JP2003164122A - 固定子の製造方法及び製造装置 - Google Patents

固定子の製造方法及び製造装置

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JP2003164122A JP2001360346A JP2001360346A JP2003164122A JP 2003164122 A JP2003164122 A JP 2003164122A JP 2001360346 A JP2001360346 A JP 2001360346A JP 2001360346 A JP2001360346 A JP 2001360346A JP 2003164122 A JP2003164122 A JP 2003164122A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】固定子に挿入するコイルの周長を短くして銅損
を減少させる。 【解決手段】固定巻枠31と可動巻枠32とからなる巻
枠30の可動巻枠32を第1〜第4の可動枠32a〜3
2dから構成し、カム軸36を90度回転させることに
より、第1〜第4のカム37a〜37dが第1〜第4の
可動枠32a〜32dを駆動して段差を形成する。フラ
イヤ24を旋回させながら巻枠30を下降させて巻線し
た1巻き毎に周長の異なる1周目〜5周目のコイルをコ
イル挿入治具40に預け、ストリッパ43を上昇させて
上部に装着した固定子1のスロットにコイルを挿入す
る。これにより、周長が長い1周目のコイルがスロット
内側に、周長が短い5周目のコイルがスロット外径側に
挿入され、合計したコイル長さを短くすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、家庭用電気製品
や自動車等に使用されるモータの固定子の製造方法及び
製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の固定子の製造方法及び製
造装置として、コイル巻線機の巻枠に螺旋状に巻線され
たコイルを、同一円周状に所定の間隔をおいて植設した
複数のブレードを有するコイル挿入治具に預けた後、上
記コイル挿入治具に装着された固定子の所定のスロット
に挿入して移し換える方法及び装置が広く用いられてい
る。図13は、従来から用いられている周知のコイル挿
入治具40に、図示しないコイル巻線機により巻線され
た複数組の1周目,2周目,3周目,4周目,5周目の
コイル10a,10b,10c,10d,10eをそれ
ぞれ複数のブレード41間に預けた状態を模式的に示す
正面図であり、1周目〜5周目のコイル10a〜10e
の周長はすべて同一になっていた。この状態で、コイル
挿入治具40の外周部に設けたウエッジガイド44の上
部に固定子1を装着し、ストリッパ43を上昇させて1
周目〜5周目のコイル10a〜10eを所定のスロット
1a間に挿入する。図14は、スロット1a内のコイル
挿入状態を示すもので、スロット外径側から内径側に向
かって順次5周目〜1周目のコイル10e〜10aが位
置している。
【0003】このような固定子の製造装置を用いて、複
数組例えば3相のコイルを順次所定のスロットに挿入す
るようにした8極の固定子を製造した場合には、コイル
挿入治具40に預けられた8組の1相目のコイル11
(いずれも1周目〜5周目のコイル11a〜11eから
なる)がまず所定のスロットにそれぞれ挿入される(図
15及び図16参照)。この状態では挿入された1相目
のコイル11が、次のコイル挿入用のスロットを塞いで
いるので、1相目のコイル11のコイルエンドをスロッ
ト外径側へ図17及び図18に示すように拡張成形した
後、図19に示すように2相目のコイル12が所定のス
ロットに挿入され、同様に2相目のコイル12のコイル
エンドを拡張成形した後、図示しない3相目のコイルが
残りのスロットに挿入される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の固定子の製造方法及び製造装置にあっては、
各相のコイル周長を、そのコイルの挿入及び成形に際し
て最も長いコイルを必要とする部位に合わせて1周目か
