JP2003158748A - 画像処理方法、画像処理装置 - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置

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JP2003158748A
JP2003158748A JP2001355095A JP2001355095A JP2003158748A JP 2003158748 A JP2003158748 A JP 2003158748A JP 2001355095 A JP2001355095 A JP 2001355095A JP 2001355095 A JP2001355095 A JP 2001355095A JP 2003158748 A JP2003158748 A JP 2003158748A
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Kazuo Aoki
和夫 青木
Takeshi Ono
武司 大野
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Sony Corp
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Sony Corp
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/4007Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting based on interpolation, e.g. bilinear interpolation

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  • Studio Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明度の情報を有する画像を拡大/縮小して
画像に重畳表示した際の、画像の見た目の不自然さを解
消する。 【解決手段】 透明度の情報を有している画素から成る
画像を拡大/縮小するのにあたって、互いに異なる透明
度値を有する複数の原画素から上記補間画素を得る場合
においては、上記画素補間処理によって透明度値を得る
のに代えて、所定の規則に従って上記複数の原画素のう
ちから原画素を選択し、この選択された原画素が有する
透明度値を上記補間画素に対して設定するようにしてい
る。これによって、拡大/縮小処理後の画像において、
拡大/縮小処理前の透明度値の異なる境界に対応する領
域には、その中間の透明度値による領域は生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画素ごとに透明度
を示す透明度値が設定されている画像を拡大/縮小する
ための画像処理方法、及び画像処理装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年においては、デジタル衛星放送が普
及してきている。このデジタル衛星放送では、例えば通
常の番組としての映像だけではなく、いわゆるデータ放
送サービスも行われている。このデータ放送サービスと
しての画像データは、通常の番組の画像に対して重畳さ
れるようにして表示出力されるようになっている。この
ため、データ放送サービスの画像データは、例えば画素
ごとに透明度の値が設定されており、この透明度値の設
定通りに番組の画像に重畳表示されることで、放送側が
意図したとおりのデータ放送の画像が表示されるように
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年におい
ては、テレビジョン画像としても高画質化を図るため
に、デジタル信号処理によって、テレビジョン信号を高
解像度化して表示出力することが行われている。このよ
うにして、画像を高解像度化して表示させる際におい
て、上記したデータ放送の画像をそのまま重畳すると、
解像度の増加に応じて、データ放送の画像が縮小されて
しまい、見づらくなってしまうという不都合が生じる。
また、逆に、或る高解像度の画像に対応しているサイズ
のデータ放送の画像を、より低い解像度の画像に対して
重畳させる場合もあると考えられるが、このような場合
には、データ放送の画像がその分拡大して、例えば番組
等の画像のほうが見づらくなってしまうことになる。こ
のようにして、例えばデータ放送の画像は、通常番組の
画像などの解像度に応じて、縮小したり、拡大してしま
う。そこで、このような画像サイズのアンバランスを解
消するために、データ放送の画像を拡大、縮小する必要
が生じてくることになる。つまり、画像が高解像度化さ
れてデータ放送の画像が縮小してしまう場合には、デー
タ放送の画像を拡大し、逆に、画像が低解像度となって
データ放送の画像が拡大してしまう場合には、その分デ
ータ放送の画像を縮小することが必要となるものであ
る。
【0004】ここで、このような画像の拡大/縮小を行
うための画像処理の手法の1つとして、画素の色成分に
対して行う画素補間処理を適用することが挙げられる。
このような画素補間処理によるデータ放送画像の拡大/
縮小について、図11及び図12により説明する。ここ
で、例えば画像処理対象となるデータ放送画像の画像
が、図11(a)に示すものであるとする。この図11
(a)においては、或るデータ放送画像における一部の
画素列が示されている。なお、各画素においては、色成
分値R,G,Bについて、0〜255の範囲の値が設定
されることで、最大256段階により特定の色を表現す
ることになる。また、各画素の透明度については、0〜
127までの範囲による透明度値alphaによって、最大
128段階により透明度が表現されることになる。な
お、透明度alphaは、alpha=127で完全な不透明であ
ることを示し、alpha=0で完全な透明であることを示
す。
【0005】そして、図11(a)においては、先ず左
から4つの画素については、 R=255,G=0,B=0,alpha=127 とされている。つまり、これらの各画素は、それぞれが
不透明で赤色とされており、従って、これら4つの画素
によって赤色の不透明な領域を形成していることにな
る。また、その右に位置する5つの画素は、それぞれ、 R=0,G=0,B=0,alpha=0 とされていることで、これらの画素によって黒色の透明
な領域を形成していることになる。さらに、その右に位
置する4つの画素は、それぞれ、 R=0,G=0,B=255,alpha=127 とされており、これらの画素によって青色の不透明な領
域を形成していることになる。上記した各領域のうち、
赤色の不透明な領域及び青色の不透明な領域は、このデ
ータ放送の画像を、他の通常番組などの画像の上となる
ようにして重畳した場合において、赤色及び青色により
表示されるとともに、下の画像が透過して見えない、不
透明な部分として見えることになる。これに対して、黒
色の透明な領域は、黒色で表示が行われたうえで、下の
画像が透過して見える、透明な部分とされることにな
る。
【0006】そして、ここでは、上記図11(a)に示
したようなデータ放送の画像について画素補間処理を施
して、2倍の拡大を行ったとする。この画素補間処理に
よって2倍に拡大された状態は、図11(b)に示すよ
うになるこの図から分かるように、図11(a)に示さ
れていた画素列に対して、補間処理が行われる結果、2
倍のサイズに拡大しているが、図11(a)において透
明度が異なる境界部分に対応しては、図11(b)に示
すようにして、半透明な中間色の画素が存在する領域が
新たに形成されることになる。つまり、赤色の不透明な
領域と黒色の透明な領域の境界に対応しては、色成分値
及び透明度値について、 R=127,G=0,B=0,alpha=64 により表現される、1つの画素から成る領域が生じる。
この領域は、黒色と赤色の中間色で、中間の透明度(半
透明の状態)を有する。また、黒色の透明な領域と、青
色の不透明な領域との境界に対応しては、色成分値及び
透明度値について、 R=0,G=0,B=127,alpha=64 により表現される1つの画素から成る領域が生じてい
る。この領域は、黒色と青色の中間色を有していると共
に、中間の透明度を有していることになる。
【0007】このようにして、図11(a)に示す画素
に対して補間処理を施した場合には、透明度値が異なる
画素の境界部分に対応して、これらの画素の透明度値と
は異なる透明度値の画素から成る領域が生じることにな
る。この理由について、図12を参照して説明してお
く。
【0008】図12は、図11(a)に示した画素列に
対して施したのと同様の2倍拡大のための画素補間処理
を模式的に示している。図12(a)には、補間処理前
の画素列が示されており、左から2つの画素によって
は、赤色の不透明な領域(R=255,G=0,B=
0,alpha=127)を形成し、その右の2つの画素に
よっては黒色の透明な領域(R=0,G=0,B=0,
alpha=0)を形成し、さらにその右側の2つの画素に
よっては、青色の不透明な領域(R=0,G=0,B=
255,alpha=127)を形成している。
【0009】そして、2倍拡大のための補間処理として
は、図12(b)に示すようにして、図12(a)に示
される各原画素の間に、補間演算処理によって生成した
補間画素を1つずつ補間していくようにされる。また、
この補間演算処理は、図12(a)に示される原画素の
うちで、隣合う原画素を利用して、例えば下記の演算式
により行うようにされる。例えば図12(a)に示す原
画素a,b,c,dを例に挙げると、原画素a,bを利
用して補間画素abを得るのには、 ab=cf1×a+cf2×b で示される補間演算処理を行うようにされる。同様にし
て、原画素b,cを利用して補間画素bcを得るのにあ
