JP2003152987A - 画像暗号化再生装置 - Google Patents

画像暗号化再生装置

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JP2003152987A
JP2003152987A JP2002212453A JP2002212453A JP2003152987A JP 2003152987 A JP2003152987 A JP 2003152987A JP 2002212453 A JP2002212453 A JP 2002212453A JP 2002212453 A JP2002212453 A JP 2002212453A JP 2003152987 A JP2003152987 A JP 2003152987A
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Yoshiyuki Namitsuka
義幸 波塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート状媒体上に記録された画像情報の機密
性を向上させることができる画像暗号化再生装置を提供
する。 【解決手段】 暗号化される画像を暗号化し(10
1)、この暗号化画像を疑似乱数発生手段により生成さ
れる乱数に基づいたアドレスによりランダムにメモリに
格納する(102,103)。そして、この画像と非暗
号化画像を論理和により合成画像を生成する(10
4)。合成画像を分離する場合には、合成画像が入力さ
れると(105)、非暗号化画像はローパスフィルタを
介して分離され、白色ノイズ状と同様なランダム画像は
ハイパスフィルタを介して分離される(106〜10
8)。そして、ランダム画像は、合成の際の乱数に基づ
いて元の位置に再配置されて暗号化画像に復元され(1
09)、この暗号化画像が復号化処理により再生される
(110)。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、画像データを暗号
化し、またこの暗号を元の画像に再生する画像暗号化再
生装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の画像暗号化再生装置とし
て、例えば特開平3−123988号公報に開示された
技術がある。この開示された技術は、シート状媒体上に
記録された高精細なビット情報を正確に再生して、良好
な画像および音声信号として出力する再生装置に関する
ものである。この装置はシート状媒体上に文字、音声お
よび画像情報を、光学的に読み取り可能なコードあるい
はビット列情報として記録し、例えば既存の郵便手段を
介して送信し、受信側においてこのコードあるいはビッ
ト列情報を文字、音声および画像情報に再生するように
構成されている。また、情報の取り扱い性を向上するた
めに、文字、音声および画像情報のビット情報のほか
に、スタートデータ、エンドデータ、識別コードデータ
を付加することが提案されている。 【0003】また、スキャナにより読み取られた画像を
印刷するまでのディジタル信号処理装置において画像の
内容を秘密にすることができるが、ファクシミリ通信に
適した暗号化の手法が例えば画像通信学会誌第17巻第
5号(1988)「画像のスクランブル手法を用いた機
密保護ファクシミリ通信」に開示され、また、ディジタ
ル画像に適した暗号化の手法が例えば電子通信学会論文
誌’86/11 Vol.J69−B No.11「デ
ィジタル画像に適したデータ暗号化の一手法」に開示さ
れている。 【0004】これらの方法は、従来知られている公開鍵
方式や共通鍵方式などの暗号化方法では、画像に適用し
ても処理速度の点で不適当であり、また、コンピュータ
ネットワークにおけるきわめて強力な暗号破りを想定し
ているので、システムの規模が大掛かりとなる問題点を
解決しようとしている。そして、この目的のためにこれ
らの方法では、簡易な手法で画像データに対して高速で
あって暗号強度が比較的高い方式が提案されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の暗号化および再生装置では、シート状媒体上に記録
されたビット列情報が一見してその内容が秘密であって
も、再生装置があれば簡単にビット列情報を再生するこ
とができるので、機密を維持することができない。ま
た、上記ファクシミリ通信やディジタル画像用の暗号化
方法では、電気的に処理される画像信号に対する手法で
あるので、取扱いが容易なシート状媒体を介在して暗号
化し、またこの暗号を元の画像に再生することはできな
い。 【0006】本発明は上記従来の問題点に鑑み、シート
状媒体上に記録された画像情報の機密性を向上させるこ
とができる画像暗号化再生装置を提供することを目的と
