JP2003161515A - 強制循環式ふろ釜装置 - Google Patents

強制循環式ふろ釜装置

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JP2003161515A JP2001356175A JP2001356175A JP2003161515A JP 2003161515 A JP2003161515 A JP 2003161515A JP 2001356175 A JP2001356175 A JP 2001356175A JP 2001356175 A JP2001356175 A JP 2001356175A JP 2003161515 A JP2003161515 A JP 2003161515A
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洋祐 貞包
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴室操作部の故障時に強制循環式ふろ釜装置
の本体側の操作により強制循環式ふろ釜装置の応急運転
が可能な強制循環式ふろ釜装置を提供する。 【解決手段】 浴槽12の浴水13を加熱する強制循環
式加熱手段16と、浴水13の設定温度の指令を行う浴
室操作部14と、浴室操作部14からの設定温度の指令
を記憶して強制循環式加熱手段16の運転制御を行う制
御手段17とを備えた強制循環式ふろ釜装置10におい
て、制御手段17には、浴室操作部14の故障を検知す
る故障診断部37と、浴室操作部14の故障時に浴室操
作部14と制御手段17との接続を確認する接続判定部
40と、接続判定部40で浴室操作部14が制御手段1
7に接続されていないことが判定されて動作可能となり
強制循環式加熱手段16の運転制御を行う応急運転制御
部41と、応急運転制御部41の運転開始を指示する応
急運転スイッチ42が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強制循環式ふろ釜
用の浴室操作部が故障した際に応急運転が可能な強制循
環式ふろ釜装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、循環ポンプで吸い込んだ浴槽
内の浴水をふろ戻り経路を介して加熱手段に到達させて
加熱し、加熱した浴水をふろ往き経路を介して浴槽に吐
き出すことが繰り返されて浴槽中の浴水を所定の温度ま
で加熱する強制循環式ふろ釜装置を備えたふろが使用さ
れている。このような強制循環式ふろ釜装置を備えたふ
ろを沸かす場合、浴室内に設けられた強制循環式ふろ釜
装置の浴室操作部のスイッチを入れて沸き上げ温度を設
定し、強制循環式ふろ釜装置の運転を開始していた。こ
のため、浴室操作部のスイッチを入れて浴室操作部の故
障に気付いた場合、新しい浴室操作部を入手し故障した
浴室操作部と交換してから強制循環式ふろ釜の運転を行
っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ふろを
沸かそうとする時間帯は、例えば夕刻であることが多
く、浴室操作部の故障に気付いても業者によるサービス
対応が一般的に困難であった。そのため、新しい浴室操
作部を入手するまでの間は強制循環式ふろ釜の運転を行
うことができず、入浴を我慢しなければならないため、
著しい不便さが生じていた。本発明はかかる事情に鑑み
てなされたもので、浴室操作部の故障時に強制循環式ふ
ろ釜装置の本体側を操作することにより強制循環式ふろ
釜装置の応急運転を行うことが可能な強制循環式ふろ釜
装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う本発明に
係る強制循環式ふろ釜装置は、浴槽の浴水を加熱する強
制循環式加熱手段と、前記浴水を加熱する際の設定温度
の指令並びに該設定温度の変更の指令を行う浴室操作部
と、前記浴室操作部からの前記それぞれの指令を記憶し
て前記強制循環式加熱手段の運転制御を行う制御手段と
を備えた強制循環式ふろ釜装置において、前記制御手段
