JP2021088977A - 排熱蓄熱システム - Google Patents

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Abstract

【課題】需要に応じた効率のよい運転が可能な排熱蓄熱システムを提供する。【解決手段】高温ガスを発生する高温ガス発生装置2と、当該高温ガスの熱又は前記高温ガスの熱を用いて生成された蒸気の熱を蓄える蓄熱装置4とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、排熱蓄熱システムに関する。
下記特許文献1には、燃焼排ガス(高温ガス)を生成するガスタービンと、この排ガスの熱を回収して蒸気を発生する排熱回収ボイラと、発生した蒸気によって駆動する蒸気タービンとを有するガスタービンシステムが開示されている。排熱回収ボイラ及び蒸気タービンを設けることで、システム全体の熱効率を向上させている。なお、このシステムでは、ガスタービンの圧縮機への吸気を冷却するために、吸気に対する水の噴霧が行われている。冷却においては噴霧される水の粒子が細かいことが蒸発しやすく好ましいため、当該システムでは、太陽熱を用いて噴霧前の水を、微粒子化に適した温度まで昇温させている。
特開2014−190283号公報
ところで、排ガスの熱を回収して利用する排熱回収ボイラや蒸気タービンを設けていても、排ガスの熱の有効利用という観点からは改善の余地がある。例えば、システムに対する電力や熱エネルギーの需要が低い場合には、ガスタービンの排ガスは有効活用されないまま排出される可能性がある。一方、システムに対するエネルギー需要が高くなると、設けられている排熱回収ボイラや蒸気タービンが生成するエネルギーのみではその需要に応えられない可能性もある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、生成される高温ガスの熱エネルギーを無駄なく利用することで、需要に応じた効率のよい運転が可能な排熱蓄熱システムの提供を目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明では、排熱蓄熱システムに係る第1の解決手段として、高温ガスを発生する高温ガス発生装置と、前記高温ガスの熱又は前記高温ガスの熱を用いて生成された蒸気の熱を蓄える蓄熱装置とを備える、という手段を採用する。
本発明では、排熱蓄熱システムに係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記高温ガスの熱を回収して熱媒の蒸気を生成する排熱回収ボイラを備える、という手段を採用する。
本発明では、排熱蓄熱システムに係る第3の解決手段として、上記第1又は第2の解決手段において、前記蓄熱装置は、蓄えた熱によって熱媒の蒸気を生成する、という手段を採用する。
本発明では、排熱蓄熱システムに係る第4の解決手段として、上記第1〜第3のいずれかの解決手段において、前記蓄熱装置は、蓄えた熱によって熱媒の蒸気を生成し、前記蓄熱装置で生成された蒸気が供給される蒸気タービンを備える、という手段を採用する。
本発明では、排熱蓄熱システムに係る第5の解決手段として、上記第1〜第4のいずれかの解決手段において、前記高温ガス発生装置は、燃焼器を有するガスタービンであり、前記蓄熱装置は、熱媒の蒸気を生成して前記燃焼器に供給する、という手段を採用する。
本発明では、排熱蓄熱システムに係る第6の解決手段として、上記第2の解決手段において、前記蓄熱装置は、蓄えた熱によって外気を加熱して前記排熱回収ボイラに供給する、という手段を採用する。
本発明では、排熱蓄熱システムに係る第7の解決手段として、上記第6の解決手段において、前記排熱回収ボイラで生成された蒸気が供給される蒸気タービンを備える、という手段を採用する。
本発明によれば、高温ガス発生装置が発生した高温ガスの熱又は当該高温ガスを用いて加熱された熱媒の熱を蓄える蓄熱装置によって、生成される高温ガスの熱エネルギーを無駄なく利用できるので、需要に応じた効率のよい運転が可能な排熱蓄熱システムを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る排熱蓄熱システムを示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る排熱蓄熱システムを示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る排熱蓄熱システムを示すブロック図である。 