JP2003157047A - リセット期間で中間放電モードを有するプラズマディスプレーパネルの駆動方法およびその装置 - Google Patents

リセット期間で中間放電モードを有するプラズマディスプレーパネルの駆動方法およびその装置

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JP2003157047A
JP2003157047A JP2002265544A JP2002265544A JP2003157047A JP 2003157047 A JP2003157047 A JP 2003157047A JP 2002265544 A JP2002265544 A JP 2002265544A JP 2002265544 A JP2002265544 A JP 2002265544A JP 2003157047 A JP2003157047 A JP 2003157047A
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JP
Japan
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voltage
discharge
electrodes
electrode
display panel
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Application number
JP2002265544A
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English (en)
Inventor
Jin-Sung Kim
鎭 成 金
Jin-Boo Son
晉 釜 孫
Jea-Hyuk Lim
載 赫 林
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Samsung SDI Co Ltd
Original Assignee
Samsung SDI Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 暗く表示される部分をさらに暗く表示できる
ようにして画面のコントラストを向上させる。 【解決手段】 リセット期間で画面のコントラストを向
上させるため、アドレス電極と走査電極との電位差が所
定の傾度で増加されるように電極に電圧を印加し、電位
差が上昇する途中でアドレス電極と走査電極との間で放
電させて、過度なリセット放電を抑え、リセット期間を
最小限まで短縮させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテレビ受像機やコン
ピュータモニターなどの画像表示に用いられるプラズマ
ディスプレーパネルの駆動方法およびその装置に係り、
特にリセット期間で過度な放電を抑えて画面のコントラ
ストを向上させるためのプラズマディスプレーパネルの
駆動方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレーパネルの多種の品
位関連項目の中でコントラストを向上させることは非常
に重要である。コントラストはパネルで表示される画像
の明るい部分と暗い部分との輝度比率で表わされるが、
明るい部分は主に維持放電によって、暗い部分はリセッ
ト放電によって発生された光で構成される。コントラス
トを向上させるためには明るい部分をさらに明るくし、
暗い部分をさらに暗くする必要がある。
【0003】プラズマディスプレーはリセット期間、ア
ドレス期間、維持期間に区分されて駆動される。リセッ
ト期間はパネルの背景画面輝度に最も大きな影響を及ぼ
す期間である。従来は、維持電極を接地電圧にし、走査
電極に徐々に上昇する電圧を印加して走査電極上に負の
壁電荷を形成し、走査電極と維持電極との間に連続的に
弱く放電する弱放電を生じさせてアドレス電極上に正の
壁電荷を形成する。その後、走査電極に印加した電圧を
徐々に下降させて電極に過度に形成された壁電荷を減少
させる。しかし、従来の方式では、リセット期間におけ
る走査電極と維持電極との間の放電によって背景輝度が
上昇し、それによってコントラストが低下してしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、
パネル表示駆動過程で選択的リセット放電を遂行し、暗
く表示される部分はさらに暗く表示されるようにしてコ
ントラストを向上させることができるプラズマディスプ
レーパネル駆動方法およびその装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明によるプラズマディスプレーパネル駆動方法
は、各セルの状態を初期化させるリセット期間で、走査
電極には所定の傾度で増加する電圧で形成された第1波
形を印加し、維持電極には前記第1波形が走査電極に印
加される間に維持電極と走査電極との間の放電が実質的
に起こらないようにする範囲に属する電圧を印加し、維
持電極とアドレス電極との間には前記第1波形の傾斜部
分に属する特定電圧で放電を発生させることを特徴とす
る。
【0006】前記目的を達成するために本発明による他
のプラズマディスプレーパネル駆動方法は、各セルの状
態を初期化させるリセット期間で、アドレス電極と走査
電極との電位差が所定の傾度を有して増加されるように
前記電極に電圧を印加して、電位差が上昇する途中にア
ドレス電極と走査電極との間に放電を発生させることを
特徴とする。
【0007】前記目的を達成するために本発明によるさ
らに他のプラズマディスプレーパネル駆動方法は、各セ
ルの状態を初期化させるリセット期間で、アドレス電極
と走査電極との電位差が所定の傾度を有して増加される
ように前記電極に電圧を印加して、電位差が上昇する途
中でアドレス電極と走査電極との間に1次放電が発生し
た後に前記電極の壁電荷状態によって2次放電成否が決
定されることを特徴とする。
【0008】前記目的を達成するために本発明によるさ
らに他のプラズマディスプレーパネル駆動方法は、各セ
ルの状態を初期化させるリセット期間で、アドレス電極
と走査電極との電位差が所定の傾度を有して増加される
ように前記電極に電圧を印加して、電位差が上昇する途
中でアドレス電極と走査電極との間に放電を発生させ、
前記発生された放電は不連続的に少なくとも2回発生す
ることを特徴とする。
【0009】前記目的を達成するために本発明によるプ
ラズマディスプレーパネル駆動装置は、各セルの状態を
初期化させるリセット信号を発生させるためのリセット
信号発生器と、ターンオンされるセルとそうでないセル
を選択してアドレッシングするアドレス信号を発生させ
るためのアドレス信号発生器と、前記アドレス信号発生
器によってアドレッシングされたセルを放電させる維持
信号を発生させるための維持信号発生器を備え、前記リ
セット信号発生器はアドレス電極と走査電極との電位差
が所定の傾度を有して増加するように前記電極に電圧を
