JP2003156231A - 一体型空気調和機 - Google Patents
一体型空気調和機Info
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- JP2003156231A JP2003156231A JP2001354144A JP2001354144A JP2003156231A JP 2003156231 A JP2003156231 A JP 2003156231A JP 2001354144 A JP2001354144 A JP 2001354144A JP 2001354144 A JP2001354144 A JP 2001354144A JP 2003156231 A JP2003156231 A JP 2003156231A
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- JP
- Japan
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- reinforcing member
- synthetic resin
- air conditioner
- heat exchanger
- integrated air
- Prior art date
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- Pending
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- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ほぼ真円のスリンガリングを成形する。
【解決手段】 スリンガリング31aを、合成樹脂中
にハッチで記した同合成樹脂とほぼ同じ熱収縮率である
と共に軽量な環状の補強部材Mを埋設した構造とした。
矢視断面拡大図(ロ)に示すように、補強部材Mには、
例えば、各支持部T1〜T5の中央部5個所夫々に被覆
する合成樹脂の厚みと同じ長さの突起Pを、熱成形に使
用する雌金型の底部及び両側部の3個所を1組としてリ
ングの周囲を囲むように表面に備える。この突起Pを設
けた補強部材を雌金型の所要位置に挿着して所要個所に
設けたゲートから合成樹脂を注入して成形することによ
り補強部材を合成樹脂の中央に配置でき合成樹脂で均一
に被覆できる。
にハッチで記した同合成樹脂とほぼ同じ熱収縮率である
と共に軽量な環状の補強部材Mを埋設した構造とした。
矢視断面拡大図(ロ)に示すように、補強部材Mには、
例えば、各支持部T1〜T5の中央部5個所夫々に被覆
する合成樹脂の厚みと同じ長さの突起Pを、熱成形に使
用する雌金型の底部及び両側部の3個所を1組としてリ
ングの周囲を囲むように表面に備える。この突起Pを設
けた補強部材を雌金型の所要位置に挿着して所要個所に
設けたゲートから合成樹脂を注入して成形することによ
り補強部材を合成樹脂の中央に配置でき合成樹脂で均一
に被覆できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスリンガリングを真
円に成形することで、動作時に、水受け部のドレン水と
の衝突に起因して発生する異常音を防止した一体型空気
調和機に関する。
円に成形することで、動作時に、水受け部のドレン水と
の衝突に起因して発生する異常音を防止した一体型空気
調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の一体型空気調和機の一例
を示す要部縦断面図である。1は本体で、ベース2の上
に仕切板4を設けこれにより室内側と室外側に区画形成
されたユニット部を載置している。5は送風機用電動機
6を保持しているモータ取付台で、ベース2に固定され
ている。2aは室内側熱交換器で下側にドレンパン2b
を備え、上記本体1の室内側の前面に配設されている。
7はこの室内側熱交換器2aの背面に設けられたケーシ
ングで、図示しない空気吹出し口と連接し、上記仕切板
4とともに風路を形成している。8はシロッコファンで
前記ケーシング7内に設置し前記風路を経由して室内に
冷風を送る。32は室外側熱交換器で、上記室外側に設
置された導風板33及び、円筒状のベルマウス34で風
路を形成している。31はプロペラファンで支持部31
