JP2003155150A - 巻取紙補助タブ及び巻取紙補助タブテープ並びに巻取紙 - Google Patents

巻取紙補助タブ及び巻取紙補助タブテープ並びに巻取紙

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JP2003155150A
JP2003155150A JP2001351824A JP2001351824A JP2003155150A JP 2003155150 A JP2003155150 A JP 2003155150A JP 2001351824 A JP2001351824 A JP 2001351824A JP 2001351824 A JP2001351824 A JP 2001351824A JP 2003155150 A JP2003155150 A JP 2003155150A
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JP2001351824A
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Eikichi Tanaka
栄吉 田中
Koji Nishiyama
浩司 西山
Nobuo Mizuuchi
信男 水内
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻取紙に対して厳密に位置合わせせずとも紙
継時には確実に切り離すことができる巻取紙補助タブを
提供する。 【解決手段】 粘着剤が塗布された一対の粘着剤塗布面
部2b,2c間に非粘着面部2aを設け、非粘着面部2
aの少なくとも一方の側縁に鋸歯状の切欠き3,4を形
成することにより巻取紙補助タブ1を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輪転機での自動紙
継ぎのための巻取紙の仕立に使用されるタブに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】輪転機では、帯状の印刷用紙をロール状
に巻き取って形成された巻取紙を給紙部に備え、この巻
取紙から連続して印刷用紙を引き出して下流の印刷部へ
供給する。そして、巻取紙の残量が少なくなったら巻取
紙から引き出し中の印刷用紙に新巻取紙を紙継すること
によって印刷部への印刷用紙の連続供給を継続する。
【0003】巻取紙の紙端部には紙継のための仕立が施
されている。この仕立は一般的には、図10に示すよう
に巻取紙10の紙端部10aを山形に断裁し、その先端
頂部に巻取紙10の巻き解れを防止するためのタブ22
Aを貼り付けて巻取紙10の表面に紙端部10aを仮止
めするとともに、紙端部10aの先端縁10bに沿って
紙継のための両面テープ21を貼り付けたものである。
また、高速回転時の巻取紙10の捲れを防止するため
に、図11に示すように紙端部10aの先端縁10bに
沿って複数のタブ22Bを貼り付けるようにした仕立方
法もある。
【0004】巻取紙の仮止に用いられるタブとしては、
例えば、特開2000−281249号公報に開示され
ているものが知られている。このタブ22は図12に示
すように平行四辺形の紙片25の中央部に短辺に平行に
ミシン目(不連続の切り目)26が設けられるととも
に、ミシン目26により区分された第1片部25aと第
2片部25bの夫々の同一面にミシン目26から適宜の
幅の区域を残して粘着剤層27,28が設けられてい
る。
【0005】このようなタブ22によれば、一方の粘着
剤層27を巻取紙の紙端部10aに貼り付け他方の粘着
剤層28を紙端部10aが巻き付けられた巻取紙10の
表面に貼り付けることによって巻取紙10の紙端部10
aを仮止めすることができる。そして、紙継時には、旧
巻取紙から引き出されている印刷用紙に両面テープ21
が貼り付くことで巻取紙10の紙端部10aに引張力が
