JP2003159341A - 光線治療方法及びそれに用いる光線治療装置 - Google Patents

光線治療方法及びそれに用いる光線治療装置

Info

Publication number
JP2003159341A
JP2003159341A JP2001363348A JP2001363348A JP2003159341A JP 2003159341 A JP2003159341 A JP 2003159341A JP 2001363348 A JP2001363348 A JP 2001363348A JP 2001363348 A JP2001363348 A JP 2001363348A JP 2003159341 A JP2003159341 A JP 2003159341A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
patient
light beam
light
treatment
phototherapy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001363348A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadayoshi Watanabe
忠義 渡辺
Noboru Nagakura
登 永倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SYST WORKS KK
Original Assignee
SYST WORKS KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SYST WORKS KK filed Critical SYST WORKS KK
Priority to JP2001363348A priority Critical patent/JP2003159341A/ja
Publication of JP2003159341A publication Critical patent/JP2003159341A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radiation-Therapy Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 患者が受ける負荷を軽減することができ、患
者に不快感を感じさせることなく光線治療を行うことが
できる治療方法及び装置を提供すること。 【解決手段】 本発明では、患者の身体に向けて治療用
の光線を照射する光線治療方法において、治療用の光線
を所定時間ごとに断続的に照射することとした。また、
患者に所定の音声を所定時間ごとに断続的に聴取させる
こととした。特に、患者の母親の胎内音を患者に聞かせ
ることとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光線治療装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば新生児の黄疸治療にお
いて、患者である新生児の身体に向けて治療用の光線を
照射することによって治療が行われていた。
【0003】かかる光線治療は、青色又は緑色の光を発
する蛍光管を光源として用い、同蛍光管が発する光線を
ベッド上に横臥する患者の身体に向けて長時間(約8時
間〜24時間)連続して照射していた。
【0004】しかも、蛍光管から発する紫外線等の有害
な光線が患者の目に悪影響を与えないようにするため
に、通常は、患者の目をアイマスクで被覆していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の光線治療においては、目隠しをされた患者の身体に向
けて長時間連続して光線を照射していたため、患者自身
が感じている時間の経過と実際の時間の経過との間にず
れが生じ、患者の日内リズム(生活リズム)が崩され、
患者に相当の負荷を与えてしまい、患者に不快感を感じ
させてしまうものであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、患
者の身体に向けて治療用の光線を照射する光線治療方法
において、治療用の光線を所定時間ごとに断続的に照射
することとした。
【0007】また、患者の身体に向けて治療用の光線を
照射する光線治療方法において、光線の輝度を所定時間
ごとに断続的に増減することとした。
【0008】また、前記治療用の光線は、発光ダイオー
ドを光源に用いたものとした。
