JP2003154886A - 燃料給油車 - Google Patents

燃料給油車

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JP2003154886A
JP2003154886A JP2001355966A JP2001355966A JP2003154886A JP 2003154886 A JP2003154886 A JP 2003154886A JP 2001355966 A JP2001355966 A JP 2001355966A JP 2001355966 A JP2001355966 A JP 2001355966A JP 2003154886 A JP2003154886 A JP 2003154886A
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venturi
pressure
refueling
orifice
fuel
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JP2001355966A
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Yoshifumi Tanaka
良文 田中
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Showa Aircraft Industry Co Ltd
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Showa Aircraft Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1に、オリフィスの圧力損失のみを考慮す
ればよく、圧力損失が大きく軽減され、第2に、ベンチ
ュリーやオリフィスの汎用性やコスト面に優れ、第3
に、ベンチュリーやオリフィスの取付も容易な、燃料給
油車を提案する。 【解決手段】 この燃料給油車1は、給油配管8に設け
られたオリフィス17と、オリフィス17に並列に設け
られた小径バイパス管18と、小径バイパス管18に介
装された小型のベンチュリー16と、を有してなる。オ
リフィス17は、小径バイパス管18への燃料油Aの流
れを形成せしめると共に、ベンチュリー16による圧力
損失をカバーする。そしてベンチュリー16は、その下
流のノズル10先端までの圧力損失を見込みつつ、給油
の進行に伴なうノズル10先端の給油圧力をシュミレー
トし、このベンチュリー16の圧力変化に基づき、給油
配管8の圧力調整弁4がフィードバック制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料給油車に関す
る。すなわち空港にて、燃料油を航空機に圧送,給油す
る、燃料給油車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】《技術的背景》図2は、この種従来例の
燃料給油車の給油配管や給油機器類の説明図であり、
(1)図は全体を示し、(2)図は拡大した要部を示
す。燃料給油車1では、図示のように車載のタンク2か
らポンプ3を経た燃料油Aや、ハイドラント給油装置か
らインテークホースにて取り入れられた燃料油Aは、圧
力調整弁4,フィルターセパレータ5,流量計6,ベン
チュリー7等の給油機器類が順に配された給油配管8を
経由した後、給油ホース9の先端のノズル10から、航
空機側の給油口へと圧送される。そして、航空機側の配
管を介し、その燃料タンクへと給油されるようになって
いる。
【0003】《従来技術》そして、このような燃料給油
車1において、給油配管8の圧力調整弁4は、ベンチュ
リー7における圧力変化に基づき、フィードバック制御
されていた。すなわち、航空機の燃料タンクへの給油の
進行に伴い、給油される燃料油Aは、次第に流速が低下
し圧力が上昇するが、過度の圧力上昇は、航空機側の配
管等を損傷する虞がある。もって、給油される燃料油A
について、給油ホース9先端のノズル10における給油
圧力を、例えば343kPa(3.5kgf/cm
の所定目標値以下、とすることが必要となる。そこで従
来より、ベンチュリー7において差圧を発生させ、もっ
てベンチュリー7からノズル10先端までの圧力損失や
ベンチュリー7自体の圧力損失を見込みつつ、給油進行
に伴い変化するノズル10先端の給油圧力をシュミレー
トすることが、行われていた。そして、ベンチュリー7
の圧力変化を、圧力調整弁4にフィードバックし、得ら
れた補正値にて圧力調整弁4の絞り度を調整することに
より、給油される燃料油Aの圧力を制御し、もって、給
油ホース9先端の給油圧力が常に所定目標値以下とな
り、航空機側の配管等の損傷事故が防止されていた。そ
して、この種従来例では、このようなベンチュリー7
が、給油配管8に介装されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】《第1の問題点につい
て》ところで、このような従来例にあっては、次の問題
が指摘されていた。第1に、ベンチュリー7自体の圧力
損失が大きい、という問題が指摘されていた。すなわ
ち、この種従来例のベンチュリー7は、給油配管8を圧
送される燃料油Aの流れ全体を、そのスロート部11で
絞るので、熱,音,振動等として消費されてしまう運動
エネルギーが、極めて大きかった。例えば、流量が1,
893L/min(500gpm)の場合、その圧力損
失は31.4kPa(0.32kgf/cm)(4.