bを介してスリンガリング31aと一体に形成されてい
て上記室外側のベルマウス34内に軸方向を一致させて
配設されている。尚、スリンガリング31aは円筒状の
ベルマウス34の開口前面の室外側熱交換器32側に配
置されている。6は送風機用電動機で、延出された両軸
6a、6bにはそれぞれ前記プロペラファン31及びシ
ロッコファン8が支持固定されている。10は室外側に
通気口(ルーバー穴)を備える外胴であり、本体1を内
部に収納し、室内側熱交換器2aの前面に吸込口と図示
しない吹出口を備えた前面パネル20を装着している。
を示す要部縦断面図である。1は本体で、ベース2の上
に仕切板4を設けこれにより室内側と室外側に区画形成
されたユニット部を載置している。5は送風機用電動機
6を保持しているモータ取付台で、ベース2に固定され
ている。2aは室内側熱交換器で下側にドレンパン2b
を備え、上記本体1の室内側の前面に配設されている。
7はこの室内側熱交換器2aの背面に設けられたケーシ
ングで、図示しない空気吹出し口と連接し、上記仕切板
4とともに風路を形成している。8はシロッコファンで
前記ケーシング7内に設置し前記風路を経由して室内に
冷風を送る。32は室外側熱交換器で、上記室外側に設
置された導風板33及び、円筒状のベルマウス34で風
路を形成している。31はプロペラファンで支持部31
bを介してスリンガリング31aと一体に形成されてい
て上記室外側のベルマウス34内に軸方向を一致させて
配設されている。尚、スリンガリング31aは円筒状の
ベルマウス34の開口前面の室外側熱交換器32側に配
置されている。6は送風機用電動機で、延出された両軸
6a、6bにはそれぞれ前記プロペラファン31及びシ
ロッコファン8が支持固定されている。10は室外側に
通気口(ルーバー穴)を備える外胴であり、本体1を内
部に収納し、室内側熱交換器2aの前面に吸込口と図示
しない吹出口を備えた前面パネル20を装着している。
【0003】従来、図4に示すように、本体1をベース
2の上に設けた仕切板4により室内側と室外側に区分け
した一体型空気調和機のドレンスプラッシュは、冷房運
転により室内側の室内側熱交換器2aにより凝縮された
ドレン水をドレンパン2bに集め室外側のプロペラファ
ン31下部のベース2に設けた水受け部2cに導き、プ
ロペラファン31に一体に成形されたスリンガリング3
1aにより、このドレン水を掻揚げ、飛散させ室外側熱
交換器32に当て蒸発処理し、かつ蒸発時に室外側熱交
換器32から奪う熱により凝縮効果を上げようとするも
のである。
2の上に設けた仕切板4により室内側と室外側に区分け
した一体型空気調和機のドレンスプラッシュは、冷房運
転により室内側の室内側熱交換器2aにより凝縮された
ドレン水をドレンパン2bに集め室外側のプロペラファ
ン31下部のベース2に設けた水受け部2cに導き、プ
ロペラファン31に一体に成形されたスリンガリング3
1aにより、このドレン水を掻揚げ、飛散させ室外側熱
交換器32に当て蒸発処理し、かつ蒸発時に室外側熱交
換器32から奪う熱により凝縮効果を上げようとするも
のである。
【0004】図5に示すように、プロペラファン31と
スリンガリング31aは合成樹脂で一体に成形されるこ
とが多く、例えば、合成樹脂製の5枚羽根のプロペラフ
ァン31では5個所の各支持部31bに区画された円弧
のリング部分は成形後の熱収縮が大きいため、鎖線で示
した真円の円弧に比べ内側にS0だけやや縮んだ形状と
なる。従って、スリンガリング31aは5個所の支持部
の先端T1〜T5を通過する真円と比較して5個所の円
弧部分がやや内側の弦に接近した、5角形状のやや歪ん
だ円形となる。そのため、ドレンスプラッシュに際し、
歪んだスリンガリング31aの5角形状の各頂点に相当
した凸部T1〜T5がドレンパン2bのドレン水100
と衝突を繰り返しながら順次回転する。その結果、スリ
ンガリング31aが水面と衝突を繰り返し、水面をたた
く連続動作を行うことになり、この動作に起因した耳障
りな騒音を発生する問題があった。
スリンガリング31aは合成樹脂で一体に成形されるこ
とが多く、例えば、合成樹脂製の5枚羽根のプロペラフ
ァン31では5個所の各支持部31bに区画された円弧
のリング部分は成形後の熱収縮が大きいため、鎖線で示
した真円の円弧に比べ内側にS0だけやや縮んだ形状と
なる。従って、スリンガリング31aは5個所の支持部
