JP2003153986A - 輸送途中物品の処理装置 - Google Patents

輸送途中物品の処理装置

Info

Publication number
JP2003153986A
JP2003153986A JP2001354600A JP2001354600A JP2003153986A JP 2003153986 A JP2003153986 A JP 2003153986A JP 2001354600 A JP2001354600 A JP 2001354600A JP 2001354600 A JP2001354600 A JP 2001354600A JP 2003153986 A JP2003153986 A JP 2003153986A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electron beam
irradiator
article
transit
ray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001354600A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Urano
晋 浦野
Ikuo Wakamoto
郁夫 若元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001354600A priority Critical patent/JP2003153986A/ja
Publication of JP2003153986A publication Critical patent/JP2003153986A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In General (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】物品を授受する当事者の保護だけでなく作業関
係者の保護が可能である技術を確立する。輸送途中物品
の多様性に一様に対応すること。 【解決手段】移送途中物品の等価厚さを検出する光子線
を照射する照射器2と、等価厚さに対応する滅菌線を照
射する滅菌線照射器1とから構成されている。等価厚さ
に対応して滅菌線を照射するので、輸送途中物品に付着
している細菌のような微生物を無接触に積極的に、且
つ、適正に滅菌し、更には、滅菌することができる。光
子線照射器2は、移送路3に沿って滅菌線照射器1より
移送路3の上流側に配置される。先に等価厚さが測定さ
れ、1移送路上で連続に高速に滅菌処理が行われ、作業
員が物品に手を触れる必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輸送途中物品の処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】輸送貨物、郵便物のような輸送途中物品
の数は、経済成長とともに益々に増加している。輸送途
中物品は、部分的には税関通過時に検疫が行われている
が、国内輸送品にはそのような検疫は行われていない。
特に、輸送途中物品の殺菌、滅菌のような積極的処理
は、輸送途中では殆ど行われていない。しかし、組織的
テロのような意図的犯罪行為の手段になり得る物品、医
療用物品、又は、伝染病性原生菌が付着して海外から送
られてくる物品のような輸送途中物品は、昨今の事情に
鑑みれば、全数的検査にとどまらず積極的処理が必要に
なってきている。特に、目に見えない有害菌は、物品を
授受する当事者だけでなく、輸送途中の作業に携わる作
業関係者に不測の被害をもたらす可能性がある。しか
し、微生物処理のために従来用いられて来た臭化メチレ
ンのような化学物質の使用は、撤廃される方向にある。
そこで、化学物質使用に代替する積極的処理の技術の確
立が求められる。
【0003】化学物質使用に代替する積極的処理の技術
として、電子線照射と、X線、γ線のような光子線照射
が知られている。電子線は、菌死滅作用と物質透過性を
兼ね備えており、輸送途中物品の内部に対して非破壊的
に殺菌・滅菌作用を効果的に発揮するが、輸送途中物品
の形状等の多様性に対応した処理の一様性に欠ける。ま
た、光子線は電子線と同様な作用を図り且つ相対的に輸
送途中物品への照射一様性が高いものの、線量率が低い
ために電子線照射時間よりも処理速度が遅くなる面があ
った。
【0004】既述のように物品を授受する当事者の保護
だけでなく、作業関係者の保護が必須的に求められる。
このため、有害菌の存否に係わらず、積極的な殺菌・滅
菌の処理を多様な輸送途中物品に対して一様に対応する
