JP2003163964A - マルチメディア双方向無線通信の方法及びマルチメディア通信システム並びにプログラム - Google Patents

マルチメディア双方向無線通信の方法及びマルチメディア通信システム並びにプログラム

Info

Publication number
JP2003163964A
JP2003163964A JP2001359224A JP2001359224A JP2003163964A JP 2003163964 A JP2003163964 A JP 2003163964A JP 2001359224 A JP2001359224 A JP 2001359224A JP 2001359224 A JP2001359224 A JP 2001359224A JP 2003163964 A JP2003163964 A JP 2003163964A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
information
communication device
mobile terminal
user mobile
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001359224A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoya Kimura
直哉 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2001359224A priority Critical patent/JP2003163964A/ja
Publication of JP2003163964A publication Critical patent/JP2003163964A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 地域に適切な情報を無線LANから容易かつ
確実に不特定多数のユーザに提供し、かつ、この情報を
ユーザ側で容易かつ確実に取得できるようにする。 【解決手段】 TCP/IP環境下のマルチメディア通
信システムにおいて、通信回線網に収容された企業通信
システム6〜9のブランチ無線LAN6b(例えば、駅
構内や店舗に設置)が、当該LANの無線サービスエリ
アに移動してきた不特定多数のユーザそれぞれが使用す
る通信端末3(携帯電話機)に対する無線呼び出しを実
行する。この無線呼び出しに応答した通信端末3へブラ
ンチ無線LAN6b内又は網通信装置を収容する通信ネ
ットワーク上の装置が保有する情報(ブランチ無線LA
N6bの設置場所の地域及び設置者に適合した情報)を
自動的に読み出して通信回線接続を通じて送信する。こ
の送信による情報を通信端末3で受信表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、TCP/IP
(Transmission Control Protocol/Internet Protocol
/DARPAインターネット標準プロトコル)環境下の
無線ローカルエリアネットワーク(LAN)とユーザ移
動端末との間における情報の提供・取得のための、マル
チメディア双方向無線通信の方法及びマルチメディア通
信システム並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、TCP/IP環境下の通信ネット
ワーク(イントラネット、インターネット、エキストラ
ネット、LAN、以下、インターネットをもって説明す
る)では、インターネットに収容されたユーザ端末(ウ
ェブブラウザを搭載した小型汎用コンピュータ、適宜、
クライアント装置と記載)が、インターネットサービス
プロバイダ(ISP:Internet Service Provider)等
を通じてウェブサイトにアクセスする。そして、ユーザ
端末は、ウェブサイトが提供し又は回線接続(リンク)
先のウェブサイトから提供される情報(例えば、ホーム
ページコンテンツ)をストリーミングで取得している。
一方、音声通信(電話通話)やデータ通信を行う有線通
信網に収容される無線ローカルエリアネットワーク(L
AN)による通信システムが知られている。
【0003】図14は無線LANを備えた従来例の通信
ネットワーク構成(モデル化)を説明するための図であ
る。図14において、この例は無線網キャリア(運営会
社)や有線網キャリア(運営会社)が設置運営する固定
/移動通信網にインターネットアクセスが可能なユーザ
端末(小型コンピュータ、携帯電話機)が収容されてい
る。無線網キャリアや有線網キャリアの固定/移動通信
網には、インターネットによる通信を実行するためのI
SP装置及びインターネットエキスチェンジポイント
(IXP:Internet Exchange Point)装置が接続され
ている。IXP装置には、他の図示しないISP装置や
複数の企業本社毎の企業通信システムが接続されてい
る。この例の複数の企業本社は鉄道会社、大規模小売り
企業、コンビニエンスストア、遊技場であり、これらに
配置される企業通信システムは、無線ローカルエリアネ
ットワーク/LANによって構築されている。この例で
はユーザ装置と企業通信システムとがISP,IXPを
通じて回線接続される。
【0004】この種の通信ネットワーク構成として、特
開2000−183977公報例が知られている。この
公報例は、複数の固定アクセスポイントを有し、このア
クセスポイントから複数のクランアント装置が通信を実
行する通信ネットワークを示している。この通信ネット
ワークでは、ゲートウェイ装置が他のクライアント装置
又は通信データから通信プロトコルが相違する他の通信
ネットワークへの伝送であるかを検出して、その転送を
実行している。
【0005】さらに、無線ローカルエリアネットワーク
(LAN)を、公衆電話交換網にインタフェース接続す
るために、アクセスポイントとゲートウェイ装置の処理
(機能)を統合化している。この統合化装置は、ISD
N(Integrated Services Digital Network)やxDS
L(Digital Subscriber Line)のインタフェースとP
STN(Public Switched Telephone Network)、音声
ゲートウェイ及びCATVネットワーク接続用モデムを
含むゲートウェイ装置を備えている。さらに、この統合
化装置は、良く知られた構成のイーサネット(登録商
標)(Ethernet(登録商標))LAN接続用の
シリアルポートとともに、電話機やコンピュータを接続
している。
【0006】このような通信ネットワークにおいてマル
チメディア伝送のための統合化を実施する例として、特
開2000−32032公報例が知られている。この公
報例は、網アーキテクチャ内に構築された通信ネットワ
ークと端末の接続を連続的に接続するためのスイッチン
グを実行する通信ネットワーク及び端末のプロキシ(イ
ンターネットアクセスサーバ)によって、特定の通信ネ
ットワークと端末の接続組み合わせを適合化している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような上記従来例
では、次のような不都合がある。 (1)公報例は、いずれも企業等の無線LANと既設の
公衆電話通信ネットワークとの統合化を図るものであ
る。すなわち、不特定多数のユーザによる全国規模での
インターネットアクセス(インターネットサーフィン)
を可能にしている。換言すれば、全国規模において不特
定多数のユーザ側にウェブサイト側が情報コンテンツを
提供し、かつ、その取得をユーザ装置が行うものであっ
た。このため、ユーザが周辺地区の情報(例えば、無線
LANを設置した駅や店舗等の設置場所の地域にかかわ
る情報及び設置者に適合した広告等の情報)をユーザ端
末で容易に取得できないものであった。
【0008】なお、この公報例では、ユーザ端末から情
報(コンテンツ)取得のための入力操作が必要であり、
情報(コンテンツ)取得を自動的に行うことはできず、
そのユーザ側の入力操作が面倒であった。
【0009】(2)公報例は、いずれも駅や店舗等に設
置された無線LANを使用した不特定多数それぞれが使
用するユーザ端末(携帯電話機)からの電話通話通信や
データ通信を行うことができないためユーザにとって利
用上の不便があった。 (3)公報例は、いずれも駅や店舗等に設置された無線
LANを使用した不特定多数それぞれが使用するユーザ
端末(携帯電話機)を用いて双方向通信によるコミュニ
ケーション(例えば、レストランでのメニュー配信、注
文、代金決済)ができない。この場合もユーザにとって
利用上の不便があった。
【0010】この発明は、以上の点に着目してなされた
もので、無線LANを設置した地域(例えば、駅や店
舗)や設置者に適切な情報を、この無線LANや既設の
公衆通信網から容易かつ確実に提供し、かつ、不特定多
数のユーザ側で取得できるようになる、マルチメディア
双方向無線通信の方法及びマルチメディア通信システム
並びにプログラムの提供を目的としている。
【0011】また、この発明は、前記した目的の情報提
供及び取得とともに、駅や店舗等から不特定多数のそれ
ぞれのユーザ端末が電話通話やデータ通信を行うことが
できるようになり、かつ、これらの課金を含む各種の代
金決済が容易かつ確実に可能になる、マルチメディア双
方向無線通信の方法及びマルチメディア通信システム並
びにプログラムの提供を他の目的としている。
【0012】さらに、この発明は、前記した目的の情報
提供及び取得とともに、駅や店舗等の通信装置と不特定
多数のそれぞれのユーザ端末との間において、情報提供
に基づいた受注及びその確認の情報伝達・返答(コミュ
ニケーション)が容易かつ確実に可能になる、マルチメ
ディア双方向無線通信の方法及びマルチメディア通信シ
ステム並びにプログラムの提供をさらに他の目的として
