JP2003153266A - 符号化パラメータの解析方法及び解析装置 - Google Patents
符号化パラメータの解析方法及び解析装置Info
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- JP2003153266A JP2003153266A JP2001343482A JP2001343482A JP2003153266A JP 2003153266 A JP2003153266 A JP 2003153266A JP 2001343482 A JP2001343482 A JP 2001343482A JP 2001343482 A JP2001343482 A JP 2001343482A JP 2003153266 A JP2003153266 A JP 2003153266A
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Abstract
号信号から符号化パラメータを解析することができ、且
つ、受信した映像信号がビットストリーム(圧縮信号)
であるか否かを判断することができる解析方法及び解析
装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 直交変換符号化処理がなされた映像信号
の復号信号から符号化時の符号化パラメータを解析する
符号化パラメータ解析方法であって、復号した映像信号
を、直交変換を用いて直交変換符号化した映像信号の直
交変換係数値の頻度値を取得する頻度値取得段階と、前
記頻度値取得段階で取得された頻度値を用いて、符号化
時の符号化パラメータを推定する及び/又は前記復号信
号の直交変換符号化処理の有無を判断する解析段階を備
えることにより上記課題を解決する。
Description
の解析方法及び解析装置に係り、特に、ベースバンド映
像信号から映像の符号化時に使用された符号化パラメー
タを解析する符号化パラメータの解析方法及び解析装置
に関する。
い、映像信号の伝送を行う場合においては、ベースバン
ド信号からMPEG2に代表されるような高能率圧縮符
号化方式による圧縮信号(以下、ビットストリームとい
う)を生成し、そのビットストリームを伝送する方法が
用いられている。
場合等においては、放送局側は受信した映像信号を復号
化器によりベースバンド映像信号に復元するため、受信
した映像信号が符号化された信号であったのか、復号化
された信号であったのかを判断することができない場合
がある。また、符号化された信号である場合にどのよう
な符号化パラメータで符号化された映像信号なのかを判
断できない場合もある。
の符号化器・復号化器を経由して伝送されることがあ
る。そのため、前段の符号化器で用いられた符号化パラ
メータと異なるパラメータを用いて符号化を行うと画質
劣化が生じる。
ータを用いることが画質劣化を抑制するのに有効である
ことが知られている。
バンド信号のみから符号化パラメータを抽出する装置
は、まだ実用化されておらず、ビットストリームを用い
て符号化パラメータを抽出する抽出装置や、符号化前信
号(原信号)と復号信号を用いて画質に関係する物理量
を測定することにより画像の属性を推定する推定装置が
知られている。例えば、松下インターテクノ(株)製の
ストリーム解析装置「AD953―II」やソニーテク
トロニクス(株)製の画質評価装置「PQA200」等
である。
の一構成例の図である。
は、符号化器10と、復号化器11と、符号化パラメー
タ抽出部12とを備えるように構成されている。
装置は、符号化器10と、復号化器11と、比較・演算
部13とを備えるように構成されている。
は符号化パラメータを抽出するためには、ビットストリ
ーム、又は、符号化器10に入力する前の画像信号及び
復号化器11により復号された復号画像が必要となる。
また、上述の信号を符号化パラメータ抽出部12、又
は、比較・演算部13に伝送するための回線が別途必要
とする等、設備面でも問題があった。
として、本出願人から特願2000−170238号、