作用し、この引張力によって紙片25はミシン目26に
沿って第1片部25aと第2片部25bとに引き千切ら
れ、巻取紙10の紙端部10aが開放されて巻取紙10
から印刷用紙が引き出されていく。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特開2000−281249号公報に開示されたタブ2
2は、紙継時に紙片25がミシン目26に沿って確実に
引き千切られるようにするためには、図13(a)に示
すようにミシン目26を巻取紙10の先端縁に正確に合
わせながら貼り付ける必要がある。仮に図13(b)に
示すようにミシン目26と巻取紙10の先端縁とがずれ
ていると、紙片25がうまく切れずに紙継が失敗したり
巻取紙10の先端縁が裂けてしまったりする虞がある。
このため、タブ22の貼り付け作業は容易ではなく巻取
紙10の仕立にともなう作業者の負担は大きい。また、
タブ22の貼り付けを機械により自動で行う場合にも、
要求される貼り付け精度に応じた高コストな機械が必要
になったり、或いは厳密な調整作業が要求されたりする
ことになる。
【0007】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、巻取紙に対して厳密に位置合わせせずとも紙
継時には確実に切り離すことができる巻取紙補助タブ及
び巻取紙補助タブテープを提供することを目的とする。
また、仕立が容易であり且つ紙継の失敗の虞が少ない巻
取紙を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の巻取紙補助タブは、粘着剤が塗布された一対
の粘着剤塗布面部間に非粘着面部が設けられ、非粘着面
部の少なくとも一方の側縁に鋸歯状の切欠きが形成され
て構成されたことを特徴としている。このような構成に
より、巻取紙の紙端部に巻取紙補助タブの一方の粘着剤
塗布面部を貼り付け、巻取紙の先端縁を跨いだ巻取紙表
面に巻取紙補助タブの他方の粘着剤塗布面部を貼り付け
ることで巻取紙の紙端部を仕立てることができる。そし
て、仕立てられた巻取紙の紙端部に引張力が加わったと
きには非粘着面部にせん断力が加わるため、非粘着面部
の側縁に形成された鋸歯状の何れかの切欠きが応力集中
により裂け、巻取紙補助タブは非粘着面部において二つ
に破断して切り離される。従来のミシン目を用いたタブ
の場合には破断方向がミシン目の方向に規制されるため
にミシン目の方向とせん断力の方向(巻取紙の先端縁の
方向)とにずれがあるとうまく破断しない虞があるのに
対し、上記の巻取紙補助タブによれば破断方向に規制が
ないので、巻取紙に対して厳密に位置合わせせずとも確
実に切り離すことができる。
【0009】上記の巻取紙補助タブの外形形状には特に
限定はないが、大量生産の観点からは、長方形或いは略
長方形の紙片を用い、その長手方向中央部を非粘着面部
として非粘着面部を挟んだ長手方向両側に粘着剤塗布面
部を設け紙片の長手方向の少なくとも一方の側縁に鋸歯
状の切欠きを形成するのが有利である。より好ましく
は、上記の巻取紙補助タブにおいて非粘着面部の両側縁
に鋸歯状の切欠きを形成する。特に長方形或いは略長方
形の紙片で巻取紙補助タブを構成する場合には、紙片の
長手方向両側縁に鋸歯状の切欠きを形成するのが好まし
い。これにより左右何れの側からも応力集中による破断
が可能になるので、貼り付け時の左右方向の制約もなく
なり、巻取紙補助タブの巻取紙への貼り付け作業がより
容易になる。
【0010】さらに、上記の巻取紙補助タブにおいて非
粘着面部の幅方向、すなわち非粘着面部の側縁に対して
略垂直な方向に紙の目(繊維の流れ方向)が入るように
構成するのも好ましい。紙は目の方向に裂けやすいの
で、このように非粘着面部の幅方向に紙の目が入ること
で巻取紙補助タブを幅方向により確実に切り離すことが
できる。
【0011】また、本発明の巻取紙補助タブテープは、
