載のもの
では、前記フロアヒンジ部を回動中心として前記フロア
ボードの一部と共に、該脚部の他端部を上向きとなるよ
うに揺動させると、前記脚部の板体が、他端部を開口部
とする中空柱状を呈して小物を収納出来る収納スペース
となる。
【0025】このように、該脚部の他端部が上向きとな
ると、該収納スペース内への小物等の被収納物の出し入
れを容易に行うことができる。
【0026】この収納スペースの一端部には、伸縮自在
な前記ゴムネット部材が張設されているので、該脚部内
の収納スペースに収納された荷物が、該一端部の開口か
ら落ちる虞が無い。
【0027】しかも、該ゴムネット部材は、前記他端部
の開口部の大きさと共に伸縮するので、前記扁平状に折
り畳まれた状態や、小物を収納する収納スペースとして
使用している状態、或いは、前記フロアボードの脚部と
して使用される組立状態等、脚部の形状の変形に応じ
て、該開口部の形状が、様々な形状及び大きさに変形し
ても追従できる。
【0028】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の
形態1について、図示例と共に説明する。なお、前記従
来例と同一乃至均等な部分については、同一符号を付し
て説明する。
【0029】図1乃至図19は、この発明の実施の形態
1の車両用シート構造を示すものである。なお、前記従
来例と同一乃至均等な部分については、同一符号を付し
て説明する。
【0030】まず、構成を説明すると、この実施の形態
1の車両用フロアボード構造では、車両10の後部座席
2の後方に、ラゲッジルーム3が形成されている。
【0031】このラゲッジルーム3の床部3aを構成す
るリアフロアパネル11には、平面視で略長方形形状の
ボード収納凹部11aが、凹設形成されている。
【0032】また、このリアフロアパネル11には、フ
ロアカーペット11bが敷設されると共に、四隅近傍
に、図17に示すような係合部としての環状係止フック
11c…が、各々取付片11d…によって、図中白抜き
矢印に示すように一端に位置する下側丸棒部11eを回
動中心として起倒可能に装着されている。
【0033】このボード収納凹部11aには、車両前,
後方向を長手方向として、長手方向略中央で2分割され
るフロアボード本体12が収納されている。
【0034】このフロアボード本体12は、敷設状態で
下面側に位置するテーブル面13を、テーブル組立状態
で上面側とするように構成されている。
【0035】このフロアボード本体12は、前記ボード
収納凹部11aに収納可能となるように、略長方形板状
を呈すると共に、前記2分割した車幅方向線上に略車幅
方向全域に渡って延設されるフロアヒンジ部30を有し
て、テーブル面13と反対側の裏面側17では、図6に
示すように、後端縁部を上方に向けて回動可能としてい
ると共に、図2に示されるようなフロアボード本体12
がテーブル状に組み立てられた状態では、この一枚の板
状に展開された状態よりも更に、前記後端縁部が下方に
向けては回動不能となるように構成されている。
【0036】また、このテーブル面13と反対側の裏面
側17には、略全面にカーペット17aが貼設されてい
る。
【0037】そして、このフロアボード本体12の四隅
近傍には、裏面側にこのフロアボード本体12を下方か
ら支持する4本の脚部14…が設けられている。
【0038】この脚部14は、図10に示されるよう
に、複数の略長方形形状の6枚の板体15…のうち長辺
間が、折曲可能なヒンジ部16で各々連結されて、隣接
する板体15,15間の角度を折曲により変更可能とし
て、例えば、展開状態では、一枚の大板状を呈するよう
に構成されている。
【0039】このうち、中央に位置する板体15,15
間には、前記ヒンジ部16に跨って設けられて、係止に
より隣設する二枚の板体15,15の接続角度を直線状
に保持する係止爪部18,18及び被係止突起19,1
9が、所定間隔を置いて一対、設けられている。
【0040】更に、両端部に位置する板体15,15の
突合せ端面15a,15bには、相互に係止可能な係止
条部15c,15dが形成されると共に、この係止条部
15c,15d間が係止されている状態で、両端部の二
枚の板体15,15の接続角度を直線状に保持する係止
爪部18,18及び被係止突起19,19が、所定間隔
を置いて一対、設けられている。
【0041】これらの係止爪部18,18及び被係止突
起19,19が合成樹脂等で構成される脚部14外側面
に一体に形成されるように、この実施の形態1では、図
14中(b)で示すようなスライド型100が用いられ
