JP2003155972A - 発電装置 - Google Patents

発電装置

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JP2003155972A
JP2003155972A JP2002258024A JP2002258024A JP2003155972A JP 2003155972 A JP2003155972 A JP 2003155972A JP 2002258024 A JP2002258024 A JP 2002258024A JP 2002258024 A JP2002258024 A JP 2002258024A JP 2003155972 A JP2003155972 A JP 2003155972A
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wing
fluid
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blades
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JP2002258024A
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Satoshi Nakatani
敏 中谷
Kazuo Takei
一雄 竹井
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KAWADA ITSUO
NIKKEN ENGINEERING KK
Original Assignee
KAWADA ITSUO
NIKKEN ENGINEERING KK
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/74Wind turbines with rotation axis perpendicular to the wind direction

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  • Wind Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、風力エネルギーや水力エネルギー
等の流体エネルギーを効率よく利用し、もって、高効率
の発電装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 発電機で電力を発生すべく縦方向の軸を
中心にして回転可能な回転体と、流体を受けて前記回転
体を回転させるべく、前記回転体に枢支軸を中心にして
回転角度変更自在に立設された複数のブレード部とを備
えた発電装置において、前記各ブレード部は、流体力に
よる揚力が発生可能なように、左右方向に変形自在に設
けられ、流体方位を検出するための流体方位検出手段
と、前記流体方位検出手段によって検出された流体方位
に基づいて、前記回転体にトルクが発生するように各ブ
レード部を所定の回転角度位置に姿勢変更させるブレー
ド姿勢決定手段とを備えていることにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、風力エネルギーや
水力エネルギー等の流体エネルギーを利用した発電装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】風力エネルギーや水力エネルギー等の流
体エネルギーを利用した発電装置は、風力や水力といっ
た自然エネルギーを利用した無公害な発電装置であり、
その利用価値は高いとされている。
【0003】従来における風力発電装置は、風力をプロ
ペラで平面的に受け止め、プロペラの回転力を発電機の
動力源として利用しているものが主で、近年では、新素
材を採用して大型化している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、風力を
プロペラで平面的に受け止めて風力エネルギーを利用す
る場合、プロペラの受風面積の関係から、風力エネルギ
ーの利用効率は略30%に過ぎない。従って、発電量の
割には、風力発電装置が大型にならざるを得ないが、強
度等の問題から装置の大きさにも限度があり、また、そ
の設備費用も多大なものとなっている。
【0005】本発明は、上述のような従来技術の問題点
に鑑みてなされたものであり、風力エネルギーや水力エ
ネルギー等の流体エネルギーを効率よく利用し、もっ
て、高効率の発電装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が前記課題を解決
するために講じた技術的手段は、発電機で電力を発生す
べく縦方向の軸を中心にして回転可能な回転体と、流体
を受けて前記回転体を回転させるべく、前記回転体に枢
支軸を中心にして回転角度変更自在に立設された複数の
ブレード部とを備えた発電装置において、前記各ブレー
ド部は、流体力による揚力が発生可能なように、左右方
向に変形自在に設けられ、流体方位を検出するための流
体方位検出手段と、前記流体方位検出手段によって検出
された流体方位に基づいて、前記回転体にトルクが発生
するように各ブレード部を所定の回転角度位置に姿勢変
更させるブレード姿勢決定手段とを備えていることにあ
る。