【0009】また、患者の身体に向けて治療用の光線を
照射する光線治療方法において、患者に所定の音声を所
定時間ごとに断続的に聴取させることとした。
【0010】また、前記所定の音声は、患者の母親の胎
内音であることとした。
【0011】また、患者の身体に向けて治療用の光線を
照射する光線治療装置において、治療用の光線を所定時
間ごとに断続的に照射すべく構成することとした。
【0012】また、患者の身体に向けて治療用の光線を
照射する光線治療装置において、治療用の光線の輝度を
所定時間ごとに断続的に増減すべく構成することとし
た。
【0013】また、前記治療用の光線は、発光ダイオー
ドを光源に用いることとした。
【0014】また、患者の身体に向けて治療用の光線を
照射する光線治療装置において、患者に所定の音声を所
定時間ごとに断続的に聴取させるべく構成することとし
た。
【0015】また、前記所定の音声は、患者の母親の胎
内音であることとした。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係る光線治療方法は、患
者の身体に向けて治療用の光線を照射するものであり、
治療用の光線の輝度を所定時間ごとに断続的に増減させ
ながら患者の身体に照射することにしたものである。
【0017】そのため、長時間にわたって光線治療を受
けても、患者に対して所定時間ごとに刺激を与えること
ができ、これにより、患者は時間の経過を感じ取ること
ができ、患者自身が感じている時間の経過と実際の時間
の経過との間のずれを可及的に少なくすることができ、
患者の日内リズム(生活リズム)を狂わせることがなく
なる。そのため、長時間にわたる光線治療によって患者
が受ける負荷を軽減することができ、患者に不快感を感
じさせることなく光線治療を行うことができるものであ
る。
【0018】特に、治療用の光線の光源として発光ダイ
オードを用いた場合には、光線の照射角度を容易に調整
することができるので、患者の治療部位にのみ集中的に
光線を照射することができ、これにより、治療効果を向
上させることができ、治療時間の短縮化を図ることがで
きるとともに、患者の目に光線が照射されるのを防止す
ることができ、治療中に患者に目隠ししなくてもよくな
り、患者の負担を軽減することができて、患者に不快感
を感じさせることなく光線治療を行うことができるもの
である。
【0019】しかも、治療用の光線の光源として発光ダ
イオードを用いることによって、光線の波長を単一にす
ることができ、紫外線、赤外線、放射線、電磁波等の有
害な光線の発生を防止することができるので、これによ
っても、治療中に患者に目隠ししなくてもよくなり、患
者の負担を軽減することができて、患者に不快感を感じ
させることなく光線治療を行うことができるものであ
る。
【0020】さらには、治療用の光線の光源として発光
ダイオードを用いることによって、従来の蛍光管を用い
た場合に比べて光源の長寿命化を図ることができるとと
もに、消費電力を著しく低減することができ、光線治療
のためのコストを低減することができるものである。
【0021】また、本発明に係る光線治療方法は、患者
に所定の音声を所定時間ごとに断続的に聴取させること
にしたものである。
【0022】これによっても、長時間にわたって光線治
療を受けても、患者に対して所定時間ごとに刺激を与え
ることができ、これにより、患者は時間の経過を感じ取
ることができ、患者自身が感じている時間の経過と実際
の時間の経過との間のずれを可及的に少なくすることが
でき、患者の日内リズム(生活リズム)を狂わせること
がなくなる。そのため、長時間にわたる光線治療によっ
て患者が受ける負荷を軽減することができ、患者に不快
感を感じさせることなく光線治療を行うことができるも
のである。
【0023】特に、患者の母親の胎内音を患者に聞かせ
た場合には、患者、特に新生児の患者に対して安心感を
与えることができ、これによっても、患者が受ける負荷
を軽減することができ、患者に不快感を感じさせること
なく光線治療を行うことができるものである。
【0024】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
しながら具体的に説明する。
【0025】(第1実施例)第1実施例としての光線治
療方法は、患者の身体に向けて治療用の光線を光線の輝
度を所定時間ごとに断続的に増減しながら照射すること
にしたものである。
【0026】すなわち、最初に治療部位(例えば、上半
身)を裸にした状態で患者をベッドに寝かせておく。
【0027】次に、治療部位の直上方位置に治療用の光
線を発する光源を設置し、同光源から治療部位に向けて