たっては、 bc=cf1×b+cf2×c で示される補間演算処理を行う。また、原画素c,dを
利用して補間画素bcを得るのにあたっては、 cd=cf1×c+cf2×d で示される補間演算処理を行うことになる。なお、cf
1、cf2は、各原画素に対して与える係数となるので
あるが、2倍拡大の場合には、常にcf1=cf2=1
/2としている。
【0010】このような補間演算処理の結果として、例
えば上記した原画素a,b,c,dのうち、互いに透明
度が同一である原画素b,cを利用して得られる補間画
素bcとしては、図12(b)に示すようにして、R=
0,G=0,B=0,alpha=0となる。つまり、補間
画素bcは、原画素b,cと同じ透明度値が与えられる
ことになる。なお、この場合には、原画素b,cが共に
同じ色成分(R=0,G=0,B=0)であるから、補
間画素bcについても、原画素b,cと同じ色成分値と
なる。
【0011】これに対して、互いに透明度が異なる原画
素a,bを上記した演算式によって補間演算処理するこ
とによって得られる補間画素abとしては、図12
(b)に示すようにして、R=127,G=0,B=
0,alpha=64となる。つまり、原画素aが不透明(a
lpha=127)で、原画素bが透明(alpha=0)であ
るのに対して、補間画素abの透明度値は、alpha=6
4で示される中間の透明度値となる。また、色成分につ
いても、原画素aが赤色(R=255,G=0,B=
0)で、原画素bが黒色(R=0,G=0,B=0)で
あるのに対して、補間画素abは、赤色と黒色の中間色
(R=127,G=0,B=0)となる。同様にして、
互いに透明度が異なる原画素c,dについて補間演算処
理することによって得られる補間画素cdについても、
図12(b)に示すようにして、R=0,G=0,B=
127,alpha=64となる。つまり、原画素cが透明
(alpha=0)で、原画素dが透明(alpha=127)で
あるのに対し、補間画素cdは中間の透明度値(alpha
=64)となる。また、色成分についても、原画素cが
黒色(R=0,G=0,B=0)で、原画素dが青(R
=0,G=0,B=255)であるのに対して、補間画
素cdは、赤色と青色の中間色(R=0,G=0,B=
127)となる。
【0012】このようにして、画素補間処理によって拡
大を行った場合には、原画素とは異なる透明度値の画素
から成る領域が生じることとなるが、これによっては、
次のような不都合が起こり得る。つまり、図11(b)
及び図12(b)に示したようにして拡大されたデータ
放送の画像が、下の画像に重ねられるようにして重畳さ
れた場合には、新たに生じた、原画素とは異なる透明度
値の画素から成る領域において、放送側が意図していな
い位置で下の画像が透過して見えたり、或いは逆に、本
来透過して見えるべきであるのに、下の画像が透過して
見えないなどの現象が生じることになる。このような現
象が生じると、表示画像全体が不自然で見にくいものと
なってしまうこととなる。また、上記図11及び図12
により説明した補間処理によっては、上記したような新
たな透明度値を有する画素領域において、色成分値につ
いても、本来のデータ放送画像には無い色が出現するこ
とにもなるので、この点でも、表示画像が不自然なもの
となってしまう。また、上記した問題点は、データ放送
画像を縮小する際にも、同様に生じる。画像縮小を上記
した画素補間処理の手法を用いて行う場合には、やは
り、複数の画素について補間演算処理を行って、補間画
素を得るプロセスが必要となるからである。
【0013】そこで、このための対策としては、次のよ
うなことが考えられる。つまり、データ放送画像の全て
について拡大/縮小を行う前の段階において、表示すべ
き画像について、全て重畳処理を行って、1枚の完全な
表示画像データを得る。そして、このようにして得られ
た表示画像データ全体に対して、拡大、縮小処理を行う
ようにするものである。
【0014】しかしながら、このような構成を採る場合
において、例えば、1つのデータ放送画像のみの拡大/
縮小率を変更して他の画像に重畳させたいような場合に
は、この拡大/縮小率を変更した画像についての透明度
が不自然と成らないように信号処理を行ったうえで、予
め、それぞれ異なる所要の拡大/縮小率によるデータ放
送画像を生成して保持しておくようにしなければならな
い。このため、相当の容量のメモリが必要となってしま
う。また、上記した各拡大/縮小率ごとのデータ放送画
像を生成するのにあたっては、上記もしているように、
表示画像全体において、不自然な表示状態とならないよ
うに信号処理を行うことになるので、その処理のための
アルゴリズムも非常に複雑なものとなり、処理が重くな
らざるを得ない。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記し
た課題を考慮して、例えばデータ放送画像などの透明度
値を有した画素により形成され、他の画像に重畳させる
ようにして表示すべき画像の拡大/縮小を行うのにあた
り、できるだけ簡易な処理でありながらも、重畳後の画
像全体の状態が不自然にならないようにすることを目的
とする。
【0016】このため、透明度値を有する画素から成る
画像について、画素補間処理を実行することで拡大又は
縮小を行うための画像処理方法として次のように構成す
ることとした。つまり、互いに異なる透明度値を有する
複数の原画素から補間画素を得る場合においては、画素
補間処理によって透明度値を得るのに代えて、所定の規
則に従って上記複数の原画素のうちから原画素を選択
し、この選択された原画素が有する透明度値を上記補間
画素に対して設定する補間画素設定処理を実行するよう
に構成することとした。
【0017】また、透明度値を有する画素から成る画像
について、画素補間処理を実行することで拡大又は縮小
を行うための画像処理装置としては次のように構成する
こととした。つまり、互いに異なる透明度値を有する複
数の原画素から補間画素を得る場合においては、画素補
間処理によって透明度値を得るのに代えて、所定の規則
に従って上記複数の原画素のうちから原画素を選択し、
この選択された原画素が有する透明度値を上記補間画素
に対して設定する補間画素設定手段を備えることとし
た。
【0018】上記各構成によれば、透明度値が異なる複
数の原画素から補間画素を得るのにあたっては、通常の
画素補間処理によって透明度値は得ないようにされる。
そして、これに代えて、所定の規則に従って複数の原画
素のうちから原画素を選択し、この選択された原画素が
有する透明度値を補間画素に対して設定するようにされ
る。これによっては、補間画素の透明度値は、この補間
画素の元となる複数の原画素のうち、何れかの原画素が
有している値がそのまま設定されることとなるが、これ
は即ち、補間画素の透明度値としては、原画素に対して
与えられていない値が設定されることがなくなることを
意味する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明していくこととする。本実施の形態としては、本
発明の画像処理方法及び画像処理装置を、デジタル衛星
放送受信機に適用した場合を例に挙げる。
【0020】図1のブロック図は、本実施の形態のデジ
タル衛星放送受信機の内部構成例を示している。周知の
ように、デジタル衛星放送では、通信衛星又は放送衛星
からデジタル放送信号が出力されている。パラボラアン
テナ10では、この衛星からの放送信号を受信し、内蔵
のLNB(Low Noize Block Down Converter)によって所
定の高周波信号に変換して、デジタル衛星放送受信機1
に対して供給する。
【0021】デジタル衛星放送受信機1においては、パ
ラボラアンテナ10にて受信され、所定の周波数に変換
された受信信号を、フロントエンド部2により入力す
る。フロントエンド部2では、システムコントローラ9
からの伝送諸元等を設定した設定信号に基づいて、この
設定信号により決定されるキャリア(受信周波数)を受
信して、例えばビタビ復調処理や誤り訂正処理等を施す
ことで、TS(Transport Stream)を得るようにされ
る。
【0022】このデジタル衛星放送の規格によるTS
は、周知のように、例えばMPEG2(Moving Picture
Experts Group Layer2)方式によって、複数のプログラ
ム(映像番組)のビデオ信号及びオーディオ信号を圧縮
した圧縮データと、各種の付加情報が多重化されてい
る。そしてまた、必要に応じて、データ放送サービスの
ためのデータ放送用データも多重化される。
【0023】なお、参考のために述べておくと、データ
放送サービスとしては、大きくは2つの形態が存在す
る。1つは、通常の映像番組に関連したデータを送信す
る形態であり、例えば視聴者参加型の番組において、ユ
ーザ側が参加するためのデータを放送することなどがこ
れにあたる。もう1つは、映像番組と独立したデータを
送信する形態であり、例えば電子新聞などがこれにあた
る。また、上記したビデオ信号及びオーディオ信号を圧
縮した圧縮データは、ES(Elementary Stream)として
多重化される。また、放送側が挿入する付加情報として
は、PAT(Program Association Table)、PMT(Prog
ram Map Table)などのテーブルを格納するPSI(Progr
am Specific Information:番組特定情報)や、SI(Se
rvice Information:番組配列情報)などが挙げられる。
そして、上記各情報の多重化は、TSを188バイトの
トランスポートストリーム・パケット(TSパケット)
により形成するようにして、このTSパケットに対し
て、上記したES及び各種付加情報を格納することによ
り行われる。フロントエンド部2にて得られたTSは、
デスクランブラ3に対して供給される。
【0024】また、フロントエンド部2では、TSから
