JP2003161282A - 回転式圧縮機 - Google Patents

回転式圧縮機

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JP2003161282A
JP2003161282A JP2001358925A JP2001358925A JP2003161282A JP 2003161282 A JP2003161282 A JP 2003161282A JP 2001358925 A JP2001358925 A JP 2001358925A JP 2001358925 A JP2001358925 A JP 2001358925A JP 2003161282 A JP2003161282 A JP 2003161282A
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compressor
rotary compressor
cylinder
rotary
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Atsushi Oda
淳志 小田
Kenzo Matsumoto
兼三 松本
Takashi Sato
孝 佐藤
Masaru Matsuura
大 松浦
Kazuya Sato
里  和哉
Hiroyuki Matsumori
裕之 松森
Toshiyuki Ebara
俊行 江原
Takayasu Saito
隆泰 斎藤
Haruhisa Yamazaki
晴久 山崎
Masaya Tadano
昌也 只野
Satoru Imai
悟 今井
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷凍機油がそれを必要としている部分に確実
に供給でき、且つ、冷凍機油が圧縮機から排出され難い
ようにする。 【解決手段】 磁性を帯びた冷凍機油190を使用する
と共に、摺動部材の近傍、例えば上部支持部材56の軸
受け56Aの上端部に永久磁石M1を設け、ステータ2
2の下側で中間吐出管21の側には永久磁石M2を設
け、さらに中間吐出管121に磁性を帯びさせるように
した。また、摺動部材の近傍、ベーン50の背圧導入路
近傍に磁石Mを配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調装置、給湯
機、カーエアコン、ショーケース、冷凍・冷蔵庫、自動販
売機などの冷凍装置において冷媒を圧縮する回転式圧縮
機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の圧縮機としては、例えば図22
に示した内部中間圧型の回転式2段圧縮機(以下、単に
圧縮機と云う)10Xが周知である。この圧縮機10X
においては、密閉容器12内の上部にステータ22、ロ
ータ24などからなる電動機構部14を備えると共に、
その下部に電動機構部14のロータ24と回転軸16を
介して連結された2段式の回転式圧縮機構部18を備え
ている。
【0003】この圧縮機10Xの2段式の回転式圧縮機
構部18においては、下側に第1の圧縮機構部32が配
設され、その上側に第2の圧縮機構部34が配設され、
図示しないアキュムレータから冷媒導入管92を介して
導入した気体の冷媒を下段側の第1の圧縮機構部32で
圧縮し、その圧縮した冷媒を密閉容器12内に吐出、そ
れを冷媒導入管94を介して2段目の第2の圧縮機構部
34に導入し、そこでさらに高圧に圧縮して冷媒吐出管
96から図示しない空調装置の冷媒回路に高圧冷媒を供
給するように構成されている。
【0004】そして、この圧縮機10Xにおいては、密
閉容器12内の下部には冷凍機油190が溜められ、そ
の冷凍機油190を汲み上げて回転式圧縮機構部18の
摺動部分の潤滑と気密性の向上が図られている。
【0005】例えば、回転軸16の下端部に設けたポン
プ機構により汲み上げられ、回転軸16の中空部を介し
て上昇し、回転軸16の本体部分と偏心部42、44の
外周部に設けた給油孔81、82、83、84から吐出
した冷凍機油190により、摺動部分の潤滑などが図ら
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の回転式圧縮
機においては、回転軸の給油孔から密閉容器内に吐出し
た冷凍機油は主に圧力差や冷媒の流れによって搬送され
るので、冷凍機油を必要とする部分でも、例えばベーン
の背圧導入路、回転軸の上部側の軸受け部などには必ず
しも十分な量の冷凍機油が供給されないことがあった。
【0007】また、冷凍機油が圧縮した冷媒と共に圧縮
機から排出され易く、したがって圧縮機内の冷凍機油が
不足しがちになり易いと云った問題点もあった。
【0008】したがって、冷凍機油がそれを必要として
いる部分に確実に供給でき、且つ、冷凍機油が圧縮機か
ら排出され難いようにする必要があり、それが解決すべ
き課題となっていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術の
課題を解決するため、回転式の圧縮機構部と、その圧縮
機構部に回転軸を介して回転動力を付与する電動機構部
とを密閉容器内に備えた回転式圧縮機において、圧縮機
構部の摺動部分に供給される潤滑油が磁性を備えるよう
にした第1の構成の回転式圧縮機と、
【0010】前記第1の構成の回転式圧縮機において、
