JP2003154317A - 微小球体の選別装置 - Google Patents

微小球体の選別装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直径が300μm以下の微小球体を傾斜板上
に流し、転がり方向の違いや傾斜板の先端から飛び出す
ときの飛距離差で真球と変形球を選り分けられるように
する。 【解決手段】 上記したサイズの微小球体Bは傾斜板1
に付着したり、互いに吸着し合ったりして傾斜板上でう
まく流れない。そこで、起振源2により傾斜板1に振動
を与えて付着した球体を分離するようにした。また、振
動を与えるだけでは充分でないので、傾斜板1の上面を
微細な条痕が観察される粗さにして球体の付着力そのも
のも弱め、これにより、球体を滞りなく流し、転がり方
向の違いや飛距離差での選別を行うことを可能ならしめ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、良品の球体(真
球)の中に混入している不良球体(変形球)を斜面上で
の転がり状況の違いを利用して選り分ける球体の選別装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】アトマイズ法で製造される微小球体の中
に含まれている変形球の主なものを図4に示す。同図の
(a)は双子球、(b)は親子球と称されている。
(c)も一種の双子球である。
【0003】微小球体は、電子デバイスや光ファイバ関
連製品などにも利用され、そのような用途では真球が要
求されるので変形球の選別除去が不可欠となる。
【0004】ところが、図4の如き変形球は、特定方向
の外径が良品径と等しいものが多く、メッシュスクリー
ンを用いるふるい選別機や、ローラ間の隙間を利用して
選り分けを行うローラ選別機では除去できないことがあ
る。
【0005】図5(a)に示すように、平板の傾斜板1
上に球体Bを置くと真球は真っ直ぐに転がり落ちるのに
対し、変形球は、傾斜板との接触部に周長差があった
り、傾斜板上に斜めに置かれたりすると図5(b)のよ
うに斜めに転がる。この転がり方向の違いで選別する傾
斜選別法もあるが、この方法は、図5(c)に示すよう
に、双子球の直径が等しく、かつ傾斜板上での姿勢が傾
いていなければ円筒を転がすのと同じ状況になって変形
球が真っ直ぐに転がり落ち、真球の中に残る。
【0006】そこで、本出願人は、球体の移動に方向性
を与える縦溝を設け、その溝の中を転がり落ちる真球
と、転がりが規制されて滑り落ちる変形球の飛距離差を
利用して傾斜選別法で選別できなかった変形球も取り除
けるようにした装置を開発して特願2000−1211
24号で提案している。
【0007】その装置の開発により、ほぼ0.3mm程
度までの球体は良好な選別が行えるようになったが、そ
れよりも小さな球体については、一部の球体が傾斜板に
付着し、球体同士が吸着し合う現象も生じて傾斜板上で
の動きが止まり、後続の球の流れが塞き止められてまと
もな選別が行えなかった。なお、傾斜板の傾斜を高角度
にすると、真球と変形球の転がり方向や飛距離に明瞭な
差が現れなくなり、選別が困難になるため、この方法で
球体の流れを良くすることはできない。
【0008】このため、300μm前後を境にしてそれ
よりも小径の球体の選別は依然として目視検査でなされ
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、省力化の
ために、そのような微小球体の自動選別を可能ならしめ
ることを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明においては、微小球体を載せて転がす平板
の傾斜板と、この傾斜板を振動させる起振源とを有し、
傾斜板の傾斜角を3度〜10度、振動数を300Hz〜
500Hzとし、さらに、傾斜板の上面を適度の面粗さ
を有し、縦方向に延びる無数の微細な条痕が観察される
面にした微小球体の選別装置を提供する。
【0011】この装置は、傾斜板の上面の面粗さを0.
