JP2003164834A - 六価クロム低減材 - Google Patents

六価クロム低減材

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JP2003164834A JP2001369919A JP2001369919A JP2003164834A JP 2003164834 A JP2003164834 A JP 2003164834A JP 2001369919 A JP2001369919 A JP 2001369919A JP 2001369919 A JP2001369919 A JP 2001369919A JP 2003164834 A JP2003164834 A JP 2003164834A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 六価クロムの還元能力及びセメントの流動性
の保持性能を有することを特徴とするセメント六価クロ
ム低減材、及び鉄鋼業における産業廃棄物である脱硫ス
ラグの処理方法を提供する。 【解決手段】 これまで用途がなく、すべて産業廃棄物
として処分されてきた脱硫スラグを含有する六価クロム
低減材。脱硫スラグ中の非硫酸態イオウは比較的大型の
粒として存在し、水分と接触すると非硫酸態イオウ成分
が水中に徐々に放出され、長期にわたり六価クロム除去
効果を発揮する。また、スラグ材の粉砕条件により即効
性及び遅効性のいずれにも対応できる。この六価クロム
低減材は関東ローム層土のように六価クロムの除害が困
難な土壌に対しても顕著な効果があるため、実用性が高
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に、土木・建築
業界などにおいて使用される六価クロム低減材、特に、
軟弱土壌、ヘドロ、スラッジ、及び建設廃土、並びに、
ゴミ焼却灰や汚泥焼却灰、それらの集塵ダストや溶融ス
ラグなどの産業廃棄物等を固化し、有害物質の流出を抑
制する六価クロム低減材に関する。
【0002】なお、本発明における部や%は特に規定し
ない限り質量基準で示す。
【0003】
【従来の技術とその課題】最近では環境問題が大きく取
り上げられ、人体に悪影響をおよぼす因子の規制がなさ
れている。その一例として、水銀、クロム、カドミウ
ム、鉛などの重金属が挙げられる。重金属は一度体内に
入ると、体外に排出されることがないため蓄積される。
この量が一定値を超えると様々な障害が現れる。
【0004】これらの有害物質のうち、セメント系材料
からの溶出が問題視されているのがクロムである。クロ
ムの形態として、主に三価クロムと六価クロムが存在す
る。特に、六価クロムは人体への影響度が大きく、拡散
速度も速いので問題となっており、これを抑止する対策
が必要とされている。
【0005】土木・建築業界などにおいて使用される六
価クロム低減材は、軟弱土壌、ヘドロ、スラッジ、及び
建設廃土、並びに、ゴミ焼却灰や汚泥焼却灰、それらの
集塵ダストや溶融スラグなどの産業廃棄物を固化するた
めに用いられる。したがって、六価クロム低減材中に含
まれる材料から多くの六価クロムが溶出する場合には土
壌を汚染することになる。また、既に六価クロムで汚染
されている土壌、スラッジ、建設廃土も同様である。
【0006】従来の六価クロム低減材は、高炉水砕スラ
グ、フライアッシュ、シリカフューム等の潜在水硬性物
質及び各種ポルトランドセメントに代表される水硬性物
質からなる水硬性材料を主体としていた。特に、高強度
あるいは低アルカリ性とするために高炉水砕スラグを含
有するものが種々提案されている(特開2001-40652号公
報、特開平10-273661号公報、特開平10-225669号公報
等)。
【0007】高炉水砕スラグ微粉末は六価クロムの低減