印加して、電位差が上昇する途中でアドレス電極と走査
電極との間に放電が発生されるように前記リセット信号
を発生することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照しなが
ら本発明の望ましい実施の形態を詳細に説明する。
【0011】リセット期間は、アドレス作動に有利なよ
うに電極上に壁電荷を形成させる期間であって、本発明
ではリセット期間での走査電極と維持電極との間の放電
を抑えてコントラストを向上させることができる方案を
提供し、リセット期間に走査電極には上り傾度を有する
ランプパルスを印加することが望ましい。ランプパルス
を利用した方式で、リセット期間中にスキャン電極と維
持電極との間で放電が発生することを防止するために、
維持電極に一定のバイアス電圧を印加し、走査電極には
ランプパルスを印加してアドレス電極と走査電極との間
で放電が発生するようにする。この際アドレス電極と走
査電極との間で発生するリセット放電は、従来の立ち上
がりランプによる連続的な弱放電とは異なり、また、矩
形波パルスの印加時すべてのセルが同一の電圧で大きな
放電が発生される強放電とも異なるモードの放電(以
下、本発明によってリセット期間で発生される放電を
“中間放電”と称する)である。言い換えれば、リセッ
ト期間でアドレス電極と走査電極との電位差が所定の傾
度を有して増加するリセットパルスを利用して電極に電
圧を印加し、電位差が上昇する途中でアドレス電極と走
査電極との間で放電が行われる。このときに行われる放
電は強放電時よりも小さい。また、リセットパルスが印
加される間に電極間には少なくとも2回の放電を行わせ
ることができる。この際の放電は、弱放電のように大き
さが似た複数の放電が連続的に発生するのではなく時間
と大きさの面で不連続的に発生する。中間放電モードに
対しては実施の形態により以下で詳細に説明する。
【0012】本発明の場合、各セルのアドレス電極と走
査電極との間の放電開始電圧によってリセット放電が行
われ、過度な壁電荷の形成が防止できるのみならず、従
来の方式に比べて背景輝度をさらに低下させることがで
きる。
【0013】図1は、AC型プラズマディスプレーパネ
ルの一部斜視図である。第1ガラス基板1上には誘電体
層2および保護膜3で覆われた走査電極4と維持電極5
が対をなして平行に設けられる。第2ガラス基板6上に
は絶縁体層7で覆われた複数のアドレス電極8が設けら
れる。絶縁体層7上にはアドレス電極8と平行に隔壁9
が形成されている。また、絶縁体層7の表面および隔壁
9の両側面に蛍光体10が形成されている。第1ガラス
基板1と第2ガラス基板6は走査電極4とアドレス電極
8および維持電極5とアドレス電極8が直交するように
放電空間11をはさんで対向配置されている。アドレス
電極8と、対をなす走査電極4と維持電極5との交差部
にある放電空間11が放電セル12を形成する。
【0014】図2は、パネルの電極配列図を示す。電極
はm列×n行のマトリックス構成を採る。列方向にはア
ドレス電極A1〜Amが配列されており、行方向にはn
行の走査電極SCN1〜SCNnおよび維持電極SUS
1〜SUSnが配列されている。図2に示した放電セル
は図1に示した放電セル12に対応する。
【0015】図3は、アドレッシング条件を備えた放電
セルの壁電荷構造を示す図面である。放電セルがアドレ
ッシング条件を満足するためには、走査電極に多量の負
電荷が蓄積されており、アドレス電極に多量の正電荷が
蓄積されており、スキャン期間中に維持電極に印加され
るバイアス電圧によって維持電極には適当量の負電荷あ
るいは少量の正電荷が蓄積されていなければならない。
ここで、“アドレッシング条件”とは、スキャン期間に
おける維持放電期間中にターンオンするセルとターンオ
ンしてはならないセルを区分できるようにする記録作動
が遂行できる条件を指す。また、維持電極と走査電極に
は、スキャン期間でその放電セルに記録放電が起こらな
い場合維持期間中に放電をしない程度の壁電荷が残って
いなければならない。
【0016】したがって、図3に示したように、アドレ
ッシング条件を備えたセルの場合、走査電極Yには多量
の負電荷を、アドレス電極Aには多量の正電荷を蓄積し
ており、これら電極に蓄積された電荷は、スキャン期間
でアドレス電圧がアドレス電極に印加され走査電極に走
査電圧が印加される時、アドレス(記録)放電を起こす
ことができる程度、あるいはそれ以上の壁電圧を形成す
ることができる程度でならなければならない。この際、
維持電極Xにはスキャン期間中に維持電極に印加される
バイアス電圧によって適当量の負電荷が蓄積されていた
り、少量の正電荷が蓄積されていたりしても良い。
【0017】図4(a)は、本発明の一実施例によるプ
ラズマディスプレーパネルの駆動方法と関連した駆動波
形タイミング図である。本例におけるパネル駆動方法は
256階調表示のために1フレーム期間を8個のサブフ
ィールドで構成することができ、各サブフィールドはリ
セット(初期化)期間、スキャン期間、維持期間および
消去期間で構成される。リセット期間はセルにアドレッ
シング作動が円滑に遂行されるようにするために各セル
の状態を初期化させ、スキャン期間はパネルでターンオ
ンされるセルとそうでないセルを選択してターンオンさ
れるセルに壁電荷を蓄積する作動を遂行し、維持期間は
アドレッシングされたセルに実際に画像を表示するため
の放電を遂行し、消去期間はセルの壁電荷を減少させて
維持放電を終了させる。もちろん本実施の形態は、この
ようにフレームがサブフィールド構造を有する場合にも
適用されるが、そうでない場合にも同様に適用できる。
【0018】リセット期間で、リセット期間の前半部に
は電圧レベルが上昇するランプパルス波形を有する“第
1リセットパルス”が印加され、その後半部では電圧レ
ベルが減少するランプパルスの波形を有する“第2リセ
ットパルス”が印加される。一方、維持電極にはリセッ
ト期間に印加されるリセットパルスによって走査電極と
維持電極との間に放電が起こらないように所定の電圧を
印加する。例として、維持電極には一定の電圧が印加さ
れるが、リセット期間では維持放電電圧Vsと同じかあ
る程度高く設定しても良く、スキャン期間では維持放電
電圧Vsより高く設定したり同じく設定したりする。そ
して、アドレス電極には0Vが印加される。リセット期
間における作動に対する詳細な内容は後述する。
【0019】スキャン期間ではすべての走査電極をVs
c(V)に維持する。アドレス電極中1行目に表示する
放電セルに対応するアドレス電極に正の記録パルス電圧
である+Va(V)を、1行目の走査電極に走査パルス
電圧0Vを各々同時に印加する。この際、アドレス電極
と走査電極との交差部で絶縁体層表面と走査電極上の保
護膜表面間の電圧は、記録パルス電圧+Va(V)にア
ドレス電極上の絶縁体層表面の正の壁電圧が加算された
ことになる。それによって、その交差部でアドレス電極
と走査電極との間、および維持電極と走査電極との間に
記録放電が起こる。したがって、この交差部の走査電極