PSI(Program Specific Information:番組特定情報)
のパケットを取得し、その選局情報を更新すると共に、
TSにおける各チャンネルのコンポーネントPID(Pro
gram ID)を得て、例えばシステムコントローラ9に伝送
する。システムコントローラ9では、取得したPIDを
受信信号処理に利用することになる。
【0025】デスクランブラ3では、予め用意されたデ
スクランブルキーデータをシステムコントローラ9から
受け取ると共に、システムコントローラ9によりPID
が設定される。そして、このデスクランブルキーデータ
とPIDとに基づいてデスクランブル処理を実行する。
また、確認のために述べておくと、デスクランブラ3か
ら出力されるTSとしては、複数のプログラムのESが
多重化されている可能性があり、また、データ放送用デ
ータ、及びPSIをはじめとする付加情報も除去される
ことなく多重化されているものである。
【0026】デマルチプレクサ4は、システムコントロ
ーラ9により設定されたフィルタ条件に従って、デスク
ランブラ3から供給されたTSから必要なTSパケット
を分離する。これにより、例えばデマルチプレクサ4に
おいては、目的とする1つのプログラムについてのTS
パケットとして、例えば映像番組としての、MPEG2
方式により圧縮されたビデオデータのTSパケットと、
MPEG2方式により圧縮されたオーディオデータのT
Sパケットを得ることになる。そして、このようにして
得られた圧縮ビデオデータと圧縮オーディオデータをM
PEGデコーダ5に対して出力する。
【0027】また、デマルチプレクサ4では、目的とす
る所要のデータ放送についてのデータ放送用データを分
離して、データ放送用データ生成部7に対して出力す
る。
【0028】なお、デマルチプレクサ4により分離さ
れ、MPEGデコーダ5に入力される圧縮ビデオ/オー
ディオデータの個別パケットは、PES(Packetized El
ementary Stream)と呼ばれる形式でそれぞれ、MPEG
デコーダ5に入力されるようになっている。また、上記
したフィルタ条件の設定は、例えばデマルチプレクサ4
において、TSに含まれるPAT、PMTなどを抽出し
て、システムコントローラ9に転送するようにされる。
そして、システムコントローラ9が、転送されてきたP
AT、PMTなどに記述されている情報内容に基づい
て、デマルチプレクサ4に対してフィルタ条件を設定す
るようにされる。
【0029】MPEGデコーダ5においては、圧縮ビデ
オデータをMPEG2フォーマットに従ってデコード
(伸長)処理を行うビデオデコーダと、圧縮オーディオ
データについて、MPEG2フォーマットに従って、上
記ビデオデータ出力に同期させるようにしてデコード処
理を行うオーディオデコーダとを備えている。そして、
入力された圧縮ビデオデータについては、ビデオデコー
ダによってデコード処理を施し、また、入力された圧縮
オーディオデータについては、オーディオデコーダによ
ってデコード処理を施す。そして、この場合には、例え
ばデコードされたビデオデータについて、例えばNTS
C方式などの所定のテレビジョン方式に対応して適正に
画像表示が行われるように所要の信号処理を施して、デ
ジタルビデオ信号として出力するようにされる。また、
デコードされたオーディオデータについては、例えばデ
ジタルオーディオ信号として出力するようにされる。本
実施の形態の場合、このようにしてMPEGデコーダ5
から出力されたデジタルビデオ信号及びデジタルオーデ
ィオ信号は、ビデオ/オーディオ信号処理部6に対して
入力される。
【0030】データ放送用データ生成部7に対しては、
デマルチプレクサ4から、例えばTSパケットの形式で
パケット化されたデータ放送用データが入力されてく
る。そこで、データ放送データ生成部7においては、入
力されたTSパケットのパケット化を解くための処理等
を施して、データ放送用データを生成するようにされ
る。このようにして生成されたデータ放送用データは、
例えばシステムコントローラ9の制御によって、データ
放送データ生成部7からメモリ8に対して書き込まれ、
ここで保持される。なお、メモリ8は、データ放送用デ
ータを保持するために専用に備えられたものであっても
良いし、また、システムコントローラ9が作業領域とし
て用いるRAM等を利用しても良い。システムコントロ
ーラ9は、データ放送を表示出力すべきタイミングに応
じて、必要されるデータ放送のデータ放送用データをメ
モリ8から読み出して、ビデオ/オーディオ信号処理部
6に対して転送する。
【0031】ビデオ/オーディオ信号処理部6における
基本的な動作としては、MPEGデコーダ5から入力さ
れてくる映像番組のデジタルビデオ信号及びデジタルオ
ーディオ信号について、所要の信号処理を施して、表示
出力のためのビデオ信号及びオーディオ信号として出力
する。そして、データ放送を表示出力する必要のある場
合には、ビデオ/オーディオ信号処理部6では、システ
ムコントローラ9の制御によって上記のようにして入力
されてきたデータ放送用データを画像データに変換す
る。そして、このデータ放送画像データを、MPEGデ
コーダ5側から入力された映像番組のデジタルビデオ信
号としての画像に対して重畳する。そして、このように
してデータ放送画像が重畳されたビデオ信号に対して、
上記した場合と同様にして表示出力のための所要の信号
処理を施して、ビデオ信号として出力する。
【0032】図2のブロック図は、ビデオ/オーディオ
信号処理部6において、MPEGデコーダ5から入力さ
れたデジタルビデオ信号に対して、データ放送画像を重
畳するための構成を抜き出して示している。MPEGデ
コーダ5から入力されてきたデジタルビデオ信号は、合
成処理部23に対して入力される。
【0033】一方、メモリ8から読み出されたデータ放
送用データは、先ず、デコーダ21に入力される。メモ
リ8から読み出されたデータ放送用データは、例えば所
定のデータ圧縮方式によって圧縮された形式のデータと
なっている。そこで、例えばデコーダ21では、このデ
ータ圧縮処理に応じたデコード処理を施して、データ放
送画像としての画像データ(データ放送画像データ)を
得るようにされる。
【0034】本実施の形態の場合、このデータ放送画像
データは、画像形成のための画素の情報の集合によって
形成されるのであるが、各画素は、カラー表示に対応し
て色成分値の情報を有している。また、データ放送画像
データの各画素には、透過率を示す透明度値の情報も有
している。データ放送画像は、映像番組としての画像の
上に重ねるようにして重畳されるものである。そこで、
例えば映像番組の画像が不用意に見えにくくならないよ
うにすることや、視覚的効果などを考慮して、上記した
ように透明度値を設定しているものである。この透明度
値に応じた透過率によってデータ放送画像の重畳表示が
行われることとなる。なお、これら色成分値及び透明度
値の情報は、放送側がデータ放送の意図に従って値を設
定しているものである。そして、所定のデータ形式によ
って、各画素ごとに、色成分値及び透明度値の情報を与
えたうえで、データ放送用データを形成し、送出するよ
うにされる。
【0035】上記のようにしてデコーダ21において得
られたデータ放送画像データは、拡大/縮小処理部22
に対して入力される。前述もしたように、デジタル信号
処理によってテレビジョン信号を高解像度化して表示出
力したり、或いは、或る高解像度のテレビジョン方式の
画像をダウンコンバートして、より低い解像度のテレビ
ジョン方式の画像として表示出力するような場合には、
映像番組の画像とデータ放送画像とのサイズのバランス
を取るために、データ放送画像を拡大又は縮小する必要
が生じてくる。拡大/縮小処理部22は、このようなデ
ータ放送画像を拡大/縮小するためのデジタル画像信号
処理を実行する機能回路部とされる。なお、本実施の形
態としては、この拡大/縮小処理部22における拡大/
縮小処理に特徴を有するが、これについては後述する。
また、データ放送画像について特に拡大/縮小処理を実
行する必要がない場合には、拡大/縮小処理部22で
は、拡大/縮小処理を実行することなく、入力された画
像データをパスさせることとなる。拡大/縮小処理部2
2から出力されたデータ放送画像データは、合成処理部
23に対して入力される。
【0036】合成処理部23においては、MPEGデコ
ーダ5側から入力されてきた映像番組のデジタルビデオ
信号と、上記拡大/縮小処理部22から入力されてきた
データ放送画像データとを利用して、映像番組としての
画像データに対して、データ放送画像データを上から重
ねるようにして重畳するための合成処理を実行する。そ
して、この際には、データ放送画像データの各画素が有
している透明度値に基づいた透過率によって、下の映像
画像が見えたり、隠れたりする状態が表現されるように
して映像信号処理を実行するようにもされる。このよう
にして合成処理部23からは、映像番組の画像に対して
データ放送画像が重畳された状態のデジタルビデオ信号
が出力されることになる。
【0037】続いては、上記図2に示した拡大/縮小処
理部22における拡大/縮小処理について説明を行って
いくこととする。先ず、拡大処理として、図3〜図5を
参照して2倍拡大処理を実行する場合を例に挙げて説明
を行うこととする。図3(a)には、デコーダ21にて
デコードされ、拡大/縮小処理部22に対して入力され
る、拡大/縮小処理前のデータ放送画像データが模式的
に示されている。この図に示す画像データは、例えばデ
ータ放送画像データにおける一部の画素列を示してい
る。この図3(a)に示す画像データの画素列は、先に
図11に示したのと同様のものが示されている。つま
り、各画素については、色成分値R,G,Bについて、
0〜255の範囲の値が設定されている。これにより、
R,G,Bの各色について最大256段階により表現さ
れ、これらR,G,Bの各色の値によって、画素が有す
る色が決定されることになる。R,G,Bの各色成分値