本発明の第4実施形態に係る排熱蓄熱システムを示すブロック図である。 本発明の第5実施形態に係る排熱蓄熱システムを示すブロック図である。 本発明の第6実施形態に係る排熱蓄熱システムを示すブロック図である。 本発明の第7実施形態に係る排熱蓄熱システムを示すブロック図である。 本発明の第8実施形態に係る排熱蓄熱システムを示すブロック図である。 本発明の第9実施形態に係る排熱蓄熱システムを示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について、図1〜図9を参照して説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について、図1を参照して説明する。本実施形態に係る排熱蓄熱システム1は、図1に示すように、ガスタービン2(高温ガス発生装置)、排熱回収ボイラ3及び蓄熱装置4を備えている。排熱蓄熱システム1は、排熱回収ボイラ3や蓄熱装置4によって生成されたプロセス蒸気を外部に供給可能なコジェネレーションシステムである。
ガスタービン2は、圧縮機2a、燃焼器2b及びタービン2cを備えている。圧縮機2aは、吸気(外部から導入される空気)を圧縮して燃焼器2bに供給する装置である。燃焼器2bは、圧縮機2aから供給される圧縮空気と不図示の燃料供給装置から供給される燃料とを内部で燃焼させて燃焼ガスを発生する装置であって、この燃焼ガスをタービン2cに供給する。タービン2cは、燃焼器2bから供給される燃焼ガスによって回転駆動される装置であって、動力回収後の燃焼ガスを高温の排ガス(高温ガス)として排気する。タービン2cからの排ガスは排熱回収ボイラ3に供給される。タービン2cは圧縮機2aと軸結合されており、圧縮機2aを回転駆動する。また、タービン2cと圧縮機2aは発電機5とも軸結合されており、タービン2cの駆動力によって発電機5を回転駆動し、発電することが可能である。
排熱回収ボイラ3は、ガスタービン2のタービン2cから供給される排ガスの熱を回収して、外部から供給される熱媒を加熱し、この熱媒の蒸気を生成する装置である。排熱回収ボイラ3で熱回収された排ガスは、所定の清浄化処理を経て外部に放出される。本実施形態では熱媒として水が用いられている。排熱回収ボイラ3で生成された熱媒の蒸気は、三方弁14を介して三方弁15に供給され、ガスタービン2の燃焼器2bに供給(噴霧)されるか、若しくは三方弁16を介してプロセス蒸気として外部に供給される。すなわち、排熱蓄熱システム1には、三方弁14,15及び16が設けられている。三方弁14は、排熱回収ボイラ3から導入される蒸気を、三方弁15だけでなく蓄熱装置4にも分配して供給することが可能である。すなわち、三方弁14は、排熱回収ボイラ3から導入される蒸気を、三方弁15と蓄熱装置4とに分配可能な弁であり、三方弁15は、三方弁14から導入される蒸気を、ガスタービン2の燃焼器2bと三方弁16とに分配可能な弁である。
蓄熱装置4は、排熱回収ボイラ3から三方弁14を介して供給された蒸気の熱を蓄える装置である。言い換えれば、蓄熱装置4は、タービン2cから供給される排ガスの熱を用いて生成された蒸気の熱を蓄える装置である。蓄熱装置4は蓄熱材を備えており、この蓄熱材は特に限定されないが、例えば、所定の蓄熱温度範囲において固相と液相との間で相変化を生じる合金等の相変化材料(PCM)を用いてもよい。蓄熱装置4は、その内部に流路を1つのみ有しており、この流路を流体が一方向(図1の紙面右方向)に流れることで、この流体の熱を蓄え、蓄熱時とは異なる時点(放熱時)に流体を上記一方向と同じ方向に流すことで、蓄えた熱を用いて流体を加熱することが可能である。排熱回収ボイラ3から三方弁14を介して蓄熱装置4に導入された蒸気は、蓄熱装置4の通過後に三方弁16に供給され、三方弁15から供給される蒸気と共にプロセス蒸気として外部に供給される。三方弁16は、三方弁15から供給される蒸気と蓄熱装置4から供給される蒸気とを合流して外部に供給可能な弁である。
三方弁14,15及び16は、不図示の制御装置によって制御されている。三方弁14は、三方弁15と蓄熱装置4とに供給される蒸気の割合を調節可能であり、三方弁15は、排熱回収ボイラ3から三方弁14を介して供給される蒸気の、燃焼器2bへの供給分とプロセス蒸気としての供給分との割合を調節可能である。
