JP2003155964A - 燃料噴射ポンプ - Google Patents

燃料噴射ポンプ

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JP2003155964A JP2001355821A JP2001355821A JP2003155964A JP 2003155964 A JP2003155964 A JP 2003155964A JP 2001355821 A JP2001355821 A JP 2001355821A JP 2001355821 A JP2001355821 A JP 2001355821A JP 2003155964 A JP2003155964 A JP 2003155964A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧力損失を招くことなく微小な異物が除去さ
れ、高精度の流量制御が可能であり、かつフィルタ部材
の交換が容易な燃料噴射ポンプを提供する。 【解決手段】 燃料タンクから燃料インレット75を経
由してフィルタ部材3に流入した燃料は、異物が除去さ
れた後、給送ポンプ60へ吸入される。そのため、給送
ポンプ60から加圧室34側へ異物が侵入することがな
い。また、フィルタ部材3が収容されているフィルタ収
容部82はポンプ収容部81の内径とほぼ同じであるた
め、燃料インレット75に比較して流路面積が大きい。
そのため、フィルタ部材3のメッシュを小さくした場合
でもフィルタ部材3による圧力損失を低減することがで
きる。さらに、カバー74はケーシング70から脱着可
能であるため、フィルタ部材3を容易に変更することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関(以下、
内燃機関を「エンジン」という。)の燃料噴射ポンプに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばディーゼルエンジンなどに
燃料を供給するシステムとしてコモンレール式の燃料噴
射システムが公知である。このコモンレール式の燃料噴
射システムは燃料噴射ポンプを備えており、燃料噴射ポ
ンプでは駆動軸の回転にともない可動部材としてのプラ
ンジャが往復駆動され、加圧室に吸入された燃料がプラ
ンジャにより加圧される。加圧された燃料は所定の圧力
に達すると、加圧室からコモンレールへ吐出される。
【0003】上記のような燃料噴射ポンプの場合、プラ
ンジャとともに加圧室を形成しているハウジングに加圧
室へ燃料を供給する給送ポンプが設けられている。給送
ポンプは、プランジャを往復駆動する駆動軸の端部に設
けられ、駆動軸の回転にともなって駆動される。これに
より、燃料タンクに蓄えられている燃料は加圧室へ給送
される。
【0004】従来の燃料噴射ポンプの場合、燃料に含ま
れている異物は、燃料タンクに設置されている燃料フィ
ルタにより除去される。一方、燃料タンクから給送ポン
プまでの燃料配管から発生する異物ならびに燃料フィル
タ自体から発生する異物は、燃料噴射ポンプのハウジン
グの燃料入口側に設置されたフィルタ部材により給送ポ
ンプへ流入する前に除去が図られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、燃料噴
射ポンプの形状から、燃料噴射ポンプのハウジングには
フィルタ部材を設置するための十分な空間が確保されて
いない。そのため、フィルタ部材を小型にする必要があ
り、かつフィルタ部材による燃料の圧力損失を低減する
ため、メッシュの大きなフィルタ部材が使用されてい
る。フィルタ部材のメッシュが大きくなると、微小な異
物を除去することができず、異物の捕集効率を高めるこ
とができない。フィルタ部材を通過した異物が燃料噴射
ポンプの各部に形成されている摺動部に侵入すると、摺
動部の円滑な作動が阻害され、燃料噴射ポンプの流量の
高精度な調整が困難になるおそれがある。また、従来、
フィルタ部材は例えば燃料噴射ポンプのハウジングなど
に形成されている通路中に設けられているため、通路中
のフィルタ部材を交換することは困難であるという問題
がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、圧力損失を招く
ことなく微小な異物が除去され、高精度の流量制御が可
能であり、かつフィルタ部材の交換が容易な燃料噴射ポ