【0007】そして、各ブレード部は、流体力による揚
力が発生可能なように、左右方向に変形自在に設けられ
ていることから、各ブレードに作用する揚力も回転体を
回転させるトルクとして利用できることとなり、ブレー
ド部が流体力を受けることによって発生する揚力及び流
体力の合力を最大限に有効利用して、高効率の発電を行
うことができる。
【0008】前記ブレード姿勢決定手段は、変形円状の
制御レールを備え且つ前記縦方向の軸に外周に回転可能
に取り付けられた案内手段と、前記制御レールを予め設
定された位置に設置させるべく、前記案内手段を回転駆
動する駆動部と、前記制御レールに沿って該制御レール
上を移動することにより、各ブレード部の姿勢を決定す
るように、各ブレードに設けられた翼制御ロッドとから
なるのが好ましい。
【0009】そして、制御レール上を翼制御ロッドを移
動させるという簡単な構成により、回転体の回転に伴っ
て各ブレード部の姿勢を制御可能となる。
【0010】また、電力を発生する発電機と、前記発電
機の回転シャフトに一端が接続されて該回転シャフトと
共に回転するメインシャフトと、中心部から放射状に突
出した複数のアームを有すると共に、前記メインシャフ
トの他端が該中心部に固定されて該メインシャフトと共
に回転するアーム部と、前記アーム部の各アームにそれ
ぞれ立設されると共に、流体力を受けるブレード部と、
前記メインシャフトの外周に回転可能に取り付けられた
ターンテーブルと、前記ターンテーブル上に設けられた
変形円状の制御レールと、流体方位を検出する流体方位
検出手段と、前記流体方位検出手段によって検出された
流体方位に基づいて、前記ターンテーブルを回転駆動し
て、前記制御レールを予め設定された位置に設置させる
ターンテーブル駆動部とを備え、前記ブレード部は、複
数の翼から構成されていて、該複数の翼は、隣接する翼
どうしのなす角度が変化するように連結されており、隣
接する翼どうしのなす角度の変化は、他の隣接する翼ど
うしのなす角度の変化と連動しており、前記複数の翼の
うちの一つの翼には、前記制御レールに沿って該制御レ
ール上を移動する翼制御ロッドが設けられており、前記
翼制御ロッドが前記制御レールに沿って該制御レール上
を移動することにより、前記角度が変化し、前記制御レ
ール上の前記翼制御ロッドの位置によって、前記角度が
決定されていて、これによって、該制御レール上の該翼
制御ロッドの各位置における前記ブレード部の横断面形
状が決定し、前記制御レールの変形円状は、前記ブレー
ド部が流体力を受けることによって発生するトルクが最
大となるように、該制御レール上の前記翼制御ロッドの
各位置における該ブレード部の横断面形状を決定する形
状に設定されていることにある。
【0011】前記制御レールは、前記ターンテーブルと
一体に設けることができる。
【0012】前記アーム部の複数のアームは、円周方向
において互いに隣接するアームどうしの間隔が一定間隔
に設定されていることにある。
【0013】前記アーム部は、8つのアームを有してお
り、該各アームに前記ブレード部が立設されているのが
好ましい。
【0014】前記複数の翼は、一列に配列するのが好ま
しい。
【0015】前記複数の翼を、ヒンジによって、隣接す
る翼どうしのなす角度が変化するように連結することが
できる。
【0016】前記複数の翼の隣接する翼どうしのなす角
度の変化は、他の隣接する翼どうしのなす角度の変化と
流動的に連動することができる。
【0017】前記ブレード部は、前翼、中翼、及び後翼
の3つの翼から構成されており、前記前翼と前記中翼と
が、互いのなす角度が変化するように回動可能に連結さ
れており、前記中翼と前記後翼とが、互いのなす角度が
変化するように回動可能に連結されており、前記前翼と
前記中翼とのなす角度の変化は、前記中翼と前記後翼と
のなす角度の変化と連動しており、前記中翼に前記翼制
御ロッドを設けることができる。
【0018】かかる場合には、ブレード部が左右の何れ
か一方から流体力を受けた際に、中翼に対して、前翼及
び後翼を同じ方向に屈曲させることができ、所定の姿勢
になったブレード部に揚力が発生するようにできる。
【0019】前記前翼と前記中翼とは、ヒンジによって
互いのなす角度が変化するように回動可能に連結されて
いるのが好ましい。
【0020】前記前翼の前後方向の寸法よりも前記後翼
の前後方向の寸法の方が大きく、前記後翼の前後方向の
寸法よりも前記中翼の前後方向の寸法の方が大きく設定
されているのが好ましい。
【0021】前記前翼と前記中翼とのなす角度の変化
は、前記中翼と前記後翼とのなす角度の変化と流動的に
連動していることにある。
【0022】前記アーム部には、該アーム部の回転を安
定させる補助ローラを設けることができる。
【0023】前記ターンテーブルには、該ターンテーブ
ルの回転を安定させる補助ローラを設けることができ
る。
【0024】前記流体方位検出手段を、流体方位計にす
ることができる。
【0025】前記ブレード部を立設できる最大数Nは、 N=(前記アームの長手方向の寸法を半径とする円周)
÷(前記ブレード部の前後方向の寸法×0.99) で表すことができる。
【0026】前記翼制御ロッドと前記制御レールとの接
触部分には、低摩擦手段を設けることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる発電装置の
