JP2003157828A - 車載用バッテリーの端子短絡防止装置 - Google Patents

車載用バッテリーの端子短絡防止装置

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JP2003157828A
JP2003157828A JP2001359009A JP2001359009A JP2003157828A JP 2003157828 A JP2003157828 A JP 2003157828A JP 2001359009 A JP2001359009 A JP 2001359009A JP 2001359009 A JP2001359009 A JP 2001359009A JP 2003157828 A JP2003157828 A JP 2003157828A
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Yoriyuki Miyazaki
順之 宮▲崎▼
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車載用バッテリーの各バッテリー端子へ電線
や車載用ユニット等を接続する際に工具等を媒介として
バッテリー端子間に短絡が発生するのを確実に防止す
る。 【解決手段】 バッテリー正端子24Pとバッテリー負
端子24Nとの間に、両端子24P,24Nに工具が同
時に接触するのを阻止する短絡防止部38を介在させ
る。あるいは、両端子24P,24Nを覆い、かつ、こ
れらの端子を択一的に開放して外部端子が接続可能な状
態にする端子保護部34,40を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用バッテリー
のバッテリー端子同士が誤って接触するのを防止するた
めの装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の車載用バッテリーに電線
を接続する構造を示したものである。図において、バッ
テリー本体10の上面には負端子12N及び正端子12
Pが上向きに突設されている。一方、使用する電線14
の端末にはリング状の接続金具16N,16Pがカシメ
等の手段で固定され、各接続金具16N,16Pを前記
負端子12N及び正端子12Pにそれぞれ外嵌した状態
でボルト締めすることにより、各電線14が負端子12
N及び正端子12Pに接続される。一般に、前記負端子
12Nは前記電線14を介してアース(例えば車両のボ
ディ)に接続され、正端子12Pは前記電線14を介し
て図略の電気接続箱などに接続される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、前記車載用バッ
テリーに電気接続箱等の車載用ユニットを直結するなど
の目的で、当該バッテリーの端子の配列を変更して端子
間距離を近付ける試みがなされている。そのための構造
の一例を図9及び図10に示す。
【0004】図示の構造は、端子変換部材20P及び端
子変換部材20Nと、これら端子変換部材20P,20
Nの大部分を覆う端子カバー30とを具備する。両端子
変換部材20P,20Nは、途中部分が略L字状に屈曲
する短冊状の本体を有し、その一端部にバッテリー端子
接続部22P,22Nがそれぞれ形成され、他端部に変
換用端子24P,24Nがそれぞれ形成されている。
【0005】バッテリー端子接続部22Pは、前記バッ
テリー本体10の正端子12Pの外側に嵌合されるリン
グ状をなし、その嵌合状態でボルトにより締め付けられ
て縮径することにより、前記正端子12Pの周囲に固定
され、かつ当該正端子12Pに電気的に接続される。変
換用端子24Pは、ボルト状をなし、端子変換部材12
Pの本体端部から上方に突出している。
【0006】同様に、端子変換部材20Nのバッテリー
端子接続部22Nは、前記バッテリー本体10の負端子
12Nの外側に嵌合されるリング状をなし、その嵌合状
態でボルトにより締め付けられて縮径することにより、
前記負端子12Nの周囲に固定され、かつ当該負端子1
2Nに電気的に接続される。変換用端子24Nは、ボル
ト状をなし、端子変換部材20Nの本体端部から上方に
突出している。
【0007】端子カバー30は、前記端子変換部材20
P,20Nを上方から覆うようにして車載用バッテリー