治療用の光線を照射する。ここで、治療用の光線として
は、例えば、黄疸治療の場合には5100nmの波長の青緑色
の光線であり、また、かかる治療用の光線の光源として
は、蛍光管を使用してもよいが、好ましくは発光ダイオ
ードを使用する。
【0028】そして、従来の光線治療においては、患者
の身体に向けて治療用の光線を長時間(約8時間〜24時
間)にわたって連続して照射していたが、本実施例で
は、所定時間ごとに断続的に光線の輝度を増減させなが
ら患者の身体に向けて照射している。尚、通算の照射時
間は、治療部位の症状に応じて8時間〜24時間とする。
【0029】ここでは、図1に模式的に示すように、最
初に10分間かけて光線の輝度を徐々に緩やかに増大して
いき、その後、70分間連続して100%の輝度を保持し、
その後、10分間かけて光線の輝度を徐々に緩やかに減少
していき、これを1サイクルとして、治療時間中繰り返
し行うようにしている。
【0030】尚、本実施例では、所定時間(ここでは、
1.5時間)ごとに光源を消灯(輝度が0%となるよう
に)しているが、これに限られず、光線の輝度を所定時
間ごとに低減する(例えば、輝度を20%にする)ように
してもよい。
【0031】このように、本実施例では、治療用の光線
を所定時間ごとに断続的に照射しているため、長時間に
わたって光線治療を行っても、患者に対して所定時間ご
とに刺激を与えることができる。
【0032】これにより、患者に対して時間の経過を感
じさせることができ、患者自身が感じている時間の経過
と実際の時間の経過との間のずれを可及的に少なくする
ことができて、患者の日内リズム(生活リズム)を狂わ
せることがなくなり、これにより、長時間にわたる光線
治療によって患者が受ける負荷を軽減することができ、
患者に不快感を感じさせることなく光線治療を行うこと
ができる。
【0033】尚、光線の輝度を所定時間ごとに断続的に
増減した場合であっても、上記した効果が得られる。
【0034】特に、治療用の光線の光源として発光ダイ
オードを用いた場合には、光線の照射角度を容易に調整
することができるので、患者の治療部位(例えば、新生
児の黄疸治療の場合には、頭部を除く全身)にのみ集中
的に光線を照射することができ、これにより、治療効果
を向上させることができ、治療時間の短縮化を図ること
ができるとともに、患者の目に光線が照射されるのを防
止することができ、治療中に患者に目隠ししなくてもよ
くなり、患者の負担を軽減することができて、患者に不
快感を感じさせることなく光線治療を行うことができ
る。
【0035】しかも、治療用の光線の光源として発光ダ
イオードを用いることによって、光線の波長を単一にす
ることができ、紫外線等の有害な光線の発生を防止する
ことができるので、これによっても、治療中に患者に目
隠ししなくてもよくなり、患者の負担を軽減することが
できて、患者に不快感を感じさせることなく光線治療を
行うことができる。
【0036】さらには、治療用の光線の光源として発光
ダイオードを用いることによって、従来の蛍光管を用い
た場合に比べて光源の長寿命化を図ることができるとと
もに、消費電力を著しく低減することができ、光線治療
のためのコストを低減することができる。
【0037】(第2実施例)第2実施例としての光線治
療方法は、患者の身体に向けて治療用の光線を連続して
照射しながら、患者に母親の胎内音を所定時間ごとに断
続的に聴取させることにしたものである。
【0038】すなわち、最初に治療部位(例えば、上半
身)を裸にした状態で患者をベッドに寝かせておく。、
次に、治療部位の直上方位置に治療用の光線を発する光
源を設置し、同光源から治療部位に向けて治療用の光線
を照射する。ここで、治療用の光線としては、例えば、
黄疸治療の場合には510nmの波長の青緑色の光線であ
り、また、かかる治療用の光線の光源としては、蛍光管
を使用してもよいが、好ましくは発光ダイオードを使用
する。
【0039】そして、従来の光線治療においては、患者
の身体に向けて治療用の光線を長時間(約8時間〜24時
間)にわたって連続して照射するだけであったが、本実
施例では、患者に母親の胎内音を所定時間ごとに断続的
に聞かせるようにしている。尚、通算の照射時間は、治
療部位の症状に応じて8時間〜24時間とする。尚、患者
に聞かせる音声は、母親の胎内音に限られることはな
く、母親の声であってもよく、また、単なる音楽であっ
てもよい。
【0040】ここでは、図2に模式的に示すように、患
者の身体に向けて治療用の光線を連続して照射し続ける
とともに、1.5時間ごとに30分間だけスピーカーから母
親の胎内音を流している。
