JP2003156979A - ハーフトーンパルス幅カウントを補正するための方法及び装置 - Google Patents

ハーフトーンパルス幅カウントを補正するための方法及び装置

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JP2003156979A
JP2003156979A JP2002236603A JP2002236603A JP2003156979A JP 2003156979 A JP2003156979 A JP 2003156979A JP 2002236603 A JP2002236603 A JP 2002236603A JP 2002236603 A JP2002236603 A JP 2002236603A JP 2003156979 A JP2003156979 A JP 2003156979A
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Santiago Rodriguez
サンチアゴ・ロドリゲス
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    • GPHYSICS
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    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
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    • H04N1/4055Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a clustered dots or a size modulated halftone pattern
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  • Laser Beam Printer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハーフトーンパルス幅カウントを補正するた
めの方法および装置を提供する。 【解決手段】 ハーフトーンパルス幅カウントを補正す
るための本方法100は、ハーフトーンパルス幅カウン
トを決定するステップ140と、ハーフトーンレベルを
決定するステップ150と、ハーフトーンパルス幅カウ
ントおよびハーフトーンレベルに基づいて、補正された
パルス幅カウントを計算するステップ160と、を含
む。本装置は、上述の方法を実行するように構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、印刷に関
し、特にトナー使用量の推定に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真プリンタが、トナーを用いて紙
などの印刷媒体上にテキストおよび/または画像を生成
することは、一般に既知である。この点において、トナ
ーカートリッジは、通常、トナーを格納するために用い
られる。印刷ジョブの途中でトナーカートリッジ内のト
ナーがなくなると、紙および時間が無駄になり、ユーザ
は不満を感じることがある。したがって、印刷ジョブに
充分な量のトナーを確保するために、トナーレベルを測
定するためのセンサが用いられることが多い。しかし、
センサは高価である。このため、トナーの推定方法が用
いられ得る。
【0003】発明者は以前に、印刷ジョブのトナー使用
量を推定する方法を開示している。通常、トナー使用量
は、各印刷ジョブに対して推定される。その推定によっ
て、トナーカートリッジ内に充分なトナーが残っていな
いことが示されると、そのことはユーザに知らされる。
たとえば、米国特許第5,802,420号は、印刷履
歴に基づいてトナー使用量を推測する方法を開示してい
る。たとえば、ある量のトナーが前の10枚を印刷する
ために用いられたとすると、次の10枚にもそれと同量
が用いられると推定される。米国特許第5,937,2
55号は、画素カウントに基づいてトナー使用量を推定
する方法を開示している。たとえば、「T」量のトナー
を用いて1画素を生成する場合、100画素は、100
×Tの量のトナーを用いると推定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、異なる画素
は、同量のトナーを用いるとは限らない。たとえば、譲
受人のHP Monochrome and Colo
r LaserJet(商標)では、レーザ光源は、感
光体(OPR)の表面を走査する時に変調される。画素
を形成するために、レーザ光源は、所望の画素位置を照