には、前記浴室操作部の故障を検知して故障時には異常
信号を出力する故障診断部と、前記故障診断部からの異
常信号を検知して前記浴室操作部と前記制御手段との接
続を確認する接続判定部と、前記浴室操作部が前記制御
手段に接続されていないことを前記接続判定部が判定す
ることにより動作可能となって前記強制循環式加熱手段
の制御を行う応急運転制御部と、前記応急運転制御部の
運転開始を指示する応急運転スイッチが設けられてい
る。これによって、浴室操作部が故障しても新しい浴室
操作部を入手するまでの間、強制循環式ふろ釜装置の本
体側を操作することにより強制循環式ふろ釜装置を応急
運転することができる。
【0005】本発明に係る強制循環式ふろ釜装置におい
て、前記応急運転制御部には、前記制御手段に記憶され
た前記設定温度の履歴から前記浴水を加熱する際の温度
を決定する温度管理機能が設けられていることが好まし
い。これによって、浴室操作部が故障して設定温度の指
令を行うことができない状態でも、設定される可能性の
高い浴水の加熱温度を過去の設定温度の履歴に基づいて
設定することができる。
【0006】本発明に係る強制循環式ふろ釜装置におい
て、前記応急運転制御部には、前記浴室操作部が正常の
場合に前記浴水の保温のために繰り返される追い焚きを
行うか否かの検出動作間隔よりも短い間隔で追い焚きを
行うか否かの検出動作を繰り返す保温管理機能が設けら
れていることが好ましい。これによって、浴室操作部が
故障して浴水温度の保温管理ができない状態でも、浴水
の温度低下を頻繁に監視することで、浴水の温度低下を
防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の形
態に係る強制循環式ふろ釜装置を備えたふろの全体構成
ブロック図、図2は同強制循環式ふろ釜装置の運転方法
を説明するフロー図である。図1に示すように、ふろ1
1は、浴槽12と、浴槽12の浴水13を加熱する強制
循環式ふろ釜装置10を有している。そして、強制循環
式ふろ釜装置10は、浴水13を加熱する際の設定温度
の指令を行う浴室操作部14と、浴室操作部14からの
指令を受けて浴水13を加熱するふろ釜装置本体15を
有している。更に、ふろ釜装置本体15には、浴槽12
の浴水13を加熱する強制循環式加熱手段16と、浴室
操作部14からの指令を記憶して強制循環式加熱手段1
6の運転制御を行う制御手段17が設けられている。以
下、これらについて詳細に説明する。
【0008】強制循環式加熱手段16は、図1に示すよ
うに、浴槽12の側壁に形成された浴水13の吸込み口
18及び吐出し口19を接続する循環経路20と、循環
経路20に接続された熱交換器21を有している。ここ
で、吸込み口18と吐出し口19は、例えば、浴槽12
の同一側壁にそれぞれ形成され、吸込み口18は吐出し
口19よりも浴槽12の底側に設けられている。吸込み
口18と熱交換器21の熱交換部29の入口側を接続す
る熱交換器21へのふろ戻り経路22には循環ポンプ2
3が配設され、循環ポンプ23の上流側のふろ戻り経路
22には吸込み口18から循環ポンプ23により吸引さ
れた浴水13の温度を測定する温度センサの一例である
ふろ戻りサーミスタ24と、熱交換器21の熱交換部2
9の入口側に向かう浴水13の流水を検知する水流スイ
ッチ25が配設されている。ここで、循環ポンプ23と
しては、ボリュート式やカスケード式等のポンプが用い
られる。また、水流スイッチ25としては、パドル式、
電磁式、超音波式、カルマン流式、サーミスタ式、水車
式、羽根車式、差圧式の検知器を使用することができ
る。また、熱交換器21の熱交換部29の出口側と吐出
し口19を接続する浴槽12へのふろ往き経路26に
は、熱交換器21で加熱された浴水13の温度を測定す
る温度センサの一例であるふろ往きサーミスタ27が設
けられている。なお、温度センサとしてはサーミスタ以
外に、測温抵抗体、サーモスタット、熱電対が使用でき
る。
【0009】熱交換器21は、加熱源の一例であるガス
燃焼機構28と、ガス燃焼機構28で発生した熱で浴水
13を加熱する熱交換部29を有している。そして、ガ
ス燃焼機構28には、ガス点火部30を備えたガスバー