実施の形態について図面を参照しながら述べる。図1に
おいて、符号1は、本発明にかかる発電装置を示してい
る。この発電装置1は、発電機2と、縦方向の軸として
のメインシャフト3と、アーム部4と、ブレード部5
と、ターンテーブル6と、流体方位検出手段8と、各ブ
レード部5を所定の回転角度位置に姿勢変更させるブレ
ード姿勢決定手段と、ターンテーブル駆動部9とから主
に構成されている。
【0028】前記発電機2は、電力を発生するものであ
り、中央内部に回転シャフトを有している。この発電機
2の回転シャフトの上端にはメインシャフト3の一端
(図示において下端)が接続されていて、メインシャフ
ト3は、回転シャフトと共に回転することができるよう
になっている。後述するように、ブレード部5が流体力
を受けることによって発生するトルクによってメインシ
ャフト3が回転することにより、発電機2の回転シャフ
トが回転し、もって、発電機2で発電が行われる。
【0029】メインシャフト3の他端(図示において上
端)は、回転体としてのアーム部4の中央部に固定され
ていて、これによって、アーム部4は、メインシャフト
3及び回転シャフトと共に回転することができるように
なっている。このアーム部4は、中心部から放射状に突
出した複数のアーム10を有している。アーム部4の複
数のアーム10は、円周方向において互いに隣接するア
ームどうしの間隔が一定間隔になるように設定されて設
けられている。アーム部4の各アーム10の先端には、
ブレード部5がそれぞれ立設されている。このブレード
部5は、流体力を直接受けるためのものである。図示の
アーム部4は、8つのアーム10を有しており、各アー
ム10の先端にブレード部5がそれぞれ立設されてい
る。
【0030】メインシャフト3の外周には、前記円盤状
のターンテーブル6が相対回転可能に取り付けられてい
る。このターンテーブル6は、後述するように、ターン
テーブル駆動部9によってメインシャフト3を中心にし
て回転駆動するようになっている。ターンテーブル6の
上面の外周には、変形円状の制御レール7が設けられて
いる。この制御レール7は、ターンテーブル6と一体に
設けることができ、制御レール7及びターンテーブル6
により、案内手段が構成されている。
【0031】ターンテーブル6には、ターンテーブル駆
動部9が接続されており、このターンテーブル駆動部9
によって、ターンテーブル6はメインシャフト3を中心
にして回転駆動されるようになっている。また、このタ
ーンテーブル駆動部9には、流体方位検出手段8が接続
されている。この流体方位検出手段8は、流体方位を検
出するためのものであり、流体方位検出手段8として
は、例えば、流体方位計を用いることができる。ターン
テーブル駆動部9は、流体方位検出手段8によって検出
された流体方位に基づいて、ターンテーブル6を所定の
角度に回転駆動して、ターンテーブル6上の制御レール
7を予め設定された位置に設置させるようになってい
る。
【0032】次に、ブレード部5の構成について説明す
る。図2乃至図4に示すように、ブレード部5は、左右
方向(幅方向)に凸状又は凹状に変形自在となるよう
に、前翼11、中翼12、及び後翼13の3つの翼から
構成されている。具体的には、前翼11と中翼12とが
ヒンジ50(図3参照)によって連結され、中翼12と
後翼13とがヒンジ51(図3参照)によって連結さ
れ、これによって、前翼11、中翼12、後翼13は、
一列に配列されている。また、ヒンジ50によって前翼
11と中翼12とが互いのなす角度が変化するように回
動可能に連結されていて、ヒンジ51によって中翼12
と後翼13とが互いのなす角度が変化するように回動可
能に連結されている。
【0033】また、図4(a)(b)(c)に示すよう
に、前翼11の前後方向の寸法LIよりも後翼13の前
後方向の寸法L2の方が大きく設定されていて、後翼1
3の前後方向の寸法L2よりも中翼12の前後方向の寸
法L3の方が大きく設定されている。そして、例えば、
中翼12の流体を受ける面積は、前後翼11、13のそ
の合計の面積よりも大きくなっているのが好ましい。
【0034】図2に示すように、アーム10の先端に
は、上方に伸びた支柱14が設けられており、この支柱
14に制御アーム15が、図示しない回転機構によって
回転可能(水平方向に揺動可能)に設けられている。こ
の制御アーム15は、主アーム16と、この主アーム1
6の後方側(後翼13側)で且つ、主アーム16に対し
て直角に一体的に設けられた副アーム17とで構成され
て、平面視の外形が略T字状に形成されている。主アー
ム16の、副アーム17が取り付けられていない一端
が、支柱14に回転可能に取り付けられている。
【0035】また、この主アーム16の他端側の下面に
は、下方に垂直に伸びた翼制御ロッド18が設けられて
いる。この翼制御ロッド18の下端部は、ターンテーブ
ル6上の制御レール7内に挿入されており、これによっ
て、翼制御ロッド18は、制御レール7に沿って制御レ
ール7上を移動することができるようになっている。
【0036】また、翼制御ロッド18と制御レール7と
の接触部分には、潤滑油や樹脂等の低摩擦手投を設ける
ことができ、これによって、制御レール7に対する翼制
御ロッド18の摺動をスムーズにかつ安定にすることが
できる。尚、制御レール7及びターンテーブル6からな
る案内手段、ターンテーブル駆動部9及び翼制御ロッド
