JP2003157156A - 印刷制御装置およびプログラム - Google Patents

印刷制御装置およびプログラム

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JP2003157156A
JP2003157156A JP2001354542A JP2001354542A JP2003157156A JP 2003157156 A JP2003157156 A JP 2003157156A JP 2001354542 A JP2001354542 A JP 2001354542A JP 2001354542 A JP2001354542 A JP 2001354542A JP 2003157156 A JP2003157156 A JP 2003157156A
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直樹 福本
Masaki Tsutsumi
勝紀 筒見
Eiji Hatano
英二 波多野
Makoto Tsurumi
誠 津留見
Yukihiro Shinto
幸博 新堂
Koji Tamura
恒治 田村
Takayasu Watanabe
隆保 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】クライアント端末からの印刷スプールデータが
例え膨大なデータであっても、そのデータ量に影響され
ずに、データの受信開始直後に印刷動作をスタートさせ
ることが可能な印刷制御を実現できるようにする。 【解決手段】プリンタサーバ1は、ネットワークを介し
てクライアント端末2から送信されて来る印刷スプール
データを受信して一時記憶する取込処理に並行して、こ
の印刷スプールデータを頁単位毎に分割して頁ファイル
へ順次蓄積すると共に、分割蓄積された頁ファイル内の
各頁データを順次読み出して印刷用データに変換し、プ
リンタ3へ順次転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通信ネットワー
クを介してクライアント端末からの印刷対象データを受
信してプリンタへ転送する印刷制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、事務処理業務において、過剰な設
備投資を抑制するためにも、ネットワークに接続されて
いる複数のクライアント端末がプリンタを共有運用する
ようにしており、クライアント端末とプリンタとの間に
設けられたプリンタサーバは、いずれかのクライアント
端末によって作成された文書ファイル等を受信してプリ
ンタへ転送するようにしている。この場合、クライアン
ト端末から送信されて来た印刷対象データを印刷スプー
ルデータとして受信して一時記憶した後、この印刷スプ
ールデータをプリンタへ頁単位毎に転送するスプール印
刷方式を採用している。図9は、従来のスプール印刷方
式を説明する為の図であり、このスプール印刷方式は、
全頁分の印刷スプールデータを全て受信し終わった後
に、この印刷スプールデータを頁単位毎に読み出して印
刷用データに変換し、プリンタへ転送するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のスプール印刷
方式は、全頁分の印刷対象データをスプールデータとし
て記憶保持するようにしている為、印刷エラー等の障害
発生時でもスプールされているデータを読み出すだけで
再印刷が可能となるというメリットを有している反面、
全頁分のデータを全て受信し終わるまでプリンタへの転
送が行われない為、頁数が多く印刷スプールデータが膨
大であればあるほど、1頁目の印刷とその排紙がそれだ
け遅くなってしまうという欠点があった。また、膨大な
スプールファイルが一時的にディスク上に作成される
と、ディスクに負担をかけて印刷効率が悪くなり、更
に、データ量が極端に多い場合には、そのディスク容量
によっては、全頁分のデータをディスクに格納すること
ができなくなり、印刷実行エラーとなる場合もあった。
一方、ネットワークやプリンタの混み具合等の様々な外
的要因を受けて、ネットワークやプリンタが一時的に過
負荷な状態となって印刷環境が悪くなる場合があるが、
このような環境下でプリンタサーバが大量の印刷スプー
ルデータをプリンタへ転送したとしても、印刷効率は更
に悪化し、印刷時間が長くなり、システム全体にも大き
な影響を与えてしまう。
【0004】第1の発明の課題は、クライアント端末か
らの印刷スプールデータが例え膨大なデータであって
も、そのデータ量に影響されずに、データの受信開始直
後に印刷動作をスタートさせることが可能な印刷制御を
実現できるようにすることである。第2の発明の課題
は、クライアント端末からの印刷スプールデータをプリ
ンタへ転送する場合に、外的要因に応じて変動する印刷
環境の変化を現時点における印刷能力として取得し、こ
の印刷能力を考慮した転送タイミングで印刷動作を制御
できるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明(第
1の発明)は、通信ネットワークを介してクライアント
端末からの印刷対象データを受信してプリンタへ転送す
る印刷制御装置において、クライアント端末からの印刷
対象データを印刷スプールデータとして受信して一時記
憶する取込処理に並行して、当該印刷スプールデータを
頁単位毎に分割すると共に、分割された頁データを順次
蓄積する第1の制御手段と、この第1の制御手段によっ
て分割蓄積された各頁データを所定のタイミングでプリ
ンタへ順次転送する第2の制御手段とを具備するもので
ある。更に、コンピュータに対して、上述した請求項1
記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログ
ラムを提供する(請求項5記載の発明)。
【0006】したがって、請求項1、5記載の発明は、
クライアント端末からの印刷スプールデータを受信して
一時記憶する取込処理に並行して、当該印刷スプールデ
ータを頁単位毎に分割すると共に、分割された頁データ
をプリンタへ順次転送するようにしたから、クライアン
ト端末からの印刷スプールデータが膨大なデータであっ
ても、そのデータ量に影響されずに、データ受信開始直
後に印刷動作をスタートさせることができる。したがっ