いる。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、この発明のマルチメディア双方向無線通信の方法
は、通信網に接続された通信装置と不特定多数がそれぞ
れ使用可能なユーザ移動端末との間におけるTCP/I
Pによるマルチメディア双方向無線通信を行うものであ
り、前記通信装置の無線サービスエリア内に移動した前
記ユーザ移動端末が、前記通信装置と無線回線接続する
段階と、前記通信装置が、当該通信装置内又は通信装置
を収容する通信網上の装置から当該通信装置の設置場所
の地域情報及び/又は設置者に適合した情報を読み出す
段階と、前記通信装置が読み出した情報を前記ユーザ移
動端末へ発信する段階と、前記通信装置からの情報を前
記ユーザ移動端末が受信して表示する段階と、を有する
ことを特徴としている。
【0014】上記した、この発明の方法では、無線LA
Nを設置した地域や設置者に適切な情報が、このブラン
チ無線LANや既設の公衆通信網から不特定多数のユー
ザに容易かつ確実に提供されるとともに、この情報を不
特定多数のユーザ移動端末側で、例えば、駅構内や店舗
で容易かつ確実に取得できるようになる。
【0015】この発明の方法は、前記した無線回線接続
後に、前記通信装置が自動的に読み出した情報を、前記
ユーザ移動端末に自動的かつ一方的に発信し、かつ、前
記ユーザ移動端末が、前記通信装置からの情報を自動的
に受信して表示することを特徴としている。
【0016】上記した、この発明の方法では、前記した
無線LANから提供される情報を、不特定多数のユーザ
移動端末が、例えば、駅構内や店舗で取得する。この場
合、ユーザ移動端末が自動的に回線接続された後に情報
が自動的に配信(例えば、プッシュ型情報配信)され
る。したがって、ユーザ移動端末側での情報の詳細内容
(情報)を検索する入力操作が不要になって、その情報
取得が容易に行われる。
【0017】この発明の方法は、前記した無線回線接続
後に前記通信装置を通じてユーザ移動端末が通信を実行
する段階と、この通信の課金を含む代金決済を、前記通
信装置におけるウォレットサーバでの代金決済(例え
ば、電子商取引)処理によって実行する段階とをさらに
有することを特徴としている。
【0018】上記した、この発明の方法では、通信とと
もに、この課金を含む代金決済が、無線LAN側のウォ
レットサーバによる代金決済処理(電子商取引)で可能
になる。換言すれば、無線LAN側の代金決済のための
人手による入力操作が不要になる。
【0019】この発明の方法は、前記した無線回線接続
後に前記通信装置を通じてユーザ移動端末が通信を実行
する段階と、この通信の課金を含む代金決済を、前記通
信装置を収容する通信網上のウォレットサーバによる代
金決済(電子商取引)処理によって実行する段階とをさ
らに有することを特徴としている。
【0020】上記した、この発明の方法では、前記した
代金決済が、通信回線上に配置した一台のウォレットサ
ーバで処理される。この場合、多数のウォレットサーバ
を無線LAN側毎に配置する必要がなくなって、その装
置規模を削減できるようになる。
【0021】この発明の方法は、前記した代金決済が、
前記通信装置を収容する通信網上のゲートウェイを通じ
て、前記通信装置を収容する通信網とともに他の通信網
との通信運用(ローミング運用)の課金決済に適用され
ることを特徴としている。
【0022】上記した、この発明の方法では、通信キャ
リア(通信運営会社)の通信回線網へのアクセス(利用
料金)に対する代金決済ができるようになる。したがっ
て、ユーザ移動端末による複数の通信キャリアにおける
通信回線網の利用(ローミング運用)が容易になる。
【0023】この発明の方法は、前記した代金決済を、
前記通信装置に予め格納した事前支払い方式による金額
情報によって実行することを特徴としている。
【0024】上記した、この発明の方法では、事前支払
い方式(プリペイド方式)による代金決済を行っている
ため、前記したウォレットサーバに予め登録したユーザ
移動端末側での代金決済(電子商取引)のように、比較
的面倒なユーザ移動端末側の登録作業等が不要になる。
【0025】この発明の方法は、前記した無線回線接続
後にユーザ移動端末が、前記通信装置におけるユーザ認
証処理を通じたインターネットアクセスを実行して、通
信網上のウェブサイトからの情報を閲覧する段階をさら
に有することを特徴としている。
【0026】上記した、この発明の方法では、ユーザ移
動端末から、例えば、日常的に使用する駅構内や店舗等
の無線サービスエリアからユーザ認証サーバを通じてイ
ンターネットアクセスが可能になる。
【0027】この発明の方法は、前記したユーザ移動端
末が、前記通信装置からの自動的かつ一方的な発信によ
る情報を自動的に受信表示した後に、この表示情報に対
する選択的入力操作を実行する段階と、この入力操作情
報を前記通信装置に前記ユーザ移動端末から発信する段
階と、前記ユーザ移動端末からの入力操作情報に対応す
る情報を前記通信装置が転送する段階と、前記通信装置
からの新たに転送されてきた情報を前記ユーザ移動端末
が受信表示する段階とをさらに有することを特徴として
いる。
【0028】上記した、この発明の方法では、無線LA
Nから通信端末へ情報が自動的に配信された後に、配信
情報に対してユーザ移動端末側から対応する情報を入力
して、その対応情報が処理される。例えば、ネットショ
ッピング等における受注処理が人手に頼らずに省力化で
きるようになる。
【0029】この発明の方法は、前記したユーザ移動端
末が、選択的入力操作を実行して新たな情報を取得した
後に、この情報に基づいた代金決済を処理する段階をさ
らに有することを特徴としている。
【0030】上記した、この発明の方法では、前記した
無線LANから通信端末へ情報が自動的に配信された後
に、配信情報に対してユーザ移動端末側から対応する情
報を入力して、その対応情報が処理された際のその代金
決済が一連の処理で実行されて省力化が可能になる。例
えば、ネットショッピング等における受注処理に対する
代金決済が一連の処理で実行されて、省力化が図られ
る。
【0031】この発明の方法は、前記の情報に基づいた
代金決済の後に、この代金決済に基づいた商品を含む取
引物の受け渡し情報を前記通信装置から前記ユーザ移動
端末に電子メールを含む情報転送で通知する段階をさら
に有することを特徴としている。
【0032】上記した、この発明の方法では、例えば、
前記したネットショッピング等における受注品の受け渡
しの通知が無線LANからユーザ移動端末に、例えば、
電子メールで通知される。したがって、受取場所や日
時、未決済の代金等が容易かつ確実に判明するようにな
る。
【0033】この発明のマルチメディア通信システム
は、TCP/IPによるマルチメディア双方向無線通信
を実行するものであり、移動先の無線サービスエリア内
での無線呼び出しに応答して接続した無線回線を通じて
情報を受信表示する不特定多数がそれぞれに使用可能な
ユーザ移動端末と、通信網に接続されるとともに、当該
装置の無線サービスエリアで無線呼び出しに応答した前
記ユーザ移動端末へ当該通信装置内又は通信装置を収容
する通信網上の当該通信装置の設置場所地域及び/又は
設置者に適合した情報を自動的に読み出して送信する通
信装置とを備えることを特徴としている。
【0034】また、この発明の通信システムは、前記し
た通信装置が、通信網に接続される本部通信システム
と、この本部通信システムと直接接続又は通信回線網を
通じて接続される少なくとも一つのローカルエリアネッ
トワーク(LAN)とを備えることを特徴としている。
【0035】さらに、この発明の通信システムは、前記
した本部通信システムが、当該本部通信システムにおけ
る制御を実行するホスト装置と、通信網との接続制御を
含む処理を実行する回線接続装置と、前記LANを直接
接続又は遠隔接続で収容するためのブリッジ装置とを備
え、かつ、前記LANが、このLANにおける制御を実
行するホスト装置と、TCP/IP通信を実行するため
のサーバ装置と、前記した当該通信装置の設置場所の地
域及び/又は設置者に適合する情報を格納したデータベ
ース装置と、前記ユーザ移動端末と微弱電波による双方
向無線回線接続を行うための少なくとも一つの無線送受
信部とを備えることを特徴としている。
【0036】さらに、この発明の通信システムは、前記
した通信装置と前記ユーザ移動端末との間の無線双方向
マルチメディア通信に基づいた通信課金を含む代金を決
済するためのウォレットサーバを、前記LAN及び/又
は通信網上に備えることを特徴としている。
【0037】また、この発明の通信システムは、前記し
たユーザ移動端末が、通信装置を収容する通信網ととも
に他の通信網との通信運用を実行するためのゲートウェ
イ装置を、前記通信網上にさらに備えることを特徴とし
ている。
【0038】さらに、この発明の通信システムは、前記
したLANに、前記ユーザ移動端末が、前記通信装置を
通じてインターネットアクセスを実行した際に、通信網
上のウェブサイトからの情報を閲覧する処理を実行する
ためのユーザ認証サーバを、さらに備えることを特徴と
している。
【0039】また、この発明の通信システムは、前記し
たユーザ移動端末に、公衆無線電話通話を含む通信を実
行する第1無線通信手段と、前記通信装置と微弱電波に
よる無線回線接続を実行する第2無線通信手段とを備え
ることを特徴としている。
【0040】さらに、この発明の通信システムは、前記
した通信回線接続が、間欠送受信によって実行され、か
つ、この通信回線接続において、前記通信装置が無線呼
び出しに対する前記ユーザ移動端末の識別符号(ID)
及びパスワードの認証を通じて通信回線接続を行うこと
を特徴としている。
【0041】上記した、これらの発明の装置では、前記
した方法と同様に、情報提供及び取得及び、電話通話や
データ通信とともに、その代金決済並びに提供情報に対
