JP2003152047A - 半導体装置の生産システム - Google Patents

半導体装置の生産システム

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JP2003152047A
JP2003152047A JP2001344092A JP2001344092A JP2003152047A JP 2003152047 A JP2003152047 A JP 2003152047A JP 2001344092 A JP2001344092 A JP 2001344092A JP 2001344092 A JP2001344092 A JP 2001344092A JP 2003152047 A JP2003152047 A JP 2003152047A
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Yoshikazu Kawagoe
義和 河越
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャリアを滞留させず、キャリア搬送ライン
の占有床面積の低減が図られる半導体装置の生産システ
ムを提供する。 【解決手段】 1つの工程の処理装置15に対して、前
の工程におけるアンローダ11から処理装置15を経て
次の工程のローダ16を結ぶループ状のキャリア搬送ラ
イン12が設けられている。キャリア搬送ライン12に
おいては、処理装置15によって処理される半導体ウェ
ハを搭載したキャリア13を前の工程から搬送するキャ
リア搬送ライン12aと、処理装置15において処理さ
れた半導体ウェハを搭載したキャリア13を次の工程へ
搬送するキャリア搬送ライン12bとが設けられてい
る。このキャリア搬送ライン12a、12bは、複数の
処理装置15に対して共通であり、略並行に設けられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の生産シ
ステムに関し、特にウェハ単位で製造される太陽電池の
生産システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェハを用いて太陽電池やLSI
等を生産する場合、生産ラインに半導体ウェハを投入し
てから多くの工程を経て最終製品が完成される。各工程
においては、たとえば、表面処理工程、フォトリソグラ
フィー工程、拡散工程などといった各工程ごとに異なる
処理装置を用いて半導体ウェハに処理が施されることに
なる。これらの処理装置については適宜更新され、ま
た、拡充が行われる。
【0003】また、工程には、たとえば膜形成工程や電
極形成工程のように半導体ウェハが1枚1枚処理される
工程(枚葉工程)や、たとえば半導体ウェハエッチング
工程や拡散工程のように複数枚のウェハがまとめて処理
される工程(バッチ工程)が混在している。そのため、
一つの工程における処理が完了するまでの時間は工程に
よって異なることになる。つまり、一つの工程を半導体
ウェハが通過する時間は工程によってまちまちになる。
【0004】このように、半導体ウェハが工程を通過す
る時間が工程によってまちまちになるために、各工程間
には半導体ウェハを一時的に貯えるためのバッファーが
設けられる。
【0005】また、一旦、一つの工程の処理が完了した
半導体ウェハを搬送用のキャリアに移し替えて、次の工
程の処理が開始されるまでその半導体ウェハを保管する
ことが行われている。
【0006】一つの工程における処理装置において処理
が完了した半導体ウェハを次の工程に搬送するために、
キャリアと呼ばれる搬送用の容器に半導体ウェハを移し
替える装置はアンローダと呼ばれる。一方、キャリアに
収納された半導体ウェハを次の工程における処理装置に
送出す装置はローダと呼ばれる。
【0007】一つの工程におけるアンローダから次の工
程におけるローダまでキャリアは、人手、搬送用ロボッ
トまたは専用のキャリア搬送ラインによって搬送され
る。なお、キャリアには通常20〜40枚程度の複数枚
の半導体ウェハが搭載される。
【0008】人手による搬送では、フレキシビリティー
があり安全である一方、搬送効率が悪く、また、処理前
用のキャリアと処理後用のキャリアとが混入するという
問題がある。搬送用ロボットによる搬送では、搬送用ロ
ボット自体が高価であり、工場内における安全面の管理
が難しいという問題がある。そのため、通常は専用のキ