18によって前記ブレード姿勢決定手段が構成されてい
る。
【0037】制御アーム15(主アーム16)の前側の
上面には、支柱19が、図示しない回転機構によって相
対回転可能に設けられている。支柱14と支柱19は、
同軸上に配置されている。支柱19の上端は、中翼12
の下面で且つ前翼11側に取り付けられている。従っ
て、翼制御ロッド18は、支柱19及び制御アーム15
を介して中翼12に設けられている。
【0038】また、副アーム17の上面には、溝20が
形成されている。この溝20は、支柱19を中心とした
円弧状に形成されている。中翼12の下面の後翼13側
には、翼制御ロッド21が設けられている。この翼制御
ロッド21の下端部は、溝20内に挿入されており、こ
れによって、翼制御ロッド21は、溝20に沿って移動
することができるようになっている。従って、翼制御ロ
ッド21が円弧状の溝20内を移動すると、中翼12の
角度は、支柱19を中心にして変化し、中翼12は、制
御アーム15に対して所定角度揺動することができる。
【0039】図4(a)〜(c)に示すように、後翼1
3の下面の中翼12側には、後翼13に対して直交する
方向に伸びた後翼制御アーム30が設けられている。こ
の後翼制御アーム30は、後翼13の両面側に存在して
いる。また、前翼11の下面には、前翼11に対して直
交する方向に伸びた前翼制御アーム31が設けられてい
る。この前翼制御アーム31は、前翼11の片面側(図
4において右側)のみに存在している。また、制御アー
ム15の主アーム16の前翼11側には、主アーム16
に対して直交する方向に伸びた取付部32が設けられて
いる。この取付部32は、主アーム16の片面側(図4
において右側)のみに存在している。
【0040】前翼制御アーム31の先端部と後翼制御ア
ーム30の一端部(図4において左側)とは、連結ロッ
ド33で回動可能に枢支連結されている。一方、前翼1
1の取付部32の先端部と後翼制御アーム30の他端部
(図4において右側)とは、連結ロッド34で回動可能
に枢支連結されている。従って、前述のように、翼制御
ロッド21が円弧状の溝20内を移動すると、中翼12
の角度は、支柱19を中心にして変化するが、この中翼
12の角度変化に伴って、前翼11の角度及び後翼13
の角度も変化する。換言すれば、前翼11と中翼12と
のなす角度の変化は、中翼12と後翼13とのなす角度
の変化と流動的に連動し、前翼11及び後翼13は、中
翼12に対して左右方向の同じ方向に角度変化すること
となる。尚、ここで、後翼制御アーム30、前翼制御ア
ーム31、取付部32、連結ロッド33及び連結ロッド
34により、リンク機構よりなるブレード変形手段が構
成されている。
【0041】図4(b)には、翼制御ロッド21が溝2
0内の中心位置に存在するときの前翼11、中翼12、
及び後翼13の態勢を示している。図示のように、前翼
11、中翼12、及び後翼13は、直線状に並んでお
り、前翼11と中翼12とのなす角度、及び中翼12と
後翼13とのなす角度は、共に略180度となってい
る。
【0042】図4(a)には、翼制御ロッド21が溝2
0内の一端位置(図示において左側)に存在するときの
前翼11、中翼12、及び後翼13の態勢を示してい
る。図示のように、前翼11と中翼12とのなす角度
は、前翼制御アーム31及び取付部32が存在する側
(図示において右側)において鈍角であり、中翼12と
後翼13とのなす角度も、前翼制御アーム31及び取付
部32が存在する側(図示において右側)において鈍角
となっている。このように、翼制御ロッド21が溝20
内の一端位置(図示において左側)に存在することによ
って、図4(a)に示すようにブレード部5の形状が保
持される。
【0043】図4(c)には、翼制御ロッド21が溝2
0内の他端位置(図示において右側)に存在するときの
前翼11、中翼12、及び後翼13の態勢を示してい
る。図示のように、前翼11と中翼12とのなす角度
は、前翼制御アーム31及び取付部32が存在しない側
(図示において左側)において鈍角であり、中翼12と
後翼13とのなす角度も、前翼制御アーム31及び取付
部32が存在しない側(図示において左側)において鈍
角となっている。このように、翼制御ロッド21が溝2
0内の他端位置(図示において右側)に存在することに
よって、図4(c)に示すようにブレード部5の形状が
保持される。
【0044】上述のように、翼制御ロッド21が円弧状
の溝20内を移動することにより、前翼11、中翼1
2、及び後翼13がそれぞれ角度変化し、前翼11と中
翼12とのなす角度の変化と、中翼12と後翼13との
なす角度の変化とが流動的に連動するが、この翼制御ロ
ッド21の移動は、アーム部4がメインシャフト3及び
前記回転シャフトと共に回転して翼制御ロッド18が制
御レール7に沿って制御レール7上を移動することによ
って行われる。
【0045】換言すれば、翼制御ロッド18が変形円状
の制御レール7に沿って制御レール7上を移動すること
により、中翼12に設けられた制御アーム15の回転角
度位置が決定する。そして、制御アーム15の回転角度
が決定された各ブレード部5に、流体力が作用すると、
その流体力によって、前翼11と中翼12とのなす角
度、及び中翼12と後翼13とのなす角度がそれぞれ変
化するようになっている。従って、変形円状の制御レー