ら5周目まで全て同一の長さに巻線されていた。そのた
め、最初に挿入される1相目のコイル11では、図16
に示すように、スロット内径側に挿入された1周目のコ
イル11aとスロット外径側に挿入された5周目のコイ
ル11eは同一の長さを有していた。したがって、この
1相目のコイル11のコイルエンドを成形した図17及
び図18に示す状態では、スロット内径側の1周目のコ
イル11aのコイルエンドを拡張成形して、2相目のコ
イル12が挿入されるスロットを開放させた状態では、
スロット外径側の5周目のコイル11eは必要以上にス
ロット外径側に膨出して弛緩状態になっていた。
【0005】また、先に挿入された1相目のコイル11
を跨ぐように挿入される2相目のコイル12も、図19
に示すように、スロット内径側の1周目のコイル12a
とスロット外径側の5周目のコイル12eの周長が同一
であった。ところが、先に挿入され且つ成形された1相
目のコイル11は、スロット内径側が低くスロット外径
側が高くなっているため、1相目のコイル11を跨いで
成形される2相目のコイル12は、スロット外径側の5
周目のコイル12eに合わせた周長を持つスロット内径
側の1周目のコイル12aが弛緩状態になっていた。な
お、図示は省略するが、先に挿入及び成形された1相目
及び2相目のコイル11,12を共に跨いで最後に挿入
される3相目のコイルについても2相目のコイル12と
同様に、スロット外径側の5周目のコイルに合わせた周
長を持つスロット内径側の1周目のコイルが弛緩状態に
なっていた。
【0006】このように、従来の固定子の製造方法及び
製造装置では、スロットに挿入されるコイルの周長を、
コイルの挿入及び成形に際して最も長さを必要とする部
位に合わせてすべて同一に設定していたため、挿入する
スロットの部位によっては必要以上の長さのコイルが挿
入されていたことになり、コイルエンドの寸法が大きく
なって固定子が大形化すると同時に、余分な銅損が発生
してモータの効率が低下するという問題点があった。こ
の発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、スロッ
トの挿入部位に応じてコイル長さを1巻き毎に任意に設
定することにより、合計した固定子全体のコイル長さを
短くしてモータをコンパクト化すると共に銅損を減少さ
せ、モータの効率を向上させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、複数の極からなる複数相のコイルを複数
回に分割して固定子の所定のスロットに順次挿入する固
定子の製造方法であって、上記固定子のスロットに挿入
されるコイルを、そのコイルが挿入されるスロットの径
方向の部位に応じて1巻き毎に必要最小限の長さに巻線
する固定子の製造方法を提供するものである。そして、
上記の固定子の製造方法において、最初に挿入される1
相目のコイルは、そのコイルが挿入されるスロット内径
側のコイルの周長を、スロット外径側のコイルの周長よ
り長くし、2回目以降に挿入されるコイルは、そのコイ
ルが挿入されるスロット内径側のコイルの周長を、スロ
ット外径側のコイルの周長より短くするのが好ましい。
【0008】また、旋回するフライヤから供給されるワ
イヤを順次下降する巻枠に螺旋状に巻き付けて形成され
る複数周のコイルを、コイル挿入治具を介して固定子の
所定のスロットに挿入するようにした固定子の製造装置
において、上記巻枠を固定巻枠と可動巻枠とから構成
し、この可動巻枠に、上記固定巻枠からの距離がそれぞ
れ可変な複数の可動枠と、これらの複数の可動枠をそれ
ぞれ駆動可能な駆動手段とを設けた固定子の製造装置も
提供する。そして、上記の固定子の製造装置において、
上記駆動手段は、上記巻枠の軸心に所定角度回動可能に
設けたカム軸と、このカム軸に固定され上記複数の可動
枠をそれぞれ上記固定巻枠から遠ざける方向へ駆動可能
な複数のカムと、上記複数の可動枠をそれぞれ上記固定
巻枠に近付ける方向へ付勢する付勢手段とからなるよう
にするとよい。
【0009】さらに、上記の固定子の製造装置におい
て、上記複数のカムは、外形が同一で軸孔の位置のみが
異なるのがよく、外形が長円形であり、その軸孔の位置
は上記複数のカムの長軸方向に沿ってそれぞれ異なるの
