JP2003152516A - オンディレー回路 - Google Patents

オンディレー回路

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JP2003152516A
JP2003152516A JP2001352598A JP2001352598A JP2003152516A JP 2003152516 A JP2003152516 A JP 2003152516A JP 2001352598 A JP2001352598 A JP 2001352598A JP 2001352598 A JP2001352598 A JP 2001352598A JP 2003152516 A JP2003152516 A JP 2003152516A
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resistor
delay
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input
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JP2001352598A
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Masahiro Izumi
雅裕 泉
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディレー時間を長く設定しても、安定した出
力電圧が出力されるようにしたオンディレー回路を提供
すること。 【解決手段】 本発明のオンディレー回路1にあって
は、入力電圧を印加する入力端子1aと、入力電圧から
安定化された安定化電圧を作る定電圧回路2と、発振パ
ルスを発生させる発振器3と、発振パルスを増幅する増
幅器4と、増幅された発振パルスを昇圧整流するダイオ
ードD1及びコンデンサC2と、入力Aに入力電圧が印
加されているときに入力Bに電圧が入力されると発振し
て出力端子1bに出力電圧を出力する論理積回路5とを
備えており、発振器3は、第1の抵抗R311、MOS
FET(M31)、第2の抵抗R312にて構成した第
1の可変インピーダンス回路31と、抵抗R321、抵
抗R322、サイリスタSCR32にて構成した第1の
ラッチ回路32と、を備えたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号制御を行う回
路等に使用されるオンディレー回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、PUT(プログラマブル・ユニジ
ャンクション・トランジスタ)によって構成された発振
器と、一方の入力端子に入力電圧があるときに他方の入
力端子に入力されたパルスを記憶し、回路故障が起きた
ときにはその出力電圧を消滅させるフェールセーフな論
理積回路とによって構成されるオンディレー回路とし
て、例えば図5の回路図に示すような、特開平7−22
932として開示されているオンディレー回路Aがあ
る。
【0003】このオンディレー回路Aは、入力端子1a
に入力電圧を入力すると所定の遅れ時間に出力端子1b
に出力電圧を出力させるもので、入力端子1aと、出力
端子1bと、定電圧回路2と、発振器3と、増幅器4
と、論理積回路5と、昇圧整流用のダイオードD1及び
コンデンサC2とを備えている。
【0004】定電圧回路2は、入力端子1aに印加され
た入力電圧から安定化された安定化電圧を作るもので、
この場合、トランジスタQ1、ツェナーダイオードZ
D、抵抗R1により構成されている。トランジスタQ1
は、コレクタ・ベース間に抵抗R1が接続されると共
に、コレクタがツェナーダイオードZDを介して接地ラ
インbに接続されている。
【0005】発振器3は、所定の発振周期の発振パルス
を発生させるもので、PUT、抵抗R2、抵抗R3、抵
抗R4、抵抗R5、コンデンサC1により構成されてい
る。抵抗R2及びコンデンサC1は、安定化電圧ライン
aと接地ラインbとの間に直列に接続され、抵抗R4及
び抵抗R5は、安定化電圧ラインaと接地ラインbとの
間に直列に接続されている。PUTのアノードは抵抗R
2とコンデンサC1との接続点に接続され、ゲートは抵
抗R4とR5の接続点に接続され、カソードは抵抗R3
を介して接地ラインbに接続されている。
【0006】増幅器4は、発振器3が発生させた発振パ
ルスを増幅するものであって、トランジスタQ2、抵抗
R6、抵抗R7により構成される。トランジスタQ2
は、コレクタが抵抗R7を介して安定化電圧ラインaに
接続され、ベースが抵抗R6を介してPUTのカソード
に接続され、エミッタが接地ラインbに接続されてい
る。そして、増幅器4の出力側は、コンデンサC2及び
ダイオードD1を介して安定化電圧ラインaに接続され
ると共に、コンデンサC2を介して後述する論理積演算
発振器51の入力Bに接続されている。
【0007】論理積回路5は、2入力が所定値で入力さ
れた時に発振して出力を生じるものとして、例えば特公
昭45−29045として開示されている公知なもので
あって、論理積演算発振器51、2つの整流回路52
a,52b、ダイオードD2により構成される。論理積
演算発振器51は、安定化電圧ラインa及び接地ライン
bに接続されると共に、入力Aが入力端子1aに接続さ
れ、入力BがコンデンサC2を介して増幅器4の出力側
に接続され、また、出力側の一端が整流回路52aを介
して出力端子1bに、出力側の多端が整流回路52b及
びダイオードD2を介して入力B及びダイオードD1と
コンデンサC2の接続点に接続されている。なお、この
論理積回路5は、回路故障が起きたときにはその出力電
圧を消滅させるフェールセーフな機能を有している。
【0008】次に、図6に示すタイムチャートを参照し
ながら、上記構成によるオンディレー回路Aの入力端子
1aに入力電圧が入力されたときの動作について説明す
る。
【0009】まず、時間t0にオンディレー回路Aの入
力端子1aに入力電圧Vinが与えられると、定電圧回
路2が安定化電圧ラインaに安定化された安定化電圧V
sを出力する。安定化電圧Vsは、安定化電圧ラインa
を介して、発振器3、増幅器4、論理積回路5へ供給さ
れる。発振器3のコンデンサC1は、安定化電圧Vsに
よって徐々に充電されるので、PUTのアノード電位が
上昇する。そして、ディレー時間tdだけ遅れた時間t
1にPUTのアノード電位が、PUTのゲート電位すな
わち抵抗R4と抵抗R5の接続点の電位になると、PU
TがオンしてPUTのアノード・カソード間が導通す
る。すると、コンデンサC1に充電されていた電荷が抵
抗R3を介して接地ラインbへ放電される。その結果、
抵抗R3の両端に電圧が発生するので、発振器3から最
初の発振パルスP1が出力される。
【0010】そして、発振器3から出力された発振パル
スP1が、増幅器4によって増幅され、更に、ダイオー
ドD1とコンデンサC2により昇圧整流されて、論理積
回路5を構成する論理積演算発振器51の入力Bへ所定
電圧値の電圧Vdとして入力される。このとき、論理積
演算発振器51の入力Aには入力電圧Vinが供給され
ているので、入力Bへ電圧Vdが入力されると、整流回
路52b及びダイオードD2を介した帰還回路による自
