JP2003155225A - 乳幼児用の日焼け止め落とし用シート - Google Patents

乳幼児用の日焼け止め落とし用シート

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JP2003155225A
JP2003155225A JP2001351973A JP2001351973A JP2003155225A JP 2003155225 A JP2003155225 A JP 2003155225A JP 2001351973 A JP2001351973 A JP 2001351973A JP 2001351973 A JP2001351973 A JP 2001351973A JP 2003155225 A JP2003155225 A JP 2003155225A
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屋 和 幸 土
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】酸化チタンと酸化亜鉛と油剤とが含有され
た日焼け止め化粧料を落とすことができ、洗浄剤として
のポリグリセリン脂肪酸エステルと防腐剤と保湿剤とが
含浸または塗布された乳幼児用の日焼け止め落とし用シ
ート。上記ポリグリセリン脂肪酸エステルが、モノラウ
リン酸ポリグリセリルであることが好ましい。また上記
保湿剤が、植物性エキスを含有していることが好まし
い。酸化チタンと酸化亜鉛と油剤とが含有された乳幼児
用の日焼け止め剤と、該日焼け止め化粧料を落とすこと
ができ、洗浄剤としてのポリグリセリン脂肪酸エステル
と防腐剤と保湿剤とが含浸または塗布された乳幼児用の
日焼け止め落とし用シートとからなる日焼け止め化粧料
・日焼け止め落としセット。 【効果】乳幼児の敏感な肌に適用でき、低刺激性で、安
全性に優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、乳幼児用の日焼け止め落
とし用シートに関し、さらに詳しくは、乳幼児の敏感な
肌に適用でき、低刺激性で、安全性に優れた乳幼児用の
日焼け止め落とし用シート並びに日焼け止め化粧料・日
焼け止め落としセットに関する。
【0002】
【発明の技術的背景】ヒトの皮膚は、長時間強い日差し
に当たると、含まれる紫外線により肌荒れ、皮膚炎、悪
性腫瘍、皮膚の老化などを発症あるいは誘発する恐れが
ある。これらを防止するものとして、紫外線吸収剤、紫
外線反射・散乱剤(以下、これらをまとめて紫外線吸収
散乱剤とも言う。)を配合した日焼け止め化粧料も市販
されている。
【0003】紫外線吸収散乱剤には、ベンゾトリアゾー
ル系、ベンゾフェノン系等の有機系のものと、酸化チタ
ン、酸化亜鉛等の無機系のものとがあり、有機系のもの
の方が透明性が良く、紫外線吸収・散乱性も優れている
が、安全性の点では無機系のものが優れており、日焼け
止め化粧料には無機系紫外線吸収散乱剤を単独で用い、
あるいは無機系のものと有機系のものを併用することが
多い。
【0004】このような日焼け止め化粧料には、上記紫
外線吸収散乱剤の他に、化粧料や医薬部外品に一般的に
配合され得る成分である、油分、シリコーンオイルなど
の保湿剤、増粘剤、防腐剤、界面活性剤、酸化防止剤、
金属イオン封鎖剤、色材、薬剤、香料、水、アルコール
などがその剤型等に応じて適宜配合されている。しかし
ながら、このような種々の刺激性成分が配合された日焼
け止め化粧料を、成人に比して皮膚の抵抗力がまだ乏し
く、皮膚刺激に対して敏感に反応する恐れのある乳幼児
にそのまま適用することは必ずしも好ましくない。
【0005】そこで、近年では、特に、乳幼児を対象と
した日焼け止め化粧料も上市されており、この乳幼児用
の日焼け止め化粧料は、皮膚疾患などがなく皮膚抵抗力
のある成人等を対象とする一般用と異なり、香料、着色
料、脂肪族低級アルコールなどをほとんど含まず、一般
用に比して、肌に対してより低刺激性で安全性に優れて
いるものが多い。
【0006】ところで、日焼け止め化粧料は、主に、海
水浴、ハイキング、屋外作業など強い太陽光線の下で過
酷な条件下に使用されることから、通常の化粧料に比し
