JP2003154987A - 自転車変速機変速用の補助装置 - Google Patents

自転車変速機変速用の補助装置

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JP2003154987A
JP2003154987A JP2002268475A JP2002268475A JP2003154987A JP 2003154987 A JP2003154987 A JP 2003154987A JP 2002268475 A JP2002268475 A JP 2002268475A JP 2002268475 A JP2002268475 A JP 2002268475A JP 2003154987 A JP2003154987 A JP 2003154987A
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Nissan Motor Co Ltd
Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自転車変速機の操作を軽減するとともに、2
以上のスプロケットと共に使用でき、常に運動する可動
部の数を最小限とする補助装置を提供する。 【解決手段】 自転車変速機の操作を補助するために回
転体からの力を使用する補助装置であって、装着部材
と、第1入力位置、第2入力位置及び第3入力位置へ移
動する入力伝達部材と、前記入力伝達部材の各入力位置
に各々対応した第1出力位置、第2出力位置及び第3出
力位置へ移動する出力伝達部材と、回転体係合位置と回
転体非係合位置との間を移動する回転体係合部材と、該
回転体係合部材から前記出力伝達部材へ運動を伝達する
ための運動伝達機構と、前記入力伝達部材と前記出力伝
達部材とが対応した位置にないときに前記回転体係合部
材を回転体係合位置へ移動させ、前記入力伝達部材と前
記出力伝達部材とが対応した位置にあるときに前記回転
体係合部材を回転体非係合位置へ移動させるようなスイ
ッチング機構とを備えてなることを特徴とする補助装
置。補助装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の背景 本発明は、自転車変速機に関するものであり、より詳し
くは、自転車変速機の変速操作を補助するための装置に
関するものである。
【0002】ディレイラやハブ変速機のような自転車変
速機の操作に必要な操作を軽減するために、種々の装置
が開発されてきた。特にディレイラ型変速機の操作を補
助するのに適したような装置の例が、米国特許第535
8451号に示されている。リアディレイラの操作を補
助するための該公報に記載された装置は、常に運動する
複雑な可動部を備えており、運動量を増加させるととも
に該構成部材の早期の摩耗を招く可能性のあるものであ
る。フロントディレイラの操作を補助すべく該公報に記
載された装置は、2つだけのフロントスプロケットに適
応するものである。しかしながら、多くの自転車は2以
上のフロントスプロケットを備えている。従って、2以
上のスプロケットと共に使用できるような補助装置が望
まれている。また、常に運動する可動部の数を最小限に
することも、有用なことである。
【0003】発明の要約 本発明は、自転車変速機の変速操作を補助するための装
置に関するものである。従来技術の装置と同様に、該装
置は2つのフロントスプロケットに適応することができ
るが、更に、該装置は2以上のフロントスプロケットに
も適応することができる。さらに、本発明による全ての
技術的貢献を認識するための臨界ではないが、開示され
た実施形態は、常に動く可動部の数を最小限に抑え、内
部的な応力および部材の摩耗を削減するものである。
【0004】本発明の第1の実施形態において、これに
限定されるものではないが、自転車変速機の操作を補助
するために回転体からの力を利用する補助装置は、装着
部材と、該装着部材に連結された入力伝達部材とを備え
てなり、該入力伝達部材は第1入力位置、第2入力位置
および第3入力位置へと移動するように構成されてな
る。出力伝達部材は前記装着部材に連結されており、前
記入力伝達部材の第1入力位置、第2入力位置および第
3入力位置とそれぞれ対応するような第1出力位置、第
2出力位置および第3出力位置へと移動するように構成
されてなる。回転体係合部材は、回転体係合位置と回転
体非係合位置との間を移動し、運動伝達部材は、前記回
転体係合部材から出力伝達部材へと運動を伝達するため
に備えられる。スイッチング機構は、前記入力伝達部材
が第1入力位置、第2入力位置又は第3入力位置のいず
れか1つにあり、且つ前記出力伝達部材が対応した第1
出力位置、第2出力位置又は第3出力位置にないとき
に、前記回転体係合部材を回転体係合位置へ移動させ、
前記入力伝達部材が第1入力位置、第2入力位置又は第
3入力位置のいずれか1つにあり、且つ前記出力伝達部
材が対応した第1出力位置、第2出力位置又は第3出力
位置にあるときに、前記回転体係合部材を回転体非係合
位置へ移動させるように備えられる。
【0005】本発明の他の実施形態において、自転車変
速機の操作を補助するために回転体からの力を利用する
補助装置は、上述した部材の多くを備え、2以上のギア
に適応し又はしないものとし得る。該実施形態におい
て、入力伝達部材と出力伝達部材は、回転軸に対して回
転するように装着部材に連結されている。該回転軸は、
入力伝達部材および出力伝達部材とで共通となっており
(必然的なものではないが)、それによってこれら2つ
の部材が適当な対応位置にない場合に検知し易いものと
なる。
【0006】本発明の他の実施形態において、自転車変
速機の操作を補助するために回転体からの力を利用する
補助装置は、第1の実施形態として挙げた部材の多くを
備え、且つ上述した実施形態のように、2以上のギアに
