JP2003161117A - 電力供給消費システム - Google Patents

電力供給消費システム

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JP2003161117A
JP2003161117A JP2001363332A JP2001363332A JP2003161117A JP 2003161117 A JP2003161117 A JP 2003161117A JP 2001363332 A JP2001363332 A JP 2001363332A JP 2001363332 A JP2001363332 A JP 2001363332A JP 2003161117 A JP2003161117 A JP 2003161117A
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electric power
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Kenkichi Nakaoka
健吉 中岡
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Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
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Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力を効率的に供給して消費できる電力供給
消費システムを提供する。 【解決手段】 電力供給消費システムSは、電力を受け
る受電部Eと、この受電部Eから供給される電力を消費
して駆動する駆動部M1〜Mnと、この駆動部M1〜M
nから排出される熱を使用して電力を発生させ且つこの
発生した電力を再び受電部Eまたは駆動部M1〜Mnに
供給する電力発生装置1とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工場等において電
力を効率的に供給して消費するための電力供給消費シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、工場で使用される電力は、電力
会社(発電所)からの供給に依存している。図6は、工
場における電力の供給形態を示している。図示のよう
に、板金加工工場等の工場Aは、送電線Bおよび変電所
Cを介して、発電所(電力会社)Dに接続されている。
また、工場Aは、受電設備Eと、例えば板金加工を行な
うために必要な各種のマシンM1〜Mnとを備えてお
り、発電所Dから送電線Bおよび変電所Cを介して供給
される電力を受電設備Eにより受けて、これを各マシン
M1〜Mnの作動のために使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示される一般的な電力供給形態では、幾つかの問題が生
じる。すなわち、発電所Dでは最大消費に見合った設備
や稼動が必要であるため、結果として、発生電力が過剰
になる。また、電力を送電線Bにより長い距離にわたっ
て送らなければならないため、電力の損失が大きい。更
に、工場A内においても、無効なエネルギが熱等になっ
て放出される。
【0004】このように、発電、送電、受電、消費を伴
う一般的な電力供給形態では、多くのエネルギが無駄に
なるとともに、COや熱が発生して、地球温暖化や自
然破壊を加速させている。
【0005】また、昨今では、資源の再利用(リサイク
ル)が叫ばれており、ハイブリッドカーや省エネルギ商
品などが多く販売されている。
【0006】本発明は、前記事情に着目してなされたも
ので、電力を効率的に供給して消費できる電力供給消費
システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に記載された電力供給消費システムは、電
力を受ける受電部と、この受電部から供給される電力を
消費して駆動する駆動部と、この駆動部から排出される
熱を使用して電力を発生させ且つこの発生した電力を再
び前記受電部または前記駆動部に供給する電力発生装置
とを備えていることを特徴とする。
【0008】この請求項1に記載された電力供給消費シ
ステムにおいては、駆動部の排熱を利用して発電し、消
費電力の一部として賄うことができる。したがって、電
力使用量が減少し、稼動コストを低減できる。すなわ
ち、電力を効率的に供給して消費できる。また、このよ
うに、無効エネルギ(排熱)を再利用してエネルギの利
用効率を上げることができれば、地球環境に悪影響を及
ぼすCOや熱等の発生を最小限にでき、環境保護の一
助にもなる。
【0009】また、請求項2に記載された電力供給消費
