JP2003163522A - ガラスアンテナを有する車両の構造 - Google Patents

ガラスアンテナを有する車両の構造

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JP2003163522A JP2001359400A JP2001359400A JP2003163522A JP 2003163522 A JP2003163522 A JP 2003163522A JP 2001359400 A JP2001359400 A JP 2001359400A JP 2001359400 A JP2001359400 A JP 2001359400A JP 2003163522 A JP2003163522 A JP 2003163522A
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glass
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ガラスアンテナを有する車両の構
造に関し、ガラスに設けられた給電端子を含むパターン
に導電性の部材を近接して配置しつつ、ガラスアンテナ
の特性低下を抑制することを目的とする。 【解決手段】 バックドア12に固定された後部ガラス
14に、その両側端部に設けられた給電端子22,24
と、両者22,24を結ぶ導体線26と、からなるパタ
ーン28を形成する。パターン28を、デフォガ30と
して機能させると共に、ガラスアンテナ40として機能
させる。バックドア12に、車室内から給電端子22,
24が視認可能であることに起因する意匠性の低下等を
防止すべく、給電端子22,24に対向するように導電
性を有するバックドアパネル46を設ける。給電端子2
2,24とバックドアパネル46との間に、バックドア
パネル46よりも高透磁率材料でかつ損失の小さい材料
で構成されたハイインピーダンス部材50〜56を介在
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンテナを有する
車両の構造に係り、特に、ガラスに設けられたパターン
によるガラスアンテナを有する車両の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平9−93018
号公報に開示される如く、窓ガラスに設けられたパター
ンによるガラスアンテナを有する車両の構造が知られて
いる。上記従来の構造において、ガラスアンテナとして
のパターンは、窓ガラスに設けられた一対のアンテナ給
電端子と、両給電端子の間に設けられた複数の導体線か
らなるアンテナ線と、を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、窓ガラスの
意匠性を考慮してアンテナの給電端子が車室内から視認
されないように、或いは、給電端子への異物の接触によ
りその機能が低下しないように、金属製のドアパネルや
導電性の内装材を給電端子に対向配置させることがあ
る。特に、アンテナの給電端子が窓ガラスの曇りを除去
するためのデフォガのバスバーと共用されている構成で
は、その給電端子(バスバー)の面積が大きいため上記
の問題が生じ易くなるが、かかる点を考慮して給電端子
にドアパネル等を対向配置させることが一般化しつつあ
る。
【0004】しかしながら、金属製のドアパネル等は導
電性を有するインピーダンスの低い部材であるため、上
記の構成の如く給電端子とドアパネル等の導電性を有す
る部材とが互いに近接して配置されていると、給電端子
で送受信される電波が導電性部材側へ漏洩し易くなり、
その結果、ガラスアンテナの感度特性が低下する事態が
生ずるおそれがある。
【0005】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、ガラスに設けられた給電端子を含むパターンに
導電性の部材を近接して配置しつつ、ガラスアンテナの
特性低下を抑制することが可能なガラスアンテナを有す
る車両の構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、窓ガラスに設けられたパターンによる
ガラスアンテナと、前記パターンに近接して配置される
導電性部材と、を有する車両の構造であって、前記パタ
ーンと前記導電性部材との間に、前記導電性部材よりも
インピーダンスの高いハイインピーダンス部材を介在さ
せた車両の構造により達成される。
【0007】請求項1記載の発明において、窓ガラスに
設けられたガラスアンテナとしてのパターンと、そのパ
ターンに近接配置される導電性部材との間には、導電性
部材よりもインピーダンスの高いハイインピーダンス部
