JP2003161679A - 大気微量成分の連続濃縮装置および濃度測定装置 - Google Patents
大気微量成分の連続濃縮装置および濃度測定装置Info
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Abstract
試料ガス中の微量成分を、連続的に濃縮し、1ppb未
満の高い分解能で濃度を測定すること。 【解決手段】 液滴発生器32には、大気中に微量成分
を含む試料ガス36が吸引され、吸収液がノズル39か
ら噴射されてミスト状の液滴となる。試料ガスと液滴と
の混合流体は、螺旋状の濃縮輸送管34を円滑に輸送さ
れる間に、浮遊した液滴中に微量成分が吸収されて濃縮
される。微量成分が濃縮された液滴は、気液分離器35
で分離され、捕集された吸収液中の微量成分の成分を、
化学発光法または蛍光発光法によって測定する。
Description
微量成分であるガス、または液体もしくは固体である粒
状物質を濃縮し、またそれらの濃度を測定するための装
置に関する。
SO2,NOx,NH3などの大気汚染ガス濃度を検出す
るには、これらの大気汚染ガスを濃縮する必要がある。
このような希薄な微量成分ガスの濃度の測定は、地球環
境の評価のために、たとえば都市から離れた大気汚染の
影響が少ない海上などにおいて、必要となり、また半導
体製造工場におけるクリンルームで半導体製品の歩留り
を向上するために必要となる。
した断面図である。ハウジング1内に2重管ノズル2が
設けられ、ポンプ3から、大気中に汚染ガスを含む試料
ガスが圧送され、このノズル2にはまた、ポンプ4によ
って吸収液5が圧送される。ノズル2から噴射される吸
収液5は、ハウジング1内で液滴となり、この液滴と試
料ガスとが接触することによって汚染ガスが液滴に吸収
される。こうして汚染ガスが吸収された液滴6は、ハウ
ジング1の内面に付着し、その内面に沿って流下し、容
器7において、汚染ガスが濃縮して吸収された吸収液が
捕集される。こうして容器7に捕集された吸収液を、間
欠的に取出し、吸収液に溶解している汚染ガスの成分の
濃度を、たとえばイオン交換クロマトグラフィ法によっ
て測定する。
付着した液滴6が、容器7によって捕集され、したがっ
て試料ガス中の汚染ガスの濃度を常時連続的に自動的に
測定し続けるための工夫が存在しない。また試料ガスが
ポンプ3によってハウジング1内に押込まれるので、ハ
ウジング1内では、試料ガスの圧力が上昇される結果と
なり、したがって自然状態の圧力の大気に混合している
汚染ガスの濃度を正確に測定することができない。この
図11の先行技術ではまた、ハウジング1内で液滴を滞
留させ、したがってミスト状液滴が重力の作用で沈降し
やすく液滴の浮遊時間を長くするには、ハウジング1を
大形化しなければならないという問題もある。
ジャである。この先行技術では、ハウジング11内に吸
収液12が貯留されており、大気中に汚染ガスを含む試
料ガスは、ポンプ13から、管14を経て吸収液12に
浸漬されたノズル15の細かなノズル孔16から排出さ
れてバブリングされる。この先行技術では、吸収液12
にノズル孔16から試料ガスを噴出する動作を、たとえ
ば1時間程度の比較的長い時間継続し、その後、吸収液
12を取出して汚染ガスの成分の濃度を測定する。した
がってこの先行技術でもまた、連続的に自動的に濃度測
定ができない。測定時間間隔を短縮し、また高感度で測
定するには、吸収液12の量を少なくすることが考えら
れるが、そのような少量の吸収液12を用いて試料ガス
のバブリングを確実に行うことは困難である。
ラバを示す断面図である。ガラス管21内に多孔質ポリ
テトラフルオロエチレン(略称PTFE)チューブ22
が収納されて2重管構造において、試料ガス23が供給
されることによって、汚染ガスは、PTFEチューブ2
2を選択的に通過し、ガラス管21とPTFEチューブ
22との間に送液される吸収液24に、吸収される。こ
の先行技術では、十分な気液接触面積を取ることができ