本体10の上面に装着される。この端子カバー30の天
壁には前記変換用端子24P,24Nがそれぞれ挿通可
能な貫通孔32P,32Nが設けられ、当該端子カバー
30を車載用バッテリー本体10に装着した状態で前記
各貫通孔32P,32Nを通じて各変換用端子24P,
24Nが端子カバー30から上方に突出するようになっ
ている(図10)。
【0008】この構造において、前記端子変換部材20
P,20Nの形状を適宜設定することにより、そのバッ
テリー端子接続部22P,22Nをそれぞれ正端子12
P及び負端子12Nに接続した状態での、変換用端子
(新しいバッテリー正端子)24P及び変換用端子(新
しいバッテリー負端子)24Nの配列を自由に設定する
ことが可能となり、例えば両変換用端子24P,24N
の配設ピッチを小さくすることによって、両変換用端子
24P,24Nに対して車載用ユニットの端子を直結す
るといったことも可能になる。
【0009】ところで、このような新しいバッテリー端
子としての変換用端子24P,24Nを狭小ピッチで配
列した場合、例えば工具を用いて変換用端子24Pと電
線との接続作業をしている時に誤って当該工具が変換用
端子24Nに接触するおそれがあり、その接触時には前
記工具を媒介として両端子24P,24B間で短絡が発
生することになる。また、前記のような端子配列変換を
行わない場合でも、元々バッテリー本体10に設けられ
ている正端子12Pと負端子12Nとのピッチが小さい
場合には、これらに電線等を接続する作業の際に同様に
端子間の短絡が発生するおそれがある。
【0010】本発明は、このような事情に鑑み、車載用
バッテリーのバッテリー正端子及びバッテリー負端子へ
電線や車載用ユニット等を接続する際に工具等を媒介と
して端子間に短絡が発生するのを確実に防止する技術の
提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として、本発明は、バッテリー正端子及びバッテ
リー負端子が突設された車載用バッテリーにおいて、前
記バッテリー正端子とバッテリー負端子との間に介在し
て両端子に対して工具が同時に接触するのを阻止する短
絡防止部を備えた車載用バッテリーの端子短絡防止装置
である。
【0012】この構成によれば、バッテリー正端子とバ
ッテリー負端子との間に介在する短絡防止部によって、
前記両端子に工具が同時に接触するのが阻止されるた
め、この工具を媒介として前記バッテリー正端子とバッ
テリー負端子との間で短絡が発生することが防がれる。
【0013】前記バッテリー正端子及びバッテリー負端
子(以下、これらの端子をまとめて「バッテリー端子」
と総称することがある。)は、必ずしもバッテリー本体
に設けられたものに限らず、例えば当該バッテリー本体
に設けられた正端子及び負端子にそれぞれ接続される端
子変換部材に形成された変換用端子であってもよい。そ
の場合、これらの変換用端子を覆うように端子カバーが
前記バッテリー本体に装着されることが好ましく、さら
に、この端子カバーに前記短絡防止部が形成されている
構成とすることにより、バッテリー本体はそのままで、
これに端子カバーを装着することにより前記短絡防止部
を好適な位置に設けることが可能になる。
【0014】また本発明は、バッテリー正端子及びバッ
テリー負端子が突設された車載用バッテリーにおいて、
前記バッテリー正端子及びバッテリー負端子を覆う端子
保護部を備え、この端子保護部に、前記バッテリー正端
子とバッテリー負端子を択一的に開放してその開放され
た端子に対してのみ外部端子の接続作業を許容する開閉
部材が設けられている車載用バッテリーの端子短絡防止
装置である。
【0015】この構成によれば、開閉部材がバッテリー
正端子及びバッテリー負端子を択一的に開放するもので
あるため、この開閉部材を操作して一方のバッテリー端
子を開放した状態で当該端子に対して電線や車載用ユニ
ットの端子を接続し、その後に開閉部材を操作して他方
のバッテリーを開放した状態で当該端子に対して電線や
車載用ユニットの端子を接続することにより、バッテリ
ー正端子及びバッテリー負端子の双方に工具等が同時に
接触することが確実に阻止され、当該工具等を媒介とし
たバッテリー端子間の短絡が防がれる。
【0016】その具体的な構造として、前記開閉部材