て、全頁分のデータを全て受信し終わった後にプリンタ
へ頁単位毎に転送する従来のスプール印刷方式に比べ
て、先頭頁の印刷とその排紙を素早く行うことが可能と
なり、ユーザにあっては先頭頁を即座に入手することが
でき、また、印刷スプールデータが膨大であればある
程、そのデータを受信してから全頁分の印刷が完了する
までの時間を短縮することが可能となり、効率の良い印
刷制御を実現することが可能となる。
【0007】なお、この発明は次のようなものであって
もよい。前記第2の制御手段は、分割蓄積されているデ
ータの頁数が予め決められている設定値に達した際のタ
イミングで、この設定頁数分の各頁データをプリンタへ
順次転送する(請求項2記載の発明)。したがって、請
求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様
の効果を有する他に、分割蓄積されているデータの頁数
が予め決められている設定値に達した場合に、この設定
頁数分の各分割データをプリンタへ順次転送するように
したから、クライアント端末からの印刷スプールデータ
が例え膨大であっても、ネットワークを介してプリンタ
へ転送する転送頁数を最適なものとすることができ、ネ
ットワークやプリンタへの負荷を軽減することが可能と
なる。
【0008】前記第2の制御手段は、分割蓄積されてい
るデータのデータ量が予め決められている設定値に達し
た際のタイミングで、この設定データ量分の頁データを
プリンタへ順次転送する(請求項3記載の発明)。した
がって、請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の
発明と同様の効果を有する他に、分割蓄積されているデ
ータ量が予め決められている設定値に達した場合に、こ
の設定データ量分の頁データをプリンタへ順次転送する
ようにしたから、例えば、1頁分のデータが極端に膨大
な場合や写真等のイメージ画像の場合でも、ネットワー
クを介してプリンタへ転送するデータ転送量を最適なも
のとすることができ、ネットワークやプリンタへの負荷
を大幅に軽減することが可能となる。
【0009】外的要因に応じて変動する印刷環境の変化
を現時点における印刷能力として取得する取得手段と、
この取得手段によって取得した現時点における印刷能力
に基づいて最適な前記設定値を決定する設定値決定手段
とを設ける(請求項4記載の発明)。したがって、請求
項4記載の発明によれば、請求項1、3あるいは4記載
の発明と同様の効果を有する他に、設定値を現時点にお
ける印刷環境に適した最適値とすることができる。
【0010】前記取得処理によって取得した印刷スプー
ルデータのうち、前記第1の制御手段によって分割蓄積
されたデータに対応する部分を削除する(請求項5記載
の発明)。したがって、請求項5記載の発明によれば、
請求項1記載の発明と同様の効果を有する他に、印刷ス
プールデータのデータ量が極端に多い場合でも、スプー
ル量の過負荷に伴う印刷実行エラーの発生や印刷効率の
悪化を防止することができ、スプール量を最適な状態に
維持することが可能となる。
【0011】請求項7記載の発明(第2の発明)は、通
信ネットワークを介してクライアント端末からの印刷対
象データを受信してプリンタへ転送する印刷制御装置に
おいて、外的要因に応じて変動する印刷環境の変化を現
時点における印刷能力として取得する取得手段と、クラ
イアント端末からの印刷対象データを印刷スプールデー
タとして受信して一時記憶する第1の制御手段と、この
第1の制御手段によって取り込んだ印刷スプールデータ
を頁単位毎にプリンタへ転送する毎に、次の頁データの
転送開始タイミングを前記印刷能力に基づいて決定する
決定手段と、この決定手段によって決定された転送開始
タイミングに合わせて次の頁データをプリンタへ転送す
る第2の制御手段とを具備するものである。更に、コン
ピュータに対して、上述した請求項7記載の発明に示し
た主要機能を実現させるためのプログラムを提供する
(請求項10記載の発明)。
【0012】したがって、請求項7、10記載の発明
は、外的要因に応じて変動する印刷環境の変化を現時点
における印刷能力として取得し、クライアント端末から
取り込んだ印刷スプールデータを頁単位毎にプリンタへ
転送する毎に、次の頁データの転送開始タイミングを印
刷能力に基づいて決定するようにしたから、転送開始タ
イミングは、現時点における印刷能力に合わせて動的に
変化するものとなり、ネットワークやプリンタが一時的
に過負荷な状態にある時でも最適なタイミングでの印刷
制御を実現することができ、システム全体に悪影響を与
えることなく、効率の良い印刷制御が可能となる。
【0013】前記取得手段は、クライアント端末から取
り込んだ印刷スプールデータの一部の頁データをプリン
タへ転送して印刷を開始させた後に当該プリンタから印
刷完了の応答が有るまでの印刷所要時間と当該頁のデー
タ量とに基づいて印刷能力を算出取得する(請求項8記
載の発明)したがって、請求項8記載の発明によれば、
請求項7記載の発明と同様の効果を有する他に、クライ
アント端末からの印刷スプールデータを印刷する毎に、
現在のネットワークやプリンタの負荷状態に合った的確
な印刷能力を得ることができ、また、ダミーデータを使
うのではなく、実際のデータを使って印刷能力を得るよ
うにしている為、無駄な印刷とはならず、用紙や時間を
節約することもできる。
【0014】前記取得手段は、クライアント端末から取
り込んだ印刷スプールデータの一部の頁データをプリン
タへ転送して印刷を開始させた後に当該プリンタから印
刷完了の応答が有るまでの印刷所要時間と当該頁のデー
タ量とに基づいて単位データ当たりの所要時間を現時点
の印刷能力として算出取得し、前記決定手段は、各頁デ
ータをプリンタへ頁単位で転送する毎に、このデータ量
と前記印刷能力とに基づいて次の頁データの転送開始タ
イミングを決定する(請求項9記載の発明)。したがっ
て、請求項9記載の発明によれば、請求項7および8記
載の発明と同様の効果を有する他に、頁データをプリン
タへ転送する毎に、次の頁データの転送開始タイミング
として、現時点の印刷能力を算出取得した後に、この印
刷能力とプリンタへ転送した今回のデータ量とを考慮し
た的確なタイミングを得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、図1〜図