本実施形態のガスタービン2における燃焼器2bには、上述したように三方弁15を介して熱媒の蒸気(すなわち水蒸気)を供給可能である。熱媒の蒸気を燃焼器2bに供給することで、燃焼器2bからタービン2cに供給される作動流体の量を増やすことができ、よってガスタービン2の出力を向上させることができる。なお、燃焼器2bに供給される蒸気の圧力は例えば約20気圧であり、少なくとも燃焼器2b内の圧力である約12気圧以上の圧力とする必要がある。タービン2cから排出される排ガスの温度は例えば550〜600℃であり、排熱回収ボイラ3で熱回収されて排出される排ガスの温度は例えば150〜200℃である。なお、燃焼器2bに熱媒の蒸気を供給することで燃焼温度が下がり、副次的にNOxの低減効果が得られる場合もある。
次に、本実施形態の排熱蓄熱システム1の動作を説明する。
蓄熱装置4の蓄熱時と放熱時とに分けて説明すると、蓄熱装置4の蓄熱時において、三方弁14は、排熱回収ボイラ3から供給される熱媒の蒸気を三方弁15だけでなく蓄熱装置4にも供給する。蓄熱装置4に蒸気が供給されることで、蓄熱装置4は蒸気の熱を蓄える。三方弁15は、三方弁14から導入された蒸気を、燃焼器2bと三方弁16とに、その分配の割合を適宜調節しつつ供給する。三方弁14から蓄熱装置4を介した蒸気は三方弁16に供給され、三方弁15から導入される蒸気と共にプロセス蒸気として外部に供給される。
一方、蓄熱装置4の放熱時においては、三方弁14から蓄熱装置4に供給された蒸気は蓄熱装置4の放熱によってさらに加熱されて、三方弁16を介してプロセス蒸気として外部に供給される。なお、排熱回収ボイラ3から三方弁14を介して液体の熱媒が蓄熱装置4に供給された場合であっても、蓄熱装置4の放熱によってこの熱媒の蒸気を生成でき、三方弁16に供給できる。すなわち、蓄熱装置4が放熱によって蒸気(熱媒)を加熱することで、外部に供給するプロセス蒸気量やその熱量(熱エネルギー量)を増加させることができる。
外部からのエネルギー需要(電力需要や熱エネルギー需要)に応じて、例えば蓄熱装置4や三方弁14に関する運転の態様(蓄熱と放熱)は、適宜調整すればよい。特に外部からのエネルギー需要が増加した場合には、蓄熱装置4の放熱によって熱媒の蒸気を加熱し、排熱回収ボイラ3が生成した蒸気と合わせることで、排熱蓄熱システム1が生成可能な蒸気量を従来に比べて増やすことができ、よって高いエネルギー需要にも応えることができる。すなわち、本実施形態の排熱蓄熱システム1によれば、外部からの電気や熱の需要に応じて、その運転範囲(電気及び熱の供給割合)を拡大することができ、さらに運転範囲拡大による高い効率での運転を実現することができる。
また、本実施形態においては、蓄熱装置4は排熱回収ボイラ3から供給される蒸気の熱を蓄える構成であり、例えばタービン2cからの排ガスの熱を蓄える構成ではない。このため、タービン2cからの排ガスの流路には、排ガスを分岐させるための三方弁等は設けられておらず、よって排ガスの流路における圧損を従来の設備と同程度に低く抑えることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について、図2を参照して説明する。本実施形態において、前記第1実施形態と同様の構成要素に対しては同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
本実施形態に係る排熱蓄熱システム1Aは、図2に示すように、閉じられた経路内を流動する熱媒によって駆動される蒸気タービン9を備える。排熱蓄熱システム1Aは、発電機5だけでなく、蒸気タービン9の後述する発電機9bによっても発電可能な、コンバインドサイクルシステムである。本実施形態では、蒸気タービン9を駆動する熱媒として水が用いられているが、これに限定されず、水以外の熱媒が用いられてもよい。蒸気タービン9は、タービン9a、発電機9b及びポンプ/復水器9cを備える。
タービン9aは、上記閉じられた経路内を流動する熱媒の蒸気によって回転駆動される装置である。タービン9aには、排熱回収ボイラ3で生成された熱媒の蒸気が三方弁10を介して供給される。発電機9bはタービン9aと軸結合されており、タービン9aの駆動力によって回転駆動され、発電することが可能である。ポンプ/復水器9cは、タービン9aで動力回収された蒸気を液体に戻し、液体の熱媒を三方弁11を介して再び排熱回収ボイラ3に送り出す装置である。すなわち、排熱蓄熱システム1Aには、三方弁10及び11が設けられている。
蓄熱装置4は、その内部に流路を1つのみ有しており、この流路を流体が一方向(図2の紙面右方向)に流れることで、この流体の熱を蓄え、蓄熱時とは異なる時点(放熱時)に流体を上記一方向と逆の方向に流すことで、蓄えた熱を用いて流体を加熱することが可能である。