5psi)程度にも達していた。
【0005】《第2の問題点について》第2に、ベンチ
ュリー7に汎用性がなくコスト高となる、という問題が
指摘されていた。すなわち、この種従来例において、ベ
ンチュリー7下流の圧力損失、つまりノズル10先端ま
での圧力損失は、下流の給油配管8の長さ寸法や給油ホ
ース9の長さ寸法等により変化するが、これらの長さ寸
法、更にはこれらの径や流量は、燃料給油車1の種類に
よって異なっている。そこで車種毎に、このような圧力
損失に見合ったスロート部11、つまりスロート径を備
えたベンチュリー7を、選択,決定,採用しなければな
らず、汎用性に難点が指摘されていた。例えば、適切な
ベンチュリー7を得るためには、スロート径が細過ぎる
場合はスロート部11を削り、スロート径が太過ぎる場
合は再調整を要する等、面倒で手間がかかる取り組みが
要求され、ベンチュリー7のコスト負担が大となってい
た。
【0006】《第3の問題点について》第3に、ベンチ
ュリー7の取付けが容易でない、という問題も指摘され
ていた。すなわち、この種従来例のベンチュリー7は、
給油配管8に直に・直列に介装されていたので、その
分、大型となってしまい取付けスペースを取ると共に、
給油配管8の直管部のみに取付けが限定されてしまい、
エルボ部には取付けられない、という難点もあった。
【0007】《本発明について》本発明は、このような
実情に鑑み、上記従来例の課題を解決すべくなされたも
のであって、給油配管に小径バイパス管を設けて、小型
のベンチュリーを介装する方式を採用すると共に、対応
して給油配管にオリフィスを設けたこと、を特徴とす
る。もって本発明は、第1に、オリフィスの圧力損失の
みを考慮すればよく、圧力損失が大きく軽減され、第2
に、ベンチュリーやオリフィスの汎用性やコスト面に優
れ、第3に、ベンチュリーやオリフィスの取付も容易で
ある、燃料給油車を提案することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】《各請求項について》こ
のような課題を解決する本発明の技術的手段は、次のと
おりである。まず、請求項1については次のとおり。す
なわち、この請求項1の燃料給油車は、燃料油を、圧力
調整弁を備えた給油配管を経た後、給油ホース先端のノ
ズルから航空機に給油する。そして、該給油配管に設け
られたオリフィスと、該オリフィスの前後間に並列に設
けられた小径バイパス管と、該小径バイパス管に介装さ
れた小型のベンチュリーと、を有してなる。そして該圧
力調整弁が、該ベンチュリーにおける圧力変化に基づき
フィードバック制御されること、を特徴とする。次に、
請求項2については次のとおり。すなわち、この請求項
2の燃料給油車は、請求項1において、該ベンチュリー
は、その下流の該ノズル先端までの圧力損失を見込みつ
つ、該航空機への給油の進行に伴なう該ノズル先端の給
油圧力をシュミレートする。そして対応した補正値が、
該圧力調整弁にフィードバックされる。又、該オリフィ
スは、該小径バイパス管への燃料油の流れを形成せしめ
ると共に、該ベンチュリーによる圧力損失をカバー可能
なオリフィス径よりなること、を特徴とする。
【0009】《作用について》本発明は、このようにな
っているので、次のようになる。 給油に際し燃料油は、燃料給油車の圧力調整弁付きの
給油配管を経た後、給油ホース先端のノズルから、航空
機の給油口,配管,燃料タンクへと、圧送される。 給油が進行すると、給油される燃料油は、次第に流速
が低下し圧力が上昇するので、航空機の配管等の損傷を
防止すべく、燃料給油車において、ノズルの給油圧力を
所定目標値以下とする制御が、次のように行われる。
【0010】給油配管にはオリフィスが設けられてお
り、小径バイパス管がオリフィスに並設され、小型のベ
ンチュリーが介装されている。 そしてベンチュリーは、下流のノズル先端までの圧力
損失を見込みつつ、給油の進行に伴ない変化するノズル
先端の給油圧力を、発生する差圧によりシュミレートす
