JP2003153610A - 田植機 - Google Patents

田植機

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JP2003153610A
JP2003153610A JP2001354118A JP2001354118A JP2003153610A JP 2003153610 A JP2003153610 A JP 2003153610A JP 2001354118 A JP2001354118 A JP 2001354118A JP 2001354118 A JP2001354118 A JP 2001354118A JP 2003153610 A JP2003153610 A JP 2003153610A
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planting
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 植付伝動軸50との接触を回避させる
クランプなどの使用に気をつかうことなく、伝動軸50
とワイヤ80の巻き付きを確実に防止して伝動軸50と
ワイヤ80の動作の安定保持を図ると共に、伝動軸50
とワイヤ80との左右重量バランスを良好とさせて機体
の安定保持を図る。 【解決手段】 植付部15の上昇に連動してマーカワ
イヤ80を介し左右サイドマーカ76を折畳みする田植
機において、機体中心に対し左右一側に植付部15に駆
動力を入力する植付伝動軸50を、他側にマーカワイヤ
80を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は苗載台及び苗植付爪
などを備えて連続的に苗植作業を行う田植機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、左右サイドマー
カを起立操作するマーカワイヤは機体中心に対して左右
に配設されていて、本機側から植付部にPTO出力を伝
達する植付伝動軸が機体中央付近にある場合には問題に
ならないが、機体中心に対し植付伝動軸が左右一側にオ
フセットしている場合には、オフセットしている側のマ
ーカワイヤが植付伝動軸に巻き付くなどの恐れがある。
【0003】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は、植
付部の上昇に連動してマーカワイヤを介し左右サイドマ
ーカを折畳みする田植機において、機体中心に対し左右
一側に植付部に駆動力を入力する植付伝動軸を、他側に
マーカワイヤを配設して、植付伝動軸との接触を回避さ
せるクランプなどの使用に気をつかうことなく、伝動軸
とワイヤの巻き付きを確実に防止して伝動軸とワイヤの
動作の安定保持を図ると共に、伝動軸とワイヤとの左右
重量バランスを良好とさせて機体の安定保持を図るもの
である。
【0004】また、マーカワイヤのアウタ部材を昇降リ
ンクに、インナワイヤを車体フレームにそれぞれ配設さ
せて、従来のロワーリンク及び植付ヒッチにインナワイ
ヤ及びアウタ部材(アウタチューブ)を配設する構造に
比べ簡潔に配設して、組付・調整など容易とさせ、操作
ロスなども低減させるものである。
【0005】さらに、マーカワイヤを昇降リンク側方の
近傍位置に配設させて、昇降リンクの影響を受けること
なく、植付部の昇降時にマーカワイヤが突っ張ったり、
弛んだりするのを防止して、簡潔なマーカワイヤの配置
構造のものでマーカの確実な起立動作などを可能とさせ
て信頼性を向上させるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は乗用田植機の側面図、図2は同
平面図を示し、図中1は作業者が搭乗する走行車であ
り、エンジン2を車体フレーム3に搭載させ、前後方向
に長手状のミッションケース4前方にフロントアクスル
ケース5を介して水田走行用前輪6を支持させると共
に、前記ミッションケース4後部のリヤアクスルケース
7に水田走行用後輪8を支持させる。そして前記エンジ
ン2等を覆うボンネット9両側に予備苗載台10を取付
けると共に、作業者が搭乗する車体カバー11によって
前記ミッションケース4等を覆い、前記車体カバー11
後側の運転台12上面に運転席13を取付け、その運転
席13の前方で前記ボンネット9後部に操向ハンドル1
4を設ける。
【0007】また、図中15は4条植え用の苗載台16
並びに複数の苗植付爪17などを具備する植付部であ
り、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台16を下部レ
ール18及びガイドレール19を介して植付フレーム2
0に左右往復摺動自在に支持させると共に、一方向に等
速回転させるロータリケース21を前記植付フレーム2
0に支持させ、該ケース21の回転軸芯を中心に対称位
置に一対の爪ケース22・22を配設し、その爪ケース
22・22先端に苗植付爪17・17を取付ける。また
前記植付フレーム20の左右両端側に左右サイドフレー
ム23・23を立設させて苗載台16を支持させ、植付
フレーム20左右中央のヒッチブラケット24をトップ
リンク25及びロワーリンク26を含む昇降リンク機構
27を介し走行車1に連結させ、走行車1に設ける油圧