する。 【0007】 【課題を解決するための手段】第1の手段は上記目的を
達成するために、シート状媒体に記録された画像を光学
的に読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段により
読み取られた画像を記憶する記憶手段と、暗証番号を入
力するとともに、暗号化処理と復号化処理を選択可能な
入力手段と、前記入力手段を介して暗号化処理が選択さ
れた場合に、前記入力手段を介して入力された暗証番号
に基づいて、前記記憶手段に記憶された画像を暗号化す
る暗号化手段と、前記入力手段を介して復号化処理が選
択された場合に、前記入力手段を介して入力された暗証
番号に基づいて、前記記憶手段に記憶された画像を復号
化する暗号化手段と、前記暗号化手段により暗号化され
た画像または前記復号化手段により復号化された画像を
シート状媒体にプリントアウトして出力する出力手段と
を備え、前記暗号化手段が前記記憶手段に記憶された画
像をランダム化することにより暗号化して他の非暗号化
画像と合成し、前記復号化手段がこの合成画像を暗号化
画像と非暗号化画像に分離して暗号化画像を復号化する
ことを特徴とする。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。図1は本発明に係る画像暗号化再生装
置の一実施例を示すブロック図、図2は図1の画像暗号
化再生装置の動作を説明するためのフローチャート、図
3は画像をブロック毎に暗号化する場合の動作を示す説
明図、図4は画像を画素毎に暗号化する場合の動作を示
す説明図、図5はランレングス毎に暗号化する場合の動
作を示す説明図、図6は多値画像を暗号化する場合の動
作を示す説明図、図7は画像の全部または一部を選択的
に暗号化する場合の動作を示す説明図、図8は複数の暗
号化画像を合成し、合成画像を分離して復号化する場合
の動作を示す説明図、図9は非暗号化画像と暗号化画像
を合成し、合成画像を分離して復号化する場合の動作を
示す説明図、図10は暗号化画像の領域を識別する場合
の動作を示す説明図、図11は暗号化画像であることを
認識させる手法を示す説明図、図12は暗号化画像を復
号化する際の高域強調を示す説明図である。 【0009】図1において、概略を説明すると、矢印で
示すようにこの装置により原画像が読み取られて暗号化
され、この暗号化画像がシート状媒体に記録され、この
暗号化画像が読み取られて復号化され、この復号化画像
がシート状媒体に記録されて再生される。つぎに、図1
および図2を参照して本実施例の詳細な構成および動作
を説明すると、暗号化処理される原稿または暗号化され
て記録され、復号化処理される原稿は画像読み取り部1
により読み取られて電気信号に変換される。ついで、こ
の電気信号はA/D変換器2によりディジタル信号に変
換され、画像格納部3に格納される。 【0010】そして、暗号化モードかまたは復号化モー
ドかは、暗証番号入力部9を介して入力した処理モード
と暗証番号により選択される。この場合、番号解析部1
0がこの入力処理モードと暗証番号を解析し(図2に示
すステップ13)、この解析結果に応じて暗号化/復号
化制御部11が処理モードを選択する(ステップ1
4)。 【0011】アドレス算出部12はこの処理モードに応
じて暗号化処理または復号化する場合の画像をブロック
単位、画素単位、ライン単位等で移動するための画素の
移転先アドレスを、暗証番号に基づいて多項式演算の解
を導出するような手法で算出し(ステップ15,1
9)、画素再配置/再構成部5はこの移転先アドレスに
より、画像格納部3に格納された画像データの入れ替え
(暗号化または復号化)を行う(ステップ16,2
0)。 【0012】なお、復号化の場合、アドレス算出部12
は暗証番号に基づいて多項式演算の解を導出するような
手法でアドレスを算出するが、画素再配置/再構成部5
はこのアドレスを暗号化画像の取り込み先として識別す
る。この暗号化または復号化された画像データは画像格
納部7に格納され、また、出力部8によりシート状媒体
に記録されて出力される。 【0013】また、暗号化処理の場合には、外接枠作成
部6は、暗号化画像の水平方向、垂直方向を定義するた
めに、画素再配置/再構成部5により再配置された画像
領域を取り囲むようにその周囲を実線の枠で包囲し(ス
テップ17)、復号化処理の場合には、枠線認識部4は
画素再配置/再構成部5が暗号化画像を正しく再構成す
ることができるように、上記実線の枠を認識することに
より暗号化領域の方向を特定する(ステップ18)。 【0014】したがって、暗証番号によりシート状媒体
上の画像の暗号化と復号化が行われるので、シート状媒
体上に記録された画像情報の機密性を向上させることが
できる。 【0015】つぎに、図3を参照してブロック毎に暗号
