JP2003158413A - 表面実装型アンテナ - Google Patents

表面実装型アンテナ

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JP2003158413A JP2001357511A JP2001357511A JP2003158413A JP 2003158413 A JP2003158413 A JP 2003158413A JP 2001357511 A JP2001357511 A JP 2001357511A JP 2001357511 A JP2001357511 A JP 2001357511A JP 2003158413 A JP2003158413 A JP 2003158413A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面実装型アンテナの帯域幅を改善するこ
と。 【解決手段】 誘電材の基体に放射電極および給電電極
を形成し地導体上に配置する表面実装型アンテナにおい
て、前記放射電極は一端を接地して開放端を有するスト
ライプ状に形成され、一部もしくは全てが少なくとも基
体側面に配置され、且つ開放端に向かって地導体から遠
ざかるように設けることによって、地導体に流れるイメ
ージ電流の影響を抑制できるようにした。これによって
帯域幅が広がり、同時に利得の改善効果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路基板の裏面あ
るいは表裏面に形成した地導体の上に配置する表面実装
型アンテナ(オングランド方式)であって、その帯域幅
および利得特性を改善するための電極配置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】携帯電話やブルートゥース等のモバイル
機器には、回路基板に直接搭載できる表面実装型アンテ
ナが使用されている。図8は特開平11−251816
号公報に記載される表面実装型アンテナである。表面実
装型アンテナ60の誘電体からなる基体61の表面に
は、いくつかの電極が形成される。まず、放射電極63
は基体61の上面から下面にかけて概略ストライプ状の
導体からなり、右端は接地端子68に接続され、左端は
開放端66を構成する。さらに、放射電極の開放端66
はギャップを介して接地電極67に対向する。また、放
射電極63に隣接して給電電極65が設けられ、基体6
1の下面の給電端子62に接続される。
【0003】このように構成された表面実装型アンテナ
60において、給電端子62に高周波信号が印加される
と、給電電極65と放射電極63との間に形成される静
電容量を介して、放射電極63に高周波信号が伝達され
る。放射電極63自身のインダクタンス分と開放端66
および接地電極67間の静電容量とによって、共振回路
が形成される。その際、共振エネルギの一部が電波とし
て空間に放射され、アンテナとして機能する。逆に、表
面実装型アンテナ60に入射した電波は、放射電極63
で共振し、そのエネルギは放射電極63と給電電極65
間の静電容量を通して給電電極65に伝達され、給電端
子62から出力される。
【0004】図8に示す従来の表面実装型アンテナ60
は、接地端子68から開放端66に向かって放射電極6
3の端辺が地導体に一様に平行であり、その開放端66
が接地電極67に対向している。さらに、給電電極65
が放射電極63に静電結合する方式であるために、アン
テナの形状を大きくすることなく利得を改善できる旨が
記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように従
来の表面実装型アンテナは、給電端子の取付けが容易
で、放射電極を静電容量の介在によって非接触に励振で
き、小型でインピーダンス整合が得やすいという特長が
ある。しかしながら、特性的には帯域幅が狭く、加えて
帯域幅の調整が困難であるという問題がある。例えば、
ブルートゥース用のアンテナに適用する場合、帯域幅と
して120MHz以上が要求されるが、実際には40MHz程
度の帯域幅特性しか得られない。これはアンテナの基体
サイズを従来の大きさより1ランク小さくし、且つ高誘
電率材を使用したためで、等価的にはアンテナの静電容
量分が増加し、逆にインダクタンス分が減少したものと
考えることができる。静電容量分が増加することは、イ
ンダクタンス分との比率が大きくなり、帯域幅特性の低
