JP2003165394A - ノイズ低減装置 - Google Patents

ノイズ低減装置

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JP2003165394A
JP2003165394A JP2001366495A JP2001366495A JP2003165394A JP 2003165394 A JP2003165394 A JP 2003165394A JP 2001366495 A JP2001366495 A JP 2001366495A JP 2001366495 A JP2001366495 A JP 2001366495A JP 2003165394 A JP2003165394 A JP 2003165394A
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noise
reference signal
signal pattern
vehicle
canceling
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JP2001366495A
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English (en)
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Mitsuo Hagiwara
光男 萩原
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Kenwood KK
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Kenwood KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エンジンノイズ等のみならずロードノイズ等の
ノイズ低減が可能なノイズ低減装置を提供する。 【解決手段】予め複数の参照信号パターンが記憶された
参照信号パターンメモリ18から、ナビゲーション地図
情報19に基づいて特定の参照信号パターンを読み出し
て参照信号発生部12に出力する。尚、参照信号パター
ンメモリ18に記憶する参照信号パターンは、車両を実
際に1度走行させることにより記憶させ、2度目以降の
走行時に使用してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はノイズ低減装置に関
し、例えば車両のエンジンノイズ等を低減するための適
応フィルタを使用するノイズ低減装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な車両は、エンジンにより駆動さ
れる。斯かるエンジンは、ノイズを発生する。また、最
近の車両は、冷暖房機、ミラーおよびドア等を操作する
ために各種モータ等を使用し、これらモータ等もノイズ
源の1つである。車両、特に乗用車にはオーディオ機器
等の各種車載用電子機器を搭載している。これら車載用
電子機器、特にオーディオ機器にあっては、車両のエン
ジンおよびモータ等から発生されるノイズにより特性が
影響を受けるので、ノイズ低減装置が必要である。
【0003】斯かる技術分野における従来技術は、例え
ば特開平9-288489号公報の「車室内騒音低減装
置」および特開平7-28474号公報の「騒音キャン
セル方式」等に開示されている。前者は、車室内での騒
音制御点近傍の騒音特性と相関関係となる周波数が発生
する制御点よりも上流側に配置され、この周波数を検出
する車室内騒音検出手段と、車室内に向けて騒音と逆位
相を制御点近傍で発生させる音波出力手段と、誤差信号
検出手段と、誤差信号が最小になるように逆位相音を制
御する適応フィルタとにより構成される。また、後者
は、比較的少ない加速度センサを使用して効果的にロー
ドノイズを消音する騒音キャンセル方式を開示してい
る。
【0004】図2は、適応フィルタを使用する従来のノ
イズ低減装置のブロック図を示す。このノイズ低減装置
20は、センサ21、参照信号発生部22、ノイズキャ
ンセル制御部23、ノイズキャンセル用スピーカ(S
P)26およびエラー検出マイク27により構成され
る。また、ノイズキャンセル制御部23は、適応フィル
タ24および適応信号処理部25を含んでいる。
【0005】図2のノイズ低減装置20において、セン
サ21は、エンジンノイズ等の周期的なノイズを検出す
る。参照信号発生部22は、予めノイズパターンを記憶
しており、センサ21が検出したノイズに基づいて重み
付けしてノイズキャンセル制御部23へ出力する。ノイ
ズキャンセル制御部23は、ノイズキャンセル又はノイ
ズ低減処理を行う。即ち、ノイズキャンセル制御部23
の適応フィルタ24は、参照信号発生部22と適応信号