己保持動作がかかり、この電圧Vdを記憶する。その結
果、論理積回路5は、出力端子1bに出力電圧Voを出
力し続ける。
【0011】一方、コンデンサC1は、安定化電圧Vs
によって再び充電されて、td時間後に発振器3から第
2の発振パルスP2が出力される。以後、この過程が繰
り返されるので、発振器3からディレー時間tdとほぼ
等しい発振周期Tの発振パルスが出力されるようにな
る。この場合、ディレー時間td及び発振周期Tは、P
UTのアノード電位の上昇時間を決定する抵抗R2のイ
ンピーダンス、コンデンサC1の静電容量、及びPUT
のゲート電位を決定する抵抗R4、抵抗R5のインピー
ダンスにより、ほぼ決定されることになる。例えば、デ
ィレー時間tdを長くするには、抵抗R2、抵抗R5の
インピーダンス及びコンデンサC1の静電容量を大き
く、抵抗R4のインピーダンスを小さくすればよく、デ
ィレー時間tdを短くするには、抵抗R2、抵抗R5の
インピーダンス及びコンデンサC1の静電容量を小さ
く、抵抗R4のインピーダンスを大きくしてやればよ
い。
【0012】ところで、論理積演算発振器51の入力B
へ入力される電圧Vdによる電力は、この論理積演算発
振器51を介してわずかに消費されることになる。よっ
て、安定した出力電圧Voをオンディレー回路Aから出
力するためには、発振器3から出力されてコンデンサC
2に印加される発振パルスの発振周期Tを短くすること
が好ましい。
【0013】しかし、前述した通り、発振パルスの発振
周期Tは、ディレー時間tdとほぼ等しくなるので、発
振パルスの発振周期Tを短くするすると、ディレー時間
tdも短くなってしまう。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したオンディレー
回路が、より高精度に信号制御を行う装置等に使用され
る場合、ディレー時間を所望の時間に設定することがで
きると共に、出力側から出力される出力電圧が安定して
得られるようにすることが好ましい。
【0015】しかしながら、上記構成のオンディレー回
路Aにあっては、上記の如く、ディレー時間を決定する
抵抗R2、抵抗R4、抵抗R5のインピーダンス、コン
デンサC1の静電容量等の回路定数は、発振器3が発生
させる発振パルスの発振周期をも決定するようになって
おり、ディレー時間を長く設定した場合に発振器3から
の発振パルスの発振周期も長くなってしまう。そのた
め、オンディレー回路Aから出力電圧が安定して得られ
ない事態の生ずることが懸念されていた。
【0016】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、ディレー時間を長く設定
しても、安定した出力電圧が出力されるようにしたオン
ディレー回路を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明のオンディレー回路にあって
は、PUT及びそのPUTに接続されてディレー時間を
決定する回路要素によって構成するとともに、入力電源
からの電源供給によって生成された安定化電圧が印加さ
れる安定化電圧ラインと低電圧ラインとの間に接続され
て作動して、所定の発振周期の発振パルスを発生させる
発振器と、一方の入力端子に入力電圧があるときに、前
記発振パルスが他方の入力端子に入力されるとその状態
を記憶すると同時に所定のディレー時間に出力電圧を発
生させる論理積回路と、を備えたオンディレー回路であ
って、前記回路要素は、前記発振パルスが入力されて、
その回路定数を変化させるものとしたことを特徴として
いる。
【0018】こうすると、前記変化前の回路定数によっ
てディレー時間が決定され、変化後の回路定数によって
発振パルスの発振周期が決定されるようになる。
【0019】また、請求項2に係る発明のオンディレー
回路にあっては、請求項1記載の構成において、前記回
路要素を、安定化電圧ラインと前記PUTのアノードと
の間に接続されてインピーダンスが変化する第1の可変
インピーダンス回路とし、そのインピーダンスを、前記
発振パルスに応じて出力される第1のラッチ回路からの
制御信号によって高インピーダンス状態から低インピー
ダンス状態に変化するようにしたことを特徴としてい
る。
【0020】こうすると、第1の可変インピーダンス回
路のインピーダンスによって、PUTのアノード電位の
上昇率を設定することができるようになる。
【0021】また、請求項3に係る発明のオンディレー
回路にあっては、請求項2記載の構成において、前記第
1のラッチ回路を、アノード、カソード、ゲートがそれ
ぞれ前記第1の可変インピーダンス回路、低電圧ライ
ン、前記PUTのカソードに接続されるサイリスタにて
構成している。
【0022】これにより、PUTがオンしてPUTのア
ノード・カソード間が導通すると、サイリスタがオンす
るので、第1の可変インピーダンス回路に制御信号が送
られる。
【0023】また、請求項4に係る発明のオンディレー
回路にあっては、請求項2又は3記載の構成において、
前記第1の可変インピーダンス回路を、第1の抵抗と、
ソース、ドレイン、ゲートがそれぞれ前記安定化電圧ラ
イン側、低電圧ライン側、前記第1のラッチ回路に接続
されるPチャネルエンハンスメント型のMOSFET及
び第2の抵抗を直列に接続した回路と、を更に並列に接
続した回路にて構成している。
【0024】これにより、第1のラッチ回路からの制御
信号によってPチャネルエンハンスメント型のMOSF
ETがオンすると、第1の可変インピーダンス回路のイ
ンピーダンスは、第1の抵抗のインピーダンスから、第
1の抵抗と第2の抵抗とを並列に接続した回路のインピ
ーダンスに変化する。
【0025】また、請求項5に係る発明のオンディレー
回路にあっては、請求項4記載の構成において、前記M
OSFETに代えて、エミッタ、コレクタ、ベースがそ
れぞれ安定化電圧ライン側、低電圧ライン側、前記第1
のラッチ回路に接続されるPNPトランジスタにて構成
している。
【0026】これにより、第1のラッチ回路から制御信
号が出力されると、PNPトランジスタが駆動するの
で、第1の可変インピーダンス回路のインピーダンス
は、第1の抵抗と第2の抵抗とを並列に接続した回路の
インピーダンスと略等しくなる。
【0027】また、請求項6に係る発明のオンディレー
回路にあっては、請求項1記載の構成において、前記回
路要素を、前記PUTのアノードと低電圧ラインとの間
に接続されて静電容量が変化する可変静電容量回路と
し、その静電容量を、前記発振パルスに応じて出力され
る第2のラッチ回路からの制御信号によって高静電容量
状態から低静電容量状態に変化するようにしたことを特
徴としている。
【0028】こうすると、可変静電容量回路の静電容量
によって、PUTのアノード電位の上昇率を設定するこ
とができるようになる。
【0029】また、請求項7に係る発明のオンディレー
回路にあっては、請求項6記載の構成において、前記第
2のラッチ回路を、第3の抵抗と、アノード、カソー
ド、ゲートがそれぞれ前記第3の抵抗、低電圧ライン、
前記PUTのカソードに接続されるサイリスタと、を直
列に接続した回路にて構成し、その接続点を前記可変静
電容量回路に接続したものとしている。
【0030】これにより、PUTがオンしてPUTのア
ノード・カソード間が導通すると、サイリスタがオンす
るので、可変静電容量回路に制御信号が送られる。