システムは、請求項1に記載された電力供給消費システ
ムにおいて、前記電力発生装置は、所定の液体媒質が貯
留され且つ気化した媒質を冷却して液化させる液化室
と、前記駆動部の排熱部に対向して設置され且つ前記排
熱部からの熱によって前記媒質を気化させる気化室と、
前記気化室と前記液化室とを接続し且つ前記気化室で気
化された気体を前記液化室に向けて対流させる対流路
と、前記対流路を介すことなく前記気化室と前記液化室
とを直接に連通させ且つ前記液化室に貯留された媒質を
前記気化室に供給する連通部とを有するチャンバと、前
記チャンバの前記対流路中に設けられ、前記対流路中を
対流する気体の運動エネルギによって動作する駆動体
と、前記駆動体の動力によって駆動して電力を発生する
発電機とを具備することを特徴とする。
【0010】この請求項2に記載された電力供給消費シ
ステムにおいては、未使用エネルギを利用することな
く、また、環境破壊物質等を生成することなく、無効な
エネルギとして排出される排熱をエネルギ源として有効
利用して電力に戻すことができる。すなわち、エネルギ
のリサイクルに近い形態を実現することができ、省エネ
ルギおよび環境保護の一助となる。
【0011】また、請求項3に記載された電力供給消費
システムは、請求項1または請求項2に記載された電力
供給消費システムにおいて、自家発電設備を更に備えて
いることを特徴とする。
【0012】この請求項3に記載された電力供給消費シ
ステムにおいては、自家発電設備によって、電力会社か
らの送電ロスを低減することができるとともに、電力消
費量を低減できる。また、電力会社に電力を販売するこ
ともできる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施形態について説明する。図1および図2は本発明の
第1の実施形態を示している。図1に示されるように、
本実施形態に係る電力供給消費システムSは、例えば板
金加工工場Aにおいて適用されている。工場A内には、
電力会社から供給される外部電力を受けるキュービクル
等の受電設備(受電部)Eと、ベンダー、NCT、レー
ザ加工機等の複数のマシン(駆動部)M1〜Mnとが設
けられている。これらの受電設備EおよびマシンM1〜
Mnは電力供給消費システムSの一部を構成している。
すなわち、受電設備Eは、受けた電力をマシンM1〜M
nに供給するとともに、マシンM1〜Mnは、受電設備
Eから供給される電力を消費して駆動する。また、各マ
シンM1〜Mnには、マシンM1〜Mnから排出される
熱(排熱)を使用して電力を発生させる電力発生装置1
が設けられている。
【0014】図2に示されるように、電力発生装置1
は、受電設備EおよびマシンM1〜Mnとともに電力供
給消費システムSを構成しており、エネルギ再生チャン
バ2と、エネルギ再生チャンバ2によって得られたエネ
ルギによって駆動する発電機4とを備えている。なお、
発電機4は、マシンM1〜Mnまたは別の負荷(蓄電池
等であっても良い)50に接続される。
【0015】チャンバ2は、マシンM1〜Mnの高温部
すなわち排熱部40に対向して設置される気化室10
と、所定の媒質30が貯留される液化室12と、気化室
10と液化室12とを接続し且つ気化室10で気化され
た気体を液化室12に向けて対流させる対流路14とを
有している。対流路14中には、対流路14中を対流す
る気体の運動エネルギによって回転動作する駆動体とし
ての蒸気タービン16が設けられている。また、タービ
ン16には、タービン16の回転力を発電機4の駆動部
4aに伝達する伝達軸18が連結されている。
【0016】また、気化室10と液化室12は、対流路
14を介すことなく、連通部20によって直接に連通し
ている。連通部20は、液化室12に貯留された媒質
(液体)30を気化室10に供給する。また、連通部2
0は、媒質30を気化室10に殆ど貯めることなく且つ
気化室10に伝達される高温部(排熱部)40からの熱
により媒質30を効率的に気化させることができる量だ
け気化室10に液体媒質30を供給する。
【0017】液化室12に貯留される媒質30は、常温
常圧近傍に沸点を有する液体であることが望ましい。例
えば、水(沸点100℃)、イソプレン(沸点33
℃)、ジエチルエーテル(沸点35℃)、ジメチルブタ
ン(沸点50℃)などが好適である。また、チャンバ2
内は、媒質30を略沸騰状態とする圧力に保たれてい
る。例えば、水の沸点は1気圧では100℃であるが、
減圧すれば、数十℃に下げられる。そのため、チャンバ
2内の圧力を媒質30の沸点に応じて適宜調整すれば、
排熱部40が過度に高温でなくても、気化室10で媒質
30を十分に気化させることができる。したがって、一
般には、排熱部40は、約40℃以上であれば良い(一
般の機械等は、50℃〜90℃となる部分がかなり多
い)。
【0018】次に、上記構成の電力供給消費システムS