る。オリフィスは、小径バイパス管へと燃料油の流れを
形成せしめると共に、ベンチュリーによる圧力損失をカ
バーすべく機能する。 そして、圧力調整弁がフィードバック制御される。す
なわち、ベンチュリーの圧力変化に基づき、圧力調整弁
の制御圧力が、ノズルの給油圧力の所定目標値に、ノズ
ル先端までの圧力損失を加算補正した値に、補正され
る。つまり、圧力調整弁の絞り度が調整され、多くの場
合は、より閉に絞られて燃料油の圧力が下げられる。
【0011】この燃料給油車では、このようにして、
航空機への最終的な給油圧力の制御が行われるので、次
のようになる。第1に、ベンチュリーは、小径バイパス
管に介装されており小型であり、流れが僅かで圧力損失
も小さいが、このベンチュリーの圧力損失は、オリフィ
スでカバーされる。そしてオリフィスは、流れを全体的
に絞るが、その機能からオリフィス径は大きく、圧力損
失が極めて小さい。もって、給油圧力の制御に伴い発生
する圧力損失は、大きく軽減される。第2に、燃料給油
車において、給油配管の径や流量等は各種各様である
が、このベンチュリーは、給油配管ではなく小径バイパ
ス管に介装されているので、同一規格のものが、各種の
径,流量,燃料給油車に対応可能である。又オリフィス
は、各種規格のものを容易に入手可能であり、給油配管
の径等に対応したものを容易に選択,採用可能である。
第3に、このベンチュリーは、小型であり取付けスペー
スを取らない。又オリフィスは、取付け箇所が給油配管
の直管部に限定されず、エルボ部にも取付け可能であ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】《図面について》以下本発明を、
図面に示す発明の実施の形態に基づいて、詳細に説明す
る。図1は、本発明の実施の形態の説明に供し、給油配
管や給油機器類の説明図であり、(1)図は、全体を示
し、(1)図は、拡大した要部を示す。図3は、燃料給
油車による給油状態を示す、側面説明図である。
【0013】《燃料給油車1について》まず図1,図3
により、燃料給油車1について一般的に説明しておく。
燃料給油車1では、燃料油Aを、圧力調整弁4その他の
給油機器類が配された給油配管8を経た後、リフター1
2上から、先端にノズル10を備えた給油ホース9に
て、航空機Bに圧送,給油する。このような燃料給油車
1としては、図示のタイプとサービサタイプとがある。
すなわち、図示のように、車載のタンク2に積載した燃
料油Aをポンプ3にて給油配管8に供給して、航空機B
に圧送,給油するタイプと、これとは異なり、空港付近
のハイドラント給油装置から地下のハイドラント配管を
介して圧送された燃料油Aを、インテークホースにて給
油配管8に取り入れて、航空機に圧送,給油するサービ
サタイプと、がある。
【0014】このような燃料給油車1について、更に詳
述する。燃料給油車1の機械室13内に配された給油配
管8には、各種の給油機器類が設けられており、供給さ
れ取り入れられた燃料油Aは、このような機械室13内
の給油配管8そして給油機器類を、圧送されて通過する
ことにより、濾過され清浄化されると共に、所定の給油
圧力,流量,流速へと調整される。それから燃料油A
は、給油配管8の下流に接続された給油ホース9を介
し、先端の給油用のノズル10にて、航空機Bに圧送,
給油される。燃料給油車1の機械室13の例えば後部の
車台フレーム上には、リフト機構14にて昇降可能に、
このような給油用の作業台たるリフター12が搭載され
ている。リフター12は、給油に際し作業者Cを載せ
て、空港の駐機場に駐機した航空機Bの翼D下面の給油
口E直下まで上昇し、作業者Cは、給油ホース9先端の
ノズル10を、翼D下面の給油口Eに接続,結合して給
油作業を行う。航空機B側の燃料タンクFは、翼D内に
配設されると共に複数に分割されている場合が多く、そ
れぞれ配管Gを介し給油口Eに接続されている。図3
中、15は運転室である。
【0015】給油配管8の給油機器類については、次の