【0031】また、請求項8に係る発明のオンディレー
回路にあっては、請求項6又は7記載の構成において、
前記可変静電容量回路を、第1のコンデンサと、ゲート
が前記第3の抵抗と前記サイリスタとの接続点に接続さ
れるNチャネルエンハンスメント型のMOSFET及び
第2のコンデンサを直列に接続した回路と、を更に並列
に接続した回路にて構成している。
【0032】こうすると、第2のラッチ回路からの制御
信号によってNチャネルエンハンスメント型のMOSF
ETがオフするので、可変静電容量回路の静電容量は、
第1のコンデンサと第2のコンデンサとを並列に接続し
た回路の静電容量から、第1のコンデンサの静電容量に
変化する。
【0033】また、請求項9に係る発明のオンディレー
回路にあっては、請求項1記載の構成において、前記回
路要素を、前記PUTのゲートと低電圧ラインとの間に
接続されてインピーダンスが変化する第2の可変インピ
ーダンス回路とし、そのインピーダンスを、前記発振パ
ルスに応じて出力される第3のラッチ回路からの制御信
号によって高インピーダンス状態から低インピーダンス
状態に変化する変化するようにしたことを特徴としてい
る。
【0034】こうすると、第2の可変インピーダンス回
路のインピーダンスによって、PUTのゲート電位を設
定することができるようになる。
【0035】また、請求項10に係る発明のオンディレ
ー回路にあっては、請求項9記載の構成において、前記
第3のラッチ回路を、入力側が前記PUTのカソードと
低電圧ラインとの間に接続され、出力側が前記安定化電
圧ラインと前記第2の可変インピーダンス回路との間に
接続されるフォトサイリスタカプラにて構成している。
【0036】これにより、PUTがオンしてPUTのア
ノード・カソード間が導通すると、フォトサイリスタカ
プラの入力側に入力信号が送信されて出力側が導通する
ので、第2の可変インピーダンス回路に制御信号が送ら
れる。
【0037】また、請求項11に係る発明のオンディレ
ー回路にあっては、請求項9又は10記載の構成におい
て、前記第2の可変インピーダンス回路を、第4の抵抗
と、コレクタ、ベース、エミッタがそれぞれ前記第4の
抵抗、前記第3のラッチ回路、低電圧ラインに接続され
るPNPトランジスタ及び第5の抵抗を並列に接続した
回路と、を更に直列に接続した回路にて構成している。
【0038】これにより、第3のラッチ回路からの制御
信号によってPNPトランジスタが駆動すると、第3の
可変インピーダンス回路のインピーダンスは、第4の抵
抗と第5の抵抗とを直列に接続した回路のインピーダン
スから、第4の抵抗のインピーダンスに変化する。
【0039】また、請求項12に係る発明のオンディレ
ー回路にあっては、PUT及びそのPUTに接続されて
ディレー時間を決定する回路要素によって構成するとと
もに、入力電源からの電源供給によって生成された安定
化電圧が印加される安定化電圧ラインと低電圧ラインと
の間に接続されて作動し、発振パルスを発生させる発振
器と、該発振パルスが入力されて駆動し所定のパルスを
出力するパルス出力回路と、一方の入力端子に入力電圧
があるときに、他方の入力端子に入力される前記パルス
を記憶すると同時に、所定のディレー時間に出力電圧を
発生させる論理積回路と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0040】こうすると、発振器から出力される発振パ
ルスよってディレー時間が決定された後には、パルス出
力回路から所定の発振周期のパルスが出力されるように
なる。
【0041】また、請求項13に係る発明のオンディレ
ー回路にあっては、請求項12記載の構成において、前
記パルス出力回路を、前記発振パルスが入力されて制御
信号を発生させる第4のラッチ回路と、その制御信号に
よって開閉するスイッチ回路と、同スイッチ回路が閉じ
たときに安定化電圧が印加されて前記パルスを出力する
発振回路と、から構成している。
【0042】こうすると、第4のラッチ回路からの制御
信号によって、スイッチ回路が閉じられるので、発振回
路が所定の発振周期のパルスを出力するようになる。
【0043】また、請求項14に係る発明のオンディレ
ー回路にあっては、請求項13記載の構成において、前
記第4のラッチ回路を、アノード、カソード、ゲートが
それぞれ前記スイッチ回路、低電圧ライン、前記PUT
のカソードに接続されるサイリスタにて構成している。
【0044】これにより、PUTがオンしてPUTのア
ノード・カソード間が導通すると、サイリスタがオンす
るので、スイッチ回路に制御信号が送信される。
【0045】また、請求項15に係る発明のオンディレ
ー回路にあっては、請求項13又は14記載の構成にお
いて、前記スイッチ回路を、入力側が安定化電圧ライン
と前記第4のラッチ回路との間に接続され、出力側が安
定化電圧ラインと前記発振回路との間に接続されるフォ
トカプラにて構成している。
【0046】これにより、第4のラッチ回路が導通する
と、フォトカプラの入力側に制御信号が送信され、フォ
トカプラの出力側が導通するので、発振回路に安定化電
圧が印加される。
【0047】また、請求項16に係る発明のオンディレ
ー回路にあっては、請求項13乃至15記載の構成にお
いて、前記発振回路を、第6の抵抗及び第3のコンデン
サを直列に接続した回路と、前記第6の抵抗と前記第3
のコンデンサとの接続点が接続される汎用タイマIC
と、を更に並列に接続した回路にて構成し、前記汎用タ
イマICの一端を前記スイッチ回路及び前記第6の抵抗
に接続し、同汎用タイマICの他端を低電圧ライン及び
前記第3のコンデンサに接続して構成している。
【0048】これにより、発振回路に安定化電圧が印加
されると、汎用タイマICが所定の発振周期のパルスを
出力するようになる。
【0049】
【発明の実施の形態】本発明のオンディレー回路は、デ
ィレー時間を長く設定しても、安定した出力電圧が出力
されるようにするという目的を、下記のように実現し
た。
【0050】以下、図面に沿って、本発明のオンディレ
ー回路の構成及び動作について説明する。なお、図1乃
至図4は、本発明のオンディレー回路の実施の形態を示
す回路図であり、以下に述べる説明では、定電圧回路2
乃至論理積回路5等の従来例と同じ構成の部分には同じ
符号を付してあり、したがって同じ符号の部分は詳細な
説明を省略する。
【0051】図1は、請求項1乃至5に係る発明のオン
ディレー回路の実施の形態を示した回路図である。
【0052】オンディレー回路1は、ディレー時間td
を長く設定しても、安定した出力電圧Voが出力される
ようにしているものであって、入力電圧Vinを印加す
る入力端子1aと、入力電圧Vinから安定化された安
定化電圧Vsを作る定電圧回路2と、発振周期Tの発振
パルスを発生させる発振器3と、発振パルスを増幅する
増幅器4と、増幅された発振パルスを昇圧整流して電圧
Vdを発生させるダイオードD1及びコンデンサC2
と、入力Aに入力電圧Vinが印加されているときに入
力Bに電圧Vdが入力されると発振して出力端子1bに
出力電圧Voを出力する論理積回路5とを備えている。
【0053】この実施の形態に係るオンディレー回路1
は、従来の技術の項にて述べたものとは、発振器3の構
成が異なっている。すなわち、発振器3は、抵抗R2
(図5参照)に代えて、安定化電圧ラインaとPUTの
