JP2003156987A - プロセスカートリッジ、及びプロセスカートリッジの梱包方法 - Google Patents

プロセスカートリッジ、及びプロセスカートリッジの梱包方法

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JP2003156987A JP2001354054A JP2001354054A JP2003156987A JP 2003156987 A JP2003156987 A JP 2003156987A JP 2001354054 A JP2001354054 A JP 2001354054A JP 2001354054 A JP2001354054 A JP 2001354054A JP 2003156987 A JP2003156987 A JP 2003156987A
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deodorant
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packaging
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Yuji Terai
雄司 寺井
Tetsuya Kawatani
哲也 川谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 梱包されたプロセスカートリッジを開封する
際、内部に充満していた臭気により不快感を与えること
がないプロセスカートリッジの梱包方法及びそれに梱包
されたプロセスカートリッジを提供すること。 【解決手段】 プロセスカートリッジ(102)を、脱
臭剤及び/又は消臭剤(活性炭101)と共に梱包する
ことを特徴とするプロセスカートリッジの梱包方法、及
びそれに梱包されたプロセスカートリッジである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザープリンタ
ー、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置に脱着自在
な画像形成用のプロセスカートリッジの梱包方法、及び
当該方法を用いて梱包されたプロセスカートリッジに関
する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置には、メンテナンス性、サ
ービス性の観点から、感光体をはじめとする各種部材等
をハウジングに格納してユニット化したプロセスカート
リッジと呼ばれる着脱自在なものがある。
【0003】一般的なプロセスカートリッジの構成部品
としては、プラスチック製のハウジング、感光体、帯電
器等が代表的なものとして挙げられる。しかしながら、
最近のカラー化や小型化等の流れによって従来のプロセ
スカートリッジには無かった、中間転写体や現像ユニッ
トまで一体化したタイプのカートリッジも出現してい
る。
【0004】例えば、現像ユニット、帯電体、感光体、
中間転写体までを一体化したプロセスカートリッジなど
が挙げられるが、中間転写体として中間転写ドラム方式
を採用した場合、このプロセスカートリッジのの体積・
重量面での多くの割合をこの中間転写ドラムが占めるこ
ととなる。
【0005】このような中間転写ドラムは、一般的には
2層以上の層をもつゴムロールで構成され、2層押し出
し等の成形加工によって多層を形成する場合もあるが、
多くの場合ベースとなるゴム弾性層上に1層以上の機能
層をコーティングする方法が一般的である。しかしなが
ら、前記加工によって作製された中間転写ドラムは、材
料固有の臭気、ゴム可塑剤の臭気、コーティング時の残
留溶媒等の臭気を発生することがある。特に残留溶媒に
関しては使用するゴム弾性層の種類によっては大量に溶
剤を吸収し膨潤しゴム弾性層に蓄積してしまうことがあ
る。さらに、例えば、コート材料に樹脂系のものを採用
することによって、ゴム弾性層に蓄積された残留溶媒の
透過性が悪化し、これら溶剤が抜けきるまでかなりの時
間を有し、この間この残留溶媒による臭気を発すること
になる。また、同様の方法によって作製される帯電ロー
ル(BCR)や転写ロール(BTR)等のゴム製品も同
様の臭気を発生する。