三方弁10は、排熱回収ボイラ3から供給された熱媒の蒸気を、タービン9aと蓄熱装置4とに分配可能であると共に、蓄熱装置4から供給された熱媒の蒸気を、排熱回収ボイラ3に供給せずにタービン9aに供給可能な弁である。三方弁11は、ポンプ/復水器9cから供給された液体の熱媒と蓄熱装置4から供給された熱媒とを合流して排熱回収ボイラ3に供給可能であると共に、ポンプ/復水器9cから供給された液体の熱媒を、排熱回収ボイラ3に供給せずに蓄熱装置4のみに供給可能な弁である。すなわち、蓄熱装置4は、蓄えた熱によって熱媒の蒸気を生成し、この蒸気を三方弁10を介してタービン9aに供給可能である。
三方弁10及び11は、不図示の制御装置によって制御されている。三方弁10は、排熱回収ボイラ3から供給された熱媒の蒸気を、タービン9aと蓄熱装置4とに分配可能な状態と、蓄熱装置4から供給された熱媒の蒸気を、排熱回収ボイラ3に供給せずにタービン9aに供給する状態と、を切換可能である。また、三方弁10は、排熱回収ボイラ3から供給された蒸気の、タービン9aと蓄熱装置4とに供給される蒸気の割合を調節可能である。三方弁11は、ポンプ/復水器9cから供給された液体の熱媒と蓄熱装置4から供給された熱媒とを合流して排熱回収ボイラ3に供給する状態と、ポンプ/復水器9cから供給された液体の熱媒を、排熱回収ボイラ3に供給せずに蓄熱装置4のみに供給する状態と、を切換可能である。
次に、本実施形態の排熱蓄熱システム1Aの動作を説明する。
蓄熱装置4の蓄熱時と放熱時とに分けて説明すると、蓄熱装置4の蓄熱時は排熱蓄熱システム1Aの通常運転時、すなわち蒸気タービン9が運転している状態であって、三方弁10は、排熱回収ボイラ3から供給された熱媒の蒸気をタービン9aと蓄熱装置4とに分配する。排熱回収ボイラ3で生成された蒸気がタービン9aに供給され、発電機9bで発電が行われる。タービン9aで動力回収された蒸気は、ポンプ/復水器9cで液体の熱媒となり、三方弁11に供給される。また、蓄熱装置4に排熱回収ボイラ3で生成された熱媒の蒸気が供給されることで、蓄熱装置4はこの蒸気の熱を蓄え、熱回収された熱媒は三方弁11に供給される。三方弁11は、ポンプ/復水器9cから供給された液体の熱媒と蓄熱装置4から供給された熱媒とを合流して排熱回収ボイラ3に供給する。
一方、排熱蓄熱システム1Aが停止状態から起動する際、すなわち蒸気タービン9が起動する際には、ガスタービン2は運転していないので排熱回収ボイラ3は熱媒の蒸気を生成することができない。この場合、三方弁11は、ポンプ/復水器9cから供給される液体の熱媒を、排熱回収ボイラ3には供給せず蓄熱装置4のみに供給する。蓄熱装置4は放熱によって、三方弁11から供給される液体の熱媒を加熱して蒸気を生成し、この蒸気を三方弁10を介してタービン9aに供給する。熱媒の蒸気がタービン9aに供給されることで、タービン9aは加熱される。その後、ガスタービン2が起動することで、排熱回収ボイラ3からも熱媒の蒸気が三方弁10を介してタービン9aに供給され始める。ガスタービン2の起動前から、蓄熱装置4の放熱によって生成された蒸気を用いて蒸気タービン9を加熱できるので、蒸気タービン9の起動時間を従来に比べて短縮することができる。すなわち、本実施形態の排熱蓄熱システム1Aにおいては、蒸気タービン9の起動時間を短縮することで、排熱蓄熱システム1A全体の起動時間も短縮でき、よって設備全体の稼働効率(熱効率)を向上させることができる。
また、本実施形態においては、蓄熱装置4は排熱回収ボイラ3から供給される蒸気の熱を蓄える構成であり、例えばタービン2cからの排ガスの熱を蓄える構成ではない。このため、タービン2cからの排ガスの流路には、排ガスを分岐させるための三方弁等は設けられておらず、よって排ガスの流路における圧損を従来の設備と同程度に低く抑えることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について、図3を参照して説明する。本実施形態において、前記第1実施形態と同様の構成要素に対しては同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
本実施形態に係る排熱蓄熱システム1Bは、図3に示すように、前記第1実施形態の蓄熱装置4に代えて、蓄熱装置4Aを備える。ガスタービン2のタービン2cから排出される排ガスは、三方弁6を介して排熱回収ボイラ3と蓄熱装置4Aとに分配して供給される。すなわち、三方弁6は、タービン2cから供給される排ガスを、排熱回収ボイラ3と蓄熱装置4Aとに分配可能な弁である。