とおり。機械室13内の給油配管8には、上流側から下
流側に向け、弁,ラインストレーナ(図示せず),圧力
調整弁4,フィルターセパレータ5,流量計6,弁等の
給油機器類が、順に設けられている。ラインストレーナ
は、取り入れられた燃料油Aを濾過し、フィルターセパ
レータ5は、燃料油Aを清浄化し、弁は、それぞれ手動
操作される。圧力調整弁4は、絞り度を調整することに
より燃料油Aの圧力を設定変更すると共に、給油配管8
を開閉するコントロール弁として用いられることが多
い。そして圧力調整弁4は、後述するように、ベンチュ
リー16で測定される圧力変化に基づき、フィードバッ
ク制御される。燃料給油車1は、一般的にこのようにな
っている。
【0016】《ベンチュリー16,圧力調整弁4,オリ
フィス17等について》本発明の燃料給油車1は、図1
に示したように、給油配管8に設けられたオリフィス1
7と、オリフィス17の前後間に並列に設けられた小径
バイパス管18と、小径バイパス管18に介装された小
型のベンチュリー16と、を有してなる。そして圧力調
整弁4が、ベンチュリー16における圧力変化に基づ
き、フィードバック制御される。ベンチュリー16は、
その下流のノズル10先端までの圧力損失を見込みつ
つ、航空機Bへの給油の進行に伴なうノズル10先端の
給油圧力をシュミレートし、対応した補正値が、圧力調
整弁4にフィードバックされる。オリフィス17は、小
径バイパス管18への燃料油Aの流れを形成せしめると
共に、ベンチュリー16による圧力損失をカバー可能な
オリフィス径よりなる。
【0017】これらについて更に詳述する。まず小径バ
イパス管18は、径(内径)が例えば17mm程度のも
のが用いられており、径(内径)が51mm〜152m
m(2インチ〜6インチ)程度、例えば102mm(4
インチ)よりなる給油配管8に対し、1/3〜1/9程
度の小径よりなる。そして小径バイパス管18は、給油
配管8に一端と他端が開口接続され、もって給油配管8
に設けられたオリフィス17と並列となっている。ベン
チュリー16は、このような小径バイパス管18のほぼ
中央に、吐出側を下流側に向けて介装されており、スロ
ート部19のスロート径が例えば8mm程度で、テーパ
角が例えば6°程度の小型のものが用いられる。すなわ
ちベンチュリー16は、ベンチュリー16より下流の給
油配管8から給油ホース9を介しノズル10に至るまで
の間において発生する圧力損失を見込みつつ、ノズル1
0先端の給油圧力をシュミレートすべく機能し、この機
能にマッチしたスロート径,テーパ角のものが選択使用
される。つまり、ノズル10先端において給油圧力を直
接測定することが困難であることに鑑み(防爆上の理由
で電気的センサは使用困難)、その手前にベンチュリー
16を設け、そのスロート部19において、下流の圧力
損失を予め計算に入れつつ、流速を上昇させ圧力(静
圧)を低下させて、差圧を発生させ、もってノズル10
先端の給油圧力を模擬的に作ってみることが、行われて
いる。
【0018】ベンチュリー16にてシュミレートされた
圧力変化は、回路20を経由して、圧力調整弁4の制御
部分に送出され、もって圧力調整弁4の絞り度が調整さ
れる。すなわち、圧力調整弁4は基本的には、ポンプ3
等にて高圧で圧送されてきた燃料油Aを減圧するもので
あるが、その際の具体的な絞り度(開閉度合)が、ベン
チュリー16にて測定された圧力変化に基づき、フィー
ドバック制御されるようになっている。つまり、ノズル
10先端の給油圧力が、所定目標値である例えば343
kPa(3.5kgf/cm)を越えそうな場合は、
絞り度がより閉に絞られ、もって流速を早め圧力を低下
せしめるべく、補正することにより、ノズル10先端の
給油圧力が、常時、所定目標値以下に維持される。な
お、圧力調整弁4における上述した圧力制御に際して
は、ベンチュリー16より下流のノズル10までの給油
配管8や給油ホース9の圧力損失のほか、オリフィス1
7の圧力損失や、圧力調整弁4からオリフィス17まで
