JP2003156331A - 水位観測装置、河川水位監視支援方法、並びに河川水位監視支援装置 - Google Patents

水位観測装置、河川水位監視支援方法、並びに河川水位監視支援装置

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JP2003156331A
JP2003156331A JP2001354361A JP2001354361A JP2003156331A JP 2003156331 A JP2003156331 A JP 2003156331A JP 2001354361 A JP2001354361 A JP 2001354361A JP 2001354361 A JP2001354361 A JP 2001354361A JP 2003156331 A JP2003156331 A JP 2003156331A
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water level
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monitoring
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Haruji Muramatsu
治司 村松
Hiromoto Oishi
博基 大石
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Yazaki Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A90/00Technologies having an indirect contribution to adaptation to climate change
    • Y02A90/30Assessment of water resources

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で河川における水位の監視を支援
することができる河川水位監視支援装置を提供する。 【解決手段】 水位観測装置1が放流された河川におけ
る水位の監視を支援する河川水位監視支援装置3であっ
て、前記水位観測装置が送信した前記観測結果情報を受
信する観測結果情報受信手段T21と、前記観測結果情
報受信手段T21が受信した観測結果情報に基づいて、
該観測結果情報に対応する前記位置情報が示す位置にお
ける前記監視を支援するための監視支援情報を生成する
監視支援情報生成手段P21と、前記監視支援情報生成
手段P21が生成した監視支援情報を前記監視の支援の
ために出力する監視支援情報出力手段P22と、を備え
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水位観測装置、水
位監視支援方法、並びに河川水位監視支援装置に関し、
より詳細には、河川に放流されると、当該河川の流れに
応じて移動しながら当該河川の水位を観測する水位観測
装置、前記水位観測装置が放流された河川における水位
の監視を支援する河川水位監視支援方法及び河川水位監
視支援装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】集中豪雨の発生による河川の水位の上昇
によって河川の中州、川岸等で釣りをしていた人やキャ
ンプをしていた人が逃げ遅れるという災害が発生してい
る。このような災害の未然防止や拡大防止を目的とする
河川管理等の方法が従来より開示されている。その方法
としては、観測者が目視にて河川の水位、流速等を観測
する方法や、観測ポイントに河川の水位等を観測する観
測装置を配置し、この観測装置が測定した水位データを
センター等で一元管理し、この水位データに基づいて異
常を検出したときに警報を発する方法等がある。
【0003】また、治水、利水対策事業の一環として、
建設省等によって全国の一級河川を対象とした河川情報
システムが導入されてきた。このシステムでは、河川流
域の雨量や河川水位などの水位データをオンラインリア
ルタイムで一元管理し、河川管理の支援システムとし
て、洪水時や氾濫時に大きな効果を発揮している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、広範囲
に渡る河川の水位を観測するには、観測ポイント毎に水
位センサ等を有する水位観測装置を設置しなければなら
ないため、観測ポイントが多い場合は設置すべき水位観
測装置の数も多くなってしまい、システムの導入には膨
大な費用を要するという問題があった。また、システム
を導入した後も、河川に設置した複数の水位観測装置の
メンテナンスやシステムの運用に要する費用が嵩んでし
まうという問題が発生していた。
【0005】よって本発明は、上述した問題点に鑑み、
河川への設置が不要な水位観測装置、簡単な構成で河川
における水位の監視を支援することができる河川水位監
視支援方法及び河川水位監視支援装置を提供することを
課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明によりなされた請求項1記載の水位観測装置は、
図1の基本構成図に示すように、河川に放流されると、
当該河川の流れに応じて移動しながら当該河川の水位を
観測する水位観測装置1であって、装置本体の現在位置
を示す位置情報を検出する位置情報検出手段D1と、前
記位置情報検出手段D1が検出した位置情報に対応する
位置の前記水位を示す水位情報を検出する水位情報検出
手段D2と、前記水位情報検出手段D2が検出した水位
情報と該水位情報に対応する前記位置情報を関連付けて
観測結果情報を生成する観測結果情報生成手段P11
と、前記観測結果情報生成手段P11が生成した観測結
果情報を予め定められた装置本体の外部に送信する観測
結果情報送信手段T11と、を備えることを特徴とす
る。
【0007】上記請求項1に記載した本発明の水位観測
装置1によれば、装置本体が河川に放流され、位置情報
検出手段D1によって装置本体の現在位置を示す位置情
報が検出されると、この位置情報に対応する水位情報が
水位情報検出手段D2によって検出される。そして、検
出された位置情報と水位情報とを関連付けて観測結果情
報が観測結果情報生成手段P11によって生成され、こ
の観測結果情報は例えば管理センター、役所等の予め定
められた装置本体の外部に観測結果情報送信手段T11
によって送信される。よって、台風の接近によって河川
の水位が増水したとき等に水位観測装置1をその河川に
放流することで、水位観測装置1は河川の流れに応じて
移動しながら検出した現在位置に対応する水位情報を検
出し、その結果を観測結果情報として予め定めた装置本
体の外部に送信するため、河川の水位を監視するために
河川、河川沿い等に複数の観測装置等を配置する必要が
なくなる。従って、河川の増水の畏れがある時等に監視