適応し又はしないものとし得る。該実施形態では、スイ
ッチング機構は、前記入力伝達部材が前記第1入力位置
又は第2入力位置へ移動し、且つ前記出力伝達部材が対
応する第1出力位置又は第2出力位置に移動しないとき
に、回転軸の方向に移動するような軸スライド部材を備
えている。とりわけ、斯かる特徴によれば、該スイッチ
ング機構を側方へ分散し得るものとなる
【0007】実施形態の詳細な説明
【0008】図1は、自転車変速機に、変速操作を補助
するための本発明に係る補助装置14の特定の実施形態
を組み込んだ自転車10の側面図である。自転車10
は、あらゆるタイプとすることができ、本実施形態では
自転車10は、トップチューブ22と、ヘッドチューブ
24と、該ヘッドチューブ24から下方へ延びるダウン
チューブ26と、トップチューブ22から下方へ延びる
シートチューブ30と、ダウンチューブ26とシートチ
ューブ30の接合部に配設されたボトムブラケット32
と、トップチューブ22から後方且つ下方へ延びる一対
のシートステー34と、ボトムブラケット32から後方
へ延びる一対のチェーンステー38からなる典型的なフ
レーム18を備えている。フォーク42はヘッドチュー
ブ24に回転可能に支持されており、ホイール46はフ
ォーク42の下端に回転可能に支持されている。フォー
ク42およびホイール46の回転方向は、周知の方法で
ハンドルバー50によって制御される。同軸となるよう
に装着された複数のフリーホイールスプロケット(図示
せず)を備えたリアホイール54は、シートステー34
とチェーンステー38の接合部に回転可能に支持されて
おり、複数のフロント(チェーンホイール)スプロケッ
ト62を支持するペダルアッセンブリ58は、ボトムブ
ラケット32に回転可能に支持されている。チェーン6
6は、複数のフロントスプロケット62の一つと、リア
ホイール54に装着された複数のフリーホイールスプロ
ケットの一つとを拘束している。フロントディレイラ7
0は、チェーン66を一のフロントスプロケット62か
ら他のそれへと移動させ、リアディレイラ74は、チェ
ーン66を一のフリーホイールスプロケットから他のそ
れへと移動させる。これらの操作は良く知られたもので
ある。本実施形態では、フロントディレイラ70は、補
助装置14に連結された引張および解放用のワイヤ78
によってコントロールされ、補助装置14はボーデンタ
イプのコントロールケーブル82によってコントロール
される。リアディレイラ74は、ボーデンタイプのコン
トロールケーブル86によって慣用的な方法でコントロ
ールされる。
【0009】図2は、補助装置14の部分透視図であ
り、図3は、図2に示された補助装置の分解図である。
該実施形態において、補助装置14は、フロントディレ
イラ70の操作を補助するために、ボトムブラケット3
2中に回転自在に装着され且つペダルアッセンブリ58
によって回転されるクランク軸90の回転力を利用す
る。補助装置14は、上部枠体100及び104並びに
下部枠体106(図3には示さず)を備えている。上部
枠体100及び104は、各々開口部108及び112
を有し、且つそれらはボトムブラケット32の開口部と
一直線となっており、互いにネジ116によって締め付
けられている。主として下部枠体106によって形成さ
れる空間に配設される部材は、装着部材120、12
4、126及び128であり、これらは、装着部材12
8の開口部136を通り且つ中空ボルト144の開口部
140を通り且つ装着部材120のネジ穴148中へ延
びるネジ132によって互いに連結されている。該アッ
センブルユニットにおいて、中空ボルト144の頭部1
52は、装着部材124と装着部材120の筒状部15
6との間に挟まれており、中空ボルト144の軸部16
0は、装着部材124の開口部164を通って延び、中
空ボルト144のネジ部168は、装着部材126のネ
ジ穴172にねじ込まれ、中空ボルト144の端部は、
装着部材128の側面に当接している。装着部材128
は、ボルト174及びワッシャ175によって自転車に
取り付けられる。
【0010】入力伝達部材176は、該入力伝達部材1
76中の開口部192及び装着部材120中の開口部1
96を通って延びる筒状ベアリング188によって支持
されている。よって、入力伝達部材176は、回転軸X
を中心として回転するように、装着部材120、12
4、126及び128に対して回転自在に取り付けられ
る。入力伝達部材176は、入力伝達部材176と装着
部材120との間に周知の方法で固定されたバネ200
によって、装着部材120、124、126及び128
に対して反時計回りの方向へ付勢されている。入力伝達
部材176は、入力制御ワイヤ巻き面180と、ネジ2
04、ワッシャ208及びワイヤ受け部材212とから
なるワイヤ連結部材184とを備えている。ネジ204
は、インナーワイヤ80が入力伝達部材176とワイヤ
受け部材212との間に硬く挟まれるように、入力伝達
部材176のネジ穴216にねじ込まれる。そして、イ
ンナーワイヤ80は、該インナーワイヤ80を引くと入
力伝達部材176がバネ200による付勢力に抗して時
計回りに回転し、該インナーワイヤを放すと入力伝達部
材176がバネ200の付勢力によって反時計回りに回
転するようにワイヤ巻き面180を巻くように構成され
ている。本実施形態では、3つのフロントスプロケット
62があるために、入力伝達部材176は3つの区別さ
れた入力位置へ移動することが必要となる。
【0011】入力駆動部材220が入力伝達部材176
とともに回転するように、該入力駆動部材220は、装
着部材124のスロット228を通るようにして延び且
つ入力伝達部材176の保持スロット(図示せず)上へ
と延びる一対の連結タブ224を備えている。入力駆動
部材220の駆動アーム230は、中間リング236か