の給油配管8の圧力損失も、加算補正される。
【0019】オリフィス17は、給油配管8に介装され
ており、小径バイパス管18側のベンチュリー16に対
し並列となっている。そしてオリフィス17は、まず、
給油配管8を流れる燃料油Aの一部を、若干塞ぎ止めら
れるようにして、小径バイパス管18の一端側へと流入
させるべく機能する。これと共にオリフィス17は、ベ
ンチュリー16において発生した圧力損失をカバーすべ
く機能する。すなわち、小径バイパス管18側のベンチ
ュリー16においては、若干の圧力損失が発生するの
で、ベンチュリー16は、このベンチュリー16の圧力
損失を補正すべく機能する。その為には、オリフィス1
7で作られる差圧が、ベンチュリー16の圧損より大で
あることが必要となる。そこでオリフィス17は、この
ような機能を果たすべく、給油配管8の径に応じ、必要
なオリフィス径のものが選択使用される。例えば、給油
配管8の径が102mm(4インチ)の場合は、オリフ
ィス径が71mmのものが選択使用される。又、給油配
管8の径が152mm(6インチ)の場合は、90mm
のオリフィス径のものが選択使用され、給油配管8の径
が51mm(2インチ)の場合は、22mmのオリフィ
ス径のものが、それぞれ選択使用される。
【0020】なお図1中21は、回路20と給油配管8
間に配された補助回路であり、22は、補助回路21に
介装された調整弁22である。そして調整弁22は、ベ
ンチュリー16で測定される圧力変化について、その測
定誤差の微調整用として機能する。つまり、実際に使用
した場合において、圧力調整弁4に送出される圧力変化
値つまり補正圧値を、より正確なものとすべく、手動操
作される。ベンチュリー16,圧力調整弁4,オリフィ
ス17等は、このようになっている。
【0021】《作用等について》本発明は、以上説明し
たように構成されている。そこで、以下のようになる。 航空機Bへの給油は、燃料油Aを、燃料給油車1側の
圧力調整弁4付きの給油配管8を経て、給油ホース9先
端のノズル10から、航空機B側の給油口E,配管G,
燃料タンクFへと圧送することにより行われ、開始,進
行,終了する。燃料油Aは、図示例のように車載のタン
ク2からポンプ3を経由するか、又は、ハイドラント給
油装置のハイドラント配管からインテークホースを経由
して取り入れられ、もって給油配管8へと供給される。 そして給油が進行すると、航空機B側の燃料タンクF
の背圧が上昇し、給油される燃料油Aは、次第に流速が
低下し圧力が上昇する。そこで、航空機B側の配管G等
の損傷を防止すべく、燃料給油車1側において、給油ホ
ース9先端のノズル10における給油圧力を、所定目標
値(航空機B側で要求される給油規定圧力)である例え
ば343kPa(3.5kgf/cm)以下とする制
御が、次のように行われる。
【0022】まず、燃料給油車1の給油配管8には、
オリフィス17が設けられると共に、小径バイパス管1
8が、オリフィス17の前後間に並列に設けられてお
り、この小径バイパス管18には、小型のベンチュリー
16が介装されている。 そしてベンチュリー16は、スロート部19におい
て、その下流のノズル10先端までの圧力損失を見込み
つつ、航空機Bへの給油の進行に伴ない変化するノズル
10先端の給油圧力を、シュミレートする。つまり、差
圧を発生させて、流速変化を読み取り、もって圧力変化
を測定する。なおオリフィス17は、小径バイパス管1
8そしてベンチュリー16へと、燃料油Aの流れを形成
せしめるべく機能すると共に、ベンチュリー16による
圧力損失をカバーすべく機能する。
【0023】そこで圧力調整弁4は、ベンチュリー1
6における圧力変化に対応した補正値に基づき、フィー
ドバック制御される。すなわち、ベンチュリー16にお
ける圧力変化は、圧力調整弁4の制御部分に送出され
る。もって、圧力調整弁4の制御圧力が、給油ホース9
先端のノズル10の給油圧力の所定目標値に、流速の2
乗に比例するノズル10先端までの圧力損失を加算補正