て成型されるようにしている。
【0042】これらの脚部14…は、各々テーブル組立
状態では、図14に示すように、前記板体15…で周囲
を囲まれた中空四角柱状を呈して、上端14aを前記テ
ーブル面13の裏面側17に当接させることにより、前
記フロアボード本体12が下方から支持されるように構
成されている。
【0043】すなわち、短辺側に位置する一枚の板体1
5の上端14a近傍には、回動部の一方としての回動ア
ーム部材20,20が、基板20aの裏面側から一体に
突設された複数の固定ピン20b…を、前記板体15表
面に形成された固定孔14c…に各々挿入されて固定さ
れている。
【0044】この回動アーム部材20,20には、前記
基板20a,20aから前記上端よりも上方に先端部が
位置するように、側面視略空豆状に突設されたアーム本
体20c,20cが設けられている。
【0045】このアーム本体20c,20cの側面部か
らは、回動ピン20d,20dが各々側方に向けて突設
されている。
【0046】また、前記フロアボード本体12の側縁部
12aには、図11又は図12に示されるように、軸収
納凹部20cが凹設されると共に、前記回動ピン20
d,20dを枢着させることにより、脚部14の上端1
4aを回動自在に連結する回動部の他方としての軸受け
凹部12b,12bが、この軸収納凹部20cの両側に
一対ずつ合計4箇所に形成されている。
【0047】そして、収納状態では、この軸受け凹部1
2b,12bに対して枢着された前記回動ピン20d,
20dを回転中心として、前記脚部14を前記裏面側1
7からテーブル面13側に回動させると共に、図6に示
すように、前記ヒンジ部16,16の折曲によりこれら
の脚部14を、テーブル面13に沿わせて扁平状に折り
畳んで、図1に示すように、テーブル面13と前記リア
フロアパネル11に敷設されたフロアカーペット11b
との間に介挿させて収納するように構成されている。
【0048】更に、この脚部14の上端14aには、前
記回動アーム部材20の固着された短辺と反対側の短辺
に、係止フック22,22が一対、一体に設けられてい
る。
【0049】また、前記フロアボード本体12の裏面側
17,17には、この係止フック22,22を係止する
被係止突起23a,23aを各々開口周縁に設けた被係
止凹部23,23が形成されている。
【0050】そして、組立状態では、脚部14の上端1
4aが、図15中実線で示すように、裏面側17に当接
された状態で、前記係止フック22,22を各々前記被
係止突起23a,23aに係止させることにより、この
フロアボード本体12の四隅に、前記脚部14…を立脚
させた状態で保持できるように構成されている。
【0051】更に、この実施の形態1では、前記脚部1
4の下端14bには、前記リアフロアパネル11に設け
られた前記環状係止フック11c,11cを各々挿入し
て、係止させる被係合部としてのフック挿入開口部24
が設けられている。
【0052】このフック挿入開口部24の内側面には、
係合突起部24aが突設形成されていて、図19に示さ
れるように、前記環状係止フック11cの上側丸棒部1
1fを係止することにより、前記車両10にこのフロア
ボード本体12が着脱可能となるように構成されてい
る。
【0053】この実施の形態1では、前記フック挿入開
口部24の型開き方向が、図18中矢印で示される様
に、板体15内外方向を含む3方向に沿って行われる。
【0054】更に、この実施の形態1では、図5乃至図
9に示されるように、前記脚部14には、この脚部14
の一端部としての下端14bに形成される開口部の周縁
に、複数のゴム係止溝25…が、所定の間隔を置いて形
成されている。
【0055】このゴム係止溝25は、挿通溝25aと、
この挿通溝25aに連続して形成されてこの係止溝25
aよりもやや大径に形成される円形部25bとを有して
構成されている。
【0056】このゴム係止溝25…には、各々ゴムネッ
ト部材26を構成するネット本体27の周囲に設けられ
たゴム枠体28から外側方に向けて突設される係止瘤2
9…が各々係止されることにより、下端14bの開口
に、このネット本体27が張設されて伸縮自在となるよ
うに構成されている。
【0057】また、前記フロアボード本体12に設けら
れたフロアヒンジ部30によって、前記フロアボード本
体12の後端縁部の上方への回動と共に、前記脚部14
の他端部としての上端14aが上向きとなるように揺動
される構成としている。
【0058】次に、この実施の形態1の作用について説
明する。