及び特願2001−303062号が出願されている。
された信号をMPEG2映像符号化に基づいて、固定量
子化符号化器により再符号化を行い、その符号化時の発
生情報量を測定して1画素あたりの情報量を換算する。
換算により求められた発生情報量と、復号化前のビット
ストリームの情報から検出したピクチャタイプとの関係
を、多数のサンプル画像に対してトレーニング法により
求めておき、上記の関係から算出した関係式に基づい
て、入力された画像のピクチャタイプを推定する。
ためには、受信信号をMPEG2の映像符号化手順によ
り再符号化しなければならず、測定装置としては処理が
比較的煩雑になり易く、また、トレーニング法を用いる
ため、別途データベースが必要となる。
るピクチャタイプ推定方法は、MPEG2における前方
向予測符号化方式の特徴を利用し、Pピクチャの推定を
先に行い、その結果に基づいてIピクチャ、Bピクチャ
を間接的に推定する方法である。なお、上述した方法は
符号化パラメータとして、ピクチャタイプのみの推定を
行うものである。
号化パラメータ、又はピクチャタイプを推定することが
できるが、受信した映像信号が伝送の過程において、圧
縮して伝送されてきたのか、又は非圧縮で伝送されてき
たのかを判断することができない。
あり、復号信号から符号化パラメータを解析することが
でき、且つ、受信した映像信号がビットストリーム(圧
縮信号)であるか否かを判断することができる解析方法
及び解析装置を提供することを目的とする。
に、本件発明は、以下の特徴を有する課題を解決するた
めの手段を採用している。
号化処理がなされた映像信号の復号信号から符号化時の
符号化パラメータを解析する符号化パラメータ解析方法
であって、復号した映像信号を、直交変換を用いて直交
変換符号化した映像信号の直交変換係数値の頻度値を取
得する頻度値取得段階と、前記頻度値取得段階で取得さ
れた頻度値を用いて、符号化時の符号化パラメータを推
定する及び/又は前記復号信号の直交変換符号化処理の
有無を判断することを特徴とする。
みから符号化パラメータを推定することができる。ま
た、入力される映像信号が圧縮された信号であるか、非
圧縮の信号であるかを判別することができる。再符号化
時には、取得した符号化パラメータを用いることによ
り、符号化時の画質の劣化を防ぐことができる。
取得段階により取得された直交変換係数値の頻度値にお
いて、係数値の出現数及び/又は前記係数値の頻度に基
づいて、符号化パラメータを推定する推定段階を有する
ことを特徴とする。
号化による係数値から符号化パラメータを容易に推定す
ることができる。
階は、直交変換符号化をフィールド内符号化モードとフ
レーム内符号化モードの夫々について行い、それらの直
交変換係数値の発生確率を求めて比較することにより、
前記フィールド内符号化モードであるか、前記フレーム
内符号化モードであるかを判断することを特徴とする。
号化モードを再符号化時に用いることにより符号化時の
画質の劣化を防ぐことができる。
取得段階から得られる係数値の総和をフレーム毎に計算
し、所定の閾値を超えたフレームをイントラ符号化され
たフレームとすることを特徴とする。
号の符号化時のピクチャタイプを把握することができ
る。
取得段階から得られる係数値の総和をフレーム毎に計算
し、全フレームについて所定の閾値を超えなかった場合
は、前記映像信号は直交変換符号化処理が行われていな
いと判断することを特徴とする。
号化されたフレームが入力映像信号に存在するか否かを
判断することにより、映像信号の直交変換符号化処理の
有無を容易に判定することができる。
号化処理がなされた映像信号の復号信号から符号化時の
符号化パラメータを解析する符号化パラメータ解析装置
であって、復号した映像信号を、直交変換を用いて直交
変換符号化した映像信号の直交変換係数値の頻度値を取
得する頻度値取得部と、前記頻度値取得部で取得された
頻度値を用いて、符号化時の符号化パラメータを推定す
る及び/又は前記復号信号の直交変換符号化処理の有無
を判断することを特徴とする。