ナ31と、ガスバーナ31に燃料ガスを供給する燃料供
給管32と、燃料供給管32に配設され燃料ガスの供給
及び停止を行う開閉弁の一例である電磁弁33と、電磁
弁33から供給された燃料ガスの流量調整を行うガス流
量調整機構の一例である電磁比例弁34が設けられてい
る。このような構成とすることにより、浴槽12に貯留
されている浴水13を循環ポンプ23を運転して吸込み
口18から吸引し、ふろ戻り経路22を介して熱交換器
21に導入し、ふろ戻りサーミスタ24の測定結果に基
づいて加熱することができる。また、加熱された浴水1
3をふろ往き経路26内を流水させて、ふろ往きサーミ
スタ27で温度を測定してから吐出し口19より浴槽1
2内に排出させることができる。
【0010】浴室操作部14には、浴水13を加熱する
際に設定温度を入力させたり、強制循環式加熱手段16
の運転中に設定温度の変更のために新たに設定温度を入
力させて、その結果を制御手段17に伝える入出力機構
35と、制御手段17との連携動作を行うための通信信
号のやり取りを行う通信機構36が設けられている。こ
のような機能を有する浴室操作部14は、例えばマイク
ロコンピュータを用いて構成することができる。制御手
段17には、通信機構36に通信信号を送り通信機構3
6からの応答信号を受け入れて、応答信号から浴室操作
部14の故障を診断する故障診断部37と、故障診断部
37により浴室操作部14が正常であると診断されたと
きに運転可能となって入出力機構35からの運転指令信
号を受け入れる正常運転制御部38が設けられている。
なお、入出力機構35からの運転指令信号は、正常運転
制御部38に入力されると共に、運転指令記憶部39に
入力されて保存される。なお、故障診断部37が浴室操
作部14を故障と判断した場合、故障診断部37に設け
られた表示器に故障であることが表示される。また、故
障診断部37からは異常信号が出力され、通信機構36
はその異常信号を受信し浴室操作部14に設けられてい
る表示器に浴室操作部14が故障であることを表示す
る。ここで、正常運転制御部38は、例えばマイクロコ
ンピュータから構成され、サーミスタ24、27、水流
スイッチ25の各検知信号が入力されている。正常運転
制御部38内には予め設定された各種運転内容に応じ
て、循環ポンプ23、ガス点火部30、電磁弁33、電
磁比例弁34の運転及び動作を制御するプログラムが格
納されている。このため、入出力機構35から設定温度
に関する運転指令信号が正常運転制御部38に入力され
ると、運転指令信号とサーミスタ24、27及び水流ス
イッチ25の検知信号に基づいて、循環ポンプ23、ガ
ス点火部30、電磁弁33、電磁比例弁34の運転及び
動作が行われる。
【0011】制御手段17には、浴室操作部14と制御
手段17との接続を確認する接続判定部40と、浴室操
作部14と制御手段17とが接続されていない場合に動
作可能となる応急運転制御部41と、応急運転制御部4
1の運転開始の指示を出す応急運転スイッチ42が設け
られている。また、制御手段17には、浴室操作部14
と制御手段17との通信のやり取りを遮断する通信遮断
手段(スイッチ)43が設けられている。接続判定部4
0には、通信遮断手段43が入りの状態となったことを
確認する機能が設けられており、この通信遮断手段43
が入りとなったことから、制御手段17と浴室操作部1
4とが接続されていないことを判定する。接続判定部4
0が制御手段17と浴室操作部14とが接続されていな
いと判定した場合、接続判定部40から信号が応急運転
制御部41に出力され、この出力信号により応急運転制
御部41は動作可能の状態になると共に、運転開始を指
示する応急運転スイッチ42からの指示信号に対して応
答可能な状態となる。ここで、故障診断部37、運転指
令記憶部39、及び接続判定部40は、例えばマイクロ
コンピュータを用いて構成することができ、応急運転ス
イッチ42及び通信遮断手段43には、例えば押しボタ
ン式のオンオフスイッチを使用することができる。
【0012】また、応急運転制御部41には、運転指令
記憶部39に記憶された設定温度の履歴から浴水13を