アノード及びコンデンサC1との間に接続する第1の可
変インピーダンス回路31と、PUTのカソード及び接
地ライン(低電圧ライン)bに接続されると共に第1の
可変インピーダンス回路31に制御信号を送信する第1
のラッチ回路32とを備えている。
【0054】第1の可変インピーダンス回路31は、第
1の抵抗R311と、ソース、ドレイン、ゲートがそれ
ぞれ安定化電圧ラインa側、接地ラインb側、第1のラ
ッチ回路32に接続されるPチャネルエンハンスメント
型のMOSFET(M31)及び第2の抵抗R312を
直列に接続した回路と、を更に並列に接続した回路にて
構成している。
【0055】第1のラッチ回路32は、アノードが抵抗
R321を介して第1の可変インピーダンス回路に、カ
ソードが接地ラインbに、ゲートが抵抗R322を介し
てPUTのカソードに接続されるサイリスタSCR32
にて構成している。
【0056】次に、上記構成によるオンディレー回路1
の入力端子1aに入力電圧Vinが入力されたときの動
作について説明する。
【0057】オンディレー回路1の入力端子1aに入力
電圧Vinが与えられると、定電圧回路2によって安定
化された安定化電圧Vsが作られ、安定化電圧ラインa
を介して、発振器3へ供給される。このとき、PUTは
オフしているので、サイリスタSCR32もオフしてい
る。よって、MOSFET(M31)のソース・ドレイ
ン間は高インピーダンス状態になっているので、第1の
可変インピーダンス回路31のインピーダンスは、第1
の抵抗R311のインピーダンスと略等しく、高インピ
ーダンス状態になっている。すると、発振器3のコンデ
ンサC1は、安定化電圧Vsによって徐々に充電される
ので、PUTのアノード電位が徐々に上昇する。そうす
ると、PUTのアノード電位が、PUTのゲート電位す
なわち抵抗R4と抵抗R5の接続点の電位になってPU
Tがオンし、PUTのアノード・カソード間が導通する
までの時間、すなわちディレー時間tdが長くなる。
【0058】やがてPUTがオンすると、コンデンサC
1に充電されていた電荷が抵抗R3を介して接地ライン
bへ放電し、抵抗R3の両端に電圧が発生するので、発
振器3から最初の発振パルスP1が出力される。発振パ
ルスP1は、増幅器4によって増幅され、更に、ダイオ
ードD1とコンデンサC2により昇圧整流されて、論理
積回路5を構成する論理積演算発振器51の入力Bへ電
圧Vdとして入力される。このとき、論理積演算発振器
51の入力Aには入力電圧Vinが供給されているの
で、入力Bへ電圧Vdが入力されると、整流回路52b
及びダイオードD2を介した帰還回路による自己保持動
作がかかり、この電圧Vdを記憶する。その結果、論理
積回路5は、出力端子1bに出力電圧Voが出力され
る。
【0059】一方、PUTがオンすると抵抗R3の両端
に電圧が発生するので、その電圧が抵抗R322を介し
てサイリスタSCR32のゲートに印加されて、サイリ
スタSCR32がオンする。すると、MOSFET(M
31)のソース・ゲート間に電位差が生じてMOSFE
T(M31)がオンするので、第1の可変インピーダン
ス回路31のインピーダンスは、第1の抵抗R311と
第2の抵抗R312とを並列に接続した回路のインピー
ダンスと略等しくなり低インピーダンス状態に変化す
る。その結果、コンデンサC1が、安定化電圧Vsによ
って再び充電されるまでの時間が短くなって、第2の発
振パルスP2が出力されるまでの時間が短くなる。
【0060】ところで、サイリスタSCR32が一旦オ
ンすると、オン状態を継続するから、前述した第1の可
変インピーダンス回路31の低インピーダンス状態が安
定的に持続される。よって、発振器3から出力される発
振パルスの発振周期Tが短い状態が継続される。そうす
ると、発振パルスが増幅、昇圧整流され、論理積演算発
振器51の入力Bへ入力される電圧Vdによる電力は、
論理積演算発振器51によって消費されたとしても、新
たな発振パルスによる電圧Vdが次々に入力Bへ入力さ
れ、整流回路52b及びダイオードD2を介した帰還回
路による自己保持動作が安定する。その結果、論理積回
路5の出力端子1bには、出力電圧Voが安定して出力
されることとなる。
【0061】上述した通り、この実施の形態に係るオン
ディレー回路1によれば、発振器3に備えた高インピー
ダンス状態の第1の可変インピーダンス回路31によっ
てディレー時間tdが決定された後、第1の可変インピ
ーダンス回路31が低インピーダンス状態に変化するの
で、発振周期Tが短い状態が継続されて、出力端子1b
に出力電圧Voが安定して出力されるようになる。この
場合、第1の抵抗のインピーダンスによってディレー時
間を設定することができ、また、第1及び第2の抵抗を
並列に接続した回路のインピーダンスによって発振周期
を設定することができるようになり、以って、オンディ
レー回路のディレー時間の設定が容易になる。
【0062】なお、第1の可変インピーダンス回路31
は、MOSFET(M31)に代えて、エミッタ、コレ
クタ、ベースがそれぞれ安定化電圧ラインa側、接地ラ
インb側、第1のラッチ回路32に接続されるPNPト
ランジスタにて構成してもよい。この場合、第1のラッ
チ回路32から制御信号が出力されると、PNPトラン
ジスタが駆動するので、第1の可変インピーダンス回路
が高インピーダンス状態から低インピーダンス状態に変
化する。この構成によれば、第1の可変インピーダンス
回路を、バイポーラプロセスのみによって形成すること
ができて、半導体プロセスによる製造工程が簡略にな
り、以って、製造コストを低減することができる。
【0063】また、上述した実施の形態では、第1の可
変インピーダンス回路31は、MOSFET(M31)
を安定化電圧ラインa側に、第2の抵抗R312を接地
ラインb側に接続して構成しているが、MOSFET
(M31)と第2の抵抗R312とを入れ替えて接続し
ても、本発明の効果が得られることは、言うまでもな
い。
【0064】また、上述した実施の形態では、第1のラ
ッチ回路32は、サイリスタSCR32のアノードに抵
抗R321を、ゲートに抵抗R322を接続して構成し
ているが、抵抗R321及び抵抗R322に代えてそれ
ぞれ導線にて接続しても、本発明の効果が得られること
は、言うまでもない。
【0065】図2は、請求項1及び6乃至8に係る発明
のオンディレー回路の実施の形態を示した回路図であ
る。
【0066】このオンディレー回路1は、従来の技術の
項にて述べたものとは、発振器3の構成が異なってい
る。すなわち、発振器3は、コンデンサC1(図5参
照)に代えて、PUTのアノード及び抵抗R2と接地ラ
インbとの間に接続する可変静電容量回路33と、安定
化電圧ラインaとPUTのカソード及び接地ラインbに
接続されると共に可変静電容量回路33に制御信号を送
信する第2のラッチ回路34とを備えている。
【0067】可変静電容量回路33は、第1のコンデン
サC331と、ゲートが第2のラッチ回路34に接続さ
れるNチャネルエンハンスメント型のMOSFET(M
33)及び第2のコンデンサC332を直列に接続した
回路と、を更に並列に接続した回路にて構成している。
【0068】第2のラッチ回路34は、第3の抵抗R3
41と、アノードが抵抗R342を介してMOSFET
(M33)のゲートに、カソードが接地ラインbに、ゲ
ートが抵抗R343を介してPUTのカソードに接続さ