の作用について説明する。電力会社等から受電設備Eに
供給された電力は、マシンM1〜Mnの駆動のために使
用される。各マシンM1〜Mnは、駆動と同時に、無効
エネルギとしての熱を排出する。また、この排出された
熱は、電力発生装置1によって電力に戻される。以下、
そのメカニズムについて説明する。
【0019】まず、液化室12に貯留されている媒質3
0が連通部20を通じて気化室10に供給されると、気
化室10は、各マシンM1〜Mnの高温部(排熱部)4
0からの排熱を吸収して媒質30を気化させる。気化さ
れた媒質(蒸気)30は、図2中に矢印で示されるよう
に、対流路14中を液化室12に向かって流れ、その運
動エネルギによって対流路14内に設けられた蒸気ター
ビン16を回転させる。
【0020】また、タービン16が回転すると、その回
転力は、伝達軸18を介して発電機4の駆動部4aに伝
達される。したがって、発電機4は、タービン16から
伝達された回転力によって発電し、その電力を再び各マ
シンM1〜Mnや他の負荷50に供給してこれらを駆動
させることができる。一方、タービン16を通過した気
体媒質30は、例えば常温に置かれた液化室12で冷却
されて液化し、液化室12に貯留されるとともに、次の
気化室10への供給に備える。なお、冷却部55を設
け、強制冷却し、液化させても良い。
【0021】以上説明したように、本実施形態の電力供
給消費システムSは、電力を受ける受電設備Eと、この
受電設備Eから供給される電力を消費して駆動するマシ
ンM1〜Mnと、これらのマシンM1〜Mnから排出さ
れる熱を使用して電力を発生させ且つこの発生した電力
を再び受電設備EまたはマシンM1〜Mnに供給する電
力発生装置1とを備えている。すなわち、本実施形態の
電力供給消費システムSは、マシンM1〜Mnの排熱を
利用して発電し、工場消費電力の一部として賄うように
なっている。したがって、電力使用量が減少し、稼動コ
ストを低減できる。すなわち、本実施形態の電力供給消
費システムSによれば、電力を効率的に供給して消費で
きる。また、このように、無効エネルギ(排熱)を再利
用してエネルギの利用効率を上げることができれば、地
球環境に悪影響を及ぼすCOや熱等の発生を最小限に
でき、環境保護の一助にもなる。
【0022】また、本実施形態の電力供給消費システム
Sにおける電力発生装置1は、所定の液体媒質30が貯
留され且つ気化した媒質30を冷却して液化させる液化
室12と、媒質30の沸点近傍の温度雰囲気を形成する
排熱を発生させる熱源としての排熱部40に対向して設
置され且つ排熱部40からの熱によって媒質30を気化
させる気化室10と、気化室10と液化室12とを接続
し且つ気化室10で気化された気体を液化室12に向け
て対流させる対流路14と、対流路14を介すことなく
気化室10と液化室12とを直接に連通させ且つ液化室
12に貯留された媒質30を気化室10に供給する連通
部20とによって形成されるチャンバ2を備えるととも
に、チャンバ2の対流路14中に設けられ且つ対流路中
14を対流する気体の運動エネルギによって動作する駆
動体としてのタービン16と、タービン16の動力によ
って駆動して電力を発生する発電機4とを備えている。
【0023】したがって、媒質30は、気化および液化
を繰り返しながら、タービン16にエネルギを与え続け
ることができる。そのため、未使用エネルギを利用する
ことなく、また、環境破壊物質等を生成することなく、
無効なエネルギとして排出される排熱をエネルギ源とし
て有効利用して電力に戻すことができる。すなわち、エ
ネルギのリサイクルに近い形態を実現することができ、
省エネルギおよび環境保護の一助となる。
【0024】図3には、電力発生装置の変形例が示され
ている。図示のように、この変形例に係る電力発生装置
1Aは、エネルギ再生チャンバを形成するハウジング2
Aと、ハウジング2A上に設置され且つハウジング2A
によって得られたエネルギによって駆動する発電機4A
とを備えている。
【0025】ハウジング2Aの内部は、隔壁70によっ
て下側の気化室10Aと上側の液化室12Aとに区画さ
れている。この場合、気化室10Aは、マシンM1〜M
nの高温部すなわち排熱部40に対向して設置される。
また、液化室12A内には、所定の媒質30が貯留され
ている。また、隔壁70は、気化室10Aと液化室12
Aとを接続し且つ気化室10Aで気化された気体を液化
室12Aに向けて対流させる対流路14Aを形成してい
る。また、対流路14A中には、対流路14A中を対流
する気体の運動エネルギによって回転動作する駆動体と
しての蒸気タービン16Aが設けられている。タービン
16Aの回転軸72は、ハウジング2Aに設けられた軸
受74によって回転可能に支持されている。また、回転
軸72の一端部は、ハウジング2Aから発電機4内へと
延びて、発電機4の回転駆動部4bの回転軸を兼ねてい