材が介在されている。このため、本発明によれば、窓ガ
ラスに設けられたパターンに導電性部材を近接配置しつ
つ、パターンからの電波の漏洩を抑制することができ、
その結果、パターンによるガラスアンテナの感度特性の
低下を抑制することができる。
【0008】尚、パターンと導電性部材との間にハイイ
ンピーダンス部材が介在されていても、そのハイインピ
ーダンス部材が導電性部材よりも損失の大きい部材であ
ると、そのハイインピーダンス部材でロスするエネルギ
が過大となり、その結果として、パターンによるガラス
アンテナの感度特性が低下する。
【0009】従って、請求項2に記載する如く、請求項
1記載の車両の構造において、前記ハイインピーダンス
部材は、また、前記導電性部材よりも損失の小さい部材
であることとすれば、ガラスアンテナの特性低下の抑制
を確実に確保することができる。
【0010】これらの場合、請求項3に記載する如く、
請求項1又は2記載の車両の構造において、前記ハイイ
ンピーダンス部材は、前記パターン及び前記導電性部材
の少なくとも一方の表面に配設されていることとすれ
ば、上記した機能を確保することができる。
【0011】また、請求項4に記載する如く、請求項1
乃至3の何れか一項記載の車両の構造において、前記パ
ターンは、前記ガラスアンテナとしての機能を有すると
共に、デフォガとしての機能も有することとすれば、ア
ンテナとしての専用パターンを窓ガラスに設けることは
不要となる。
【0012】ところで、パターンと導電性部材とが互い
に対向配置されていると、パターンで送受信される電波
が導電性部材側へ漏洩し易くなる。
【0013】従って、請求項5に記載する如く、請求項
1乃至4の何れか一項記載の車両の構造において、前記
パターンと前記導電性部材とは、少なくとも一部で互い
に対向配置されている車両の構造は、上記した機能を確
保するうえで特に有効である。
【0014】この場合、請求項6に記載する如く、請求
項5記載の車両の構造において、前記導電性部材は、前
記パターン上における前記ガラスアンテナの給電部が車
室内から視認されないように設けられた部材であること
としてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1実施例であ
るガラスアンテナを有する車両10の構造を示す。ま
た、図2は、本実施例の車両10を図1に示す直線III
−IIIに沿って切断した際の断面図を示す。本実施例に
おいて、車両10は、図1に示す如く、車体のバックド
ア12に固定された後部ガラス14を有している。後部
ガラス14は、図2に示す如く、バックドア12の開口
部に全周にわたって形成されたフランジ部16に接着剤
としてのゴム18によりシールされている。
【0016】後部ガラス14には、その周縁部近傍の全
周にわたって黒枠プリント層20が設けられている。黒
枠プリント層20は、セラミックペーストにより後部ガ
ラス14の内側に印刷されている。後部ガラス14に
は、また、銀ペースト等の導電性ペーストにより形成さ
れたパターン28が設けられている。パターン28は、
その両側端部に設けられた電極(バスバー)22,24
と、両者22,24の間に設けられた両者22,24を
結ぶ互いに平行な複数の導体線26と、により構成され
ている。バスバー22,24は、後部ガラス14の内側
に印刷された黒枠プリント層20に重ねて設けられてい
る。黒枠プリント層20は、車室外から後部ガラス14
を見た際にバスバー22,24が視認可能であることに
起因する意匠性の低下を防止させる機能を有している。
【0017】車両10は、後部ガラス14の曇りを除去
するためのデフォガ30を備えている。上記したバスバ
ー22,24及び導体線26により構成されたパターン
28は、デフォガ30のパターンとしての機能を有して
いる。バスバー22にはデフォガスイッチ32を介して
直流電源34が接続されている。また、バスバー24に
はグラウンドGNDが接続されている。かかる構成にお
いて、デフォガスイッチ32がオン状態とされると、バ
スバー22と24との間に電圧が印加される。この場合
には、複数の導体線26が加熱されることで、低温や湿
気等に起因する後部ガラス14の曇りが除去されること
となる。
【0018】上記したパターン28は、後部ガラス14
の曇りを除去するためのデフォガパターンとしての機能
と共に、例えばAMラジオ放送波、FMラジオ放送波、
又はTV放送波等の電波を受信するアンテナパターンと
しての機能も有している。すなわち、車両10は、ガラ
スアンテナ40を備えている。上記したバスバー22,
24は、ガラスアンテナ40のアンプ42にも接続して
おり、ガラスアンテナ40の給電端子としての機能を有
している。かかる構成においては、パターン28で電波