ことができる技術の確立が緊要に望まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、物品
を授受する当事者の保護だけでなく作業関係者の保護が
可能である輸送途中物品の処理装置を提供することにあ
る。本発明の他の課題は、物品を授受する当事者の保護
だけでなく、作業関係者の保護が可能であり、更に、輸
送途中物品の多様性に一様に対応して輸送途中物品を確
実に処理することができる輸送途中物品の処理装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
の手段が、下記のように表現される。その表現中に現れ
る技術的事項には、括弧()つきで、番号、記号等が添
記されている。その番号、記号等は、本発明の実施の複
数の形態又は複数の実施例のうちの少なくとも1つの実
施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特
に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に表現さ
れている技術的事項に付せられている参照番号、参照記
号等に一致している。このような参照番号、参照記号
は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施例の
技術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このよ
うな対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の
形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈されるこ
とを意味しない。
【0007】本発明による輸送途中物品の処理装置は、
移送途中物品の等価厚さを検出する光子線を照射する光
子線照射器(2)と、等価厚さに対応する殺菌線を照射
する殺菌線照射器(1)とから構成されている。等価厚
さに対応して殺菌線を照射するので、輸送途中物品に付
着している細菌のような微生物を非接触に積極的に、且
つ、適正に殺菌することができる。ここで、用語・殺菌
は慣用語的に用いられていて、”菌”は、ダニ、ウイル
ス、生命体のように活動するタンパク質を含む。
【0008】光子線照射器(2)は、移送路(3)に沿
って殺菌線照射器(1)より移送路(3)の上流側に配
置される。光子線照射器(2)により先に等価厚さが測
定されたのちに、同一移送路上で殺菌線照射器(1)に
より連続に高速に殺菌処理が行われ、この間、作業員が
物品に手を触れる必要がない。殺菌線は電子線、X線、
γ線のうちから選択される。
【0009】光子線は、透過性がよく、その減衰量から
等価厚さが正確に一瞬に測定され得る。即ち、光子線照
射器2で、光子線が移送途中物品により吸収される吸収
率がεで表されるとき、移送途中物品の等価厚さTは吸
収率εの関数T(ε)で表される。なお、等価厚さは照
射する光子線のエネルギーにも依存するため、異なるエ
ネルギー分布を持つ光子線(例示:異なる管電圧の光子
線照射器を用いることに対応する光子線)を照射するこ
とにより更に詳細に等価厚さ分布を調べることが可能で
あるが、ここでは説明の簡便化の便宜のため、単一管電
圧でX線照射装置を用いることを想定して、以下が記述
されている。なお、本発明による光子線照射器は、単一
管電圧を持つX線照射装置に限定されるのではなく、複
数管電圧X線発生装置、放射性同位元素等光子線を用い
るものの全てについて同様に適用可能である。
【0010】殺菌線エネルギーEは、移送途中物品の等
価厚さTの関数E(T)で表される。また、殺菌処理を
行うために必要である吸収線量は想定される菌類及び殺
菌レベルに応じて一様に決定される。移送途中物品内の
吸収線量は、殺菌線エネルギー、その強度及び移送速度
の関数になるので、光子線照射器(2)で評価した等価
厚さに対応して、殺菌線照射器1のエネルギー及び電流
量を最適化することにより、任意の等価厚さを持つ移送
途中物品に対してほぼ一様な殺菌処理を施すことが可能
になる。
【0011】殺菌線照射器は、複数の電子線照射器(4
−1〜n)から形成されている。複数の電子線照射器
(4−j)の電子線エネルギーは段階的に設定され、複
数の移送途中物品は、移送途中物品のそれぞれの等価厚
さに対応する電子線エネルギーの電子線照射器(4−
j)まで被照射物選別器(17)により選別される。こ
こで、被照射物選別器(17)は、光子線照射器(2)
で評価された等価厚さ及び図示されない移送路速度か
ら、測定された等価厚さと移送途中物品の対比認識を行
う。なお、光子線照射器(2)による移送途中物品の形
状評価結果との対比は、各移送途中物品にバーコード印
刷等により個別認識を更に明確化することが好ましい。