ず、十分な吸収効率をとることが出来ず、粒子状物質を
濃縮することも出来ない。またPTFEチューブ22の
特性に起因して、微量成分を高精度で測定することが困
難である。
に含まれる微量成分を、吸収液に連続的に吸収して濃縮
し、こうして得られた濃縮された吸収液を用いて目的微
量成分の濃度を高感度かつ迅速に測定することができる
ようにした装置を提供することである。
れる微量成分を連続的に濃縮する連続濃縮装置であっ
て、流量:100mL/min〜20L/minで供給
される試料ガスと、流量:10μL/min〜10mL
/minで供給される吸収液とを効率よく接触吸収させ
るために、内径:0.5〜5mm,長さ:0.3〜30
mの管体が、予め定められた方向に延びる軸線まわりに
一定の直径でコイル状、螺旋状ないし楕円状に巻回され
てなる混合器と、試料ガスと吸収液とが混合された混合
流体を排水と排気に分離する気液分離器とを含み、予め
粒径が3〜2000μmの液滴にした吸収液と試料ガス
とを前記混合器の一端より導入して混合流体にし、試料
ガス中の目的微量成分を吸収液に濃縮させた後、前記混
合器の他方端に連なる気液分離器によって、目的微量成
分の濃縮された吸収液を回収することを特徴とする連続
濃縮装置である。
とを、予め定める流量比で連続的に混合して接触させな
がら輸送し、これによって微量成分は浮遊した液滴中に
吸収されて濃縮される。吸収液の液滴は、たとえば粒径
3μmφ〜2mmφ、好ましくは液滴の粒径は、50μ
mφ〜1mmφであってもよく、さらに好ましくは50
μmφ〜200μmφであってもよい。後述する図1に
示す液滴発生器33では、吸収液の液滴は、たとえば2
00μmφ程度の粒径を有してもよく、さらにそれ以下
の粒径に選ばれてもよい。これによって試料ガスと液滴
との接触面積を増大し、しかも液滴が重力の作用にかか
わらず浮遊しやすく、この液滴の浮遊中に、微量成分を
選択的に吸収することが可能になり、また重力、慣性力
を利用して捕集することも容易である。液滴はこのよう
にミスト状であってもよいが、たとえば粒径3μmφ未
満の微細なフォッグであってもよい。液滴が浮遊しなが
ら輸送されることによって、微量成分と液滴との接触時
間を長くすることができ、したがって試料ガスに含まれ
ている、たとえば1ppb未満の微量成分を、液滴に吸
収して濃縮することができる。これによってたとえば、
分解能0.04ppbとして試料ガスの濃度を検出する
ことが可能になる。
滑に輸送し、液滴を連続的に捕集することができるの
で、微量成分の濃度を連続的に測定することができる。
試料ガスは押込みファンによって供給されてもよいが、
好ましくは前記混合流体が吸引ポンプによって吸引さ
れ、これによって試料ガスの圧力を高めることなく、大
気圧の試料ガスのままの状態で濃縮を行うことができ、
測定精度を向上することができる。
きな表面積で微量成分と液滴とが接触することができ、
そのため混合器である後述の図1に示す濃縮輸送管34
を小形化することができる。濃縮輸送管34は、スパイ
ラル状であって、すなわちコイル状であり、たとえばフ
ッ素樹脂から成る管体から成ってもよく、フッ素樹脂の
一例として、テフロン(商品名)を挙げることができ
る。濃縮輸送管34を構成する管体47の長さは、たと
えば30cm〜30mであり、好ましくは3〜5mであ
り、さらに好ましくは4mであり、その内径は0.5〜
5mmφであり、好ましくは1〜3mmφであり、さら
に好ましくは2mmφである。なお濃縮輸送管34は、
螺旋状であってもよい。
0L/minで吸引されて供給され、この試料ガスに供
給される吸収液は、10μL/min〜10mL/mi
nであって、吸収液の流量は試料ガスの流量に比べて充
分に小さい。Lは、リットルを示す。したがって、予め
定める一定の流量で吸引されている試料ガス中に、吸収
液が噴射されても、試料ガスの流量が吸収液の噴射によ
って大きく変動する恐れはなく、試料ガスと吸収液との
流量比は、常に一定に保つことができる。そのため微量