ャリア搬送ラインによるキャリアの搬送が行われてい
る。
【0009】そのような専用のキャリア搬送ラインを有
する生産ラインの一例について説明する。図3に示すよ
うに、一つの処理装置(図示せず)における処理が完了
して排出された半導体ウェハは、アンローダ131によ
ってキャリア133に移載される。半導体ウェハが収容
されたキャリア133は、第1の搬送ライン132によ
って次の工程におけるローダ134まで運ばれる。
【0010】そのローダ134によってキャリア133
に収容された半導体ウェハが処理装置135に移載され
る。半導体ウェハが排出されて空になったキャリア13
3は第1の搬送ライン132から降ろされ、一定数量の
キャリアが貯まった時点で人手により、または搬送ロボ
ット等により前の工程におけるアンローダ131まで戻
されることになる。
【0011】処理装置135によって処理が施された半
導体ウェハは、アンローダ136によって第2の搬送ラ
イン137のキャリア138に移載される。半導体ウェ
ハが収容されたキャリア138は、次の工程におけるロ
ーダ139まで運ばれることになる。このような処理を
繰り返すことにより、目的とするウェハ製品が完成され
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の生産システムでは次のような問題点があった。
上述したように、たとえばキャリア133は、ローダ1
34の位置において半導体ウェハが排出されて空にな
り、第1のキャリア搬送ライン132から降ろされる。
【0013】第1のキャリア搬送ライン132から降ろ
されたキャリア133は、人手または搬送ロボット等に
よって前の工程のアンローダ131まで戻される。この
とき、空になったキャリア133を一つ一つ戻していた
のでは不経済なため、ある程度の数のキャリア133が
貯まった時点でまとめて戻される。その結果、ローダ1
34において空になったキャリアが滞留するという問題
があった。
【0014】また、たとえば特開平7−178652号
公報に開示されている生産システムでは、図3に示すよ
うに処理装置135が複数台設置されている。このと
き、同公報に記載された生産システムでは、処理装置1
35に半導体ウェハが残っているかどうかが検出され、
半導体ウェハがなくなった方の処理装置135に接続さ
れている搬送ライン132に半導体ウェハが優先的に移
載される。
【0015】しかしながら、この場合には搬送ラインが
処理装置の数だけ必要となり、工場の床面積の利用効率
が悪くなるという問題があった。
【0016】また、酸性の薬液により半導体ウェハの表
面をエッチングするなどのバッチ処理が行われる工程等
では、半導体ウェハがキャリアに搭載された状態で処理
が施される。このとき、処理のためのキャリアと搬送の
ためのキャリアとを区別しようとすると、半導体ウェハ
の移載回数が増えて生産効率が悪くなるという問題があ
った。
【0017】一方、搬送のためのキャリアを処理のため
のキャリアとして使用しようとすると、処理が完了した
後のキャリアを前の工程のアンローダまで戻す必要があ
り、キャリアを滞留させる要因となっていた。また、一
般に処理のためのキャリアは高価であるため数量をでき
るだけ少なくすることが望ましく、その観点からもキャ
リアを滞留させないことが望まれる。
【0018】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであり、キャリアを滞留させず、キャリア搬送
ラインの占有床面積の低減が図られる半導体装置の生産
システムを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体装置
の生産システムは、半導体基板を搭載するためのキャリ
アを搬送するループ状のキャリア搬送ラインと、キャリ
ア搬送ラインによって搬送された半導体基板に処理を施
すための複数の処理装置とを有している。そのキャリア
搬送ラインは、複数の処理装置のそれぞれに半導体基板
が搭載されたキャリアを搬送する共通の第1ラインと、
第1ラインによって前記複数の処理装置のそれぞれに搬
送されたキャリアを送出す共通の第2ラインとを備えて
いる。その第1ラインと第2ラインとは略並行に配設さ
れている。
【0020】この構成によれば、複数の処理装置に対し
て前の工程から半導体基板が搭載されたキャリアが共通
の第1ラインによって搬送され、その第1ラインによっ