加熱する際の温度を決定する温度管理機能が設けられて
いる。温度管理機能は、例えば、浴室操作部14が故障
する直前に記憶された設定温度を呼び出して浴水13を
加熱する際の設定温度としたり、浴室操作部14が故障
する直前までに記憶された所定期間(例えば、1週間)
の設定温度を呼び出してその平均値を求めてこの平均値
を浴水13を加熱する際の設定温度にする。更に、応急
運転制御部41には、浴室操作部14が正常の場合に浴
水13の保温のために繰り返される追い焚きを行うか否
かの検出動作間隔(例えば、20分)よりも短い間隔
(例えば、10分)で追い焚きを行うか否かの検出動作
を繰り返す保温管理機能が設けられている。ここで、応
急運転制御部41は、例えばマイクロコンピュータから
構成され、サーミスタ24、27、水流スイッチ25の
各検知信号が入力されている。応急運転制御部41内に
は予め設定された温度管理機能及び保温管理機能に応じ
て、循環ポンプ23、ガス点火部30、電磁弁33、電
磁比例弁34の運転及び動作を制御するプログラムが格
納されている。このため、応急運転スイッチ42からの
運転開始の指示信号が応急運転制御部41に入力される
と、運転開始信号とサーミスタ24、27及び水流スイ
ッチ25の検知信号に基づいて、循環ポンプ23、ガス
点火部30、電磁弁33、電磁比例弁34の運転及び動
作が行われる。
【0013】次に、本発明の一実施の形態に係る強制循
環式ふろ釜装置10を備えたふろ11の使用方法につい
て、図1、図2を用いて詳細に説明する。ふろ11を沸
かすために浴槽12に浴水13を貯留し、強制循環式ふ
ろ釜装置10のスイッチを入れる(S1)。強制循環式
ふろ釜装置10のスイッチが入ると、強制循環式ふろ釜
装置10の制御手段17の故障診断部37は通信信号を
浴室操作部14の通信機構36に発信し、通信機構36
からの応答信号より浴室操作部14が故障していないか
確認する(S2)。浴室操作部14が故障していない場
合、浴室操作部14は使用者に浴水13を加熱する際の
設定温度を入力させる(S3)。浴室操作部14は、浴
室操作部14に設けられた運転スイッチが入れられたか
を判断し(S4)、更に、運転スイッチが入れられてま
だ切られていないことを確認する(S5)。次いで、浴
室操作部14は入力された設定温度を正常運転制御部3
8に転送し、正常運転制御部38は転送された設定温度
に基づいて強制循環式加熱手段16の運転を開始する
(S6)。
【0014】強制循環式加熱手段16の運転が開始され
ると、循環ポンプ23の駆動により循環経路20内を浴
水13が循環するため、浴水13の温度はふろ戻りサー
ミスタ24で検知され、浴水13の温度が浴室操作部1
4で設定された設定温度に到達するまで加熱が続けられ
る(S7)。浴水13の温度が設定温度にまで到達する
と、強制循環式加熱手段16の運転は、浴室操作部14
の運転スイッチが切られてなければ(S8)、保温管理
時間(例えば20分)が経過するまで停止する(S
9)。保温管理時間が経過すると、浴室操作部14の運
転スイッチが入れらてまだ切られていないことを確認し
(S5)、強制循環式加熱手段16の運転を開始して
(S6)、浴水13の温度を再び設定温度にまで加熱し
て(S7)、保温管理時間が経過するまで強制循環式加
熱手段16の運転を停止する(S8、S9)という保温
動作を繰り返す。なお、途中で浴室操作部14の運転ス
イッチが切られた場合(S5、S8)は、強制循環式加
熱手段16の運転が直ちに終了する(S10)。また、
保温運転については、予め所定の保温時間(例えば4時
間)で終了するように設定されている(S20)。
【0015】故障診断部37で浴室操作部14の故障が
確認された場合(S2)、故障診断部37及び浴室操作
部14に設けられた各表示器には浴室操作部14が故障
していることが表示されるので、使用者は通信遮断手段
43を切って、浴室操作部14を制御手段17から切り
離す。浴室操作部14と制御手段17との接続が切り離
されたことは、接続判定部40により確認される(S1
1)。接続判定部40により浴室操作部14と制御手段
17との接続の切り離しが確認されると、接続判定部4