【0059】このように構成された実施の形態1の車両
用フロアボード構造では、まず、フロアボード本体12
の下面側に収納された各脚部14,14が、図13に示
すように板体15…によって囲まれた中空四角形柱状を
呈するように拡開される。
【0060】この際、前記図14中(b)に示されるよ
うに、前記係止爪部18が前記被係止突起19に係止さ
れることにより、前記脚部14は、中空四角形柱状に保
持される。
【0061】次に、図15に示すように、前記中空柱状
を呈した脚部14の上端14aを、前記フロアボード本
体12の裏面側17に当接させると共に、前記被係止孔
23,23内に係止フック22,22を挿入して、前記
被係止突起23a,23aに、これらの係止フック2
2,22を各々係止させる。
【0062】そして、図16に示すように、このテーブ
ル組立状態では、前記脚部14…の下端14b…に形成
されたフック挿入開口部24…に、前記リアフロアパネ
ル11に取り付けられた環状係止フック11cが略鉛直
上方に向けて立てられて、下方から挿入される。
【0063】この挿入により、図19に示されるように
環状係止フック11cの上側丸棒部11fが、前記係合
突起部24aに係合されて、リヤフロアパネル11に前
記フロアボード本体12が組立状態で固定される。
【0064】このように、前記中空柱状を呈した各脚部
14…を、前記フロアボード本体12の裏面側17に固
定することにより、このフロアボード本体12のテーブ
ル面13を上側面として前記ラゲッジルーム床部を構成
するリアフロアパネル11の前記ボード収納凹部11a
上面から、この脚部14の高さで離間させて支持させる
ことが出来る。
【0065】このため、ボード収納凹部11aと共に、
テーブル面13によって、上,下2段の収納スペースを
得られて、荷物101,102が複数存在する場合であ
っても、前記床部上面のフロアカーペット11b上と、
このテーブル面13上とに分けて載置出来る。
【0066】従って、従来のように、荷物101を他の
荷物102の上に積載させる必要が無くなり、安定して
運搬できる。
【0067】また、前記脚部14,14を収納して、リ
アフロアパネル11にこのフロアボード本体12を敷設
する場合には、図8に示すように、前記回動部20d,
20dを回転中心として、これらの脚部14,14を前
記裏面側17から上面側であるテーブル面13側に回動
させると共に、前記係止爪部18と前記被係止突起19
との係止が解除される。
【0068】そして、前記脚部14が、図6中に示され
るように、前記ヒンジ部16,16の折曲により、この
テーブル面13に沿わせて扁平状に折り畳まれた状態と
される。
【0069】この折り畳まれた状態で、フロアボード本
体12のテーブル面13側と裏面側17との上,下を反
転させると、図1に示されるように、裏面側17が上方
に向けられると共に、前記テーブル面13と前記ボード
収納凹部11aとの間に、前記脚部14…が介挿されて
収納される。
【0070】このため、前記脚部14…等の突起が無
く、カーペット17aが貼設された裏面側17が上面と
なって、周囲の前記リアフロアパネル11のフロアカー
ペット11b上面の高さ位置と、この裏面側のカーペッ
ト17a上面の高さ位置とが一致する。
【0071】従って、ラゲッジルーム3内に、平坦なラ
ゲッジスペースが形成されて、前記比較的大きな容積の
荷物9等も安定させて収納出来ると共に、周囲のフロア
カーペット11bと、裏面側のカーペット17aとが一
体的に視認されて外観品質も良好である。
【0072】また、前記脚部14は、各々ヒンジ部1
6,16を折曲させて扁平状に圧縮されるので、収納状
態での容積を小さくして、容積減少分、ラゲッジスペー
スの容積を増大させることができる。
【0073】しかも、このフロアボード本体12敷設状
態では、裏面側17が上面となるので、例えばカーペッ
ト17a等をこの裏面側17に貼設して、クッション性
を持たせつつ、前記テーブル組立状態では、このカーペ
ット17をテーブル面13の下面側とすることが出来
る。
【0074】従って、良好な衛生状態を保持できて、前
記環状係止フック11cと前記係合突起部24aとの係
合を解除して、図2中実線で示すように、車両10から
取り外し、屋外に載置することにより、野外テーブル又
は椅子等として用いても好適である。
【0075】更に、図1中二点鎖線で示すように、前記
フロアヒンジ部30を回動中心として前記フロアボード
本体12後側の側縁部12aが、上方に向けて回動され
ると、前記脚部14,14の他端部14a,14aが上