化する場合の動作を説明する。まず図3(b)に示すよ
うな原画像27を暗号化する場合の全体の領域を算出し
(ステップ21)、ついでブロック毎に原画像27を分
割する(ステップ22)。なお、このブロックの大きさ
はデフォルトで設定したり、例えば暗証番号入力部9を
介して設定することができる。 【0016】ついで、この各分割画像を、暗証番号に基
づいた多項式演算を行って演算結果に応じて回転させ
(ステップ23)、また、この各分割回転画像を、アド
レス算出部12により算出された移転先アドレスに従っ
て画像格納部7に格納する(ステップ24,25)。そ
して、外接枠作成部6がこの各分割回転画像の周囲を包
囲するための実線の枠28aを生成してそのアドレスの
画像格納部7に格納する(ステップ26)。 【0017】したがって、この実施例によれば、原画像
27がブロック毎に回転して暗号化されるので、シート
状媒体上の画像を大まかに秘密にすることができる。な
お、図3(b)に示す暗号化画像28のブロックは、説
明を容易にするためにやや大きいが、ブロックを小さく
することにより機密性の向上を図ることができる。 【0018】つぎに、図4を参照して画像の画素毎に暗
号化する場合の動作を説明すると、まず図4(b)に示
すような原画像33を暗号化する場合の全体の領域を算
出(ステップ29)する。ついで、この領域内の各画素
をアドレス算出部12により算出された移転先アドレス
に従って画像格納部7に格納することにより図4(b)
に示すような暗号化画像34を生成し(ステップ30,
31)、また、外接枠作成部6がこの暗号化画像34の
全体の周囲を包囲するための実線の枠34aを生成して
そのアドレスの画像格納部7に格納する(ステップ3
2)。 【0019】したがって、この例では、画素毎に入れ替
えるので高速で処理することができ、また、図4(b)
に示すようにシート状媒体に印刷されても全く判読する
ことができない。 【0020】つぎに、図5を参照してランレングス毎に
画像を暗号化する場合の動作を説明する。まず、図5
(b)に示すような原画像40を暗号化する場合の全体
の領域を算出し(ステップ35)、そして、この暗号化
される領域の白と黒のランレングスを算出して同一の画
素が連続する範囲を特定する(ステップ36)。つい
で、全領域について同一の画素が連続する範囲単位で入
れ替えて画像格納部7に格納することにより図5(b)
に示すような暗号化画像41を生成し、また、外接枠作
成部6がこの暗号化画像41の全体の周囲を包囲するた
めの実線の枠41aを生成してそのアドレスの画像格納
部7に格納する(ステップ38,39)。 【0021】したがって、この例では、ランレングス毎
に暗号化されるので、シート状媒体上の画像が完全に判
読不能となり、また、高速化とデータ圧縮を実現するこ
とができる。 【0022】つぎに、図6(b)に示すような多値画像
67を暗号化する場合の動作を説明する。まず、この多
値画像67を暗号化する場合の全体の領域を算出し(ス
テップ61)、そして、前値予測や平面予測により予測
誤差を算出し(ステップ62)、この予測誤差を量子化
する(ステップ63)。ついで、この予測誤差の量子化
データをライン毎に入れ換えて画像格納部7に格納する
ことにより図6(b)に示すような暗号化画像68を生
成し(ステップ64,65)、また、外接枠作成部6が
この暗号化画像68の全体の周囲を包囲するための実線
の枠68aを生成してそのアドレスの画像格納部7に格
納する(ステップ66)。 【0023】したがって、この例では、多値画像が予測
誤差により暗号化されるので、シート状媒体上の画像が
完全に判読不能となり、また、高速化とデータ圧縮を実
現することができる。 【0024】つぎに、図7を参照して原画像78の全部
または一部を選択的に暗号化する場合の動作を説明す
る。なお、画像78の一部を暗号化する場合の指定は、
暗証番号や処理モードとともに入力部9を介して行うよ
うにしたり、予め原稿上に指定された実線の枠を枠線認
識部4により認識したり、タブレットを介して指定する
ことにより認識することができる。 【0025】まず、図7(a)に示すステップ71にお
いて処理領域が判別され、全領域が指定されている場合
にはステップ72からステップ73以下に進み、一部が
指定されている場合にはステップ75以下に進む。そし
て、全領域が指定されている場合には上記図3〜図6に
示すような暗号化処理により、図7(b)に示すように
全領域の暗号化画像79aを生成し(ステップ74)、
また、外接枠作成部6がこの暗号化画像79aの周囲を
包囲するための実線の枠79cを生成する。 【0026】他方、一部の領域が指定されている場合に
は、まず、暗号化領域を特定する(ステップ75)。な
お、タブレットを介して領域を指定する場合には、タブ
レットにより指定されたアドレスにより暗号化領域を特