外部から供給される熱媒は、三方弁7を介して排熱回収ボイラ3と蓄熱装置4Aとに分配して供給される。三方弁7は、外部から供給される熱媒を、排熱回収ボイラ3と蓄熱装置4Aとに分配可能な弁である。排熱回収ボイラ3で生成された熱媒の蒸気は、三方弁8を介して、ガスタービン2の燃焼器2bに供給されるか、若しくはプロセス蒸気として外部に供給される。なお、本実施形態では熱媒として水が用いられている。すなわち、排熱蓄熱システム1Bには、三方弁6,7及び8が設けられている。
蓄熱装置4Aは、ガスタービン2から三方弁6を介して供給される排ガスの熱を蓄える装置である。また、蓄熱装置4Aは、蓄えた熱によって、外部から三方弁7を介して供給される熱媒を加熱して、熱媒の蒸気を生成する。蓄熱装置4Aは蓄熱材を備えており、この蓄熱材は特に限定されないが、例えば、所定の蓄熱温度範囲において固相と液相との間で相変化を生じる合金等の相変化材料(PCM)を用いてもよい。蓄熱装置4Aで熱回収された排ガスは、所定の清浄化処理を経て外部に放出されるが、これに代えて、排熱回収ボイラ3の排気ガス入口に戻す構成であってもよい。蓄熱装置4Aで生成された蒸気は、排熱回収ボイラ3で生成された蒸気が流動する流路に合流して三方弁8に導入される。すなわち、蓄熱装置4Aで生成された熱媒の蒸気も、三方弁8を介して、ガスタービン2の燃焼器2bに供給されるか、若しくはプロセス蒸気として外部に供給されることが可能である。三方弁8は、排熱回収ボイラ3及び蓄熱装置4Aから供給される蒸気を、燃焼器2bとプロセス蒸気の外部供給先とに分配可能な弁である。
三方弁6,7及び8は、不図示の制御装置によって制御されている。三方弁6は、排熱回収ボイラ3と蓄熱装置4Aとに分配される排ガスの割合を調節可能である。三方弁7は、排熱回収ボイラ3と蓄熱装置4Aとに分配される外部からの熱媒の割合を調節可能である。三方弁8は、排熱回収ボイラ3及び蓄熱装置4Aから供給される熱媒の蒸気の、燃焼器2bへの供給分とプロセス蒸気としての供給分との割合を調節可能である。
次に、本実施形態の排熱蓄熱システム1Bの動作を説明する。
蓄熱装置4Aの蓄熱時と放熱時とに分けて説明すると、蓄熱装置4Aの蓄熱時において、三方弁6は、タービン2cからの排ガスを排熱回収ボイラ3だけでなく蓄熱装置4Aにも供給する。蓄熱装置4Aに排ガスが供給されることで、蓄熱装置4Aは排ガスの熱を蓄える。
一方、蓄熱装置4Aの放熱時において、三方弁7は、外部からの熱媒を少なくとも蓄熱装置4Aに供給し、三方弁6は、タービン2cからの排ガスを運転の態様に合わせて排熱回収ボイラ3と蓄熱装置4Aとに分配する。三方弁7から蓄熱装置4Aに供給された熱媒は、蓄熱装置4Aの放熱によって加熱されて蒸気となり、三方弁8に供給される。
外部からのエネルギー需要(電力需要や熱エネルギー需要)に応じて、例えば蓄熱装置4に関する運転の態様(蓄熱と放熱)は適宜調整すればよいが、特に外部からのエネルギー需要が増加した場合には、蓄熱装置4Aの放熱によって熱媒の蒸気を生成し、排熱回収ボイラ3が生成した蒸気と合わせることで、排熱蓄熱システム1Bが生成可能な蒸気量を従来に比べて増やすことができ、よって高いエネルギー需要にも応えることができる。すなわち、本実施形態の排熱蓄熱システム1Bによれば、外部からの電気や熱の需要に応じて、その運転範囲(電気及び熱の供給割合)を拡大することができ、さらに運転範囲拡大による高い効率での運転を実現することができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について、図4を参照して説明する。本実施形態において、前記第1〜第3実施形態と同様の構成要素に対しては同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
本実施形態に係る排熱蓄熱システム1Cは、図4に示すように、閉じられた経路内を流動する熱媒によって駆動される蒸気タービン9を備える。本実施形態では熱媒として水が用いられているが、これに限定されず、水以外の熱媒が用いられてもよい。
次に、本実施形態の排熱蓄熱システム1Cの動作を説明する。