このように、電子線照射器の加速エネルギーをそれぞれ
に物品毎に変更しないので、適正なエネルギーの殺菌線
が高速に各物品に照射され得て、全体の処理速度が向上
する。
【0012】殺菌線照射器は、複数の電子線照射器(4
−0,1〜n)を備え、複数の電子線照射器の電子線エ
ネルギーは段階的に設定され、複数の移送途中物品の全
ては、複数の電子線照射器のうちの最低電子エネルギー
の電子線照射器(4−0)により電子線を照射される。
なお、電子線照射器(4−0)で照射した電子線エネル
ギーが評価済みの等価厚さから要求される所要エネルギ
ー以下である場合には、後続する電子線照射器(4−
j)により電子線を照射される。このための選別は、被
照射物選別器(17)により実行される。このような対
応により、流通量が最も多い薄物封書書簡のような郵便
物の殺菌処理を高速化することができる。
【0013】殺菌線照射器は、電子線照射器(4−j)
と、X線照射器(4’)とから構成されている。電子線
の透過性はそのエネルギーに依存するが、例えば、10
[MeV]以上の電子線照射装置では、光中性子による
放射化の影響が顕著になり、装置保全上で各種の支障を
受けることから、そのようなエネルギーの増加にはおの
ずと限界がある。また、装置性能上、電子線エネルギー
が高くなることにより、ビーム電流量にも一定の制限を
受けることから、必要以上に高いエネルギーの電子線を
用いた殺菌処理は必ずしも効率的ではない場合がある。
このため、等価厚さが一定厚さを越える場合に、移送途
中物品は、X線照射器(4’)によりX線照射を受ける
ことが好ましい。X線照射器は、γ線照射器に有効に代
替され得る。この場合、移送路は、第1移送路と、第2
移送路と、第3移送路とを備えていて、殺菌線照射器
は、第1移送路に配置される第1電子線照射器(4−
0)と、第2移送路に配置され第1電子線照射器(4−
0)よりエネルギーが大きい第2電子線照射器(4−
j)と、第3移送路に配置されるX線照射器(4’)と
から構成され、移送途中物品の全ては、第1電子線照射
器(4−0)により電子線の照射を受け、移送途中物品
のうち等価厚さが第1規定厚さ以上の移送途中物品はX
線照射器(4’)によりX線の照射を受け、移送途中物
品のうち等価厚さが第1規定厚さ以下であり第2規定厚
さ以上の移送途中物品は第2電子線照射器(4−j)に
より電子線の照射を受ける。X線による処理は、電子線
による処理よりも時間的に長くなるので、第3移送路は
第2移送路から分流する移送路であることが好ましい。
なお、電子線照射器とX線照射器とγ線照射器の組合わ
せの形態は、自由に変更され得る。
【0014】本発明による輸送途中物品の処理装置は、
移送途中物品の等価厚さを検出する光子線を照射する照
射器(2)と、等価厚さに対応する殺菌線を照射する殺
菌線照射器(1)と、移送途中物品の等価厚さの分布を
検出する検出器(8)とから構成されている。殺菌線の
線量は、等価厚さの分布に基づいて定められる。電子線
走査用電源(21)が更に追加される。検出器は、コン
ベア(3)と、コンベアで移送される移送途中物品を透
過する光子線の吸収量を検出する光子量検出器(8)と
から形成され得る。殺菌線は電子線であり、電子線走査
用電源(21)は、分布に基づいて電子線を移送途中物
品に対して走査する電気信号(24)を殺菌線照射装置
(1)に対して出力する。物品の形状、材料に基づいて
適正な量の殺菌線を照射することができる。
【0015】電子線加速用電源(22)が更に追加され
る。電子線加速用電源(22)は、等価厚さに対応する
加速電圧を有する。加速により電子線のエネルギーを変
えることにより、より適正に等価厚さに対応する照射を
行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図に対応して、本発明による輸送
途中物品の処理装置の実施の形態は、滅菌線照射器が物
理状態測定器とともに移送路上に配置されている。その
滅菌線照射器(例示:電子線照射器)1は、図1に示さ
れるように、物理状態測定器(X線照射器)2に対して
移送路3の移送方向aに下流側に配置されている。実施
の本形態では、滅菌線照射器1として電子線照射装置が
好適に例示される。その滅菌線は、電子線である。物理
状態測定器2としては、X線撮像装置が好適に例示され
る。物理状態測定器2の検出は、X線吸収による。
【0017】滅菌線照射器1は、滅菌用電子線照射器4
と受熱器5とから形成されている。滅菌用電子線照射器
4から出力される電子線6は、移送途中物品Bの中又は
その表面の微生物等を滅菌する。なお、電子線6の一部
が移送途中物品を透過した場合、及び、前後する移送途
中物品が存在しない場合を想定して、移送路3を透過し
た電子線6を受ける受熱器5が配置されている。物理状