ル7上の翼制御ロッド18の位置によって、前翼11と
中翼12とのなす角度、及び中翼12と後翼13とのな
す角度が決定され、これによって、制御レール7上の翼
制御ロッド18の各位置におけるブレード部5の横断面
形状(図4参照)が決定されている。
【0046】制御レール7の変形円状は、ブレード部5
が流体力を直接受けることによって発生するトルクが最
大となるように、制御レール7上の翼制御ロッド18の
各位置におけるブレード部5の横断面形状を決定する形
状に設定されている。これについて以下具体的に説明す
る。図5には、制御レール7の平面図を示しており、W
0からW15は、アーム部4の中心部(あるいはメイン
シャフト3)を中心にして、制御レール7の360度方
位を16等分にした基線を示している。
【0047】また、ブレード部5の支柱19が、制御レ
ール7の基線W1、W3、W5、W7、W9、W11、
W13、及び、W15の各位置に存在するときのブレー
ド部5の横断面形状を示している。なお、この図5に示
す実施態様では、ブレード部5が流体力を直接受けるこ
とによって、アーム部4は、符号60で示すように反時
計方向に回転するようになっている。
【0048】矢印αは、流体力としての風力の方位を示
している。この風力方位αは、流体方位検出手段8によ
って検出され、この流体方位検出手段8によって検出さ
れた風力方位αに基づいて、ターンテーブル駆動部9が
ターンテーブル6を回転駆動し、ターンテーブル6上の
制御レール7を予め設定された位置、すなわち、制御レ
ール7の基線W0の位置が、この基線軸と風力方位αと
が直交する位置(図5において符号βで示す位置)にな
るように設置する。
【0049】ブレード部5の支柱19が制御レール7の
基線W0の位置に存在するときのブレード部5の横断面
形状は、図4(b)に示すように、前翼11、中翼1
2、及び後翼13が、風力方位αに対して平行な一直線
状に並んでおり、かつ、前翼11の前方から風力を受け
る形状になっている。このとき、ブレード部5が受ける
風力の抵抗は、最小となる。
【0050】ブレード部5の支柱19が、制御レール7
の基線W1に存在するときのブレード部5の横断面形状
は、図4(a)に示す形状になっている。そして、ブレ
ード部5の横断面形状は、基線W0から基線W1までの
間において、図4(b)に示す形状から図4(a)に示
す形状に流動的に変化する。即ち、前記制御レール7に
沿って、流体方位αに対する制御アーム15の姿勢(回
転角度位置)が決定される。この際、ブレード部5は右
側方向から風力を受け、図4(a)に示す状態に横断面
形状が変形する。これによって、ブレード部5に発生す
る揚力の作用で、風力に反発してアーム部4を反時計方
向に回転する回転力(トルク)が生じる。
【0051】このように、制御レール7の位置によって
ブレード部5の横断面形状が変化するのは、制御レール
7の位置によって制御レール7とアーム部4の中心部
(あるいはメインシャフト3)との距離が異なるよう
に、制御レール7が変形円状になっているため、風力方
位に対して各ブレード部5の基本的な回転角度位置を決
定でき、かかるブレードが風力を左右何れか一方方向か
ら受けるようにしたからである。
【0052】また、基線W1から基線W4までの間にお
けるブレード部5の横断面形状も、図4(a)に示す形
状になっていて、ブレード部5は図4(a)に示す右側
方向から風力を受け、これによって、ブレード部5に発
生する揚力の作用で、風力に反発してアーム部4を反時
計方向に回転する回転カ(トルク)が生じるが、ブレー
ド部5の支柱19が制御レール7の基線W4に存在する
ときには、風力の反発力は0であり、ブレード部5に発
生する揚力が最大となる。
【0053】また、基線W4から基線W8までの間にお
けるブレード部5の横断面形状も、図4(a)に示す形
状になっていて、ブレード部5は図4(a)に示す右側
方向から風力を受け、これによって、ブレード部5に発
生する揚力と風力との合成力の作用で、アーム部4を反
時計方向に回転する回転力(トルク)が生じる。ただ
し、ブレード部5の支柱19が制御レール7の基線W8
の位置に存在するときのブレード部5の横断面形状は、
図4(b)に示すように、前翼11、中翼12、及び後
翼13が、風力方位αに対して平行な一直線状に並んで
おり、かつ、後翼13の後方から風力を受ける形状にな
っている。このとき、ブレード部5が受ける風力の抵抗
は、最小となる。ブレード部5の横断面形状は、基線W
7から基線W8までの間において、図4(a)に示す形
状から図4(b)に示す形状に流動的に変化している。
【0054】また、ブレード部5の支柱19が、制御レ
ール7の基線W9に存在するときのブレード部5の横断
面形状は、図4(c)に示す形状になる。即ち、ブレー
ド部5は、支柱19を中心にして回転し、図4(c)に
示す左側方向から風力を受け、ブレード部5の横断面形
状は、基線W8から基線W9までの間において、図4
(b)に示す形状から図4(c)に示す形状に流動的に
変化している。これによって、ブレード部5に発生する
揚力と風力との合成力の作用で、アーム部4を反時計方
向に回転する回転力(トルク)が生じる。
【0055】また、基線W9から基線W12までの間に
おけるブレード部5の横断面形状も、図4(c)に示す
形状になっていて、ブレード部5は図4(c)に示す左