する入力情報が処理される。
【0042】この発明のプログラムでは、通信装置の無
線サービスエリア内に移動した不特定多数のそれぞれが
使用するユーザ移動端末が通信網に接続された通信装置
と無線回線接続する制御と、通信装置が当該通信装置内
又は通信装置を収容する通信網上の当該通信装置の設置
場所の地域及び/又は設置者に適合した情報を読み出す
制御と、通信装置が読み出した情報を回線接続したユー
ザ移動端末へ発信する制御と、通信装置からの情報をユ
ーザ移動端末が受信して表示する制御とを実質的なコン
ピュータが実行するものである。
【0043】この発明のプログラムでは、次の少なくと
も一つの制御を実質的なコンピュータが実行する。
(a)通信網に接続された通信装置と回線接続したユー
ザ移動端末に自動的に発信する制御、及びユーザ移動端
末が通信装置からの情報を自動的に受信表示する制御、
(b)通信の課金を含む代金決済を通信装置の代金決済
処理を通じて実行する制御、(c)通信の課金を含む代
金決済を、通信装置を収容する通信網上での代金決済処
理によって実行する制御、(d)通信装置を収容する通
信網上のゲートウェイを通じて、通信網間の運用を実行
する制御
【0044】この発明のプログラムでは、次の少なくと
も一つの制御を実質的なコンピュータが実行する。
(a)代金決済を通信装置に予め格納した事前支払い方
式(プリペイド方式)による金額情報によって実施する
制御、(b)ユーザ移動端末が通信装置内に配置された
ユーザ認証を通じてインターネットアクセスを実行し
て、ウェブサイトからの情報を閲覧する制御、(c)ユ
ーザ移動端末が、通信装置からの自動的かつ一方的な配
信による情報を自動的に受信表示した後に、この表示情
報に対する選択的入力操作を実行する制御、この入力操
作情報を通信装置にユーザ移動端末から発信する制御、
及びユーザ移動端末からの入力操作情報に対応する情報
を通信装置が転送する制御と通信装置からの新たな情報
をユーザ移動端末が受信表示する制御、(d)ユーザ移
動端末が、表示情報に対する選択的入力操作を実行して
通信装置から新たな情報を取得した後に、この情報に基
づいた代金決済を実行する制御、(e)代金決済に基づ
いた商品を含む取引物の受け渡し情報を、通信装置から
ユーザ移動端末に電子メールを含む情報転送で通知する
制御
【0045】上記した、これらの発明のプログラムで
は、この発明を情報記録媒体、例えば、パッケージソフ
トウェアとして提供可能になり、この発明が容易に実施
できるようになって、その汎用性が向上する。
【0046】
【発明の実施の形態】次に、この発明のマルチメディア
双方向無線通信の方法及びマルチメディア通信システム
並びにプログラムの実施形態を図面参照の上で詳細に説
明する。 (第1実施形態)図1は第1実施形態におけるマルチメ
ディア通信ネットワーク構成を示すブロック図であり、
図2は図1のマルチメディア通信ネットワーク構成(モ
デル化)を説明するための図である。図1及び図2にお
いて、この例は、TCP/IP環境下において、例え
ば、双方向通信を実行するマルチメディア通信ネットワ
ーク(適宜、インターネットと記載)である。この種の
マルチメディア通信ネットワークでは、ITU−T(in
ternational Telecommunication Union-Telecommunicat
ion Standardization Sector)の各種勧告(例えば、
H.323)によるデータ通信、ファクシミリ通信、電
話通話通信(VoIP:Voice over Internet Protoco
l)等実施しており、次の各装置を有している。
【0047】図1に示す通信ネットワークは、有線網キ
ャリア(運営会社)が設営したISDN(Integrated S
ervices Digital Network/ディジタル方式)やPST
N(Public Switched Telephone Network/アナログ方
式),xDSL(Digital Subscriber Line/ディジタ
ル方式)の固定(有線)通信網1を有している。さら
に、この固定通信網1に、通信プロトコル変換を行う各
種ゲートウェイ装置GWで接続され、無線網キャリア
(運営会社)が設営したディジタル移動通信網2を有し
ている。固定通信網1には、ユーザがインターネットア
クセスを行うウェブブラウザを搭載した多数の通信端末
(小型汎用コンピュータ装置)3が接続されている。な
お、この固定通信網1及びディジタル移動通信網2を合
わせて、適宜、通信回線網と表記する。
【0048】ディジタル移動通信網2は、例えば、PD
C(Personal Digital Cellular Telecommunication Sy
stem)方式や第2世代コードレス電話システム(例え
ば、PHS:Personal Handyphone System)であり、セ
ル基地局2aを有している。このセル基地局2aのセル
ゾーン(請求項における無線サービスエリアに対応)に
は、インターネットサーフィン(インターネットアクセ
ス)が可能なウェブブラウザを搭載した多数の通信端末
(携帯電話機や携帯情報端末/PDA、請求項における
ユーザ移動端末に対応)3が無線区間(エアーインタフ
ェース)で収容されている。
【0049】固定通信網1には、インターネットによる
通信を実行するためのインターネットサービスプロバイ
ダ(ISP)装置4及びインターネットエキスチェンジ
ポイント(IXP)装置5が接続されている。IXP装
置5には、他の図示しないISP装置4や複数の企業本
社毎の企業通信システム6,7,8,9(請求項におけ
る通信装置に対応)、及びネットバンク通信システム1
0が接続されている。この企業通信システム6〜9は、
それぞれ以降の図3及び図4に示すように本部通信シス
テム6a(請求項における本部通信システムに対応)と
ブランチ無線ローカルエリアネットワーク/LAN6b
(請求項におけるLANに対応)が接続されている。
【0050】この例の複数の企業本社は、図2に示すよ
うに鉄道会社、大規模小売り企業、コンビニエンススト
ア、遊技場であり、この本社や本部に本部通信システム
6aが設けられている。また、鉄道会社の各XX駅、Y
Y駅…にブランチ無線LAN6bが配置され、また、大
規模小売り企業におけるXXXスーパーマーケット店舗
とともに、コンビニエンスストアにおけるXXXイレブ
ン店舗にブランチ無線LAN6bが配置されている。さ
らに、遊技場におけるXX競馬場にもブランチ無線LA
N6bが配置されている。なお、XXXスーパーマーケ
ット店舗には以降で説明するPOS(Point of Sales)
端末が併設されている。
【0051】この各ブランチ無線LAN6bには、以降
で説明するように、微弱電波双方向通信方式(ブルーツ
ウース/Bluetooth)等で通信端末3(携帯電話機、P
DA、モバイルコンピュータ)が無線回線接続されてい
る。この通信端末3は、ブランチ無線LAN6bが設置
される前記した各駅や店舗の情報や企業通信システム6
〜9の情報を取得できるようになっている。
【0052】この複数の企業通信システム6〜9の本部
通信システム6aとブランチ無線LAN6bは、いわゆ
る、FDDI(Fiber Distributed Data Interface)・
LAN構成のWAN(Wide Area Network)として構築
されている。また、本部通信システム6aは、例えば、
ホストコンピュータを備えたクライアント/サーバシス
テム(マスタースレーブ方式)の構成である。
【0053】なお、図1に示すマルチメディア通信ネッ
トワークでは、インターネットワーキングファンクショ
ン装置(IWF)やインターネット上のコンテンツを通
信端末3の携帯電話機小型表示画面に適合するように、
専用HTMLタグに編集し直すための編集サーバ、IP
パケットの電話通話データを連続した電話通話データに
生成するVoIPゲートウェイ装置等も配置されるが、
その図示は省略した。
【0054】固定通信網1は、その構成及び伝送方式が
既知のISDN等を用いたIP網であり、パケット交換
局等を回線網に設置した網構成である。また、ディジタ
ル移動通信網2は、例えば、ARIB−27/28規格
(PDC方式(TDMA)/PHS方式(TDMA/T
DD))を適用し、かつ、セル基地局2aを図示しない
移動通信制御局(MCC)が収容する既知の移動回線網
である。なお、このディジタル移動通信網2は、TIA
標準IS95系/IMT−2000のN/W−CDMA
方式でも良く特に限定しない。
【0055】図1中の通信端末3(携帯電話機)は、既
知の構成に周波数ホッピンク/ブルーツウース(Blueto
oth)伝送方式の図示しない送受信部(請求項における
第2無線通信手段に対応)を内蔵(又は外付け)した構
成である。携帯電話機の構成は、例えば、TDMA方式
において、周波数切替シンセサイザ、受信電界強度(R
SSI)検出部を備えた無線送受信部、変調/復調部、
時分割/多重分離部、コーデック(符号化/復号化)
部、マイクロプロセッサ(MPU)、外部インタフェー
ス(I/F)部、メモリ、キーパッド及び着信表示発光
ダイオードや液晶ディスプレイ等の表示部、及び送話用
マイクロホンと受話用スピーカ等を備えた構成(請求項
における第1無線通信手段に対応)を有している。この
携帯電話機はインターネットアクセスが可能な専用HT
MLタグ記述のコンテンツを閲覧するアプリケーション
(専用ブラウザ)を搭載している。
【0056】図1中の通信端末3としてのPDA、モバ
イルコンピュータの構成は、良く知られており、その説
明は省略する。このPDA、モバイルコンピュータに
は、PCMCAスロットに周波数ホッピンク/ブルーツ
ウース(Bluetooth)伝送用のPCカードを接続した構
成が良く知られている。なお、このPDA、小型汎用コ
ンピュータもインターネットアクセスが可能なアプリケ
ーション(ブラウザ/メーラーアプリケーションプログ
ラム)を搭載している。