取得部により取得された直交変換係数値の頻度値におい
て、係数値の出現数及び/又は前記係数値の頻度に基づ
いて、符号化パラメータを推定する推定部を有すること
を特徴とする。
は、直交変換符号化をフィールド内符号化モードとフレ
ーム内符号化モードの夫々について行い、それらの直交
変換係数値の発生確率を求めて比較することにより、前
記フィールド内符号化モードであるか、前記フレーム内
符号化モードであるかを判断することを特徴とする。
取得部から得られる係数値の総和をフレーム毎に計算
し、所定の閾値を超えたフレームをイントラ符号化され
たフレームとすることを特徴とする。
値取得部から得られる係数値の総和をフレーム毎に計算
し、全フレームについて所定の閾値を超えなかった場合
は、前記映像信号は直交変換符号化処理が行われていな
いと判断することを特徴とする。
求項1乃至5のうち何れか一項に記載の符号化パラメー
タ解析方法に適した符号化パラメータ解析装置を提供す
ることができる。
サイン変換(以下、DCTという)等の直交変換を用い
た符号化アルゴリズムを想定し、1フレーム毎に直交変
換符号化を行い、その直交変換時のマクロブロック毎の
係数値の頻度値(頻度分布)から符号化パラメータを解
析する。また、直交変換符号化時の処理モードであるフ
レーム内符号化モード及びフィールド内符号化モードの
うち、どの符号化モードを使用した符号化であるのかを
解析し、また、画像のピクチャタイプを推定することが
できる符号化パラメータの解析方法及び解析装置を提供
することを主眼とする。
の特徴を示すピクチャタイプとは、イントラ符号化画像
であるIピクチャ(Intra−coded Picture)、前方向予
測符号化画像であるPピクチャ(Predictive−coded Pi
cture)、両方向予測符号化画像であるBピクチャ(Bid
irectionally−Predictive−coded Picture)に区別さ
れる。
換等で符号化され、画面内で符号化が完結するため、シ
ーンの切り替わり点や予測効率が悪い画像については符
号化効率がよい。また、Iピクチャは直交変換により符
号化された後、量子化処理を行うことにより高い圧縮率
と劣化の少ない画像を実現することができる。また、I
ピクチャは、Pピクチャ又はBピクチャの参照画面とし
て用いられている。
時間的に過去に位置するIピクチャ、又はPピクチャか
ら予測符号化を行う。動画像においては一般にIピクチ
ャと比べて高い符号化効率を得ることができる。
ピクチャ又はPピクチャを用いて前方向、後方向又は両
方向から動き補償予測を行い符号化される。
チャと異なりフレーム内で符号化が完結し、動き補償予
測を行わないため、参照する画面を必要としないという
特徴を持っている。
PEG1,2,4、JPEG、ITU−T Rec.H2
61、HD−D5VTR、DVCAM等の多くの映像フ
ォーマットで用いられている。
×n画素(m、n:自然数)のブロックに分割し、その
ブロック毎に直交変換を施し、量子化を行う符号化であ
る。また、デジタル符号化処理された映像を再符号化す
る際には、符号化時のピクチャタイプ及び直交変換係数
値を知ることが重要であり、それにより画質の劣化の少
ない高精度な再符号化が可能となる。
符号化モード、フレーム内符号化モードという2つの直
交変換符号化モードを持つ。
を示す。MPEG2等ではインターレース信号を効率よ
く符号化するために入力信号に応じて、上述の2つの符
号化モードを適応的に切り替えている。
に16×16の画素ブロックを8×8の4個のブロック
に分けてDCTを行う。図2(a)に示すフレーム内符
号化モードは、隣接するラインから構成されたブロック
に対して符号化処理を行うモードであり、図2(b)に
示すフィールド内符号化モードは、奇数行のライン、も
しくは偶数行のラインを纏めることにより構成されたブ
ロックを処理する符号化モードである。
切り替えることができるため、前段での符号化時にどち
らの符号化モードを使用したものかを把握することはで
きない。したがって、再符号化を行う際には画質が低下
してしまう。