ら延びる支柱232に連結され、Cクリップ240でそ
こに固定される。中間リング236に回転自在に取り付
けられるローラー形状の位置検知部材係合部材245及
び246は、位置検知円弧を決定する位置検知部材24
4の内周面と係合する。位置検知部材244の連結耳部
252は、他の位置検知部材260の連結タブ256に
連結される。位置検知部材260は、楕円型の内周面2
63と、ツメ案内面を決定する外周面268と、制御面
272及び276を備えている。位置検知部材244と
位置検知部材260とは、ともに装着部材126から延
びる枢支軸264に枢着されており、且つそれらは、連
結タブ256と、装着部材126から延びた突出部27
9との間に連結されたバネ278によって、反時計回り
の方向へ付勢されている。本実施形態の位置検知部材2
44及び260は、位置検知ユニットとみなすことがで
きる。
【0012】ワイヤ巻き部材の形状とされた出力伝達部
材280は、組み立て状態において装着部材124に接
触する筒状ベアリング284に支持されるため、該出力
伝達部材280は回転軸Y回りに回転するものとなる。
本実施形態において、回転軸Yは、回転軸Xと一致して
いる。出力伝達部材280は、ワイヤ巻き溝286と、
ワイヤ連結部材の機能によりケーブルエンドビード(図
示せず)をそこへ受けるためのケーブルエンドストップ
288(図7)とを備えている。本実施形態では、3つ
のフロントスプロケットを備えているため、出力伝達部
材280は3つの区別された出力位置へ移動する必要が
ある。接触部材290及び292は、以下に述べる方法
で中間リング236の内周面と係合するために、出力伝
達部材280の一面に取り付けられる。ラチェット29
8は、出力伝達部材280とともに回転するように、出
力伝達部材280中の保持スロット(図示せず)へ延び
る一対の連結タブ302を有している。ラチェット29
8は、一連の(例えば3つの)駆動歯306と、駆動面
及び位置保持面を規定する一連の(例えば3つの)位置
保持歯310とを備えている。
【0013】ツメ歯315及び316を有する位置保持
ツメ部材314は、装着部材126から延びる枢支軸3
18に回転自在に支持されている。位置保持ツメ部材3
14は、Cクリップ322によって枢支軸318上に保
持されており、上述と同様の手段によってバネ326に
よって時計回り方向に付勢されている。位置解放板33
0は、組み立て状態において装着部材126に接触する
筒状ベアリング334に回転自在に支持されている。位
置解放板330には、ツメ解放突起338、ツメ係合突
起342、及び駆動ツメ受けリセス346として形成さ
れたツメ解放部位が備えられている。位置解放板330
は、位置解放板330から延びる付勢アーム351と装
着部材126から延びる付勢アーム352との間に連結
されたバネ350によって反時計回りの方向に付勢され
ている。装着耳部358を有する運動変換板354とし
て形成された運動伝達部材は、装着部材126上で対応
する装着耳部362と、枢支軸366を介して回転自在
に連結されている。運動変換板354は、以下に述べる
ようにして機能する駆動タブ370を備えている。
【0014】駆動軸400は、装着部材100に形成さ
れた開口部408に装着される筒状ベアリング404を
通って延び、ベアリング334、284及び188を通
って延び、図4に示したように装着部材120から出
て、装着部材104の側面に配設されるベアリング41
2で終わる。プッシュロッド416は、駆動軸400の
中央穴420を通って延びている。枢支軸426をそこ
から延ばしているツメ連結部材424は、駆動軸400
の一端に配設された対応する連結溝432と噛み合う連
結タブ428によって、駆動軸400に回転しないよう
に連結されている。運動伝達ツメ部材436は、Cクリ
ップ440によって枢支軸426に回転自在に支持され
ており、バネ444によって時計回り方向に付勢されて
いる。他のツメ連結部材448は、駆動軸400の他端
に配設された対応する連結溝456と噛み合う連結タブ
452によって、駆動軸400に回転しないように連結
されている。連結タブ452の径方向内側端部は、固定
ネジ460をそこへねじ込んで受けるために、螺刻面が
形成されている。解放制御タブ466および付勢タブ4
67を有する解放制御部材464は、ツメ連結部材44
8上の対応する装着ツメ472と係合する装着耳部46
8により、ツメ連結部材448に回転自在に取り付けら
れている。本実施形態において、解放制御部材464
は、ツメ保持部材とみなすことができ、付勢タブ467
と固定ネジ460との間に装着されたバネ476によっ
て、時計回りの方向に付勢されている。ツメ連結部材4
48、即ち駆動軸400は、ツメ連結部材448と装着
部材104から延びるバネ支持部484との間に装着さ
れるバネ480によって、反時計回りの方向へ付勢され
ている。ツメ板488、492及び496は、締付具5
00及び504によって互いに締め付けられており、ツ
メ板488及び496は、枢支軸508を介してツメ連
結部材448に回転自在に取り付けられている。ツメ板
488、492及び496は、全体として、ツメ板49
6とツメ連結部材448との間に連結されたバネ512
(本実施形態では、ツメ移動部材とみなし得る)から時
計回りの付勢力をうける回転体係合ツメ部材498を構
成する。弓形のツメ制御面517(本実施形態では、他
のツメ保持部材とみなし得る)及び弓形の解放制御面5
18を有するツメ制御部材516は、枢支軸520を介
して装着部材104に回転自在に連結され、さらに解放
制御面518と装着部材104との間で枢支軸520の
周りに取り付けられるバネ524によって、図3におい
て反時計回りの方向の付勢力を受ける。ツメ制御面51
7は、締付具500から延びる相補的なツメ制御面52
6と係合する。