れるサイリスタSCR34と、を直列に接続した回路に
て構成している。
【0069】次に、上記構成によるオンディレー回路1
の入力端子1aに入力電圧Vinが入力されたときの動
作について説明する。
【0070】オンディレー回路1の入力端子1aに入力
電圧Vinが与えられると、安定化電圧Vsが発振器3
へ供給される。このとき、PUTはオフしているので、
サイリスタSCR34もオフしている。よって、MOS
FET(M33)のゲートには抵抗R341を介して安
定化電圧Vsが印加されるので、ドレイン・ソース間は
低インピーダンス状態になっている。そうすると、可変
静電容量回路33の静電容量は、第1のコンデンサC3
31と第2のコンデンサC332を並列に接続した回路
の静電容量と略等しく、低静電容量状態になっている。
すると、可変静電容量回路33の第1のコンデンサC3
31と第2のコンデンサC332は、安定化電圧Vsに
よって徐々に充電されるので、PUTのアノード電位が
徐々に上昇する。したがって、PUTのアノード電位
が、PUTのゲート電位すなわち抵抗R4と抵抗R5の
接続点の電位になってPUTがオンし、PUTのアノー
ド・カソード間が導通するまでの時間、すなわちディレ
ー時間tdが長くなる。
【0071】一方、PUTがオンすると抵抗R3の両端
に電圧が発生するので、その電圧が抵抗R343を介し
てサイリスタSCR34のゲートに印加されて、サイリ
スタSCR34がオンする。すると、MOSFET(M
33)のゲート電位が低下してMOSFET(M33)
が高インピーダンス状態になる。よって、可変静電容量
回路33の静電容量は、第1のコンデンサC331の静
電容量と略等しくなって、高静電容量状態に変化する。
その結果、可変静電容量回路33の静電容量が、安定化
電圧Vsによって再び充電されるまでの時間が短くなっ
て、第2の発振パルスP2が出力されるまでの時間が短
くなる。ところで、サイリスタSCR34が一旦オンす
ると、オン状態を継続するから、可変静電容量回路33
の低静電容量状態が安定して持続されるようになる。よ
って、発振器3から出力される発振パルスの発振周期T
が短い状態が安定的に継続される。その結果、論理積回
路5の出力端子1bには、出力電圧Voが安定して出力
されることとなる。また、この構成によれば、第1のコ
ンデンサと第2のコンデンサを並列に接続した回路の静
電容量によってディレー時間を設定することができ、ま
た、第1のコンデンサの静電容量によって発振周期を設
定することができるようになり、以って、オンディレー
回路のディレー時間の設定が容易になる。
【0072】なお、上述した実施の形態では、可変静電
容量回路33は、MOSFET(M33)を安定化電圧
ラインa側に、第2のコンデンサC332を接地ライン
b側に接続して構成しているが、MOSFET(M3
3)と第2のコンデンサC332とを入れ替えて接続し
ても、本発明の効果が得られることは、言うまでもな
い。また、第2のラッチ回路34は、サイリスタSCR
34のアノードに抵抗R342を、ゲートに抵抗R34
3を接続して構成しているが、抵抗R342及び抵抗R
343に代えてそれぞれ導線にて接続しても、本発明の
効果が得られることは、言うまでもない。
【0073】図3は、請求項1及び9乃至11に係る発
明のオンディレー回路の実施の形態を示した回路図であ
る。
【0074】このオンディレー回路1は、従来の技術の
項にて述べたものとは、発振器3の構成が異なってい
る。すなわち、発振器3は、抵抗R5(図5参照)に代
えて、PUTのゲートと接地ラインbとの間に接続され
てインピーダンスが変化する第2の可変インピーダンス
回路36と、PUTのカソードと安定化電圧ラインa及
び接地ラインbに接続されると共に第2の可変インピー
ダンス回路36に制御信号を送信する第3のラッチ回路
35とを備えている。
【0075】第3のラッチ回路35は、入力側がPUT
のカソードと接地ラインbとの間に接続され、出力側の
アノードが安定化電圧ラインaに接続され、出力側のカ
ソードが抵抗R351を介して第2の可変インピーダン
ス回路36に、及び抵抗R351、抵抗R352を介し
て接地ラインbに接続されるフォトサイリスタカプラP
Tにて構成している。
【0076】第2の可変インピーダンス回路36は、第
4の抵抗R361と、コレクタ、ベース、エミッタがそ
れぞれ第4の抵抗R361、抵抗R351と抵抗R35
2との接続点、接地ラインbに接続されるPNPトラン
ジスタQ36及び第5の抵抗R362を並列に接続した
回路と、を更に直列に接続した回路にて構成している。
【0077】次に、上記構成によるオンディレー回路1
の入力端子1aに入力電圧Vinが入力されたときの動
作について説明する。
【0078】オンディレー回路1の入力端子1aに入力
電圧Vinが与えられると、安定化電圧Vsが発振器3
へ供給される。すると、コンデンサC1は、安定化電圧
Vsによって徐々に充電されるので、PUTのアノード
電位が徐々に上昇する。このとき、PUTはオフしてい
るので、フォトサイリスタカプラPTもオフしている。
そうすると、抵抗R352の両端には電位差が生じない
ので、PNPトランジスタQ36は駆動しない。よっ
て、PUTのゲート電位は、抵抗R4のインピーダンス
と、第4の抵抗R361と第5の抵抗R362とを直列
に接続した回路のインピーダンスによって分圧される電
位と略等しくなるので、第5の抵抗R362のインピー
ダンスによって分圧される電圧の分だけ高くなる。した
がって、PUTのアノード電位が、PUTのゲート電位
すなわち抵抗R4と第4の抵抗R361との接続点の電
位になるまでの時間が長くなる。その結果、PUTがオ
ンし、PUTのアノード・カソード間が導通するまでの
時間、すなわちディレー時間tdが長くなる。
【0079】一方、PUTがオンするとフォトサイリス
タカプラPTの入力側に入力信号が印加されるので、出
力側が導通する。すると、PNPトランジスタQ36が
駆動して抵抗R362をクランプするので、抵抗R4と
第4の抵抗R361との接続点の電位、すなわちPUT
のゲート電位が低下する。その結果、コンデンサC1
が、安定化電圧Vsによって再び充電され、PUTのア
ノード電位が上昇し、PUTのゲート電位に等しくなる
までの時間が短くなるので、第2の発振パルスP2が出
力されるまでの時間が短くなる。ところで、フォトサイ
リスタカプラPTが一旦オンすると、オン状態を安定的
に継続するから、第2の可変インピーダンス回路36の
低インピーダンス状態が安定的に持続される。よって、
発振器3から出力される発振パルスの発振周期Tが短い
状態が安定的に継続される。その結果、論理積回路5の
出力端子1bには、出力電圧Voが安定して出力される
こととなる。また、この構成によれば、第4及び第5の
抵抗を直列に接続した回路のインピーダンスによってデ
ィレー時間を設定することができ、また、第4の抵抗を
並列に接続した回路のインピーダンスによって発振周期
を設定することができるようになり、以って、オンディ
レー回路のディレー時間の設定が容易になる。
【0080】なお、上述した実施の形態では、第2の可
変インピーダンス回路36は、第4の抵抗R361を安
定化電圧ラインa側に、PNPトランジスタQ36及び
第5の抵抗R362を並列に接続した回路を接地ライン
b側に接続して構成しているが、これらを入れ替えて接