【0041】尚、本実施例では、患者の身体に向けて治
療用の光線を連続して照射し続けているが、図3に模式
的に示すように、所定時間(ここでは、1.5時間)ごと
に光源を消灯(輝度が0%となるように)してもよい。
【0042】このように、本実施例では、患者に所定の
音声を所定時間ごとに断続的に聴取させているため、長
時間にわたって光線治療を行っても、患者に対して所定
時間ごとに刺激を与えることができる。
【0043】これにより、患者に対して時間の経過を感
じさせることができ、患者自身が感じている時間の経過
と実際の時間の経過との間のずれを可及的に少なくする
ことができて、患者の日内リズム(生活リズム)を狂わ
せることがなくなり、これにより、長時間にわたる光線
治療によって患者が受ける負荷を軽減することができ、
患者に不快感を感じさせることなく光線治療を行うこと
ができる。
【0044】特に、光線の輝度を所定時間ごとに断続的
に増減した場合には、上記した効果を増長することがで
きる。
【0045】(第3実施例)図4〜図6は、本発明に係
る光線治療装置1を示した図であり、同光線治療装置1
は、上方を開口した透明の矩形箱型状のケース2の底部
に敷布団3及び枕4を載置することによってベッド5を
形成する一方、ケース2の開口部に蓋体6を開閉自在に
枢着している。
【0046】蓋体6には、光照射手段7と音声入出力手
段9と制御手段10を収納配設している。
【0047】光照射手段7は、図4及び図5に示すよう
に、蓋体6の下面に光源保持板11を取付け、同光源保持
板11に複数の発光ダイオード12を格子配列状に取付ける
ことによってLEDモジュール13を構成し、同LEDモ
ジュール13に発光ダイオード12を点灯・消灯させるため
のLEDドライバー14を接続している。
【0048】音声入出力手段9は、図4及び図5に示す
ように、蓋体6の下面に左右一対のスピーカー15,15を
取付け、同スピーカー15,15に音声出力インターフェイ
ス16を接続する一方、蓋体6の後面に音声入力インター
フェイス17を配設している。
【0049】制御手段10は、図5に示すように、コント
ローラ18に操作パネル19を接続している。コントローラ
18には、前述したLEDドライバー14と音声入出力イン
ターフェイス16,17を接続しており、さらには、メモリ
ー(図示省略)を接続している。かかるメモリーには、
制御プログラムのほかに、音声データを記憶している。
また、コントローラ18は、音声入力インターフェイス17
に接続した音響機器から音声データ(母親の胎内音や
声、音楽等)を入力し、メモリーに記憶できるようにな
っている。
【0050】かかるコントローラ18は、メモリーに記憶
した制御プログラムに基づいてLEDドライバー14や音
声出力インターフェイス16を制御することによって、上
述した実施例1や実施例2(図1〜図3)で説明した各
種のタイミングで、発光ダイオード12を点灯・消灯させ
たり、スピーカー15から音声を出力するようにしてい
る。尚、各種のタイミングについては、操作パネル19で
選択できるようになっている。
【0051】そして、治療用の光線を所定時間ごとに断
続的に照射した場合には、長時間にわたって光線治療を
受けても、患者に対して所定時間ごとに刺激を与えるこ
とができ、これにより、患者は時間の経過を感じ取るこ
とができ、患者自身が感じている時間の経過と実際の時
間の経過との間のずれを可及的に少なくすることがで
き、患者の日内リズム(生活リズム)を狂わせることが
なくなる。そのため、長時間にわたる光線治療によって
患者が受ける負荷を軽減することができ、患者に不快感
を感じさせることなく光線治療を行うことができる。
【0052】また、治療用の光線の輝度を所定時間ごと
に断続的に増減した場合にも、長時間にわたって光線治
療を受けても、患者に対して所定時間ごとに刺激を与え
ることができ、これにより、患者は時間の経過を感じ取
ることができ、患者自身が感じている時間の経過と実際
の時間の経過との間のずれを可及的に少なくすることが
でき、患者の日内リズム(生活リズム)を狂わせること
がなくなる。そのため、長時間にわたる光線治療によっ
て患者が受ける負荷を軽減することができ、患者に不快
感を感じさせることなく光線治療を行うことができる。
【0053】また、本実施例では、治療用の光線の光源
として発光ダイオードを用いているため、光線の照射角
度を容易に調整することができるので、患者の治療部位
にのみ集中的に光線を照射することができ、これによ
り、治療効果を向上させることができ、治療時間の短縮
化を図ることができるとともに、患者の目に光線が照射