効果を有すると言われているが、その効力及び効力の持
続性に問題があり、特に関東ローム層土のような粘土質
の土壌に混入した六価クロムへの効果は十分とはいえ
ず、さらなる効力及び持続性の向上が求められていた。
【0008】一方、産業副産物である各種の鉄鋼スラグ
の有効利用に関しても関心が寄せられている。鉄鋼産業
において、プロセスや設備によって種々の組成及び性状
を有するスラグが副生する。
【0009】例えば、銑鉄を調製するプロセスで用いる
高炉からは高炉スラグが、銑鉄から製鋼するプロセスで
用いる溶銑予備処理設備、転炉並びに電気炉からは、そ
れぞれ、溶銑予備処理スラグ、転炉スラグ並びに電気炉
スラグが副生する。
【0010】さらに、高炉スラグには水砕スラグと徐冷
スラグがあり、溶銑予備処理スラグには、脱珪スラグ、
脱リンスラグ、脱硫スラグがあり、電気炉スラグにも酸
化期スラグと還元期スラグが存在する。
【0011】従来より、高炉より副生する高炉水砕スラ
グはコンクリート混和材や路盤材などとして利用されて
おり、高炉徐冷スラグは路盤材等として使われている。
また、転炉スラグもある程度の処理を施せば路盤材とし
て利用できることも報告されている。
【0012】しかしながら、上述した鉄鋼スラグのう
ち、脱硫スラグと呼ばれるものには未だ有効な利用方法
が見出されていない。脱硫スラグは、イオウ分を除去す
る工程で副生するスラグであり、他のスラグよりもイオ
ウ分が多いという特徴を有する。したがって、イオウ分
を嫌うセメント原料への利用ができないこと、また、そ
の他の有効な利用方法も見出されていないことから廃棄
処分されていることが多い。
【0013】本発明者らは、有効利用方法が見出されて
いない脱硫スラグを粉末化した脱硫スラグ粉末が優れた
六価クロムの還元能力を有することを見出した。
【0014】以上のように、脱硫スラグ粉末は六価クロ
ムの還元機能を有するが、本発明者らはこの作用機構に
ついて検討したところ、脱硫スラグ中の非硫酸態イオウ
と因果関係があることを見出した。
【0015】しかし、現在、脱硫スラグはストックヤー
ドでエイジングと呼ばれる処理が施され、非硫酸態イオ
ウを除去・低減するような処置がとられている。エイジ
ングは長い場合には半年から1年にもおよぶことがあ
り、土地の有効活用の観点からみると、実に無駄の多い
プロセスと言える。脱硫スラグを粉末化して、非硫酸態
イオウの含有量が多いまま機能性の材料として有効活用
することで、エイジング処理の必要もなくなり、製鉄産
業から見ても有効な技術となる。
【0016】また、脱硫スラグは非硫酸態イオウを含有
していることが重要であるが、非硫酸態イオウを含まな
いスラグに、単に非硫酸態イオウの形態をとるイオウ化
合物、例えば、硫黄華、多硫化物、硫化物、チオ硫酸
塩、亜硫酸塩を添加したのでは、イオウ化合物とスラグ
がその比重差で分離・偏析して不均一になるため、本発
明のような優れた六価クロムの還元性能は得られない。
【0017】従来より六価クロム低減材として公知の高
炉水砕スラグも非硫酸態イオウを多く含むが、六価クロ
ムの還元効果は本発明の脱硫スラグとは全く異なる。
【0018】この理由について本発明者らが検討した結
果、高炉水砕スラグと脱硫スラグでは、非硫酸態イオウ
の水分に対する溶出量が大きく異なることを認めた。こ
れは、高炉水砕スラグ中のイオウ分は組織に極めて細や
かに分散しており、組織に溶け込んでいる。例えば、エ
ネルギー分散型X線分析装置(EDS)を併用した走査型電
子顕微鏡(SEM-EDS)でイオウの存在を認めようとして
も明確にその存在を認めることはできない。したがっ
て、高炉水砕スラグを粉砕して微粉末化しても、スラグ
粉末の表面にある非硫酸態イオウと内部にある非硫酸態
イオウの比率はほとんど差がなく、水分に対する初期の
溶出量が極めて少ない。
