JP2003153402A - 二次電池制御装置 - Google Patents

二次電池制御装置

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JP2003153402A JP2001345942A JP2001345942A JP2003153402A JP 2003153402 A JP2003153402 A JP 2003153402A JP 2001345942 A JP2001345942 A JP 2001345942A JP 2001345942 A JP2001345942 A JP 2001345942A JP 2003153402 A JP2003153402 A JP 2003153402A
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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】 二次電池の入出力可能な継続時間を予測し、
二次電池を限界まで使用する。 【解決手段】 電池ECU18は二次電池10のSOC
などを検出してHVECU20に供給する。HVECU
20は、アクセル開度などに基づきインバータ12を制
御してモータ14を駆動し、エンジンECU17に指令
してエンジン16の出力を制御する。HVECU20
は、所定の電圧モデルに基づき、二次電池10の現在の
充電状態からエンジン16のクランキングに必要な電力
が得られる継続時間Tを算出する。算出された継続時間
がエンジン16のクランキングに必要な所定の継続時間
に達した時点でジェネレータ19を駆動してエンジン1
6をクランキングする。二次電池10の出力が低下して
限界状態となった時点でエンジン16を始動すること
で、二次電池10を限界まで使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は二次電池制御装置、
特に二次電池の充放電量制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電気自動車やハイブリッド自
動車等に二次電池が搭載されている。ハイブリッド車両
においては、エンジンの他に二次電池からの電力により
モータを駆動して車両を走行させる。例えば、低速時に
はモータのみで車両を走行させ、高速となった時点でエ
ンジンをクランキングして始動し、エンジンとモータで
車両を走行させる。車両制動時には、モータをジェネレ
ータとして機能させて運動エネルギを電気エネルギに変
換して二次電池を充電する。二次電池の状態は常にマイ
コンで監視し、充電状態(SOC)が一定値(例えば満
充電状態の60%)となるように充放電を制御する。従
って、モータのみで走行する低速時においても、二次電
池のSOCが低下している場合には、エンジンをクラン
キングしてエンジンにより車両を走行させる。
【0003】なお、エンジンのクランキングは、例えば
エンジンに連結されたジェネレータを二次電池からの電
力によりモータ(セルスタータ)として機能させて行う
ことができる。すなわち、本来、ジェネレータは主にエ
ンジン出力により発電を行い、その電力をモータに供給
してモータを駆動しているが、ジェネレータに接続され
たインバータを制御してスタータモータとして機能さ
せ、エンジンを始動してエンジンによる走行とエンジン
出力増大及び回生による二次電池の充電を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては実際に二次電池のSOCが低下し始めてからモ
ータによる走行からエンジンによる走行に移行している
ため、現在の二次電池のSOCでエンジンをクランキン
グできるか否かが必ずしも保証されていない問題があっ
た。
【0005】もちろん、十分なマージンを確保したしき
い値を設定し、SOCがこのしきい値に達した時点でエ
ンジンをクランキングすることも考えられるが、この場
合には二次電池の出力に未だ余裕があるにもかかわらず
エンジンを始動することになるので、二次電池の能力を
十分活用できず、燃費低下や二次電池の使用効率低下を
招く。
【0006】さらに、運転者がアクセルを全開するなど
高負荷走行時においては二次電池からの電力を継続的に
モータに供給してトルクアシストを行う必要があるが、
従来装置においてはどの程度の時間二次電池からモータ
に必要な電力を供給できるかを把握しておらず、二次電
池の電圧が所定の下限値に達するまで電力を供給する処
理を行っているのが実情であり、より計画的かつ効率的
な制御が望まれていた。
【0007】本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑
みなされたものであり、その目的は、二次電池の入出力
電力および入出力可能な継続時間を正確に制御し、これ
によりモータなどの負荷を高精度に制御できる装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、二次電池の状態量を検出する手段と、少
なくとも前記状態量に基づき所定の電圧モデルを用いて