側方向から風力を受け、これによって、ブレード部5に
発生する揚力と風力との合成力の作用で、アーム部4を
反時計方向に回転する回転力(トルク)が生じるが、ブ
レード部5の支柱19が制御レール7の基線W12に存
在するときには、風力の反発力は0であり、ブレード部
5に発生する揚力と風力は共に最大となる。
【0056】また、基線W12から基線W0までの間に
おけるブレード部5の横断面形状も、ブレード部5は左
側方向から風力を受け、図4(c)に示す形状になって
いて、ブレード部5は図4(c)に示す左側方向から風
力を受け、これによって、ブレード部5に発生する揚力
の作用で、風力に反発してアーム部4を反時計方向に回
転する回転力(トルク)が生じる。ただし、ブレード部
5の支柱19が制御レール7の基線W0の位置に存在す
るときのブレード部5の横断面形状は、前述のように図
4(b)に示すようになっていて、前翼11、中翼1
2、及び後翼13が、風力方位αに対して平行な一直線
状に並んでおり、かつ、前翼11の前方から風力を受け
る形状になっている。このとき、ブレード部5が受ける
風力の抵抗は、最小となる。ブレード部5の横断面形状
は、基線W15から基線W0までの間において、図4
(c)に示す形状から図4(b)に示す形状に流動的に
変化している。
【0057】以上のように、流体方位検出手段8によっ
て検出された風力方位αに基づいて、ターンテーブル駆
動部9がターンテーブル6を回転駆動し、制御レール7
の基線W0の位置が、この基線軸と風力方位αとが直交
する位置(図5において符号βで示す位置)になるよう
に制御すると共に、制御レール7の各位置におけるブレ
ード部5の横断面形状を、ブレード部5が流体力を受け
ることによって発生するトルクが最大となるように、制
御レール7の変形円状によって設定しているため、ブレ
ード部5が流体力を受けることによって発生する揚力及
び流体力の合力を最大限に有効利用して最も効率よく回
転力(トルク)を得ることができ、もって、高効率の発
電を行うことができる。
【0058】上記実施態様では、流体力として風力を用
いているが、風力に限らず、水力等を流体力としてもよ
い。
【0059】また、アーム部4には、アーム部4の回転
を安定させる補助ローラを設けることができるし、ター
ンテーブル6にも、ターンテーブル6の回転を安定させ
る補助ローラを設けることができる。
【0060】また、ブレード部5を立設できる最大数N
は、N=(アーム10の長手方向の寸法を半径とする円
周)÷(ブレード部5の前後方向の寸法×0.99)で
表すことができ、本発明にかかる発電装置が設置される
場所における流体力の大きさによって、ブレード部5の
数を、N個を最大数とする任意の数に設定することがで
きる。
【0061】図6及び図7は、本発明の他の実施の形態
を示す。本実施の形態は、前記アーム部4のアーム10
が放射状に突設されている。また、各アーム10には、
連結アーム55がリンク56を介して平行に連結されて
いる。各リンク56は、アーム10及び連結アーム55
に枢支連結されており、ここに平行リンク機構が構成さ
れている。
【0062】各アーム10の先端には、前記支柱14を
介して前記制御アーム15が回転自在に設けられてい
る。そして、制御アーム15の副アーム17の下側に
は、前記連結アーム55の一端が枢支連結されている。
また、連結アーム55の他端には、ガイド手段58が設
けられている。該ガイド手段58は、図7に示す如く帯
状の制御レール58の両側に位置するガイドローラ60
と、各ガイドローラ60が支持軸59を介して保持され
る本体57とからなる。該本体57は、前記連結アーム
55に枢支連結されている。
【0063】尚、前記制御レール58は、前記ターンテ
ーブル(図示省略)に設けられているのは、前記と同様
である。また、前記ブレード等の構成は同一であるた
め、図示省略する。本実施の形態では、制御レール58
に沿って連結アーム55の小径側の他端に設けられたガ
イド手段58が走行するため、ターンテーブル及び制御
レール58を小径且つ小型にすることができる。
【0064】また、本発明は前記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば、前記ブレード姿勢決定手段
は、制御レール7及び翼制御ロッド18や、制御レール
58及びガイド手段58の組み合わせからなる機構を採
用したものを例示したが、シリンダ機構によって、各制
御アーム15の回転角度を決定するようにしても良く、
特に限定されるものではない。
【0065】しかも、各ブレード部5を左右方向に変形
させる手段としては、各ブレード部5を前翼11、中翼
12、及び後翼13から構成し、これらをヒンジで連結
し、それぞれの連結部分を流体力により屈曲変形させる
ものであったが、シリンダ機構等の駆動手段により、前
翼11、中翼12、及び後翼13の各屈曲角度を制御す
ることも可能である。
【0066】また、ブレート部は、剛性を有する前翼1
1、中翼12、及び後翼13から構成したが、2枚の翼
から構成しても、あるいは、4枚以上の複数の翼から構
成することも可能である。例えば中翼12と後翼13と
から構成した場合には、中翼12の面積は、後翼13の
面積以上であるのが好ましい。特に、前翼11、中翼1
2、及び後翼13を、駆動手段により角度変更させる場
合には、これらの面積の比率は特に限定されるものでは