は、その値が大きくなるほど、その色成分が濃くなって
いくものとされている。従って、例えば或る画素が有す
る色成分値が、[R=255,G=255,B=25
5]のように全て最大値を取れば、その画素は白色であ
ることになり、また、[R=0,G=0,B=0]のよ
うに全て最小値をとれば、その画素は黒色であることに
なる。
【0038】また、各画素は、前述もしたように、上記
色成分についての情報だけではなく、透明度(透過率)
の情報も有している。この透明度の情報は、透明度値al
phaによって与えることができる。本実施の形態では、
透明度値alphaは、0〜127の値の範囲をとるものと
されることで、最大128段階による透明度の表現が行
えるものとされている。この場合には、透明度値alpha
=0であると、その画素は、完全な透明となるように表
示すべきことが示され、透明度値=127であると、そ
の画素は完全な不透明となるように表示すべきことが示
される。
【0039】そして、この図3(a)に示す画素列にお
いて、先ず左から4つの画素については、 R=255,G=0,B=0,alpha=127 とされている。これは、これらの4つの画素の全てが赤
色で、かつ完全な不透明であることを示している。従っ
て、これら4つの画素によって不透明な赤色の領域が形
成されることになる。
【0040】また、その右に位置する5つの画素は、そ
れぞれ、 R=0,G=0,B=0,alpha=0 とされていることで、これらの画素によって黒色で、か
つ完全に透明な領域を形成していることになる。さら
に、その右に位置する4つの画素は、それぞれ、 R=0,G=0,B=255,alpha=127 とされており、これらの画素によって青色で不透明な領
域を形成していることになる。
【0041】上記のようにして、図3(a)において
は、赤色の不透明な領域、黒色の透明な領域、及び青色
の不透明な領域とが存在することになる。そして、これ
らの領域が、データ放送画像として、映像番組画像に対
して重畳される場合には、上記した各領域のうち、赤色
の不透明な領域は、下に重なる映像番組の画像部分が完
全に見えないように隠すようにしたうえで、赤色によっ
て表示されることになる。同様に、青色の不透明な領域
も、下に重なる映像番組の画像部分を完全に見せない状
態で、青色によって表示されることになる。これに対し
て、黒色の透明な領域は、黒色で表示が行われたうえ
で、下の画像が透過して見える、透明な部分として表示
されることになる。
【0042】そして、本実施の形態においては、上記図
3(a)に示す画像データの画素列に対して2倍拡大処
理を実行した場合には、図3(b)に示す結果が得られ
ることとなる。この図3(b)に示す画像データの画素
列と、先に従来例として図11(b)に示した2倍拡大
処理後の画像データの画素列とを比較して分かるよう
に、図3(b)に示す画像データの画素列においては、
拡大処理前の画素列において透明度が異なる境界に対応
していた部分において、その中間の透明度及び中間色と
なる領域が存在しないようにされる。つまり、本実施の
形態では、拡大処理後の画素列においても、拡大処理前
の元の画素列と同様の透明度の境界の状態が得られるも
のである。
【0043】本実施の形態としての拡大/縮小処理がど
のように実行されるのかについては次に説明するが、上
記のようにして拡大処理が行われる結果、この拡大処理
後のデータ放送画像を映像番組に対して重畳させた場合
には、本来、放送側が意図しているとおりの透明度、及
び色によって表示されることになって、例えば、映像番
組に重畳されるデータ放送画像が不自然になっていた
り、或いは、下側に見える映像番組の画像が見にくくな
ってしまうような不都合は避けられることになる。
【0044】そして、図3(a)から図3(b)に示す
遷移が得られるようにするための2倍拡大処理は、次の
ようにして実行される。図4には、この2倍拡大処理の
実際が模式的に示されている。この図4において、2倍
拡大処理前の画素列は図4(a)に示されている。な
お、この図4(a)に示す画素列の状態は、先に図12
(a)に示したのと同様とされる。そして、本実施の形
態による2倍拡大処理によって得られる画素列の状態が
図4(b)に示されている。本実施の形態としては、原
則的には、画素補間処理によって画像の拡大/縮小処理
を実行するものとされるが、この図4(a)において
は、補間処理対象となる画素のうち、左から右にかけて
配列される隣接する関係にある4つの画素を、それぞれ
画素a,b,c,dとしている。
【0045】また、図4(a)に示される上記4つの画
素a,b,c,dのうち、最も左に位置する画素aは、
[R=255,G=0,B=0,alpha=127]とさ
れていることで、不透明な赤色であるとされている。ま
た、画素aの右隣に順次位置することになる画素b,c
は、それぞれ、[R=0,G=0,B=0,alpha=
0]とされていることで、透明な黒色であるとされてい
る。そして、画素cの右隣に位置する画素dは、[R=
0,G=0,B=258,alpha=127]とされてい
ることで、不透明な青色とされている。従って、この場
合には、画素a,b,c,dについての透明度に関して
みた場合には、画素aと画素bとの間と、画素cと画素
dとの間の2カ所において、透明度の異なる境界が存在
していることになる。これに対して、画素c,dは、共
に同じ透明度の領域を形成していることになる。
【0046】そして、上記図4(a)に示す画素a,
b,c,dを対象に2倍拡大処理を実行するのにあたっ
ては、図4(a)から図4(b)への遷移として示すよ
うに、先ずは、元の画素a,b,c,dは、そのまま画
素空間上に配置させたうえで、これらの画素a,b,
c,dにおいて、隣り合う2つの画素間の各々に対し
て、補間画素を挿入するようにされる。つまり、画素
a,bの間には、補間画素abを挿入し、画素b,cの
間には補間画素bcを挿入し、画素c,dの間には補間
画素cdを挿入する。
【0047】ここで、補間画素を生成するのにあたっ
て、共に同じ透明度値を有する画素b,cについては、
通常の補間画素生成のための補間処理を実行する。つま
り、画素b,cを利用して、 bc=cf1×b+cf2×c により表される補間演算処理を実行して、補間画素bc
を得るものである。なお、このような演算式は、色成分
値と、透明度値の各々について行われるものとされる。
ここで、上記式において、cf1、cf2は、各原画素
に対して与える係数とされ、拡大/縮小率、及び補間画
素の位置に応じて、所定規則に従って所定の値が与えら
れる。2倍拡大処理の場合には、補間画素と、この補間
画素の元となる2つの画素との各距離が等しいことか
ら、常にcf1=cf2=1/2とされることになる。
従って、この場合においては、元の画素b,cが共に、
[R=0,G=0,B=0,alpha=0]とされている
から、上記式により得られる補間画素bcとしての透明
度値は[alpha=0]となり、画素b、cと同様の透明
度値が得られることとなる。なお、この場合には、画素
b,cの色成分値も[R=0,G=0,B=0]となっ
ていることから、上記式による補間画素bcの色成分値
も、画素b,cと同じ黒色となる。
【0048】なお、確認のために述べておくと、透明度
値が同じ2画素を利用して補間画素を生成する場合に
は、常に、通常の補間演算処理による画素補間処理が実
行される。従って、図4の場合であれば、例えば図4
(a)に示される画素aと、この画素aの左隣に位置す
る画素とに基づいては、これらの2画素を利用して、通
常の補間演算処理による画素補間処理を実行して、図4
(b)に示す画素aの左隣の補間画素を得るようにされ
る。同様に、図4(a)に示される画素cと、この画素
aの右隣に位置する画素とに基づいては、これらの2画
素を利用して、通常の補間演算処理による画素補間処理
を実行して、図4(b)に示す画素dの右隣の補間画素
を得ることになる。
【0049】これに対して、互いに透明度値が異なる境
界にあるとされる2つの画素についての補間画素を得る
場合には、上記のような通常の画素補間処理としての演
算を実行することなく、次のようにして補間画素の透明
度値を発生させる。つまり、先ずは画素a,bを利用し
て得られる補間画素abについては、画素a,bのうち
画素aを選択したうえで、この画素aの透明度値を画素
abに対して与えるものである。つまり、この場合に
は、元の画素aの透明度値がalpha=127であるか
ら、画素abに対してもalpha=127の透明度値を与
えるものである。また、本実施の形態では、色成分値に
ついても、通常の画素補間処理によって得るのではな
く、上記した透明度値と同様の設定とする。つまり、画
素aを選択した上で、この画素aの色成分値[R=25
5,G=0,B=0]を画素abに対して与えるように
される。これは即ち、画素abについては、画素補間処
理としての演算に代えて、画素aに置き換えるようにし
て生成することを意味している。
【0050】同様にして、画素c,dによって得られる
補間画素cdについては、この場合には、元の画素c,
dのうち画素dを選択した上で、この選択した画素dの
透明度値alpha=127を画素cdに与える。同様にし
て、色成分値についても、画素dの色成分値[R=0,
G=0,B=255]を画素cdに与える。つまり、元
の画素c,dのうち、不透明な画素dに置き換えるよう
にして、画素cdを生成するものである。
【0051】このようにして本実施の形態では、拡大処
理に際して、透明度が同じ2つの画素(原画素)を利用
して補間画素を生成する場合には、通常の画素補間処理
による補間演算処理を実行するようにされる。これに対
して、透明度の異なる境界を挟むようにして位置する2
つの画素(原画素)に基づいた補間画素を生成するのに
あたっては、通常の画素補間処理による補間演算処理で
はなく、2つの元の画素のうち適切とされるほうの画素
と同じ透明度値を与えるようにされる。また、本実施の