成分の濃度測定を高精度で連続的に行うことができる。
またこのように吸収液の流量が小さいので、微量成分を
少量の吸収液に高い濃度となるように濃縮することが可
能になり、このことによって微量成分の濃度の分解能を
良好にすることができる。
中の目的微量成分を濃縮した吸収液を気液分離器から回
収した後、回収された吸収液に化学発光試薬などを添加
して反応させ、これにより発光する光の強度を検出する
ことによって、目的微量成分を測定する化学発光測定装
置であることを特徴とする大気微量成分濃度測定装置で
ある。
中の目的微量成分を濃縮した吸収液を気液分離器から回
収した後、回収された吸収液に蛍光試薬などを添加して
反応させ、これにより発光する光の強度を検出すること
によって、目的微量成分を測定する蛍光測定装置である
ことを特徴とする大気微量成分濃度測定装置である。
は、SO2またはNH3のいずれか1つであることを特徴
とする。
中の目的微量成分を濃縮した吸収液を気液分離器から回
収した後、イオンクロマトグラフィーで分析することに
より、目的微量成分を測定することを特徴とする大気微
量成分濃度測定装置である。
分を、化学発光法、蛍光発光法、または、イオンクロマ
トグラフィーによって高感度で迅速に測定することがで
きる。
大気微量成分濃度測定装置31の一部を構成する連続濃
縮装置32を示す簡略化した断面図である。この連続濃
縮装置32は基本的に、液滴発生器33と、試料ガスと
吸収液とを混合する混合器である濃縮輸送管34と、液
滴の慣性力を利用するミストセパレータである気液分離
器35とを含む。液滴発生器33では、大気圧の試料ガ
ス36が矢符のように吸引され、また管路37からは、
吸収液が圧送される。液滴発生器33は、鉛直軸線を有
する直円筒状のハウジング38の側壁に、吸収液が圧送
される管37が接続され、このハウジング38の側壁
に、ノズル39が、ハウジング33内の空間41に突出
して、設けられる。ノズル39は、小径のノズル孔42
を有する。ノズル39から吸収液がハウジング33の空
間41に矢符43のように噴射されることによって、空
間41には、吸収液の液滴44が形成されて浮遊され
る。液滴44は、たとえばミスト状であり、さらにフォ
ッグ状であってもよい。液滴発生器33に供給されるポ
ンプ65からの吸収液は、純水であってもよいが、好ま
しくは、吸収すべき微量成分SO2の吸収率が良好なキ
ャリア、たとえばギ酸ナトリウムが用いられる。
は、微量成分SO2を含む試料ガス36が吸引して供給
される管路45が、接続される。ハウジング33の下部
には、管路46が接続され、この管路46には、濃縮輸
送管34の上端部が接続される。濃縮輸送管34は、た
とえばフッ素樹脂などの材料から成る管体47が、鉛直
軸線48まわりに一定の半径R1でコイル状に巻回され
て構成される。管体47は、長手方向に一様な円形断面
を有し、円筒状である。管体47は、長さ30cm〜3
0mであり、内径0.5〜5mmφである。
5に備えられる鉛直の導入管49に接続される。導入管
49は、気液分離器35の本体51に同軸に設けられ
る。本体51は、鉛直軸線を有する直円筒部52と、そ
の直円筒部52の下部に連なる中空円錐台部53とを有
する。直円筒部52の上部に設けられら蓋54には、直
円筒部52の鉛直軸線と同一の軸線を有する導入管49
が挿通する。この導入管49の下端部55は、円錐台部
53の下部付近に延びる。円錐台部53の下部には、管
56が接続される。直円筒部52の上部には、管57が
接続され、吸引ポンプ58に連なる。
を含む大気微量成分濃度測定装置31の全体の構成を示
す系統図である。冷蔵庫62の冷蔵室63内には、液滴
発生器33と濃縮輸送管34とが収納され、さらに本件
実施の形態では、気液分離器35もまた収納され、これ
によって試料ガス中の水分の露点付近に、保たれる。冷
蔵庫62は、冷却手段を構成する。試料ガスの露点は5
〜10℃に保たれる。試料ガスは、気液分離器35の下