上の保護膜表面に正の壁電荷が蓄積され、維持電極上の
保護膜表面に負の壁電荷が蓄積され、アドレス電極上の
絶縁体層の表面に負の壁電荷が蓄積される。このような
記録過程がすべての行に対して遂行される。
【0020】スキャン期間が終了すると、維持期間が続
く。維持期間ではすべての走査電極および維持電極を0
Vにした後にすべての走査電極に正の維持パルス+Vs
(V)を印加する。この際、記録放電を起こした放電セ
ルにおける走査電極上の保護膜の表面と維持電極上の保
護膜の表面との間の電圧は、維持パルス電圧と、スキャ
ン期間で走査電極上の保護膜表面に形成された正の壁電
圧および維持電極上の保護膜表面に形成された負の壁電
圧が加算された電圧になり、放電開始電圧を越える。こ
のため、記録放電を起こした放電セルでは走査電極と維
持電極との間で維持放電が起こる。この維持放電を起こ
した放電セルにおける走査電極上の保護膜表面には負の
壁電荷が蓄積され、維持電極上の保護膜表面には正の壁
電荷が蓄積される。その後、走査電極に印加された維持
パルス電圧は0Vに戻る。続いて、すべての維持電極に
正の維持パルス電圧+Vs(V)を印加し、上述したよ
うな過程を経て記録放電を起こした放電セルでは走査電
極と維持電極との間に維持放電が起こる。以後同一な方
法ですべての走査電極とすべての維持電極に正の維持パ
ルス電圧を交互に入力することによって維持放電が遂行
される。この維持放電によって励起された蛍光体からの
可視光線が表示に利用される。
【0021】維持期間が終了すると消去期間ですべての
維持電極に幅が1μsec程度の狭い矩形波パルスまた
は緩慢に上昇するランプパルスを印加する。この際、維
持放電を起こした放電セルにおいて、走査電極上の保護
膜表面と維持電極上の保護膜表面間の電圧は、維持期間
の最終時点で現われる走査電極上の保護膜表面の負の壁
電圧および維持電極上の保護膜表面の正の壁電圧にこの
消去パルス電圧を加算したことになる。このため、維持
放電を起こした放電セルで維持電極と走査電極との間に
微弱な消去放電がおきて、走査電極上の保護膜表面の負
の壁電圧と維持電極上の保護膜表面の正の壁電圧が弱く
なって維持放電は停止する。こうして消去動作が完了さ
れ、必要により消去期間を遂行しない場合がある。
【0022】図4(a)に示した波形図を参照してリセ
ット期間における放電メカニズムを説明すると、維持電
極とアドレス電極には一定の電圧を維持した状態で走査
電極にリセット信号を印加し、リセット放電は走査電極
とアドレス電極との間で実質的に発生されるようにする
反面、走査電極と維持電極間の放電は実質的に抑えられ
る。
【0023】アドレス期間前に各セルの状態を初期化さ
せるリセット期間で、走査電極には所定の傾度で増加す
る第1リセットパルスよりなる電圧が印加される。走査
電極に第1リセットパルスが印加される間、維持電極に
は維持電極と走査電極との間の放電が実質的に起こらな
いようにする範囲に属する電圧が印加され、維持電極と
アドレス電極との間には第1リセットパルスの傾斜部分
の特定電圧による放電が発生される。第1リセットパル
スは線形的、指数関数的またはログ関数的に増加する傾
度を有する波形で具現できる。
【0024】第1リセットパルスの傾度は、その傾斜部
分でアドレス電極と走査電極との間に中間放電を起こす
ことができるよう急激に設定されることが望ましく、パ
ルスの傾度はリセット期間の長さを考慮して設定され
る。第1リセットパルスの傾度を急激にすると背景画面
の輝度が上がり、緩慢にすると背景画面の輝度が低くな
る。ただし、第1リセットパルスの傾度が非常に急激に
なってほとんど矩形波状になると、パルスの最高値電圧
Vsetで放電が発生し壁電荷が過度に形成され不要な
強い放電が発生するので、パネルに損傷を与える虞があ
る。したがって、第1リセットパルスの電圧が上昇して
いる間にアドレス電極と走査電極との間に放電が発生で
きる程度の傾度を有するようにする。
【0025】パネルにあるセルの放電開始電圧は、若干
ずつ違ってくることが普通である。アドレス電極と走査
電極との間の放電開始電圧の変動範囲をVfmin〜V
fmaxと仮定して、第1ランプパルスの開始電圧をV
1、その最終電圧をV2とすれば、セル内部に壁電荷が
ない状態では次のような条件を満足しなければならな
い。
【0026】V1≦Vfmin V2≧Vfmax リセット期間の開始当初、アドレス電極と走査電極との
間の壁電荷により壁電圧が形成されている場合、その壁
電圧を考慮したアドレス電極と走査電極との間で放電が
発生できる電圧の範囲をVwfmin〜Vwfmaxと
すれば、次のような条件を満足しなければならない。
【0027】V1≦Vwfmin V2≧Vwfmax 第1リセットパルスに続いて、走査電極には第1リセッ
トパルスの最高電圧値Vsetで所定時間中に持続する
電圧を印加することができる。最高値の電圧を走査電極
に一定時間中に印加することは必須的なものではなく、
与えられたリセット期間の長さを考慮して適切に付加す
ることができる。
【0028】次に、走査電極に印加される電圧は、最高
電圧値Vsetからそれより低い電圧値Vrに下降する
ようになる。この電圧レベルは走査電極における電圧下
降時に放電が発生しない程度にしなければならない。前
記下降された電圧値Vrから所定の傾度で減少する第2
リセットパルスで形成された電圧が走査電極に印加さ
れ、第2リセットパルスは線形的、指数関数的またはロ
グ関数的に減少する傾度を有する波形で具現できる。第
2リセットパルスはアドレス期間に印加される走査パル
スの低い電圧まで減少することが望ましい。一方、第2
リセットパルスを印加する前にその開始電圧値Vrで所
定時間中に持続する電圧を印加することができ、これは
回路の安定した作動を図るためのものである。
【0029】本発明の実施の形態によると第1リセット
パルス区間中にアドレス電極と走査電極との間にはこれ
ら電極間の放電開始電圧を超過する電圧が印加され、そ
れらの間には放電が発生する一方、走査電極と維持電極
との間にはこれら電極間の放電開始電圧より低い電圧を
印加してそれらの間には放電が発生しない。アドレス電
極と走査電極との間で発生する放電は第1リセットパル
スによる電圧が上昇する途中に各セルの放電条件を満足
する時点でアドレス電極と走査電極との間に放電が発生
される中間放電である。
【0030】具体的な例として、維持電極には約200
Vの電圧を印加して走査電極に印加される電圧が高まっ
ても走査電極と維持電極間の放電を最大限抑え、走査電
極には傾度が約10〜2500V/μsec、最終電圧
が400〜440V程度になる第1リセットパルスを印
加する。第1リセットパルスによって走査電極とアドレ
ス電極との間に放電が発生し、アドレス電極には正の電
荷が走査電極には負の電荷が形成される。放電が終了さ
れた後走査電極の電圧は所定電圧まで下降して維持電極
に一定の電圧が印加された状態で、走査電極にはスキャ
ン期間に印加されるスキャンパルスの低いレベルの電圧
に向けて減少する第2リセットパルスが印加される。第