した値に、経時的に順次補正され,設定変更される。つ
まり、圧力調整弁4の絞り度が調整され、多くの場合、
絞り度がより閉に絞られ、もって給油配管8を圧送され
る燃料油Aの流れが絞られ、燃料油Aの圧力が下げられ
る。このようにして、燃料給油車1の給油ホース9先端
のノズル10において、航空機Bへの燃料油Aの最終的
な給油圧力が、所定目標値以下となるように制御され
る。
【0024】《各作用について》この燃料給油車1で
は、このようにして、燃料油Aの給油圧力の制御が行わ
れるので、次の第1,第2,第3のようになる。第1
に、ノズル10先端の給油圧力をシュミレートするベン
チュリー16は、小径バイパス管18に介装されており
小型であり、流れつつ絞られる燃料油Aの流量が僅かで
あり、その圧力損失も小さいが、このようにベンチュリ
ー16において生じる圧力損失は、オリフィス17で完
全にカバーされるので、考慮が必要がない。そしてオリ
フィス17は、給油配管8で圧送される燃料油Aの流れ
を全体的に絞るが、その機能からオリフィス17径が一
般的なものと同様に大きくてよく、オリフィス17にお
いて生じる圧力損失は極めて小さい。もって、上述した
給油圧力の制御に際し、発生する圧力損失はトータル的
にも大きく軽減され、熱,音,振動等として消費されて
しまう運動エネルギーのロスが低減される。つまり、ノ
ズル10先端の給油圧力をシュミレートする方式とし
て、本発明では小径バイパス管18を使って、小型のベ
ンチュリー16でシュミレートすると共に、給油配管8
についてはオリフィス17を使用するので、増速に伴う
運動エネルギーの消費・ロス・圧力損失が小さく、事後
の減速に伴う圧力エネルギーへの置換が促進される。こ
れに対し、図2で示したこの種従来例では、給油配管8
全体を使い大型のベンチュリー7でシュミレートするの
で、増速された際の運動エネルギーの消費・ロス・圧力
損失が大きく、事後の減速に伴い圧力エネルギーに置換
されない比率が高くなる。
【0025】第2に、このベンチュリー16は、給油配
管8に小径バイパス管18を設けて介装されるので、同
一規格のものが、各種の燃料給油車1に使用可能であ
る。すなわち、燃料給油車1において、その給油配管8
や給油ホース9の径や燃料油Aの流量は各種各様であ
り、径は、例えば51mm〜152mm(2インチ〜6
インチ)のものが使用されており、流量は、例えば75
7L/min〜3,785L/min(200gpm〜
1,000gpm)程度となっている。これに対し、こ
のベンチュリー16は、給油配管8に直に・直列に介装
される訳ではないので、このような各種の径,流量,燃
料給油車1に、容易に対応可能である。しかもオリフィ
ス17は、各種規格のものが容易に入手可能であり、給
油配管8の径等に対応したオリフィス径のものを、容易
に選択,採用可能である。つまり、前述した図2に示し
たこの種従来例のベンチュリー7のように、選択,決
定,採用に困難が伴うようなことはない。
【0026】第3に、このベンチュリー16は、小径バ
イパス管18に介装され小型であるので、取付けスペー
スを取らない。又、オリフィス17は、取付け箇所が給
油配管8の直管部に限定されることなく、給油配管8の
エルボ部にも取付け可能である。本発明は、以上のよう
に作用する。
【0027】
【実施例】ここで、本発明の実施例(図1参照)につい
て、この種従来例(図2参照)と比較して、述べてお
く。 まず、前提条件については次のとおり。 ・燃料給油車1は、20kLのタンク2を車載した代表
例を対象とする。 ・燃料油Aの流量:1,893L/min(500gp
m) ・燃料油Aの比重:0.8 ・給油配管8の内径φ:102mm(4インチ) ・給油配管8の流速V:3.86m/s ・従来例におけるベンチュリー7のスロート径φ:4
1.3mm ・従来例におけるベンチュリー7のテーパ角θ:14
°(テーパ角14°の圧損係数:0.2) ・本発明における小径バイパス管18の内径φ:17
mm ・本発明における小径バイパス管18の流速V:5.