対象となる流域の上流から水位観測装置を放流すれば、
水位観測装置1が移動しながら水位を観測するため、水
位観測装置1を常時河川に設置しておく必要がなくな
り、河川における水位の監視を容易に行うことができ
る。
【0008】上記課題を解決するためになされた請求項
2記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求
項1に記載の水位観測装置1において、前記位置情報検
出手段D1は、前記現在位置における高度の測定が可能
な構成とし、前記水位情報検出手段D2は、前記位置情
報検出手段D1が検出した高度に基づいて前記水位の検
出を行うことを特徴とする。
【0009】上記請求項2に記載した本発明の水位観測
装置1によれば、位置情報検出手段D1によって現在位
置の高度が検出され、この高度に基づいた水位が水位情
報検出手段D2によって検出される。よって、現在位置
の高度を検出し、この高度に基づいて水位を検出するの
で、例えば高度の検出が可能なGPS受信機を用いれ
ば、水位を検出するための水位センサ等を構成から排除
することができるため、装置の構成を簡単化することが
できる。従って、水位観測装置1を低価格で提供するこ
とができる。
【0010】上記課題を解決するためになされた請求項
3記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求
項1又は2に記載の水位観測装置1において、前記河川
における観測地点を示す観測地点情報を記憶する観測地
点情報記憶手段M11と、前記位置情報検出手段D1が
検出した位置情報と前記観測地点情報記憶手段M11が
記憶している観測地点情報とを比較し、前記観測地点で
あるか否かを判定する観測地点判定手段P12と、をさ
らに備え、前記観測地点判定手段P12が前記観測地点
であると判定すると、前記観測結果情報送信手段T11
は前記観測地点に対応した前記観測結果情報を送信する
ことを特徴とする。
【0011】上記請求項3に記載した本発明の水位観測
装置1によれば、河川における危険な流域、重要な観測
地点等が観測地点情報として観測地点情報記憶手段M1
1に記憶される。そして、位置情報検出手段D1が検出
した位置情報と観測地点情報記憶手段M11が記憶して
いる観測地点情報とが比較され、観測地点であると観測
地点判定手段P12によって判定されると、該観測地点
に対応した観測結果情報が観測結果情報送信手段T11
によって送信される。よって、水位観測装置1は予め定
められた観測地点で観測した観測結果情報を送信するの
で、水位を観測する観測地点、流域等を特定することが
できる。従って、水位観測装置1の利用者は必要な観測
地点、流域等の観測結果情報を確実に得ることが可能と
なり、水位観測装置1の消費電力も低減させることがで
きる。
【0012】上記課題を解決するため本発明によりなさ
れた請求項4記載の河川水位監視支援方法は、請求項1
〜3の何れかに記載の水位観測装置が放流された河川に
おける水位の監視を支援する河川水位監視支援方法であ
って、前記水位観測装置が送信した前記観測結果情報を
受信する過程と、前記受信した観測結果情報に基づい
て、当該観測結果情報に対応する前記位置情報が示す位
置における前記監視を支援するための監視支援情報を生
成する過程と、前記監視を支援するために前記生成した
監視支援情報を出力する過程と、を備えることを特徴と
する。
【0013】上記請求項4に記載した本発明の河川水位
監視支援方法によれば、河川に放流された水位観測装置
から観測結果情報が受信されると、この観測結果情報に
基づいて、その観測結果情報に対応する位置情報が示す
位置における水位の監視を支援するための監視支援情報
が生成され、この監視支援情報は例えば管理センター、
役所等における監視を支援するために出力される。よっ
て、河川に放流された水位観測装置からの観測結果情報
の受信に応じて、その河川の観測地点における水位の監
視を支援するための監視支援情報を出力するので、この
監視支援情報を例えば河川を管理する管理センター、役
所等に出力するようにすれば、従来のように大がかりな
システム等を導入することなく河川における水位の監視
を容易に行うことができる。従って、簡単な構成で河川
における水位の監視を支援することができる方法を提供
することができる。
【0014】上記課題を解決するため本発明によりなさ
れた請求項5記載の河川水位監視支援装置は、図1の基
本構成図に示すように、請求項1〜3の何れかに記載の
水位観測装置1が放流された河川における水位の監視を
支援する河川水位監視支援装置3であって、前記水位観
測装置1が送信した前記観測結果情報を受信する観測結
果情報受信手段T21と、前記観測結果情報受信手段T
21が受信した観測結果情報に基づいて、該観測結果情
報に対応する前記位置情報が示す位置における前記監視
を支援するための監視支援情報を生成する監視支援情報
生成手段P21と、前記監視支援情報生成手段P21が
生成した監視支援情報を前記監視の支援のために出力す
る監視支援情報出力手段P22と、を備えることを特徴
とする。
【0015】上記請求項5に記載した本発明の河川水位
監視支援装置によれば、河川に放流された水位観測装置
1から観測結果情報が観測結果情報受信手段T21によ
って受信されると、該観測結果情報に対応する位置情報
が示す位置における水位の監視を支援するための監視支
援情報が監視支援情報生成手段P21によって生成され
る。そして、該生成された監視支援情報に基づいた監視
を、例えば河川を管理する管理センター、役所など行う
ために、当該監視支援情報は監視支援情報出力手段P2
2によって通信装置、表示装置等に出力される。よっ
て、河川に放流された水位観測装置1からの観測結果情
報の受信に応じて、その河川の観測地点における水位の
監視を支援するための監視支援情報を出力するので、こ
の監視支援情報を例えば河川を管理する管理センター、
役所のコンピュータ、表示装置等に出力すれば、従来の
ように大がかりなシステム等を導入することなく河川に
おける水位の監視を容易に行うことができる。従って、
河川に放流する水位観測装置1と、この水位観測装置1
から観測結果情報を受信して監視支援情報をする河川水
位監視支援装置3と、を有するのみという簡単なシステ
ム構成で、河川における水位の監視を支援することがで
きる。
【0016】上記課題を解決するためになされた請求項
6記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求
項5に記載の河川水位監視支援装置において、前記河川
の上流から下流に至る複数の所定位置毎の基準となる水
位を示す基準水位情報を予め記憶する基準水位情報記憶
手段M21をさらに備え、前記監視支援情報生成手段P
21はさらに、前記位置情報が示す位置に対応し、前記
基準水位情報記憶手段M21から抽出した前記基準水位
情報に基づいて前記生成を行うことを特徴とする。