摺動部材の近傍に磁石を配置するようにした第2の構成
の回転式圧縮機と、ベーンの背圧導入路近傍に磁石を配
置するようにした第3の構成の回転式圧縮機と、回転軸
の支持部近傍に磁石を配置するようにした第4の構成の
回転式圧縮機と、ベーンとシリンダのベーンスロットと
の摺動部分に磁石を配置するようにした第5の構成の回
転式圧縮機と、ベーンとシリンダ封止部材との摺動部分
に磁石を配置するようにした第6の構成の回転式圧縮機
と、シリンダ閉鎖部材とシリンダ内で摺動するローラ端
面との摺動部分に磁石を配置するようにした第7の構成
の回転式圧縮機と、シリンダ内で摺動するローラの外周
面、内周面の少なくとも何れか一方の摺動部分に磁石を
配置するようにした第8の構成の回転式圧縮機と、圧縮
気体が密閉容器内に吐出する吐出部近傍に磁石を配置す
るようにした第9の構成の回転式圧縮機と、圧縮気体が
密閉容器から吐出する吐出部近傍に磁石を配置するよう
にした第10の構成の回転式圧縮機と、を提供するもの
である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1〜
図21に基づいて詳細に説明する。なお、理解を容易に
するため、これらの図面においても前記図面において説
明した部分と同様の機能を有する部分には、同一の符号
を付した。
【0012】図1は本発明の回転式圧縮機の実施例とし
て、第1および第2の圧縮機構部32、34を備えた内
部中間圧型2段圧縮式の圧縮機10の縦断面図、図2は
回転軸16の軸支部拡大説明図、図3は圧縮機10の正
面図、図4は圧縮機10の側面図、図5は圧縮機10の
もう一つの縦断面図、図6は圧縮機10のさらにもう一
つの縦断面図、図7は圧縮機10の電動機構部14部分
の平断面図、図8は圧縮機10の回転式圧縮機構部18
の拡大断面図をそれぞれ示している。
【0013】圧縮機10は、鋼板からなる円筒状の密閉
容器12と、この密閉容器12の内部空間の上側に配置
収納された電動機構部14、およびこの電動機構部14
の下側に配置され、電動機構部14の回転軸16により
駆動される第1の圧縮機構部32(1段目)、およびそ
の上に配置された第2の圧縮機構部34(2段目)から
なる回転式圧縮機構部18により構成されている。
【0014】実施例の圧縮機10の高さ寸法は220m
m(外径120mm)、電動機構部14の高さ寸法は約
80mm(外径110mm)、回転式圧縮機構部18の
高さ寸法は約70mm(外径110mm)で、電動機構
部14と回転式圧縮機構部18との間隔は約5mmとな
っている。また、第2の圧縮機構部34の排除容積は第
1の圧縮機構部32の排除容積よりも小さく設計されて
いる。
【0015】密閉容器12は実施例では厚さ4.5mm
の鋼板により形成され、底部を冷凍機油190を溜める
貯油部とし、電動機構部14と回転式圧縮機構部18を
収納する円筒状の容器本体12Aと、この容器本体12
Aの上部開口を閉鎖する略椀状のエンドキャップ(蓋
体)12Bとで構成され、且つ、このエンドキャップ1
2Bの上面中心には円形の取付孔12Dが形成されてお
り、この取付孔12Dには電動機構部14に電力を供給
するためのターミナル(配線を省略)20が取り付けら
れている。
【0016】この場合、ターミナル20の周囲のエンド
キャップ12Bには、座押成形によって所定曲率の段差
部12Cが環状に形成されている。また、ターミナル2
0は電気的端子139が貫通して取り付けられた円形の
ガラス部20Aと、このガラス部20Aの周囲に形成さ
れ、斜め外下方に鍔状に張り出した金属製の取付部20
Bとから構成されている。取付部20Bの厚さ寸法は
2.4±0.5mmとされている。そして、ターミナル
20は、そのガラス部20Aを下側から取付孔12Dに
挿入して上側に臨ませ、取付部20Bを取付孔12Dの
周縁に当接させた状態でエンドキャップ12Bの取付孔
12D周縁に取付部20Bを溶接することで、エンドキ
ャップ12Bに固定されている。
【0017】電動機構部14は、密閉容器12の上部空
間の内周面に沿って環状に取り付けられたステータ22
と、このステータ22の内側に若干の間隙を設けて挿入
配置されたロータ24とからなる。このロータ24は中
心を通り鉛直方向に延びる回転軸16に固定されてい
る。
【0018】ステータ22は、ドーナツ状の電磁鋼板を
積層した積層体26と、この積層体26の歯部に直巻き
(集中巻き)方式により巻装されたステータコイル28
を備えている(図7)。また、ロータ24もステータ2
2と同様に電磁鋼板の積層体30で形成され、この積層
体30内に永久磁石31を挿入して構成されている。
【0019】第1の圧縮機構部32と第2の圧縮機構部
34との間には中間仕切板36が挟持されている。すな
わち、第1の圧縮機構部32と第2の圧縮機構部34
は、シリンダ閉鎖部材としての中間仕切板36と、この
中間仕切板36の下側と上側に配置されたシリンダ3
8、40と、そのシリンダ38、40内に180度の位
相差を有して回転軸16に設けた偏心部42、44と、
その偏心部42、44に嵌合されて偏心回転するローラ
46、48と、そのローラ46、48に当接してシリン
ダ38、40内をそれぞれ低圧室側と高圧室側とに区画
するベーン50(第1の圧縮機構部32のベーンは図示
せず)と、シリンダ38の下側の開口面およびシリンダ
40の上側の開口面の閉鎖と回転軸16の軸受けとを兼