向きとなるように揺動される。
【0076】前記脚部14の板体15…は、他端部14
aを開口部とする中空柱状を呈して、図6及び図7に示
される半開きの状態から、図8及び図9に示される断面
略六角形形状を呈する状態に開口されることにより、こ
の開口部を通過可能な小物103を、車両10後部に設
けられたハッチゲート等から収納出来る収納スペースと
なる。
【0077】このように、前記脚部14の上部14aが
上向きとなると、この板体15…で周囲を囲われた収納
スペース内への小物103等、例えば工具、手袋、雑巾
等の被収納物の出し入れを容易に行うことができる。
【0078】この板体15…で周囲を囲われた収納スペ
ース内に収納された小物103は、従来の比較的容積の
小さい荷物9bのように、車両1走行中でも、リアフロ
アパネル11上面を転げ廻ってしまう虞がない。
【0079】また、この収納スペースの一端部である前
記脚部14の下端14bには、図7及び図9に示すよう
に、伸縮自在な前記ゴムネット部材26が張設されてい
るので、脚部14内の収納スペースに収納された小物1
03等の荷物が、この下端14bの開口から落ちる虞が
無い。
【0080】しかも、このゴムネット部材26は、前記
下端14bの開口部の大きさと共に伸縮するので、前記
扁平状に折り畳まれた状態や、小物を収納する収納スペ
ースとして使用している状態、或いは、前記フロアボー
ド本体12の脚部14として使用される組立状態等、前
記脚部14の形状の変形に応じて、この下端14bの開
口部の形状が、様々な形状及び大きさに変形しても追従
できる。
【0081】以上、この発明の実施の形態1を図面によ
り詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態1に
限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更
等があってもこの発明に含まれる。
【0082】前記実施の形態1では、前記脚部14の下
端14bに形成されたフック挿入開口部24に、前記環
状係止フック11cを挿入して、前記係合突起部24a
に上側丸棒部11fを係止させることにより、リヤフロ
アパネル11に前記フロアボード本体12を組立状態で
固定するように構成されているが、特にこれに限らず、
例えば、図3中に示すように、フロアボード本体12か
らベルト110,110を垂れ下げて延設し、下端に設
けられたフック部材111,111を前記リヤフロアパ
ネル11に係止させることにより、このフロアボード本
体12が車両10に固定されるように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の車両用フロアボード構
造で、車体後部のラゲッジルームを、側面から見た模式
図である。
【図2】実施の形態1の車両用フロアボード構造で、車
両からテーブル状に組み立てられたフロアボード本体を
着脱する様子を説明する斜視図である。
【図3】実施の形態1の車両用フロアボード構造で、ラ
ゲッジルーム内で、フロアボードがテーブル状に組み立
てられた様子を説明する模式図である。
【図4】実施の形態1の車両用フロアボード構造を示
し、テーブル状に組み立てられたフロアボードを説明す
る斜視図である。
【図5】実施の形態1の車両用フロアボード構造で、脚
部下端に張設されるゴムネット部材の斜視図である。
【図6】実施の形態1の車両用フロアボード構造で、上
端の開口部を半開きの状態とした斜視図である。
【図7】実施の形態1の車両用フロアボード構造で、図
6中S1方向から見た斜視図である。
【図8】実施の形態1の車両用フロアボード構造で、上
端の開口部を断面略六角形形状を呈する状態に開口させ
た斜視図である。
【図9】実施の形態1の車両用フロアボード構造で、図
6中S2方向から見た斜視図である。
【図10】実施の形態1の車両用フロアボード構造に用
いられる脚部の展開斜視図である。
【図11】実施の形態1の車両用フロアボード構造で、
フロアボード本体端部に、脚部を回動自在となるように
装着する様子を説明する分解斜視図である。
【図12】実施の形態1の車両用フロアボード構造で、
フロアボード本体端部に、脚部を回動自在となるように
装着する様子を説明する腰部の分解斜視図である。
【図13】実施の形態1の車両用フロアボード構造で、
脚部をフロアボード本体に固定する組み立て状態での斜
視図である。
【図14】実施の形態1の車両用フロアボード構造を示
し、(a)は、図13中B−B線に沿った位置での断面
図で、(b)は、スライド型との関係を示す前記図13