昇降シリンダ28をロワーリンク26に連結させ、該昇
降シリンダ28の駆動時にリンク機構27を介し植付部
15を昇降させると共に、植付部15の下降時には左右
に往復摺動させる苗載台16から一株分の苗を植付爪1
7によって取出し、連続的に苗植え作業を行うように構
成する。
【0008】また、図中29は主変速レバー、30は機
体の搭乗位置は勿論のこと機体から降りた位置で走行停
止などの操作を可能とさせる苗継ぎレバー、31は植付
昇降レバー、32は主クラッチペダル、33・33は左
右ブレーキペダル、34は2条分均平用センタフロー
ト、35は1条分均平用サイドフロート、36は4条用
側条施肥機、37・37は後輪8の外側に配備させる補
助車輪である。
【0009】前記側条用施肥機36は、肥料を入れる肥
料ホッパ38と、肥料を供給する肥料繰出部である肥料
繰出ケース39と、フロート34・35の側条作溝器4
0にフレキシブル形搬送ホース41を介して肥料を排出
させるターボブロワー型送風機42と、円筒形のエアタ
ンク43とを備えると共に、エアタンク43右側端に送
風機42を取付け、4条分4組の肥料繰出ケース39を
エアタンク43上側に配設させ、肥料ホッパ38の後側
に前記苗載台16の上端を近接配備させている。
【0010】図3乃至図12に示す如く、前記植付フレ
ーム20は各2条分用のパイプ製左右縦フレーム44a
・44bと、左右縦フレーム44a・44bの前端間を
連結するパイプ製横フレーム45とを備え、バルジ加工
で形成する十字形フレーム継手(十字管継手)46を各
縦フレーム44a・44b後端に溶接固定させ、回転軸
47を介し前記ロータリケース21を継手46に回転自
在に支持させると共に、バルジ加工で形成する左右十字
形フレーム継手(十字管継手)48a・48bを縦フレ
ーム44a・44bと横フレーム45に溶接固定させ
て、これら縦及び横フレーム44a・44b・45を一
体連結させて軽量の植付フレーム20を低コストに形成
するように構成している。
【0011】また、右フレーム継手48bの前端部に植
付入力軸49を設け、前記ミッションケース4のPTO
軸からの駆動力を自在継手軸50を介し入力軸49に伝
達させ、横フレーム45に内設する植付駆動軸51にベ
ベルギヤ49a・52を介し入力軸49を連動連結させ
ると共に、左右縦フレーム44a・44bに内設する植
付爪駆動軸53をベベルギヤ52・54及び安全クラッ
チ55を介し植付駆動軸51に連結させ、前記回転軸4
7にベベルギヤ56a・56b及び植付爪ユニットクラ
ッチ57を介し植付爪駆動軸53を連動連結させて、苗
植付爪17の駆動を行うように構成している。
【0012】さらに、苗載台16の左右方向の横送りと
苗載台16上の苗の縦送りを行う苗送り軸58をアルミ
ダイキャスト製の苗送りケース59を介し植付駆動軸5
1の左端に連動連結させるもので、左フレーム継手48
aの左側フランジ部60に苗送りケース59の一端側フ
ランジ部61をボルト止め固定させ、ケース59の他端
側に苗送り軸58の左端を挿入支持させ、ケース59内
の駆動軸51と苗送り軸58間に高低変速用の2組の切
換ギヤ62・63で形成する変速機構64を介在させ、
機体略中心に対し苗送り軸58の左半分を苗縦送りカム
軸65・右半分を苗台横送りネジ軸66に設けて、苗送
り軸58の高低2速の回転駆動時に苗載台16の横送り
と、苗載台16上の苗の縦送りを行うように構成してい
る。
【0013】図30、図33にも示す如く、前記植付フ
レーム20の前端下側に植付深さ調節支点軸67を回動
自在に枢支させ、各フロート34・35後端上面のブラ
ケット68・69を植付深さ調節リンク70・71を介
し前記支点軸67に連結させ、センタフロート34の前
端に連結する昇降リンク72によってフロート傾斜角度
(植付深さ)の変化を検出すると共に、前記支点軸67
に基端を固設する植深調節レバー73によって基準植付
深さの調節を行うように構成している。
【0014】なお、前記支点軸67の左右両端にはL形
状の左右サイドバンパ74をバンパ取付部材75を介し
折畳み自在に外方に突設させている。
【0015】図13乃至図16にも示す如く、左右サイ
ドマーカ76の基端を前記支点軸67左右両端近傍に折
畳み(起伏)自在に支持させるもので、前記支点軸67
のバンパ取付部材75より内側近傍位置のマーカ76基
端の折曲部76aを回動自在に支持させ、マーカ76基
端に固設するマーカアーム78とバンパ取付部材75間
に捩りコイルバネ式のマーカ倒伏バネ79を介設させ、
マーカ76を起立操作する起立ワイヤ80を前記マーカ
アーム78に連結させ、マーカ76の起立操作時にマー
カアーム78の係合軸81に係合させてマーカ76を起
立保持するフック82を支点軸67にピン83を介して
回動自在に設け、フックバネ84力に抗しマーカ76を
起立保持するフック82の係合解除を行う解除ワイヤ8
5をフック82と植付昇降レバー31間に設け、植付部
15の上昇動作に連動して起立ワイヤ80を引張ってマ
ーカ76を起立させフック82に係合保持させると共
に、植付昇降レバー31で左右何れか一方のフック82
の係合解除を行って左或いは右マーカ76を横方向に倒
伏させるように構成している。
【0016】図8、図9、図14、図15にも示す如