ねるシリンダ閉鎖部材としての下部支持部材54および
上部支持部材56により構成される。
【0020】下部支持部材54および上部支持部材56
には、吸込ポート161、162によりシリンダ38、
40の内部とそれぞれ連通する吸込通路58、60と、
凹陥した吐出消音室62、64が形成されると共に、こ
れら両吐出消音室62、64の開口部はそれぞれカバー
により閉鎖される。すなわち、吐出消音室62は下部カ
バー66により、吐出消音室64は上部カバー68によ
り閉鎖される。
【0021】なお、下部支持部材54の中央には軸受け
54Aが貫通形成されており、この軸受け54A内面に
は筒状のブッシュ122が装着されている。また、上部
支持部材56の中央には軸受け56Aが起立形成されて
おり、この軸受け56A内面にも筒状のブッシュ123
が装着されている。これらブッシュ122、123は摩
擦抵抗の小さい材料により形成されており、回転軸16
はこれらブッシュ122、123を介して下部支持部材
54の軸受け54Aと上部支持部材56の軸受け56A
とで保持される。
【0022】また、上部支持部材56の軸受け56Aの
上端側は縮径され、その部分に筒状の永久磁石M1が嵌
め込まれて、回転軸16に環装されている。このため、
冷凍機油190に磁性を帯びた冷凍機油が使用される
と、密閉容器12内で浮遊する冷凍機油は引き寄せられ
て永久磁石M1の付近に溜まり、重力の作用により回転
軸16とブッシュ123との間に侵入し、潤滑に供され
る。
【0023】また、下部カバー66はドーナツ状をした
円形の鋼板により形成されており、周辺部の4カ所を4
本の主ボルト129によって下から下部支持部材54に
固定され、吐出ポート39により第1の圧縮機構部32
のシリンダ38内部と連通する吐出消音室62の下面開
口部を閉鎖する。この主ボルト129の先端は上部支持
部材56に螺合する。下部カバー66の内周縁は下部支
持部材54の軸受け54A内面より内方に突出してお
り、これによって、ブッシュ122の下端面は下部カバ
ー66によって保持され、脱落が防止されている(図1
0)。図11は下部支持部材54の下面を示しており、
127は吐出消音室62内において吐出ポート39を開
閉する第1の圧縮機構部32の吐出弁の装着溝である。
【0024】下部支持部材54は鉄系の焼結材料(若し
くは鋳物でも可)により形成されており、下部カバー6
6を取り付ける側の面(下面)は、平面度0.1mm以
下に加工された後、スチーム処理が加えられている。こ
のスチーム処理によって下部カバー66を取り付ける側
の面は酸化鉄となるため、焼結材料内部の孔が塞がれて
シール性が向上する。これにより、下部カバー66と下
部支持部材54間にガスケットを介設する必要が無くな
る。
【0025】なお、吐出消音室62と密閉容器12内に
おける上部カバー68の電動機構部14側は、シリンダ
38、40や中間仕切板36を貫通する孔である連通路
63により連通されている(図5)。そして、連通路6
3の上端には磁性を帯びた中間吐出管121が立設され
ており、この中間吐出管121は上方の電動機構部14
のステータ22に巻装された相隣接するステータコイル
28同士の隙間に向けられている(図7)。
【0026】また、ステータ22の下側で中間吐出管2
1の側には永久磁石M2を配設し、中間吐出管21から
冷媒と共に密閉容器12内に吐出し、ステータコイル2
8同士の間のステータ22に衝突して永久磁石M2の側
に飛散する冷凍機油190を磁力により引き寄せ、永久
磁石M2に付着した冷凍機油190の量が増加すると、
付着した冷凍機油190が重力の作用により滴下するよ
うに構成されている。
【0027】また、上部カバー68は吐出ポート41に
より第2の圧縮機構部34のシリンダ40内部と連通す
る吐出消音室64の上面開口部を閉鎖し、密閉容器12
内を吐出消音室64と電動機構部14側とに仕切る。こ
の上部カバー68は図13に示すように厚さ2mm以上
10mm以下(実施例では最も望ましい6mmとされて
いる)であって、前記上部支持部材56の軸受け56A
が貫通する孔が形成された略ドーナツ状をした円形鋼板
から形成されており、上部支持部材56との間にビード
付きのガスケット124を挟み込んだ状態で、そのガス
ケット124を介して周辺部が4本の主ボルト78によ
り、上から上部支持部材56に固定されている。この主
ボルト78の先端は下部支持部材54に螺合する。
【0028】上部カバー68を係る厚さ寸法とすること
で、密閉容器12内よりも高圧となる吐出消音室64の
圧力に十分に耐えながら、小型化を達成し、電動機構部
14との絶縁距離を確保することもできるようになる。
さらに、この上部カバー68の内周縁と軸受け56Aの
外面間にはOリング126が設けられている(図1
3)。係るOリング126により軸受け56A側のシー
ルを行うことで、上部カバー68の内周縁で十分にシー
ルを行い、ガスリークを防ぐことができるようになり、
吐出消音室64の容積拡大が図れると共に、Oリングに
より上部カバー68の内周縁側を軸受け56Aに固定す
る必要も無くなる。なお、図12において128は吐出
消音室64内において吐出ポート41を開閉する第2の
圧縮機構部34の吐出弁の装着溝である。
【0029】第1の圧縮機構部32のシリンダ38の上
側の開口面と、第2の圧縮機構部34のシリンダ40の
下側の開口面とを閉鎖する中間仕切板36内には、シリ