が受信される。以下、説明の便宜上、バスバー22,2
4を給電端子22,24と称す。
【0019】また、バックドア12には、フランジ部1
6の車室内側に、バックドア12の開口部の全周にわた
ってバックドアパネル46が一体に設けられている。バ
ックドアパネル46は、バックドア12と同様に導電性
を有する金属等により成形されており、後部ガラス14
に形成された給電端子22,24に対向するように近接
して配置されている。バックドアパネル46は、車室内
から後部ガラス14を見た際に給電端子22,24が視
認可能であることに起因する意匠性の低下を防止する機
能と、給電端子22,24への異物の接触を防止する機
能とを有している。
【0020】ところで、バックドアパネル46は、導電
性を有する金属により構成されているため、インピーダ
ンスの低い部材である。このため、本実施例の如く、バ
ックドアパネル46と給電端子22,24とが互いに近
接して対向配置されている構成では、パターン28で受
信される電波が給電端子22,24からバックドアパネ
ル46側の車体へ漏洩する事態(図2に矢印で示す)が
生じ、その結果、ガラスアンテナ40の感度が低下する
おそれがある。
【0021】そこで、本実施例において、給電端子22
とバックドアパネル46との間には、図2に示す如く、
バックドアパネル46のものよりもインピーダンスの高
いハイインピーダンス部材50,52が介在されてい
る。また、給電端子24とバックドアパネル46との間
にも、バックドアパネル46のものよりもインピーダン
スの高いハイインピーダンス部材54,56が介在され
ている。ハイインピーダンス部材50は後部ガラス14
に形成された給電端子22をコーティングするように、
また、ハイインピーダンス部材54は給電端子24をコ
ーティングするように、それぞれ後部ガラス14の車室
内側に配設されている。また、ハイインピーダンス部材
52,56は、バックドアパネル46の、給電端子2
2,24と対向する側の表面に配設されており、給電端
子22,24から所定距離範囲内に形成されている。ハ
イインピーダンス部材50〜56は、バックドアパネル
46の材料と比較して、例えばフェライト,ケイ素鋼や
パーマロイ等の高透磁率材料でかつ損失の小さい材料に
より構成されている。
【0022】すなわち、上記の構成においては、高透磁
率材料で構成されたハイインピーダンス部材50〜56
が、後部ドア14に設けられた給電端子22,24と、
車体バックドア12に設けられたバックドアパネル46
との間に介在される。このため、本実施例によれば、バ
ックドアパネル46を給電端子22,24に近接配置し
つつ、パターン28で受信される電波が給電端子22,
24からバックドアパネル46へ漏洩するのを抑制する
ことができ、その結果、後部ガラス14に形成されたパ
ターン28によるガラスアンテナ40の感度特性の低下
を抑制することができる。従って、本実施例の車両10
のバックドアパネル46を給電端子22,24に対向配
置する構造において、ガラスアンテナ40の感度効率を
向上させることが可能となっている。
【0023】また、本実施例においては、ハイインピー
ダンス部材50〜56が、バックドアパネル46のもの
よりも損失の小さい材料により構成されている。このた
め、本実施例によれば、ハイインピーダンス部材50〜
56においてロスするエネルギが過大となることはな
く、ガラスアンテナ40の感度低下の抑制を確実に確保
することが可能となっている。
【0024】尚、本実施例においては、後部ガラス14
に形成されたパターン28が、デフォガとしての機能と
共に、アンテナパターンとしての機能も有している。従
って、本実施例によれば、ガラスアンテナ40としての
専用パターンを後部ガラス14に設けるのを不要としつ
つ、ガラスアンテナ40の感度低下を抑制することが可
能となっている。
【0025】次に、図3及び図4を参照して、本発明の
第2実施例について説明する。
【0026】図3は、本実施例のガラスアンテナを有す
る車両100の構造を示す。また、図4は、本実施例の
車両100を図3に示す直線IV−IVに沿って切断した際
の断面図を示す。尚、図3及び図4において、上記図1
及び図2に示す構成部分と同一の部分については、同一
の符号を付してその説明を省略する。
【0027】本実施例において、車両100は、図3に
示す如く、車体のバックドア102に固定された後部ガ
ラス14を有している。バックドア102には、フラン
ジ部16の車室内側に、バックドア102の開口部の全
周にわたってバックドアパネル104が一体に設けられ
ている。バックドアパネル104は、上記第1実施例の
バックドアパネル46と同様に導電性を有する金属等に