係数値に対し、量子化値Qによる除算を施すことによっ
て情報量の削減を行うことができる。そのため、符号化
による圧縮後の係数値はQ間隔の離散的な値となる。
の符号化モードのうち、どちらを選択するかの判定方法
は標準化の範囲外であり、符号化器の製作者によって異
なる符号化モードの与え方が許されている。したがっ
て、受信側で受信される信号からは、その方法を知るこ
とができない。
ば、低ビットレートにおける高圧縮処理が行われた場
合、復号画が原画の性質を著しく損なっている場合が多
いため、符号化時と同じ判定方法を用いても判定結果が
異なることがある。
ィールド内符号化モード、フレーム内符号化モードを等
分の割合)に与え、フレーム内の全直交変換係数値の発
生頻度を求める。
って係数値は離散値となり、高い発生頻度を示す。即
ち、符号化モードを判定する対象となる画素ブロックを
フィールド内符号化モード、フレーム内符号化モードで
夫々直交変換を行い、各係数値のフレーム内での発生頻
度の分布を比較する。比較した結果、発生頻度が大きい
符号化モードを、その画像を構成する符号化モードとす
る。
いて説明する。
理の流れを示す一例のフローチャートである。
ーム内符号化モード又はフィールド内符号化モード)を
初期値として(S1)、1フレームに対して直交変換を
行い、全体における各周波数の係数値の発生確率を求め
る(S2)。次に、1フレームのマクロブロック毎に両
方の符号化モードで直交変換を行い、各係数の発生確率
によりマクロブロックの発生確率を計算(S3)する。
より符号化を行った方が、フィールド内符号化モードで
符号化を行ったよりも発生確率が高い場合(S4)は、
そのフレームがフレーム内符号化モードで符号化されて
いたものであると判断し、各係数値の発生確率の再計算
を行う(S5)。また、S4においてフィールド内符号
化モードの方が発生確率が高い場合は、フィールド内符
号化モードで符号化されたものであると判断し、各係数
値の発生確率の再計算を行う(S6)。
ム内の全てのマクロブロックについて行い(S7)、全
てのマクロブロックで発生確率の比較を行った後、発生
確率が所定の値に収束したかを判断(S8)する。その
結果、収束しなかった場合は、前記推定した結果を用い
て、次の符号化モードの初期値として符号化モードの値
を変えてS2からS7までを行う。また、S8にて発生
確率が収束した場合は、処理を終了する。
得られた係数値の頻度分布を用いると、Iピクチャを検
出することができる。Pピクチャ及びBピクチャで符号
化されたフレームの復号信号に再符号化を行った場合、
その直交変換係数の頻度分布は、比較的なだらかな分布
となり、Iピクチャで符号化されたフレームの復号信号
のように特定の係数値で発生頻度が高くなるようなこと
はない。そこで、前記頻度分布に対して強調処理を行
い、頻度の総和を閾値を用いることによりIピクチャ
と、Pピクチャ及びBピクチャとを区別することができ
る。
符号化された映像信号である場合、映像信号内にIピク
チャを1枚は持つことから、Iピクチャの検出が行えた
かどうかで入力された映像信号が、圧縮処理が行われて
いたものが復号化された信号であることを推定すること
ができる。
る。なお、ここでは、MPEG2の符号化パラメータの
解析方法について説明を行うが、対象となる映像の圧縮
形式は、発明の範囲においてこの限りではない。
解析装置の一実施例を示す図である。
ーム蓄積部41と、DCT符号化部42と、DCT係数
頻度係数部43と、Iピクチャ検出部44と、DCT符
号化モード解析部45とを備えるように構成されてい
る。
画像信号は、MPEG2の場合、DCT符号化と量子化
を用いた画像圧縮処理を行い処理された符号化信号を、
更に復号した復号画像信号とする。
力した画像信号を1フレーム分蓄積する。蓄積された1
フレームは、DCT符号化部42でDCTを行い、DC
T係数頻度係数部43でDCT係数値の発生頻度を計数
して頻度分布(頻度値)を作成し、DCT符号化モード
解析部45で前記頻度分布によりDCT符号化モードを
解析して出力する。また、DCT係数頻度係数部43か