る。
【0026】また、気化室10Aと液化室12Aは、対
流路14Aを介すことなく、連通部20Aによって直接
に連通している。連通部20Aは、液化室12に貯留さ
れた媒質(液体)30を制御バルブ80を介して気化室
10Aに供給する。この場合、制御バルブ80は、媒質
30を気化室10Aに殆ど貯めることなく且つ気化室1
0Aに伝達される高温部(排熱部)40からの熱により
媒質30を効率的に気化させることができる量だけ気化
室10Aに液体媒質30を供給する。なお、図3におい
ては気化室10Aの左側にのみ供給しているように見え
るが、図示の煩雑さを避けるための便方にて、気化室1
0Aに均等に供給できるよう複数等配とする。
【0027】ハウジング2A内は、媒質30を略沸騰状
態とする圧力に保たれている。また、ハウジング2Aに
は、液化室12Aの外側上部に、冷却部55が設けられ
ている。この冷却部55は、その凹状の収容部55a内
に冷却水59を貯留しており、ハウジング2Aの壁部を
通じて冷却水59またはその気化熱等により液化室12
Aの内壁を冷却する。無論、自然冷却によって液化室1
2Aを冷却しても良い。
【0028】次に、上記構成の電力発生装置1Aの作用
について説明する。まず、液化室12Aに貯留されてい
る媒質30が制御バルブ80を通じて気化室10Aに供
給されると、気化室10Aは、高温部(排熱部)40か
らの排熱を吸収して媒質30を気化させる。気化された
媒質(蒸気)30は、膨張して、図中に矢印で示される
ように、対流路14A中を液化室12Aに向かって上昇
拡散し、その運動エネルギによって対流路14A内に設
けられた蒸気タービン16Aを回転させる。
【0029】また、タービン16Aが回転すると、回転
軸72を介して発電機4の回転駆動部4bも回転する。
したがって、発電機4は、回転駆動部4bの回転力によ
って発電し、その電力を再び各マシンM1〜Mnや他の
負荷50に供給してこれらを駆動させることができる。
一方、タービン16Aを通過した気体媒質30は、冷却
部55によって冷却される冷却室12Aの内壁によって
熱を奪われて液化し、液化室12Aに貯留されるととも
に、次の気化室10Aへの供給に備える。
【0030】図4は、図2または図3の電力発生装置
1,1Aを、マシンM1〜Mnのうちの1つであるCO
レーザ発振器に対して設置した形態を示している。図
示のように、COレーザ発振器100は、プラズマ形
成室102と、プラズマ形成室102のガス導出部10
2aとガス導入部102bとを接続し且つレーザ媒質で
あるガス(CO、N、He等の混合ガス)をブロワ
104を介して循環させる循環路106とを備えてい
る。プラズマ形成室102では、電源110に接続され
た放電電極108によってプラズマが発生される。
【0031】このようなCOレーザ発振器100で
は、プラズマ形成室102のガス導出部102aに近い
循環路106の部位で、レーザ媒質であるガスの温度が
高い。そのため、本実施形態では、この高温ガスが流れ
る循環路106の部位を排熱部40として利用し、排熱
部40と対向するように図2または図3の電力発生装置
1,1Aを設置している。この場合、気化室10,10
Aが排熱部40に対向されることは言うまでもない。
【0032】図5は本発明の第2の実施形態を示してい
る。図示のように、本実施形態に係る電力供給消費シス
テムS’は、第1の実施形態の構成に加え、LPG、L
NG、石油などを用いた自家発電設備200を更に備え
ている。この場合、自家発電設備200は、電力発生装
置1,1Aを有しており、受電設備Eに対する電力供給
ラインの途中に設けられている。なお、それ以外の構成
は第1の実施形態と同一であるため、同一符号を付して
その説明を省略する。
【0033】このような構成によれば、自家発電設備2
00によって、電力会社からの送電ロスを低減すること
ができるとともに、電力消費量を低減できる。また、電
力会社に電力を販売することもできる。
【0034】なお、本発明は、前述した実施形態に限定
されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施でき
ることは言うまでもない。例えば、前述した電力発生装
置1,1Aや自家発電設備200とともに、太陽電池、
エンジン発電機(ガス、石油、石炭等を燃料とするも
の)、風力発電機、熱起電力を利用する発電装置、燃料
電池などを使用しても良い。また、電力発生装置1,1
Aから電力が供給される負荷50としては、照明や換気
扇、マシンM1〜Mnの周辺装置(コンベア、集塵機な
ど)を挙げることができる。また、電力発生装置1,1
Aからの電力をバッテリやフライホイールに蓄えたり、
電力会社へ販売したり、あるいは、温水のために利用し
ても良い。
【0035】また、前述した実施形態では、気体媒質3
0の運動エネルギによって動作する駆動体として、ター