流で吸引ポンプ58によって、たとえば予め定める一定
の流量1L/minで吸引される。
あり、内径2mmφである。管路37に供給されてノズ
ル39から噴出される吸収液は、予め定める一定流量1
00μL/minで圧送される。試料ガスは、流量10
0mL/min〜20L/minで吸引されてもよく、
濃縮輸送管34の管体47は、長さ30cm〜30mで
あってもよく、内径0.5〜5mmφに選ばれ、さらに
管路37から圧送される吸収液の流量は、たとえば10
μL/min〜10mL/minであってもよい。本発
明によれば、試料ガスは、前述のように1L/minで
あり、吸収液は前述のように100μL/minであ
り、したがって気液比は、104倍であり、このことか
ら、微量成分を充分濃縮して吸収液に効率よく吸収させ
ることができる。このことによって、微量成分の濃度の
分解能を、たとえば0.04ppb程度に高感度にする
ことができるようになる。
質を捕集して除去するためのフィルタ99を介して、管
路45から液滴発生器33に吸引される。吸収液である
キャリアは、シリンジポンプ65によって圧送される。
気液分離器35から管路57を経て吸引される試料ガス
は、ミストトラップ67からマスフローメータ68に与
えられて流量が計測され、可変ニードル弁69によって
流量制御され、前述のポンプ58によって吸引される。
は、微量成分が濃縮されて吸収されている。こうして得
られた吸収液は、チューブポンプ71から管路72を経
て、微量成分濃度測定装置74に備えられた6方弁75
のポートP1に接続される。ポンプ71は、吸収液をた
とえば2mL/minで供給する。管路72には、脱気
チューブ87が介在され、これによって吸収液内の溶解
していないガスを除去する。脱気チューブ87は、たと
えば多孔質フッ素樹脂製であってもよく、たとえばテフ
ロン(商品名)によって商業的に入手可能である。
弁75の動作を説明するための図である。6方弁75
は、前述のポートP1のほかに、ポートP2〜P6を有
し、図3(1)〜図3(6)において接続されるポート
P1〜P6が斜線を施して示される。時刻t1〜t2で
は、ポートP1,P2が接続され、ポートP3,P4が
接続され、さらにポートP5,P6が接続された状態と
なり、計量モードが行われる。時刻t2〜t3では、ポ
ートP1,P6が接続され、ポートP2,P3が接続さ
れ、さらにポートP4,P5が接続された状態となり、
測定モードが行われる。このような時刻t1〜t3の動
作が繰返し行われて、吸収液に濃縮された微量成分の濃
度が測定される。この測定結果に基づき、マイクロコン
ピュータなどの処理回路78を用いて、試料ガス中の微
量成分の濃度が、液滴発生器33に供給される試料ガス
の流量および吸収液の流量を用いて、求められる。
5との間には、計量管77が接続される。この計量管7
7は、たとえば長さ40cmであってスパイラル状また
はコイル状に構成され、微量成分濃度を計測すべき吸収
液を予め定める量、たとえば20μLを、ポートP2〜
P5間で計量して貯留することができる。ポートP3に
は、キャリアがシリンジポンプ79を介して、たとえば
予め定める流量100μL/minで供給される。ポン
プ79は、キャリアを、図3(7)に示されるように常
時供給している。ポートP4は、管路82を介して化学
発光検出器83の入口管路84に接続され、この入口管
路84にはまた、発光試薬がシリンジポンプ85によっ
てたとえば予め定める流量10μL/minで供給され
る。ポンプ85は発光試薬を、図3(8)に示されるよ
うに時刻t2〜t3における測定モード時、供給する。
化学発光検出器83は、管路82からの吸収液にポンプ
85からの発光試薬を供給することによって発光される
光の強度を検出し、この光の強度は、吸収液中の微量成
分の濃度に対応する。微量成分がSO2ガスであり、し
たがって吸収液中の亜硫酸イオンが検出されるために、
発光試薬として硫酸セリウムが用いられる。ポンプ79
によって供給されるキャリアは、吸収液中の亜硫酸の酸