【0057】図1に示す各装置は、図示しないマイクロ
コンピュータが実行する通信プロトコルやプログラムに
よって、この第1実施形態(以下の第2から第10実施
形態も同様)の処理を実行している。この通信プロトコ
ルやプログラムは、前記した汎用の通信プロトコルやプ
ログラムとともに、以下の本発明に対応した通信プロト
コルやプログラム(請求項におけるプログラムに対応す
る)を各装置に組み合わせて実装している。
【0058】次に、企業通信システム6〜9の詳細な構
成について説明する。図3は図1中の本部通信システム
6aの詳細な構成を示すブロック図であり、図4は図1
中のブランチ無線LAN6bの詳細な構成を示すブロッ
ク図である。図3において、この例の本部通信システム
6aは、回線接続装置20とともに、以降で説明するよ
うに通信端末3との無線回線接続を行うための無線送受
信部21が設けられている。回線接続装置20は、ディ
ジタル終端装置(DSU)、ターミナルアダプタ(T
A)、ルータ、通信制御装置(NCU:Network Contro
l Unit)、ファイヤウォール装置等である。さらに、こ
の本部通信システム6aには、ブランチ無線LAN6b
をクライアント/サーバシステムとして収容(制御)
し、データ収集制御等を実行するためのホスト装置(ホ
ストコンピュータ)22、及び多数の支店等にそれぞれ
配置されるブランチ無線LAN6bを収容(接続)する
ためのブリッジ装置23が設けられている。
【0059】このブリッジ装置23は、企業本部に本部
通信システム6aとともに設けられるブランチ無線LA
N6bにローカルブリッジ方式(請求項における直接接
続に対応)や、遠隔地のブランチ無線LAN6bを、通
信回線網11を通じて接続するリモートブリッジ方式
(請求項における遠隔接続に対応)である。
【0060】図4において、この例のブランチ無線LA
N6bは、例えば、TCP/IPインターネットアクセ
ス制御を実行するサーバ30とともに、各種の情報(例
えば、ウェブサイト/ホームページコンテンツ)を格納
するデータベース(D/B)装置31とが設けられてい
る。サーバ30は、例えば、SSL(SSL:SecureSo
ckets Layer)サーバ、VoIPサーバ、ウェブサーバ
と、FTP(File Transfer Protocol)ファイル転送サ
ーバ、DNS(Domain Name System)サーバ、及びFA
X/電子メールサーバ、D/Bサーバ等から構成されて
いる。さらに、この例のブランチ無線LAN6bには、
このブランチ無線LAN6b全体を制御するためのホス
ト装置(ホストコンピュータ)32及び、無線送受信部
33−1…33−nが設けられている。
【0061】無線送受信部33−1…33−nは、それ
ぞれのセルゾーン(無線サービスエリア)での無線回線
を通じて図1中の通信端末3を収容するものである。無
線送受信部33−1…33−nは、前記した周波数ホッ
ピング/ブルーツウース(Bluetooth)伝送方式によっ
て通信端末3と回線接続してデータ通信や音声電話通話
を行う。
【0062】前記したVoIP電話は、音声データを符
号化/復号化して音声通話を行うものであり、そのIP
パケットを通信回線網上で伝送する。
【0063】図4中のD/B装置31は、通信端末3に
提供するためのブランチ無線LAN6bの「設置場所の
地域情報及び/又は設置者に適合した情報(第1から第
10実施形態参照)」を格納している。このD/B装置
31において、データベースエンジン(トラッキング)
で読み出されるデータは、例えば、XML(Extensible
Markup Language)によりCDF(プッシュ型情報配信
のフォーマット)やプッシュプル型情報配信のフォーマ
ットによって発信するデータを生成し、また、SQL
(Structured Query Language)によってリレーショナ
ルデータベース処理を実行している。
【0064】このD/B装置31に格納している情報
は、ビットマップ画像ファイルを保存する、例えば、T
IFF(Tagged Image File Format)とともに、作成時
のイメージを保った変換が可能な、例えば、PDF(Po
rtable Document Format)ファイルによって高微細画像
データを提供できるようになっている。
【0065】以下、この第1実施形態の動作について説
明する。 (1)通信端末3のインターネット動作 通信端末3による通信回線網を通じたインターネットサ
ーフィン(インターネットアクセス/電子メール通信)
は、ISP装置4側から予め付与された識別符号(I
D)及びパスワードやメールアドレス及び電子メールパ
スワード等を使用して実行する。ウェブサイトは、例え
ば、企業通信システム6〜9のホームページ閲覧をポー
タルサイト(ISP装置4)及びIXP装置5を通じて
行う。具体的には、例えば、伝送速度64kbit/
s,384kbit/s,1.5Mbit/sによるI
Pパケット伝送を、例えば、ITU−T勧告によるパケ
ット交換手順X.31で実行する。
【0066】また、電子メール通信では、通信端末3に
実装したアプリケーション(メーラー)送受信通信プロ
トコル(POP:Post Office ProtocolやSMTP:Si
mpleMail Transfer Protocol)によって電子メールの送
受信を実行する。
【0067】なお、前記したインターネットアクセスで
は、IPパケットによるファイル転送を双方向通信で行
っており、HTML(HyperText Markup Language)に
よる言語処理機能(文章、音声、データ圧縮によるJP
EG静止画又はMPEG動画処理)、及びHTTP(Hy
pertext Transport Protocol)によるハイパーリンク機
能による転送双方向通信、FTPによるファイル転送、
及びCGI(Common Gateway Interface)による外部ア
プリケーションをそれぞれに実行する。
【0068】また、前記したインターネットアクセスで
は、ISP装置4がインターネット上の時刻同期用NT
P(Network Time Protocol)サーバ及び分散ファイル
システム用のNFS(Network File System)サーバを
介在した通信回線接続によってウェブサイトと通信端末
3との間でのコンテンツの提供・取得を実行する。この
場合、オブジェクト指示(クリック/マウス等の座標入
力装置によるラジオボタン、アンカー等への指示)によ
って実行し、TCPコネクションの開放の伝送終了記述
文字(FIN)や伝送肯定応答文字(ACK)等の識別
によって、そのファイル転送を実行する。
【0069】さらに、図1に示すディジタル移動通信網
2と通信端末3の携帯電話機は、前記したARIB−2
7/28規格やTIA標準IS95系/IMT−200
0による電話通話やデータ通信を実行し、セル基地局2
aの無線サービスエリア内に携帯電話機3が移動した際
に制御チャネル(CCH)をスキャンしてモニタし、最
大受信電界強度の制御チャネルを補足する。この位置登
録後は、周知の発呼(発信)又は着呼(着信)に対する
通信シーケンスを実行している。
【0070】(2)企業通信システム6〜9の動作 図1から図4において、この例の企業通信システム6〜
9は、本部通信システム6a及び複数のブランチ無線L
AN6bに、図示しない通信端末(小型汎用コンピュー
タ)を備えており、ブリッジ装置23を通じたローカル
ブリッジ方式やリモートブリッジ方式によるデータ通信
や電話通話通信(VoIP)を実行している。
【0071】なお、この本部通信システム6a及びブラ
ンチ無線LAN6bは、前記した通信端末3と同様にイ
ンターネットアクセス/電子メール通信を実行する。ま
た、本部通信システム6aとブランチ無線LAN6bと
の間は、マスタ/スレーブによる通信を、例えば、遠隔
呼び出し(RPC:Remote Procedure Call)で実行す
る。
【0072】(3)本発明に対応した第1実施形態の動
作 図5は、この第1実施形態の動作のシーケンス図であ
り、図6は第1実施形態の通信端末3の処理手順を示す
フローチャートである。さらに、図7は第1実施形態の
ブランチ無線LAN6bの処理手順を示すフローチャー
トであり、図8は、通信端末3の表示画面例を説明する
ための図である。図5から図7において、ユーザが鉄道
会社(各XX駅、YY駅)から遊技場(XX競馬場)の
いずれかに移動する。通信端末3が図4中のブランチ無
線LAN6bの無線送受信部33−1…33−nの無線
サービスエリア内に移動すると送受信を行う。例えば、
ブランチ無線LAN6bの無線送受信部33−1…33
−nは間欠送信し、通信端末3の図示しない無線送受信
部が間欠受信(バッテリー省電化)を行っている。
【0073】この送受信では、まず、ユーザが携帯する
通信端末3(携帯電話機、PDA、モバイルコンピュー
タ、以下省略)が間欠受信し、かつ、企業通信システム
6〜9のブランチ無線LAN6bが間欠送信する(図5
シーケンス、図6ステップS1、図7ステップS2
1)。通信端末3がブランチ無線LAN6bからの呼び
出しを受信すると、例えば、識別符号(ID)やパスワ
ードの情報を発信し、この情報をブランチ無線LAN6
bが受信して無線回線接続(リンクオープン)を行う
(図5シーケンス、図6ステップS2,S3,S4、図
7ステップS22,S23)。
【0074】換言すれば、通信端末3が企業通信システ
ム6〜9におけるブランチ無線LAN6bが、不特定多
数のユーザに対するアクセスポイントとして回線接続さ
れる。なお、このブランチ無線LAN6bのアクセスポ
イントへの接続は、自動回線接続とともに、通信端末3
側での手動操作(ユーザが駅構内や店舗等で意識して情
報取得を行う場合)による回線接続としても良い。ま
た、通信端末3は、本部通信システム6aの無線送受信
部21とも、その無線サービスエリアに通信端末3が移
動すると無線回線接続が行われる。この回線接続後は、