射するように変調(またはパルス生成)され得る。しか
し、画素は、固定量のトナーを示していない。各パルス
に対して、レーザがOPRを走査するときにレーザがオ
ンになっている時間の長さ(すなわち持続時間)は、O
PR表面上のパルスの幅と相関する。画素を生成するた
めに用いられるパルスの幅および数は、画素によって異
なることがある。たとえば、特定の精細な細部を生成す
るために、比較的狭い画素を生成することが有利である
ことがある。したがって、比較的狭い画素を生成するた
めに用いられるパルスの持続時間は、それに応じて短く
なり得る。逆に、比較的幅の広いパルスは、略実線をペ
ージにわたって生成するために用いられ得る。
【0005】さらに、所定サイズの画素でさえ、使用さ
れるトナーの量は画素によって異なることがある。たと
えば、画素を生成するために使用されるパルスの数は、
画素によって異なることがある。第1の画素は、単一の
パルスで生成され得る。第2の画素は、2つ以上のパル
スで生成され得る。しかし、第1および第2の画素は、
パルスの数に基づいて異なる量のトナーを用いているに
もかかわらず、略同じサイズであり得る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハーフトーン
パルス幅カウントを補正するための方法、コンピュータ
読出し可能媒体、および装置を含む。
【0007】1つの態様では、本発明は、ハーフトーン
パルス幅カウントを補正するための方法を含む。方法
は、ハーフトーンパルス幅カウントを決定することと、
ハーフトーンレベルを決定することと、ハーフトーンパ
ルス幅カウントおよびハーフトーンレベルに基づいて、
補正されたパルス幅カウントを計算することとを含む。
【0008】他の態様では、本発明は、ハーフトーンパ
ルス幅カウントを自動的に補正することが可能なコンピ
ュータソフトウェアが内蔵されたコンピュータ読出し可
能媒体を含む。ソフトウェアは、ハーフトーンパルス幅
カウントを決定することと、ハーフトーンレベルを決定
することと、ハーフトーンパルス幅カウントおよびハー
フトーンレベルに基づいて、補正されたパルス幅カウン
トを計算することとを含む。
【0009】さらに他の態様では、本発明は、ハーフト
ーンパルス幅カウントを補正するための装置を備える。
装置は、印刷ジョブ内の1つまたはそれ以上の画素に対
してハーフトーンパルス幅カウントを決定するように構
成されたプロセッサシステムを有し、プロセッサシステ
ムは、1つまたはそれ以上の画素に対してハーフトーン
レベルを決定するようにさらに構成され、プロセッサシ
ステムは、ハーフトーンパルス幅カウントおよびハーフ
トーンレベルに基づいて、補正されたハーフトーンパル
ス幅カウントを計算するようにさらに構成されている。
【0010】既知の従来技術と比較して、本発明の特定
の実施形態は、(1)トナー使用量の正確な推定、
(2)安価であること、(3)分散化が可能であるこ
と、および(4)さらに強力(robust)であることの一
部またはすべてを含む特定の利点を成し遂げることがで
きる。当業者には、以下の図面を参照しながら、好まし
い実施形態の以下の詳細な記載を読むことによって、本
発明の様々な実施形態のこれらおよび他の利点ならびに
利益が理解されよう。
【0011】
【発明の実施の形態】簡単のため、および例示的な目的
のため、本発明の原理を、主にその例示的な実施形態、
特に、レーザプリンタに対するシステムを参照して記載
する。しかし、当業者であれば、同じ原理が、着色料
(たとえば、トナー、インク、顔料、染料、等)を用い
てテキストおよび/または1つまたは複数の画像を印刷
媒体上に生成することが可能なシステムに同様に適用お
よびそのシステムにおいて実行され得ること、ならびに
このような変更は本発明の範囲内であることを容易に認
識するであろう。さらに、同じ原理は、材料(たとえ
ば、金属、プラスチック、樹脂、ワックス等)を用いて
実質的に2次元画像または3次元物体を生成することが
可能なシステムに適用およびそのシステムにおいて実行
され得る。
【0012】印刷ジョブは、本明細書で記載されるよう
に、テキスト、実線および/またはハーフトーンを含む
ことができる。文書中にテキストまたは実線(たとえ
ば、線画)を印刷する場合、ハーフトーン(たとえば、
ハーフトーン画像またはシェーディング)を印刷するよ
りも、比較的多いパルス幅カウント(PWC)が累算さ
れる。PWCは、累算されたパルス幅の尺度である。画
素が一定の単位のトナー使用量を必ずしも示さないため
に、PWCは、画素および/またはドットの累算カウン
トよりも、転写されたトナーの量にさらに正確に相関す
る。好ましい形態では、PWCはページ毎に累算される
が、PWCは、画素毎、走査線毎、ページ毎、印刷ジョ