は、前記バッテリー正端子を覆って前記バッテリー負端
子を開放する負端子開放位置と、前記バッテリー負端子
を覆って前記バッテリー正端子を開放する正端子開放位
置の間で移動可能となるように端子保護部に設けられて
いるものが、好適である。この構成によれば、前記開閉
部材を負端子開放位置と正端子開放位置との間で移動さ
せるだけの簡単な操作で、各バッテリー端子を交互に開
放することができる。
【0017】この場合、前記開閉部材は、前記バッテリ
ー負端子に前記外部端子が接続された状態で当該外部端
子と当接することにより当該開閉部材が正端子開放位置
に移動するのを阻止するストッパを有するものが、より
好ましい。このような構成によれば、各バッテリー端子
に対して正しい手順で電線や車載用ユニットの接続が行
われるように誘導することができる。
【0018】すなわち、前記バッテリー正端子及びバッ
テリー負端子のうち、先にバッテリー負端子を電線等を
介してアースに接続してしまった場合、その後にバッテ
リー正端子の接続作業を行う際に当該バッテリー正端子
が工具等を媒介としてアースにつながると回路が短絡す
るおそれがあるため、その手順としては、まずバッテリ
ー正端子に電線等を接続し、その後にバッテリー負端子
に電線等を接続して接地することが好ましい。また、同
様の理由により、各バッテリー端子から電線等を切り離
す際には、先にバッテリー負端子から電線等を切り離
し、その後にバッテリー正端子から電線を切り離すこと
が好ましい。
【0019】ここで、前記のようなストッパが開閉部材
に設けられていれば、誤って先にバッテリー負端子に外
部端子が接続された場合、この外部端子に前記ストッパ
が当たって開閉部材が正端子開放位置に移動することが
妨げられるので、その時点で作業者は接続順序の過ちを
認知することができるとともに、バッテリー正端子への
外部端子の接続時に短絡が発生するのを未然に防ぐこと
ができる。逆に、各バッテリー端子から外部端子を切り
離す際には、前記ストッパとバッテリー負端子側の外部
端子との当接により開閉部材が正端子開放位置に移動で
きないので、必ずバッテリー負端子と外部端子との切り
離しが最初に行われることとなる。
【0020】なお、ここでいう「外部端子」には、当該
外部端子の本体をバッテリー端子に固定するためのナッ
ト等も含むものとする。
【0021】この端子保護部を備えた装置についても、
前記バッテリー正端子及びバッテリー負端子は、必ずし
もバッテリー本体に設けられたものに限らず、例えば当
該バッテリー本体に設けられた正端子及び負端子にそれ
ぞれ接続される端子変換部材に形成された変換用端子で
あってもよい。その場合、これらの変換用端子を覆うよ
うに端子カバーが前記バッテリー本体に装着されること
か好ましく、さらに、この端子カバーに前記端子保護部
が形成されている構成とすることにより、バッテリー本
体はそのままで、これに端子カバーを装着することによ
り前記端子保護部を車載用バッテリーに容易に設置する
ことが可能になる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を図
面に基づいて説明する。なお、この実施の形態において
前提となる車載用バッテリーの構成は前記図9及び図1
0に示したものと同等であり、ここではその説明を省略
する。
【0023】図1及び図2において、端子カバー30の
上部には、バッテリー正端子及びバッテリー負端子に相
当する変換用端子24P,24Nを取り囲む保護壁34
が設けられ、この保護壁34に開閉部材40が装着され
ており、これら保護壁34及び開閉部材40によって端
子保護部が構成されている。
【0024】保護壁34は、図例では平面視略矩形状を
なし、上方に開口している。この保護壁34の適所に
は、各変換用端子24P,24Nに接続される電線14
P,14N(図3〜図7)を通過させるための切欠36
P,36Nが設けられている。また、端子カバー30の
上面には、変換用端子24P,24N同士の間に介在す
る短絡防止壁(短絡防止部)38が突設されている。
【0025】開閉部材40は、本体板42を備え、この
本体板42が前記保護壁34の上部にスライド可能に取
付けられている。詳しくは、保護壁34の上部内側面に
両変換用端子24P,24Nの並び方向に延びる一対の
案内溝34aが凹設される一方、本体板42の側面に前