【0019】一方、脱硫スラグ中のイオウ分は、マクロ
(巨視的)な視点で見れば均一に分散しているものの、
電子顕微鏡で観察できるミクロレベル(微視的なレベ
ル)では偏析しており、ある範囲に集中して存在してい
る。そして、その部位は組織の中で脆い部分であること
が解った。そのため、脱硫スラグを粉砕すると、剥き出
しになる非硫酸態イオウ分が、高炉水砕スラグと比較し
て極めて多くなるのである。
【0020】そして、その程度は粉末度を変化させるこ
とによってスラグ粉末の表面にある非硫酸態イオウと内
部にある非硫酸態イオウの比率を任意に制御することが
できるため、1種のスラグを用いて即効性と遅効性とい
う相反する特性を両立できることを見出した点に本発明
の特徴がある。また、六価クロム低減材を単一成分で構
成できるため、混合物系にみられるような偏析がないと
いう特徴も併せもつ。
【0021】したがって、六価クロムの還元効果が持続
するばかりでなく、上述した関東ローム層土のような粘
土質の土壌に対しても、イオウを含む成分を徐々に放出
して六価クロムをほぼ完全に還元することができる。
【0022】また、非硫酸態イオウを含まないスラグに
非硫酸態イオウの形態をもつイオウ化合物を添加したの
場合には、比重の相違によりスラグとイオウ化合物が偏
析し、脱硫スラグとイオウ化合物が十分に均一になら
ず、効果にムラが生じるという問題がある。
【0023】また、非硫酸態のイオウを含む化合物は非
常に不安定な化合物であり、空気中の二酸化炭素と容易
に反応して酸化され、硫酸態イオウに変化するため、六
価クロムの還元性能が経時的に劣るという問題もあっ
た。
【0024】さらに、経済性の面でも、前述した硫黄
華、チオ硫酸塩等のイオウ化合物は高価な材料であり、
完全な産業廃棄物を利用する本発明の方が工業的に極め
て有益な方法と言える。
【0025】以上のように、本発明者らは鋭意努力を重
ね、脱硫スラグの有効利用に鑑み、脱硫スラグ中の特定
の成分が六価クロムの還元性能を付与するばかりでな
く、脱硫スラグ固有の微構造を利用してイオウを含む成
分の流出速度を制御することにより、1つのスラグ材料
から即効性の六価クロム固定材及び遅効性の六価クロム
固定材の両方を製造できることを知見し、本発明を完成
するに至った。
【0026】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、脱硫ス
ラグ粉末及び水硬性物質を含有することを特徴とする六
価クロム低減材であり、脱硫スラグ粉末のブレーン比表
面積が500cm2/g以上8,000cm2/g以下であることを特徴と
する該六価クロム低減材であり、脱硫スラグ粉末が非硫
酸態イオウとして存在するイオウを0.5%以上含有するこ
とを特徴とする該六価クロム低減材であり、水硬性物質
が高炉水砕スラグ粉末を含有することを特徴とする該六
価クロム低減材であり、無機硫酸塩を含有することを特
徴とする該六価クロム低減材であり、水硬性物質として
セメント及び無機硫酸塩を含有することを特徴とする該
六価クロム低減材である。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で使用する脱硫スラグとは、溶銑の予備処理段階
で副生するスラグ、いわゆる予備処理スラグのうち、脱
硫工程で副生するスラグを総称するものであり、特に限
定されるものではない。
【0028】脱硫スラグの成分は硫化カルシウムCaS、
硫化鉄FeSなどの硫化物並びにCaSO3、FeSO3等の亜硫酸
塩等に代表されるイオウ化合物以外特に限定されるもの
ではないが、具体的には、CaO、SiO2、Al2O3、Fe2O3
S、MgO、TiO2、MnO、Na2O、P2O5等、さらにFe2O3以外の
状態で存在するFeを含んでいる。
【0029】これらの成分割合は、使用する鉄鉱石の組