ブ毎、トナーカートリッジの使用可能な寿命毎などで累
算されてもよい。以下に示すように、PWCはトナー使
用量との相関を改善することができる。
【0013】さらに、印刷ジョブは、通常、プリンタが
配置されているローカルエリアネットワーク(LAN)
上のコンピュータまたは端末を操作するユーザによって
開始される。しかし、印刷ジョブが当業者に既知の任意
の様式で受け取られ得ることは本発明の範囲内である。
たとえば、プリンタは、直接コンピュータに取り付けら
れ得る。さらに、プリンタおよび印刷ジョブ入力デバイ
ス(たとえば、キーボード、スキャナ等)が単一のデバ
イスであることは本発明の範囲内である。たとえば、電
子タイプライタおよび/またはプリンタ/コピー機/フ
ァックス機などの「オールインワンデバイス」である。
【0014】ハーフトーンは、通常、ドットパターンの
密度(すなわち、ハーフトーンレベル)を操作すること
により、カラー強度の知覚を本質的に変更することによ
って、シェーディングおよび画像を形成するために用い
られる。例えば、約100%のハーフトーンレベルで
は、高密度の黒ドットの色は、黒として知覚され得る。
しかし、約10%のハーフトーンレベルでは、低密度の
黒ドットは、ライトグレーとして知覚され得る。画素は
ドットとして見なされることが多いが、本開示の目的で
は、画素は、ドットまたはサブ画素サイズのドットの群
であってもよい。比較的高い解像度のハーフトーン画像
を印刷する場合、画素は、255ドットほどで生成され
得る。各ドットは、パルスの結果である。通常、ハーフ
トーン画像を印刷する場合、ドットは互いに接触しない
が、ハーフトーンレベルが増加するにつれて、1つのド
ットから他のドットへの近接は減少し得る。
【0015】所与のパルス幅に対して、実質的に分離さ
れたドットの数を変更すると、トナー転写量は非線形と
なることは、電子写真プロセスの現象である。この現象
は、エッジ効果と呼ばれる。このエッジ効果のため、図
3の例示的なグラフに示すように、1画素当たりのトナ
ー使用量は、ハーフトーンレベルの関数として変化す
る。たとえば、ハーフトーン画素の印刷に関連するPW
C(たとえば、ハーフトーンPWC、すなわち「HTP
WC」)は、画像タイプ(すなわち、ハーフトーンレベ
ル)に基づいて調整され、補正されたHTPWC(CH
TPWC)が得られる。CHTPWCを用いたトナー使
用量の推定は、単に画素をカウントすることに比べて、
50%より正確に実際のトナー使用量に対応する。
【0016】図1は、本発明の実施形態が実施され得る
方法に従った、方法100のフローチャートである。図
1に示すように、ステップ110において、方法100
は、は印刷ジョブを受信することに応答して開始され
る。好ましい形態では、方法100は、印刷ジョブの印
刷を行っている間に実施され得るが、方法100が印刷
ジョブを受けた後の任意の時間に行われることは本発明
の範囲内である。
【0017】ステップ120において、印刷ジョブまた
は印刷ジョブに応答して生成される対応するプリンタ固
有コマンドは、1つまたはそれ以上のハーフトーン画素
が印刷されているかどうかを決定するために参照され得
る。1つまたはそれ以上の実質的に中実な(solid)画
素(たとえば、テキスト、実線等を印刷する場合)が印
刷されていると決定されると、方法100は、ステップ
130に移動し、1つまたはそれ以上のPWCを決定す
ることができる。1つまたはそれ以上のハーフトーン画
素が印刷されていると決定されると、方法100はステ
ップ140に移動し、1つまたはそれ以上のHTPWC
を決定することができる。
【0018】ステップ130において、実質的に中実な
画素が生成されている場合、PWCは累算される。PW
Cは、実質的に中実な画素を用いるコンテンツのサブセ
ットに対して累算され得る。PWCは、印刷ジョブまた
は印刷ジョブに応答して生成される対応するプリンタ固
有コマンドに基づいて累算され得る。
【0019】実質的に中実な画素のそれぞれに対するP
WCが決定され得る。各走査線に対して累算されたPW
Cは、様々な方法で決定され得る。たとえば、走査線に
おいて生成される画素のサブセットが実質的に中実な画
素である場合、これらの実質的に中実な画素のPWC
は、それぞれの走査線のPWC内で合計され、ステップ
140に記載するように、別個のHTPWCは、走査線
内のすべてのハーフトーン画素に対して合計され得る。
他の例では、走査線PWCは、ハーフトーン画素の補正
されたすべてのHTPWCとともに、実質的に中実なす
べての画素のPWCから合計され得る。
【0020】各ページに対して累算されるPWCは、様
々な方法で決定され得る。たとえば、ページ内の実質的
に中実な画素のPWCが合計され得る。他の例では、ペ