【0017】上記請求項6に記載した本発明の河川水位
監視支援装置によれば、河川の上流から下流に至る複数
の所定位置毎の基準となる水位を示す基準水位情報が基
準水位情報記憶手段M21に記憶される。そして、観測
結果情報に対応する位置情報が示す位置に対応する基準
水位情報が基準水位情報記憶手段M21から抽出され、
この基準水位情報と観測結果情報とに基づいて監視支援
情報が監視支援情報生成手段P21によって生成され
る。よって、河川における基準水位を示す基準水位情報
を予め記憶しておき、受信した観測結果情報と基準水位
情報とに基づいて監視支援情報を生成しているので、観
測した水位と基準となる水位とによって水位の監視を支
援することができる。従って、利用者は観測された水位
と基準となる水位とに基づいて生成された監視支援情報
によって河川における水位を容易に監視することができ
る。
【0018】上記課題を解決するためになされた請求項
7記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求
項5又は6に記載の河川水位監視支援装置において、前
記河川における危険な水位を示す危険水位情報を記憶す
る危険水位情報記憶手段M22と、前記観測結果情報受
信手段T21が受信した観測結果情報と前記危険水位情
報記憶手段M22が記憶している危険水位情報とが示す
各々の前記水位に基づいて前記危険な水位であるか否か
を判定する危険水位判定手段P23と、前記危険水位判
定手段P23が前記危険な水位であると判定すると、当
該危険を警報するための警報情報を生成する警報情報生
成手段P24と、前記警報情報生成手段P24が生成し
た警報情報を、当該警報情報に基づいた前記警報を行わ
せるために出力する警報情報出力手段P25と、をさら
に備えることを特徴とする。
【0019】上記請求項7に記載した本発明の河川水位
監視支援装置によれば、河川における危険な水位を示す
危険水位情報は危険水位情報記憶手段M22に記憶され
る。そして、観測結果情報受信手段T21が受信した観
測結果情報と危険水位情報記憶手段M22が記憶してい
る危険水位情報とが示す各々の水位に基づいて危険な水
位であるか否かが危険水位判定手段P23によって判定
される。そして、危険水位判定手段P23によって危険
な水位であると判定されると、当該危険を警報するため
の警報情報が警報情報生成手段P24によって生成され
る。そして、この警報情報に基づいた警報を行うため
に、警報情報が警報情報出力手段P25によって例えば
警報装置、通信装置、表示装置等に出力される。よっ
て、河川における危険な水位を示す危険水位情報を予め
記憶しておき、この危険水位情報と受信した観測結果情
報が示す水位とに基づいて危険な水位であるか否かを判
定し、危険な水位である場合は、生成した警報情報を出
力するので、この警報情報の出力に応じて速やかに危険
な水位を警報することができる。従って、警報情報に基
づいた警報によって利用者は河川が危険な水位になった
ことを速やかに認識することができるため、河川の水位
の増加に伴う災害の未然防止や拡大防止に貢献すること
ができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る水位観測装置
及び河川水位監視支援装置を適用した河川水位監視シス
テムの一実施の形態を、図2〜図11の図面を参照して
説明する。
【0021】ここで、図2は河川水位監視システムの概
略構成の一例を示す構成図であり、図3は本発明に係る
水位観測装置の概略構成の一例を示す構成図であり、図
4は図3の制御部の構成を示す構成図であり、図5は水
位変化量の算出を説明するための図であり、図6は本発
明に係る河川水位監視支援装置の概略構成の一例を示す
構成図であり、図7は河川水位監視支援装置のファイル
構成を説明するための図であり、図8は図3のCPUが
行う処理概要の一例を示すフローチャートであり、図9
は図6のCPUが行う河川水位監視処理の一例を示すフ
ローチャートであり、図10は監視支援情報の出力例を
示す図であり、図11は水位地図情報の出力例を示す図
である。
【0022】図2において、河川水位監視システムは、
台風による増水時等に観測対象となる河川Rに放流さ
れ、河川Rの流れに応じて上流から下流に移動しながら
観測した水位を示す観測結果情報を送信する水位観測装
置1と、該水位観測装置1から受信した観測結果情報に
基づいて当該水位観測装置1が放流された河川Rにおけ
る水位の監視を支援する河川水位監視支援装置3と、を
有する。
【0023】水位観測装置1は、図3及び図4に示すよ
うに、放流された河川Rの水面に浮遊可能に形成されて
いる。そして、水位観測装置1は、装置本体の現在位置
を示す位置情報を検出する位置情報検出手段、前記位置
情報検出手段が検出した位置情報に対応する位置の前記
水位を示す水位情報を検出する水位情報検出手段、前記
水位情報検出手段が検出した水位情報と該水位情報に対
応する前記位置情報を関連付けて観測結果情報を生成す
る観測結果情報生成手段、前記観測結果情報生成手段が
生成した観測結果情報を予め定められた装置本体の外部
に送信する観測結果情報送信手段、を有する制御部10
と、該制御部10に電力を供給する電源部10Bと、を
備えて構成している。
【0024】制御部10は、予め定められたプログラム
に従って動作するマイクロコンピュータ(μCOM)1
1を有する。μCOM11は、周知のように、予め定め
たプログラムに従って各種の処理や制御などを行う中央
演算処理装置(CPU)11a、CPU11aのための
プログラム等を格納した読み出し専用のメモリであるR
OM11b、各種のデータを格納するとともにCPU1
1aの処理作業に必要なエリアを有する読み出し書き込
み自在のメモリであるRAM11c等を有して構成して
いる。
【0025】また、μCOM11には、装置本体がオフ
状態の間も記憶内容の保持が可能な電気的消去/書き換
え可能な読み出し専用のメモリ(EEPROM)12を
接続してている。このEEPROM12は、観測地点情
報記憶手段として機能しており、河川Rにおける観測地
点を示す観測地点情報、観測に応じて生成した観測結果
情報等を記憶している。
【0026】制御部10はさらに、周知であるGPS受
信機13、送受信部15、操作部17を備える構成とな
っている。そして、装置本体に取り付けられたGPSア
ンテナ14が接続されるGPS受信機13、送受信アン
テナ16が接続される送受信部15、操作部17の各々
はインタフェース部18を介してμCOM11に接続し
ている。なお、本実施の形態では、GPSアンテナ14
及び送受信アンテナ16の一端が装置本体から突出する
構成となっているが、前記先端も装置本体内に設けて保
護するようにしても差し支えない。
【0027】GPS受信機13は位置情報検出手段に相
当し、GPS(global positioningsystem=全地球側位
システム)を構成する複数の人工衛星40が発射する電