5を参照してこの発明の第1実施形態を説明する。図1
は、この実施形態における印刷制御システムの全体構成
を示したブロック図である。この印刷制御システムは、
会社組織等に構築され、プリンタサーバ1を中核とする
もので、このプリンタサーバ1には、複数台のクライア
ント端末2が通信ネットワーク網を介して接続されてい
ると共に、1または2以上のプリンタ3が通信ネットワ
ーク網を介して接続されているシステム環境となってい
る。なお、クライアント端末2は、業務処理を行うパー
ソナルコンピュータ等であり、プリンタ3は、高品位印
刷を行う熱転写やインクジェットなどのノンインパクト
プリンタあるいはドットインパクトプリンタである。通
信ネットワーク網は、有線LAN、無線LANを問わ
ず、更に、構内通信システムに限らず、複数のLANを
接続した広域通信ネットワークであってもよい。
【0016】プリンタサーバ1は、複数台のクライアン
ト端末2が共同利用するプリンタ3を管理・制御するコ
ンピュータシステムであり、クライアント端末2側で作
成された文書データ等の印刷対象データを印刷スプール
データとして受信してスプールファイル(後述する)内
に一時記憶させる取込処理を行うと共に、取り込んだ印
刷スプールデータを印刷用データ(ドットデータ)に変
換してプリンタ3へ転送し、そのプリンタバッファ内に
格納させる展開出力処理を行う。その際、プリンタサー
バ1は、印刷スプールデータの取込処理に並行して、こ
の印刷スプールデータを頁単位毎(この実施形態におい
ては1頁毎)に分割する分割処理を実行すると共に、分
割された頁データを頁ファイル(後述する)内に順次蓄
積する他、この頁ファイル内に分割蓄積された各頁デー
タを順次読み出して印刷用データに変換し、プリンタ3
へ順次転送するようにしている。
【0017】なお、この実施形態の特徴部分を詳述する
前に、プリンタサーバ1のハードウェア上の構成につい
て以下、説明しておく。図2は、プリンタサーバ1の基
本的構成要素を示したブロック図である。CPU11
は、記憶装置12内のオペレーティングシステムや各種
アプリケーションソフトにしたがってこのプリンタサー
バ1の全体動作を制御する中央演算処理装置である。記
憶装置12は、オペレーティングシステムや各種アプリ
ケーションソフト、印刷用の文字フォントの他、上述し
たスプールファイルSP、頁ファイルPG等が記憶さ
れ、磁気的、光学的、半導体メモリ等やその駆動系によ
って構成されている。この記録装置12はハードディス
ク等の固定的なメモリの他、CD−RO、DVD等の着
脱自在な記憶媒体を装着可能な構成であってもよい。こ
の記憶装置12内のプログラムやデータは、必要に応じ
てRAM(例えば、スタティックRAM)13にロード
されたり、RAM13内のデータが記憶装置12にセー
ブされる。更に、CPU11は通信装置14を介して他
の電子機器のプログラム/データを直接アクセスして使
用したり、他の電子機器から通信装置14を介してダウ
ンロード受信することもできる。
【0018】スプールファイルSPは、クライアント端
末2からの印刷対象データが印刷スプールデータとして
順次蓄えられるファイルであり、頁ファイルPGは、ス
プールファイルSP内の印刷スプールデータが頁単位毎
に分割されることによって得られた各頁データが頁順に
したがって順次蓄えられるファイルである。この場合、
プリンタサーバ1は、スプールファイルSPへの取込中
であっても頁ファイルPGへの蓄積処理を並行して行う
ようにしている。
【0019】プリンタサーバ1は、頁ファイルPG内に
分割蓄積された頁データをその頁順に順次読み出してプ
リンタ3へ転送する場合、頁ファイルPG内に分割蓄積
されたデータの頁数をカウントし、この蓄積頁数が予め
決められている設定値(頁数)PTに達したかを判別
し、設定値PTに達した場合に、この設定頁数分の頁デ
ータをプリンタ3へ順次転送するようにしている。この
設定値PTは、ユーザが予め任意に入力設定した値であ
り、転送タイミング毎に、プリンタ3へどの程度の頁数
を1度に転送させるかを示す分割出力頁数(プリンタへ
出力する頁数単位)である。この場合、通常業務で取り
扱われ各頁のデータ量や全頁分のデータ量およびプリン
タ3の印刷速度にもよるが、設定値PTとしては、例え
ば、1頁あるいは2〜3頁程度としている。
【0020】次に、この第1実施形態におけるプリンタ
サーバ1の動作アルゴリズムを図3および図4に示すフ
ローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフ
ローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能
なプログラムコードの形態で格納されており、このプロ
グラムコードにしたがった動作を逐次実行する。また、
伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコー
ドにしたがった動作を逐次実行することもできる。この
ことは後述する他の実施形態においても同様であり、記
録媒体の他、伝送媒体を介して外部供給されたプログラ
ム/データを利用してこの実施形態特有の動作を実行す
ることもできる。
【0021】図3および図4は、プリンタサーバ1側の
動作を示し、図3は、クライアント端末2からの印刷対
象データを印刷スプールデータとして受信して取り込む
処理を示したフローチャートであり、図4は、この取得
処理に並行して印刷スプールデータを展開出力する処理
を示したフローチャートである。先ず、プリンタサーバ
1は、データの受信待ち状態において、いずれかのクラ
イアント端末2から送信されて来た印刷スプールデータ
を受信すると(ステップA1)、この印刷スプールデー
タをスプールファイルSPに順次蓄積する取込処理を開
始する(ステップA2)。以下、クライアント端末2か
らの印刷スプールデータを全頁分受信し終わるまで上述
の動作を繰り返す(ステップA1〜A3)。
【0022】このような印刷スプールデータの取込処理
に並行して、プリンタサーバ1は、スプールファイルS
P内にデータが有るかを監視しており(図4のステップ
B1)、印刷スプールデータが有れば、スプールファイ
ルSPの先頭から1頁分のデータを即座に読み出すと共
に(ステップB2)、頁ファイルPGをアクセスし、こ