ージ内の実質的に中実な画素および/または走査線のP
WCの組み合わせが合計され得る。累算されたページP
WCの決定と同様に、印刷ジョブに対するPWCおよび
/またはトナーカートリッジの使用可能寿命PWCが決
定され得る。ステップ130に続いて、トナー使用量
は、ステップ170において決定され得る。
【0021】ステップ140において、ハーフトーン画
素が生成されている場合、HTPWCが累算され得る。
HTPWCは、ハーフトーンを用いるコンテンツのサブ
セットに対して累算され得る。HTPWCは、印刷ジョ
ブまたは印刷ジョブに応答して生成される対応するプリ
ンタ固有コマンドに基づいて累算され得る。HTPWC
は、印刷ジョブが生成された時点、印刷ジョブが印刷を
終了した後、および/またはその間の任意の時間に決定
され得る。
【0022】各ハーフトーン画素に対するHTPWCが
決定され得る。各ハーフトーン走査線に対して累算され
たHTPWCは、様々な方法で決定され得る。たとえ
ば、走査線内で生成される画素のサブセットがハーフト
ーン画素である場合、これらのハーフトーン画素のHT
PWCは、それぞれのハーフトーン走査線のHTPWC
内で合計され、ステップ130において、別個のPWC
が、走査線内の実質的に中実なすべての画素に対して合
計され得る。他の例では、すべてのハーフトーン画素の
HTPWCは、ステップ160において以下に記載する
ように補正され、ステップ130において決定された、
それぞれの走査線内の実質的に中実なすべての画素のP
WCとともに合計され得る。
【0023】各ページに対して累算されたHTPWC
は、様々な方法で決定され得る。たとえば、ページ内の
ハーフトーン走査線のHTPWCが合計され得る。他の
例では、ページ内のハーフトーン画素のHTPWCが合
計され得る。さらに他の実施例では、ページ内のハーフ
トーン画素および/またはハーフトーン走査線のHTP
WCのいくつかの組み合わせが合計され得る。さらに、
ハーフトーン画素および/またはハーフトーン走査線の
HTPWCは、ステップ160において以下に記載する
ように補正され、ステップ130において決定されたす
べてのPWCと合計され得る。累算されたハーフトーン
ページPWCの決定と同様に、印刷ジョブに対するPW
Cおよび/またはトナーカートリッジの使用可能寿命P
WCに対するPWCが決定され得る。ステップ140に
続いて、方法100はステップ150に移動することが
できる。
【0024】ステップ150において、印刷ジョブまた
は印刷ジョブに応答して生成される対応するプリンタ固
有コマンドに基づいて関連のハーフトーンレベルが決定
され得る。ステップ130、140および150は、図
1に示す順序で行われる必要はなく、むしろ、ステップ
130、140および150は、逆の順序で、同時に、
または任意の順序で行われ得る。
【0025】ステップ160において、方法100は、
CHTPWCの数を決定することができる。CHTPW
Cを決定するために、ステップ140において決定され
たHTPWCおよびステップ150において決定された
関連のハーフトーンレベル値は、本明細書で参考により
援用される米国特許第5,793,406号に開示され
ているLUTなどのルックアップテーブル(LUT)に
関連して参照され得る。さらにまたはLUTの代わり
に、LUTを生成するために用いられる統計回帰式(st
atistical regression equation:SRE)と実質的に
同じSREは、本発明の範囲から逸脱せずに、CHTP
WCを決定するために用いられ得る。一般に、LUT
は、SREほど資源集約型ではないが、あまり調整可能
でない所定のまたはスタティックな(static)SREと
して見なされ得る。LUTおよびSREの組み合わせ
は、一般的なHTPWCに対してLUTを用いるように
導入され、それによって、システム資源は節約され、印
刷速度は増加し得る。SREは、トナー推定の精度を高
めるために、一般的でないHTPWCに対して用いられ
得る。さらに、SREおよび/またはLUTは、以下の
要因:システム設計、トナーの化学的性質、OPR感
度、HTPWC、関連のハーフトーンレベル、画素カウ
ント、温度、相対湿度、実験的データ等を考慮すること
ができる。
【0026】関連のハーフトーンレベルは、各ハーフト
ーン画素に対するCHTPWCを決定するために用いら
れ得る。各ハーフトーン画素に対するCHTPWCは、
前に決定されたCHTPWCに加えられ、各走査線に対
してCHTPWCを生成することができる。各ページに
対するCHTPWCは、ページの走査線のすべての値を
加算することによって計算され得る。累算された印刷ジ
ョブCHTPWCは、ページ値のすべてを加算すること