2リセットパルスによって電極間に過度に形成された壁
電荷をアドレス作動に合うように減少させる。その結
果、走査電極とアドレス電極との間には放電開始電圧よ
り若干低い壁電圧が形成される。
【0031】第1リセットパルスとして矩形波パルスを
用いるようになると、その最高電圧値Vsetで強い放
電が発生されてその最高値Vsetから第2リセットパ
ルスの開始電圧値Vrに落ちる時不要な放電が発生する
ようになる。しかし、本実施の形態によって第1リセッ
トパルスをランプパルスにすると電圧が上昇する区間で
中間放電を起こし、前記のような不要な放電が発生しな
い。
【0032】リセット期間が終わるとアドレス期間が始
まる。走査電極にスキャンパルスが印加されてアドレス
電極にアドレスパルスが印加されるとその電圧差とリセ
ット作動によって形成された壁電圧とが合わせられてア
ドレス放電が発生する。アドレス放電が発生する時、維
持電極には所定の電圧が維持されるので維持電極上に電
子を引き込んで蓄積するようになり、アドレス放電によ
って発生された空間電荷の助けを得て、維持電極と走査
電極との間には2次放電が発生する。その結果、走査電
極には正電荷が、維持電極には負電荷が形成される。ス
キャン期間が終了した後維持期間が遂行され、スキャン
期間でアドレス放電が発生して走査電極に正電荷が維持
電極に負電荷が蓄積されている表示セルでのみ維持放電
が発生する。
【0033】図4(b)は、本発明の他の実施例による
波形を示した図面である。本例は第1リセットパルスと
第2リセットパルスでのみ構成されたリセット信号を示
す。前述したように、第1リセットパルスの最高値Vs
etおよび第2リセットパルスの開始値Vrで一定時間
維持することは動作マージンや安定性のためのものであ
って、その期間を除いても基本的な作動には問題がな
い。
【0034】一つのフレームが複数のサブフィールドに
分割されてパネルを駆動する場合、各フレームの第1サ
ブフィールドまたは一部のサブフィールドのリセット期
間で印加されるリセットパルスの傾度および/またはピ
ーク値電圧、または複数のフレーム中一部のフレームに
おける一つまたは複数のサブフィールドのリセット期間
で印加されるリセットパルスの傾度および/またはピー
ク値電圧は他のサブフィールドから印加されることより
相対的に高くまたは低く設定することが可能である。言
い換えれば、各サブフィールドのリセット期間における
リセットパルスの傾度およびピーク値電圧をすべてのサ
ブフィールドで同一にすることができるが、サブフィー
ルドの位置によって異なるようにすることができる。た
とえば、各フレームの第1サブフィールドにおけるリセ
ットパルスの傾度を他のサブフィールドに比べて急激に
してピーク値電圧も他のサブフィールドに比べて相対的
に大きくできる。また、一部サブフィールドのリセット
期間では第1ランプパルスの代りに矩形波パルスを印加
する場合もある。
【0035】図5および図6は、リセット期間における
第1ランプパルスの傾度と背景輝度の強さとの関係を示
すグラフおよび図表である。アドレス電極は0Vを維持
して走査電極に第1ランプパルスの最高値が450Vに
なる波形を印加して放電を発生させ、その放電による背
景輝度を測定したものである。輝度が高いほど強い放電
が発生されたと言えるが、本実験では走査電極に印加さ
れる第1ランプパルスの傾度を変化させながら背景輝度
を測定したものである。
【0036】傾度が657V/μsecから134V/
μsecの場合には輝度が0.4cd/m2程度であっ
てほとんど一定値を有することがわかる。言い換えれば
第1ランプパルスの傾度が約130V/μsec以上の
場合には傾度をさらに急にしても背景輝度が約0.4c
d/m2程度でほとんど一定である。傾度が130V/
μsec以下に落ちると傾度が減少するにことによって
背景輝度も減少されることがわかる。たとえば、傾度が
106V/μsecの場合輝度が0.38cd/m2
傾度が73V/μsecの場合輝度が0.35cd/m
2、傾度が47V/μsecの場合輝度が0.31cd
/m2、傾度が14V/μsecの場合輝度が0.25
cd/m2等で現われる。したがって、本例のパネルの
場合第1ランプパルスの傾度を130V/μsecより
低い望ましい値で設定することによって設計者が所望す
る背景輝度を得ることができる。設計者はコントラスト
との関係を考慮して適切な背景輝度を設定した後にその
背景輝度を得ることができるランプパルスの傾度および
最高値を求めることができる。一方、傾度が低くなると
リセット期間が長くなるので背景輝度の強さとリセット
期間の長さを一緒に考慮する必要がある。
【0037】図7ないし図9は、1個のグリーンセルか
ら発生されたリセット放電を観測したものである。図7
は第1ランプパルスの傾度を157V/μsecにして
実験した場合であって、リセット放電は、ランプパルス
が上昇する部分と外部印加電圧部分の境界付近で発生す
ることがわかる。したがって、第1ランプパルスの傾度
を157V/μsecより低くするとランプパルスが上
昇する区間で中間放電を発生するようになり、それより
高くするとランプパルスの最高値に対応する外部印加電
圧によって強い放電が発生されることを意味する。図8
は第1ランプパルスの傾度を約40V/μsecで実験
した場合であって、リセット放電は、ランプパルスが上
昇する中間部分で発生し、その放電の大きさは図7に比
べて相対的に小さいことがわかる。図9は第1ランプパ
ルスの傾度を約400V/μsecで実験した場合であ
って、リセット放電が外部印加電圧によって相当に強い
放電を発生させることがわかる。
【0038】図10および図11は、1個のブルーセル
でリセット放電を観測したものである。図10は第1ラ
ンプパルスの傾度を112V/μsecとして実験した
場合であって、リセット放電は、ランプパルスが上昇す
る部分と外部印加電圧部分の境界付近で発生することが
わかる。したがって、第1ランプパルスの傾度を112
V/μsecより低くするとランプパルスが上昇する区
間で中間放電を発生するようになって、それより高くす
るとランプパルスの最高値に対応する外部印加電圧によ
って強い放電が発生されることを意味する。図11は第
1ランプパルスの傾度を約65V/μsecで実験した
場合であって、リセット放電は、ランプパルスが上昇す
る中間部分で発生することがわかり、その放電の大きさ
は図10に比べて相対的に小さいことがわかる。
【0039】図4および図5を参照すると、セルの放電
特性によって中間放電を起こす第1ランプパルスの傾度
や中間放電が発生される電圧の範囲が違うことがわか
る。したがって、リセット期間で中間放電を発生させる
ためには、第1ランプパルスの傾度はパネルの特性を考
慮してランプパルスが上昇する部分で放電を起こす傾度
範囲内で設定されなければならず、またリセット放電が
ランプパルスの上昇区間を過ぎて外部印加電圧による強
放電にならないように設定しなければならない。また、
第1ランプパルスによって中間放電が発生する範囲に属