2m/s ・本発明におけるベンチュリー16のスロート径φ
8mm ・本発明におけるベンチュリー16のテーパ角θ:6
°(テーパ角6°の圧損係数:0.15) ・本発明におけるオリフィス17のオリフィス径φ
71mm(オリフィス17の圧損係数:1)
【0028】すると、図2の従来例のベンチュリー7に
ついては、次のとおり。 ○まず、ベンチュリー7のスロート部11の流速V
は、いわゆる連続の法則に基づき、流量/断面積によ
り算出され(断面積の算出基準となるスロート径φ
41.3mm)、23.6m/sとなった。 ○そこで、この場合のベンチュリー7の補正能力(差
圧)(動圧増加分として把握される静圧減少分)(運動
エネルギーの増加分として把握される圧力エネルギーの
減少分)は、ベルヌーイの定理に基づき、比重×V
/2g−比重×V /2gにより算出され、216.
6kPa(2.21kgf/cm)(31.4ps
i)となった。なおgは、重力加速度を示す(以下同
様)。 ○ところでベンチュリー7において、口径が増加する部
分の圧力損失ΔPは、比重×(V−V/2g
にテーパ角14°の圧損係数0.2を掛けることにより
算出され、31.4kPa(0.32kgf/cm
(4.5psi)であった。そこで、このベンチュリー
7の補正能力は、正確には、185.2kPa(2.2
1kgf/cm−0.32kgf/cm)となる。
【0029】これに対し、図1の本発明の実施例のベン
チュリー16については、次のとおり。 ○まず、このベンチュリー16は、上述した従来例のベ
ンチュリー7と同様な能力を備え、同様に作用すること
が前提となる。 ○そこで、このベンチュリー16のスロート部19の流
速Vは、従来例と同様に、23.6m/sとなる。 ○この場合のベンチュリー16の補正能力は、ベルヌー
イの定理に基づき、比重×V /2g−比重×V
/2gにより算出され、211.7kPa(2.16k
gf/cm)(30.7psi)となり、上述した従
来例の216.6kPaと、ほぼ同様となった。 ○ところでベンチュリー16において、口径が増加する
部分の圧力損失ΔPは、比重×(V−V/2
gに、テーパ角6°の圧損係数0.15を掛けることに
より算出され、20.6kPa(0.21kgf/cm
)(2.94psi)であった。
【0030】さてベンチュリー16では、このように2
0.6kPaの圧力損失ΔPが発生するので、これを
カバーし満足するオリフィス17については、次のとお
り。オリフィス17の流速Vとする。 ○まずベルヌーイの定理に基づき、比重×V /2g
−比重×V /2gが、20.6kPaとなる式が成
立する。この式により、Vが約8m/sと算出され、
対応したオリフィス17のオリフィス径φは、前述し
たように71mmとなった。つまりこの場合は、オリフ
ィス径φが71mmのオリフィス17が選択使用され
る。 ○他方、このオリフィス17における圧力損失ΔP
は、比重×(V−V/2gにオリフィス17
の圧損係数1を掛けることにより算出され、流速V
8m/s程度と低いので、6.9kPa(0.07kg
f/cm)(1.0psi)程度であった。そこで、
このベンチュリー16(オリフィス17)による補正能
力は、正確には、204.8kPa(2.16kgf/
cm−0.07kgf/cm)となる。
【0031】従来例のベンチュリー7や、本発明の実施
例のベンチュリー16やオリフィス17は、このように
なっている。そこで、次のように結論づけられる。 ○従来例のベンチュリー7と本発明のベンチュリー16
とは、同様な能力を備えている。すなわち、流速は、V
=V=23.6m/sで同一であり、補正能力も、
216.6kPa(2.21kgf/cm)と、21
1.7kPa(2.16kgf/cm)とで、ほぼ同
等である。 ○これに対し、従来例のベンチュリー7の圧力損失ΔP
は、31.4kPa(0.32kgf/cm)であ
るのに対し、本発明のオリフィス17の圧力損失ΔP
は、6.9kPa(0.07kgf/cm)である。
結論として、従来例に比し本願発明の方が、はるかに圧
力損失ΔPが小さい。 ○なお、本願発明のベンチュリー16の圧力損失ΔP
は、20.6kPa(0.21kgf/cm)である
が、これはオリフィス17でカバーされるので、ネグレ
クトしてよい。本発明の実施例は、このようになってい
る。
【0032】
【発明の効果】《本発明の特徴》本発明に係る燃料給油
車は、以上説明したように、給油配管に小径バイパス管
を設けて、小型のベンチュリーを介装する方式を採用す
ると共に、対応して給油配管にオリフィスを設けたこ