が好ましい。また、上記の固定子の製造装置において、
上記複数の可動枠は、巻枠固定部に摺動可能に装着した
複数のガイド部材を介して上記複数のカムに当接するよ
うにするのがよく、上記複数のガイド部材は、それぞれ
同一の形状であるようにするとさらによい。この発明は
上記のように構成することにより、その固定子の製造方
法においては、固定子に挿入される合計のコイル長さを
短くして銅損を減少させると共に、コイルエンドをコン
パクトにすることが可能になる。また、この発明による
固定子の製造装置においては、簡単な構成で1巻き毎の
コイル周長を複数のパターンに亘って変化させることが
可能になると共に、巻枠に巻き付けたコイルをコイル挿
入治具に預ける際には、各可動枠を縮退させることによ
りコイルを弛緩させて預け易くすることが可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明による
固定子の製造装置の一実施形態を模式的に示す正面図、
図2は、そのコイル巻線機の巻枠の構成を示す図3のX
−X線に沿う縦断面図、図3は、その下面図、図4は、
その巻枠に段差を付けた状態の一例を示す縦断面図、図
5は、その下面図、図6は、巻枠に段差を付けた状態の
他の例を示す縦断面図、図7は、そのコイル巻線状状態
を模式的に示す正面図である。この固定子の製造装置
は、図1に示すように、コイル巻線機20とコイル挿入
治具40とからなり、コイル巻線機20は、巻枠30
と、この巻枠30を保持して上下に移動可能な支持板2
1と、支持板21に上下に摺動可能に装着された複数の
コイル落とし22と、コイル落とし22の下端部に固設
され巻枠30に形成した複数の溝の内部を上下に移動す
ることにより、巻枠30に巻線されたコイルを下方に放
出する押板23とを有している。
【0011】これらの外側には、コイルを形成する複数
本のワイヤ2(図1では10本の帯状のもを示してい
る)を挿通したフライヤ24が回転自在に設けてあり、
このフライヤ24が高速で巻枠30の回りを旋回するこ
とにより、下降する巻枠30にワイヤ2を螺旋状に巻き
付けることができる。コイル巻線機20の下方には、巻
線されたコイルを受け取ってそのまま固定子に挿入可能
な従来から周知のコイル挿入治具40を配設している。
このコイル挿入治具40は、コイルを挿入しようとする
固定子1の内歯に対応して、同一円周上に所定の間隔を
おいて交互に固定ブレードと可動ブレードからなる複数
本のブレード41を配設し、固定,可動両ブレードの基
部をそれぞれブレードベース42及びストリッパ43の
外周部に設けた複数の溝部42a,43aに固設してお
り、その外周部をウエッジガイド44がウエッジガイド
ケース45に保持されてブレード41を囲繞している。
【0012】ここで、この実施形態の主要部を構成する
巻枠30について図2及び図3を参照して説明する。こ
の巻枠30は、上下に移動可能な支持板21と、支持板
21に固設された固定巻枠31と、この固定巻枠31と
の間隔を各巻段毎に調整し得る可動巻枠32とで構成
し、螺旋状に巻線されたコイルの周長をそれぞれ任意に
変更し得るようになっている。そして、これらの固定,
可動両巻枠31,32の最上部には台座31a,32e
をそれぞれ一体に設け、固定巻枠31には、コイル挿入
治具40のブレード41及びウエッジガイド44が挿通
するための間隙部31bを形成し、可動巻枠32の台座
32eの固定巻枠31側には、巻枠固定部である基板部
32fを垂設している。
【0013】可動巻枠32は、下部側から第1,第2,
第3,第4の可動枠32a,32b,32c,32dが
互いに積層して相対移動可能に設けてある。これら第1
〜第4の可動枠32a〜32dは、台座32eの基板部
32fを挿通して水平方向に摺動可能な一対のガイド軸
33,33を一体に突設し、その先端側にはガイド軸3
3と共にガイド部材を構成するガイド板34を固設して
いる。そして、ガイド板34と基板部32fとの間にそ
れぞれ圧縮スプリング35を係着し、ガイド部材を介し
てそれと一体の第1〜第4の可動枠32a〜32dを固
定巻枠31の方向へ付勢している。
【0014】巻枠30の軸心Aには、巻枠30の上下方
