JP2003153056A - テレビカメラ用ズームレンズの操作装置 - Google Patents
テレビカメラ用ズームレンズの操作装置Info
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- JP2003153056A JP2003153056A JP2001346046A JP2001346046A JP2003153056A JP 2003153056 A JP2003153056 A JP 2003153056A JP 2001346046 A JP2001346046 A JP 2001346046A JP 2001346046 A JP2001346046 A JP 2001346046A JP 2003153056 A JP2003153056 A JP 2003153056A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、ズームレンズ本体から延設された操
作棒の押し引き操作によってズームレンズのズーム操作
を行うテレビカメラ用ズームレンズの操作装置におい
て、操作棒の押し引き動作に従動する従動部材に、押し
引き操作力調整手段を設けることにより、操作力調整手
段の取付位置の自由度を広げ、使い勝手のよい機能的な
位置に操作力調整手段を取り付けることを可能とする。 【解決手段】本発明の操作力調整装置170は、操作棒
12の押し引き方向の操作力を、従動部材である歯付き
ベルト108を介して調整するものであり、ギア17
2、174、ねじ棒176、回止部材178、スプリン
グ180、スライダギア182、ギア184、ねじ歯車
186、188及びツマミ190等から構成される。ツ
マミ190を回転操作し、操作棒12の押し引き操作力
を、カメラマンの好みに応じた操作力に調整する。
作棒の押し引き操作によってズームレンズのズーム操作
を行うテレビカメラ用ズームレンズの操作装置におい
て、操作棒の押し引き動作に従動する従動部材に、押し
引き操作力調整手段を設けることにより、操作力調整手
段の取付位置の自由度を広げ、使い勝手のよい機能的な
位置に操作力調整手段を取り付けることを可能とする。 【解決手段】本発明の操作力調整装置170は、操作棒
12の押し引き方向の操作力を、従動部材である歯付き
ベルト108を介して調整するものであり、ギア17
2、174、ねじ棒176、回止部材178、スプリン
グ180、スライダギア182、ギア184、ねじ歯車
186、188及びツマミ190等から構成される。ツ
マミ190を回転操作し、操作棒12の押し引き操作力
を、カメラマンの好みに応じた操作力に調整する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作棒を有する操
作装置によってズーム操作及びフォーカス操作を行うテ
レビカメラ用ズームレンズの操作装置に関する。
作装置によってズーム操作及びフォーカス操作を行うテ
レビカメラ用ズームレンズの操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、放送用テレビカメラに使用される
箱型のズームレンズ装置(EFPレンズ)において、ズ
ーム操作やフォーカス操作等のレンズ操作を手動で行う
ものと電動で行うものとがある。
箱型のズームレンズ装置(EFPレンズ)において、ズ
ーム操作やフォーカス操作等のレンズ操作を手動で行う
ものと電動で行うものとがある。
【0003】手動で行うものとして、1軸2操作式と呼
ばれる操作方式は、ズームレンズ本体から延設された操
作棒の押し引きでズーム操作を行い、操作棒の回転でフ
ォーカス操作を行うものである。
ばれる操作方式は、ズームレンズ本体から延設された操
作棒の押し引きでズーム操作を行い、操作棒の回転でフ
ォーカス操作を行うものである。
【0004】レンズ操作を電動で行うものとしては、ズ
ームレートデマンドやフォーカスポジションデマンド等
の専用コントローラからの指令信号によりサーボモータ
を駆動し、その駆動力によってズームレンズやフォーカ
スレンズを駆動させるサーボ方式と呼ばれる操作方式が
知られている。
ームレートデマンドやフォーカスポジションデマンド等
の専用コントローラからの指令信号によりサーボモータ
を駆動し、その駆動力によってズームレンズやフォーカ
スレンズを駆動させるサーボ方式と呼ばれる操作方式が
知られている。
【0005】また、本願出願人は、特開2001−66
490号公報等によって、前記1軸2操作式の操作方式
と前記サーボ方式の操作方式とをクラッチによって切り
換える切換方式の操作装置を提案している。
490号公報等によって、前記1軸2操作式の操作方式
と前記サーボ方式の操作方式とをクラッチによって切り
換える切換方式の操作装置を提案している。
【0006】更に、本願出願人は、特開2000−22
7539号公報等によって、操作棒の押し引き位置及び
回転位置をポテンショメータでそれぞれ検出し、これら
のポテンショメータからの位置信号によりズームサーボ
モータ及びフォーカスサーボモータを制御部でそれぞれ
駆動制御し、ズーム操作及びフォーカス操作をサーボ方
式で行うようにした操作装置を提案している。
7539号公報等によって、操作棒の押し引き位置及び
回転位置をポテンショメータでそれぞれ検出し、これら
のポテンショメータからの位置信号によりズームサーボ
モータ及びフォーカスサーボモータを制御部でそれぞれ
駆動制御し、ズーム操作及びフォーカス操作をサーボ方
式で行うようにした操作装置を提案している。
【0007】一方、特開平6−230266号公報に
は、操作棒の押し引き操作力を調整する操作力調整装置
が設けられたテレビカメラ用ズームレンズの操作装置が
開示されている。この操作力調整装置は、操作棒の外周
部にU字形状のクランプを設け、このクランプの一対の
足部の開き角度を調整することにより、操作棒とクラン
プとの間の摩擦抵抗を変えて、操作棒の押し引き操作力
を調整している。
は、操作棒の押し引き操作力を調整する操作力調整装置
が設けられたテレビカメラ用ズームレンズの操作装置が
開示されている。この操作力調整装置は、操作棒の外周
部にU字形状のクランプを設け、このクランプの一対の
足部の開き角度を調整することにより、操作棒とクラン
プとの間の摩擦抵抗を変えて、操作棒の押し引き操作力
を調整している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
6−230266号公報に開示された従来の操作力調整
装置は、操作棒に摩擦力を直接与える装置なので、操作
力調整装置の取付位置が操作棒の配設位置近傍に規制さ
れてしまい、操作力調整装置の取付位置の自由度が狭
く、使い勝手のよい機能的な位置に操作力調整装置を取
り付けることができないという欠点があった。
6−230266号公報に開示された従来の操作力調整
装置は、操作棒に摩擦力を直接与える装置なので、操作
力調整装置の取付位置が操作棒の配設位置近傍に規制さ
れてしまい、操作力調整装置の取付位置の自由度が狭
く、使い勝手のよい機能的な位置に操作力調整装置を取
り付けることができないという欠点があった。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、操作力調整手段の取付位置の自由度を広げるこ
とにより、使い勝手のよい機能的な位置に操作力調整手
段を取り付けることができるテレビカメラ用ズームレン
ズの操作装置を提供することを目的とする。
もので、操作力調整手段の取付位置の自由度を広げるこ
とにより、使い勝手のよい機能的な位置に操作力調整手
段を取り付けることができるテレビカメラ用ズームレン
ズの操作装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、ズームレンズ本体から延設された操作棒
の押し引き操作によってズームレンズのズーム操作を行
うテレビカメラ用ズームレンズの操作装置において、該
操作装置には、前記操作棒の押し引き動作に従動する従
動部材に摩擦力を与えて操作棒の押し引き操作力を調整
する押し引き操作力調整手段が設けられていることを特
徴としている。
成するために、ズームレンズ本体から延設された操作棒
の押し引き操作によってズームレンズのズーム操作を行
うテレビカメラ用ズームレンズの操作装置において、該
操作装置には、前記操作棒の押し引き動作に従動する従
動部材に摩擦力を与えて操作棒の押し引き操作力を調整
する押し引き操作力調整手段が設けられていることを特
徴としている。
【0011】本発明は、前記目的を達成するために、ズ