化を防ぐために、水酸化ナトリウムとギ酸ナトリウムと
を含む。
は、たとえば4〜6分程度であり、6方弁75のポート
P1に供給される吸収液は、ポートP2から計量管77
に供給されて充填され、ポートP2〜P5内に先に充填
されたキャリアは、ポートP5,P6を経て押し出され
て排出される。このときポンプ79からのキャリアは、
ポートP3,P4から管路82を経て化学発光検出器8
3に与えられて排出される。
は、ポンプ79からのキャリアは、6方弁75のポート
P3,P2を経て計量管77内の吸収液を押してポート
P5,P4から管路82を介して化学発光検出器83に
入口管路84を経て供給し、このときポンプ85からは
発光試薬が供給される。吸収液中に存在する亜硫酸イオ
ンは、発光試薬である硫酸セリウムの添加によって発光
し、微弱化学発光を、化学発光検出器83における光電
子倍増管によって検出し、亜硫酸イオンの定量を行う。
こうして1サンプルの微量成分濃度の分析を行う時刻t
1〜t3は、約6〜10分程度であって、比較的短時間
である。
よる濃縮輸送管34の長さに対する微量成分SO2の濃
縮輸送管34内における浮遊中における吸収率を示すグ
ラフである。濃縮輸送管34の長さは、ギ酸ナトリウム
を吸収液として用いるとき、ライン91で示されるよう
に3〜4m、たとえば4mとすることによって、試料ガ
ス中の微量成分をほぼ完全に吸収液に吸収することがで
きることが判る。吸収液として純水を用いるとき、ライ
ン92に示されるように、濃縮輸送管34をさらに長く
設定することが望ましいことが判る。図4における濃縮
輸送管34の管体47は、長さ4m、内径2mmφであ
る。ポンプ65によって供給される吸収液であるキャリ
アは、ギ酸溶液であって、ギ酸2μM、NaOH0.1
mMから成り、試料ガス36は、1L/minであり、
吸収液60μL/minで供給され、このような実験条
件は、後述の図5〜図8の実験において、図5の試料ガ
ス流量、図6の吸収液流量、図7の微量成分濃度以外は
同一である。試料ガス36に含まれる微量成分SO2濃
度は34ppbである。
おける試料ガスと吸収液の液滴との混合流体の滞留時間
と微量成分が濃縮輸送管34において捕集される捕集率
との関係を示す本件発明者の実験結果を示すグラフであ
る。捕集率aは、試料ガス36に含まれる微量成分SO
2の濃度をb1とし、気液分離器35からポンプ71に
よって管路72に排出される微量成分が濃縮されて吸収
された吸収液の微量成分の濃度をb2とするとき、a=
(b1−b2)/b1である。
述のように1L/minで供給することによって、微量
成分をほぼ完全に吸収液に吸収して濃縮することができ
ることが判る。しかも本発明によれば、濃縮輸送管47
における前記混合流体の滞留時間はごくわずかでよく、
図5では0.7〜0.8sec程度であって、短時間の
計測が可能であることが判る。
の吸収液を純水およびギ酸溶液とを用いてその液流量を
変化したときにおける微量成分の捕集率を示す実験結果
を示すグラフである。吸収液としてギ酸溶液を用いるこ
とによって、その吸収液の流量がたとえば40〜100
μL/minであっても、微量成分SO2をほぼ完全に
捕集することができることが判る。
5からの吸収液として純水およびギ酸溶液を用い、試料
ガスに含まれる微量成分SO2の濃度を変化したときに
おける捕集率を示す実験結果を示すグラフである。吸収
液としてギ酸溶液を用いることによって、微量成分SO
2の濃度が30〜200ppbのように比較的高濃度の
範囲においても、吸収液としてギ酸溶液を用いることに
よって、微量成分SO 2をほぼ完全に捕集することがで
きることが判る。
される実施の形態における実験結果を示すグラフであ
る。実験における試料ガス36内の微量成分SO2の濃
度5ppbであり、化学発光検出器83は、硫酸セリウ
ム化学発光法によって微量成分SO2の成分を検出し、
合計14回の繰返し特性を示す。試料ガス36としての
ゼロガス導入時の標準偏差σ=0.02ppbであり、