定することができる。そして、上記図3〜図6に示すよ
うな処理により、図7(b)に示すように指定領域のみ
が暗号化された画像79bを生成し、また、外接枠作成
部6がこの暗号化領域の周囲を包囲するための実線の枠
79cを生成する。 【0027】したがって、この例では、画像の一部が暗
号化されるので、画像の目的や価値に応じて秘密にする
ことができ、また、非暗号化画像の画質の劣化を防止す
ることができる。 【0028】つぎに、図8(a)を参照して複数の暗号
化画像を合成する場合の動作を説明する。まず、原画像
が入力されると(ステップ81)、この原画像を画像格
納部3に格納した後、上記図3〜図7に示すような処理
により暗号化する(ステップ82)。そして、この暗号
化画像を暗証番号に基づき、既に同様な方法で暗号化さ
れた画像と合成画像の枚数および処理の順番に応じて導
出される解読キーとともに排他的論理和演算を行うこと
により合成する(ステップ83)。 【0029】ついで、次の合成の際の解読のために解読
キーを利用するために、合成枚数をカウントし(ステッ
プ84)、合成が終了すると(ステップ85)外接枠作
成部6がこの暗号化領域の周囲を包囲するための実線の
枠を生成し(ステップ86)、また、合成枚数を実線の
枠の外に記録する(ステップ87)。 【0030】つぎに、図8(b)を参照してこの合成画
像を分離して復号化する場合の動作を説明する。まず、
合成枚数を識別し(ステップ88)、また、暗号化領域
を囲む実線の枠を認識する(ステップ89)。ついで、
この合成枚数と合成画像の順序と暗証番号から導出され
る解読キーに対応する最初の暗号化画像を合成画像から
分離し(ステップ90)、この暗号化画像を復号化処理
により再生する(ステップ91)。そして、このステッ
プ90,91の処理を繰り返すことにより全ての暗号化
画像を分離、再生する(ステップ92)。 【0031】したがって、この例では、複数の暗号化画
像が合成されて更に暗号化されるので、1枚のシート状
媒体に多数の機密情報を記録して情報を高密度化するこ
とができる。 【0032】つぎに、図9(a)を参照して図9(c)
に示すように暗号化されていない被合成画像93に対
し、暗号化される画像94を空間的に分散して合成する
場合の動作を説明する。まず、暗号化される画像94を
暗号化し(ステップ101)、ついで、この暗号化画像
を疑似乱数発生手段(図示省略)により生成される乱数
に基づいたアドレスによりランダムにメモリに格納する
(ステップ102,103)。そして、この画像と非暗
号化画像96を論理和により図9(c)に示すような合
成画像95を生成する(ステップ104)。なお、図9
(c)に示す合成画像95上の画像96は、画像94が
暗号化されてランダムに配置された場合を示し、白色ノ
イズ状と同様な性質を有する。 【0033】つぎに、図9(b)を参照しこの合成画像
95を分離する場合の動作を説明すると、まず、合成画
像95が入力されると(ステップ105)、非暗号化画
像93はローパスフィルタを介して分離され、白色ノイ
ズ状と同様なランダム画像96はハイパスフィルタを介
して分離される(ステップ106〜108)。そして、
ランダム画像96は、合成の際の乱数に基づいて元の位
置に再配置されて暗号化画像に復元され(ステップ10
9)、この暗号化画像が後述するような復号化処理によ
り再生される(ステップ110)。 【0034】したがって、この例ではランダム化された
暗号化画像96と非暗号化画像93が合成されるので、
非暗号化画像により暗号化画像が第三者に知られないと
いう効果がある。 【0035】つぎに、図10(a)を参照して図10
(b)に示すような暗号化画像の領域を識別する場合の
動作を説明する。この領域は前述したように、水平方向
の実線118と垂直方向の実線119で包囲されている
ので、暗号化画像が読み取り部1により読み取られて画
像格納部3に格納されると、まず、枠線認識部4により
この線分118,119を判別する(ステップ11
1)。そして、この線分118,119を水平線分11
8と垂直線分119に分離、抽出し(ステップ112,
113)、この線分118,119の接続状態により外
接枠を判別する(ステップ114)。 【0036】ついで、画像格納部3に格納されているこ
の外接枠のアドレスにより水平方向の傾斜量(ステップ
115)と垂直方向の傾斜量(ステップ116)を算出
し、この傾斜量に基づいて画像格納部3に格納された暗
号化画像をシフトし、回転させることにより補正する
(ステップ117)。したがって、シート状媒体に記録
された暗号化画像が回転して読み取られても元の位置に
補正して正確に復号化することができる。 【0037】なお、暗号化画像を認識させる手法として
図11に示すように、シート状媒体の原点119aを示