ームレンズ本体から延設されるとともに押し引き自在な
操作棒と、該操作棒の押し引き位置を検出する位置検出
手段と、該位置検出手段からの位置情報に基づいてズー
ムレンズ駆動用サーボモータに駆動指令信号を出力する
制御手段とを有し、前記操作棒を押し引き操作してズー
ムレンズのズーム操作を行うテレビカメラ用ズームレン
ズの操作装置において、該操作装置には、前記操作棒の
押し引き動作に従動する従動部材に摩擦力を与えて操作
棒の押し引き操作力を調整する押し引き操作力調整手段
が設けられていることを特徴としている。
ームレンズ本体から延設されるとともに押し引き自在な
操作棒と、該操作棒の押し引き位置を検出する位置検出
手段と、該位置検出手段からの位置情報に基づいてズー
ムレンズ駆動用サーボモータに駆動指令信号を出力する
制御手段とを有し、前記操作棒を押し引き操作してズー
ムレンズのズーム操作を行うテレビカメラ用ズームレン
ズの操作装置において、該操作装置には、前記操作棒の
押し引き動作に従動する従動部材に摩擦力を与えて操作
棒の押し引き操作力を調整する押し引き操作力調整手段
が設けられていることを特徴としている。
【0012】請求項1、2に記載の発明は、操作棒の押
し引き動作に従動する従動部材に押し引き操作力調整手
段を設けたことを特徴としている。押し引き操作力調整
手段を従動部材に設けることによって、操作棒に操作力
調整手段を直接設ける従来装置と比較し、押し引き操作
力調整手段の取付位置の自由度が広がる。よって、本発
明によれば、使い勝手のよい機能的な位置に操作力調整
手段を取り付けることができる。
し引き動作に従動する従動部材に押し引き操作力調整手
段を設けたことを特徴としている。押し引き操作力調整
手段を従動部材に設けることによって、操作棒に操作力
調整手段を直接設ける従来装置と比較し、押し引き操作
力調整手段の取付位置の自由度が広がる。よって、本発
明によれば、使い勝手のよい機能的な位置に操作力調整
手段を取り付けることができる。
【0013】請求項3に記載の操作装置は、操作棒の回
転操作によってズームレンズのフォーカス操作を行う操
作装置であり、この操作装置には、操作棒の回転動作に
従動する従動部材に摩擦力を与えて操作棒の回転操作力
を調整する回転操作力調整手段が設けられている。この
ように、回転操作力調整手段を、押し引き操作力調整手
段と同様に従動部材に設けることにより、回転操作力調
整手段の取付位置の自由度も広がる。
転操作によってズームレンズのフォーカス操作を行う操
作装置であり、この操作装置には、操作棒の回転動作に
従動する従動部材に摩擦力を与えて操作棒の回転操作力
を調整する回転操作力調整手段が設けられている。この
ように、回転操作力調整手段を、押し引き操作力調整手
段と同様に従動部材に設けることにより、回転操作力調
整手段の取付位置の自由度も広がる。
【0014】請求項4に記載の発明によれば、押し引き
操作力調整手段、及び回転操作力調整手段は、操作力を
調整するための手動操作部を各々有し、これらの手動操
作部は操作棒に隣接した位置に設けられていることを特
徴としている。これにより、操作棒と操作装置本体側と
の連結作業と、押し引き操作力及び回転操作力の調整作
業とを同一箇所で一緒に実施できるので、調整に手間が
かからない。
操作力調整手段、及び回転操作力調整手段は、操作力を
調整するための手動操作部を各々有し、これらの手動操
作部は操作棒に隣接した位置に設けられていることを特
徴としている。これにより、操作棒と操作装置本体側と
の連結作業と、押し引き操作力及び回転操作力の調整作
業とを同一箇所で一緒に実施できるので、調整に手間が
かからない。
【0015】請求項5に記載の発明によれば、各々の手
動操作部は、操作棒を操作する方向から見て対面する位
置に設けられていることを特徴としている。これによ
り、前記調整作業が更に容易になる。
動操作部は、操作棒を操作する方向から見て対面する位
置に設けられていることを特徴としている。これによ
り、前記調整作業が更に容易になる。
【0016】請求項6に記載の操作装置は、ズームレン
ズ本体の所定位置に予め設けられたスペースに形成され
た装着部に着脱自在に構成されていることを特徴として
いる。テレビカメラ用ズームレンズの操作装置に、ズー
ムレートデマンド等の専用コントローラが予め設けられ
ていない場合には、本発明の操作装置が必要になるが、
前記専用コントローラが設けられている場合には、不要
になったり、また、カメラマンの好みにより双方の装置
が設けられたりする場合がある。本発明のように、操作
装置をズームレンズ本体に着脱可能に構成することによ
って、カメラマンの前記要求に簡単に応じることができ
る。
ズ本体の所定位置に予め設けられたスペースに形成され
た装着部に着脱自在に構成されていることを特徴として
いる。テレビカメラ用ズームレンズの操作装置に、ズー
ムレートデマンド等の専用コントローラが予め設けられ
ていない場合には、本発明の操作装置が必要になるが、
前記専用コントローラが設けられている場合には、不要
になったり、また、カメラマンの好みにより双方の装置
が設けられたりする場合がある。本発明のように、操作
装置をズームレンズ本体に着脱可能に構成することによ
って、カメラマンの前記要求に簡単に応じることができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るテレビカメラ用ズームレンズの操作装置の好ましい実
施の形態について詳述する。
るテレビカメラ用ズームレンズの操作装置の好ましい実
施の形態について詳述する。
【0018】図1は、本発明のテレビカメラ用ズームレ
ンズの操作装置が適用されたテレビカメラシステム10
の全体構成を示した斜視図である。同図に示すテレビカ
メラシステム10は、操作棒12によるサーボ方式、又
はズームレートデマンド14及びフォーカスポジション
デマンド16によるサーボ方式のいずれかの操作方式を
選択し、その選択した操作方式によりズーム操作及びフ
ォーカス操作を行うことを可能としたものである。
ンズの操作装置が適用されたテレビカメラシステム10
の全体構成を示した斜視図である。同図に示すテレビカ
メラシステム10は、操作棒12によるサーボ方式、又
はズームレートデマンド14及びフォーカスポジション
デマンド16によるサーボ方式のいずれかの操作方式を
選択し、その選択した操作方式によりズーム操作及びフ
ォーカス操作を行うことを可能としたものである。
【0019】テレビカメラシステム10は、カメラ本体
20及びズームレンズ装置18を主として構成される。
カメラ本体20は、ペデスタル22の雲台24に載置さ
れ、このカメラ本体20の正面側にズームレンズ装置1
8が取り付けられている。ズームレンズ装置18の背面
側(カメラ本体20に取り付けられる面)には操作棒1
2が設けられ、この操作棒12は、カメラ本体20を貫
通してカメラ本体20の背面21に形成された操作棒挿
通孔20Aからカメラ本体20の背面側に延設される。
カメラマンは、カメラ本体20のビューファインダ26
に映る映像を見ながら、操作棒12のグリップ13を把
持して操作棒12を押し引き操作することでズーム操作
を行うことができ、また、グリップ13を回転操作し、
操作棒12の軸を回転させることでフォーカス操作を行
うことができる。なお、操作棒12はズームレンズ装置
18に対して着脱自在になっている。
20及びズームレンズ装置18を主として構成される。
カメラ本体20は、ペデスタル22の雲台24に載置さ
れ、このカメラ本体20の正面側にズームレンズ装置1
8が取り付けられている。ズームレンズ装置18の背面
側(カメラ本体20に取り付けられる面)には操作棒1
2が設けられ、この操作棒12は、カメラ本体20を貫
通してカメラ本体20の背面21に形成された操作棒挿
通孔20Aからカメラ本体20の背面側に延設される。
カメラマンは、カメラ本体20のビューファインダ26
に映る映像を見ながら、操作棒12のグリップ13を把
持して操作棒12を押し引き操作することでズーム操作
を行うことができ、また、グリップ13を回転操作し、
操作棒12の軸を回転させることでフォーカス操作を行
うことができる。なお、操作棒12はズームレンズ装置
18に対して着脱自在になっている。
【0020】一方、ペデスタル22の雲台24から延設
されたパンチルト棒28、30の先端には、ズームレー
トデマンド14とフォーカスポジションデマンド16と
が取り付けられる。ズームレートデマンド14及びフォ
ーカスポジションデマンド16からは、ズーム速度を指
令するズーム速度指令信号とフォーカス位置を指令する