く、前記車体フレーム3の後部フレーム86にワイヤ受
け87を介し左右マーカ76用2本の起立ワイヤ80の
一端を、左右マーカアーム78に起立ワイヤ80の他端
を連結させ、機体中心ライン上に配置させるロワーリン
ク26を中心として右側に自在継手軸50を、左側に左
右マーカ用2本の起立ワイヤ80を配設させるもので、
ロワーリンク26の後部左外側に起立ワイヤ80のアウ
タチューブ80a一端側のアウタ受け88を固設すると
共に、アウタチューブ80a他端側のアウタ受け89を
支点軸67に固設し、前記ワイヤ受け87とマーカアー
ム78とを起立ワイヤ80のインナワイヤ80bで連結
して、植付部15の上昇に連動して左右マーカ76を起
立させるように構成している。
【0017】上記からも明らかなように、植付部15の
上昇に連動してマーカワイヤである起立ワイヤ80を介
し左右サイドマーカ76を折畳みする田植機において、
機体中心に対し左右一側に植付部15に駆動力を入力す
る植付伝動軸である自在継手軸50を、他側にワイヤ8
0を配設したことによって、自在継手軸50との接触を
回避させるクランプなどの使用に気をつかうことなく、
継手軸50とワイヤ80の巻き付きを確実に防止して継
手軸50とワイヤ80の動作の安定保持を図ると共に、
継手軸50とワイヤ80との左右重量バランスを良好と
させて機体の安定保持を図ることができる。
【0018】また、起立ワイヤ80のアウタ部材である
アウタチューブ80aをロワーリンク26に、インナワ
イヤ80bを車体フレーム3にそれぞれ配設させたこと
によって、従来のロワーリンク26及び植付ヒッチにイ
ンナワイヤ80b及びアウタチューブ80aを配設する
構造に比べ、機体外側で前後方向に略平行にして簡潔に
配設して、組付・調整など容易とさせ、操作ロスなども
低減させることができる。
【0019】さらに、起立ワイヤ80をロワーリンク2
6側方の近傍位置に配設させたことによって、昇降リン
ク機構27の影響を受けることなく、植付部15の昇降
時に起立ワイヤ80が突っ張ったり、弛んだりするのを
防止して、簡潔な起立ワイヤ80の配置構造のものでマ
ーカ76の確実な起立動作などを可能とさせて信頼性を
向上させることができる。
【0020】またこの場合、起立ワイヤ80はロワーリ
ンク26側方でロワーリンク26と略同一高さ位置に配
設して、マーカ76の引上げストロークを充分に確保
し、単一のアウタ受け88に2本の起立ワイヤ80を一
体支持させて、ワイヤ80を他部品に干渉させることの
ないワイヤ寿命が良好で低コスト、軽量の配置を可能と
させている。
【0021】図18、図19にも示す如く、苗載台16
下端の苗取出板90を上下動させて苗取量を調節する苗
取調節板91を、植付フレーム20のガイド部材92に
ガイドロッド93を介し上下動自在に支持させ、ガイド
ロッド93上部に切溝94を係合させる係合板95を左
右方向の苗取量調節軸96に設け、該苗取量調節軸96
の左端側に連結する苗取量調節レバー97の操作によっ
て、苗植付爪17が取出す1株分の苗量の調節を行うも
ので、苗送りケース59及び縦フレーム44a・44b
に固設する各軸受板に苗取量調節軸96の横軸部96a
を回動自在に支持させ、苗送りケース59より外方で横
軸部96aの左端側を前方に略90度に折曲げて前後方
向の縦軸部96bに形成し、苗送りケース59の前方で
縦軸部96bの前端を内方に略90度に折曲げて、レバ
ー取付部96cに形成して、該取付部96cにL形状の
調節レバー97基端を2本のボルト98で固定させ、レ
バー97先端をレバーガイド99の前方斜上方に延設さ
せ、左後輪8と補助車輪37間に臨ませるように設け
て、各部96a・96b・96cで苗送りケース59を
囲んで保護すると共に、ケース59と苗取量調節軸96
の隙間100で前記搬送ホース41の位置決めを行うよ
うに構成している。
【0022】図11、図12にも示す如く、前記ヒッチ
ブラケット24はトップリンク25及びロワーリンク2
6を連結させる上下リンク軸101・102を有し、植
付フレーム20の横フレーム45略中央に溶接で抱持固
定する支点部材103をブラケット24の下端にローリ
ング支点軸104を介して回動自在に連結させ、ブラケ
ット24上端の取付座105に油圧ローリングシリンダ
106を取付け、シリンダ106のピストンロッド10
7先端を右サイドフレーム23上端の固定ブラケット1
08に連結させ、複動型の前記シリンダ106を往復駆
動するギヤポンプ109と、該ポンプ109を正逆駆動
する可逆型電動モータ110と油タンク111とをシリ
ンダ106に一体的に設け、前記取付座105上面に固
設する受板112と苗載台16裏側面の上部ガイドレー
ル19左右端間にローリング補正バネ113を張設し
て、ヒッチブラケット24左側の横フレーム45に設け
た振子型ローリングセンサ114が植付部15の傾斜を
検出するとき、シリンダ106のピストンロッド107
を進退制御して支点軸104回りに植付部15を左右に
揺動させて植付部15の水平保持を図るように構成して
いる。
【0023】また、前記横フレーム45と支点部材10
3右端とに溶接固定させるブラケット115を設け、該
ブラケット115と右サイドフレーム23上端のブラケ
ット108と間を斜めステー116で補強連結させて、