によって生成され得る。さらに、トナーカートリッジに
対するCHTPWCは、トナーカートリッジの使用可能
寿命に対して累算されたCHTPWCを維持することに
よって決定され得る。
【0027】ステップ170において、1つまたはそれ
以上のトナー使用量値を計算することができる。トナー
使用量値は、ステップ160において決定されたすべて
のCHTPWCと関連してステップ130において決定
されたすべてのPWCに基づいて計算され得る。好まし
い形態では、トナーカートリッジの使用可能寿命に対す
るトナー使用量値は、各ページに対するトナー使用量値
を加算することによって維持され得る。さらに、関連の
ハーフトーンレベル、HTPWC、CHTPWC、PW
C、画素カウント、および/またはトナー使用量値は、
ステップ170において、不揮発性メモリに格納され得
る。
【0028】ステップ180において、方法100が印
刷ジョブの終点または印刷ジョブに応答して生成される
対応するプリンタ固有コマンドに達したどうかが決定さ
れる。たとえば、ファイルマーカの終点に到達する場
合、方法100は終了する。印刷ジョブの終点または印
刷ジョブに応答して生成される対応するプリンタ固有コ
マンドに達していないと決定される場合、方法100
は、ステップ120に戻ることができる。
【0029】図2は、図1に示す本発明の実施形態に従
った、システム200のブロック図である。したがっ
て、図2の以下の説明は、特に図1を参照しながら行
う。図2に示すように、システム200は、ネットワー
ク205を有する。システム200は、ネットワーク2
05を介して通信するように構成されたPC210、プ
リントスプーラ215、およびプリンタ220をさらに
含む。したがって、システム200は、ルータ、サー
バ、他のPC、他のプリンタ等の、ネットワーク205
を介して通信するように構成された他の構成要素を含む
ことができる。さらに、システム200は、ネットワー
ク205を介してインターネットと通信するように構成
され得る。
【0030】PC210は、図1のステップ105に示
すように、印刷ジョブを生成する能力を提供するように
構成され得る。印刷ジョブは、ネットワーク205を介
してプリントスプーラ215に転送され得る。他の形態
では、PC210は、プリンタ220と直接接続される
ことができる。図2には示していないが、プリンタ22
0およびPC210は単一のデバイスであってよい。た
とえば、電子タイプライタである。さらに、プリンタ2
20が、プリンタ/コピー機/ファックス機などの「オ
ールインワンデバイス」となり得ることは本発明の範囲
内である。さらに、PC210は、ネットワーク205
の構成要素から情報を受信するように構成され得る。
【0031】プリントスプーラ215は、ネットワーク
205を介して印刷ジョブを受けるように構成されるこ
とができる。プリントスプーラ215は、印刷ジョブを
プリンタ220に転送するように、および/またはプリ
ンタ220が受ける用意ができるまで印刷ジョブを格納
するように、さらに構成され得る。通常、印刷ジョブ
は、印刷ジョブの各ページがどのように現れるかに対応
するビットストリームとして転送され、以下にさらに詳
細に記載するプロセスにおいて、プリンタ220は、プ
リンタ固有コマンド(たとえば、レーザパルス変調)を
計算する。しかし、プリンタ固有コマンドは、ネットワ
ーク205を介して通信するように構成されたPC21
0、プリントスプーラ215、プリンタ220、および
/または他の様々な構成要素によって生成され得る。さ
らに、CHTPWC、画素カウント、トナー残量値、お
よびトナー使用量の値は、ネットワーク205を介して
通信するように構成されたPC210、プリントスプー
ラ215、プリンタ220、および/または他の様々な
構成要素によって生成され得る。
【0032】図2に例示する好ましい実施形態による
と、プリンタ220は、レーザプリンタである。換言す
ると、プリンタ220は、当業者に既知の電子写真プロ
セスにおいて、変調レーザを用いて、OPR上の静電荷
を変える。本発明の原理によると、多数の異なるタイプ
のレーザプリンタが、本発明の適切な動作のために用い
られる。さらに、「レーザプリンタ」という用語は、限
定するためのものではなく、むしろ、本開示に関して
は、トナーまたはインクが画素の形態で材料の表面に与
えられるプリンタを示している。したがって、画素の幅
および/またはエッジカウントを適切に変化させること
が可能な任意の既知のプリンタが、本発明の範囲から逸
脱しないプリンタとして用いられ得ることは本発明の範
囲内である。
【0033】プリンタ220は、特定用途向け集積回路
(ASIC)225を有する。ASIC225は、情報
(たとえば、プリンタの個体情報、プリンタ固有コマン