【0015】本実施形態では、回転体係合ツメ部材49
8、ツメ連結部材448、駆動軸400、ツメ連結部材
424、ツメ436及びラチェット298は、軸90回
りの回転運動を出力伝達部材280へ伝達するための運
動伝達機構の構成要素である。さらに、本実施形態で
は、ツメ制御部材516、解放制御部材464、プッシ
ュロッド416、運動変換部材354、位置検知部材2
44及び260、中間リング236及び入力駆動部材2
20は、入力伝達部材176が第1入力位置、第2入力
位置又は第3入力位置のいずれかにあり且つ出力伝達部
材280が対応する第1出力位置、第2出力位置又は第
3出力位置にはないとき、回転体係合ツメ部材498を
回転体係合位置にまで移動させ、さらに、入力伝達部材
176が第1入力位置、第2入力位置又は第3入力位置
のいずれかにあり且つ出力伝達部材280が対応する第
1出力位置、第2出力位置又は第3出力位置にあると
き、回転体係合ツメ部材498を回転体非係合位置にま
で移動させるためのスイッチング機構の構成要素であ
る。
【0016】インナーワイヤ80が引かれたときの補助
装置14の動作が図5乃至13Cに示されている。図
5、6A及び6Bに示したように、インナーワイヤ80
の引っ張りは、入力伝達部材176がバネ200の付勢
力に抗して、出力伝達部材280(本実施形態では)に
対してシフトアップ位置にまで時計回りに回転する要因
となる。これは、入力伝達部材176と入力駆動部材2
20とが一体として共に回転するため、次に、入力駆動
部材220を時計回りに回転させる要因となる。入力駆
動部材220の駆動アーム230は、直ちに中間リング
236を時計回りに回転させるが、図6Bに示したよう
に、中間リング236の内周面294が出力伝達部材2
80上の接触部材290と接触すると、接触部材290
は支点として作用し、一致した回転軸X及びYに対して
中間リング236を偏心回転させる。その結果、中間リ
ング236は、右方向へ向かう力の成分を有することと
なり、ローラー246は位置検知部材244に抗して右
方向へ向かう力を発揮し、位置検知部材244及び26
0は、枢支軸264で反時計回りに回転する。この位置
検知部材244及び260の反時計回りの回転は、位置
検知部材260の制御面276が入力伝達部材176に
対して径方向に移動する要因となり、出力伝達部材28
0が装着耳部358を上方(スイッチオン位置とみなし
得る)へ押動する要因となり、従って、駆動タブ370
がプッシュロッド416を押圧すように運動変換板35
4が反時計回りに回転することとなる。
【0017】図7および8に示したように、駆動タブ3
70はプッシュロッド416を右へ移動させ、プッシュ
ロッド416は付勢タブ467に抗して解放制御部材4
64を反時計回りに回転するように押す。これは、解放
制御タブ466を下方へ回転させ、続いて、ツメ制御部
材516の重量がバネ524の付勢力に打ち勝つために
ツメ制御部材516を時計回りに回転させることとな
る。ツメ制御部材516の時計回りの回転は、ツメ制御
面517を上方へ移動させる要因となり、バネ512の
付勢力が作用する結果、回転体係合ツメ部材498が回
転体係合位置にまで時計回りに回転するのを許容する。
この位置において、回転体係合ツメ部材498は、軸9
0と一体的に回転(反時計回り)するように備えられた
回転体534上に形成された2つの歯530の双方と係
合し得る。こうして、回転体係合ツメ部材498は、回
転体係合部材として機能し得る。
【0018】図9A乃至9Cは、装置14が補助動作を
開始したときの該補助装置の図である。これらの図は、
チェーン66が最も小さいフロントスプロケット62を
拘束しており、次のより大きいスプロケットへ変更され
る際の状態に対応したものである。図9Bに示したよう
に、回転体係合ツメ部材498は回転体係合位置にあ
り、回転体534上の歯530の一つと接触している。
位置検知部材260が、図9Cに示したような反時計回
りに回転した位置にあるとき、楕円形の内周面263
は、ツメ案内面268が右方向へ移動してラチェット2
98の駆動歯306を露出させること、さらに、運動伝
達ツメ部材436を案内して最も近い駆動歯306と係
合させることを許容する。このとき、位置保持ツメ部材
314のツメ歯316は、最も右の位置保持歯310の
右側に位置する。
【0019】図10Aおよび10Bは、回転体係合ツメ
部材498が回転体534とともに移動し始めたときの
運動伝達機構の作用を説明している。これらの図に示さ
れているように、回転体534の反時計回りの回転は、
ツメ連結部材448と駆動軸400とを時計回りに回転
させる要因となる。これは、続いてツメ連結部材424
と運動伝達ツメ部材436とを最も近い駆動歯306に
係合させ、ラチェット298を出力伝達部材280とと
もに時計回りに回転させる要因となる。そして、出力伝
達部材280は、フロントディレイラ70が作動するよ
うにワイヤ78を引く。同時に、ツメ歯316は上方へ
且つ最も右側の位置保持歯310を超えるように上昇す
る。
【0020】図11A及び11Bは、該回転体係合ツメ
部材498が回転体534と非係合状態となったとき
の、運動伝達機構の作用を説明している。この状態にお
いて、回転体係合ツメ部材498は既に回転体534の
歯530と非係合の状態となっており、ラチェット29
8は、ツメ歯316が上昇しているが中央の位置保持歯
310を越えないようなところまで回転している。この
とき、駆動軸400及びツメ連結部材448は、バネ4
80によってツメ連結部材448上に及ぼされる付勢力
によって、反時計回りに回転し始める。
【0021】図12A乃至12Cは、回転体係合ツメ部
材498がスタート位置へ向かって移動する際の補助装
置14の図であり、図13A乃至13Cは、シフト操作
が完了したときの補助装置14の図である。図12A乃