最も軽量構造のもので右サイドフレーム23の剛性を向
上させて、ローリング性能の確保を図るように構成して
いる。
【0024】図10、図12、図16、図17にも示す
如く、前記苗送り軸58の中間及び右端を前記ブラケッ
ト115及び軸受板117を介し横フレーム45に支持
させるもので、右フレーム継手48bの右側フランジ部
118より右外側に苗送り軸58と略平行な2本のパイ
プ119を延設させ、該パイプ119の延設端に軸受板
117を取付けて、前記ブラケット115と軸受板11
7間に軸受120を介し前記横送りネジ軸66両端を支
持させ、前記縦送りカム軸65の右端を角パイプ製の継
手121を介しネジ軸66左端に、またカム軸65の左
端を苗送りケース59にそれぞれ連結支持させて、これ
ら左右に分割される縦送りカム軸65及びネジ軸66を
両持ち構造とさせて支持強度を向上させると共に、縦送
りカム軸65の右端を同一軸芯でネジ軸66に連結させ
て縦送り精度を向上させるように構成している。前記カ
ム軸65は鉄製中空パイプで、またネジ軸66は中実鉄
材で形成して、機体中心より左側に前記苗送りケース5
9とカム軸65、右側に重さの大きいネジ軸66を振り
分け配置させて、左右のバランスを良好とさせるように
設けている。
【0025】また図7、図10、図20、図37に示す
如く、前記ネジ軸66には滑り子122をネジ結合さ
せ、苗載台16に滑り子受け123を介して滑り子12
4を連結させて、ネジ軸66の一方向の回転時に苗載台
16を左右往復移動させると共に、前記縦送りカム軸6
5には左右縦送りカム124を有して、苗載台16が左
右移動端まで移動するときには従動カム125に縦送り
カム124を当接させ一方向クラッチ126を介し縦送
りローラ軸127を一方向に回転させて、苗載台16下
端側に設ける上下一対のローラ軸127・128の縦送
りローラ129・130間に巻回する縦送りベルト13
1を苗1株分下端方向に移動させるように構成してい
る。
【0026】さらに図16、図17に示す如く、前記右
側フランジ部118及び軸受板117はネジ軸取付用の
切欠き132・133を上部に形成し、ネジ軸66に軸
受120を装着させた状態でフランジ部118及び軸受
板117への取付けを容易に可能とさせると共に、右サ
イドマーカ76の最収納時にマーカ76を係合保持する
棒状のマーカ収納フック134を軸受板117上側部に
溶接固定させている。
【0027】また、前記右側フランジ部118の下側一
部を下方に延長させ、右サイドフロート35の上げスト
ッパ部135に形成して、右サイドフロート35が揺動
で上げ動作したときにも他の部品との干渉を防止するよ
うに構成している。
【0028】上記からも明らかなように、苗載台16を
左右方向に横送りする横送り軸である横送りネジ軸66
を備えた田植機において、植付フレーム20から横送り
ネジ軸66と略平行に軸状部材であるパイプ119を複
数延設させ、横送りネジ軸66の一側を支持する軸受部
材である軸受板117を前記パイプ119に取付けるこ
とによって、横送りネジ軸66の一側を複数のパイプ1
19で変形させることなく支持して、横送りネジ軸66
による力をパイプ119の引張りで受けるなどして簡単
且つ軽量化構造のもので精度の良い横送りネジ軸66の
支持を可能とさせることができる。
【0029】また、サイドマーカ76を起立保持させる
マーカ収納フック134を軸受板117に設けることに
よって、例えば棒状形状のフック134を軸受板117
に固設するだけの簡単な構造のもので、軸受板117も
収納時のガイドとして利用してマーカ76の確実な起立
収納保持を図ると共にマーカ収納機構のコスト低減や重
量の軽減化を容易に可能とさせることができる。
【0030】図13乃至図15に示す如く、前記苗送り
ケース59の下側面を曲面部59aに形成し、左サイド
フロート35が揺動で上げ動作したときのストッパとし
て利用すると共に、左サイドマーカ76の最大収納時に
マーカ76を係合保持するバネ鋼製のマーカ収納フック
136をケース59外側面に取外し自在にボルト137
止め固定させている。
【0031】また、前記フック136は苗送りケース5
9左外方に延出させて先端を平面視略三角形状に折曲げ
てマーカ76の係合部136aに形成し、植付部15最
上げ時のマーカ76位置より機体中心側に係合部136
aを配置させ、植付部15最上げ時にフック136にマ
ーカ76が引掛るのを防止させ、マーカ76とフック1
36の位置関係に差がある場合や植深変更によって支点
軸67が回動してマーカ76収納姿勢が変化するときに
もフック136の弛みでマーカ76を良好に係合保持さ
せるように構成している。
【0032】また図3に示す如く、施肥機36前面位置
に配備させるユニットレバーボックス139に左右各2
条用2本のユニットクラッチレバー140を設け、図2
0に示す如く縦送りローラ軸127の両端側に設ける縦
送りユニットクラッチ141と植付爪ユニットクラッチ
57と施肥機36肥料繰出ケース39の駆動の入切を行
う施肥ユニットクラッチとに各クラッチワイヤを介しク
ラッチレバー140を連結させて、左右何れか一方のク
ラッチレバー140の切操作によって左或いは右側2条
分の縦送りと植付爪17及び施肥機36の駆動を停止さ
せるもので、図13に示す如くクラッチレバー140と