ド、残存するトナー、印刷ジョブ等)を送受信するよう
に構成され得る。ASIC225は、印刷ジョブをメモ
リ230に格納するようにさらに構成され得る。ASI
C225は、印刷ジョブをプリンタ固有コマンドに変換
するようにさらに構成され得る。プリンタ220内でA
SIC225に接続されたメモリ230は、ASIC2
25に対するデータを格納するように構成され得る。こ
のデータには、印刷ジョブ、プリンタ固有コマンド、P
WC、HTPWC、ハーフトーンレベル、CHTPW
C、画素カウント等が含まれ得る。
【0034】プリンタ220は、トナーカートリッジ2
35を有することができる。トナーカートリッジ235
は、所定量のトナーで充填され、要求に応じて測定量の
トナーを分配するように構成され得る。トナーカートリ
ッジ235は、メモリ240を含むことができる。メモ
リ240は、不揮発性の、たとえば、電気的消去可能プ
ログラマブル読出し専用メモリ(EEPROM)であっ
てよい。メモリ240は、トナー使用量および/または
残存するトナーに関連するデータを格納するように構成
され得る。トナーカートリッジ235は、ASIC22
5と通信するように構成され得る。
【0035】図3は、図1に示す本発明の実施形態によ
る、106画素の重量(グラム)(縦軸)に影響を与え
るトナーレベル(横軸)のグラフである。図3に示すよ
うに、エッジ効果の非線形は、印刷媒体に転写されたト
ナーの重量によってプロットされる。トナーの転写は、
ハーフトーンレベルが約2%のハーフトーンレベルから
約70%のハーフトーンレベルまで増加するにつれて増
加することが示される。その直後に、トナー転写は、ハ
ーフトーンレベルが約72%のハーフトーンレベルから
約100%のハーフトーンレベルまで増加し続けるにつ
れて減少することが示される。従って、パルス幅あたり
のトナー使用量によって、曲線の関数に基づいた補正係
数がPWCを調整するために用いられ得る。
【0036】さらに、本発明は、図3に例示するグラフ
の関数に限定されず、むしろ、本発明は、トナー使用量
をハーフトーンレベルに相関させる任意の妥当な関数を
含むことができる、ということは理解されるべきであ
る。したがって、図3に示すグラフは、例示のみを目的
とし、決して本発明を限定するものではない。
【0037】さらに、補正係数は、システム設計、実験
的に決定されたデータ等に基づいて決定される。一般
に、補正係数は、以下の要因:システムアプリケーショ
ン、レーザ仕様、プリンタヘッド仕様、トナーまたはイ
ンク特性、OPRパラメータ、システムの最適化、環境
要因等の1つまたはそれ以上に依存し得る。
【0038】方法100は、アクティブおよび非アクテ
ィブの様々な形態で存在し得る。たとえば、これらは、
ソースコード、オブジェクトコード、実行可能コードま
たは他のフォーマットにおけるプログラム命令を含むソ
フトウェアプログラムとして存在し得る。上記のいずれ
も、圧縮または非圧縮形態で格納デバイスおよび信号を
含むコンピュータ読出し可能媒体上で具現化され得る。
例示的なコンピュータ読出し可能格納デバイスには、従
来のコンピュータシステムRAM(ランダムアクセスメ
モリ)、ROM(読出し可能メモリ)、EPROM(消
去可能プログラマブルROM)、EEPROM(電気的
消去可能プログラマブルROM)、フラッシュメモリお
よび磁気もしくは光ディスクまたはテープが含まれる。
例示的なコンピュータ読出し可能信号は、搬送波を用い
て変調されているか否かに関係なく、インターネットま
たは他のネットワークを介してダウンロードされる信号
を含む、コンピュータプログラムのホストとして機能す
るかまたはコンピュータプログラムを実行させるコンピ
ュータシステムがアクセスするように構成され得る信号
である。上記の具体的な例としては、プログラムのCD
ROM上での、またはインターネットダウンロードを
介した配信が挙げられる。ある意味では、抽象的な実体
としてのインターネット自体がコンピュータ読出し可能
媒体である。同じことが、一般的なコンピュータネット
ワークについても当てはまる。
【0039】本明細書で記載および例示したことは、い
くつかの変更を伴う本発明の好ましい実施形態である。
本明細書で用いられる用語、説明および図は、例示のみ
を目的として示され、限定を意味するものではない。当
業者であれば、多くの変更が本発明の趣旨および範囲内
で可能であることを認識するであろう。これらの変更
は、併記の特許請求の範囲およびその等価物(特に示さ
ない限り、すべての用語は、最も広い妥当な意味で用い
られる)によって定義されるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態が実施され得る様式による、