て搬送されたキャリアが共通の第2ラインによって送出
されることで、複数の処理装置が存在しても、その台数
に合わせてキャリア搬送ラインを設ける必要がない。し
かも、その第1ラインと第2ラインとが略平行に配設さ
れる。その結果、キャリア搬送ラインの占有床面積を低
減することができる。
【0021】好ましくは、第2ラインは、複数の処理装
置のそれぞれによって処理が施された後の半導体基板が
搭載されたキャリアを搬送し、キャリア搬送ラインは、
第2ラインによって搬送された後に空となったキャリア
を第1ラインへ向けて搬送する第3ラインを有し、その
第3ラインは第1ラインおよび第2ラインと略並行に配
設されている。
【0022】これにより、ループ内を含むループ状のキ
ャリア搬送ラインの占有床面積の増加を必要最小限に抑
えることができる。
【0023】処理装置として、たとえば枚葉工程におけ
る処理装置の場合には、複数の処理装置はループ状のキ
ャリア搬送ラインの外側に配置されていることが、キャ
リア搬送ラインの占有面積を最小限するうえで好まし
い。
【0024】また、複数の処理装置のそれぞれは、半導
体基板の処理が可能であることを示す受入機能を有し、
その受入機能に基づいて、複数の処理装置のうちいずれ
の処理装置にキャリアを投入するかが判断されることが
好ましい。
【0025】これにより、半導体基板を搭載したキャリ
アが、受入機能に基づいて滞ることなく効率よく所定の
処理装置に搬送されることができる。
【0026】さらに、キャリア搬送ラインによって搬送
された半導体基板に処理を施すための他の処理装置を備
え、他の処理装置では、他の処理装置の一方側から半導
体基板が投入され、他方側から処理が施された半導体基
板が送出され、キャリア搬送ラインでは、他の処理装置
に半導体基板が搭載されたキャリアを搬送する部分が他
の処理装置の一方側に接続され、他の処理装置によって
処理が施された後の半導体基板が搭載されたキャリアを
搬送する部分が他の処理装置の他方側に接続されている
ことが好ましい。
【0027】この場合、他の処理装置はいわゆるバッチ
工程における処理装置である。このような他の処理装置
に対して、一方側から半導体基板が投入されとともに他
方側から処理が施された半導体基板が送出されるように
キャリア搬送ラインが接続されることで、他の装置その
もののがループ状のキャリア搬送ラインの一部となっ
て、効率よくキャリアを搬送することができる。
【0028】また、キャリア搬送ラインはフリーフロー
コンベアであることが好ましい。これにより、キャリア
搬送ラインそのものの構造が簡単になり、コストの削減
を図ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】実施の形態1本発明の実施の形態
1に係る生産システムについて説明する。ここでは、工
程として半導体ウェハが処理装置によって1枚1枚処理
が施される枚葉工程を例に挙げて説明する。
【0030】図1に示すように、この生産システムでは
1つの工程における処理装置15に注目すると、前の工
程におけるアンローダ11から処理装置15を経て次の
工程のローダ16を結ぶループ状のキャリア搬送ライン
12が設けられている。
【0031】このキャリア搬送ライン12はできるだけ
構成を簡単にするために、フリーフローコンベアが適用
されることが望ましく、キャリア13は矢印に示す方向
にのみ搬送される。キャリア13はキャリア搬送ライン
12の端、または、前のキャリアがある場所にまでくる
と自動的に停止される。
【0032】アンローダ11により半導体ウェハが搭載
されたキャリア13は、キャリア搬送ライン12によっ
て処理装置15まで搬送される。処理装置15には、半
導体ウェハを処理装置15内に送り込むローダ機能(ロ
ーダ部)と処理が完了した半導体ウェハを回収するアン
ローダ機構(アンローダ部)を有する移載装置14が設
けられている。
【0033】移載装置14のローダ部が空であれば、キ
ャリア搬送ライン12からキャリア13を取出して搭載
されている半導体ウェハを処理装置15に移載する。半
導体ウェハが移載されて空になったキャリア13は、移
載装置14のアンローダ部あるいはバッファ部に移動さ
れる。この場合、滞留するキャリアの数は処理装置15
において処理される半導体ウェハを搭載できるキャリア
の数だけでよい。
【0034】処理装置15の移載装置14がビジー状
態、すなわち半導体ウェハの移載中であるような場合に