フォーカス位置指令信号とが出力され、これらの指令信
号はケーブル32、34を介してズームレンズ装置18
の図2に示す制御回路46に送信される。カメラマン
は、図1に示したズームレートデマンド14のサムリン
グ14Aを親指で回動操作することによりズーム操作を
行うことができ、フォーカスポジションデマンド16の
フォーカスノブ16Aを回動操作することでフォーカス
操作を行うことができる。
されたパンチルト棒28、30の先端には、ズームレー
トデマンド14とフォーカスポジションデマンド16と
が取り付けられる。ズームレートデマンド14及びフォ
ーカスポジションデマンド16からは、ズーム速度を指
令するズーム速度指令信号とフォーカス位置を指令する
フォーカス位置指令信号とが出力され、これらの指令信
号はケーブル32、34を介してズームレンズ装置18
の図2に示す制御回路46に送信される。カメラマン
は、図1に示したズームレートデマンド14のサムリン
グ14Aを親指で回動操作することによりズーム操作を
行うことができ、フォーカスポジションデマンド16の
フォーカスノブ16Aを回動操作することでフォーカス
操作を行うことができる。
【0021】ズームレンズ装置18は、図2に示すよう
にレンズ鏡胴40、操作棒12によるサーボ方式の操作
ユニット(操作装置:図3参照)42、切換スイッチ4
4、制御回路46、前述したズームレートデマンド14
及びフォーカスポジションデマンド16等から構成され
る。
にレンズ鏡胴40、操作棒12によるサーボ方式の操作
ユニット(操作装置:図3参照)42、切換スイッチ4
4、制御回路46、前述したズームレートデマンド14
及びフォーカスポジションデマンド16等から構成され
る。
【0022】レンズ鏡胴40には、前方(被写体側)か
ら順にフォーカスレンズ48、バリエータレンズ50A
とコンペンセータレンズ50Bとからなるズームレンズ
50、及びマスターレンズ52が配置される。フォーカ
スレンズ48は、その支持枠48Aにリードスクリュー
54が螺合されている。リードスクリュー54の図2上
右端部にはプーリ66が設けられ、このプーリ66とプ
ーリ62とによって歯付きベルト64が張設されてい
る。プーリ62は、サーボモータが内蔵されているフォ
ーカスサーボモジュール56の出力軸58に固定されて
いる。したがって、フォーカスサーボモジュール56か
ら出力軸58、プーリ62、歯付きベルト64及びプー
リ66を介してリードスクリュー54に回転駆動力が伝
達されると、フォーカスレンズ48は、リードスクリュ
ー54による送り作用によって、光軸方向に前後移動す
る。これにより、フォーカシングがなされる。なお、歯
付きベルト64によって、フォーカスサーボモジュール
56からリードスクリュー54までの動力伝達系はバッ
クラッシなしで回転駆動力を伝達できるようになってい
る。
ら順にフォーカスレンズ48、バリエータレンズ50A
とコンペンセータレンズ50Bとからなるズームレンズ
50、及びマスターレンズ52が配置される。フォーカ
スレンズ48は、その支持枠48Aにリードスクリュー
54が螺合されている。リードスクリュー54の図2上
右端部にはプーリ66が設けられ、このプーリ66とプ
ーリ62とによって歯付きベルト64が張設されてい
る。プーリ62は、サーボモータが内蔵されているフォ
ーカスサーボモジュール56の出力軸58に固定されて
いる。したがって、フォーカスサーボモジュール56か
ら出力軸58、プーリ62、歯付きベルト64及びプー
リ66を介してリードスクリュー54に回転駆動力が伝
達されると、フォーカスレンズ48は、リードスクリュ
ー54による送り作用によって、光軸方向に前後移動す
る。これにより、フォーカシングがなされる。なお、歯
付きベルト64によって、フォーカスサーボモジュール
56からリードスクリュー54までの動力伝達系はバッ
クラッシなしで回転駆動力を伝達できるようになってい
る。
【0023】リードスクリュー54の図2上左端部に
は、フォーカス位置センサ68が設けられており、この
フォーカス位置センサ68は、リードスクリュー54の
回転量(フォーカスレンズ48のフォーカス位置)を検
出し、そのフォーカス位置を示す信号を制御回路46に
出力する。
は、フォーカス位置センサ68が設けられており、この
フォーカス位置センサ68は、リードスクリュー54の
回転量(フォーカスレンズ48のフォーカス位置)を検
出し、そのフォーカス位置を示す信号を制御回路46に
出力する。
【0024】ズームレンズ50のバリエータレンズ50
A及びコンペンセータレンズ50Bは、これらの支持枠
に植設されたカムピン50C、50Dがズームカム70
のカム溝70A、70Bに係合されている。ズームカム
70の図2上右端部に設けられた回転軸71にはプーリ
82が設けられ、このプーリ82とプーリ78とによっ
て歯付きベルト80が張設されている。プーリ78は、
サーボモータが内蔵されているズームサーボモジュール
72の出力軸74に固定されている。したがって、ズー
ムサーボモジュール72の出力軸74から、プーリ7
8、歯付きベルト80及びプーリ82を介してズームカ
ム70に回転駆動力が伝達されると、バリエータレンズ
50A及びコンペンセータレンズ50Bは、カム溝70
A、70Bで規制される位置関係により光軸に沿って前
後移動する。これにより、ズーミングがなされる。ま
た、ズームカム70には、ズーム位置センサ84が設け
られており、このズーム位置センサ84は、ズームカム
70の回転位置(ズームレンズ50のズーム位置)を検
出し、そのズーム位置を示す信号を制御回路46に出力
する。
A及びコンペンセータレンズ50Bは、これらの支持枠
に植設されたカムピン50C、50Dがズームカム70
のカム溝70A、70Bに係合されている。ズームカム
70の図2上右端部に設けられた回転軸71にはプーリ
82が設けられ、このプーリ82とプーリ78とによっ
て歯付きベルト80が張設されている。プーリ78は、
サーボモータが内蔵されているズームサーボモジュール
72の出力軸74に固定されている。したがって、ズー
ムサーボモジュール72の出力軸74から、プーリ7
8、歯付きベルト80及びプーリ82を介してズームカ
ム70に回転駆動力が伝達されると、バリエータレンズ
50A及びコンペンセータレンズ50Bは、カム溝70
A、70Bで規制される位置関係により光軸に沿って前
後移動する。これにより、ズーミングがなされる。ま
た、ズームカム70には、ズーム位置センサ84が設け
られており、このズーム位置センサ84は、ズームカム
70の回転位置(ズームレンズ50のズーム位置)を検
出し、そのズーム位置を示す信号を制御回路46に出力
する。
【0025】ところで、操作ユニット42の操作棒12
は、操作ユニット42の中空軸(従動部材)90内に摺
動自在に挿入された連結棒92に連結されている。操作
棒12と連結棒92との連結は、図4に示すようにズー
ムレンズ装置18の側方に形成された凹部19にそれぞ
れの連結端を露出させて行う。
は、操作ユニット42の中空軸(従動部材)90内に摺
動自在に挿入された連結棒92に連結されている。操作
棒12と連結棒92との連結は、図4に示すようにズー
ムレンズ装置18の側方に形成された凹部19にそれぞ
れの連結端を露出させて行う。
【0026】中空軸90は、図2の如く操作ユニット4
2の基台であるユニット本体43に回転自在に支持され
ている。中空軸90には、長手方向にキー溝90Aが形
成され、連結棒92の先端に固着されたピン92Bがキ
ー溝90Aに係合されている。したがって、操作棒12
により連結棒92が回転操作されると、これに連動して
中空軸90が従動回転する。
2の基台であるユニット本体43に回転自在に支持され
ている。中空軸90には、長手方向にキー溝90Aが形
成され、連結棒92の先端に固着されたピン92Bがキ
ー溝90Aに係合されている。したがって、操作棒12
により連結棒92が回転操作されると、これに連動して
中空軸90が従動回転する。
【0027】なお、中空軸90の図2上で右端側にはピ
ン90Bが配設されており、このピン90Bは、中空軸
90が所定量回転するとユニット本体43に一体的に形
成されたストッパ96に当接される。これにより、中空
軸90(操作棒12)の回転範囲が規制される。また、
中空軸90の図2上右端部にはギア98が形成され、こ
のギア98にフォーカス用ポテンショメータ100のギ
ア102が噛合されている。このフォーカス用ポテンシ
ョメータ100は、中空軸90の回転位置(フォーカス
位置)を検出し、そのフォーカス位置を示すフォーカス