下する大きな原因である。
【0006】また、アンテナを薄型化した場合、利得が
急激に低下してしまう。これは、放射電極63に流れる
電流から回路基板にイメージ電流が誘導されるためで、
このイメージ電流による相殺効果を減じるには、地導体
または接地電極から放射電極を遠ざけなければならな
い。このように、特性と薄型化を両立させることは困難
であった。
【0007】一方、従来の表面実装型アンテナには標準
部品的な考えが一般化されていなく、搭載機器に合わせ
た設計がその都度実施されてきた。言わば、アンテナは
標準部品でなく特注部品であるため、コスト低減および
短納期という相反する要請を同時に満たさなければなら
ないが、これは非常に困難な目標である。しかし、モバ
イル機器では使用される搬送波の周波数域は割り与えら
れているため、現実にはアンテナの共振周波数は固定さ
れ、帯域幅特性等が用途によって適宜選ばれている。即
ち、モバイル機器用アンテナとして共振周波数、利得、
指向性等の特性を共通仕様化できれば、帯域幅の微調整
だけで異なるモバイル機器に搭載できる道が拓かれる。
この方法は、表面実装型アンテナの標準部品化を促し、
上述の課題に対する解決を与える。
【0008】本発明の目的は、上記問題点を解決するも
のであり、従来のアンテナの部分的な改良によって、帯
域幅や利得等の特性向上が得られる表面実装型アンテナ
を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した問題に対して、
本発明は放射電極の配置と構成によって解決を図るもの
である。更に詳しくは、表面実装型アンテナが地導体上
に配置された場合、共振時に放射電極を流れる電流は地
導体中にイメージ電流を反作用として誘導する。このイ
メージ電流は電極形状や地導体との相対位置に大きく依
存する。従来のアンテナの放射電極は地導体に平行に配
置されていたため、イメージ電流による相殺効果が強
く、本来得られるべき効果が打ち消され、これがアンテ
ナ利得低下の一つの原因であった。本発明は、ストライ
プ状の放射電極の接地および開放の両端部を除いた側辺
部が帯域幅特性に大きな影響を持つことに想到し、これ
を実験により確認したものである。以下、請求項ごとに
発明の解決手段について詳述する。
【0010】請求項1の発明は、誘電材からなる略直方
体状の基体に放射電極、接地電極および給電電極等を形
成し、当該基体を地導体上に配置する表面実装型アンテ
ナにおいて、前記放射電極は一端を接地し、他端を開放
端としたストライプ状に形成され、一部もしくは全てが
少なくとも基体側面に配置され、且つ開放端に向かって
地導体から遠ざかるように設けられたことを特徴とする
表面実装型アンテナである。
【0011】本発明では、放射電極は基板側の地導体も
しくは接地電極に対向してはいるが地導体に平行でない
部分を有している。従って、平行でない部分の放射電極
は、少なくとも基体の側面に配置し開放端に近づくに従
って地導体から遠ざかるように形成されなければならな
い。換言すれば、この放射電極の配置構成は放射電極の
側辺部と地導体との距離が接地端子側から開放端に向け
て次第に増加することになる。これは、地導体に対し放
射電極が2次元的あるいは3次元的に個別に置かれるこ
とを意味し、放射電極と地導体が平行に配置される従来
例に比べると、放射電極の電流とイメージ電流が特異な
関係で分布することになる。イメージ電流は地導体面内
にのみ拘束され、イメージ電流が誘導される範囲も主と
して接地端子近傍に限定される。一方放射電極側の電流
は、放射電極面に沿って流れ、放射電極の配置を上述の
ように工夫することにより、3次元的に広い範囲に流れ
るように制御できる。このためイメージ電流によるキャ
ンセル効果がなくなり、放射電極の電流に依存する特性
が得られ、高利得となる。これが従来技術と大きく相違
する点である。
【0012】請求項2は、放射電極が開放端に向かうと
共にその幅を連続的もしくは階段状に狭めることを特徴
とする表面実装型アンテナである。上述したアンテナの
効果を引き出すためには、少なくとも放射電極を基体の
側面に配置することが必要であり、尚且つ、その幅が開
放端に向かって狭まり、地導体から見ればその距離を広
げる形状となる。ここで、放射電極の幅は狭めるが、地
導体側から離れないで一定の距離を保持する場合すなわ
ち開放端に向かって、上側の側辺が地導体に近づき、下
側の側辺は地導体と並行である場合等は、本発明の範囲