態測定器2は、撮影用X線照射器7とX線検出器8とか
ら構成されている。撮影用X線照射器7から出力される
X線9は、移送路3を透過してX線検出器8で受け止め
られる。移送路3は、両端部に配置されるプーリ11に
より駆動されて周回する歯付き無端移送ベルト12の運
動により形成される。
【0018】輸送途中物品の物理的状態の検出と滅菌処
理は、ボックス13の中で自動的にその移送中に実行さ
れる。ボックス13は、移送途中物品が出入りする入口
14と出口15を有している。滅菌用電子線照射器4と
撮影用X線照射器7は、ボックス13に対して固定され
ており、受熱器5とX線検出器8はボックス13の中で
各照射器4,7から出射される電子線及びX線の経路上
に固定されている。
【0019】X線9の照射量は、撮影用X線照射器7の
内部の図示されない照射量調整機器の調整により可変的
に規定されるが、その照射量調整機器が固定されれば、
1回の照射量は一定である。移送路3の上に何もない状
態で照射されたX線9のうちX線検出器8で検出される
検出量は、単位1で定義される。移送途中物品Bは、撮
影用X線照射器7の下方の移送領域で、移送路3ととも
に一時的に停止し、又は、停止しないで連続的に移送さ
れている。移送路3の上流部で撮影用X線照射器7とX
線検出器8の間を通過する移送途中物品Bは、X線9を
部分的に遮断する。移送途中物品Bは、X線9の一部を
吸収する。輸送途中物品Bを透過したX線9の一部分の
量である透過量は、X線検出器8で検出される。その吸
収率がεで示されれば、その吸収量(吸収線量)は、1
×εでεである。
【0020】移送途中物品Bの等価厚さTは、密度×深
さ(厚さ)で定義される。等価厚さTは、X線吸収率ε
に対応する:T=T(ε)。
【0021】X線吸収率εが測定されその等価厚さが判
明した移送途中物品Bは、移送路3の下流に移送され
る。移送途中物品Bは、滅菌用電子線照射器4の下方の
移送領域で、移送路3とともに一時的に停止し、又は、
停止しないで連続的に移送されている。電子線が物質を
透過する程度を示す電子線透過性は、その物質の等価厚
さTに依存する。電子線6のエネルギーEは、等価厚さ
Tに依存して適正に規定される。また、移送途中物品B
が移送路3とともに移送されながら電子線6の照射を受
ける場合には、電子線電流量Iは、移送途中物品Bの移
送速度vにも依存して適正に規定される:I=I(T
(ε),v)。
【0022】図2は、同じ物体について異なる電子線エ
ネルギーの対応として、その厚さ(又は深さ位置)と電
子線の吸収線量との関係を示している。電子線エネルギ
ー(単位eV)の大小に依存して、図2に示されるよう
に、被照射物体の表層領域の電子線吸収線量が異なるの
で、電子線6が同一ビーム電流量であり、移送路3の移
送速度が同一移送速度であれば、電子線6のエネルギー
を可変化した場合、被照射物体ごとにその吸収線量が異
なる。滅菌用電子線照射器4は、電子ビーム生成のため
の加速エネルギー可変装置16を有していて、輸送途中
物質に一定量以上の吸収線量を付与することを等価厚さ
ごとに可変設置するものとする。
【0023】設定可能最大加速エネルギーを持つ電子線
6には、輸送途中物品に対して殺菌処理するために、最
低必要線量を与え得る電流量が設定されている。設定可
能最大加速エネルギーより低いエネルギーの電子線6を
照射する場合には、設定可能最大加速エネルギーの最低
必要線量よりも多い線量を照射することにより、菌死滅
保証がなされる。吸収線量が多すぎる場合には、被照射
物体の劣化を招く恐れがあるので、低加速エネルギーの
照射線量が劣化許容値を越えることがない範囲で、設定
可能最大加速エネルギーの最低必要線量を規定すること
は重要であり、また、低エネルギー電子線の電流量の調
整を行うものとする。
【0024】このため、加速エネルギー可変装置16
は、電流量可変化機能を更に有している。電流量の可変
化は、次式で示される: I=I(T(ε),v,E)・・・(1) 等価厚さがより大きければ、より大きいエネルギーの電
子線がより多く照射されるが、この際には、同一移送速
度条件で相対的に多いビーム電流量を要することにな
る。このような照射量の制御により、任意の移送途中物
品Bに対して、滅菌効果を均等化することができる。な
お、このような均等化制御は、等価厚さに対して十分に
透過性があることを前提にしている。X線検出位置と電
子線照射位置で移送途中物品Bを一旦停止させる場合に
は、移送路3を停止させないで、その位置に分流器等
(図示されず)を配置することが好ましい。
【0025】図3は、本発明による輸送途中物品の処理
装置の実施の他の形態を示している。滅菌用電子線照射
器4は、1台の撮影用X線照射器7に対して複数化され