続しても、本発明の効果が得られることは、言うまでも
ない。また、第3のラッチ回路35は、フォトサイリス
タカプラPTの出力側のカソードを、抵抗R351を介
して第2の可変インピーダンス回路36に、及び抵抗R
351、抵抗R352を介して接地ラインbに接続して
構成しているが、抵抗R351に代えてこの部分を導線
にて接続したり、抵抗R352を接続しないでこの部分
を開放したりしても、本発明の効果が得られることは、
言うまでもない。
【0081】また、上述した実施の形態に係るオンディ
レー回路1にあっては、図5に示した従来例の発振器3
を構成する抵抗R5(図5参照)に代えて、この部分の
インピーダンスを高インピーダンス状態から低インピー
ダンス状態に変化するものとしているが、抵抗R4(図
5参照)に代えて、この部分のインピーダンスを低イン
ピーダンス状態から高インピーダンス状態に変化するも
のとしたり、或いは、両者を併用したりしても、本発明
の効果が得られることは、言うまでもない。
【0082】図4は、請求項12乃至16に係る発明の
オンディレー回路の実施の形態を示した回路図である。
【0083】オンディレー回路1は、ディレー時間td
を長く設定しても確実に動作し、安定した出力電圧Vo
が出力されるようにしているものであって、入力電圧V
inを印加する入力端子1aと、入力電圧Vinから安
定化された安定化電圧Vsを作る定電圧回路2と、最初
の発振パルスを発生させる発振器3と、最初の発振パル
スが入力されて駆動し発振周期Tのパルスを出力するパ
ルス出力回路6と、そのパルスを昇圧整流して電圧Vd
を発生させるダイオードD1及びコンデンサC2と、入
力Aに入力電圧Vinが印加されているときに入力Bに
電圧Vdが入力されると発振して出力端子1bに出力電
圧Voを出力する論理積回路5とを備えている。
【0084】この構成によるオンディレー回路1は、従
来の技術の項にて述べたものとは、増幅器4に代えて、
パルス出力回路6を備えている点が異なっている。
【0085】パルス出力回路6は、所定の発振周期Tの
パルスを出力する回路であって、第4のラッチ回路61
と、スイッチ回路62と、発振回路63とから構成して
いる。
【0086】第4のラッチ回路61は、発振器3から出
力された発振パルスが入力されて制御信号を発生させる
ものであって、アノードが抵抗R612を介してスイッ
チ回路62の入力側の一端に接続され、カソードが接地
ラインbに接続され、ゲートが抵抗R611を介してP
UTのカソードに接続されるサイリスタSCR61にて
構成している。
【0087】スイッチ回路62は、第4のラッチ回路6
1から発信される制御信号を受信して開閉する回路であ
って、入力側が安定化電圧ラインaと第4のラッチ回路
61との間に接続され、出力側が安定化電圧ラインaと
発振回路63との間に接続されるフォトカプラPCにて
構成している。
【0088】発振回路63は、安定化電圧Vsが印加さ
れて所定の発振周期Tのパルスを出力する回路であっ
て、第6の抵抗R63及び第3のコンデンサC63を直
列に接続した回路と、第6の抵抗R63と第3のコンデ
ンサC63との接続点が接続される汎用タイマIC63
1と、を更に並列に接続した回路にて構成し、汎用タイ
マIC631の一端をスイッチ回路62及び第6の抵抗
R63に接続し、同汎用タイマIC631の他端を接地
ラインb及び第3のコンデンサC63に接続して構成し
ている。この場合、発振回路を汎用タイマICにて構成
したので、発振回路を簡単に作製することができ、以っ
て、オンディレー回路を低コストにて提供することがで
きるようになる。
【0089】次に、上記構成によるオンディレー回路1
の入力端子1aに入力電圧Vinが入力されたときの動
作について説明する。
【0090】オンディレー回路1の入力端子1aに入力
電圧Vinが与えられると、前述したように、発振器3
のPUTがオンし、抵抗R3の両端に電圧が発生する。
この電圧は、抵抗R611を介してサイリスタSCR6
1のゲートに印加されるので、サイリスタSCR61が
オンする。すると、フォトカプラPCの入力側に電流が
流れて、フォトカプラPCの出力側が導通するので、発
振回路63が確実に駆動して、短い発振周期Tのパルス
を出力するようになる。そして、このパルスは、ダイオ
ードD1とコンデンサC2により昇圧整流されて、論理
積演算発振器51の入力Bへ電圧Vdとして入力される
ので、出力端子1bに出力電圧Voが出力される。
【0091】上記構成によると、発振器3から最初の発
振パルスP1が出力されるまでの時間によってディレー
時間tdがほぼ決定された後、パルス出力回路6が短い
発振周期Tのパルスを出力するので、論理積回路5を構
成する論理積演算発振器51の入力Bへ入力される電圧
Vdの電圧低下が僅かになる。その結果、オンディレー
回路1の出力端子1bに出力される出力電圧Voが安定
するようになる。また、ディレー時間と、論理積回路に
入力するパルスの発振周期とを、全く別々に設定するこ
とができるようになり、オンディレー回路の回路定数の
設計が容易になる。
【0092】
【発明の効果】請求項1に係る発明のオンディレー回路
にあっては、そのオンディレー回路の発振器に備えら
れ、ディレー時間及び発振パルスの発振周期を決定する
回路要素が、その回路定数を変化させるものとした。そ
の結果、変化前の回路定数によってディレー時間を所望
の時間に設定することができ、また、変化後の回路定数
によって発振パルスの発振周期を短くし、出力端子に出
力される出力電圧を安定させられるようになる。
【0093】請求項2に係る発明のオンディレー回路に
あっては、請求項1記載の構成において、安定化電圧ラ
インとPUTのアノードとの間に接続される第1の可変
インピーダンス回路のインピーダンスを、高インピーダ
ンス状態から低インピーダンス状態に変化するものとし
た。その結果、第1の可変インピーダンス回路が高イン
ピーダンス状態のときにディレー時間が決定され、その
後、第1の可変インピーダンス回路が低インピーダンス
状態に変化するので、発振パルスの発振周期が短くなっ
て出力電圧が安定するようになる。
【0094】請求項3に係る発明のオンディレー回路に
あっては、請求項2記載の構成において、第1のラッチ
回路をサイリスタにて構成した。その結果、第1の可変
インピーダンス回路に送られる制御信号が安定するの
で、第1の可変インピーダンス回路を低インピーダンス
状態に保つことが容易になり、以って、出力電圧を一層
安定させることができる。
【0095】請求項4に係る発明のオンディレー回路に
あっては、請求項2又は3記載の構成において、第1の
可変インピーダンス回路を、第1の抵抗と、Pチャネル
エンハンスメント型のMOSFET及び第2の抵抗を直
列に接続した回路と、を更に並列に接続した回路にて構
成した。その結果、第1の抵抗のインピーダンスによっ
てディレー時間を設定することができ、また、第1及び
第2の抵抗を並列に接続した回路のインピーダンスによ
って発振周期を設定することができるようになり、以っ
て、オンディレー回路のディレー時間の設定が容易にな
る。
【0096】請求項5に係る発明のオンディレー回路に
あっては、請求項4記載の構成において、MOSFET
に代えて、PNPトランジスタにて第1の可変インピー
ダンス回路を構成している。その結果、第1の可変イン