形態では、これと共に色成分値についても、2つの元の
画素(原画素)のうち、透明度値を与えるために選択し
た画素に対して与えられていたのと同じ色成分値を与え
るようにされる。つまり、複数の元の画素のうちから適
切とされる画素を選択し、この選択した画素に置き換え
るようにして、補間画素の情報を生成する。そして、こ
のような処理が実行されることで、例えば図4(b)に
示すようにして、画素ab、及び画素cdにより形成さ
れる領域は、それぞれ不透明な赤色の領域と、不透明な
青色の領域に含まれることになる。この結果、図12
(b)に示したようにして、中間の透明度、中間色とな
る領域は生じないこととなる。
【0052】このような図4に示した2倍拡大処理は、
拡大/縮小処理部22において実行される。このため
に、拡大/縮小処理部22は、そのハードウェア構成と
して、少なくとも拡大処理を実行する場合には、図5に
示す真理値表に従った処理が実行されるように回路が構
成されることとなる。
【0053】この図5に示す真理値表は、入力として、
1つの補間画素生成の元となる2つの画素A,Bの透明
度値alpha(A),alpha(B)と、これらの係数cf1,cf
2が定義されている。そして、上記した入力の値の関係
に応じて、画素[A,B]基づく補間画素ABの出力値
が示されている。ここで、画素[A,B]の組を、例え
ば図4(a)に示した画素a,b,c,dに対応させれ
ば、例えば画素[a,b][b,c][c,d]の何れ
かとなり、補間画素ABとしては、それぞれ補間画素a
b,bc,cdのいずれかとなる。
【0054】そして、この図5に示す真理値表は、次の
ような処理が実行されることを示している。先ず、画素
[A,B]の組について、画素A,Bの透明度値alpha
(A),alpha(B)が同じである場合として、各画素A,B
の透明度値alpha(A),alpha(B)が共に[0]ではない
(not0)とされる場合には、次のようになる。即
ち、画素[A,B]を利用して、 AB=cf1×A+cf2×B で表される演算を行うことで補間画素abの透明度値及
び色成分値を得るようにされる。つまり、通常の画素補
間処理としての補間演算処理を実行することで補間画素
を得る。これは、例えば図4に示した場合であれば、透
明度値alpha=127の画素aと、この画素aの左隣に
位置する画素(alpha=127)に基づいて補間画素を
生成する場合に対応する。又は、画素d(alpha=12
7)と、この画素dの右隣に位置する画素(alpha=1
27)に基づいて補間画素を生成する場合にも対応す
る。
【0055】また、画素[A,B]の各透明度値につい
て、画素Aの透明度値alpha(A)≠0(not0)である
のに対して、画素Bの透明度値alpha(B)=0となってい
る場合には、さらに、入力として、画素Aに設定される
べき係数cf1と、画素Bに設定される係数cf2を比
較する。そして、係数cf1,cf2について、 cf1≧cf2 の関係が成立する場合には、補間演算処理に代えて、係
数の比重が重い画素Aに与えられている透明度値及び色
成分値をそのまま置き換えるようにして画素ABに設定
することで、画素ABを生成する。つまり、補間画素に
ついて、AB=Aとするものである。また、この場合に
は、係数cf1,cf2が同等である場合にも、画素A
のほうを選択することとしている。そしてこれは、図4
の場合であれば、画素a,bに基づいて補間画素abを
生成する場合に対応する。つまり、画素a,bについて
は、画素aの透明度値alpha=127であるのに対し
て、画素bの透明度値alpha=0とされているので、画
素Aの透明度値alpha(A)≠0、画素Bの透明度値alpha
(B)=0という条件を満たす。そこで、画素a,bの各
係数cf1,cf2を比較してみた場合、2倍拡大の場
合には、前述したように、cf1=cf2=1/2であ
るから、cf1=cf2の関係が成立するものである。
そこで、補間画素abについては、画素aの透明度値及
び色成分値を与えるようにする。
【0056】これに対して、係数cf1,cf2につい
て、 cf1<cf2 の関係が成立する場合には、逆に、係数の比重の重い、
画素Bに与えられている透明度値及び色成分値をそのま
ま置き換えるようにして画素ABに設定することで、画
素ABを生成する。つまり、補間画素AB=Bとする。
なお、2倍拡大処理の場合には、係数cf1,cf2に
ついて大小関係が成立することはないために、この条件
に適合した場合の処理は実行されないこととなる。この
入力条件は、例えば後述する4倍拡大処理時等に満たさ
れる場合がある。
【0057】また、上記の場合とは逆に、画素[A,
B]の各透明度値について、画素Aの透明度値alpha(A)
=0であるのに対して、画素Bの透明度値alpha(B)≠0
(not0)となっている場合には次のようになる。こ
の場合には、画素Aに設定されるべき係数cf1と、画
素Bに設定される係数cf2との比較結果として、 cf1>cf2 cf1≦cf2 のいずれの条件を満たしているのかに応じて、補間画素
の生成結果が異なってくる。つまり、cf1>cf2の
条件を満たしている場合には、この係数の比重の大きい
画素Aを選択して、この画素Aに与えられている透明度
値及び色成分値をそのまま置き換えるようにして画素A
Bに設定することで、画素ABを生成する(補間画素A
B=A)。なお、この条件に適合した補間画素生成は、
上記した場合と同様に、図4に示した2倍拡大処理にお
いては、常にcf1=cf2=1/2であるために実行
されることはなく、やはり、4倍拡大処理時などにおい
て、実行される場合がある。逆に、cf1≦cf2の条
件を満たしている場合には、この係数の比重の大きい画
素Bに与えられている透明度値及び色成分値をそのまま
置き換えるようにして画素ABを形成する。また、この
場合には、cf1=cf2となって、係数の比重が等し
い場合にも、画素Bを置き換えるようにして、画素AB
を形成することとしている(補間画素AB=B)。この
場合の補間画素AB=Bとする処理は、図4の場合であ
れば、画素cdについて、画素dの透明度値及び色成分
値を与えている場合に対応している。
【0058】また、画素[A,B]の組について、各画
素A,Bの透明度値が同じである場合として、alpha
(A),alpha(B)が共に[0]であるとされる場合である
が、このときには、画素A,Bの透明度値alpha(A),al
pha(B)が共に[not0]であった場合と同様にして、 AB=cf1×A+cf2×B で表される補間演算処理を行うことで補間画素ABを得
る。これは、図4に示した処理においては、共に透明度
値alpha=0の画素b,cに基づいて補間画素bcを生
成する場合に対応する。
【0059】このようにして本実施の形態の拡大/縮小
処理部22は、入力されたデータ放送用データとしての
画素単位の情報として、透明度値(alpha)と、係数とを
入力する。そして、上記図5に示した真理値表に従っ
て、補間画素の透明度値及び色成分値を演算によって得
る、若しくは、元の画素の値を利用して置き換えるよう
にして、補間画素の透明度値及び色成分値を出力するよ
うに構成される。つまり、補間画素の生成を行うもので
ある。そして、このような処理によって先に図4により
説明した本実施の形態としての2倍拡大処理も実現され
るものである。
【0060】上記図3〜図5を参照した説明は、2倍拡
大処理についてのものであった。しかしながら、本実施
の形態としては、図5に示した真理値表に従った処理を
拡大/縮小処理部22が実行することで、2倍拡大処理
以外の拡大処理も適正に実行することが可能である。こ
の点について、4倍拡大処理を例に挙げて説明する。
【0061】本実施の形態としての4倍拡大処理を説明
するのに先立って、単純に補間演算処理による画素補間
処理を実行して補間画素を生成した場合について、図6
を参照して説明しておく。図6(a)には、拡大処理前
のデータ放送用データとして、図4(a)と同一の画素
配列状態が示されている。この図6(a)に示す画素
a,b,c,dについて、4倍拡大のための画素補間処
理を行う場合には、次のようにして行うようにされる。
先ず、画素a,bに基づいては、図4(b)に示すよう
にして、画素a,bの間に、3つの補間画素ab1,a
b2,ab3を生成するようにされる。そして、4倍拡
大処理に際しては、画素a,bを利用して、それぞれ、 ab1=cf1×a+cf2×b ab2=cf1×a+cf2×b ab3=cf1×a+cf2×b で表される式によって補間演算処理を実行して、透明度
値及び色成分値を算出し、補間画素ab1,ab2,a
b3を生成するようにされる。この点については、2倍
拡大処理の場合と同様であるが、各補間画素ab1,a
b2,ab3ごとに設定される係数cf1,cf2が異
なってくる。具体的には、補間画素ab1を生成するの
にあたっては、 cf1=3/4 cf2=1/4 を設定するものである。つまり、補間画素ab1は、画
素a,b間に挿入される3つの補間画素のうち、画素a
に最も近い距離にあり、かつ、画素bに対しては最も離
れた距離にあるので、これに応じた比重として、係数c
f1=3/4、cf2=1/4を設定するものである。
また、補間画素ab2については、画素a,bに対して
等距離にあるので、 cf1=1/2 cf2=1/2 を設定するようにされる。また、補間画素ab2につい
ては、画素aから最も離れ、画素bに最も近いので、 cf1=1/4 cf2=3/4 を設定することになる。
【0062】そして、上記した式により表される各補間
演算処理によって、補間画素ab1,ab2,ab3を
生成した場合、補間画素ab1については、色成分値及
び透明度値は[R=192,G=0,B=0,alpha=
96]となり、補間画素ab2については、[R=12
7,G=0,B=0,alpha=64]となり、補間画素