ある電力における前記二次電池の入力あるいは出力可能
な継続時間を演算する演算手段とを有することを特徴と
する。
【0009】ここで、前記電力は負荷の駆動に必要な電
力であり、前記演算手段は、前記負荷の駆動に必要な電
力が得られる出力可能な継続時間を演算し、さらに、前
記装置は、演算して得られた継続時間が負荷駆動に必要
な所定の継続時間に達した場合に前記二次電池の電力に
より前記負荷を駆動する制御手段とを有することが好適
である。
【0010】また、本装置において、前記負荷はエンジ
ンであり、前記制御手段は、演算して得られた継続時間
がエンジン始動に必要な所定の継続時間に達した場合に
前記二次電池の電力により前記エンジンを始動すること
が好適である。
【0011】前記電圧モデルは、前記状態量をx、電流
値をi、電圧値をVとした場合にV=g(x,i)によ
り表され、前記演算手段は、電力P=g(x,i)×i
を満たす電流値iを算出し、電流iが流れたことによる
時間T後の前記二次電池の状態量を算出し、算出された
電流値及び状態量に基づき前記電圧モデルを用いて時間
T後の電圧を算出し、前記電圧が前記二次電池の所定の
電圧下限値に達するときの前記時間Tの積算値を前記継
続時間として算出することができる。
【0012】また、本発明は、二次電池の状態量を検出
する手段と、少なくとも前記状態量に基づき所定の電圧
モデルを用いて前記二次電池の入力あるいは出力可能な
ある継続時間における電力を演算する演算手段とを有す
ることを特徴とする。
【0013】本装置において、さらに、前記演算手段で
得られた電力及び継続時間で負荷を駆動する制御手段と
を有することができ、前記負荷はモータとすることがで
きる。
【0014】このように、本発明の二次電池制御装置
は、二次電池の電圧モデルを用いて現在の状態量(SO
Cや温度等)から電力に対応する入力あるいは出力可能
な継続時間を算出する。言い換えれば、ある電力に対応
する入力あるいは出力可能な継続時間を予測する。入出
力可能な継続時間を予測することで、必要な継続時間条
件を満たしているか否かを判定し、判定結果に基づいて
二次電池の充放電を精度良く制御できる。本発明の二次
電池を車両に搭載し、二次電池の状態に応じてモータ駆
動からエンジン駆動に切り替える場合、二次電池がエン
ジンのクランキングに必要な電力及び継続時間を満たす
か否かを判定することが可能となり、これにより二次電
池に不要マージンを確保する必要がなくなり、かつエン
ジンのクランキングを保証できる。
【0015】一方、現在の状態量から電力に対応する入
出力継続時間を算出するのではなく、その逆演算により
入出力継続時間に対応する電力を算出することも可能で
ある。例えば、二次電池に要求される放電継続時間が与
えられた場合、この放電継続時間に対応する電力が得ら
れる。これにより、少なくともある電力をある一定時間
だけ充放電させる必要が生じた場合でも、現在の二次電
池がこの条件を満たすか否かを正確に判断することがで
き、充放電の制御性が向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態について説明する。
【0017】図1には、本実施形態の構成ブロック図が
示されている。車両にはモータ/ジェネレータ(MG)
14およびエンジン16並びにジェネレータ19が設け
られる。モータ/ジェネレータ14とエンジン16は、
例えばプラネタリギア機構等の動力分配機構により連結
され、その一部は駆動輪が結合されたドライブシャフト
に接続される。これにより、モータ/ジェネレータ14
あるいはエンジン16の出力が駆動輪に伝達され、車両
を駆動する。
【0018】エンジン16は、アクセルセンサで検出さ
れたアクセルペダルの操作量や冷却水温などの環境条
件、さらにモータ/ジェネレータ14の運転状態に基づ
きエンジンECU17によりその出力や回転数などが制
御される。
【0019】ジェネレータ19は、エンジン16に連結
され、エンジン16の出力より発電してモータ/ジェネ
レータ14を駆動し、あるいは二次電池10に供給して
二次電池10を充電する。
【0020】モータ/ジェネレータ14は、ハイブリッ
ド(HV)ECU20により制御され、HVECU20
はモータECUを介してインバータ12の各スイッチを
制御することにより二次電池10からモータ/ジェネレ
ータ14に電力を供給し、あるいはモータ/ジェネレー
タ14からの電力を二次電池10に回生して二次電池1
0を充電する。二次電池10とインバータ12はシステ
ムメインリレーSMRを介して接続される。
【0021】HVECU20によるインバータ12の制
御は、エンジンECU17からのエンジン16の運転状
態の情報やアクセルペダルの操作量、ブレーキコンピュ
ータからのブレーキペダルの操作量、シフトポジション
センサからのシフトレンジ、電池ECU18からの二次
電池10の充電状態SOC等に基づき実行される。例え
ば、HVECU20は、電池ECU18から供給された
二次電池10のSOCに基づき、モータ駆動からエンジ
ン駆動への切替タイミングを制御する。エンジン始動
は、インバータ12を制御して二次電池10からの電力