向の移動に同動し、軸心Aの回りに180度回動可能な
カム軸36を設け、第1〜第4の可動枠32a〜32d
に対応してカム軸36に長円形の第1〜第4のカム37
a〜37dを一体的に固設している。そして、図2及び
図3に示す状態からカム軸36を所定方向(図3で時計
方向)に90度回動させることにより、第1〜第4の可
動枠32a〜32dをそれぞれ圧縮スプリング35の付
勢力に抗して外方へ駆動し、図4に示すように、可動巻
枠32に段差を形成する。また、図4及び図5に示す状
態からカム軸36を反対方向に90度回動させると、第
1〜第4のカム37a〜37dによるそれぞれのガイド
板34の押圧が解除され、圧縮スプリング35の付勢力
により各ガイド板34がそれぞれ第1〜第4の可動枠3
2a〜32dを伴って図2及び図3に示す縮退状態に復
帰する。
【0015】これまで述べた実施形態では、可動巻枠3
2の第1の可動枠32aを第1のカム37aによりガイ
ド板34を介して最大に偏倚させ、第2,第3の可動枠
32b,32cの偏倚量を順次減少させ、第4の可動枠
32dを最小距離偏倚させるようにしたが、図6は、第
1〜第4の可動枠32a〜32dの偏倚量を変更した他
の例を示す縦断面図である。この場合は、カム軸36を
図4及び図5と反対の方向に90度回動させればよく、
その切換えはきわめて容易である。
【0016】なお、可動巻枠32の変形例はこれらに限
定されるものではなく、カムの配列を変更することによ
り、同一の巻枠を用いてさらに数多くのパターンの組み
合わせを実現させることが可能になる。このとき、第1
〜第4のカムの外形をいずれも同一の長円形として、カ
ム軸に嵌合する軸孔の長軸方向の位置のみを異ならせる
ようにすると共に、第1〜第4の可動枠に突設するガイ
ド軸及びガイド板からなるガイド部材及びこのガイド部
材を介して第1〜第4の可動枠をそれぞれ第1〜第4の
カムの方向へ付勢する圧縮スプリングの形状もすべて同
一であるようにすれば、巻枠を構成する部品の生産性を
きわめて良好にすることができる。
【0017】次に、上記のようなコイル巻線機20及び
コイル挿入治具40を有する固定子の製造装置を用いた
固定子の製造方法を図7を参照して説明する。図7は、
図1に示したコイル巻線機20によるコイル巻線状態を
模式的に示す正面図である。巻枠30の軸心Aの回りに
フライヤ24を高速で旋回させ、その下端部から複数本
(例えば10本)の銅線を帯状に配設したワイヤ2を、
図1に示す上昇位置から図7に示す下降位置まで移動す
る巻枠30の固定巻枠31と可動巻枠32との間に巻線
する。これにより、可動巻枠32の第1〜第4の可動枠
32a〜32dと固定巻枠31との間に、図7に示すよ
うに、1周目から5周目までのコイル10a〜10eが
形成される。このとき、1周目のコイル10aの周長は
最大になり、2周目,3周目,4周目のコイル10b,
10c,10dの周長は順次減少して5周目のコイル1
0eの周長が最小になる。同時に、下降した固定巻枠3
1の間隙部31b内に、コイル挿入治具40のブレード
41の上部が挿入された状態となる。
【0018】この図7に示すコイル巻線終了状態で、カ
ム軸36(図1参照)を90度逆転させて第1〜第4の
カム37a〜37dによる各ガイド板34の押圧を解除
すると、圧縮スプリング35の付勢力により第1〜第4
の可動枠32a〜32dがそれぞれ内径側に縮退して図
2及び図3に示す状態となり、可動巻枠32の段部がな
くなって各可動枠に巻き付けられた1周目〜5周目のコ
イル10a〜10eが弛緩状態になる。巻枠30をこの
状態にして、図7に示すコイル落とし22を下降させる
と、その下端部に固定された押板23が5周目〜1周目
までのコイル10e〜10aをそれぞれ下方に放出し、
1周目のコイル10aがコイル挿入治具40のストリッ
パ43の上部に当接して停止し、1周目〜5周目のコイ
ル10a〜10eが所定のブレード間に預けられて図1
3に示した状態と同様の状態となる。しかし、この実施
形態では図7に示すように1周目のコイル10aの周長
が最大で5周目のコイル10eの周長が最小である点が
図13と相違している。
【0019】このように、コイル挿入治具40に1周目
〜5周目のコイル10a〜10eを預けた後、そのコイ