蓄熱装置4Aの蓄熱時と放熱時とに分けて説明すると、蓄熱装置4Aの蓄熱時は排熱蓄熱システム1Cの通常運転時、すなわち蒸気タービン9が運転している状態であって、三方弁6は、タービン2cからの排ガスを排熱回収ボイラ3だけでなく蓄熱装置4Aにも供給する。蓄熱装置4Aに排ガスが供給されることで、蓄熱装置4Aは排ガスの熱を蓄える。三方弁10は、排熱回収ボイラ3から供給された熱媒の蒸気をタービン9aに供給する。排熱回収ボイラ3で生成された蒸気がタービン9aに供給され、発電機9bで発電が行われる。タービン9aで動力回収された蒸気は、ポンプ/復水器9cで液体の熱媒となり、三方弁11を介して排熱回収ボイラ3に戻る。
一方、排熱蓄熱システム1Cが停止状態から起動する際、すなわち蒸気タービン9が起動する際には、ガスタービン2は運転していないので排熱回収ボイラ3は熱媒の蒸気を生成することができない。この場合、三方弁11は、ポンプ/復水器9cから供給される液体の熱媒を、排熱回収ボイラ3には供給せず蓄熱装置4Aのみに供給する。蓄熱装置4Aは放熱によって、三方弁11から供給される液体の熱媒を加熱して蒸気を生成し、この蒸気を三方弁10を介してタービン9aに供給する。熱媒の蒸気がタービン9aに供給されることで、タービン9aは加熱される。その後、ガスタービン2が起動することで、排熱回収ボイラ3からも熱媒の蒸気が三方弁10を介してタービン9aに供給され始める。ガスタービン2の起動前から、蓄熱装置4Aの放熱によって生成された蒸気を用いて蒸気タービン9を加熱できるので、蒸気タービン9の起動時間を従来に比べて短縮することができる。すなわち、本実施形態の排熱蓄熱システム1Cにおいては、蒸気タービン9の起動時間を短縮することで、排熱蓄熱システム1C全体の起動時間も短縮でき、よって設備全体の稼働効率(熱効率)を向上させることができる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態について、図5を参照して説明する。本実施形態において、前記第1及び第3実施形態と同様の構成要素に対しては同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
本実施形態に係る排熱蓄熱システム1Dは、図5に示すように、上記第3実施形態の蓄熱装置4Aに代えて、蓄熱装置4を備えている。蓄熱装置4は、その内部に流路を1つのみ有しており、この流路を第1の流体が一方向(図5の紙面右方向)に流れることで、この第1の流体の熱を蓄え、この流路を第2の流体が上記一方向と逆の方向(図5の紙面左方向)に流れることで、蓄えた熱を用いて第2の流体を加熱することが可能である。
本実施形態の三方弁6は、上記第3実施形態と同様に、タービン2cから排熱回収ボイラ3と蓄熱装置4とに分配される排ガスの割合を調節可能である。さらに三方弁6は、タービン2cから排出された排ガスを排熱回収ボイラ3に向けて流動させると共に、蓄熱装置4から供給される流体(後述する外気)を排熱回収ボイラ3に向けて流動させることが可能である。すなわち三方弁6は、タービン2cから排出された排ガスと蓄熱装置4から供給される流体とを合流して排熱回収ボイラ3に向けて流動させることが可能である。
排熱蓄熱システム1Dには、三方弁12及び13が設けられている。三方弁12及び13は、不図示の制御装置によって制御されている。三方弁12は、タービン2cから排出され三方弁6を介して供給された排ガスと、蓄熱装置4から供給された排ガスとを合流して排熱回収ボイラ3に供給可能である。三方弁13は、外部から導入された空気(外気)を蓄熱装置4介して三方弁6に向けて流動させたり、三方弁6から蓄熱装置4を介して供給される排ガスを三方弁12に向けて流動させたりすることが可能である。すなわち、本実施形態の排熱蓄熱システム1Dは、蓄熱装置4並びに三方弁6,12及び13を繋いでいる経路において、紙面時計回りに流体を流動させる状態と、紙面反時計回りに流体を流動させる状態とを選択可能である。
次に、本実施形態の排熱蓄熱システム1Dの動作を説明する。
蓄熱装置4の蓄熱時と放熱時とに分けて説明すると、蓄熱装置4の蓄熱時において、三方弁6は、タービン2cからの排ガスを、三方弁12を介して排熱回収ボイラ3に供給するだけでなく、蓄熱装置4にも供給する。蓄熱装置4に排ガスが供給されることで、蓄熱装置4は排ガスの熱を蓄える。蓄熱装置4を経た排ガスは三方弁13及び12を介して排熱回収ボイラ3に供給される。
一方、蓄熱装置4の放熱時において、三方弁13は、外気を三方弁12には供給せず蓄熱装置4に供給する。三方弁13から供給された外気は、蓄熱装置4の放熱によって加熱され、その後、三方弁6及び12を介してタービン2cからの排ガスと共に排熱回収ボイラ3に供給される。