幅方向中央部を挟んで幅方向両側に粘着剤が塗布された
帯状のタブ用紙と、粘着剤に対して剥離性を有する帯状
の台紙とからなる。そして、台紙上にタブ用紙が貼り合
わされるとともに、タブ用紙を幅方向に横切る鋸歯状の
切り目がタブ用紙の長手方向に所定の間隔で形成されて
いる。
【0012】このような構成の巻取紙補助タブテープに
よれば、タブ用紙を台紙から剥がしながら鋸歯状の切り
目で幅方向に一枚ずつ切り離すことによって、切り離し
た紙片を上記の巻取紙補助タブとして用いることができ
る。そして、このようなテープは、例えば、タブ用紙の
幅方向両側に粘着剤を塗布して台紙に貼り合わせ、機械
加工によって鋸歯状の切り目をタブ用紙の長手方向に所
定の間隔で入れていくことによって容易に製造すること
ができる。なお、鋸歯状の切り目は連続した切り目でも
よく不連続の切り目(ミシン目)であってもよい。好ま
しくは、紙の目の方向(繊維の流れ方向)が長手方向と
なっている紙をタブ用紙として用いる。
【0013】また、本発明の巻取紙は、紙端部に上記の
何れかの形態の巻取紙補助タブの一方の粘着剤塗布面部
が貼り付けられ、紙端部の先端縁を跨いだ外周面に上記
巻取紙補助タブの他方の粘着剤塗布面が貼り付けられて
いることを特徴としている。上記巻取紙補助タブは貼り
付け時の厳密な位置合わせが不要なことから、上記巻取
紙補助タブを用いて仕立てられる上記巻取紙は極めて容
易に仕立てることができる。また、上記巻取紙補助タブ
は従来のミシン目を用いたタブのように貼り付け方向を
選ぶことなく鋸歯状の切欠きへの応力集中によって確実
に破断するので、上記巻取紙によれば紙継の失敗の虞は
少ない。
【0014】なお、上記巻取紙においては上記巻取紙補
助タブの貼り付け方向に制約はないが、より好ましく
は、一対の粘着剤塗布面部が巻取方向に並ぶように貼り
付けるようにする。これにより高速回転時に粘着剤塗布
面部間に空気が流れ込み風圧により非粘着部が破断して
しまうことを有効に防止することができる。また、上記
巻取紙補助タブの紙の目の方向を先端縁の方向に合わせ
て貼り付けるのも好ましい。これにより紙継時に加わる
せん断力の方向に紙の目の方向が一致するので、上記巻
取紙補助タブがより破断しやすくなり紙継の失敗の虞は
さらに少なくなる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (A)第1実施形態 まず、本発明の第1実施形態にかかる巻取紙補助タブに
ついて図1〜図3を用いて説明する。図1に示すように
巻取紙補助タブ1は長手方向両側縁に鋸歯状の切欠き
3,4が形成された長方形形状の紙片2であり、紙片2
の長手方向中央部(非塗布面部)2aを挟んだ長手方向
両側には、粘着液が塗布された粘着液塗布面部2b,2
cが設けられている。
【0016】この巻取紙補助タブ1は図2に示すような
巻取紙補助タブテープ8として提供することができる。
巻取紙補助タブテープ8は帯状のタブ用紙5とそれを支
持する帯状の台紙6とから構成されている。タブ用紙5
はその幅方向中央部5aを挟んだ幅方向両側に粘着剤が
塗布されており、この粘着剤が塗布された粘着剤塗布面
部5b,5cを台紙6の表面に貼り合わせられている。
台紙6の表面は粘着剤塗布面部5b,5cに塗布された
粘着剤に対して剥離性を有しているので、タブ用紙5は
台紙6から容易に剥離できるようになっている。また、
タブ用紙5の長手方向には、タブ用紙5を幅方向に横切
る鋸歯状の切り目7が所定の間隔で形成されている。
【0017】このように構成される巻取紙補助タブテー
プ8によれば、タブ用紙5を台紙6から剥がしながら鋸
歯状の切り目7で幅方向に一枚ずつ切り離すことによっ
て、切り離した紙片を巻取紙補助タブ1として用いるこ
とができる。なお、タブ用紙5への粘着剤の塗布、タブ
用紙5と台紙6との貼り合わせ、タブ用紙5への切り目
7の加工等の作業は全て機械によって自動で行うことが
できる。特にタブ用紙5への切り目7の加工は単に所定