の先端T1〜T5を通過する真円と比較して5個所の円
弧部分がやや内側の弦に接近した、5角形状のやや歪ん
だ円形となる。そのため、ドレンスプラッシュに際し、
歪んだスリンガリング31aの5角形状の各頂点に相当
した凸部T1〜T5がドレンパン2bのドレン水100
と衝突を繰り返しながら順次回転する。その結果、スリ
ンガリング31aが水面と衝突を繰り返し、水面をたた
く連続動作を行うことになり、この動作に起因した耳障
りな騒音を発生する問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑みなされたもので、ほぼ真円のスリンガリングを成形
することによりドレンスプラッシュ時のドレン水との衝
突を低減させ、回転動作音が静粛である一体型空気調和
機を提供することを目的としている。
鑑みなされたもので、ほぼ真円のスリンガリングを成形
することによりドレンスプラッシュ時のドレン水との衝
突を低減させ、回転動作音が静粛である一体型空気調和
機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、下記の手段による構成とした。
決するため、下記の手段による構成とした。
【0007】本体をベース上に設けた仕切板により室内
側と室外側に区画し、室内側に室内側熱交換器とこれに
対向して遠心ファンとを設け、室外側に室外側熱交換器
とこれに対向して合成樹脂にて一体成形したスリンガリ
ング付プロペラファンと、同プロペラファンと前記遠心
ファンとを駆動するモータと、これら室外側熱交換器及
びスリンガリング付プロペラファンを囲む略円筒状のベ
ルマウスを備えた導風板を配設し、前記室内側熱交換器
にて凝縮したドレン水を室外側のベースに設けた水受け
部に導き、前記スリンガリングを回転駆動することによ
り水受け部のドレン水を室外側熱交換器に飛散させ蒸発
処理する一体型空気調和機において、前記スリンガリン
グを、合成樹脂中に環状の補強部材を埋設してなる。
側と室外側に区画し、室内側に室内側熱交換器とこれに
対向して遠心ファンとを設け、室外側に室外側熱交換器
とこれに対向して合成樹脂にて一体成形したスリンガリ
ング付プロペラファンと、同プロペラファンと前記遠心
ファンとを駆動するモータと、これら室外側熱交換器及
びスリンガリング付プロペラファンを囲む略円筒状のベ
ルマウスを備えた導風板を配設し、前記室内側熱交換器
にて凝縮したドレン水を室外側のベースに設けた水受け
部に導き、前記スリンガリングを回転駆動することによ
り水受け部のドレン水を室外側熱交換器に飛散させ蒸発
処理する一体型空気調和機において、前記スリンガリン
グを、合成樹脂中に環状の補強部材を埋設してなる。
【0008】また、上記スリンガリングを、断面を略L
字状又は略T字状とすると共に上記補強部材の断面を略
L字状又は略T字状とする。
字状又は略T字状とすると共に上記補強部材の断面を略
L字状又は略T字状とする。
【0009】また、上記補強部材を、細かい凹凸を表面
に備えてなる又は多数の挿通穴を備えてなる。
に備えてなる又は多数の挿通穴を備えてなる。
【0010】また、上記補強部材を、被覆する合成樹脂
の厚みと同じ長さの複数の突起を表面に備えてなる。
の厚みと同じ長さの複数の突起を表面に備えてなる。
【0011】また、上記補強部材を、被覆する合成樹脂
の厚みと同じ肉厚を有し上部が開口した複数のはかまを
装着してなる。
の厚みと同じ肉厚を有し上部が開口した複数のはかまを
装着してなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明によ
る一体型空気調和機を詳細に説明する。図1は、本発明
による一体型空気調和機の第一実施例を示す要部正面図
(イ)、スリンガリングを水平にした状態の矢視断面拡
大図(ロ)及び同矢視断面拡大図(ハ)である。図に示
すように、スリンガリング31aを、合成樹脂中にハッ
チで記した同合成樹脂とほぼ同じ熱収縮率であると共に
軽量な環状の補強部材M、例えば、炭素繊維製、を熱成
形により埋設した構造とした。使用する合成樹脂は、例
えば、ポリプロピレン、ポリプロピレンと他の部材との
複合合成樹脂等である。矢視断面拡大図(ロ)に示すよ
うに、補強部材Mには、例えば、各支持部T1〜T5の
中央部5個所夫々に被覆する合成樹脂の厚みと同じ長さ
の突起Pを、熱成形に使用する雌金型の底部及び両側部
の3個所を1組としてリングの周囲を囲むように表面に