てより耐水性に優れ、海水浴や発汗などでは落ちにくく
なっている。このような日焼け止め化粧料を落とすクレ
ンジングクリーム、クレンジングシートなども種々上市
されており、例えば、クレンジングシートとしては、
「サンプレイ」(販売元:ロート製薬(株))が挙げら
れ、その配合成分としては、プロピレングリコール、パ
ラベン、アロエエキス、アラントイン、香料が挙げられ
ている。
【0007】しかしながら、該日焼け止め落とし用化粧
料は、一般人に適用しても何等問題がないとしても、特
に上記乳幼児等を対象とした日焼け止め落とし剤等でな
いため、皮膚刺激に対する抵抗力の充分でない乳幼児に
そのまま適用するには、必ずしも充分でない。そこで、
本発明者らは、上記のような観点から乳幼児用の日焼け
止め落し剤を含有するシート等を開発すべく鋭意研究を
重ねたところ、乳幼児用日焼け止め化粧料としては、香
料、着色料、刺激性の強い脂肪族系アルコールなどが実
質上ほとんど配合されておらず、酸化チタンと酸化亜鉛
と油剤など最小限の僅かの成分のみが含有されているも
のが、乳幼児用の日焼け止め剤として安全性などの点か
らより好適であり、これに対応する「日焼け止め落と
し」としては、洗浄剤としてのポリグリセリン脂肪酸エ
ステルと防腐剤と保湿剤とを含む乳幼児用の日焼け止め
落とし剤がより安全性に優れ、そして、この日焼け止め
落とし剤が含浸または塗布された乳幼児用の日焼け止め
落とし用シートは、より安全性に優れ、しかも乳幼児の
肌に塗布されている日焼け止め化粧料をより簡単に落と
すことができ、その上、使用上の利便性にも優れること
等を見出して本発明を完成するに至った。
【0008】なお、特開2001−261549号公報
には、洗浄成分などの配合される成分が全て経口安全性
の高い複数の食品添加物で構成された化粧品用洗浄剤が
開示され、上記洗浄成分としてグリセリン脂肪酸エステ
ルさらには、モノラウリン酸ポリグリセリルが、好まし
くは20質量%以上の量で配合された態様が記載されて
いる。
【0009】しかしながら、該公報に記載の化粧品用洗
浄剤では、安全性に優れるとしても、皮膚に塗布されて
いる化粧料によっては、洗浄力、品質保持、使用上の利
便性等の何れかの点で性能的に必ずしも十分でない。
【0010】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に伴う
問題点を解決しようとするものであって、より安全性に
優れ、乳幼児の肌に塗布されている日焼け止め化粧料を
より簡単に落とすことができ、使用上の利便性に優れた
乳幼児用の日焼け止め落とし用シートを提供することを
目的としている。
【0011】本発明は、特に、酸化チタンと酸化亜鉛と
油剤など低刺激性の極めて限定された成分のみが含有さ
れた乳幼児用の日焼け止め剤と好適に組み合わせて用い
られ、より安全性に優れ、乳幼児の肌に塗布されている
日焼け止め化粧料をより簡単に落とすことができ使用し
易い乳幼児用の日焼け止め落とし用シート並びに日焼け
止め化粧料・日焼け止め落としセットを提供することを
目的としている。
【0012】
【発明の概要】本発明に係る乳幼児用の日焼け止め落と
し用シートは、酸化チタンと酸化亜鉛と油剤とが含有さ
れた日焼け止め化粧料を落とすことができ、洗浄剤とし
てのポリグリセリン脂肪酸エステルと防腐剤と保湿剤と
を含む乳幼児用の日焼け止め落とし剤が含浸または塗布
されていることを特徴としている。
【0013】本発明では、上記ポリグリセリン脂肪酸エ
ステルが、モノラウリン酸ポリグリセリルであることが
好ましい。本発明では、上記保湿剤が、植物性エキスを
含有していることが好ましい。本発明に係る日焼け止め
化粧料・日焼け止め落としセットは、酸化チタンと酸化
亜鉛と油剤とが含有された乳幼児用の日焼け止め剤と、
該日焼け止め化粧料を落とすことができ、洗浄剤として
のポリグリセリン脂肪酸エステルと防腐剤と保湿剤とを
含む乳幼児用の日焼け止め落とし剤が含浸または塗布さ
れた乳幼児用の日焼け止め落とし用シートとからなって
いる。
【0014】本発明によれば、より安全性に優れ、乳幼
児の肌に塗布されている日焼け止め化粧料をより簡単に
落とすことができ、使い勝手の良い乳幼児用の日焼け止
め落とし用シートを提供することができる。本発明に係