の間隔で切り目7を入れていくだけであるので容易であ
る。また、鋸歯状の切り目7は図2に示すような連続し
た切り目に限定されず、不連続な切り目(ミシン目)で
あってもよい。また、巻取紙補助タブテープ8は図2に
示すようなロール状の他、蛇腹状に折り畳んで提供する
ことも可能である。
【0018】図3は巻取紙補助タブ1の使用状態を示す
図である。巻取紙補助タブ1は図3(a),図3(b)
に示すように巻取紙10の紙端部10aに一方の粘着剤
塗布面部2bを貼り付けられ、先端縁10bを挟んだ巻
取紙表面に他方の粘着剤塗布面部2cを貼り付けられて
いる。このように巻取紙補助タブ1が貼り付けられるこ
とによって巻取紙10の紙端部10aが仮止され、回転
時に巻取紙10が巻きほぐれるのが防止される。そし
て、仮止された巻取紙10の紙端部10aに引張力が加
わったときには、紙端部10aが捲れ上がることにより
粘着剤塗布面部2b,2c間の非粘着面部2aにせん断
力が加わる。そして、非粘着面部2aの側縁に形成され
た切欠き3が応力集中により裂け、巻取紙補助タブ1は
非粘着面部2aにおいて二つに破断して切り離される。
【0019】また、巻取紙補助タブ1の貼り付け方向に
は制約がなく、少なくとも一方の粘着剤塗布面部2bが
紙端部10aに貼り付けられ、他方の粘着剤塗布面部2
cが先端縁10bを跨いだ巻取紙表面に貼り付けられて
いればよい。従来のミシン目を用いたタブの場合には、
破断方向がミシン目の方向に規制されるためにミシン目
の方向とせん断力が作用する先端縁10bの方向とにず
れがあるとうまく破断しない虞があるが、この巻取紙補
助タブ1によれば破断方向に規制がないので、巻取紙に
対して厳密に位置合わせせずとも確実に切り離すことが
できる。したがって、図3(a)に示すように長手方向
を先端縁10bの方向に直角にして貼り付けてもよく、
図3(b)に示すように長手方向を巻取方向に向けて貼
り付けてもよい。特に図3(b)に示す場合には粘着剤
塗布面部2b,2cが巻取紙10の回転方向(巻取方
向)に並ぶので、高速回転時に粘着剤塗布面部2b,2
c間に空気が流れ込み風圧により紙継以前に非粘着部2
aが破断してしまうことを有効に防止することができ
る。
【0020】このように第1実施形態にかかる巻取紙補
助タブ1によれば、鋸歯状の切欠き7への応力集中によ
って容易に破断し且つ破断方向についてミシン目のよう
な規制がないので、巻取紙10に対して厳密に位置合わ
せせずとも紙継時には確実に切り離すことができる。し
たがって、この巻取紙補助タブ1を用いて仕立てた巻取
紙10によれば、仕立が容易であるとともに紙継の失敗
の虞を大幅に低減することができる。
【0021】(B)第2実施形態 本発明の第2実施形態にかかる巻取紙補助タブについて
図4,図5を用いて説明する。本実施形態にかかる巻取
紙補助タブ11は、第1実施形態の巻取紙補助タブ1に
対してさらに構成上の限定を加えたことを特徴としてい
る。すなわち、図4に示すように紙の目(繊維の流れ)
12が紙片2の幅方向(鋸歯状の切欠き3,4に対して
垂直な方向)に入るように巻取紙補助タブ11を構成し
ている。紙の目は抄紙段階において形成されるが、通
常、紙は目の方向に破れやすく目に垂直な方向には破れ
にくいという特性を有している。
【0022】したがって、このように紙片2の幅方向に
紙の目12が入ることで巻取紙補助タブ11は幅方向に
破れやすくなり、紙継時に巻取紙補助タブ11をより確
実に切り離すことができるようになる。なお、このよう
な巻取紙補助タブ11は、図2に示した巻取紙補助タブ
テープ8を製造するに際し長手方向に紙の目が入ったタ
ブ用紙5を用いることで作ることができる。
【0023】上記の巻取紙補助タブ11の特徴を生かす
ためには、図5に示すように紙の目12の方向が巻取紙
10の先端縁10bの方向と合うように貼り付けるよう
にする。このように巻取紙補助タブ11を貼り付けるこ