ている。滅菌用電子線照射器4−jは、第1電子線照射
器4−1と、第2電子線照射器4−2と、第3電子線照
射器4−3とから構成されている。なお、参考のために
図中に、各電子線照射器に対応電子線エネルギーを併記
している。撮影用X線照射器7と複数の滅菌用電子線照
射器4−jのそれぞれとの間に、被照射物選別機17が
介設されている。撮影用X線照射器7で検出される等価
厚さは、4段階に区別される。最大等価厚さの移送途中
物品Bは、被照射物選別機17で選別されて第1電子線
照射器4−1に移送される。第j段階の等価厚さの移送
途中物品Bは、被照射物選別機17で選別されて滅菌用
電子線照射器4−jに移送される。最小等価厚さの移送
途中物品Bは、被照射物選別機17で選別されて第4電
子線照射器4−4に移送される。
【0026】第1電子線照射器4−1の電子線エネルギ
ーは、5[MeV]に固定的に設定されている。第2電
子線照射器4−2の電子線エネルギーは、1[MeV]
に固定的に設定されている。第3電子線照射器4−3の
電子線エネルギーは、0.8[MeV]に固定的に設定
されている。各滅菌用電子線照射器4−jで、移送途中
物品Bの個別的等価厚さに対応する既述の式(1)の電
流量Iがその移送途中物品Bに照射される。なお、高エ
ネルギーで且つ大電流化を図ることは大出力化に繋がる
ため、移送速度等の面から実現が必ずしも容易でない場
合には、同一エネルギーの電子線照射器を複数台設置す
ること等の対応も行う必要がある。電子線照射器4の複
数化は、各電子線照射器の線量調整機器が物体ごとに変
動しないので、その処理を高速化することができる。滅
菌用電子線照射器4−jで電子線処理を受けた移送途中
物品Bは、配達別仕分部のような共通の次のプロセスに
移送される。
【0027】図4は、本発明による輸送途中物品の処理
装置の実施の更に他の形態を示している。実施の本形態
では、基準照射量電子線照射器4−0が追加されてい
る。基準照射量電子線照射器4−0は、撮影用X線照射
器7と被照射物選別機17との間に介設されている。全
ての移送途中物品Bは、基準照射量電子線照射器4−0
により規定エネルギーの電子線の照射を受ける。基準照
射量電子線照射器4−0は、全電子線照射器のうちで最
も低いエネルギーで最も高い表面線量となる電子線を全
移送途中物品Bに照射する。
【0028】基準照射量電子線照射器4−0による照射
によって滅菌効果が十分であると撮影用X線照射器7が
検出する等価厚さに基づいて判断される移送途中物品B
は、滅菌用電子線照射器4−jでは照射を受けないで、
既述の次のプロセスに移送される。例えば、郵便物で
は、薄物書簡が比較的に多い。動作が最も速い基準照射
量電子線照射器4−0で大半の移送途中物品Bを高速に
処理することができる。
【0029】図5は、本発明による輸送途中物品の処理
装置の実施の更に他の形態を示している。実施の本形態
では、1台の撮影用X線照射器7に対して、1台の基準
照射量電子線照射器4−0と1台の被照射物選別機17
とが配置されている点で、実施の図4の形態に同じであ
る。実施の本形態では、実施の既述の形態の滅菌用電子
線照射器4に代えられて、滅菌用X線照射器4’が用い
られている。等価厚さが厚いために基準照射量電子線照
射器4−0で十分な滅菌効果が得られないと判断された
移送途中物品Bは、滅菌用X線照射器4’に移送され、
X線照射を受ける。複数の多段階的電子線照射器と、複
数の多段階的X線照射器と、複数の多段階的γ線照射器
とが配置されることは、更に多様な移送途中物品Bに対
処することができる。
【0030】菌死滅効果は、吸収線量に依存し、電子線
と光子線で殆ど変わらない。光子線は、その透過性が優
れているが、その線量を多くすることが経済的に困難で
ある。透過性に優れ単位時間当たりの線量が少ない光子
線照射は、電子線のみで処理効果が少ない等価厚さが大
きい移送途中物品Bに対して、長時間的に実行されるこ
とが好ましい。このような特殊な移送途中物品B又は爆
発物である恐れが高いと推定される移送途中物品Bに対
して、X線又はγ線により、長時間的に滅菌処理を実行
することが現実的に有効である。このような物体は、一
時保管庫に移送されその保管庫の中で照射処理が行われ
る。
【0031】図6は、本発明による移送途中物品の処理
装置の実施の更に他の形態を示している。X線照射器と
電子線照射器には、電子線発生部18が、共通化されて
いる。物理状態測定器2は、金属のような高原子番号材
料で形成されるX線放出器19を有している。電子発生
部18の一部面から放出される電子は、X線放出器19
でX線9を生成する。電子発生部18の他の一部面から
放出される電子は、電子線6としてそのままに移送途中
物品Bに照射される。
【0032】〜300keVの電子線の飛程は、〜0.