至12Cに示したように、駆動軸400及びツメ連結部
材448は、反時計回りに回転し、運動伝達ツメ部材4
36は駆動歯306から非係合となり、ラチェット29
8及び出力伝達部材280は、フロントディレイラ70
に組み込まれた戻りバネによってワイヤ78に作用する
付勢力により、反時計回りに回転する。出力伝達部材2
80は図9A乃至9Cに示された位置よりも正味に時計
回りに回転した位置にあるため、接触部材290は、も
はや中間リング236の内周面294に対して支点とし
て作用せず、中間リング236のローラー245は、位
置検知部材244を時計回りに回転させるべく位置検知
部材244の内周面248を押圧しない。その時、位置
検知部材260の制御面276は、もはや運動変換板3
54の装着耳部358を押し上げることなく(スイッチ
オフ位置にあるとみなし得る)、運動変換板354は時
計回りに回転し、図12Aに示したように、プッシュロ
ッド416は左方向へ移動し解放制御部材464はバネ
476の付勢力によって時計回りに回転し、ツメ制御部
材516は反時計回りに回転し、ツメ制御面517は、
回転体係合ツメ部材498を反時計回りに回転させて図
13Bに示したような回転体非係合位置にまで回転する
ように締付具500のツメ制御面526を押し下げる。
さらに、ラチェット298は、位置保持ツメ部材314
のツメ歯316がバネ326の付勢力の下で図13Cに
示したように最も右の位置保持歯310の左側に接触し
て、出力伝達部材280の位置を保持するまで回転す
る。
【0022】本実施形態においては、ラチェット298
及び出力伝達部材280は、初め所望の位置を越えて回
転してから所望の位置まで戻ることに注目すべきであ
る。これは、いわゆる“オーバーシフト”の効果を生
じ、フロントディレイラ70はチェーン66を目的とな
るスプロケットを越えて移動させ、その後所望の位置、
即ち、通常、目的のスプロケット上となる中央位置へ戻
す。一般的には、手動のディレイラ操作によってなされ
るこの効果は良く知られており、チェーンを小さいスプ
ロケットから大きいスプロケットへ移動させようとする
際に時折好ましいものである。もちろん、用途に応じ
て、該機構はそのような現象を除いて設計することも可
能である。
【0023】インナーワイヤ80が解放された際の補助
装置14の作用が、図14乃至19Cに示されている。
インナーワイヤ80を解放することは、入力伝達部材1
76及び入力駆動部材220をバネ200の付勢力に従
い、(本実施形態では)出力伝達部材280に対してシ
フトダウン位置にまで反時計回りに回転させる要因とな
る。入力駆動部材220の駆動アーム230は中間リン
グ236を反時計回りに回転させるが、図14に示した
ように、中間リング236の内周面294が出力伝達部
材280の接触部材292に接触すると、接触部材29
2が支点として機能し、中間リング236を、一致した
回転軸XおよびYに対して偏心的に回転させる要因とな
る。その結果、ローラー245は、位置検知部材244
に対して左方向に向かう力を発揮し、そして、位置検知
部材244及び260を枢支軸264で時計回りに回転
させる要因となる。この位置検知部材244及び260
の時計回りの回転は、位置検知部材260の制御面27
2が左側の装着耳部358を上方へ押し上げる要因とな
り、駆動タブ370がプッシュロッド416を押圧する
ように、運動変換板354を反時計回りに回転させる。
【0024】この時の補助装置14の操作は、ワイヤ8
0が引かれた際の操作と類似しているため、相違点につ
いてのみ説明する。主な相違は、運動伝達ツメ部材43
6の操作にある。位置検知部材244及び260が時計
回りに回転するため、位置検知部材260のツメ案内面
268は、図15Bに示したように、運動伝達ツメ部材
436がラチェット298の駆動面306と係合しない
ように左へ移動する。その結果、図16Bに示したよう
に、運動伝達ツメ部材436はツメ案内面268に沿っ
て、駆動面306をバイパスし、図17Bに示したよう
に、運動伝達ツメ部材436が位置解放板330のツメ
係合突起342に係合するまで移動する。そして、運動
伝達ツメ部材436は、ツメ解放突起338がツメ歯3
16の左側面を押圧するように、位置解放板330を回
転させ、こうして、位置保持ツメ部材314が枢支軸3
18に対して反時計回りに回転する要因となる。ツメ歯
316が最も右の位置保持歯310の先端を通過する
と、ラチェット298は、図18Bに示したように、中
央の位置保持歯310がツメ歯315に捉えられるまで
反時計回りに回転する。運動伝達ツメ部材436がツメ
係合突起342から離れてスタート位置に戻るように移
動すると、位置解放板330は、ばね350の付勢力に
よって反時計回りに回転し、よって、ツメ解放突起33
8は歯316から離れる方向へ回転する。これは、続い
て、位置保持ツメ部材314を図19Bに示したような
最終位置にまで時計回りに回転させることを許容するも
のである。
【0025】本実施形態に係る補助装置の一つの利点
は、該補助装置が如何なる数のフロントスプロケットに
対しても設計し得ることである。さらに、中間リング2
36、ローラー245および246、接触部材290及
び292、そして位置検知部材244及び260の設計
により、ライダーは、一度に、2以上のギアをシフトす
ることができる。より詳しくは、ライダーが、フロント
スプロケット62の最も小さいものから最も大きいもの
へと(第1入力位置から第3入力位置へと)、2以上の
ギアをシフトするために入力伝達部材176を回転させ
るためにワイヤ80を引くと、中間リング236は、出
力伝達部材280が第2出力位置へ回転した後にも接触
部材290及び292の支点効果が残るような位置へと
さらに回転する。こうして、突出部(歯)530がそれ
を過ぎて回転した後には、回転体係合ツメ部材498は