位置指令信号を制御回路46に出力する。
ン90Bが配設されており、このピン90Bは、中空軸
90が所定量回転するとユニット本体43に一体的に形
成されたストッパ96に当接される。これにより、中空
軸90(操作棒12)の回転範囲が規制される。また、
中空軸90の図2上右端部にはギア98が形成され、こ
のギア98にフォーカス用ポテンショメータ100のギ
ア102が噛合されている。このフォーカス用ポテンシ
ョメータ100は、中空軸90の回転位置(フォーカス
位置)を検出し、そのフォーカス位置を示すフォーカス
位置指令信号を制御回路46に出力する。
【0028】一方、中空軸90の外周部には、移動枠1
04が軸方向に移動自在に嵌合される。移動枠104の
内周部には周方向に溝104Aが形成され、この溝10
4Aに、連結棒92のピン92Bの先端が嵌合されてい
る。したがって、操作棒12を介して連結棒92を押し
引き操作すると、これに連動して移動枠104が中空軸
90の軸方向に前後移動する。
04が軸方向に移動自在に嵌合される。移動枠104の
内周部には周方向に溝104Aが形成され、この溝10
4Aに、連結棒92のピン92Bの先端が嵌合されてい
る。したがって、操作棒12を介して連結棒92を押し
引き操作すると、これに連動して移動枠104が中空軸
90の軸方向に前後移動する。
【0029】移動枠104は、取付部材106を介して
歯付きベルト(従動部材)108に固定されている。取
付部材106は、移動枠104の外周部に周方向に形成
された溝104Bに摺動自在に嵌合されている。取付部
材106を歯付きベルト108に固定する固定方法は、
図2、図5の如く取付部材106と固定板110とによ
って、図2の下側に位置する歯付きベルト108を挟み
付けた後、固定板110を取付部材106にねじ11
2、112で締結することにより行われる。
歯付きベルト(従動部材)108に固定されている。取
付部材106は、移動枠104の外周部に周方向に形成
された溝104Bに摺動自在に嵌合されている。取付部
材106を歯付きベルト108に固定する固定方法は、
図2、図5の如く取付部材106と固定板110とによ
って、図2の下側に位置する歯付きベルト108を挟み
付けた後、固定板110を取付部材106にねじ11
2、112で締結することにより行われる。
【0030】歯付きベルト108は図2に示すように、
一対の従動プーリ114、116によって張設され、操
作棒12の押し引き方向に対し平行方向に周回移動され
るように構成される。歯付きベルト108は、操作棒1
2が図2上で左方向に押し操作されると、図2上で時計
回り方向に周回移動する。これとは逆に操作棒12が図
2上で右方向に引き操作されると、図2上で反時計回り
方向に周回移動する。また、プーリ114には、図5の
如くギア116が取り付けられ、このギア116にズー
ム用ポテンショメータ(位置検出手段)118のギア1
20が噛合されている。このズーム用ポテンショメータ
118は、操作棒12の押し引き位置(ズーム位置)を
歯付きベルト108の周回移動量で検出し、そのズーム
位置を示すズーム位置指令信号を制御回路46に出力す
る。
一対の従動プーリ114、116によって張設され、操
作棒12の押し引き方向に対し平行方向に周回移動され
るように構成される。歯付きベルト108は、操作棒1
2が図2上で左方向に押し操作されると、図2上で時計
回り方向に周回移動する。これとは逆に操作棒12が図
2上で右方向に引き操作されると、図2上で反時計回り
方向に周回移動する。また、プーリ114には、図5の
如くギア116が取り付けられ、このギア116にズー
ム用ポテンショメータ(位置検出手段)118のギア1
20が噛合されている。このズーム用ポテンショメータ
118は、操作棒12の押し引き位置(ズーム位置)を
歯付きベルト108の周回移動量で検出し、そのズーム
位置を示すズーム位置指令信号を制御回路46に出力す
る。
【0031】歯付きベルト108の図2で上側に位置す
る歯付きベルト108には図2、図3に示すようにバラ
ンスウェイト部材122が固定されている。このバラン
スウェイト部材122は、操作棒12側と釣り合いを保
つために、操作棒12側の重量(操作棒12、連結棒9
2、ピン92B、移動枠104、取付部材106、及び
固定板110の総重量)と等しい重量のものが適用され
ている。また、バランスウェイト部材122は、操作棒
12の変更による重量変更に対応するように、ねじ付き
の錘片125を着脱させるためのねじ穴122A、12
2Aがその表面に形成されている。
る歯付きベルト108には図2、図3に示すようにバラ
ンスウェイト部材122が固定されている。このバラン
スウェイト部材122は、操作棒12側と釣り合いを保
つために、操作棒12側の重量(操作棒12、連結棒9
2、ピン92B、移動枠104、取付部材106、及び
固定板110の総重量)と等しい重量のものが適用され
ている。また、バランスウェイト部材122は、操作棒
12の変更による重量変更に対応するように、ねじ付き
の錘片125を着脱させるためのねじ穴122A、12
2Aがその表面に形成されている。
【0032】バランスウェイト部材122を歯付きベル
ト108に固定する固定方法は、図6の如くバランスウ
ェイト部材122と、鋸歯部123が形成された固定板
124とによって、図2の上側に位置する歯付きベルト
108を挟み付けた後、固定板124をバランスウェイ
ト部材122にねじ126で締結することにより行われ
る。かかる鋸歯部123を有する固定板124と歯付き
ベルト108とによる固定方法によって、歯付きベルト
108に対するバランスウェイト部材122を確実に固
定できるとともに取付位置の調整が容易になる。これに
より、操作棒12が傾斜した時に、操作棒12がその傾
斜方向に勝手に移動しない釣り合い位置に、バランスウ
ェイト部材122を固定することができる。
ト108に固定する固定方法は、図6の如くバランスウ
ェイト部材122と、鋸歯部123が形成された固定板
124とによって、図2の上側に位置する歯付きベルト
108を挟み付けた後、固定板124をバランスウェイ
ト部材122にねじ126で締結することにより行われ
る。かかる鋸歯部123を有する固定板124と歯付き
ベルト108とによる固定方法によって、歯付きベルト
108に対するバランスウェイト部材122を確実に固
定できるとともに取付位置の調整が容易になる。これに
より、操作棒12が傾斜した時に、操作棒12がその傾
斜方向に勝手に移動しない釣り合い位置に、バランスウ
ェイト部材122を固定することができる。
【0033】また、バランスウェイト部材122には、
歯付きベルト108の周回方向と平行に配設されたガイ
ド棒128が貫通配置され、このガイド棒128はユニ
ット本体43にその両端が支持されている。バランスウ
ェイト部材122は、ガイド棒128に案内されて、歯
付きベルト108の周回移動に連動して円滑に移動する
とともに、その移動端位置に設けられたストッパ13
0、130に当接することにより、バランスウェイト部
材122の移動を強制的に停止させる。これによって、
バランスウェイト部材122の慣性力による、歯付きベ
ルト108のオーバーラン(操作棒12のオーバーラ
ン)を防止できるので、制御回路46の誤制御を防止で
きる。なお、符号131、131は、操作棒12側の押
し位置を規制するストッパである。
歯付きベルト108の周回方向と平行に配設されたガイ
ド棒128が貫通配置され、このガイド棒128はユニ
ット本体43にその両端が支持されている。バランスウ
ェイト部材122は、ガイド棒128に案内されて、歯
付きベルト108の周回移動に連動して円滑に移動する
とともに、その移動端位置に設けられたストッパ13
0、130に当接することにより、バランスウェイト部
材122の移動を強制的に停止させる。これによって、
バランスウェイト部材122の慣性力による、歯付きベ
ルト108のオーバーラン(操作棒12のオーバーラ
ン)を防止できるので、制御回路46の誤制御を防止で
きる。なお、符号131、131は、操作棒12側の押
し位置を規制するストッパである。
【0034】つまり、操作棒12のストッパ131、1
31とバランスウェイト部材122のストッパ130、
130とは略対応する位置に設けられており、例えば、
操作棒12を押し込んで図2の左端にあるストッパ13
1に当接した状態の時、バランスウェイト部材122
は、図2の右端にあるストッパ130に略当接するよう
に位置決めされる。位置決めに際しては、上述したよう
に、バランスウェイト部材122に固定される鋸歯部1