縦送りユニットクラッチ141とを連結する縦送りクラ
ッチワイヤ142の中間を前記フック136にクランプ
させるように構成している。
【0033】図20乃至図22に示す如く、前記苗取量
調節レバー97に縦送り連動ワイヤ143を介し従動カ
ム125を連結させ、苗取量の変化に対応させ苗縦送り
量も変化させて、苗取量に応じた適正な苗縦送りを行う
もので、調節レバー97のレバーアーム144と従動カ
ム125の外側面の突出ピン145間を連動ワイヤ14
3のインナワイヤ143bで、横フレーム45及び苗載
台16裏面に固設するアウタ受け146・147間をア
ウタチューブ143aで連結させている。そして、調節
レバー97側のインナワイヤ143bにおいてはアウタ
チューブ143aを前方に位置させインナワイヤ143
bを前方側に引き動作させることにより、泥水のアウタ
チューブ143a内への侵入を有効に防止すると共に、
苗載台16側のアウタ受け147は上部ローラ軸128
を苗載台16裏面に支持する軸受148の取付穴など取
付部材149を利用して苗載台16に固定させている。
【0034】図22乃至図26に示す如く、前記植深調
節レバー73の上端側を案内するレバーガイド150に
多段の係合ノッチ151を有する調節板152をガイド
レール153を介しスライド自在に設け、調節レバー7
3をノッチ151を介し調節板152に係脱自在に連結
させ、植付作業速度感応型植深さ自動調節用(速度同
調)の植深補正モータ154にネジ軸155及びネジ係
合体156を介し調節板152を連結させて、手動によ
る植付深さの基準調節を行うと共に、走行速度の変化時
には補正モータ154でもって植付深さの基準補正を行
うように構成している。
【0035】また、前記レバーガイド150は機体中心
より左側の横フレーム45前面の固定ブラケット157
にレバーガイド150の右折曲側板150aをボルト1
58を介し取外し自在に固定させるもので、レバーガイ
ド150の取付位置を変更させる複数のボルト取付孔1
59をガイド150に形成して、密植(深植え)或いは
疎植(浅植え)など基準植付深さ仕様が変更されたとき
には、対応した位置(図24に示す如く、レバーガイド
150が上取付位置のとき密植、下取付位置のとき疎
植)にレバーガイド150の取付位置を変更させるよう
に構成している。
【0036】また、レバーガイド150と調節板152
との相対位置を変化させる調節板152位置規制用の正
逆規制スイッチ160・161をレバーガイド150の
裏面にビス162を介して取外し自在に固定させ、調節
板152一側に折曲形成するスイッチ作用部152aを
スイッチ160・161のアクチュエータ160a・1
61a内に臨ませて、設定されるアクチュエータ160
a・161a間の距離内で補正モータ154の正逆駆動
制御を行うと共に、前記規制スイッチ160・161の
取付位置を変更させる複数のビス取付孔163をレバー
ガイド150に形成して、密植或いは疎植など基準植付
深さが変更されたときには、対応した位置(図26に示
す如く、規制スイッチ160・161が実線状態の上取
付位置のとき密植、仮想線状態の下取付位置のとき疎
植)に規制スイッチ160・161を変更させるように
構成している。そしてこの場合レバーガイド150の取
付位置の変更或いは規制スイッチ160・161の取付
位置の変更の何れか一方を用いて植付深さの基準調節を
行うものである。
【0037】上記からも明らかなように、苗の植付深さ
を調節する植深調節レバー73を植付フレーム20の横
フレーム45に備えた田植機において、横フレーム45
に対する植深調節レバー73のレバーガイド150の取
付位置を調節する複数の取付孔159を横フレーム45
或いはレバーガイド150に形成することによって、密
植・疎植など基準植付深さ仕様の変更や、様々な地域或
いはユーザーの要望で植付深さを変更させる場合、レバ
ーガイド150の取付位置を容易に変更させて基準とす
る植付深さを変更させ、各種条件にあった最適な植深調
節を可能とさせて、植付精度を向上させることができ
る。
【0038】また、苗の植付深さを調節する植深調節レ
バー73をレバーガイド150を介し植付フレーム20
に備えた田植機において、レバーガイド150に対する
植深調節レバー73の操作位置を規制するレバー位置規
制部材であるスイッチ160・161を設けると共に、
レバーガイド150にスイッチ160・161を位置変
更自在に取付けることによって、例えば植付作業速度感
応型(速度同調)自動植深モータに植深調節レバー73
を連結させた構造にあっては、植深調節レバー73の位
置規制するスイッチ160・161の取付位置を変更さ
せるだけの簡単な操作によって、各種条件にあった最適
な植深調節を容易に可能とさせることができる。
【0039】図18、図19、図27、図28に示す如
く、前記下部レール18に嵌合させて苗載台16を支持
する下部ガイドレールである苗取出板90の断面形状は
取口部直線とさせるもので、苗載台16の底板16aの
下端裏面に下部レール18を固設させ、苗取出板90は
前記下部レール18に摺動体165を介し嵌合させる4
角嵌合部90aと、苗マット底面に摺接させる底板16
aの延長方向に沿う苗底面受部90bと、苗マット前面