対応する突出部530と非係合となるが、出力伝達部材
280の第3出力位置への回転の要因となるべく、もう
一度回転体係合ツメ部材498が突出部530の一つと
係合するまで、回転体係合ツメ部材498は回転体係合
位置に留まる。一旦、出力伝達部材280が第3入力位
置に対応する第3出力位置にまで到達すると、接触部材
290及び292の支点効果は終わり、該システムは上
述したように、空転状態へ戻る。
【0026】上述した内容は、本発明の様々な実施形態
のうちの一つの記載であるが、本発明の思想および範囲
から逸脱することなく、更なる変更を行うことができ
る。例えば、種々の構成部材の大きさ、形状、位置又は
方向を所望のように変更することができる。一の部材に
よる機能は、二又はそれ以上によって果たし得る。全て
の利点が特定の実施形態において同時に達成される必要
はない。従来技術からみて独特であり、それ一つだけ又
は他の特徴との組み合わせによる全ての特徴は、そのよ
うな特徴が具体化された構造的及び/又は機能的概念を
含んだ、出願人による更なる発明の別な開示とみなすべ
きである。このように、本発明の範囲は、開示された特
定の構造や、ある構造又は特徴にはじめの焦点をあてた
態様によって制限されるべきではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、自転車変速機に、変速操作を補助する
ための本発明に係る装置を組み込んだ特定の自転車の側
面図である。
【図2】図2は、自転車変速機の変速のためになされた
本発明に係る補助装置の特定の実施形態の拡大した部分
透視図である。
【図3】図3は、図2に示された補助装置の分解図であ
る。
【図4】図4は、図2に示されたスイッチング機構の一
部を示した組み立て図である。
【図5】図5は、図4に示したスイッチング機構の分解
図である。
【図6】図6Aおよび図6Bは、入力伝達部材が時計回
りに回転したとき、位置検知部材の作用を示した正面図
である。
【図7】図7は、該スイッチング機構の作用を示した側
面図である。
【図8】図8は、該スイッチング機構と運動伝達機構と
の相互作用を示した分解図である。
【図9】図9Aは、該装置が補助動作をしている際の該
補助装置の側面図である。図9Bは、図9Aの9B−9
B線断面図である。図9Cは、図9Aの9C−9C線断
面図である。
【図10】図10Aおよび図10Bは、回転体係合ツメ
部材が回転体とともに回転している際の、運動伝達機構
の作用を説明したものである。
【図11】図11Aおよび図11Bは、回転体係合ツメ
部材が回転体から非係合状態にある際の、運動伝達機構
の作用を説明したものである。
【図12】図12Aは、回転体係合ツメ部材がスタート
位置にまで戻ることを示した補助装置の側面図である。
図12Bは、図12Aの12B−12B線断面図であ
る。図12Cは、図12Aの12C−12C線断面図で
ある。
【図13】図13Aは、シフト操作が完了した際の補助
装置の側面図である。図13Bは、図13Aの13B−
13B線断面図である。図13Cは、図13Aの13C
−13C線断面図である。
【図14】図14は、入力伝達部材が反時計回りに回転
する際の位置検知部材の作用を示した正面図である。
【図15】図15Aおよび図15Bは、該装置が補助動
作をしている際の、運動伝達機構の作用を説明したもの
である。
【図16】図16Aおよび図16Bは、回転体係合ツメ
部材が回転体とともに回転している際の運動伝達機構の
作用を説明したものである。
【図17】図17Aおよび図17Bは、回転体係合ツメ
部材が回転体から非係合状態となった際の運動伝達機構
の作用を説明したものである。
【図18】図18Aおよび図18Bは、回転体係合ツメ
部材がスタート位置まで戻る際の運動伝達機構の作用を
説明したものである。
【図19】図19Aおよび図19Bは、シフト操作が完
了した際の運動伝達機構の作用を説明したものである。
【付号の説明】
14 補助装置 90 クランク軸 120、124、126、128 装着部材 176 入力伝達部材 220 入力駆動部材 236 中間リング 244 位置検知部材 245、246 ローラー(位置検知部材係合部材) 260 位置検知部材 280 出力伝達部材 290、292 接触部材 298 ラチェット 314 位置保持ツメ部材 330 位置解放板 338 ツメ解放突起 342 ツメ係合突起 354 運動変換板 400 駆動軸 416 プッシュロッド 424 ツメ連結部材 436 運動伝達ツメ部材 448 ツメ連結部材 464 解放制御部材 498 回転体係合ツメ部材 516 ツメ制御部材 X、Y 回転軸

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自転車変速機の操作を補助するために回
    転体からの力を使用する補助装置であって、 装着部材と、 該装着部材に連結された入力伝達部材であって、少なく
    とも第1入力位置、第2入力位置及び第3入力位置へ移
    動する該入力伝達部材と、 前記装着部材に連結された出力伝達部材であって、前記
    入力伝達部材の第1入力位置、第2入力位置および第3
    入力位置に各々対応した第1出力位置、第2出力位置及
    び第3出力位置へ移動する該出力伝達部材と、 回転体係合位置と回転体非係合位置との間を移動する回
    転体係合部材と、 該回転体係合部材から前記出力伝達部材へ運動を伝達す
    るための運動伝達機構と、 前記入力伝達部材が第1入力位置、第2入力位置又は第
    3入力位置のいずれか1つにあり、前記出力伝達部材が
    対応した第1出力位置、第2出力位置又は第3出力位置
    にないときには、前記回転体係合部材を回転体係合位置
    へ移動させ、前記入力伝達部材が第1入力位置、第2入
    力位置又は第3入力位置のいずれか1つにあり、前記出