より成形されている一方、そのバックドアパネル46と
は異なり、後部ガラス14に形成された給電端子22,
24に対向することなく近接して配置されている。
【0028】ところで、本実施例の如く、バックドアパ
ネル104と給電端子22,24とが互いに対向するこ
となく近接して配置されている構成においても、上記し
た第1実施例の構成と同様に、パターン28で受信され
る電波が給電端子22,24からバックドアパネル10
4側の車体へ漏洩する事態(図4に矢印で示す)が生
じ、その結果、ガラスアンテナ40の感度が低下するお
それがある。
【0029】そこで、本実施例において、給電端子22
とバックドアパネル104との間には、図4に示す如
く、バックドアパネル104のものよりもインピーダン
スの高いハイインピーダンス部材50,106が介在さ
れている。また、給電端子24とバックドアパネル10
4との間にも、バックドアパネル104のものよりもイ
ンピーダンスの高いハイインピーダンス部材54,10
8が介在されている。ハイインピーダンス部材106,
108は、バックドアパネル104の、給電端子22,
24と対向する側の表面全体、端部、および内縁部近傍
を覆うように配設されており、給電端子22,24から
所定距離範囲内に形成されている。ハイインピーダンス
部材106,108は、ハイインピーダンス部材50,
54と同様に、バックドアパネル104と比較して、例
えばフェライト,ケイ素鋼やパーマロイ等の高透磁率材
料でかつ損失の小さい材料により構成されている。
【0030】すなわち、上記の構成においては、高透磁
率材料で構成されたハイインピーダンス部材50,5
4,106,108が、後部ドア14に設けられた給電
端子22,24と、車体バックドア102に設けられた
バックドアパネル104との間に介在される。このた
め、本実施例によれば、バックドアパネル104を給電
端子22,24に近接配置しつつ、パターン28で受信
される電波が給電端子22,24からバックドアパネル
104へ漏洩するのを抑制することができ、その結果、
後部ガラス14に形成されたパターン28によるガラス
アンテナ40の感度低下を抑制することができる。従っ
て、本実施例の車両100のバックドアパネル104を
給電端子22,24に近接配置する構造においても、上
記した第1実施例と同様の効果を得ることが可能となっ
ている。
【0031】尚、本実施例においては、給電端子22,
24とバックドアパネル104との間に介在されるハイ
インピーダンス部材106,108を、バックドアパネ
ル104の、給電端子22,24と対向する側の表面全
体、端部、および内縁部近傍を覆うように配設すること
により、上記した効果を実現することとしているが、図
5に示す如く、ハイインピーダンス部材120を、バッ
クドアパネル104の、給電端子22,24と対向する
側の表面全体に設けることなく、給電端子22,24と
最も近接する内縁部側端部にのみ配設することとしても
よい。かかる構成においても、パターン28で受信され
る電波が給電端子22,24からバックドアパネル10
4へ漏洩する事態を効果的に抑制することができ、ガラ
スアンテナ40の感度特性の低下を抑制する効果を得る
ことが可能となる。
【0032】ところで、上記の第1及び第2実施例にお
いては、後部ガラス14が特許請求の範囲に記載した
「窓ガラス」に、バックドアパネル46,104が特許
請求の範囲に記載した「導電性部材」に、給電端子2
2,24が特許請求の範囲に記載した「給電部」に、そ
れぞれ相当している。
【0033】尚、上記の第1及び第2実施例において
は、給電端子22,24とバックドアパネル46(10
4)との間に介在されるハイインピーダンス部材とし
て、給電端子22,24を覆うように後部ガラス14の
車室内側に配設されるハイインピーダンス部材50,5
4と、バックドアパネル46(104)に配設されるハ
イインピーダンス部材52,56(106,108)と
を用いているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、後部ガラス14側およびバックドアパネル46(1
04)側の少なくとも一方に配設されていることとすれ
ばよい。
【0034】また、上記の第1及び第2実施例において
は、ハイインピーダンス部材50〜56(106,10
8)が高透磁率材料により構成されているが、本発明は
これに限定されるものではなく、パターン28で受信さ
れる電波にとって高いインピーダンスを有する材料によ
り構成されていればよい。
【0035】また、上記の第1及び第2実施例は、後部
ガラス14に設けられたパターン28によるガラスアン