ンプを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
燃料噴射ポンプによると、給送ポンプを収容するケーシ
ングは、ハウジングに設けられ、給送ポンプの反駆動軸
側にフィルタ収容部を有している。給送ポンプの反駆動
軸側には、十分な空間があるため、フィルタ収容部なら
びにフィルタ収容部に収容されるフィルタ部材を大型化
することができる。これにより、給送ポンプへ流れる燃
料の流路の面積が拡大され、フィルタ部材のメッシュが
小さな場合でも燃料の圧力損失は低減される。したがっ
て、メッシュの小さなフィルタ部材を用いることがで
き、圧力損失を招くことなく燃料に含まれる微小な異物
を除去することができる。そのため、摺動する各部への
異物の侵入が防止され、燃料噴射ポンプから吐出される
燃料の流量を高精度に制御することができる。また、ケ
ーシングの反駆動軸側には取り外し可能なカバーが設け
られている。そのため、カバーを取り外すことによりフ
ィルタ収容部に収容されているフィルタ部材を容易に交
換することができる。
【0008】本発明の請求項2記載の燃料噴射ポンプに
よると、フィルタ部材の外径はフィルタ収容部に燃料が
導入される燃料インレットの内径よりも大きい。そのた
め、燃料の流路はフィルタ部材で拡大し、フィルタ収容
部における燃料の圧力損失が低減される。したがって、
フィルタ収容部にメッシュの小さなフィルタ部材を設け
ることができる。
【0009】本発明の請求項3記載の燃料噴射ポンプに
よると、ポンプ収容部の内径とフィルタ収容部の内径と
は概ね同一である。ポンプ収容部の内径は、給送ポンプ
の外径よりやや大きく形成されているため、フィルタ収
容部の内径は給送ポンプの外径と同程度まで拡大するこ
とができる。そのため、フィルタ収容部における燃料の
流路を拡大することができ、燃料の圧力損失を低減する
ことができる。したがって、フィルタ収容部にメッシュ
の小さなフィルタ部材を設けることができる。
【0010】本発明の請求項4記載の燃料噴射ポンプに
よると、ケーシングは筒状の本体が仕切部によりポンプ
収容部とフィルタ収容部とに仕切られている。そのた
め、構造が簡単であり、ハウジングへの組み付けならび
にフィルタ部材の組み付けを容易にすることができる。
【0011】本発明の請求項5記載の燃料噴射ポンプに
よると、仕切部には連通孔が形成されている。そのた
め、フィルタ収容部に流入した燃料はフィルタ部材によ
り異物が除去された後、給送ポンプへ流入する。したが
って、燃料に含まれる微小な異物を確実に除去すること
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
一実施例を図面に基づいて説明する。本発明の一実施例
による燃料噴射ポンプを図1に示す。本実施例による燃
料噴射ポンプは、コモンレール式の燃料噴射システムに
適用される。図1に示すように、燃料噴射ポンプ1のハ
ウジングは、ハウジング本体10、ハウジングカバー2
0およびシリンダヘッド30とを有する。ハウジング本
体10およびハウジングカバー20はアルミニウムから
形成されている。シリンダヘッド30は鉄から形成され
ており、内部にはシリンダ31が形成されている。シリ
ンダ31には、可動部材としてのプランジャ41が往復
移動可能に収容されている。シリンダヘッド30にはシ
リンダ31の端部を封止する逆止弁32が設置されてお
り、逆止弁32は封止部材33によりシリンダヘッド3
0に固定されている。シリンダヘッド30の内周面と、
逆止弁32の端面と、プランジャ41の端面とにより加
圧室34が形成されている。
【0013】駆動軸2はジャーナル21を介してハウジ
ングカバー20およびハウジング本体10に回転可能に
支持されている。ハウジングカバー20と駆動軸2との
間はオイルシール22によりシールされている。図2に
示すように、駆動軸2には断面が円形状のカム51が偏
心して一体に形成されている。なお、図2は図1に示す
燃料噴射ポンプを90°回転させた状態、すなわち駆動
軸2に垂直な断面においてプランジャ41とカム51と
の摺動部付近を示す図である。図1に示すように、プラ
ンジャ41は駆動軸2を挟んで一対で配置されている。
図2に示すように、カムリング52は外径が四角形状に
形成されており、カムリング52とカム51との間にカ
ムリング52およびカム51の双方と摺動可能なブッシ