ンダ40内の吸込側に対応する位置に、図14、図15
に示したように外周面から内周面に至り、外周面と内周
面とを連通して給油路を形成する貫通孔131が穿設さ
れており、この貫通孔131の外周面側に封止材132
を圧入するなどして外周面側の開口を封止している。ま
た、この貫通孔131の中途部から上側に延びる連通孔
133が穿設されている。
【0030】一方、シリンダ40の吸込ポート162
(吸込側)には中間仕切板36の連通孔133に連通す
る連通孔134が穿設されている。また、回転軸16内
には図8に示したように軸中心に鉛直方向のオイル孔8
0と、このオイル孔80に連通する横方向の給油孔8
1、82が設けられており、中間仕切板36の貫通孔1
31の内周面側の開口は、これらの給油孔81、82を
介してオイル孔80に連通している。
【0031】また、回転軸16の偏心部42、44に
も、オイル孔80に連通する給油孔83、84が設けら
れている。そして、給油孔83、84が開設されている
部分には、軸方向の溝部と、その溝部と交差する周方向
の溝部が設けられている。
【0032】すなわち、給油孔83が開設されている部
分には軸方向の溝部43Aと、その溝部43Aと交差す
る周方向の溝部43Bが設けられ、給油孔84が開設さ
れている部分には軸方向の溝部45Aと、その溝部45
Aと交差する周方向の溝部45Bが設けられている。
【0033】そのため、密閉容器12の底部から回転軸
16のオイル孔80を介して汲み上げられ、例えば第2
の圧縮機構部34の偏心部44の給油孔84から吐出
し、高速回転している回転軸16の回転方向と反対側の
溝部45Bの部分に入った冷凍機油190は、回転軸1
6の回転に伴って軸方向よりも溝部45Bの終端部から
取り残されたように、回転軸16の偏心部44の外周面
とローラ48の内周面との間の周方向に入り込み易いの
で、回転負荷が大きく、そのため回転軸16の偏心部4
4と、その偏心部44に装着されるローラ48とが密着
状態で摺動してもその間に入り込んで、回転軸16の偏
心部44とローラ48との間の潤滑が効果的に行われる
(回転負荷が小さい第1の圧縮機構部32の偏心部42
の給油孔83から吐出した冷凍機油190も同様に作用
する)。
【0034】また、運転中の密閉容器12内は中間圧と
なるため、2段目の圧縮を行うために高圧となるシリン
ダ40内には冷凍機油190の供給が困難となるが、中
間仕切板36を前記構成としたことにより、密閉容器1
2内底部の貯油部から汲み上げられてオイル孔80を上
昇し、給油孔81、82から吐出した冷凍機油190
は、中間仕切板36の貫通孔131に入り、連通孔13
3、134からシリンダ40の吸込側(吸込ポート16
2)に供給され、摺動部分の潤滑に供される。
【0035】図17において、Lは第2の圧縮機構部3
4のシリンダ40の吸入側の圧力変動を示し、P1は中
間仕切板36の内周面の圧力を示す。この図にL1で示
すようにシリンダ40の吸込側の圧力(吸入圧力)は、
吸入過程においては吸入圧損により中間仕切板36の内
周面側の圧力よりも低下する。この期間に中間仕切板3
6の貫通孔131、連通孔133からシリンダ40の連
通孔134を介してシリンダ40内に給油が成されるこ
とになる。
【0036】上記したようにシリンダ38、40、中間
仕切板36、支持部材54、56およびカバー66、6
8はそれぞれ4本の主ボルト78と、主ボルト129に
より上下から締結されるが、さらに、シリンダ38、4
0、中間仕切板36、支持部材54、56は、これら主
ボルト78、129の外側に位置する補助ボルト136
により締結される(図5)。この補助ボルト136は上
部支持部材56側から挿入され、先端は下支持部材54
に螺合している。
【0037】また、この補助ボルト136は前記ベーン
50の後述するベーンスロット70の近傍に位置してい
る。このように補助ボルト136を追加して回転式圧縮
機構部18を一体化することで、内部が極めて高圧とな
ることに対するシール性の確保が成されると共に、ベー
ン50のベーンスロット70の近傍を締め付けるので、
ベーン50に加える高圧の背圧のリークも防止できるよ
うになる。
【0038】一方、シリンダ40内には前記ベーン50
を収納するベーンスロット70と、このベーンスロット
70の外側に位置してバネ部材としてのスプリング76
を収納する収納部70Aが形成されており、この収納部
70Aはベーンスロット70側と密閉容器12(容器本
体12A)側に開口している(図9)。
【0039】前記スプリング76はベーン50の外側端
部に当接し、常時ベーン50をローラ48側に付勢す
る。そして、このスプリング76の密閉容器12側の収
納部70A内には磁性を帯びたプラグ137が設けら
れ、スプリング76の抜け止めの役目を果たすと共に、
プラグ137の付近に磁性を帯びた冷凍機油190を留
め、その冷凍機油がベーン50とベーンスロット70と
の間に侵入して潤滑作用を果たすように構成されてい
る。
【0040】この場合、プラグ137の外寸は収納部7
0Aの内寸よりも小さく設定され、プラグ137は収納
部70A内に隙間嵌めにより挿入される。また、プラグ
137の周面にはそのプラグ137と収納部70Aの内
面間をシールするためのOリング138が取り付けられ
ている。そして、シリンダ40の外端、すなわち、収納
部70Aの外端と密閉容器12の容器本体12A間の間