23が形成された固定版124と、歯付きベルト108
の歯との噛み合い位置を調整することで最終的な位置決
めをすることができる。
31とバランスウェイト部材122のストッパ130、
130とは略対応する位置に設けられており、例えば、
操作棒12を押し込んで図2の左端にあるストッパ13
1に当接した状態の時、バランスウェイト部材122
は、図2の右端にあるストッパ130に略当接するよう
に位置決めされる。位置決めに際しては、上述したよう
に、バランスウェイト部材122に固定される鋸歯部1
23が形成された固定版124と、歯付きベルト108
の歯との噛み合い位置を調整することで最終的な位置決
めをすることができる。
【0035】実施の形態の操作ユニット42には、図
2、図3の如く操作棒12に間接的に摩擦抵抗を付与
し、操作棒12の操作力を調整する操作力調整装置(操
作力調整手段)150、170が設けられている。
2、図3の如く操作棒12に間接的に摩擦抵抗を付与
し、操作棒12の操作力を調整する操作力調整装置(操
作力調整手段)150、170が設けられている。
【0036】操作力調整装置(回転操作力操作手段)1
50は、操作棒12の回転方向の操作力を、従動部材で
ある中空軸90を介して調整するものであり、図7の如
くギア152、154、ねじ棒156、スプリング15
8、スライダ160、及びツマミ(手動操作部)162
等から構成される。ギヤ152は、中空軸90の図7上
で右端部に固定して設けられ、ギア152の回転軸が中
空軸90の回転軸と同軸上に設定されている。これによ
って、中空軸90を回転させるギア152も一体的に回
転する。このギア152にギア154が噛合され、ギア
154の中央開口部155に、ヘッド部157を有する
ねじ棒156が貫通配置されている。なお、ねじ棒15
6は、操作ユニット42に固定され回転不能となってい
る。そのため、ギア154は、ねじ棒156を軸として
回転する。また、ねじ棒156は、スライダ160にね
じ結合されるとともに、スプリング158がスライダ1
60とギア154との間に配置されている。スライダ1
60の右端部には、一対のスリット161、161が形
成され、このスリット161、161に、ツマミ162
の軸部163に突設されたピン164、164が着脱自
在に係合されている。
50は、操作棒12の回転方向の操作力を、従動部材で
ある中空軸90を介して調整するものであり、図7の如
くギア152、154、ねじ棒156、スプリング15
8、スライダ160、及びツマミ(手動操作部)162
等から構成される。ギヤ152は、中空軸90の図7上
で右端部に固定して設けられ、ギア152の回転軸が中
空軸90の回転軸と同軸上に設定されている。これによ
って、中空軸90を回転させるギア152も一体的に回
転する。このギア152にギア154が噛合され、ギア
154の中央開口部155に、ヘッド部157を有する
ねじ棒156が貫通配置されている。なお、ねじ棒15
6は、操作ユニット42に固定され回転不能となってい
る。そのため、ギア154は、ねじ棒156を軸として
回転する。また、ねじ棒156は、スライダ160にね
じ結合されるとともに、スプリング158がスライダ1
60とギア154との間に配置されている。スライダ1
60の右端部には、一対のスリット161、161が形
成され、このスリット161、161に、ツマミ162
の軸部163に突設されたピン164、164が着脱自
在に係合されている。
【0037】このように構成された操作力調整装置15
0によれば、ツマミ162によってスライダ160を回
動させ、スライダ160をねじ棒156のねじによる送
り作用によって図7上で左方向に移動させる。この操作
によって、スプリング158の付勢力が大きくなり、ギ
ア154とねじ棒156のヘッド部157との間の摩擦
力が大きくなっていく。これによって、ギア154の回
転抵抗が大きくなり、その抵抗力がギア152に伝達さ
れるので、中空軸90を回転させるためのトルクが大き
くなる。したがって、操作棒12の回転方向操作力が重
くなる。
0によれば、ツマミ162によってスライダ160を回
動させ、スライダ160をねじ棒156のねじによる送
り作用によって図7上で左方向に移動させる。この操作
によって、スプリング158の付勢力が大きくなり、ギ
ア154とねじ棒156のヘッド部157との間の摩擦
力が大きくなっていく。これによって、ギア154の回
転抵抗が大きくなり、その抵抗力がギア152に伝達さ
れるので、中空軸90を回転させるためのトルクが大き
くなる。したがって、操作棒12の回転方向操作力が重
くなる。
【0038】これとは逆方向にツマミ162を回動させ
て、スライダ160を図7上で右方向に移動させると、
スプリング158の付勢力が小さくなり、ギア154と
ねじ棒156のヘッド部157との間の摩擦力が小さく
なっていく。この操作によって、ギア154の回転抵抗
が小さくなり、その抵抗力がギア152に伝達されるの
で、中空軸90を回転させるためのトルクが小さくな
る。よって、操作棒12の回転方向操作力が軽くなる。
以上の操作で操作棒12の回転方向操作力を、カメラマ
ンの好みに応じた操作力に調整できる。
て、スライダ160を図7上で右方向に移動させると、
スプリング158の付勢力が小さくなり、ギア154と
ねじ棒156のヘッド部157との間の摩擦力が小さく
なっていく。この操作によって、ギア154の回転抵抗
が小さくなり、その抵抗力がギア152に伝達されるの
で、中空軸90を回転させるためのトルクが小さくな
る。よって、操作棒12の回転方向操作力が軽くなる。
以上の操作で操作棒12の回転方向操作力を、カメラマ
ンの好みに応じた操作力に調整できる。
【0039】以上の如く実施の形態の操作ユニット42
によれば、操作力調整装置150を操作棒12に直接設
けず、操作棒12の回転に従動するギア152に設けた
ので、操作力調整装置150の取付位置の自由度が広が
る。
によれば、操作力調整装置150を操作棒12に直接設
けず、操作棒12の回転に従動するギア152に設けた
ので、操作力調整装置150の取付位置の自由度が広が
る。
【0040】なお、ツマミ162は、ズームレンズ装置
18に着脱されるカバー166に貫通され、図4の如く
ズームレンズ装置18の側部に形成された凹部19に露
出されている。これにより、操作棒12の回転方向の操
作力は、ズームレンズ装置18の外部から調整可能とな
っている。
18に着脱されるカバー166に貫通され、図4の如く
ズームレンズ装置18の側部に形成された凹部19に露
出されている。これにより、操作棒12の回転方向の操
作力は、ズームレンズ装置18の外部から調整可能とな
っている。
【0041】一方、操作力調整装置(押し引き操作力調
整手段)170は、操作棒12の押し引き方向の操作力
を、従動部材である歯付きベルト108を介して調整す
るものであり、図5の如くギア172、174、ねじ棒
176、回止部材178、スプリング180、スライダ
ギア182、ギア184、ねじ歯車186、188及び
ツマミ190等から構成される。
整手段)170は、操作棒12の押し引き方向の操作力
を、従動部材である歯付きベルト108を介して調整す
るものであり、図5の如くギア172、174、ねじ棒
176、回止部材178、スプリング180、スライダ
ギア182、ギア184、ねじ歯車186、188及び
ツマミ190等から構成される。
【0042】ギヤ172は、プーリ116の軸117に
固定され、このギア172にギア174が噛合されてい
る。ギア174の中央開口部175には、ヘッド部17
7を有するねじ棒176が貫通配置され、ねじ棒176
は、ユニット本体43に貫通される。また、ねじ棒17
6は、ユニット本体43に固定された回止部材178の
キー溝192にキー194を介して係合されることによ
り、回止部材178によって回り止めされる。更に、ね
じ棒176は、スライダギア182にねじ結合されると
ともに、スプリング180がスライダギア182と回止
部材178との間に配置されている。
固定され、このギア172にギア174が噛合されてい
る。ギア174の中央開口部175には、ヘッド部17
7を有するねじ棒176が貫通配置され、ねじ棒176
は、ユニット本体43に貫通される。また、ねじ棒17
6は、ユニット本体43に固定された回止部材178の
キー溝192にキー194を介して係合されることによ
り、回止部材178によって回り止めされる。更に、ね
じ棒176は、スライダギア182にねじ結合されると
ともに、スプリング180がスライダギア182と回止
部材178との間に配置されている。