記案内溝34aに嵌合される突条42aが形成されてお
り、前記案内溝34aと突条42aとが嵌合した状態で
その長手方向に本体板42がスライドできるようになっ
ている。
【0026】この本体板42の面積は、保護壁34の開
口面積のほぼ半分の面積に設定されている。従って、こ
の本体板42は、そのスライドにより、図1及び図2に
示すように変換用端子(バッテリー正端子)24Pを覆
って変換用端子(バッテリー負端子)24Nを開放する
負端子開放位置と、図3に示すように変換用端子24N
を覆って変換用端子24Pを開放する正端子開放位置と
に移動可能(位置切換可能)となっている。また、この
本体板42の上面には、そのスライド操作のための摘み
44が突設されている。
【0027】さらに、本体板42の下面からは下方に一
対のストッパアーム46が延び、各ストッパアーム46
の下端部にゴム等からなるストッパクッション48が設
けられている。前記ストッパアーム46は、本体板42
の負端子側端部(図2(a)では右側端部)に設けら
れ、かつ、短絡防止壁38の両側面と保護壁34の内側
面との間を通過できる位置に設けられている。ストッパ
クッション48は各ストッパアーム46において負端子
側の側面(図2(a)では右側面)に設けられている。
【0028】これらストッパアーム46及びストッパク
ッション48は、変換用端子24P,24Nに対する電
線接続及び電線切り離しの順序を規制するストッパとし
て機能するものであり、その作用の詳細については後述
する。
【0029】前記変換用端子24Pには、図略の車載電
装品(例えば電気接続箱)から導かれた電線14Pが接
続され、変換用端子24Nにはアース用の電線14Nが
接続される。
【0030】詳しくは、各電線14P,14Nの端末に
図3〜図7に示すような電線側端子(外部端子)50
P,50Nが圧着され、電線側端子50Pが前記変換用
端子24Pに、電線側端子50Nが前記変換用端子24
Nに、それぞれ連結される。より具体的に、各電線側端
子50P,50Nは、変換用端子24P,24Nに外嵌
可能なリング状の端子本体52と、電線端末に圧着接続
されるバレル部54とを一体に有し、前記端子本体52
が変換用端子24P,24Nに外嵌された状態で当該変
換用端子24P,24Nにナット56が螺着されること
により、当該変換用端子24P,24Nに端子本体52
が電気的に接続され、かつ、固定されるようになってい
る。
【0031】次に、この装置の作用を説明する。
【0032】A)電線接続作業 各変換用端子24P,24Nに電線14P,14Nを接
続する順序としては、最初に変換用端子24Pに電線1
4Pを接続し、その後に変換用端子24Nに電線14N
を接続することが好ましい。先に変換用端子24Nと電
線(アース用電線)14Nとを接続してしまうと、その
後の変換用端子24Pと電線14Pとの接続作業時に工
具等がアースに触れることによって短絡が生じるおそれ
があるためである。
【0033】そこで、この実施の形態では、まず、開閉
部材40を図3に示すような正端子開放位置(変換用端
子24Pを上方に開放して変換用端子24Nを覆う位
置)にし、その状態で、開放された変換用端子24Pに
対して電線14Pの電線側端子50Pを結合し、当該電
線側端子50Pを介して変換用端子24Pと電線14P
とを電気的に接続する(図3)。
【0034】ここで、両変換用端子24P,24Nの間
には短絡防止壁38が介在しているため、変換用端子2
4Pと電線側端子50Pとの接続作業中に誤って工具等
が変換用端子24N側に接触してしまうことが未然に防
がれる。
【0035】また、誤って先に開閉部材40を負端子開
放位置にして変換用端子24Nに電線側端子50Nを接
続してしまった場合には、その後に開閉部材40を正端
子開放位置に切換えようとしても、この開閉部材40の
ストッパアーム46に設けられたストッパクッション4
8が前記電線側端子50Nの端子本体52と当接してし
まうため(図4(a)(b))、当該正端子開放位置へ
の切換を行うことができない。従って、この時点で作業
者は、接続順序に誤りがあったことを認知することがで
きるとともに、変換用端子24Pへの電線接続作業時に
短絡が発生してしまうのを未然に回避することができ
る。
【0036】なお、前記ストッパクッション48は電線
側端子50Nの端子本体52ではなくその固定用のナッ