の頁ファイルPG内に分割蓄積されているデータの頁数
をカウントし、この蓄積頁数と予め設定されている設定
値PTとを比較し、蓄積頁数が設定値PTに達したかを
判別する(ステップB3)。
【0023】いま、スプールファイルSPから1頁目の
データを読み出した最初の時点では、頁ファイルPGは
空状態となっているので、そのことがステップB3で検
出されてステップB6に移り、スプールファイルSPか
ら読み出した1頁目のデータを頁ファイルPGに書き込
むと共に、この頁ファイルPGに書き込んだデータに対
応するスプールファイルSP内の1頁分のデータ、この
場合、1頁目のデータをスプールファイルSPから削除
する(ステップB7)。
【0024】次に、スプールファイルSP内に次頁のデ
ータが有るかを調べるが(ステップB8)、いま、印刷
スプールデータが1頁だけのデータであれば、ステップ
B10に移り、頁ファイルPG内から頁データを読み出
して印刷用データに変換した後、プリンタ3へ転送する
処理を行う。一方、スプールファイルSP内に2頁目以
降のデータが有れば(ステップB8)、スプールファイ
ルSPから次頁データを読み出し(ステップB9)、以
下、ステップB3に戻り、上述の動作を繰り返す。この
ようにプリンタサーバ1は、印刷スプールデータの取込
処理に並行して印刷スプールデータを頁単位毎に分割し
て頁ファイルPGへ順次蓄積する処理を行う。
【0025】この結果、頁ファイルPGに蓄積された蓄
積頁数が設定値PTに達した場合には(ステップB
3)、スプールファイルSP内に分割蓄積されている全
頁数分のデータを順次読み出して印刷用データに変換
し、プリンタへ転送した後(ステップB4)、頁ファイ
ルPGの内容(転送済みのデータ)を全てクリアする
(ステップB5)。以下、同様に、設定値PTに相当す
る頁数分のデータが頁ファイルPGに分割蓄積される毎
に、頁ファイルPG内の全頁データを読み出して印刷用
データに変換した後、プリンタ3へ転送する処理が行わ
れる。この場合、設定値PTが例えば、「2」であれ
ば、2頁毎にプリンタ3への転送が行われる。これによ
って、スプールファイルSPの全頁分のデータが頁ファ
イルPGに分割蓄積された場合には(ステップB8)、
頁ファイルPGに残っている未印刷の頁データをプリン
タ3へ転送する(ステップB10)。
【0026】以上のように、この第1実施形態において
プリンタサーバ1は、印刷スプールデータの取込処理に
並行して印刷スプールデータを頁単位毎に分割して頁フ
ァイルPGへ順次蓄積すると共に、分割蓄積された頁フ
ァイルPG内の各頁データをプリンタ3へ順次転送する
ようにしたから、クライアント端末2からの印刷スプー
ルデータが膨大なデータであっても、そのデータ量に影
響されずに、印刷スプールデータの受信を開始した直
後、つまり、図5に示す場合には、2頁目のデータの受
信を完了した後に、印刷動作をスタートさせることがで
きる。したがって、全頁分のデータを全て受信し終わっ
た後にプリンタへ頁単位毎に転送する従来のスプール印
刷方式(図9参照)に比べ、印刷スプールデータ量に拘
らず、その先頭頁および2頁目の印刷とその排紙を素早
く行うことが可能となり、ユーザにあっては先頭頁およ
び2頁目の印刷結果を即座に入手することができ、ま
た、印刷スプールデータが膨大あればある程、そのデー
タを受信してから全頁分の印刷が完了するまでの時間を
短縮することが可能となり、効率の良い印刷制御を実現
することが可能となる。
【0027】この場合、プリンタサーバ1は、頁ファイ
ルPGに分割蓄積されているデータの頁数が予め決めら
れている設定値PTに達する毎に、この設定頁数分の各
頁データ、図5の例では2頁分のデータをプリンタ3へ
順次転送するようにしたから、クライアント端末3から
の印刷スプールデータが膨大であっても、ネットワーク
を介してプリンタ3へ転送するデータ転送頁数を最適な
ものとすることができ、ネットワークやプリンタへの負
荷を軽減することが可能となる。すなわち、システム内
に存在する印刷速度の遅いプリンタに対して大量のデー
タを1度に送信すると、プリンタにかかる負荷が増大す
るが、転送頁数は、設定頁数分のデータである為に、プ
リンタへの負荷を軽減することができる。
【0028】また、頁ファイルPG内に蓄積したデータ
をスプールファイルSPから削除するようにしたから、
印刷スプールデータが膨大であっても、スプールファイ
ルSPの過負荷に伴う印刷実行エラーの発生や印刷効率
の悪化を防止することができ、スプール量を最適な状態
に維持することが可能となる。更に、印刷スプールデー
タの取込処理に並行して頁ファイルPGへの蓄積処理を
行った後に、そのデータをスプールファイルSPから削
除すると共に、頁ファイルPGに蓄積された頁データを
プリンタ3へ転送した後に、頁ファイルPGの内容をク
リアするようにしたから、スプールファイルSPや頁フ
ァイルPGは小容量で足りる。
【0029】なお、上述した第1実施形態においては、
印刷スプールデータの取込処理に並行して、印刷スプー
ルデータを1頁毎に分割して頁ファイルPGへ順次蓄積
するようにしたが、1頁分のデータ量にもよるが、この
分割単位は任意であり、複数頁毎(例えば、2頁毎)に
分割して頁ファイルPGへ順次蓄積するようにしてもよ
い。また、上述した第1実施形態においては、頁ファイ
ルPGに分割蓄積されているデータの頁数が予め決めら
れている設定値PTに達する毎に、この設定頁数分の各
頁データをプリンタ3へ順次転送するようにしたが、こ
の設定値は、頁数に限らず、データ量であってもよい。
すなわち、頁ファイルPG内に分割蓄積されているデー
タ量が予め決められている設定値に達した際のタイミン
グで、この設定データ量分の各分割データをプリンタへ
順次転送するようにしてもよい。この場合、上述した図
3および図4のフローチャートで示した処理と基本的に
は同様の処理によって実現可能である。
【0030】つまり、図4のステップB3に変えて、頁
ファイルPGに分割蓄積されているデータ量が予め決め
られている設定値(データ量)に達したかを判断する判
断ステップを設けるだけで容易に実現することができ
る。このように設定値をデータ量とすることによって1
頁分のデータが極端に膨大な場合や写真等のイメージ画
像のような場合でも、ネットワークを介してプリンタ3
へ転送するデータ転送量を最適なものとすることがで