ルを挿入すべき複数のスロットを有する固定子1を図1
3に示したように、複数のウエッジガイド44の上部に
固定し、ストリッパ43を上昇させると、1周目〜5周
目のコイル10a〜10eがストリッパ43の上面に押
されて固定子1のスロット内にそれぞれ挿入される。こ
のとき、固定子1の所定のスロット1aに挿入されるコ
イルは、図14ですでに説明したように、スロット1a
の外径側にまず5周目のコイル10eが挿入された後、
内径方向に順次4周目,3周目,2周目のコイル10
d,10c,10bが挿入され、もっとも内径側、すな
わちスロット1aの入口側に1周目のコイル10aが挿
入される。この場合、1周目のコイル10aの周長が最
大であり、5周目のコイル10eの周長が最小であるた
め、固定子1の所定のスロット1aに挿入されたコイル
のスロット内径側に挿入された1周目のコイル10aの
周長が最大、スロット外径側に挿入された5周目のコイ
ル10eの周長が最小となる。一方、図6に示したよう
に、可動巻枠32の第4の可動枠32dの偏倚量が最大
で第1の可動枠32aの偏倚量が最小である場合には、
固定子の所定のスロットの外径側に挿入された5周目の
コイル10eの周長が最大でスロット内径側に挿入され
た1周目のコイル10aの周長が最小となる。
【0020】ここで、コイルを複数回に分けて挿入する
固定子において、1回目に挿入される1相目のコイル1
1は、前述したように、スロット内径側に挿入される1
周目のコイル11aの周長が、スロット外径側に挿入さ
れる5周目のコイル11eの周長より長いことが要求さ
れる。そのため、図1〜図5に示すように、コイル巻線
機20の第1の可動枠32aの偏倚量が最大で第4の可
動枠32dの偏倚量が最小となるように、第1〜第4の
カム37a〜37dを有するカム軸36を用いる。ま
た、次に挿入される2相目のコイル12は、前述したよ
うに、スロット内径側に挿入される1周目のコイル12
aの周長が、スロット外径側に挿入される5周目のコイ
ル12eの周長より短いことが要求される。そのため、
図6に示すように、カム軸36を図2及び図3に示す状
態から図4及び図5と反対方向に90度回動させること
により、コイル巻線機20の第1の可動枠32aの偏倚
量が最小で第4の可動枠32dの偏倚量が最大となるよ
うに駆動することができる。
【0021】図8及び図9は、第1の可動枠32aの偏
倚量が最大で第4の可動枠32dの偏倚量が最小に設定
した巻枠30を用いて巻線した1相目のコイル11を固
定子1の所定のスロットに挿入した状態を示す平面図及
び側断面図である。挿入された1相目のコイル11は、
図9に示すように、スロット内径側に挿入された1周目
のコイル11aの周長が最大で、スロット外径側に挿入
された5周目のコイル11eの周長が最小となってい
る。この状態から2相目以降のコイルを挿入するスロッ
トを開放するため、1相目のコイル11のコイルエンド
をスロット外径側に拡張成形すると、図10及び図11
に示すように、スロット外径側の5周目のコイル11e
は周長が短くても拡張成形が可能であり、これにより1
周目から5周目までの合計した1相目のコイル長さを短
くすることができる。
【0022】次に、固定子1の開放されたスロットに2
相目のコイル12を挿入する場合には、スロット内径側
の1周目のコイル12aの周長が最小でスロット外径側
の5周目のコイル12eの周長が最大のコイルを挿入す
る。図12は、1相目のコイル11を拡張成形した後に
2相目のコイル12を所定のスロットに挿入した状態を
示す断面図である。この状態では、2相目のコイル12
が3相目のコイルが挿入されるスロットを塞いでいるの
で、そのコイルエンドもスロット外径側へ拡張成形す
る。このとき、2相目のコイル12は先に挿入されて拡
張成形された1相目のコイル11を跨ぐ必要があるが、
この1相目のコイル11は、図12から分かるように、
内径側が低く外径側が高くなっているため、今回拡張成
形される2相目のコイル12の内径側の1周目のコイル
12aは周長の短いもので差支えない。その結果、この
2相目のコイル12も合計したコイル長さを短くするこ
とができる。
【0023】さらに、図示は省略するが、最後に残りの