中B−B線に沿った位置での脚部の断面図である。
【図15】実施の形態1の車両用フロアボード構造で、
図8中A−A線に沿った位置に対応する組み立て状態の
フロアボード本体に脚部が固定された要部の構成を説明
する断面図である。
【図16】実施の形態1の車両用フロアボード構造で、
車両用フロアボードをテーブル状として、ラゲッジルー
ム内に固定した様子を説明する模式図である。
【図17】実施の形態1の車両用フロアボード構造で、
脚部下端をリアフロアパネルに固定する様子を説明する
分解斜視図である。
【図18】実施の形態1の車両用フロアボード構造を示
し、脚部下端に係合開口部を形成する際の型抜き方向を
矢印で説明する図17中D−D線に沿った位置での断面
図である。
【図19】実施の形態1の車両用フロアボード構造を示
し、脚部下端に形成された係合開口部に環状係止フック
を挿入した様子を説明する図17中D−D線に沿った位
置に対応する位置での断面図である。
【図20】従来例の車両用フロアボード構造で、構成を
説明する分解平面図である。
【図21】従来例の車両用フロアボード構造で、構成を
説明する車両後部のラゲッジルーム内の模式図である。
【符号の説明】
3 ラゲッジルーム 10 車両 11 リヤフロアパネル(ラゲッジルーム床部) 11c 環状係止フック(係合部) 12 フロアボード本体 13 テーブル面 14 脚部 14a 上端(他端部) 14b 下端(一端部) 15 板体 16 ヒンジ部 17 裏面側 25 ゴム係止溝 26 ゴムネット部材 30 フロアヒンジ部 回動部 12b 軸受け凹部 20 回動アーム部 被係合部 24 係合開口部 24a 係合突起部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両のラゲッジルーム床部に敷設されて、
    敷設状態で下面側に位置するテーブル面を、テーブル組
    立状態で上面側とするフロアボード本体を有する車両用
    フロアボード構造であって、 複数の板体間が折曲可能なヒンジ部で連結されて、テー
    ブル組立状態では、該板体で周囲を囲まれた中空柱状を
    呈して、上端をテーブル面の裏面側に当接させることに
    より、該フロアボード本体を下方から支持する脚部を有
    し、 前記フロアボード本体の側縁部には、前記脚部の上端を
    回動自在に連結する回動部を設けて、該回動部を回転中
    心として、該脚部を前記裏面側からテーブル面側に回動
    させると共に、前記ヒンジ部の折曲により該脚部を、該
    テーブル面に沿わせて扁平状に折り畳んで、該テーブル
    面と前記床部との間に介挿させて収納することを特徴と
    する車両用フロアボード構造。
  2. 【請求項2】前記脚部下端には、前記床部に設けられた
    係合部に着脱可能とする被係合部を設けていることを特
    徴とする請求項1記載の車両用フロアボード構造。
  3. 【請求項3】前記脚部には、該脚部の一端部に形成され
    る開口部の周縁に張設されて伸縮自在とするゴムネット
    部材を設けると共に、前記フロアボード本体には、該脚
    部の他端部を上向きとなるように揺動させるフロアヒン
    ジ部を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の車
    両用フロアボード構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011101615A1 (de) * 2011-05-14 2012-11-15 GM Global Technology Operations LLC (n. d. Gesetzen des Staates Delaware) Laderaumsystem, Kraftfahrzeug sowie Verfahren und Ver-wendung hierzu
JP2016101834A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 ダイハツ工業株式会社 車両後部構造
JP2018012500A (ja) * 2017-10-27 2018-01-25 ダイハツ工業株式会社 樹脂製バックドアの補強構造
CN115583201A (zh) * 2022-10-24 2023-01-10 重庆长安汽车股份有限公司 一种车辆前备箱结构及车辆

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