隔は、Oリング138からプラグ137の密閉容器12
側の端部までの距離よりも小さく設定されている。そし
て、ベーン50のベーンスロット70に連通する図示し
ない背圧室には第2の圧縮機構部34の吐出圧力である
高圧が背圧として加えられる。従って、プラグ137の
スプリング76側は高圧、密閉容器12側は中間圧とな
る。
【0041】係る寸法関係としたことにより、プラグ1
37を収納部70A内に圧入固定する場合のように、シ
リンダ40が変形して上部支持部材56との間のシール
性が低下し、性能劣化を招く不都合を未然に回避するこ
とができるようになる。また、係る隙間嵌めであって
も、シリンダ40と密閉容器12間の間隔をOリング1
38からプラグ137の密閉容器12側の端部までの距
離よりも小さく設定しているので、スプリング76側の
高圧(ベーン50の背圧)によってプラグ137が収納
部70Aから押し出される方向に移動しても、密閉容器
12に当接して移動が阻止された時点で依然Oリング1
38は収納部70A内に位置してシールするので、プラ
グ138の機能には何ら問題は生じない。
【0042】ところで、回転軸16と一体に180度の
位相差を持って形成される偏心部42、44の相互間を
連結する連結部90は、その断面形状を回転軸16の円
形断面より断面積を大きくして剛性を持たせるために非
円形状の例えばラグビーボール状とされている(図1
8)。すなわち、回転軸16に設けた偏心部42、44
を連結する連結部90の断面形状は偏心部42、44の
偏心方向に直交する方向でその肉厚を大きくしている
(図中ハッチングの部分)。
【0043】これにより、回転軸16に一体に隣設され
た偏心部42、44を連結する連結部90の断面積が大
きくなり、断面2次モーメントを増加させて強度(剛
性)を増し、耐久性と信頼性を向上させている。特に使
用圧力の高い冷媒を2段圧縮する場合、高低圧の圧力差
が大きいために回転軸16に作用する負荷も大きくなる
が、連結部90の断面積を大きくしてその強度(剛性)
を増し、回転軸16が弾性変形してしまうのを防止して
いる。
【0044】この場合、下側の偏心部42の中心をO1
とし、上側の偏心部44の中心をO2とすると、偏心部
42の偏心方向側の連結部90の面の円弧の中心はO
1、偏心部44の偏心方向側の連結部90の面の円弧の
中心はO2となる。これにより、回転軸16を切削加工
機に固定して偏心部42、44と連結部90を切削加工
する際、偏心部42を加工した後、半径のみを変更して
連結部90の一面を加工し、固定位置を変更して連結部
90の他面を加工し、半径のみを変更して偏心部44を
加工すると云う作業が可能となる。これにより、回転軸
16を固定し直す回数が減少して生産性が著しく改善さ
れるようになる。
【0045】密閉容器12の容器本体12Aの湾曲した
側面の、下部支持部材54と上部支持部材56の吸込通
路58、60、吐出消音室64および上部カバー68の
上側(電動機構部14の下端に略対応する位置)に対応
する位置に、円筒状のスリーブ141〜144が溶接固
定されている。スリーブ142はスリーブ141と略9
0度ずれた位置に設けられ、スリーブ143はスリーブ
141の上側に設けられ、スリーブ144はスリーブ1
41と略対向する位置に設けられている。
【0046】そして、スリーブ141内には第1の圧縮
機構部32のシリンダ38に冷媒ガスを導入するための
冷媒導入管92の一端が挿入接続され、この冷媒導入管
92の一端はシリンダ38の吸込通路58に連通されて
いる。この冷媒導入管92の他端はアキュムレータ20
4の下端に接続される。
【0047】また、スリーブ143内には第2の圧縮機
構部34のシリンダ40に冷媒ガスを導入するための冷
媒導入管94の一端が挿入接続され、この冷媒導入管9
4の一端はシリンダ40の吸込通路60に連通されてい
る。この冷媒導入管94は密閉容器12の上側を通過し
てスリーブ142から延設され、他端はスリーブ142
内に挿入接続されて密閉容器12内に連通している。ま
た、スリーブ144内には冷媒吐出管96が挿入接続さ
れ、この冷媒吐出管96の一端は吐出消音室64に連通
されている。
【0048】アキュムレータ204は吸込冷媒の気液分
離を行うタンクであり、密閉容器12の容器本体12A
の上部側面に溶接固定された密閉容器側のブラケット1
47にアキュムレータ204側のブラケット205を介
するなどして密閉容器12の側方に設置される。
【0049】スリーブ141に挿入接続する冷媒導入管
92と、スリーブ143に挿入接続する冷媒導入管94
とは、スリーブ141、143の近傍では互いに反対側
に引き回されている。すなわち、図4に示したようにア
キュムレータ204から延設される冷媒導入管92は図
面右方向に屈曲してスリーブ141に至り、他方の冷媒
導入管94は図面左方向に屈曲してスリーブ143に至
るように構成され、これによりアキュムレータ204の
上下寸法を拡大して容積を増やしても、冷媒導入管9
2、94が相互に干渉することはない。
【0050】また、スリーブ141の外周部にはネジ溝
151が形成されており、スリーブ142、143、1
44の外周部には鍔部152が形成されている。そし
て、このネジ溝151には気密試験配管接続用のコネク
タがネジ止め可能とされ、鍔部152には気密試験配管
接続用のカプラが着脱自在に係合可能とされている。