方法のフローチャ−トである。
【図2】図1に示される本発明の実施形態による、シス
テムのブロック図である。
【図3】図1に示す本発明の実施形態による、106
素の重量(グラム)(縦軸)に影響を与える、ハーフト
ーンレベル(横軸)のグラフを示す図である。
【符号の説明】
205:ネットワーク 210:PC 215:プリントスプーラ 220:プリンタ 225:ASIC 230、240:メモリ 235:トナーカートリッジ
フロントページの続き Fターム(参考) 2C362 CB76 CB80 EA02 2H027 DB01 DE07 EJ08 HB02 HB13 ZA07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハーフトーンパルス幅カウントを補正す
    るための方法であって、 前記ハーフトーンパルス幅カウントを決定するステップ
    と、 ハーフトーンレベルを決定するステップと、 前記ハーフトーンパルス幅カウントおよび前記ハーフト
    ーンレベルに基づいて、補正されたハーフトーンパルス
    幅カウントを計算するステップと、 を含む方法。
  2. 【請求項2】 前記ハーフトーンパルス幅カウント、前
    記ハーフトーンレベル、および前記補正されたハーフト
    ーンパルス幅カウントの少なくとも1つが、画素、線、
    ページ、印刷ジョブ、およびトナーカートリッジの使用
    可能寿命のうちの1つまたはそれ以上に対して決定され
    得る、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 統計回帰式およびルックアップテーブル
    の1つまたは両方が、前記計算するステップに用いられ
    る、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記ルックアップテーブルが、前記統計
    回帰式に基づいている、請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 パルス幅カウントを決定するステップ
    と、 前記パルス幅カウントおよび前記補正されたハーフトー
    ンパルス幅カウントに基づいてトナー使用量値を計算す
    るステップと、 をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 所定量のトナーおよび前記トナー使用量
    値に基づいて、トナー残量値を計算するステップをさら
    に含む、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 ハーフトーンパルス幅カウントを補正す
    るための装置であって、 印刷ジョブ内の1つまたはそれ以上の画素に対してハー
    フトーンパルス幅カウントを決定するように構成された
    プロセッサシステムを備え、前記プロセッサシステム
    は、前記1つまたはそれ以上の画素に対してハーフトー
    ンレベルを決定するようにさらに構成され、前記プロセ
    ッサシステムは、前記ハーフトーンパルス幅カウントお
    よび前記ハーフトーンレベルに基づいて、補正されたハ
    ーフトーンパルス幅カウントを計算するようにさらに構
    成されている、装置。
  8. 【請求項8】 前記プロセッサシステムは、パルス幅カ
    ウントおよび前記補正されたハーフトーンパルス幅カウ
    ントに基づいて、トナー使用量値を計算するようにさら
    に構成されている、請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 所定量のトナーを保持し、要求に応じて
    測定量のトナーを分配するように構成されたトナーカー
    トリッジをさらに備え、該トナーカートリッジは、不揮
    発性メモリを有し、該不揮発性メモリは、前記所定量の
    トナー、トナー残量値、および前記トナー使用量値のう
    ちの1つまたはそれ以上に関連したデータを格納するよ
    うに構成されている、請求項8に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記プロセッサシステムが、前記所定
    量のトナーおよび前記トナー使用量値に基づいて、前記
    トナー残量値を計算するようにさらに構成されている、
    請求項9に記載の装置。
JP2002236603A 2001-08-14 2002-08-14 ハーフトーンパルス幅カウントを補正するための方法及び装置 Withdrawn JP2003156979A (ja)

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