ab3については、[R=64,G=0,B=0,alph
a=32]となる。つまり、上記各透明度値による中間
の透明度(半透明の状態)を有することとなる。また、
色成分についても、上記各色成分値による赤と黒の中間
色を有することとなる。従って、4倍拡大処理後におい
ては、補間画素ab1,ab2,ab3によって、透明
度値の境界である画素a,bの間に、中間の透明度を有
すると共に中間色となる、中間透明度/中間色の領域が
形成されてしまうことになる。
【0063】また、このような現象は、同じく、透明度
値の境界を挟む画素c、dに基づいて、上記と同様の補
間演算処理による画素補間処理を行い、補間画素cd
1,cd2,cd3を生成することによっても、同様に
して生じることになる。
【0064】また、同じalpha=0の透明度値を有する
画素b、cに基づいては、画素b、cの間に、補間画素
bc1,bc2,bc3を形成することになる。これら
の画素についても、画素b、cを利用して、上記と同様
の補間演算処理による画素補間処理を行うようにされる
が、演算結果によって得られるこれらの補間画素bc
1,bc2,bc3の色成分値及び透明度値は、全て
[R=0,G=0,B=0,alpha=0]となる。つま
り、画素b、cとともに、1つの透明の黒色領域を形成
することができている。
【0065】このようにして、4倍拡大処理を実行する
のにあたって、単純に補間演算処理を適用して補間画素
を形成した場合にも、元の透明度値の境界を挟む2つの
画素の間には、拡大処理前の画像には存在しなかったと
される、中間透明度/中間色となる領域が生じてしまう
ことになる。
【0066】これに対して、本実施の形態では、このよ
うな4倍拡大処理時においても、拡大/縮小処理部22
が図5に示した真理値表に従った処理を実行すること
で、上記したような中間透明度/中間色の領域が生じな
いようにすることができる。この本実施の形態としての
4倍拡大処理について、図7を参照して説明する。
【0067】ここで、図7(a)には、4倍拡大処理前
のデータ放送用データとして、図6(a)と同様の状態
の画素配列が示されている。そして、この場合におい
て、先ず、画素a,bに基づいては、補間画素ab1,
ab2,ab3を生成することになるが、補間画素ab
1については、図5(a)に示す真理値表に従って、次
のようにして処理されることになる。補間画素ab1の
元となる画素a,bの透明度値は、それぞれalpha=1
27、alpha=0であるから、alpha(A)は[not0]
で、かつ、alpha(B)は[0]であるという条件を満たす。
この条件を満たす場合は、画素a,bに設定すべき係数
cf1,cf2を比較することになるが、この場合の係
数は、cf1=3/4、cf2=1/4となるから、c
f1>cf2という関係が成立する。そして、この関係
が成立する場合には、図5によれば、補間画素AB=A
とするのであるから、この場合には、補間画素ab1=
aとすればよいことになる。つまり、図7(b)にも示
すように、補間画素ab1については、元の画素aの透
明度値及び色成分値を置き換えるようにして設定して、
この補間画素ab1を生成する。
【0068】また、補間画素ab2については、上記と
同様にして、alpha(A)は[not0]で、かつ、alpha(B)
は[0]であるという条件を満たす。また、係数は、cf
1=cf2=1/2となる。この結果、画素ab2につ
いても、補間画素についてはAB=Aとして出力する処
理が実行される。つまり、元の画素aの透明度値及び色
成分値を置き換えるようにして設定して、この補間画素
ab2を生成する。
【0069】また、補間画素ab3についても、alpha
(A)は[not0]で、かつ、alpha(B)は[0]であるとい
う条件を満たすという点では、上記補間画素ab1,a
b2と同様である。しかしながら、この場合において
は、画素a,bの係数cf1,cf2は、それぞれcf
1=1/4、cf2=3/4となって、cf1<cf2
という関係が成立する。従って、この場合には、補間画
素についてはAB=Bとして出力する処理が実行され
る。つまり、元の画素bの透明度値及び色成分値を置き
換えるようにして設定して、この補間画素ab3を生成
する。これにより、補間画素bc1,bc2,bc3の
うち、左側の補間画素bc1,bc2は、補間画素aと
同じ透明度値及び色成分値である、不透明の赤色の画素
として存在することになる。また、補間画素ab3は、
補間画素bと同じ、透明の黒色画素として存在すること
になる。
【0070】また、同じalpha=0による透明度値を有
する画素b、cに基づいて、補間画素bc1,bc2,
bc3を生成する場合には次のようになる。この場合に
は、画素b、cの透明度値は、共に[0]ということに
なるから、図5に示す真理値表によれば、alpha(A)と、
alpha(B)が共に[0]であるという条件を満たすことにな
る。そこでこの場合には、 AB=cf1×A+cf2×B により表される、通常の補間演算処理を実行して透明度
値及び色成分値を算出すればよいことになる。そして、
これら補間画素bc1,bc2,bc3について、上記
式に従って補間演算処理を実行すれば、先ず透明度値と
しては、全てalpha=0となる。また、色成分値につい
ても、全て[R=0,G=0,B=0]となる。つま
り、補間画素bc1,bc2,bc3は、元の画素b、
cと同じ透明度値を有し、また、この場合には同じ色成
分値を有するようにされる。これにより、図7(b)に
おいて、画素b,cの間にある補間画素bc1,bc
2,bc3は、画素b,cと同じ、透明な黒色の画素と
して得られることになる。
【0071】また、残る画素c、dに基づいて補間画素
cd1,cd2,cd3を生成する場合には次のように
なる。先ず、補間画素cd1を生成する場合であるが、
画素c、dの透明度値は、それぞれalpha=0,alpha=
127であるから、図5に示す真理値表における、alph
a(A)は[0]で、かつ、alpha(B)は[not0]である
という条件を満たすことになる。そして、この条件の下
で、画素c、dについての各係数cf1,cf2を比較
してみると、補間画素cd1を生成するためには、画素
cに対する係数cf1=3/4、画素dに対する係数c
f2=1/4となり、cf1>cf2という関係が成立
する。そこで、この場合には、補間画素についてAB=
Aとして出力することになる。つまり、この場合には、
補間画素cd1については、画素cの透明度値及び色成
分値を与えるようにされる。
【0072】また、補間画素cd2を生成するのにあた
っては、上記の場合と同様に、alpha(A)は[0]で、か
つ、alpha(B)は[not0]であるという条件を満たすこ
とになる。そのうえで、画素cに対する係数cf1と、
画素dに対する係数cf2は、cf1=cf2(=1/
2)という関係が成り立つので、補間画素についてAB
=Bとして出力することになる。従って、この場合に
は、補間画素cd2には、画素dの透明度値及び色成分
値が与えられる。
【0073】また、補間画素cd3も、上記と同様に、
alpha(A)は[0]で、かつ、alpha(B)は[not0]であ
るという条件を満たす。そのうえで、画素cに対する係
数cf1=1/4、画素dに対する係数cf2=3/4
であるから、cf1<cf2の関係が成立する。そこ
で、補間画素cd3についても、画素dの透明度値及び
色成分値が与えられることになる。
【0074】これにより、補間画素cd1,cd2,c
d3のうち、最も左側の補間画素cd1は、補間画素c
と同じ透明度値及び色成分値である、不透明の赤色の画
素として存在することになる。また、補間画素cd2,
cd3は、補間画素dと同じ、透明の青色画素として存
在することになる。
【0075】上述のようにして4倍拡大処理が実行され
る結果、図7(b)に示すようにして、不透明な赤色と
透明な黒色との領域との境界は、互いに隣接する画素a
b2,画素ab3との間に生じるようにされる。また、
透明な黒色と不透明な青色との領域との境界は、互いに
隣接する画素ab2,画素ab3との間に生じるように
される。これは即ち、例えば図6(b)に示したよう
な、中間の透明度及び中間色による領域は、新たに生じ
ないようにさせることができるものである。
【0076】なお、上記説明としては、拡大処理として
2倍拡大処理、及び4倍拡大処理を例に挙げているが、
これまでの説明から理解されるようにして、図5に示す
真理値表に応じて拡大/縮小処理部22が処理を実行す
ることによっては、他の拡大率による拡大処理を行って
も、同様にして、中間の透明度及び中間色による領域
は、新たに生じないようにさせ、元のデータ放送画像と
同じ透明度の境界の状態を得ることができるものであ
る。
【0077】また、これまでの説明による拡大処理とし
ては、処理前の元の画素の透明度値alphaと係数(cf
1,cf2)ついて、図5に示した真理値表に基づい
て、通常の補間演算処理によって補間画素を生成するの
か、また、補間画素として、AB=A,AB=Bの何れ
として出力するのかを決定していた。しかしながら本実
施の形態としては、例えば拡大/縮小処理部22とし
て、次に説明する処理を実行可能な構成とすることで、
図5の真理値表を使用することなく、これまでに説明し
た拡大処理と同様の処理結果を得るようにすることがで
きる。
【0078】このような、本実施の形態の他の拡大処理
例を図8により説明する。なお、この図においては、2
倍拡大処理を実行する場合を例に挙げている。ここで、
図8(a)には、2倍拡大処理前のデータ放送用データ
の画素が配列された状態が示されている。これは、例え
ば図4(a)又は図12(a)等に示したのと同様の状
態が示されている。そして、この場合には、図8(a)
に示される各画素を利用して、先ずは、補間演算処理に
よる補間画素の生成を一通り実行するようにされる。こ
れにより、中間状態として、図8(b)に示す状態によ