備える。この突起Pを設けた補強部材を雌金型の所要位
置に挿着して所要個所に設けたゲートから合成樹脂を注
入して成形することにより補強部材を合成樹脂の中央に
配置でき合成樹脂で均一に被覆できる。
る一体型空気調和機を詳細に説明する。図1は、本発明
による一体型空気調和機の第一実施例を示す要部正面図
(イ)、スリンガリングを水平にした状態の矢視断面拡
大図(ロ)及び同矢視断面拡大図(ハ)である。図に示
すように、スリンガリング31aを、合成樹脂中にハッ
チで記した同合成樹脂とほぼ同じ熱収縮率であると共に
軽量な環状の補強部材M、例えば、炭素繊維製、を熱成
形により埋設した構造とした。使用する合成樹脂は、例
えば、ポリプロピレン、ポリプロピレンと他の部材との
複合合成樹脂等である。矢視断面拡大図(ロ)に示すよ
うに、補強部材Mには、例えば、各支持部T1〜T5の
中央部5個所夫々に被覆する合成樹脂の厚みと同じ長さ
の突起Pを、熱成形に使用する雌金型の底部及び両側部
の3個所を1組としてリングの周囲を囲むように表面に
備える。この突起Pを設けた補強部材を雌金型の所要位
置に挿着して所要個所に設けたゲートから合成樹脂を注
入して成形することにより補強部材を合成樹脂の中央に
配置でき合成樹脂で均一に被覆できる。
【0013】従って、本発明による一体型空気調和機の
スリンガリング31aは、補強部材Mにより強化された
ものでドレンスプラッシュ時の回転などにより形状が変
形し難い上、真円形状であるから曲率が一定で凸部が無
い。ドレンスプラッシュ時にはドレン水100との衝突
や回転時の抵抗が最小となるので、異常音を発生せず、
回転動作音が静粛である。
スリンガリング31aは、補強部材Mにより強化された
ものでドレンスプラッシュ時の回転などにより形状が変
形し難い上、真円形状であるから曲率が一定で凸部が無
い。ドレンスプラッシュ時にはドレン水100との衝突
や回転時の抵抗が最小となるので、異常音を発生せず、
回転動作音が静粛である。
【0014】また、合成樹脂の中央に補強部材を配置さ
せる別の技術として、矢視断面拡大図(ハ)に示すよう
に、予め補強部材の支持部T1〜T5の中央5個所夫々
に、被覆する合成樹脂の厚みと同じ肉厚を有し上部に開
口を備えた合成樹脂製のはかまSを装着しておき、この
はかまS付の状態で補強部材を金型に挿着することによ
り補強部材を合成樹脂の中央に配置できる。
せる別の技術として、矢視断面拡大図(ハ)に示すよう
に、予め補強部材の支持部T1〜T5の中央5個所夫々
に、被覆する合成樹脂の厚みと同じ肉厚を有し上部に開
口を備えた合成樹脂製のはかまSを装着しておき、この
はかまS付の状態で補強部材を金型に挿着することによ
り補強部材を合成樹脂の中央に配置できる。
【0015】尚、はかまSは熱成形後には成形合成樹脂
全体と一体となる。また、上記突起P及びはかまSの配
置位置は、必ずしも各支持部T1〜T5の中央部5個所
に限定するものではなく、それらの目的は補強部材を安
定に金型の中に支える個所に設けることにあるので、形
状も実施例の突起PやはかまSに限定するものでない。
全体と一体となる。また、上記突起P及びはかまSの配
置位置は、必ずしも各支持部T1〜T5の中央部5個所
に限定するものではなく、それらの目的は補強部材を安
定に金型の中に支える個所に設けることにあるので、形
状も実施例の突起PやはかまSに限定するものでない。
【0016】従って、熱成形されたスリンガリング31
aは、真円形状をなす上、補強部材により外部からの衝
撃に耐えると共に、補強部材Mは合成樹脂とほぼ同じ熱
収縮率である軽量な素材の補強部材からなるので、補強
部材と合成樹脂との剥離が起こり難く、経時劣化に耐え
て長期間に渡り真円形状を保持できる。
aは、真円形状をなす上、補強部材により外部からの衝
撃に耐えると共に、補強部材Mは合成樹脂とほぼ同じ熱
収縮率である軽量な素材の補強部材からなるので、補強
部材と合成樹脂との剥離が起こり難く、経時劣化に耐え
て長期間に渡り真円形状を保持できる。
【0017】図2は、本発明による一体型空気調和機の
第二実施例を示す要部断面図(イ)及び要部断面図
(ロ)である。要部断面図(イ)に示すように、スリン
ガリング31aの断面を略L字状とし、断面を略L字状
とした補強部材からなる環状の補強部材M1を埋設する
構造とした。また、要部断面図(ロ)に示すように、ス