をジェネレータ19に供給し、ジェネレータ19をスタ
ータモータとして機能させることで行う。モータ駆動か
らエンジン駆動への切替については、さらに後述する。
【0022】二次電池10は、複数のブロックが直列接
続されて構成され、各ブロックは複数のセルから構成さ
れる。各ブロック毎に電圧センサが設けられ、各ブロッ
クの検出電圧を電池ECU18に供給する。また、電流
センサで検出された二次電池10の電流値も電池ECU
18に供給される。さらに、温度センサで検出された温
度も電池ECU18に供給される。二次電池10として
は、例えばニッケル水素電池を用いることができる。
【0023】電池ECU18は、検出された温度に基づ
き二次電池10の温度管理を実行し、温度が所定温度以
上となった場合に図示しない冷却ファンを駆動して二次
電池10の温度を一定に維持する。また、検出された電
流値に基づき二次電池10の充電状態(SOC)を検出
してHVECU20に供給する。SOCは、初期状態の
SOCと電流積算値に基づき算出される。
【0024】このような構成において、本実施形態で
は、HVECU20でモータ駆動からエンジン駆動に切
り替える際に、二次電池10の出力可能継続時間を算出
し、最適のタイミングでエンジン駆動に切り替える。す
なわち、二次電池10の使用効率の観点からは、二次電
池10のSOCあるいが電圧がエンジンクランキングに
必要な出力が得られる限界値に達するまではエンジンを
始動せず、限界値に達した時点でその残存出力を用いて
エンジンクランキングを行うのが望ましい。二次電池1
0に余裕を残さず、かつ確実にエンジンを始動できるか
らである。
【0025】そこで、本実施形態のHVECU20は、
現在の二次電池10の状態から、エンジンクランキング
に必要な既知の必要電力及び出力継続時間が得られるか
否かを正確に判定することで切替タイミングを調整す
る。
【0026】図2には、HVECU20の処理フローチ
ャートが示されている。まず、HVECU20は、エン
ジン16のクランキングに必要な電力PEに対する二次
電池10の出力可能継続時間TCを算出する(S10
1)。この算出処理については後述する。次に、得られ
た継続時間TCとエンジン16のクランキングに必要な
既知の継続時間TEの大小比較を行う(S102)。な
お、継続時間TEは予めHVECU20のメモリに記憶
しておけばよい。そして、継続時間TCがTEを越えてい
る場合には、二次電池10に未だ余裕があることを意味
するからエンジン16のクランキングは実行せず、モー
タ14により走行する。一方、S102にてYES、す
なわち算出された継続時間TCが継続時間TE以下となっ
たとき、言い換えれば継続時間TCが継続時間TEに達し
た場合には、二次電池10の余裕がなくエンジン16の
クランキングは可能であることを意味するから、この時
点でインバータ12を制御してジェネレータ19をモー
タとして機能させエンジン16を始動する(S10
3)。
【0027】図3には、図2におけるS101の処理、
すなわちエンジンのクランキングに必要な既知の電力P
Eに対する二次電池10の出力可能継続時間TCを算出す
る処理フローチャートが示されている。
【0028】まず、HVECU20は各種パラメータの
初期設定を行う(S201)。具体的には、二次電池1
0の状態量(SOCや温度)に現地点で検出された状態
量をセットするとともに、継続時間TCを0に初期化す
る。次に、所定の電圧モデルV=g(x,i)におい
て、PE=g(x,i)×iの関係を満たす電流値iを
算出する(S202)。所定の電圧モデルV=g(x,
i)は、理論的に定義される公知の電圧モデルのパラメ
ータを二次電池10を用いた充放電実験により調整する
ことで得ることができる。
【0029】エンジンクランキングに必要な電力PEが
得られる電流値iを算出した後、この電流iが流れるこ
とによる時間T後の二次電池10の状態量xを算出する
(S203)。SOCであれば、初期状態のSOCから
T間に流れた電流の積算値を加減することによりT後の
SOCを算出することができる。温度に関しては、実験
的に定めた温度上昇分から定めることができる。
【0030】次に、S202にて得られた電流値iとS
203にて得られた状態量xに基づき、所定の電圧モデ
ルV=g(x,i)を用いて時間T後の二次電池10の
電圧を算出する(S204)。時間T後の二次電池10
の電圧を算出した後、この電圧が二次電池10の所定の
下限電圧に達したか否かを判定する(S205)。この
下限電圧は、これよりも電圧が低下すると二次電池10
の劣化が急速に進む電圧であり、二次電池10に応じて
予め決定してメモリに記憶しておく。そして、二次電池
10の電圧が未だ下限電圧に達していない場合には、二
次電池10の出力あるいは放電が未だ可能であることを
意味するから、継続時間TCに時間Tを加算して継続時
間TCを更新し(S206)、再びS202以降の処理
を繰り返していく。これにより、時間Tは二次電池10
の電圧が下限値に達するまで順次積算され、この積算値
が継続時間TCとなる。
【0031】一方、二次電池10の電圧モデルに基づく