通信端末3側の識別符号(ID)及びパスワード(P
W)の自動認証及び識別符号(ID)及びパスワード
(PW)の認証が行われる。この認証は、例えば、予め
データベース(D/B)装置31にユーザ登録(格納)
している情報で実行される。
【0075】なお、この識別符号(ID)及びパスワー
ド(PW)の認証は行わないようにしても良い(図7ス
テップS24,S25)。ステップS25において、識
別符号(ID)及びパスワード(PW)の認証が不可の
場合、リンク切断となる(図7ステップS26)。
【0076】この無線回線接続によって、ブランチ無線
LAN6bの設置場所に適合した情報提供が可能にな
る。例えば、ユーザがXX駅に移動している場合、D/
B装置31に格納している当該鉄道会社の時刻表の図8
(a)に示すトップページが、通信端末3に転送されて
表示される。このトップページからユーザが移動中のX
X駅の時刻表を検索する。この検索入力に基づいて図8
(b)に示す時刻表が画面表示される(図5シーケン
ス、図6ステップS5,S6,S7、図7ステップS2
7,S28)。通信端末3では、ステップS7で検索が
入力されない場合(No)、リンク切断となる(図6ス
テップS8)。また、ブランチ無線LAN6bでは、ス
テップS28で検索が入力されない場合(No)、リン
ク切断となる(図7ステップS26)。
【0077】通信端末3からXX駅の時刻表の検索指示
がユーザから行われると、ブランチ無線LAN6b側が
情報検索を実行して、この情報を通信端末3に転送し、
ここで画面表示される(図5シーケンス、図6ステップ
S9,S10、図7ステップS29)。この後、通信端
末3での終了入力操作が行われると、この終了入力操作
情報を本部通信システム6aが取り込んでリンク切断と
なる(図5シーケンス、図6ステップS11、図7ステ
ップS30)。
【0078】なお、XX駅にブランチ無線LAN6bが
設置されている場合、このXX駅に近い大規模小売り企
業(XXXスーパーマーケット店舗)での割り引き商品
提供と、その期間及び時間の情報提供等も可能になる
(図8(a)参照)。
【0079】このような情報提供は、D/B装置31の
格納情報とともに、固定通信網1に収容された他のウェ
ブサイトの提供情報を、本部通信システム6aの回線接
続装置20を通じて、ブランチ無線LAN6bから通信
端末3側に提供することもできる(図5シーケンスの点
線で示した遷移参照)。
【0080】このように、この第1実施形態では、ブラ
ンチ無線LAN6bの設置場所やその設置者毎に最適な
情報、例えば、鉄道会社(XX駅)から遊技場(XX競
馬場)までのそれぞれに最適な情報が提供される。そし
て、この提供情報を不特定多数それぞれの通信端末3で
取得できるようになる。
【0081】(第2実施形態)この第2実施形態では、
前記した第1実施形態が、ユーザの所望する情報を、通
信端末3側で入力操作して取得するのに対し、回線接続
後に予め定めたブランチ無線LAN6bの設置場所(例
えば、XX駅)に適切な情報をD/B装置31(図4)
から読み出して自動的に提供する。いわゆる、回線接続
後に予め定めた情報をプッシュ型配信(請求項における
自動的かつ一方的な配信に対応)で実行し、この情報が
通信端末3側で自動的に表示される。
【0082】このプッシュ型配信は、具体的には「ja
vaアプレット」及び携帯電話機(通信端末3)専用の
ブラウザを搭載して実行する。これ以外の構成及び動作
は前記した第1実施形態と同様であり、その重複した説
明は省略する。
【0083】このように、この第2実施形態では、ユー
ザが自動的に回線接続された後に情報が自動的に配信さ
れる。例えば、ユーザ(通信端末3)が前記したXX駅
の時刻表が自動的に配信される。換言すれば、トップペ
ージから入力操作を行ってXX駅の時刻表を取得する必
要がなくなる。
【0084】(第3実施形態)図9は第3実施形態にお
ける構成を示すブロック図である。図9において、この
例は、前記した第1実施形態の図4に示すブランチ無線
LAN6bに、ウォレット(Wallet)サーバ34を追加
している。このウォレットサーバ34は、いわゆる、電
子商取引(EC/請求項における代金決済に対応)を実
行するウォレットプログラムを格納している。これ以外
の構成は第1実施形態(図1から図4)と同様である。
【0085】次に、第3実施形態の動作について説明す
る。前記した第1及び第2実施形態では、通信端末3
が、回線接続したブランチ無線LAN6bから情報取得
を行う場合について説明したが、この第3実施形態の通
信端末3の携帯電話機が、図1に示さない他の電話機と
VoIP電話通話を行う。この通話料金(課金)を、ブ
ランチ無線LAN6bのウォレットサーバ34において
決済する。この決済は、銀行カードをウォレットプログ
ラムで管理し、例えば、電話通話毎や月極め単位等で、
図1に示すネットバンク通信システム10を通じて決済
する。なお、クレジットカードでの決済も可能である。
このウォレットサーバ34以外の動作は基本的に第1実
施形態と同様であり、その重複した説明は省略する。
【0086】また、通信端末3での電話通話の料金(課
金)以外にも、例えば、ブランチ無線LAN6bが、大
規模小売り企業(XXXスーパーマーケット店舗)に設
置されている際の商品購入代金の決済も可能である。こ
の場合、ブランチ無線LAN6bがPOSシステムに接
続され、ユーザの商品購入代金が、このブランチ無線L
AN6bから通信端末3に無線回線で通知されて、その
決済を行う。さらに、これらの代金決済以外にもPD
A、モバイルコンピュータでの有料データ通信、メーラ
ーアプリケーションによる電子メール通信にも適用可能
である。この場合、伝送パケット量の通信料金(従量
制)や定額制の代金決済等が行われる。さらに、ネット
音楽配信(例えば、MPEG-1 Audio Layer-3)における有
料ダウンロードや、ネットショッピングによる商品購入
の代金決済にも適用可能である。
【0087】このように、この第3実施形態では、電話
通話とともに、ブランチ無線LAN6bのウォレットサ
ーバ34を通じた各種の代金決済が、特に、通信端末3
とブランチ無線LAN6bとの間で無線によって可能に
なる。換言すれば、人手による入力操作が不要になっ
て、例えば、店頭におけるPOSシステムでの商品代金
決済等が人手を煩わすことなく、迅速に処理できるよう
になる。
【0088】(第4実施形態)図10は第4実施形態に
おける構成を示すブロック図である。図10において、
前記した第3実施形態でブランチ無線LAN6b内に配
置したウォレットサーバ34を、この第4実施形態では
通信回線網(この例では固定通信網1)上にウォレット
サーバ36として配置している。これ以外の構成は第1
実施形態(図1から図4)と同様であり、その重複した
説明は省略する。
【0089】次に、第4実施形態の動作について説明す
る。この電子商取引(EC)の代金決済は、通信端末3
とブランチ無線LAN6bから本部通信システム6aの
回線接続装置20を通じたウォレットサーバ36との回
線接続(リンク)によって実行される。これ以外の動作
は、第1及び第3実施形態と同様であり、その重複した
説明は省略する。
【0090】このように、この第4実施形態では、通信
回線網上のウォレットサーバ36を通じた各種の代金決
済が、特に、通信端末3とブランチ無線LAN6bとの
間で無線によって可能になる。換言すれば、人手による
入力操作が不要になって、その決済の迅速な処理ができ
るようになる。さらに、一台のウォレットサーバ36を
通信回線網上に配置するのみで、ブランチ無線LAN6
b毎に配置(第3実施形態)した場合と同様の代金決済
が行われる。したがって、多数のウォレットサーバが不
要になって、その装置規模を削減できるようになる。
【0091】(第5実施形態)図11は第5実施形態に
おける構成を示すブロック図である。図11において、
この第5実施形態は、通信回線網(この例では固定通信
網1)上に第4実施形態と同様に動作するウォレットサ
ーバ36とともに、ゲートウェイサーバ37を配置して
いる。これ以外の構成は第1実施形態(図1から図4)
と同様であり、その重複した説明は省略する。
【0092】次に、第5実施形態の動作について説明す
る。固定通信網1上のウォレットサーバ36は、第4実
施形態と同様に電子商取引(EC)の代金決済を実行す
る。また、ゲートウェイサーバ37は、予め登録された
ユーザ(通信端末3)を他の通信回線網(インターネッ
ト網)、例えば、異なる通信キャリア(運営会社)の通
信回線網へのアクセス制御及び電話番号を通信回線上で
使用する識別番号(例えば、IPアドレス)に変換す
る。このアクセス制御及び識別番号変換をゲートウェイ
サーバ37が、複数の通信キャリアが運営する通信回線
網に対して一元的に管理する。
【0093】このウォレットサーバ36による電子商取
引の代金決済とともに、ゲートウェイサーバ37による
アクセス制御及び識別番号変換の一元的管理によって、
他の通信キャリア(運営会社)の通信回線網へのアクセ
ス(利用料金)に対する代金決済が可能になる。また、
ゲートウェイサーバ37によるアクセス制御及び識別番
号変換の一元的管理によって、通信端末3による複数の
通信キャリア(運営会社)の通信回線網を利用するロー
ミング運用(請求項における通信網間の運用に対応)が
可能になる。
【0094】このように、この第5実施形態では、他の
通信キャリア(運営会社)の通信回線網へのアクセス
(利用料金)に対する代金決済とともに、通信端末3に
よる複数の通信キャリア(運営会社)の通信回線網を利
用するローミング運用も容易になる。
【0095】(第6実施形態)この第6実施形態では、
前記した第3実施形態(図9参照)が、銀行カード、ク
レジットカードを用いたネットバンクによる決済に対し
て、予め代金を支払うプリペイド方式(請求項における
事前支払い方式に対応)を適用している。前記した第3