成や鉄鋼製造に用いる脱硫剤の組成によって大きく異な
るので、一義的な組成範囲を持たない。上記以外に脱硫
スラグを構成する化合物としては、トライカルシウムシ
リケート3CaO・SiO2、ダイカルシウムシリケート2CaO・Si
O2、ランキナイト3CaO・2SiO2、ワラストナイトCaO・SiO2
などのカルシウムシリケート、カルシウムフェライトや
カルシウムアルミノフェライト、遊離石灰、リューサイ
ト(K2O、Na2O)・Al2O3・SiO2、スピネルMgO・Al2O3、マ
グネタイトFe3O4等が挙げられ、化合物組成も化学成分
の変動と関連するため一義的に決定されるものではな
い。
【0030】本発明では、脱硫スラグのうち、非硫酸態
イオウとして存在するイオウ(以下、単に非硫酸態イオ
ウという)を0.5%以上含むものを用いることが、本発明
の効果が顕著であることから好ましい。非硫酸態イオウ
が0.5%未満では、本発明の効果、すなわち、六価クロム
還元能力が充分に得られない場合がある。非硫酸態イオ
ウは、0.5%以上であり、0.7%以上が好ましく、0.9%以上
がより好ましい。
【0031】非硫酸態イオウ量は、全イオウ量、単体イ
オウ量、硫化物態イオウ量、チオ硫酸態イオウ量、硫酸
態イオウ量(三酸化イオウ)を定量することによって求
められる。これら状態の異なるイオウの定量方法は、山
口と小野の方法によって求めることができる。これは、
「高炉スラグ中硫黄の状態分析」と題する論文に詳細に
記載されている(山口直治、小野昭紘:製鉄研究、第30
1号、pp.37-40、1980)。また、硫酸態イオウ量(三酸
化イオウ)と硫化物イオウ量については、JISR 5202に
定められた方法により求めることができる。
【0032】脱硫スラグのブレーン比表面積は特に限定
されるものではないが、即効性を求められる用途では2,
000cm2/g以上の微粉が好ましく、3,000cm2/g以上8,000c
m2/g以下がより好ましく、4,000cm2/g以上8,000cm2/g以
下が最も好ましい。ブレーン比表面積が2,000cm2/g未満
の粗粉だけでは、六価クロムの還元性能が充分に得られ
ない場合がある。
【0033】また、8,000cm2/gを超えるように粉砕する
には、粉砕動力が大きくなり不経済であり、また、脱硫
スラグが風化しやすくなって品質の経時的な劣化が大き
くなる傾向がある。
【0034】一方、六価クロムの還元性能で即効性だけ
でなく遅効性も要求される用途では、ブレーン比表面積
値の小さい粗粉を上記の微粉と混合して用いるのが好ま
しい。上記粗粉は非硫酸態イオウを徐々に放出するた
め、即効性の微粉から放出される非硫酸態イオウが減少
した分を粗粉から放出される非硫酸態イオウが補うた
め、長期にわたり六価クロム還元性能が維持されるから
である。
【0035】上記粗粉用脱硫スラグとしてはブレーン比
表面積で500cm2/g以上2,000cm2/gであることが好まし
い。ブレーン比表面積が500cm2/g未満では長期にわたっ
ても非硫酸態イオウ成分がほとんど溶出しなくなり、2,
000cm2/gを越えると微粉との差がなく、遅効性を発現し
にくくなる。
【0036】本発明の脱硫スラグの使用量は特に限定さ
れるものではないが、通常、水硬性物質と脱硫スラグか
らなる本六価クロム低減材100部中、1部以上30部以下が
好ましく、5部以上20部以下がより好ましい。1部未満で
は本発明の効果が十分に得られない場合があり、30部を
越えて使用すると、強度発現性が悪くなる場合がある。
【0037】本発明で使用する水硬性物質としては、普
通、早強、超早強、低熱、及び中庸熱等の各種ポルトラ
ンドセメント、これらポルトランドセメントに、高炉ス
ラグ、フライアッシュ、又はシリカを混合した各種混合
セメント、並びに石灰石粉末等を混合したフィラーセメ