する傾度であっても設計で定まった背景輝度が具現され
るように第1ランプパルスの傾度およびピーク値などを
定めなければならない。
【0040】一方、第1リセットパルスの傾度は、セル
の放電特性を考慮して少なくとも二つの傾度を有するよ
うにすることができる。言い換えれば、中間放電が発生
しない電圧範囲では傾度を相当に急激にする一方、中間
放電が発生する電圧範囲では傾度を相対的に緩慢にし
て、リセット期間の長さを縮めながら中間放電を実現で
きる。
【0041】図12および図13は、リセット放電時1
個のセルで測定した光出力を示すグラフである。光出力
特性は放電の強さと類似する特性を有するので放電が発
生した回数とその強さがわかる。図12は本発明の実施
の形態によるリセット信号を印加した場合であって、リ
セット放電は、ランプパルスが上昇する中間区間で起こ
り、1個のセルで2回の放電が起こることがわかる。言
い換えれば、ランプパルスの傾度とパネルの特性によっ
て一つのセルで多数の光出力ピークが現われる場合があ
る。そして、2次放電時には1次放電時の電圧に比べて
約80Vの電圧の上昇だけでも放電が起こる。もしリセ
ット波形をランプパルスではない矩形波パルスとして放
電を発生させた場合には1回放電時に形成された壁電荷
によって外部電界を相殺するので、80Vの電圧変動だ
けでは2次放電を発生させられない。
【0042】図14(a)は、リセット期間で強い放電
を起こす場合と中間放電を起こす場合の壁電荷特性を示
すグラフである。たとえば、リセット期間でランプパル
スの傾度を1500V/μsecにして相当に急激な傾
度を有するパルス(これは実質的には矩形波パルスであ
る)を印加して強い放電が起こった場合には出力壁電圧
が0Vになって外部電界が遮蔽されることがわかる。一
方、本発明の実施例のようにリセット期間で中間放電を
発生させる傾度(例:15V/μsec)を有する第1
ランプパルスが印加された場合にはリセット放電の強さ
は大きくはなく外部電界を完全には遮蔽しない。
【0043】本発明によって走査電極にたとえば62V
/μsecのような傾度を有する第1ランプパルスを印
加しながら維持電極に所定の電圧を印加した場合、走査
電極に矩形波パルスを印加した場合に比べて光出力が約
20%程度減少して放電強さが弱まってアドレス電極の
損傷を防止でき、傾度をある程度急激に減少させること
が可能であるのでリセット期間も短縮させることができ
る。そして、走査電極と維持電極間の放電が最大限抑え
られるので不要な放電を抑えてコントラストを向上させ
ることができる。
【0044】図14(b)は、リセット期間の弱放電モ
ードで作動する従来技術による場合の壁電荷特性を示す
グラフである。従来技術によると、走査電極と維持電極
間の壁電圧が放電開始電圧を越えると弱いリセット放電
が発生した後に直ちに放電が消滅する。再び印加電圧が
上昇して放電開始電圧を越えると再び弱放電が発生し、
このような弱放電が周期的に発生するようになる。この
ような弱放電によって発生されたセル内の光出力は図1
3に示している。
【0045】図13は、従来の弱放電による光出力を示
すものであって、従来のランプパルスによるリセット放
電は電圧が線形的に増加する時走査電極と維持電極との
間に放電開始電圧近くの電圧を維持しながら微弱なリセ
ット放電を連続的に行って壁電荷を形成するようにな
る。光出力波形を見れば、リセット放電が連続的にあら
われるものの、その光出力の大きさは相対的に非常に小
さいことがわかる。図14(b)は図13の光出力特性
を示すパネル駆動方式でリセット期間における壁電荷特
性を示すグラフである。グラフで見るように、縦軸の出
力壁電圧が放電開始電圧近傍の値をアップダウンさせつ
つ弱いリセット放電を連続的に発生させることがわか
る。このようなリセット放電の場合、アドレス作動に有
利に壁電荷を形成するためには走査電極に高い電圧を印
加しなければならないばかりではなく、走査電極と維持
電極との間の不要な放電によってコントラストを悪化さ
せてリセット期間も長く掛かる。
【0046】一方、図12を参照すると、本発明の実施
の形態によるリセット放電は、連続的にかつ微弱な弱放
電でなくセルの放電条件に合う電圧の傾斜部分で1回ま
たは2回以上の中間放電が発生される。この際のリセッ
ト放電は外部電界を遮蔽し、放電開始電圧を維持するこ
とではなく、また外部電界を100%遮蔽する程の壁電
荷が形成されることでもない。
【0047】図15は、本発明の実施の形態による壁電
荷特性を示すグラフである。図12では、一つのセルで
1次放電後2次放電をするのに80Vの電位差があっ
た。1次放電で外部電界がすべて遮蔽されたとすれば、
2次放電が発生するためには再び放電開始電圧ほどの電
圧上昇があるべきだが、80V程度の電圧上昇で2次放
電が発生したことは1次放電によって発生された壁電荷
によって遮蔽された電圧がさほど大きくないことを指
し、これはリセット信号として矩形波が印加された場合
より放電の強さが強くないことを意味する。
【0048】したがって、本発明によると、1次放電し
た後1次放電によって発生された壁電荷によって外部電
界を部分的に遮蔽して、2次放電をする場合において放
電開始電圧より低い電圧の上昇でも2次放電が発生でき
る。ただし、リセット期間でいずれか1セルで中間放電
が発生された後電極に蓄積された壁電荷がアドレッシン
グ条件を満足する状態になる場合には不要に背景輝度が
高まることを防ぐために追加の放電が起こらないように
することが望ましい。
【0049】リセット期間での放電は、印加されたパル
スの最終電圧とパルスの傾度に対するセルの物理的特性
によって変わることができる。印加されたパルスの最終
電圧はリセット放電によって電極に形成しようとする壁
電圧の大きさによって決定される。すなわち、Vw1の
壁電圧を形成するためには最終電圧をVw1+Vf(A
−Y放電開始電圧)以上の電圧に設定する。リセット電
圧が上昇する過程で1次放電が発生した後形成された壁
電圧が所望するほど形成された場合、リセットパルスが
最終電圧まで上昇しても2次放電は発生しない。一方1
次放電が発生した後形成された壁電圧が所望の大きさま
で形成されない場合、リセットパルスの電圧が上昇する
ことによって2次放電が発生できる。
【0050】そして、2次放電によっても壁電圧が所望
する大きさにならない場合には3次放電が発生する。す
なわち、リセット最終電圧をVrstfとすればリセッ
ト最終電圧まで上昇する壁電圧がVrstf−Vf(A
−Y放電開始電圧)以上にならない場合、リセットパル
スによって数回の放電が発生し、壁電圧がVrstf−
Vf以上になると放電がこれ以上発生しない。したがっ
て本発明の中間放電を利用すると所望の壁電圧を形成す
ることができる。
【0051】従来のリセット期間における放電は、走査
電極と維持電極との間に放電を発生させて付随的にアド
レス電極に壁電荷が蓄積されるようにする。本発明では
ランプパルスを印加してアドレス電極と走査電極との間