算出電圧が下限電圧に達した場合には、二次電池10の
出力に余裕がなくなりこれ以上の放電はできないことを
意味するから、その時点におけるTCを電力PEが得られ
る可能な出力継続時間TCとして確定する。以上のよう
にして、二次電池10の現在の状態量xと電圧モデルを
用いてエンジンクランキングに必要な電力PEを継続し
て出力できる継続時間TCを精度良く算出することがで
きる。算出されたTCは所定時間TEと大小比較されるこ
とは上述した通りである。
【0032】このように、本実施形態においては、エン
ジンクランキングに必要な電力が得られる二次電池10
の出力可能継続時間を算出し、この継続時間がエンジン
クランキングに必要な所定の継続時間に達したときにエ
ンジンクランキングを実行するようにタイミング制御し
ているので、二次電池10の能力を最大限利用すること
ができ、二次電池10の使用効率、モータ14の使用効
率を向上させて燃費向上を図ることができる。
【0033】なお、本実施形態においては、図3に示さ
れた処理フローチャートによりエンジンクランキングに
必要な電力PEの出力継続時間TCを算出しているが、二
次電池10の状態量xと電力P並びに継続時間TCとの
関係を電圧モデルを用いて予め算出してマップ化してメ
モリに記憶しておき、このマップに基づき現在の状態量
xおよび必要な電力に対応する継続時間TCを直ちに算
出してもよい。このようなマップは、TC=f(x,
P)なる関係式で表すことができる。
【0034】また、電力Pと継続時間Tとの関係T=f
(x,P)に基づき、電力Pから二次電池10の継続時
間を算出するのではなく、逆に二次電池10の現在の状
態量xと必要な継続時間Tから、二次電池10の可能電
力Pを算出することもできる。すなわち、T=f(x、
P)の関係からP=f-1(x,T)を得、この関係式に
より必要な継続時間Tが得られる電力Pを算出できる。
これにより、例えば車両運転者がアクセルを全開操作等
して少なくとも所定の時間(例えば10秒)は二次電池
10を継続的に放電させてモータ14を駆動させる必要
がある場合に、どの程度の電力が得られるかを予め把握
することができる。例えば、少なくとも10秒間継続し
て放電する必要がある場合には、10秒間継続して出力
できる電力が得られることになり、この電力を用いてト
ルクアシストを行うことができる。もちろん、10秒間
で得られる電力がアクセル操作に伴うモータトルクを得
るのに十分でない場合には、必要な電力が得られる継続
時間を上述した実施形態と同様の方法で算出し、その継
続時間が容認できるか否かを判定してもよい。
【0035】さらに、エンジン始動時、あるいはアクセ
ル全開等の高負荷走行時によらず、HVECU20は二
次電池10の現在の状態量から可能な出力電力と継続時
間との組合せ(P、T)を常に算出し、この中から現在
の走行状態に最適の組合せを選択して二次電池10の放
電を制御することも可能である。
【0036】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変更
が可能である。
【0037】例えば、本実施形態では二次電池10の放
電について説明したが、二次電池10の充電についても
同様に行うことができる。具体的には以下のように処理
できる。すなわち、二次電池10の状態量(SOCや温
度)に現地点で検出された状態量をセットするととも
に、継続時間TCを0に初期化する。次に、所定の電圧
モデルV=g(x,i)において、入力電力P=g
(x,i)×iの関係を満たす電流値iを算出する。電
力Pに対応する電流値iを算出した後、この電流iが流
れ込むことによる時間T後の二次電池10の状態量xを
算出する。そして、得られた電流値iと状態量xに基づ
き、所定の電圧モデルV=g(x,i)を用いて時間T
後の二次電池10の電圧を算出する。時間T後の二次電
池10の電圧を算出した後、この電圧が二次電池10の
所定の上限電圧に達したか否かを判定する。二次電池1
0の電圧が未だ上限電圧に達していない場合には、二次
電池10の充電が未だ可能であることを意味するから、
継続時間TCに時間Tを加算して継続時間TCを更新して
いく。これにより、時間Tは二次電池10の電圧が上限
値に達するまで順次積算されていき、この積算値が継続
時間TCとなる。算出された継続時間は所定のしきい時
間と比較され、所定のしきい時間以内であれば二次電池
10の充電を許可し、しきい時間を超える場合には二次
電池10の充電を禁止する等の制御が可能である。
【0038】また、P=f-1(x,T)に基づいて充電
継続時間Tに対応する入力電力Pを算出し、この電力で
二次電池10の充電を行うことも可能であろう。
【0039】また、本実施形態では、電力に対応する入
力あるいは出力可能継続時間の算出はHVECU20で
実行しているが、もちろん電池ECU18で行うことも
可能であり、さらにこれらとは別のECUあるいはマイ
コンで実行してもよい。
【0040】また、本発明における電圧モデルV=g
(x,i)の関数形は任意に設定することができ、単一
の関数形ではなく状態量xあるいは電流値iに応じて複
数の関数形を用いてもよい。HVECU20のプロセッ