1s〜0.4sにしたもの、傾斜板を、選別される球体
と同じ材質の材料で形成したもの、傾斜板の上面に接地
処理する導電性膜を設けたもの、或いは起振源を電歪素
子で形成し、傾斜板に正弦波の振動を与えるようにした
ものにすると好ましい。
【0012】また、傾斜板の先端側に微小球体を入り込
ませて球体の移動に方向性を与える縦溝を設け、さら
に、その縦溝に拘束されて滑動する変形球を傾斜板の先
端から落下させる変形球回収部と、縦溝内を転がり下っ
て変形球回収部の前方に落ちる真球を真球回収部に案内
する分別板とを付加した構成にするのも好ましい。
【0013】
【作用】直径が300μm前後、或いはそれ以下の微小
球体が傾斜板上で滞留する原因は、専門家によると、 ・静電気力 ・ファンデルワールス力 ・液架橋力 ・傾斜板の面粗度 が考えられるとのことであった。
【0014】原因が何であるにせよ、微小球体は傾斜板
に付着し、或いは互いに吸着し合うことが球体の流れを
滞らせている。そこで、この発明では、傾斜板に振動を
与えて付着した微小球体を分離するようにした。
【0015】傾斜板の傾斜角が小さすぎると振動させて
も微小球体はスムーズに流れず、一方、傾斜角が大きす
ぎると良品と不良球の転がり方向、飛距離に明確な差が
現れなくなって選別に支障が出る。
【0016】また、振動数が少なすぎる場合、多すぎる
場合には振動印加の効果が充分に引き出されない。
【0017】傾斜板の傾斜角3度〜10度、振動数30
0Hz〜500Hzは、実験を行って最良のところを選
んだ。
【0018】次に、傾斜板の上面は、球体の転がり抵抗
を考えると鏡面が良いように思える。ところが、実際に
は鏡面よりも縦方向(傾斜板の前後方向)に延びる無数
の微細な条痕が観察される面の方がよく、この面を形成
したことによって直径が300μm以下の球体の選別が
可能になった。その上面の粗さは条痕による凹凸で0.
1s〜0.4s(0.1mm〜0.4mm)の範囲にあ
るのがよかった。
【0019】なお、傾斜板を、選別される球体と同じ材
質の材料で形成したもの、傾斜板の上面に接地処理する
導電性膜を設けたものは、静電気の影響を除去できる。
【0020】また、電歪素子を起振源として採用すると
電磁力の影響が出ない。
【0021】さらに、縦溝、変形球回収部、分別板を設
けたものは、飛距離差による選別もなされ、選別の信頼
性がより高まる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1乃至図3に、この発明の実施
形態を示す。この選別装置は、傾斜角θを3度〜10度
に設定した平板の傾斜板1と、その傾斜板を振動させる
起振源2と、起振源の駆動制御部3と、傾斜板の先端を
支えるホルダ4と、飛距離差選別を行うために傾斜板1
の先端上面に設けた縦溝5(図2参照)、変形球を変形
球回収部6に落下させる開口7、及び真球を真球回収部
8に誘導する分別板9とから成る。
【0023】傾斜板1は、選別対象の球体と同一材質で
形成されたものが好ましい。この傾斜板1の上面は、無
数の微細な条痕10が観察される面にしてある。条痕1
0は、上面を0.1s〜0.4s程度の粗さにする大き
さであり、微小間隔を保って傾斜板1の前後方向に延び
ている。
【0024】起振源2は、磁気の影響を及ぼさない電歪
素子を用いた。電歪素子の代表的なものにPZTアクチ
ュエータ(商品名、鉛−ジルコン酸塩−チタン酸塩の組
成)があり、それを使用した。
【0025】駆動制御部3は、シーケンサから出力され
るパルス信号を起振源2に与えたが思ったほど効果が得
られなかったので、パーソナルコンピュータ3aからア
ンプ3b経由で信号を与えるものを用いた。
【0026】縦溝5は、球体が必ずその溝に入り込んで
流れるピッチで設けてある。また、この縦溝5に入り込
んだ球体が振動で跳ねて溝から飛び出すのを防止するた
め、傾斜板1の先端部はホルダ4で保持して振動(振
幅)を抑えるようにしてある。
【0027】開口7は、傾斜板1の先端に沿って前方に
設けてある。また、分別板9は加速されて転がり落ちる
真球(良品)の落下点(開口7の前方)に設けてある。
【0028】このように構成した選別装置は、選別する
微小球体Bを供給し、起振源2により傾斜板1を振動さ
せる。或いは振動している傾斜板上に球体を供給する。
振動は、正弦波、三角波、矩形波、ノコギリ波、ホワイ
トノイズ、ピンクノイズについて試したが、正弦波が最
も効果的であった。また、傾斜板1の傾斜角を1度きざ
みで1度〜10度まで変化させ、それぞの角度について
振動数0、100Hz、200Hz、250Hz、30
0Hz、350Hz、400Hz、450Hz、500
Hz、600Hzのときの効果を確認した結果、傾斜角