に放電を発生させながら傾斜部分でリセット放電が発生
されるようにして過度な強い放電を抑えてセルの放電特
性に適合な中間放電を発生させる。アドレス電極と走査
電極との電位差が徐々に増加してセルの放電条件に合う
電位差になると、中間放電が発生するようになる。図1
5で1次放電が発生された後形成される壁電荷の量は第
1ランプパルスの傾度によって変わるようになり、1次
放電発生後出力壁電圧が減少する程度も変わるようにな
る。したがって、第1ランプパルスの傾度を調整変数と
してリセット放電の強さを調整することができる。
【0052】図16および図17は、リセットパルス電
圧と記録電圧との関係を説明するためのグラフであっ
て、これらのグラフは、リセット期間で所定のリセット
パルス電圧が印加された場合、スキャン期間でアドレス
電極と走査電極との間にどの位の外部印加電圧(記録電
圧)を印加したら記録放電が発生するのかを調べてみる
ためのグラフである。すなわち、リセット作動が終わっ
てアドレス作動を遂行する直前の状態で走査電極とアド
レス電極との間に形成された壁電圧状態を示すグラフで
ある。横軸はリセット期間に印加されるリセットパルス
電圧のピーク値電圧を示し、縦軸はスキャン期間で記録
放電が発生できるようにアドレス電極と走査電極との間
に印加されなければならない外部印加電圧を示す。そし
て、図面で3個のグラフはRGB蛍光体別に区分して示
したことであって、三角はレッド(R)、円はグリーン
(G)、四角はブルー(B)を示す。
【0053】縦軸にはVf−Vw(A−Y)と表示され
ているが、ここでVfは放電開始電圧を、Vw(A−
Y)はアドレス電極と走査電極との間に蓄積された壁電
荷による壁電圧を示す。言い換えれば、リセット期間で
特定のリセットパルス電圧が印加された場合、そのリセ
ットパルス電圧に対応する外部印加電圧をスキャン期間
で印加すると放電開始電圧がアドレス電極と走査電極と
の間に形成されるということであり、もしそれと同じか
それより大きい外部印加電圧が印加されるならば記録放
電が発生するということを意味する。したがって、もし
も縦軸の値が零に近いほどリセット放電後のアドレス電
極と走査電極との間に十分に多くの壁電荷が形成され、
それによる壁電圧が放電開始電圧に近いことを指す。反
対に、縦軸の値が大きいほどリセット放電後のアドレス
電極と走査電極との間に形成された壁電圧が低く、アド
レス放電を発生させるためにはアドレス電極と走査電極
との間にさらに高い外部印加電圧を印加しなければなら
ないことを意味する。
【0054】図16は、図4(a)の第1リセットパル
スの傾度を相当急激にし矩形波のような信号が入力され
てリセット期間で強い放電が発生された場合であり、図
17は適当な傾度を有する第1リセットパルスが印加さ
れてリセット期間で中間放電が発生された場合の例を図
示したものである。
【0055】リセット期間が終了された後アドレス電極
と走査電極には記録放電に必要な壁電荷が形成される
が、アドレス電極には正電荷、走査電極には負電荷が形
成される。そして、スキャン期間でアドレス電極に走査
電極より高い電圧を印加してアドレス電極と走査電極と
の間に放電を発生させる。図16の例で、横軸のリセッ
トパルス電圧が200Vの場合、縦軸の外部印加電圧が
30Vになると、リセット作動後スキャン期間でアドレ
ス電極と走査電極との間に記録放電を発生させるために
はこれら電極間に最小30Vが印加されなければならな
いことを意味する。
【0056】図16の場合、スキャン期間直前に走査電
極とアドレス電極との間には二電極間放電開始電圧より
20〜30V程度低い壁電圧が形成されている。したが
って、スキャン期間で走査電極とアドレス電極との間に
20〜30Vを印加するとアドレス放電が起こることが
わかる。一方、図17の場合、スキャン期間の直前に走
査電極とアドレス電極との間には二電極間放電開始電圧
より10〜15V程度低い壁電圧が形成されている。し
たがって、スキャン期間で走査電極とアドレス電極との
間に10〜15Vを印加するとアドレス放電が起こるこ
とがわかる。アドレス作動を円滑にするためにはアドレ
ス電極と走査電極との間の壁電圧がリセット放電によっ
てなるべく高く(しかし、放電開始電圧よりは低く)形
成されることが望ましい。したがって、図4(a)の波
形図で第1リセットパルスを矩形波で具現することより
は適当な傾度を有するランプパルスで具現することがア
ドレス作動にさらに有利なことがわかる。
【0057】図18は、コントラストに影響をあたえる
背景画面の輝度をリセットパルスとの関係で示したグラ
フである。背景画面の輝度が低いほどコントラストは向
上される。円で表示したグラフは弱放電モードで作動
する従来技術によるリセットパルスを印加した場合、三
角で表示したグラフは図4(a)の第1リセットパル
スが矩形波(たとえば、傾度が2500V/μsec以
上)よりなる場合、四角で表示したグラフは第1リセ
ットパルスの傾度を65V/μsecにした場合、xで
表示されたグラフは第1リセットパルスの傾度を17
V/μsecにした場合を示す。
【0058】従来の弱放電モードで作動する場合の背景
輝度が最も高く、その次のリセットパルスが矩形波より
なる場合であり、リセットランプパルスによって中間放
電モードで作動する場合が最も低いことが確認できる。
したがって、本発明の実施の形態のようにリセット信号
を具現するとコントラストを向上させることができる。
【0059】図19は、本発明の一実施例によるプラズ
マディスプレーパネルの駆動装置のブロック図である。
パネル107に表示されるアナログ画像信号はデジタル
データに変換されてフレームメモリ101に記録され
る。フレーム発生器102はフレームメモリ101に保
存されたデジタルデータを必要に応じて分割してスキャ
ニング回路104に出力する。たとえば、パネルで階調
表示するために階調レベルによってフレームメモリ10
1に貯蔵された画素データの1フレームを複数のサブフ
ィールドに分割して、各サブフィールドのデータを出力
する。
【0060】スキャニング回路104は、パネル107
の走査電極Yドライブ106と維持電極Xドライブ10
5をスキャンして、リセット期間、スキャン期間、維持
期間および消去期間で各電極に印加する信号波形を発生
するリセット信号発生器1042、記録パルス発生器1
043、維持パルス発生器1044および消去パルス発
生器1041を備える。すなわち、リセット信号発生器
1042は各セルの状態を初期化させるリセット信号を
発生させ、記録パルス発生器1043はターンオンされ
るセルとそうでないセルを選択してアドレッシングする
アドレス信号を発生させ、維持パルス発生器1044は
記録パルス発生器1043によってアドレッシングされ
たセルを放電させる維持信号を発生させ、消去パルス発
生器1041は維持放電によって電極に蓄積された壁電
荷を消去するための消去パルスを発生する。またこれら
信号を合成して各電極別に供給するための合成回路10
45を備える。タイミング制御器103はフレーム発生