ビン16が採用されているが、タービン16の代わり
に、ピストン等の往復運動を行なう駆動体を採用しても
良い。また、タービン16は、気相中に設置されている
が、対流エネルギとして取り出すことができれば、液相
中に設置しても構わない。また、発電機4は直動型のも
のであっても良い。また、電力発生装置1,1Aは、マ
シンM1〜Mnの高温部以外に、チラーの高温排気、油
圧ユニットの高温油等の熱を吸収して(ヒートパイプ等
で集熱しても良い)電力に変換しても良い。また、前述
した実施形態では、各マシンM1〜Mnに対応して電力
発生装置1,1Aが設けられているが、1つの電力発生
装置を複数のマシンで共用しても良い。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載さ
れた電力供給消費システムによれば、駆動部の排熱を利
用して発電し、消費電力の一部として賄うことができ
る。したがって、電力使用量が減少し、稼動コストを低
減できる。すなわち、電力を効率的に供給して消費でき
る。また、このように、無効エネルギ(排熱)を再利用
してエネルギの利用効率を上げることができれば、地球
環境に悪影響を及ぼすCO や熱等の発生を最小限にで
き、環境保護の一助にもなる。
【0037】請求項2に記載された電力供給消費システ
ムによれば、請求項1と同様の作用効果が得られるとと
もに、未使用エネルギを利用することなく、また、環境
破壊物質等を生成することなく、無効なエネルギとして
排出される排熱をエネルギ源として有効利用して電力に
戻すことができる。すなわち、エネルギのリサイクルに
近い形態を実現することができ、省エネルギおよび環境
保護の一助となる。
【0038】請求項3に記載された電力供給消費システ
ムによれば、請求項1または請求項2と同様の作用効果
が得られるとともに、自家発電設備によって、電力会社
からの送電ロスを低減することができるとともに、電力
消費量を低減できる。また、電力会社に電力を販売する
こともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る電力供給消費シ
ステムの概略構成図である。
【図2】図1の電力供給消費システムを構成する電力発
生装置の概略構成図である。
【図3】図2の電力発生装置の変形例に係る断面図であ
る。
【図4】図2および図3の電力発生装置をCOレーザ
発振器に適用した一例を示す概略図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る電力供給消費シ
ステムの概略構成図である。
【図6】従来の一般的な電力供給形態を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1,1A 電力発生装置 2 チャンバ 2A ハウジング(チャンバ) 4 発電機 10,10A 気化室 12,12A 液化室 14,14A 対流路 16,16A タービン(駆動体) 20,20A 連通部 30 媒質 200 自家発電設備 E 受電設備(受電部) M1〜Mn マシン(駆動部) S,S’ 電力供給消費システム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力を受ける受電部と、この受電部から
    供給される電力を消費して駆動する駆動部と、この駆動
    部から排出される熱を使用して電力を発生させ且つこの
    発生した電力を再び前記受電部または前記駆動部に供給
    する電力発生装置とを備えていることを特徴とする電力
    供給消費システム。
  2. 【請求項2】 前記電力発生装置は、 所定の液体媒質が貯留され且つ気化した媒質を冷却して
    液化させる液化室と、前記駆動部の排熱部に対向して設
    置され且つ前記排熱部からの熱によって前記媒質を気化
    させる気化室と、前記気化室と前記液化室とを接続し且
    つ前記気化室で気化された気体を前記液化室に向けて対
    流させる対流路と、前記対流路を介すことなく前記気化
    室と前記液化室とを直接に連通させ且つ前記液化室に貯
    留された媒質を前記気化室に供給する連通部とを有する
    チャンバと、 前記チャンバの前記対流路中に設けられ、前記対流路中
    を対流する気体の運動エネルギによって動作する駆動体
    と、 前記駆動体の動力によって駆動して電力を発生する発電
    機と、 を具備することを特徴とする請求項1に記載の電力供給
    消費システム。
  3. 【請求項3】 自家発電設備を更に備えていることを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の電力供給消費
    システム。
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