したがって最小検出感度は0.04ppb(2σ)であ
る。図8の実験結果によれば、繰返し性が良好に、微量
成分SO2の濃度を検出することができることが確認さ
れた。
量成分濃度測定装置31aの全体の構成を示す系統図で
ある。微量成分は、NO2である。図9の実施の形態
は、前述の図1〜図3の実施の形態に類似し、対応する
部分には同一の参照符を付す。特にこの実施の形態で
は、吸収液中の微量成分NO2の成分の濃度を検出する
ために、濃度測定手段として蛍光発光測定装置91が用
いられる。蛍光発光測定装置91は、微量成分NO2の
成分が濃縮されて吸収された吸収液に、紫外線を照射す
ることによってその微量成分NO2の成分が励起されて
発生される蛍光の強度を検出する構成を有し、この検出
の強度は、微量成分NO2の成分の濃度に対応する。蛍
光試薬として、ジアミノナフタレンが用いられ、測定モ
ード時、ポンプ92から入口管路84に、たとえば予め
定める一定流量10μL/minで供給される。またこ
の測定モードでは、NaOHがポンプ93によって予め
定める流量10μL/minで入口管路84に供給され
る。入口管路84と蛍光発光測定装置91との間には、
恒温層95が介在される。恒温層95は、濃度の測定さ
れるべき微量成分NO2の成分が濃縮されて吸収された
吸収液を、たとえば60〜80℃に加熱し、これによっ
て恒温層95によって、蛍光発光作用のための反応速度
が促進される。そのため蛍光発光測定装置91における
蛍光発光特性を良好にすることができる。
の大気微量成分濃度測定装置31bの全体の構成を示す
ブロック図である。試料ガス36に含まれる微量成分と
してのNH3の濃度を測定する。図10に示される実施
の形態は、前述の図1〜図3および図9の実施の形態に
類似し、対応する部分には同一の参照符を付す。図10
の実施の形態において、ポンプ79によって供給される
キャリアは、純水である。ポンプ92によって、緩衝溶
液が供給され、ポンプ93によってオルトフタルアルデ
ヒド(OPA)が供給される。緩衝溶液およびOPAの
流量は、たとえば10μL/minである。そのほかの
構成は、前述の図9の実施の形態に類似する。
試料ガス中の微量成分SO2,NO2,NH3の濃度を測
定することができるようになる。微量成分濃度測定装置
として、化学発光検出器83および蛍光発光測定装置9
1のほかに、他の構成を有する装置によって実現されて
もよい。
6に含まれている液体または固体の粒状物質の濃度を測
定するために、フィルタ99が省略され、そのほかの構
成は前述の実施の形態と同様であり、この粒状物質の濃
度を測定するために、濃度測定装置が、化学発光検出器
83および蛍光発光測定装置91と同様に、またはその
ほかの構成が用いられる。
らに気液分離器35では、液滴は、約2〜3分間、滞留
し、試料ガスは、それよりも短い約1sec間、たとえ
ば0.7〜0.8sec間、滞留する。
滴とを、予め定める流量比で大きな気液比で連続的に混
合し、浮遊した液滴に微量成分を接触して大きな表面積
の接触による短時間の浮遊、輸送によって、微量成分を
液滴中に濃縮することができるようになる。したがって
試料ガスと吸収液の液滴とから成る混合流体を、連続的
に得ることができ、こうして得られた微量成分が濃縮さ
れた液滴を捕集することによって、微量成分の濃度を連
続的に安定して測定することができる。
って、試料ガスを、その圧力を変えずに大気圧のままで
吸収液の液滴と接触させることができ、このことによっ
てもまた測定精度の向上を図ることができる。
フォッグ状で、試料ガスと液滴との混合流体を、液滴が
浮遊したままで輸送し、こうして大きな表面積で試料ガ
スと液滴とを接触させることができ、したがって短時間
で微量成分を吸収液の液滴に吸収させることができる。
濃縮輸送管は、スパイラル状であって、試料ガスと吸収
液の液滴との混合流体が円滑に輸送されることができ、
したがって液滴の重力または慣性力によって輸送経路の
内面に付着することを回避することができる。これによ