き、ネットワークやプリンタへの負荷を軽減することが
可能となる。
【0031】更に、設定値PTに基づいてプリンタ3へ
転送するデータ単位としては、頁数とデータ量とを組み
合わせたものであってもよい。すなわち、頁ファイルP
Gに分割蓄積されているデータが予め決められている設
定データ量に達した場合には、この設定データ量分の頁
データをプリンタ3へ転送し、また、設定データ量未満
の場合でも、頁ファイルPGに分割蓄積されているデー
タ予め決められている設定頁数に達した場合には、この
設定頁数分の頁データをプリンタ3へ転送するようにし
てもよい。逆に、頁ファイルPGに分割蓄積されている
データが予め決められている設定頁数に達した場合に
は、この設定頁数分の頁データをプリンタ3へ転送し、
また、設定頁数未満の場合でも、頁ファイルPGに分割
蓄積されているデータ予め決められている設定データ量
に達した場合には、この設定データ量の頁データをプリ
ンタ3へ転送するようにしてもよい。
【0032】これによって、データ量が少ない頁データ
であっても、その蓄積量が設定データ量になるまで待つ
必要はなく、逆に、データ量が多い頁データの場合、そ
の蓄積頁数が設定頁数になるまで待つ必要はなく、設定
頁数に達した時点あるいは設定データ量に達した時点で
プリンタへの転送が可能となる為に、効率の良い印刷制
御が可能となる他、設定値として頁数あるいはデータ量
の何れかを任意に選択指定することができるので、実際
に取り扱うデータやプリンタ性能等に即した運用が可能
となる。
【0033】一方、コンピュータに対して、上述した各
手段を実行させるためのプログラムコードをそれぞれ記
録した記録媒体(例えば、CD−ROM、フロッピィデ
スク、RAMカード等)を提供するようにしてもよい。
すなわち、コンピュータが読み取り可能なプログラムコ
ードを有する記録媒体であって、クライアント端末から
の印刷対象データを印刷スプールデータとして受信して
一時記憶する取込処理に並行して、当該印刷スプールデ
ータを頁単位毎に分割すると共に、分割された頁データ
を順次蓄積する機能と、分割蓄積された各頁データを所
定のタイミングでプリンタへ順次転送する機能とを実現
させるためのプログラムを記録したコンピュータが読み
取り可能な記録媒体を提供するようにしてもよい。
【0034】(第2実施形態)以下、この発明の第2実
施形態について図6〜図8を参照して説明する。この第
2実施形態は、クライアント端末2からの印刷スプール
データを印刷用データに変換して頁単位毎にプリンタ3
へ転送する場合において、外的要因に応じて変動する印
刷環境の変化を現時点における印刷能力として取得する
と共に、クライアント端末2から取り込んだ印刷スプー
ルデータを頁単位毎にプリンタ3へ転送する毎に、次の
頁データの転送開始タイミングを印刷能力に基づいて決
定するするようにしたものである。すなわち、ネットワ
ークやプリンタの混み具合等の外的要因を受けて、ネッ
トワークやプリンタが一時的に過負荷な状態となって印
刷環境が悪くなる場合があるので、現時点における印刷
環境を印刷能力として取得し、この印刷能力に基づいて
次の頁データの転送開始タイミングを決定するするよう
にしたものである。ここで、両実施形態において基本的
に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省
略する他、以下、第2実施形態の特徴部分を中心に説明
するものとする。
【0035】図6は、この第2実施形態の動作概要を説
明する為の図である。この第2実施形態においても、上
述した第1実施形態と同様に、プリンタサーバ1は、ク
ライアント端末2からの印刷スプールデータを受信して
スプールファイルSP内に一時記憶する取込処理と共
に、この取込処理に並行して、この印刷スプールデータ
を頁単位毎に分割して頁ファイルPGに順次蓄積する処
理を行う。この場合、頁ファイルPG内のデータを1頁
毎に読み出して印刷用データに変換してプリンタ3へ転
送するようにしている。
【0036】頁ファイルPG内のデータをプリンタ3へ
転送する際に、ネットワークやプリンタが一時的に過負
荷な状態となって印刷環境が極端に悪くなる場合がある
ので、プリンタサーバ1は、このような外的要因に応じ
て変動する印刷環境の変化を現時点における印刷能力と
して取得するようにしている。そして、頁ファイルPG
内の頁データをプリンタ3へ1頁毎に転送する毎に、プ
リンタサーバ1は、次の頁データの転送開始タイミング
を上述の「印刷能力」を参照して決定し、この転送開始
タイミングに合わせて次の頁データを1頁ずつプリンタ
3へ転送するようにしている。
【0037】ここで、「印刷能力」は、印刷スプールデ
ータの1頁目をプリンタ3へ転送して印刷を開始させた
後に、このプリンタ3から印刷完了の応答が有るまでの
印刷所要時間と、1頁目のデータ量とに基づいて算出さ
れるもので、「所要印刷時間/データ量」である。ま
た、各頁データをプリンタ3へ転送する毎に決定する
「転送開始タイミング」は、今回転送すべき頁のデータ
量と上述の印刷能力とに基づいて決定し、この転送開始
タイミングに合わせて、つまり、今回の印刷が完了する
まで待って次の頁データをプリンタ3へ転送するように
している。
【0038】図7および図8は、この第2実施形態にお
ける動作(展開出力処理)を示したフローチャートであ
る。この場合、プリンタサーバ1は、上述した図3のフ
ローチャートにしたがって印刷スプールデータを受信し
てスプールファイルSPへ一時記憶する取込処理に並行
して、図7および図8のフローチャートにしたがった展
開出力処理を実行するようにしている。先ず、プリンタ
サーバ1は、スプールファイルSPをアクセスし、印刷
スプールデータがこのファイルSP内に蓄積されている
か、つまり、印刷スプールデータの取込処理が開始され
たかをチェックする(図7のステップC1)。なお、印
刷スプールデータの取込処理が開始されるまでは待機状
態となっている。
【0039】ここで、印刷スプールデータの取込処理が
開始されると、プリンタサーバ1は、この取込処理に並
行して、スプールファイルSPから1頁目のデータを読
み出し(ステップC2)、この頁データを頁ファイルP
Gに書き込むと共に(ステップC3)、この頁データを
印刷用データに変換してプリンタ3へ転送する(ステッ
プC4)。その後、プリンタ3からの印刷完了通知の受