    力伝達部材が対応した第1出力位置、第2出力位置又は
    第3出力位置にあるときには、前記回転体係合部材を回
    転体非係合位置へ移動させるようなスイッチング機構
    と、を備えてなることを特徴とする補助装置。
  2. 【請求項2】 前記入力伝達部材が、入力制御ワイヤと
    連結する入力制御ワイヤ連結部材を備えたことを特徴と
    する請求項1記載の補助装置。
  3. 【請求項3】 前記入力伝達部材が、入力制御ワイヤ巻
    き面を備えたことを特徴とする請求項2記載の補助装
    置。
  4. 【請求項4】 前記出力伝達部材が、出力制御ワイヤと
    連結する出力制御ワイヤ連結部材を備えたことを特徴と
    する請求項1記載の補助装置。
  5. 【請求項5】 前記出力伝達部材が、出力制御ワイヤ巻
    き面を備えたことを特徴とする請求項4記載の補助装
    置。
  6. 【請求項6】 前記運動伝達機構が、前記出力伝達部材
    と連結された駆動面を有するラチェットと、該駆動面と
    係合するための運動伝達ツメ部材とを備えてなることを
    特徴とする請求項1記載の補助装置。
  7. 【請求項7】 前記運動伝達機構が、前記回転体係合部
    材が回転体と係合したときに回転するような駆動軸を備
    えており、前記運動伝達ツメ部材が該駆動軸に連結され
    ていることを特徴とする請求項6記載の補助装置。
  8. 【請求項8】 前記回転体係合部材が、前記駆動軸に連
    結された回転体係合ツメ部材を備えていることを特徴と
    する請求項7記載の補助装置。
  9. 【請求項9】 前記ラチェットが一連の位置保持歯を有
    してなり、更に、前記出力伝達部材を選択位置に保持す
    るために該一連の位置保持歯のうち選択された一つと係
    合する位置保持ツメ部材を備えてなることを特徴とする
    請求項8記載の補助装置。
  10. 【請求項10】 前記回転体係合ツメ部材が前記駆動軸
    の一端に連結され、前記運動伝達ツメ部材が該駆動軸の
    他端に連結されていることを特徴とする請求項9記載の
    補助装置。
  11. 【請求項11】 前記入力伝達部材が入力伝達部材回転
    軸に対して回転するために前記装着部材に連結され、前
    記出力伝達部材が出力伝達部材回転軸に対して回転する
    ために前記装着部材に連結されていることを特徴とする
    請求項1記載の補助装置。
  12. 【請求項12】 前記スイッチング機構が、前記入力伝
    達部材及び出力伝達部材に作動的に連結された位置検知
    部材を備えてなり、該位置検知部材は、前記入力伝達部
    材が第1入力位置、第2入力位置又は第3入力位置のい
    ずれか一つにあり、前記出力伝達部材が対応した第1出
    力位置、第2出力位置又は第3出力位置にないときには
    スイッチオン位置へ移動し、前記入力伝達部材が第1入
    力位置、第2入力位置又は第3入力位置のいずれか一つ
    にあり、前記出力伝達部材が対応した第1出力位置、第
    2出力位置又は第3出力位置にあるときにはスイッチオ
    フ位置へ移動するように構成されたことを特徴とする請
    求項11記載の補助装置。
  13. 【請求項13】 前記回転体係合部材が、回転体係合ツ
    メ部材を備えていることを特徴とする請求項12記載の
    補助装置。
  14. 【請求項14】 前記スイッチング機構が、前記回転体
    係合ツメ部材を前記回転体係合位置へ移動させるツメ移
    動部材と、前記スイッチング機構がスイッチオフ位置に
    あるときに前記回転体係合ツメ部材を前記回転体非係合
    位置に保持し、前記スイッチング機構がスイッチオン位
    置にあるときに、前記ツメ移動部材が前記回転体係合ツ
    メ部材を前記回転体係合位置にまで移動させるのを許容
    するようなツメ保持部材とを備えたことを特徴とする請
    求項13記載の補助装置。
  15. 【請求項15】 前記位置検知部材が、前記入力伝達部
    材に対して径方向に移動することを特徴とする請求項1
    4記載の補助装置。
  16. 【請求項16】 前記スイッチング機構が、更に前記位
    置検知部材の径方向の運動を、少なくとも部分的に入力
    伝達部材の回転軸方向へ変換するための、運動変換部材
    を備えてなることを特徴とする請求項15記載の補助装
    置。
  17. 【請求項17】 前記スイッチング機構が、更に前記運
    動伝達部材と前記ツメ保持部材との関連運動を生じさせ
    るためのプッシュロッドを備えたことを特徴とする請求
    項16記載の補助装置。
  18. 【請求項18】 前記入力伝達部材の回転軸が、前記出
    力伝達部材の回転軸と一致していることを特徴とする請
    求項15記載の補助装置。
  19. 【請求項19】 前記スイッチング機構が、更に前記位
    置検知部材と係合する位置検知部材係合部材を備えた中
    間リングを備えてなり、該中間リングが前記入力伝達部
    材によって回転されることを特徴とする請求項18記載
    の補助装置。
  20. 【請求項20】 前記スイッチング機構が、更に前記中
    間リングに偏心回転を生じさせるような接触部を備えて
    いることを特徴とする請求項19記載の補助装置。
  21. 【請求項21】 前記接触部が、前記出力伝達部材と連
    結されていることを特徴とする請求項20記載の補助装
    置。
  22. 【請求項22】 前記位置検知部材が位置検知円弧を構
    成するように円周上に延びた表面を備えており、前記位
    置検知部材係合部材が該位置検知円弧と係合し、前記接