波を受信して、このGPS受信機13の現在の位置情報
を求め、この現在の位置情報をインタフェース部18を
介してμCOM10に出力している。なお、GPS受信
機13における位置検出メカニズムは、当業者には公知
である通常のGPSによるが、少なくとも3つの人工衛
星40からGPS受信機13まで電波が到達するのに要
する時間を計測することによって、GPS受信機13の
正確な位置が算出される。
【0028】また、4つ以上の人工衛星40を利用する
と、3次元的な位置も特定することができるため、本実
施の形態では、GPS受信機13で検出したGPS高度
(以下、高度という)に基づいて水位を検出するように
している。
【0029】具体的には、図5に示すように、正常時で
ある河川Rの水面SW1に水位観測装置1が浮遊してい
る場合、GPS受信機13では、海抜ゼロラインZから
の高度である正常時高度H1を検出する。また、河川R
の増水持に放流されて水位観測装置1が増水時水面SW
2に浮遊している場合、海抜ゼロラインZからの高度で
ある増水時高度H2を検出する。そして、増水時高度H
2と正常時高度H1との減算から水位変化量ΔH(H2
−H1=ΔH)を算出する。
【0030】なお、本実施の形態では、海抜ゼロライン
Zと検出した高度とに基づいて水位を検出する方法につ
いて説明したが、本発明はこれに限定するものではな
く、河川Rの川底Bの高度を予め測定しておき、川族B
の高度と検出した高度とに基づいて水位を検出するなど
種々異なる実施の形態とすることができる。
【0031】また、本実施の形態では、GPS受信機1
3で検出した高度に基づいて水位を観測する場合につい
て説明するが、本発明はこれに限定するものではなく、
水位センサ等を制御部10の構成に追加して水位を検出
するようにしても差し支えない。
【0032】送受信部15は観測結果情報送信手段に相
当し、この送受信部15には、例えば、デジタル携帯電
話(PDC=personal digital cellular)や無線装置
などを用いることができる。そして、送受信部15は、
μCOM11から入力される情報を指定された遠隔地の
河川水位監視支援装置3に無線にて送信するとともに、
河川水位支援装置3などから受信した情報をμCOM1
1に出力する。
【0033】操作部16は、位置、水位等の検出の開始
を利用者等に指定させるスタートキー等を有している。
例えば、利用者等によってスタートキーが押下される
と、この操作に応じた信号がμCOM11に入力され
る。
【0034】以上のように構成される水位観測装置1
は、河川Rに放流されると、所定時間毎にGPS受信機
13によって装置本体の緯度、経度、高度等を示す位置
情報が検出され、この位置情報の高度に基づいて水位が
検出(算出)される。そして、これらの位置と水位とを
示す観測結果情報が生成され、該生成された観測結果情
報は送受信部15から河川水位監視支援装置3に送信さ
れる。
【0035】次に、河川Rを管理する管理センター、役
所等に設置している河川水位監視支援装置3の構成につ
いて説明する。
【0036】河川水位監視支援装置3には、周知である
コンピュータを用いており、図6に示すように、予め定
めたプログラムに従って装置全体の動作の制御などを行
う中央演算処理装置(CPU)30aを有している。こ
のCPU30aには、バスBを介してCPU30aのた
めのプログラム等を格納した読み出し専用のメモリであ
るROM30b、CPU30aの処理作業に必要な各種
データを格納する作業エリア等を有する読み出し書き込
み自在のメモリであるRAM30cが接続されている。
【0037】CPU30aにはさらに、記憶装置30d
がバスBを介して接続されており、この記憶装置30d
にはハードディスク装置などを用いている。記憶装置3
0dは、水位観測装置1が放流された河川Rにおける水
位の監視を支援する河川水位監視支援装置3としてコン
ピュータを機能させるための後述する河川水位監視プロ
グラムファイルなどの各種ファイルや各種データベース
などを記憶している。
【0038】CPU30aにはさらに、入力装置インタ
フェース(I/F)30e、表示装置インタフェース
(I/F)30f、通信装置インタフェース(I/F)
30gがバスBを介して接続されている。入力装置I/
F30eに、キーボードやマウスを有して構成する入力
装置31が接続されると、入力装置31から入力された
各種入力データは、バスBに供給されてCPU30aに
入力される。
【0039】表示装置I/F30fには、CRTや液晶
ディスプレイなどを用いて構成される表示装置(表示部
に相当)32が接続されている。そして、この表示装置
I/F30fは、表示装置32の表示内容をCPU30
aからの指示に基づいて制御するものである。
【0040】通信装置I/F30gには、観測結果情報
受信手段に相当する通信装置33が接続されており、こ
の通信装置33としてはモデム、携帯電話用モデム等の
通信機器を用いている。そして、交換網P等を介して、
水位観測装置1からの観測結果情報等の各種情報を受信
すると共に、CPU30aから入力される情報を水位観
測装置1に送信している。
【0041】次に、河川水位監視支援装置3の記憶装置
30dに記憶する各種情報について説明する。図7に示
すように、上述した記憶装置30dは、河川水位監視プ
ログラムファイルF、基準水位情報データベースDB
1、危険水位情報データベースDB2、水位情報データ
ベースDB3、地図情報データベースDB4等を記憶し
ている。
【0042】河川水位監視プログラムファイルFは、水
位観測装置1が放流された河川Rにおける水位の監視を
支援する手段としてコンピュータを機能させる河川水位
監視プログラムであって、前記水位観測装置1が送信し
た前記観測結果情報を受信する観測結果情報受信手段、
前記観測結果情報受信手段が受信した観測結果情報に基
づいて該観測結果情報に対応する前記位置情報が示す位
置における前記監視を支援するための監視支援情報を生
成する監視支援情報生成手段、前記監視支援情報生成手
段が生成した監視支援情報を前記監視の支援のために出
力する監視支援情報出力手段、としてコンピュータを機
能させるための各種プログラムを格納している。
【0043】基準水位情報記憶手段に相当する基準水位
情報データベースDB1は、河川Rの上流から下流に至
る複数の所定位置毎の基準となる水位を示す基準水位情
報を予め格納している。なお、この基準水位情報の一例
としては、河川Rにおける観測、監視ポイント毎の位
置、この位置に対応する基準の水位等を示すデータを有
し、河川Rの水位が正常なときに水位観測装置1を放流
し、この水位観測装置1から受信した観測結果情報を基
本水位情報として記憶するようにしている。
【0044】危険水位情報記憶手段に相当する危険水位
情報データベースDB2は、河川Rにおける危険な水位
を示す危険水位情報を格納している。この危険水位情報
の一例としては、河川Rにおける観測、監視ポイント毎