ら入力されたフレームの信号がIピクチャで符号化され
たフレームか否かを判定し、その結果を出力する。
CT符号化モードとフィールド内DCT符号化モードが
ある。符号化を行う場合は、夫々が図2のように各ブロ
ックに分解され、分解された各ブロックに対してDCT
を行い、その後、量子化を行う。
知られた符号化モード判定方法について説明する。
分と相関の高い垂直方向隣接画素間差分値のブロック内
二乗和を基にDCT符号化モードを決定する方法であ
る。その関係式を数式1に示す。
素 即ち各マクロブロックについて、(2)式に示したフレ
ーム内で垂直方向に隣接した画素間差分値の二乗和Va
r1と、(3)式に示すフィールド内で垂直方向に隣接
した画素間差分値の二乗和Var2を求める。次に、V
ar1とVar2を比較して、(1)式を満たしていれ
ばフィールドDCTモードと判定する。
プ」をIピクチャで符号化した画像を復号した復号画像
信号に対して、上述の方法を適用し、DCT符号化モー
ドを再判定すると正しい判定結果になったのは61.1
%であった。
の一例の図を示す。
るDCT係数の頻度分布を作成したものである。また、
図5の例では、DCT係数の0,1成分のグラフであ
り、横軸がDCT係数値(X[v][u],v=1,u
=0)、縦軸(P[v][u],v=1,u=0)が発
生頻度である。
れた信号であれば、DCT符号を量子化する過程におい
てDCT係数値は離散的な値をとるはずであるが、符号
化時と異なる符号化モードが選択されたマクロブロック
の係数は、本来とるべき離散値と異なる係数値となるた
め、頻度分布は櫛状の形状とならない。
に異なる分布を持つが、頻度の総数Nが同じであるた
め、DCT係数(u,v)成分の係数値xの頻度P
[v][u](x)をNで除算すると、フレーム内にお
ける(u,v)成分の係数値xの発生確率P[v]
[u](x)/Nと表すことができる。
ク毎にフィールド内符号化モード、フレーム内符号化モ
ードの夫々の場合において、4つのブロックに分割し、
DCT符号化を行う。
4つのブロックの記述方法の一例を図6に示す。
ルド内符号化モードでDCTを行った場合のDCT係数
値をxfi[n][k][v][u](n=0,1,
2,…、k=0,1,2,3、v=0,…、7、u=
0,・・・,7)、とし、フレーム内符号化モードでDC
Tを行った場合のDCT係数値をxfr[n][k]
[v][u](n=0,1,2,…、k=0,1,2,
3、v=0,…,7、u=0,…,7)と表し、夫々に
ついて頻度分布より得られる係数値の発生確率P[v]
[u](x)/Nの値を用いて、4ブロック内のマクロ
ブロックにおけるDCT係数の係数値の発生確率Sfi
[n]を、数式2を用いて求める。
ックをフィールド内DCT符号化モードモードで分割
し、DCTを行った場合のk番目のブロックの第(v,
u)要素のDCT係数値。
マクロブロックをフレーム内DCT符号化モードモード
で分割し、DCTを行った場合のk番目のブロックの第
(v,u)要素のDCT係数値。
れたDCT係数(v,u)成分の係数値xのフレーム内
の発生頻度の初期値。
が、(6)式を満たす場合、n番目のマクロブロックの
符号化モードはフィールド内符号化モードであったと判
定する。また、この判定を行った結果を用いて頻度分布
を計算し同様の計算を繰り返すことで判定結果の精度を
上げることが可能である。
度分布を再度作成した結果を示す。
状の分布になっていることが明確にわかる。検証した結
果99.4%のマクロブロックで符号化モードが符号化
時と一致した。
いて説明する。
の実施例の図である。
ーム蓄積部41と、フィールドDCT部81と、フレー
ムDCT部82と、相関計算部83と、DCT符号化モ
ード解析部84と、比較部85と、DCT係数値発生頻
度計数部86とを備えるように構成されている。
評価値演算部87と、フレーム遅延部88とを備えるよ
うに構成されている。
て、まず、テレビジョンのベースバンド信号等の画像信
号をフレーム蓄積部41に入力し、1フレーム分を蓄積
する。蓄積されたフレームは、フィールドDCT部81