ない。しかも、フレーム体の内部に、可撓性を有する一
枚のシートを張設するようにしても良く、かかる場合に
は、ヨットのセールのように、流体方位に対してフレー
ム体の姿勢を制御することにより、シートを、揚力が発
生するように左右方向に変形させることが可能である。
【0067】
【発明の効果】本発明の発電機装置は、各ブレード部
が、流体力による揚力が発生可能なように、左右方向に
変形自在に設けられ、流体方位を検出するための流体方
位検出手段と、前記流体方位検出手段によって検出され
た流体方位に基づいて、前記回転体にトルクが発生する
ように各ブレード部を所定の回転角度位置に姿勢変更さ
せるブレード姿勢決定手段とを備えているので、ブレー
ド部が流体力を受けることによって発生する揚力及び流
体力の合力を最大限に有効利用して最も効率よく回転力
(トルク)を得ることができ、もって、高効率の発電を
行うことができる。
【0068】しかも、ブレード姿勢決定手段が、変形円
状の制御レールを備え且つ前記縦方向の軸に外周に回転
可能に取り付けられた案内手段と、前記制御レールを予
め設定された位置に設置させるべく、前記案内手段を回
転駆動する駆動部と、前記制御レールに沿って該制御レ
ール上を移動することにより、各ブレード部の姿勢を決
定するように、各ブレードに設けられた翼制御ロッドと
からなる場合には、制御レール上を翼制御ロッドを移動
させるという簡単な構成により、回転体の回転に伴って
各ブレード部の姿勢を制御可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明にかかる発電装置の実施の形態
を示す斜視図である。
【図2】図2は、上記実施の形態に適用することができ
る制御アームの一例を示す斜視図である。
【図3】図3は、上記実施の形態に適用することができ
るブレード部の一例を示す一部断面を含む側面図であ
る。
【図4】図4(a)〜(c)は、上記実施の形態に適用す
ることができるブレード部の一例を示す平面図である。
【図5】図5は、上記実施の形態に適用することができ
る制御レールの一例を示す平面図である。
【図6】図6は、本発明の他の実施の形態を示す概略平
面図である。
【図7】図7は、同要部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 発電装置 2 発電機 3 メインシャフト 4 アーム部 5 ブレード部 6 ターンテーブル 7 制御レール 8 流体方位検出手段 9 ターンテーブル駆動部 10 アーム 11 前翼 12 中翼 13 後翼 14 支柱 15 制御アーム 16 主アーム 17 副アーム 18 翼制御ロッド 19 支柱 20 溝 21 翼制御ロッド 30 後翼制御アーム 31 前翼制御アーム 32 取付部 33 連結ロッド 34 連結ロッド 50 ヒンジ 51 ヒンジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中谷 敏 兵庫県宝塚市雲雀ケ丘2−5−32 (72)発明者 竹井 一雄 兵庫県西宮市殿山町2−31 Fターム(参考) 3H078 AA05 AA26 BB01 BB11 BB19 CC04 CC07 CC22 CC52 CC63

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電機で電力を発生すべく縦方向の軸を
    中心にして回転可能な回転体と、流体を受けて前記回転
    体を回転させるべく、前記回転体に枢支軸を中心にして
    回転角度変更自在に立設された複数のブレード部とを備
    えた発電装置において、前記各ブレード部は、流体力に
    よる揚力が発生可能なように、左右方向に変形自在に設
    けられ、流体方位を検出するための流体方位検出手段
    と、前記流体方位検出手段によって検出された流体方位
    に基づいて、前記回転体にトルクが発生するように各ブ
    レード部を所定の回転角度位置に姿勢変更させるブレー
    ド姿勢決定手段とを備えていることを特徴とする発電装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ブレード姿勢決定手段は、変形円状
    の制御レールを備え且つ前記縦方向の軸に外周に回転可
    能に取り付けられた案内手段と、前記制御レールを予め
    設定された位置に設置させるべく、前記案内手段を回転
    駆動する駆動部と、前記制御レールに沿って該制御レー
    ル上を移動することにより、各ブレード部の姿勢を決定
    するように、各ブレードに設けられた翼制御ロッドとか
    らなる請求項1に記載の発電装置。
  3. 【請求項3】 前記ブレードは、複数の翼から構成され
    ている請求項1又は2に記載の発電装置。
  4. 【請求項4】 電力を発生する発電機と、前記発電機の
    回転シャフトに一端が接続されて該回転シャフトと共に
    回転するメインシャフトと、中心部から放射状に突出し
    た複数のアームを有すると共に、前記メインシャフトの
    他端が該中心部に固定されて該メインシャフトと共に回
    転するアーム部と、前記アーム部の各アームにそれぞれ
    立設されると共に、流体力を受けるブレード部と、前記
    メインシャフトの外周に回転可能に取り付けられたター