が3度〜10度、振動数350Hz〜500Hz(中で
も350Hz)のときに球体の流れが特にスムーズであ
った。
【0029】この振動と、傾斜板の上面の微細な凹凸
(条痕)が有効に作用して300μm以下の微小球体の
選別で問題となっていた傾斜板に対する微小球体の付着
が防止され、また、振動により球体同士の吸着も防止さ
れ、真球と一部の変形球(周長差が無く、姿勢の傾きも
無い双子球)は真っ直ぐに転がり落ちる。一方、親子球
などは斜めに転がって真球群から除かれる。
【0030】次に、真っ直ぐに転がり落ちた球体Bは縦
溝5に入り込む。良品の真球は溝に入っても加速されて
転がり続け、傾斜板1の先端から飛び出して分別板9上
に落ち、真球回収部8に誘導される。一方、双子球は溝
5に拘束されて転がり難くなり、減速して開口7から変
形球回収部6に落ちる。
【0031】このように、例示の装置では転がり方向の
違いによる傾斜選別に続いて、飛距離差選別がなされ、
変形球が高確率で取り除かれる。
【0032】以下に、本願発明の開発の経緯を述べる。
微小球体の傾斜板に対する付着、相互吸着の原因を、静
電気力、ファンデルワールス力、液架橋力、傾斜板の面
粗度の4つと推定し、それ等の影響を調べた。先ず、面
粗度の良いガラス板を傾斜板として用いたところ、球体
の流れは若干良くなったが充分ではなかった。
【0033】次に、静電気を疑ってガラス面に導電性膜
(ITO膜)を蒸着したところ、ITO膜無しのガラス
面よりは良かったが、0.2mm径の球になると完全に
付着した。なお、直径80μmの球は、ITO膜を形成
したガラス面上では、ガラス板を裏返しにしても付着し
たままで落下しなかった。
【0034】この現象から、ITO膜でもアースできな
い微小な静電気が関係しているのではないかと考え、市
販の種々の静電除去器を使ってみたが全く効果がなかっ
た。
【0035】文献「静電気の基礎と帯電防止技術 村田
雄司著」の接触帯電の項目にある「仕事関係W1および
W2(W1<W2)の2つの金属A、Bがあり、これら
がお互いに接触すると、仕事関数の小さな金属Aからこ
れの大きな金属Bへ向かって電子が移動する。電子の移
動は両金属の表面が極めて接近したときに起こる。これ
は、トンネル効果と言う現象である。」の説明から、8
0μmの球体は、接触帯電により接触面に電位差が生
じ、+−が互いに引き合った結果、ガラス板を裏返しに
しても落下しなかったのではないかと考えた。
【0036】接触帯電では接触面の電位は外観で打ち消
しあってゼロとなるため、イオンを送り込む静電除去器
などでは静電除去が不可能と思われる。しかも、この帯
電は、+−が互いに引き合い、導電体であっても電気が
アースされない状況になる。
【0037】また、球の直径が小さくなり、平面を転が
る力よりも静電気力が大きくなると転がらないだけでな
く、ガラス板を裏返しにしても落下しなくなる。これ
は、質量が寸法(半径r)の3乗に比例して小さくなる
(体積V=4/3πr3 )のに対し、表面積は2乗に比
例して小さくなる(表面積S=4πr2 )ため、相対的
に表面の影響力が増大するためだと考えられる。球の半
径が1/10になったときの数値を比較してみると、体
積は1/1000になるのに対し、表面積は1/100
となる。
【0038】これ等のことから、傾斜板に対する微小球
の付着は、静電気のせいと考えたが、不良選別後、トレ
ー内の同一材質、同一サイズの良品球に双子球が見つか
った。
【0039】この球をよく観察すると、指などで軽く押
えただけで簡単に分離する。良品球をトレーに入れて転
がすと必ず双子球が発見され、全て分離した後トレーを
揺するとまた双子球が現れる。先の文献の説明から、同
じ材質でほぼ同じ体積の球同士では接触帯電は起こらな
いと考えてよく、他に引き合う力があると考える必要が
ある。
【0040】その力として挙げられるのは、面粗度や静
電気力でないとすれば、ファンデルワールス力と液架橋
力となる。
【0041】80μmの銅球を、銅板とステンレス板に
よる傾斜選別が可能かをテストした。銅板、ステンレス
板とも、傾斜角を7度にし、かつ、電位を帯びないよう
にアースし、アースされた箱に入っている80μm径の
銅球をそれ等の板上に流した。これと並行してITO膜
を設けたガラス板とITO膜の無い通常のソーダガラス
板にも同じ条件で銅球を流した。この結果、同じ材質の
銅板での流れがきわだって良かった。球体と傾斜板が同
一素材であるため接触帯電は起こらない。また、テスト
は、気温25℃、湿度30%の雰囲気で行ったので、液
架橋力の影響も小さいと考えてよい。それでも、銅板に
対する球の付着、球体同士の吸着が起こった。この結果
から、静電気以外にファンデルワールス力の影響もある
と判断した。