リンガリング31aの断面を略T字状とし、断面を略T
字状とした環状の補強部材からなる補強部材M2を埋設
する構造とした。第二実施例は、何れもファン回転の半
径方向にリング状のリブL1、L2を有する構造であ
り、上記第一実施例よりもこのリブを設けたことにより
さらに強度が増すので、外部からの衝撃や、経時劣化に
対する抵抗力が増大する。従って、真円形状をさらに長
期間に渡り良好に保持できる。
第二実施例を示す要部断面図(イ)及び要部断面図
(ロ)である。要部断面図(イ)に示すように、スリン
ガリング31aの断面を略L字状とし、断面を略L字状
とした補強部材からなる環状の補強部材M1を埋設する
構造とした。また、要部断面図(ロ)に示すように、ス
リンガリング31aの断面を略T字状とし、断面を略T
字状とした環状の補強部材からなる補強部材M2を埋設
する構造とした。第二実施例は、何れもファン回転の半
径方向にリング状のリブL1、L2を有する構造であ
り、上記第一実施例よりもこのリブを設けたことにより
さらに強度が増すので、外部からの衝撃や、経時劣化に
対する抵抗力が増大する。従って、真円形状をさらに長
期間に渡り良好に保持できる。
【0018】図3は、本発明による一体型空気調和機の
第三実施例を示す要部切欠斜視図(イ)及び要部切欠斜
視図(ロ)である。この実施例は、熱成形により合成樹
脂と環状の補強部材が強固に接合し剥がれ難くするため
に、合成樹脂で小体積毎に補強部材を被覆する方法Aで
あったり、合成樹脂と補強部材両方の接触面積を増大さ
せる方法Bである。具体的には、方法Aは補強部材を多
数の挿通穴を備えたものである。また、方法Bは、表面
に細かい凹凸を設けたものとする。さらに、図3の
(イ)及び(ロ)に示したように、補強部材を合成樹脂
の中央に配置させるための突起Pをリングの周囲、例え
ば、均等な6個所の位置に、夫々の個所のリングの両側
及び下側の少なくとも3点に備えるようにした。
第三実施例を示す要部切欠斜視図(イ)及び要部切欠斜
視図(ロ)である。この実施例は、熱成形により合成樹
脂と環状の補強部材が強固に接合し剥がれ難くするため
に、合成樹脂で小体積毎に補強部材を被覆する方法Aで
あったり、合成樹脂と補強部材両方の接触面積を増大さ
せる方法Bである。具体的には、方法Aは補強部材を多
数の挿通穴を備えたものである。また、方法Bは、表面
に細かい凹凸を設けたものとする。さらに、図3の
(イ)及び(ロ)に示したように、補強部材を合成樹脂
の中央に配置させるための突起Pをリングの周囲、例え
ば、均等な6個所の位置に、夫々の個所のリングの両側
及び下側の少なくとも3点に備えるようにした。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明はほぼ真円
のスリンガリングを設けた一体型空気調和機を提供す
る。従って、ドレンスプラッシュ時にほぼ真円のスリン
ガリングはドレン水との衝突を起こし難く、回転動作音
が静粛である。従来の歪んだ円形のスリンガリングのよ
うに耳障りな騒音を発生することは無い上、真円形状を
長期間に渡り良好に保持できる。
のスリンガリングを設けた一体型空気調和機を提供す
る。従って、ドレンスプラッシュ時にほぼ真円のスリン
ガリングはドレン水との衝突を起こし難く、回転動作音
が静粛である。従来の歪んだ円形のスリンガリングのよ
うに耳障りな騒音を発生することは無い上、真円形状を
長期間に渡り良好に保持できる。
【図1】本発明による一体型空気調和機の第一実施例を
示す要部正面図(イ)、スリンガリングを水平にした状
態の矢視断面拡大図(ロ)及び同矢視断面拡大図(ハ)
である。
示す要部正面図(イ)、スリンガリングを水平にした状
態の矢視断面拡大図(ロ)及び同矢視断面拡大図(ハ)
である。
【図2】本発明による一体型空気調和機の第二実施例を
示す要部断面図(イ)及び要部断面図(ロ)である。
示す要部断面図(イ)及び要部断面図(ロ)である。
【図3】本発明による一体型空気調和機の第三実施例を
示す要部切欠斜視図(イ)及び第四実施例を示す要部断
面図(ロ)である。
示す要部切欠斜視図(イ)及び第四実施例を示す要部断
面図(ロ)である。
【図4】従来の一体型空気調和機の一例を示す要部縦断
面図である。
面図である。
【図5】従来の一体型空気調和機の一例を示す要部縦断
面図(イ)、歪んだ円形のスリンガリングを説明するイ
メージ図(ロ)である。
面図(イ)、歪んだ円形のスリンガリングを説明するイ