外部からのエネルギー需要(電力需要や熱エネルギー需要)に応じて、例えば蓄熱装置4に関する運転の態様(蓄熱と放熱)は適宜調整すればよいが、特に外部からのエネルギー需要が高くなった場合には、蓄熱装置4の放熱によって外気を加熱し、タービン2cからの排ガスと共に排熱回収ボイラ3に供給することで、排熱回収ボイラ3が生成可能な蒸気量を従来に比べて増やすことができ、よって高いエネルギー需要にも応えることができる。すなわち、外部からの電気や熱の需要に応じて、排熱蓄熱システム1Dの運転範囲(電気及び熱の供給割合)を拡大することができ、さらに運転範囲拡大による高い効率での運転を実現することができる。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態について、図6を参照して説明する。本実施形態において、上記第1〜第5実施形態と同様の構成要素に対しては同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
本実施形態の排熱蓄熱システム1Eは、図6に示すように、上記第2実施形態で説明した蒸気タービン9を上記第5実施形態の排熱蓄熱システム1Dに組み合わせた構成を有している。排熱蓄熱システム1Dに設けられていた三方弁8は、排熱蓄熱システム1Eには設けられていない。
次に、本実施形態の排熱蓄熱システム1Eの動作を説明する。
蓄熱装置4の蓄熱時と放熱時とに分けて説明すると、蓄熱装置4の蓄熱時は排熱蓄熱システム1Eの通常運転時、すなわち蒸気タービン9が運転している状態であって、三方弁6は、タービン2cからの排ガスを排熱回収ボイラ3だけでなく蓄熱装置4にも供給する。蓄熱装置4に排ガスが供給されることで、蓄熱装置4は排ガスの熱を蓄える。蓄熱装置4を経た排ガスは三方弁13及び12を介して排熱回収ボイラ3に供給される。
一方、排熱蓄熱システム1Eが停止状態から起動する際、すなわち蒸気タービン9が停止状態から起動する際に、蓄熱装置4は放熱によって、三方弁13から供給された外気を加熱して、その後、加熱された外気は三方弁6及び12を介して排熱回収ボイラ3に供給される。排熱回収ボイラ3は、供給された加熱後外気の熱によって熱媒の蒸気を生成し、この蒸気をタービン9aに供給する。熱媒の蒸気がタービン9aに供給されることで、タービン9aは加熱され、よって蒸気タービン9の起動時間を短縮することができる。このように、蒸気タービン9の起動時間を短縮することで、排熱蓄熱システム1E全体の起動時間も短縮でき、よって設備全体の稼働効率(熱効率)を向上させることができる。
(第7実施形態)
本発明の第7実施形態について、図7を参照して説明する。本実施形態において、上記第1及び第3実施形態と同様の構成要素に対しては同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
本実施形態の排熱蓄熱システム1Fにおいて、排熱回収ボイラ3と蓄熱装置4Aとを流動する熱媒の流路は、互いに独立している。本実施形態の熱媒はいずれも水であるが、蓄熱装置4Aに供給される熱媒は特に限定されない。排熱回収ボイラ3は、タービン2cから三方弁6を介して供給される排ガスの熱を回収して、外部から供給される熱媒を加熱し高圧の蒸気を生成する。蓄熱装置4Aは、タービン2cから三方弁6を介して供給される排ガスの熱によって、外部から供給される熱媒を加熱し低圧の蒸気を生成する。本実施形態においては、排熱回収ボイラ3を介する高圧の系統と蓄熱装置4Aを介する低圧の系統とを分けているため、排熱蓄熱システム1Dのコストを低減させることができる。
(第8実施形態)
本発明の第8実施形態について、図8を参照して説明する。本実施形態において、上記第1及び第3実施形態と同様の構成要素に対しては同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
本実施形態の排熱蓄熱システム1Gは、上記第3実施形態の排熱蓄熱システム1Bから、排熱回収ボイラ3並びに三方弁6及び7を除外した構成となっている。本実施形態においては、蓄熱装置4Aの熱容量が排熱回収ボイラ3と比べて大きいため、タービン2cからの排ガスの供給によって、熱媒の蒸気を高い追従性で発生することが難しくなる場合があるが、これは言い換えれば、排ガスの熱を蓄熱装置4Aが蓄えているということである。このため、例えばガスタービン2の出力を低下させ供給される排ガス量が減少した場合であっても、蓄熱装置4Aから放熱させることで、外部から供給される熱媒を適切に加熱し十分な量の蒸気を生成することが可能となる。