る乳幼児用の日焼け止め落とし用シートは、特に、酸化
チタンと酸化亜鉛と油剤など低刺激性の限定された僅か
の成分のみが含有された乳幼児用の日焼け止め剤と好適
に組み合わせて用いられ、より安全性に優れ、使い勝手
もよく、乳幼児の肌に塗布されている日焼け止め化粧料
をより簡単に落とすことができる。
【0015】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係る乳幼児用の日
焼け止め落とし用シートについて具体的に説明する。<乳幼児用の日焼け止め落とし用シート> 本発明に係る
乳幼児用の日焼け止め落とし用シートは、酸化チタンと
酸化亜鉛と油剤とが含有された、乳幼児用として好適な
日焼け止め化粧料を落とすことができ、洗浄剤としての
ポリグリセリン脂肪酸エステルと防腐剤と保湿剤とを含
む乳幼児用の日焼け止め落とし剤が含浸または塗布され
ている。
【0016】このような乳幼児用の日焼け止め落とし用
シートに含浸・塗布されている乳幼児用の日焼け止め落
とし剤に含有される上記洗浄剤、防腐剤、保湿剤、さら
に必要により含有される防腐助剤、pH調整剤などの配
合成分について説明する。 [洗浄剤]本発明では、低刺激性の点から洗浄成分とし
ては、ノニオン性の上記ポリグリセリン脂肪酸エステル
が好ましく用いられる。このポリグリセリン脂肪酸エス
テルとしては、例えば、モノラウリン酸ポリ(2〜10
重合度)グリセリル、モノオレイン酸ポリ(2〜10重
合度)グリセリル、モノ・ジオレイン酸ポリ(2〜10
重合度)グリセリル、トリオレイン酸ポリ(2〜10重
合度)グリセリル、ペンタオレイン酸ポリ(2〜10重
合度)グリセリル、デカオレイン酸ポリ(2〜10重合
度)グリセリル、モノリノール酸ポリ(2〜10重合
度)グリセリル、モノステアリン酸ポリ(2〜10重合
度)グリセリル、モノ・ジステアリン酸ポリ(2〜10
重合度)グリセリル、ジステアリン酸ポリ(2〜10重
合度)グリセリル、モノイソステアリン酸ポリ(2〜1
0重合度)グリセリル、モノミリスチン酸ポリ(2〜1
0重合度)グリセリル、トリミリスチン酸ポリ(2〜1
0重合度)グリセリル、モノ・ジカプリル酸ポリ(2〜
10重合度)グリセリル、トリステアリン酸ポリ(2〜
10重合度)グリセリル、ペンタステアリン酸ポリ(2
〜10重合度)グリセリル、ヘキサステアリン酸ポリ
(2〜10重合度)グリセリル、オクタステアリン酸ポ
リ(2〜10重合度)グリセリル、デカステアリン酸ポ
リ(2〜10重合度)グリセリル等が挙げられる。これ
らのポリグリセリン脂肪酸エステルは1種または2種以
上組み合わせて用いられる。これらのポリグリセリン脂
肪酸エステルのうちでは、モノラウリン酸ポリグリセリ
ルが洗浄性に優れ、しかも食品衛生法で経口毒性が極め
て低く食品用乳剤としても認められているものであり、
乳幼児の皮膚に対しても低刺激性であり、安全性に優れ
るため好ましい。
【0017】なお、本発明では、上記以外のノニオン性
界面活性剤を乳幼児用の日焼け止め落とし剤100重量
%中に、少量、例えば、10重量%以下の量で、さらに
は、0.01〜3重量%の量で含んでいてもよい。ポリ
グリセリン脂肪酸エステル以外のノニオン性界面活性剤
としては、通常化粧料に使用されるものであれば特に限
定はされないが、常温で液状のものとしては、例えば、
セスキオレイン酸ソルビタン、モノオレイン酸ポリオキ
シエチレングリセリル(5〜15E.O.)、モノパル
ミチン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.
O.)、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン
(20E.O.)、モノイソステアリン酸ポリオキシエ
チレンソルビタン(20E.O.)、モノラウリン酸ポ
リオキシエチレンソルビット(6E.O.)、テトラオ
レイン酸ポリオキシエチレンソルビット(6〜60E.
O.)、ポリオキシエチレンヒマシ油(3〜40E.
O.)、モノラウリン酸ポリエチレングリコール、ポリ
オキシエチレンラウリルエーテル(2〜9E.O.)、
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(2〜10E.