08g/平方cmである。この程度の低エネルギーの電
子線は、書簡のような薄物を十分に透過し得るが、X線
検査では通常〜150keVの電子線によりX線を発生
させている場合が多いが、例えばX線エネルギーが従来
のものよりも管電圧がより高くなることは、物体の等価
厚さを検出する点で障害になることはない。高エネルギ
ー光子線は、その検出効率が低いが、重金属のような被
照射物体の検出のために有効である。X線発生源と電子
線発生源が対で使用される場合に電子発生部18を共用
化することは、装置系を簡素化してその設備コストを低
減することができる。
【0033】図7は、手紙を封緘した書簡入り封筒を示
している。一般に、輸送途中物品は、その等価厚さが一
様ではない。図8は、等価厚さが一様でない移送途中物
品Bに対して適正に滅菌線を照射するための装置系を示
している。図7に示されるような書簡入り封筒は、封筒
部分B−2の等価厚さと封筒部分B−2に封緘されてい
る手紙用紙B−1の等価厚さの2様の等価厚さを有して
いる。
【0034】移送コンベア12の移送位置と移送速度
は、プーリ11を駆動するモータに付属する回転位置検
出器と回転速度検出器により検出される。規定位置を通
過するタイミングがレーザーにより検出される物品は、
その位置Xが回転位置と回転速度Vから求められる。移
送コンベアの位置に対応する移送物品の任意の点は、位
置Xで示される。そのような位置Xが、電子線走査用電
源21に入力される。X線照射器2から出力される等価
厚さTは、電子線加速用電源22に入力される。電子線
加速用電源22は、等価厚さTに対応する電圧23を電
子線照射器に対して出力する。電子線走査用電源21
は、位置Xの物品の形状に対応する走査用電圧を電子線
照射器1に出力する。電子線照射器1は、等価厚さTと
その位置Xとに基づいて、物品の位置に対応する電子線
密度の電流をその位置に照射する。物品が移送されてい
る場合には、電子線は走査されず、又は、移送速度に対
応した速度で移送方向に走査される。
【0035】
【発明の効果】本発明による輸送途中物品の処理装置
は、輸送途上の物品の微生物を積極的に殺菌処理を施す
ことができる。このため、物品を授受する当事者の保護
だけでなく作業関係者の保護が可能である技術を確立す
ることができる。輸送途中物品の多様性に応じて一様に
対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による輸送途中物品の処理装置
の実施の形態を示す断面図である。
【図2】図2は、吸収線量を示すグラフである。
【図3】図3は、本発明による輸送途中物品の処理装置
の実施の他の形態を示す装置ブロック図である。
【図4】図4は、本発明による輸送途中物品の処理装置
の実施の更に他の形態を示す装置ブロック図である。
【図5】図5は、本発明による輸送途中物品の処理装置
の実施の更に他の形態を示す装置ブロック図である。
【図6】図6は、本発明による輸送途中物品の処理装置
の実施の更に他の形態を示す断面図である。
【図7】図7は、輸送途中物品を示す平面図である。
【図8】図8は、照射量を制御する線量制御系を示す回
路ブロック図である。
【符号の説明】
1…滅菌線照射器 2…光子線照射器 3…移送路 4−0,1〜n,4−j…電子線照射器 4’…X線照射器 8…検出器 21…電子線走査用電源 22…電子線加速用電源 24…電気信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G21K 5/04 G21K 5/04 E W Fターム(参考) 3B116 AA46 AB14 BC01 4C058 AA02 AA25 AA26 BB06 CC02 CC04 EE26 KK03 KK27

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移送途中物品の等価厚さを検出する光子線
    を照射する光子線照射器と、 前記等価厚さに対応する殺菌線を照射する殺菌線照射器
    とを具える輸送途中物品の処理装置。
  2. 【請求項2】移送路を更に具え、 前記光子線照射器は前記移送路に沿って前記殺菌線照射
    器より前記移送路の上流側に配置される請求項1の輸送
    途中物品の処理装置。
  3. 【請求項3】前記殺菌線は電子線、X線、γ線のうちか
    ら選択される請求項1又は2の輸送途中物品の処理装
    置。
  4. 【請求項4】前記等価厚さはTで表され、前記殺菌線の
    エネルギーはEで表され、前記エネルギーEは前記等価
    厚さTの関数E(T)で表される請求項1〜3から選択
    される1請求項の輸送途中物品の処理装置。
  5. 【請求項5】前記光子線が前記移送途中物品により吸収
    される吸収率がεで表され、前記等価厚さTは前記吸収
    率の関数T(ε)で表される請求項4の輸送途中物品の
    処理装置。
  6. 【請求項6】前記光子線はX線である請求項5の輸送途
    中物品の処理装置。
  7. 【請求項7】前記移送路の速度がvで表され、前記光子
    線の強度Iは、関数I(T(ε),v)で表される請求
    項5又は6の輸送途中物品の処理装置。
  8. 【請求項8】前記殺菌線照射器は、 複数の電子線照射器を備え、 複数の電子線照射器の電子線エネルギーは段階的に設定
    され、 複数の前記移送途中物品は、前記移送途中物品のそれぞ
    れの等価厚さに対応する電子線エネルギーの電子線照射
    器まで前記移送路で前記光子線照射器から移送される請
    求項1〜7から選択される1請求項の輸送途中物品の処
    理装置。
  9. 【請求項9】前記殺菌線照射器は、 複数の電子線照射器を備え、 複数の電子線照射器の電子線エネルギーは段階的に設定
    され、 前記複数の前記移送途中物品の全ては、前記複数の電子
    線照射器のうちの最低電子エネルギーの電子線照射器に
    より電子線を照射され、前記移送途中物品の一部は、電
    子線照射器のうち前記最低電子エネルギーの電子線照射
    器以外の電子線照射器により電子線を照射される請求項