信待ち状態となる(ステップC5)。この場合、プリン
タサーバ1は、1頁目のデータをプリンタ3へ転送し始
めてから印刷完了通知を受取るまでの経過時間を計測し
ている。ここで、プリンタ3側においては、1頁目のデ
ータ印刷が終了した時点で印刷完了通知をプリンタサー
バ1に対して送信する。
【0040】プリンタサーバ1は、プリンタ3から印刷
完了通知を受取ると(ステップC5)、1頁目のデータ
をプリンタ3へ転送し始めてから印刷完了通知を受取る
までの経過時間を1頁目の印刷に要した所要印刷時間と
して取得すると共に(ステップC6)、この1頁目のデ
ータ量(例えば、バイト単位)を算出取得する(ステッ
プC7)。そして、この1頁目のデータに対して「所要
印刷時間/データ量」の計算(最適単位計算)を実行す
ることによって、単位データ量当たりの所要印刷時間を
現時点における「印刷能力CA」として算出取得する
(ステップC8)。次に、プリンタサーバ1は、頁ファ
イルPGから印刷済みのデータ(この場合、1頁目のデ
ータ)を削除した後(ステップC9)、スプールファイ
ルSPより次頁データを読み出して(ステップC1
0)、頁ファイルPGに書き込む(ステップC11)。
【0041】次に、図8のステップC12に移り、頁フ
ァイルPG内の頁データを古い順(頁順)に1頁分のデ
ータを読み出し、この頁データを印刷用データに変換し
てプリンタ3へ転送する。そして、プリンタサーバ1
は、今回、プリンタ3へ転送した1頁分のデータ量を算
出取得すると共に、現在のシステム日時を取得し(ステ
ップC13)、これに基づいて「現在のシステム日時+
データ量*印刷能力CA」の計算を実行することによっ
て、今回の印刷完了予測時刻を求め、この印刷完了予測
時刻を次の頁データの「転送開始タイミングNT」とし
て算出取得する(ステップC14)。
【0042】いま、2頁目のデータをプリンタ3へ転送
した場合であるから、今回の印刷完了予測時刻は、2頁
目の完了予測時刻であり、転送開始タイミングNTは、
3頁の開始タイミングとなる。そして、プリンタサーバ
1は、頁ファイルPGから印刷済みの1頁目のデータ
(不要データ)を削除した後に(ステップC15)、ス
プールファイルSP内に次の頁データが有れば、この頁
データを読み出して(ステップC16)、頁ファイルP
Gへ書き込む(ステップC17)。
【0043】次に、プリンタサーバ1は、現在のシステ
ム日時を取得し、この現在日時と今回の印刷完了予測時
刻(次頁の転送開始タイミングNT)とを比較し、転送
開始タイミングNTに達したかをチェックする(ステッ
プC18)。ここで、転送開始タイミングNTの到達
前、つまり、印刷中であれば、スプールファイルSP内
に次頁データが有ることを条件に(ステップC19)、
スプールファイルSPより次頁データを読み出し(ステ
ップC16)、今回の印刷が完了するまでの間、スプー
ルファイルSPから順次読み出した頁データを頁ファイ
ルPGに蓄積する先取り処理を繰り返す(ステップC1
7)。
【0044】このように印刷スプールデータを1頁ずつ
頁ファイルPGに先取りしている過程において、次頁の
転送開始タイミングNTに達したことが検出された場合
には(ステップC18)、プリンタサーバ1は、頁ファ
イルPG内の頁データを古い順に1頁分読み出して印刷
用データに変換し、プリンタ3へ転送する(ステップC
12)。以下、スプールファイルSP内の全頁データを
頁ファイルPGに蓄積し終わるまで上述の動作を繰り返
す。
【0045】これによって、スプールファイルSP内の
全頁データを頁ファイルPGに蓄積し終わった場合には
(ステップC19)、この頁ファイルPG内に未印刷の
頁データが残っていることを条件として(ステップC2
0)、プリンタサーバ1は、頁ファイルPGから1頁ず
つデータを読み出してプリンタ3へ転送する処理に移る
が、この場合、現在のシステム日時を取得し、この現在
日時と今回の印刷完了予測時刻(次頁の転送開始タイミ
ングNT)とを比較し、転送開始タイミングNTに達す
るまで待機状態となる(ステップC21)。いま、転送
開始タイミングNTに到達した場合には、頁ファイルP
G内の頁データを古い順に1頁分読み出して印刷用デー
タに変換してプリンタ3へ転送する(ステップC2
2)。
【0046】そして、プリンタサーバ1は、今回プリン
タ3へ転送した1頁分のデータ量を取得すると共に、現
在のシステム日時を取得し(ステップC23)、「現在
のシステム日時+データ量*印刷能力CA」の計算を実
行することによって、今回の印刷完了予測時刻を求め、
この印刷完了予測時刻を次の頁データの「転送開始タイ
ミングNT」として算出取得する(ステップC24)。
以下、頁ファイルPGから印刷済みの1頁目のデータを
削除した後(ステップC25)、頁ファイルPG内に未
印刷の頁データが残っているかをチェックし(ステップ
C20)、未印刷頁が有れば、転送開始タイミングNT
に到達する毎に(ステップC21)、頁ファイルPGか
ら1頁ずつデータを読み出してプリンタ3へ転送する処
理を繰り返す。
【0047】以上のように、この第2実施形態において
プリンタサーバ1は、印刷スプールデータの取込処理に
並行して印刷スプールデータを頁単位毎に頁ファイルP
Gへ順次蓄積すると共に、外的要因に応じて変動する印
刷環境の変化を現時点における印刷能力CAとして取得
し、頁ファイルPG内の頁データをプリンタ3へ順次転
送する毎に、次の頁データの転送開始タイミングNTを
印刷能力CAに基づいて決定し、この転送開始タイミン
グNTに合わせて次の頁データをプリンタ3へ転送する
ようにしたから、転送開始タイミングNTは、現時点に
おける印刷能力CAに合わせて動的に変化するものとな
り、ネットワークやプリンタが一時的に過負荷な状態に
ある時でも最適なタイミングでの印刷制御を実現するこ
とができ、システム全体に悪影響を与えることなく、効
率の良い印刷制御が可能となる。
【0048】この場合、1頁目のデータをプリンタ3へ
転送して印刷を開始させた後にプリンタ3から印刷完了
の応答が有るまでの印刷所要時間と1頁目のデータ量と
に基づいて印刷能力CAを算出取得するようにしたか
ら、印刷する毎に現在のネットワークやプリンタ状態に
合った的確な印刷能力CAを得ることができ、また、ダ
ミーデータを使うのではなく、実際のデータを使って印
刷能力CAを得るようにしている為、無駄な印刷とはな