から当然外れることになる。しかし、等幅で地導体から
遠ざかる放射電極の場合は本発明に含まれる。放射電極
のうち地導体側の側辺部は直線、曲線、階段状、あるい
はこれらを組合せて形成される。このため、放射電極は
三角形、台形または四辺形をベースにした変形形状が考
えられる。しかし、放射電極の側辺部がアンテナ特性に
大きな影響を持つため、好適な形状を経済性および生産
性の観点を含めて決めることが望ましい。
【0013】上記した放射電極は開放端に向かって地導
体側から離れ、その幅を連続的もしくは階段状に狭める
ことで、放射電極の側辺部の形状が帯域幅を微調整でき
るという効果がある。第一は分布静電容量を効果的に且
つ効率よく形成できることである。上述したように分布
静電容量は、放射電極と接地電極または地導体間で生じ
る。放射電極と接地電極が平行に対向する従来の場合
は、単一のコンデンサで置換えることができるが、本発
明では多数の微少なコンデンサとコイルで構成されるラ
ダーあるいはメッシュ回路が得られる。
【0014】第二は分布静電容量を容易に制御できるこ
とである。これは前者の場合の裏返しであり、帯域幅を
任意に選ぶことができ、共振周波数が同一で、帯域幅の
異なるアンテナを放射電極の一部加工調整で得られる。
放射電極に流れる電流を側辺部に偏らせる作用が、本発
明の電極配置から生じるためであり、放射電極の側辺部
に集まる電流が多い程、発明の効果は増幅される。この
発明は、ストライプ状の放射電極の接地および開放の両
端部を除いた側辺部が、帯域幅特性に大きな影響を持つ
ことを示す実験結果に基づくもので、逆F型アンテナに
限らず、従来のアンテナに適用できる考え方である。
【0015】次に、請求項4および5は、誘電材からな
る略直方体状の基体に放射電極、接地電極および給電電
極等を形成し、当該基体を地導体上に配置する表面実装
型アンテナにおいて、前記放射電極は一端を接地し、他
端を開放端としたストライプ状に形成され、前記地導体
中のイメージ電流が放射電極を流れる電流をキャンセル
しないように、前記放射電極は地導体から離れていくよ
うに配置したことを特徴とする表面実装型アンテナであ
る。これは請求項1の発明の観点をかえて、放射電極の
電流とイメージ電流との関係で捉えた発明であり、実施
例で詳しく説明する。
【0016】本発明は、基板の裏面あるいは表裏面に設
けられた地導体の上に表面実装する場合(本発明ではオ
ングランド方式と言う)に適したアンテナの帯域幅拡大
と利得改善を目的としたものであるが、帯域幅を制御で
きるという利点を生かして、表面実装型アンテナの標準
部品化が可能である。標準的なアンテナを準備しておけ
ば、帯域幅仕様の異なるアンテナに対して一部の調整に
よって対応可となり、コスト低減および短納期化が図れ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。まず、図1は本発明の基本構成と作用
を示す概略図である。図1では図面を簡略化するために
誘電材による基体を省略し、各電極の構成と位置関係を
抜出して示した。放射電極13は地導体14上に配置さ
れ、一端は接地端子19において地導体14に接続さ
れ、他端は開放端16となっている。また、本例では放
射電極13は側面放射電極13−1と上面放射電極13
−2の2面からなるが、側面13−1だけでも発明の効
果は得られる。これは以下の説明から明らかである。
【0018】さて、給電電極15に高周波電源12をつ
なぎ高周波電力を供給すると、放射電極13のインダク
タンスと図示の静電容量Cとで共振回路が形成されて、
放射電極電流23が放射電極上に流れる。放射電極電流
23は図示のように地導体14に近い程大きく、且つ側
面放射電極13−1側の側辺部28に偏った分布で流れ
る。一方、この放射電極電流23に対向して地導体14
中をイメージ電流24が流れることになる。ここでイメ
ージ電流24は放射電極電流23の水平成分23−1を
キャンセルしてしまい、放射電磁波も水平成分23−1
に対応する分はキャンセルされてしまい、放射効率とし
て寄与できない。一方、垂直成分23−2はイメージ電
流によってキャンセルできないため、放射電極13は垂
直成分23−2に対応する放射電磁波を発生させること
になる。すなわち、イメージ電流でキャンセルされず放
射効率に寄与する電流成分を生じさせることにより、本
発明では高い放射効率が得られる。
【0019】次に、図2〜図6に本発明の他の実施例を