でフィールドDCTを、また、フレームDCT部82で
フレームDCTを行う。また、同時に相関計算部83に
て、上述の数式1で示したように垂直方向の隣接画素間
の相関を計算する。
SW1でスイッチングを行いフィールドDCT部81も
しくはフレームDCT部82のDCTされたフレームを
DCT係数値発生頻度計数部86に入力する。
T係数値の発生頻度を計数し、その結果を評価値演算部
87へ入力する。評価値演算部87は、フレーム遅延部
より1フレーム遅延された画像とフレーム内の発生頻度
を用いて、上述した評価値Sfi及びSfrを算出す
る。算出された結果を比較部85で比較し、DCT符号
化モードを推定すると共に、該当するDCTを行ったD
CT符号化信号をSW2によりスイッチングを行って出
力する。
画像信号に対して、DCT符号化モードを解析すると共
に、DCTを行った信号を出力することができる。
の頻度分布は、イントラ符号化であるIピクチャとして
符号化されたフレームと、Pピクチャ及びBピクチャと
して符号化されたフレームの信号では明確に異なる頻度
分布となる。
の頻度分布の一例の図を示す。図9は、Pピクチャで符
号化され、復号された入力信号に、DCTによる再符号
化を施した場合のDCT係数(0,1)成分のDCT係
数値の頻度分布であり、横軸は係数値であり縦軸は頻度
である。
ピクチャの頻度分布の一例の図を示す。 図10は、B
ピクチャで符号化され、復号された入力信号に、DCT
による再符号化を施した場合のDCT係数(0,1)成
分のDCT係数値の頻度分布であり、横軸は係数値であ
り縦軸は頻度である。
予測が行われているためDCT係数値が離散的な値を持
つことはほとんどない。そのため、図9、図10に示し
たように、Iピクチャの頻度分布と比べて櫛状の分布と
はなっていない。そこで、1フレームの入力信号に対し
て再DCTを行い、各係数の計数値の頻度分布を測定
し、得られた頻度分布P[v][u](x)に対して、
数式3に示すような処理を行う。
5倍のSを閥値の一例とし、(8)式、(9)式によっ
てP[v][u](x)を処理し、P[v][u]
(x)の総和をS’とする((10)式)。(11)式
のように、S’が閾値Sを超える場合は、そのフレーム
がIピクチャで符号化されたフレームであると判定す
る。
する。
3の実施例の図である。
CT符号化部42と、DCT係数値発生頻度計数部91
と、評価値演算部92と、閾値演算部93と、比較部9
4とを備えるように構成されている。
毎にDCT変換を行い、DCT係数値発生頻度計数部9
1で発生頻度の係数(頻度分布)を算出する。評価値演
算部92は上述したS’を算出し、閾値演算部93は上
述のSを算出する。比較部94でSとS’の比較を行う
ことにより、そのフレームがIピクチャであるか否かを
判断することができる。
った映像の場合は、少なくとも1枚のIピクチャが存在
するため、上述した方法を用いて映像信号にIピクチャ
が存在するか否かを判断することで、映像信号が圧縮さ
れた信号であるか、非圧縮の信号であるかを判断するこ
とができる。つまり、Iピクチャの条件を満たすフレー
ムが存在しなかった場合に非圧縮の信号であると判断す
ることができる。
置構成で符号化パラメータの解析が実現できる。また、
復号された圧縮画像がVTR等の記録媒体及び/又は記
録装置に記録されている場合において、従来手法では符
号化時のパラメータを類推することができなかったが、
本発明を用いることにより符号化パラメータの解析が可
能となる。
利用を行う際に、画像品質を維持するために特に有効な
技術である。
図である。
す一例のフローチャートである。
実施例を示す図である。
のブロックの記述方法の一例の図である。
の図である。
である。
一例の図である。
の一例の図である。
図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 直交変換符号化処理がなされた映像信号
の復号信号から符号化時の符号化パラメータを解析する
符号化パラメータ解析方法であって、 復号した映像信号を、直交変換を用いて直交変換符号化