【0006】このように、多機能化したプロセスカート
リッジにおいては、従来よりも多くの構成部品が必要と
なり、それら構成部品には臭気を発生するものも含まれ
ることが多くなってきた。特に、プロセスカートリッジ
は、出荷時にアルミパック等で密封させるため、このア
ルミパック内で臭気が充満することがある。当然、各部
材は人体に影響がないように製造されてはいるが、開封
した際に、個人差によってこの臭気を不快に感じるケー
スもあったりするため、改善が望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来に
おける諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課
題とする。即ち、本発明の目的は、梱包されたプロセス
カートリッジを開封する際、内部に充満していた臭気に
より不快感を与えることがないプロセスカートリッジの
梱包方法、及びそれにより得られるプロセスカートリッ
ジを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段は、以下のとおりである。 <1>少なくとも、感光体と、前記感光体周辺に設けら
れるプロセス手段と、を一体に支持し、画像形成装置に
着脱自在であるプロセスカートリッジを梱包する梱包方
法であって、プロセスカートリッジを、脱臭剤及び/又
は消臭剤と共に梱包することを特徴とするプロセスカー
トリッジの梱包方法である。
【0009】<2>前記脱臭剤及び消臭剤が、無臭であ
ることを特徴とする前記<1>に記載のプロセスカート
リッジの梱包方法である。 <3>前記脱臭剤及び消臭剤が、香料を含むことを特徴
とするプロセスカートリッジ<1>に記載のプロセスカ
ートリッジの梱包方法である。 <4>前記脱臭剤が、活性炭であることを特徴とするプ
ロセスカートリッジ<1>〜<3>のいずれかに記載の
プロセスカートリッジの梱包方法である。
【0010】<5>前記プロセス手段として、ゴム層を
有する部材を備えることを特徴とする前記<1>〜<4
>のいずれかに記載のプロセスカートリッジの梱包方法
である。 <6>ゴム層を有する部材が、前記ゴム層上に機能層を
有することを特徴とする前記<5>に記載のプロセスカ
ートリッジの梱包方法である。 <7>前記プロセス手段として、転写体を備えることを
特徴とする前記<1>〜<4>のいずれかに記載のプロ
セスカートリッジの梱包方法である。 <8>前記プロセス手段として、中間転写体を備えるこ
とを特徴とする前記<1>〜<4>のいずれかに記載の
プロセスカートリッジの梱包方法である。 <9>前記プロセス手段として、帯電体を備えることを
特徴とする前記<1>〜<4>のいずれかに記載のプロ
セスカートリッジの梱包方法である。
【0011】<10>前記<1>〜<9>のいずれかに
記載のプロセスカートリッジの梱包方法により梱包され
ることを特徴とするプロセスカートリッジである。
【0012】以下、本発明を詳細に説明する。なお、プ
ロセスカートリッジの梱包方法(以下、「本発明の梱包
方法」という)と共に本発明のプロセスカートリッジを
説明する。
【0013】本発明の梱包方法は、感光体と、帯電手
段、像露光手段、現像手段、及び転写手段からなる群よ
り選ばれる少なくとも1つの手段と、を一体に支持し、
画像形成装置に着脱自在であるプロセスカートリッジを
梱包する方法である。本発明の梱包方法は、プロセスカ
ートリッジと共に、脱臭剤及び/又は消臭剤を同梱させ
るので、梱包されたプロセスカートリッジを開封する
際、内部に充満している臭気により不快感を与えること
がない。
【0014】本発明の梱包方法は、梱包材料により、プ
ロセスカートリッジと脱臭剤及び/又は消臭剤とを梱包
すれば、如何なる方法でもよく、例えば、プロセスカー
トリッジと脱臭剤及び/又は消臭剤とをシート状の梱包
材料によりラッピングする、箱状或いは袋状の梱包材料
に入れる、等の方法が挙げられる。一般的には、プロセ
スカートリッジは梱包材料により密閉されるが、この
際、真空引きなどを行うことも好適に行われる。プロセ
スカートリッジは、袋状の梱包材料により密閉し、さら
に箱状の梱包材料に箱詰めにされて、出荷されるのが通
常である。このように2重以上で梱包される場合、脱臭
剤及び/又は消臭剤は密閉する梱包材料内に用いられる
ことが好適である。