示す。図中、同じ機能を持つ部分あるいは部品には同一
番号を用いた。まず、図2及び図3は本発明を適用した
表面実装型アンテナの斜視図である。図2は基体11の
上面に上面放射電極13−2と両側面に側面放射電極1
3−1、13−3を配置した場合である。両側面の側面
放射電極13−1と13−3は開放端16に向かってそ
の幅を狭め、地導体(図示していないが紙面上と考えれ
ば良い。)から見れば遠ざかるような配置となってい
る。ここでは側面放射電極の側辺部28は直線的に延び
るものであるが、これを曲線的に延びる形状とすること
もできる。また、この実施例では、接地電極17を基体
11の下面に配置しているが、アンテナの動作上、少な
くとも接地電極あるいは地導体のいずれか一方が備わっ
ていればよい。一方、図3の例は、上面放射電極13−
2を図2に比較して半分程度に減らし、また側面放射電
極13−3も無くした場合で、図2より低い共振周波数
を利用する例として示している。また、この例ではイン
ピーダンス整合(50Ω)を図るために給電電極15は
基体の上面まで延出している。この様に上面放射電極1
3−2、給電電極15及び接地電極17は基体材料や共
振周波数等の変更によって適宜形状や配置を変更するこ
とになる。
【0020】放射電極等を形成する基体の形状は、図2
あるいは図3では断面がほぼ正方形の角柱の場合を例に
あげているが、断面形状の相違による発明の効果の違い
は本来生じない。扁平を含めいずれの形状でも可能であ
るが、縦横比が1に近い基体断面の場合の方が好まし
い。これは放射電極の形成上の容易さからいえる。例え
ば、基体主面に隣接する側面に亘って放射電極を設ける
場合、側面の幅が主面のそれと同程度であれば、容易且
つ精度よく側面に放射電極を形成でき、同時に側面に配
置した放射電極の効果が大きくなる。
【0021】図4は他の実施例の側面図である。図示す
る基体11の側面放射電極13−1はその側辺部を階段
状に形成した場合である。接地電極もしくは地導体間の
静電容量はC、C、CおよびCのように段階的
に変化することになる。この場合、静電容量はC<C
<C<Cの順に増加するため、Cに関係する形
状を変更する際には注意を要する。しかしながら、帯域
幅を段階的に変える用途には最適である。
【0022】図5および図6は基体上に形成される放射
電極および給電電極のパターンの各種展開図である。図
5に示す実施例は、放射電極13の基底部にスリット2
5を設け、アンテナの小型化を図ったものである。同図
(b)に示す電極パターンの展開図は、同図(a)およ
び(C)を参照すれば、各面との対応が一層明らかにな
る。スリット25の効用は、電流の通路を規定すること
ができるため実効的な放射電極長が伸び、増加した分の
小型化が得られる。一層の小型化が目的である場合に
は、スリットを複数、適当な位置に設けることが考えら
れる。
【0023】図6は他の電極パターンを3例示してい
る。いずれの実施例も、基体上の放射電極長を短くで
き、アンテナの小型化が図れるものである。例えば、図
6(a)は側面放射電極の開放端をL字状に延長する方
法であり、同図(b)は側面の代りに端面に延長する方
法である。両者の特性上の大きな相違は生じないが、製
造上は(a)の方が好ましい。また、同図(C)は接地
端子26をL字型に形成した場合である。上記の実施例
の周波数調整範囲の大きさは、(c)>(b)>(a)
となる結果が得られた。
【0024】図7は、本発明の表面実装型アンテナを回
路基板に搭載した場合を示しており、(a)は上面図、
(b)は基板の裏面を見た図である。回路基板71は裏
面の導体73−1と表面の導体73−2を設けた両面導
体張りを用い、導体は18μm厚の銅箔が図示のように
表と裏面に配置されている。因みに、使用した回路基板
は横40mm、縦100mm、厚さ0.6mmのガラスエポキ
シ基板で、比誘電率は4.6であった。また、表面側で
表面実装型アンテナ10の搭載位置付近の導体は除去
し、側面放射電極13−1が地導体の端辺79に対向す
る側(矢印で示した面)で地導体73−1に対し開放端
に向かって遠ざかるような配置で設けられている。尚、
この回路基板によれば地導体を張ったスペースを有効利
用できるのでより小型化が必要な携帯電話等の利用に適
している。
【0025】次に、本発明によるアンテナと従来のアン
テナの特性比較を説明する。図7の回路基板に図5に示
した試作アンテナと比較のため前記図8に示したアンテ
ナをそれぞれ図示のように搭載し、帯域幅および利得特