の位置、この位置に対応する危険な水位を判定するため
の閾値等を示すデータを有している。そして、閾値を越
える水位や水位変化量を検出したときに警報情報を生成
する。
【0045】水位情報データベースDB3は、河川Rに
放流された水位観測装置1から受信した観測結果情が示
す少なくとも水位情報を時系列的に格納している。この
水位情報の一例としては、観測した位置、この位置にて
観測した水位等を示すデータを有している。そして、水
位情報を河川R毎に対応して水位情報データベースDB
3に格納しておくことで、例えば、河川Rの放流ポイン
ト(上流)から河口まで、予め指定された流域等の水位
地図を生成することができる。
【0046】地図情報データベースDB4は、少なくと
も河川水位監視支援装置3が管理する河川R付近を示す
地図情報を格納している。なお、本実施の形態では、複
数のスケールで地図を表示するために複数の地図情報を
予め格納している。そして、受信した観測結果情報が示
す観測位置を含む領域を示す地図情報に、観測した水位
等の情報を重畳させることで、河川Rの放流地点(上
流)から河口までの水位地図を生成することができる。
【0047】以上説明したように、基準水位情報記憶手
段及び危険水位情報記憶手段に相当する基準水位情報デ
ータベースDB1及び危険水位情報データベースDB2
を記憶装置30dが記憶していることから、この記憶装
置30dが特許請求の範囲に記載の基準水位情報記憶手
段及び危険水位情報記憶手段として機能している。ま
た、基準水位情報データベースDB1及び危険水位情報
データベースDB2は、観測対象となる河川が複数存在
する場合は、その河川毎に対応して各情報を記憶してい
る。
【0048】なお、本実施の形態においては、上述した
河川水位監視プログラムファイルF、基準水位情報デー
タベースDB1、危険水位情報データベースDB2、水
位情報データベースDB3、並びに地図情報データベー
スDB4等の各種ファイルを、CD−ROM、MO、F
D等のコンピュータが読み込むことが可能な記憶媒体か
ら、記憶装置30dにインストールしている。しかしな
がら、本発明はこれに限定するものではなく、ファイル
のインストールについては、インターネットや電話回線
等の通信を介してダウンロードするなど種々異なる実施
の形態とすることもできる。
【0049】次に、上述した水位観測装置1のCPU1
1aが行う処理概要の一例を、図8のフローチャートを
参照して以下に説明する。
【0050】観測対象となる河川Rの観測開始地点に水
位観測装置1が利用者等によって運搬され、電源スイッ
チ(図示せず)によって起動されると、水位観測装置1
は河川Rに放流される。そして、電源部10Bからの電
力の供給によってCPU11aが起動されると、ステッ
プS11において、GPS受信機13にて検出された装
置本体の現在位置を示す位置情報がRAM11cに取り
込まれ、その後ステップS12に進む。
【0051】ステップS12(水位情報検出手段)にお
いて、上述したようにRAM11cの位置情報が示す高
度が海抜ゼロラインZからの高度である増水時高度H2
を示す水位情報としてRAM11cに検出され、その後
ステップS13(観測結果情報生成手段)において、検
出した水位情報と該水位情報に対応する位置情報を関連
付けて観測結果情報がRAM11cに生成され、その後
ステップS14に進む。なお、本実施の形態では、生成
した観測結果情報をEEPROM12に時系列的に記憶
しておき、観測を終了した後、EEPROM12から観
測結果情報の抽出が可能な構成となっている。
【0052】ステップS14(観測地点判定手段)にお
いて、検出した位置情報とEEPROM12に予め記憶
している観測地点情報とが比較されることで、観測地点
であるか否かが判定される。観測地点ではないと判定さ
れた場合は(ステップS14でN)、ステップ16に進
む。一方、観測地点であると判定された場合は(ステッ
プS14でY)、ステップS15(観測結果情報送信手
段)において、RAM11cに生成した観測結果情報は
送受信部15に出力され、その後ステップS16に進
む。そして、出力された観測結果情報は、送受信部15
によって交換網Pを介して河川水位監視支援装置3に送
信される。
【0053】ステップS16において、操作部17にお
ける利用者等の操作や送受信部15における受信等によ
って終了要求を受けたか否かが判定される。終了要求を
受けていないと判定された場合は(ステップS16で
N)、ステップS11に戻り、一連の処理を繰り返す。
一方、終了要求を受けたと判定された場合は(ステップ
S16でY)、処理を終了する。
【0054】以上の説明からも明らかなように、水位測
定装置1のCPU11aが、特許請求の範囲に記載の水
位情報検出手段、観測結果情報生成手段、並びに観測地
点判定手段としてそれぞれ機能している。
【0055】次に、上述した河川水位監視支援装置3の
CPU30aが行う処理概要の一例を、図9のフローチ
ャートを参照して以下に説明する。
【0056】利用者等によって監視対象となる河川が指
定されると、この河川に対する河川水位監視処理が起動
される。そして、ステップS31において、指定された
河川に対応する基準水位情報が基準水位情報データベー
スDB1からRAM30cに抽出され、その後ステップ
S32に進む。
【0057】ステップS32において、通信装置33に
よって水位観測装置1から観測結果情報を受信したか否
かが判定される。観測結果情報を受信していないと判定
された場合は(ステップS32でN)、この判定処理を
繰り返すことで、観測結果情報の受信を待つ。一方、観
測結果情報を受信したと判定された場合は(ステップS
32でY)、ステップS33に進む。
【0058】ステップS33において、受信した観測結
果情報はRAM30cに記憶されるとともに、観測結果
情報が示す水位情報が水位情報データベースDB3に時
系列的に記憶され、その後ステップS34において、受
信した観測結果情報と前記基準水位情報とに基づいて、
観測結果情報が示す観測地点における水位の変化量がR
AM30cに算出され、その後ステップS35に進む。
【0059】ステップS35(監視支援情報生成手段)
において、観測結果情報に対応する位置情報が示す位置
における水位の監視を支援するための監視支援情報がR
AM30cに生成され、その後ステップS36(監視支
援情報出力手段)において、生成された監視支援情報が
表示装置I/F30fに出力されることで、表示装置3
2に監視支援情報が表示され、ステップS27に進む。
【0060】なお、監視支援情報の一例としては、観測
地点における正常時の水位(基準水位)と増水時の水位
(観測した水位)を利用者等が対比することが可能なグ
ラフとして表示させるための監視支援情報とすることが
できる。詳細には、図10に示すように、縦軸にGPS
高度(m)、横軸に放流ポイントからの距離(Km)と
し、正常時の水位を予め表示させておき、観測地点の水
位が観測される毎に増水時の水位を追加するように監視