サが、V=g(x,i)なる一定の関係式に従って電力
から継続時間を算出し、あるいは継続時間から電力を算
出するのではなく、予めこの関係式に従って状態量と電
力並びに継続時間のセットをマップとしてメモリに記憶
させ、このマップを用いて検出した状態量に対応する電
力あるいは継続時間を読み出してもよい。マップに記憶
された状態量と電力及び継続時間は電圧モデルに基づい
て得られる以上、本発明に含まれる。
【0041】また、電圧モデルV=g(x,i)におけ
る状態量としては本実施形態で示した充電状態(SO
C)や温度の他、二次電池10の充放電履歴を示すパラ
メータを含んでいてもよい。
【0042】さらに、HVECU20は、電力と時間と
の関係式T=f(x、P)を用いて電力Pから継続時間
Tを算出する、あるいはP=f-1(x、T)を用いて継
続時間Tから電力Pを算出することもできるが、この式
も電圧モデルV=g(x,i)を用いて得られる以上、
本発明に含まれる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば二
次電池を限界まで使用することができ、充電あるいは放
電効率を上げることができる。また、ハイブリッド車な
どに搭載した場合には、二次電池の使用効率が向上する
ので燃費も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の構成ブロック図である。
【図2】 実施形態の処理フローチャートである。
【図3】 実施形態の継続時間算出フローチャートであ
る。
【符号の説明】
10 二次電池、12 インバータ、14 モータ/ジ
ェネレータ、16 エンジン、17 エンジンECU、
18 電池ECU、19 ジェネレータ、20HVEC
U。
フロントページの続き Fターム(参考) 5G003 AA07 BA01 DA07 EA05 FA06 GB06 GC05 5H030 AA04 AS08 BB01 BB21 FF41 FF52 5H115 PA12 PC06 PG04 PI16 PO06 PO17 PU25 PV09 QN06 QN08 RE02 RE03 SE06 TE02 TE03 TE05 TI02 TI05 TI06 TI10 TO12 TO13 TO21

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二次電池の状態量を検出する手段と、 少なくとも前記状態量に基づき所定の電圧モデルを用い
    てある電力における前記二次電池の入力あるいは出力可
    能な継続時間を演算する演算手段と、 を有することを特徴とする二次電池制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記電力は負荷の駆動に必要な電力であり、 前記演算手段は、前記負荷の駆動に必要な電力が得られ
    る出力可能な継続時間を演算し、 さらに、前記装置は、 演算して得られた継続時間が負荷駆動に必要な所定の継
    続時間に達した場合に前記二次電池の電力により前記負
    荷を駆動する制御手段と、 を有することを特徴とする二次電池制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の装置において、 前記負荷はエンジンであり、 前記制御手段は、演算して得られた継続時間がエンジン
    始動に必要な所定の継続時間に達した場合に前記二次電
    池の電力により前記エンジンを始動することを特徴とす
    る二次電池制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の装置に
    おいて、 前記電圧モデルは、前記状態量をx、電流値をi、電圧
    値をVとした場合に、V=g(x,i)により表され、 前記演算手段は、 電力P=g(x,i)×iを満たす電流値iを算出し、 電流iが流れたことによる時間T後の前記二次電池の状
    態量を算出し、 算出された電流値及び状態量に基づき前記電圧モデルを
    用いて時間T後の電圧を算出し、 前記電圧が前記二次電池の所定の電圧下限値に達すると
    きの前記時間Tの積算値を前記継続時間として算出する
    ことを特徴とする二次電池制御装置。
  5. 【請求項5】 二次電池の状態量を検出する手段と、 少なくとも前記状態量に基づき所定の電圧モデルを用い
    て前記二次電池の入力あるいは出力可能なある継続時間
    における電力を演算する演算手段と、 を有することを特徴とする二次電池制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の装置において、さらに、 前記演算手段で得られた電力及び継続時間で負荷を駆動
    する制御手段と、 を有することを特徴とする二次電池制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の装置において、 前記負荷はモータであることを特徴とする二次電池制御
    装置。
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