【0043】スライダギア182にはギア184が噛合
され、ギア184の回転軸185はユニット本体43に
軸支され、回転軸185の端部にねじ歯車186が設け
られている。ねじ歯車186はねじ歯車188に着脱自
在に噛合され、ここで駆動力伝達軸の方向が90度変更
されて、ねじ歯車188の回転軸189にツマミ190
が固定されている。
され、ギア184の回転軸185はユニット本体43に
軸支され、回転軸185の端部にねじ歯車186が設け
られている。ねじ歯車186はねじ歯車188に着脱自
在に噛合され、ここで駆動力伝達軸の方向が90度変更
されて、ねじ歯車188の回転軸189にツマミ190
が固定されている。
【0044】このように構成された操作力調整装置17
0によれば、ツマミ190を回転操作し、ねじ歯車18
8、186及びギア184を介してスライダギア182
を回動させ、スライダギア182をねじ棒176のねじ
による送り作用によって図5で上方向に移動させる。こ
の操作によって、スプリング180の付勢力が大きくな
り、この反力でギア174とねじ棒176のヘッド部1
77との間の摩擦力が大きくなっていく。これによっ
て、ギア174の回転抵抗が大きくなり、その抵抗力が
ギア172に伝達される。よって、歯付きベルト108
を周回移動させるためには大きな力が必要となるので、
操作棒12を押し引き操作する操作力が重くなる。
0によれば、ツマミ190を回転操作し、ねじ歯車18
8、186及びギア184を介してスライダギア182
を回動させ、スライダギア182をねじ棒176のねじ
による送り作用によって図5で上方向に移動させる。こ
の操作によって、スプリング180の付勢力が大きくな
り、この反力でギア174とねじ棒176のヘッド部1
77との間の摩擦力が大きくなっていく。これによっ
て、ギア174の回転抵抗が大きくなり、その抵抗力が
ギア172に伝達される。よって、歯付きベルト108
を周回移動させるためには大きな力が必要となるので、
操作棒12を押し引き操作する操作力が重くなる。
【0045】これとは逆方向にツマミ190を回動させ
て、スライダギア182を図6上で下方向に移動させる
と、スプリング180の付勢力が小さくなり、ギア17
4とねじ棒176のヘッド部177との間の摩擦力が小
さくなっていく。この操作によって、ギア174の回転
抵抗が小さくなり、その抵抗力がギア172に伝達され
るので、小さい力で歯付きベルト108を周回移動させ
ることができるようになる。よって、操作棒12の押し
引き操作力が軽くなる。以上の操作で操作棒12の押し
引き操作力を、カメラマンの好みに応じた操作力に調整
できる。
て、スライダギア182を図6上で下方向に移動させる
と、スプリング180の付勢力が小さくなり、ギア17
4とねじ棒176のヘッド部177との間の摩擦力が小
さくなっていく。この操作によって、ギア174の回転
抵抗が小さくなり、その抵抗力がギア172に伝達され
るので、小さい力で歯付きベルト108を周回移動させ
ることができるようになる。よって、操作棒12の押し
引き操作力が軽くなる。以上の操作で操作棒12の押し
引き操作力を、カメラマンの好みに応じた操作力に調整
できる。
【0046】以上の如く実施の形態の操作ユニット42
は、操作棒12の押し引き動作に従動する歯付きベルト
108に操作力調整装置170を設けたので、操作棒に
操作力調整手段を直接設けた従来装置と比較し、操作力
調整装置170の取付位置の自由度が広がる。よって、
使い勝手のよい機能的な位置に操作力調整装置170を
取り付けることができる。
は、操作棒12の押し引き動作に従動する歯付きベルト
108に操作力調整装置170を設けたので、操作棒に
操作力調整手段を直接設けた従来装置と比較し、操作力
調整装置170の取付位置の自由度が広がる。よって、
使い勝手のよい機能的な位置に操作力調整装置170を
取り付けることができる。
【0047】ツマミ190も図4に示したツマミ162
と同様に、ズームレンズ装置18に着脱されるカバー1
66に貫通され、ズームレンズ装置18の凹部19に露
出されている。これにより、操作棒12の押し引き方向
の操作力も、ズームレンズ装置18の外部から調整可能
となっている。また、図4の如く、ツマミ162とツマ
ミ190とを操作棒12に隣接、なおかつ操作棒12を
操作する方向から見て対面する位置に設けることによ
り、操作棒12と連結棒92との連結作業と、押し引き
操作力及び回転操作力の調整作業とを同一箇所で一緒に
実施できるので、調整に手間がかからない。
と同様に、ズームレンズ装置18に着脱されるカバー1
66に貫通され、ズームレンズ装置18の凹部19に露
出されている。これにより、操作棒12の押し引き方向
の操作力も、ズームレンズ装置18の外部から調整可能
となっている。また、図4の如く、ツマミ162とツマ
ミ190とを操作棒12に隣接、なおかつ操作棒12を
操作する方向から見て対面する位置に設けることによ
り、操作棒12と連結棒92との連結作業と、押し引き
操作力及び回転操作力の調整作業とを同一箇所で一緒に
実施できるので、調整に手間がかからない。
【0048】カバー166は図2の如くねじ168、1
68によってズームレンズ装置18のハウジング18A
に取り付けられている。ねじ168、168を外してカ
バー166をハウジング18Aから取り外すことによ
り、カバー166と一緒に、操作棒12、ツマミ162
(軸部163及びピン164を含む)、ツマミ190
(回転軸189及びねじ歯車186を含む)が操作ユニ
ット42から取り外される。ズームレンズ装置18から
操作ユニット42を取り外す場合には、ハウジング18
Aをズームレンズ装置18から取り外した状態で、操作
ユニット42をレンズ鏡胴40に取り付けるためのねじ
41(図9参照)を外し、図9の右方向へ取り外す。
68によってズームレンズ装置18のハウジング18A
に取り付けられている。ねじ168、168を外してカ
バー166をハウジング18Aから取り外すことによ
り、カバー166と一緒に、操作棒12、ツマミ162
(軸部163及びピン164を含む)、ツマミ190
(回転軸189及びねじ歯車186を含む)が操作ユニ
ット42から取り外される。ズームレンズ装置18から
操作ユニット42を取り外す場合には、ハウジング18
Aをズームレンズ装置18から取り外した状態で、操作
ユニット42をレンズ鏡胴40に取り付けるためのねじ
41(図9参照)を外し、図9の右方向へ取り外す。
【0049】ズームレンズ装置18における操作ユニッ
ト42の配置スペース(装着部)は、図8、図9上で破
線で囲まれるスペースSである。このスペースSは、ズ
ームレンズ装置18の所定位置に予め形成されており、
図8の如く側方から見た場合には矩形状であり、図9の
如く正面から見た場合には、レンズ鏡胴40の右側方で
逆L字状である。
ト42の配置スペース(装着部)は、図8、図9上で破
線で囲まれるスペースSである。このスペースSは、ズ
ームレンズ装置18の所定位置に予め形成されており、
図8の如く側方から見た場合には矩形状であり、図9の
如く正面から見た場合には、レンズ鏡胴40の右側方で
逆L字状である。
【0050】一般的なズームレンズ装置において、ズー
ムレートデマンド14やフォーカスポジションデマンド
16等の専用コントローラが予め設けられていない装置
の場合には、実施の形態の操作ユニット42が必要にな
るが、前記専用コントローラが設けられている場合に
は、不要になったり、また、カメラマンの好みにより双
方の装置が設けられたりする場合がある。
ムレートデマンド14やフォーカスポジションデマンド
16等の専用コントローラが予め設けられていない装置
の場合には、実施の形態の操作ユニット42が必要にな
るが、前記専用コントローラが設けられている場合に
は、不要になったり、また、カメラマンの好みにより双
方の装置が設けられたりする場合がある。
【0051】実施の形態で説明したように、操作ユニッ
ト42をズームレンズ装置18に着脱自在に構成するこ
とにより、カメラマンの前記要求に簡単に応じることが
できるようになる。
ト42をズームレンズ装置18に着脱自在に構成するこ
とにより、カメラマンの前記要求に簡単に応じることが
できるようになる。
【0052】次に、前記の如く構成された操作ユニット
42の作用について説明する。
42の作用について説明する。
【0053】制御回路46には、前述したようにフォー
カス位置センサ68及びズーム位置センサ84からそれ
ぞれ現在のフォーカス位置及びズーム位置を示す信号が
加えられ、ズームレートデマンド14及びフォーカスポ