ント等が挙げられ、これらのうちの一種又は二種以上が
使用可能である。
【0038】本六価クロム低減材は低アルカリ性である
ことが求められる場合が多いため、高炉水砕スラグ微粉
末を含有せしめることが好ましく、通常、高炉水砕スラ
グ微粉末を含有する水硬性物質としては、高炉セメント
を使用することができる。
【0039】さらに、近年では、都市ゴミ焼却灰や下水
汚泥焼却灰などを原料として製造された、環境調和型セ
メント、いわゆるエコセメント(R)が広く普及しつつ
ある。本発明ではこれらエコセメント(R)と併用して
も何ら差し支えない。
【0040】本発明では、強度発現性の観点から、必要
じ応じて無機硫酸塩を併用することもできる。本発明で
言う無機硫酸塩とは、特に限定されるものではないが、
その具体例としては、例えば、無水、半水、二水の各セ
ッコウ類、無水、含水の各硫酸アルミニウム、無水、含
水の各ミョウバン類、硫酸アルカリ等が挙げられる。経
済性の面からセッコウ類又はミョウバン類が好ましく、
セッコウ類がより好ましく、強度発現性の面から無水セ
ッコウがより好ましい。
【0041】本発明ではセメントとセッコウ類を併用
し、水和時にエトリンガイト相の微粒子を生成させるこ
とにより、六価クロムだけでなく重金属の吸着能を高め
ることも可能である。
【0042】本六価クロム低減材はそれぞれの材料を施
工時に混合してもよいし、あらかじめ一部あるいは全部
を混合しておいても差し支えない。
【0043】本六価クロム低減材の粒度は、特に限定さ
れるものではないが、通常、ブレーン比表面積値で3,00
0cm2/g以上8,000cm2/g以下が好ましく、4,000cm2/g以上
6,000cm2/g以下がより好ましい。3,000cm2/g未満では六
価クロムの還元性能が充分に得られない場合があり、8,
000cm2/gを超えると作業性が悪くなる場合がある。
【0044】本発明では、水硬性物質、脱硫スラグの他
に、従来より知られている六価クロム低減材、高炉徐冷
スラグ粉末、石灰石微粉末、ベントナイト等の粘土鉱
物、急硬材、生石灰や消石灰などのうちの一種又は二種
以上を、本発明の目的を実質的に阻害しない範囲で使用
することが可能である。
【0045】本六価クロム低減材の施工形態は特に制限
がなく、水と混練した状態で軟弱土壌、スラッジ、建設
廃土等と混合して土中に埋める方法、乾燥粉状態で軟弱
土壌、スラッジ、建設廃土等と混合する方法、あるいは
水分を含む泥土と混合する方法、セメントミルクとして
土表面に散布するか又はヒビ割れ部に注入する方法等が
可能である。
【0046】
【実施例】以下、本発明の実験例に基づいてさらに説明
する。
【0047】実験例1 各種水硬性物質と各種脱硫スラグを表1に示すような割
合で配合して六価クロム低減材を調製した。これらの六
価クロム低減材を、六価クロムを多く含む汚泥(含水率
44.7%の高含水土)に10%添加・混合して固化させた。
固化体のpHを測定すると共に、六価クロム低減材の六
価クロム低減能力と固化体からの六価クロム溶出量を確
認した。比較例として、高炉水砕スラグ、予備処理スラ
グの一種である脱珪スラグについても同様の実験を行っ
た。結果を表1に併記する。結果を表1に併記する。
【0048】 <使用材料> 水硬性物質イ :市販品普通ポルトランドセメントの3種混合品、比重3.15 水硬性物質ロ :市販品早強ポルトランドセメントの3種混合品、比重3.14 水硬性物質ハ :市販品高炉セメントB種の3種混合品、比重3.06 脱硫スラグa :ブレーン比表面積2,000cm2/g、非硫酸態イオウ0.9% 脱硫スラグb :ブレーン比表面積3,000cm2/g、非硫酸態イオウ0.9% 脱硫スラグc :ブレーン比表面積4,000cm2/g、非硫酸態イオウ0.9% 脱硫スラグd :ブレーン比表面積5,000cm2/g、非硫酸態イオウ0.9% 脱硫スラグe :ブレーン比表面積6,000cm2/g、非硫酸態イオウ0.9% 脱硫スラグf :ブレーン比表面積8,000cm2/g、非硫酸態イオウ0.9% 脱硫スラグg :脱硫スラグeを水に浸漬してエイジングし、非硫酸態イオウを 0.7%にしたもの。