ト56に当接するものでもよい。また、ストッパクッシ
ョン48を省略してストッパアーム46を直接電線側端
子50Nの端子本体52やナット56等に当接させるよ
うにしてもよい。
【0037】前記図3に示すように正規の順序で正端子
側の変換用端子24Pに電線側端子50Pを接続した後
は、図5及び図6に示すように開閉部材40を負端子開
放位置(変換用端子24Nを開放して変換用端子24P
を覆う位置)に切換えることにより、今度は変換用端子
24Nに電線側端子50Nを結合して電線14Nを接続
することができる。
【0038】B)電線切り離し作業 前記とは逆に、各変換用端子24P,24Nから電線1
4P,14Nを切り離す順序としては、最初に変換用端
子24Nから電線14Nを切り離し、その後に変換用端
子24Pから電線14Pを切り離すことが好ましい。
【0039】ここで、図示の装置では、先に変換用端子
24Pから電線14Pを切り離そうとしても、ストッパ
クッション48と負端子用の電線側端子50Nとの当接
によって開閉部材40が正端子開放位置へ移動できない
ため(図7)、必ず変換用端子24Nと電線14Nとの
切り離し作業が先に行われることとなり、正規の切り離
し順序が保証される。すなわち、この装置において電線
切り離し作業を行う場合には、必ず、開閉部材40を負
端子開放位置に切換えて変換用端子24Nから電線14
Nを切り離した後に、開閉部材40を正端子開放位置に
切換えて変換用端子24Pから電線14Pを切り離す作
業順序が強制されることになる。
【0040】以上示した装置では、変換用端子24P,
24Nが必ず択一的に開放され、電線接続が可能な状態
とされるので、工具が両端子24P,24Nに同時接触
して端子間短絡が生ずることが確実に防がれる。
【0041】なお、この実施形態では、変換用端子24
P,24N間に介在する短絡防止壁38と、変換用端子
24P,24Nを覆う端子保護部(保護壁34及び開閉
部材40)を併用しているが、いずれか一方のみの使用
によっても端子間短絡の発生を防ぐことが可能である。
【0042】また、変換用端子24P,24Nに連結さ
れる「外部端子」は図示のような電線端末に設けられた
電線側端子50P,50Nに限らず、例えば電気接続箱
に設けられた外部接続用端子であってもよい。すなわ
ち、本発明におけるバッテリー正端子及びバッテリー負
端子はこれらに電気接続箱等の車載用ユニットの端子が
直結されるものであってもよい。
【0043】また、前記実施形態では、バッテリー正端
子及びバッテリー負端子として変換用端子24P,24
Nを保護するようにしているが、バッテリー本体10の
正端子12P及び負端子12Nをそのままバッテリー正
端子及びバッテリー負端子として用いる場合にも本発明
装置を有効に適用することが可能である。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明は、バッテリー正端
子とバッテリー負端子との間に短絡防止部を介在させた
ものであり、または、両端子を覆いかつこれらを択一的
に開放して外部端子が接続可能な状態にする端子保護部
を備えたものであるので、バッテリー端子間のピッチが
狭小の場合にも、車載用バッテリーの各バッテリー端子
へ電線や車載用ユニット等を接続する際に工具等を媒介
としてバッテリー端子間に短絡が発生するのを確実に防
止することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる車載用バッテリーの端子短絡防
止装置の斜視図である。
【図2】(a)は前記端子短絡防止装置の断面正面図、
(b)は(a)のA−A線断面図である。
【図3】前記車載用バッテリーの正端子側に電線を接続
した状態を示す断面正面図である。
【図4】(a)は前記車載用バッテリーにおいて誤って
先に負端子側に電線を接続した状態を示す断面正面図、
(b)は(a)のB−B線断面図である。
【図5】前記車載用バッテリーの正端子側に加えて負端
子側にも電線を接続した状態を示す断面正面図である。
【図6】図5の状態を示す斜視図である。
【図7】図5の状態から開閉部材を正端子開放位置側へ
操作したときにストッパが負端子側の電線側端子に当接
する状態を示す断面正面図である。
【図8】従来の車載用バッテリーの本体に電線が接続さ