る、2倍拡大処理された画素配列が得られることにな
る。これは、例えば図12(b)に示した状態と同様と
される。従って、この図8(b)に示される画素ab、
及び画素cdは、共に中間の透明度値と中間の色成分値
を有しており、これらの画素によって、中間の透明度
(半透明)と中間色の領域が形成されていることにな
る。
【0079】そして、この場合においては、図8(c)
示すようにして、画素補間処理によって新たに生成され
た補間画素の各々が有している透明度値を、先ずは、所
定の規則によって設定した閾値と比較を行うようにされ
る。この際の閾値としては、例えばその補間画素を形成
する元となる各種の画素が有する透明度値に基づいて適
宜設定されればよい。具体的に、図8に示す場合におい
ては、各画素の透明度値は、alpha=127,alpha=0
のいずれかのみとされているので、その中間値の64を
基準として、例えば50などのこれより小さい値を設定
しておくようにする。
【0080】そして、先ずは、補間画素の透明度値と閾
値との比較を、補間画素abについて行うとする。この
補間画素abの透明度値はalpha=64であるから、閾
値50よりも大きいことになる。そして、このようにし
て閾値よりも大きいとされる場合には、補間画素abと
して、元の画素a,bのうち、透明度値の高い方の画素
の値に置き換えて出力するようにする。この場合、透明
度値の高い方は画素aであるから、補間画素abとして
は、元の画素aと同じ透明度値を設定するようにされ
る。そして、本実施の形態としては、これと共に、画素
abについて、元の画素aと同じ色成分値も設定する。
これは、図5に示す真理値表において、AB=Aとして
出力する場合に相当する。これによって、図8(c)に
示すように、画素abとしては、画素aと同じ透明度値
及び色成分値を有する画素として挿入されることにな
る。
【0081】また、補間画素bcの透明度値と、閾値
(例えば50)とを比較してみると、補間画素bcの透
明度値はalpha=0であるから、閾値よりも低いことと
なる。このような場合には、上記したような置き換えは
実行することなく、補間演算処理によって得られたその
ままの透明度値とするものである。また、補間画素bc
に設定すべき色成分値としても、補間演算処理によって
得られた値をそのまま設定するようにされる。
【0082】また、補間画素cdの透明度値と、閾値
(例えば50)とを比較してみると、この場合にも、補
間画素cdの透明度値はalpha=64なので閾値50よ
りも大きいことになる。そこで、この場合にも、補間画
素cdとしては、元の画素c,dのうち、透明度値の高
い方の画素の値に置き換えて出力するようにする。つま
り、画素dの透明度値を与える。そして、これに伴っ
て、補間画素cdには、画素dと同じ色成分値も与える
ようにされる。
【0083】このような処理が実行されることで、結果
的には、図8(c)に示すようにして画素が配列された
状態が得られることになる。つまり、図4(b)に示し
た図5の真理値表を使用した2倍拡大処理の結果と同様
となる。このようにして、図8に示した処理によって
も、元の画像の透明度の境界に対応する部分において、
中間の透明度、色成分値の領域が生じないようにされ
る。
【0084】なお、この図8に示した手順に準じた処理
は、2倍以外の拡大処理についても同様に適用できる。
この際、閾値を適切に設定することで、例えば図7に示
される補間画素ab1,ab2,ab3について、補間
画素ab1,ab2は、透明度値の大きい側の画素aの
透明度値(及び色成分値)に置き換え、補間画素ab3
については、透明度値の少ない側の画素bの透明度値
(及び色成分値)に置き換えるようにすることが可能で
ある。
【0085】続いては、拡大/縮小処理部22により、
データ放送用データとしての画像について縮小処理を実
行する場合について説明する。先ず、図9を参照して、
1/2倍縮小を行う場合を例に、従来における縮小処理
の概念について説明しておくこととする。図9(a)に
は、縮小処理前のデータ放送用データとして、左から右
にかけて画素a〜fが順次配列されている状態が示され
ている。そして、この場合には、例えば画素a,b,c
は、それぞれ、[R=255,G=0,B=0,alpha
=127]の色成分値及び透明度値を有しており、これ
ら画素a,b,cにより不透明な赤色の領域を形成して
いるものとされる。また、画素d,e,fは、それぞ
れ、[R=0,G=0,B=0,alpha=0]の色成分
値及び透明度値を有しており、これら画素a,b,cに
より透明な黒色の領域を形成しているものとされる。
【0086】そして、この図9(a)に示す画素の状態
に対して1/2縮小処理を行う場合には、例えば、図9
(a)から図9(b)への遷移として示すようにして、
先ず、画素a,cの間に存在する画素bを間引くように
される。また、画素d,eの間に存在する画素eについ
ても間引きを行うようにされる。これにより、残る画素
は、画素a,c,d,fの4画素となるのであるが、こ
れらの画素のうち、画素a,fについては、そのまま画
素空間上に配置する。そして、元の画素a,fの間に存
在する画素c,dを利用して、補間演算処理による補間
画素処理を実行することで、補間画素cdを生成し、こ
の補間画素cdを、図9(b)に示すようにして、画素
a,fの間に置くようにされる。なお、この際の補間演
算処理は、これまでの拡大処理時と同様にして、 cd=cf1×c+cf2×d により表される演算によって実行されればよい。また、
1/2縮小時においては、係数cf1,cf2について
は、cf1=cf2=1/2とされればよいものであ
る。このような処理を実行することで、処理前において
は画素a〜fの6画素とされていたのに対して、処理後
においては、画素a,cd,fの3画素となって、1/
2縮小が実現されることになる。
【0087】しかしながら、この場合においても、互い
に透明度の異なる画素c,dについて補間演算処理を施
して画素cdを生成しているために、この画素cdは、
中間の透明度[alpha=64]で、赤と黒色の中間色[R
=127,G=0,B=0]の情報を有してしまうこと
になる。つまり、縮小処理前には存在していなかった中
間的な透明度値及び色成分値の領域が、元の画像におけ
る透明度値が異なる境界部分に生じてしまう。
【0088】そこで、本実施の形態としては、図10に
示すようにして補間処理を実行することで、縮小処理時
においても、上記したような中間的な透明度値及び色成
分値の領域が生じないようにされる。なお、図10によ
っては、1/2縮小処理時の場合を例に説明しておく。
図10(a)には、1/2縮小処理前の状態として、図
9(a)と同じ画素配列の状態が示されている。そし
て、本実施の形態としての縮小処理を実行する場合にお
いても、先ず、画素b、cについては間引きを行い、画
素a〜fの6画素のうち、画素a,c,d,eの4画素
のみを得るようにする。なお、この間引きの処理の実際
としては各種考えられるのであるが、例えばメモリ8か
らは画素単位によるデータの読み出しを行うものとし
て、例えば概念的には、図10(a)において、矢印
a,bによる手順として示すように、メモリ8からの読
み出しを行うようにされる。つまり、先ず、画素aが保
持されているアドレスにアクセスして読み出しを行った
次は、画素bのアドレスへのアクセスを行うことなく、
画素cのアドレスにアクセスして読み出しを行う。そし
てこの後は、画素c,dのアドレスに順次アクセスし
て、画素c,dの読み出しを行う。そして、続いては、
画素eのアドレスへのアクセスを行うことなく、画素f
のアドレスにアクセスして読み出しを行うものである。
そして、例えば本実施の形態においては、これらの画素
データについて、デコード21によってデコード処理を
実行し、例えば画素a,c,d,fの4画素を得るよう
にされる。
【0089】上記のようにして、画素a,c,d,fの
みを得たとされると、この場合にも図10(a)から図
10(b)への遷移として示すように、画素a,c,
d,fのうち、画素a,fについては、そのまま処理後
の画素として利用するようにされる。
【0090】そして、画素c,dに基づいて補間画素c
dを生成するのにあたっては、先の拡大処理時と同様に
して、拡大/縮小処理部22において、図5に示した真
理値表に従った処理を実行すればよい。この場合、画素
c,dの透明度値は、それぞれ、alpha=127,alpha
=0であるから、alpha(A)は[not0]で、かつ、alp
ha(B)は[0]であるという条件を満たすことになる。そ
して、画素c、dについての各係数cf1,cf2は、
cf1=cf2(=1/2)という関係が成立する。そ
こで、この場合には、補間画素についてAB=Aと出力
することになる。つまり、画素cdとしては、画素cの
透明度値及び色成分値を与えるようにされる。これによ
って、縮小処理後においては、図10(b)に示すよう
にして、画素a,cd,fの3画素から成る領域全体
は、画素a及び画素cdから成る不透明な赤色の領域
と、画素fから成る透明な黒色の領域のみから成るもの
とされる。つまり、中間の透明度及び中間色による領域
が生じないようにされている。
【0091】なお、このような本実施の形態としての縮
小処理も、1/2倍縮小処理に限定されることなく、こ
れ以外の縮小率による縮小処理に適用できるものであ
る。また、上記縮小処理についても、例えば図8に示し
た拡大処理に準じた処理とすることができる。つまり、
一旦、全ての画素を利用して補間演算処理を実行して、
拡大処理された画像を形成した後、この補間演算処理に
よって新たに形成された補間画素ごとに、その透明度値
について閾値による比較を行う。そして、閾値との比較
結果に基づいて、図8による説明に準じて、補間演算処
理結果としての透明度値(及び色成分値)をそのまま出
力するか、補間画素としてAB=A,AB=Bのいずれ
かによって置き換えて出力するのかを決定するようにさ