メージ図(ロ)である。
1 本体
10 外胴
100 ドレン水
2 ベース
20 パネル
2a 室内側熱交換器
2b ドレンパン
2c 水受け部
31 プロペラファン
31a スリンガリング
31b 支持部
32 室外側熱交換器
33 導風板
34 ベルマウス
4 仕切板
5 モータ取付台
6 送風機用電動機
6a、6b 両軸
7 ケーシング
8 シロッコファン
M、M1、M2 補強部材
P 突起
S はかま
T1〜T5 支持部
Claims (5)
- 【請求項1】 本体をベース上に設けた仕切板により室
内側と室外側に区画し、室内側に室内側熱交換器とこれ
に対向して遠心ファンとを設け、 室外側に室外側熱交換器とこれに対向して合成樹脂にて
一体成形したスリンガリング付プロペラファンと、同プ
ロペラファンと前記遠心ファンとを駆動するモータと、
これら室外側熱交換器及びスリンガリング付プロペラフ
ァンを囲む略円筒状のベルマウスを備えた導風板を配設
し、 前記室内側熱交換器にて凝縮したドレン水を室外側のベ
ースに設けた水受け部に導き、前記スリンガリングを回
転駆動することにより水受け部のドレン水を室外側熱交
換器に飛散させ蒸発処理する一体型空気調和機におい
て、 前記スリンガリングを、合成樹脂中に環状の補強部材を
埋設してなる一体型空気調和機。 - 【請求項2】 上記スリンガリングを、断面を略L字状
又は略T字状とすると共に上記補強部材の断面を略L字
状又は略T字状とする請求項1記載の一体型空気調和
機。 - 【請求項3】 上記補強部材を、細かい凹凸を表面に備
えてなる又は多数の挿通穴を備えてなる請求項1記載の
一体型空気調和機。 - 【請求項4】 上記補強部材を、被覆する合成樹脂の厚
みと同じ長さの複数の突起を表面に備えてなる請求項1
記載の一体型空気調和機。 - 【請求項5】 上記補強部材を、被覆する合成樹脂の厚
みと同じ肉厚を有し上部が開口した複数のはかまを装着
してなる請求項1記載の一体型空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001354144A JP2003156231A (ja) | 2001-11-20 | 2001-11-20 | 一体型空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001354144A JP2003156231A (ja) | 2001-11-20 | 2001-11-20 | 一体型空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003156231A true JP2003156231A (ja) | 2003-05-30 |
Family
ID=19166043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001354144A Pending JP2003156231A (ja) | 2001-11-20 | 2001-11-20 | 一体型空気調和機 |
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CN109539399A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-03-29 | 中山长虹电器有限公司 | 一种窗式空调贯流风扇打水齿结构 |
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2001
- 2001-11-20 JP JP2001354144A patent/JP2003156231A/ja active Pending
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CN109539399A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-03-29 | 中山长虹电器有限公司 | 一种窗式空调贯流风扇打水齿结构 |
CN109539399B (zh) * | 2018-12-29 | 2024-04-09 | 中山长虹电器有限公司 | 一种窗式空调贯流风扇打水齿结构 |
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