ジションデマンド16からは、ズーム速度を指令するズ
ーム速度指令信号とフォーカス位置を指令するフォーカ
ス位置指令信号とが加えられ、操作ユニット42に設け
たフォーカス用ポテンショメータ100からは、フォー
カス位置を示すフォーカス位置指令信号が加えられ、ズ
ーム用ポテンショメータ118からは、ズーム位置を示
すズーム位置指令信号が加えられている。また、切換ス
イッチ44からは、ズーム操作が操作棒12によるサー
ボ方式、または専用コントローラによるサーボ方式に切
り換えられたかを示す信号が加えられている。
カス位置センサ68及びズーム位置センサ84からそれ
ぞれ現在のフォーカス位置及びズーム位置を示す信号が
加えられ、ズームレートデマンド14及びフォーカスポ
ジションデマンド16からは、ズーム速度を指令するズ
ーム速度指令信号とフォーカス位置を指令するフォーカ
ス位置指令信号とが加えられ、操作ユニット42に設け
たフォーカス用ポテンショメータ100からは、フォー
カス位置を示すフォーカス位置指令信号が加えられ、ズ
ーム用ポテンショメータ118からは、ズーム位置を示
すズーム位置指令信号が加えられている。また、切換ス
イッチ44からは、ズーム操作が操作棒12によるサー
ボ方式、または専用コントローラによるサーボ方式に切
り換えられたかを示す信号が加えられている。
【0054】制御回路46は、切換スイッチ44からズ
ーム操作が専用コントローラによるサーボ側に切り換え
られたことを示す信号が入力されると、ズームレートデ
マンド14及びフォーカスポジションデマンド16から
の入力信号を有効とし、フォーカス用ポテンショメータ
100、ズーム用ポテンショメータ118からの入力信
号を無効とする。
ーム操作が専用コントローラによるサーボ側に切り換え
られたことを示す信号が入力されると、ズームレートデ
マンド14及びフォーカスポジションデマンド16から
の入力信号を有効とし、フォーカス用ポテンショメータ
100、ズーム用ポテンショメータ118からの入力信
号を無効とする。
【0055】したがって、ズームレートデマンド14の
操作に基づいてズームレートデマンド14からズーム速
度指令信号を入力すると、制御回路46は、このズーム
速度指令信号と、ズーム位置センサ84から加えられる
現在のズーム位置を示す信号とに基づいてズームサーボ
モジュール72に制御信号を出力し、ズームサーボモジ
ュール72を駆動する。これにより、ズーミングがなさ
れる。
操作に基づいてズームレートデマンド14からズーム速
度指令信号を入力すると、制御回路46は、このズーム
速度指令信号と、ズーム位置センサ84から加えられる
現在のズーム位置を示す信号とに基づいてズームサーボ
モジュール72に制御信号を出力し、ズームサーボモジ
ュール72を駆動する。これにより、ズーミングがなさ
れる。
【0056】また、フォーカスポジションデマンド16
の操作に基づいてフォーカスポジションデマンド16か
らフォーカス位置指令信号を入力すると、制御回路46
は、このフォーカス位置指令信号と、フォーカス位置セ
ンサ58から加えられる現在のフォーカス位置を示す信
号とに基づいてフォーカスサーボモジュール56に制御
信号を出力し、フォーカスレンズ48がフォーカス位置
指令信号に応じたフォーカス位置になるようにサーボ制
御する。これにより、フォーカシングがなされる。
の操作に基づいてフォーカスポジションデマンド16か
らフォーカス位置指令信号を入力すると、制御回路46
は、このフォーカス位置指令信号と、フォーカス位置セ
ンサ58から加えられる現在のフォーカス位置を示す信
号とに基づいてフォーカスサーボモジュール56に制御
信号を出力し、フォーカスレンズ48がフォーカス位置
指令信号に応じたフォーカス位置になるようにサーボ制
御する。これにより、フォーカシングがなされる。
【0057】一方、制御回路46は、切換スイッチ44
からズーム操作が操作棒12によるサーボ方式側に切り
換えられたことを示す信号が入力されると、ズームレー
トデマンド14及びフォーカスポジションデマンド16
からの入力信号を無効とし、フォーカス用ポテンショメ
ータ100及びズーム用ポテンショメータ118からの
入力信号を有効とする。
からズーム操作が操作棒12によるサーボ方式側に切り
換えられたことを示す信号が入力されると、ズームレー
トデマンド14及びフォーカスポジションデマンド16
からの入力信号を無効とし、フォーカス用ポテンショメ
ータ100及びズーム用ポテンショメータ118からの
入力信号を有効とする。
【0058】したがって、操作棒12を回転操作する
と、制御回路46にはフォーカス用ポテンショメータ1
00から操作棒12(中空軸90)の回転位置(フォー
カス位置)を示すフォーカス位置指令信号が加えられ、
制御回路46は、このフォーカス位置指令信号と、フォ
ーカス位置センサ68から加えられる現在のフォーカス
位置を示す信号とに基づいてフォーカスサーボモジュー
ル56に制御信号を出力し、フォーカスレンズ48がフ
ォーカス位置指令信号に応じたフォーカス位置になるよ
うにサーボ制御する。これにより、フォーカシングがな
される。
と、制御回路46にはフォーカス用ポテンショメータ1
00から操作棒12(中空軸90)の回転位置(フォー
カス位置)を示すフォーカス位置指令信号が加えられ、
制御回路46は、このフォーカス位置指令信号と、フォ
ーカス位置センサ68から加えられる現在のフォーカス
位置を示す信号とに基づいてフォーカスサーボモジュー
ル56に制御信号を出力し、フォーカスレンズ48がフ
ォーカス位置指令信号に応じたフォーカス位置になるよ
うにサーボ制御する。これにより、フォーカシングがな
される。
【0059】また、操作棒12を押し引き操作すると、
制御回路46にはズーム用ポテンショメータ118から
操作棒12の押し引き位置(ズーム位置)を示すズーム
位置指令信号が加えられ、制御回路46は、このズーム
位置指令信号と、ズーム位置センサ84から加えられる
現在のズーム位置を示す信号とに基づいてズームサーボ
モジュール72に制御信号を出力し、ズームレンズ50
がズーム位置指令信号に応じたズーム位置になるように
サーボ制御する。これにより、ズーミングがなされる。
制御回路46にはズーム用ポテンショメータ118から
操作棒12の押し引き位置(ズーム位置)を示すズーム
位置指令信号が加えられ、制御回路46は、このズーム
位置指令信号と、ズーム位置センサ84から加えられる
現在のズーム位置を示す信号とに基づいてズームサーボ
モジュール72に制御信号を出力し、ズームレンズ50
がズーム位置指令信号に応じたズーム位置になるように
サーボ制御する。これにより、ズーミングがなされる。
【0060】なお、実施の形態では、操作棒12のサー
ボ方式による操作装置に、操作力調整装置150、17
0を設けた例について説明したが、操作棒の1軸2操作
式の操作装置に操作力調整装置150、170を設けて
もよい。
ボ方式による操作装置に、操作力調整装置150、17
0を設けた例について説明したが、操作棒の1軸2操作
式の操作装置に操作力調整装置150、170を設けて
もよい。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るテレビ
カメラ用ズームレンズの操作装置によれば、操作棒の押
し引き動作に従動する従動部材に押し引き操作力調整手
段を設けたので、押し引き操作力調整手段の取付位置の
自由度が拡がり、使い勝手のよい機能的な位置に操作力
調整手段を取り付けることができる。
カメラ用ズームレンズの操作装置によれば、操作棒の押
し引き動作に従動する従動部材に押し引き操作力調整手
段を設けたので、押し引き操作力調整手段の取付位置の
自由度が拡がり、使い勝手のよい機能的な位置に操作力
調整手段を取り付けることができる。
【0062】また、本発明によれば、操作棒の回転動作
に従動する従動部材に、ズーム用の回転操作力調整手段
を設けたので、回転操作力調整手段の取付位置の自由度
も拡がる。
に従動する従動部材に、ズーム用の回転操作力調整手段
を設けたので、回転操作力調整手段の取付位置の自由度
も拡がる。
【0063】更に、本発明によれば、押し引き操作力調
整手段又は回転操作力調整手段のツマミを、操作棒に隣
接した位置に設けたので、操作棒と操作装置本体側との
連結作業と、押し引き操作力及び回転操作力の調整作業
とを同一箇所で一緒に実施できる。
整手段又は回転操作力調整手段のツマミを、操作棒に隣
接した位置に設けたので、操作棒と操作装置本体側との
連結作業と、押し引き操作力及び回転操作力の調整作業
とを同一箇所で一緒に実施できる。