【0015】ここで、図面を参照しつつ、本発明の梱包
方法の一例を示すが、これに限定されるわけではない。
本発明の梱包方法は、図1に示すように、包装された活
性炭101をプロセスカートリッジ102の一面に、両
面テープなどにより貼着する(図1(a))。活性炭1
01を貼着したプロセスカートリッジ102を、袋状の
アルミパック(包装材料)103に入れる(図1
(b))。アルミパック103の開口部を、真空引き用
開口部を除きいて封止し、当該真空引き用開口部103
aから真空引きを行う(図1(c))。そして、アルミ
パック103における真空引き用開口部103aを、熱
プレス等のを用いて密閉する(図1(d))。このよう
にして、脱臭剤及び/又は消臭剤と共に、プロセスカー
トリッジを梱包することができる。
【0016】以下、各部材について詳細に説明する。脱
臭剤としては、例えば、活性炭(ヤシガラ、石炭、木片
等)、イオン交換樹脂、シリカゲル等が挙げられる。ま
た、消臭剤としては、化学的に臭気を中和するものが挙
げられ、例えば、木酢液、柿渋タンニン、カテキン等の
各種天然材料等が挙げられるが、基本的に消臭剤は種々
の物質の混合体であることが多い。これらは、固体状で
も液状でもよい。また、本発明においては、脱臭剤及び
消臭剤のいずれを用いてもよく、併用してもよいが、化
学反応による2次障害などの懸念を排除するためには活
性炭の使用が最も好ましい。また、脱臭剤及び消臭剤
は、無臭であるものでもよく、香料が含まれるものでも
よい。なお、「香料が含む」とは、脱臭剤及び/又は消
臭剤材料中に含む場合、これら材料と混合して使用する
場合を示す。
【0017】脱臭剤及び消臭剤の使用量としては、10
〜100g程度であり、好ましくは20〜50gであ
る。但し、脱臭剤及び消臭剤の種類や、梱包するプロセ
スカートリッジの構成部材により、その使用量を適宜変
更することができる。
【0018】脱臭剤及び消臭剤は、液状の場合、後述す
る梱包材料内に液滴するなどして使用することができ
る。また、固体状の場合、通常、通気性の材料中に詰め
て使用されることが好適である。この包装材料は、脱臭
剤及び消臭剤を、保持し且つ脱臭機能或いは消臭機能を
阻害しないものであれば、いずれの材料をも用いること
ができる。具体的には、例えば、繊維材料を織りこんだ
袋状のものや、樹脂材料等で成形され孔を設けた箱状の
もの等が挙げられる。
【0019】梱包材料について説明する。梱包材料とし
ては、ダンボール紙など紙、ポリエチレン樹脂、ポリア
ミド樹脂などの樹脂材料、アルミニウム等の金属材料、
及びこれらの積層体などが挙げられる。特に、プロセス
カートリッジは湿気を嫌う観点から、梱包材料は遮気性
を有する材料であることが好ましく、特に湿気を遮断す
る材料であることが好ましい。このような観点から、包
装材料としてアルミニウムを用いることが最も好ましい
(積層体の場合、その少なくとも一層にアルミニウム層
を設けることが最も好ましい)。また、包装材料の強度
は、プロセスカートリッジの大きさや重さにより適宜選
択することができ、例えば、プロセスカートリッジに中
間転写ドラム(IDT)を備える場合、通常のものより
も大きく、重い傾向があるので、包装材料として強度が
高いものを選択することが好適である。
【0020】梱包材料として具体的には以下のものが挙
げられるが、これに限定されるわけではない。なお、こ
の具体例の表記は、一番左側から順に各種材料が積層さ
れた積層体を示す。 O−NY/PE/Al/PE/LLDPE PET/PE/Al/PE/Al/PE/LLDPE O−NY/LLDPE/Al/LDPE/特殊PE ここで、「NY」はナイロン、「PE」はポリエチレン
樹脂、「Al」はアルミニウム、「LLDPE」は直鎖
状低密度ポリエチレン樹脂、「LDPE」は低密度ポリ
エチレンを示す。なお、、、に示す梱包材料の順
に強度が高いものとなっている。
【0021】プロセスカートリッジについて説明する。
プロセスカートリッジは、感光体と、感光体周辺に設け
られるプロセス手段とを、ハウジングと呼ばれる筐体等
により一体に支持され、画像形成装置に着脱自在であ
る、公知の構造を有することができる。感光体周辺に設
けられるプロセス手段としては、感光体表面を帯電する
帯電手段、感光体表面を露光し静電潜像を形成する露光