ブレーン比表面積6,000cm2/g。 脱硫スラグh :脱硫スラグeを水に浸漬してエイジングし、非硫酸態イオウを 0.5%にしたもの。ブレーン比表面積6,000cm2/g。 高炉スラグ :高炉水砕スラグ、ブレーン比表面積6,000cm2/g、非硫酸態イオ ウ0.6% 脱珪スラグ :ブレーン比表面積6,000cm2/g、非硫酸態イオウ0.04% 石コウ :無水物(和光純薬、1級) 水 :水道水 砂 :新潟県姫川産、比重2.62
【0049】<測定方法> 固化体のpH値:5φ×10cmの円柱供試体とし、この固
化体100部に対して、1,000部の水を用意し、固化体を水
中に浸漬して24時間静置後のpHを測定した。 六価クロムの低減能力:六価クロム低減能力を確認する
ために、六価クロム標準溶液を希釈して、六価クロム濃
度が50mg/リットルの溶液を調製し、この六価クロム溶液50c
cに各六価クロム低減材10gを入れて攪拌し、7日後に固
液分離して液相中の残存六価クロム濃度を測定すること
によって評価した。ただし、六価クロムの残存濃度は、
JIS K 0102に準じ、ICP発光分光分析法により測定し
た。 六価クロム溶出量:六価クロム標準溶液を希釈して、六
価クロム濃度が50mg/lの溶液を調製し、この六価クロム
溶液50ccに六価クロム低減材10gを入れて攪拌し、7日
後に環境庁告示第46号(土壌の汚染に係る環境基準)に
準拠して測定した。
【0050】
【表1】 注:表中のNDは検出下限以下であることを示す。
【0051】脱硫スラグを用いた本六価クロム低減材は
顕著な六価クロム低減能力及び六価クロム溶出量低減効
果を示し、脱硫スラグ添加量が多い程六価クロム溶出量
が減少する傾向が認められ、石コウ添加により、更に高
い六価クロム溶出防止効果が認められた。
【0052】同時に比較例として評価した高炉水砕スラ
グ(実験No.1-19)及び脱珪スラグ(実験No.1-20)では、脱
硫スラグを用いた実施例(実験No.1-18)ほどの六価クロ
ム溶出防止効果がなく、今回検討したスラグ材料のうち
脱硫スラグのみが顕著な六価クロム溶出防止効果を示す
ことが確認された。
【0053】実験例2 非硫酸体イオウ含有量が0.7%の脱硫スラグを表2に示
す粒度とし、このスラグ10部と水硬性物質イ90部を配合
して六価クロム低減材を調製し、実験例1と同様の方法
によって固化体を作製し、表2に示す材齢で六価クロム
の溶出試験を行った。結果を表2に併記する。なお、比
較のために、非硫酸態イオウ含有量が0.6%の高炉水砕
スラグを脱硫スラグと同様に粗粉として行った場合の結
果についても併記する。
【0054】
【表2】 注:表中のNDは検出下限以下であることを示す。
【0055】表2より脱硫スラグのブレーン比表面積値
が大きいほど六価クロム還元能力が大きく、ブレーン比
表面積が2,000g/cm2以上で顕著な効果を示すことが判っ
た。
【0056】また、脱硫スラグは長期にわたって六価ク
ロム溶出量が減少するのに対し、高炉水砕スラグを用い
た場合は初期、7日後、3ケ月後のいずれの六価クロム
溶出量も多く、長期にわたる六価クロム溶出量抑制効果
も小さかった。高炉水砕スラグを用いた六価クロム低減
材は短期、長期ともに六価クロム還元能力が本六価クロ
ム低減材より劣ることが判る。
【0057】実験例3 実験No.1-7で用いた六価クロム低減材(水硬性物質ロ+
脱硫スラグa)を使用し、六価クロムで汚染された関東
ローム層土1m3に六価クロム低減材150kgを混合して固