れる構造の例を示す斜視図である。
【図9】図8に示すバッテリー本体の端子変換構造を示
す分解斜視図である。
【図10】図9に示す端子変換構造の組立斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 バッテリー本体 12P バッテリー本体の正端子 12N バッテリー本体の負端子 20P,20N 端子変換部材 24P 変換用端子(バッテリー正端子) 24N 変換用端子(バッテリー負端子) 30 端子カバー 34 保護壁(端子保護部を構成) 38 短絡防止壁 40 開閉部材 46 ストッパアーム(ストッパを構成) 48 ストッパクッション(ストッパを構成) 50P,50N 電線側端子(外部端子) 56 ナット
フロントページの続き (72)発明者 宮▲崎▼ 順之 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Fターム(参考) 5H022 BB03 CC02 CC09 KK03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリー正端子及びバッテリー負端子
    が突設された車載用バッテリーにおいて、前記バッテリ
    ー正端子とバッテリー負端子との間に介在して両端子に
    対して工具が同時に接触するのを阻止する短絡防止部を
    備えたことを特徴とする車載用バッテリーの端子短絡防
    止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車載用バッテリーにおい
    て、前記バッテリー正端子及びバッテリー負端子は、バ
    ッテリー本体に設けられた正端子及び負端子にそれぞれ
    接続される端子変換部材に形成された変換用端子であ
    り、これらの変換用端子を覆うように端子カバーが前記
    バッテリー本体に装着され、かつ、この端子カバーに前
    記短絡防止部が形成されていることを特徴とする車載用
    バッテリーの端子短絡防止装置。
  3. 【請求項3】 バッテリー正端子及びバッテリー負端子
    が突設された車載用バッテリーにおいて、前記バッテリ
    ー正端子及びバッテリー負端子を覆う端子保護部を備
    え、この端子保護部に、前記バッテリー正端子とバッテ
    リー負端子を択一的に開放してその開放された端子に対
    してのみ外部端子の接続作業を許容する開閉部材が設け
    られていることを特徴とする車載用バッテリーの端子短
    絡防止装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の車載用バッテリーの端子
    短絡防止装置において、前記開閉部材は、前記バッテリ
    ー正端子を覆って前記バッテリー負端子を開放する負端
    子開放位置と、前記バッテリー負端子を覆って前記バッ
    テリー正端子を開放する正端子開放位置の間で移動可能
    となるように端子保護部に設けられていることを特徴と
    する車載用バッテリーの端子短絡防止装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の車載用バッテリーの端子
    短絡防止装置において、前記開閉部材は、前記バッテリ
    ー負端子に前記外部端子が接続された状態で当該外部端
    子と当接することにより当該開閉部材が正端子開放位置
    に移動するのを阻止するストッパを有することを特徴と
    する車載用バッテリーの端子短絡防止装置。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5のいずれかに記載の車載用
    バッテリーの端子短絡防止装置において、前記バッテリ
    ー正端子及びバッテリー負端子はバッテリー本体に設け
    られた正端子及び負端子にそれぞれ接続される端子変換
    部材に形成された変換用端子であり、これらの変換用端
    子を覆うように端子カバーが前記バッテリー本体に装着
    され、かつ、この端子カバーに前記端子保護部が形成さ
    れていることを特徴とする車載用バッテリーの端子短絡
    防止装置。
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