    1〜7から選択される1請求項の輸送途中物品の処理装
    置。
  10. 【請求項10】前記殺菌線照射器は、 電子線照射器と、 X線照射器とを備え、 前記等価厚さが一定厚さを越える場合に、前記移送途中
    物品は、前記X線照射器によりX線照射を受ける請求項
    1〜7から選択される1請求項の輸送途中物品の処理装
    置。
  11. 【請求項11】前記殺菌線照射器は、 電子線照射器と、 γ線照射器とを備え、 前記等価厚さが一定厚さを越える場合に、前記移送途中
    物品は、前記γ線照射器によりγ線照射を受ける請求項
    1〜7から選択される1請求項の輸送途中物品の処理装
    置。
  12. 【請求項12】前記電子線照射器と、前記X線照射器と
    は、共通の電子放出器を有する請求項10の輸送途中物
    品の処理装置。
  13. 【請求項13】移送路を更に具え、 前記移送路は、 第1移送路と、 第2移送路と、 第3移送路とを備え、 前記殺菌線照射器は、 前記第1移送路に配置される第1電子線照射器と、 前記第2移送路に配置され前記第1電子線照射器よりエ
    ネルギーが大きい第2電子線照射器と、 前記第3移送路に配置されるX線照射器とを備え、 前記移送途中物品の全ては、前記第1電子線照射器によ
    り電子線の照射を受け、前記移送途中物品のうち前記等
    価厚さが第1規定厚さ以上の移送途中物品は前記X線照
    射器によりX線の照射を受け、前記移送途中物品のうち
    前記等価厚さが第1規定厚さ以下であり第2規定厚さ以
    上の移送途中物品は前記第2電子線照射器により電子線
    の照射を受ける請求項1〜7から選択される1請求項の
    輸送途中物品の処理装置。
  14. 【請求項14】移送途中物品の等価厚さを検出する光子
    線を照射する照射器と、 前記等価厚さに対応する殺菌線を照射する殺菌線照射器
    と、 前記移送途中物品の等価厚さの分布を検出する検出器と
    を具え、 前記殺菌線の線量は、前記等価厚さの分布に基づいて定
    められる輸送途中物品の処理装置。
  15. 【請求項15】電子線走査用電源を更に具え、 前記検出器は、 コンベアと、 前記コンベアで移送される前記移送途中物品を透過する
    前記光子線の吸収量を検出する光子量検出器とを備え、 前記殺菌線は電子線であり、 前記電子線走査用電源は、前記分布に基づいて前記電子
    線を前記移送途中物品に対して走査する電気信号を前記
    殺菌線照射装置に対して出力する請求項14の輸送途中
    物品の処理装置。
  16. 【請求項16】電子線加速用電源を更に具え、 前記電子線加速用電源は、前記等価厚さに対応する加速
    電圧を有する請求項15の輸送途中物品の処理装置。
JP2001354600A 2001-11-20 2001-11-20 輸送途中物品の処理装置 Withdrawn JP2003153986A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001354600A JP2003153986A (ja) 2001-11-20 2001-11-20 輸送途中物品の処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001354600A JP2003153986A (ja) 2001-11-20 2001-11-20 輸送途中物品の処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003153986A true JP2003153986A (ja) 2003-05-27

Family

ID=19166431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001354600A Withdrawn JP2003153986A (ja) 2001-11-20 2001-11-20 輸送途中物品の処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003153986A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007132723A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 Hitachi Medical Corp 放射線照射装置
CN101937729B (zh) * 2009-06-30 2012-12-12 同方威视技术股份有限公司 电子束辐照加工的方法和装置
CN103536947A (zh) * 2012-07-16 2014-01-29 克朗斯股份有限公司 容器灭菌测量装置及测量方法
CN108338143A (zh) * 2018-03-09 2018-07-31 赵菊鹏 一种粉蚧检测处理装置
CN108391642A (zh) * 2018-03-09 2018-08-14 赵菊鹏 一种实蝇检疫处理装置
CN109961869A (zh) * 2019-03-28 2019-07-02 中广核达胜加速器技术有限公司 一种优化的辐照方法及加工系统
EP3721911B1 (en) * 2019-04-12 2023-12-27 Grifols Engineering, S.A. Method for sterilising flexible bags by electron-beam irradiation

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007132723A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 Hitachi Medical Corp 放射線照射装置
CN101937729B (zh) * 2009-06-30 2012-12-12 同方威视技术股份有限公司 电子束辐照加工的方法和装置
CN103536947A (zh) * 2012-07-16 2014-01-29 克朗斯股份有限公司 容器灭菌测量装置及测量方法