らず、用紙や時間を節約することができる。また、頁デ
ータをプリンタ3へ頁単位で転送する毎に、この頁のデ
ータ量と印刷能力CAとに基づいて次の頁データの転送
開始タイミングNTを決定するようにしたから、頁デー
タをプリンタ3へ転送する毎に、次の頁データの転送開
始タイミングNTとして、現時点における印刷能力CA
と今回の印刷データ量とを考慮した的確なタイミングを
得ることができる。
【0049】なお、上述した第2実施形態は、印刷スプ
ールデータをプリンタ3へ頁単位毎に転送する場合に、
頁単位を1頁とした場合を例示したが、複数頁を頁単位
としてもよい。また、上述した第2実施形態は、1頁目
のデータをプリンタ3へ転送して現時点の印刷能力CA
を算出取得するようにしたが、頁数が膨大な場合には、
その印刷途中においても印刷能力CAを算出取得するよ
うにしてもよい。勿論、印刷スプールデータを頁単位毎
に転送する毎に、その時の印刷能力CAを算出取得する
ようにしてもよい。
【0050】また、上述した第2実施形態においてプリ
ンタサーバ1は、印刷スプールデータを受信してスプー
ルファイルSP内に一時記憶する取込処理に並行して、
この印刷スプールデータを頁毎に分割して頁ファイルP
Gに順次蓄積する処理を行うようにしたが、図9に示し
た従来のスプール印刷方式にも適用可能であり、全頁分
の印刷対象データをスプールデータとして一時記憶した
後に、第2実施形態特有の印刷制御を行うようにしても
よい。
【0051】一方、第1実施形態においては、設定値P
Tをユーザ自身が任意に入力設定するようにしたが、上
述した第2実施形態で示したように、外的要因に応じて
変動する印刷環境の変化を現時点における印刷能力とし
て取得し、この現時点における印刷能力に基づいて最適
な設定値PTを自動決定するようにしてもよい。すなわ
ち、1頁目のデータに対して、「所要印刷時間/データ
量」の計算(最適単位計算)を実行することによって、
単位データ量当たりの所要印刷時間を現時点における印
刷能力として算出し、この印刷能力に基づいて最適な設
定値PTを算出するようにすれば、ネットワークを介し
てプリンタへ転送するデータ転送頁数を最適なものとす
ることができ、ネットワークやプリンタへの負荷を軽減
することが可能となる。このことは、設定値PTをデー
タ量とした第1実施形態の変形例においても同様であ
り、現時点における印刷能力に基づいて最適な設定値P
Tを自動決定するようにしてもよい。
【0052】更に、上述した第1および第2実施形態に
おいてプリンタサーバ1は、スプールファイルSPから
読み出した頁データを頁ファイルPGに書き込んだ後、
頁ファイルPGに蓄積されている頁データを印刷用デー
タに変換してプリンタ3へ転送するようにしたが、印刷
用データへの変換をどの時点で行うかは任意であり、例
えば、スプールファイルSPから読み出した頁データを
印刷用データに変換して頁ファイルPGに書き込むよう
にしてもよく、また、プリンタ3側に印刷用データの変
換処理を委ねるようにしてもよい。
【0053】一方、コンピュータに対して、上述した各
手段を実行させるためのプログラムコードをそれぞれ記
録した記録媒体(例えば、CD−ROM、フロッピィデ
スク、RAMカード等)を提供するようにしてもよい。
すなわち、コンピュータが読み取り可能なプログラムコ
ードを有する記録媒体であって、外的要因に応じて変動
する印刷環境の変化を現時点における印刷能力として取
得する機能と、クライアント端末からの印刷対象データ
を印刷スプールデータとして受信して一時記憶させる機
能と、クライアント端末から取り込んだ印刷スプールデ
ータを頁単位毎にプリンタへ転送する毎に、次の頁デー
タの転送開始タイミングを前記印刷能力に基づいて決定
する機能と、決定された転送開始タイミングに合わせて
次の頁データをプリンタへ転送する機能とを実現させる
ためのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可
能な記録媒体を提供するようにしてもよい。
【0054】
【発明の効果】第1の発明(請求項1記載の発明)によ
れば、クライアント端末からの印刷スプールデータを受
信して一時記憶する取込処理に並行して、当該印刷スプ
ールデータを頁単位毎に分割すると共に、分割された頁
データをプリンタへ順次転送するようにしたから、クラ
イアント端末からの印刷スプールデータが膨大であって
も、そのデータ量に拘らず、その受信を開始した直後に
印刷動作をスタートさせることができ、全頁分のデータ
を全て受信し終わった後にプリンタへ頁単位毎に転送す
る従来のスプール印刷方式に比べて、先頭頁の印刷とそ
の排紙を素早く行うことが可能となり、ユーザにあって
は先頭頁を即座に入手することができ、また、印刷スプ
ールデータが膨大であればある程、そのデータを受信し
てから全頁分の印刷が完了するまでの時間を短縮するこ
とが可能となり、効率の良い印刷制御を実現することが
可能となる。第2の発明(請求項7記載の発明)によれ
ば、外的要因に応じて変動する印刷環境の変化を現時点
における印刷能力として取得し、クライアント端末から
取り込んだ印刷スプールデータを頁単位毎にプリンタへ
転送する毎に、次の頁データの転送開始タイミングを印
刷能力に基づいて決定するようにしたから、転送開始タ
イミングは、現時点における印刷能力に合わせて動的に
変化するものとなり、ネットワークやプリンタが一時的
に過負荷な状態にある時でも最適なタイミングでの印刷
制御を実現することができ、システム全体に悪影響を与
えることなく、効率の良い印刷制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷制御システムの全体構成を示したブロック
図。
【図2】プリンタサーバ1の基本的構成要素を示したブ
ロック図。
【図3】クライアント端末2からの印刷対象データを印
刷スプールデータとして受信して取り込む処理を示した
フローチャート。
【図4】図3の取得処理に並行して印刷スプールデータ
を展開出力する処理を示したフローチャート。
【図5】第1実施形態におけるプリンタサーバ1の動作
概要を説明する為の図。
【図6】第2実施形態におけるプリンタサーバ1の動作
概要を説明する為の図。
【図7】第2実施形態において、プリンタサーバ1は、
図3で示した印刷スプールデータの取込処理に並行して