器102とスキャニング回路104の作動に必要な各種
タイミング信号を発生する。
【0061】次は、本発明の実施例によるパネル駆動に
必要な作動、特にリセット期間における作動を詳細に説
明(図4(a)および図4(b)と関連して説明された
リセット期間における波形、作動、または設定電圧等に
関する説明がここにそのまま適用できることはもちろん
である)して、残り期間では通常の方法で作動すること
が可能であるのでその具体的な説明は省略する。
【0062】リセット信号発生器1042は、走査電極
には所定の傾度で増加する電圧で形成された第1信号を
印加して、維持電極には第1信号が走査電極に印加され
る間に維持電極と走査電極との間の放電が実質的に起こ
らないようにする範囲に属する電圧を印加する。それゆ
え、維持電極とアドレス電極との間には第1信号の傾斜
部分に属する特定電圧での放電が発生する。また、アド
レス電極と走査電極との電位差が所定の傾度を有して増
加するように電極に電圧を印加して、電位差が上昇する
途中にアドレス電極と走査電極との間で放電が発生する
ようにする。一方、アドレス電極と走査電極との間に1
次放電が発生された後に電極の壁電荷状態によって2次
放電成否が決定され、1次放電後電極の壁電荷がアドレ
ッシング条件を満足しないように形成された場合に2次
放電が発生される。リセット信号発生器1042は他の
図面を通して説明したようなリセット機能を同一に遂行
することができ、本発明の実施例のように作動するよう
に容易に具現できる。
【0063】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係るプ
ラズマディスプレーパネルの駆動方法およびその装置に
よると、リセット期間でアドレス電極と走査電極との間
に放電を発生させる一方維持電極と走査電極との間の放
電を防止して、過度なリセット放電を抑えて必要な放電
のみを遂行するようにして、過度なイオン粒子の衝撃に
よるアドレス電極の損傷を防止して、リセット作動に必
要な期間を最小限に短縮させながらもアドレス作動に有
利なように電極上に壁電荷を形成させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】AC型プラズマディスプレーパネルの一部斜視
図である。
【図2】パネルの電極配列図を示す図面である。
【図3】アドレッシング条件を備えた放電セルの壁電荷
構造を示す図面である。
【図4】本発明の実施の形態によるプラズマディスプレ
ーパネルの駆動方法と関連したタイミング図である。
【図5】リセット期間での第1ランプパルスの傾度によ
る背景輝度の強さとの関係を示すグラフである。
【図6】リセット期間での第1ランプパルスの傾度によ
る背景輝度の強さとの関係を示す図表である。
【図7】1個のグリーンセルで発生されたリセット放電
を観測したことを示したグラフである。
【図8】1個のグリーンセルで発生されたリセット放電
を観測したことを示したグラフである。
【図9】1個のグリーンセルで発生されたリセット放電
を観測したことを示したグラフである。
【図10】1個のブルーセルでリセット放電を観測した
ことを示したグラフである。
【図11】1個のブルーセルでリセット放電を観測した
ことを示したグラフである。
【図12】リセット放電時1個のセルで測定した光出力
を示すグラフである。
【図13】リセット放電時1個のセルで測定した光出力
を示すグラフである。
【図14】リセット期間における放電による壁電荷特性
を示すグラフである。
【図15】リセット期間における放電による壁電荷特性
を示すグラフである。
【図16】リセットパルス電圧と記録電圧との関係を説
明するためのグラフである。
【図17】リセットパルス電圧と記録電圧との関係を説
明するためのグラフである。
【図18】コントラストに影響をあたえる背景画面の輝
度をリセットパルスとの関係で示したグラフである。
【図19】本発明の一実施例によるプラズマディスプレ
ーパネルの駆動装置のブロック図である。
【符号の説明】
1…第1ガラス基板、 2…誘電体層、 3…保護膜、 4…走査電極、 5…維持電極、 6…第2ガラス基板、 7…絶縁体層、 8…アドレス電極、 9…隔壁、 10…蛍光体、 11…放電空間、 12…放電セル、 101…フレームメモリ、 102…フレーム発生器、 103…タイミング制御器、 104…スキャンニング回路、 105…Xドライブ、 106…Yドライブ、 107…パネル、 1041…消去パルス発生器、 1042…リセットパルス発生器、 1043…アドレスパルス発生器、 1044…維持パルス発生器、 1045…合成回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 載 赫 大韓民国忠▲せい▼南道天安市信防洞905 番地 ▲きょう▼村現代アパート303棟 1402号 Fターム(参考) 5C080 AA05 BB05 CC03 DD01 FF12 HH04 HH06 JJ02 JJ04 JJ05 JJ06

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査電極、維持電極およびアドレス電極
    を備えたプラズマディスプレーパネルを駆動する方法に
    おいて、 リセット期間で、 維持電極に一定電圧を印加する間に前記走査電極に第1
    リセットパルスを印加した後、第2リセットパルスを印
    加し、 前記第1リセットパルスは増加するランプパルスの波形
    を有し、 前記第2リセットパルスは減少するランプパルスの波形
    を有し、 前記一定電圧は維持電圧と同一か、やや高いことを特徴
    とするプラズマディスプレーパネルの駆動方法。
  2. 【請求項2】 前記第1リセットパルスの傾度は中間放
    電を起こすように設定されることを特徴とする請求項1
    に記載のプラズマディスプレーパネルの駆動方法。
  3. 【請求項3】 前記第1リセットパルスの波形は第1開
    始電圧から第1終了電圧まで線形的に、指数的にまたは
    ログ関数的に増加し、 前記第2リセットパルスの波形は第2開始電圧から第2
    終了電圧まで線形的に、指数的にまたはログ関数的に減
    少することを特徴とする請求項2に記載のプラズマディ
    スプレーパネルの駆動方法。
  4. 【請求項4】 前記第1終了電圧は一定期間保たれ、前
    記第2開始電圧は一定期間保たれることを特徴とする請
    求項3に記載のプラズマディスプレーパネルの駆動方
    法。
  5. 【請求項5】 第1リセットパルスは維持電極と走査電
    極との放電を起こさない範囲内で増加することを特徴と
    する請求項3に記載のプラズマディスプレーパネルの駆
    動方法。
  6. 【請求項6】 前記第1リセットパルスは前記第1リセ
    ットパルス電圧が増加する間に走査電極とアドレス電極
    との放電を起こす傾度を有して増加することを特徴とす
    る請求項5に記載のプラズマディスプレーパネルの駆動