支援情報を生成している。その結果、利用者は各観測地
点における水位の変化を容易に確認することができると
共に、監視結果情報によって放流した水位観測装置1の
現在位置も把握することができる。
【0061】また、監視支援情報は種々異なる実施の形
態とすることが可能であり、観測地点の位置情報、観測
地点における水位及び水位変化量、観測地点における水
位観測装置1の通過速度等を有する構成として監視支援
情報を実現させるなど、監視の支援に適した情報として
実現される。
【0062】ステップS37(危険水位判定手段)にお
いて、受信した観測結果情報と危険水位情報データベー
スDB2に記憶している危険水位情報とが示す各々の水
位に基づいて危険な水位であるか否かが判定される。危
険な水位ではないと判定された場合は(ステップS37
でN)、ステップS40に進む。一方、危険な水位であ
ると判定された場合は(ステップS37でY)、ステッ
プS38に進む。
【0063】ステップS38(危険情報生成手段)にお
いて、危険を警報するための警報情報がRAM30cに
生成され、その後ステップS39(警報情報出力手段)
において、警報情報に基づいた警報を行わせるために表
示装置I/F30fに出力されることで、表示装置32
に危険水位を警報する警報画面が表示され、その後ステ
ップS40に進む。なお、警報を遠隔地で行う場合に
は、警報情報は通信装置I/F30gに出力されること
で、遠隔地のコンピュータや警報装置に送信され、その
送信先で警報が行われる。
【0064】ステップS40において、受信した観測結
果情報が示す観測位置が予め定められた目的地点でるか
否かが判定されることで、目的地点に到達したか否かが
判定される。目的地点に到達していないと判定された場
合は(ステップS40でN)、ステップS32に戻り、
一連の処理を繰り返す。一方、目的地点に到着したと判
定された場合は(ステップS40でY)、ステップS4
1に進む。
【0065】ステップS41において、水位観測装置1
が目的地点に到着したことから河川Rにおける水位を示
す水位地図を表示装置32に表示させるための水位地図
情報がRAM30cに生成され、その後ステップS42
において、水位地図情報が表示装置I/F30fに出力
されることで、表示装置32に図11に示す水位地図が
表示され、その後ステップS43に進む。
【0066】なお、本実施の形態における水位地図情報
は、図11に示すように、太線で示す河川Rに予め定め
られた観測地点が”○”で示し、この観測地点を選択す
ることで、水位観測装置1が観測した時刻、観測地点に
おけるスピード、基準水位に対して増加した水位増加分
が表示されるよう生成されている。また、水位地図情報
も、上述した監視支援情報と同様に、目的地点に到着す
る前から更新しながら表示するようにしても差し支えな
い、つまり水位地図情報を監視支援情報とすることもで
きる。
【0067】以上の説明からも明らかなように、河川監
視支援装置3のCPU30aが、特許請求の範囲に記載
の監視支援情報生成手段、監視支援情報出力手段、危険
水位判定手段、警報情報生成手段、並びに警報情報出力
手段としてそれぞれ機能している。
【0068】次に、本発明に係る水位観測装置1及び河
川監視支援装置3を適用した河川水位監視システムを実
現させた実施の形態の動作(作用)の一例を、以下に説
明する。
【0069】台風の接近によって河川Rの水位が増水し
たとき、河川監視支援装置3によって水位観測装置1が
放流される河川Rが指定されると、河川Rに放流された
水位観測装置1からの観測結果情報の受信を待機状態と
なる。そして、河川Rに放流された水位観測装置1は、
随時位置とこの位置に対する水位を検出し、予め定めら
れた観測地点を通過する毎に、該観測地点に対応する観
測結果情報を河川監視支援装置3に送信する。
【0070】一方、河川監視支援装置3は観測結果情報
を受信すると、受信した観測結果情報とこの観測結果情
報が示す位置に対する基準水位情報データベースDB1
の基準水位情報とに基づいて監視支援情報が生成されて
出力されることで、表示装置32に図10に示す監視支
援情報が表示され、この監視支援情報は観測結果情報を
受信する度に更新される。そして、表示装置32に表示
される監視支援情報の正常時及び増水時の水位を比較す
ることで、利用者は水位の変化を容易に監視することが
できる。
【0071】また、受信した観測結果情報が示す水位と
危険水位情報データベースDB2に記憶している危険水
位情報とに基づいて危険な水位であると判定されると、
危険な水位であることを警報するための警報情報が生成
されて出力されることで、表示装置32に警報情報が表
示されるため、利用者は危険な水位を迅速に確認するこ
とができる。
【0072】さらに、受信した観測結果情報に基づいて
河川Rに放流された水位検出装置1が目的地点に到着し
たことが検出されると、観測地点の水位増加分を地図上
に重畳させて表示するための水位地図情報が生成されて
出力されることで、表示装置32に図11に示す水位地
図情報が表示されるため、利用者は観測地点毎の観測時
間、スピード、水位増加分等を容易に確認することがで
きる。
【0073】以上説明したように、台風の接近によって
河川Rの水位が増水したとき等に水位観測装置1をその
河川Rに放流することで、水位観測装置1は河川Rの流
れに応じて移動しながら検出した現在位置に対応する水
位情報を検出し、その結果を観測結果情報として河川水
位監視支援装置(予め定めた装置本体の外部)3に送信
するため、河川Rの水位を監視するために河川、河川沿
い等に複数の観測装置等を配置する必要がなくなる。よ
って、河川Rの増水の畏れがある時等に監視対象となる
流域の上流から水位観測装置1を放流すれば、水位観測
装置1が移動しながら水位を観測するため、水位観測装
置1を常時河川Rに設置しておく必要がなくなり、河川
Rにおける水位の監視を容易に行うことができる。
【0074】また、現在位置の高度を検出し、この高度
に基づいて水位を検出するので、例えば高度の検出が可
能なGPS受信機13を用いれば、水位を検出するため
の水位センサ等を構成から排除することができるため、
装置の構成を簡単化することができる。よって、水位観
測装置1を低価格で提供することができる。
【0075】さらに、水位観測装置1は予め定められた
観測地点で観測した観測結果情報を送信するので、水位
を観測する観測地点、流域等を特定することができる。
よって、水位観測装置1の利用者は必要な観測地点、流
域等の観測結果情報を確実に得ることが可能となり、水
位観測装置1の消費電力も低減させることができる。
【0076】一方、河川Rに放流された水位観測装置1
からの観測結果情報の受信に応じて、その河川Rの観測
地点における水位の監視を支援するための監視支援情報
を出力するので、この監視支援情報を例えば河川Rを管
理する管理センター、役所のコンピュータ、表示装置等
に出力すれば、従来のように大がかりなシステム等を導