テナの例であるが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、ガラスアンテナとしてのパターンがフロントガラ
スやサイドガラスに設けられた構成に適用することも可
能である。
【0036】また、上記の第1及び第2実施例において
は、後部ガラス14に設けられたパターン28を、その
曇りを除去するためのデフォガパターンとして機能させ
ると共に、AMラジオ放送波、FMラジオ放送波、又は
TV放送波等の電波を受信するアンテナパターンとして
機能させることにより、デフォガパターンとアンテナパ
ターンとを共用化した構成を用いているが、共用化する
ことなくパターン28をアンテナパターンとしてのみ機
能させた構成に適用することも可能である。かかる構成
においても、上記の第1及び第2実施例の構成と同様の
効果を得ることができる。
【0037】更に、上記の第1及び第2実施例において
は、アンテナパターンをAMラジオ放送波、FMラジオ
放送波、又はTV放送波等の電波を受信する受信アンテ
ナとしてのみ機能させる構成を用いているが、自動車電
話や携帯電話等の通信波を送受信する送受信アンテナと
して機能させる構成、あるいは、電波を送信する送信ア
ンテナとしてのみ機能させる構成に適用することも可能
である。
【0038】
【発明の効果】上述の如く、請求項1、3、5、及び6
記載の発明によれば、窓ガラスに設けられたパターンか
らの電波の漏洩を抑制することができ、これにより、パ
ターンによるガラスアンテナの感度特性の低下を抑制す
ることができる。
【0039】請求項2記載の発明によれば、パターンに
よるガラスアンテナの特性低下の抑制を確実に確保する
ことができる。
【0040】また、請求項4記載の発明によれば、ガラ
スアンテナとしての専用パターンを窓ガラスに設けるの
を不要としつつ、ガラスアンテナの感度特性の低下を抑
制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であるガラスアンテナを有
する車両の構造である。
【図2】本実施例の車両を図1に示す直線III−IIIに沿
って切断した際の断面図である。
【図3】本発明の第2実施例であるガラスアンテナを有
する車両の構造である。
【図4】本実施例の車両を図3に示す直線IV−IVに沿っ
て切断した際の断面図である。
【図5】本発明の変形例であるガラスアンテナを有する
車両の要部断面図である。
【符号の説明】
10,100 車両 12,102 バックドア 14 後部ガラス 22,24 電極(バスバー;給電端子) 26 導体線 28 パターン 30 デフォガ 40 ガラスアンテナ 46,104 バックドアパネル 50〜56,106,108 ハイインピーダンス部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓ガラスに設けられたパターンによるガ
    ラスアンテナと、前記パターンに近接して配置される導
    電性部材と、を有する車両の構造であって、 前記パターンと前記導電性部材との間に、前記導電性部
    材よりもインピーダンスの高いハイインピーダンス部材
    を介在させたことを特徴とする車両の構造。
  2. 【請求項2】 前記ハイインピーダンス部材は、また、
    前記導電性部材よりも損失の小さい部材であることを特
    徴とする請求項1記載の車両の構造。
  3. 【請求項3】 前記ハイインピーダンス部材は、前記パ
    ターン及び前記導電性部材の少なくとも一方の表面に配
    設されていることを特徴とする請求項1又は2記載の車
    両の構造。
  4. 【請求項4】 前記パターンは、前記ガラスアンテナと
    しての機能を有すると共に、デフォガとしての機能も有
    することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項記載
    の車両の構造。
  5. 【請求項5】 前記パターンと前記導電性部材とは、少
    なくとも一部で互いに対向配置されていることを特徴と
    する請求項1乃至4の何れか一項記載の車両の構造。
  6. 【請求項6】 前記導電性部材は、前記パターン上にお
    ける前記ガラスアンテナの給電部が車室内から視認され
    ないように設けられた部材であることを特徴とする請求
    項5項記載の車両の構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005100052A1 (ja) * 2004-04-14 2005-10-27 The Yokohama Rubber Co., Ltd. タイヤ状態検出装置
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