    方法。
  7. 【請求項7】 走査電極およびアドレス電極は前記第1
    リセットパルスが増加する傾度の中間部分で放電される
    ことを特徴とする請求項6に記載のプラズマディスプレ
    ーパネルの駆動方法。
  8. 【請求項8】 前記第1開始電圧はアドレス電極と走査
    電極との最小放電開始電圧と同一か低く、 前記第1終了電圧はアドレス電極と走査電極とのの最大
    放電開始電圧と同一か高いことを特徴とする請求項6に
    記載のプラズマディスプレーパネルの駆動方法。
  9. 【請求項9】 前記第2開始電圧は前記第1終了電圧よ
    り低いことを特徴とする請求項3に記載のプラズマディ
    スプレーパネルの駆動方法。
  10. 【請求項10】 前記第2開始電圧は前記第2リセット
    パルスが走査電極と維持電極との放電を起こさない程度
    に低いことを特徴とする請求項9に記載のプラズマディ
    スプレーパネルの駆動方法。
  11. 【請求項11】 前記第2終了電圧はアドレス期間から
    走査電極に印加される走査パルスの低い電圧であること
    を特徴とする請求項10に記載のプラズマディスプレー
    パネルの駆動方法。
  12. 【請求項12】 1つの映像フレームを複数のサブフィ
    ールドに分割し、各サブフィールドに対する前記第1リ
    セットパルスの傾度と第1終了電圧とは相異なることを
    特徴とする請求項5に記載のプラズマディスプレーパネ
    ルの駆動方法。
  13. 【請求項13】 第1リセットパルスの傾度は1〜11
    2V/secの範囲であることを特徴とする請求項5に
    記載のプラズマディスプレーパネルの駆動方法。
  14. 【請求項14】 走査電極、維持電極およびアドレス電
    極を備えたプラズマディスプレーパネルを駆動する装置
    において、 傾いたランプパルスの波形を有するリセットパルスを生
    じるリセットパルス発生器と、 アドレスパルス発生器と、 維持パルス発生器とを含み、 前記傾いたランプパルスの波形はリセット期間において
    中間放電を起こすように設定されることを特徴とするプ
    ラズマディスプレーパネル駆動装置。
  15. 【請求項15】 前記リセットパルス発生器は増加する
    ランプパルスの波形を有する第1リセットパルスおよび
    減少するランプパルスを有する第2リセットパルスを生
    じることを特徴とする請求項14に記載のプラズマディ
    スプレーパネル駆動装置。
  16. 【請求項16】 前記第1リセットパルスの波形は第1
    開始電圧から第1終了電圧まで線形的に、指数的にまた
    はログ関数的に増加し、 前記第2リセットパルスの波形は第2開始電圧から第2
    終了電圧まで線形的に、指数的にまたはログ関数的に減
    少することを特徴とする請求項15に記載のプラズマデ
    ィスプレーパネル駆動装置。
  17. 【請求項17】 前記第1開始電圧はアドレス電極と走
    査電極間との最小放電開始電圧と同一か低く、 前記第1終了電圧はアドレス電極と走査電極との最大放
    電開始電圧と同一か高いことを特徴とする請求項16に
    記載のプラズマディスプレーパネル駆動装置。
  18. 【請求項18】 前記第1リセットパルスが増加してい
    る傾度の中間部分で走査電極とアドレス電極との放電を
    起こるように前記第1リセットパルスの傾度が設定され
    ることを特徴とする請求項17に記載のプラズマディス
    プレーパネル駆動装置。
  19. 【請求項19】 走査電極、維持電極およびアドレス電
    極を有するプラズマディスプレーパネルを駆動する方法
    において、 リセット期間で、 走査電極には所定の傾度で増加する第1信号を印加し、 維持電極には前記第1信号が走査電極に印加される間に
    維持電極と走査電極との放電が実質的に生じないように
    する範囲に属する電圧を印加し、 走査電極とアドレス電極との間には前記第1信号の傾斜
    部分に属する特定電圧で放電が生じることを特徴とする
    プラズマディスプレーパネルの駆動方法。
  20. 【請求項20】 前記走査電極に第1信号を印加した
    後、前記第1信号の最高値より低い電圧から始まって所
    定の傾度で減少する電圧より形成された第2信号をさら
    に印加することを特徴とする請求項19に記載のプラズ
    マディスプレーパネルの駆動方法。
  21. 【請求項21】 前記第1信号の傾度は前記リセット期
    間の長さによって設定されることを特徴とする請求項1
    9に記載のプラズマディスプレーパネルの駆動方法。
  22. 【請求項22】 走査電極とアドレス電極との間で少な
    くとも2回の放電が不連続的に起こることを特徴とする
    請求項19に記載のプラズマディスプレーパネルの駆動
    方法。
  23. 【請求項23】 走査電極、維持電極およびアドレス電
    極を有するプラズマディスプレーパネルを駆動する方法
    において、 リセット期間で、 走査電極には所定の傾度で増加する、少なくとも2部分
    を有する第1信号を印加し、 維持電極には前記第1信号が走査電極に印加される間に
    維持電極と走査電極との放電が実質的に起こらないよう
    にする範囲に属する電圧を印加し、 走査電極とアドレス電極との間には前記第1信号の上昇
    する中間部分での特定電圧で放電が起こることを特徴と
    するプラズマディスプレーパネルの駆動方法。
  24. 【請求項24】 前記第1信号の第1部分は第1信号の
    他の部分よりその傾度がさらに険しいことを特徴とする
    請求項23に記載のプラズマディスプレーパネルの駆動
    方法。
  25. 【請求項25】 前記第1部分は他の部分より先行する
    ことを特徴とする請求項24に記載のプラズマディスプ
    レーパネルの駆動方法。
  26. 【請求項26】 走査電極とアドレス電極との放電は前
    記第1部分に後続することを特徴とする請求項25に記
    載のプラズマディスプレーパネルの駆動方法。
  27. 【請求項27】 プラズマディスプレーパネルを駆動す
    る方法において、 各セルの状態を初期化させるリセット期間で、 アドレス電極と走査電極との電位差が所定の傾度で増加
    されるように前記電極らに電圧を印加し、電位差の上昇
    中にアドレス電極と走査電極との間に放電が起こること
    を特徴とするプラズマディスプレーパネルの駆動方法。
  28. 【請求項28】 走査電極と維持電極との間にはこれら
    電極間の放電開始電圧より低い電圧が印加されて両電極
    間の放電が実質的に抑制されることを特徴とする請求項
    27に記載のプラズマディスプレーパネルの駆動方法。
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