手段、感光体表面に形成された静電潜像を像現像剤を用
いて現像し、トナー画像を形成する現像手段、トナー画
像を被転写材上に転写する転写手段、感光体に付着した
トナーやゴミ等を除去するクリーニング手段、感光体表
面に残留している静電潜像を除去する除電手段、など、
公知の手段が挙げられる。これらの中でも、本発明にお
いては、作製後、臭気を発生するプロセス手段が備えら
れることが好適である。
【0022】プロセスカートリッジにおいては、プロセ
ス手段として、特に、中間転写体(例えば中間転写ドラ
ム[IDT]、転写体(例えば転写ロール[BT
R])、帯電体(例えば帯電ロール[BCR])等のゴ
ム層(ゴム弾性層)を有する部材を備えることができ、
さらに、ゴム層上に機能層を有する部材も備えることが
できる。上述したが、このような部材は、材料固有の臭
気、ゴム可塑剤の臭気を発生することが多い。また、ゴ
ム層上に機能層を設けた場合、コーティング時の残留溶
媒がゴム層の種類によっては大量に溶剤を吸収・膨潤し
ゴム層に蓄積してしまったり、また、機能層として樹脂
系のものを採用すると、ゴム層に蓄積された残留溶媒の
透過性が悪化し、これら溶剤が抜けきるまでかなりの時
間を有し易く、残留溶媒による臭気を発生することが多
い。特に、中間転写ドラム[IDT]は、その径が40
〜100mmと、他のプロセス手段(転写ロール[BT
R]の径は15〜30mm程度)、(帯電ロール[BC
R]の径は8〜16mm程度)に比べ大きいため、大量
の臭気を発生する虞が多い。本発明においては、このよ
うな部材を備えても、開封の際に臭気いよる不快感を与
えることがない。
【0023】ゴム層を構成するゴム材料としては、各部
材の用途にもよるが、ポリウレタン、塩素化ポリイソプ
レン、NBR、クロロピレンゴム、EPDM、水素添加
ポリブタジエン、ブチルゴム、シリコーンゴム、及びこ
れらの2種類以上をブレンドしてなるゴムブレンド材料
等が挙げられる。また、ポリエステル、ポリエーテルエ
ーテルケトン、ポリアミド、ポリカーボネイト、ポリフ
ッ化ビニリデン、及びこれらの2種類以上をブレンドし
てなる樹脂ブレンド材料等も併用してもよい。
【0024】ゴム層上に設けられる機能層は、各部材の
用途にもよるが、例えば、表面に付着するトナーの剥離
性を付与する機能層等が挙げられる。その構成材料とし
ては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テト
ラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエー
テル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−ヘ
キサフルオロプロピレン共重合体(FEP)等のフッ素
樹脂が好適に挙げられる。
【0025】以下、プロセスカートリッジの構成を、画
像形成装置と共に図面を用いて説明する。図2に示す画
像形成装置は、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)の4色に対応して、表面に感
光層を有するドラム状の感光体201K、201Y、2
01M、201Cと、これらの感光体をそれぞれ一様に
帯電する帯電ロール202K、202Y、202M、2
02Cと、一様に帯電された感光体にそれぞれ像光を照
射して静電潜像を形成する書き込み装置204K、20
4Y、204M、204Cと、K、Y、M、Cの各色の
現像剤を収容した4台の現像器205K,205Y,2
05M,205Cと、上記4つの感光体201K,20
1Y,201M,201Cのうちの2つの感光体201
K,201Yに接触するドラム状の第一の中間転写体2
10Aと、別の2つの感光体201M,201Cに接触
するもう1つのドラム状の第一の中間転写体210B
と、これらの2つの第一の中間転写ドラム210A,2
10Bの双方に接触する第二の中間転写ドラム210C
と、この第二の中間転写ドラム210C上に重ね合わせ
転写されたトナー像を、搬送ローラ209によって搬送
されてきた記録紙211上に一括転写するバイアスロー
ル206と、記録紙211上のトナー像を定着する定着
装置207とを備えている。
【0026】各感光体201K,201Y,201M,
201C上には、各色に対応する静電潜像が形成され、