処理部25の出力に基づき、ノイズキャンセル用スピー
カ26に対してノイズキャンセル信号を出力する。ノイ
ズキャンセル用スピーカ26は、適応フィルタ24の出
力に基づきノイズキャンセルポイント、例えば車両の運
転席(運転者の耳)にノイズキャンセル用信号を送る。
エラー検出マイク27は、上述したノイズキャンセルポ
イントにおけるエラー信号を検出して適応信号処理部2
5へ供給する。従って、適応フィルタ24には、参照信
号発生部22とノイズキャンセル点におけるエラー信号
(合成信号)を使用して、エンジンノイズ等の周期的ノ
イズをキャンセル(相殺)する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のノイズ
キャンセル回路又はノイズ低減装置は、エンジンノイズ
の如くノイズに周期性があり、予めノイズパターンが判
明している場合でないとキャンセルできない。換言する
と、斯かる従来技術は、エンジンノイズの如く予め判明
している1つのノイズパターンにのみ有効であった。ま
た、車両が路面から受ける振動等によるロードノイズを
加速度センサ等により検出してキャンセルするのは、装
置が複雑になる。
【0007】
【発明の目的】本発明は、従来技術の上述した課題に鑑
みなされたものであり、車両が走行する道路に起因する
ロードノイズ等の複雑なノイズに対しても有効なノイズ
低減装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明によるノイズ低減装置は、次のような特徴的
な構成を採用している。
【0009】(1)センサによりノイズを検出し、参照
信号発生部に予め記憶されている参照信号を発生し、適
応フィルタを介してノイズキャンセル点へキャンセリン
グ用スピーカでノイズキャンセル音を発生させてノイズ
を低減する車両の室内におけるノイズ低減装置におい
て、複数の参照信号パターンを記憶する参照信号パター
ンメモリを設け、該参照信号パターンメモリから車両が
走行する特定の道路の参照信号パターンを読み出してロ
ードノイズをキャンセルするノイズ低減装置。
【0010】(2)前記参照信号パターンメモリには、
カーナビゲーション装置からの地図情報が供給され、前
記参照信号パターンを選択する上記(1)のノイズ低減
装置。
【0011】(3)前記参照信号パターンメモリに記憶
される前記参照信号パターンは、前記車両を走行させて
発生させ記憶する上記(1)又は(2)のノイズ低減装
置。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるノイズ低減装
置の好適実施形態の構成および動作を、添付図面を参照
して説明する。
【0013】図1は、本発明によるノイズ低減装置の好
適実施形態の構成を示すブロック図である。図1に示す
ノイズ低減装置10は、センサ11、参照信号発生部1
2、ノイズキャンセル制御部13、キャンセリング用ス
ピーカ16、エラー検出マイク17、参照信号パターン
メモリ18およびナビゲーション地図情報19により構
成される。また、ノイズキャンセル制御部13は、適応
フィルタ14および適応信号処理部15を含んでいる。
【0014】図1に示すノイズ低減装置10のブロック
図を、上述した図2に示す従来のノイズ低減装置と比較
すると明らかな如く、センサ11、参照信号発生部1
2、ノイズキャンセル制御部13、キャンセリング用ス
ピーカ16およびエラー検出マイク17は、それぞれ図
2におけるセンサ21、参照信号発生部22、ノイズキ
ャンセル制御部23、キャンセリング用スピーカ26お
よびエラー検出マイク27に対応する。従って、本発明
のノイズ低減装置10のノイズ低減装置20との主要相
違点は、参照信号発生部12に接続された参照信号パタ
ーンメモリ18およびこれに接続されたナビゲーション
地図情報19が付加されている点である。以下、相違点
を中心に説明する。
【0015】車両の室内で、運転者等が受けるノイズ
は、車両のエンジンノイズと共に、走行する車両の車輪
(タイヤ)と道路又は路面との間で生じるロードノイズ
等がある。例えば路面の舗装状態に応じて、車輪に振動
又は軋みが生じ、走行音(ロードノイズ)が発生する。
そこで、参照信号パターンメモリ18は、特定の道路に
対応した複数の参照信号パターンが予め記憶されてい
る。この、参照信号パターンメモリ18から読み出した
特定の参照信号パターンが、参照信号発生部12に対し
て出力される。また、この参照信号発生部12は、上述
した従来技術と同様に、センサ11により検出されるエ
ンジンノイズ等によるノイズにも対応する参照信号を発
生する。
【0016】上述した参照信号パターンメモリ18に接
続されたナビゲーション地図情報19は、車両が走行し
ている道路情報を出力する。最近の車両は、GPS(Gl