O.)、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
(2〜18E.O.)、イソステアリン酸ポリオキシエ
チレン硬化ヒマシ油(50E.O.)等が挙げられる。
本発明では、これらのノニオン系界面活性剤を1種また
は2種以上組み合わせて用いることができる。
【0018】また、アニオン性、カチオン性の界面活性
剤は、刺激性を有するものが多く、できるだけ配合しな
いことが好ましい。 [防腐剤]乳幼児用の日焼け止め落とし用シートは、多
量の水がシートに含浸された状態にあり、こうした状態
は、黴あるいは細菌の増殖にとって極めて好適な環境で
ある。このため乳幼児用の日焼け止め落とし用シートを
構成する乳幼児用の日焼け止め落とし剤中には防腐剤を
配合する必要がある。そして、このシートは、直接肌に
触れることから、防腐剤として、通常は化粧品原料とし
て使用可能なものが使用される。
【0019】このような化粧品原料として使用可能な防
腐剤としては、フェノール、パラクロロメタクレゾー
ル、パラクロロメタキシレノール、イソプロピルメチル
フェノール、レゾルシン、レソルシンモノアセテート、
オルトフェニルフェノール、パラオキシ安息香酸エステ
ル、フェノキシエタノール、チモール、ポロガロール、
クレゾール、ヒノキチオール、ヒドロキシベンゾサチオ
ールなどのフェノール類;安息香酸、安息香酸塩類、サ
リチル酸、サリチル酸塩類、デヒドロ酢酸および塩類、
ソルビン酸および塩類、ホウ酸などの酸類;ヘキサクロ
ロフェン、2,4,4'-トリクロロ-2-ハイドロキシジフェニ
ルエーテルなどのハロゲン化ビスフェノール類;3,4,4'
-トリクロロカルバアニリド、3-トリフルオロメチル-4,
4'-ジクロロカルバニリド、ウンデシル酸モノエタノー
ルアミド、クロロアセタミドなどのアミド類;塩化ベン
ザルコニウム、臭化アルキルイソキノリニウム、塩化ベ
ンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム、塩化デカリニ
ウム、塩化アルキルトリメチルアンモニウムなどの4級
アンモニウム化合物;ラウリルジ(アミノエチル)グリ
シン、ラウリルアミノエチルグリシンなどの両イオン性
界面活性剤;ビス(パラクロロフェニルビグアニド)ヘ
キサン、テトラメチルラウジサルファイドなどが挙げら
れる。乳幼児用の日焼け止め落とし用シートには、こう
した防菌・防黴剤のなかでも、比較的刺激性が低く、安
価で効果が高く、水に安定に溶解可能な、パラアルキル
安息香酸塩類(商品名;パラペン)、安息香酸ナトリウ
ム、塩化ベンザルコニウム、CPC(塩化セチルピリジ
ニウム)などが使用されることが多い。
【0020】このような防腐剤は、皮膚低刺激性、防腐
性などを考慮すると、乳幼児用の日焼け止め落とし剤1
00重量%中に、合計で、通常、0.001〜10重量
%、好ましくは0.001〜3.0重量%の量で含まれ
ていることが望ましい。特に、本発明では、この防腐剤
の安息香酸ナトリウムと、防腐剤のフェノキシエタノー
ルあるいは後述する防腐助剤の乳酸ナトリウムとを組み
合わせることにより、さらに好ましくは、安息香酸ナト
リウムに加えてフェノキシエタノールおよび乳酸ナトリ
ウムの両者が含有されていると、乳幼児用の日焼け止め
落とし用シートに良好な防腐性能(防菌・防黴性能)な
どを付与することができ、好ましい。
【0021】本発明では、用いられる乳幼児用の日焼け
止め落とし剤100重量%中に、安息香酸ナトリウム
は、0.1〜2.0重量%、好ましくは、0.3〜1重
量%、特に好ましくは0.4〜0.8重量%の量で含有
されており、フェノキシエタノールは0.1〜5.0重
量%、好ましくは、0.3〜1重量%、特に好ましくは
0.5〜0.7重量%の量で含有されていることが望ま
しい。
【0022】また、必要により用いられる防腐助剤の乳
酸ナトリウムは0.025〜2.5重量%(50%液と
して0.05〜5.0重量%)、好ましくは、0.05
〜0.5重量%(50%液として0.1〜1重量%)、
特に好ましくは0.1〜0.2重量%(50%液として
0.2〜0.4重量%)の量で含有されていることが望
ましい。
【0023】なお、乳幼児用の日焼け止め落とし剤10
0重量%中における安息香酸ナトリウムとフェノキシエ
タノールと後述する乳酸ナトリウムとの合計量は、通常
は0.45〜15.0重量%、好ましくは1.0〜1
0.0重量%であることが望ましい。乳幼児用の日焼け
止め落とし剤中における上記3成分の量が過度に多いと
これらの成分が析出することがあり、また、上記範囲を
逸脱して少ないと充分な防菌・防黴性能が得られない。
【0024】また、この上記の成分によって達成される
防菌・防黴性能は、乳幼児用の日焼け止め落とし剤(薬
液)のpH値によって影響を受けることがあり、またヒ
トの肌、特に乳幼児の肌に対して刺激性となる。即ち、
本発明で用いられる乳幼児用の日焼け止め落とし剤のp
H値は、これらの点を考慮すると、pH値が3.0〜
5.0の範囲内にあることが好ましく、さらにこのpH
値が4.1〜4.8の範囲にあることが特に好ましい。
この乳幼児用の日焼け止め落とし剤のpH値が上記範囲
を逸脱して高いと防菌・防黴性能が低下することがあ
る。また、pH値が低すぎると液の安定性が低下するこ
とがある。
【0025】[保湿剤]保湿剤としては、例えば、1,