CN103536947B (zh) * 2012-07-16 2016-08-10 克朗斯股份有限公司 容器灭菌测量装置及测量方法
CN108338143A (zh) * 2018-03-09 2018-07-31 赵菊鹏 一种粉蚧检测处理装置
CN108391642A (zh) * 2018-03-09 2018-08-14 赵菊鹏 一种实蝇检疫处理装置
CN108391642B (zh) * 2018-03-09 2023-07-21 赵菊鹏 一种实蝇检疫处理装置
CN109961869A (zh) * 2019-03-28 2019-07-02 中广核达胜加速器技术有限公司 一种优化的辐照方法及加工系统
EP3721911B1 (en) * 2019-04-12 2023-12-27 Grifols Engineering, S.A. Method for sterilising flexible bags by electron-beam irradiation
EP4290983A3 (en) * 2019-04-12 2024-02-28 Grifols Engineering, S.A. Improved device for sterilising flexible bags by electron-beam irradiation and method for sterilising them
IL273532B1 (en) * 2019-04-12 2024-03-01 Grifols Eng S A An improved device for disinfecting flexible bags by electron beam irradiation and a method for disinfecting them
IL273532B2 (en) * 2019-04-12 2024-07-01 Grifols Eng S A An improved device for disinfecting flexible bags by electron beam irradiation and a method for disinfecting them

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6872927B2 (en) Systems and methods for processing pathogen-contaminated mail pieces
US6885011B2 (en) Irradiation system and method
US20100189222A1 (en) Panoramic irradiation system using flat panel x-ray sources
EP1496948B1 (en) Method and apparatus for destroying microbial contamination of mail and paper currency
Raguse et al. Improvement of biological indicators by uniformly distributing Bacillus subtilis spores in monolayers to evaluate enhanced spore decontamination technologies
JP2003153986A (ja) 輸送途中物品の処理装置
US7145155B2 (en) Process for electron sterilization of a container
US6628750B1 (en) System for electron and x-ray irradiation of product
JP2022528916A (ja) X線によって医療製品を滅菌するための装置および方法
US6608882B2 (en) System for, and method of, irradiating articles particularly articles with variable dimensions
EP1312550A1 (en) Method and apparatus for irradiating products
US6475432B2 (en) Carrier and support for work pieces
CN111228524A (zh) 纸币消毒灭菌装置及其应用方法
JPH1119190A (ja) 電子線滅菌方法及び電子線滅菌装置
JPH10268100A (ja) 電子線照射装置
JP2003225288A (ja) 殺菌用容器
TW200846034A (en) A system and method for non-destructive decontamination of sensitive electronics using soft x-ray radiation
CN211986357U (zh) 纸币消毒灭菌装置
Zakladnoy et al. Radiation disinfestation of grain in a port elevator with capacity of 400 T/h
JP3640091B2 (ja) 電子線滅菌装置
JPH06317700A (ja) 電子線照射装置
CN116830214A (zh) 辐照设备
JP3730848B2 (ja) 電子線照射装置における粒体の搬入出口の構造
Minea et al. Preliminary research concerning the use of electron accelerators to improve the conservability and to extend the shelf-life of fruits and vegetables
Sruthi et al. Principles of irradiation and its equipment

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050201