【0051】このような構成としたことで、図示しない
圧搾空気生成装置からの気密試験配管をカプラやコネク
タを用いて簡単に接続することができるようになるの
で、短時間で気密試験を終えることができるようにな
る。特に、上下方向で隣接するスリーブ141と143
は、一方のスリーブ141にネジ溝151が、他方のス
リーブ143に鍔部152が形成されているので、コネ
クタに比較して寸法の大きいカプラを二つ隣接して取り
付ける状況となることがなくなり、スリーブ141と1
43の間隔が狭い場合にもその狭い空間を利用して気密
試験配管を各スリーブ141、143に接続可能とな
る。
【0052】この圧縮機10の冷媒としては、例えば地
球環境に優しく、また不燃性であり、且つ、毒性のない
こと、などを満足するものとして、自然冷媒である炭酸
ガスの一例としての二酸化炭素(CO2)を使用し、潤
滑油としての冷凍機油190としては、磁性を帯びた潤
滑オイル、例えば表面を界面活性剤により処理された直
径10nm程度の強磁性微粒子を分散させて磁性を帯び
させたパラフィン系油、ナフテン系油、芳香族系油、オ
レフィン油、ポリブテン油、アルキルベンゼン油、脂肪
酸エステル油、ポリアルキレングリコール油、フェニル
エーテル油、パーフルオロポリエーテル油、パーフルオ
ロカーボン油、リン酸エステル油、シリコーン油、ケイ
酸エステル油、テトラアルキルシリコーン油などが使用
される。
【0053】実施例に示した上記構成の圧縮機10は、
例えば図19に示すような車載用冷房装置200の冷媒
回路で使用される。すなわち、圧縮機10の冷媒吐出管
96は空冷式などのガスクーラ201の入口に接続され
る。そして、このガスクーラ201を出た冷媒管は減圧
装置としての膨張弁202を経て蒸発器203の入口に
接続され、蒸発器203の出口に冷媒導入管92が接続
される。なお、図19ではアキュムレータ204は省略
されている。
【0054】次に、図19に示した冷房装置200の動
作を説明する。圧縮機10のターミナル20および図示
しない配線を介して電動機構部14のステータコイル2
8に通電すると、電動機構部14が起動してロータ24
が回転する。この回転により回転軸16と一体に設けた
偏心部42、44に嵌合されているローラ46、48が
シリンダ38、40内で偏心回転する。
【0055】このため、冷媒導入管92および下部支持
部材54に形成された吸込通路58を経由して吸込ポー
ト161からシリンダ38の低圧室側に吸入された低圧
(一段目吸入圧LP:4MPaG)の冷媒ガスは、ロー
ラ46とベーン50の動作により圧縮されて中間圧(M
P1:8MPaG)となりシリンダ38の高圧室側より
吐出ポート39、下部支持部材54に形成された吐出消
音室62から連通路63を経て中間吐出管121から密
閉容器12内に吐出される。
【0056】このとき、冷媒と共に中間吐出管121か
ら密閉容器12内に吐出する磁性を帯びた冷凍機油19
0は、一部ではあるが磁性を帯びた中間吐出管121に
引き寄せられて付着する。そして、中間吐出管121の
内壁面に付着した冷凍機油190は中間吐出管121内
を高速で吹き上がっている冷媒により押し上げられ、す
なわち中間吐出管121の内壁面を伝って上昇し、中間
吐出管121の上端部に至った後、その外壁面を伝って
降下するので、密閉容器12内から冷媒と共にスリーブ
142を通って機外に排出される冷凍機油190の量が
減少する。
【0057】また、中間吐出管21から冷媒と共に吐出
してステータコイル28同士の間のステータ22に衝突
して飛散した冷凍機油190の一部は永久磁石M1に引
き寄せられ、他の一部は永久磁石M2に引き寄せられ、
それぞれに付着する。
【0058】そして、永久磁石M1に付着した冷凍機油
190の内の回転軸16側の冷凍機油190が、重力の
作用により回転軸16とブッシュ123との間に侵入
し、潤滑に供される。また、永久磁石M2に付着した冷
凍機油190は、その量が増加すると重力の作用により
滴下するので、密閉容器12内から冷媒と共にスリーブ
142を通って機外に排出される冷凍機油190の量が
減少する。
【0059】また、中間吐出管121は上方の電動機構
部14のステータ22に巻装された相隣接するステータ
コイル28同士の隙間に指向しているので、未だ比較的
温度の低い冷媒ガスを電動機構部14方向に積極的に供
給でき、電動機構部14の温度上昇が抑制される。ま
た、これによって、密閉容器12内は中間圧(MP1)
となる。
【0060】そして、密閉容器12内の中間圧の冷媒ガ
スは、スリーブ142から出て(中間吐出圧は前記MP
1)冷媒導入管94および上部支持部材56に形成され
た吸込通路60を経由して吸込ポート162からシリン
ダ40の低圧室側に吸入される(2段目吸入圧MP
2)。吸入された中間圧の冷媒ガスは、ローラ48とベ
ーン50の動作により2段目の圧縮が行なわれて高温高
圧の冷媒ガスとなり(2段目吐出圧HP:12MPa
G)、高圧室側から吐出ポート41を通り上部支持部材
56に形成された吐出消音室64、冷媒吐出管96を経
由してガスクーラ201内に流入する。このときの冷媒
温度は略100℃まで上昇しており、係る高温高圧の冷
媒ガスは放熱して冷却され、ガスクーラ201を出る。
【0061】そして、膨張弁202で減圧された後、蒸
発器203に流入して蒸発する。この蒸発器203にお
ける蒸発時に冷媒が周囲から奪う気化熱により、車内の