は、キャリア13はそのままキャリア搬送ライン12に
よって別の処理装置15の移載装置14まで搬送され
て、別の処理装置15に半導体ウェハが移載される。
【0035】処理装置15において半導体ウェハの処理
が終了した後、移載装置14のアンローダ部において半
導体ウェハが空のキャリアに搭載されてキャリア搬送ラ
イン12に載せられる。
【0036】このとき、キャリア搬送ライン12におい
ては、処理装置15によって処理される半導体ウェハを
搭載したキャリア13を前の工程から搬送するキャリア
搬送ライン12aと、処理装置15において処理された
半導体ウェハを搭載したキャリア13を次の工程へ搬送
するキャリア搬送ライン12bとが設けられている。こ
のキャリア搬送ライン12a、12bは、図1中Aに示
すように複数の処理装置15に対して共通であり、略並
行に設けられている。
【0037】キャリア搬送ライン12bに載せられたキ
ャリア13は、次の工程のローダ16にまで搬送され
る。同様にして、別の処理装置15の移載装置14のア
ンローダ部において半導体ウェハが搭載されたキャリア
13もキャリア搬送ライン12bに載せられる。したが
って、本生産システムでは、処理装置15の台数が増え
てもキャリア搬送ラインの数をその台数に合わせて増や
す必要はない。
【0038】次の工程におけるローダ16では、キャリ
ア13がキャリア搬送ライン12bから取出され、搭載
されている半導体ウェハが次の工程の処理装置(図示せ
ず)に移載される。ここで空になったキャリアは再びキ
ャリア搬送ライン12に載せられて、キャリア搬送ライ
ン12cを経て前の工程のアンローダ11まで搬送され
る。
【0039】このように、本生産システムでは、複数の
処理装置15のそれぞれに対して前の工程から半導体基
板が搭載されたキャリア13が共通のキャリア搬送ライ
ン12aによって搬送され、そのキャリア搬送ライン1
2aによって搬送されたキャリア13が共通のキャリア
搬送ライン12bによって送出されることになる。
【0040】これにより、複数の処理装置15が存在し
ても、その台数に合わせてキャリア搬送ライン12を設
ける必要がない。また、そのキャリア搬送ライン12a
〜12cができるだけ接近させて略平行に配設される。
これらの結果、キャリア搬送ライン12の占める占有床
面積を低減することができる。
【0041】具体的には、キャリア搬送ライン12cと
キャリア搬送ライン12a、12bとに対してメンテナ
ンスのために人一人が入れる程度の間隔を設けるか、キ
ャリア搬送ライン12を床からある高さの位置に設けて
下方からメンテナンスできるようにしておくことが望ま
しい。
【0042】また、処理装置15を複数台設置する場合
には、キャリア搬送ライン12a、12bが略並行に各
処理装置15の移載装置14間を結ぶことができるよう
に各処理装置15を配置させることが望ましい。特に、
図1に示す処理装置15の場合には、キャリア搬送ライ
ン12a、12bの外側に各処理装置15を配置させる
ことが望ましい。
【0043】これにより、ループ内を含めてキャリア搬
送ライン12の占有床面積を最小限に抑えることができ
る。
【0044】実施の形態2ここでは、工程として複数枚
の半導体ウェハがまとめて処理装置によって処理が施さ
れるバッチ工程を例に挙げて説明する。図2に示すよう
に、この生産システムにおいても、前の工程におけるア
ンローダ21から処理装置24および処理装置26を経
て再びアンローダ21に至るループ状のキャリア搬送ラ
イン22が設けられている。
【0045】処理装置24、26は、半導体ウェハをキ
ャリアに搭載した状態でたとえば半導体ウェハの表面を
処理する処理装置であり、半導体ウェハは処理装置2
4、26の一方側から投入されて他方側から回収される
ことになる。
【0046】特に、処理装置24に対しては、キャリア
搬送ライン22は処理装置24の一方側と他方側とに接
続されている。
【0047】したがって、処理装置24の一方側に接続
されたキャリア搬送ライン22aから、半導体ウェハを
搭載したキャリア23が処理装置24に投入される。処
理が施された半導体ウェハを搭載したキャリア23が、
処理装置24の他方側に接続されたキャリア搬送ライン
22bに載せられる。
【0048】また、処理装置26に対しては、キャリア
搬送ライン22bは半導体ウェハが投入される処理装置
の一方側に設けられた移載装置25に接続されている。
また、その移載装置25には半導体ウェハが移載された