各現像器205K,205Y,205M,205Cによ
り各色トナーで現像されて各色のトナー像が形成され
る。各感光体201K,201Y,201M,201C
上の各色トナー像のうち、各感光体201K,201
Y,201M,201C上のトナー像は一方の第一の中
間転写ドラム210Aに重ね転写されるとともに、各感
光体201M,201C上のトナー像はもう一方の第一
の中間転写ドラム210B上に重ね転写される。それら
の2つの第一の中間転写ドラム210A,210Bに転
写された各色トナー像は第二の中間転写ドラム210C
に重ね転写され、その第二の中間転写ドラム210C上
のトナー像は、さらに第一の例を同様に記録紙211上
に一括転写され、定着装置207により、その記録紙2
11上に定着される。
【0027】図2に示す画像形成装置において、プロセ
スカートリッジとして構成される部材は、感光体(各感
光体201K,201Y,201M,201C)と、中
間転写体(中間転写ドラム210A,210B、210
C)、帯電体(帯電ロール202K、202Y、202
M、202C)、現像装置(現像器205K,205
Y,205M,205C)、転写体(バイアスロール
(転写ロール)206)から選択される少なくとも1種
であるが、最近の多機能化に伴い、プロセスカートリッ
ジとして特に好適な形態としては、感光体(各感光体2
01K,201Y,201M,201C)と、中間転写
体(中間転写ドラム210A,210B、210C)
と、帯電体(帯電ロール202K、202Y、202
M、202C)と、現像装置(現像器205K,205
Y,205M,205C)とを備える形態である。
【0028】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明するが、本発
明はこれら実施例に何ら限定されるものではない。
【0029】(比較例1)感光体、現像器、帯電体、感
光体、中間転写体までをハウジングにより一体化したプ
ロセスカートリッジを、図1に示す方法に従い(但し、
活性炭は用いない)、アルミパック内に入れ密封して梱
包した。ここで、帯電体としては、芯材表面に、発泡ウ
レタン層、FCOチューブ層を順次積層した2層構造の
帯電ロールを用いた。中間転写体としては、芯材表面
に、シリコンゴム層、NBR層、アクリル樹脂層を順次
積層した3層構造の中間転写ドラムを用いた。アルミパ
ックとしては、上記梱包材料の具体例として挙げたの
構成の材料を用いた。
【0030】(実施例1)プロセスカートリッジの一面
に脱臭剤として包装された活性炭を1袋(40g/袋)
を両面テープにより貼着した以外は、比較例1と同様に
してプロセスカートリッジを密閉した。
【0031】(実施例2)プロセスカートリッジの一面
に脱臭剤として包装された活性炭を2袋(40g/袋)
を両面テープにより貼着した以外は、比較例1と同様に
してプロセスカートリッジを密閉した。
【0032】(評価)比較例1、実施例1〜2で梱包さ
れたプロセスカートリッジを、1週間放置し、開封時の
臭気(臭気の強さ及び快・不快性)に関して官能的な評
価を行い、その結果を相対的にグラフで図3に示す。図
3(A)は臭気の強さを表すグラフであり、図3(B)
は快・不快性を表すグラフである。このグラフから、臭
気の強さ及び快・不快性が大幅に改善されたことがわか
る。特に、径の大きな中間転写ドラムを備えるプロセス
カートリッジでも臭気の強さ及び不快性が改善されたこ
とがわかる。なお、臭気に関しては個人差が大きく、臭
気構成物質濃度が環境安全上まったく問題のないレベル
であっても不快に感じるケースがあるため、今回は定量
的な評価は行わず、複数のテスターによる官能的な評価
を行った。
【0033】(実施例3)消臭剤として液状消臭剤(商
品名「ノンシュウ」:小林製薬製)を、アルミパック内
に数滴投入した以外は、比較例1と同様にしてプロセス
カートリッジを密閉し、評価したところ、やはり、開封
時に不快な臭気はなく、この消臭剤に含まれる香料の臭
気のみとなり、不快感を覚えることはなかった。
【0034】(実施例4)消臭剤として一般に市販され
ているゲル状消臭剤(製品名リフレ:花王株式会社製)
のカートリッジをアルミパック内に投入した以外は、比
較例1と同様にしてプロセスカートリッジを密閉し、評
価したところ、やはり、開封時に不快な臭気はなく、こ