とで紙継時に加わるせん断力の方向に紙の目の方向が一
致し、巻取紙補助タブ11がより破断しやすくなって紙
継の失敗の虞はさらに低減される。なお、本実施形態で
も紙片2は非粘着面部と粘着剤塗布面部とに区分される
が、その区分は第1時紙形態と同様であるため図示は省
略している。
【0024】(C)その他 以上、本発明の2つの実施形態について説明したが、本
発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施すること
ができる。例えば、第1実施形態では長方形の紙片2の
長手方向側縁全体に鋸歯状の切欠き3,4を形成してい
るが、図6に示す巻取紙補助タブ13のように非粘着面
部2aの側縁のみに限定して鋸歯状の切欠き3,4を形
成してもよい。粘着剤塗布面部2b,2cにはせん断力
が作用しないので、少なくとも非粘着面部2aの側縁に
鋸歯状の切欠き3,4を形成していれば巻取紙補助タブ
13を二つに破断して切り離すことができる。さらに、
非粘着面部2aの側縁全体に鋸歯状の切欠き3,4を形
成するのではなく、図7に示す巻取紙補助タブ14のよ
うに非粘着面部2aの側縁に少なくとも一つの切欠き
3,4を形成するだけでもよい。
【0025】また、第1実施形態では長方形の紙片2の
長手方向両側縁に鋸歯状の切欠き3,4を形成している
が、図8に示す巻取紙補助タブ15のように長手方向の
片側縁のみに鋸歯状の切欠き3を形成してもよい。少な
くとも一方の側縁に鋸歯状の切欠き3が形成されていれ
ば、紙継時にはその切欠き3に応力集中が生じて破断す
る。なお、紙継時、巻取紙10の紙端部10aは先端側
から捲れ上がってくるので、図9に示すように切欠き3
が形成された側の側縁が紙端部10aの先端側に向くよ
うに巻取紙補助タブ15を巻取紙10に貼り付ければ紙
端部10aの捲れ上がりによるせん断力を切欠き3に集
中して作用させることができ、巻取紙補助タブ15を切
欠き3から確実に破断させることができる。
【0026】また、第1実施形態では巻取紙補助タブの
外形形状を長方形としているが本発明の巻取紙補助タブ
の外形形状には限定はない。したがって、巻取紙補助タ
ブの外形形状を台形としたり楕円形としたりすることも
勿論可能である。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の巻取紙補
助タブによれば、鋸歯状の切欠きへの応力集中によって
容易に破断し且つ破断方向にミシン目のような規制がな
いので、巻取紙に対して厳密に位置合わせせずとも確実
に切り離すことができる。特に幅方向に紙の目が入るよ
うに構成することで幅方向へ破断しやすくすることがで
きより確実に切り離すことができる。
【0028】また、本発明の巻取紙補助タブテープによ
れば、機械加工により容易に製造することができ、帯状
紙を台紙から剥がしながら鋸歯状の切り目で幅方向に一
枚ずつ切り離すことによって切り離した紙片を上記の巻
取紙補助タブとして用いることができる。また、本発明
の巻取紙によれば、上記の巻取紙補助タブが用いられる
ことによって仕立が容易であり且つ紙継の失敗の虞も少
ない。特に、上記の巻取紙補助タブの紙の目の方向を用
紙の先端縁の方向に合わせて貼り付けることにより、上
記の巻取紙補助タブをより破断しやすくして紙継の失敗
の虞をさらに少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる巻取紙補助タブ
の構成を示す平面図である。
【図2】図1の巻取紙補助タブが帯状に繋がった巻取紙
補助タブテープをロール状に巻いた状態を示す斜視図で
ある。
【図3】図1の巻取紙補助タブの使用状態を示す平面図
であり、(a)は巻取紙の先端縁に垂直に貼り付けた状
態を示す図、(b)は巻取紙の回転方向に向けて貼り付
けた状態を示す図である。
【図4】本発明の第2実施形態にかかる巻取紙補助タブ
の構成を示す平面図である。