後の空のキャリアを、前の工程のアンローダ21へ搬送
するためのキャリア搬送ライン22cが接続されてい
る。
【0049】キャリア搬送ライン22cとキャリア搬送
ライン22bとは略平行に設けられている。すなわち、
キャリア搬送ライン12a、12bは、図3中Bに示す
ように複数の処理装置26に対して共通であり、移載装
置25を結んで略並行するように設けられている。
【0050】なお、この場合、処理装置26によって所
定の処理が施された半導体ウェハはキャリア搬送ライン
22cに戻されることなく、処理装置26の他方側に位
置する次の工程のアンローダ27に送られる。
【0051】本生産システムでは、半導体ウェハが処理
装置の一方側から投入されて他方側から回収される処理
装置24、26を有する場合、処理装置24に対して
は、処理が施される半導体ウェハが搭載されたキャリア
が搬送されるキャリア搬送ライン22aが処理装置24
の一方側に接続され、処理が施された半導体ウェハを搭
載したキャリアを次の工程へ送り込むキャリア搬送ライ
ン22bが処理装置24の他方側に接続されている。こ
れにより、処理装置24そのもののがループ状のキャリ
ア搬送ライン22の一部を構成することとなって、キャ
リア22を滞らせることなく効率よくキャリアを搬送す
ることができる。
【0052】また、複数の処理装置26に対しては、キ
ャリア搬送ライン22b、22cに対してキャリア搬送
ライン12a、12bの側方に各処理装置26の一方側
が位置するように配置されている。つまり、共通のキャ
リア搬送ライン22bによって処理前の半導体ウェハを
搭載したキャリアが搬送され、半導体ウェハが移載され
た後の空のキャリアが共通のキャリア搬送ライン22c
によって前の工程のアンローダ21に搬送されることに
なる。
【0053】したがって、処理装置26が増えてもそれ
に合わせてキャリア搬送ライン22b、22cを増やす
必要がなく、キャリア搬送ラインの占有床面積の増加を
抑えることができる。
【0054】上述した半導体装置の生産システムは、大
量の半導体ウェハが扱われる太陽電池生産において特に
効果を発揮する。
【0055】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって、制限的なものではないと考えられるべき
である。本発明は上記の説明ではなくて特許請求の範囲
によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範
囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0056】
【発明の効果】本発明に係る半導体装置の生産システム
によれば、複数の処理装置に対して前の工程から半導体
基板が搭載されたキャリアが共通の第1ラインによって
搬送され、その第1ラインによって搬送されたキャリア
が共通の第2ラインによって送出されることで、複数の
処理装置が存在しても、その台数に合わせてキャリア搬
送ラインを設ける必要がない。しかも、その第1ライン
と第2ラインとが略平行に配設される。その結果、キャ
リア搬送ラインの占有床面積を低減することができる。
【0057】好ましくは、第2ラインは、複数の処理装
置のそれぞれによって処理が施された後の半導体基板が
搭載されたキャリアを搬送し、キャリア搬送ラインは、
第2ラインによって搬送された後に空となったキャリア
を第1ラインへ向けて搬送する第3ラインを有し、その
第3ラインは第1ラインおよび第2ラインと略並行に配
設されていることで、ループ内を含むループ状のキャリ
ア搬送ラインの占有床面積の増加を必要最小限に抑える
ことができる。
【0058】処理装置として、たとえば枚葉工程におけ
る処理装置の場合には、複数の処理装置はループ状のキ
ャリア搬送ラインの外側に配置されていることが、キャ
リア搬送ラインの占有面積を最小限するうえで好まし
い。
【0059】また、複数の処理装置のそれぞれは、半導
体基板の処理が可能であることを示す受入機能を有し、
その受入機能に基づいて、複数の処理装置のうちいずれ
の処理装置にキャリアを投入するかが判断されることが
好ましく、これにより、半導体基板を搭載したキャリア
が、受入機能に基づいて滞ることなく効率よく所定の処
理装置に搬送されることができる。
【0060】さらに、キャリア搬送ラインによって搬送
された半導体基板に処理を施すための他の処理装置を備