ピーダンス回路を、バイポーラプロセスのみによって形
成することができて、半導体プロセスによる製造工程が
簡略になり、以って、製造コストを低減することができ
る。
【0097】請求項6に係る発明のオンディレー回路に
あっては、請求項1記載の構成において、PUTのアノ
ードと低電圧ラインとの間に接続される可変静電容量回
路の静電容量を、高静電容量状態から低静電容量状態に
変化するものとした。その結果、可変静電容量回路が高
静電容量状態のときにディレー時間が決定され、その
後、可変静電容量回路が低静電容量状態に変化するの
で、発振パルスの発振周期が短くなって出力電圧が安定
するようになる。
【0098】請求項7に係る発明のオンディレー回路に
あっては、請求項6記載の構成において、第2のラッチ
回路を、第3の抵抗とサイリスタとを直列に接続した回
路にて構成し、その接続点を可変静電容量回路に接続し
たものとしている。その結果、可変静電容量回路に送ら
れる制御信号が安定するので、可変静電容量回路を低静
電容量状態に保つことが容易になり、以って、出力電圧
を一層安定させることができる。
【0099】請求項8に係る発明のオンディレー回路に
あっては、請求項6又は7記載の構成において、可変静
電容量回路を、第1のコンデンサと、Nチャネルエンハ
ンスメント型のMOSFET及び第2のコンデンサを直
列に接続した回路と、を更に並列に接続した回路にて構
成している。その結果、第1のコンデンサと第2のコン
デンサを並列に接続した回路の静電容量によってディレ
ー時間を設定することができ、また、第1のコンデンサ
の静電容量によって発振周期を設定することができるよ
うになり、以って、オンディレー回路のディレー時間の
設定が容易になる。
【0100】請求項9に係る発明のオンディレー回路に
あっては、請求項1記載の構成において、PUTのゲー
トと低電圧ラインとの間に接続される第2の可変インピ
ーダンス回路でのインピーダンスを、高インピーダンス
状態から低インピーダンス状態に変化するものとした。
その結果、第2の可変インピーダンス回路が高インピー
ダンス状態のときにディレー時間が決定され、その後、
第2の可変インピーダンス回路が低インピーダンス状態
に変化するので、発振パルスの発振周期が短くなって出
力電圧が安定するようになる。
【0101】請求項10に係る発明のオンディレー回路
にあっては、請求項9記載の構成において、第3のラッ
チ回路をフォトサイリスタカプラにて構成した。その結
果、第2の可変インピーダンス回路に送られる制御信号
が安定するので、第2の可変インピーダンス回路を低イ
ンピーダンス状態に保つことが容易になり、以って、出
力電圧を一層安定させることができる。
【0102】請求項11に係る発明のオンディレー回路
にあっては、請求項9又は10記載の構成において、第
2の可変インピーダンス回路を、第4の抵抗と、PNP
トランジスタ及び第5の抵抗を並列に接続した回路と、
を更に直列に接続した回路にて構成した。その結果、第
4及び第5の抵抗を直列に接続した回路のインピーダン
スによってディレー時間を設定することができ、また、
第4の抵抗を並列に接続した回路のインピーダンスによ
って発振周期を設定することができるようになり、以っ
て、オンディレー回路のディレー時間の設定が容易にな
る。
【0103】請求項12に係る発明のオンディレー回路
にあっては、発振器から出力される発振パルスが入力さ
れて駆動し所定のパルスを出力するパルス出力回路を備
えさせた。その結果、ディレー時間と、論理積回路に入
力するパルスの発振周期とを、全く別々に設定すること
ができるようになり、オンディレー回路の回路定数の設
計が容易になる。
【0104】請求項13に係る発明のオンディレー回路
にあっては、請求項12記載の構成において、パルス出
力回路を、発振パルスが入力されて制御信号を発生させ
る第4のラッチ回路と、その制御信号によって開閉する
スイッチ回路と、同スイッチ回路が閉じたときに安定化
電圧が印加されてパルスを出力する発振回路と、から構
成した。その結果、発振器から発振パルスが出力される
と、パルス出力回路が起動して、短い発振周期のパルス
を発生させるようになるので、オンディレー回路が出力
する出力電圧を安定させることができるようになる。
【0105】請求項14に係る発明のオンディレー回路
にあっては、請求項13記載の構成において、第4のラ
ッチ回路をサイリスタにて構成した。その結果、発振器
から発振パルスが出力されると、パルス出力回路が確実
に作動するようになるので、オンディレー回路が出力す
る出力電圧を一層安定させることができるようになる。
【0106】請求項15に係る発明のオンディレー回路
にあっては、請求項13又は14記載の構成において、
スイッチ回路をフォトカプラにて構成している。その結
果、発振回路を確実に駆動することができるので、パル
ス出力回路が確実に動作することができるようになる。
【0107】請求項16に係る発明のオンディレー回路
にあっては、請求項13乃至15記載の構成において、
発振回路を汎用タイマICにて構成した。その結果、発
振回路を簡単に作製することができ、以って、オンディ
レー回路を低コストにて提供することができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1乃至5に係る発明のオンディレー回路
の実施の形態を示した回路図である。
【図2】請求項1及び6乃至8に係る発明のオンディレ
ー回路の実施の形態を示した回路図である。
【図3】請求項1及び9乃至11に係る発明のオンディ
レー回路の実施の形態を示した回路図である。
【図4】請求項12乃至16に係る発明のオンディレー
回路の実施の形態を示した回路図である。
【図5】従来例のオンディレー回路を示した回路図であ
る。
【図6】オンディレー回路のタイムチャートを示した図
である。
【符号の説明】
1 オンディレー回路 3 発振器 31 第1の可変インピーダンス回路 R311 第1の抵抗 R312 第2の抵抗 M31 Pチャネルエンハンスメント型のMOSF
ET 32 第1のラッチ回路 SCR32 サイリスタ 33 可変静電容量回路 C331 第1のコンデンサ C332 第2のコンデンサ M33 Nチャネルエンハンスメント型のMOSF
ET 34 第2のラッチ回路 R341 第3の抵抗 SCR34 サイリスタ 35 第3のラッチ回路 PT フォトサイリスタカプラ 36 第2の可変インピーダンス回路 R361 第4の抵抗 R362 第5の抵抗 Q36 PNPトランジスタ 5 論理積回路 6 パルス出力回路 61 第4のラッチ回路 SCR61 サイリスタ 62 スイッチ回路 PC フォトカプラ 63 発振回路 R63 第6の抵抗 C63 第3のコンデンサ 631 汎用タイマIC a 安定化電圧ライン b 低電圧ライン(接地ライン)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J001 AA01 AA02 AA03 AA04 AA06 AA07 BB00 BB02 BB08 BB20 CC02 DD01 DD04 5J055 AX38 AX55 BX21 BX30 DX04 DX53 EX06 EX07 EX09 EY03 EY10 EY13 EY17 EY21 EY27 EY28 EZ00 EZ15 EZ25 EZ28 EZ31 EZ50 FX02 GX01 5J098 AA03 AA11 AC18 AD05 FA02