実施形態(図9参照)におけるブランチ無線LAN6b
内のウォレットサーバ36に、この設置者等が販売する
プリペイドカードをユーザ(通信端末3)が購入し、こ
の金額情報をこのユーザの識別符号(ID)に対応付け
て格納する。なお、このプリペイド方式による代金決済
は、前記した第4及び第5実施形態にも適用可能であ
る。
【0096】このように、この第6実施形態では、プリ
ペイド方式によって、第3実施形態と同様の代金決済が
可能になる。前記した第3実施形態ではウォレットサー
バ36に予め登録したユーザのみが、その電子商取引の
代金決済が可能であったが、この第6実施形態では、比
較的面倒な前記した第3実施形態のようなウォレットサ
ーバ36への代金決済のための情報登録が不要になる。
【0097】(第7実施形態)図12は第7実施形態に
おける構成を示すブロック図である。図12において、
第7実施形態では、ブランチ無線LAN6b内にユーザ
認証サーバ38を配置している。このユーザ認証サーバ
38は、ユーザが通信端末3から、手動入力操作又は自
動によって送信されてきた識別符号(ID)及びパスワ
ードを識別して、ユーザの正当性認証を行う。
【0098】次に、第7実施形態の動作について説明す
る。前記した第1実施形態がブランチ無線LAN6b内
でユーザ(通信端末3)認証を行っていため、VoIP
電話通話やデータ通信が実施できないものであったが、
この第7実施形態では、ユーザ認証サーバ38が、ユー
ザの正当性を識別符号(ID)及びパスワードによって
認証している。この場合、ユーザ認証サーバ38が識別
符号(ID)から、例えば、通信回線網(インターネッ
ト)上のウェブサイトや電子メール通信におけるアクセ
ス識別符号(ID)に変換して、その回線接続を行う。
【0099】このように、この第7実施形態では、例え
ば、日常的に使用するXX駅のブランチ無線LAN6b
の無線サービスエリアから、通信端末3からユーザ認証
サーバ38を通じたインターネットアクセスが可能にな
る。
【0100】(第8実施形態)この第8実施形態では、
ブランチ無線LAN6bと通信端末3とが自動的に回線
接続された後に、ブランチ無線LAN6bから通信端末
3へ情報が自動的に配信される(第2実施形態参照)。
この後、配信情報に対して通信端末3のユーザが対応す
る情報を入力する。例えば、レストランでの料理のメニ
ュー紹介に対するオーダの入力が通信端末3側で行われ
る。
【0101】図13は第8実施形態のシーケンス図であ
る。図13において、例えば、レストランにユーザが入
店して着席すると、ブランチ無線LAN6bからメニュ
ーや、本日の特別料理等の情報が通信端末3に配信され
る。この通信端末3でのメニュー画面に対して、ユーザ
が指示入力を行うと、その注文の確認が表示画面によっ
て行われ、次に注文終了がブランチ無線LAN6bから
通信端末3に転送されて画面表示される。
【0102】このように、この第8実施形態では、ブラ
ンチ無線LAN6bから通信端末3へ情報が自動的に配
信された後に、この配信情報に対して通信端末3のユー
ザが対応する情報を入力して、その受注が行われる。こ
の結果、受注を人手に頼らずに、省力化できるようにな
る。
【0103】(第9実施形態)この第9実施形態では、
前記した第8実施形態における受注に対する代金決済を
実行する。この代金決済は、前記した図13において受
注終了となると、ブランチ無線LAN6bが前記した第
3から第5実施形態(図9から図11参照)におけるウ
ォレットサーバ34,36を通じて実行する。
【0104】このように、この第9実施形態では、ブラ
ンチ無線LAN6bから通信端末3へ配信された情報に
対してユーザが対応する情報を入力して、その受注が行
われた後に、受注に対する代金決済が実行される。この
情報配信、受注とその代金決済が一連の処理(シーケン
ス)で実行され、運営側(企業通信システム6〜9)及
びユーザ側(通信端末3)での省力化が可能になる。
【0105】(第10実施形態)この第10実施形態
は、前記した第8及び第9実施形態における受注終了
や、その受注に対する代金決済が実行された後に、受注
品の受取についての情報をブランチ無線LAN6bから
通信端末3に通知する。
【0106】このように、この第10実施形態では、受
注品の受け渡しの通知がブランチ無線LAN6bから通
信端末3に、例えば、電子メールで通知されるため、受
取場所や日時又は未決済の代金等が容易かつ確実に判明
するようになる。例えば、電話連絡ができない時間帯等
のユーザへの連絡が可能になって、その省力化が図られ
る。
【0107】なお、前記した第1実施形態では、企業通
信システム6〜9におけるブランチ無線LAN6bをア
クセスポイントとする構成としているが、このブランチ
無線LAN6bと同様に動作する装置(単体又はLAN
構成)を、物理インタフェース装置を通じて固定通信網
1に直接接続することも可能である。また、この第1実
施形態の変形例は、固定通信網1に、通信品質の制御技
術サービスQoS(Quality of Service)や、固定通信
網1を仮想専用線通信ネットワークとして使用するVP
N(Virtual Private Network)を適用して構成するこ
とも可能である。
【0108】さらに、前記した第3実施形態では、ブラ
ンチ無線LAN6bに、ウォレットサーバ34を配置
し、また、第4実施形態では固定通信網1上にウォレッ
トサーバ36を配置しているが、ウォレットサーバ36
を、これ以外の通信回線網、例えば、ディジタル移動通
信網2に配置しても良い。この場合も回線接続(リン
ク)によって、第3及び第4実施形態と同様の処理が可
能になる。
【0109】また、前記した第5実施形態において、固
定通信網1に配置されるウォレットサーバ36とゲート
ウェイサーバ37は、固定通信網1の管理運営者が配置
する構成でも良く、さらに、ウォレットサーバ36とゲ
ートウェイサーバ37とを異なる管理運営者が個別に設
置する構成でも良い。また、ウォレットサーバ36とゲ
ートウェイサーバ37は、例えば、ディジタル移動通信
網2に配置しても良い。この場合も回線接続(リンク)
によって、前記した第5実施形態の説明と同様の処理が
可能である。
【0110】さらに、前記した第6実施形態におけるプ
リペイド方式による代金決済は、物品(商品)以外にも
各種の提供サービスに対する決済にも適用可能である。
【0111】また、前記した第7実施形態において、ユ
ーザ識別に識別符号(ID)をもって説明したが、この
識別符号(ID)は、ユーザ特有の数字のみの電話番号
でも良い。
【0112】さらに、前記した第8、第10及び第11
実施形態では、レストランのメニュー紹介、注文、決済
について説明したが、レストラン以外のあらゆる業態へ
の適用が可能である。
【0113】また、前記した第9実施形態における受注
に対する代金決済は、固定通信網1上にウォレットサー
バ36を配置して実行しているが、ウォレットサーバ3
6を、これ以外の通信回線網、例えば、ディジタル移動
通信網2に配置しても良い。この場合も回線接続(リン
ク)によって、第9実施形態と同様の処理が可能であ
る。
【0114】以上の実施形態の変形例構成は、当業者が
容易に創達できる設計的な事項であり、この発明に含ま
れるものである。
【0115】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、無線LANを設置した地域や設置者に適切
な情報が、この無線LANや既設の公衆通信網から容易
かつ確実に提供され、かつ、不特定多数のユーザ側で容
易かつ確実に取得できるという効果を有している。
【0116】さらに、この発明によれば、前記した情報
提供及び取得とともに、不特定多数それぞれのユーザ端
末が電話通話やデータ通信を行うことができるようにな
り、かつ、これらの課金を含む各種の代金決済が容易か
つ確実に可能になるという効果を有している。
【0117】また、この発明によれば、前記した情報提
供及び取得とともに、通信装置と不特定多数それぞれの
ユーザ端末との間において、情報提供に基づいた受注及
びその確認の情報伝達・返答が容易かつ確実に可能にな
るという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態における通信ネットワ
ーク構成を示すブロック図である。
【図2】図1のマルチメディア通信ネットワーク構成
(モデル化)を説明するための図である。
【図3】図1中の本部通信システムの詳細な構成を示す
ブロック図である。
【図4】図1中のブランチ無線LANの詳細な構成を示
すブロック図である。
【図5】第1実施形態の動作のシーケンス図である。
【図6】第1実施形態の通信端末の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図7】第1実施形態のブランチ無線LANの処理手順
を示すフローチャートである。
【図8】第1実施形態にあって通信端末の表示画面例を
説明するための図である。
【図9】第3実施形態における構成を示すブロック図で
ある。
【図10】第4実施形態における構成を示すブロック図
である。
【図11】第5実施形態における構成を示すブロック図
である。
【図12】第7実施形態における構成を示すブロック図
である。
【図13】第8及び第9実施形態のシーケンス図であ
る。
【図14】従来例の通信ネットワーク構成(モデル化)
を説明するための図である。
【符号の説明】
1 固定通信網 2 ディジタル移動通信網 3 通信端末 4 ISP装置 5 IXP装置 6〜9 企業通信システム 6a 本部通信システム 6b ブランチ無線LAN 10 ネットバンク通信システム 11 通信回線網 20 回線接続装置 21 無線送受信部 23 ブリッジ装置 30 サーバ 31 D/B装置 32 ホスト装置 33−1…33−n 無線送受信部 34,36 ウォレットサーバ 37 ゲートウェイサーバ 38 ユーザ認証サーバ