と摺接させる底板16aに対し略90度立設傾斜させた
苗前面受部90cとを有し、底板16aと下部レール1
8の合体部下縁166の下側位置より底板16aの延長
線上の高さ位置に直線の上り傾斜に苗底面受部90bを
形成して、苗載台16の横送り時に従来の如く苗取出板
90の苗取出口167で苗底面受部90bに苗が引掛る
などの不都合を解消させ、苗取出板90上でのスムーズ
な苗の横送りを行って正確な苗取出しを可能とさせると
共に、苗載台底板16aの苗の縦送り方向に対し苗取出
板90の苗底面受部90bを前低後高状の上り傾斜面に
形成して、苗載台16の横送り動作中苗マット下端部が
浮上り状態となっても苗取出板90の傾斜面(受部90
b)によって、苗載台底板16aと苗マットとの隙間を
開かず密着状態を良好に保って苗を確実に掻取り可能と
させるように構成している。
【0040】また、前記苗取出板90の苗取出口167
の裏側面にボルト168及び苗ガイド169を介し固設
する苗取出板補強用の受刃170は苗取出板90の嵌合
部90aに取付ける連結部170aと、苗取出口167
を中心とした苗取出板90の左右両側に取付ける左右受
板部170bと、連結部170aと受板部170b間で
連結して苗ガイド169に苗を案内するガイド部170
cとを有する平面視コノ字形の一体構造に設け、苗取出
板90の苗取出口167の強度を向上させ、苗植付爪1
7による苗取量を安定させるように構成している。
【0041】また図29に示す如く、前記苗送りケース
59と植付駆動軸51とカム軸65との連結接続時にあ
っては、前記苗送りケース59の内側面に形成する植付
用スリット171及び縦送り用スリット172と、駆動
軸51及び苗送り軸58(カム軸65)に形成するボン
チマーク173・174とを合せて、密植仕様及び疎植
仕様に対応させた苗送りケース59と軸51・58の容
易な組付けを可能とさせるように構成している。
【0042】図30乃至図36に示す如く、前記サイド
フロート35は平面視門形に形成し、内側の後方延出部
175より外側の後方延出部176の前後長を短く形成
し、車輪である後輪8位置後方のフロート内側後方延出
部175の左右幅W1を後輪8の左右幅W3と略同一若
しくは幅広(W1≧W3)に形成すると共に、フロート
外側後方延出部176の左右幅W2をフロート内側後方
延出部175の左右幅W1より幅狭(W1>W2)に形
成して、既植苗に対するサイドフロート35の影響を小
とさせた良好な回り植えを可能とさせると共に、隣接苗
への泥押しを最小限に抑えながら車輪8跡を確実に消す
植付作業を可能とさせて植付精度を安定維持させるよう
に構成している。
【0043】また、フロート内側後方延出部175上方
に植付フレーム20の縦フレーム44a・44bを配置
させ、該延出部175の左右両側で苗植付爪17による
2条分の苗植えを行わせ、ロータリケース21の回転軌
跡の最後側部より延出部175を後方に突出させて、ロ
ータリケース21の低コストによる保護を図ると共に、
圃場条件に応じてフロート外側後方延出部176前方位
置に補助車輪37を設ける場合には、該車輪37の車輪
跡も延出部176で消すように構成している。
【0044】また図35にも示す如く、後輪8に対応す
るサイドフロート35の前面位置を凹部177に形成し
て、後輪8とサイドフロート35の隙間を確保しつつ、
フロート35を可及的に前方に配置することができ、そ
の結果植付部15を可及的に本機に近づけることができ
るため、機体全長の縮小化を容易に可能とさせると共
に、水の流れMを隣接苗でなく後輪跡に流し込ませて、
隣接苗への影響を小とさせ整地性を向上させるように構
成している。
【0045】また図30、図31にも示す如く、フロー
ト外側後方延出部176の後端上面に固設するブラケッ
ト69と、支点軸67に基端を固設する調節リンク71
との間に、サイドフロート35の先端側に上げ荷重を作
用させる捩りコイルバネ178を介設させるもので、ブ
ラケット69と調節リンク71とを連結する枢支軸17
9周りに前記コイルバネ178を設け、ブラケット69
に開成する低及び高荷重用2つのバネ係合孔180・1
81の何れか一方にコイルバネ178の一端側フック1
78aを係合させると共に、調節リンク71にコイルバ
ネ178の他端側フック178bを係合させて、係合孔
180・181に対するコイルバネ178のフック17
8aの掛け替えでサイドフロート35先端側の上げ荷重
を容易に変更するように構成している。
【0046】図31に示す如く、前記枢支軸179に取
付けるコイルバネ178のフック178aとコイル部1
78c側端までの距離aよりバネ78を挿入する枢支軸
179の首下長さbを大(a<b)に形成して、バネ係
合孔180・181に対しバネフック178aの掛け替
えを容易とさせるように構成している。つまり枢支軸1
79に取付けるバネ座金178dとリンク71間の取付
長さbを、コイルバネ178のコイル部178cの幅長
さとフック178aの幅長さの加算値aより大に形成し
て、フック178aの係合解除時にはリンク71とフッ
ク178aとの間に隙間を形成させる状態とさせて掛け
替えを容易とさせるように構成している。
【0047】上記からも明らかなように、植付部15の
下方に支点軸67を介し上下揺動自在にフロート35を