【図5】図4の巻取紙補助タブの使用状態を示す平面図
である。
【図6】本発明の第1実施形態にかかる巻取紙補助タブ
の第1変形例を示す平面図である。
【図7】本発明の第1実施形態にかかる巻取紙補助タブ
の第2変形例を示す平面図である。
【図8】本発明の第1実施形態にかかる巻取紙補助タブ
の第3変形例を示す平面図である。
【図9】図8の巻取紙補助タブの使用状態を示す平面図
である。
【図10】従来の巻取紙の仕立状態の一例を示す斜視図
である。
【図11】従来の巻取紙の仕立状態の一例を示す斜視図
である。
【図12】従来のタブの構成を示す平面図である。
【図13】図12のタブの使用状態を示す平面図であ
り、(a)は正確に貼り付けられた状態を示す図、
(b)は不正確に貼り付けられた状態を示す図である。
【符号の説明】
1,11,13,14,15 巻取紙補助タブ 2 紙片 2a 非粘着面部 2b,2c 粘着剤塗布面部 3,4 鋸歯状の切欠き 5 タブ用紙 6 台紙 7 鋸歯状の切り目 8 巻取紙補助タブテープ 10 巻取紙 10a 紙端部 10b 先端縁 12 紙の目
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水内 信男 広島県三原市糸崎町5007番地 三菱重工業 株式会社紙・印刷機械事業部内 Fターム(参考) 3F064 AA01 BA01 BB06 BB21

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着剤が塗布された一対の粘着剤塗布面
    部間に非粘着面部が設けられ、上記非粘着面部の少なく
    とも一方の側縁に鋸歯状の切欠きが形成されて構成され
    たことを特徴とする、巻取紙補助タブ。
  2. 【請求項2】 長方形或いは略長方形の紙片の長手方向
    中央部を上記非粘着面部として上記非粘着面部を挟んだ
    長手方向両側に上記粘着剤塗布面部が設けられ、上記紙
    片の長手方向の少なくとも一方の側縁に鋸歯状の切欠き
    が形成されていることを特徴とする、請求項1記載の巻
    取紙補助タブ。
  3. 【請求項3】 上記非粘着面部の両側縁に鋸歯状の切欠
    きが形成されていることを特徴とする、請求項1又は2
    記載の巻取紙補助タブ。
  4. 【請求項4】 上記非粘着面部の幅方向に紙の目が入っ
    ていることを特徴とする、請求項1〜3の何れかの項に
    記載の巻取紙補助タブ。
  5. 【請求項5】 幅方向中央部を挟んで幅方向両側に粘着
    剤が塗布された帯状のタブ用紙と、 上記粘着剤に対して剥離性を有する帯状の台紙とからな
    り、 上記台紙上に上記タブ用紙が貼り合わされるとともに、
    上記タブ用紙を幅方向に横切る鋸歯状の切り目が上記タ
    ブ用紙の長手方向に所定の間隔で形成されていることを
    特徴とする、巻取紙補助タブテープ。
  6. 【請求項6】 上記タブ用紙は紙の目の方向を長手方向
    として形成されていることを特徴とする、請求項5記載
    の巻取紙補助タブテープ。
  7. 【請求項7】 紙端部に請求項1〜4の何れかの項に記
    載の巻取紙補助タブの一方の粘着剤塗布面部が貼り付け
    られ、上記紙端部の先端縁を跨いだ外周面に上記巻取紙
    補助タブの他方の粘着剤塗布面部が貼り付けられている
    ことを特徴とする、巻取紙。
  8. 【請求項8】 上記巻取紙補助タブは一対の粘着剤塗布
    面部が巻取方向に並ぶように貼り付けられていることを
    特徴とする、請求項7記載の巻取紙。
  9. 【請求項9】 上記巻取紙補助タブは紙の目の方向を上
    記先端縁の方向に合わせて貼り付けられていることを特
    徴とする、請求項7又は8記載の巻取紙。
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