空気が冷却されて冷房が行われる。蒸発器203で蒸発
した冷媒蒸気はアキュムレータ204(図19では示し
ていない)を経て冷媒導入管92から第1の圧縮機構部
32内に吸い込まれるサイクルを繰り返す。
【0062】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸
脱しない範囲で各種の変形実施が可能である。
【0063】例えば、永久磁石を第2の圧縮機構部34
であれば(第1の圧縮機構部32も同様)、図16、図
20に示したように、シリンダ40のベーンスロット7
0の部分とベーン50との摺動部分、例えばm1、m2
で示した部位の何れか一方、またはその両方に永久磁石
を配設する。また、ベーン50と上部支持部材56との
摺動部分、例えばm3、m4で示した部位の何れか一
方、またはその両方に永久磁石を設ける。また、ベーン
50と中間仕切板36との摺動部分、例えばm5、m6
で示した部分の何れか一方、またはその両方に永久磁石
を設ける。また、ローラ48の上端面と上部支持部材5
6との摺動部分、例えばm7、m8で示した部分の何れ
か一方、またはその両方に永久磁石を設ける。また、ロ
ーラ48の下端面と中間仕切板36との摺動部分、例え
ばm9、m10で示した部分の何れか一方、またはその
両方に永久磁石を設けるまた、ローラ48の外周面とシ
リンダ40の内周面との摺動部分、例えばm11、m1
2で示した部分の何れか一方、またはその両方に永久磁
石を設ける。また、ローラ48の内周面と回転軸16の
偏心部44外周面との摺動部分、例えばm13、m14
で示した部分の何れか一方、またはその両方に永久磁石
を設けることも可能である。圧縮機10内部の各摺動部
分に上記のように永久磁石を設置することで、摺動部分
のオイル保持量が増加でき、密閉容器12から吐出する
冷凍機油190の量が削減でき、その結果として密閉容
器12内に蓄えておくべき冷凍機油190の量が削減で
きる。
【0064】また、本発明は上記内部中間圧型多段圧縮
式の圧縮機に限らず、単一シリンダの内部高圧型の圧縮
機にも有効である。例えば、図21に示したようにシリ
ンダ38のみを備えた回転式の圧縮機10Bにおいて
は、密閉容器12から機外に冷媒が排出される冷媒吐出
管96の入口部の周囲に永久磁石M3を設け、磁性を帯
びた冷凍機油190の一部を永久磁石M3に引き寄せて
付着・滴下させ、冷媒と共に機外に排出される冷凍機油1
90の量を削減するようにして良い。
【0065】さらに、ガスクーラ201で高温高圧の冷
媒ガスが放熱する熱の利用を可能に構成して、圧縮機1
0を、暖房運転も可能な空調装置の圧縮機として使用
する、給湯装置の圧縮機として使用する、ことなども
可能である。
【0066】また、この圧縮機10を冷凍装置の圧縮機
として使用するときには、冷媒としてハイドロフルオロ
カーボン(HFC)、ハイドロクロロフルオロカーボン
(HCFC)などが使用されても良い。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜8に係
わる本発明の圧縮機は、磁性を帯びた冷凍機油を使用す
ると共に、摺動部の近傍に磁石を配置したものであるの
で、機内で浮遊している冷凍機油を磁石の磁力によって
摺動部分に引き寄せることが可能であり、したがって摺
動部で冷凍機油が不足すると云った不都合はなくなる。
【0068】また、請求項9、10に係わる本発明の圧
縮機は、磁性を帯びた冷凍機油を使用すると共に、密閉
容器内の冷媒などの圧縮気体が通過する近傍に磁石を配
置したものであるので、圧縮気体と共に搬送される冷凍
機油を磁力によって磁石を設けた部分に留めることが可
能であり、したがって圧縮機から機外に排出される冷凍
機油の量を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内部中間圧型の回転式2段圧縮機の縦
断面図である。
【図2】図1の圧縮機の回転軸を軸支する部分の拡大説
明図
【図3】図1の圧縮機の正面図である。
【図4】図1の圧縮機の側面図である。
【図5】図1の圧縮機のもう一つの縦断面図である。
【図6】図1の圧縮機のさらにもう一つの縦断面図であ
る。
【図7】図1の圧縮機の電動機構部部分の平断面図であ
る。
【図8】図1の圧縮機の回転式圧縮機構部の拡大断面図
である。
【図9】図1の圧縮機の第2の圧縮機構部のベーン部分
の拡大断面図である。
【図10】図1の圧縮機の下部支持部材および下部カバ
ーの断面図である。
【図11】図1の圧縮機の下部支持部材の下面図であ
る。
【図12】図1の圧縮機の上部支持部材および上部カバ
ーの上面図である。
【図13】図1の圧縮機の上部支持部材および上カバー
の断面図である。
【図14】図1の圧縮機の中間仕切板の上面図である。
【図15】図14のA−A線断面図である。
【図16】図1の圧縮機のシリンダの上面図である。
【図17】図1の圧縮機のシリンダの吸入側の圧力変動
を示す図である。
【図18】図1の圧縮機の回転軸の連結部を示す断面説
明図である。
【図19】図1の圧縮機を適用した空調装置の冷媒回路
図である。
【図20】永久磁石が設置される圧縮機構部の摺動部分
を示す断面説明図である。
【図21】本発明の内部高圧型の回転式圧縮機の縦断面
図である。
【図22】従来技術を示す説明図である。
【符号の説明】