ュ53が介在している。プランジャ41と対向するカム
リング52の外周面52aとプランジャ41の端面41
aとは平面状に形成され、互いに接触し摺動部を形成し
ている。ハウジングを構成するハウジング本体10、ハ
ウジングカバー20およびシリンダヘッド30の内部は
燃料である軽油により満たされており、カムリング52
とプランジャ41とにより形成される摺動部は燃料によ
る潤滑が図られている。
【0014】プランジャ41は、駆動軸2の回転にとも
ないカムリング52を介してカム51により往復駆動さ
れ、図示しない燃料流入通路から逆止弁32を通り加圧
室34へ吸入された燃料を加圧する。逆止弁32は弁部
材321を有し、加圧室34から燃料流入通路へ燃料が
逆流することを防止する。図示しない燃料流入通路はハ
ウジング本体10およびシリンダヘッド30の内部に形
成され、一方の端部が逆止弁32を介して加圧室34に
連通し、他方の端部が給送ポンプ60に連通している。
加圧室34と給送ポンプ60とを連通する燃料流入通路
の途中には、図示しない調量弁が設置されている。調量
弁は、加圧室34から図示しないコモンレールへ吐出さ
れる燃料が所定の流量となるように加圧室34へ供給さ
れる燃料の流量を調整する。調量弁としては、コイルに
印加される電流値に応じて弁体が駆動され、弁体が移動
することにより燃料が流れる流路の面積が変化するスプ
ール弁が用いられる。
【0015】スプリング42はカムリング52方向へプ
ランジャ41を付勢している。カムリング52は、カム
51の回転にともないカム51と摺動しながら自転する
ことなく公転する。これにより、摺動部を形成するカム
リング52とプランジャ41とは図2の左右方向へ往復
移動しながら摺動するとともに、プランジャ41はシリ
ンダ31の内部を上下方向へ往復移動する。
【0016】シリンダヘッド30には、図示しない燃料
吐出通路が形成されている。燃料吐出通路は加圧室34
から図1の紙面前方または後方へ伸びて形成されてい
る。燃料吐出通路は一方の端部が加圧室34に連通し、
他方の端部が図示しないコモンレールに連通している。
燃料吐出通路には図示しない逆止弁が設置されており、
逆止弁は加圧室34内の燃料の圧力が所定の圧力に達す
ると開弁し加圧室34からコモンレールへの燃料の流れ
を開放するとともに、コモンレール側から加圧室34へ
の燃料の逆流を防止する。
【0017】駆動軸2の一方の端部には、給送ポンプ6
0が設けられている。給送ポンプ60はインナロータ6
1およびアウタロータ62を有している。インナロータ
61およびアウタロータ62は相対回転可能に設けられ
ており、インナロータ61が駆動軸2とともに回転する
ことにより図示しない燃料タンクから加圧室34へ燃料
が供給される。駆動軸2の他方の端部には伝達部2aが
形成されており、エンジンから伝達部2aへ伝達された
駆動力により駆動軸2は回転駆動される。
【0018】給送ポンプ60は、ハウジング本体10に
着脱可能に設けられているケーシング70に収容されて
いる。ケーシング70にはポンプ収容部81が形成され
ており、ポンプ収容部81に給送ポンプ60のインナロ
ータ61およびアウタロータ62が収容されている。ケ
ーシング70および給送ポンプ60とハウジング本体1
0との間にはブッシュ11が設置されており、ハウジン
グ本体10と給送ポンプ60との間から燃料が漏出する
のを防止している。
【0019】ケーシング70は概ね円筒形状に形成され
ている。ケーシング70は筒状の本体71を有してお
り、本体71には内部を仕切る仕切部72が形成されて
いる。すなわち、ケーシング70は図1に示すように軸
方向に沿った断面が概ねH字形状となる。ケーシング7
0の駆動軸2側すなわちハウジング本体10側の空間は
上述のように給送ポンプ60が収容されるポンプ収容部
81となる。一方、ケーシング70の反駆動軸側すなわ
ちハウジング本体10とは反対側の空間はフィルタ部材
3が収容されるフィルタ収容部82となる。仕切部72
には給送ポンプ60の燃料入口に連通する連通孔73が
形成されており、連通孔73はフィルタ収容部82とポ
ンプ収容部81とを連通している。本体71の内径は軸
方向に沿ってほぼ同一に形成されているため、ポンプ収
容部81の内径とフィルタ収容部82の内径とは概ね同
一である。
【0020】ケーシング70に形成されているフィルタ
収容部82の反駆動軸側の端部には、フィルタ収容部8