0から応急運転制御部41の動作を可能とする起動信号
が出力され、応急運転制御部41は運転可能状態となる
(S12)。次いで、ふろ釜装置本体15に設けられた
応急運転スイッチ42が入りの状態になっていることが
確認されると(S13)、応急運転制御部41が運転を
開始する。応急運転制御部41では先ず、温度管理機能
が作動して運転指令記憶部39に格納されている過去の
設定温度の中から、例えば、浴室操作部14が故障する
直前に記憶された設定温度の読み込みが行われる(S1
4)。これによって、応急運転制御部41で制御して浴
水13の加熱を行う際の設定温度が入力されたことにな
る。運転指令記憶部39内のデータの読み込みが終了す
ると、応急運転スイッチ42が切りの状態でないことを
確認し(S15)、強制循環式加熱手段16の運転が開
始する(S16)。
【0016】強制循環式加熱手段16の運転が開始され
ると、循環ポンプ23の駆動により循環経路20内を浴
水13が循環するため、浴水13の温度はふろ戻りサー
ミスタ24で検知され、浴水13の温度が応急運転制御
部41で設定された設定温度に到達するまで加熱が続け
られる(S17)。浴水13の温度が設定温度にまで到
達すると、強制循環式加熱手段16の運転は、応急運転
スイッチ42が切られていなければ(S18)、保温管
理時間(例えば10分)が経過するまで停止する(S1
9)。保温管理時間が経過すると、応急運転スイッチ4
2がまだ切られていないことを確認し(S15)、強制
循環式加熱手段16の運転を開始して(S16)、浴水
13の温度を再び設定温度にまで加熱して(S17)、
強制循環式加熱手段16の運転を保温管理時間が経過す
るまで停止する(S18、S19)という応急運転時の
保温動作を繰り返す。なお、途中で応急運転スイッチ4
2が切られた場合(S15、S18)は、強制循環式加
熱手段16の運転が直ちに終了する(S10)。また、
保温運転については、予め所定の保温時間(例えば、4
時間)で終了するように設定されている(S21)。
【0017】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明は、この実施の形態に限定されるものではなく、
例えば、正常運転制御部38、故障診断部37と接続判
定部40と運転指令記憶部39、及び応急運転制御部4
1を、それぞれ個別のマイクロコンピュータを用いて構
成したが、正常運転制御部38、故障診断部37、接続
判定部40、運転指令記憶部39、及び応急運転制御部
41を1個のマイクロコンピュータで構成してもよい。
また、循環ポンプ23と水流スイッチ25はふろ戻り経
路22に設けたがふろ往き経路26に設けても、一方を
ふろ戻り経路22、他方をふろ往き経路26にそれぞれ
設けてもよい。吸込み口18と吐出し口19を浴槽12
の同一側壁に並べて設けたが、異なる側壁にそれぞれ設
けても、底部に設けても、一方を側壁に他方を底部にそ
れぞれ設けることも、一つの接続口の中に戻り側と往き
側を設けた一つ口循環口を用いることもできる。
【0018】
【発明の効果】請求項1〜3記載の強制循環式ふろ釜装
置においては、制御手段には、浴室操作部の故障を検知
して故障時には異常信号を出力する故障診断部と、故障
診断部からの異常信号を検知して浴室操作部と制御手段
との接続を確認する接続判定部と、浴室操作部が制御手
段に接続されていないことを接続判定部が判定すること
により動作可能となって強制循環式加熱手段の制御を行
う応急運転制御部と、応急運転制御部の運転開始を指示
する応急運転スイッチが設けられているので、浴室操作
部が故障した状態でも強制循環式ふろ釜装置の本体側を
操作することにより強制循環式ふろ釜装置の応急運転を
行うことができ、新しい浴室操作部を入手するまで入浴
を我慢しなければならないという著しい不便さが生じな
い。
【0019】特に、請求項2記載の強制循環式ふろ釜装
置においては、応急運転制御部には、制御手段に記憶さ
れた設定温度の履歴から浴水を加熱する際の温度を決定
する温度管理機能が設けられているので、浴室操作部が
故障して設定温度の変更指令を行うことができない状態