化させ、六価クロムの溶出量を確認したこと以外は実施
例1と同様に行った。また、比較のために、実験No.1-2
の脱硫スラグを含まない六価クロム低減材である六価ク
ロム低減材、及び実験No.1-3で用いた高炉水砕スラグを
10ないし20%程度含む六価クロム低減材を使用した場合
についても同様に行い、環境庁告示第46号記載の0.05mg
/リットル以下の基準を満たすか評価した。結果を表3に併記
する。
【0058】<使用材料> 六価クロム低減材α:市販品早強ポルトランドセメント
の3種混合品使用、脱硫スラグなし、実験No.1-2にて使
用した六価クロム低減材 六価クロム低減材β:市販品高炉セメントBの3種混合
品使用、脱硫スラグなし、実験No.1-3にて使用した六価
クロム低減材 六価クロム低減材γ:本六価クロム低減材、実験No.1-7
にて使用した六価クロム低減材
【0059】
【表3】
【0060】本六価クロム低減材を用いた場合には環境
基準の0.05mg/リットルを満たしたが、脱硫スラグを含まな
い六価クロム低減材を用いた場合には環境基準を満たし
ていない。
【0061】
【発明の効果】本六価クロム低減材を使用することによ
り、軟弱土壌、ヘドロ、スラッジ、及び建設廃土、並び
に、ゴミ焼却灰や汚泥焼却灰、それらの集塵ダストや溶
融スラグなどの産業廃棄物の固化処理後に六価クロムの
溶出量を激減できるだけでなく、水分と接触すると非硫
酸態イオウ成分が水中に徐々に放出され、長期にわたり
六価クロム除去効果を発揮する。また、粉砕条件により
即効性及び遅効性のいずれにも対応できる。この六価ク
ロム低減材は関東ローム層土のように六価クロムの除害
が困難な土壌に対しても顕著な効果があるため、これま
でに有効な用途が見出されずにいた脱硫スラグの有効利
用にも繋がるため、実用性が高い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B09B 3/00 ZAB C02F 11/00 H A62D 3/00 101Z B09C 1/02 C04B 18/14 F 1/08 28/02 C02F 11/00 28/08 101 C04B 18:14 F C04B 18/14 22:14 A 28/02 111:00 28/08 B09B 3/00 304C //(C04B 28/02 ZAB 18:14 304G 22:14) 304K 111:00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱硫スラグ粉末及び水硬性物質を含有す
    ることを特徴とする六価クロム低減材
  2. 【請求項2】 脱硫スラグ粉末のブレーン比表面積が50
    0cm2/g以上8,000cm2/g以下であることを特徴とする請求
    項1記載の六価クロム低減材。
  3. 【請求項3】 脱硫スラグ粉末が非硫酸態イオウとして
    存在するイオウを0.5%以上含有することを特徴とする請
    求項1又は請求項2記載の六価クロム低減材。
  4. 【請求項4】 水硬性物質が高炉水砕スラグ粉末を含有
    することを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちの
    1項に記載の六価クロム低減材。
  5. 【請求項5】 水硬性物質としてセメントを含有するこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項4のうちの1項に
    記載の六価クロム低減材。
  6. 【請求項6】 無機硫酸塩を含有することを特徴とする
    請求項1ないし請求項5のうちの1項に記載の六価クロ
    ム低減材。
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