obalPositioning System)を利用したカーナビゲーショ
ン装置を搭載するものが多い。このカーナビゲーション
装置により、ドライバに現在位置を知らせると共に、目
的地へのルートを表示パネルの画面(および必要に応じ
て音声)により指示する。このカーナビゲーション装置
からの地図情報(ナビゲーション地図情報)19によ
り、車両が走行中の道路を特定し、参照信号パターンメ
モリ18に対して出力する。そこで、参照信号パターン
メモリ18は、走行中の道路に対応する参照信号パター
ンを読み出して、参照信号発生部12に対して出力す
る。
【0017】以上、本発明によるノイズ低減装置の好適
実施形態の構成および動作を説明した。しかし、斯かる
好適実施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本
発明を限定するものではない。本発明の要旨を逸脱する
ことなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であ
る。
【0018】例えば、参照信号パターンメモリに記憶す
る参照信号パターン作成手段を設け、車両が走行する毎
に新たに参照信号パターンを記憶蓄積し、2度目に走行
するとき、この記憶された参照信号パターンをノイズ低
減装置に使用してもよい。この1度目および2度目は、
同じ道路の往路と復路であってもよい。これにより、車
両が走行する道路に関する最新の情報が蓄積可能であ
る。
【0019】また、ロードノイズは、天候にも影響を受
ける。快晴の場合には路面が乾燥し、雨天では路面が濡
れているので、発生するロードノイズも異なる。従っ
て、参照信号パターンは、天候により微調整するか天候
に応じた複数のパターンを用意して選択可能にしてもよ
い。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
によるノイズ低減装置によると、次の如き実用上の顕著
な効果が得られる。即ち、本発明のノイズ低減装置によ
ると、単にエンジンノイズ等の車両自体が発生するノイ
ズのみならず、走行する路面から車両が受けるロードノ
イズ等も低減可能であるので、一層効果的なノイズ低減
が可能である。
【0021】また、車両に搭載されたカーナビゲーショ
ン装置の地図情報を活用して、例えば特定の高速道路の
走行時に発生するロードノイズをキャンセルするための
参照信号パターンを、参照信号パターンメモリから読み
出してロードノイズの低減が可能である。
【0022】更に、予め参照信号パターンメモリに記憶
された参照信号パターンがない場合等には、1度目の走
行で参照信号パターンを作成してメモリに記憶させ、そ
の後の走行時に利用することも可能である。また、参照
信号パターンは、天候などの気象条件に応じて微調整す
ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるノイズ低減装置の好適実施形態の
構成を示すブロック図である。
【図2】従来のノイズキャンセル装置の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
10 ノイズ低減装置 11 センサ 12 参照信号発生部 13 ノイズキャンセル制御部 14 適応フィルタ 15 適応信号処理部 16 キャンセリング用スピーカ 17 エラー検出マイク 18 参照信号パターンメモリ 19 ナビゲーション地図情報

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】センサによりノイズを検出し、参照信号発
    生部に予め記憶されている参照信号を発生し、適応フィ
    ルタを介してノイズキャンセル点へキャンセリング用ス
    ピーカでノイズキャンセル音を発生させてノイズを低減
    する車両の室内におけるノイズ低減装置において、 複数の参照信号パターンを記憶する参照信号パターンメ
    モリを設け、該参照信号パターンメモリから車両が走行
    する特定の道路の参照信号パターンを読み出してロード
    ノイズをキャンセルすることを特徴とするノイズ低減装
    置。
  2. 【請求項2】前記参照信号パターンメモリには、カーナ
    ビゲーション装置からの地図情報が供給され、前記参照
    信号パターンを選択することを特徴とする請求項1に記
    載のノイズ低減装置。
  3. 【請求項3】前記参照信号パターンメモリに記憶される
    前記参照信号パターンは、前記車両を走行させて発生さ
    せ記憶することを特徴とする請求項1又は2に記載のノ
    イズ低減装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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