3−ブチレングリコール(1,3−BG)、グリセリ
ン、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,
2−ペンタンジオール、へキシレングリコール、イソプ
レングリコール、3−メチル−1,3−ブタンジオール
等の脂肪族系多価アルコール;下記の植物エキス;ヒア
ルロン酸塩等のムコ多糖類、コラーゲンなどの動物由来
のアミノ酸類等が挙げられる。
【0026】これらの保湿剤は1種または2種以上組み
合わせて用いることができる。上記植物エキスとして
は、例えば、ブドウ葉エキス、アセンヤクエキス、アマ
チャエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエ
液汁末、アロエエキス、イチョウエキス、イラクサエキ
ス、カワラヨモギエキス、ウイキョウエキス、ウコンエ
キス、ゼニアオイエキス、エイジツエキス、ヒキオコシ
エキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オトギリソ
ウエキス、オランダカラシエキス、海藻エキス、ヨモギ
エキス、カキ抽出液、カモミラエキス、カンゾウ抽出
液、キキョウ抽出液、キクカ抽出液、キナエキス、キュ
ーカンバーエキス、キョウニンエキス、スイカズラエキ
ス、クララエキス、クマザサ抽出液、ケイヒ抽出液、ゲ
ンチアナエキス、ゲンノショウコエキス、酵母エキス、
ゴボウエキス、コンフリーエキス、サフラン抽出液、サ
ボンソウエキス、セージエキス、サンザシエキス、クチ
ナシエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、ジオ
ウエキス、シソエキス、シャクヤクエキス、ドクダミエ
キス、ワレモコウエキス、ショウブ根エキス、ショテイ
シ抽出液、シラカバエキス、加水分解コンキオリン液、
スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウネズエ
キス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウヤドリギ
抽出液、センキュウエキス、センブリエキス、クワエキ
ス、タイソウエキス、タイムエキス、チャ抽出液、チョ
ウジエキス、チンピエキス、トウキンセンカエキス、ト
ウキエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、トマトエ
キス、ニクズク抽出液、ニワトコ抽出液、ニンジンエキ
ス、スイカズラエキス、ノバラエキス、パセリエキス、
ハマメリス抽出液、ビャクシ抽出液、ビワ葉エキス、フ
キタンポポエキス、ブクリョウエキス、プルーンエキ
ス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、セイヨウハッカエ
キス、ホップエキス、マロニエエキス、ムクロジエキ
ス、メリッサエキス、モモ葉エキス、ヤグルマギクエキ
ス、ユキノシタエキス、ユズ抽出液、ユリエキス、ヨク
イニンエキス、ラベンダーエキス、リンゴエキス、レタ
スエキス、レモンエキス、レイシエキス、ローズマリー
エキス、ローズ水およびローレル抽出液が挙げられる。
これらの植物エキスは1種または2種以上組合わせて使
用することができる。
【0027】このような植物エキスは、上記乳幼児用の
日焼け止め落とし剤(薬液とも言う。)100重量%中
に、通常は0.01〜5重量%、好ましくは0.01〜
1重量%の量で含有されていることが望ましい。上記の
ような植物エキスは、通常は、抽出溶媒に有効成分が溶
解もしくは分散された状態で供給される。なお、上記の
植物エキスを調製する際には、抽出溶媒が使用される。
このような抽出溶媒として最も好ましい抽出溶媒は水で
あるが、水だけでは有効成分を効率的に抽出できない場
合があり、こうした場合には、メタノール、エタノー
ル、プロパノール、ブタノール等の炭素数1〜8、好ま
しくは1〜5程度の低級アルコール;エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブチレングリコールなどの
多価アルコール; を使用することができる。
【0028】そして、本発明で用いられる乳幼児用の日
焼け止め落とし剤(薬液)では、アルコール系の溶媒を
実質的に含まないことが好ましく、植物エキスを使用す
る場合には、使用する植物エキスの抽出溶媒の主成分が
水であり、例えば必要により10重量%以下の量の他の
溶媒を含有することもある植物エキスを使用することが
好ましい。本発明の乳幼児用の日焼け止め落とし用シー
トは、低級アルコールを実質的に含まないノンアルコー
ル系の薬液をシート材に含浸塗布して調製されたもので
あることが好ましい。
【0029】また、上記植物エキスを含めて保湿剤は、
乳幼児用の日焼け止め落とし剤100重量%中に、合計
で、0.01〜30重量%、好ましくは0.01〜15
重量%の量で含まれていることが望ましい。 [その他の成分]本発明では、上記日焼け止め落とし剤
には、さらに、pH調整剤、防腐助剤などが配合されて
いてもよい。
【0030】pH調整剤としては、例えば、クエン酸と
クエン酸ナトリウムとの組み合わせ、琥珀酸と琥珀酸ナ
トリウムとの組み合わせなどが挙げられる。これらpH
調整剤を用いる場合には、pH調整剤は、乳幼児用の日
焼け止め落とし剤100重量%中に、合計で、通常0.