    触部が該中間リングの内周面と係合するように構成され
    ていることを特徴とする請求項21記載の補助装置。
  23. 【請求項23】 前記位置検知部材係合部材がローラー
    を構成していることを特徴とする請求項22記載の補助
    装置。
  24. 【請求項24】 前記運動伝達機構が、 前記出力伝達部材に連結された駆動面を有したラチェッ
    トと該駆動面と係合するための運動伝達ツメ部材とを備
    えてなることを特徴とする請求項12記載の補助装置。
  25. 【請求項25】 前記ラチェットが一連の位置保持歯を
    有してなり、更に、前記出力伝達部材を選択位置に保持
    するために該一連の位置保持歯のうち選択された一つと
    係合する位置保持ツメ部材を備えてなることを特徴とす
    る請求項24記載の補助装置。
  26. 【請求項26】 更に、位置保持ツメ部材を解除するた
    めの解除部材を備えてなることを特徴とする請求項25
    記載の補助装置。
  27. 【請求項27】 前記入力伝達部材が前記出力伝達部材
    に対してシフトアップ位置へ回転し、前記入力伝達部材
    が前記出力伝達部材に対してシフトダウン位置へ回転す
    ることを特徴とする請求項26記載の補助装置。
  28. 【請求項28】 更に、ツメ案内部材を備えており、該
    ツメ案内部材は、前記入力伝達部材が前記シフトアップ
    位置又はシフトダウン位置のいずれか一方へ回転したと
    きに前記運動伝達ツメ部材を前記ラチェットの駆動面と
    係合するように案内し、且つ前記入力伝達部材が前記シ
    フトアップ位置又はシフトダウン位置の他方へ回転した
    ときに前記運動伝達ツメ部材が前記解除部材と係合する
    ように案内することを特徴とする請求項27記載の補助
    装置。
  29. 【請求項29】 前記入力伝達部材は、シフトアップ位
    置へ向かって第1の方向へ回転し、且つ該入力伝達部材
    は、シフトダウン位置へ向かって該第1の方向とは反対
    の第2の方向へ回転することを特徴とする請求項28記
    載の補助装置。
  30. 【請求項30】 前記ツメ案内部材が、前記位置検知部
    材に連結されていることを特徴とする請求項29記載の
    補助装置。
  31. 【請求項31】 前記ツメ案内部材が、前記位置検知部
    材と一体となっていることを特徴とする請求項30記載
    の補助装置。
  32. 【請求項32】 前記入力伝達部材が第2入力位置に位
    置し、前記出力伝達部材が第2出力位置に位置し、且つ
    前記入力伝達部材が少なくとも前記第1入力位置又は第
    3入力位置のいずれか一方へ移動するとき、前記出力伝
    達部材が対応する第1出力位置又は第3出力位置へ移動
    することを特徴とする請求項1記載の補助装置。
  33. 【請求項33】 自転車変速機の操作を補助するために
    回転体からの力を使用する補助装置であって、 装着部材と、 回転軸に対して回転するように該装着部材に連結された
    入力伝達部材であって、少なくとも第1入力位置と第2
    入力位置へ移動する該入力伝達部材と、 回転軸に対して回転するように前記装着部材に連結され
    た出力伝達部材であって、前記入力伝達部材の第1入力
    位置と第2入力位置に各々対応した第1出力位置と第2
    出力位置へ移動する該出力伝達部材と、 回転体係合位置と回転体非係合位置との間を移動する回
    転体係合部材と、 該回転体係合部材から前記出力伝達部材へ運動を伝達す
    るための運動伝達機構と、 前記入力伝達部材が第1入力位置又は第2入力位置のい
    ずれか1つにあり、前記出力伝達部材が対応した第1出
    力位置又は第2出力位置にないときには、前記回転体係
    合部材を回転体係合位置へ移動させ、前記入力伝達部材
    が第1入力位置又は第2入力位置のいずれか1つにあ
    り、前記出力伝達部材が対応した第1出力位置又は第2
    出力位置にあるときには、前記回転体係合部材を回転体
    非係合位置へ移動させるようなスイッチング機構と、を
    備えてなることを特徴とする補助装置。
  34. 【請求項34】 自転車変速機の操作を補助するために
    回転体からの力を使用する補助装置であって、 装着部材と、 該装着部材に連結された入力伝達部材であって、少なく
    とも第1入力位置及び第2入力位置へ移動する該入力伝
    達部材と、 前記装着部材に連結された出力伝達部材であって、前記
    入力伝達部材の第1入力位置及び第2入力位置に各々対
    応した第1出力位置及び第2出力位置へ移動する該出力
    伝達部材とを備え、 該入力伝達部材及び出力伝達部材は回転軸に対して回転
    するように構成されており、 前記入力伝達部材が第1入力位置又は第2入力位置のい
    ずれか1つにあり、前記出力伝達部材が対応した第1出
    力位置又は第2出力位置にないときには、前記回転体係
    合部材を回転体係合位置へ移動させ、前記入力伝達部材
    が第1入力位置又は第2入力位置のいずれか1つにあ
    り、前記出力伝達部材が対応した第1出力位置又は第2
    出力位置にあるときには、前記回転体係合部材を回転体
    非係合位置へ移動させるようなスイッチング機構を備
    え、 該スイッチング機構は、前記入力伝達部材が前記第1入
    力位置又は第2入力位置へ移動し且つ前記出力伝達部材
    が対応する第1出力位置又は第2出力位置に移動しない
    ときに、回転軸の方向に移動するような軸スライド部材
    を備えたことを特徴とする補助装置。
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