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網に接続された通信装置と不特定多
    数がそれぞれ使用可能なユーザ移動端末との間における
    TCP/IPによるマルチメディア双方向無線通信の方
    法であって、 前記通信装置の無線サービスエリア内に移動した前記ユ
    ーザ移動端末が、前記通信装置と無線回線接続する段階
    と、 前記通信装置が、当該通信装置内又は通信装置を収容す
    る通信網上の装置から当該通信装置の設置場所の地域情
    報及び/又は設置者に適合した情報を読み出す段階と、 前記通信装置が読み出した情報を前記ユーザ移動端末へ
    発信する段階と、 前記通信装置からの情報を前記ユーザ移動端末が受信し
    て表示する段階と、 を有することを特徴とするマルチメディア双方向無線通
    信の方法。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の無線回線接続後に、 前記通信装置が自動的に読み出した情報を、前記ユーザ
    移動端末に自動的かつ一方的に発信し、かつ、 前記ユーザ移動端末が、前記通信装置からの情報を自動
    的に受信して表示することを特徴とするマルチメディア
    双方向無線通信の方法。
  3. 【請求項3】 前記請求項1記載の無線回線接続後に前
    記通信装置を通じてユーザ移動端末が通信を実行する段
    階と、 当該通信の課金を含む代金決済を、前記通信装置におけ
    るウォレットサーバによる代金決済によって実行する段
    階と、 をさらに有することを特徴とするマルチメディア双方向
    無線通信の方法。
  4. 【請求項4】 前記請求項1記載の無線回線接続後に前
    記通信装置を通じて、ユーザ移動端末が通信を実行する
    段階と、 この通信の課金を含む代金決済を、前記通信装置を収容
    する通信網上に配置したウォレットサーバでの代金決済
    処理によって実行する段階と、 をさらに有することを特徴とするマルチメディア双方向
    無線通信の方法。
  5. 【請求項5】 前記請求項1記載の無線回線接続後に、
    ユーザ移動端末が、前記通信装置におけるユーザ認証処
    理を通じたインターネットアクセスを実行して、通信網
    上のウェブサイトからの情報を閲覧する段階を、 さらに有することを特徴とするマルチメディア双方向無
    線通信の方法。
  6. 【請求項6】 前記請求項3記載の前記代金決済を、 前記通信装置に予め格納した事前支払い方式による金額
    情報によって実行することを特徴とするマルチメディア
    双方向無線通信の方法。
  7. 【請求項7】 前記請求項4記載の前記代金決済が、 前記通信装置を収容する通信網上のゲートウェイを通じ
    て、前記通信装置を収容する通信網とともに他の通信網
    との通信運用の課金決済に適用されることを特徴とする
    マルチメディア双方向無線通信の方法。
  8. 【請求項8】 前記請求項2記載の前記ユーザ移動端末
    が、前記通信装置からの自動的かつ一方的な配信による
    情報を自動的に受信表示した後に、この表示情報に対す
    る選択的入力操作を実行する段階と、 この入力操作情報を前記通信装置に前記ユーザ移動端末
    から発信する段階と、 前記ユーザ移動端末からの入力操作情報に対応する情報
    を前記通信装置が転送する段階と、 前記通信装置からの新たに転送されてきた情報を前記ユ
    ーザ移動端末が受信表示する段階と、 をさらに有することを特徴とするマルチメディア双方向
    無線通信の方法。
  9. 【請求項9】 前記請求項8記載の前記ユーザ移動端末
    が、選択的入力操作を実行して新たな情報を取得した後
    に、 この情報に基づいた代金決済を処理する段階を、 さらに有することを特徴とするマルチメディア双方向無
    線通信の方法。
  10. 【請求項10】 前記請求項9記載の情報に基づいた代
    金決済の後に、 この代金決済に基づいた商品を含む取引物の受け渡し情
    報を前記通信装置から前記ユーザ移動端末に電子メール
    を含む情報転送で通知する段階を、 さらに有することを特徴とするマルチメディア双方向無
    線通信の方法。
  11. 【請求項11】 TCP/IPによるマルチメディア双
    方向無線通信を実行するマルチメディア通信システムに
    おいて、 移動先の無線サービスエリア内での無線呼び出しに応答
    して接続した無線回線を通じて情報を受信表示する不特
    定多数がそれぞれに使用可能なユーザ移動端末と、 通信網に接続されるとともに、当該装置の無線サービス
    エリアで無線呼び出しに応答した前記ユーザ移動端末へ
    当該通信装置内又は通信装置を収容する通信網上の当該
    通信装置の設置場所地域及び/又は設置者に適合した情
    報を自動的に読み出して送信する通信装置と、 を備えることを特徴とするマルチメディア通信システ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記請求項11記載の通信装置が、 通信網に接続される本部通信システムと、 この本部通信システムと直接接続又は通信回線網を通じ
    て接続される少なくとも一つのローカルエリアネットワ
    ーク(LAN)と、 を備えることを特徴とするマルチメディア通信システ
    ム。
  13. 【請求項13】 前記請求項11記載の本部通信システ
    ムが、 当該本部通信システムにおける制御を実行するホスト装
    置と、 通信網との接続制御を含む処理を実行する回線接続装置
    と、 前記LANを直接接続又は遠隔接続で収容するためのブ
    リッジ装置とを備え、かつ、 前記LANが、 このLANにおける制御を実行するホスト装置と、 TCP/IP通信を実行するためのサーバ装置と、 前記した当該通信装置の設置場所の地域及び/又は設置
    者に適合する情報を格納したデータベース装置と、 前記ユーザ移動端末と微弱電波による双方向無線回線接
    続を行うための少なくとも一つの無線送受信部と、 を備えることを特徴とするマルチメディア通信システ
    ム。
  14. 【請求項14】 請求項11記載の前記ユーザ移動端末
    が、前記通信装置を収容する通信網とともに他の通信網
    との通信運用を実行するためのゲートウェイ装置を、前
    記通信網上にさらに備えることを特徴とするマルチメデ
    ィア通信システム。
  15. 【請求項15】 前記請求項12記載の前記通信装置と
    前記ユーザ移動端末との間の無線双方向マルチメディア
    通信に基づいた通信課金を含む代金を、決済するための
    ウォレットサーバを、前記LAN及び/又は通信網上に
    備えることを特徴とするマルチメディア通信システム。
  16. 【請求項16】 前記請求項12記載のLANに、 前記ユーザ移動端末が、前記通信装置を通じてインター
    ネットアクセスを実行した際に、 通信網上のウェブサイトからの情報を閲覧する処理を実
    行するためのユーザ認証サーバを、さらに備えることを
    特徴とするマルチメディア通信システム。
  17. 【請求項17】 前記請求項11記載の前記ユーザ移動
    端末に、 公衆無線電話通話を含む通信を実行する第1無線通信手
    段と、 前記通信装置と微弱電波による無線回線接続を実行する
    第2無線通信手段と、 を備えることを特徴とするマルチメディア通信システ
    ム。
  18. 【請求項18】 前記請求項11記載の通信回線接続
    が、間欠送受信によって実行され、かつ、 この通信回線接続において、前記通信装置が、無線呼び
    出しに対する前記ユーザ移動端末の識別符号及びパスワ
    ードの認証を通じて通信回線接続を行うことを特徴とす
    るマルチメディア通信システム。
  19. 【請求項19】 通信装置の無線サービスエリア内に移
    動した不特定多数がそれぞれ使用可能なユーザ移動端末
    が、通信網に接続された通信装置と無線回線接続する制
    御と、 通信装置が、当該通信装置内又は通信装置を収容する通
    信網上の、当該通信装置の設置場所の地域及び/又は設
    置者に適合した情報を読み出す制御と、 通信装置が読み出した情報を回線接続したユーザ移動端
    末へ発信する制御と、 通信装置からの情報をユーザ移動端末が受信して表示す
    る制御と、 を実質的なコンピュータが実行するためのプログラム。
  20. 【請求項20】 次の少なくとも一つの制御を実質的な
    コンピュータが実行するためのプログラム。 (a)通信網に接続された通信装置と回線接続したユー
    ザ移動端末へ自動的に発信する制御、及びユーザ移動端
    末が通信装置からの情報を自動的に受信表示する制御 (b)通信の課金を含む代金決済を通信装置の代金決済
    処理を通じて実行する制御 (c)通信の課金を含む代金決済を、通信装置を収容す
    る通信網上での代金決済処理によって実行する制御 (d)通信装置を収容する通信網上のゲートウェイを通
    じて、通信網間の運用を実行する制御
  21. 【請求項21】 次の少なくとも一つの制御を実質的な
    コンピュータが実行するためのプログラム。 (a)代金決済を通信装置に予め格納した事前支払い方
    式による金額情報によって実施する制御 (b)ユーザ移動端末が、通信装置内に配置されたユー
    ザ認証を通じてインターネットアクセスを実行して、ウ
    ェブサイトからの情報を閲覧する制御 (c)ユーザ移動端末が、通信装置からの自動的かつ一
    方的な配信による情報を自動的に受信表示した後に、こ
    の表示情報に対する選択的入力操作を実行する制御と、
    この入力操作情報を通信装置にユーザ移動端末から発信
    する制御、及びユーザ移動端末からの入力操作情報に対
    応する情報を通信装置が転送する制御と、通信装置から
    の新たな情報をユーザ移動端末が受信表示する制御 (d)ユーザ移動端末が、表示情報に対する選択的入力
    操作を実行して通信装置から新たな情報を取得した後
    に、この情報に基づいた代金決済を実行する制御 (e)代金決済に基づいた商品を含む取引物の受け渡し
    情報を、通信装置からユーザ移動端末に電子メールを含
    む情報転送で通知する制御
JP2001359224A 2001-11-26 2001-11-26 マルチメディア双方向無線通信の方法及びマルチメディア通信システム並びにプログラム Pending JP2003163964A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001359224A JP2003163964A (ja) 2001-11-26 2001-11-26 マルチメディア双方向無線通信の方法及びマルチメディア通信システム並びにプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001359224A JP2003163964A (ja) 2001-11-26 2001-11-26 マルチメディア双方向無線通信の方法及びマルチメディア通信システム並びにプログラム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006148446A Division JP2006295961A (ja) 2006-05-29 2006-05-29 通信端末