025〜5.0重量%、好ましくは0.025〜3.0
重量%の量で含まれていることが望ましい。
【0031】防腐助剤としては、例えば、乳酸ナトリウ
ム、EDTA、リン酸ナトリウムが挙げられる。これら
防腐助剤を用いる場合には、防腐助剤は、乳幼児用の日
焼け止め落とし剤100重量%中に、合計で、通常、
0.25〜2.5重量%(50%液として0.05〜
5.0重量%)、好ましくは、0.05〜0.5重量%
(50%液として0.1〜1重量%)の量で含有されて
いることが望ましい。
【0032】特に本発明では、防腐助剤のうちの乳酸ナ
トリウムと、前記防腐剤の安息香酸ナトリウムとを組み
合わせ、あるいは乳酸ナトリウムと安息香酸ナトリウム
とフェノキシエタノールとを組み合わせて用いる場合に
は、この防腐助剤は、前述したような量で用いることが
望ましい。これらの「その他の成分」は、それぞれ1種
または2種以上組み合わせて用いることができる。
【0033】また、このような乳幼児用の日焼け止め落
とし剤には、脂肪族系の1価アルコール(例:エタノー
ル)、着色料、香料などの刺激性の成分は、実質上含有
されていないことが好ましく、このような日焼け止め落
とし剤は、低刺激性で、安全性に優れ、乳幼児の敏感な
肌に適用でき、乳幼児用の日焼け止め落とし用シート並
びに日焼け止め化粧料・日焼け止め落としセットが得ら
れるため好ましい。
【0034】<日焼け止め落とし剤の調製、日焼け止め
落とし用シートの作製等>このような乳幼児用の日焼け
止め落とし剤は、上記各成分を任意の順序で配合して混
合、攪拌等することにより得られる。また、基材シート
としては、従来より公知の低刺激性のものを広く使用で
き、例えば、脱脂綿、不織布、布(織布)、紙などが1
種または2種以上組み合わせて用いられる。
【0035】本発明の乳幼児用の日焼け止め落とし用シ
ートを得るには、上記乳幼児用の日焼け止め落とし剤
を、脱脂綿、不織布(紙葉)、布、紙などのシート材の
乾燥重量に対して、通常、1〜5倍、好ましくは2〜3
倍量添加して含浸・付着(含有)させることにより乳幼
児用の日焼け止め落とし用シートとすることができる。
このような乳幼児用の日焼け止め落とし用シートは、水
不透過性の包装袋に封入して供給することができる。例
えば、この乳幼児用の日焼け止め落とし用シートがウエ
ットティッシュ(上記日焼け止め落とし剤と不織布とか
らなる)である場合は、水不透過性包装袋に密封収納す
ることが好ましい。このような水不透過性包装袋に密封
収納された本発明の包装ウエットティッシュは、携帯用
のウエットティッシュとして使用することもできるし、
好適には据え置き型ウエットティッシュ供給キットの詰
め替え用ウエットティッシュとして使用することもでき
るし、また、包装ウエットティッシュの取出口付近に包
装袋よりも硬い材質を有する素材で形成された蓋付取出
口のみを配置した取出口付包装ウエットティッシュとし
ても使用することができる。
【0036】本発明に係る乳幼児用の日焼け止め落とし
用シートは、より安全性に優れ、乳幼児の肌に塗布され
ている日焼け止め化粧料をより簡単に落とすことがで
き、使い勝手がよい。<対象とする日焼け止め化粧料> 本発明に係る乳幼児用
の日焼け止め落とし用シートは、ヒトの皮膚に塗布され
ている日焼け止め化粧料は元より、一般的な化粧料を拭
き落とすのに用いることができるが、特に、酸化チタン
と酸化亜鉛と油剤など極めて限定された種類の低刺激性
成分のみが含有された乳幼児用の日焼け止め剤が塗布さ
れている皮膚から、この日焼け止め化粧料を拭き落とす
のに好適に用いられる。
【0037】好ましい乳幼児用日焼け止め剤としては、
クリーム、スティック、ペーストなどの何れの剤型でも
よいが、酸化チタンと酸化亜鉛とが、合計で2〜50重
量%、好ましくは5〜30重量%の量で含まれているも
のが挙げられる。なお、この日焼け止め化粧料には、上
記紫外線吸収散乱剤の酸化チタン、酸化亜鉛以外に、例
えば、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、鉄ドープ型酸
化チタン、カオリンなどの無機系紫外線吸収散乱剤;パ
ラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、オキシベンゾ
ン、オキシベンゾンスルホン酸、テトラヒドロキシベン
ゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノンス
ルホン酸ナトリウムなどの有機系紫外線吸収散乱剤が含
まれていてもよい。この場合、無機系紫外線吸収散乱剤
は、酸化チタン、酸化亜鉛を含めた無機系紫外線吸収散
乱剤の合計量が上記範囲すなわち、2〜50重量%、好
ましくは5〜30重量%となるような量で用いることが
望ましい。また、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキ
シルに代表される有機系紫外線吸収散乱剤は、低刺激性
の点からは配合しないか少量に止めることが望ましい。