支持させた田植機において、フロート35先端側に上げ
荷重を作用させる上げ荷重変更部材である捩りコイルバ
ネ178を設けると共に、コイルバネ178のバネ力を
調節自在に設けることによって、長さの異なるフロート
35に変更或いは施肥機36やレベラの装着・非装着或
いは圃場条件による泥押しの具合などに応じてフロート
35の上げ荷重を変更する必要のあるときには、従来の
如くバネをその都度取換えるなどの煩わしさなくコイル
バネ178のバネ力の調節操作によるバネ力の変更で容
易に対応させて、フロート35上げ荷重変更時に必要と
する操作性の向上やコスト低減を図ることができる。
【0048】また、フロート35とフロート支持部材で
ある調節リンク71間に介設するコイルバネ178のバ
ネ取付位置を調節自在に設けることによって、フロート
35の上げ荷重を変更する必要のあるときには、その都
度バネを取換える必要なく、バネ178を掛け替えるな
どの簡単な調節操作で対応させて、操作性の向上やコス
ト低減を図って植付精度を向上させることができる。
【0049】また、フロート35と調節リンク71間の
枢支軸179周りに捩りコイルバネ178を介設すると
共に、コイルバネ178掛け替え用のスペースを枢支軸
179に設けて、例えばフロート35の固定ブラケット
69に対するコイルバネ178一側の掛け替え時には、
コイルバネ178を枢支軸179のスペース内で自在に
移動させてバネの掛け替えを容易に行って、フロート3
5の上げ荷重を適正維持させることができる。
【0050】図30、図33にも示す如く、前記縦フレ
ーム44a・44b後端側でロータリケース21など支
持させるフランジ182にU字形状のパイプ製フロート
ストッパ183を固定させて、ロータリケース21回転
中のサイドフロート35との干渉を有効に防止するよう
に構成している。また図6、図31にも示す如く、左右
サイドフレーム135のブラケットは立上り部69aを
機体内側に向け配置させ、該立上り部69aに取付ける
枢支軸179を機体内側に突出させて、コイルバネ17
8を調節リンク71より内側に配置させて、支点軸67
両端の空きスペースを大きくしてサイドマーカ76の取
付スペースなどを充分に確保するように構成している。
【0051】図14、図15、図18、図30、図32
に示す如く、前記苗取出板90の左右両端と左右サイド
バンパ74を機体内側に折畳み自在に設けるもので、苗
載台16より外側に突出する略長さ分の苗取出板90の
左右両端を分割させて分割体184に形成し、苗取出板
90本体側に摺動体185・回動軸186・連結板18
7、係合体188・姿勢保持バネ189などを介し分割
体184を折畳み自在に連結させている。
【0052】また前記サイドバンパ74は支点軸67の
両端に固設する側面視コ形状の取付部材75にバンパ折
曲垂直部74aを上下動自在に挿通させ、取付部材75
より下方に突出させる垂直部74aのバネ座190と取
付部材75間に圧縮バネ191を介設させると共に、取
付部材75の外端面及び前面に当接させて位置規制する
L形状の位置規制板192を垂直部74aに固定させ、
規制板192と取付部材75前面との当接位置ではバン
パ水平部74bを支点軸67の延長方向に突出状態とさ
せて苗取出板90などを保護する一方、バネ191に抗
しバンパ74を上方に引上げ後方に水平部74bを略9
0度回動させ、規制板192と取付部材75外端面とを
当接させるバンパ収納位置のとき機体巾を縮小させて運
搬車への積込みや格納を容易に可能とさせるように構成
している。
【0053】図38に示す如く、左右サイドバンパ74
の水平部74bの端部74cは前方から後方に折曲げる
形状として、運転席13位置から端部74cの長さ方向
でバンパ74の開放状態を容易に確認可能とさせて視認
性を向上させると共に、障害物に当たっても引掛るなど
の不都合を解消させるように構成している。
【0054】また、前記サイドバンパ74と苗取出板9
0の分割体184の折畳み収納時にあっては、側面視で
分割体184の外側でサイドバンパ74をラップさせて
分割体184が外方に開くのをサイドバンパ74の端部
74cで防いで、分割体184が干渉するなどの事故を
防止し折畳み時にもバンパ74で分割体184を保護す
るように構成している。さらに左右サイドバンパ74は
下方からの突き上げに対しても、バネ191に抗する上
動によって破損などが防止される。
【0055】図33、図35に示す如く、前記作溝器4
0はセンタフロート34の左右両側に2つ、左右サイド
フロート34に各1つ配置されるもので、左右サイドフ
ロート34にあってはフロート外側後方延出部176の
内側基部に作溝器取付部193を設け、作溝器40に接
続させるホース41と苗載台16との間を縮小させた良
好な配置を行うように構成している。
【0056】図19に示す如く、前記縦フレーム44a
・44bの前部上方にホース取付ステー194を固定さ
せ、該ステー194に取付けるクランプ金具195に作
溝器40のブーツ40a上方近傍のホース41を固定支
持させると共に、横フレーム45・苗送り軸58・縦送
りカム124より後方で苗載台16・苗取量調節軸96
の前方にホース41を通して、ホース41の屈曲を小さ
く抑えて肥料の詰まりなどを防止するように構成してい
る。