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003163964A true JP2003163964A (ja) 2003-06-06

Family

ID=19170270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001359224A Pending JP2003163964A (ja) 2001-11-26 2001-11-26 マルチメディア双方向無線通信の方法及びマルチメディア通信システム並びにプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003163964A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7868126B2 (en) 2005-06-24 2011-01-11 Toyo Boseki Kabushiki Kaisha Process for producing polyester, polyester produced using said process, and polyester molded product

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7868126B2 (en) 2005-06-24 2011-01-11 Toyo Boseki Kabushiki Kaisha Process for producing polyester, polyester produced using said process, and polyester molded product

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW448658B (en) Communication control method, communication method, server, terminal equipment, relay equipment and communication system
EP1170950B1 (en) Use of local equipment by mobile phone
JP2002140272A (ja) メールによる広告方法
US20110040628A1 (en) advertisement distribution system, a device and an advertisement insertion method using a femtocell
WO2000070794A1 (fr) Terminal de communication mobile
KR101115429B1 (ko) 이동통신 단말기를 이용한 팩시밀리 문서 송수신 이력 데이터를 제공하는 서비스 시스템 및 방법
JP2006295961A (ja) 通信端末
TW487807B (en) Data supply method, mobile communication network and mobile communication terminal
KR20000030253A (ko) 인터넷 상의 타사 또는 타인 홈페이지에 삽입한 아이콘의 원클릭으로 연결되는 수신자부담 전화 서비스 제공 시스템 및 그 방법
JP2003163964A (ja) マルチメディア双方向無線通信の方法及びマルチメディア通信システム並びにプログラム
EP1755351B1 (en) Wireless protocol system combined with sms in mobile environment
JP3887355B2 (ja) コンテンツ予約配信システム、コンテンツ予約配信方法、移動通信装置およびサーバ装置
JP2002207910A (ja) コンピュータ双方向通信網を利用した複数の仮想店舗におけるポイントの管理方法及び仮想店舗ポイント管理通信システム
KR20010090958A (ko) 이동 인터넷 서비스 시스템 및 이를 이용한 광고 방법
KR100793426B1 (ko) Mms 메시지를 이용한 신용카드 이용내역 청구서 제공방법
KR20040052133A (ko) 이동 단말기를 이용한 신용카드 결제 방법 및 시스템
JP2003008743A (ja) サービス提供方法および中継装置
TW588265B (en) Method and system for downloading information to a portable electronic device
JP3560148B2 (ja) 携帯端末の接続システムとその接続サービス方法
KR100756675B1 (ko) 무선단말기를 사용한 공동화 작업 장치 및 방법
TW201112014A (en) Method for transmitting advertisement to communication apparatus
JP2002073842A (ja) 通信方法、通信端末、通信システムおよび記録媒体
JP2004023459A (ja) 課金方法、中継装置、プログラムおよび記録媒体
CA2292385A1 (en) A method to deliver services to mobile users
KR100365621B1 (ko) 단문메시지서비스를 통한 비연결 지향 정보서비스 방법 및 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040831

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060328

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060529

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061017

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061218

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20061222

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20070202

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20090107

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090204