入することなく河川Rにおける水位の監視を容易に行う
ことができる。よって、河川Rに放流する水位観測装置
1と、この水位観測装置1から観測結果情報を受信して
監視支援情報をする河川水位監視支援装置3と、を有す
るのみという簡単なシステム構成で、河川Rにおける水
位の監視を支援することができる。
【0077】また、河川Rにおける基準水位を示す基準
水位情報を予め記憶しておき、受信した観測結果情報と
基準水位情報とに基づいて監視支援情報を生成している
ので、観測した水位と基準となる水位とによって水位の
監視を支援することができる。よって、利用者は観測さ
れた水位と基準となる水位とに基づいて生成された監視
支援情報によって河川Rにおける水位を容易に監視する
ことができる。
【0078】さらに、河川Rにおける危険な水位を示す
危険水位情報を予め記憶しておき、この危険水位情報と
受信した観測結果情報が示す水位とに基づいて危険な水
位であるか否かを判定し、危険な水位である場合は、生
成した警報情報を出力するので、この警報情報の出力に
応じて速やかに危険な水位を警報することができる。よ
って、警報情報に基づいた警報によって利用者は河川R
が危険な水位になったことを速やかに認識することがで
きるため、河川Rの水位の増加に伴う災害の未然防止や
拡大防止に貢献することができる。
【0079】なお、上述した本実施の形態では、河川R
に放流する水位観測装置1の個数や放流するタイミング
ついては、1回の放流時に複数の水位観測装置1を放流
する形態、水位観測装置1を所定時間毎に放流ポイント
から放流する形態など種々異なる実施の形態とすること
ができる。
【0080】例えば、複数の水位観測装置1を同時に放
流する場合は、観測結果情報が示す位置における水位の
平均を算出することで、より正確な水位を検出すること
ができる。また、水位観測装置1を所定時間毎に放流ポ
イントから放流する場合は、観測地点毎における水位の
変化を時系列的に示すことができるので、この形態は観
測地点における水位の変化を確認する必要がある場合に
好適である。
【0081】また、上述した本実施の形態では、河川水
位監視支援装置3を管理センター、役所等に備えられた
コンピュータで実現する場合について説明したが、本発
明はこれに限定するものではなく、放流ポイントに持参
する携帯可能なコンピュータによって実現させる等の種
々異なる実施の形態とすることができる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
本発明の水位観測装置によれば、台風の接近によって河
川の水位が増水したとき等に水位観測装置をその河川に
放流することで、水位観測装置は河川の流れに応じて移
動しながら検出した現在位置に対応する水位情報を検出
し、その結果を観測結果情報として予め定めた装置本体
の外部に送信するため、河川の水位を監視するために河
川、河川沿い等に複数の観測装置等を配置する必要がな
くなる。従って、河川の増水の畏れがある時等に監視対
象となる流域の上流から水位観測装置を放流すれば、水
位観測装置が移動しながら水位を観測するため、水位観
測装置を常時河川に設置しておく必要がなくなり、河川
における水位の監視を容易に行うことができるという効
果を奏する。
【0083】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加え、現在位置の高度を検出し、
この高度に基づいて水位を検出するので、例えば高度の
検出が可能なGPS受信機を用いれば、水位を検出する
ための水位センサ等を構成から排除することができるた
め、装置の構成を簡単化することができる。従って、水
位観測装置を低価格で提供することができるという効果
を奏する。
【0084】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2に記載の発明の効果に加え、水位観測装置は予め
定められた観測地点で観測した観測結果情報を送信する
ので、水位を観測する観測地点、流域等を特定すること
ができる。従って、水位観測装置の利用者は必要な観測
地点、流域等の観測結果情報を確実に得ることが可能と
なり、水位観測装置の消費電力も低減させることができ
るという効果を奏する。
【0085】以上説明したように請求項4に記載した本
発明の河川水位監視支援方法によれば、河川に放流され
た水位観測装置からの観測結果情報の受信に応じて、そ
の河川の観測地点における水位の監視を支援するための
監視支援情報を出力するので、この監視支援情報を例え
ば河川を管理する管理センター、役所等に出力するよう
にすれば、従来のように大がかりなシステム等を導入す
ることなく河川における水位の監視を容易に行うことが
できる。従って、簡単な構成で河川における水位の監視
を支援することができる方法を提供することができると
いう効果を奏する。
【0086】以上説明したように請求項5に記載した本
発明の河川水位監視支援装置によれば、河川に放流され
た水位観測装置からの観測結果情報の受信に応じて、そ
の河川の観測地点における水位の監視を支援するための
監視支援情報を出力するので、この監視支援情報を例え
ば河川を管理する管理センター、役所のコンピュータ、
表示装置等に出力すれば、従来のように大がかりなシス
テム等を導入することなく河川における水位の監視を容
易に行うことができる。従って、河川に放流する水位観
測装置と、この水位観測装置から観測結果情報を受信し
て監視支援情報をする河川水位監視支援装置と、を有す
るのみという簡単なシステム構成で、河川における水位
の監視を支援することができるという効果を奏する。
【0087】請求項6に記載の発明によれば、請求項5
に記載の発明の効果に加え、河川における基準水位を示
す基準水位情報を予め記憶しておき、受信した観測結果
情報と基準水位情報とに基づいて監視支援情報を生成し
ているので、観測した水位と基準となる水位とによって
水位の監視を支援することができる。従って、利用者は
観測された水位と基準となる水位とに基づいて生成され
た監視支援情報によって河川における水位を容易に監視
することができるという効果を奏する。
【0088】請求項7に記載の発明によれば、請求項5
又は6に記載の発明の効果に加え、河川における危険な
水位を示す危険水位情報を予め記憶しておき、この危険
水位情報と受信した観測結果情報が示す水位とに基づい
て危険な水位であるか否かを判定し、危険な水位である
場合は、生成した警報情報を出力するので、この警報情
報の出力に応じて速やかに危険な水位を警報することが
できる。従って、警報情報に基づいた警報によって利用
者は河川が危険な水位になったことを速やかに認識する
ことができるため、河川の水位の増加に伴う災害の未然
防止や拡大防止に貢献することができるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水位観測装置及び河川水位監視支援装