と、を特徴とする。そこで本発明は、次の効果を発揮す
る。
【0033】《第1の効果について》第1に、オリフィ
スの圧力損失のみを考慮すればよく、圧力損失が大きく
軽減される。すなわち、航空機への燃料油の給油に際
し、ノズル先端の給油圧力をシュミレートするベンチュ
リーの圧力損失は、オリフィスでカバーされるので、考
慮する必要はない。そして、給油配管に設けられたオリ
フィスは、その圧力損失が極めて小さい。前述したこの
種従来例では、燃料油の給油に際し、ノズル先端の給油
圧力をシュミレートするベンチュリーを、給油配管に直
に・直列に設けていたので、その圧力損失が極めて大き
かったが、本発明によると、上述したように圧力損失が
大きく軽減され、その分、燃料油の給油流量を増加させ
ることができる。
【0034】《第2の効果について》第2に、汎用性や
コスト面に優れたベンチュリーやオリフィスを使用でき
る。すなわち、このベンチュリーは、小径バイパス管に
介装されるので、各種の燃料給油車に使用可能である。
つまり、給油配管の径や流量は、燃料給油車の車種によ
って異なっているが、給油配管に直に・直列にベンチュ
リーを介装しないので、各車種に適用可能である。前述
したこの種従来例のように、ベンチュリーの選択,決
定,採用に煩わされず、面倒で手間がかかる取り組みが
要求されることなく、汎用性やコスト面に優れている。
しかもオリフィスは、給油配管の径に応じたものが選択
使用されるが、オリフィスは、各種規格のものが容易に
入手可能であり、汎用性やコスト面に優れている。
【0035】《第3の効果について》第3に、ベンチュ
リーやオリフィスの取付けも、容易である。すなわち、
このベンチュリーは、前述したこの種従来例で使用され
ていたベンチュリーに比べ小型であり、その分、取付け
スペースが少なくてよい。しかもオリフィスは、前述し
たこの種従来例で使用されていたベンチュリーのよう
に、給油配管の直管部に取付けが限定されることなく、
エルボ部にも取付け可能である。このように、この種従
来例に存した課題がすべて解決される等、本発明の発揮
する効果は、顕著にして大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料給油車について、発明の実施
の形態の説明に供し、給油配管や給油機器類の説明図で
あり、(1)図は、全体を示し、(1)図は、拡大した
要部を示す。
【図2】この種従来例の給油配管や給油機器類の説明図
であり、(1)図は、全体を示し、(1)図は、拡大し
た要部を示す。
【図3】燃料給油車による給油状態を示す、側面説明図
である。
【符号の説明】
1 燃料給油車 2 タンク 3 ポンプ 4 圧力調整弁 5 フィルターセパレータ 6 流量計 7 ベンチュリー(この種従来例のもの) 8 給油配管 9 給油ホース 10 ノズル 11 スロート部 12 リフター 13 機械室 14 リフト機構 15 運転室 16 ベンチュリー(本発明のもの) 17 オリフィス 18 小径バイパス管 19 スロート部 20 回路 21 補助回路 22 調整弁 A 燃料油 B 航空機 C 作業者 D 翼 E 給油口 F 燃料タンク G 配管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料油を、圧力調整弁を備えた給油配管
    を経た後、給油ホース先端のノズルから航空機に給油す
    る、燃料給油車において、 該給油配管に設けられたオリフィスと、該オリフィスの
    前後間に並列に設けられた小径バイパス管と、該小径バ
    イパス管に介装された小型のベンチュリーと、を有して
    なり、 該圧力調整弁は、該ベンチュリーにおける圧力変化に基
    づきフィードバック制御されること、を特徴とする燃料
    給油車。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した燃料給油車におい
    て、該ベンチュリーは、その下流の該ノズル先端までの
    圧力損失を見込みつつ、該航空機への給油の進行に伴な
    う該ノズル先端の給油圧力をシュミレートし、対応した
    補正値が該圧力調整弁にフィードバックされ、 該オリフィスは、該小径バイパス管への燃料油の流れを
    形成せしめると共に、該ベンチュリーによる圧力損失を
    カバー可能なオリフィス径よりなること、を特徴とする
    燃料給油車。
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