    ンテーブルと、前記ターンテーブル上に設けられた変形
    円状の制御レールと、流体方位を検出する流体方位検出
    手段と、前記流体方位検出手段によって検出された流体
    方位に基づいて、前記ターンテーブルを回転駆動して、
    前記制御レールを予め設定された位置に設置させるター
    ンテーブル駆動部とを備え、前記ブレード部は、複数の
    翼から構成されていて、該複数の翼は、隣接する翼どう
    しのなす角度が変化するように連結されており、隣接す
    る翼どうしのなす角度の変化は、他の隣接する翼どうし
    のなす角度の変化と連動しており、前記複数の翼のうち
    の一つの翼には、前記制御レールに沿って該制御レール
    上を移動する翼制御ロッドが設けられており、前記翼制
    御ロッドが前記制御レールに沿って該制御レール上を移
    動することにより、前記角度が変化し、前記制御レール
    上の前記翼制御ロッドの位置によって、前記角度が決定
    されていて、これによって、該制御レール上の該翼制御
    ロッドの各位置における前記ブレード部の横断面形状が
    決定し、前記制御レールの変形円状は、前記ブレード部
    が流体力を受けることによって発生するトルクが最大と
    なるように、該制御レール上の前記翼制御ロッドの各位
    置における該ブレード部の横断面形状を決定する形状に
    設定されていることを特徴とする発電装置。
  5. 【請求項5】 前記制御レールは、前記ターンテーブル
    と一体に設けられていることを特徴とする請求項4に記
    載の発電装置。
  6. 【請求項6】 前記アーム部の複数のアームは、円周方
    向において互いに隣接するアームどうしの間隔が一定間
    隔に設定されていることを特徴とする請求項4又は5に
    記載の発電装置。
  7. 【請求項7】 前記アーム部は、8つのアームを有して
    おり、該各アームに前記ブレード部が立設されているこ
    とを特徴とする請求項4乃至6のうちのいずれか一つに
    記載の発電装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の翼は、一列に配列されている
    ことを特徴とする請求項3乃至7のうちのいずれか一つ
    に記載の発電装置。
  9. 【請求項9】 前記複数の翼は、ヒンジによって、隣接
    する翼どうしのなす角度が変化するように連結されてい
    る請求項3乃至8のうちのいずれか一つに記載の発電装
    置。
  10. 【請求項10】 前記複数の翼の隣接する翼どうしのな
    す角度の変化は、他の隣接する翼どうしのなす角度の変
    化と流動的に連動していることを特徴とする請求項3乃
    至9のうちのいずれか一つに記載の発電装置。
  11. 【請求項11】 前記ブレード部は、前翼、中翼、及び
    後翼の3つの翼から構成されており、 前記前翼と前記中翼とが、互いのなす角度が変化するよ
    うに回動可能に連結されており、 前記中翼と前記後翼とが、互いのなす角度が変化するよ
    うに回動可能に連結されており、 前記前翼と前記中翼とのなす角度の変化は、前記中翼と
    前記後翼とのなす角度の変化と連動しており、 前記中翼に前記翼制御ロッドが設けられている請求項1
    又は4に記載の発電装置。
  12. 【請求項12】 前記前翼と前記中翼とは、ヒンジによ
    って互いのなす角度が変化するように回動可能に連結さ
    れていることを特徴とする請求項11に記載の発電装
    置。
  13. 【請求項13】 前記前翼の前後方向の寸法よりも前記
    後翼の前後方向の寸法の方が大きく、前記後翼の前後方
    向の寸法よりも前記中翼の前後方向の寸法の方が大きく
    設定されていることを特徴とする請求項11又は12に
    記載の発電装置。
  14. 【請求項14】 前記前翼と前記中翼とのなす角度の変
    化は、前記中翼と前記後翼とのなす角度の変化と流動的
    に連動していることを特徴とする請求項11乃至13の
    うちのいずれか一つに記載の発電装置。
  15. 【請求項15】 前記アーム部には、該アーム部の回転
    を安定させる補助ローラが設けられていることを特徴と
    する請求項4に記載の発電装置。
  16. 【請求項16】 前記ターンテーブルには、該ターンテ
    ーブルの回転を安定させる補助ローラが設けられている
    ことを特徴とする請求項4に記載の発電装置。
  17. 【請求項17】 前記流体方位検出手段は、流体方位計
    であることを特徴とする請求項1又は4に記載の発電装
    置。
  18. 【請求項18】 前記ブレード部を立設できる最大数N
    は、 N=(前記アームの長手方向の寸法を半径とする円周)
    ÷(前記ブレード部の前後方向の寸法×0.99) で表すことができることを特徴とする請求項4に記載の
    発電装置。
  19. 【請求項19】 前記翼制御ロッドと前記制御レールと
    の接触部分には、低摩擦手段が設けられていることを特
    徴とする請求項4に記載の発電装置。
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