【0057】そして図37に示す如く、前記従動カム1
25と滑り子受け123の横移動範囲より外側にホース
41を配置させて、ホース41と苗載台16間の距離を
縮小させると共に、図12に示す如くローリングシリン
ダ106のギヤポンプ109・モータ110など油圧ユ
ニット下部にホース41を通して、ホース41のスペー
スを有効に確保したホース41の組込みを行うと共に、
図5、図6に示す如く苗送りケース59と苗取量調節軸
96の隙間100にホース41を通して、別途ホース取
付部材などの必要のないホース41の低コストで軽量良
好な保持を行うように構成している。
【0058】また、図37に示す如く搬送ホース41の
中間部にあっては、前記ヒッチブラケット24の左右両
側に左右ホースガイド196を配置させ、左右ホースガ
イド196の左右両端にホース41のクランプ金具19
7を取付けて、ホース41とヒッチブラケット24を側
面視でラップさせることによって、本機と苗載台16間
の距離を縮めて機体全長の縮小化を図るように構成して
いる。
【0059】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように、植付部
15の上昇に連動してマーカワイヤ80を介し左右サイ
ドマーカ76を折畳みする田植機において、機体中心に
対し左右一側に植付部15に駆動力を入力する植付伝動
軸50を、他側にマーカワイヤ80を配設したものであ
るから、植付伝動軸50との接触を回避させるクランプ
などの使用に気をつかうことなく、伝動軸50とワイヤ
80の巻き付きを確実に防止して伝動軸50とワイヤ8
0の動作の安定保持を図ると共に、伝動軸50とワイヤ
80との左右重量バランスを良好とさせて機体の安定保
持を図ることができるものである。
【0060】また、マーカワイヤ80のアウタ部材80
aを昇降リンク26に、インナワイヤ80bを車体フレ
ーム3にそれぞれ配設させたものであるから、従来のロ
ワーリンク及び植付ヒッチにインナワイヤ80b及びア
ウタ部材(アウタチューブ)80aを配設する構造に比
べ簡潔に配設して、組付・調整など容易とさせ、操作ロ
スなども低減させることができるものである。
【0061】さらに、マーカワイヤ80を昇降リンク2
6側方の近傍位置に配設させたものであるから、昇降リ
ンク26の影響を受けることなく、植付部15の昇降時
にマーカワイヤ80が突っ張ったり、弛んだりするのを
防止して、簡潔なマーカワイヤ80の配置構造のもので
マーカ76の確実な起立動作などを可能とさせて信頼性
を向上させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の全体側面図。
【図2】田植機の全体平面図。
【図3】植付部の側面図。
【図4】植付部の側面説明図。
【図5】植付部の平面図。
【図6】植付部の平面説明図。
【図7】植付部の側面説明図。
【図8】昇降リンク機構の側面図。
【図9】昇降リンク機構の平面図。
【図10】植付フレーム部の断面説明図。
【図11】苗載台の正面説明図。
【図12】ヒッチブラケット部の正面説明図。
【図13】苗送りケース部の側面図。
【図14】サイドマーカ部の背面説明図。
【図15】サイドマーカ部の平面説明図。
【図16】サイドマーカ部の斜視説明図。
【図17】軸受板部の側面説明図。
【図18】苗取量調節軸部の平面説明図。
【図19】苗縦送り部の側面説明図。
【図20】苗載台の背面説明図。
【図21】従動カム部の側面説明図。
【図22】植深調節部の側面図。
【図23】植深調節部の平面図。
【図24】植深モータ部の説明図。
【図25】植深調節板の説明図。
【図26】スイッチ部の説明図。
【図27】苗取出板部の側面説明図。
【図28】受け刃部の斜視説明図。
【図29】苗送りケース部の内側面図。
【図30】サイドバンパ部の側面説明図。
【図31】サイドフロート枢支部の説明図。
【図32】苗取出板の折畳み説明図。
【図33】フロート部の平面図。
【図34】フロートの平面説明図。
【図35】サイドフロート部の平面説明図。
【図36】サイドフロートの底面説明図。
【図37】搬送ホース部の説明図。
【図38】サイドバンパ及び苗取出板分割体の折畳み説
明図。
【符号の説明】
3 車体フレーム 26 ロワーリンク(昇降リンク) 50 自在継手軸(植付伝動軸) 76 サイドマーカ 80 起立ワイヤ(マーカワイヤ) 80a アウタチューブ(アウタ部材) 80b インナワイヤ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植付部の上昇に連動してマーカワイヤを
    介し左右サイドマーカを折畳みする田植機において、機
    体中心に対し左右一側に植付部に駆動力を入力する植付
    伝動軸を、他側にマーカワイヤを配設したことを特徴と
    する田植機。
  2. 【請求項2】 マーカワイヤのアウタ部材を昇降リンク
    に、インナワイヤを車体フレームにそれぞれ配設させた
    ことを特徴とする請求項1記載の田植機。
  3. 【請求項3】 マーカワイヤを昇降リンク側方の近傍位
    置に配設させたことを特徴とする請求項1記載の田植
    機。
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