でも設定される可能性の高い浴水の加熱温度を過去の設
定温度の履歴から設定することができ、入浴時に浴水温
度が大幅に異なることに伴う不快感を低減することが可
能となる。
【0020】請求項3記載の強制循環式ふろ釜装置にお
いては、応急運転制御部には、浴室操作部が正常の場合
に浴水の保温のために繰り返される追い焚きを行うか否
かの検出動作間隔よりも短い間隔で追い焚きを行うか否
かの検出動作を繰り返す保温管理機能が設けられている
ので、浴室操作部が故障して浴水温度の保温管理ができ
ない状態でも浴水の温度を頻繁に監視することで浴水の
保温を確実に行うことができ、入浴時に浴水温度が低下
していることに伴う不快感を低減することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る強制循環式ふろ釜
装置を備えたふろの全体構成ブロック図である。
【図2】同強制循環式ふろ釜装置の運転方法を説明する
フロー図である。
【符号の説明】
10:強制循環式ふろ釜装置、11:ふろ、12:浴
槽、13:浴水、14:浴室操作部、15:ふろ釜装置
本体、16:強制循環式加熱手段、17:制御手段、1
8:吸込み口、19:吐出し口、20:循環経路、2
1:熱交換器、22:ふろ戻り経路、23:循環ポン
プ、24:ふろ戻りサーミスタ、25:水流スイッチ、
26:ふろ往き経路、27:ふろ往きサーミスタ、2
8:ガス燃焼機構、29:熱交換部、30:ガス点火
部、31:ガスバーナ、32:燃料供給管、33:電磁
弁、34:電磁比例弁、35:入出力機構、36:通信
機構、37:故障診断部、38:正常運転制御部、3
9:運転指令記憶部、40:接続判定部、41:応急運
転制御部、42:応急運転スイッチ、43:通信遮断手
段(スイッチ)
フロントページの続き Fターム(参考) 3L024 CC06 CC11 DD22 DD27 EE07 EE12 FF11 GG06 GG07 GG28 GG38 GG41 HH22 HH24 HH26 HH31 HH58

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽の浴水を加熱する強制循環式加熱手
    段と、前記浴水を加熱する際の設定温度の指令並びに該
    設定温度の変更の指令を行う浴室操作部と、前記浴室操
    作部からの前記それぞれの指令を記憶して前記強制循環
    式加熱手段の運転制御を行う制御手段とを備えた強制循
    環式ふろ釜装置において、前記制御手段には、前記浴室
    操作部の故障を検知して故障時には異常信号を出力する
    故障診断部と、前記故障診断部からの異常信号を検知し
    て前記浴室操作部と前記制御手段との接続を確認する接
    続判定部と、前記浴室操作部が前記制御手段に接続され
    ていないことを前記接続判定部が判定することにより動
    作可能となって前記強制循環式加熱手段の制御を行う応
    急運転制御部と、前記応急運転制御部の運転開始を指示
    する応急運転スイッチが設けられていることを特徴とす
    る強制循環式ふろ釜装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の強制循環式ふろ釜装置に
    おいて、前記応急運転制御部には、前記制御手段に記憶
    された前記設定温度の履歴から前記浴水を加熱する際の
    温度を決定する温度管理機能が設けられていることを特
    徴とする強制循環式ふろ釜装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の強制循環式ふろ釜
    装置において、前記応急運転制御部には、前記浴室操作
    部が正常の場合に前記浴水の保温のために繰り返される
    追い焚きを行うか否かの検出動作間隔よりも短い間隔で
    追い焚きを行うか否かの検出動作を繰り返す保温管理機
    能が設けられていることを特徴とする強制循環式ふろ釜
    装置。
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