されるのを防止することができ、治療中に患者に目隠し
しなくてもよくなり、患者の負担を軽減することができ
て、患者に不快感を感じさせることなく光線治療を行う
ことができる。
【0054】しかも、治療用の光線の光源として発光ダ
イオードを用いることによって、光線の波長を単一にす
ることができ、紫外線等の有害な光線の発生を防止する
ことができるので、これによっても、治療中に患者に目
隠ししなくてもよくなり、患者の負担を軽減することが
できて、患者に不快感を感じさせることなく光線治療を
行うことができる。
【0055】さらには、治療用の光線の光源として発光
ダイオードを用いることによって、従来の蛍光管を用い
た場合に比べて消費電力を著しく低減することができ、
光線治療のためのコストを低減することができる。
【0056】また、患者に所定の音声を所定時間ごとに
断続的に聴取させた場合にも、長時間にわたって光線治
療を受けても、患者に対して所定時間ごとに刺激を与え
ることができ、これにより、患者は時間の経過を感じ取
ることができ、患者自身が感じている時間の経過と実際
の時間の経過との間のずれを可及的に少なくすることが
でき、患者の日内リズム(生活リズム)を狂わせること
がなくなる。そのため、長時間にわたる光線治療によっ
て患者が受ける負荷を軽減することができ、患者に不快
感を感じさせることなく光線治療を行うことができる。
【0057】特に、患者の母親の胎内音を患者に聞かせ
た場合には、患者、特に新生児の患者に対して安心感を
与えることができ、これによっても、患者が受ける負荷
を軽減することができ、患者に不快感を感じさせること
なく光線治療を行うことができる。
【0058】尚、本発明に係る光線治療を行う装置とし
ては、光照射手段7とベッド5とを一体としたものに限
られず、スタンドの上部に光照射手段7を取付け、ベッ
ド5とは別体としたものであってもよい。
【0059】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0060】すなわち、請求項1に係る本発明では、患
者の身体に向けて治療用の光線を照射する光線治療方法
において、治療用の光線を所定時間ごとに断続的に照射
することにしているため、長時間にわたって光線治療を
受けても、患者に対して所定時間ごとに刺激を与えるこ
とができ、これにより、患者は時間の経過を感じ取るこ
とができ、患者自身が感じている時間の経過と実際の時
間の経過との間のずれを可及的に少なくすることがで
き、患者の日内リズム(生活リズム)を狂わせることが
なくなる。そのため、長時間にわたる光線治療によって
患者が受ける負荷を軽減することができ、患者に不快感
を感じさせることなく光線治療を行うことができる。
【0061】また、請求項2に係る発明では、患者の身
体に向けて治療用の光線を照射する光線治療方法におい
て、光線の輝度を所定時間ごとに断続的に増減すること
にしているため、これによっても、長時間にわたって光
線治療を受けても、患者に対して所定時間ごとに刺激を
与えることができ、これにより、患者は時間の経過を感
じ取ることができ、患者自身が感じている時間の経過と
実際の時間の経過との間のずれを可及的に少なくするこ
とができ、患者の日内リズム(生活リズム)を狂わせる
ことがなくなる。そのため、長時間にわたる光線治療に
よって患者が受ける負荷を軽減することができ、患者に
不快感を感じさせることなく光線治療を行うことができ
る。
【0062】また、請求項3に係る本発明では、治療用
の光線の光源として発光ダイオードを用いているため、
光線の照射角度を容易に調整することができるので、患
者の治療部位にのみ集中的に光線を照射することがで
き、これにより、治療効果を向上させることができ、治
療時間の短縮化を図ることができるとともに、患者の目
に光線が照射されるのを防止することができ、治療中に
患者に目隠ししなくてもよくなり、患者の負担を軽減す
ることができて、患者に不快感を感じさせることなく光
線治療を行うことができる。
【0063】しかも、治療用の光線の光源として発光ダ
イオードを用いることによって、光線の波長を単一にす
ることができ、紫外線、赤外線、放射線、電磁波等の有
害な光線の発生を防止することができるので、これによ
っても、治療中に患者に目隠ししなくてもよくなり、患
者の負担を軽減することができて、患者に不快感を感じ
させることなく光線治療を行うことができる。
【0064】さらには、治療用の光線の光源として発光
ダイオードを用いることによって、従来の蛍光管を用い
た場合に比べて光源の長寿命化を図ることができるとと
もに、消費電力を著しく低減することができ、光線治療