2を閉塞するカバー74が設けられている。カバー74
は、ケーシング70の反駆動軸側の端部に着脱可能に設
けられている。カバー74はケーシング70の外形に対
応する円板状に形成されており、フィルタ収容部82に
連通する燃料インレット75が形成されている。燃料イ
ンレット75は、反フィルタ収容部側の端部が図示しな
い燃料タンクに連通しており、燃料タンクに蓄えられて
いる燃料は燃料インレット75からフィルタ収容部82
へ流入する。燃料インレット75は、フィルタ収容部8
2に連通する位置であればカバー74のいずれの位置に
形成してもよい。
【0021】燃料インレット75は図示しない燃料タン
クと燃料噴射ポンプ1とを接続する図示しない燃料供給
路と接続され、燃料インレット75の内径と図示しない
燃料供給路の内径とは概ね同一である。一方、上述のよ
うにフィルタ収容部82の内径はポンプ収容部81の内
径と概ね同一であるため、燃料インレット75の流路面
積とフィルタ収容部82の流路面積とを比較すると、フ
ィルタ収容部82の流路面積は大きくなる。
【0022】カバー74は、例えばボルトなどの固定部
材76によりケーシング70に固定されている。図3に
示すようにケーシング70には、取付部77が形成され
ており、取付部77に固定部材76を取り付けることが
できる。これにより、カバー74はケーシング70に容
易に脱着することができる。したがって、フィルタ収容
部82に収容されているフィルタ部材3は容易に交換す
ることができる。
【0023】ポンプ収容部81には給送ポンプ60が収
容されており、給送ポンプ60のアウタロータ62とケ
ーシング70の内壁との間には所定のクリアランスが形
成されている。フィルタ収容部82にはフィルタ部材3
が収容されている。フィルタ部材3は、ケーシング70
の内壁との間の隙間が小さくなるように密に設置されて
いる。フィルタ部材3は、フィルタ収容部82の形状に
合わせて円柱状に形成されている。フィルタ部材3は、
燃料タンクよりも燃料噴射ポンプ1側の配管、あるいは
燃料タンクに設置されている図示しない燃料フィルタか
ら発生した異物などを除去する。フィルタ部材3は、例
えばろ紙、繊維塊あるいは金属製の網などから形成され
ている。
【0024】次に、燃料噴射ポンプ1の作動について簡
単に説明する。駆動軸2の回転にともない給送ポンプ6
0のインナロータ61が回転し、インナロータ61とア
ウタロータ62とが相対的に回転することにより、給送
ポンプ60が駆動される。給送ポンプ60が駆動される
ことにより、燃料タンクに蓄えられている燃料は、図示
しない燃料供給路を経由して燃料インレット75からフ
ィルタ部材3が収容されているフィルタ収容部82へ吸
入される。フィルタ収容部82へ吸入された燃料は、フ
ィルタ部材3を通過し異物が除去された後、連通孔73
を経由して給送ポンプ60へ流入する。給送ポンプ60
では、インナロータ61とアウタロータ62との相対的
な回転により燃料が加圧される。給送ポンプ60で加圧
された燃料は、ハウジング本体10およびシリンダヘッ
ド30に形成されている図示しない燃料流入通路を経て
加圧室34へ供給される。給送ポンプ60と加圧室34
との間には図示しない調量弁が設置されており、加圧室
34へ流入する燃料の流量は調量弁により調整される。
【0025】調量弁を通過した燃料は、駆動軸2の回転
にともないプランジャ41がシリンダ31内を下降する
ことにより加圧室34へ吸入される。そして、プランジ
ャ41がシリンダ31内を上昇することにより加圧室3
4の燃料は加圧される。加圧室34の燃料が所定の圧力
に達すると、加圧室34に連通する図示しない燃料吐出
通路の逆止弁が開弁し、加圧室34の燃料は図示しない
コモンレールへ吐出される。コモンレールでは燃料噴射
ポンプ1から供給された圧力変動を含む燃料が蓄圧状態
で一定圧力に保持される。コモンレールに蓄えられてい
る燃料は、図示しないインジェクタへ供給され、インジ
ェクタからエンジンの各気筒へ噴射される。
【0026】以上説明したように、本発明の一実施例に
よる燃料噴射ポンプ1によると、ハウジング本体10の
給送ポンプ60の反駆動軸側にはケーシング70が設け
られ、ケーシング70にはフィルタ部材3を収容するフ
ィルタ収容部82が形成されている。これにより、フィ
ルタ収容部82の内径を給送ポンプ60を収容するポン
プ収容部81の内径と概ね同一にすることができ、フィ