え、他の処理装置では、他の処理装置の一方側から半導
体基板が投入され、他方側から処理が施された半導体基
板が送出され、キャリア搬送ラインでは、他の処理装置
に半導体基板が搭載されたキャリアを搬送する部分が他
の処理装置の一方側に接続され、他の処理装置によって
処理が施された後の半導体基板が搭載されたキャリアを
搬送する部分が他の処理装置の他方側に接続されている
ことが好ましく、この場合には、いわゆるバッチ工程の
他の処理装置に対して、一方側から半導体基板が投入さ
れとともに他方側から処理が施された半導体基板が送出
されるようにキャリア搬送ラインが接続されることで、
他の装置そのもののがループ状のキャリア搬送ラインの
一部となって、効率よくキャリアを搬送することができ
る。
【0061】また、キャリア搬送ラインはフリーフロー
コンベアであることが好ましく、これにより、キャリア
搬送ラインそのものの構造が簡単になり、コストの削減
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る半導体装置の生
産システムの一例を示すレイアウト図である。
【図2】 本発明の実施の形態2に係る半導体装置の生
産システムの一例を示すレイアウト図である。
【図3】 従来の半導体装置の生産システムの一例を示
すレイアウト図である。
【符号の説明】
11、21 前工程のアンローダ、12、12a〜12
c、22、22a〜22c キャリア搬送ライン、1
3、23 キャリア、14、25 移載装置、15 処
理装置、16、27 次工程のローダ、24 処理装
置。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板を搭載するためのキャリアを
    搬送するループ状のキャリア搬送ラインと、 前記キャリア搬送ラインによって搬送された半導体基板
    に処理を施すための複数の処理装置とを有し、 前記キャリア搬送ラインは、 前記複数の処理装置のそれぞれに半導体基板が搭載され
    たキャリアを搬送する共通の第1ラインと、 前記第1ラインによって前記複数の処理装置のそれぞれ
    に搬送されたキャリアを送出す共通の第2ラインと を備え、 前記第1ラインと前記第2ラインとは略並行に配設され
    た、半導体装置の生産システム。
  2. 【請求項2】 前記第2ラインは、前記複数の処理装置
    のそれぞれによって処理が施された後の半導体基板が搭
    載されたキャリアを搬送し、 前記キャリア搬送ラインは、前記第2ラインによって搬
    送された後に空となったキャリアを前記第1ラインへ向
    けて搬送する第3ラインを有し、 前記第3ラインは前記第1ラインおよび前記第2ライン
    と略並行に配設された、請求項1記載の半導体装置の生
    産システム。
  3. 【請求項3】 前記複数の処理装置はループ状の前記キ
    ャリア搬送ラインの外側に配置されている、請求項1ま
    たは2に記載の半導体装置の生産システム。
  4. 【請求項4】 前記複数の処理装置のそれぞれは、半導
    体基板の処理が可能であることを示す受入機能を有し、 前記受入機能に基づいて、前記複数の処理装置のうちい
    ずれの処理装置にキャリアを投入するかが判断される、
    請求項1〜3のいずれかに記載の半導体装置の生産シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記キャリア搬送ラインによって搬送さ
    れた半導体基板に処理を施すための他の処理装置を備
    え、 前記他の処理装置では、前記他の処理装置の一方側から
    半導体基板が投入され、他方側から処理が施された半導
    体基板が払出され、 前記キャリア搬送ラインでは、前記他の処理装置に半導
    体基板が搭載されたキャリアを搬送する部分が前記他の
    処理装置の前記一方側に接続され、前記他の処理装置に
    よって処理が施された後の半導体基板が搭載されたキャ
    リアを搬送する部分が前記他の処理装置の前記他方側に
    接続された、請求項1〜4のいずれかに記載の半導体装
    置の生産システム。
  6. 【請求項6】 前記キャリア搬送ラインはフリーフロー
    コンベアである、請求項1〜5のいずれかに記載の半導
    体装置の生産システム。
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