のためのコストを低減することができる。
【0065】また、請求項4に係る本発明では、患者の
身体に向けて治療用の光線を照射する光線治療方法にお
いて、患者に所定の音声を所定時間ごとに断続的に聴取
させることにしているため、これによっても、長時間に
わたって光線治療を受けても、患者に対して所定時間ご
とに刺激を与えることができ、これにより、患者は時間
の経過を感じ取ることができ、患者自身が感じている時
間の経過と実際の時間の経過との間のずれを可及的に少
なくすることができ、患者の日内リズム(生活リズム)
を狂わせることがなくなる。そのため、長時間にわたる
光線治療によって患者が受ける負荷を軽減することがで
き、患者に不快感を感じさせることなく光線治療を行う
ことができる。
【0066】また、請求項5に係る本発明では、患者の
母親の胎内音を患者に聞かせているため、患者、特に新
生児の患者に対して安心感を与えることができ、これに
よっても、患者が受ける負荷を軽減することができ、患
者に不快感を感じさせることなく光線治療を行うことが
できる。
【0067】また、請求項6に係る本発明では、患者の
身体に向けて治療用の光線を照射する光線治療装置にお
いて、治療用の光線を所定時間ごとに断続的に照射すべ
く構成しているため、長時間にわたって光線治療を受け
ても、患者に対して所定時間ごとに刺激を与えることが
でき、これにより、患者は時間の経過を感じ取ることが
でき、患者自身が感じている時間の経過と実際の時間の
経過との間のずれを可及的に少なくすることができ、患
者の日内リズム(生活リズム)を狂わせることがなくな
る。そのため、長時間にわたる光線治療によって患者が
受ける負荷を軽減することができ、患者に不快感を感じ
させることなく光線治療を行うことができる。
【0068】また、請求項7に係る本発明では、患者の
身体に向けて治療用の光線を照射する光線治療装置にお
いて、治療用の光線の輝度を所定時間ごとに断続的に増
減すべく構成しているため、これによっても、長時間に
わたって光線治療を受けても、患者に対して所定時間ご
とに刺激を与えることができ、これにより、患者は時間
の経過を感じ取ることができ、患者自身が感じている時
間の経過と実際の時間の経過との間のずれを可及的に少
なくすることができ、患者の日内リズム(生活リズム)
を狂わせることがなくなる。そのため、長時間にわたる
光線治療によって患者が受ける負荷を軽減することがで
き、患者に不快感を感じさせることなく光線治療を行う
ことができる。
【0069】また、請求項8に係る本発明では、治療用
の光線の光源として発光ダイオードを用いているため、
光線の照射角度を容易に調整することができるので、患
者の治療部位にのみ集中的に光線を照射することがで
き、これにより、治療効果を向上させることができ、治
療時間の短縮化を図ることができるとともに、患者の目
に光線が照射されるのを防止することができ、治療中に
患者に目隠ししなくてもよくなり、患者の負担を軽減す
ることができて、患者に不快感を感じさせることなく光
線治療を行うことができる。
【0070】しかも、治療用の光線の光源として発光ダ
イオードを用いることによって、光線の波長を単一にす
ることができ、紫外線、赤外線、放射線、電磁波等の有
害な光線の発生を防止することができるので、これによ
っても、治療中に患者に目隠ししなくてもよくなり、患
者の負担を軽減することができて、患者に不快感を感じ
させることなく光線治療を行うことができる。
【0071】さらには、治療用の光線の光源として発光
ダイオードを用いることによって、従来の蛍光管を用い
た場合に比べて光源の長寿命化を図ることができるとと
もに、消費電力を著しく低減することができ、光線治療
のためのコストを低減することができる。
【0072】また、請求項9に係る本発明では、患者の
身体に向けて治療用の光線を照射する光線治療装置にお
いて、患者に所定の音声を所定時間ごとに断続的に聴取
させるべく構成しているため、これによっても、長時間
にわたって光線治療を受けても、患者に対して所定時間
ごとに刺激を与えることができ、これにより、患者は時
間の経過を感じ取ることができ、患者自身が感じている
時間の経過と実際の時間の経過との間のずれを可及的に
少なくすることができ、患者の日内リズム(生活リズ
ム)を狂わせることがなくなる。そのため、長時間にわ
たる光線治療によって患者が受ける負荷を軽減すること
ができ、患者に不快感を感じさせることなく光線治療を
行うことができる。
【0073】また、請求項10に係る本発明では、患者の
母親の胎内音を患者に聞かせているため、患者、特に新
生児の患者に対して安心感を与えることができ、これに