す矢印119bを可視的に記録することにより、所有者
がシート状媒体を正しく画像読み取り部1にセットして
暗号化画像を正しい方向に読み取ることができる。ま
た、暗号化画像であることを示すマーク120を可視的
に記録することにより、所有者が正しい暗証番号を入力
すれば再生可能なことを報知することができる。この矢
印119bやマーク120は、各パターンを予め記憶
し、暗号化時に外接作成後に画像格納部7において展開
することによりシート状媒体に記録することができる。 【0038】したがって、シート状媒体上に暗号化画像
の方向が付加されるので、暗号化画像の読み取りの際の
操作が簡単になり、したがって、情報伝達の精度を向上
させることができる。 【0039】ここで、図12(b)上方に示すように、
この暗号化画像125は高域成分126が欠落してい
る。そこで、シート状媒体に記録された暗号化画像12
5を再度画像読み取り部1により読み取り(ステップ1
21)、A/D変換器2によりディジタル信号に変換し
(ステップ122)、画像格納部3に格納すると(ステ
ップ123)、図12(b)下方に示すように水平、垂
直の両方向において微分フィルタ等により信号の変化点
と変化量を抽出し、画像格納部3に格納されている暗号
化画像125と合成することにより高域成分を強調した
画像127を再生することができる(ステップ12
4)。 【0040】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
暗号化手段が前記記憶手段に記憶された画像をランダム
化することにより暗号化して他の非暗号化画像と合成
し、前記復号化手段がこの合成画像を暗号化画像と非暗
号化画像に分離して暗号化画像を復号化するので、暗証
番号によりシート状媒体上に記録された画像情報の機密
性の向上を図ることができるとともに、ランダム化され
た暗号化画像と非暗号化画像に合成されるので、非暗号
化画像により暗号化画像が第三者に知られないという効
果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る画像暗号化再生装置の一実施例を
示すブロック図である。 【図2】図1の画像暗号化再生装置の動作を説明するた
めのフローチャートである。 【図3】画像をブロック毎に暗号化する場合の動作を示
す説明図である。 【図4】画像を画素毎に暗号化する場合の動作を示す説
明図である。 【図5】ランレングス毎に画像を暗号化する場合の動作
を示す説明図である。 【図6】多値画像を暗号化する場合の動作を示す説明図
である。 【図7】画像の全部または一部を選択的に暗号化する場
合の動作を示す説明図である。 【図8】複数の暗号化画像を合成し、合成画像を分離し
て復号化する場合の動作を示す説明図である。 【図9】非暗号化画像と暗号化画像を合成し、合成画像
を分離して復号化する場合の動作を示す説明図である。 【図10】暗号化画像の領域を識別する場合の動作を示
す説明図である。 【図11】暗号化画像であることを認識させる手法を示
す説明図である。 【図12】暗号化画像を復号化する際の高域強調を示す
説明図である。 【符号の説明】 1 画像読み取り部 2 A/D変換器 3,7 画像格納部 4 枠線認識部 5 画素再配置/再構成部 6 外接枠作成部 8 出力部 9 暗証番号入力部 10 番号解析部 11 暗号化/復号化制御部 12 アドレス算出部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 シート状媒体に記録された画像を光学的
    に読み取る読み取り手段と、 前記読み取り手段により読み取られた画像を記憶する記
    憶手段と、 暗証番号を入力するとともに、暗号化処理と復号化処理
    を選択可能な入力手段と、 前記入力手段を介して暗号化処理が選択された場合に、
    前記入力手段を介して入力された暗証番号に基づいて、
    前記記憶手段に記憶された画像を暗号化する暗号化手段
    と、 前記入力手段を介して復号化処理が選択された場合に、
    前記入力手段を介して入力された暗証番号に基づいて、
    前記記憶手段に記憶された画像を復号化する暗号化手段
    と、 前記暗号化手段により暗号化された画像または前記復号
    化手段により復号化された画像をシート状媒体にプリン
    トアウトして出力する出力手段と、を備え、 前記暗号化手段は前記記憶手段に記憶された画像をラン
    ダム化することにより暗号化して他の非暗号化画像と合
    成し、前記復号化手段はこの合成画像を暗号化画像と非
    暗号化画像に分離して暗号化画像を復号化することを特
    徴とする画像暗号化再生装置。
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