した映像信号の直交変換係数値の頻度値を取得する頻度
値取得段階と、 前記頻度値取得段階で取得された頻度値を用いて、符号
化時の符号化パラメータを推定する及び/又は前記復号
信号の直交変換符号化処理の有無を判断することを特徴
とする符号化パラメータ解析方法。 - 【請求項2】 前記頻度値取得段階により取得された直
交変換係数値の頻度値において、係数値の出現数及び/
又は前記係数値の頻度に基づいて、符号化パラメータを
推定する推定段階を有することを特徴とする請求項1に
記載の符号化パラメータ解析方法。 - 【請求項3】 前記推定段階は、 直交変換符号化をフィールド内符号化モードとフレーム
内符号化モードの夫々について行い、それらの直交変換
係数値の発生確率を求めて比較することにより、前記フ
ィールド内符号化モードであるか、前記フレーム内符号
化モードであるかを判断することを特徴とする請求項2
に記載の符号化パラメータ解析方法。 - 【請求項4】 前記頻度値取得段階から得られる係数値
の総和をフレーム毎に計算し、所定の閾値を超えたフレ
ームをイントラ符号化されたフレームとすることを特徴
とする請求項1乃至3のうち何れか一項に記載の符号化
パラメータ解析方法。 - 【請求項5】 前記頻度値取得段階から得られる係数値
の総和をフレーム毎に計算し、全フレームについて所定
の閾値を超えなかった場合は、前記映像信号は直交変換
符号化処理が行われていないと判断することを特徴とす
る請求項1乃至4に記載の符号化パラメータ解析方法。 - 【請求項6】 直交変換符号化処理がなされた映像信号
の復号信号から符号化時の符号化パラメータを解析する
符号化パラメータ解析装置であって、 復号した映像信号を、直交変換を用いて直交変換符号化
した映像信号の直交変換係数値の頻度値を取得する頻度
値取得部と、 前記頻度値取得部で取得された頻度値を用いて、符号化
時の符号化パラメータを推定する及び/又は前記復号信
号の直交変換符号化処理の有無を判断することを特徴と
する符号化パラメータ解析装置。 - 【請求項7】 前記頻度値取得部により取得された直交
変換係数値の頻度値において、係数値の出現数及び/又
は前記係数値の頻度に基づいて、符号化パラメータを推
定する推定部を有することを特徴とする請求項6に記載
の符号化パラメータ解析装置。 - 【請求項8】 前記推定部は、 直交変換符号化をフィールド内符号化モードとフレーム
内符号化モードの夫々について行い、それらの直交変換
係数値の発生確率を求めて比較することにより、前記フ
ィールド内符号化モードであるか、前記フレーム内符号
化モードであるかを判断することを特徴とする請求項7
に記載の符号化パラメータ解析装置。 - 【請求項9】 前記頻度値取得部から得られる係数値の
総和をフレーム毎に計算し、所定の閾値を超えたフレー
ムをイントラ符号化されたフレームとすることを特徴と
する請求項6乃至8のうち何れか一項に記載の符号化パ
ラメータ解析装置。 - 【請求項10】 前記頻度値取得部から得られる係数値
の総和をフレーム毎に計算し、全フレームについて所定
の閾値を超えなかった場合は、前記映像信号は直交変換
符号化処理が行われていないと判断することを特徴とす
る請求項6乃至9に記載の符号化パラメータ解析装置。
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WO2010087129A1 (ja) * | 2009-02-02 | 2010-08-05 | 日本電気株式会社 | ピクチャタイプ推定装置、方法、及びプログラムが格納された記憶媒体 |
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WO2010087129A1 (ja) * | 2009-02-02 | 2010-08-05 | 日本電気株式会社 | ピクチャタイプ推定装置、方法、及びプログラムが格納された記憶媒体 |
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