実行される展開出力処理を示したフローチャート。
【図8】図7に続く、展開出力処理を示したフローチャ
ート。
【図9】従来のスプール印刷方式を説明する為の図。
【符号の説明】
1 プリンタサーバ 2 クライアント端末 3 プリンタ SP スプールファイル PG 頁ファイル CA 印刷能力 NT 転送開始タイミング 11 CPU 12 記憶装置 14 通信装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 波多野 英二 東京都東大和市桜が丘2丁目229番地 カ シオ計算機株式会社東京事業所内 (72)発明者 津留見 誠 東京都東大和市桜が丘2丁目229番地 カ シオ計算機株式会社東京事業所内 (72)発明者 新堂 幸博 東京都東大和市桜が丘2丁目229番地 カ シオ計算機株式会社東京事業所内 (72)発明者 田村 恒治 東京都東大和市桜が丘2丁目229番地 カ シオ計算機株式会社東京事業所内 (72)発明者 渡辺 隆保 東京都東大和市桜が丘2丁目229番地 カ シオ計算機株式会社東京事業所内 Fターム(参考) 5B021 AA01 DD05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信ネットワークを介してクライアント端
    末からの印刷対象データを受信してプリンタへ転送する
    印刷制御装置において、 クライアント端末からの印刷対象データを印刷スプール
    データとして受信して一時記憶する取込処理に並行し
    て、当該印刷スプールデータを頁単位毎に分割すると共
    に、分割された頁データを順次蓄積する第1の制御手段
    と、 この第1の制御手段によって分割蓄積された各頁データ
    を所定のタイミングでプリンタへ順次転送する第2の制
    御手段と、 を具備したことを特徴とする印刷制御装置。
  2. 【請求項2】前記第2の制御手段は、分割蓄積されてい
    るデータの頁数が予め決められている設定値に達した際
    のタイミングで、この設定頁数分の各頁データをプリン
    タへ順次転送する、 ようにしたことを特徴とする請求項1記載の印刷制御装
    置。
  3. 【請求項3】前記第2の制御手段は、分割蓄積されてい
    るデータのデータ量が予め決められている設定値に達し
    た際のタイミングで、この設定データ量分の頁データを
    プリンタへ順次転送する、 ようにしたことを特徴とする請求項1記載の印刷制御装
    置。
  4. 【請求項4】外的要因に応じて変動する印刷環境の変化
    を現時点における印刷能力として取得する取得手段と、 この取得手段によって取得した現時点における印刷能力
    に基づいて最適な前記設定値を決定する設定値決定手段
    と、 を設けたことを特徴とする請求項3あるいは4記載の印
    刷制御装置。
  5. 【請求項5】前記取得処理によって取得した印刷スプー
    ルデータのうち、前記第1の制御手段によって分割蓄積
    されたデータに対応する部分を削除する、 ようにしたことを特徴とする請求項1記載の印刷制御装
    置。
  6. 【請求項6】コンピュータに対して、 クライアント端末からの印刷対象データを印刷スプール
    データとして受信して一時記憶する取込処理に並行し
    て、当該印刷スプールデータを頁単位毎に分割すると共
    に、分割された頁データを順次蓄積する機能と、 分割蓄積された各頁データを所定のタイミングでプリン
    タへ順次転送する機能と、 を実現させるためのプログラム。
  7. 【請求項7】通信ネットワークを介してクライアント端
    末からの印刷対象データを受信してプリンタへ転送する
    印刷制御装置において、 外的要因に応じて変動する印刷環境の変化を現時点にお
    ける印刷能力として取得する取得手段と、 クライアント端末からの印刷対象データを印刷スプール
    データとして受信して一時記憶する第1の制御手段と、 この第1の制御手段によって取り込んだ印刷スプールデ
    ータを頁単位毎にプリンタへ転送する毎に、次の頁デー
    タの転送開始タイミングを前記印刷能力に基づいて決定
    する決定手段と、 この決定手段によって決定された転送開始タイミングに
    合わせて次の頁データをプリンタへ転送する第2の制御
    手段と、 を具備したことを特徴とする印刷制御装置。
  8. 【請求項8】前記取得手段は、クライアント端末から取
    り込んだ印刷スプールデータの一部の頁データをプリン
    タへ転送して印刷を開始させた後に当該プリンタから印
    刷完了の応答が有るまでの印刷所要時間と当該頁のデー
    タ量とに基づいて印刷能力を算出取得する、 ようにしたことを特徴とする請求項7記載の印刷制御装
    置。
  9. 【請求項9】前記取得手段は、クライアント端末から取
    り込んだ印刷スプールデータの一部の頁データをプリン
    タへ転送して印刷を開始させた後に当該プリンタから印
    刷完了の応答が有るまでの印刷所要時間と当該頁のデー
    タ量とに基づいて単位データ当たりの所要時間を現時点
    の印刷能力として算出取得し、 前記決定手段は、各頁データをプリンタへ頁単位で転送
    する毎に、このデータ量と前記印刷能力とに基づいて次
    の頁データの転送開始タイミングを決定する、 ようにしたことを特徴とする請求項7記載の印刷制御装
    置。
  10. 【請求項10】コンピュータに対して、 外的要因に応じて変動する印刷環境の変化を現時点にお
    ける印刷能力として取得する機能と、 クライアント端末からの印刷対象データを印刷スプール
    データとして受信して一時記憶させる機能と、 クライアント端末から取り込んだ印刷スプールデータを
    頁単位毎にプリンタへ転送する毎に、次の頁データの転
    送開始タイミングを前記印刷能力に基づいて決定する機
    能と、 決定された転送開始タイミングに合わせて次の頁データ
    をプリンタへ転送する機能と、 を実現させるためのプログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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