但し、無機系と有機系の紫外線吸収散乱剤の併用による
日焼け防止効果をも考慮すると、2〜20重量%、好ま
しくは5〜10重量%の量で日焼け止め化粧料中に含ま
れていてもよい。
【0038】油剤としては、従来より公知のものを用い
ることができ、通常化粧料に使用されるものであれば特
に限定されず、例えば、炭化水素類、動植物油、合成エ
ステル、液状高級脂肪酸、液状高級アルコール、合成ト
リグリセライド、シロキサン系化合物、フッ素系化合物
などが挙げられる。炭化水素類としては、例えば軽質流
動パラフィン、軽質流動イソパラフィン、流動パラフィ
ン、α−オレフィンオリゴマー、流動ポリイソブチレ
ン、スクワラン等が挙げられる。
【0039】動植物油としては、オリーブ油、ホホバ
油、アボカド油、アルモンド油、ゴマ油、大豆油、椿
油、ヒマシ油、タートル油、ミンク油等挙げられる。合
成エステルとしては、アジピン酸ジイソプロピル、イソ
ステアリン酸ヘキシルデシル、ミリスチン酸イソプロピ
ル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチ
ル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ジオクタン酸ネオ
ペンチルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコ
ール、リンゴ酸ジイソステアリル、イソノナン酸イソノ
ニル、イソノナン酸イソトリデシル、乳酸オクチルドデ
シル、2−エチルヘキサン酸セチル、ジカプリン酸プロ
ピレングリコール、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリ
ル、トリカプリン酸グリセリル等が挙げられる。
【0040】液状高級脂肪酸としては、ウンデシレン
酸、イソステアリン酸、オレイン酸等が挙げられる。液
状高級アルコール類としては、2−ヘキシルデカノー
ル、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、
2−オクチルドデカノール等が挙げられる。合成トリグ
リセライド類としては、トリ(カプリル・カプリン酸)
グリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパル
ミチン酸グリセリン等が挙げられる。および、シリコン
類としては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニル
ポリシロキサン、オクタメチルテトラシロキサン、オク
タメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルテトラシ
ロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカ
メチルシクロヘキサシロキサン等が挙げられる。
【0041】シロキサン系化合物としては、例えば、オ
クタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサ
ン、低粘度メチルポリシロキサン、環状シリコンの4〜
6量体等の揮発性油性成分;ジメチルポリシロキサン、
メチルフェニルポリシロキサン等のポリシロキサン類が
挙げられる。本発明に用いられる油剤の配合量は目的や
他成分の配合によって異なり、特に限定されるものでは
ないが、乳幼児用の日焼け止剤中5〜40%、好ましく
は10〜30%であることが望ましい。
【0042】本発明の乳幼児用の日焼け止め落とし剤と
好適に組み合わせて用いられる日焼け止め化粧料には、
上記成分以外に、その目的に反しない範囲で、ゲル化
剤、保湿剤、酸化防止剤、防腐剤、植物エキスなどが含
まれていてもよい。このように、特に、酸化チタンと酸
化亜鉛と油剤など僅かの成分のみが含有された乳幼児用
の日焼け止め剤と本発明に係る乳幼児用の日焼け止め落
とし用シートとを組み合わせて用いると、より安全性に
優れ、使い勝手が良く、乳幼児の肌に塗布されている日
焼け止め化粧料をより簡単に拭き落とすことができる。
【0043】この乳幼児用の日焼け止め落とし用シート
は、まだ皮膚の抵抗力の弱い乳幼児を好適な対象として
いるが、一般的な日焼け止め化粧料その他の化粧料落と
しなどにも使用できる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、より安全性に優れ、乳
幼児の肌に塗布されている日焼け止め化粧料をより簡単
に落とすことができ、使い勝手のよい、乳幼児用の日焼
け止め落とし用シートを提供することができる。本発明
に係る乳幼児用の日焼け止め落とし用シートは、特に、
酸化チタンと酸化亜鉛と油剤など僅かの成分のみが含有
された乳幼児用の日焼け止め剤と好適に組み合わせて用
いられ、より安全性に優れ、使い勝手が良く、乳幼児の
肌に塗布されている日焼け止め化粧料をより簡単に落と
すことができる。
【0045】このような日焼け止め落としシートなど