れるものである。
【0092】また、上記実施の形態においては、透明度
値については、alpha=0の完全な透明であるか、alpha
=127の完全な不透明であるかの2つの値のみを採り
得る場合について説明している。これは、例えば現状の
デジタル衛星放送システムにおけるデータ放送画像が、
透明度としては、完全な透明か、完全な不透明かのいず
れかのみを取ることに対応しているものではある。しか
しながら、本発明としては、より他段階の透明度が設定
されるような状況であっても適用できるものである。ま
た、上記実施の形態ではデジタル衛星放送受信機に対し
て本発明を適用した場合を例に挙げたが、これに限定さ
れるものではない。つまり、他の映像機器であっても、
或る画像に対して透明度の情報を有する画像を重畳する
と共に、この重畳すべき画像について、拡大又は縮小を
行う必要のあるような場合に適用して有効となるもので
ある。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、透明度の
情報を有している画素から成る画像を拡大/縮小するの
にあたって、互いに異なる透明度値を有する複数の原画
素から上記補間画素を得る場合においては、上記画素補
間処理によって透明度値を得るのに代えて、所定の規則
に従って上記複数の原画素のうちから原画素を選択し、
この選択された原画素が有する透明度値を上記補間画素
に対して設定するようにしている。これによって、拡大
/縮小処理後の画像において、拡大/縮小処理前の透明
度値の異なる境界に対応する領域には、その中間の透明
度値による領域が生じないようにされる。そして、この
ような拡大/縮小処理後の画像が、他の画像の上に重な
るようにして重畳された場合には、例えば、意図しない
部分で下の画像が透けて見えたり、逆に、下の画像が隠
れて見えないなどの状態となるのを避けることができ
る。つまり、拡大/縮小処理が実行されるのに関わら
ず、重畳されるようにして合成された画像の見え方が常
に自然なものとなるという効果を有している。また、本
発明としては、重畳前の画像について拡大/縮小を実行
するようにしていることから、例えばこの画像処理の負
担は軽いもので済むことにもなる。これに対して、例え
ば下の画像と、この透明度を有する画像とを重畳した後
に、見え方が不自然と成らないように画像信号処理を実
行する構成では、比較的大きな容量のメモリが必要とな
るとともに、処理も重いものとなってしまう。
【0094】また、本発明では、選択された原画素が有
する透明度値を補間画素に対して設定するとともに、同
じ原画素が有する色成分値も補間画素に対して設定する
ようにしている。これによって、カラー画像表示におい
て、透明度の境界部分の色が不自然になることも避けら
れることとなり、本発明としての効果は、より高まるこ
ととなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態としての画像処理装置が搭
載されるデジタル衛星放送受信機の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図2】本実施の形態のデジタル衛星放送受信機におい
て、番組映像の画像に対してデータ放送画像を重畳する
ための回路構成を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態における、データ放送画像につい
ての2倍拡大処理の遷移を示す説明図である。
【図4】本実施の形態としてのデータ放送画像について
の2倍拡大処理を概念的に示す説明図である。
【図5】本実施の形態における、拡大/縮小処理部が実
行すべき処理を真理値表としてを示す説明図である。
【図6】従来におけるデータ放送画像についての4倍拡
大処理を概念的に示す説明図である。
【図7】本実施の形態としてのデータ放送画像について
の4倍拡大処理を概念的に示す説明図である。
【図8】本実施の形態としてのデータ放送画像について
の他の拡大処理例を概念的に示す説明図である。
【図9】従来におけるデータ放送画像についての1/2
縮小処理例を概念的に示す説明図である。
【図10】本実施の形態としてのデータ放送画像につい
ての1/2縮小処理例を概念的に示す説明図である。
【図11】従来例における、データ放送画像についての
2倍拡大処理の遷移を示す説明図である。
【図12】従来例としてのデータ放送画像についての2
倍拡大処理を概念的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 デジタル衛星放送受信機、2 フロントエンド部、
3 デスクランブラ、4 デマルチプレクサ、5 MP
EGデコーダ、6 ビデオ/オーディオ信号処理部、7
データ放送用データ生成部、8 メモリ、9 システ
ムコントローラ、10 パラボラアンテナ、21 デコ
ーダ、22 拡大/縮小処理部、23合成処理部、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/393 H04N 5/445 Z 5C082 5/262 G09G 5/36 520N 5/445 520E Fターム(参考) 5B057 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CD06 CE16 5C023 AA02 AA18 CA05 5C025 CA09 DA01 5C066 ED09 JA01 5C076 AA12 AA21 AA22 AA31 BA05 BA06 BB13 BB25 CB01 5C082 AA02 BA02 BA12 BA35 BA41 BB03 BB44 BC03 CA32 CA59 CB01 DA51 MM10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明度値を有する画素から成る画像につ
    いて、画素補間処理を実行することで拡大又は縮小を行
    うための画像処理方法において、 互いに異なる透明度値を有する複数の原画素から上記補
    間画素を得る場合においては、上記画素補間処理によっ
    て透明度値を得るのに代えて、所定の規則に従って上記
    複数の原画素のうちから原画素を選択し、この選択され
    た原画素が有する透明度値を上記補間画素に対して設定
    する補間画素設定処理、 を実行するようにされていることを特徴とする画像処理
    方法。
  2. 【請求項2】 上記補間画素設定処理は、 互いに異なる透明度値を有する複数の原画素の各透明度
    値と、これら複数の原画素の各々に対して設定されるべ
    き画素補間処理のための係数とに基づいて、上記複数の
    原画素のうちから原画素を選択し、この選択された原画
    素が有する透明度値を上記補間画素に対して設定するよ
    うにされている、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 上記補間画素設定処理は、 互いに異なる透明度値を有する複数の原画素に対して上
    記補間画素処理を実行して得た補間画素の透明度値と、
    所定の閾値との比較結果に基づいて、上記複数の原画素
    のうちから原画素を選択し、この選択された原画素が有
    する透明度値を上記補間画素に対して設定するようにさ
    れている、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  4. 【請求項4】 上記補間画素設定処理は、 上記選択された原画素が有する色成分値を、この原画素
    の透明度値と共に上記補間画素に対して設定するように
    されている、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  5. 【請求項5】 透明度値を有する画素から成る画像につ
    いて、画素補間処理を実行することで拡大又は縮小を行
    うための画像処理装置において、 互いに異なる透明度値を有する複数の原画素から上記補
    間画素を得る場合においては、上記画素補間処理によっ
    て透明度値を得るのに代えて、所定の規則に従って上記
    複数の原画素のうちから原画素を選択し、この選択され
    た原画素が有する透明度値を上記補間画素に対して設定
    する補間画素設定手段、 を備えていることを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 上記補間画素設定手段は、 互いに異なる透明度値を有する複数の原画素の各透明度
    値と、これら複数の原画素の各々に対して設定されるべ
    き画素補間処理のための係数とに基づいて、上記複数の
    原画素のうちから原画素を選択し、この選択された原画
    素が有する透明度値を上記補間画素に対して設定するよ
    うにされている、 ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 上記補間画素設定手段は、 互いに異なる透明度値を有する複数の原画素に対して上
    記補間画素処理を実行して得た補間画素の透明度値と、
    所定の閾値との比較結果に基づいて、上記複数の原画素
    のうちから原画素を選択し、この選択された原画素が有
    する透明度値を上記補間画素に対して設定するようにさ
    れている、 ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 上記補間画素設定手段は、 上記選択された原画素が有する色成分値を、この原画素
    の透明度値と共に上記補間画素に対して設定するように
    されている、 ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
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