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PUT及びそのPUTに接続されてディ
    レー時間を決定する回路要素によって構成するととも
    に、入力電源からの電源供給によって生成された安定化
    電圧が印加される安定化電圧ラインと低電圧ラインとの
    間に接続されて作動して、所定の発振周期の発振パルス
    を発生させる発振器と、一方の入力端子に入力電圧があ
    るときに、前記発振パルスが他方の入力端子に入力され
    るとその状態を記憶すると同時に所定のディレー時間に
    出力電圧を発生させる論理積回路と、を備えたオンディ
    レー回路であって、 前記回路要素は、前記発振パルスが入力されて、その回
    路定数を変化させるものとしたことを特徴とするオンデ
    ィレー回路。
  2. 【請求項2】 前記回路要素を、安定化電圧ラインと前
    記PUTのアノードとの間に接続されてインピーダンス
    が変化する第1の可変インピーダンス回路とし、そのイ
    ンピーダンスを、前記発振パルスに応じて出力される第
    1のラッチ回路からの制御信号によって高インピーダン
    ス状態から低インピーダンス状態に変化するようにした
    ことを特徴とする請求項1記載のオンディレー回路。
  3. 【請求項3】 前記第1のラッチ回路を、アノード、カ
    ソード、ゲートがそれぞれ前記第1の可変インピーダン
    ス回路、低電圧ライン、前記PUTのカソードに接続さ
    れるサイリスタにて構成した請求項2記載のオンディレ
    ー回路。
  4. 【請求項4】 前記第1の可変インピーダンス回路を、
    第1の抵抗と、ソース、ドレイン、ゲートがそれぞれ前
    記安定化電圧ライン側、低電圧ライン側、前記第1のラ
    ッチ回路に接続されるPチャネルエンハンスメント型の
    MOSFET及び第2の抵抗を直列に接続した回路と、
    を更に並列に接続した回路にて構成した請求項2又は3
    記載のオンディレー回路。
  5. 【請求項5】 前記MOSFETに代えて、エミッタ、
    コレクタ、ベースがそれぞれ安定化電圧ライン側、低電
    圧ライン側、前記第1のラッチ回路に接続されるPNP
    トランジスタにて構成した請求項4記載のオンディレー
    回路。
  6. 【請求項6】 前記回路要素を、前記PUTのアノード
    と低電圧ラインとの間に接続されて静電容量が変化する
    可変静電容量回路とし、その静電容量を、前記発振パル
    スに応じて出力される第2のラッチ回路からの制御信号
    によって高静電容量状態から低静電容量状態に変化する
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載のオンディレ
    ー回路。
  7. 【請求項7】 前記第2のラッチ回路を、第3の抵抗
    と、アノード、カソード、ゲートがそれぞれ前記第3の
    抵抗、低電圧ライン、前記PUTのカソードに接続され
    るサイリスタと、を直列に接続した回路にて構成し、そ
    の接続点を前記可変静電容量回路に接続したものとした
    請求項6記載のオンディレー回路。
  8. 【請求項8】 前記可変静電容量回路を、第1のコンデ
    ンサと、ゲートが前記第3の抵抗と前記サイリスタとの
    接続点に接続されるNチャネルエンハンスメント型のM
    OSFET及び第2のコンデンサを直列に接続した回路
    と、を更に並列に接続した回路にて構成した請求項6又
    は7記載のオンディレー回路。
  9. 【請求項9】 前記回路要素を、前記PUTのゲートと
    低電圧ラインとの間に接続されてインピーダンスが変化
    する第2の可変インピーダンス回路とし、そのインピー
    ダンスを、前記発振パルスに応じて出力される第3のラ
    ッチ回路からの制御信号によって高インピーダンス状態
    から低インピーダンス状態に変化する変化するようにし
    たことを特徴とする請求項1記載のオンディレー回路。
  10. 【請求項10】 前記第3のラッチ回路を、入力側が前
    記PUTのカソードと低電圧ラインとの間に接続され、
    出力側が前記安定化電圧ラインと前記第2の可変インピ
    ーダンス回路との間に接続されるフォトサイリスタカプ
    ラにて構成した請求項9記載のオンディレー回路。
  11. 【請求項11】 前記第2の可変インピーダンス回路
    を、第4の抵抗と、コレクタ、ベース、エミッタがそれ
    ぞれ前記第4の抵抗、前記第3のラッチ回路、低電圧ラ
    インに接続されるPNPトランジスタ及び第5の抵抗を
    並列に接続した回路と、を更に直列に接続した回路にて
    構成した請求項9又は10記載のオンディレー回路。
  12. 【請求項12】 PUT及びそのPUTに接続されてデ
    ィレー時間を決定する回路要素によって構成するととも
    に、入力電源からの電源供給によって生成された安定化
    電圧が印加される安定化電圧ラインと低電圧ラインとの
    間に接続されて作動し、発振パルスを発生させる発振器
    と、該発振パルスが入力されて駆動し所定のパルスを出
    力するパルス出力回路と、一方の入力端子に入力電圧が
    あるときに、他方の入力端子に入力される前記パルスを
    記憶すると同時に、所定のディレー時間に出力電圧を発
    生させる論理積回路と、を備えたことを特徴とするオン
    ディレー回路。
  13. 【請求項13】 前記パルス出力回路を、前記発振パル
    スが入力されて制御信号を発生させる第4のラッチ回路
    と、その制御信号によって開閉するスイッチ回路と、同
    スイッチ回路が閉じたときに安定化電圧が印加されて前
    記パルスを出力する発振回路と、から構成した請求項1
    2記載のオンディレー回路。
  14. 【請求項14】 前記第4のラッチ回路を、アノード、
    カソード、ゲートがそれぞれ前記スイッチ回路、低電圧
    ライン、前記PUTのカソードに接続されるサイリスタ
    にて構成した請求項13記載のオンディレー回路。
  15. 【請求項15】 前記スイッチ回路を、入力側が安定化
    電圧ラインと前記第4のラッチ回路との間に接続され、
    出力側が安定化電圧ラインと前記発振回路との間に接続
    されるフォトカプラにて構成した請求項13又は14記
    載のオンディレー回路。
  16. 【請求項16】 前記発振回路を、第6の抵抗及び第3
    のコンデンサを直列に接続した回路と、前記第6の抵抗
    と前記第3のコンデンサとの接続点が接続される汎用タ
    イマICと、を更に並列に接続した回路にて構成し、前
    記汎用タイマICの一端を前記スイッチ回路及び前記第
    6の抵抗に接続し、同汎用タイマICの他端を低電圧ラ
    イン及び前記第3のコンデンサに接続して構成した請求
    項13乃至15のいずれかに記載のオンディレー回路。
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