は、上記諸特性を有しているため、乳幼児の日焼け止め
化粧料を落とすのに好適であるのみならず、一般人は元
より、皮膚過敏性、皮膚アレルギー疾患等のヒトにも適
用可能である。
【0046】
【実施例】以下、本発明に係る乳幼児用の日焼け止め落
とし用シート等について、実施例に基づいてさらに具体
的に説明するが、本発明は係る実施例により何等、限定
されるものではない。
【0047】
【実施例1】 <クレンジング剤の配合成分組成(1)> (a)防腐剤 安息香酸ナトリウム 0.60重量部 防腐剤 フェノキシエタノール 0.70重量部 (b)防腐助剤 乳酸ナトリウム(濃度50%) 0.20重量部 (c)保湿剤(保湿溶剤)1.3BG(1,3−ブチレングリコール) 3.00重量部 保湿剤(保湿溶剤)グリセリン 2.00重量部 (d)植物エキス アロエエキス 0.05重量部 (e)洗浄剤 「サンソフトM12JW」(モノラウリン酸ポリグリセリル) (太陽化学(株)製) 0.20重量部 (f)pH調整剤 クエン酸ナトリウム 0.20重量部 pH調整剤 クエン酸 0.39重量部 (g) 精製水 92.66重量部 <<合計100重量部>> pH4.2〜4.5(平均4.35) <日焼け止め化粧料クレンジング用シートの作製>上記
配合組成(1)のクレンジング剤約3.24gを、送り
ロールの表面に設けられた多数の微細孔より浸出させ、
ロール状巻回物原反から送り出されたシート材の表面
に、常温下で、塗布・含浸させた後、該シート材の切断
工程を経て、日焼け止め化粧料クレンジング用シートを
作製した。なお、クレンジング剤を含浸させていない、
切断されたシート材の寸法などは、「縦20cm×横1
5cm×厚み0.05cm、重さ1.08g、素材レー
ヨン不織布」である。 <日焼け止め化粧料クレンジング用シートの性能試験>
該日焼け止め化粧料クレンジング用シートを用いて、乳
幼児の肌(部位:頬、腕)に塗布されている下記の日焼
け止め化粧料を簡単かつきれいに拭き落とすことができ
た。また、日焼け止め化粧料を拭き取った後の肌はしっ
とりとしており、肌にアレルギー反応などの異常は認め
られなかった。 (日焼け止め化粧料の配合組成) 酸化チタン末 18重量部、 酸化亜鉛末 5重量部、 環状シリコーンの4〜6量体 40重量部、 ジオクタン酸ネオペンチルグリコール 10.0重量部、 ジメチコンコポリオール 5.0重量部、 イソノナン酸オクチル 3.0重量部、 1,3−ブチレングリコール 5.0重量部、 精製水 14.0重量部。
【0048】 <<合計100重量部>>
【0049】
【実施例2】 <クレンジング剤の配合成分組成(2)> (a)防腐剤 安息香酸ナトリウム 0.60重量部 防腐剤 フェノキシエタノール 0.70重量部 防腐剤 CPC(塩化セチルピリジニウム)0.05重量部 (b)防腐助剤 乳酸ナトリウム(濃度50%) 0.20重量部 (c)保湿剤(保湿溶剤)1.3BG(1,3−ブチレングリコール) 3.00重量部 保湿剤(保湿溶剤)グリセリン 2.00重量部 (d)植物エキス アロエエキス 0.05重量部 (e)洗浄剤 「サンソフトM12JW」(モノラウリン酸ポリグリセリル、 製造元:太陽化学(株)製) 0.20重量部 (f)pH調整剤 クエン酸ナトリウム 0.20重量部 pH調整剤 クエン酸 0.44重量部 (g) 精製水 92.56重量部 <<合計100重量部>> pH4.2〜4.5(平均4.35) <日焼け止め化粧料クレンジング用シートの作製と性能
試験>実施例1において、上記配合組成のクレンジング
剤(2)を用いた以外は、実施例1と同様にして、クレ
ンジング用シートを作製し、その性能試験を行ったとこ
ろ、実施例1と同様の効果が得られた。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸化チタンと酸化亜鉛と油剤とが含有され
    た日焼け止め化粧料を落とすことができ、 洗浄剤としてのポリグリセリン脂肪酸エステルと防腐剤
    と保湿剤とを含む乳幼児用の日焼け止め落とし剤が含浸
    または塗布された乳幼児用の日焼け止め落とし用シー
    ト。
  2. 【請求項2】上記ポリグリセリン脂肪酸エステルが、モ
    ノラウリン酸ポリグリセリルである請求項1に記載の乳
    幼児用の日焼け止め落とし用シート。
  3. 【請求項3】上記保湿剤が、植物性エキスを含有してい
    る請求項1〜2の何れかに記載の乳幼児用の日焼け止め
    落とし用シート。
  4. 【請求項4】酸化チタンと酸化亜鉛と油剤とが含有され
    た乳幼児用の日焼け止め剤と、 該日焼け止め化粧料を落とすことができ、洗浄剤として
    のポリグリセリン脂肪酸エステルと防腐剤と保湿剤とを
    含む乳幼児用の日焼け止め落とし剤が含浸または塗布さ
    れた乳幼児用の日焼け止め落とし用シートとからなる日
    焼け止め化粧料・日焼け止め落としセット。
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