ルタ収容部82においてフィルタ部材3を通過する燃料
の流路面積を拡大することができる。その結果、フィル
タ収容部82における燃料の圧力損失が低減されるた
め、メッシュの小さなフィルタ部材3を用いることがで
き、燃料に含まれる異物を燃料噴射ポンプ1の駆動部分
に侵入する前に除去することができる。これにより、例
えば調量弁の摺動部、カムリング52とプランジャ41
との間の摺動部など燃料噴射ポンプ1の複数の位置に形
成される摺動部に異物が侵入することが防止される。し
たがって、摺動部の円滑な作動を確保することができ、
流量制御の精度を高め、燃料噴射ポンプ1の信頼性を向
上することができる。
【0027】また、本発明の一実施例では、カバー74
はケーシング70から容易に脱着することができるた
め、フィルタ収容部82に収容されているフィルタ部材
3を容易に交換することができる。さらに、ケーシング
70の本体71を仕切部72で仕切ることにより、単一
のケーシング70で給送ポンプ60が収容されるポンプ
収容部81ならびにフィルタ部材3が収容されるフィル
タ収容部82を形成することができる。したがって、構
造が簡単であり、部品点数の増大もなく、取り扱いを容
易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による燃料噴射ポンプを示す
模式的な断面図である。
【図2】本発明の一実施例による燃料噴射ポンプのプラ
ンジャとカムリングとの摺動部付近を示す模式的な断面
図であって、駆動軸に垂直な断面を示す図である。
【図3】図1のIII−III線で切断した断面図である。
【符号の説明】
1 燃料噴射ポンプ 2 駆動軸 3 フィルタ部材 10 ハウジング本体(ハウジング) 20 ハウジングカバー(ハウジング) 30 シリンダヘッド(ハウジング) 31 シリンダ 34 加圧室 41 プランジャ(可動部材) 51 カム 52 カムリング 60 給送ポンプ 61 インナロータ 62 アウタロータ 70 ケーシング 71 本体 72 仕切部 73 連通孔 74 カバー 75 燃料インレット 81 ポンプ収容部 82 フィルタ収容部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダを有するハウジングと、 前記シリンダに往復移動可能に収容され、前記ハウジン
    グとともに加圧室を形成し、前記加圧室に吸入された燃
    料を加圧する可動部材と、 伝達された駆動力により回転し前記可動部材を駆動する
    駆動軸と、 前記駆動軸の一方の端部に設けられ、前記駆動軸の回転
    にともなって前記加圧室に燃料を供給する給送ポンプ
    と、 前記ハウジングに設けられ、前記給送ポンプを収容する
    ポンプ収容部、ならびに前記ポンプ収容部の反駆動軸側
    に形成されているフィルタ収容部を有するケーシング
    と、 前記フィルタ収容部に連通する燃料インレットが形成さ
    れ、前記フィルタ収容部の反駆動軸側の端部を閉塞して
    前記ケーシングに設けられているカバーと、 前記フィルタ収容部に収容されているフィルタ部材と、 を備えることを特徴とする燃料噴射ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記フィルタ部材の外径は、前記燃料イ
    ンレットの内径よりも大きいことを特徴とする請求項1
    記載の燃料噴射ポンプ。
  3. 【請求項3】 前記ポンプ収容部の内径と前記フィルタ
    収容部の内径とは、概ね同一であることを特徴とする請
    求項1または2記載の燃料噴射ポンプ。
  4. 【請求項4】 前記ケーシングは、筒状の本体と、前記
    本体の内部を軸方向に前記ポンプ収容部および前記フィ
    ルタ収容部に仕切る仕切部とを有することを特徴とする
    請求項1、2または3記載の燃料噴射ポンプ。
  5. 【請求項5】 前記仕切部には、前記ポンプ収容部と前
    記フィルタ収容部とを連通する連通孔が形成されている
    ことを特徴とする請求項4記載の燃料噴射ポンプ。
JP2001355821A 2001-11-21 2001-11-21 燃料噴射ポンプ Expired - Fee Related JP3871031B2 (ja)

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