【0042】また、全ての球がファンデルワールス力の
影響を受けると、多数の球体が吸着し合うはずである
が、数%が吸着する状況から、他に特殊な状況が関係し
ていると思われた。
【0043】そこで、もうひとつ実験を試みた。80μ
mの銅球について、表面をラッピングして鏡面にした銅
板と、表面に無数の微細な凹凸(条痕)のある銅板を使
って流れを比較した。銅板は同じ条件で洗浄、拭取り、
乾燥を行っている。このテストでは、後者の銅板の方が
球の流れがよく、表面粗さも影響を及ぼすことを確認し
た。双子球が数%発生するのは、面粗度の良い部分が偶
然接近したためと考えれば合点がいく。
【0044】2つの粒子がファンデルワールス力により
近接すると、変形による弾性的反発力が作用し、両者の
釣り合いにより、粒子は最も安定な位置(ポテンシャル
エネルギーが最小の位置)に落ち着く。この位置は、図
6の粒子間距離z=zoが空気中では約0.4nmにな
るところとされている。
【0045】粒子を図6のように、中実のコア部Cと凹
凸のあるシェル部Sに分けて積分し、粗さのある粒子の
相手面への付着力Fvbを求める。
【0046】Fvb={z/(z+b)}2 Fv ここで、bは表面粗さ、Fvは間隔zの距離にあるとき
のファンデルワールス力である。
【0047】表面粗さによって近似的には2球間がzか
らzbに遠くなったとみなせるわけで、その分付着力が
弱くなる。例えば、10μm径の粒子同士が図6のz=
0.4nmで付着するとき、0.1μmの表面粗さがあ
ると付着力は約6万分の1に減少する。減少の割合は上
式から判るように表面粗さと2者間の距離の比のみで決
まり、粒径によらず、表面粗さが1μmであれば付着力
は更に100倍小さくなり、600万分の1になる。
【0048】球の直径が300μm前後或いはそれ以下
になると半径の3乗に比例する質量は非常に小さくなる
ため、外的な力が球体に及ぼす影響が大きくなる。従っ
て、振動を与えることのほかに、傾斜板の上面を微細な
条痕が観察される面にしたことは、微小球体の流れの改
善に大きく役立っている。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の選別装置
は、傾斜板を振動させて傾斜板に吸引付着した球体や互
いに吸引付着した球体に分離力を与え、また、傾斜板の
上面を適度に粗すことで傾斜板に対する微小球体の付着
力そのものを弱めるようにしたので、直径が300μm
以下の微小球体の選別が可能になり、産業上多大の恩恵
をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の装置の概要を示す側面図
【図2】同上の装置の要部の平面図
【図3】傾斜板の拡大正面図
【図4】変形球の主な形を示す図
【図5】傾斜選別法の原理を示す図
【図6】ファンデルワールス力の表面粗さの関係の説明
【符号の説明】
1 傾斜板 2 起振源 3 駆動制御部 3a パーソナルコンピュータ 3b アンプ 4 ホルダ 5 縦溝 6 変形球回収部 7 開口 8 真球回収部 9 分別板 10 条痕 B 微小球体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微小球体を載せて転がす平板の傾斜板
    と、この傾斜板を振動させる起振源とを有し、傾斜板の
    傾斜角を3度〜10度、振動数を300Hz〜500H
    zとし、さらに、傾斜板の上面を、適度の面粗さを有
    し、縦方向に延びる無数の微細な条痕が観察される面に
    した微小球体の選別装置。
  2. 【請求項2】 傾斜板の上面の面粗さを0.1s〜0.
    4sにした請求項1記載の微小球体の選別装置。
  3. 【請求項3】 傾斜板を、選別される球体と同じ材質の
    材料で形成した請求項1又は2記載の微小球体の選別装
    置。
  4. 【請求項4】 傾斜板の上面に接地処理する導電性膜を
    設けた請求項1又は2記載の微小球体の選別装置。
  5. 【請求項5】 起振源を電歪素子で形成し、傾斜板に正
    弦波の振動を与えるようにした請求項1乃至4のいずれ
    かに記載の微小球体の選別装置。
  6. 【請求項6】 傾斜板の先端側に微小球体を入り込ませ
    て球体の移動に方向性を与える縦溝を設け、さらに、そ
    の縦溝に拘束されて滑動する変形球を傾斜板の先端から
    落下させる変形球回収部と、縦溝内を転がり下って変形
    球回収部の前方に落ちる真球を真球回収部に案内する分
    別板とを付加した請求項1乃至5のいずれかに記載の微
    小球体の選別装置。
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