スロットに挿入される3相目のコイルは、1相目及び2
相目のコイル11,12と共に、そのコイルエンドが製
品として必要な形に成形される。このとき、3相目のコ
イルは1相目及び2相目のコイル11,12を共に跨ぐ
必要があるので、この3相目のコイルも2相目のコイル
12と同様に、スロット内径側の1周目のコイルを短か
くスロット外径側のコイルを長くすることにより合計し
た3相目のコイル長さを短くするのが好ましい。このよ
うに、固定子に挿入する各相のコイルを、挿入する順序
や成形する形状に応じて1巻き毎にその周長を必要最小
限とすることにより、各相を合計したコイル長さを短く
し、銅損を減少させて特性に優れ、且つコイルエンドの
形成が小さな固定子の製造が可能になる。なお、上記の
実施形態においては、この発明を8個の極からなり3相
のコイルを3回に分割して固定子のスロットに挿入する
場合について説明したが、この発明はそれに限るもので
はなく、任意の複数極からなる複数相のコイルを複数回
に分けてスロットに挿入する固定子の製造に実施するこ
とが可能である。また、この発明は、巻枠が回転してワ
イヤを巻き取ってコイルを形成する巻線機にも何等不都
合なく実施することができる。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば以
下に記載する効果を奏する。請求項1記載の固定子の製
造方法によれば、固定子に挿入される合計のコイル長さ
を短くして銅損を減少させると共に、コイルエンドを小
さくして固定子を小形化することが可能になる。請求項
2記載の固定子の製造方法によれば、最初に挿入される
1相目のコイルの合計したコイル長さを短くし、拡張成
形した場合のスロット外径側のコイルの弛緩を防止する
ことができる。請求項3記載の固定子の製造方法によれ
ば、2回目以降に挿入される2相目以降のスロット内径
側のコイル周長を短くして合計したコイル長さの短縮を
計ることが可能になる。
【0025】請求項4記載の固定子の製造装置によれ
ば、コイルの周長を1巻き毎に任意に設定することがで
きるので、合計したコイル長さを短くして性能の向上を
図ることが可能になる。請求項5記載の固定子の製造装
置によれば、きわめて簡単な構成で複数の可動枠を駆動
することができる。請求項6記載の固定子の製造装置に
よれば、可動巻枠の複数の可動枠をそれぞれ駆動する複
数のカムの外径を同一にしたので、安価に生産すること
ができる。請求項7記載の固定子の製造装置によれば、
上記の複数のカムの外径を長円形とし、その軸孔の位置
をその長軸方向に沿った位置としたので、一見してその
駆動量を知ることができる。請求項8記載の固定子の製
造装置によれば、複数の可動枠は、巻枠固定部に摺動可
能に装着した複数のガイド部材を介して複数のカムに当
接するようにしたので、各可動枠の移動を円滑にするこ
とが可能になる。請求項9記載の固定子の製造装置によ
れば、上記複数のガイド部材をそれぞれ同一の形状とし
たので、部品構成の簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を模式的に示す正面図で
ある。
【図2】同じくそのコイル巻線機の巻枠の構成を示す図
3のX―X線に沿う縦断面図である。
【図3】同じくその下面図である。
【図4】同じくその巻枠に段差を付けた状態の一例を示
す縦断面図である。
【図5】同じくその下面図である。
【図6】同じくそのその巻枠に段差を付けた状態の他の
例を示す縦断面図である。
【図7】同じくそのコイル巻線状態を模式的に示す正面
図である。
【図8】1相目のコイルを挿入した状態を示す固定子の
正面図である。
【図9】同じくその側断面図である。
【図10】1相目のコイルを拡張成形した状態を示す固
定子の平面図である。
【図11】同じくその側断面図である。
【図12】2相目のコイルを挿入した状態を示す側断面
図である。
【図13】従来から用いられている固定子の製造方法に
より巻線されたコイルをコイル挿入治具に預けた状態を
模式的に示す正面図である。
【図14】同じくそのスロット内のコイル挿入状態を示
す断面図である。
【図15】同じく1相目のコイルを挿入した状態を示す
固定子の平面図である。
【図16】同じくその側断面図である。