よっても、患者が受ける負荷を軽減することができ、患
者に不快感を感じさせることなく光線治療を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例としての光線治療方法を示す説明
図。
【図2】第2実施例としての光線治療方法を示す説明
図。
【図3】第2実施例の変形例としての光線治療方法を示
す説明図。
【図4】光線治療装置を示す斜視図。
【図5】同ブロック図。
【図6】同側面図。
【符号の説明】
1 光線治療装置 2 ケース 6 蓋体 7 光照射手段 9 音声入出力手段 10 制御手段 12 発光ダイオード 13 LEDモジュール 14 LEDドライバー 15 スピーカー 16 音声出力インターフェイス 17 音声入力インターフェイス 18 コントローラ 19 操作パネル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者の身体に向けて治療用の光線を照射
    する光線治療方法において、 治療用の光線を所定時間ごとに断続的に照射することを
    特徴とする光線治療方法。
  2. 【請求項2】 患者の身体に向けて治療用の光線を照射
    する光線治療方法において、 光線の輝度を所定時間ごとに断続的に増減することを特
    徴とする光線治療方法。
  3. 【請求項3】 前記治療用の光線は、発光ダイオードを
    光源に用いたものであることを特徴とする請求項1又は
    請求項2記載の光線治療方法。
  4. 【請求項4】 患者の身体に向けて治療用の光線を照射
    する光線治療方法において、 患者に所定の音声を所定時間ごとに断続的に聴取させる
    ことを特徴とする光線治療方法。
  5. 【請求項5】 前記所定の音声は、患者の母親の胎内音
    であることを特徴とする請求項4記載の光線治療方法。
  6. 【請求項6】 患者の身体に向けて治療用の光線を照射
    する光線治療装置において、 治療用の光線を所定時間ごとに断続的に照射すべく構成
    したことを特徴とする光線治療装置。
  7. 【請求項7】 患者の身体に向けて治療用の光線を照射
    する光線治療装置において、 治療用の光線の輝度を所定時間ごとに断続的に増減すべ
    く構成したことを特徴とする光線治療装置。
  8. 【請求項8】 前記治療用の光線は、発光ダイオードを
    光源に用いたものであることを特徴とする請求項6又は
    請求項7記載の光線治療装置。
  9. 【請求項9】 患者の身体に向けて治療用の光線を照射
    する光線治療装置において、 患者に所定の音声を所定時間ごとに断続的に聴取させる
    べく構成したことを特徴とする光線治療装置。
  10. 【請求項10】 前記所定の音声は、患者の母親の胎内
    音であることを特徴とする請求項9記載の光線治療装
    置。
JP2001363348A 2001-11-28 2001-11-28 光線治療方法及びそれに用いる光線治療装置 Pending JP2003159341A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001363348A JP2003159341A (ja) 2001-11-28 2001-11-28 光線治療方法及びそれに用いる光線治療装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001363348A JP2003159341A (ja) 2001-11-28 2001-11-28 光線治療方法及びそれに用いる光線治療装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003159341A true JP2003159341A (ja) 2003-06-03

Family

ID=19173706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001363348A Pending JP2003159341A (ja) 2001-11-28 2001-11-28 光線治療方法及びそれに用いる光線治療装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003159341A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010259736A (ja) * 2009-04-28 2010-11-18 Routekku:Kk 育毛美顔装置