10、10B、10X (回転式)圧縮機 12 密閉容器 12A 容器本体 12B エンドキャップ 14 電動機構部 16 回転軸 18 回転式圧縮機構部 20 ターミナル 22 ステータ 24 ロータ 26 積層体 28 ステータコイル 30 積層体 31 永久磁石 32 第1の圧縮機構部 34 第2の圧縮機構部 36 中間仕切板 38、40 シリンダ 39、41 吐出ポート 42 偏心部 43A、43B 溝部 44 偏心部 45A、45B 溝部 46、48 ローラ 50 ベーン 54 下部支持部材 56 上部支持部材 58、60 吸込通路 62 吐出消音室 63 連通路 64 吐出消音室 66 下部カバー 68 上部カバー 70 ベーンスロット 70A 収納部 76 スプリング(バネ部材) 78、129 主ボルト 80 オイル孔 81、82、83、84 給油孔 90 連結部 92、94 冷媒導入管 96 冷媒吐出管 121 中間吐出管 131 貫通孔(給油路) 132 封止材 133、134 連通孔 137 プラグ 138 Oリング 141、142、143、144 スリーブ 147、205 ブラケット 152 鍔部 151 ネジ溝 161、162 吸込ポート 190 冷凍機油 200 空調装置 201 ガスクーラ 202 膨張弁 203 蒸発器 204 アキュムレータ M1、M2、M3 永久磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 孝 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会 社内 (72)発明者 松浦 大 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会 社内 (72)発明者 里 和哉 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会 社内 (72)発明者 松森 裕之 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会 社内 (72)発明者 江原 俊行 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会 社内 (72)発明者 斎藤 隆泰 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会 社内 (72)発明者 山崎 晴久 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会 社内 (72)発明者 只野 昌也 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会 社内 (72)発明者 今井 悟 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会 社内 Fターム(参考) 3H029 AA01 AA04 AA11 AA12 AA13 AB03 BB01 BB04 BB44 CC17 CC19 CC20 CC38

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転式の圧縮機構部と、その圧縮機構部
    に回転軸を介して回転動力を付与する電動機構部とを密
    閉容器内に備えた回転式圧縮機において、圧縮機構部の
    摺動部分に供給される潤滑油が磁性を備えていることを
    特徴とする回転式圧縮機。
  2. 【請求項2】 摺動部材の近傍に磁石が配置されたこと
    を特徴とする請求項1記載の回転式圧縮機。
  3. 【請求項3】 ベーンの背圧導入路近傍に磁石が配置さ
    れたことを特徴とする請求項1記載の回転式圧縮機。
  4. 【請求項4】 回転軸の支持部近傍に磁石が配置された
    ことを特徴とする請求項1記載の回転式圧縮機。
  5. 【請求項5】 ベーンとシリンダのベーンスロットとの
    摺動部分に磁石が配置されたことを特徴とする請求項1
    記載の回転式圧縮機。
  6. 【請求項6】 ベーンとシリンダ封止部材との摺動部分
    に磁石が配置されたことを特徴とする請求項1記載の回
    転式圧縮機。
  7. 【請求項7】 シリンダ閉鎖部材とシリンダ内で摺動す
    るローラ端面との摺動部分に磁石が配置されたことを特
    徴とする請求項1記載の回転式圧縮機。
  8. 【請求項8】 シリンダ内で摺動するローラの外周面、
    内周面の少なくとも何れか一方の摺動部分に磁石が配置
    されたことを特徴とする請求項1記載の回転式圧縮機。
  9. 【請求項9】 圧縮気体が密閉容器内に吐出する吐出部
    近傍に磁石が配置されたことを特徴とする請求項1記載
    の回転式圧縮機。
  10. 【請求項10】 圧縮気体が密閉容器から吐出する吐出
    部近傍に磁石が配置されたことを特徴とする請求項1記
    載の回転式圧縮機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006300048A (ja) * 2005-03-24 2006-11-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 密閉型圧縮機

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