性を測定した。測定結果を表1にまとめて示す。基体の
大きさからわかるように、従来に比べて基体サイズを小
型化したにも拘わらず、利得および帯域幅の向上が得ら
れた。
【表1】
【0026】
【発明の効果】以上、発明の詳細な説明から明らかなよ
うに、本発明によってオングランド方式の表面実装型ア
ンテナを小型化しても利得の急激な低下を抑制でき、加
えて帯域幅を拡大することが可能となる。同時に、発明
の副次的な効果として帯域幅の微調整が可能となり、表
面実装型アンテナの標準部品化の道が拓ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成と作用を説明する概略構成図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施例を示すアンテナの斜視図
である。
【図3】本発明の第2の実施例を示すアンテナの斜視図
である。
【図4】本発明の第3の実施例を示すアンテナの斜視図
である。
【図5】本発明の第4の実施例を示すアンテナの斜視
図、電極パターン図である。
【図6】本発明の他の実施例による電極パターン図であ
る。
【図7】本発明のアンテナを回路基板に搭載した概略図
である。
【図8】従来の表面実装型アンテナの一例を示す斜視図
である。
【符号の説明】
10:表面実装型アンテナ、11:基体、12:高周波
電源、13:放射電極、13−1:側面放射電極、13
−2:上面放射電極、14:地導体、15:給電電極、
16:開放端、17:接地電極、19:接地端子、2
3:放射電極電流、24:イメージ電流、25:スリッ
ト、26:接地端子、28:側辺部、60:表面実装型
アンテナ、61:基体、62:給電端子、63:放射電
極、64:固定用端子、65:給電電極、66:開放
端、67:接地電極、68:第1の接地端子、69:第
2の接地端子、71:回路基板、73:地導体、75:
給電導体、77:コネクタ、79:接続導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 保規 埼玉県熊谷市三ケ尻5200番地 日立金属株 式会社先端エレクトロニクス研究所内 (72)発明者 萩原 英俊 鳥取県鳥取市南栄町70番地2号 日立金属 株式会社鳥取工場内 (72)発明者 綾香 辰朗 鳥取県鳥取市南栄町70番地2号 日立金属 株式会社鳥取工場内 Fターム(参考) 5J045 AA02 BA01 DA09 EA07 HA03 LA01 LA03 NA01 5J046 AA04 AB13 PA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電材からなる略直方体状の基体に放射
    電極、接地電極および給電電極等を形成し、当該基体を
    地導体上に配置する表面実装型アンテナにおいて、前記
    放射電極は一端を接地し、他端を開放端としたストライ
    プ状に形成され、一部もしくは全てが少なくとも基体側
    面に配置され、且つ開放端に向かって地導体から遠ざか
    るように設けられたことを特徴とする表面実装型アンテ
    ナ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記放射電極は開放
    端に向かうに従ってその幅を連続的もしくは階段状に狭
    めたことを特徴とする表面実装型アンテナ。
  3. 【請求項3】 誘電材からなる略直方体状の基体に放射
    電極、接地電極および給電電極等を形成し、当該基体を
    地導体上に配置する表面実装型アンテナにおいて、前記
    放射電極は一端を接地し、他端を開放端としたストライ
    プ状に形成され、前記地導体中のイメージ電流が放射電
    極を流れる電流をキャンセルしないように、前記放射電
    極は地導体から離れていくように配置したことを特徴と
    する表面実装型アンテナ。
  4. 【請求項4】 請求項4において、前記放射電極の電流
    は側辺部に偏って分布したことを特徴とする表面実装型
    アンテナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113939955A (zh) * 2019-06-26 2022-01-14 日本航空电子工业株式会社 天线

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