JP2015528322A (ja) * 2012-08-08 2015-09-28 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 新生児医療における乳児の位置に適応する光線療法システム
JP2021058390A (ja) * 2019-10-07 2021-04-15 トーイツ株式会社 光治療器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010259736A (ja) * 2009-04-28 2010-11-18 Routekku:Kk 育毛美顔装置
JP2015528322A (ja) * 2012-08-08 2015-09-28 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 新生児医療における乳児の位置に適応する光線療法システム
JP2021058390A (ja) * 2019-10-07 2021-04-15 トーイツ株式会社 光治療器
JP7409821B2 (ja) 2019-10-07 2024-01-09 トーイツ株式会社 光治療器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100624445B1 (ko) 광음악요법을 위한 이어폰
JP5654482B2 (ja) 光線療法を施すためのシステム及び方法
EP1853347B1 (en) Light therapy device for treatment of bone disorders and biostimulation of bone and soft tissue
JP2013526326A (ja) 電磁放射の2以上の波長帯域を用いて被験者に光線治療を施すシステム
KR20160120087A (ko) 귀속 치료 장치 및 귀속 치료 장치의 구동 방법
JP3133700U (ja) 多功能頭部健康機具
KR102634647B1 (ko) 뇌 기능 개선을 위한 바이노럴 비트를 이용한 시청각 복합 뇌기능 개선장치
JP2003159341A (ja) 光線治療方法及びそれに用いる光線治療装置
KR20140006236A (ko) 이명 및 난청 치료기
KR101086196B1 (ko) 칼라 발 반사요법 기기
KR102265580B1 (ko) 근적외선 조사 기능을 지닌 음향 변환 장치
KR101563336B1 (ko) 테라피 글래스
KR101724080B1 (ko) 레이저 조사 유닛과 전자기장 발생 유닛을 결합한 피부 및 두피 관리 장치
KR100722217B1 (ko) 기능성 베개
WO2007143862A1 (en) Apparatus and method for preventing and treating vitamin d deficiency of an infant
KR101125505B1 (ko) 차량용 탑승자 두피 광학 치료 장치
KR101826510B1 (ko) 스마트 단말기와 광원을 이용한 치료기
RU2195329C1 (ru) Терапевтическое устройство
JP2021100727A (ja) 40Hz閃光療法に適用する閃光刺激を提供する方法および装置
KR20090104422A (ko) 터널형 광 조사장치
JP2022540774A (ja) 外耳道フォトバイオモジュレーション装置
KR20100009542U (ko) 엘이디를 이용한 피부미용기기
KR101769392B1 (ko) 파장형 led조사기구
KR20200051345A (ko) 전신치료장치
JP3087142U (ja) 睡眠導入装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040727

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Effective date: 20040830

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060529

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20061017

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20070306

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02