置の基本構成を示す図である。
【図2】河川水位監視システムの概略構成の一例を示す
構成図である。
【図3】本発明に係る水位観測装置の概略構成の一例を
示す構成図である。
【図4】図3の制御部の構成を示す構成図である。
【図5】水位変化量の算出を説明するための図である。
【図6】本発明に係る河川水位監視支援装置の概略構成
の一例を示す構成図である。
【図7】河川水位監視支援装置のファイル構成を説明す
るための図である。
【図8】図3のCPUが行う処理概要の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図9】図6のCPUが行う河川水位監視処理の一例を
示すフローチャートである。
【図10】監視支援情報の出力例を示す図である。
【図11】水位地図情報の出力例を示す図である。
【符号の説明】
1 水位観測装置 3 河川水位監視支援装置 D1 位置情報検出手段(水位観測装置のGP
S受信機) D2 水位情報検出手段(水位観測装置のCP
U) M11 観測地点情報記憶手段(水位観測装置の
EEPROM) M21 基準水位情報記憶手段(河川水位監視支
援装置の記憶装置) M22 危険水位情報記憶手段(河川水位監視支
援装置の記憶装置) T11 観測結果情報送信手段(水位観測装置の
送受信部) T21 観測結果情報受信手段(河川水位監視支
援装置の通信装置) P11 観測結果情報生成手段(水位観測装置の
CPU) P12 観測地点判定手段(水位観測装置のCP
U) P21 監視支援情報生成手段(河川水位監視支
援装置のCPU) P22 監視支援情報出力手段(河川水位監視支
援装置のCPU) P23 危険水位判定手段(河川水位監視支援装
置のCPU) P24 警報情報生成手段(河川水位監視支援装
置のCPU) P25 警報情報出力手段(河川水位監視支援装
置のCPU)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G01S 5/14 G08C 17/00 A Fターム(参考) 2F013 AA04 BB10 CA16 CC10 2F073 AA01 AA19 AA31 AB01 AB02 AB12 BB01 BC02 CC01 CC08 DD02 FF01 FG02 GG01 GG04 GG08 GG09 5J062 AA01 AA08 BB08 CC07 DD12 GG02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 河川に放流されると、当該河川の流れに
    応じて移動しながら当該河川の水位を観測する水位観測
    装置であって、 装置本体の現在位置を示す位置情報を検出する位置情報
    検出手段と、 前記位置情報検出手段が検出した位置情報に対応する位
    置の前記水位を示す水位情報を検出する水位情報検出手
    段と、 前記水位情報検出手段が検出した水位情報と該水位情報
    に対応する前記位置情報を関連付けて観測結果情報を生
    成する観測結果情報生成手段と、 前記観測結果情報生成手段が生成した観測結果情報を予
    め定められた装置本体の外部に送信する観測結果情報送
    信手段と、 を備えることを特徴とする水位観測装置。
  2. 【請求項2】 前記位置情報検出手段は、前記現在位置
    における高度の測定が可能な構成とし、 前記水位情報検出手段は、前記位置情報検出手段が検出
    した高度に基づいて前記水位の検出を行うことを特徴と
    する請求項1に記載の水位観測装置。
  3. 【請求項3】 前記河川における観測地点を示す観測地
    点情報を記憶する観測地点情報記憶手段と、 前記位置情報検出手段が検出した位置情報と前記観測地
    点情報記憶手段が記憶している観測地点情報とを比較
    し、前記観測地点であるか否かを判定する観測地点判定
    手段と、 をさらに備え、 前記観測地点判定手段が前記観測地点であると判定する
    と、前記観測結果情報送信手段は前記観測地点に対応し
    た前記観測結果情報を送信することを特徴とする請求項
    1又は2に記載の水位観測装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかに記載の水位観測
    装置が放流された河川における水位の監視を支援する河
    川水位監視支援方法であって、 前記水位観測装置が送信した前記観測結果情報を受信す
    る過程と、 前記受信した観測結果情報に基づいて、当該観測結果情
    報に対応する前記位置情報が示す位置における前記監視
    を支援するための監視支援情報を生成する過程と、 前記監視を支援するために前記生成した監視支援情報を
    出力する過程と、 を備えることを特徴とする河川水位監視支援方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3の何れかに記載の水位観測
    装置が放流された河川における水位の監視を支援する河
    川水位監視支援装置であって、 前記水位観測装置が送信した前記観測結果情報を受信す
    る観測結果情報受信手段と、 前記観測結果情報受信手段が受信した観測結果情報に基
    づいて、該観測結果情報に対応する前記位置情報が示す
    位置における前記監視を支援するための監視支援情報を
    生成する監視支援情報生成手段と、 前記監視支援情報生成手段が生成した監視支援情報を前
    記監視の支援のために出力する監視支援情報出力手段
    と、 を備えることを特徴とする河川水位監視支援装置。
  6. 【請求項6】 前記河川の上流から下流に至る複数の所
    定位置毎の基準となる水位を示す基準水位情報を予め記
    憶する基準水位情報記憶手段をさらに備え、 前記監視支援情報生成手段はさらに、前記位置情報が示
    す位置に対応し、前記基準水位情報記憶手段から抽出し
    た前記基準水位情報に基づいて前記生成を行うことを特
    徴とする請求項5に記載の河川水位監視支援装置。
  7. 【請求項7】 前記河川における危険な水位を示す危険
    水位情報を記憶する危険水位情報記憶手段と、 前記観測結果情報受信手段が受信した観測結果情報と前
    記危険水位情報記憶手段が記憶している危険水位情報と
    が示す各々の前記水位に基づいて前記危険な水位である
    か否かを判定する危険水位判定手段と、 前記危険水位判定手段が前記危険な水位であると判定す
    ると、当該危険を警報するための警報情報を生成する警
    報情報生成手段と、 前記警報情報生成手段が生成した警報情報を、当該警報
    情報に基づいた前記警報を行わせるために出力する警報
    情報出力手段と、 をさらに備えることを特徴とする請求項5又は6に記載
    の河川水位監視支援装置。
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