って試料ガスと液滴との接触状態を確実に保つことがで
きるようになる。
充分にわずかであり、試料ガスが吸引ポンプによって吸
引される構成において、吸収液が噴射されても試料ガス
の流量が、測定精度に誤差を生じる程度に大きく変化す
ることはない。
輸送管とが冷却され、試料ガス中の水分の露点付近に保
たれ、したがって試料ガス中の水分の凝縮および吸収液
の蒸発による測定誤差が生じることを抑制することがで
きる。
置、蛍光発光測定装置、イオンクロマトグラフィーを用
いて微量成分の吸収液中の濃縮された濃度を検出するの
で、高感度で、すなわち高い分解能で、微量成分の濃度
を測定することができる。
装置31の一部を構成する連続濃縮装置32を示す簡略
化した断面図である。
量成分濃度測定装置31の全体の構成を示す系統図であ
る。
を説明するための図である。
に対する微量成分SO2の濃縮輸送管34内における浮
遊中における吸収率を示すグラフである。
液滴との混合流体の滞留時間と微量成分が濃縮輸送管3
4において捕集される捕集率との関係を示す本件発明者
の実験結果を示すグラフである。
とを用いてその液流量を変化したときにおける微量成分
の捕集率を示す実験結果を示すグラフである。
びギ酸溶液を用い、試料ガスに含まれる微量成分SO2
の濃度を変化したときにおける捕集率を示す実験結果を
示すグラフである。
形態における実験結果を示すグラフである。
定装置31aの全体の構成を示す系統図である。
分濃度測定装置31bの全体の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
面図である。
面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 大気中に含まれる微量成分を連続的に濃
縮する連続濃縮装置であって、 流量:100mL/min〜20L/minで供給され
る試料ガスと、流量:10μL/min〜10mL/m
inで供給される吸収液とを効率よく接触吸収させるた
めに、内径:0.5〜5mm,長さ:0.3〜30mの
管体が、予め定められた方向に延びる軸線まわりに一定
の直径でコイル状、螺旋状ないし楕円状に巻回されてな
る混合器と、 試料ガスと吸収液とが混合された混合流体を排水と排気
に分離する気液分離器とを含み、 予め粒径が3〜2000μmの液滴にした吸収液と試料
ガスとを前記混合器の一端より導入して混合流体にし、
試料ガス中の目的微量成分を吸収液に濃縮させた後、前
記混合器の他方端に連なる気液分離器によって、目的微
量成分の濃縮された吸収液を回収することを特徴とする
連続濃縮装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の連続濃縮装置によって大
気中の目的微量成分を濃縮した吸収液を気液分離器から
回収した後、回収された吸収液に化学発光試薬などを添
加して反応させ、これにより発光する光の強度を検出す
ることによって、目的微量成分を測定する化学発光測定
装置であることを特徴とする大気微量成分濃度測定装
置。 - 【請求項3】 請求項1記載の連続濃縮装置によって大
気中の目的微量成分を濃縮した吸収液を気液分離器から
回収した後、回収された吸収液に蛍光試薬などを添加し
て反応させ、これにより発光する光の強度を検出するこ
とによって、目的微量成分を測定する蛍光測定装置であ
ることを特徴とする大気微量成分濃度測定装置。 - 【請求項4】 前記大気中の目的微量成分は、 SO2またはNH3のいずれか1つであることを特徴とす
る請求項2または3記載の大気微量成分濃度測定装置。 - 【請求項5】 請求項1記載の連続濃縮装置によって大
気中の目的微量成分を濃縮した吸収液を気液分離器から
回収した後、イオンクロマトグラフィーで分析すること
により、目的微量成分を測定することを特徴とする大気
微量成分濃度測定装置。
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