【図17】同じく1相目のコイルを拡張成形した状態を
示す固定子の平面図である。
【図18】同じくその側断面図である。
【図19】同じく2相目のコイルを挿入した状態を示す
固定子の側断面図である。
【符号の説明】
1:固定子 2:ワイヤ 10a〜10e:1周目〜5周目のコイル 11a〜11e:1相目の1周目〜5周目のコイル 12a〜12e:2相目の1周目〜5周目のコイル 20:コイル巻線機 22:コイル落とし 24:フライヤ 30:巻枠 31:固定巻枠 32:可動巻枠 32a〜32d:第1〜第4の可動枠 32e:台座 32f:基板部 33:ガイド軸 34:ガイド板 35:圧縮スプリング 36:カム軸 37a〜37d:第1〜第4のカム 40:コイル挿入治具 41:ブレード
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Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の極からなる複数相のコイルを複数
    回に分割して固定子の所定のスロットに順次挿入する固
    定子の製造方法であって、 前記固定子のスロットに挿入されるコイルを、該コイル
    が挿入されるスロットの径方向の部位に応じて1巻き毎
    に必要最小限の長さに巻線することを特徴とする固定子
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の固定子の製造方法におい
    て、最初に挿入される1相目のコイルは、該コイルが挿
    入されるスロット内径側のコイルの周長を、スロット外
    径側のコイルの周長より長くすることを特徴とする固定
    子の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の固定子の製造方法におい
    て、2回目以降に挿入されるコイルは、該コイルが挿入
    されるスロット内径側のコイルの周長を、スロット外径
    側のコイルの周長より短くすることを特徴とする固定子
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 旋回するフライヤから供給されるワイヤ
    を順次下降する巻枠に螺旋状に巻き付けて形成される複
    数周のコイルを、コイル挿入治具を介して固定子の所定
    のスロットに挿入するようにした固定子の製造装置にお
    いて、 前記巻枠を固定巻枠と可動巻枠とから構成し、該可動巻
    枠に、前記固定巻枠からの距離がそれぞれ可変な複数の
    可動枠と、該複数の可動枠をそれぞれ駆動可能な駆動手
    段とを設けたことを特徴とする固定子の製造装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動手段は、前記巻枠の軸心に所定
    角度回動可能に設けたカム軸と、該カム軸に固定され前
    記複数の可動枠をそれぞれ前記固定巻枠から遠ざける方
    向へ駆動可能な複数のカムと、前記複数の可動枠をそれ
    ぞれ前記固定巻枠に近付ける方向へ付勢する付勢手段と
    からなることを特徴とする請求項4記載の固定子の製造
    装置。
  6. 【請求項6】 前記複数のカムは、外形が同一で軸孔の
    位置のみが異なることを特徴とする請求項5記載の固定
    子の製造装置。
  7. 【請求項7】 前記複数のカムは、外形が長円形であ
    り、その軸孔の位置は前記複数のカムの長軸方向に沿っ
    てそれぞれ異なることを特徴とする請求項6記載の固定
    子の製造装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の可動枠は、巻枠固定部に摺動
    可能に装着した複数のガイド部材を介して前記複数のカ
    ムに当接することを特徴とする請求項5記載の固定子の
    製造装置。
  9. 【請求項9】 前記複数のガイド部材は、それぞれ同一
    の形状であることを特徴とする請求項8記載の固定子の
    製造装置。
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