の消臭剤に含まれる香料の臭気のみとなり、不快感を覚
えることはなかった。
【0035】
【発明の効果】以上、本発明によれば、梱包されたプロ
セスカートリッジを開封する際、内部に充満していた臭
気により不快感を与えることがないプロセスカートリッ
ジの梱包方法、及びそれに梱包されたプロセスカートリ
ッジを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のプロセスカートリッジの梱包方法の
一例を示す説明図である。
【図2】 本発明のプロセスカートリッジが装着される
画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
【図3】 実施例の結果を示すグラフを表す図である。
【符号の説明】
101 活性炭(脱臭剤) 102 プロセスカートリッジ 103 梱包材料
フロントページの続き Fターム(参考) 2H071 BA04 DA06 DA09 DA15 EA01 3E067 AA11 AB49 AB91 BA12A BB01A BB02A BB11A BB12A BB14A BB15A BB25A CA04 CA05 EA04 EA06 EA24 EE25 EE60 FB11 FC01 GA15 GB15 GD07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、感光体と、前記感光体周辺
    に設けられるプロセス手段と、を一体に支持し、画像形
    成装置に着脱自在であるプロセスカートリッジを梱包す
    る梱包方法であって、 プロセスカートリッジを、脱臭剤及び/又は消臭剤と共
    に梱包することを特徴とするプロセスカートリッジの梱
    包方法。
  2. 【請求項2】 前記脱臭剤及び消臭剤が、無臭であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のプロセスカートリッジ
    の梱包方法。
  3. 【請求項3】 前記脱臭剤及び消臭剤が、香料を含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載のプロセスカートリッジ
    の梱包方法。
  4. 【請求項4】 前記脱臭剤が、活性炭であることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載のプロセスカート
    リッジの梱包方法。
  5. 【請求項5】 前記プロセス手段として、ゴム層を有す
    る部材を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    かに記載のプロセスカートリッジの梱包方法。
  6. 【請求項6】 ゴム層を有する部材が、前記ゴム層上に
    機能層を有することを特徴とする請求項5に記載のプロ
    セスカートリッジの梱包方法。
  7. 【請求項7】 前記プロセス手段として、転写体を備え
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のプ
    ロセスカートリッジの梱包方法。
  8. 【請求項8】 前記プロセス手段として、中間転写体を
    備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    のプロセスカートリッジの梱包方法。
  9. 【請求項9】 前記プロセス手段として、帯電体を備え
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のプ
    ロセスカートリッジの梱包方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載のプロ
    セスカートリッジの梱包方法により梱包されることを特
    徴とするプロセスカートリッジ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005018044A (ja) * 2003-06-06 2005-01-20 Canon Inc 電子写真画像形成装置のカートリッジ
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