【0064】また、本発明の操作装置は、ズームレンズ
本体に形成された装着部に着脱自在に構成されているの
で、操作装置を要、不要に応じて操作装置をズームレン
ズ本体に容易に着脱できる。
本体に形成された装着部に着脱自在に構成されているの
で、操作装置を要、不要に応じて操作装置をズームレン
ズ本体に容易に着脱できる。
【図1】本発明のテレビカメラ用ズームレンズの操作装
置が適用されたテレビカメラシステムの全体構成図
置が適用されたテレビカメラシステムの全体構成図
【図2】図1に示したズームレンズ装置の内部構造図
【図3】図1のズームレンズ装置に適用された操作ユニ
ットの全体斜視図
ットの全体斜視図
【図4】図1のズームレンズ装置とテレビカメラとを示
す斜視図
す斜視図
【図5】ズーム操作力を調整する操作力調整装置の構造
図
図
【図6】バランスウェイト部材を歯付きベルトに固定す
る固定方法を示した図
る固定方法を示した図
【図7】フォーカス操作力を調整する操作力調整装置の
構造図
構造図
【図8】操作ユニットの配置スペースを示したズームレ
ンズ装置の模式図
ンズ装置の模式図
【図9】操作ユニットの配置スペースを示したズームレ
ンズ装置の模式図
ンズ装置の模式図
【符号の説明】
10…テレビカメラシステム、12…操作棒、14…ズ
ームレートデマンド、16…フォーカスポジションデマ
ンド、18…ズームレンズ装置、20…カメラ本体、2
2…ペデスタル、24…雲台、26…ビューファイン
ダ、28、30…パンチルト棒、32、34…ケーブ
ル、40…レンズ鏡胴、42…操作ユニット、44…切
換スイッチ、46…制御回路、48…フォーカスレン
ズ、50…ズームレンズ、56…フォーカスサーボモジ
ュール、68…フォーカス位置センサ、70…ズームカ
ム、72…ズームサーボモジュール、90…中空軸、9
2…連結棒、100…フォーカス用ポテンショメータ、
108…歯付きベルト、118…ズーム用ポテンショメ
ータ、122…バランスウェイト部材、150、170
…操作力調整装置
ームレートデマンド、16…フォーカスポジションデマ
ンド、18…ズームレンズ装置、20…カメラ本体、2
2…ペデスタル、24…雲台、26…ビューファイン
ダ、28、30…パンチルト棒、32、34…ケーブ
ル、40…レンズ鏡胴、42…操作ユニット、44…切
換スイッチ、46…制御回路、48…フォーカスレン
ズ、50…ズームレンズ、56…フォーカスサーボモジ
ュール、68…フォーカス位置センサ、70…ズームカ
ム、72…ズームサーボモジュール、90…中空軸、9
2…連結棒、100…フォーカス用ポテンショメータ、
108…歯付きベルト、118…ズーム用ポテンショメ
ータ、122…バランスウェイト部材、150、170
…操作力調整装置
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H04N 5/232 G02B 7/04 D
Claims (6)
- 【請求項1】 ズームレンズ本体から延設された操作棒
の押し引き操作によってズームレンズのズーム操作を行
うテレビカメラ用ズームレンズの操作装置において、 該操作装置には、前記操作棒の押し引き動作に従動する
従動部材に摩擦力を与えて操作棒の押し引き操作力を調
整する押し引き操作力調整手段が設けられていることを
特徴とするテレビカメラ用ズームレンズの操作装置。 - 【請求項2】 ズームレンズ本体から延設されるととも
に押し引き自在な操作棒と、該操作棒の押し引き位置を
検出する位置検出手段と、該位置検出手段からの位置情
報に基づいてズームレンズ駆動用サーボモータに駆動指
令信号を出力する制御手段とを有し、前記操作棒を押し
引き操作してズームレンズのズーム操作を行うテレビカ
メラ用ズームレンズの操作装置において、 該操作装置には、前記操作棒の押し引き動作に従動する
従動部材に摩擦力を与えて操作棒の押し引き操作力を調
整する押し引き操作力調整手段が設けられていることを
特徴とするテレビカメラ用ズームレンズの操作装置。 - 【請求項3】 前記操作装置は、前記操作棒の回転操作
によってズームレンズのフォーカス操作を行う操作装置
であり、該操作装置には、操作棒の回転動作に従動する
従動部材に摩擦力を与えて操作棒の回転操作力を調整す
る回転操作力調整手段が設けられていることを特徴とす
る請求項1、又は2に記載のテレビカメラ用ズームレン
ズの操作装置。 - 【請求項4】 前記押し引き操作力調整手段、及び前記
回転操作力調整手段は、操作力を調整するための手動操
作部を各々有し、これらの手動操作部は前記操作棒に隣
接した位置に設けられていることを特徴とする請求項3
に記載のテレビカメラ用ズームレンズの操作装置。 - 【請求項5】 前記各々の手動操作部は、前記操作棒を
操作する方向から見て対面する位置に設けられているこ
とを特徴とする請求項4に記載のテレビカメラ用ズーム
レンズの操作装置。 - 【請求項6】 前記操作装置は、前記ズームレンズ本体
の所定位置に予め設けられたスペースに形成された装着
部に着脱自在に構成されていることを特徴とする請求項
1、2、3又は4のうちいずれか1項に記載のテレビカ
メラ用ズームレンズの操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001346046A JP2003153056A (ja) | 2001-11-12 | 2001-11-12 | テレビカメラ用ズームレンズの操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001346046A JP2003153056A (ja) | 2001-11-12 | 2001-11-12 | テレビカメラ用ズームレンズの操作装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003153056A true JP2003153056A (ja) | 2003-05-23 |
Family
ID=19159284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001346046A Pending JP2003153056A (ja) | 2001-11-12 | 2001-11-12 | テレビカメラ用ズームレンズの操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003153056A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104204888A (zh) * | 2012-03-13 | 2014-12-10 | 莱卡地球系统公开股份有限公司 | 包括变焦镜头和线性编码器的相机系统 |
-
2001
- 2001-11-12 JP JP2001346046A patent/JP2003153056A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104204888A (zh) * | 2012-03-13 | 2014-12-10 | 莱卡地球系统公开股份有限公司 | 包括变焦镜头和线性编码器的相机系统 |
JP2015513120A (ja) * | 2012-03-13 | 2015-04-30 | ライカ ジオシステムズ アクチエンゲゼルシャフトLeica Geosystems AG | ズームレンズとリニアエンコーダとを含むカメラシステム |
US10509192B2 (en) | 2012-03-13 | 2019-12-17 | Leica Geosystems Ag | Camera system comprising a zoom lens and a linear encoder |
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Legal Events
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---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040601 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061024 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061225 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070122 |