(第9実施形態)
本発明の第9実施形態について、図9を参照して説明する。本実施形態において、上記第1〜第8実施形態と同様の構成要素に対しては同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
本実施形態の排熱蓄熱システム1Hは、上記第4実施形態の排熱蓄熱システム1Cから、排熱回収ボイラ3並びに三方弁6,10及び11を除外した構成となっている。本実施形態においては、蓄熱装置4Aの熱容量が排熱回収ボイラ3と比べて大きいため、タービン2cからの排ガスの供給によって、熱媒の蒸気を高い追従性で発生することが難しくなる場合があるが、これは言い換えれば、排ガスの熱を蓄熱装置4Aが蓄えているということである。このため、例えばガスタービン2の出力を低下させ供給される排ガス量が減少した場合であっても、蓄熱装置4Aから放熱させることで、外部から供給される熱媒から十分な量の蒸気を生成して、蒸気タービン9に供給することが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような変形例が考えられる。
(1)上記第1及び第2実施形態では、蓄熱材を有する蓄熱装置4が用いられているが、本発明はこれに限定されない。例えば蓄熱装置4が、蒸気アキュムレータであってもよい。
(2)上記第1,第3,第5及び第6〜第8実施形態では、熱媒として水が使用され、熱媒の蒸気、すなわち水蒸気がガスタービン2の燃焼器2bに噴霧されているが、本発明はこれに限定されない。燃焼器2bに熱媒の蒸気が供給されない構成であってもよい。この場合、熱媒は水に限定されない。
(3)上記実施形態では、高温ガス発生装置としてガスタービンが採用されているが、本発明はこれに限定されない。本発明の高温ガス発生装置は、高温ガスを発生する装置であればよく、例えば燃焼ガスを発生する燃焼装置であってもよい。
(4)上記実施形態では、発電機5や発電機9bが用いられているが、本発明はこれに限定されない。発電機5や発電機9bに代えて、ガスタービン2や蒸気タービン9の出力軸に連結して回転駆動される装置を設けてもよく、このような装置としては、例えばポンプやファンが挙げられる。また、これらの装置や上記発電機を、減速機等の調速機を介して出力軸に連結してもよい。
1 排熱蓄熱システム
1A 排熱蓄熱システム
1B 排熱蓄熱システム
1C 排熱蓄熱システム
1D 排熱蓄熱システム
1E 排熱蓄熱システム
1F 排熱蓄熱システム
1G 排熱蓄熱システム
1H 排熱蓄熱システム
2 ガスタービン
2a 圧縮機
2b 燃焼器
2c タービン
3 排熱回収ボイラ
4 蓄熱装置
4A 蓄熱装置
5 発電機
6 三方弁
7 三方弁
8 三方弁
9 蒸気タービン
9a タービン
9b 発電機
9c 復水器
10 三方弁
11 三方弁
12 三方弁
13 三方弁
14 三方弁
15 三方弁
16 三方弁

Claims (7)

  1. 高温ガスを発生する高温ガス発生装置と、
    前記高温ガスの熱又は前記高温ガスの熱を用いて生成された蒸気の熱を蓄える蓄熱装置と
    を備えることを特徴とする排熱蓄熱システム。
  2. 前記高温ガスの熱を回収して熱媒の蒸気を生成する排熱回収ボイラを備えることを特徴とする請求項1に記載の排熱蓄熱システム。
  3. 前記蓄熱装置は、蓄えた熱によって熱媒の蒸気を生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の排熱蓄熱システム。
  4. 前記蓄熱装置は、蓄えた熱によって熱媒の蒸気を生成し、
    前記蓄熱装置で生成された蒸気が供給される蒸気タービンを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の排熱蓄熱システム。
  5. 前記高温ガス発生装置は、燃焼器を有するガスタービンであり、
    前記蓄熱装置は、熱媒の蒸気を生成して前記燃焼器に供給することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の排熱蓄熱システム。
  6. 前記蓄熱装置は、蓄えた熱によって外気を加熱して前記排熱回収ボイラに供給することを特徴とする請求項2に記載の排熱蓄熱システム。
  7. 前記排熱回収ボイラで生成された蒸気が供給される蒸気タービンを備えることを特徴とする請求項6に記載の排熱蓄熱システム。
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